JP2018176293A - クーラント濾過装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】主軸を備えたドラム型フィルタのメンテナンス時の作業性を良好にする。【解決手段】主軸40の外周面には主軸側ネジ部40aが形成されている。軸受部品37には、主軸40における主軸側ネジ部40aが形成された部分が収容される孔部35bが形成されている。【選択図】図4

Description

本発明は、例えば工作機械から排出される切屑を含んだクーラントを濾過するためのクーラント濾過装置に関し、特に、クーラント濾過用のドラム型フィルタを備えた構造の技術分野に属する。
例えばマシニングセンタ等の工作機械による金属製品の加工時には加工部にクーラントが供給されている。加工部に供給された後のクーラントは切屑を含んだ状態でクーラント濾過装置に流入するようになっている。クーラント濾過装置は、クーラントを搬送しながら濾過して切屑を回収するように構成されている(たとえば、特許文献1、2参照)。
特許文献1では、ドラム型フィルタの両端部が排水管を有しており、この排水管をコンベヤフレームに取り付けるためのリング状のメタルベアリングとオイルシールとがコンベヤフレームの外側に配置されていて、メタルベアリング及びオイルシールがOリングを介して外カバーによってコンベヤフレームに着脱可能に取り付けられている。これにより、ドラム型フィルタをコンベヤフレームから取り外さずに、消耗部品等を交換することが可能になっている。
特許文献2では、コンベアの内部にドラム型フィルタが設けられており、シール材を交換する際には、ドラム型フィルタを仮留ブラケットによりコンベアの側壁に仮留めしておき、コンベアの蓋部材を外すようにしている。
特開2008−213066号公報 特開2005−14179号公報
上記特許文献1、2に開示されているように、クーラント濾過装置を構成する特定の部品は摩耗等によって交換する必要があることから、メンテナンスを容易にするための様々な構造が提供されている。
ところで、ドラム型フィルタの構造として、回転中心線方向に延びる主軸を備えた構造を採用する場合がある。主軸を設けることで、両端の軸受部分の同心度を高めることができるとともに、ドラム型フィルタ全体の剛性を高めることができるという利点があるためである。
しかしながら、主軸を備えたドラム型フィルタの場合、主軸がドラム型フィルタの両端に亘って延びるものであることから、メンテナンス時、特に軸受部品を交換しようとすると、主軸が邪魔になってしまい、メンテナンス性が悪化することが考えられる。この点、特許文献1、2ではドラム型フィルタが主軸を備えた構造となっていないので、主軸を考慮したメンテナンスについて開示されていない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、主軸を備えたドラム型フィルタのメンテナンス時の作業性を良好にすることにある。
上記目的を達成するために、本発明では、主軸及び筒状ドラム構造全体を槽から取り出さなくても軸受部品の交換作業が行えるようにした。
第1の発明は、工作機械から排出された切屑を含むクーラントを濾過するクーラント濾過装置において、切屑を含むクーラントが流入する流入口及び濾過後のクーラントが流出する流出口を有する槽と、上記槽の内部に設けられ、上記流入口から流入したクーラントが通過することによって該クーラントに含まれる切屑を捕捉するドラム型フィルタと、上記ドラム型フィルタを回転駆動する駆動装置とを備え、上記ドラム型フィルタは、濾過材を筒状に形成してなる筒状フィルタ部材と、該筒状フィルタ部材の回転中心線方向両端部にそれぞれ取り付けられる第1端板及び第2端板と、該第1端板及び該第2端板にそれぞれ着脱可能に取り付けられ、該第1端板及び該第2端板を上記槽の壁部に対して回転可能に支持する第1軸受部品及び第2軸受部品と、該第1軸受部品から該第2軸受部品まで延びる主軸とを備え、上記主軸の外周面における上記第1軸受部品側の端部には主軸側ネジ部が形成され、上記第1軸受部品には、上記主軸における上記主軸側ネジ部が収容される孔部が形成され、該孔部の内周面には上記主軸側ネジ部に螺合する軸受側ネジ部が形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、槽に流入したクーラントが槽の内部で回転しているドラム型フィルタの筒状フィルタ部材を通過することによって濾過される。濾過後のクーラントは、槽の流出口から流出する。
たとえば第1軸受部品や第2軸受部品が摩耗等した場合には、第1軸受部品や第2軸受部品を交換することになる。交換時には、主軸の主軸側ネジ部を第1軸受部品の軸受側ネジ部に螺合させて主軸を中心線方向に移動させ、主軸の主軸側ネジ部を第1軸受部品の孔部に収容すると、主軸の反対側の端部、即ち第2軸受部品側の端部を第2軸受部品から離すことが可能になる。これにより、主軸及び筒状フィルタ部材を槽から取り出さなくても、主軸を第2軸受部品から離して第2軸受部品の取り外しが可能になる。
第2軸受部品を取り外せば、主軸の第2軸受部品側の端部近傍にスペースが生まれるので、主軸を第1軸受部品から離れる方向に容易に移動させることが可能になる。これにより、主軸及び筒状フィルタ部材を槽から取り出さなくても、主軸を第1軸受部品から離して第1軸受部品の取り外しが可能になる。
