JPH01119731A - 多軸力覚センサ - Google Patents

多軸力覚センサ

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JPH01119731A
JPH01119731A JP62277301A JP27730187A JPH01119731A JP H01119731 A JPH01119731 A JP H01119731A JP 62277301 A JP62277301 A JP 62277301A JP 27730187 A JP27730187 A JP 27730187A JP H01119731 A JPH01119731 A JP H01119731A
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JP
Japan
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parallel beam
beam structural
axis
force
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JP62277301A
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Inventor
Hiroyuki Kigami
博之 木上
Hitoshi Tsukasaki
塚崎 仁史
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、例えばロボットのアーム部とフィンガ一部と
の間に装着等されて、力及びモーメントを検出するため
の力覚センサに関する。
[従来の技術] 産業用ロボットにおいては、ダイレクトティーチングや
コンプライアンス機能等の力制御を行なうために、ロボ
ットのフィンガ一部に作用する力やモーメント等を検出
するための力覚センサが必要となる。
第8図〜第10図は従来の代表的な力覚センサの構造を
示す。
第8A図及び第8B図に示した従来のセンサは、4本の
弾性ビーム(la〜ld)の夫々の端部を、1つの中心
となる軸体3の位置で固定し、そこから4つの弾性ビー
ムを放射状に並べ、残りの端部を円形リングで固定する
ものである。そして、4つの歪ゲージ4を各ビームには
り付けて、各軸方向の力Fx 、Fy 、Fzと、各軸
周りのモーメントM、、MY、Mzを検出する。
第9図の力覚センサは平行平板機構を基礎とする。即ち
、2枚の平行部材(5,8)を弾性部材8a、8bとに
より平行に弾性支持し、平行部材6.7を弾性部材9a
、9bにより弾性支持するものである。各平板に歪ゲー
ジ4をはり付け、さらに平行部材7には、4つの開口(
10a〜1゜d)を特に設けることにより、各方向の力
とモーメントを独立に検出できるものである。
また、第10図は、特開昭61−57825号の第14
図に示された力覚センサである。即ち、放射中心14か
ら、4つの梁構造体(158〜15d)が十文字に伸び
、そのうち、2つ直線状に並んだ2つの梁体15b、1
5dが上部環状体12に結合され、梁体15a、15c
が下部環状体13に結合されている。各梁体には、Z軸
方向の開口17と、梁体の長尺方向に直交する開口18
とが設けられており、梁体はこの開口の周りに歪むこと
により、3軸方向の力と3軸周りのモーメントとが検出
できる。
[発明が解決しようとする問題点] ところが、第8図に示したような従来例では、16個の
歪ゲージからの出力に対して、前もっての較正によって
得られた補正係数をかけ合せた演算を行なわないと、各
方向の力とモーメントとを検出することはできない、従
って、この演算の必要性により、高速の力検知は不可能
になり、例えば、この力覚センサをロボットのハンドに
装着して、負荷力を検出しながらの高速作業は不可能と
なる。
また、第9図の力覚センサでは、各弾性部材に張られた
歪ゲージによって、各方向の力を独立に検出することは
可能になるが、装置の外形が大きくなって、ロボット等
の操作性が低下する、また、部品点数が多くなることか
らガタ等により誤差が生じてくる、3方向の力の合成に
比べてモーメント方向の合成が弱く、実際のロボット作
