JP2018179530A - 異常検出システムおよび異常検出装置 - Google Patents

異常検出システムおよび異常検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】監視対象の異常を検出する異常検出装置が正常であるか否かを効率よく検出すること。【解決手段】実施形態に係る異常検出システムは、第1、第2異常検出装置を備える。第1異常検出装置は第1取得部と第1検出部とセンサ制御部とを備える。第1取得部は入力用信号線を介してセンサから監視対象の状態を示す情報を取得する。第1検出部は取得した情報に基づいて監視対象の異常を検出する。第2異常検出装置は第2取得部と第2検出部とを備える。第2取得部は入力用信号線を介してセンサから情報を取得する。第2検出部は取得した情報に基づいて監視対象の異常を検出する。第2検出部はセンサが動作しないようにセンサ制御部が制御している間に取得した信号に基づいて監視対象の異常を検出する。第1異常検出装置は第2検出部の検出結果に基づいて第2異常検出装置の異常の有無を判定する判定部をさらに備える。【選択図】図1B

Description

本発明は、異常検出システムおよび異常検出装置に関する。
従来、例えばハイブリッド自動車や電気自動車などの車両は、動力源たるモータに対して電力を供給する電源としてリチウムイオン二次電池などのバッテリを備える。バッテリには、かかるバッテリの状態を監視し異常を検出する装置が接続される。
例えば、かかる装置はバッテリの状態を監視するコンパレータを有し、二次電池が正常な状態において、かかるコンパレータが正常に監視動作を行えるか否かを確認する(特許文献1参照)。
特開2006−64639号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、バッテリの異常を検出する装置が正常に動作するか否かを効率よく検出するという点で更なる改善の余地がある。
例えば、特許文献1では、コンパレータの異常の有無を検出しているに過ぎず、例えば信号線などコンパレータ以外に発生した異常は、当該異常ごとに個別に検出する必要があった。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、バッテリ等の監視対象の異常を検出する異常検出装置が正常であるか否かを効率よく検出することができる異常検出システムおよび異常検出装置を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る異常検出システムは、第1異常検出装置と、第2異常検出装置とを備える。第1異常検出装置は、第1取得部と、第1検出部と、センサ制御部とを備える。第1取得部は、入力用信号線を介してセンサから監視対象の状態を示す情報を取得する。第1検出部は、第1取得部が取得した情報に基づいて監視対象の異常を検出する。センサ制御部は、センサを制御する。また、第2異常検出装置は、第2取得部と、第2検出部とを備える。第2取得部は、入力用信号線を介してセンサから監視対象の状態を示す情報を取得する。第2検出部は、第2取得部が取得した情報に基づいて監視対象の異常を検出する。また、第2検出部は、センサが動作しないようにセンサ制御部が制御している間に入力用信号線を介して取得した信号に基づいて監視対象の異常を検出する。第1異常検出装置は、センサが動作しないようにセンサ制御部が制御している間の第2検出部の検出結果に基づいて、第2異常検出装置の異常の有無を判定する判定部をさらに備える。
実施形態の一態様によれば、監視対象の異常を検出する異常検出装置が正常であるか否かを効率よく検出することができる。
図1Aは、実施形態に係るバッテリシステムの概要を説明する図である。 図1Bは、実施形態に係るバッテリシステムの概要を説明する図である。 図2は、実施形態に係るバッテリシステムの構成例を示すブロック図である。 図3は、実施形態に係る異常検出システムとセンサとの間で送受信される信号について説明する図である。 図4は、実施形態に係る異常検出システムが実行する動作テスト処理の処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する異常検出システムおよび異常検出装置の実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。
また、実施形態に係る異常検出システム1は、例えばリチウムイオン二次電池などのバッテリを含むバッテリシステムSに用いられ、監視対象としてかかるバッテリの異常を検出する。
バッテリシステムSは、例えば、図示しないハイブリッド自動車(HEV:Hybrid Electric Vehicle)、電気自動車(EV:Electric Vehicle)、および、燃料電池自動車(FCV:Fuel Cell Vehicle)等の車両に搭載される。バッテリシステムSは、車両の動力源たるモータに対して電力を供給するシステムである。まず、図1Aおよび図1Bを用いて、実施形態にかかるバッテリシステムSの概要について説明する。
<1.バッテリシステムの概要>
図1Aおよび図1Bは、実施形態に係るバッテリシステムSの概要を説明する図である。図1Aに示すように実施形態に係るバッテリシステムSは、バッテリ2と、センサ3と、異常検出システム1とを備える。
バッテリ2は、例えばリチウムイオン二次電池であり、例えばモータなど図示しない負荷に電力を供給する(放電)。また、バッテリ2は、例えばモータの回生制動によって発電した電力の供給を受けて充電される。