第2の発明は、第1の発明において、上記第1軸受部品は、上記槽の壁部に着脱可能に固定され、上記回転中心線方向に延びる筒状の第1軸受ブラケットと、上記第1端板に着脱可能に固定され、上記第1軸受ブラケットが挿入される第1ベアリングとを備え、上記第1軸受ブラケットに上記孔部が形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、交換時には、第1軸受ブラケットの孔部に、主軸の主軸側ネジ部が収容されるので、第1ベアリングと主軸とが干渉することはなく、スムーズに交換作業を進めることが可能になる。
第3の発明は、第1または2の発明において、上記主軸は中空軸とされ、該主軸の周壁部には該主軸の内部と外部とに連通する逆洗用ノズルが設けられ、上記主軸の内部には、上記筒状フィルタ部材の洗浄用の液体が供給されることを特徴とする。
この構成によれば、主軸の内部に供給された洗浄用の液体が逆洗用ノズルから筒状フィルタ部材に対して内側から噴射される。これにより、筒状フィルタ部材を内側から洗浄、即ち逆洗することが可能になる。
第4の発明は、第3の発明において、上記主軸は、上記槽に対して上記第1軸受部品及び上記第2軸受部品を介して固定されていることを特徴とする。
この構成によれば、逆洗時に、筒状フィルタ部材を回転させる際、主軸が回転しないので、筒状フィルタ部材の全周に亘って洗浄用の液体を噴射することが可能になる。
第5の発明は、第3または4の発明において、上記第2軸受部品は、上記槽の壁部に着脱可能に固定され、上記回転中心線方向に延びる筒状の第2軸受ブラケットと、上記第2端板に着脱可能に固定され、上記第2軸受ブラケットが挿入される第2ベアリングとを備え、上記第2軸受ブラケットは上記主軸の端部に固定された状態で、該主軸の端部から上記筒状フィルタ部材の外方へ突出するように形成され、上記第2軸受ブラケットには、洗浄用の液体を上記主軸の内部に供給するための供給配管が接続されることを特徴とする。
この構成によれば、洗浄用の液体が供給配管から主軸の内部に供給された後、逆洗用ノズルから噴射する。
第6の発明は、第1から5のいずれか1つの発明において、上記主軸における上記第1軸受部品側の端面には、工具が係合する工具係合部が設けられ、上記第1軸受部品の上記孔部は、上記ドラム型フィルタの上記回転中心線方向外側に向かって開放されることを特徴とする。
この構成によれば、主軸の工具係合部に工具を係合させて主軸を第1軸受部品に対して相対的に回転させることで主軸側ネジ部を軸受側ネジ部に螺合させることが可能になる。この場合に、工具をドラム型フィルタの外側から主軸の工具係合部に容易に係合させて作業が行える。
第1の発明によれば、主軸の主軸側ネジ部を第1軸受部品の軸受側ネジ部に螺合させて主軸の第2軸受部品側の端部を第2軸受部品から離すことができるので、主軸及び筒状フィルタ部材を槽から取り出さなくても、主軸を第2軸受部品から離して第2軸受部品の取り外しを行うことができる。さらに、第2軸受部品を取り外した後には、主軸を第1軸受部品から離れる方向に容易に移動させることができるので、主軸及び筒状フィルタ部材を槽から取り出さなくても、主軸を第1軸受部品から離して第1軸受部品の取り外しを行うことができる。よって、主軸を備えたドラム型フィルタのメンテナンス時の作業性を良好にすることができる。
第2の発明によれば、筒状の第1軸受ブラケットと、第1軸受ブラケットが挿入される第1ベアリングとで第1軸受部品を構成し、第1軸受ブラケットに孔部を形成し、交換時に、第1軸受ブラケットの孔部に、主軸の主軸側ネジ部を収容するようにしたので、第1ベアリングと主軸とが干渉することはなく、スムーズに交換作業を進めることができる。
第3の発明によれば、主軸の逆洗用ノズルから噴射した洗浄用の液体によって筒状フィルタ部材を逆洗することができる。
第4の発明によれば、逆洗時に、筒状フィルタ部材を回転させる一方、主軸を回転させないようにすることができるので、筒状フィルタ部材の全周に亘って洗浄用の液体を噴射することができる。
第5の発明によれば、第2軸受部品を利用して洗浄用の液体を主軸の内部に供給することができる。
第6の発明によれば、主軸における第1軸受部品側の端面に工具係合部を設け、第1軸受部品の孔部がドラム型フィルタの外側に開放しているので、工具をドラム型フィルタの外側から主軸の工具係合部に容易に係合させて主軸側ネジ部を軸受側ネジ部に螺合させることができる。