業には向いていない等の欠点がある。
第10図の従来例では、上記2つの従来例が有する欠点
は解消しているものの、同図に示すように1つの梁体に
おける歪みが、直列状に発生するという点に根本的な欠
点がある。即ち、例えば、梁体15bに着目すれば、開
口17により、Z軸周りのモーメントとX軸方向に力と
が検出で杜、開口18により、X軸周りのモーメントと
2軸方向の力とが検出できる0本来、歪ゲージには各軸
の力が分離独立して印加されるのが、精度の面からでも
理想的であるが、ところが、この従来例では、2軸以上
の方向の力が同時に加わると、1つの梁体は2つの方向
で変位するために、1つの梁体における1つの歪ゲージ
の1つの方向の変位は、他の方向の変位の影響を直接的
に受けることになる。即ち、軸ズレと干渉力の発生の問
題である。
そこで、本発明は上述従来例の欠点を除去するために提
案されたものでその目的は、各方向の力等の成分が独立
して精度良く、かつ高速に測定できる多軸力覚センサを
提案するところにある。
[問題点を解決するための手段及び作用]上記課題を達
成するための本発明の1つの構成は、互いに直交する3
つの軸の軸方向及びそれらの軸周りにおいて、第1と第
2の力作用部材間において伝達される力及びモーメント
を検出する力覚センサであって、開口が、前記3つの軸
のうちの第1の軸方向を向き、放射状に連結された4つ
の第1の平行梁構造部材と、これらの4つの第1の平行
梁構造部材を前記第1の力作用部材に固定する第1の固
定部材と、開口が前記第1の軸に直交する方向を向き、
放射状に連結された4つの第2の平行梁構造部材と、前
記4つの第1の平行梁構造部材と4つの第2の平行梁構
造部材とを、前記第1の軸方向で4つの第2の平行梁構
造部材を撓み自在に結合する結合部材と、前記4つの第
2の平行梁構造部材を前記第2の力作用部材に固定する
第2の固定部材とからなり、前記第1と第2の平行梁構
造部材のうち、互いに放射中心をはさんで対向する2つ
の平行梁構造部材の梁筋に、少なくとも1つづつ撓み検
出手段を設けたことを特徴とする。
同じく同一目的を達成するための本発明に係る他の構成
は、互いに直交する少なくとも2つ以上の軸の軸方向及
びそれらの軸周りにおいて、第1と第2の部材間におい
て伝達される力及びモーメントを検出する力覚センサで
あって、開口が、前記2つの軸のうちの第1の軸方向を
向き、直線状に連結された2つの第1の平行梁構造部材
と、これらの2つの第1の平行梁構造部材を前記第1の
力作用部材に固定する第1の固定部材と、開口が前記第
1の軸に直交する方向を向き、互いに直線状に並び、か
つ、前記2つの第1の平行梁構造部材と互いに放射状に
連結された2つの第2の平行梁構造部材と、前記2つの
第2の平行梁構造部材を前記第2の力作用部材に固定す
る第2の固定部材とからなり、前記第1と第2の平行梁
構造部材のうち、互いに放射中心をはさんで対向する2
つの平行梁構造部材の梁筋に、少なくとも1つづつ撓み
検出手段を設けたことを特徴とする。
[実施例] 以下添付図面を参照して本発明に係る実施例を説明する
第1図は、ロボットハンド100に取付けられるところ
の6軸の力覚センサの分解図である。この力覚センサは
、第2A図〜第2C図に示したような片持ち支持構造の
梁体を8つ巧みに組合せることにより実現される。この
片持ち支持梁体は第2A図に示すように、2枚の並行な
弾性板を組合せて構成され、Z軸方向の力が加わると、
第2B図のように変形し、Y軸周りの偶力が加わると、
第2C図のように変形する。それらの歪を歪ゲージによ
り検出する。第2A図に示したような位置に歪ゲージ4
を2つ取付けると、第2B図の平行力の印加状態では、
2つの歪ゲージからの出力は伸長に基づいた出力であり
、一方、第2C図の偶力印加では、一方の歪ゲージ出力
は伸長であり、他方の歪ゲージ出力は圧縮である。
第2A図〜第2C図をみても明らかなように、片持ち支
持梁体はY軸に平行な開口を有している結果、第2B図
、第2C図のような変形をとげる。即ち、開口の延長方
向が梁体の変形を決するといえる。従って、開口の延長
方向が例えばZ軸に平行であれば、検出される力はY方
向の力及び2軸周りのモーメントである。また、X、Y
