JP2018177121A - 自動運転システム - Google Patents

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Abstract

【課題】パス追従制御を行う自動運転システムにおいて、計算負荷の増大を抑えながら、追従性能を向上させる。【解決手段】自動運転システムは、目標パスの算出に必要な必要情報を、第1タイミングにおいて取得する。第1座標系は、第1タイミングにおける車両座標系である。第2座標系は、第1タイミングより後の第2タイミングにおける車両座標系である。自動運転システムは、必要情報に基づいて、第1座標系で定義される第1目標パスを算出する。更に、自動運転システムは、第1座標系から第2座標系への座標変換を行うことにより、第1目標パスを第2座標系で定義される第2目標パスに補正する。そして、自動運転システムは、第2目標パスに追従するように車両走行を制御する。【選択図】図6

Description

本発明は、自動運転システムに関する。特に、本発明は、目標パスに追従するように車両の走行を制御する自動運転システムに関する。
特許文献1は、車両の走行を支援する車両走行支援装置を開示している。その車両走行支援装置は、センサによって検出される車両運動状態及び障害物状態に基づいて、障害物を回避するための制御指令値を演算する。より詳細には、車両走行支援装置は、低精度の第1制御指令値と高精度の第2制御指令値の両方を演算する。高精度の第2制御指令値の演算に要する時間は、低精度の第1制御指令値の演算に要する時間より長い。すなわち、第2制御指令値を算出する際には、演算遅れが発生する。そのような演算遅れを補償するために、車両走行支援装置は、センサによって検出される車両運動状態及び障害物状態を用いて、演算遅れ時間分だけ将来の車両運動状態及び障害物状態を“予測”する。そして、車両走行支援装置は、予測された将来の車両運動状態及び障害物状態に基づいて、高精度の第2制御指令値を演算する。
特許文献2は、自動運転システムを開示している。その自動運転システムは、車両の周辺情報を検出する周辺情報検出部と、検出された周辺情報及び地図情報に基づいて車両の走行計画を生成する走行計画生成部と、生成された走行計画に従って車両の走行を自動的に制御する走行制御部と、を備える。
特開2010−173616号公報 特開2016−099713号公報
自動運転システムによる「パス追従制御(path-following control)」について考える。パス追従制御において、自動運転システムは、車両の目標パスを定期的に算出し、最新の目標パスに追従するように車両の走行を制御する。このパス追従制御では、様々な要因により制御遅れが発生する可能性がある。
例えば、制御遅れの1つの要因として、目標パスの算出に要する演算時間が挙げられる。すなわち、目標パスの算出に必要な情報は所定のタイミングで取得されるが、取得された情報に基づく目標パスの算出が完了するのは、所定のタイミングよりも後である。このような目標パスの算出に要する演算時間が、制御遅れの原因となる。
パス追従制御の制御遅れは、目標パスに対する追従性能の低下を招く。自動運転システムの追従性能が低下すると、車両の乗員は、不安感や違和感を感じる。このことは、自動運転システムに対する信頼の低下につながる。
上記の特許文献1に開示された技術では、高精度の第2制御指令値を演算する際に、演算遅れが考慮される。具体的には、センサによって検出される車両運動状態及び障害物状態を用いて、演算遅れ時間分だけ将来の車両運動状態及び障害物状態が“予測”される。そして、予測された将来の車両運動状態及び障害物状態に基づいて、第2制御指令値が演算される。しかしながら、車両運動状態及び障害物状態を予測するためには、複雑な計算処理が必要であり、それは計算負荷、計算時間、及び計算資源の増大を招く。
本発明の1つの目的は、目標パスに追従するように車両の走行を制御する自動運転システムにおいて、計算負荷の増大を抑えながら、追従性能を向上させることができる技術を提供することにある。
第1の発明は、車両に搭載される自動運転システムを提供する。
その自動運転システムは、
目標パスの算出に必要な必要情報を定期的に取得する必要情報取得部と、
前記必要情報に基づいて前記目標パスを決定する目標パス決定部と、
前記目標パスに追従するように前記車両の走行を制御する車両走行制御を行う車両走行制御部と
を備える。
車両座標系は、前記車両に固定された相対座標系である。
前記必要情報取得部が前記必要情報を取得するタイミングは、第1タイミングである。
第1座標系は、前記第1タイミングにおける前記車両座標系である。
第2座標系は、前記第1タイミングより後の第2タイミングにおける前記車両座標系である。
前記目標パス決定部は、
前記第1タイミングにおいて取得された前記必要情報に基づいて、前記第1座標系で定義される第1目標パスを算出する目標パス算出部と、
前記第1座標系から前記第2座標系への座標変換を行うことにより、前記第1目標パスを前記第2座標系で定義される第2目標パスに補正する目標パス補正部と
を有する。
前記車両走行制御部は、前記第2目標パスを前記目標パスとして用いて前記車両走行制御を行う。
第2の発明は、第1の発明において、次の特徴を更に有する。
