JP2018178401A - 橋台の補強構造及び方法 - Google Patents

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慎也 上野
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Abstract

【課題】簡素な構成でありながら実用上十分強度を付与するように橋台を補強することができるとともに、コストを低減することができるようにする。
【解決手段】背面に盛土30を有し、橋桁20を支持する橋台10の補強構造であって、前記盛土30の法面31に打設された複数の棒状補強体51であって、前記橋桁20の延在する方向と平行に延在する列を形成するように並べられた棒状補強体51と、前記橋桁20の延在する方向と平行に延在する連結部材41であって、前記橋台10の側面11から少なくとも一部が突設するアンカーボルトに結合されるとともに、前記法面31から少なくとも一部が突設する棒状補強体51の基端に結合された連結部材41と、を備える。
【選択図】図1

Description

本開示は、橋台の補強構造及び方法に関するものである。
従来、鉄道や道路の橋梁において、橋桁を支持する橋台の多くは、背面が盛土構造として構築されている。このような橋台は、地震発生時の振動で背面の盛土から瞬間的に離れると、その隙間に盛土が押し出されてきて、元の姿勢に戻れなくなってしまうことがある。この現象が繰り返されると、背面の盛土が沈下したり、橋台の躯体が損傷したり変形したりしてしまう恐れがある。
そこで、橋台の側面の背面盛土を掘削して側面補強ブロックを打設し、該側面補強ブロックを橋台と一体化するとともに、背面盛土の周囲を囲む擁壁に棒状補強材を打設した後に擁壁の外側に補強壁を構築する橋台と背面盛土の補強方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2011−247059号公報
しかしながら、前記従来の技術では、橋台の側面の背面盛土を大きく掘削して側面補強ブロックを打設する必要があるので、コストもかかり、大規模な工事が必要となるため、必ずしもすべての橋台に適用することができない。
ここでは、前記従来の技術の問題点を解決して、簡素な構成でありながら実用上十分強度を付与するように橋台を補強することができるとともに、コストを低減することができる橋台の補強構造及び方法を提供することを目的とする。
そのために、橋台の補強構造においては、背面に盛土を有し、橋桁を支持する橋台の補強構造であって、前記盛土の法面に打設された複数の棒状補強体であって、前記橋桁の延在する方向と平行に延在する列を形成するように並べられた棒状補強体と、前記橋桁の延在する方向と平行に延在する連結部材であって、前記橋台の側面から少なくとも一部が突設するアンカーボルトに結合されるとともに、前記法面から少なくとも一部が突設する棒状補強体の基端に結合された連結部材と、を備える。
他の橋台の補強構造においては、さらに、前記棒状補強体は、前記盛土の上部に打設される。
更に他の橋台の補強構造においては、さらに、前記連結部材は、鋼製又は鉄筋コンクリート製の棒材である。
更に他の橋台の補強構造においては、さらに、前記橋桁の延在する方向と直交する方向に延在する補助連結部材であって、前記橋台の前面から少なくとも一部が突設するアンカーボルトに結合されるとともに、長手方向の一端が前記連結部材の先端に結合された補助連結部材を更に備える。
更に他の橋台の補強構造においては、さらに、前記連結部材は前記橋台の両側面にそれぞれ配設され、前記補助連結部材は長手方向の両端がそれぞれの連結部材の先端に結合される。
橋台の補強方法においては、背面に盛土を有し、橋桁を支持する橋台の補強方法であって、複数の棒状補強体を、前記橋桁の延在する方向と平行に延在する列を形成するように並べて、前記盛土の法面に打設する工程と、前記橋桁の延在する方向と平行に延在する連結部材を、前記橋台の側面から少なくとも一部が突設するアンカーボルトに結合するとともに、前記法面から少なくとも一部が突設する棒状補強体の基端に結合する工程と、を含む。
