JP2018179495A - 冷却水システム - Google Patents

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Yoshiyuki Iwahara
善行 岩原
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Abstract

【課題】配管におけるスケールの生成及び配管の腐食を抑制できる冷却水システムを提供する。【解決手段】冷却水システム1は、冷却水を循環させる循環ユニットと第1補給ユニット19と第2補給ユニット47からなる。第1補給ユニット19は、雨水を含む第1補給水を冷却水に補給する。第2補給ユニット47は、上水、地下水、河川水、湖水、ため池の水、及び湧水から成る群から選択される1以上を含む第2補給水を冷却水に補給する。配管5は、冷却水タンク3から導出され、冷却対象である樹脂成形機17を通り、冷却水タンク3に戻る。配管9は、ポンプ11により冷却水タンク3から導出され、冷却水の熱を放熱する放熱部を通り冷却水タンク3に戻る。第1補給ユニット19は、ポンプ11よりも上流側において第1補給水を冷却水に補給する。【選択図】図1

Description

本開示は冷却水システムに関する。
従来、冷却水を循環させる冷却水システムが知られている(特許文献1参照)。冷却水として、上水等が使用される。
特許第3172727号公報
上水にはスケール成分が含まれる。冷却水として上水を利用する過程で一部が蒸発し、スケール成分が濃縮すると、配管においてスケールが生成しやすいという問題がある。冷却水として雨水を使用することが考えられる。雨水に含まれるスケール成分は過度に少ないため、冷却水として雨水を使用すると配管が腐食しやすい。
本開示の一局面は、配管におけるスケールの生成及び配管の腐食を抑制できる冷却水システムを提供することを目的とする。
本開示の一局面は、冷却水を循環させる循環ユニットと、雨水を含む第1補給水を前記冷却水に補給する第1補給ユニットと、上水、地下水、河川水、湖水、ため池の水、及び湧水から成る群から選択される1以上を含む第2補給水を前記冷却水に補給する第2補給ユニットと、を備える冷却水システムである。
本開示の一局面である冷却水システムは、雨水を含む第1補給水と、第2補給水との両方を冷却水に補給することができる。そのため、第2補給水のみを冷却水に補給する場合に比べて、配管におけるスケールの生成を抑制できる。これは、第1補給水が含むスケール成分の量が、第2補給水に比べて少ないためである。
また、本開示の一局面である冷却水システムは、第1補給水のみを冷却水に補給する場合に比べて、配管の腐食を抑制できる。これは、第2補給水に含まれるスケール成分の量が、第1補給水に比べて多いためである。
冷却水システム1の全体構成を表す説明図である。 冷却水システム1の電気的構成を表すブロック図である。 制御部67が実行する処理を表すフローチャートである。 別形態の冷却水システム1の全体構成を表す説明図である。
本開示の実施形態を図面に基づき説明する。
<第1実施形態>
1.冷却水システム1の全体構成
冷却水システム1の全体構成を図1に基づき説明する。図1に示すように、冷却水システム1は、冷却水タンク3と、配管5と、ポンプ7と、配管9と、ポンプ11と、フロートスイッチ13と、水温計15と、を備える。
冷却水タンク3は冷却水を保持する。冷却水タンク3の容量は例えば6000Lである。配管5は、冷却水タンク3から導出され、樹脂成形機17内を通り、冷却水タンク3に戻る。ポンプ7は、配管5の途中に設けられている。冷却水タンク3内の冷却水は、ポンプ7の駆動力により、配管5内を流れ、冷却水タンク3に戻る。すなわち、冷却水は、冷却水タンク3及び配管5から成る系を循環する。配管5内を流れる冷却水は、樹脂成形機17内を通るとき、樹脂成形機17を冷却する。なお、冷却水タンク3、配管5、及びポンプ7は循環ユニットに対応する。
配管9は、冷却水タンク3から導出され、地中を通り、冷却水タンク3に戻る。ポンプ11は、配管9の途中に設けられている。冷却水タンク3内の冷却水は、ポンプ11の駆動力により、配管9内を流れ、冷却水タンク3に戻る。配管9内を流れる冷却水は、地中を通るとき、放熱する。配管9における冷却水の流量は、例えば、15L/minである。
フロートスイッチ13は、冷却水タンク3に保持された冷却水の水位を検出し、検出結果を後述する制御部67に出力する。水温計15は、冷却水タンク3に保持された冷却水の温度を検出し、検出結果を制御部67に出力する。
冷却水システム1は、第1補給ユニット19をさらに備える。第1補給ユニット19は、雨水受け21と、配管23と、初期雨水排水装置25と、配管27と、雨水タンク29と、配管31と、電磁弁33と、手動バルブ34と、フロートスイッチ35と、を備える。