方向の力に対する変形、そしてX軸、Y軸周りの変形に
は強いことになる。
さて、第1図の実施例に係る力覚センサは、略十文字形
状の構造体200と、丸干文字形状の構造体300と、
フィンガー取付は部材400とからなる。十文字構造体
200は、Z軸方向に伸びた開口を有する4つの片持ち
支持梁体(A、B。
C,D)が、それらの一端において柱体202により放
射状に連結され、片持ち支持梁体AとCの夫々の他端に
は、ロボットアーム100に固定するための固定部材2
01a、201bが設けられ、片持ち支持梁体BとDの
夫々の他端には、丸干文字構造体300に結合するため
の結合部材202a、202bが設けられている。固定
部材及び結合部材には、ボルト留め用の穴が設けられて
いる。
丸干文字構造体300は、X軸方向に開口した開口をも
つ2つの片持ち支持梁体E、Gと、Y軸方向に開口した
2つの片持ち支持梁体F、Hとが、柱体302を中心に
放射状に配設され、6片持ち支持梁体の他端は、リング
301により一体に連結される。
フィンガー取付は部材400は、丸干文字構造体300
の′柱体302のボルト穴に固定されるべき凸状部40
1を有し、このフィンガー取付は部材が、ロボットの把
持用のフィンガー(不図示)に固定される。
第1図の斜線部分は歪ゲージである。これらの歪ゲージ
の取付は位置の詳細は第4A図、第4B図に示す。
かくして、第1図に示された如き、不図示のフィンガー
とアーム100との間に取付けられた力覚センサ100
0は、フィンガーに作用する6軸の力、偶力を検知する
。尚、片持ち支持梁体はムクの弾性材料から製造される
ことが望ましい。
十文字構造体200.丸干文字構造体300゜フィンガ
ー取付は部材400とが組み合された力覚センサ100
0の、X軸方向からみた状態を第3A図に示す。図中の
破線はボルトを示す。この力覚センサ1000に対して
Y軸方向の右から左に向く力がフィンガーに加わった状
態を第3B図に示す。この場合は、十文字構造体200
の片持ち支持梁体B、Dが変形することになる。第3A
図の状態の力覚センサ1oooに、Z軸方向で下から上
向きに力が加わって変形した状態を第3C図に示す、こ
のときは、丸干文字構造体300の片持ち支持梁体E、
F、G、Hが変形することになる。
第4A図、第4B図は夫々、十文字構造体200、丸干
文字構造体300への歪ゲージの貼付は位置を示す図で
ある。第4A図の十文字構造体200には、全部で12
個の歪ゲージが張られており、これらの歪ゲージは4個
ずつ3グループを形成して、Fx、FY、M、を検出す
る。即ち、梁体Cの向こう側の弾性平板210に取付け
られた歪ゲージRXI+ RX2と、梁体Aのこちら側
の平板206に取付けられたRX3+ RX4とが力F
xを決定する。梁体Bの右側の平板208に付けられた
RYl+ RY2と梁体りの左側の平板212に付けら
れたRY3+ RY4とにより力FYが決定される。ま
た、梁体Cのこちら側の平板206に付けられた歪ゲー
ジRZ1+ RZ□と梁体Aのこちら側の平板209に
付けられたRZ3* I’tz4とによりモーメントM
2が決定される。
第4B図の丸干文字構造体300にも、全部で12個の
歪ゲージが張られており、これらの歪シ−ジは4個ずつ
3グループを形成して、モーメントMx、Myモして力
Fzを検出する。即ち、梁体Eの上側の弾性平板320
の中心寄りに取付けられた歪ゲージrXl+rX2と、
梁体Gの上側の弾性平板322に取付けられたrX3+
rに4とがモーメントMxを決定する。梁体Hの平板3
23の中心寄りに付けられたrYl+rY2と梁体Fの
平板321の中心寄りに付けられたr V3*  r 
Y4とによりモーメントMYが決定される。また、梁体
Eの上側の平板320の端部側に付けられた歪ゲージr
 ZI+  r Z2と梁体Gの下側の平板324に付
けられたr Z3+  r 24とにより力F2が決定
される。
第4A図、第4B図に表わされた歪ゲージの取。
付は方法の基本は次のようである。即ち、座標軸に平行
な力を測定するためには、4つの片持ち支持梁体の放射
中心を通り、梁体の開口方向に平行な線(第4A図の場
合であれば、Z軸がこれに相当する)に線対称な位置に
、2組の歪ゲージが置かれる。例えば、Y軸方向の力F
