JP2018173931A - 仮想処理サーバ、仮想処理サーバの制御方法、コンテンツ配信システム、および端末装置のアプリケーションプログラム - Google Patents
仮想処理サーバ、仮想処理サーバの制御方法、コンテンツ配信システム、および端末装置のアプリケーションプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018173931A JP2018173931A JP2017186453A JP2017186453A JP2018173931A JP 2018173931 A JP2018173931 A JP 2018173931A JP 2017186453 A JP2017186453 A JP 2017186453A JP 2017186453 A JP2017186453 A JP 2017186453A JP 2018173931 A JP2018173931 A JP 2018173931A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- content
- comment
- processing server
- virtual processing
- server
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Information Transfer Between Computers (AREA)
- Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
Abstract
【課題】視聴者数やコメント投稿数の少ないコンテンツに対して、ランダム的にコメントの投稿が行われ、コンテンツを盛り上げることのできる仮想処理サーバ、仮想処理サーバの制御方法、コンテンツ配信システム、および端末装置のアプリケーションプログラムを提供する。【解決手段】端末装置に対してコンテンツの配信サービスを提供するコンテンツ配信サーバと、コンテンツに対して投稿されたコメントを配信するコメント配信サーバと、コンテンツに対して仮想的に処理を実行する仮想処理サーバと、を備えるコンテンツ配信システムにおける仮想処理サーバであって、コンテンツに対してアクセスし、仮想的に処理を実行する実行制御部と、アクセスを実行するための所定の第1条件を判断する第1条件判断部とを備え、実行制御部は、所定の第1条件が満たされたと判断された場合に、コンテンツに対するアクセスを実行する。【選択図】図7
Description
本発明は、仮想処理サーバ、仮想処理サーバの制御方法、コンテンツ配信システム、および端末装置のアプリケーションプログラムに関する。
視聴者のコメント投稿を可能とする動画配信サービスでは、一般的には、ある視聴者が再生中の動画データにおける特定の再生時間においてコメントを投稿した場合、同じ動画データを視聴する他の視聴者の端末装置において、当該投稿が成された再生時間に合わせてコメントが表示される。このような機能によれば、視聴者は、動画データの進行状況(コンテンツの内容)に合わせて他の視聴者と意識や感想を共有することができる。また、動画データの特定の再生時間に投稿される大量のコメントにより、視聴者は、複数の視聴者と一体となって盛り上がっている感覚を得ることができる。これにより、動画視聴の面白みを一層高めることができる。
しかしながら、例えば、動画配信サーバにアップロードされてから間もない動画データの場合、視聴者から投稿されるコメントの数が少ない。そうすると、視聴者は、その動画データを視聴しても投稿コメントが少ないため盛り上がることができず、コメント投稿機能による面白みを得ることができない。即ち、従来の配信システムでは、同じ内容の動画データであっても、投稿コメント投稿数が少ない動画データを視聴する場合と、投稿コメントが充実した動画データを視聴する場合とでは、視聴者が得られる面白みの度合いに差が生じてしまう場合があった。また、ある動画データに対して投稿されているコメント投稿数が少ないと、当該動画データを視聴しようとしていた視聴者も、視聴を途中でやめてしまったり、コメントを新たに投稿しようとする気が湧かなかったりする等の事情から、一層コメント投稿数が上昇しにくいという問題もあった。
そこで、例えば特許文献1のように、コメント投稿数が少ない動画であっても、当該動画を視聴する視聴者を盛り上げて楽しませることができるコメント表示装置が提案されている。
特許文献1のコメント表示装置では、コメント投稿数が少ない動画またはこの動画に関連する関連動画に対して視聴者により投稿されたコメントに基づいて、プログラムにより新たに疑似コメントを生成し、前記コメント投稿数が少ない動画に対してコメントを投稿する。
以上のような動画配信サービスに類似するサービスとして、コンテンツを配信するサービスが提供されているが、このようなコンテンツを配信するサービスにおいても、人気の無い番組や、番組を開始した初期にはコメントが付きにくいという問題があった。
しかしながら、コンテンツを配信するサービスにおいては、特許文献1の技術を適用することが困難であった。つまり、特許文献1のように、コメントの少ない動画に投稿された当該コメントに基づいて疑似コメントを生成するが、人気の無い番組や、配信を開始ばかりの番組においては、そもそもコメントが付きにくく、投稿されたコメントから疑似コメントを生成することができない。
また、動画配信サービスにおいては、関連動画という概念があるため、関連動画に投稿されたコメントに基づいて疑似コメントを生成することができた。しかし、コンテンツを配信するサービスにおいては、上記関連動画に相当する概念がないため、関連動画に投稿されたコメントに基づいて疑似コメントを生成することができない。
その結果、番組を配信しようと思った配信者も、コメントによるリアクションが少ないことから番組配信をやめてしまうことがある。また、視聴番組を選ぶ際の基準に、コメントが多くついているかどうかを参考にすることがある。コメントが多いということは、盛り上がっている番組、面白い番組の可能性があるからである。
そもそもコメント投稿数が少なかったり、お試しで番組の視聴を開始したりしても、コメントが投稿されない番組の場合には、その視聴をやめ、次の番組に移動してしまうこともある。
また、特許文献1のように疑似コメントの自動生成だけでは、ただ、機械的にコメントを増やすだけであり、番組のエンターテインメント性を上げることはできない。
そこで、本発明は、視聴者数やコメント投稿数の少ないコンテンツに対して、ランダム的にコメントの投稿が行われ、コンテンツを盛り上げることのできるアプリケーションプログラム、端末装置の制御方法、端末装置、およびサーバを提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る仮想処理サーバの一態様は、端末装置に対してコンテンツの配信サービスを提供するコンテンツ配信サーバと、前記コンテンツに対して投稿されたコメントを配信するコメント配信サーバと、前記コンテンツに対して仮想的に処理を実行する仮想処理サーバと、を備えるコンテンツ配信システムにおける前記仮想処理サーバであって、前記コンテンツに対してアクセスし、仮想的に処理を実行する実行制御部と、前記アクセスを実行するための所定の第1条件を判断する第1条件判断部と、を備え、前記実行制御部は、前記所定の第1条件が満たされたと判断された場合に、前記コンテンツに対するアクセスを実行する、ことを特徴とする。
