JP2018175035A - 粉末容器 - Google Patents
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Description
微小な粉末で構成されている化粧品用の容器(化粧品容器)は、例えば、容器本体(粉末収容部)、中央の領域にパウダー状の化粧品の通過貫通部分(メッシュや多数の微小貫通口)が形成されたシフター、シフターの上方に重ねられて内部にパフを収容する中皿、容器本体を閉塞するための蓋を備えている。そして、パフを用いてパウダー状の化粧品をユーザーの顔に塗布する場合以外は容器本体を蓋で閉じ、内部に収容されたパウダー状の化粧品が容器外に漏出しない様に工夫されている(例えば特許文献1)。
例えば上述した従来技術(特許文献1)では、上体20、中体30、ショルダーキャップ40、パフ収納キャップ50、加圧手段60等の機構を有することで、上記の問題を解決しているが、部品数が多く複雑な機構の容器となっている。容器の部品数が増えると製造コストが増加してしまう。また、容器の気密性を維持するために容器開閉時の操作が複雑になり、ユーザーにとっては使用感が良くないものとなってしまう。このため、部品数が少なく、開閉時の操作も少ない、使用感の良い容器が求められていた。
本明細書において、蓋(50)がヒンジ(53)を有している場合には、ヒンジ(53)を中心に回動する部材を「蓋体(52)」と記載し、容器本体(10)に螺合する蓋の残部を「蓋本体(51)」と記載し、「蓋体(52)」と「蓋本体(51)」の双方を総称する場合には「蓋(50)」と記載する。蓋がヒンジを有していない場合には、例えば「蓋(50H、50I、50K、50L、50M)」と記載している。
ここで、前記蓋(50H、50I、50K、50L)には蓋係合部材(5J、54)が結合され、前記中皿(30H、30I、30K、30L)は蓋係合部材(5J、54)と(蓋50H、50I、50K、50Lから離隔する方向および近接する方向へ)摺動可能に係合しているのが好ましい。この場合、前記中皿(30H、30I、30K、30L)は開口部(30op)を有しているのが好ましい。
ただし、中皿の下方にシフター(20)を設け、(前記パッキン60を設けずに、)中皿の下方に周方向(円周方向)全域に亘って突起(323)を設け、当該突起(323)は周方向(円周方向)全域に亘ってシフター(20)と当接させても良い。
ここで、蓋(50H、50I、50K、50L、50M)については、蓋本体(51H、51I、51K、51L、51M)、中皿(30H、30I、30K、30L、30N)、シフター(20)、容器本体(10)が係合するので、当該係合箇所が粉末に対するシール作用を奏し、容器内の微小な粉末(例えば化粧品)が粉末容器外部に漏洩することを防止している。
その結果、中皿内部に収容されるパフの半径方向寸法も大きくすることが可能である。
最初に図1〜図20を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。
図1において、全体を符号101で示す粉末容器は、蓋50、パフ40、中皿30、シフター20、容器本体10を備えている。
蓋50は、蓋本体51、蓋体52及びヒンジ53を有し、蓋体52はヒンジ53により、蓋本体51に対して回動自在に取り付けられており、蓋体52を開閉してパフ40を取り出し或いは収容する。
図1において、破線で囲った部分は、後述する中皿30の変形例を示し、当該変形例では中皿30の底部にパッキン60を貼り付けている。
天蓋部521のヒンジ53近傍箇所には垂直方向下方に突出する突起521tが設けられている。突起521tは、蓋50を容器本体10に螺合した際に、蓋本体51の縁部511近傍で且つ半径方向内側の位置となる様に設けられている。
蓋本体51は、概略円筒形状であり且つ上下両端部が開放されており、上端から下端に向かって、縁部511、半径方向内方に延在するフランジ512、第1の係合手段形成部513及び第2の係合手段形成部514を有している。フランジ512、第1の係合手段形成部513、第2の係合手段形成部514のそれぞれにおいて、外径寸法(蓋本体51の外径寸法)は同一である。