前記第1タイミングから前記第2タイミングまでの遅延時間は、予め決められている。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、次の特徴を更に有する。
前記第1タイミングから前記第2タイミングまでの遅延時間は、前記目標パス算出部が前記第1目標パスを算出するために要する時間に相当する。
第4の発明は、第3の発明において、次の特徴を更に有する。
前記必要情報取得部が前記必要情報を取得するたびに、前記目標パス決定部は前記目標パスを決定して更新する。
前記目標パス決定部は、最新の目標パスの先頭から所定区間が前回の目標パスとオーバーラップするように、前記最新の目標パスを決定する。
前記所定区間は、前記第1タイミングから前記第2タイミングまでの期間に相当する区間を少なくとも含む。
第1の発明によれば、自動運転システムは、パス追従制御において目標パス補正処理を行う。具体的には、自動運転システムは、第1座標系で定義される第1目標パスを第2座標系で定義される第2目標パスに補正する。第1座標系は、必要情報が取得される第1タイミングにおける車両座標系である。第2座標系は、第1タイミングよりも後の第2タイミングにおける車両座標系である。目標パス補正処理を行うことによって、制御遅れの影響が軽減される。従って、補正後の第2目標パスを用いて車両走行制御を行う場合、第1目標パスを用いる場合と比較して、制御誤差は小さくなり、制御精度は高くなる。言い換えれば、目標パスに対する追従性能が向上する。自動運転システムの追従性能が向上すると、車両の乗員の不安感や違和感は軽減される。このことは、自動運転システムに対する信頼の向上につながる。
また、目標パス補正処理に、複雑な計算処理は不要である。第1座標系から第2座標系への単純な座標変換を行うことによって、第2目標パスを容易に取得することが可能である。第2目標パスを算出するために、第2タイミングにおける必要情報を予測する必要はない。複雑な予測処理が不要であるため、計算負荷の増大が抑制される。このように、第1の発明によれば、計算負荷の増大を抑えながら、追従性能を向上させることが可能となる。
第2の発明によれば、第1タイミングから第2タイミングまでの遅延時間は、予め決められている。この場合、目標パス補正処理がシンプルになり、好適である。
第3の発明によれば、第1タイミングから第2タイミングまでの遅延時間は、目標パス算出処理に要する時間に相当する。この場合、目標パス算出時間による制御遅れの影響を軽減することが可能となる。
第4の発明によれば、最新の目標パスの先頭から所定区間が前回の目標パスとオーバーラップするように、最新の目標パスが決定される。これにより、最新の目標パスは前回の目標パスからスムーズにつながることになる。よって、車両走行制御において用いられる目標パスが切り替わる際に、車両制御量が不連続的に変化することが抑制される。結果として、車両挙動の急変や乱れが抑制される。
本発明の第1の実施の形態に係る自動運転システムによるパス追従制御を説明するための概念図である。 本発明の第1の実施の形態における車両走行制御を説明するための概念図である。 本発明の第1の実施の形態における目標パス算出時間による制御遅れを説明するための概念図である。 本発明の第1の実施の形態における第1座標系と第2座標系との間の目標パスの見え方の違いを示す概念図である。 本発明の第1の実施の形態における目標パス補正処理を説明するための概念図である。 本発明の第1の実施の形態に係る自動運転システムによるパス追従制御を説明するための概念図である。 本発明の第1の実施の形態に係る自動運転システムの構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る自動運転システムによる情報取得処理を説明するためのブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る自動運転システムによる自動運転制御処理を説明するためのブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る自動運転システムのパス追従制御装置の機能構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係るパス追従制御装置によるパス追従制御を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における更新周期を説明するための概念図である。 本発明の第2の実施の形態における課題を説明するための概念図である。 本発明の第2の実施の形態における目標パス算出処理を説明するための概念図である。 本発明の第2の実施の形態に係る自動運転システムのパス追従制御装置の機能構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係るパス追従制御装置によるパス追従制御を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る自動運転システムのパス追従制御装置の機能構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態に係るパス追従制御装置によるパス追従制御を示すフローチャートである。
