JP2018178492A - スライド機構 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】上部スライド機構14は、車両のボディ11に設けられて前後方向においてボディ11の壁面に沿って延びるラックギア18と、同ラックギア18に噛合するピニオンギアと、同ピニオンギアが設けられるとともにスライドドア13に固定された変更機構20とを有する。変更機構20は、ピニオンギアの回転運動を動力源に作動するものであり、ピニオンギアの一方向への回転に伴って、同ピニオンギアとスライドドア13との車幅方向距離が近くなるとともに車幅方向に収縮する態様で変形する構造である。
【選択図】図3
Description
上記スライド機構において、前記変更機構は、前記ピニオンギアを前記並び方向における距離を変化させる方向に移動させる構造であって、且つ、前記ピニオンギアを前記移動部に対して前記スライド移動する方向には移動させない構造のリンク機構を有することが好ましい。
図1に示すように、車両10には、ボディ11の開口部12を開閉するためのスライドドア13が設けられている。本実施形態では、ボディ11がベース部に相当し、スライドドア13が移動部に相当する。また、車両10には、スライドドア13を案内するための3つのスライド機構14,15,16が設けられている。
図3および図4に示すように、上部スライド機構14のガイドレール14Aはボディ11に設けられている。ガイドレール14Aは、スライドドア13がスライド移動する方向(図3の左右方向)においてボディ11(詳しくは、ルーフサイドレール17)の外面に沿って延びている。また、ガイドレール14Aは、車両10の下方側において開口する断面コの字状で直線状に延びている。
図3および図7に示すように、使用者によってスライドドア13が操作された場合に、ガイドレール14Aの開側部分では、同ガイドレール14Aによってガイドローラ14Bがスライドドア13ともども案内されることによって、同スライドドア13が前後方向にスライド移動する。このときガイドレール14Aにおけるピニオンギア19が通過する部分(開側部分)にはラックギア18が設けられていない。そのため、ピニオンギア19は回転駆動されず、変更機構20が作動しないために、ピニオンギア19とスライドドア13との車幅方向距離が一定に保たれる。したがって、スライドドア13はボディ11外面との間隔を保ちつつ、前後方向にスライド移動するようになる。
(1)ピニオンギア19の一方向への回転に伴って、同ピニオンギア19とスライドドア13との車幅方向距離が近くなるとともに車幅方向に収縮する態様で変形する構造の変更機構20を、ピニオンギア19とスライドドア13との間に介設した。そのため、スライドドア13をボディ11に対してスライド移動させる構造を省スペースで実現することができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・上部スライド機構14のガイドレール14Aは、直線状のものを採用することに限らず、ボディ11の壁面の形状に合わせて若干曲がったものを採用することもできる。ガイドレール14Aの形状は、各部における車両10のボディ11(詳しくは、ルーフサイドレール17)との距離が大きく変化しない態様で同ルーフサイドレール17に沿って延びる形状であれば、任意に変更することができる。
・リンク機構30としては、ヒスコックスの直線運動リンクを採用することに限らず、スコットラッセルの直線運動リンクなど、任意の構造のリンク機構を採用することができる。なお、スライドドア13の前後方向におけるスライド移動に際して同スライドドア13とピニオンギア19との前後方向における相対位置が変化する構造のリンク機構を採用することもできる。
・上記実施形態のスライド機構は、車両10のスライドドア13を前後方向にスライド移動させるスライド機構に限らず、車両の座席を前後方向にスライド移動させるスライド機構にも適用することができる。こうした構成では、座席が移動部に相当し、フロアがベース部に相当する。
Claims (8)
- 移動部とベース部との間に介設されて、それら前記移動部および前記ベース部の並び方向における相対位置を変化させつつ前記移動部を前記ベース部に沿う方向にスライド移動させるスライド機構であって、
前記ベース部に設けられて、前記移動部がスライド移動する方向において前記ベース部の壁面に沿って延びるラックギアと、
同ラックギアと噛合して回転するピニオンギアと、
同ピニオンギアが設けられるとともに前記移動部に固定されて前記ピニオンギアの回転運動を動力源に作動するものであり、前記ピニオンギアの一方向への回転に伴って、同ピニオンギアと前記移動部との前記並び方向における距離が近くなるとともに前記並び方向に収縮する態様で変形する構造の変更機構と