実施形態に係るクーラント濾過装置を左上から見た斜視図である。 図1におけるII−II線断面を斜め左上から見た図である。 図1におけるII−II線断面図である。 図3におけるIV−IV線に相当するドラム型フィルタの断面を斜めから見た図である。 図3におけるIV−IV線に相当するドラム型フィルタの断面図である。 反駆動側ベアリングを反駆動側端板から分離した状態を示す図5相当図である。 反駆動側軸受ブラケットを反駆動側固定板から分離した状態を示す図5相当図である。 ナットを緩めた状態を示す図5相当図である。 主軸を反駆動側へ移動させた状態を示す図5相当図である。 駆動側ベアリング及び駆動側軸受ブラケットを取り外した状態を示す図5相当図である。 反駆動側ベアリング及び反駆動側軸受ブラケットを取り外した状態を示す図5相当図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的な例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本発明の実施形態に係るクーラント濾過装置1を示すものである。クーラント濾過装置1は、例えばマシニングセンタ等の工作機械(図示せず)から排出された切屑を含むクーラントを濾過するための装置である。工作機械から排出されたクーラントに含まれる切屑は、例えば糸状のものや粉状のもの等があり、これらが混合している。
(クーラント濾過装置の全体構成)
クーラント濾過装置1は、濾過槽10と、クリーン槽20と、ドラム型フィルタ30と、マグネットユニット50と、掻き取り装置60(図3にのみ示す)と、案内部材70(図2及び図3に示す)とを備えている。図1及び図2では掻き取り装置を省略して示しているが、掻き取り装置60は図3に示すようにクーラント濾過装置1に設けられている。
濾過槽10には、工作機械から排出された切屑を含むクーラントが流入するようになっている。クーラント中の切屑はマグネットユニット50に吸着されるとともに、ドラム型フィルタ30に捕捉されてクーラントから取り除かれる。切屑が取り除かれたクーラントは、クリーン槽20に流入した後、図示しない2次濾過装置に送られる。また、マグネットユニット50に吸着された切屑は、掻き取り装置60によって掻き取られた後、濾過槽10及びクリーン槽20の外部に排出される。
尚、この実施形態の説明では、各図に示す右側をクーラント濾過装置1の右側とし、各図に示す左側をクーラント濾過装置1の左側と定義するが、これは説明の便宜を図るために定義するだけであって、実際の設置状態における左右方向は特に限定されず、どちら側を左にしてもよい。また、各図に示す上流側をクーラント濾過装置1の上流側とし、各図に示す下流側をクーラント濾過装置1の下流側とする。上流側及び下流側とは、工作機械(図示せず)から排出された切屑を含むクーラントの流れ方向の上流側及び下流側に対応している。
(濾過槽の構成)
濾過槽10は、例えば鋼鈑等で構成されており、図2等に示すように、底板部10aと、上流端板部10bと、下流端板部10cと、左側板部10d(図1にのみ示す)と、右側板部10eと、クーラント流入箱部11とを備えている。底板部10a、上流端板部10b、下流端板部10c、左側板部10d及び右側板部10eは濾過槽10の壁部を構成する部材である。
底板部10aは、略水平に延びている。上流端板部10bは、底板部10aの上流端部から上方へ延びるように形成されている。下流端板部10cは、底板部10aの下流端部から上方へ延びるように形成されている。左側板部10d及び右側板部10eは、それぞれ、底板部10aの左端部及び右端部から上方へ延びるように形成されている。従って、濾過槽10は、底板部10a、上流端板部10b、下流端板部10c、左側板部10d及び右側板部10eによって区画形成されていて、図示しないが、蓋部材等によって上端部が開閉されるようになっている。
クーラント流入箱部11は、濾過槽10の上流端の上側に配設されており、上方が開放されている。工作機械から排出されたクーラントは、クーラント流入箱部11の上方の開放部分から該クーラント流入箱部11に流入するようになっている。このクーラント流入箱部11の下端部には、濾過槽10の内部に連通する流入口11aが形成されている。流入口11aは左右方向に長い形状となっており、濾過槽10の上流端に位置付けられている。
図2及び図3に示すように、下流端板部10cの下側は湾曲形成されている。また、下流端板部10cの湾曲部分よりも上側は、下流側へ行くほど上に位置するように傾斜しながら延びており、後述する掻き取り装置60によって掻き取った切屑を搬送する搬送路Rの底面を構成している。また、左側板部10d及び右側板部10eは、それぞれ、下流端板部10cの左右両端部に沿って斜め上方へ延びており、搬送路Rの左側面及び右側面を構成している。
下流端板部10cの上端部、即ち搬送路Rの下流端部には、掻き取り装置60によって掻き取った切屑を排出するための排出口10fが形成されている。排出口10fは下方に開放されている。
また、図1に示すように、左側板部10dの下側におけるクーラント流れ方向中間部には、濾過後のクーラントをクリーン槽20に流出させるための左側流出口10gが左側板部10dを貫通するように形成されている。また、図2、3に示すように、右側板部10eの下側におけるクーラント流れ方向には、濾過後のクーラントをクリーン槽20に流出させるための右側流出口10hが右側板部10eを貫通するように形成されている。右側流出口10hは、左側流出口10gと同様な形状であり、側面から見たときに左側流出口10gと重複するように配置されている。
(クリーン槽の構成)
クリーン槽20は、底板部20aと、下流端板部20cと、左側板部20d(図1にのみ示す)と、右側板部20eとを備えており、クリーン槽20の上流端板部は、濾過槽10の上流端板部10bと共用されている。底板部20a、下流端板部20c、左側板部20d、右側板部20e及び上流端板部は、クリーン槽20の壁部を構成する部材である。