蓋体52が蓋本体51を閉塞した状態(図4の状態)では、蓋体52における縁部522の内周面(半径方向内方側面)は、縁部511の外周面(半径方向外方側面)に係合する。
円筒部31の上端側には、半径方向外方へ延在するフランジ33が形成され、フランジ33の上部には係合手段形成部34が形成されており、係合手段形成部34の外周には雄ねじ34tが形成されている。雄ねじ34tは、蓋本体51に形成された第1の雌ねじ513sと螺合可能に構成されている。
中皿30の底部32の裏面(図2では下側面)には、弾性体であるパッキン60が公知の手段(例えば、接着)によって固着されている。
シフター20の底部22には大きな貫通孔22oが形成されており、貫通孔22oの全域にはメッシュ状部材24が設けられている。図示は省略するが、貫通口22oに設けたメッシュ状部材に変えて、全域に多数の小径貫通孔を設けたパンチング部材を貫通口22oに設けても良い。
図2において、蓋体52を蓋本体51に対してヒンジ53を中心に回動して蓋体52を開けば、蓋本体51を容器本体10から取り外さなくても、パフ40を中皿30から取り出すことが出来る。
図3で示す状態では、紛末が粉末容器本体10の外部へ漏出してしまう恐れがある。紛末が粉末容器本体10の外部に漏出する経路(漏出流路)は、図3及び図4において、矢印F1と矢印F2で示されている。
図3で示す状態では、容器本体10と蓋本体51とが完全に閉まり切っていないので、容器本体10と蓋本体51との接合部(雄ねじ13tと第2の雌ねじ514sとの螺合部分)から、粉末が漏洩する可能性がある。そのため図3で示す状態では、容器本体10内に充填した粉末は、僅かではあるが容器本体10外に漏出してしまう。
図4において、中皿30下方のパッキン60はシフター20の底部22の上面で押圧され、圧縮される(潰される)ことにより、粉末が外部に漏出する経路F1がP1点において完全に遮断される。
なお、ヒンジ53近傍においては、天蓋部521のヒンジ53近傍の縁部と突起521tとの間の凹部に上縁部511が嵌合するので、粉末は当該嵌合部で遮断され、ヒンジ53を経由して外部に漏出することが防止される。
シフター20の撓み(変形)については、主として図5を参照して説明する。
また上述した様に、蓋本体51を容器本体10に対して完全に締め切ることにより、パッキン60が圧縮され、その弾性反撥力により、粉末が外部に漏出する経路F1がP1点において完全に遮断される。そのため、粉末が容器本体10外へ漏出することが防止できる。
図6〜図9は第1変形例を示している。
図6、図7において、蓋50Aの蓋本体51Aは、図2で示した蓋50の蓋本体51に対して、フランジ512Aの形状が異なり、第1実施形態における第1の係合手段形成部513及び第1の雌ねじ513sが廃止されている。また中皿30Aの上端は、図2で示した中皿30の上端における係合手段形成部34と雄ねじ34tが廃止されている。そして図6では、フランジ33Aは円周方向に同一間隔にて突出部(以下、「中皿外周突起」と言う)331を4箇所設けている。
中皿30Aを蓋本体51Aで保持する際には、中皿30Aにおける中皿外周突起331を中皿収納部512n内に挿入して保持する。
中皿30Aが蓋本体51Aで保持されていない状態を示す図8において、反時計方向(矢印R方向)に中皿30Aを回動すると、図9で示す様に蓋本体51Aの中皿収納部512nに中皿30Aの中皿外周突起331が嵌入して、中皿30Aが蓋本体51Aに保持される(図7の状態)。
第1変形例のその他の構成及び作用効果は図1〜図5の第1実施形態と同様である。
第1変形例における中皿外周突起331は半径方向外方に突出した形状となっているのに対して、第2変形例における中皿上縁突起(以下、「フック」と言う)33Bは、図10に示すように垂直方向上方に突出しており、上端部が概略L字状に形成されている。
フック33B上端のL字状の部分は、中皿上縁34eから上方に延在する垂直部33aと、当該垂直部33aの上端から接線方向へ延在する接線方向部分33bを備えている。
図11において、明瞭に図示してはいないが、フランジ512Bは円周方向全域が同一の構成を有している訳ではなく、円周方向の等間隔に配置された4箇所においてのみ、フランジ512Bは図11で示す様に構成されている。
