JP2018175035A - 粉末容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 構造が簡単で、且つ、微小な粉末が外部に漏れだすことや容器内部で飛散することを防止することが出来る粉末用の容器の提供。【解決手段】 蓋(50)及び中皿(30)を有し、蓋(50)と中皿(30)は結合可能で且つ分離可能であり、蓋(50)はヒンジ(53)を介して結合されている蓋体(52)と蓋本体(51)を有し、蓋本体(51)は容器本体(10)に螺合する雌ねじ(513s)を形成しており、蓋体(52)はヒンジ(53)を中心に回動する。【選択図】図1

Description

本発明は、化粧品等の粉末を収容するための容器に関する。
化粧品における乾式又は湿式のパウダーや圧縮パウダー、ファンデーション等は、粉末用の容器である化粧品容器に収容されている場合が多く、ユーザーが携帯して移動中或いは外出中に必要に応じて使用可能になっている。係るパウダー、ファンデーション等の化粧品は、微小な粉末で構成されている場合が存在する。
微小な粉末で構成されている化粧品用の容器(化粧品容器)は、例えば、容器本体(粉末収容部)、中央の領域にパウダー状の化粧品の通過貫通部分(メッシュや多数の微小貫通口)が形成されたシフター、シフターの上方に重ねられて内部にパフを収容する中皿、容器本体を閉塞するための蓋を備えている。そして、パフを用いてパウダー状の化粧品をユーザーの顔に塗布する場合以外は容器本体を蓋で閉じ、内部に収容されたパウダー状の化粧品が容器外に漏出しない様に工夫されている(例えば特許文献1)。
しかし、化粧品等の粉末はその粒径が非常に小さいため、微小な隙間から容器外部に漏出してしまう。また、容器外部への粉末の漏出対策が十分であっても、シフターに形成されたパウダー状の化粧品の通過貫通部分を十分にシールできる機構を有していないと、容器を持ち運ぶ際に容器内部で化粧品が飛散し、パフに過剰に化粧品が付着したり、中皿や、蓋、シフターに化粧品が過剰に付着し、容器を開けた際に、周囲に化粧品を散乱させたりしてしまう。
例えば上述した従来技術(特許文献1)では、上体20、中体30、ショルダーキャップ40、パフ収納キャップ50、加圧手段60等の機構を有することで、上記の問題を解決しているが、部品数が多く複雑な機構の容器となっている。容器の部品数が増えると製造コストが増加してしまう。また、容器の気密性を維持するために容器開閉時の操作が複雑になり、ユーザーにとっては使用感が良くないものとなってしまう。このため、部品数が少なく、開閉時の操作も少ない、使用感の良い容器が求められていた。
特表2015−529133号公報
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、構造が簡単で、且つ、微小な粉末が外部に漏れだすことや容器内部で飛散することを防止することが出来る粉末用の容器の提供を目的としている。
本発明の粉末容器(101)は、蓋(50)及び中皿(30)を有し、蓋(50)と中皿(30)は結合可能で且つ分離可能であることを特徴としている。
本明細書において、蓋(50)がヒンジ(53)を有している場合には、ヒンジ(53)を中心に回動する部材を「蓋体(52)」と記載し、容器本体(10)に螺合する蓋の残部を「蓋本体(51)」と記載し、「蓋体(52)」と「蓋本体(51)」の双方を総称する場合には「蓋(50)」と記載する。蓋がヒンジを有していない場合には、例えば「蓋(50H、50I、50K、50L、50M)」と記載している。
本発明において、前記蓋(50)はヒンジ(53)を介して結合されている蓋体(52)と蓋本体(51)を有し、蓋本体(51)は容器本体(10)に螺合するネジ部(例えば、雌ねじ514s)を形成しており、蓋体(52)はヒンジ(53)を中心に回動するのが好ましい。
また本発明において、前記蓋(符号50H、50I、50K、50L:ヒンジを有しておらず一体に構成されている)を容器本体(10)から外した状態で、中皿(30H、30I、30K、30L)は蓋(50H、50I、50K、50L)に対して当該蓋(50H、50I、50K、50L)から離隔する方向(例えば下方)へ移動可能であるのが好ましい。
ここで、前記蓋(50H、50I、50K、50L)には蓋係合部材(5J、54)が結合され、前記中皿(30H、30I、30K、30L)は蓋係合部材(5J、54)と(蓋50H、50I、50K、50Lから離隔する方向および近接する方向へ)摺動可能に係合しているのが好ましい。この場合、前記中皿(30H、30I、30K、30L)は開口部(30op)を有しているのが好ましい。
さらに本発明において、前記中皿(30N)はヒンジ(33N)を介して結合されている底面(中皿底面32N)と側面(中皿側面31N)を備えており、前記蓋(50Mはヒンジを有しておらず一体に構成されており)を容器本体(10)から外した状態で前記中皿(30N)は前記蓋(50M)に結合しており、中皿底面(32N)はヒンジ(33N)を中心に回動するのが好ましい。