センサ3は、バッテリ2の状態を示す情報を検出する。バッテリ2の状態を示す情報としては、例えばバッテリ2の電圧値、電流値や温度等が挙げられる。センサ3は、例えばバッテリ2の電圧値を検出する場合、A/D変換器を有する。また、センサ3は、例えばバッテリ2の電流値を検出する場合は電流検出部を、温度を検出する場合は温度センサを備える。
なお、センサ3が検出する情報は1つに限定されない。例えばセンサ3がバッテリ2の電圧値、電流値および温度のうちの2つを検出してもよく、3つ全てを検出するようにしてもよい。なお、以下、説明を簡略化するために、センサ3がバッテリ2の電圧値を検出するものとする。
異常検出システム1は、センサ3が検出したバッテリ2の電圧値に基づき、バッテリ2の異常を検出する。図1Aに示すように、異常検出システム1は、第1異常検出装置10と第2異常検出装置20とを備える。第1、第2異常検出装置10、20は、センサ3が検出した電圧値に基づき、それぞれバッテリ2の異常を検出する。
このように、異常検出システム1は、第1異常検出装置10および第2異常検出装置20の2系統でそれぞれバッテリ2の異常を検出する。そのため、第1、第2異常検出装置10、20のいずれか一方が故障した場合であっても、バッテリ2の異常を検出することができ、バッテリシステムSの安全性を向上させることができる。
図1Aに示すように、第1異常検出装置10は、第1取得部11と、第1検出部12と、センサ制御部120と、判定部14とを備える。また、第2異常検出装置20は、第2取得部21と、第2検出部22とを備える。
センサ制御部120は、センサ3を制御する。センサ制御部120は、例えば図1Aの矢印A1で示すように、センサ3に対してバッテリ2の電圧値の検出結果を出力するよう指示する出力要求信号を、第1信号線CSを介して出力する。
また、センサ制御部120は、図1Bの矢印A2で示すように、センサ3に対してバッテリ2の電圧値の検出結果を出力しないよう指示する出力停止信号を、第1信号線CSを介して出力する。このように、センサ制御部120は、センサ3に対して検出結果を出力させる、または出力を停止させることでセンサ3を制御する。
第1異常検出装置10の第1取得部11は、第2信号線MISOを介してセンサ3からバッテリ2の電圧値を取得する(図1Aの矢印A3参照)。また、第2異常検出装置20の第2取得部21も、第1取得部11と同様に第2信号線MISOを介してセンサ3からバッテリ2の電圧値を取得する。このように、第2信号線MISOは、センサ3から電圧値が入力される入力用信号線である。
第1異常検出装置10の第1検出部12は、第1取得部11が取得した電圧値に基づいてバッテリ2の異常を検出する。例えば第1検出部12は、電圧値と閾値とを比較し、電圧値が閾値以上である場合、バッテリ2が過充電状態であるとして異常を検出する。
第2異常検出装置20の第2検出部22も同様に、第2取得部21が取得した電圧値に基づいてバッテリ2の異常を検出する。このとき、第2検出部22が電圧値との比較に用いる閾値は、第1検出部12が電圧値との比較に用いる閾値と同じであってもよく異なっていてもよい。
また、第1異常検出装置10は、上述したように判定部14を備え、第2異常検出装置20の動作テストを行うことで、第2異常検出装置20の異常を検出する。具体的には、センサ制御部120が、センサ3が動作しないように制御することで、センサ3から検出結果が出力されない期間に、第1異常検出装置10は、第2異常検出装置20の動作テストを行う。第1異常検出装置10は、動作テストの結果に基づいて第2異常検出装置20の異常を検出する。
図1Bに示すように、第2異常検出装置20の第2取得部21は、センサ制御部120がセンサ3に対して検出結果を出力しないように制御する期間に、第2信号線MISOを介してセンサ3の出力結果を取得する(図1Bの矢印A4参照)。
ここで、センサ制御部120がセンサ3に対して検出結果を出力しないように制御しているため、第2信号線MISOには検出結果が出力されず、第2信号線MISOには信号が流れない。換言すると、第2信号線MISOには大きさがゼロのLow信号が流れているとも言える。このように、センサ3が検出結果を出力していない間、センサ3の出力はLowに固定されている(Low固定)。
このように、第2取得部21がセンサ3からLow信号を取得する。このLow信号は計測した電圧値が0であることを示すため、第2検出部22は、バッテリ2の電圧値が閾値より小さく、バッテリ2が過放電状態であると判定し、バッテリ2の異常を検出する。第2検出部22は、検出結果を第1異常検出装置10の判定部14に出力する。
第1異常検出装置10の判定部14は、第2検出部22の検出結果に基づいて第2異常検出装置20に異常が発生したか否かを判定する。例えば、第2検出部22がバッテリ2の異常を検出した場合、判定部14は、第2異常検出装置20が正常であると判定する。一方、第2検出部22が、バッテリ2が正常であるとして異常を検出しなかった場合、判定部14は、第2異常検出装置20に異常が発生したと判定する。
ここで、実施形態に係る第2異常検出装置20は、センサ3から電圧値が入力される入力用の第2信号線MISOを介してLow信号を取得する。そのため、第2信号線MISOに断線等の異常が発生した場合、第2異常検出装置20はLow信号を取得することができず、第2検出部22は誤った検出結果を判定部14に出力することになる。
このように、第2異常検出装置20が、センサ3が検出結果を出力していない期間に出力するLow信号を、第2信号線MISOを介して取得する。これにより、第2信号線MISOに異常が発生した場合であっても、判定部14がかかる異常が発生したことを検出することができる。すなわち、第1異常検出装置10は、第2信号線MISOを含む第2異常検出装置20の異常の有無を判定することができる。