Yを測定するための歪ゲージRYI+ RY2とRY3
. RY4は、Z軸に線対称な位置におかれる。そして
、Z軸方向の力F2を測定するための歪ゲージR2□、
R22とR23+ R24とは、X軸に線対称な位置に
おかれることになる。次に、ある軸周りのモーメントを
測定する場合の歪ゲージの取付は位置の基本は、その軸
を含み、その歪ゲージが貼られる2つの梁体の延長方向
に垂直である面に関して面対称な位置におかれるという
ものである。例えば、第4A図のZ軸周りのモーメント
を測定するための歪ゲージRZ I + R22* R
23+ R24は、Z軸を含みかつ、梁体A、Cの延長
方向(Y軸に一致)に垂直である面(即ち、xZ平面)
にとを含む面について、面対称である。このような線対
称若しくは面対称な位置におく理由は、ある軸について
力等を測定する場合に、他の軸からの干渉をキャンセル
するためである。
第6A図〜第6F図に夫々、Fx、Fy。
Mz 、Fz 、Mx 、MYを検出するためのブリッ
ジ回路を示す。即ち、第6A図に示すように、RXI〜
RX4のブリッジからの出力電圧eはFXに比例するか
ら、 FX : 同様にして、第6B図から、 FY : 第6C図から、 Mz : 第6D図から、 Fz : 第6E図から、 Mx : 第6F図から、 MY : である。
第5A図、第5B図に示したように、力、モーメントを
検出するには、原理的には、伸、縮する1つのセンサが
あれば足りるのであるが、この実施例の如く4つの歪ゲ
ージを設けることにより、出力を1つに比べ4倍にして
温度補償の効果も得られることになる。
第5A図は、X軸方向に力が加わったときの十文字構造
体200の変形状態を図示する。第5B図は、Z軸周り
にフィンガーに反時計方向の偶力が加わったときの十文
字構造体200の変形を示す。第5C図は、X軸周りに
反時計方向の偶力が加わったときの丸干文字構造体30
0の変形を示す。これらの図面を用いて、本実施例に係
る力覚センサの歪ゲージの取付は位置(第4A図、第4
B図)の工夫が、座標軸方向の力と座標軸周りの偶力と
を区別して出力できることの理由を説明する。第5A図
において、歪ゲージRXIは収縮し、RX3は伸びるよ
うな歪みを受ける。このときのeFXは、伸びによる歪
ゲージの抵抗値変化を△Rとし、さらに説明を簡単にす
るために、伸長による抵抗値変化も収縮による抵抗値変
化の絶対値は同じ△Rと考え、かつ収縮時の抵抗値変化
を−ΔRとすると、 である。ここで、各歪ゲージの初1111 II’ +
値Rを有すると仮定すれば、 △R ePX千□E となる。このとき、2軸周りの干−ノ するためのeMZの出力は、 となる。逆に、第5B図のように、2軸周りの偶力がか
かったときのerxは、 となる。かくして、第4A図のような4つの梁体A、B
、C,Dに同図に示すような配置で歪ゲージを張ると、
第5A図のような力が加わった場合には、erxには印
加された力に比例した電圧が発生する。そして、eMZ
には略零の電圧しか発生しないことがわかる。このer
xとewzの関係は、第5B図のような偶力が加わった
ときでも同じで、互いに干渉し合わない。即ち、X軸と
2軸の間では、所謂干渉力は存在しないことになる。
Y軸との間での干渉力について考察すると、第5A図の
ような力が加わっても、梁体B、Dは弾性平板の剛性に
より変形しない、変形しても、その変形はこの平板の厚
さと横方向の長さの比によりほとんど支配されるから、
問題にならない、また、第5B図のような偶力が加わっ
たときにおける、ePYへの干渉は、erxの場合と同
様に影響がない。かくして、十文字構造体200におけ
るeFXとervとelにおける干渉の問題はこの実施
例においては発生しないのである。
第5C図は、X軸周りの偶力がフィンガーにかかったと
きの丸干文字構造体300の変形を示す。この場合にお
ける丸干文字構造体300内部の干渉力の不存在は、前
記説明と略同じようにして証明できる。
干渉力には更に、十文字構造体200と丸十文字構造体
300との間におけるものも存在する。
例えば、第5C図のように丸干文字構造体300がX軸
周りでネジれた場合は、十文字構造体2゜Oの梁体A、
Cは剛性によりほとんど変形しないが、梁体B、DはX