本明細書において、「コンテンツ」は、配信者がカメラで撮影した映像をリアルタイムで配信する番組だけでなく、繰り返し再生可能に記録された動画を再生しながら配信する番組も含む概念である。本明細書において、「コメント」とは、テキストデータによるコメントだけでなく、スタンプ、リンク情報、音声データ等も包含する概念である。本明細書において、「アクセス」とは、仮想処理サーバが、コンテンツに関してコンテンツ配信サーバと通信を確立した状態を含む概念であり、一例として、「入室」または「参加」と呼ばれる態様が挙げられる。本明細書において、「仮想的に処理を実行する」とは、実際のユーザが処理を行うことと対比される概念であり、例えば、コンテンツに対するコメントの仮想的な投稿処理の実行、またはコンテンツにおいて所定のイベントを仮想的に開始する処理の実行等が挙げられる。本明細書において、「所定の第1条件」とは、経過時間、配信者またはユーザの関与度、あるいは配信者からのリクエストの有無等を含む概念である。
前記態様によれば、仮想処理サーバの第1条件判断部は、コンテンツ配信サーバが配信するコンテンツに対してアクセスを実行するための所定の第1条件を判断する。仮想処理サーバの実行制御部は、所定の第1条件が満たされたと判断された場合に、コンテンツに対するアクセスを実行する。したがって、コンテンツの配信を開始したばかりであり、視聴者数が少なく、また、コメントの少ないコンテンツであっても、所定の第1条件が満たされた場合には、仮想処理サーバによるアクセスが実行される。仮想処理サーバによるアクセスは、視聴者数が少なく、また、コメントの少ないコンテンツの全てについて行われる訳ではなく、所定の第1条件が満たされた場合に実行される。したがって、仮想処理サーバによるアクセスが行われたこと自体に希少性が高まり、視聴者の関心を集めることが予想され、コンテンツが盛り上がる可能性を高めることができる。その結果、コンテンツの配信者がコンテンツの配信を続けようとするモチベーションを向上させることができる。
本発明の他の態様は、前記実行制御部は、前記コンテンツ配信サーバに対して所定のコマンドを送信することにより、前記コンテンツに対するアクセスを実行することを特徴とする。この態様によれば、コンテンツに対するアクセスは、仮想処理サーバの実行制御部がコンテンツ配信サーバに対して所定のコマンドを送信することにより実行されるので、仮想処理サーバによるコンテンツへの関与を所定の手順に基づいて実現することができる。
本発明の他の態様は、前記コンテンツに対するコメントの仮想的な投稿処理、および前記コンテンツにおける所定のイベントを仮想的に開始する処理の少なくともいずれか一つを実行するための所定の第2条件を判断する第2条件判断部をさらに備え、前記実行制御部は、前記所定の第2条件が満たされたと判断された場合に、前記コンテンツに対するコメントの仮想的な投稿処理、および前記コンテンツにおける所定のイベントを仮想的に開始する処理の少なくともいずれか一つを実行することを特徴とする。
本明細書においては「所定の第2条件」とは、経過時間、配信者または視聴者の関与度、あるいは配信者からのリクエストの有無等を含む概念である。
この態様によれば、仮想処理サーバの第2条件判断部は、所定の第2条件を判断する。実行制御部は、所定の第2条件が満たされたと判断された場合に、コンテンツに対するコメントの仮想的な投稿処理、およびコンテンツにおける所定のイベントを仮想的に開始する処理の少なくともいずれか一つを実行する。したがって、視聴者数が少なく、また、コメントの少ないコンテンツであっても、仮想処理サーバの実行制御部により、コンテンツに対するコメントの仮想的な投稿処理およびコンテンツにおける所定のイベントを仮想的に開始する処理の少なくともいずれか一つが実行されるので、コンテンツが盛り上がる可能性を高めることができる。その結果、コンテンツの配信者がコンテンツの配信を続けようとするモチベーションを向上させることができる。また、仮想処理サーバによるコメントの仮想的な投稿処理または所定のイベントを仮想的に開始する処理は、視聴者数が少なく、また、コメントの少ないコンテンツの全てについて行われる訳ではなく、所定の第2条件が満たされた場合に実行される。したがって、仮想処理サーバによる前記処理が行われたこと自体に希少性が高まり、視聴者の関心を集めることが予想され、コンテンツが盛り上がる可能性を高めることができる。
本発明の他の態様は、前記実行制御部は、前記コメント配信サーバに対して所定のコマンドを送信することにより、前記コンテンツに対するコメントの仮想的な投稿処理を実行し、前記コンテンツ配信サーバに対して所定のコマンドを送信することにより、前記コンテンツにおける所定のイベントを仮想的に開始させることを特徴とする。この態様によれば、コンテンツに対するコメントの仮想的な投稿処理、またはコンテンツにおける所定のイベントを仮想的な開始は、仮想処理サーバの実行制御部がコンテンツ配信サーバに対して所定のコマンドを送信することにより実行されるので、仮想処理サーバによるコンテンツへの関与を所定の手順に基づいて実現することができる。
本発明の他の態様は、前記所定の第1条件および前記所定の第2条件は、前記コンテンツの配信者または前記コンテンツにアクセスしたユーザの前記コンテンツに対する関与度が所定値以下であることを少なくとも含むことを特徴とする。この態様によれば、仮想処理サーバは、コンテンツの配信者またはコンテンツにアクセスした視聴者のコンテンツに対する関与度が所定値以下の場合に、前記所定の第1条件および前記所定の第2条件が満たされたと判断して、上述の処理を行う。したがって、盛り上がりに欠けるコンテンツを定量的に判断することができ、コンテンツが盛り上がる可能性を適切に高めることができる。
本発明の他の態様は、前記関与度は、前記コンテンツにおける画像および音声の少なくともいずれかの変化度、前記コンテンツに対する視聴者数、前記コンテンツに対する前記コメントの投稿数、および所定の基準時からの経過時間のいずれか一つを少なくとも含むことを特徴とする。この態様によれば、仮想処理サーバは、前記コンテンツにおける画像および音声の少なくともいずれかの変化度、前記コンテンツに対する視聴者数、前記コンテンツに対する前記コメントの投稿数、および所定の基準時からの経過時間のいずれか一つに基づいて、前記関与度を判断する。したがって、盛り上がりに欠けるコンテンツを定量的に判断することができ、コンテンツが盛り上がる可能性を適切に高めることができる。
前記課題を解決するため、本発明に係る仮想処理サーバの制御方法の一態様は、端末装置に対してコンテンツの配信サービスを提供するコンテンツ配信サーバと、前記コンテンツに対して投稿されたコメントを配信するコメント配信サーバと、前記コンテンツに対して仮想的に処理を実行する仮想処理サーバとを備えるコンテンツ配信システムにおける前記仮想処理サーバの制御方法であって、前記コンテンツに対するアクセスを実行するための所定の第1条件を判断し、前記所定の第1条件が満たされたと判断された場合に、前記コンテンツに対するアクセスを実行することを特徴とする。
前記態様によれば、コンテンツ配信サーバが配信するコンテンツに対して、仮想処理サーバがアクセスを実行するための所定の第1条件が判断される。所定の第1条件が満たされたと判断された場合に、仮想処理サーバによるコンテンツに対するアクセスが実行される。したがって、コンテンツの配信を開始したばかりであり、視聴者数が少なく、また、コメントの少ないコンテンツであっても、所定の第1条件が満たされた場合には、仮想処理サーバによるアクセスが実行される。仮想処理サーバによるアクセスは、視聴者数が少なく、また、コメントの少ないコンテンツの全てについて行われる訳ではなく、所定の第1条件が満たされた場合に実行される。したがって、仮想処理サーバによるアクセスが行われたこと自体に希少性が高まり、視聴者の関心を集めることが予想され、コンテンツが盛り上がる可能性を高めることができる。その結果、コンテンツの配信者がコンテンツの配信を続けようとするモチベーションを向上させることができる。