以上のように、異常検出システム1は、センサ3が検出結果を出力していない期間に出力するLow信号に基づいて第2異常検出装置20の異常を判定する。これにより、異常検出システム1は、1回の動作テストで第2異常検出装置20の各部(第2取得部21、第2検出部22)および第2信号線MISOの少なくとも1つに発生した異常を検出することができる。このように、本実施形態に係る異常検出システム1は、第2信号線MISOを含む第2異常検出装置20の異常を効率よく検出することができる。
なお、ここでは、センサ3が、バッテリ2が検出結果を出力していない期間にLow信号を出力するとしたが、これに限定されない。例えばセンサ3が、High信号を出力するようにしてもよい。この場合、High信号は計測範囲における最高電圧値を示すため、第2異常検出装置20が、バッテリ2が過充電状態であるとして異常を検出する。そのため、第1異常検出装置10は、センサ3がLow信号を出力する場合と同様に第2異常検出装置20の異常を判定することができる。以下では、異常検出システム1を含むバッテリシステムSの詳細について説明する。
<2.バッテリシステムの詳細>
図2を用いて実施形態に係るバッテリシステムSの詳細について説明する。図2は、実施形態に係るバッテリシステムSの構成例を示すブロック図である。なお、図2では、実施形態の特徴を説明するために必要な構成要素を機能ブロックで表しており、一般的な構成要素についての記載を省略している。
換言すれば、図2に図示される各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。例えば、各機能ブロックの分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することが可能である。
図2に示すように、バッテリシステムSは、バッテリ2と、センサ3と、異常検出システム1と、を備える。
<2.1.バッテリ>
バッテリ2は、例えばリチウムイオン二次電池であり、リレー4を介して負荷5に接続される。バッテリ2は、例えば図示しない複数の電池セルが直列または並列に接続された構成を有する。あるいは、バッテリ2は、例えば図示しない複数の電池スタックが並列または直列に接続された構成を有するようにしてもよい。なお、電池スタックは、複数の電池セルを有する。
リレー4がオンとなることで、バッテリ2は負荷5に電力を供給する。また、負荷5は例えばモータであり、モータの制動時に発生する電力によってバッテリ2が充電される。
<2.2.センサ>
センサ3は、バッテリ2の状態を示す情報を検出し、検出結果を異常検出システム1の指示に基づいて異常検出システム1に出力する。センサ3は、例えばA/D変換器(図示せず)を含み、バッテリ2の電圧(バッテリ電圧)を検出する。センサ3は検出したバッテリ電圧を検出信号として異常検出システム1に出力する。
なお、ここでは、センサ3がバッテリ電圧を検出するとしたが、これに限定されない。センサ3が例えばバッテリ2の各セル電池の電圧(セル電圧)を検出するようにしてもよい。この場合、センサ3は、セル監視ICとなり、例えば電池スタックごとに設けられ、対応する電池スタックに含まれるセル電池の電圧を順次検出する。
また、センサ3がバッテリ2の電流(バッテリ電流)やセル電池の電流(セル電流)を検出してもよい。あるいは、センサ3が電池スタックの電圧や電流を検出するようにしてもよい。上述した電圧や電流以外にも、センサ3が例えばバッテリ2の温度等を検出するようにしてもよい。
また、ここでは、センサ3が検出する情報の種別を1種類(電圧)としたが、これに限定されない。センサ3が、例えばセル電圧およびセル電流など2種類以上の情報を検出するようにしてもよい。
ここで、センサ3は、検出結果を出力しない場合、検出信号を出力しないものとする。すなわち、センサ3は、検出結果を出力しない場合、大きさがゼロの信号(Low信号)を異常検出システム1に出力するものとする。具体的に、例えばセンサ3が電圧信号である検出信号を出力する場合、第2信号線MISOをグランドに接続することで、センサ3から出力される信号がLowに固定される。
あるいは、センサ3が、検出結果を出力しない場合、最大値の信号(High信号)を異常検出システム1に出力するようにしてもよい。例えばセンサ3が電圧信号である検出信号を出力する場合、第2信号線MISOを電源電圧に接続することで、センサ3から出力される信号がHighに固定される。
<2.3.異常検出システム>
異常検出システム1は、センサ3が検出したバッテリ電圧に基づいてバッテリ2の異常を検出する。異常検出システム1は、例えば過充電または過放電などのバッテリ2の異常を検出した場合、リレー4をオフ(遮断)する。これにより、バッテリ2の充電または放電を停止することができ、バッテリ2の故障や発熱等を抑制することができる。
異常検出システム1は、第1異常検出装置10と、第2異常検出装置20とを備える。また、異常検出システム1は、センサ3と第1、第2異常検出装置10、20とを接続する4本の信号線を有する。4本の信号線は、それぞれ第1信号線CS、第2信号線MISO、第3信号線MOSI、第4信号線CLKである。
第1信号線CSは、センサ3を制御するための制御信号を第1異常検出装置10からセンサ3に出力するための出力用の信号線である。第2信号線MISOは、センサ3が出力した検出結果を第1異常検出装置10に入力するための入力用の信号線である。
第3信号線MOSIは、例えばセンサ3が検出する情報の種別を指定する指定信号などのコマンドを第1異常検出装置10からセンサ3に出力するための出力用の信号線である。また、第4信号線CLKは、第1異常検出装置10からセンサ3に対して同期用のクロック信号を出力するための出力用の信号線である。なお、第1異常検出装置10が各信号線に対して入出力する各信号の詳細については、図2および図3を用いて後述する。