軸周りにネジれることになる。この場合のeFYは、梁
体B、Dに張られたRy+、Rア、とRY3+ RY4
とが対称の位置にあることから、第4A図で梁体BがX
軸周りに反時計方向にネジれれば、 となり、前述した場合と同じように干渉はない。
この関係は、十文字構造体200にY軸周りに偶力が加
わったときも同じである。即ち、十文字構造体200と
丸干文字構造体300との間にも干渉は発生しないこと
になる。
第1図のような力覚センサが前述の特開昭61−578
25のセンサよりも更にすぐれている点を考察すると次
のようになる。本実施例の力覚センサt oooはZ軸
方向に開口をもつ4つの梁体A、B、C,D (十文字
構造体200)と、横方向に開口をもつ4つの梁体E、
F、G、H(丸干文字構造体300)とを、縦に(言わ
ば、並列に)結合することを特徴とする。従って、前述
した理由により、十文字構造体Zooと丸干文字構造体
300との間での軸ずれによる干渉はない。
ところが、特開昭61−57825は、1つの梁体にお
いては、90度直交する開口が直列に2つ(例えば第1
0図の17と18)存在するために、力が加わると1つ
の梁体の2つの片持ち支持梁体が同時に移動するために
、所謂軸ズレが発生し、そのために、干渉から自由とは
なっていない。また、特開昭61−57825の直列構
造に対し、本実施例の並列構造゛は、両者で同じ定格の
力覚センサを作るとした場合において、F、MxMY検
出部において、前者の弾性平板の厚さが後者のそれより
も厚いものが必要となってくる。即ち、一般に片持ち支
持梁体における板バネの厚さと長さとの比が小さいほど
、板バネが曲がり易くなり、従って、他の軸方向への干
渉が少なくなるのであるのに、前者の従来例における直
列平行平板構造においては、この傾向が逆になって干渉
が増大することになる。この点に関し、本実施例ではそ
のような欠点はない、干渉が存在しないということは、
歪ゲージの出力をそのままで、力若しくはモーメント検
出値として使えるということになり、従来のような較正
作業に伴なう演算から開放されることを意味する。従っ
て、高速、かつリアルタイムに力検知が可能となる。
さらに本実施例は、縦に並列に二重構造になっているた
めに、上の十文字構造体200はFX+FY、M2を決
定し、下の丸干文字構造体300はFz 、Mx 、M
yを決定することになり、各軸についてのセンナの感度
を自由に設計できることになる。
尚、第1図実施例での歪ゲージのはり方は、同図の手法
に限定されるものではなく、柱体2゜2.302に関し
て対象であれば問題はない。
次に第7図を用いて変形実施例を説明する。この変形例
では、第1図実施例の十文字構造体2゜Oの梁体B、D
を、丸干文字構造体300の梁体F、Hによって置き換
え売ものである。十文字構造体500を、ロボットハン
ド100には取付け部材501a、501bによって固
定し、フィンガー取付は部材600には部材502a、
502bによって固定する。このような力覚センサ20
00では、検出する軸数は第1図実施例に比較して減少
するが、干渉力が発生しないなどの長所は引き続き具備
している。尚、第7図の実施例では、同図図示の歪ゲー
ジのはりかたの他に、測定しようとする力の方向によっ
て、異ならせてもよい。
また、前述の実施例においてはセンサとして歪ゲージを
用いていたが、その他にも、磁歪検出素子、差動トラン
ス、電気容量変位検出素子、渦電流検出素子等も用いる
ことができる。
[発明の効果] 以上説明した如く本発明の多軸の力覚センサによれば、
各軸についての力、モーメント等を精度良く、しかも高
速に検出できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る一実施例の力覚センサの分解図、 第2A図〜第2C図は実施例の力覚センサに使用される
片持ち支持梁体の原理を説明する図、第3A図〜第3C
図及び第5A図〜第5C図は一実施例の力覚センサの変
形の様子を説明する図、 第4A図、第4B図は一実施例の力覚センサにおける歪
ゲージの取付は位置を説明する図、第6A図〜第6F図
は各軸についての力を検出するときのブリッジ構成を説
明する図、第7図は変形実施例の構成を説明する図、第
8A図、第8B図、第9A図、第9B図、第10図は従