図1〜図3に示すように、クリーン槽20の底板部20aは略水平に延びている。このクリーン槽20の底板部20aは、濾過槽10の底板部10aよりも大きく形成されており、濾過槽10の底板部10aの下流端部から下流側へ延出するとともに、濾過槽10の底板部10aの左右両端部から左右両側にも延出している。
クリーン槽20の底板部20aの上流端部には、濾過槽10の上流端板部10bの下端部が連続している。クリーン槽20の下流端板部20cは、クリーン槽20の底板部20aの下流端部から上方へ延びるように形成されている。クリーン槽20の下流端板部20cは、濾過槽10の下流端板部10cの下側から下流側に離れて配置されている。クリーン槽20の左側板部20dは、クリーン槽20の底板部20aの左端部から上方へ延びるように形成されており、濾過槽10の左側板部10dから左側に離れて配置されている。クリーン槽20の右側板部20eは、クリーン槽20の底板部20aの右端部から上方へ延びるように形成されており、濾過槽10の右側板部10eから右側に離れて配置されている。従って、クリーン槽20は、底板部20aと、下流端板部20cと、左側板部20dと、濾過槽10の上流端板部10bとによって区画形成されている。クリーン槽20の内方に濾過槽10の下側が配置されている。また、濾過槽10の左側流出口10g及び右側流出口10hは、クリーン槽20の内部で開口している。
(ドラム型フィルタの構成)
ドラム型フィルタ30は、回転中心線が左右方向(略水平方向)に延びる姿勢とされて濾過槽10の底板部10aから上側に離れて設けられており、後述する掻き取り装置60の駆動源となる駆動装置66によって回転駆動される。また、ドラム型フィルタ30は、濾過槽10の内部においてクーラント流れ方向中間部に配置されることになる。
図4に示すように、ドラム型フィルタ30は、濾過材を円筒状に形成してなるフィルタ部材31と、筒状フィルタ部材31の回転中心線方向両端部にそれぞれ取り付けられる駆動側端板(第1端板)32及び反駆動側端板(第2端板)33と、駆動側軸受部品(第1軸受部品)34及び反駆動側軸受部品(第2軸受部品)37と、主軸40と、逆洗用ノズル41と、駆動側固定板42及び反駆動側固定板43とを備えている。
ドラム型フィルタ30は、後述するように掻き取り装置60のスクレーパー61、61、…を駆動する駆動装置66で回転駆動されるものである。この回転駆動時には、ドラム型フィルタ30の回転中心線方向の一方側(この実施形態では右側)に駆動力が入力される。従って、この実施形態の説明では、ドラム型フィルタ30の右側を駆動側といい、ドラム型フィルタ30の左側を反駆動側という。
駆動側固定板42は、略円形の板材で構成されていて、ドラム型フィルタ30の右端部に配置されている。この駆動側固定板42は濾過槽10の内部に配置されて該濾過槽10の右側板部10eに対して固定されている。駆動側固定板42の左側面の外周側には、左側へ突出する突出板42aが設けられている。また、駆動側固定板42の中心部には、中心孔42cが形成されている。駆動側固定板42の突出板42aと中心孔42cとの間には、駆動側固定板42を厚み方向に貫通する右側開口部42bが形成されている。この右側開口部42bは、濾過槽10の右側流出口10hと連通するように配置されている。駆動側固定板42の左側面の突出板42aと右側開口部42bとの間には、環状シール材Sが配設されている。
反駆動側固定板43は、駆動側固定板42と同様に略円形の板材で構成されていて、ドラム型フィルタ30の左端部に配置されている。この反駆動側固定板43は濾過槽10の内部に配置されて該濾過槽10の左側板部10dに対して固定されている。反駆動側固定板43の右側面の外周側には、右側へ突出する突出板43aが設けられている。また、反駆動側固定板43の中心部には、中心孔43cが形成されている。反駆動側固定板43の突出板43aと中心孔43cとの間には、反駆動側固定板43を厚み方向に貫通する左側開口部43bが形成されている。この左側開口部43bは、濾過槽10の左側流出口10gと連通するように配置されている。反駆動側固定板43の右側面の突出板43aと左側開口部43bとの間には、環状シール材Sが配設されている。シール材Sを覆うように突出板43aを設けたので、クーラント液面に浮いた切屑等がシール材Sに堆積するのを抑制することができる。
フィルタ部材31を構成する部材としては、たとえば、流入口11aから流入したクーラントが通過することによって該クーラントに含まれる切屑を捕捉するための網目を有する周知の部材を使用することができる。フィルタ部材31は、駆動側固定板42と反駆動側固定板43との間に配置される。フィルタ部材31の外径は回転中心線方向両端部に亘って略同じに設定されている。
駆動側端板32は、駆動側固定板42と同様に略円形の板材で構成されていて、フィルタ部材31の右端部に固定されている。駆動側端板32の外周部には、スプロケット32aが設けられている。図3に示すように、ドラム型フィルタ30のスプロケット32aには、後述する掻き取り装置60のローラーチェーン62が噛み合うようになっている。