雨水受け21は、屋根37から流れ落ちる雨水を受け止め、配管23に送る。配管23は、雨水を初期雨水排水装置25に送る。初期雨水排水装置25は、第1槽39と、第2槽41と、接続管43と、を備える。接続管43は、第1槽39の下部と第2槽41とを接続する配管である。第2槽41の下部には、雨水を一定の流量で排出する排出管45が設けられている。配管23は第1槽39に雨水を供給する。第1槽39は、接続管43により、雨水を第2槽41に送る。また、第1槽39は、第1槽39における雨水の水位が所定高さ以上になると、オーバーフローした雨水を配管27に送る。
初期雨水排水装置25は、以下のように作用する。降雨の初期において、第1槽39における雨水の水位は低いので、配管23により第1槽39に供給された水は、全て、接続管43を介して第2槽41に送られ、配管27には送られない。その後、降雨が続き、第1槽39及び第2槽41における雨水の水位が上がり、第1槽39における雨水の水位が所定高さ以上となると、第1槽39は、オーバーフローした雨水を配管27に送る。
上記の作用により、初期雨水排水装置25は、降雨の初期に配管23から供給される汚れの多い雨水は排水し、その後に配管23から供給される汚れの少ない雨水を配管27に送ることができる。
配管27は、雨水を雨水タンク29に供給する。雨水タンク29は雨水を保持する。雨水タンク29の容量は例えば6000Lである。配管31は、雨水タンク29に保持された雨水を配管9に供給する。配管31における雨水の流量は、例えば、0.5〜1.0L/minである。
電磁弁33は配管31を開閉する。電磁弁33は制御部67により制御される。手動バルブ34は配管31を開閉する。手動バルブ34はユーザにより操作される。フロートスイッチ35は、雨水タンク29に保持された雨水の水位を検出し、検出結果を制御部67に出力する。雨水は第1補給水に対応する。
冷却水システム1は、第2補給ユニット47をさらに備える。第2補給ユニット47は、配管49と、電磁弁51と、手動バルブ53と、を備える。配管49は、上水を冷却水タンク3に供給する。配管49における上水の流量は、例えば、0.5〜1.0L/minである。配管49は、電磁弁51及び手動バルブ53を備える部分では並列となっている。電磁弁51は配管49を開閉する。電磁弁51は制御部67により制御される。手動バルブ53は配管49を開閉する。手動バルブ53はユーザにより操作される。上水は第2補給水に対応する。
冷却水システム1は、スケール成分供給ユニット55、57をさらに備える。スケール成分供給ユニット55は、冷却水タンク3内の冷却水にスケール成分を供給する。スケール成分供給ユニット57は、雨水タンク29内の雨水にスケール成分を供給する。スケール成分とは、配管内にスケールを生じさせる原因となる物質である。スケール成分として、例えば、カルシウム塩、シリカ等が挙げられる。カルシウム塩として、例えば、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、水酸化カルシウム等が挙げられる。スケール成分供給ユニット55、57は、制御部67により制御される。
冷却水システム1は、スケール成分除去ユニット59をさらに備える。スケール成分除去ユニット59は、除去装置61と、配管63とを備える。配管63は、冷却水タンク3から冷却水を取り出し、除去装置61を経て、冷却水タンク3に戻す。除去装置61は、配管63により供給された冷却水からスケール成分を除去する。除去装置61として、例えば、株式会社コガネイ製のDBスケールセパレーター等が挙げられる。このDBスケールセパレーターは、チタンプレートを電極として使用した絶縁破壊方式の電気分解反応により、炭酸カルシウム、イオン状シリカ等のスケール成分を除去する。チタンプレートは消耗品である。除去するスケール成分が多いほど、チタンプレートの消耗は著しくなる。
冷却水システム1は、指標取得ユニット65をさらに備える。指標取得ユニット65は、冷却水タンク3内の冷却水におけるスケール生成傾向を表す指標(以下ではスケール指標とする)を取得する。スケール指標として、例えば、安定度指数、ランジェリア指数、カルシウム濃度、シリカ濃度等が挙げられる。スケール指標が安定度指数である場合、指標取得ユニット65として、例えば、特開平10−332679号公報に記載された安定度指数自動測定装置等が挙げられる。スケール指数がランジェリア指数である場合、指標取得ユニット65として、例えば、特許第3385767号公報に記載された測定及び演算装置等が挙げられる。
2.冷却水システム1の電気的構成