<2.3.1.第1異常検出装置>
第1異常検出装置10は、センサ3を制御してバッテリ電圧を取得し、取得したバッテリ電圧に基づいてバッテリ2の異常を検出する。また、第1異常検出装置10は、第2異常検出装置20の動作テストを行い、テスト結果に基づいて第2異常検出装置20の異常を検出する。
第1異常検出装置10は、CPU(Central Processing Unit)および第1記憶部140などを備えたマイクロコンピュータであり、第1異常検出装置10全体を制御する。第1異常検出装置10は、例えばECU(Electronic Control Unit)に実装される。第1異常検出装置10は、異常検出部110と、センサ制御部120と、検査部130と、を備える。
<センサ制御部>
センサ制御部120は、センサ3から情報を取得するタイミングや取得する情報の種別を決定することでセンサ3を制御する。センサ制御部120は、要求出力部121と、指定信号出力部122と、クロック出力部123とを備える。
<要求出力部>
要求出力部121は、異常検出部110でバッテリ2の異常検出を行う場合に、センサ3に対してバッテリ電圧の検出結果を出力するよう要求する出力要求信号を、第1信号線CSを介して出力する。
また、要求出力部121は、異常検出部110でバッテリ2の異常検出を行わない場合に、バッテリ電圧の検出結果の出力を停止させる出力停止信号を出力する。なお、出力要求信号および出力停止信号をあわせて、出力制御信号とも記載する。出力制御信号の詳細については図3を用いて後述する。
<指定信号出力部>
指定信号出力部122は、センサ3から取得する情報の種別を指定する指定信号を、第3信号線MOSIを介してセンサ3に出力する。例えばセンサ3が複数の情報(セル電圧やスタック電圧、あるいは電流など)を検出する場合、指定信号出力部122は、センサ3から取得する情報の種別(例えば電流など)を、指定信号を用いて指定する。また、センサ3から取得する情報が1種類の場合、指定信号を省略することもできる。
<クロック出力部>
クロック出力部123は、所定の周期でHigh/Lowを繰り返すクロック信号を生成し、第4信号線CLKを介してセンサ3に出力する。クロック信号は、出力要求信号などセンサ3および異常検出システム1の間で信号を送受信する際の同期用に用いられる。
<異常検出部>
異常検出部110は、要求出力部が出力要求信号を出力している間に、センサ3から入力されるバッテリ電圧の検出結果に基づいてバッテリ2の異常を検出する。異常検出部110は、第1取得部11と、第1検出部12と、第1リレー制御部111と、を備える。
<第1取得部>
第1取得部11は、要求出力部121がセンサ3に対して検出結果の出力を要求する要求信号を出力する間に、センサ3の検出結果を示す検出信号を取得する。第1取得部11は、取得した検出信号を第1検出部12に出力する。
<第1検出部>
第1検出部12は、第1取得部11が取得した検出信号に基づいて、バッテリ電圧の検出結果と閾値とを比較し、バッテリ2の異常を検出する。例えば、第1検出部12は、バッテリ電圧値と過充電閾値とを比較し、バッテリ電圧値が過充電閾値より大きい場合にバッテリ2の異常(過充電)を検出する。
また、第1検出部12は、バッテリ電圧値と過放電閾値とを比較し、バッテリ電圧値が過放電閾値より小さい場合にバッテリ2の異常(過放電)を検出する。第1検出部12は、検出結果を第1リレー制御部111に出力する。
なお、第1検出部12がバッテリ2の異常検出に用いる閾値(過充電閾値および過放電閾値)は、第1記憶部140に例えば閾値情報142として記憶されるものとする。
<第1リレー制御部>
第1リレー制御部111は、第1検出部12の検出結果に基づいてバッテリ2に異常が発生した場合、リレー4を遮断することで、バッテリ2の充放電を制御する。
<検査部>
検査部130は、第2異常検出装置20が正常に動作するか否かを検査する。検査部130は、例えばセンサ3が検出信号を出力しない間、すなわち要求出力部121が出力停止信号を出力する間に第2異常検出装置20の異常検査を行う。
検査部130は、判定部14と、制御部131とを備える。
<制御部>
制御部131は、第2異常検出装置20の動作テストを行う間、クロック信号が出力されるようクロック出力部123を制御する。制御部131は、第2異常検出装置20に対して行う動作テストの種別に応じた指定信号を出力するよう指定信号出力部122を制御する。かかる指定信号は、例えば第2異常検出装置20が複数の情報(例えばバッテリ電圧値やバッテリ電流値)に基づいてバッテリ2の異常を検出する場合に、どの情報に基づいて第2異常検出装置20の動作テストを行うかを指定する信号である。
<判定部>
判定部14は、センサ3が検出信号を出力しない間に、第2異常検出装置20が行ったバッテリ2の異常検出結果に応じて第2信号線MISOを含む第2異常検出装置20に異常が発生したか否かを判定する。
上述したように、センサ3が検出信号を出力しない場合、センサ3の出力信号はLow信号に固定されている。そのため、第2異常検出装置20が正常に動作する場合に、第2異常検出装置20は、Low信号に基づいてバッテリ2の異常検出を行うと、バッテリ2が過放電であるとして異常を検出する。
そのため、判定部14は、センサ3からの検出結果の出力を停止している間に、第2異常検出装置20がバッテリ2の異常を検出した場合、第2異常検出装置20が正常であると判定する。
一方、第2異常検出装置20が、バッテリ2が正常であるとして異常を検出しなかった場合、あるいは第2異常検出装置20から判定信号が返ってこなかった場合、判定部14は、第2異常検出装置20に異常が発生したと判定する。