前記課題を解決するため、本発明に係るコンテンツ配信システムの一態様は、コンテンツを提供し、または前記コンテンツを視聴するための端末装置と、前記端末装置に対してコンテンツの配信サービスを提供するコンテンツ配信サーバと、前記コンテンツに対して投稿されたコメントを配信するコメント配信サーバと、前記コンテンツに対して仮想的に処理を実行する仮想処理サーバと、を備え、前記仮想処理サーバは、前記コンテンツに対してアクセスし、仮想的に処理を実行する実行制御部と、前記アクセスを実行するための所定の第1条件を判断する第1条件判断部と、を備え、前記実行制御部は、前記所定の第1条件が満たされたと判断された場合に、前記コンテンツに対するアクセスを実行し、前記端末装置は、前記コンテンツを表示するコンテンツ表示部と、前記コンテンツに対するアクセス状況を表示するアクセス状況表示部と、前記コンテンツに対して投稿されたコメントを表示する情報表示部と、を備え、前記アクセス状況表示部は、前記仮想処理サーバによりアクセスが実行されたことを、前記コンテンツの視聴者によりアクセスが実行されたことに対して識別可能に表示し、前記情報表示部は、前記仮想処理サーバによる前記コメントの投稿を、他の投稿から識別可能に表示することを特徴とする。
前記態様によれば、仮想処理サーバの第1条件判断部は、コンテンツ配信サーバが配信するコンテンツに対してアクセスを実行するための所定の第1条件を判断する。仮想処理サーバの実行制御部は、所定の第1条件が満たされたと判断された場合に、コンテンツに対するアクセスを実行する。端末装置のアクセス状況表示部は、仮想処理サーバによりアクセスが実行されたことを、コンテンツの視聴者によりアクセスが実行されたことに対して識別可能に表示する。また、端末装置の情報表示部は、仮想処理サーバによるコメントの投稿を、他の投稿から識別可能に表示する。したがって、コンテンツの配信を開始したばかりであり、視聴者数が少なく、また、コメントの少ないコンテンツであっても、所定の第1条件が満たされた場合には、端末装置を用いてコンテンツを配信する配信者、または端末装置を用いてコンテンツを視聴する視聴者は、仮想処理サーバによるアクセスが実行されたことを確実に認識することができる。その結果、希少性の高い仮想処理サーバによるアクセスが行われたことを認識した視聴者の関心を集めることが予想され、コンテンツが盛り上がる可能性を高めることができる。また、コンテンツの配信者がコンテンツの配信を続けようとするモチベーションを向上させることができる。さらに、仮想処理サーバによるコメントの投稿は、端末装置において他の投稿から識別可能に表示されるので、希少性の高い仮想処理サーバによるコメントの投稿が行われたことを認識した視聴者の関心を集めることが予想され、コンテンツが盛り上がる可能性を高めることができる。その結果、コンテンツの配信者がコンテンツの配信を続けようとするモチベーションを向上させることができる。
前記課題を解決するため、本発明に係る端末装置のアプリケーションプログラムの一態様は、コンテンツの配信サービスを提供するコンテンツ配信サーバ、前記コンテンツに対して投稿されたコメントを配信するコメント配信サーバ、および前記コンテンツに対して仮想的に処理を実行する仮想処理サーバとの通信機能を備えた端末装置のアプリケーションプログラムであって、前記端末装置のコンピュータを、前記コンテンツを表示するコンテンツ表示部と、前記コンテンツに対するアクセス状況を表示するアクセス状況表示部と、前記コンテンツに対して投稿されたコメントを表示する情報表示部として機能させ、前記アクセス状況表示部は、前記仮想処理サーバによるアクセスが実行されたことを、前記コンテンツの視聴者によりアクセスが実行されたことに対して識別可能に表示することを特徴とする。
前記態様によれば、端末装置のアクセス状況表示部は、仮想処理サーバによりアクセスが実行されたことを、コンテンツの視聴者によりアクセスが実行されたことに対して識別可能に表示する。したがって、コンテンツの配信を開始したばかりであり、視聴者数が少なく、また、コメントの少ないコンテンツであっても、端末装置を用いてコンテンツを配信する配信者、または端末装置を用いてコンテンツを視聴する視聴者は、仮想処理サーバによるアクセスが実行されたことを確実に認識することができる。その結果、希少性の高い仮想処理サーバによるアクセスが行われたことを認識した視聴者の関心を集めることが予想され、コンテンツが盛り上がる可能性を高めることができる。また、コンテンツの配信者がコンテンツの配信を続けようとするモチベーションを向上させることができる。
本発明の他の態様は、前記情報表示部は、前記仮想処理サーバによる前記コンテンツに対するコメントの投稿を、他の投稿から識別可能に表示することを特徴とする。この態様によれば、仮想処理サーバによるコメントの投稿は、端末装置において他の投稿から識別可能に表示されるので、希少性の高い仮想処理サーバによるコメントの投稿が行われたことを認識した視聴者の関心を集めることが予想され、コンテンツが盛り上がる可能性を高めることができる。その結果、コンテンツの配信者がコンテンツの配信を続けようとするモチベーションを向上させることができる。
本発明によれば、コンテンツの配信を開始したばかりであり、視聴者数が少なく、また、コメントの少ないコンテンツであっても、あるいはその両方であっても、コンテンツに対する仮想処理サーバによるアクセスが実行されるので、コンテンツが盛り上がる可能性を高めることができる。また、配信者がコンテンツの配信を続けようとするモチベーションを向上させることができる。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明に係る一実施形態のコンテンツ配信システムを概略的に示す図である。図2は、一実施形態におけるコンテンツ配信サーバの構成を概略的に示すブロック図である。図3は、一実施形態におけるコメント配信サーバの構成を概略的に示すブロック図である。図4は、一実施形態における仮想処理サーバの構成を概略的に示すブロック図である。図5は、一実施形態における端末装置の構成を概略的に示すブロック図である。
(コンテンツ配信システム)
図1に示すように、本発明の一実施形態におけるコンテンツ配信システムは、コンテンツ配信サーバ1と、コメント配信サーバ2と、仮想処理サーバ3と、インターネット等のネットワーク4と、端末装置5とを備える。端末装置5は、コンテンツを配信する配信者の端末装置5と、コンテンツを視聴する視聴者の端末装置5とが含まれる。
図1に示すように、本発明の一実施形態におけるコンテンツ配信システムは、コンテンツ配信サーバ1と、コメント配信サーバ2と、仮想処理サーバ3と、インターネット等のネットワーク4と、端末装置5とを備える。端末装置5は、コンテンツを配信する配信者の端末装置5と、コンテンツを視聴する視聴者の端末装置5とが含まれる。
図2に示すように、コンテンツ配信サーバ1は、記憶部10と、コンテンツ配信制御部11と、通信部12とを備える。記憶部10は、例えばHDD(Hard Disk Drive)等から構成される。記憶部10には、本発明のコンテンツ配信サーバ1のプログラムが記憶される。通信部12は、ネットワーク4を用いたデータの通信を行うインターフェースである。本実施形態では、一例として、ネットワーク4にインターネットを用いており、通信部12は、インターネットによりデータの通信を行うインターフェースである。コンテンツ配信サーバ1は、ネットワーク4を介して、端末装置5、コメント配信サーバ2、および仮想処理サーバ3と通信可能となっている。