駆動側端板32の中心部には、駆動側軸受部品34の駆動側軸受ブラケット(第1軸受ブラケット)35が挿通する中心孔32cが形成されている。駆動側端板32の中心孔32cは、駆動側固定板42の中心孔42cよりも大きく形成されている。駆動側端板32のスプロケット32aと中心孔32cとの間には、駆動側端板32を厚み方向に貫通する右側開口部32bが形成されている。この右側開口部32bは、駆動側固定板42の右側開口部42bを介して濾過槽10の右側流出口10hと連通するように配置されている。
反駆動側端板33は、反駆動側固定板43と同様に略円形の板材で構成されていて、フィルタ部材31の左端部に固定されている。反駆動側端板33の中心部には、反駆動側軸受部品37の反駆動側軸受ブラケット(第2軸受ブラケット)38が挿通する中心孔33cが形成されている。反駆動側端板33の中心孔33cは、反駆動側固定板43の中心孔43cよりも大きく形成されている。反駆動側端板33の中心孔33cよりも外周側の部分には、反駆動側端板33を厚み方向に貫通する左側開口部33bが形成されている。この左側開口部33bは、反駆動側固定板43の左側開口部43bを介して濾過槽10の左側流出口10gと連通するように配置されている。
駆動側軸受部品34は、濾過槽10の右側板部10eに着脱可能に固定されている。すなわち、駆動側軸受部品34は、濾過槽10の右側板部10eに対して駆動側固定板42を介して着脱可能に固定された筒状の駆動側軸受ブラケット35と、駆動側端板32に着脱可能に固定された駆動側ベアリング(第1ベアリング)36とを備えている。
駆動側軸受ブラケット35は、回転中心線上に同心状に配置されている。駆動側軸受ブラケット35の右端部には、締結用フランジ35aが径方向外方へ突出するように形成されている。締結用フランジ35aは、駆動側固定板42の左側面に重なるように配置されて締結部材A1によって駆動側固定板42に締結固定されている。駆動側軸受ブラケット35の孔部35bは、左右方向に貫通していて、孔部35bの右側は、駆動側固定板42の中心孔42cから回転中心線方向外側(右側)に向かって開放される。駆動側軸受ブラケット35の孔部35bの内周面には、ネジ山40dに螺合する軸受側ネジ部35cが形成されている。
駆動側軸受ブラケット35の孔部35bの右側には、洗浄用の液体を主軸40の内部空間100に供給するための供給配管Pが接続される。供給配管Pの接続構造は従来から周知の構造であるため、詳細な説明は省略する。また、供給配管Pの上流側には、洗浄用の液体を送給するためのポンプ(図示せず)が接続されており、作業者の操作によって任意のタイミングで洗浄用の液体を送給可能に構成されている。洗浄用の液体は従来からフィルタの洗浄に用いられる各種液体を使用することができる。
駆動側軸受ブラケット35の左側は、駆動側端板32の中心孔32cを通ってフィルタ部材31の内部に達するまで延びている。駆動側軸受ブラケット35の左右方向中間部には、径方向に突出する止め輪Wが固定されている。駆動側軸受ブラケット35における止め輪Wよりも左側部分が、駆動側ベアリング36に挿入されている。
駆動側ベアリング36は、すべり軸受36aと、すべり軸受36aに一体化された軸受取付用架台36bとを有している。軸受取付用架台36bは、駆動側端板32の左側面に重なるように配置されて締結部材B1によって駆動側端板32に締結固定されている。
反駆動側軸受部品37は、濾過槽10の左側板部10dに着脱可能に固定されている。すなわち、反駆動側軸受部品37は、濾過槽10の左側板部10dに対して反駆動側固定板43を介して着脱可能に固定された筒状の反駆動側軸受ブラケット38と、反駆動側端板33に着脱可能に固定された反駆動側ベアリング(第2ベアリング)39とを備えている。
反駆動側軸受ブラケット38は、回転中心線上に同心状に配置されている。反駆動側軸受ブラケット38の左端部には、締結用フランジ38aが径方向外方へ突出するように形成されている。締結用フランジ38aは、反駆動側固定板43の右側面に重なるように配置されて締結部材A2によって反駆動側固定板43に締結固定されている。反駆動側軸受ブラケット38の孔部38bは、左右方向に貫通していて、孔部38bの左側は、反駆動側固定板43の中心孔43cから回転中心線方向外側(左側)に向かって開放される。
反駆動側軸受ブラケット38の右側は、反駆動側端板33の中心孔33cを通ってフィルタ部材31の内部に達するまで延びている。反駆動側軸受ブラケット38の右側部分が、反駆動側ベアリング39に挿入されている。
反駆動側ベアリング39は、すべり軸受39aと、すべり軸受39aに一体化された軸受取付用架台39bとを有している。軸受取付用架台39bは、反駆動側端板33の右側面に重なるように配置されて締結部材B2によって反駆動側端板33に締結固定されている。
主軸40は、上記回転中心線方向に延びる中空軸とされていて該回転中心線と同心上に配置されている。主軸40は、駆動側軸受部品34から反駆動側軸受部品37まで延びている。主軸40の外周面における右端部には、駆動側軸受ブラケット35の孔部35bの内周面に形成されているネジ溝35cに螺合するネジ山40d(主軸側ネジ部)が形成されている。主軸40の右端部のネジ山40dを駆動側軸受ブラケット35の孔部35bのネジ溝35cに螺合させることによって主軸40を駆動側軸受ブラケット35に固定して主軸40と駆動側軸受ブラケット35とを一体化することができるようになっている。したがって、主軸40は、駆動側軸受部品34及び反駆動側軸受部品37を介して濾過槽10に固定されることになる。