添付図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
1.第1の実施の形態
1−1.自動運転システムによるパス追従制御の概要
図1は、本実施の形態に係る自動運転システムによるパス追従制御を説明するための概念図である。自動運転システムは、車両1に搭載されており、車両1の自動運転を制御する。パス追従制御は、自動運転制御の一種である。具体的には、パス追従制御において、自動運転システムは、車両1の目標パスTPを定期的に算出し、最新の目標パスTPに追従するように車両1の走行を制御する。
ここで、車両座標系(X,Y)について定義する。車両座標系は、車両1に固定された相対座標系であり、車両1の運動と共に変動する。すなわち、車両座標系は、車両1の位置及び方位によって定義される。図1に示される例では、X方向は車両1の前方方向であり、Y方向はX方向と直交する平面方向である。但し、車両座標系は、図1で示された例に限られない。
パス追従制御は、車両座標系に基づいて行われる。すなわち、自動運転システムは、車両座標系における目標パスTPを定期的に算出する。そして、自動運転システムは、最新の目標パスTPに追従するように車両1の走行を制御する。目標パスTPに追従するように車両1の走行を制御することは、以下「車両走行制御」と呼ばれる。
図2は、車両走行制御を説明するための概念図である。図2には、車両座標系における車両1及び目標パスTPの位置関係の一例が示されている。車両走行制御では、車両1を目標パスTPに追従させるために、車両1と目標パスTPとの間の偏差を減少させる制御が行われる。そのために、例えば、横偏差Ed、方位角差θd、目標パスTPの曲率、等のパラメータが考慮される。横偏差Edは、車両1と目標パスTPとの間のY方向偏差である。方位角差θdは、車両1と目標パスTPとの間の方位角の差である。自動運転システムは、横偏差Ed、方位角差θd、目標パスTPの曲率、等に基づいて、車両走行制御を行うことができる。
本願発明者は、パス追従制御に関して、次のような課題を認識した。それは、パス追従制御では、様々な要因により制御遅れが発生する可能性があることである。パス追従制御の制御遅れは、目標パスTPに対する追従性能の低下を招き、好ましくない。制御遅れの様々な要因としては、情報通信時間、演算処理時間、アクチュエータ応答時間、などが考えられる。それらの中でも最も制御遅れに寄与すると考えられるのが、目標パスTPの算出に要する演算時間、すなわち、目標パス算出時間である。
図3は、目標パス算出時間による制御遅れを説明するための概念図である。自動運転システムは、第1タイミングT1において、目標パスTPの算出に必要な情報を取得する。目標パスTPの算出に必要な情報は、以下「必要情報」と呼ばれる。そして、自動運転システムは、取得した必要情報に基づいて最新の目標パスTPを算出する。この目標パスTPの算出にはある程度の時間がかかり、目標パスTPの算出が完了するのは、第1タイミングT1よりも後の第2タイミングT2である。この第1タイミングT1から第2タイミングT2までの期間が、目標パス算出時間に相当する。
図3において、第1位置P1は、第1タイミングT1における車両1の位置である。第2位置P2は、第2タイミングT2における車両1の位置である。第1座標系(X1,Y1)は、第1タイミングT1、すなわち、第1位置P1における車両座標系である。第2座標系(X2,Y2)は、第2タイミングT2、すなわち、第2位置P2における車両座標系である。第1座標系と第2座標系は、目標パス算出時間の分だけ異なっている。従って、第1座標系と第2座標系のそれぞれにおける目標パスTPの“見え方”も互いに異なることになる。
図4は、第1座標系と第2座標系との間の目標パスTPの見え方の違いを示している。図4において、第1目標パスTP1は、第1位置P1から見た目標パスTP、すなわち、第1座標系で定義される目標パスTPを表している。一方、第2目標パスTP2は、第2位置P2から見た目標パス、すなわち、第2座標系で定義される目標パスTPを表している。第1目標パスTP1と第2目標パスTP2は、目標パス算出時間の分だけ異なっている。
ここで、自動運転システムによる車両走行制御(図2参照)を考える。最新の目標パスTPに基づく車両走行制御は、当然、最新の目標パスTPが決定した後、つまり、第2位置P2(第2タイミングT2)よりも後から開始可能である。第2位置P2よりも後から車両走行制御を行うのだから、第1目標パスTP1ではなく第2目標パスTP2を用いて車両走行制御を行う方が、制御精度は高くなる。しかしながら、第2目標パスTP2を必要情報から直接算出することはできない。何故なら、必要情報は、第1位置P1(第1タイミングT1)において取得されたものだからである。第1位置P1において取得された必要情報を用いて算出できるのは、第1座標系で定義される第1目標パスTP1だけである。
第1座標系における第1目標パスTP1を用いて車両走行制御を行う場合、第2座標系における第2目標パスTP2を用いる場合と比較して、制御誤差は大きくなり、制御精度は低くなる。言い換えれば、目標パスTPに対する追従性能が低下する。自動運転システムの追従性能が低下すると、車両1の乗員は、不安感や違和感を感じる。このことは、自動運転システムに対する信頼の低下につながる。