冷却水システム1の電気的構成を図2に基づき説明する。冷却水システム1は、制御部67を備える。制御部67は、CPU69と、RAM、ROM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ(以下、メモリ71とする)と、を有する周知のマイクロコンピュータを中心に構成される。制御部67の各種機能は、CPU69が非遷移的実体的記録媒体に格納されたプログラムを実行することにより実現される。この例では、メモリ71が、プログラムを格納した非遷移的実体的記録媒体に該当する。また、このプログラムが実行されることで、プログラムに対応する方法が実行される。なお、制御部67を構成するマイクロコンピュータの数は1つでも複数でもよい。
制御部67は、上述した、フロートスイッチ13、35、水温計15、電磁弁33、51、スケール成分供給ユニット55、57、スケール成分除去ユニット59、及び指標取得ユニット65と接続している。
制御部67は、フロートスイッチ13と、水温計15との検出結果に基づき、電磁弁51を制御する。その制御の態様は以下のとおりである。水温計15で検出した水温が38℃以上の場合は、電磁弁51を開とする。水温計15で検出した水温が35℃以下の場合は、電磁弁51を閉とする。ただし、フロートスイッチ13で検出した水位が所定の下限水位以下である場合は、水温によらず、電磁弁51を開とする。
制御部67は、フロートスイッチ35の検出結果に基づき、電磁弁33を制御する。その制御の態様は以下のとおりである。フロートスイッチ35で検出した水位が所定の上限水位以上である場合、電磁弁33を開とする。フロートスイッチ35で検出した水位が所定の下限水位以下である場合、電磁弁33を閉とする。下限水位は、上限水位より低い。
制御部67は、指標取得ユニット65の検出結果に基づき、スケール成分供給ユニット55、57、及びスケール成分除去ユニット59を制御する。その制御の態様は後述する。
3.制御部67が実行するスケール成分調整処理
制御部67が実行するスケール成分調整処理を図3に基づき説明する。この処理は所定の周期で実行される。その周期は特に限定されず、例えば1日おき、1週間おき、一ヶ月おき等とすることができる。
ステップ1では、指標取得ユニット65を用いて冷却水におけるスケール指標を取得する。
ステップ2では、メモリ71から、過去に取得し、記憶しておいたスケール指標を読み出す。なお、過去のスケール指標は、後述するステップ7の処理を過去に実行したときに記憶したものである。
ステップ3では、前記ステップ1で取得したスケール指標と、前記ステップ2で読み出したスケール指標とが、1年以上連続して、予め設定された第1基準値よりもスケール生成傾向が小さい領域(以下では過小領域とする)にあるか否かを判断する。スケール指標が1年以上連続して過小領域にある場合はステップ4に進み、それ以外の場合はステップ5に進む。
スケール指標が安定度指数である場合、第1基準値を、例えば、7とすることができる。この場合、7を超える領域が、過小領域となる。
ステップ4では、スケール成分供給ユニット55を用いて冷却水タンク3中の冷却水にスケール成分を供給するとともに、スケール成分供給ユニット57を用いて雨水タンク29中の雨水にスケール成分を供給する。スケール成分の供給量は固定値であってもよいし、前記ステップ1で取得したスケール指標に応じて算出される値であってもよい。例えば、前記ステップ1で取得したスケール指標と第1基準値との差が大きいほど、スケール成分の供給量を多くすることができる。
ステップ5では、前記ステップ1で取得したスケール指標と、前記ステップ2で読み出したスケール指標とが、1年以上連続して、予め設定された第2基準値よりもスケール生成傾向が大きい領域(以下では過大領域とする)にあるか否かを判断する。スケール指標が1年以上連続して過大領域にある場合はステップ6に進み、それ以外の場合はステップ7に進む。
スケール指標が安定度指数である場合、第2基準値を、例えば、6とすることができる。この場合、6未満の領域が、過大領域となる。
ステップ6では、スケール成分除去ユニット59を用いて冷却水タンク3中の冷却水からスケール成分の少なくとも一部を除去する。スケール成分の除去量は固定値であってもよいし、前記ステップ1で取得したスケール指標に応じて算出される値であってもよい。例えば、前記ステップ1で取得したスケール指標と第2基準値との差が大きいほど、スケール成分の除去量を多くすることができる。
ステップ7では、前記ステップ1で取得したスケール指標を、それを取得した時刻と対応付けてメモリ71に記憶する。なお、本ステップで記憶したスケール指標は、図3に示す処理を後に再度実行するとき、前記ステップ2で読み出される。
4.冷却水システム1が奏する効果
(1A)冷却水システム1は、雨水と、上水との両方を冷却水に補給することができる。そのため、上水のみを冷却水に補給する場合に比べて、配管5、9、及び冷却水タンク3におけるスケールの生成を抑制できる。これは、雨水が含むスケール成分の量が、上水に比べて少ないためである。