コンテンツ配信制御部11は、CPU等から構成され、記憶部10に記憶されたプログラムを実行することにより、コンテンツの配信に関する制御を行う。コンテンツ配信制御部11は、コンテンツを配信する配信者の端末装置5から、配信者のユーザIDと、コンテンツの配信要求とを受信する。コンテンツ配信サーバ1は、配信者の端末装置5からコンテンツの動画データと、動画データのメタデータとを受信すると、コンテンツにコンテンツIDを付して、配信者の端末装置5に対してコンテンツの配信を行う。コンテンツの配信は、例えば、ストリーミング配信によって行われる。なお、コンテンツは、配信者がカメラで撮影した映像をリアルタイムで配信する番組だけでなく、繰り返し再生可能に記録された動画を再生しながら配信する番組も含まれる。また、動画データのメタデータは、当該動画データの分類を示す文字列(動画タグ)である。
コンテンツ配信制御部11は、コンテンツごとに、コンテンツの配信開始からの経過時間の計測と記録、および配信開始後の所定の基準時からの経過時間の計測と記録を行う。また、コンテンツ配信制御部11は、コンテンツごとに、視聴者数の計測と記録を行う。さらに、コンテンツ配信制御部11は、コンテンツごとに、コンテンツにおける画像および音声の少なくともいずれかの変化度の計測と記録を行う。
コンテンツ配信制御部11は、視聴者がコンテンツを選択できるようにウェブページ(以下、コンテンツ選択用ウェブページと称する。)を提供する。コンテンツ選択用ウェブページには、コンテンツを視聴するためのURL(Uniform Resource Locater)、およびコンテンツの動画データのメタデータが含まれる。
視聴者が、端末装置5においてコンテンツ選択用ウェブページを表示させ、所望のコンテンツをクリックして選択すると、当該視聴者の端末装置5からコンテンツ配信サーバ1に対して、コンテンツの視聴要求が送信される。コンテンツ配信制御部11は、端末装置5から視聴要求を受信し、当該端末装置5にコンテンツIDの送信と、コンテンツの配信とを行う。また、コンテンツ配信制御部11は、視聴要求に基づいて視聴者数の計測と記録を行う。
コンテンツ配信制御部11は、仮想処理サーバ3から、コンテンツごとに、前記配信開始からの経過時間、前記所定の基準時からの経過時間、前記視聴者数、および前記変化度についての問い合わせがあった場合には、これらの情報についての回答を仮想処理サーバ3に送信する。
コンテンツ配信制御部11は、仮想処理サーバ3からアクセスを示すコマンドを受信した場合には、コンテンツに対する仮想処理サーバ3からのアクセスがあったことを端末装置5に報知する。
本実施形態のコンテンツ配信システムでは、配信者および視聴者は、端末装置5にコメントを入力することにより、コンテンツに対するコメントを投稿することが可能になっている。また、本実施形態のコンテンツ配信システムでは、仮想処理サーバ3からも仮想的にコメントを投稿することが可能になっている。本実施形態においては、コメントの投稿はコメント配信サーバ2に対して行われ、投稿されたコメントは、コメント配信サーバ2により配信される。
コメント配信サーバ2は、図3に示すように、記憶部20と、コメント配信制御部21と、通信部22とを備える。記憶部20は、例えばHDD(Hard Disk Drive)等から構成される。記憶部20には、コメント配信サーバ2のプログラムが記憶される。コメント配信制御部21は、CPU等から構成され、記憶部20に記憶されたプログラムを実行することにより、コンテンツごとに、端末装置5からのコメントおよびコメントに関するデータの受信と、端末装置5に対するコメントおよびコメントに関するデータの配信を行う。また、コメント配信制御部21は、コンテンツごとに、仮想処理サーバ3からコメントに関するコマンドの受信と、端末装置5に対するコマンドに基づくコメントおよびコメントに関するデータの配信を行う。
コメント配信制御部21は、コンテンツごとに、コメント投稿数の計測と記録を行う。コメント投稿数には、仮想処理サーバ3からのコマンドに基づくコメントも含まれる。コメント配信制御部21は、コンテンツごとに、端末装置5または仮想処理サーバ3から、コメント投稿数についての問い合わせがあった場合には、端末装置5または仮想処理サーバ3にコメント投稿数を回答する。
仮想処理サーバ3は、図4に示すように、記憶部30と、仮想処理制御部31と、通信部32とを備える。記憶部30は、例えばHDD(Hard Disk Drive)等から構成される。記憶部30には、仮想処理サーバ3のプログラムが記憶される。
通信部32は、ネットワーク4を用いたデータの通信を行うインターフェースであり、仮想処理制御部31により制御される。本実施形態では、一例として、ネットワーク4にインターネットを用いており、通信部32は、インターネットによりデータの通信を行うインターフェースである。仮想処理サーバ3は、コンテンツ配信サーバ1、およびコメント配信サーバ2と通信可能になっている。
仮想処理制御部31は、CPU等から構成され、記憶部30に記憶されたプログラムを実行することにより、実行制御部、第1条件判断部、および第2条件判断部として機能する。仮想処理制御部31は、コンテンツ配信サーバ1に対して、コンテンツごとに、前記配信開始からの経過時間、前記所定の基準時からの経過時間、前記視聴者数、および前記変化度についての問い合わせを行う。仮想処理制御部31は、コメント配信サーバ2に対して、コンテンツごとに、コメント投稿数の問い合わせを行う。
仮想処理制御部31は、コンテンツ配信サーバ1から、コンテンツごとに、前記配信開始からの経過時間、前記所定の基準時からの経過時間、前記視聴者数、および前記変化度についての回答を受信し、コメント配信サーバ2から、コンテンツごとに、コメント投稿数の回答を受信する。仮想処理制御部31は、受信した回答に基づいて、コンテンツごとに、所定の条件を満たしているかどうかを判断する。仮想処理制御部31は、所定の条件を満たしているコンテンツに対するアクセスを示すコマンドをコンテンツ配信サーバ1に送信する。また、仮想処理制御部31は、所定の条件を満たしているコンテンツに対する処理を仮想的に実行する。処理の例としては、コンテンツに対するコメントの仮想的な投稿処理、またはコンテンツにおいて所定のイベントを仮想的に開始する処理等が挙げられる。本実施形態では、一例として、コンテンツに対するコメントの仮想的な投稿処理について説明する。
図5に示すように、端末装置5は、表示部50、入力部51、端末制御部52、再生部53、記憶部54、および通信部55を備える。端末装置5は、ネットワーク4を介してコンテンツ配信サーバ1およびコメント配信サーバ2と通信可能な機能を有する端末装置である。端末装置5としては、例えば、携帯電話、スマートフォン、情報端末装置等のモバイル端末、PC、ゲーム機、およびテレビジョン装置等を適用することができる。表示部50は、携帯電話、スマートフォン、情報端末装置等のモバイル端末、PC、ゲーム機、およびテレビジョン装置等における液晶ディスプレイ等から構成される。表示部50の例としては、VR(Virtual Reality)やMR(Mixed Reality)、AR(Augmented Reality)等のHMD(Head Mounted Display)であってもよい。また、スマートグラスを表示部50として用いてもよい。さらに、プロジェクターを表示部50として用いてもよい。
入力部51は、配信者または視聴者となるユーザからの操作指示の入力、およびコメント等の入力を行う。入力部51は、例えば、表示部50と一体のタッチパネル、およびキーボード等から構成される。また、入力部51は、音声を入力するためのマイクを含む。また、本実施形態では、入力部51は、カメラも含む