そこで、本実施の形態に係る自動運転システムは、第1目標パスTP1を第2目標パスTP2に補正する「目標パス補正処理」を実施する。図5は、本実施の形態における目標パス補正処理を説明するための概念図である。上述の通り、第1位置P1(第1タイミングT1)において取得された必要情報からは、第1座標系における第1目標パスTP1が算出される。目標パス補正処理では、自動運転システムは、第1座標系から第2座標系への「座標変換」を行うことにより、第1目標パスTP1を第2目標パスTP2に補正(変換)する。このような座標変換には複雑な計算処理は不要であり、容易に第2目標パスTP2を取得することが可能である。
図6は、本実施の形態に係る自動運転システムによるパス追従制御を要約的に示している。第1タイミングT1(第1位置P1)において、自動運転システムは、必要情報を取得する。その後、第2タイミングT2(第2位置P2)において、自動運転システムは、第1位置P1での必要情報に基づく目標パスTP、すなわち、第1目標パスTP1の算出を完了する。更に、自動運転システムは、目標パス補正処理を行い、算出した第1目標パスTP1を第2目標パスTP2に補正する。そして、自動運転システムは、第2目標パスTP2を目標パスTPとして用い、車両1が第2目標パスTP2に追従するように車両走行制御を行う。
1−2.効果
以上に説明されたように、本実施の形態に係る自動運転システムは、パス追従制御において目標パス補正処理を行う。具体的には、自動運転システムは、第1座標系で定義される第1目標パスTP1を第2座標系で定義される第2目標パスTP2に補正する。このような目標パス補正処理を行うことによって、制御遅れの影響が軽減される。従って、補正後の第2目標パスTP2を用いて車両走行制御を行う場合、第1目標パスTP1を用いる場合と比較して、制御誤差は小さくなり、制御精度は高くなる。言い換えれば、目標パスTPに対する追従性能が向上する。自動運転システムの追従性能が向上すると、車両1の乗員の不安感や違和感は軽減される。このことは、自動運転システムに対する信頼の向上につながる。
尚、図3〜図6で示された例では、制御遅れの要因の代表として、目標パス算出時間が考慮された。しかしながら、本実施の形態は、それだけに限定されない。例えば、他の要因(情報通信時間、アクチュエータ応答時間、など)による制御遅れが考慮されてもよい。あるいは、目標パス算出時間の一部だけが考慮されてもよい。一般化すれば、第2タイミングT2は、制御遅れの少なくとも一部に相当する時間だけ、第1タイミングT1から遅延していればよい。第2タイミングT2が第1タイミングT1より少しでも後であれば、本実施の形態に係る目標パス補正処理によって、制御遅れの影響は多少なりとも軽減される。
また、本実施の形態に係る目標パス補正処理に、複雑な計算処理は不要である。第1座標系から第2座標系への単純な座標変換を行うことによって、第2目標パスTP2を容易に取得することが可能である。
比較例として、上記の特許文献1に開示された技術を考える。当該技術によれば、高精度の第2制御指令値を演算するために、“予測処理”が必要である。具体的には、センサによって検出される車両運動状態及び障害物状態を用いて、将来の車両運動状態及び障害物状態が予測される。そして、予測された将来の車両運動状態及び障害物状態に基づいて、高精度の第2制御指令値が演算される。しかしながら、そのような予測には複雑な計算処理が必要であり、それは計算負荷、計算時間、及び計算資源の増大を招く。
一方、本実施の形態によれば、比較例のような予測処理は不要である。例えば、高精度の第2目標パスTP2を算出するために、将来の第2タイミングT2における必要情報を予測する必要はない。目標パスTPの算出に用いられるのは、あくまで、第1タイミングT1において得られた必要情報である。第1タイミングT1において得られた必要情報から第1目標パスTP1が算出され、その後、単純な座標変換によって第2目標パスTP2が得られるのである。複雑な予測処理が不要であるため、計算負荷、計算時間、計算資源の増大が抑制される。
このように、本実施の形態に係る自動運転システムは、計算負荷の増大を抑えながら、追従性能を向上させることができる。以下、本実施の形態に係る自動運転システムの具体的な構成例を説明する。
1−3.自動運転システムの構成例
図7は、本実施の形態に係る自動運転システム100の構成例を示すブロック図である。自動運転システム100は、車両1に搭載されており、車両1の自動運転を制御する。より詳細には、自動運転システム100は、GPS(Global Positioning System)受信器10、地図データベース20、周辺状況センサ30、車両状態センサ40、通信装置50、走行装置60、及び制御装置70を備えている。
GPS受信器10は、複数のGPS衛星から送信される信号を受信し、受信信号に基づいて車両1の位置及び方位を算出する。GPS受信器10は、算出した情報を制御装置70に送る。
地図データベース20には、地図上の各レーンの境界位置を示す情報があらかじめ記録されている。各レーンの境界位置は、点群あるいは線群で表される。この地図データベース20は、所定の記憶装置に格納されている。