本発明において、中皿の下方にシフター(20)を設け、中皿とシフター(20)の間にパッキン(60)が介装されているのが好ましい。
ただし、中皿の下方にシフター(20)を設け、(前記パッキン60を設けずに、)中皿の下方に周方向(円周方向)全域に亘って突起(323)を設け、当該突起(323)は周方向(円周方向)全域に亘ってシフター(20)と当接させても良い。
上述の構成を具備する本発明によれば、蓋本体(51)と蓋体(52)がヒンジ(53)で結合されている場合には、ヒンジ(53)を中心に回動することによりパフ(40)を取り出し、収容することが出来る。そして、蓋本体と蓋体とが一体に構成されている場合(ヒンジ53で結合されていない場合)には、蓋(50H、50I、50K、50L、50M)と容器本体(10)とのねじ螺合を解除して蓋(50H、50I、50K、50L、50M)を容器本体(10)から分離することにより、パフ(40)を取り出し或いは収容することが出来る。
ここで、蓋(50H、50I、50K、50L、50M)については、蓋本体(51H、51I、51K、51L、51M)、中皿(30H、30I、30K、30L、30N)、シフター(20)、容器本体(10)が係合するので、当該係合箇所が粉末に対するシール作用を奏し、容器内の微小な粉末(例えば化粧品)が粉末容器外部に漏洩することを防止している。
本発明によれば、中皿或いはシフターを係合するために半径方向外方に大きく突出した突起等を形成する必要がない。そして、大きく突出した突起の半径方向寸法だけ中皿の内径寸法を大きくすることが出来る。
その結果、中皿内部に収容されるパフの半径方向寸法も大きくすることが可能である。
これに加えて本発明によれば、粉末容器を持ち運ぶ場合であっても、自宅に載置している場合であっても、パフを迅速かつ容易に出し入れすることが出来る。
本発明の第1実施形態を示す分解斜視図である。 第1実施形態において、蓋と容器本体を分離した状態を示す説明断面図である。 第1実施形態で蓋が容器本体に完全に結合された状態から僅かに緩んだ状態であって、紛末が漏出する経路を示す説明断面図である。 第1実施形態で蓋が容器本体に完全に結合された状態であって、紛末が漏出する経路が遮断されている状態を示す説明断面図である。 第1実施形態で蓋が容器本体に完全に結合された状態から僅かに緩んだ状態を示す説明断面図である。 第1実施形態の第1変形例における中皿を示す斜視図である。 第1実施形態の第1変形例において、中皿を蓋本体に取り付けた状態を示す説明断面図である。 第1実施形態の第1変形例において、中皿を蓋本体に取り付ける直前の状態を示す説明平面図である。 第1実施形態の第1変形例において、中皿を蓋本体に取り付けた直後の状態を示す説明平面図である。 第1実施形態の第2変形例における中皿を示す斜視図である。 第1実施形態の第2変形例において、中皿を蓋本体に取り付けた状態を示す説明断面図である。 第1実施形態の第3変形例における中皿を示す斜視図である。 第1実施形態の第3変形例において、中皿を蓋本体に取り付けた状態を示す説明断面図である。 第1実施形態の第4変形例における中皿を示す斜視図である。 第1実施形態の第4変形例において、中皿を蓋本体に取り付けた状態を示す説明断面図である。 第1実施形態の第5変形例における中皿及び蓋本体の係合部を示す斜視図である。 第1実施形態の第5変形例において、中皿と蓋本体の係合部が係合した状態を模式的に示す部分拡大説明図である。 第1実施形態の第6変形例において、中皿と蓋本体とシフターを組み立てた状態を示す説明断面図である。 第1実施形態の第7変形例を示す説明断面図である。 第1実施形態の第8変形例を示す説明断面図である。 本発明の第2実施形態を示す分解斜視図である。 第2実施形態の中皿及び中皿係合部材を示す斜視図である。 第2実施形態の粉末容器の断面図である。 第2実施形態において、容器本体から取り外された蓋を示す説明断面図である。 第2実施形態の第1変形例に係る粉末容器の断面図である。 第2実施形態の第2変形例に係る粉末容器を示す分解斜視図である。 第2実施形態の第2変形例で用いられる中皿係合部材と中皿を示す分解斜視図である。 第2実施形態の第2変形例に係る粉末容器の断面図である。 第2実施形態の第2変形例において、容器本体から取り外された蓋を示す説明断面図である。 第2実施形態の第3変形例に係る粉末容器の断面図である。 本発明の第3実施形態に係る粉末容器を示す断面図である。 第3実施形態において、蓋と容器本体を分離した状態を示す説明断面図である。 図32の状態から中皿底面を回動してパフが取り出し可能となった状態を示す説明断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
最初に図1〜図20を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。