主軸40の右側には、駆動側ベアリング36よりも左側に位置するようにスペーサ45が配設されている。また、主軸40の右側には、スペーサ45よりも左側にナット44が螺合するようになっている。つまり、駆動側ベアリング36は、止め輪Wとナット44とによって回転中心線方向への移動が阻止されている。
主軸40の周壁部には該主軸40の内部空間100と外部とに連通する複数の逆洗用ノズル41が回転中心線方向に互いに間隔をあけて設けられている。逆洗用ノズル41の噴射方向は、フィルタ部材31に向かう方向とされている。
また、主軸40における反駆動側軸受部品37側の端面には、洗浄液用キャップ40bが設けられている。洗浄液用キャップ40bは、たとえば多角柱状に形成されていて、左側へ突出している。この洗浄液用キャップ40bに工具(図示せず)を係合させることで、主軸40を工具によって回転させることが可能になる。
(マグネットユニットの構成)
図2や図3等に示すマグネットユニット(磁力発生部)50は、クーラントに含まれる磁性を持った切屑を吸着する多数の永久磁石51、51、…を内蔵しており、概ね板状をなしていて、濾過槽10の底部に配設されている。すなわち、濾過槽10の底板部10aには、マグネットユニット配設用開口部10kが形成されている。マグネットユニット配設用開口部10kは、底板部10aにおけるドラム型フィルタ30の真下から該ドラム型フィルタ30よりもクーラント流れ方向上流側にかけて形成されている。また、マグネットユニット配設用開口部10kは、濾過槽10の底板部10aの左端部近傍から右端部近傍にかけて形成されている。
マグネットユニット50は、濾過槽10の底板部10aとは別体に構成されており、マグネットユニット配設用開口部10kに挿入された状態で、該底板部10aに対して着脱自在に締結固定されている。マグネットユニット50の交換時には、マグネットユニット50を底板部10aから取り外して新しいマグネットユニット50を底板部10aに締結固定することができるようになっている。
マグネットユニット50が底板部10aに締結固定された状態で、マグネットユニット50は、ドラム型フィルタ30の真下から該ドラム型フィルタ30よりもクーラント流れ方向上流側にかけて設けられるとともに、濾過槽10の底板部10aの左端部近傍から右端部近傍にかけて広い範囲に設けられる。この実施形態では、マグネットユニット50の下流側の端部が、ドラム型フィルタ30の回転中心線の真下に位置するようになっており、マグネットユニット50をドラム型フィルタ30の回転中心線よりも下流側には設けないようにしているが、これに限らず、マグネットユニット50をドラム型フィルタ30の回転中心線よりも下流側に設けるようにしてもよい。
また、マグネットユニット50が底板部10aに締結固定された状態で、マグネットユニット50の上面と濾過槽10の底板部10aの上面は、段差がなくほぼ平らな位置になるよう配置される。これにより、後述する掻き取り装置60が切屑を残すことなく掻き取ることが可能となる。
(掻き取り装置の構成)
図3に示すように、掻き取り装置60は、複数のスクレーパー61、61、…と、駆動装置66とを備えている。駆動装置66は、ローラーチェーン62と、駆動スプロケット63と、従動スプロケット64と、電動モーター65(図1にのみ示す)とを備えており、スクレーパー61を駆動するとともに、ドラム型フィルタ30を駆動する。つまり、スクレーパー61の駆動装置とドラム型フィルタ30の駆動装置とは共通化されている。
スクレーパー61は左右方向に延びる板材で構成されており、濾過槽10の底板部10aに沿って上流側から下流側に移動することによって、マグネットユニット50に吸着された切屑や底板部10aに溜まっている切屑を搬送路Rの下流側(上側)へ搬送するためのものである。
図2及び図3に示すように、駆動スプロケット63は、左右方向に延びる駆動軸63aに固定されており、搬送路Rの下流端部に設けられている。駆動軸63aは、左側板部10d及び右側板部10eの上側に対して軸受部材(図示せず)を介して回転可能に支持されている。また、図3に示すように、従動スプロケット64は、搬送路Rの上流端部に設けられている。
ローラーチェーン62は、駆動スプロケット63と、ドラム型フィルタ30のスプロケット33aにも噛み合うようになっており、駆動スプロケット63の回転により循環駆動される。ローラーチェーン62の駆動方向は、スクレーパー61を搬送路Rの上流側から下流側に移動させる方向である。電動モーター65は、駆動軸63aを回転駆動するためのものである。尚、図示しないが、ローラーチェーン62、駆動スプロケット63及び従動スプロケット64は、左側にも設けられている。
(案内部材の構成)