他の橋台の補強方法においては、さらに、前記橋桁の延在する方向と直交する方向に延在する補助連結部材を、前記橋台の前面から少なくとも一部が突設するアンカーボルトに結合するとともに、前記補助連結部材の長手方向の一端を前記連結部材の先端に結合する工程を更に含む。
本開示によれば、簡素な構成でありながら実用上十分強度を付与するように橋台を補強することができるとともに、コストを低減することができる橋台の補強構造及び方法を提供することができる。
第1の実施の形態における橋台の補強構造を示す模式図である。 第1の実施の形態における橋台の補強構造の要部拡大図であって図1におけるA部拡大図である。 第1の実施の形態における枠部材と棒状補強体及びアンカーボルトとの連結を示す模式図である。 第1の実施の形態における枠部材と棒状補強体との連結を示す断面図であって図1におけるB−B矢視断面図である。 第2の実施の形態における橋台の補強構造を示す模式図である。
以下、本実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は第1の実施の形態における橋台の補強構造を示す模式図、図2は第1の実施の形態における橋台の補強構造の要部拡大図であって図1におけるA部拡大図、図3は第1の実施の形態における枠部材と棒状補強体及びアンカーボルトとの連結を示す模式図、図4は第1の実施の形態における枠部材と棒状補強体との連結を示す断面図であって図1におけるB−B矢視断面図である。なお、図1において、(a)は補強前の図、(b)は補強後の図であり、図4において、(a)は枠部材が鋼材である例を示す図、(b)は枠部材がコンクリート材である例を示す図である。
図において、1は、本実施の形態における橋梁であって、橋桁20及び該橋桁20の両端をそれぞれ支持する橋台10を備える。前記橋梁1は、鉄道用のものであっても、道路用のものであっても、いかなる用途のものであってもよいが、ここでは、説明の都合上、鉄道用のものであるとして説明する。また、前記橋桁20は、鋼鉄製又は鉄筋コンクリート製のものであり、前記橋台10は、鉄筋コンクリート製のものであるとする。さらに、前記橋台10の背面には盛土30が構築されているものとする。さらに、前記橋桁20及び盛土30の上面には、レール21が敷設されているものとする。
なお、本実施の形態において、橋梁1の各部及びその他の部材の構成及び動作を説明するために使用される上、下、左、右、前、後等の方向を示す表現は、絶対的なものでなく相対的なものであり、前記橋梁1の各部及びその他の部材が図に示される姿勢である場合に適切であるが、その姿勢が変化した場合には姿勢の変化に応じて変更して解釈されるべきものである。
図1(a)に示されるように、何も補強がなされていない橋台10は、前記「背景技術」の項でも説明したように、地震発生時の振動で背面の盛土30から瞬間的に離れると、その隙間に盛土30が押し出されてきて、元の姿勢に戻れなくなってしまうことがある。そこで、本実施の形態においては、橋台10に、図1(b)に示されるような補強構造が付与されている。
該補強構造においては、盛土30に複数の棒状補強体51が、橋桁20の延在する方向、すなわち、レール21の延在する方向と平行に延在する列を形成するように1列に並べられて、打設されている。そして、各棒状補強体51の基端(盛土30の法面31側の端)は連結部材41に結合されている。該連結部材41は、レール21の延在する方向と平行に延在する細長い棒状乃至帯状の部材であって、その先端(橋台10側の端)近傍の橋台側部分41b(図3における点線Cより左側の部分)は、図2及び3に示されるように、橋台10に打設されたアンカーボルト63によって、橋台10の側面11に固定されている。
前記連結部材41は、いかなる材料から成るものであってもよいが、強度等を考慮すると、例えば、鋼製の棒材又は鉄筋コンクリート製の棒材であることが望ましい。図4(a)には、連結部材41が鋼製の棒材、すなわち、鋼材の一種であるH形鋼である例が示されているが、鋼材は、必ずしも、H形鋼である必要はなく、例えば、I形鋼、溝形鋼、山形鋼、T形鋼等であってもよい。また、図4(b)には、連結部材41が鉄筋コンクリート製の棒材である例が示されているが、該棒材の断面は、必ずしも、図示されるような長方形である必要はなく、例えば、U字形、T字形等であってもよい。なお、連結部材41は、鉄筋コンクリート製の棒材である場合には、現場で打設されたものであってもよい。