図1において、全体を符号101で示す粉末容器は、蓋50、パフ40、中皿30、シフター20、容器本体10を備えている。
蓋50は、蓋本体51、蓋体52及びヒンジ53を有し、蓋体52はヒンジ53により、蓋本体51に対して回動自在に取り付けられており、蓋体52を開閉してパフ40を取り出し或いは収容する。
図1において、破線で囲った部分は、後述する中皿30の変形例を示し、当該変形例では中皿30の底部にパッキン60を貼り付けている。
蓋50と容器本体10を分離して示す図2において、蓋体52は、天蓋部521と当該天蓋部521の下面の最外縁を構成する円筒状の縁部522を有し、図2の左端部近傍で縁部522の下端には、ヒンジ53を介して蓋本体51が係合されている。ヒンジ53は、相互に回転が自由であるような二つの部材の接点又は支点により構成されており、いわゆる「蝶番」でもある。
天蓋部521のヒンジ53近傍箇所には垂直方向下方に突出する突起521tが設けられている。突起521tは、蓋50を容器本体10に螺合した際に、蓋本体51の縁部511近傍で且つ半径方向内側の位置となる様に設けられている。
蓋本体51は、概略円筒形状であり且つ上下両端部が開放されており、上端から下端に向かって、縁部511、半径方向内方に延在するフランジ512、第1の係合手段形成部513及び第2の係合手段形成部514を有している。フランジ512、第1の係合手段形成部513、第2の係合手段形成部514のそれぞれにおいて、外径寸法(蓋本体51の外径寸法)は同一である。
第1の係合手段形成部513は、第2の係合手段形成部514よりも内径寸法が小さい。そして、第1の係合手段形成部513には第1の雌ねじ513sが形成されており、第2の係合手段形成部514には第2の雌ねじ514sが形成されている。
蓋体52が蓋本体51を閉塞した状態(図4の状態)では、蓋体52における縁部522の内周面(半径方向内方側面)は、縁部511の外周面(半径方向外方側面)に係合する。
図2の右上部には中皿30の断面図が示されており、中皿30も概略円筒形状であって上方が開放しており、円筒部31と円筒部31下端の閉塞端部を構成する底部32を有している。
円筒部31の上端側には、半径方向外方へ延在するフランジ33が形成され、フランジ33の上部には係合手段形成部34が形成されており、係合手段形成部34の外周には雄ねじ34tが形成されている。雄ねじ34tは、蓋本体51に形成された第1の雌ねじ513sと螺合可能に構成されている。
中皿30の底部32の裏面(図2では下側面)には、弾性体であるパッキン60が公知の手段(例えば、接着)によって固着されている。
図2におけるシフター20は、上方が開放された円筒部21と、底部22と、円筒部21の上端におけるフランジ23を有している。図2では、フランジ23は、円筒部21の半径方向内方及び外方に突出している。
シフター20の底部22には大きな貫通孔22oが形成されており、貫通孔22oの全域にはメッシュ状部材24が設けられている。図示は省略するが、貫通口22oに設けたメッシュ状部材に変えて、全域に多数の小径貫通孔を設けたパンチング部材を貫通口22oに設けても良い。
図2において、容器本体10は、上方が開放された円筒部11と、底部12と、円筒部上方に設けられた雄ねじ形成部13を有している。雄ねじ形成部13の外周には、雄ねじ13tが形成されている。容器本体10の雄ねじ13tと蓋本体51に形成された第2の雌ねじ514sとを螺合させることにより、容器本体10と蓋本体51との接合部(雄ねじ13tと第2の雌ねじ514sとの螺合部分)から粉末が漏洩しない密閉状態に保たれる。
図2において、蓋体52を蓋本体51に対してヒンジ53を中心に回動して蓋体52を開けば、蓋本体51を容器本体10から取り外さなくても、パフ40を中皿30から取り出すことが出来る。
図2を参照して説明した実施形態において、図3で示す状態は、蓋50が容器本体10に完全に結合された状態(図4で示す状態)から、僅かに(蓋50が)緩んだ状態である。
図3で示す状態では、紛末が粉末容器本体10の外部へ漏出してしまう恐れがある。紛末が粉末容器本体10の外部に漏出する経路(漏出流路)は、図3及び図4において、矢印F1と矢印F2で示されている。
図3において、明瞭に図示してはいないが、中皿30底部のパッキン60の下面とシフター20の底部22の上面との間には、微小な隙間が存在し、当該微小な隙間に粉末漏出経路F1が形成される。また、シフター20の側面と中皿30の側面の間にも隙間があり、シフター20のフランジ23の半径方向内方面(内周面)と中皿30の側面の間にも隙間があり、当該隙間により粉末漏出経路F2が形成される。
図3で示す状態では、容器本体10と蓋本体51とが完全に閉まり切っていないので、容器本体10と蓋本体51との接合部(雄ねじ13tと第2の雌ねじ514sとの螺合部分)から、粉末が漏洩する可能性がある。そのため図3で示す状態では、容器本体10内に充填した粉末は、僅かではあるが容器本体10外に漏出してしまう。