案内部材70は、濾過槽10の内部におけるドラム型フィルタ30よりも流入口11aに近い部位に設けられており、流入口11aから濾過槽10の上流側に流入したクーラントに含まれる切屑をマグネットユニット50に接近する方向に案内するための部材である。具体的には、案内部材70は、案内板71と、対向板72と、傾斜板73と、取付板74と、覆い板75とを有している。案内板71、対向板72、傾斜板73、取付板74及び覆い板75は、例えば鋼鈑等を折り曲げることによって形成されている。
(クーラント濾過装置の動作説明)
次に、上記のように構成されたクーラント濾過装置1の動作について説明する。電動モーター65が作動すると駆動スプロケット63が回転してローラーチェーン62が循環駆動される。ローラーチェーン62が循環駆動されると、スクレーパー61、61、…が所定の軌跡を描きながら移動していくとともに、ドラム型フィルタ30が回転する。
この状態で、工作機械から排出された切屑を含むクーラントが濾過槽10の流入口11aから該濾過槽10の内部における案内部材70よりも上流側に流入すると、濾過槽10の左側流出口10g及び右側流出口10hへ向けて流れていく。このとき、大きめの切屑がクーラントの液面近傍に存在することがある。クーラントの液面近傍に存在する切屑は、案内部材70の案内板71に当たり、クーラントの下流側への流れによって案内板71に沿って下方、即ちマグネットユニット50に接近する方向に案内される。これにより、磁性を持った切屑がマグネットユニット50に吸着され易くなるので、下流側へ流れていく切屑の量が少なくなる。
また、案内板71によってマグネットユニット50に接近する方向に案内された切屑が対向板72に沿うように移動することになる。このとき、対向板72がマグネットユニット50と対向しているので、切屑がマグネットユニット50から遠ざかることなく移動することになり、マグネットユニット50により一層吸着され易くなる。
案内板61よりも下流側へ流れたクーラントは、ドラム型フィルタ30のフィルタ部材31を通過する。このとき、クーラントに含まれる切屑がフィルタ部材31に捕捉されてクーラントが濾過される。フィルタ部材31の内方に達したクーラントは、ドラム型フィルタ30の駆動側端板32の右側開口部32bを通って濾過槽10の右側流出口10hからクリーン槽20に流入するとともに、ドラム型フィルタ30の反駆動側端板部33の左側開口部33bを通って濾過槽10の左側流出口10gからクリーン槽20に流入する。
また、マグネットユニット50に吸着された切屑は掻き取り装置60のスクレーパー61、61、…によって搬送路Rの下流側へ搬送されて排出口10fから外部に排出される。
(軸受部品の交換要領)
次に、駆動側軸受部品34及び反駆動側軸受部品37の交換要領について説明する。始めに、フィルタ部材31を取り外す。その後、図6に示すように、反駆動側ベアリング39を締結している締結部材B2を緩め、反駆動側ベアリング39を反駆動側端板33から取り外して右側へ移動させる。その後、図7に示すように、反駆動側軸受ブラケット38を締結している締結部材A2を緩め、反駆動側軸受ブラケット38を反駆動側固定板43から取り外す。
次いで、主軸40の右側に螺合しているナット44を緩める。その後、工具を反駆動側固定板43の中心孔43cから反駆動側軸受ブラケット38の孔部38bに差し込み、主軸40の洗浄液用キャップ40bに係合させる。そして、工具により、主軸40を反駆動側軸受ブラケット38に対して相対的に回転させる。このときの主軸40の回転方向は、主軸40が左側へ移動する方向である。そして、図9に示すように、主軸40の左端部を反駆動側軸受ブラケット38の孔部38bに収容する。
また、駆動側ベアリング36を締結している締結部材B1を緩め、駆動側ベアリング36を駆動側端板32から取り外す。また、駆動側軸受ブラケット35を締結している締結部材A1を緩め、駆動側軸受ブラケット35を駆動側固定板42から取り外す。
主軸40を左側へ移動させていることで、主軸40の右端部と駆動側端板32との間に、駆動側ベアリング36及び駆動側軸受ブラケット35を取り外すことができる空間が形成される。これにより、図10に示すように、主軸40及びフィルタ部材31を濾過槽10から取り出すことなく、駆動側ベアリング36及び駆動側軸受ブラケット35を取り外すことができる。
駆動側ベアリング36及び駆動側軸受ブラケット35を取り外すと、主軸40の右端部近傍に広いスペースができるので、主軸40を右側へ移動させて主軸40の左端部と反駆動側端板33との間に、反駆動側ベアリング39及び反駆動側軸受ブラケット38を取り外すことができる空間が形成される。これにより、図11に示すように、主軸40及びドラム構造全体を濾過槽10から取り出すことなく、反駆動側ベアリング39及び反駆動側軸受ブラケット38を取り外すことができる。
駆動側ベアリング36及び駆動側軸受ブラケット35の取り付けと、反駆動側ベアリング39及び反駆動側軸受ブラケット38の取り付けは、上述した手順とは逆の手順で行うことができる。
尚、上記実施形態では、主軸40を左側に移動させるようにしているが、これに限らず、右側へ移動させるようにしてもよい。また、駆動側及び従動側が入れ替わっていてもよい。
(実施形態の作用効果)