また、冷却水システム1は、雨水のみを冷却水に補給する場合に比べて、配管5、9、及び冷却水タンク3の腐食を抑制できる。これは、上水に含まれるスケール成分の量が、雨水に比べて多いためである。
(1B)冷却水システム1は、スケール成分供給ユニット55を用いて冷却水タンク3中の冷却水にスケール成分を供給することができる。また、冷却水システム1は、スケール成分供給ユニット57を用いて雨水タンク29中の雨水にスケール成分を供給することができる。そのため、配管5、9、及び冷却水タンク3の腐食を一層抑制できる。また、雨水タンク29及び配管31の腐食も抑制できる。
(1C)冷却水システム1は、冷却水におけるスケール指標を取得する指標取得ユニット65をさらに備える。スケール成分供給ユニット55、57は、指標取得ユニット65により取得したスケール指標が1年以上連続して過小領域にあることを条件として、スケール成分を供給する。そのため、冷却水におけるスケール指標を、腐食及びスケールが生じにくい好適な範囲に維持することができる。
(1D)冷却水システム1は、冷却水からスケール成分の少なくとも一部を除去するスケール成分除去ユニット59をさらに備える。そのため、配管5、9、及び冷却水タンク3におけるスケールの生成を一層抑制できる。
(1E)スケール成分除去ユニット59は、指標取得ユニット65により取得したスケール指標が1年以上連続して過大領域にあることを条件として、スケール成分を除去する。そのため、冷却水におけるスケール指標を、腐食及びスケールが生じにくい好適な範囲に維持することができる。
(1F)冷却水システム1は、雨水を冷却水に補給するため、上水のみを冷却水に補給する場合と比べて、冷却水に含まれるスケール成分を低減できる。そのため、スケール成分除去ユニット59の動作時間を低減できる。その結果、スケール成分除去ユニット59における消耗品の交換頻度を低減できる。
<他の実施形態>
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(1)図4に示すように、冷却水システム1は、スケール成分供給ユニット55、57を備えず、スケール成分含有物質73を冷却水タンク3内の冷却水に浸漬してもよい。スケール成分含有物質73として、例えば、カキ殻等が挙げられる。カキ殻は炭酸カルシウムを含有する。スケール成分含有物質73から、スケール成分が徐々に冷却水に溶出する。スケール成分含有物質73を冷却水タンク3内の冷却水に浸漬することにより、冷却水におけるスケール成分が過度に減少することを抑制できる。その結果、配管5、9、及び冷却水タンク3の腐食を抑制できる。
スケール成分含有物質73を、雨水タンク29内の雨水に浸漬してもよい。また、スケール成分含有物質73を、冷却水タンク3内の冷却水と、雨水タンク29内の雨水との両方にそれぞれ浸漬してもよい。
(2)冷却水システム1は、スケール成分供給ユニット55、57のうちの一方、又は両方を備えなくてもよい。
(3)冷却水システム1は、スケール成分除去ユニット59を備えなくてもよい。
(4)冷却水システム1は、指標取得ユニット65を備えなくてもよい。この場合、例えば、スケール成分供給ユニット55、57を使用するタイミングをユーザが決めることができる。あるいは、予め決められたプログラムにより、スケール成分供給ユニット55、57を使用してもよい。
また、冷却水システム1が指標取得ユニット65を備えない場合、例えば、スケール成分除去ユニット59を使用するタイミングをユーザが決めることができる。あるいは、予め決められたプログラムにより、スケール成分除去ユニット59を使用してもよい。
(5)スケール成分除去ユニット59は、配管49内の上水からスケール成分を除去してもよい。
(6)雨水タンク29に、雨水とともに、他の水を供給してもよい。そして、雨水と他の水とを混合した水を配管9に供給してもよい。
(7)第2補給ユニット47は、上水以外の水を冷却水タンク3に補給してもよい。上水以外の水として、例えば、地下水、河川水、湖水、ため池の水、湧水等が挙げられる。
(8)冷却水システム1は、クーリングタワーにより冷却水を冷却してもよい。冷却水システム1は、クーリングタワーで蒸発した水の分だけ、雨水を冷却水に補充することができる。こうすることにより、冷却水においてスケール成分が濃縮することを抑制できる。また、冷却水が含むスケール成分は排出されないので、冷却水に雨水を補充しても、冷却水における腐食性を抑制できる。
(9)スケール成分供給ユニット55、57は、配管49内の上水にスケール成分を供給してもよい。
(10)冷却水システム1が冷却する対象は、樹脂成形機17以外のものであってもよい。