周辺状況センサ30は、車両1の周囲の状況を検出する。周辺状況センサ30としては、ライダー(LIDAR: Laser Imaging Detection and Ranging)、レーダー、カメラなどが例示される。ライダーは、光を利用して車両1の周囲の物標を検出する。レーダーは、電波を利用して車両1の周囲の物標を検出する。カメラは、車両1の周囲の状況を撮像する。周辺状況センサ30は、検出した情報を制御装置70に送る。
車両状態センサ40は、車両1の走行状態を検出する。車両状態センサ40としては、車速センサ、舵角センサ、ヨーレートセンサ、横加速度センサなどが例示される。車速センサは、車両1の速度を検出する。舵角センサは、車両1の操舵角を検出する。ヨーレートセンサは、車両1のヨーレートを検出する。横加速度センサは、車両1に作用する横加速度を検出する。車両状態センサ40は、検出した情報を制御装置70に送る。
通信装置50は、V2X通信(車車間通信および路車間通信)を行う。具体的には、通信装置50は、他の車両との間でV2V通信(車車間通信)を行う。また、通信装置50は、周囲のインフラとの間でV2I通信(路車間通信)を行う。V2X通信を通して、通信装置50は、車両1の周囲の環境に関する情報を取得することができる。通信装置50は、取得した情報を制御装置70に送る。
走行装置60は、操舵装置、駆動装置、制動装置、トランスミッション等を含んでいる。操舵装置は、車輪を転舵する。駆動装置は、駆動力を発生させる動力源である。駆動装置としては、エンジンや電動機が例示される。制動装置は、制動力を発生させる。
制御装置70は、車両1の自動運転を制御する自動運転制御を行う。典型的には、制御装置70は、プロセッサ、記憶装置、及び入出力インタフェースを備えるマイクロコンピュータである。制御装置70は、ECU(Electronic Control Unit)とも呼ばれる。制御装置70は、入出力インタフェースを通して各種情報を受け取る。そして、制御装置70は、受け取った情報に基づいて自動運転制御を行う。
より詳細には、制御装置70は、機能ブロックとして、情報取得部71及び自動運転制御部72を備えている。これら機能ブロックは、制御装置70のプロセッサが記憶装置に格納された制御プログラムを実行することにより実現される。制御プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納されていてもよい。情報取得部71は、情報取得処理を行う。自動運転制御部72は、自動運転制御処理を行う。
図8は、本実施の形態に係る情報取得処理を説明するためのブロック図である。情報取得処理において、情報取得部71は、自動運転制御に必要な情報を取得する。尚、情報取得処理は、一定サイクル毎に繰り返し実行される。
より詳細には、情報取得部71は、GPS受信器10から、車両1の現在位置及び方位を示す位置方位情報81を取得する。
また、情報取得部71は、地図データベース20からレーンに関する情報を読み出し、レーン情報82を生成する。レーン情報82は、地図上の各レーンの配置(位置、形状、傾き)を含んでいる。情報取得部71は、レーン情報82に基づいて、レーンの合流、分岐、交差等を把握することができる。また、情報取得部71は、レーン情報82に基づいて、レーン曲率、レーン幅等を算出することができる。
また、情報取得部71は、周辺状況センサ30によって検出された情報に基づいて、周辺状況情報83を生成する。周辺状況情報83は、車両1の周囲の物標に関する物標情報を含んでいる。物標としては、白線、路側物、周辺車両などが例示される。
また、情報取得部71は、車両状態センサ40によって検出された情報に基づいて、車両状態情報84を生成する。車両状態情報84は、車両1の速度、操舵角、ヨーレート、横加速度などの情報を含む。
また、情報取得部71は、通信装置50による通信を通して、配信情報85を受け取る。配信情報85は、インフラや周辺車両から配信される情報である。配信情報85としては、工事区間情報、事故情報などが例示される。
以上に例示された位置方位情報81、レーン情報82、周辺状況情報83、車両状態情報84、及び配信情報85は全て、車両1の運転環境を示している。そのような車両1の運転環境を示す情報は、以下「運転環境情報80」と呼ばれる。すなわち、運転環境情報80は、位置方位情報81、レーン情報82、周辺状況情報83、車両状態情報84、及び配信情報85を含んでいる。
制御装置70の情報取得部71は、運転環境情報80を取得する機能を有していると言える。図8に示されるように、この情報取得部71は、GPS受信器10、地図データベース20、周辺状況センサ30、車両状態センサ40、及び通信装置50と共に、「情報取得装置110」を構成している。情報取得装置110は、自動運転システム100の一部として、上述の情報取得処理を行う。
図9は、本実施の形態に係る自動運転制御処理を説明するためのブロック図である。自動運転制御部72は、上記の運転環境情報80に基づいて、自動運転制御を行う。特に、自動運転制御部72は、自動運転制御の1つとしてパス追従制御を行う。パス追従制御において、自動運転制御部72は、車両1の目標パスTPを算出し、目標パスTPに追従するように車両1の走行を制御する。車両1の走行は、走行装置60を適宜作動させることにより制御可能である。