一方、図4で示す状態では、蓋50が容器本体10に完全に結合(雄ねじ13tと第2の雌ねじ514sとが完全に螺合)している。そして図4で示す状態では、図3における粉末漏出経路F1、F2(紛末が容器本体10の外部へ漏出する経路)は、それぞれ符号P1、P2で示す箇所で完全に閉鎖されている。それに加えて、蓋50が容器本体10に結合している箇所(雄ねじ13tと第2の雌ねじ514sとの螺合箇所)において、粉末が外部に漏れ出ることが防止される。
図4において、中皿30下方のパッキン60はシフター20の底部22の上面で押圧され、圧縮される(潰される)ことにより、粉末が外部に漏出する経路F1がP1点において完全に遮断される。
中皿30下方のパッキン60に加えて、第1実施形態では、シフター20が撓み(変形し)、シフター20のフランジ23の上端部が中皿30のフランジ33の下端部に強く押圧されるので、P2点において、粉末が外部に漏出する経路F2が完全に遮断される。
なお、ヒンジ53近傍においては、天蓋部521のヒンジ53近傍の縁部と突起521tとの間の凹部に上縁部511が嵌合するので、粉末は当該嵌合部で遮断され、ヒンジ53を経由して外部に漏出することが防止される。
シフター20の撓み(変形)については、主として図5を参照して説明する。
図5は蓋50が容器本体10に完全に結合された状態(図4で示す状態)ではなく、図3で示すのと同様に、蓋50が容器本体10に対して僅かに緩んだ状態である。図5で示す状態から、蓋本体51の下端部と容器本体10の外周上縁部11eとの間の間隔δ(図5の状態における締め代)を完全に締め切り、図4で示す様に蓋本体51を容器本体10に対して完全に螺合すると、シフター20が中皿30により押圧され、シフター20の底部22が弾性変形する。そして、シフター20の底部22の弾性反撥力により、シフター20のフランジ23が中皿30のフランジ33に強く押圧され、経路F2が遮断される。そのため、シフター20のフランジ23と中皿30のフランジ33との接触面においてシール性能が確保できる。
また上述した様に、蓋本体51を容器本体10に対して完全に締め切ることにより、パッキン60が圧縮され、その弾性反撥力により、粉末が外部に漏出する経路F1がP1点において完全に遮断される。そのため、粉末が容器本体10外へ漏出することが防止できる。
ここで、中蓋30、シフター20、蓋本体51については、図1〜図5で示すのとは異なる構成とすることが可能である。換言すれば、図1〜図5で示す構成は、変形例が存在する。
図6〜図9は第1変形例を示している。
図6、図7において、蓋50Aの蓋本体51Aは、図2で示した蓋50の蓋本体51に対して、フランジ512Aの形状が異なり、第1実施形態における第1の係合手段形成部513及び第1の雌ねじ513sが廃止されている。また中皿30Aの上端は、図2で示した中皿30の上端における係合手段形成部34と雄ねじ34tが廃止されている。そして図6では、フランジ33Aは円周方向に同一間隔にて突出部(以下、「中皿外周突起」と言う)331を4箇所設けている。
図7において、蓋本体51のフランジ512Aの下側の面においては、円周方向に同一間隔で形成されたL字状部材515が4箇所設けられており、L字状部材515はL字状に形成されており、L字状部材515とフランジ512Aの下面により中皿収納部512nを構成している。
中皿30Aを蓋本体51Aで保持する際には、中皿30Aにおける中皿外周突起331を中皿収納部512n内に挿入して保持する。
次に、図7〜図9を参照して、係る中皿30Aを蓋本体51Aで保持する態様を説明する。ここで、図8及び図9は、図7のX−X線矢視端面を示している。
中皿30Aが蓋本体51Aで保持されていない状態を示す図8において、反時計方向(矢印R方向)に中皿30Aを回動すると、図9で示す様に蓋本体51Aの中皿収納部512nに中皿30Aの中皿外周突起331が嵌入して、中皿30Aが蓋本体51Aに保持される(図7の状態)。
中皿30Aの手入れ等で蓋本体51Aから中皿30Aを取り外す際に、中皿30Aを蓋本体51Aに対して僅かな角度だけ回転させれば良いので、中皿30が蓋本体51Aに螺合している第1実施形態よりも取り外しが容易である。その結果、手入れを迅速に行うことが出来る。
第1変形例のその他の構成及び作用効果は図1〜図5の第1実施形態と同様である。
次に、図10、図11を参照して、第1実施形態の第2変形例を説明する。
第1変形例における中皿外周突起331は半径方向外方に突出した形状となっているのに対して、第2変形例における中皿上縁突起(以下、「フック」と言う)33Bは、図10に示すように垂直方向上方に突出しており、上端部が概略L字状に形成されている。
フック33B上端のL字状の部分は、中皿上縁34eから上方に延在する垂直部33aと、当該垂直部33aの上端から接線方向へ延在する接線方向部分33bを備えている。
図11において、蓋50Bの蓋本体51Bは、図7で示した蓋50Aの蓋本体51Aに対して、フランジ512Bの形状が異なっている。