<2.3.2.第2異常検出装置>
第2異常検出装置20は、第2信号線MISOを介して取得した検出信号に基づいてバッテリ2の異常を検出する。
第2異常検出装置20は、CPUおよび第2記憶部25などを備えたマイクロコンピュータであり、第2異常検出装置20全体を制御する。第2異常検出装置20は、例えば第1異常検出装置10とは異なるECUなど、第1異常検出装置10とは異なるICチップに実装される。第2異常検出装置20は、第2取得部21と、第2検出部22と、出力切替部23と、第2リレー制御部24と、を備える。
<第2取得部>
第2取得部21は、第4信号線CLKのクロック信号に同期して、第2信号線MISOを介してセンサ3から検出信号またはLow信号を取得する。第1異常検出装置10が第2異常検出装置20の異常検査を行っている場合は、第2取得部21はLow信号を取得し、それ以外のバッテリ2の異常検出を行っている場合はセンサ3の検出信号を取得する。第2取得部21は、取得した信号を第2検出部22に出力する。
<第2検出部>
第2検出部22は、第2取得部21が取得した信号に基づいて、バッテリ電圧の検出結果と閾値とを比較し、バッテリ2の異常を検出する。例えば、第2検出部22は、バッテリ電圧値と過充電閾値とを比較し、バッテリ電圧値が過充電閾値より大きい場合にバッテリ2の異常(過充電)を検出する。
また、第2検出部22は、バッテリ電圧値と過放電閾値とを比較し、バッテリ電圧値が過放電閾値より小さい場合にバッテリ2の異常(過放電)を検出する。第2検出部22は、検出結果を第2リレー制御部24または第1異常検出装置10に出力する。
なお、第2検出部22がバッテリ2の異常検出に用いる閾値(過充電閾値および過放電閾値)は、第2記憶部25に例えば閾値情報251として記憶されるものとする。第2検出部22は、第3信号線MOSIを介して取得した指定信号に含まれる検出信号の種別に応じた閾値を第2記憶部25から取得する。
<第2リレー制御部>
第2リレー制御部24は、第2検出部22がセンサ3の検出信号に基づいて検出したバッテリ2の異常の有無に応じて、リレー4を遮断することで、バッテリ2の充放電を制御する。
<出力切替部>
出力切替部23は、スイッチ26を制御して第2検出部22の検出結果の出力先を切り替える。例えば出力切替部23は、第1信号線CSを介して出力要求信号を受信する間は、第2検出部22の出力先を第2リレー制御部24とし、出力停止信号を受信する間は、第1異常検出装置10とする。
これにより、第2異常検出装置20は、出力停止信号を受信する間、すなわち第2異常検出装置20の動作テストを行っている間に、第2検出部22の検出結果を第1異常検出装置10に出力することができる。したがって、例えばLow信号に基づいてバッテリ2の異常を検出した場合であっても、第2リレー制御部24がリレー4を遮断することがなくなり、第2異常検出装置20の動作テスト時であってもバッテリ2の充放電を適切に行うことができる。
<2.4.送受信信号の一例>
ここで、図3を用いて、異常検出システム1とセンサ3との間で送受信される信号について説明する。図3は、実施形態に係る異常検出システム1とセンサ3との間で送受信される信号について説明する図である。なお、図2に示すように、第1〜第4信号線CS、SI、SO、CLKは、それぞれ分岐して第1異常検出装置10および第2異常検出装置20とセンサ3とに接続される。
図3(a)は、要求出力部121が第1信号線CSに出力する制御信号の一例を示す図である。図3(a)の時刻t1から時刻t2の間、要求出力部121は、センサ3から情報を要求する出力要求信号151(Low信号)を出力する。また、時刻t2から時刻t5の間、要求出力部121は、センサ3から情報を要求しない出力停止信号152(High信号)を出力する。
このように、バッテリシステムSは、ローアクティブで動作しており、第1信号線CSにLow信号が出力される時刻t1から時刻t2の間に、図3(d)に示すようにセンサ3が検出信号155を出力する。なお、バッテリシステムSはハイアクティブで動作してもよい。
なお、要求出力部121は、異常検出システム1が起動すると、所定期間T1で繰り返し出力要求信号151および出力停止信号152を出力するものとする。このように、異常検出システム1は、所定期間T1で繰り返しバッテリ2の異常検出を行う。なお、異常検出システム1がバッテリ2の異常検出を行う期間を異常検出期間と称する。異常検出期間は、例えば異常検出システム1の起動時から停止時までの期間である。
次に、図3(b)に示すように、クロック出力部123は、要求出力部121が要求信号を出力する時刻t1から時刻t2の間にクロック信号153を出力する。また、クロック出力部123は、第2異常検出装置20の動作テストを行う間(時刻t3から時刻t4の間)にクロック信号153を出力する。これにより、第2異常検出装置20は、クロック信号153に同期してセンサ3が出力する検出信号155またはLow信号156を取得する。
図3(c)に示すように、指定信号出力部122は、クロック出力部123がクロック信号153を出力する時刻t1から時刻t2および時刻t3から時刻t4の間、指定信号154を第3信号線MOSIに出力する。時刻t1から時刻t2の間、センサ3はかかる指定信号154に応じた検出信号155を出力する。また、第2異常検出装置20は、指定信号154に応じた閾値を用いてバッテリ2の異常を検出する。尚、図3では指定信号154、検出信号155を簡略化してHiレベルで示しているが、実際はデジタル値である。