前記棒状補強体51は、棒状の部材であって盛土30に打設可能な部材であれば、いかなる種類のものであってもよいが、ここでは、一般にラディッシュアンカーと称される部材であるものとして説明する。この場合、前記棒状補強体51は、中空回転軸の周囲に掘削翼と攪拌翼とを設けた図示されない掘削攪拌ロッドによって盛土30の地中に形成した攪拌土とセメントミルクとの混合体52と、該混合体52の中心に位置するセメントミルクから成る図示されない中央補強体と、該中央補強体の中央に位置し、基端(盛土30の法面31側の端)を盛土30の外に露出させた棒状の鋼材から成る芯材53とを備える部材である(例えば、特許文献2参照。)。
特開平5−222732号公報
そして、前記芯材53の基端には雄ねじが形成されており、前記基端は、連結部材41の盛土側部分41a(図3における点線Cより右側の部分)に形成された貫通孔に挿通され、連結部材41から外方に突出した雄ねじにナット54が螺合されることによって、連結部材41に結合される。これにより、各棒状補強体51の基端は、連結部材41に確実に結合される。
なお、図に示される例において、棒状補強体51は、盛土30の上面に平行となるように、すなわち、水平方向に延在し、かつ、レール21の延在する方向と直交する方向に延在するように打設されているが、いかなる方向に延在するものであってもよい。例えば、前記棒状補強体51は、その先端が斜め下方を向くように、盛土30の法面31と直交する方向に延在するように打設されていてもよいし、レール21の延在する方向に対して傾斜する方向に延在するように打設されていてもよい。また、棒状補強体51の直径、長さ、本数、打設される間隔等の数値は、適宜設定することができる。
前記アンカーボルト63は、棒状の鋼材であって、コンクリートに埋め込んで使用するボルトであり、市販されている部材である。そして、前記アンカーボルト63の先端側の部分は、橋台10内に埋め込まれて固定され、その基端(橋台10の側面11側の端)は橋台10の側面11の外に露出している。また、前記アンカーボルト63の基端には雄ねじが形成されており、前記基端は、連結部材41の橋台側部分41bに形成された貫通孔に挿通され、連結部材41から外方に突出した雄ねじにナット64が螺合されることによって、連結部材41に結合される。これにより、連結部材41の橋台側部分41bは、アンカーボルト63及びナット64によって、橋台10の側面11に確実に結合される。
なお、図3に示される例において、アンカーボルト63は、レール21の延在する方向と平行に延在する列を形成するように2列に並べられて、打設されているが、必ずしも2列である必要はなく、1列であっても、3列以上であってもよい。同様に、図3に示される例において、棒状補強体51は、レール21の延在する方向と平行に延在する列を形成するように1列に並べられて、打設されているが、必ずしも1列である必要はなく、2列以上であってもよい。
前記棒状補強体51を盛土30に打設する部位は、図1及び2に示されるように、盛土30の上部であることが望ましい。レール21の延在する方向と直交する方向に関して、橋台10の側面11の位置と盛土30の上部における法面31の位置とは、ほぼ同じであるか、又は、異なってはいても近接している。そうであるから、直線状の連結部材41の橋台側部分41bを橋台10の側面11に結合させても、法面31を掘削することなく、又は、掘削するとしてもわずかに掘削するだけで、前記連結部材41の盛土側部分41aを盛土30の外に露出させた芯材53の基端に結合させることができる。
なお、連結部材41の盛土側部分41aを芯材53の基端に結合させた後、必要に応じて、盛土30の法面31の全体を覆うように、又は、掘削した部分のみを覆うように、コンクリート製等の化粧壁乃至補強壁を構築することができる。
ここでは、橋桁20の両端を支持する一対の橋台10のうちの一方の橋台10(図1において橋桁20の右上側端に位置する橋台10)のみを補強する例についてのみ説明したが、必要に応じて他方の橋台10(図1において橋桁20の左下側端に位置する橋台10)も、同様にして補強することができる。また、ここでは、橋台10の一方の側面11及び盛土30の一方の法面31(図1において右下側の側面11及び法面31)にのみ連結部材41を結合させた例についてのみ説明したが、必要に応じて橋台10の他方の側面11及び盛土30の他方の法面31(図1において左上側の側面11及び法面31)にも連結部材41を結合させることができる。