図11において、明瞭に図示してはいないが、フランジ512Bは円周方向全域が同一の構成を有している訳ではなく、円周方向の等間隔に配置された4箇所においてのみ、フランジ512Bは図11で示す様に構成されている。
図11で示す様に、(円周方向の等間隔に配置された4箇所の)フランジ512Bにおいては、断面四角形の貫通孔512mが形成され、貫通孔512mにフック33Bにおける接線方向部分33bが嵌入されて、中皿30Bが蓋50Bへ取り付けられている。
第2変形例では、フック33Bが垂直方向に延在しているので、中皿外周突起331が半径方向外方に延在している第1変形例に比較して、中皿外周突起331の半径方向突出量の分だけ中皿30Bの内径寸法を大きくして、収容されるパフ40の外径を大きくすることが出来る。
第1実施形態の第2変形例のその他の構成及び作用効果は図1〜図9の実施形態及び変形例と同様である。
次に、図12、図13を参照して、第1実施形態の第3変形例を説明する。
図12において、中皿30Cの上端部には周縁リブ33Cが形成されており、周縁リブ33Cは半径方向外方に突出している。周辺リブ33Cには、半径方向へ皿に突出した突起33CRが形成されている。
図13において、蓋本体51Cの半径方向内周面にはリブ収容部513nが形成されており、リブ収容部513nは中皿30Cの周縁リブ33Cを収容する。中皿30Cを蓋本体51Cで保持するに際しては、中皿30Cの周縁リブ33Cを蓋本体51Cのリブ収容部513nに整合して半径方向内方に変形することにより、リブ収容部513nに周縁リブ33Cを収容する。
中皿30Cを蓋本体51Cから取り外す場合は、中皿30Cの円筒部31Cを半径方向内方に押し潰す様に弾性変形させれば、当該弾性変形により、中皿30Cの周縁リブ33Cは蓋本体51Cのリブ収容部513nから容易に外れて、中皿30を蓋本体51Cから取り外すことができる。
ここで、突起33CRを形成することにより、周辺リブ33Cを半径方向内方に変形し易くなり、リブ収容部513nへ収容することと、リブ収容部513nから取り外すことが容易になる。
第1実施形態の第3変形例のその他の構成及び作用効果は図1〜図11の実施形態及び変形例と同様である。
次に、図14、図15を参照して、第1実施形態の第4変形例を説明する。
図1〜図5の第1実施形態では、中皿30の係合手段形成部34に第1の雄ねじ34tが形成され、蓋本体51の第1の係合手段形成部513には第1の雌ねじ513sが形成されていた。それに対して図14、図15の第4変形例では、中皿30Dの係合手段形成部34Dには、断面形状が半円形の突起34rが円周方向全域に亘って形成されている。そして蓋50Dの蓋本体51Dには、中皿30Dの突起34rと相補形状の突起収容部(溝)513rが第1の係合手段形成部513に形成されている。
図14の中皿30Dを蓋本体51Dに取り付けるに際しては、図15で示す様に、中皿30Dの突起34rを蓋本体51Dの突起収容部513rに嵌合すれば良い。図14、図15の第4変形例では、断面半円形の突起34rを相補形状の突起収容部513rに嵌合しているので、第1実施形態の様に雄ねじ34tと雌ねじ513sを螺合する際の様に蓋本体51と中皿30とを相対的に回転する必要が無く、中皿30Dと蓋本体51Dを速やかに係合することが出来る。
第1実施形態の第4変形例のその他の構成及び作用効果は図1〜図13の実施形態及び変形例と同様である。
次に、図16、図17を参照して、第1実施形態の第5変形例を説明する。
図16で示す様に、第5変形例で用いられる中皿30Eには、係合手段形成部34Eが、縦方向(垂直方向)に延在する複数の縦リブ34qを円周方向全域に亘って等間隔に形成することにより構成されている。一方、蓋本体51Eの全体は、図16、図17では図示されていないが、蓋本体51Eには、中皿30Eの縦リブ34qと係合する係合部52qが設けられている。
図17で拡大して示す様に、縦リブ34qには半円形の微小突起(中皿の微小突起)34qtが形成されており、蓋本体51Eの係合部52qには、微小突起34qtと相補形状の微小凹部52qrが形成されている。
蓋本体51Eに中皿30Eを取り付ける際には、蓋本体51Eの係合部52qと中皿の縦リブ34qを係合し、中皿縦リブ34qの微小突起34qtと蓋本体51Eの係合部52qの微小凹部52qrを係合させれば良い。
中皿30Eを蓋本体51Eから取り外す際には、中皿30Eの円筒部31を掴み、中皿30Eを蓋本体51Eから引き離せば、簡単に取り外すことができる。
第1実施形態の第5変形例のその他の構成及び作用効果は図1〜図15の実施形態及び変形例と同様である。
次に、図18を参照して、第1実施形態の第6変形例を説明する。
図18において、蓋50Fが容器本体10と完全に螺合した状態(蓋50Fを閉めた状態)で、第6変形例で用いられる中皿30Fは、単に蓋体52で抑えられるのみであり、蓋本体51Fには当接していない。図18の状態では、中皿30Fの上端部の上端面33Fは蓋体52の下面と当接して、中皿30F内部における紛末が中皿外部に漏洩することを防止している。