自動運転制御部72と走行装置60は、「パス追従制御装置120」を構成している。パス追従制御装置120は、自動運転システム100の一部として、パス追従制御を行う。以下、本実施の形態に係るパス追従制御装置120によるパス追従制御について、更に詳しく説明する。
1−4.パス追従制御装置
図10は、本実施の形態に係るパス追従制御装置120の機能構成を示すブロック図である。パス追従制御装置120は、必要情報取得部121、目標パス決定部122、及び車両走行制御部126を備えている。目標パス決定部122は、目標パス算出部123と目標パス補正部124を含んでいる。
図11は、本実施の形態に係るパス追従制御装置120によるパス追従制御を示すフローチャートである。図10及び図11を参照して、本実施の形態に係るパス追従制御装置120によるパス追従制御を説明する。
ステップS10:
必要情報取得部121は、情報取得装置110を通して、必要情報90を定期的に取得する。必要情報90は、目標パスTPの算出に必要な情報であり、上記の運転環境情報80の一部である。例えば、必要情報90は、位置方位情報81、レーン情報82、周辺状況情報83、及び配信情報85を含む。必要情報取得部121が必要情報90を取得するタイミングは、第1タイミングT1である(図3、図6参照)。必要情報取得部121は、第1タイミングT1毎に、必要情報90を取得し、必要情報90を目標パス決定部122に出力する。
ステップS20:
目標パス決定部122は、ステップS10において取得された必要情報90に基づいて、目標パスTPを決定する。より詳細には、ステップS20は、次のステップS30〜S50を含む。
ステップS30:
まず、目標パス算出部123は、目標パス算出処理を行う。具体的には、目標パス算出部123は、ステップS10において取得された必要情報90に基づいて、目標パスTPを算出する。目標パスTPの算出方法としては、様々なものが提案されている。本実施の形態における目標パスTPの算出方法は、特に限定されない。必要情報90は第1位置P1において取得されたものであり、その必要情報90に基づいて算出される目標パスTPは、第1座標系で定義される第1目標パスTP1(図4参照)である。すなわち、目標パス算出部123は、必要情報90に基づいて、第1目標パスTP1を算出する。
ステップS40:
第1目標パスTP1が算出された後、目標パス補正部124は、目標パス補正処理(図5参照)を行う。具体的には、目標パス補正部124は、第1座標系から第2座標系への座標変換を行うことにより、第1目標パスTP1を、第2座標系で定義される第2目標パスTP2に補正(変換)する。
第1座標系は、必要情報90を取得した第1タイミングT1における車両座標系である。第2座標系は、第1タイミングT1よりも後の第2タイミングT2における車両座標系である。第1座標系と第2座標系の差は、例えば、第1タイミングT1と第2タイミングT2のそれぞれにおける位置方位情報81から算出可能である。あるいは、第1座標系と第2座標系の差は、第1タイミングT1における車両状態情報84(車速、ヨーレート等)及び第1タイミングT1から第2タイミングT2までの遅延時間から算出可能である。
第1タイミングT1から第2タイミングT2までの遅延時間は、予め決められていると好適である。その場合、当該遅延時間を示す設定情報が、制御装置70の記憶装置に予め格納される。目標パス補正部124は、その設定情報を参照することによって、遅延時間及び第2タイミングT2を認識することができる。第1タイミングT1から第2タイミングT2までの遅延時間が予め決められている場合、目標パス補正処理がシンプルになり、好適である。
第1タイミングT1から第2タイミングT2までの遅延時間は、例えば、目標パス算出時間(目標パス算出部123が目標パスTPを算出するのに要する時間)に相当するように設定される。この場合、目標パス補正処理を行うことによって、目標パス算出時間による制御遅れの影響を軽減することが可能となる。
ステップS50:
目標パス決定部122は、ステップS40で得られた第2目標パスTP2を目標パスTPに設定する。そして、目標パス決定部122は、目標パスTPを車両走行制御部126に出力する。
ステップS60:
車両走行制御部126は、目標パスTPに追従するように車両1の走行を制御する車両走行制御を行う(図2、図6参照)。具体的には、車両走行制御部126は、横偏差Ed、方位角差θd、目標パスTPの曲率等のパラメータに基づき、車両1と目標パスTPとの間の偏差を減少させるための車両制御量を算出する。そして、車両走行制御部126は、算出した車両制御量に従って走行装置60を作動させる。
例えば、走行装置60は、車両1の車輪を転舵するためのパワーステアリング(EPS: Electric Power Steering)装置を含んでいる。パワーステアリング装置のモータを駆動制御することによって、車輪を転舵することができる。車両走行制御部126は、目標パスTPに追従するために必要な目標舵角を算出する。また、車両走行制御部126は、車両状態情報84から実舵角を取得する。そして、車両走行制御部126は、実舵角と目標舵角の差に応じたモータ電流指令値を算出し、そのモータ電流指令値に従ってモータを駆動する。このようにして車両走行制御が実現される。
1−5.変形例
第1タイミングT1から第2タイミングT2までの遅延時間は、目標パス算出時間に必ずしも限られない。例えば、第1タイミングT1から第2タイミングT2までの遅延時間は、情報通信時間やアクチュエータ応答時間等も考慮して設定されてもよい。