また、図3(d)に示すように、センサ3は、要求出力部121が出力する出力要求信号151を受信する間(図3(a)の時刻t1から時刻t2)は検出信号155を出力し、出力停止信号152を受信する間(図3(a)の時刻t2から時刻t5)はLow信号156を出力する。そのため、第2異常検出装置20が図3(b)に示すクロック信号153に同期してセンサ3の出力信号を取得すると、時刻t1から時刻t2の間は検出信号155を取得し、時刻t3から時刻t4の間はLow信号156を取得することとなる。
このように、センサ3が検出信号155を出力していない間に第1異常検出装置10がクロック信号153を出力することで、第2異常検出装置20は、第2信号線MISOを介してLow信号156を取得することができる。また、第2異常検出装置20がLow信号156に基づいて行ったバッテリ2の異常の検出結果に基づいて、第1異常検出装置10は、第2異常検出装置20の動作テストを行うことができる。
異常検出システム1は、第2異常検出装置20の動作テストを、バッテリ2の異常検出を行わない間(時刻t2から時刻t5の間)で行う。これにより、異常検出期間を長く確保することができる。例えば、第2異常検出装置20の異常検査を、異常検出システム1の起動時に行うとすると、第2異常検出装置20の異常検査を行ってからでないとバッテリ2の異常検出を行えなくなり起動時間が長くなってしまう。
そこで、図3に示すように、バッテリ2の異常検出期間であって、センサ3からの検出信号155を取得しない期間(時刻t2から時刻t5の間)に第2異常検出装置20の異常検査を行うことで、起動時に行う場合に比べて起動時間を短くすることができる。これにより、異常検出期間を長くすることができる。
なお、第2異常検出装置20の動作テストは異常検出期間に少なくとも1回行えればよく、周期T1ごと、すなわちセンサ3からの検出信号155を取得しない期間ごとに毎回行う必要はない。ただし、異常検出期間に定期的に第2異常検出装置20の動作テストを行ってもよい。
<3.異常検査処理>
次に、図4を用いて実施形態に係る異常検出システム1が実行する異常検査処理の処理手順について説明する。図4は、実施形態に係る異常検出システム1が実行する異常検査処理の処理手順を示すフローチャートである。異常検出システム1は、例えば起動時から所定期間が経過した場合等の動作テストを行うタイミングで図4に示す異常検査処理を実行する。
第1異常検出装置10は、要求出力部121が出力要求信号151を出力し、センサ3に検出結果の出力を要求しているか否かを判定する(ステップS101)。出力要求信号151を出力している場合(ステップS101のYes)、ステップS101に戻り、出力要求信号151の出力終了を待つ。
一方、要求出力部121が出力要求信号151を出力していない場合(ステップS101のNo)、第1異常検出装置10は、クロック信号153を第4信号線CLKに出力し(ステップS102)、指定信号154を第3信号線MOSIに出力する(ステップS103)。
第2異常検出装置20は、クロック信号153に同期してLow信号156を取得し、バッテリ2の異常を検出し、その検出結果を第1異常検出装置10に出力する。第1異常検出装置10はこの検出結果を第2異常検出装置20から受信する(ステップS104)。
第1異常検出装置10は、第2異常検出装置20によるバッテリ2の異常検出の結果が正しいか否かを判定する(ステップS105)。
異常検出の結果が正しい場合(ステップS105のYes)、第1異常検出装置10は、第2異常検出装置20が正常と判定する(ステップS106)。一方、異常検出の結果が誤っている場合、または異常検出の結果を受信できなかった場合(ステップS105のNo)、第1異常検出装置10は、第2異常検出装置20が異常と判定する(ステップS107)。
以上のように、実施形態に係る異常検出システム1の第1異常検出装置10は、センサ3の出力停止中に、第2異常検出装置20が第2信号線MISOを介して取得した信号に基づいて検出したバッテリ2の異常に応じて、第2異常検出装置20の異常の有無を判定する。これにより、異常検出システム1は、第2信号線MISOを含めた第2異常検出装置20の異常の有無を判定することができ、第2異常検出装置20の異常を効率よく検出することができる。
<4.変形例>
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、この発明は上記実施形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。以下では、このような変形例について説明する。上記実施形態および以下で説明する形態を含む全ての形態は、適宜に組み合わせ可能である。
上述した実施形態の異常検出システム1は、第1異常検出装置10と第2異常検出装置20の2系統でバッテリ2の異常を検出するとしたが、これに限定されない。例えば第1異常検出装置10が異常検出部110の他に、バッテリ2の異常を検出する第2異常検出部を備えるようにしてもよい。このように、異常検出システム1がバッテリ2の異常を検出する経路を増やすことで、異常検出の冗長性を確保することができ、バッテリ2の安全性をより向上させることができる。
なお、この場合、バッテリシステムSがセンサ3を複数有するようにしてもよい。すなわち、第1異常検出装置10の異常検出部110と第2異常検出部とがそれぞれ異なるセンサの検出結果に基づいてバッテリ2の異常を検出するようにしてもよい。
これにより、例えば一方のセンサ3に不具合が生じ、バッテリ2の情報を検出できない場合であっても、他方のセンサ3が検出した情報に基づいて異常検出システム1がバッテリ2の異常を検出することができる。このように、センサ3も含めて異常検出の冗長性を確保することで、バッテリ2の安全性をより向上させることができる。