を備えるスライド機構。 - 請求項1に記載のスライド機構において、
前記ベース部に設けられて、前記スライド移動する方向において前記ベース部の壁面に沿って延びるガイドレールと、
前記移動部に設けられて上記ガイドレールによって案内される被案内部と、を有し、
前記ラックギアは前記ガイドレールに一体に設けられる
ことを特徴とするスライド機構。 - 請求項2に記載のスライド機構において、
前記移動部は、その移動範囲において前記距離が変化する領域と変化しない領域とを有し、
前記ラックギアは、前記ガイドレールにおける前記変化する領域に対応する部分にのみ設けられる
ことを特徴とするスライド機構。 - 請求項1に記載のスライド機構において、
前記ベース部は車両のボディであり、
前記移動部は前記ボディの開口部を開閉するスライドドアであり、
前記ラックギアは、前記スライド移動する方向において前記車両のルーフサイドレールの外面に沿って延びる
ことを特徴とするスライド機構。 - 請求項4に記載のスライド機構において、
前記ボディに設けられて、前記スライド移動する方向において前記ルーフサイドレールの外面に沿って延びるガイドレールと、
前記スライドドアに設けられて前記ガイドレールによって案内される被案内部と、を有して、
前記スライドドアは、その移動範囲における全閉位置側の領域においてのみ前記距離が変化するものであり、
前記ラックギアは、前記ガイドレールにおける前記全閉位置側の領域に対応する部分にのみ、同ガイドレールと一体に設けられる
ことを特徴とするスライド機構。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載のスライド機構において、
前記変更機構は、その運動伝達経路における前記ピニオンギア側に配置されるウォームと前記移動部側に配置されるウォームホイールとからなるとともにセルフロック機能を備えたウォームギアを有する
ことを特徴とするスライド機構。 - 請求項1〜6のうちのいずれか1項に記載のスライド機構において、
前記変更機構は、前記ピニオンギアを前記並び方向における距離を変化させる方向に移動させる構造であって、且つ、前記ピニオンギアを前記移動部に対して前記スライド移動する方向には移動させない構造のリンク機構を有する
ことを特徴とするスライド機構。 - 請求項1〜7のいずれか1項に記載のスライド機構において、
前記変更機構は、
連結シャフトおよび駆動シャフトが一定の間隔を保持した状態で設けられたギアリンクと、
前記連結シャフトを回転軸に前記ピニオンギアと一体回転する態様で、同連結シャフトに回転可能に設けられた第1傘歯ギアと、
前記駆動シャフトを回転軸とする態様で同駆動シャフトと一体のウォームホイールと、
前記第1傘歯ギアと前記ウォームホイールとの間に介設されて、一端が前記第1傘歯ギアに噛合する第2傘歯ギアをなすとともに他端が前記ウォームホイールに噛合する斜歯ギアをなすウォームと
を備えることを特徴とするスライド機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017078127A JP6747366B2 (ja) | 2017-04-11 | 2017-04-11 | スライド機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017078127A JP6747366B2 (ja) | 2017-04-11 | 2017-04-11 | スライド機構 |
Publications (2)
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JP2018178492A true JP2018178492A (ja) | 2018-11-15 |
JP6747366B2 JP6747366B2 (ja) | 2020-08-26 |
Family
ID=64281482
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017078127A Active JP6747366B2 (ja) | 2017-04-11 | 2017-04-11 | スライド機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6747366B2 (ja) |
-
2017
- 2017-04-11 JP JP2017078127A patent/JP6747366B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6747366B2 (ja) | 2020-08-26 |
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