以上説明したように、この実施形態に係るクーラント濾過装置1によれば、主軸40を反駆動側の孔部38bに収容して主軸40の右端部を駆動側軸受部品34から離すことができるので、主軸40及びドラム構造全体を濾過槽10から取り出さなくても、主軸40を駆動側軸受部品34から離して駆動側軸受部品34の取り外しを行うことができる。さらに、駆動側軸受部品34を取り外した後には、主軸40を右側に容易に移動させることができるので、主軸40及び筒状フィルタ部材31を濾過槽10から取り出さなくても、主軸40を反駆動側軸受部品37から離して反駆動側軸受部品37の取り外しを行うことができる。よって、主軸40を備えたドラム型フィルタ30のメンテナンス時の作業性を良好にすることができる。
また、駆動側軸受部品34及び反駆動側軸受部品37を濾過槽10の内部に配置することができるので、濾過槽10の外部に突出する部品を無くすことができる。これにより、濾過槽10に隣接するクリーン槽20の設計が容易になる。
上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
以上説明したように、本発明に係るクーラント濾過装置は、例えば工作機械から排出されるクーラントを濾過する場合に使用することができる。
1 クーラント濾過装置
10g 左側流出口
10h 右側流出口
11a 流入口
30 ドラム型フィルタ
31 フィルタ部材
32 駆動側端板(第1端板)
33 反駆動側端板(第2端板)
34 駆動側軸受部品(第1軸受部品)
35 駆動側軸受ブラケット(第1軸受ブラケット)
36 駆動側ベアリング(第1ベアリング)
37 反駆動側軸受部品(第2軸受部品)
38 反駆動側軸受ブラケット(第2軸受ブラケット)
38b 孔部
35c 軸受側ネジ部
39 反駆動側ベアリング(第2ベアリング)
40 主軸
40b 洗浄液用キャップ(工具係合部)
40d 主軸側ネジ部
41 逆洗用ノズル
66 駆動装置
P 供給配管

Claims (6)

  1. 工作機械から排出された切屑を含むクーラントを濾過するクーラント濾過装置において、
    切屑を含むクーラントが流入する流入口及び濾過後のクーラントが流出する流出口を有する槽と、
    上記槽の内部に設けられ、上記流入口から流入したクーラントが通過することによって該クーラントに含まれる切屑を捕捉するドラム型フィルタと、
    上記ドラム型フィルタを回転駆動する駆動装置とを備え、
    上記ドラム型フィルタは、濾過材を筒状に形成してなる筒状フィルタ部材と、該筒状フィルタ部材の回転中心線方向両端部にそれぞれ取り付けられる第1端板及び第2端板と、該第1端板及び該第2端板にそれぞれ着脱可能に取り付けられ、該第1端板及び該第2端板を上記槽の壁部に対して回転可能に支持する第1軸受部品及び第2軸受部品と、該第1軸受部品から該第2軸受部品まで延びる主軸とを備え、
    上記主軸の外周面における上記第1軸受部品側の端部には主軸側ネジ部が形成され、
    上記第1軸受部品には、上記主軸における上記主軸側ネジ部が収容される孔部が形成され、該孔部の内周面には上記主軸側ネジ部に螺合する軸受側ネジ部が形成されていることを特徴とするクーラント濾過装置。
  2. 請求項1に記載のクーラント濾過装置において、
    上記第1軸受部品は、上記槽の壁部に着脱可能に固定され、上記回転中心線方向に延びる筒状の第1軸受ブラケットと、上記第1端板に着脱可能に固定され、上記第1軸受ブラケットが挿入される第1ベアリングとを備え、
    上記第1軸受ブラケットに上記孔部が形成されていることを特徴とするクーラント濾過装置。
  3. 請求項1または2に記載のクーラント濾過装置において、
    上記主軸は中空軸とされ、該主軸の周壁部には該主軸の内部と外部とに連通する逆洗用ノズルが設けられ、
    上記主軸の内部には、上記筒状フィルタ部材の洗浄用の液体が供給されることを特徴とするクーラント濾過装置。
  4. 請求項3に記載のクーラント濾過装置において、
    上記主軸は、上記槽に対して上記第1軸受部品及び上記第2軸受部品を介して固定されていることを特徴とするクーラント濾過装置。
  5. 請求項3または4に記載のクーラント濾過装置において、
    上記第2軸受部品は、上記槽の壁部に着脱可能に固定され、上記回転中心線方向に延びる筒状の第2軸受ブラケットと、上記第2端板に着脱可能に固定され、上記第2軸受ブラケットが挿入される第2ベアリングとを備え、
    上記第2軸受ブラケットは上記主軸の端部に固定された状態で、該主軸の端部から上記筒状フィルタ部材の外方へ突出するように形成され、
    上記第2軸受ブラケットには、洗浄用の液体を上記主軸の内部に供給するための供給配管が接続されることを特徴とするクーラント濾過装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1つに記載のクーラント濾過装置において、
    上記主軸における上記第1軸受部品側の端面には、工具が係合する工具係合部が設けられ、
    上記第1軸受部品の上記孔部は、上記ドラム型フィルタの上記回転中心線方向外側に向かって開放されることを特徴とするクーラント濾過装置。
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