端末装置5においては、図示を省略するアプリケーションプログラム配信サーバから、本発明のアプリケーションプログラムが予めダウンロードされており、かつ、インストールされている。端末制御部52は、表示部50、入力部51、再生部53、記憶部54、および通信部55を制御する。端末制御部52は、コンテンツ配信サーバ1から配信されるコンテンツの動画データを受信し、表示部50に表示させる。また、端末制御部52はコンテンツ配信サーバ1から配信されるコンテンツの動画データを受信し、再生部53に再生させる。さらに、端末制御部52は、コメント配信サーバ2から配信されるコメントのテキストデータ等を受信し、表示部50に表示させる。
再生部53は、アンプ、およびスピーカ等から構成され、端末制御部52の制御に基づいて、コンテンツの動画データの再生を行う。記憶部54は、前記アプリケーションプログラム、コンテンツ配信サーバ1から配信されるデータ、およびコメント配信サーバ2から配信されるデータを記憶する。
通信部55は、ネットワーク4を用いたデータの通信を行うインターフェースであり、端末制御部52により制御される。本実施形態では、一例として、ネットワーク4にインターネットを用いており、通信部55は、インターネットによりデータの通信を行うインターフェースである。
(コンテンツ視聴用インターフェース)
次に、本実施形態のコンテンツ配信システムにおけるコンテンツ視聴用インターフェースについて説明する。図6から図8は、コンテンツ視聴用インターフェースの一例を示す図である。図9は、コンテンツ配信システムにおける端末装置5と、コンテンツ配信サーバ1と、コメント配信サーバ2と、仮想処理サーバ3との動作を示すシーケンス図である。図10は、端末装置5の動作を示すフローチャートである。
次に、本実施形態のコンテンツ配信システムにおけるコンテンツ視聴用インターフェースについて説明する。図6から図8は、コンテンツ視聴用インターフェースの一例を示す図である。図9は、コンテンツ配信システムにおける端末装置5と、コンテンツ配信サーバ1と、コメント配信サーバ2と、仮想処理サーバ3との動作を示すシーケンス図である。図10は、端末装置5の動作を示すフローチャートである。
図6に示すコンテンツ視聴用インターフェース100は、コンテンツを視聴するためのコンテンツ視聴用インターフェースの一例を示す図である。コンテンツ視聴用インターフェース100は、ユーザの端末装置5の表示部50に表示される。
なお、本実施形態のコンテンツ配信システムにおいては、配信者がコンテンツの配信を行うためのコンテンツ配信用インターフェースも用意されているが、本実施形態においてはコンテンツ配信用インターフェースの説明は省略する。
図6に示すように、コンテンツ視聴用インターフェース100は、運用側コメント表示部105と、コンテンツ表示部110と、操作部120と、コメント入力欄表示部130と、コメント表示欄140とを備えている。運用側コメント表示部105には、コンテンツ配信システムを運用する運用者によるコメント、あるいは後述するように仮想処理サーバ3からのアクセスがあったことが表示される。コンテンツ表示部110には、コンテンツが表示される。コンテンツ表示部110には、コメントが投稿された場合には、コメントも表示される。
操作部120は、経過時間表示部60と、スピーカアイコン61と、音量インジケータ62と、コメント表示アイコン63と、画面表示アイコン64と、全画面アイコン65と、設定アイコン66と、リスタートアイコン67とを備えている。
経過時間表示部60には、コンテンツの経過時間が表示される。本実施形態においては、一例として、コンテンツの配信開始からの経過時間をコンテンツ配信サーバ1において計測し、コンテンツ配信サーバ1から送信される経過時間のデータを端末装置5において受信し、経過時間表示部60に表示するように構成されている。
スピーカアイコン61は、音声の出力のオン・オフを切り替えるためのアイコンである。図6に示す状態は音声の出力がオンであることを示している。図6に示す状態でスピーカアイコン61をクリックすると、スピーカアイコンの上に例えば×印が表示され、音声の出力はオフに切り替えられる。
音量インジケータ62は、音量を調整するためのインジケータであり、音量インジケータ62を図6における右側(図6におけるX方向)に移動させるほど音量が大きくなる。
コメント表示アイコン63は、コメントの表示のオン・オフを切り替えるためのアイコンである。図6に示す状態はコメントの表示がオンであることを示している。図6に示す状態でコメント表示アイコン63をクリックすると、コメント表示アイコン63に例えば×印が表示され、コメント表示欄140の表示はオフに切り替えられる。
画面表示アイコン64は、コメント入力欄表示部130の表示のオン・オフを切り替えるアイコンである。図6に示す状態はコメント入力欄表示部130の表示がオンであることを示している。図6に示す状態で画面表示アイコン64をクリックすると、画面表示アイコン64の形状が変化し、コメント入力欄表示部130の表示はオフに切り替えられる。
全画面アイコン65は、全画面表示のオン・オフを切り替えるためのアイコンである。図6に示す状態は、全画面表示がオフであることを示している。図6に示す状態で全画面アイコン65をクリックすると、全画面表示がオンになり、表示が全画面表示に切り替えられる。
設定アイコン66は、コメント表示の設定等を行うためのアイコンである。リスタートアイコン67は、コンテンツの映像または音声が止まった際に回復させるためのアイコンである。
コメント入力欄表示部130は、コメント入力欄70と、投稿ボタン71とを備えている。コメント入力欄70は、ユーザが自分のコメントをテキスト等で入力するための矩形の欄である。投稿ボタン71は、コメント入力欄70に入力したテキスト等を投稿するためのボタンである。
コンテンツ表示部110の右側(図6におけるX方向)には、席次表示部135と、視聴者数表示部131と、コメント投稿数表示部132と、コメントタブ133と、NGタブ134と、コメント表示欄140とが表示される。
席次表示部130には、コンテンツの視聴者数に制限または階層が設けられている場合に、ユーザが視聴した順番、またはどの階層にいるのかが表示される。視聴者数表示部131は、コンテンツ表示部110に表示されるコンテンツの視聴者数が表示される。本実施形態においては、一例として、コンテンツの視聴者数をコンテンツ配信サーバ1において計測し、コンテンツ配信サーバ1から送信される視聴者数のデータを端末装置5において受信し、視聴者数表示部131に表示するように構成されている。
コメント投稿数表示部132には、コンテンツ表示部110に表示されるコンテンツに対するコメント投稿数が表示される。本実施形態においては、一例として、コンテンツに対するコメント投稿数をコンテンツ配信サーバ1において計測し、コンテンツ配信サーバ1から送信されるコメント投稿数のデータを端末装置5において受信し、コメント投稿数表示部132に表示するように構成されている。
コメントタブ133は、コメント表示欄140に表示される内容をコメントに切り替えるためのタブである。NGタブ134は、コメント表示欄140に表示される内容を、NG設定用の内容に切り替えるためのタブである。NG設定用の内容とは、特定のコメントの表示をオフにする、あるいは、特定のユーザのコメントを受け付けない等の設定の内容を含む。
コメント表示欄140は、投稿されたコメントを表示する部分である。コンテンツ表示部110には、コメントがリアルタイムで表示されるが、コメント表示欄140には、過去に投稿されたコメントも表示される。
図7は、仮想処理サーバ3からのアクセスがあったことを表示する状態を示している。図8は、仮想処理サーバ3により、コメントの投稿が仮想的に行われた状態を示している。図7および図8の詳細については後述する。