第1実施形態の第6変形例のその他の構成及び作用効果は図1〜図17の実施形態及び変形例と同様である。
次に、図19を参照して、第1実施形態の第7変形例を説明する。
図19で示す様に、第7変形例では、中皿30Gの下方にパッキン60を設けていない。図19において、中皿30Gの底部32Gの下面の外縁近傍の円周方向全域に亘って突起323が形成されており、突起323は円周方向全域に亘ってシフター20と当接している。
中皿30Gの突起323がシフター20と当接することにより、紛末を密封するシール機構を構成している。
第1実施形態の第7変形例のその他の構成及び作用効果は図1〜図18の実施形態及び変形例と同様である。
次に、図20を参照して、第1実施形態の第8変形例を説明する。
図1〜図19で示す粉末容器10は、シフター20の底部中央(図2におけるシフター20の底部22における大きな貫通孔22oに相当する領域)はネット状に構成されている。それに対して、図20で示す第8実施形態では、シフター20Gの底部中央(図2における大きな貫通孔22oに相当する領域)は複数の貫通小孔221が形成されている。複数の貫通小孔221を構成すれば、シフター20の底部中央をネット状に構成するのと同等の効果が得られる。
第1実施形態の第8変形例のその他の構成及び作用効果は図1〜図19の実施形態及び変形例と同様である。
次に、図21〜図30を参照して、本発明の第2実施形態を説明する。
図1〜図20の第1実施形態では、蓋50を構成する蓋体52はヒンジ53により蓋本体51に対して回動自在に取り付けられており、蓋体52を回動して開くことにより、蓋本体51を容器10から取り外さなくてもパフ40を中皿30から取り出し或いは収納することが出来る。
それに対して、第2実施形態では、中皿30H側面に開口部が形成され、蓋50Hを容器10から取り外した際に中皿30Hが蓋50Hに対して(相対的に)下方に移動し、中皿30H側面の開口部30opが開放された状態となり、当該開口部を介してパフ40を出し入れすることが出来る。
図21において、全体を符号102で示す第2実施形態に係る粉末容器は、蓋50Hと、パフ40と、中皿30Hと、シフター20と、容器10を有している。
図21〜図24に示す第2実施形態では、蓋50Hを容器本体10に対してねじで螺合する構造である。
図23において、蓋50Hは、天蓋部52Hと外縁の円筒部51Hとを一体に構成しており、円筒部51Hの半径方向内周面に雌ねじ51sが形成されている。そして雌ねじ51sが容器本体10の雄ねじ13tと螺合することにより、粉末容器102は密閉される。
再び図21において、蓋50Hの下方に設けられた中皿30Hは、中皿係合部材5Jと係合しており、側面に開口部30opを形成している。その側面の開口部30op(図21において黒い矢印で示す領域)を介して、パフ40を出し入れする。
明確には図示はされていないが、中皿30Hと中皿係合部材5Jは分離可能であり、分離された中皿30Hと中皿係合部材5Jは係合可能である。
また、分解斜視図である図21では蓋50Hと中皿係合部材5Jは分離して表現されているが、中皿係合部材5Jは蓋50Hとは公知の態様(例えば、接着剤の塗布等)で結合されている。
なお図22において、中皿30Hの下方にパッキン60が取り付けられている。
図23において、中皿係合部材5Jは、天蓋5j1と複数(例えば2個)のガイド部材5j2を有する。天蓋5j1は、蓋50Hの下面に、公知の態様(例えば、接着剤の塗布等)で結合されている。ガイド部材5j2の外周面は部分円弧状に構成されており、その曲率中心が中皿30Hの中心と一致している。そしてガイド部材5j2の下端には、半径方向外方に突出したフランジ5jhが形成されている。
中皿30Hは、底部材32Hと、垂直方向に延在する複数のガイド部材31Hからなる。ガイド部材31Hの内周面(及び外周面)は中心を中皿30Hの中心と一致する部分円弧である。ガイド部材31Hの上端には、半径方向内方に突出したフランジ33Hが形成されている。図23では明示しないが、ガイド部材31Hの周方向縁部には、垂直方向に延在して半径方向内方に突出した縦リブ(図27を参照して後述する縦リブ31KRと同様なリブ)が形成されており、ガイド部材31Hと中皿係合部材5Jとが周方向に相対移動して外れてしまう(分離する)ことを防止している。
ここで、中皿係合部材5Jにおけるフランジ5jhの半径方向外方端部は、中皿30Hにおけるガイド部材31Hの内周面(半径方向内方側面)に沿って摺動し、中皿30Hにおけるフランジ33Hの半径方向内方端部は、中皿係合部材5Jにおけるガイド部材5j2の外周面(半径方向外方側面)に沿って摺動する。
蓋50Hと容器本体10との螺合を解除した状態を示す図24において、容器本体10(図24では図示を省略)から取り外された蓋50Hに対して、或いは蓋50Hに結合した中皿係合部材5Jに対して、中皿30Hは下方に移動している(白抜き矢印ADの方向)。そのことは、図23における蓋50Hと中皿30Hの相対位置に比較すると明らかである。