図11で示す様に、(円周方向の等間隔に配置された4箇所の)フランジ512Bにおいては、断面四角形の貫通孔512mが形成され、貫通孔512mにフック33Bにおける接線方向部分33bが嵌入されて、中皿30Bが蓋50Bへ取り付けられている。
第1実施形態の第2変形例のその他の構成及び作用効果は図1〜図9の実施形態及び変形例と同様である。
図12において、中皿30Cの上端部には周縁リブ33Cが形成されており、周縁リブ33Cは半径方向外方に突出している。周辺リブ33Cには、半径方向へ皿に突出した突起33CRが形成されている。
図13において、蓋本体51Cの半径方向内周面にはリブ収容部513nが形成されており、リブ収容部513nは中皿30Cの周縁リブ33Cを収容する。中皿30Cを蓋本体51Cで保持するに際しては、中皿30Cの周縁リブ33Cを蓋本体51Cのリブ収容部513nに整合して半径方向内方に変形することにより、リブ収容部513nに周縁リブ33Cを収容する。
ここで、突起33CRを形成することにより、周辺リブ33Cを半径方向内方に変形し易くなり、リブ収容部513nへ収容することと、リブ収容部513nから取り外すことが容易になる。
第1実施形態の第3変形例のその他の構成及び作用効果は図1〜図11の実施形態及び変形例と同様である。
図1〜図5の第1実施形態では、中皿30の係合手段形成部34に第1の雄ねじ34tが形成され、蓋本体51の第1の係合手段形成部513には第1の雌ねじ513sが形成されていた。それに対して図14、図15の第4変形例では、中皿30Dの係合手段形成部34Dには、断面形状が半円形の突起34rが円周方向全域に亘って形成されている。そして蓋50Dの蓋本体51Dには、中皿30Dの突起34rと相補形状の突起収容部(溝)513rが第1の係合手段形成部513に形成されている。
第1実施形態の第4変形例のその他の構成及び作用効果は図1〜図13の実施形態及び変形例と同様である。
図16で示す様に、第5変形例で用いられる中皿30Eには、係合手段形成部34Eが、縦方向(垂直方向)に延在する複数の縦リブ34qを円周方向全域に亘って等間隔に形成することにより構成されている。一方、蓋本体51Eの全体は、図16、図17では図示されていないが、蓋本体51Eには、中皿30Eの縦リブ34qと係合する係合部52qが設けられている。
蓋本体51Eに中皿30Eを取り付ける際には、蓋本体51Eの係合部52qと中皿の縦リブ34qを係合し、中皿縦リブ34qの微小突起34qtと蓋本体51Eの係合部52qの微小凹部52qrを係合させれば良い。
第1実施形態の第5変形例のその他の構成及び作用効果は図1〜図15の実施形態及び変形例と同様である。
図18において、蓋50Fが容器本体10と完全に螺合した状態(蓋50Fを閉めた状態)で、第6変形例で用いられる中皿30Fは、単に蓋体52で抑えられるのみであり、蓋本体51Fには当接していない。図18の状態では、中皿30Fの上端部の上端面33Fは蓋体52の下面と当接して、中皿30F内部における紛末が中皿外部に漏洩することを防止している。
第1実施形態の第6変形例のその他の構成及び作用効果は図1〜図17の実施形態及び変形例と同様である。
図19で示す様に、第7変形例では、中皿30Gの下方にパッキン60を設けていない。図19において、中皿30Gの底部32Gの下面の外縁近傍の円周方向全域に亘って突起323が形成されており、突起323は円周方向全域に亘ってシフター20と当接している。
中皿30Gの突起323がシフター20と当接することにより、紛末を密封するシール機構を構成している。
第1実施形態の第7変形例のその他の構成及び作用効果は図1〜図18の実施形態及び変形例と同様である。
図1〜図19で示す粉末容器10は、シフター20の底部中央(図2におけるシフター20の底部22における大きな貫通孔22oに相当する領域)はネット状に構成されている。それに対して、図20で示す第8実施形態では、シフター20Gの底部中央(図2における大きな貫通孔22oに相当する領域)は複数の貫通小孔221が形成されている。複数の貫通小孔221を構成すれば、シフター20の底部中央をネット状に構成するのと同等の効果が得られる。
第1実施形態の第8変形例のその他の構成及び作用効果は図1〜図19の実施形態及び変形例と同様である。