来例を説明する図である。 図中、 4・・・歪ゲージ、100・・・ロボットハンド、20
0・・・十文字構造体、201a、201b・・・ハン
ド固定部材、202,302・・・柱体、202a、2
02b・・・結合部材、300・・・丸干文字構造体、
301・・・リング、400・・・フィンガー取付部材
、401 ・・・凸状部材、208,207,208,
209.210,211,212,320,321゜3
22.323,324・・・弾性平板、A、B。 C,D、E、F、G、H・・・片持ち支持梁体である。 第2A図 第2B図 第2C図 第3A図 第3B図 ↑ 第3C図 どRY3 第4A図 第5B図 第8A図 第8B図 第6A図 第6B図 第6C図 第6E図 第6D図 第6F図 第9A図 第98図 第10図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)互いに直交する3つの軸の軸方向及びそれらの軸
    周りにおいて、第1と第2の力作用部材間において伝達
    される力及びモーメントを検出する力覚センサであつて
    、 開口が、前記3つの軸のうちの第1の軸方向を向き、放
    射状に連結された4つの第1の平行梁構造部材と、 これらの4つの第1の平行梁構造部材を前記第1の力作
    用部材に固定する第1の固定部材と、開口が前記第1の
    軸に直交する方向を向き、放射状に連結された4つの第
    2の平行梁構造部材前記4つの第1の平行梁構造部材と
    4つの第2の平行梁構造部材とを、前記第1の軸方向で
    4つの第2の平行梁構造部材を撓み自在に結合する結合
    部材と、 前記4つの第2の平行梁構造部材を前記第2の力作用部
    材に固定する第2の固定部材とからなり、 前記第1と第2の平行梁構造部材のうち、互いに放射中
    心をはさんで対向する2つの平行梁構造部材の梁面に、
    少なくとも1つづつ撓み検出手段を設けたことを特徴と
    する多軸力覚センサ。
  2. (2)前記第1の固定部材は、4つの第1の平行梁構造
    部材のうちの、互いに対向する2つの平行梁構造部材の
    夫々の端部を、前記第1の作用部材に固定するものであ
    り、 前記結合部材は、前記4つの第2の平行梁構造部材の放
    射中心と反対側の夫々端部を一体に結合し、さらに、前
    記第1の固定部材により固定された第1の平行梁構造部
    材の残りのものを、それらの放射中心から離れた方の端
    部において、前記一体になつた4つの第2の平行梁構造
    部材に結合し、 前記第2の固定部材は、前記4つの第2の平行梁構造部
    材の放射中心において、前記第2の力作用部材に固定さ
    れた事を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載のの多
    軸力覚センサ。
  3. (3)前記撓み検出手段は、1つの梁面に2つが対とな
    つて設けられている事を特徴とする特許請求の範囲第1
    項に記載の多軸力覚センサ。
  4. (4)互いに直交する少なくとも2つ以上の軸の軸方向
    及びそれらの軸周りにおいて、第1と第2の部材間にお
    いて伝達される力及びモーメントを検出する力覚センサ
    であつて、 開口が、前記2つの軸のうちの第1の軸方向を向き、直
    線状に連結された2つの第1の平行梁構造部材と、 これらの2つの第1の平行梁構造部材を前記第1の力作
    用部材に固定する第1の固定部材と、開口が前記第1の
    軸に直交する方向を向き、互いに直線状に並び、かつ、
    前記2つの第1の平行梁構造部材と互いに放射状に連結
    された2つの第2の平行梁構造部材と、 前記2つの第2の平行梁構造部材を前記第2の力作用部
    材に固定する第2の固定部材とからなり、 前記第1と第2の平行梁構造部材のうち、互いに放射中
    心をはさんで対向する2つの平行梁構造部材の梁面に、
    少なくとも1つづつ撓み検出手段を設けたことを特徴と
    する多軸力覚センサ。
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