中皿30Hが下方に移動することにより、側方に形成された開口30op(図21参照:図24では紙面と直交する方向に開口)も大きく開き、パフ40を容易に出し入れすることが出来る。
図24においては、パフ40は(図24の)紙面と直交する方向に移動することにより、中皿30Hから取り出すことができる。
再び図23において、容器本体10に蓋50Hを十分に螺合した場合(締めこんだ場合)は、図23で示す様に、中皿係合部材5Jにおけるフランジ5jhの下端が中皿30Hの底部32Hに当接し、パッキン60はシフター20の底部22に当接して、変形する(撓む)。一方、シフター20の上端フランジ23は、蓋50Hの天蓋52Hの下面(容器本体10側の面)と容器本体10の上端10Tとの間に挟まれ、上端フランジ23近傍は確実にシールされる。したがって、容器本体10に充填された粉末は、上端フランジ23近傍から外部に漏出することはない。
中皿30H内のパフ40に付着した粉末も、同様に外部に漏出することが防止される。そのため、粉末の漏洩経路は全て遮断され、粉末が容器外部に漏出することが防止される。
第2実施形態におけるその他の構成及び作用効果は図1〜図20の実施形態及び変形例と同様である。
図22〜図24では、中皿30Hの下方にパッキン60が設けられており、紛末をシールして外部への漏洩を防止している。それに対して、図25で示す第2実施形態の第1変形例では、中皿30I下方のパッキンを省略している。
図25において、中皿30Iの底部32Iの外縁部の下面には、円周方向全域に亘ってシール用突起323が形成されている。シール用突起323は下方に突出しており、シフター20の底部22の上面に当接している。そして、シール用突起323が底部22の上面と当接している箇所はシールされて、その半径方向内方の領域と半径方向外方の領域とが遮断されている。そのため、パッキンを設けた場合と同様なシール性能を発揮する。
一方、図23を参照して上述したのと同様に、図25において、シフター20の上端フランジ23は、蓋50Iの天蓋52Iの下面と容器本体10の上端との間に挟まれて、良好なシール性能を発揮している。
従って、図25の第1変形例において、粉末が漏出する経路はシールされており、粉末が外部に漏出することが防止される。
第2実施形態の第1変形例のその他の構成及び作用効果は図21〜図24の実施形態と同様である。
次に、図26〜図29を参照して、第2実施形態の第2変形例を説明する。
図21〜図24の第2実施形態及び図25の第2実施形態の第1変形例では、中皿係合部材5Jと蓋50H或いは50Iとは別体に構成されているが、公知の態様で一体的に取り付けられている。それに対して、図26〜図29の第2実施形態の第2変形例では、中皿係合部材54(蓋係合部材)が蓋50Kと一体に構成されている。
図26において、粉末容器1022は、蓋50Kとパフ40と中皿30Kとシフター20と容器本体10で構成されている。
図27、図28において、蓋50Kには、中皿30Kと係合させるための中皿係合部材54が蓋体52Kと一体に形成されている。換言すれば、図26〜図29の第2変形例では、図21〜図24における中皿係合部材5Jの天蓋5j1に代えて、複数(例えば2個)のガイド部材54を蓋50Kの天蓋部52Kに直接取り付けている。
図27において、中皿30Kは垂直方向に延在する複数の(図27では2個の)ガイド部材31Kを有しており、ガイド部材31Kの周方向端部には縦リブ31KRが形成され、縦リブ31KRは垂直方向に延在して半径方向内方に突出している。係る縦リブ31KRを設けることにより、中皿係合部材54とガイド部材31Kとが周方向に相対移動して外れてしまう(分離する)ことを防止している。
図29において、第2実施形態における図24と同様に、蓋50Kに対して中皿30Kは下方に移動し、側方に形成された開口30op(図21参照:図29では紙面と直交する方向に開口)も大きく開き、パフ40を容易に出し入れすることが出来る。すなわち、図29において、パフ40を(図29の)紙面と直交する方向に移動すれば、中皿30Kから取り出すことができる。
第2実施形態の第2変形例のその他の構成及び作用効果は、図21〜図25の実施形態及び変形例と同様である。
次に、図30を参照して、第2実施形態における第3変形例を説明する。
図26〜図29の第2変形例では、中皿30Kにパッキン60が設けられているが、図30の第3変形例ではパッキンが省略されている。
図30において、中皿30Lの底部32Lの外周縁部(半径方向外方縁部)の下面には、円周方向全域に亘ってシール用突起323が形成されている。シール用突起323はシフター20の底部22の上面に当接して、良好なシール性能を発揮する。そのため、シール用突起323が底部22上面に当接した箇所においては、その半径方向内方の領域と半径方向外方の領域とはシールされ、粉末が透過してしまうことは無い。