図1〜図20の第1実施形態では、蓋50を構成する蓋体52はヒンジ53により蓋本体51に対して回動自在に取り付けられており、蓋体52を回動して開くことにより、蓋本体51を容器10から取り外さなくてもパフ40を中皿30から取り出し或いは収納することが出来る。
それに対して、第2実施形態では、中皿30H側面に開口部が形成され、蓋50Hを容器10から取り外した際に中皿30Hが蓋50Hに対して(相対的に)下方に移動し、中皿30H側面の開口部30opが開放された状態となり、当該開口部を介してパフ40を出し入れすることが出来る。
図21〜図24に示す第2実施形態では、蓋50Hを容器本体10に対してねじで螺合する構造である。
図23において、蓋50Hは、天蓋部52Hと外縁の円筒部51Hとを一体に構成しており、円筒部51Hの半径方向内周面に雌ねじ51sが形成されている。そして雌ねじ51sが容器本体10の雄ねじ13tと螺合することにより、粉末容器102は密閉される。
明確には図示はされていないが、中皿30Hと中皿係合部材5Jは分離可能であり、分離された中皿30Hと中皿係合部材5Jは係合可能である。
また、分解斜視図である図21では蓋50Hと中皿係合部材5Jは分離して表現されているが、中皿係合部材5Jは蓋50Hとは公知の態様(例えば、接着剤の塗布等)で結合されている。
なお図22において、中皿30Hの下方にパッキン60が取り付けられている。
中皿30Hは、底部材32Hと、垂直方向に延在する複数のガイド部材31Hからなる。ガイド部材31Hの内周面(及び外周面)は中心を中皿30Hの中心と一致する部分円弧である。ガイド部材31Hの上端には、半径方向内方に突出したフランジ33Hが形成されている。図23では明示しないが、ガイド部材31Hの周方向縁部には、垂直方向に延在して半径方向内方に突出した縦リブ(図27を参照して後述する縦リブ31KRと同様なリブ)が形成されており、ガイド部材31Hと中皿係合部材5Jとが周方向に相対移動して外れてしまう(分離する)ことを防止している。
ここで、中皿係合部材5Jにおけるフランジ5jhの半径方向外方端部は、中皿30Hにおけるガイド部材31Hの内周面(半径方向内方側面)に沿って摺動し、中皿30Hにおけるフランジ33Hの半径方向内方端部は、中皿係合部材5Jにおけるガイド部材5j2の外周面(半径方向外方側面)に沿って摺動する。
中皿30Hが下方に移動することにより、側方に形成された開口30op(図21参照:図24では紙面と直交する方向に開口)も大きく開き、パフ40を容易に出し入れすることが出来る。
図24においては、パフ40は(図24の)紙面と直交する方向に移動することにより、中皿30Hから取り出すことができる。
中皿30H内のパフ40に付着した粉末も、同様に外部に漏出することが防止される。そのため、粉末の漏洩経路は全て遮断され、粉末が容器外部に漏出することが防止される。
第2実施形態におけるその他の構成及び作用効果は図1〜図20の実施形態及び変形例と同様である。
図25において、中皿30Iの底部32Iの外縁部の下面には、円周方向全域に亘ってシール用突起323が形成されている。シール用突起323は下方に突出しており、シフター20の底部22の上面に当接している。そして、シール用突起323が底部22の上面と当接している箇所はシールされて、その半径方向内方の領域と半径方向外方の領域とが遮断されている。そのため、パッキンを設けた場合と同様なシール性能を発揮する。
一方、図23を参照して上述したのと同様に、図25において、シフター20の上端フランジ23は、蓋50Iの天蓋52Iの下面と容器本体10の上端との間に挟まれて、良好なシール性能を発揮している。
第2実施形態の第1変形例のその他の構成及び作用効果は図21〜図24の実施形態と同様である。
図21〜図24の第2実施形態及び図25の第2実施形態の第1変形例では、中皿係合部材5Jと蓋50H或いは50Iとは別体に構成されているが、公知の態様で一体的に取り付けられている。それに対して、図26〜図29の第2実施形態の第2変形例では、中皿係合部材54(蓋係合部材)が蓋50Kと一体に構成されている。