第1タイミングT1から第2タイミングT2までの遅延時間が目標パス算出時間である場合、その遅延時間を、所定値として与える代わりに、実際に計測してもよい。具体的には、上述のステップS30において、目標パス算出部123は、目標パス算出処理にかかった処理時間を計測し、計測結果を目標パス補正部124に出力する。目標パス補正部124は、当該計測結果に基づいて、第2タイミングT2及び第2座標系を認識することができる。
2.第2の実施の形態
2−1.概要
目標パスTPの算出に必要な必要情報90は、定期的に取得され、更新される。そして、必要情報90が更新されるたびに、目標パスTPも決定され、更新される。以下の説明において、符号“k−1”は前回を表し、符号“k”は最新を表す。
図12及び図13は、必要情報90及び目標パスTPの更新の例を示している。前回の第1タイミングT1(k−1)において、前回の必要情報90が取得される。前回の第2タイミングT2(k−1)において、前回の目標パスTP(k−1)が得られる。第1タイミングT1(k)において、最新の必要情報90が取得される。第2タイミングT2(k)において、最新の目標パスTP(k)が得られる、つまり、目標パスTPが更新される。
第1タイミングT1(k)から第2タイミングT2(k)までの期間、最新の目標パスTP(k)は算出中であり、まだ決まっていない。よって、第1タイミングT1(k)から第2タイミングT2(k)までの期間、車両走行制御は、前回の目標パスTP(k−1)に基づいて実施される。第2タイミングT2(k)において、最新の目標パスTP(k)が決まる。それ以降、最新の目標パスTP(k)に基づいて車両走行制御を実施することがでくる。
ここで、図13に示されるように、前回の目標パスTP(k−1)と最新の目標パスTP(k)が、互いに関連しておらず、連続していない場合を考える。この場合、目標パスTPが切り替わるタイミングにおいて、車両走行制御における車両制御量が不連続的に変化する。車両制御量の不連続変化は、車両挙動の急変や乱れの原因となり、車両1の乗客に違和感や不安感を与える。そこで、本発明の第2の実施の形態は、車両制御量の不連続変化を抑制することができる目標パス算出処理を提案する。
図14は、第2の実施の形態における目標パス算出処理を説明するための概念図である。第2の実施の形態によれば、最新の目標パスTP(k)は、前回の目標パスTP(k−1)と一部オーバーラップするように決定される。より詳細には、図14に示されるように、最新の目標パスTP(k)の先頭から所定区間が前回の目標パスTP(k−1)とオーバーラップするように、最新の目標パスTP(k)が決定される。所定区間は、少なくとも、第1タイミングT1(k)における第1位置P1(k)から第2タイミングT2(k)における第2位置P2(k)までの区間を含む。
このような目標パス算出処理によって、最新の目標パスTP(k)は、前回の目標パスTP(k−1)からスムーズにつながることになる。特に、第1位置P1(k)から第2位置P2(k)までの区間、最新の目標パスTP(k)は、前回の目標パスTP(k−1)とオーバーラップしている。そのため、第2位置P2(k)において、前回の目標パスTP(k−1)と最新の目標パスTP(k)との間に不連続は発生しない。これにより、目標パスTPが切り替わるタイミングにおいて、車両制御量が不連続的に変化することが抑制される。結果として、車両挙動の急変や乱れが抑制される。
2−2.パス追従制御装置
図15は、第2の実施の形態に係るパス追従制御装置120の機能構成を示すブロック図である。図10で示された第1の実施の形態の場合と重複する説明は、適宜省略される。第2の実施の形態に係るパス追従制御装置120は、目標パス決定部122の代わりに、目標パス決定部122Aを有している。目標パス決定部122Aは、目標パス算出部123Aを有している。
図16は、第2の実施の形態に係るパス追従制御装置120によるパス追従制御を示すフローチャートである。図11で示された第1の実施の形態の場合と重複する説明は、適宜省略される。第2の実施の形態では、ステップS20がステップS20Aに置き換えられる。
ステップS20A:
目標パス決定部122Aは、ステップS10において取得された必要情報90に基づいて、目標パスTPを決定する。より詳細には、ステップS20は、次のステップS30Aを含む。
ステップS30A:
目標パス算出部123Aは、必要情報90と前回の目標パスTP(k−1)とに基づいて、目標パス算出処理を行う。より詳細には、目標パス算出部123Aは、最新の目標パスTP(k)の先頭から所定区間が前回の目標パスTP(k−1)とオーバーラップするように、最新の目標パスTP(k)を算出する。所定区間は、少なくとも第1位置P1(k)から第2位置P2(k)までの区間を含む。
目標パス決定部122Aは、ステップS30Aにおいて算出された目標パスTP(k)を、車両走行制御部126に出力する。目標パスTPは、前回の目標パスTP(k−1)から最新の目標パスTP(k)に切り替えられ、車両走行制御部126は、最新の目標パスTP(k)に基づく車両走行制御を開始する。この切り替わりタイミングにおいて、車両制御量が不連続的に変化することが抑制される。結果として、車両挙動の急変や乱れが抑制される。