上述した実施形態の異常検出システム1は、第1異常検出装置10と第2異常検出装置20とをそれぞれ異なるICチップに実装するとしたが、これに限定されない。第1異常検出装置10と第2異常検出装置20とを同じICチップに実装することも可能である。
なお、第1異常検出装置10と第2異常検出装置20とをそれぞれ異なるICチップに実装すると、一方のICチップに故障が発生したとしても、他方のICチップに搭載された異常検出装置を用いてバッテリ2の異常を検出することができるため、バッテリ2の安全性をより向上させることができる。
上述した実施形態のセンサ3は、第1異常検出装置10から出力停止信号152を受信すると、検出信号155の出力を停止するため、第2信号線MISOがLow(またはHigh)に固定されるとしたが、これに限定されない。LowまたはHigh以外の所定の信号に固定されるようにしてもよい。
また、検出信号155の出力を停止している間に、第2信号線MISOに流れる信号の値を複数の中から選択できるようにしてもよい。例えば第1異常検出装置10が出力停止信号152とともに指定信号154を出力するようにし、センサ3が指定信号154に応じて、検出信号155の出力停止時に指定信号154に応じた信号を第2信号線MISOに出力するようにしてもよい。あるいは、第1異常検出装置10から出力停止信号152を受信するごとに、センサ3が信号の値を順次切り替えて第2信号線MISOに出力するようにしてもよい。
これにより、センサ3が第2異常検出装置20の動作テストに応じた値の信号を第2信号線MISOに出力することができ、動作テストの性能をより向上させることができる。
以上の実施形態では、監視対象としてバッテリを例に説明したが、これに限らず、センサの出力を二重監視するシステムであれば適用可能である。例えば、モータやミリ波レーダを監視対象とすることができ、モータの状態を電流や電圧で二重監視したり、ミリ波レーダの状態を計測された距離や相対速度情報で二重監視したりすることができる。
<5.効果>
上記実施形態に係る異常検出システム1は、第1異常検出装置10と、第2異常検出装置20とを備える。第1異常検出装置10は、第1取得部11と、第1検出部12と、センサ制御部120と、を備える。第1取得部11は、入力用信号線(第2信号線MISO)を介してセンサ3からバッテリ2の状態を示す情報を取得する。第1検出部12は、第1取得部11が取得した情報に基づいてバッテリ2の異常を検出する。センサ制御部120は、センサ3を制御する。
また、第2異常検出装置20は、第2取得部21と、第2検出部22とを備える。第2取得部21は、入力用信号線(第2信号線MISO)を介してセンサ3からバッテリ2の状態を示す情報を取得する。第2検出部22は、第2取得部21が取得した情報に基づいてバッテリ2の異常を検出する。
また、第2検出部22は、センサ3が動作しないようにセンサ制御部120が制御している間に入力用信号線(第2信号線MISO)を介して取得した信号に基づいてバッテリ2の異常を検出する。第1異常検出装置10は、センサ3が動作しないようにセンサ制御部120が制御している間の第2検出部22の検出結果に基づいて、第2異常検出装置20の異常の有無を判定する判定部14をさらに備える。
これにより、異常検出システム1は、入力用信号線(第2信号線MISO)も含めた第2異常検出装置20の異常を検出することができ、第2異常検出装置20の異常を効率的に検出することができる。
上記実施形態に係る異常検出システム1のセンサ制御部120は、センサ3に対して情報の出力を要求する出力要求信号151またはセンサ3に対して情報の出力を停止させる出力停止信号152のいずれか一方を出力することで、センサ3の動作を制御する。
これにより、異常検出システム1は、センサ3の出力を停止させることで、センサ3が動作しないように制御することができる。
上記実施形態に係る異常検出システム1の第2取得部21は、センサ3が動作しないようにセンサ制御部120が制御している間、入力用信号線(第2信号線MISO)を介してHigh信号またはLow信号156を取得する。
これにより、第2異常検出装置20は、センサ3が動作しない間に、信号を取得することができ、かかる信号に基づいてバッテリ2の異常を検出することができる。
上記実施形態に係る異常検出システム1の第2検出部22は、第1検出部12および第2検出部22がバッテリ2の異常を検出する異常検出期間であって、センサ3が動作しないようにセンサ制御部120が制御している間に入力用信号線(第2信号線MISO)を介して取得した信号に基づいてバッテリ2の異常を検出する。
これにより、異常検出システム1は、バッテリ2の異常を検出する異常検出期間に第2異常検出装置20の動作テストを行うことができる。例えば異常検出システム1の起動時に動作テストを行う場合に比べて、起動時間を短縮でき、異常検出期間を長くすることができる。
上記実施形態に係る異常検出システム1の第2異常検出装置20は、制御部(第2リレー制御部24)と、出力切替部23とをさらに備える。制御部(第2リレー制御部24)は、第2検出部22がバッテリ2の異常を検出した場合にバッテリ2の充放電を制御する。出力切替部23は、センサ3が動作しないようセンサ制御部120が制御している間は、制御部(第2リレー制御部24)から第1異常検出装置10に切り替える。
これにより、第2異常検出装置20が動作テスト時にバッテリ2の充放電を制御することがなくなるため、動作テスト時に、バッテリ2の充放電を適切に行うことができる。