次に、図9のシーケンス図を参照しつつ、本実施形態における端末装置5、コンテンツ配信サーバ1、コメント配信サーバ2、および仮想処理サーバ3の動作について説明する。図9は、本実施形態のコンテンツ配信システムにおける端末装置と生放送配信サーバの動作を示すシーケンス図である。コンテンツを配信する場合には、配信者は、端末装置5においてアプリケーションプログラムを起動し、表示部50にコンテンツ配信用インターフェースを表示させる。
コンテンツの配信者は、コンテンツ配信用インターフェースにおいて、カメラとマイクへのアクセスを許可し、所定の設定を行った上で、コンテンツ配信用インターフェースに表示されている配信ボタンをクリックする。配信ボタンがクリックされることにより、コンテンツの配信処理が開始される(S1)。端末装置5は、配信ボタンがクリックされると、アプリケーションプログラムにより、コンテンツの配信要求と、カメラおよびマイクから入力される動画データとを、コンテンツ配信サーバ1に送信する(S2)。
コンテンツ配信サーバ1のコンテンツ配信制御部11は、配信データを受信すると、コンテンツの配信処理を開始する(S3)。まず、コンテンツ配信制御部11は、配信処理を開始するコンテンツにコンテンツIDを付与する。次に、コンテンツ配信制御部11は、コンテンツを選択するためのコンテンツ選択用ウェブページを作成する。コンテンツ選択用ウェブページには、コンテンツを視聴するためのURL、および当該コンテンツのメタデータ等が含まれる。コンテンツ配信制御部11は、また、配信者の端末装置5から送信される配信データを受信して、ストリーミング配信する処理を行う。
配信者の端末装置5においては、表示部50にコンテンツ配信用インターフェースが表示されているので、コンテンツ配信サーバ1は、コンテンツIDと共にコンテンツを配信者の端末装置5に配信する(S4)。配信者の端末装置5における端末制御部52は、表示部50に配信されたコンテンツを表示させる(S5)。したがって、配信者は、端末装置5においてコンテンツを視聴することができる。
コンテンツ配信サーバ1のコンテンツ配信制御部11は、コンテンツの配信を開始すると、配信を開始したコンテンツのコンテンツIDと、コンテンツの配信が開始されたことをコメント配信サーバ2に通知する(S6)。この通知を受信したコメント配信サーバ2は、コンテンツごとにコメント投稿数の計数を開始する(S7)。
コンテンツ配信サーバ1のコンテンツ配信制御部11は、コンテンツの配信を開始すると、配信開始からの経過時間の計測を開始する(S6)。また、コンテンツ配信制御部11は、配信開始後の所定の基準時からの経過時間の計測を開始する(S6)。コンテンツ配信制御部11は、配信中のコンテンツの視聴者数の計測を開始する(S7)。コンテンツ配信制御部11は、コンテンツを配信している端末装置5に対して、計測した経過時間と視聴者数を送信する。
次に、視聴者がコンテンツ視聴用インターフェース100により、コンテンツの視聴を行う場合について説明する。
視聴者は、コンテンツの視聴を行う際には、端末装置5においてアプリケーションプログラムを起動し、表示部50にブラウザ等によりコンテンツ選択用ウェブページを表示させる。視聴者が、コンテンツ選択用ウェブページにおいていずれかのコンテンツを選択すると(S10)、アプリケーションプログラムにより、端末制御部52は、表示部50にコンテンツ視聴用インターフェース100を表示させる。
端末制御部52は、コンテンツ配信サーバ1に対して、コンテンツの視聴請求を送信する(S11)。コンテンツ配信サーバ1は、視聴請求を受信すると、端末装置5に対して、選択されたコンテンツをストリーム配信する(S12)。
端末制御部52は、アプリケーションプログラムにより、受信したコンテンツをコンテンツ視聴用インターフェース100に表示させる(S13)。その結果、視聴者は、端末装置5においてコンテンツを視聴することができる。
図10は、端末装置5における表示処理を示すフローチャートである。図10に示す表示処理は、所定の時間間隔で実行される。図10に示すように、端末装置5においてコンテンツ表示部として機能する端末制御部52は、ストリーム配信されたコンテンツをコンテンツ視聴用インターフェース100のコンテンツ表示部110に表示させる(図10:S40)。図10におけるステップS40の処理は、図9におけるステップS9およびステップS10の処理に対応している。
次に、端末装置5においてアクセス状況表示部として機能する端末制御部52は、コンテンツ配信サーバ1から送信される前記経過時間と視聴者数に応じて、コンテンツ視聴用インターフェース100の経過時間表示部60および視聴者数表示部131に、アクセス状況として、それぞれ前記経過時間と視聴者数を表示させる(図10:S41)。図10におけるステップS41の処理は、図9におけるステップS9およびステップS10の処理に対応している。図10におけるステップS42以降の処理については後述する。
説明を図9の説明に戻し、仮想処理サーバ3の処理について説明する。仮想処理サーバ3は、コンテンツ配信サーバ1に対して、コンテンツごとに、配信開始からの経過時間、視聴者数、およびコンテンツにおける画像および音声の少なくともいずれかの変化度について、問い合わせを行う(S14)。問い合わせを受信したコンテンツ配信サーバ1は、コンテンツごとに、これらの経過時間、視聴者数、および変化度を、仮想処理サーバ3に回答する(S15)。
また、仮想処理サーバ3は、コメント配信サーバ2に対して、コンテンツごとに、コメント投稿数について、問い合わせを行う(S16)。問い合わせを受信したコメント配信サーバ2は、コンテンツごとに、コメント投稿数を仮想処理サーバ3に回答する(S17)。
本実施形態では、前記経過時間、視聴者数、変化度、およびコメント投稿数を、コンテンツにアクセスした視聴者およびコンテンツを配信している配信者を含むユーザのコンテンツに対する関与度として捉え、関与度が所定値以下であることを、仮想処理サーバ3がコンテンツにアクセスする第1条件としている。関与度は、前記経過時間、視聴者数、変化度、およびコメント投稿数の全てであってもよいし、これらの情報のうちのいずれか一つであってもよいし、これらの情報のうちのいくつかの組み合わせであってもよい。
関与度が所定値以下であること、つまり、コンテンツの配信開始からの経過時間が短い場合、視聴者数が少ない場合、コンテンツにおける画像および音声の変化度が小さい場合、およびコメント投稿数が少ない場合は、コンテンツの盛り上がりに欠ける状態であると考えられる。そこで、本実施形態では、このようなコンテンツを盛り上げるために、仮想処理サーバ3によるアクセスを行う。仮想処理サーバ3の仮想処理制御部31は、関与度が所定値以下であるという第1条件が満たされたと判断した場合には、仮想処理制御部31は、第1条件が満たされたコンテンツに対するアクセスを行うためのアクセスコマンドをコンテンツ配信サーバ1に送信する(S19)。
コンテンツ配信サーバ1は、アクセスコマンドを受信すると、アクセスコマンドの対象となっているコンテンツの配信者の端末装置5、および当該コンテンツの視聴者の端末装置5に、仮想処理サーバ3からのアクセスがあったことを示す通知を行う(S20,S22)。
前記通知を受信した端末装置5は、仮想処理サーバ3によるアクセスが実行されたことを、視聴者によりアクセスが実行されたことと識別可能にコンテンツ視聴用インターフェース100に表示させる(S21,S23)。