このように、本実施の形態において、背面に盛土30を有し、橋桁20を支持する橋台10の補強構造は、盛土30の法面31に打設された複数の棒状補強体51であって、橋桁20の延在する方向と平行に延在する列を形成するように並べられた棒状補強体51と、橋桁20の延在する方向と平行に延在する連結部材41であって、橋台10の側面11から少なくとも一部が突設するアンカーボルト63に結合されるとともに、法面31から少なくとも一部が突設する棒状補強体51の基端に結合された連結部材41と、を備える。
また、本実施の形態において、背面に盛土30を有し、橋桁20を支持する橋台10の補強方法は、複数の棒状補強体51を、橋桁20の延在する方向と平行に延在する列を形成するように並べて、盛土30の法面31に打設する工程と、橋桁20の延在する方向と平行に延在する連結部材41を、橋台10の側面11から少なくとも一部が突設するアンカーボルト63に結合するとともに、法面31から少なくとも一部が突設する棒状補強体51の基端に結合する工程と、を含んでいる。
これにより、連結部材41は、橋台10の側面11から突設するアンカーボルト63に結合されるとともに、レール21の延在する方向と平行に延在する列を形成するように並べられて盛土30に打設された複数の棒状補強体51に結合されるので、橋台10とその背面の盛土30とを強固に連結する。そうであるから、振動を受けても、橋台10とその背面の盛土30とが離れてしまうことがなく、背面の盛土30が沈下したり、橋台10が損傷したり変形したりしてしまうことが確実に防止される。したがって、簡素な構成の補強構造で、かつ、簡素な補強方法でありながら、地震等に起因する振動を受けても背面の盛土30から橋台10が離れてしまうことがなく、橋台10は十分に補強される。
また、棒状補強体51は、盛土30の上部に打設されることが望ましい。この場合、橋台10の上部がその背面の盛土30に連結されることになるので、振動を受けた際に橋台10とその背面の盛土30とが離れてしまうことがより確実に防止される。さらに、連結部材41を盛土30の法面31から突設する棒状補強体51の基端に結合する作業を容易に行うことができる。
次に、第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、前記第1の実施の形態と同じ動作及び同じ効果についても、その説明を省略する。
図5は第2の実施の形態における橋台の補強構造を示す模式図である。なお、図において、(a)は全体を示す図、(b)は要部拡大図であって(a)におけるD部拡大図である。
本実施の形態において、橋台10の補強構造は補助連結部材42を備える。該補助連結部材42は、連結部材41と同様の細長い棒状乃至帯状の部材であって、橋桁20の延在する方向と直交する方向、すなわち、レール21の延在する方向と直交する方向に延在し、橋台10に打設されたアンカーボルト63によって、橋台10の前面12に固定されている。また、補助連結部材42の長手方向の一端は、連結部材41の先端(橋台10側の端)に、溶接、ねじ止等の結合手段によって、結合されている。なお、前記補助連結部材42は、いかなる材料から成るものであってもよいが、連結部材41と同様に、例えば、鋼製の棒材又は鉄筋コンクリート製の棒材であることが望ましい。
また、補助連結部材42は、連結部材41の橋台側部分41bと同様に、アンカーボルト63及びナット64によって、橋台10の前面12に結合される。図5に示される例において、アンカーボルト63は、レール21の延在する方向と直交する方向に延在する列を形成するように2列に並べられて、打設されているが、必ずしも2列である必要はなく、1列であっても、3列以上であってもよい。