上記実施形態に係る異常検出システム1の第1異常検出装置10は、指定信号出力部122をさらに備える。指定信号出力部122は、センサ3から取得する情報の種別を指定する指定信号154を、出力用信号線(第3信号線MOSI)を介してセンサ3に出力する。また、指定信号出力部122は、センサ3が動作しないようセンサ制御部120が制御している間に、情報の種別に応じた指定信号154を出力する。
これにより、異常検出システム1は、センサ3が検出する情報の種別に応じて、第2異常検出装置20の動作テストを行うことができる。
上記実施形態に係る異常検出装置(第1異常検出装置10)は、取得部(第1取得部11)と、検出部(第1検出部12)と、センサ制御部120と、判定部14とを備える。取得部(第1取得部11)は、入力用信号線(第2信号線MISO)を介してセンサ3からバッテリ2の状態を示す情報を取得する。検出部(第1検出部12)は、取得部(第1取得部11)が取得した情報に基づいてバッテリ2の異常を検出する。センサ制御部120は、センサ3を制御する。判定部14は、情報に基づいてバッテリ2の異常を検出する第2異常検出装置20が、センサ制御部120によってセンサ3が動作しないように制御される間に、入力用信号線(第2信号線MISO)を介して取得した信号に基づいて検出したバッテリ2の異常検出結果に応じて第2異常検出装置20の異常の有無を判定する。
これにより、異常検出装置(第1異常検出装置10)は、入力用信号線(第2信号線MISO)も含めた第2異常検出装置20の異常を検出することができ、第2異常検出装置20の異常を効率的に検出することができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 異常検出システム
2 バッテリ
3 センサ
10、20 異常検出装置
11、21 取得部
12、22 検出部
13 情報出力部
14 判定部
120 センサ制御部
121 要求出力部
122 指定信号出力部

Claims (7)

  1. 入力用信号線を介してセンサから監視対象の状態を示す情報を取得する第1取得部と、
    前記第1取得部が取得した前記情報に基づいて前記監視対象の異常を検出する第1検出部と、
    前記センサを制御するセンサ制御部と、
    を備える第1異常検出装置と、
    前記入力用信号線を介して前記センサから前記情報を取得する第2取得部と、
    前記第2取得部が取得した前記情報に基づいて前記監視対象の異常を検出する第2検出部と、
    を備える第2異常検出装置と、を備え、
    前記第2検出部は、
    前記センサが動作しないように前記センサ制御部が制御している間に前記入力用信号線を介して取得した信号に基づいて前記監視対象の異常を検出し、
    前記第1異常検出装置は、
    前記センサが動作しないように前記センサ制御部が制御している間の前記第2検出部の検出結果に基づいて、前記第2異常検出装置の異常の有無を判定する判定部をさらに備える
    ことを特徴とする異常検出システム。
  2. 前記センサ制御部は、
    前記センサに対して前記情報の出力を要求する出力要求信号または前記センサに対して前記情報の出力を停止させる出力停止信号のいずれか一方を出力することで、前記センサの動作を制御すること
    を特徴とする請求項1に記載の異常検出システム。
  3. 前記第2取得部は、
    前記センサが動作しないように前記センサ制御部が制御している間、前記入力用信号線を介してHigh信号またはLow信号を取得すること
    を特徴とする請求項1または2に記載の異常検出システム。
  4. 前記第2検出部は、
    前記第1検出部および前記第2検出部が前記監視対象の異常を検出する異常検出期間であって、前記センサが動作しないように前記センサ制御部が制御している間に前記入力用信号線を介して取得した信号に基づいて前記監視対象の異常を検出すること
    を特徴とする請求項1、2または3に記載の異常検出システム。
  5. 前記第2異常検出装置は、
    前記センサが動作するよう前記センサ制御部が制御している間に前記第2検出部が検出した前記監視対象の異常に基づいて前記監視対象を制御する制御部と、
    前記第2検出部が検出した前記監視対象の異常の検出結果の出力先を、前記センサが動作しないよう前記センサ制御部が制御している間は、前記制御部から前記第1異常検出装置に切り替える出力切替部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の異常検出システム。
  6. 前記第1異常検出装置は、
    前記センサから取得する前記情報の種別を指定する指定信号を、出力用信号線を介して前記センサに出力する指定信号出力部をさらに備え、
    前記指定信号出力部は、
    前記センサが動作しないよう前記センサ制御部が制御している間、前記情報の種別に応じた前記指定信号を出力すること
    を特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の異常検出システム。
  7. 入力用信号線を介してセンサから監視対象の状態を示す情報を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記情報に基づいて前記監視対象の異常を検出する検出部と、
    前記センサを制御するセンサ制御部と、
    前記情報に基づいて前記監視対象の異常を検出する第2異常検出装置が、前記センサ制御部によって前記センサが動作しないように制御される間に、前記入力用信号線を介して取得した信号に基づいて検出した前記監視対象の異常検出結果に応じて前記第2異常検出装置の異常の有無を判定する判定部と、
    を備えることを特徴とする異常検出装置。
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