図10に示すように、端末装置5においてアクセス状況表示部として機能する端末制御部52は、仮想処理サーバ3からのアクセスコマンドが送信されたかどうかを判断し(図10:S42)、仮想処理サーバ3からのアクセスコマンドが送信された場合には(図10:S42;YES)、仮想処理サーバ3の出現表示処理を行う(図10:S43)。図10におけるステップS43の出現表示処理は、図9におけるステップS21およびステップS23の処理に対応している。
例えば、端末制御部52は、図7に示すように、コンテンツ視聴用インターフェース100の運用側コメント表示部105に、「BOT登場!!」と表示させる。BOTとは、ロボットを語源とする言葉で、一般的には、機械による自動発言システム等を指す。本実施形態では、一例として、仮想処理サーバ3をBOTと称し、端末制御部52は、仮想処理サーバ3がコンテンツに登場または出現したことを、視聴者および配信者によるアクセスがあったことと識別可能に表示している。
なお、本実施形態では、一例として、仮想処理サーバ3からのアクセスがあった場合には、アクセス状況表示部として機能する端末制御部52は、コンテンツ視聴用インターフェース100における視聴者数表示部131に表示される視聴者数をインクリメントする。図10におけるステップS44以降の処理については後述する。
説明を図9の説明に戻す。仮想処理サーバ3は、以上のようにコンテンツに対するアクセスを実行した後、例えば所定時間経過後に、再び、コンテンツ配信サーバ1に対して、コンテンツごとに、関与度、つまり、配信開始からの経過時間、視聴者数、およびコンテンツにおける画像および音声の少なくともいずれかの変化度について、問い合わせを行う(S24)。問い合わせを受信したコンテンツ配信サーバ1は、コンテンツごとに、これらの経過時間、視聴者数、および変化度を、仮想処理サーバ3に回答する(S25)。
また、仮想処理サーバ3は、コメント配信サーバ2に対して、コンテンツごとに、コメント投稿数について、問い合わせを行う(S26)。問い合わせを受信したコメント配信サーバ2は、コンテンツごとに、コメント投稿数を仮想処理サーバ3に回答する(S27)。
仮想処理サーバ3がコンテンツにアクセスしてから所定時間経過後においても、関与度が所定値以下である場合は、コンテンツの盛り上がりが十分ではない状態であると考えられる。そこで、本実施形態では、このようなコンテンツを盛り上げるために、仮想処理サーバ3によるコメントの投稿処理を仮想的に行う。「仮想的」とは、配信者や視聴者である実際のユーザによる投稿処理と等価の投稿処理が、仮想処理サーバ3により実行されることを意味している。仮想処理サーバ3の仮想処理制御部31は、コンテンツ配信サーバ1とコメント配信サーバ2から受信した回答に基づいて、関与度が所定値以下であるという第2条件が満たされたと判断した場合には、第2条件が満たされたコンテンツに対してコメントの投稿処理を仮想的に行う(S29)。「仮想的」とは、実際のユーザである配信者や視聴者の投稿処理ではなく、仮想処理サーバ3からのコマンドに基づく投稿処理であることを意味している。対象となるコンテンツが複数ある場合には、例えばスタックにコメントID等を格納して行き、順次処理を行う。仮想処理制御部31は、コメント配信サーバ2に対して、第2条件が満たされたコンテンツのコンテンツIDと共に、コメントの投稿を行うためのコマンドを送信する(S30)。
なお、第2条件は、第1条件と同じでもよいし、第1条件と異なっていてもよい。例えば、第1条件の判断では対象としなかった関与度を第2条件として判断してもよい。または、第2条件となる関与度として前記経過時間を採用する場合には、コンテンツの配信開始からの経過時間を採用してもよいし、コンテンツの配信開始後の所定の基準時からの経過時間を採用してもよい。「所定の基準時」としては、例えばコンテンツの配信開始後から1分経過後のように設定すればよい。
仮想処理サーバ3から送信されたコマンドを受信したコメント配信サーバ2は、コマンドに基づいてコメントを作成する処理を行う(S31)。コメントを作成する処理は、予め定められた定型文から選択する処理でもよいし、例えば、人工知能を用いてコメントを作成する処理でもよい。
視聴者または配信者がコンテンツを視聴しながらコメントを投稿する場合には、視聴者は、コンテンツ視聴用インターフェース100におけるコメント入力欄70にコメントを入力し、投稿ボタン71をクリックする(S31)。投稿ボタン71がクリックされると、端末装置5は、アプリケーションプログラムにより、コメントのテキストデータ等と、ユーザIDと、コンテンツIDとを、コメント配信サーバ2に送信する(S31)。
端末装置5の端末制御部52は、所定時間ごとに、視聴対象となっているコンテンツに対してコメントが投稿されたかどうかをコメント配信サーバ2に問い合わせる(S32,S33)。
コメント配信サーバ2は、問い合わせを受信すると、問い合わせがあったコンテンツに対してコメントが投稿されたかどうかを判断し、コメントが投稿されている場合には、コメントの配信処理を行う(S34)。コメント配信サーバ2は、問い合わせを行った端末装置5に対して、コンテンツIDと、コメントと、コメントを投稿したユーザIDとを配信する(S35,S37)。なお、コメント配信サーバ2は、仮想処理サーバ3から送信されたコマンドに基づくコメントの投稿の場合には、ユーザIDの代わりに、仮想処理サーバ3を示す情報を配信する。
端末装置5の端末制御部52は、コメント配信サーバ2からコンテンツIDと、コメントと、コメントを投稿したユーザIDとを受信すると、コンテンツ視聴用インターフェース100におけるコンテンツ表示部110およびコメント表示欄140にコメントを表示させる(S36,S38)。
図10に示すように、端末装置5において情報表示部として機能する端末制御部52は、コメント配信サーバ2から配信されたコメントが、仮想処理サーバ3からのコマンドに基づくコメントであるかどうかを判断する(図10:S44)。端末制御部52は、仮想処理サーバ3からのコマンドに基づくコメントではないと判断した場合には(図10:S44;NO)、通常のコメントの表示処理を行う(図10:S45)。しかし、端末制御部52は、仮想処理サーバ3からのコマンドに基づくコメントであると判断した場合には(図10:S44;YES)、BOTコメントの表示処理を行う(図10:S46)。図10におけるステップS44、ステップS45、およびステップS46の処理は、図9におけるステップS36、ステップS38の処理に対応している。
図8は、BOTコメントの表示処理による表示例を示す図である。BOTコメントとは、仮想処理サーバ3からのコマンドに基づくコメントである。図8の例では、端末制御部52は、BOTコメントとして、「がんばれ」というコメント151をコンテンツ表示部110に表示させる(図10:S46)。端末制御部52は、同様に「がんばれ」というコメント152をコメント表示欄140に表示させる。仮想処理サーバ3のコマンドに基づいて作成されたコメントと、通常の視聴者または配信者によるコメントとを識別可能とするために、図8に示す例では、白抜き文字が用いられる。情報表示部として機能する端末制御部52は、通常の視聴者または配信者によるコメントが投稿されたと判断した場合には(図10:S44;NO)、通常のコメントの表示処理として、例えば黒色等の文字をコンテンツ表示部110に表示させる(図10:S44)。
コメント表示欄140に表示されるコメントは、コメントは、一定の速度で図6に示す−X方向に移動しながら表示される。コメントを表示させるY軸方向の位置については、コメントを投稿した視聴者または配信者が設定することができる。仮想処理サーバ3のコマンドに基づいて作成されたコメントを表示させるY軸方向の位置については、端末制御部52が設定するようにしてもよい。