3.第3の実施の形態
本発明の第3の実施の形態は、第1の実施の形態と第2の実施の形態の組み合わせである。第1の実施の形態あるいは第2の実施の形態と重複する説明は、適宜省略される。
図17は、第3の実施の形態に係るパス追従制御装置120の機能構成を示すブロック図である。第3の実施の形態に係るパス追従制御装置120は、目標パス決定部122の代わりに、目標パス決定部122Bを有している。目標パス決定部122Bは、目標パス算出部123B及び目標パス補正部124Bを有している。
図18は、第3の実施の形態に係るパス追従制御装置120によるパス追従制御を示すフローチャートである。第3の実施の形態では、ステップS20がステップS20Bに置き換えられる。
ステップS20B:
目標パス決定部122Bは、ステップS10において取得された必要情報90に基づいて、目標パスTPを決定する。より詳細には、ステップS20Bは、次のステップS30B〜S50Bを含む。
ステップS30B:
目標パス算出部123Bは、必要情報90と前回の目標パスTP(k−1)とに基づいて、目標パス算出処理を行う。より詳細には、目標パス算出部123Bは、最新の目標パスTP(k)の先頭から所定区間が前回の目標パスTP(k−1)とオーバーラップするように、最新の目標パスTP(k)を算出する。所定区間は、少なくとも第1位置P1(k)から第2位置P2(k)までの区間を含む。このステップS30Bで算出される目標パスTP(k)は、第1座標系で定義される第1目標パスTP1(k)である。
ステップS40B:
最新の第1目標パスTP1(k)が算出された後、目標パス補正部124Bは、目標パス補正処理(図5参照)を行う。具体的には、目標パス補正部124Bは、第1座標系から第2座標系への座標変換を行うことにより、第1目標パスTP1(k)を、第2座標系で定義される第2目標パスTP2(k)に補正する。
ステップS50B:
目標パス決定部122Bは、ステップS40Bで得られた第2目標パスTP2(k)を目標パスTPに設定する。そして、目標パス決定部122Bは、目標パスTPを車両走行制御部126に出力する。
第3の実施の形態によれば、第1の実施の形態による効果と第2の実施の形態の効果の両方が得られる。
1 車両
10 GPS受信器
20 地図データベース
30 周辺状況センサ
40 車両状態センサ
50 通信装置
60 走行装置
70 制御装置
71 情報取得部
72 自動運転制御部
80 運転環境情報
81 位置方位情報
82 レーン情報
83 周辺状況情報
84 車両状態情報
85 配信情報
90 必要情報
100 自動運転システム
110 情報取得装置
120 パス追従制御装置
121 必要情報取得部
122、122A、122B 目標パス決定部
123、123A、123B 目標パス算出部
124、124B 目標パス補正部
126 車両走行制御部
TP 目標パス

Claims (4)

  1. 車両に搭載される自動運転システムであって、
    目標パスの算出に必要な必要情報を定期的に取得する必要情報取得部と、
    前記必要情報に基づいて前記目標パスを決定する目標パス決定部と、
    前記目標パスに追従するように前記車両の走行を制御する車両走行制御を行う車両走行制御部と
    を備え、
    車両座標系は、前記車両に固定された相対座標系であり、
    前記必要情報取得部が前記必要情報を取得するタイミングは、第1タイミングであり、
    第1座標系は、前記第1タイミングにおける前記車両座標系であり、
    第2座標系は、前記第1タイミングより後の第2タイミングにおける前記車両座標系であり、
    前記目標パス決定部は、
    前記第1タイミングにおいて取得された前記必要情報に基づいて、前記第1座標系で定義される第1目標パスを算出する目標パス算出部と、
    前記第1座標系から前記第2座標系への座標変換を行うことにより、前記第1目標パスを前記第2座標系で定義される第2目標パスに補正する目標パス補正部と
    を有し、
    前記車両走行制御部は、前記第2目標パスを前記目標パスとして用いて前記車両走行制御を行う
    自動運転システム。
  2. 請求項1に記載の自動運転システムであって、
    前記第1タイミングから前記第2タイミングまでの遅延時間は、予め決められている
    自動運転システム。
  3. 請求項1又は2に記載の自動運転システムであって、
    前記第1タイミングから前記第2タイミングまでの遅延時間は、前記目標パス算出部が前記第1目標パスを算出するために要する時間に相当する
    自動運転システム。
  4. 請求項3に記載の自動運転システムであって、
    前記必要情報取得部が前記必要情報を取得するたびに、前記目標パス決定部は前記目標パスを決定して更新し、
    前記目標パス決定部は、最新の目標パスの先頭から所定区間が前回の目標パスとオーバーラップするように、前記最新の目標パスを決定し、
    前記所定区間は、前記第1タイミングから前記第2タイミングまでの期間に相当する区間を少なくとも含む
    自動運転システム。
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