図27、図28において、蓋50Kには、中皿30Kと係合させるための中皿係合部材54が蓋体52Kと一体に形成されている。換言すれば、図26〜図29の第2変形例では、図21〜図24における中皿係合部材5Jの天蓋5j1に代えて、複数(例えば2個)のガイド部材54を蓋50Kの天蓋部52Kに直接取り付けている。
図27において、中皿30Kは垂直方向に延在する複数の(図27では2個の)ガイド部材31Kを有しており、ガイド部材31Kの周方向端部には縦リブ31KRが形成され、縦リブ31KRは垂直方向に延在して半径方向内方に突出している。係る縦リブ31KRを設けることにより、中皿係合部材54とガイド部材31Kとが周方向に相対移動して外れてしまう(分離する)ことを防止している。
第2実施形態の第2変形例のその他の構成及び作用効果は、図21〜図25の実施形態及び変形例と同様である。
図26〜図29の第2変形例では、中皿30Kにパッキン60が設けられているが、図30の第3変形例ではパッキンが省略されている。
図30において、中皿30Lの底部32Lの外周縁部(半径方向外方縁部)の下面には、円周方向全域に亘ってシール用突起323が形成されている。シール用突起323はシフター20の底部22の上面に当接して、良好なシール性能を発揮する。そのため、シール用突起323が底部22上面に当接した箇所においては、その半径方向内方の領域と半径方向外方の領域とはシールされ、粉末が透過してしまうことは無い。
その結果、シール用突起323が底部22上面に当接した箇所におけるシールと、シフター20のフランジ23近傍のシールにより、容器本体10内の粉末が外部に漏出する経路は遮断される。
第2実施形態の第3変形例のその他の構成及び作用効果は、図21〜図29の実施形態及び変形例と同様である。
図31〜図33において、粉末容器は全体を符号103で示されている。そして、中皿30Nにヒンジ33Nを設け、中皿底部32Nが円筒部31Nに対してヒンジ33Nを中心に回動して、パフ40を収納する状態とパフ40を出し入れする状態を切り替え可能となっている。
リム56における下端近傍には、半径方向内方に突出した断面三角形状の突起56tが形成されている。
図32の状態からヒンジ33Nを中心に中皿底部32Nを反時計方向に回動すれば、図33で示す様に、パフ40を出し入れ可能な状態になる。
その様な突起(図19、図25、図30と同様な突起)を設ければ、蓋50Mと容器本体10を螺合した際に、当該突起が円周方向全域に亘ってシフター20と当接してシール性能を発揮する。そして中皿底部32Nの突起がシフター20と当接する箇所において、当該当接箇所よりも半径方向内方の領域と半径方向外方の領域は、粉末について密封され、パッキンと同様なシール機構を構成することが出来る。
第3実施形態におけるその他の構成及び作用効果については、図1〜図30の実施形態及び変形例と同様である。
20・・・シフター
30・・・中皿
40・・・パフ
50・・・蓋
51・・・蓋本体
52・・・蓋体
53・・・ヒンジ
60・・・パッキン
101・・・粉末容器
Claims (8)
- 蓋及び中皿を有し、蓋と中皿は結合可能で且つ分離可能であることを特徴とする粉末容器。
- 前記蓋はヒンジを介して結合されている蓋体と蓋本体を有し、蓋本体は容器本体に螺合するねじ部を形成しており、蓋体はヒンジを中心に回動する請求項1の粉末容器。
- 前記蓋を容器本体から外した状態で、中皿は蓋に対して当該蓋から離隔する方向へ移動可能である請求項1の粉末容器。
- 前記蓋には蓋係合部材が結合され、前記中皿は蓋係合部材と摺動可能に係合している請求項3の粉末容器。
- 前記中皿は開口部を有している請求項4の粉末容器。
- 前記中皿はヒンジを介して結合されている底面と側面を備えており、前記蓋を容器本体から外した状態で前記中皿は前記蓋に結合しており、中皿底面はヒンジを中心に回動する請求項1の粉末容器。
- 中皿の下方にシフターを設け、中皿とシフターの間にパッキンが介装されている請求項1〜6の何れか1項に記載の粉末容器。
- 中皿の下方にシフターを設け、中皿の下方に周方向全域に亘って突起を設け、当該突起は周方向全域に亘ってシフターと当接している請求項1〜6の何れか1項に記載の粉末容器。
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