ここでは、橋台10の一方の側面11及び盛土30の一方の法面31(図5において右下側の側面11及び法面31)にのみ連結部材41を結合させた例についてのみ説明したが、必要に応じて橋台10の他方の側面11及び盛土30の他方の法面31(図5において左上側の側面11及び法面31)にも連結部材41を結合させることができる。この場合、補助連結部材42を橋台10の一方の側面11から他方の側面11までの範囲に延在するものとし、前記補助連結部材42の長手方向の両端を各連結部材41の先端にそれぞれ結合させることが望ましい。
このように、本実施の形態において、背面に盛土30を有し、橋桁20を支持する橋台10の補強構造は、橋桁20の延在する方向と直交する方向に延在する補助連結部材42であって、橋台10の前面12から少なくとも一部が突設するアンカーボルト63に結合されるとともに、長手方向の一端が連結部材41の先端に結合された補助連結部材42を更に備える。
また、本実施の形態において、背面に盛土30を有し、橋桁20を支持する橋台10の補強方法は、橋桁20の延在する方向と直交する方向に延在する補助連結部材42を、橋台10の前面12から少なくとも一部が突設するアンカーボルト63に結合するとともに、補助連結部材42の長手方向の一端を連結部材41の先端に結合する工程を更に含んでいる。
これにより、連結部材41が、橋台10の側面11のみならず、補助連結部材42を介して、橋台10の前面12にも結合されるので、橋台10とその背面の盛土30とは、より強固に連結される。したがって、振動を受けても、背面の盛土30が沈下したり、橋台10が損傷したり変形したりしてしまうことがより確実に防止され、橋台10はより確実に補強される。
なお、本明細書の開示は、好適で例示的な実施の形態に関する特徴を述べたものである。ここに添付された特許請求の範囲内及びその趣旨内における種々の他の実施の形態、修正及び変形は、当業者であれば、本明細書の開示を総覧することにより、当然に考え付くことである。
本開示は、橋台の補強構造及び方法に適用することができる。
10 橋台
11 側面
12 前面
20 橋桁
30 盛土
31 法面
41 連結部材
42 補助連結部材
51 棒状補強体
63 アンカーボルト

Claims (7)

  1. 背面に盛土を有し、橋桁を支持する橋台の補強構造であって、
    前記盛土の法面に打設された複数の棒状補強体であって、前記橋桁の延在する方向と平行に延在する列を形成するように並べられた棒状補強体と、
    前記橋桁の延在する方向と平行に延在する連結部材であって、前記橋台の側面から少なくとも一部が突設するアンカーボルトに結合されるとともに、前記法面から少なくとも一部が突設する棒状補強体の基端に結合された連結部材と、
    を備えることを特徴とする橋台の補強構造。
  2. 前記棒状補強体は、前記盛土の上部に打設される請求項1に記載の橋台の補強構造。
  3. 前記連結部材は、鋼製又は鉄筋コンクリート製の棒材である請求項1又は2に記載の橋台の補強構造。
  4. 前記橋桁の延在する方向と直交する方向に延在する補助連結部材であって、前記橋台の前面から少なくとも一部が突設するアンカーボルトに結合されるとともに、長手方向の一端が前記連結部材の先端に結合された補助連結部材を更に備える請求項1〜3のいずれか1項に記載の橋台の補強構造。
  5. 前記連結部材は前記橋台の両側面にそれぞれ配設され、前記補助連結部材は長手方向の両端がそれぞれの連結部材の先端に結合される請求項4に記載の橋台の補強構造。
  6. 背面に盛土を有し、橋桁を支持する橋台の補強方法であって、
    複数の棒状補強体を、前記橋桁の延在する方向と平行に延在する列を形成するように並べて、前記盛土の法面に打設する工程と、
    前記橋桁の延在する方向と平行に延在する連結部材を、前記橋台の側面から少なくとも一部が突設するアンカーボルトに結合するとともに、前記法面から少なくとも一部が突設する棒状補強体の基端に結合する工程と、
    を含むことを特徴とする橋台の補強方法。
  7. 前記橋桁の延在する方向と直交する方向に延在する補助連結部材を、前記橋台の前面から少なくとも一部が突設するアンカーボルトに結合するとともに、前記補助連結部材の長手方向の一端を前記連結部材の先端に結合する工程を更に含む請求項6に記載の橋台の補強方法。
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