(11)冷却水システム1は、冷却水の状態を、第1の状態と、第1の状態よりもスケール成分が多い第2の状態との間で、交互に切り替えてもよい。第1の状態は、第2の状態よりも腐食性が高い状態である。第2の状態は、第1の状態よりもスケールが生成しやすい状態である。
こうすることにより、以下の効果が得られる。第2の状態のとき、配管内にスケール成分から成る防食被膜が形成される。次の第1の状態のとき、防食被膜により、配管の腐食が抑制される。第1の状態の終期において、防食被膜は除去される。
第1の状態及び第2の状態の1回当たりの期間は、例えば、数週間から数ヶ月とすることができる。冷却水システム1は、例えば、スケール指標に基づき、スケール成分を供給又は除去し、冷却水の状態を制御することができる。あるいは、事前に設定したタイミングで、スケール成分を供給又は除去し、冷却水の状態を制御することができる。
(12)冷却水システム1は、除去装置61により除去したスケール成分の少なくとも一部を、スケール成分供給ユニット55、57により供給してもよい。こうすることにより、新規に準備するスケール成分の量を抑制できる。
また、除去装置61により除去したスケール成分、またはそれを含む液体を貯留するタンク(以下ではスケール成分貯留タンクとする)を備えていてもよい。そして、スケール成分貯留タンクと、雨水タンク29とを配管で接続してもよい。スケール成分貯留タンクから、配管を介して、雨水タンク29にスケール成分を供給できる。こうすることにより、新規に準備するスケール成分の量を抑制できる。上記の配管は常時開であってもよいし、バルブにより開閉されるものであってもよい。
また、前記(11)に記載した第2の状態のとき、除去装置61において除去したスケール成分を除去装置61に停留させておいてもよい。次の第1の状態のとき、停留しておいたスケール成分が冷却水中に溶け出し、冷却水の腐食性が抑制される。
(13)既設の冷却水回路に、冷却水システム1と同様の構成を適用することができる。この場合、既設の冷却水回路にスケールが多く付着していたとしても、そのスケールを除去することができる。すなわち、スケールを清掃する作用を奏することができる。
(14)上記各実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素に分担させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に発揮させたりしてもよい。また、上記各実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記各実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
(15)上述した冷却水システムの他、当該冷却水システムを構成要素とする上位のシステム、当該制御部67としてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した半導体メモリ等の非遷移的実態的記録媒体、冷却水管理方法等、種々の形態で本開示を実現することもできる。
1…冷却水システム、3…冷却水タンク、5、9、23、27、31、49、63…配管、7、11…ポンプ、13、35…フロートスイッチ、15…水温計、17…樹脂成形機、19…第1補給ユニット、21…雨水受け、25…初期雨水排水装置、29…雨水タンク、33、51…電磁弁、34、53…手動バルブ、37…屋根、39…第1槽、41…第2槽、43…接続管、45…排出管、47…第2補給ユニット、55、57…スケール成分供給ユニット、59…スケール成分除去ユニット、61…除去装置、65…指標取得ユニット、67…制御部、69…CPU、71…メモリ、73…スケール成分含有物質

Claims (1)

  1. 冷却水を循環させる循環ユニットと、
    雨水を含む第1補給水を前記冷却水に補給する第1補給ユニットと、
    上水、地下水、河川水、湖水、ため池の水、及び湧水から成る群から選択される1以上を含む第2補給水を前記冷却水に補給する第2補給ユニットと、
    を備え、
    前記循環ユニットは、前記冷却水を保持する冷却水タンクと、前記冷却水タンクから導出され、冷却対象を通り、前記冷却水タンクに戻る第1配管と、前記第1配管とは別に、前記冷却水タンクから導出され、前記冷却水タンクに戻る第2配管と、を備え、
    前記第2配管は、前記冷却水の熱を放熱する放熱部と、ポンプが設けられ、前記ポンプの駆動力により前記冷却水タンクから前記放熱部に向けて前記冷却水を流す上流部と、を備え、
    前記第1補給ユニットは、前記上流部のうち、前記ポンプよりも上流側において前記第1補給水を前記冷却水に補給する冷却水システム。
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