また図30において、シフター20の上端フランジ23は、蓋50Lの天蓋52Lの下面と容器本体10の上端との間に挟まれて、良好なシール性能を発揮する。
その結果、シール用突起323が底部22上面に当接した箇所におけるシールと、シフター20のフランジ23近傍のシールにより、容器本体10内の粉末が外部に漏出する経路は遮断される。
第2実施形態の第3変形例のその他の構成及び作用効果は、図21〜図29の実施形態及び変形例と同様である。
次に図31〜図33を参照して、本発明の第3実施形態を説明する。
図31〜図33において、粉末容器は全体を符号103で示されている。そして、中皿30Nにヒンジ33Nを設け、中皿底部32Nが円筒部31Nに対してヒンジ33Nを中心に回動して、パフ40を収納する状態とパフ40を出し入れする状態を切り替え可能となっている。
パフ40を収納する状態を示す図31において、蓋50Mは、円筒部51Mと天蓋52Mと天蓋52Mの裏面(図31では下面)にリム56を有しており、リム56は天蓋52M下面の半径方向外方縁部近傍に形成され、リム56の曲率中心は天蓋52Mの中心と一致している。
リム56における下端近傍には、半径方向内方に突出した断面三角形状の突起56tが形成されている。
図31〜図33において、中皿30Nの円筒部31Nの上端は、蓋50Mの天蓋52Mの裏面に取り付けられている。中皿円筒部31Nには、蓋52Mにおけるリム56の突起56tと対応する位置にノッチ31Nnが形成されており、ノッチ31Nnは突起56tと相補形状となっている。そのため、蓋50Mに形成されたリム56の突起56tは、中皿円筒部31Nに形成されたノッチ31Nnに係合し、その結果、蓋50Mと中皿30Nが結合する。ここで、中皿30Nを下方に引っ張る操作を行わない限り、突起56tはノッチ31Nnに係合し続け中皿30Nは蓋50Mに保持され続ける。
図31の状態から、蓋50Mと容器本体10とのねじ螺合を解除して、蓋50Mを容器10から分離した状態が、図32で示されている。
図32の状態からヒンジ33Nを中心に中皿底部32Nを反時計方向に回動すれば、図33で示す様に、パフ40を出し入れ可能な状態になる。
図31〜図33では明示されていないが、中皿底部32Nの下方にパッキンを設けずに、中皿底部32Nの下方に円周方向全域に亘って突起(図23、図25、図30を参照して説明した突起と同様な突起)を設けることが可能である。
その様な突起(図19、図25、図30と同様な突起)を設ければ、蓋50Mと容器本体10を螺合した際に、当該突起が円周方向全域に亘ってシフター20と当接してシール性能を発揮する。そして中皿底部32Nの突起がシフター20と当接する箇所において、当該当接箇所よりも半径方向内方の領域と半径方向外方の領域は、粉末について密封され、パッキンと同様なシール機構を構成することが出来る。
図31〜図33の第3実施形態によれば、蓋50Mを容器本体10に対して回転して、蓋50Mと容器本体10との螺合を解除すれば、中皿30Nの底部32Nはヒンジ33N周りに回合することが出来るので、図33で示す様に、中皿30Nの底部32Nが円筒部31Nの下端から離れ、パフ40を容易に取り出すことができる。
第3実施形態におけるその他の構成及び作用効果については、図1〜図30の実施形態及び変形例と同様である。
図示の実施形態はあくまでも例示であり、本発明の技術的範囲を限定する趣旨の記述ではないことを付記する。
10・・・容器本体
20・・・シフター
30・・・中皿
40・・・パフ
50・・・蓋
51・・・蓋本体
52・・・蓋体
53・・・ヒンジ
60・・・パッキン
101・・・粉末容器

Claims (8)

  1. 蓋及び中皿を有し、蓋と中皿は結合可能で且つ分離可能であることを特徴とする粉末容器。
  2. 前記蓋はヒンジを介して結合されている蓋体と蓋本体を有し、蓋本体は容器本体に螺合するねじ部を形成しており、蓋体はヒンジを中心に回動する請求項1の粉末容器。
  3. 前記蓋を容器本体から外した状態で、中皿は蓋に対して当該蓋から離隔する方向へ移動可能である請求項1の粉末容器。
  4. 前記蓋には蓋係合部材が結合され、前記中皿は蓋係合部材と摺動可能に係合している請求項3の粉末容器。
  5. 前記中皿は開口部を有している請求項4の粉末容器。
  6. 前記中皿はヒンジを介して結合されている底面と側面を備えており、前記蓋を容器本体から外した状態で前記中皿は前記蓋に結合しており、中皿底面はヒンジを中心に回動する請求項1の粉末容器。
  7. 中皿の下方にシフターを設け、中皿とシフターの間にパッキンが介装されている請求項1〜6の何れか1項に記載の粉末容器。
  8. 中皿の下方にシフターを設け、中皿の下方に周方向全域に亘って突起を設け、当該突起は周方向全域に亘ってシフターと当接している請求項1〜6の何れか1項に記載の粉末容器。
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