仮想処理サーバ3のコマンドに基づいて作成されたコメントは、一つのコメントだけでなく、複数のコメントをランダムな時間間隔で投稿させるようにしてもよい。
以上のような処理を行うことにより、コンテンツの配信を開始したばかりで、視聴者数が少なく、あるいは視聴者がおらず、また、コメントが少なく、あるいはコメントが投稿されていない番組であっても、仮想処理サーバ3からアクセスがあったことが、実際のユーザによりアクセスがあったことと識別可能に表示されるので、コンテンツが盛り上がる可能性を高めることができる。仮想処理サーバ3からのアクセスは、上述したようにコンテンツにおいて第1条件が満たされた場合に実行される。また、第1条件が満たされたコンテンツが複数存在する場合には、仮想処理サーバ3からのアクセスは順次実行される。したがって、実際のユーザから見れば、どのタイミングで仮想処理サーバ3からのアクセスがあるかを予期することが難しく、仮想処理サーバ3からのアクセスが実行されること自体が希少性を有することになり、ユーザの興味を惹くことが考えられる。その結果、仮想処理サーバ3からのアクセスが実行されることによりコンテンツが盛り上がる可能性が高まる。また、配信者がコンテンツの配信を続けようとするモチベーションを向上させることができる。さらに、上述したように、第1条件として判断される関与度には、コンテンツの映像または音声の変化度も含まれる。したがって、あまり積極的にコンテンツの配信を行っていなかった配信者であっても、仮想処理サーバ3からのアクセスが実行されることによってコンテンツが盛り上がることにより、積極的にコンテンツの配信を行うことが期待される。
また、以上のような処理を行うことにより、コンテンツの配信を開始したばかりで、視聴者数が少なく、あるいは視聴者がおらず、また、コメントが少なく、あるいはコメントが投稿されていない番組であっても、BOTコメントが、実際のユーザによりアクセスがあったことと識別可能に表示されるので、コンテンツが盛り上がる可能性を高めることができる。仮想処理サーバ3からのコマンドに基づくコメントであるBOTコメントは、上述したようにコンテンツにおいて第2条件が満たされた場合に実行される。また、第2条件が満たされたコンテンツが複数存在する場合には、BOTコメントの投稿は順次実行される。したがって、実際のユーザから見れば、どのタイミングでBOTコメントが投稿されるかを予期することが難しく、BOTコメントが投稿されること自体が希少性を有することになり、ユーザの興味を惹くことが考えられる。また、どのような内容のBOTコメントが投稿されるかについてもユーザの興味を惹くことが考えられる。その結果、BOTコメントの投稿が実行されることによりコンテンツが盛り上がる可能性が高まる。また、配信者がコンテンツの配信を続けようとするモチベーションを向上させることができる。さらに、上述したように、第2条件として判断される関与度には、コンテンツの映像または音声の変化度も含まれる。したがって、あまり積極的にコンテンツの配信を行っていなかった配信者であっても、BOTコメントの投稿が実行されることによってコンテンツが盛り上がることにより、積極的にコンテンツの配信を行うことが期待される。
また、視聴者は、コンテンツを選ぶ際の基準に、コメントが多くついているかどうかを参考にすることがある。したがって、BOTコメントが表示されることにより、視聴者がこのコンテンツを選択し、コンテンツが盛り上がる可能性が高まる。
(変形例)
以上の実施形態は例示であり、この発明の範囲から離れることなく様々な変形が可能である。上述した実施形態においては、第1条件と第2条件とを別々のタイミングで判断する態様について説明したが、本発明はこのような態様に限定される訳ではない。第1条件と第2条件とを同じ条件とし、同一のタイミング判断するようにしてもよい。
以上の実施形態は例示であり、この発明の範囲から離れることなく様々な変形が可能である。上述した実施形態においては、第1条件と第2条件とを別々のタイミングで判断する態様について説明したが、本発明はこのような態様に限定される訳ではない。第1条件と第2条件とを同じ条件とし、同一のタイミング判断するようにしてもよい。
また、上述した実施形態および変形例においては、仮想処理サーバ3からのアクセスがあったことと、BOTコメントが投稿されたことを、コンテンツ視聴用インターフェース100に表示させる態様について説明した。しかし、本発明はこのような態様に限定される訳ではなく、コンテンツ選択用のウェブページにおいて、仮想処理サーバ3からのアクセスがあったことと、BOTコメントが投稿されたことを知らせるようにしてもよい。このようにすれば、どのコンテンツを視聴しようかと考えている視聴者に興味を持たせ、視聴者が、仮想処理サーバ3からのアクセスがあったコンテンツ、またはBOTコメントが投稿されたコンテンツの視聴を選択した場合には、当該コンテンツが盛り上がる可能性がある。
上述した実施形態では、ユーザ投稿情報としてテキストデータのコメントを用いた例について説明した。しかし、本発明はこのような例に限定されるものではない。例えば、ユーザ投稿情報として、スタンプ、リンク情報、音声データ、あるいは画像等を用いる場合にも、上述の各実施形態と同様の処理を行うことが可能である。
上述した実施形態では、コンテンツ配信サーバ1、コメント配信サーバ2、および仮想処理サーバ3を物理的に別々に存在するサーバとして構成した態様について説明した。しかしながら、本発明はこのような態様に限定される訳ではなく、これらのサーバを全て一つのサーバで構成してもよいし、いずれか2種類のサーバを一つのサーバで構成してもよい。
上述した実施形態では、仮想処理サーバ3の仮想的な処理として、コメントの投稿を仮想的に実行する態様について説明した。しかしながら、本発明はこのような態様に限定される訳ではなく、仮想処理サーバ3からのコマンドによって、何らかのイベントを実行させるようにしてもよい。例えば、イベントとしては、コンテンツ配信サーバ1によって音楽を再生する、またはアンケートを実施する等が考えられる。このような処理が行われれば、コンテンツがより一層盛り上がることが期待される。
上述した実施形態では、第1条件および第2条件として、配信者または視聴者のコンテンツに対する関与度を用いた態様について説明した。しかしながら、本発明はこのような態様に限定される訳ではなく、コンテンツに付されたタグを第1条件および第2条件としてもよい。例えば、タグとして、「#BOT」のようなタグ付された場合に、第1条件および第2条件が満たされたと判断するようにしてもよい。あるいは、ユーザに階層を設けて、一定のポイント等を購入したユーザによるコンテンツである場合に、第1条件および第2条件が満たされたと判断するようにしてもよい。
以上の態様に係る各サーバのプログラムおよび端末装置5のアプリケーションプログラムは、コンピュータが読取可能な記録媒体に格納された形態で提供されてコンピュータにインストールされ得る。記録媒体は、例えば非一過性(non-transitory)の記録媒体であり、CD-ROM等の光学式記録媒体が好例であるが、半導体記録媒体や磁気記録媒体等の公知の任意の形式の記録媒体を包含し得る。なお、通信網を介した配信の形態で前述のプログラムを提供してコンピュータにインストールすることも可能である。
以上、本発明の実施形態に係るアプリケーションプログラム、端末装置の制御方法、端末装置、およびサーバについて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
1 コンテンツ配信サーバ
2 コメント配信サーバ
3 仮想処理サーバ
31 仮想処理制御部
4 ネットワーク
5 端末装置
11 コンテンツ配信制御部
52 端末制御部
2 コメント配信サーバ
3 仮想処理サーバ
31 仮想処理制御部
4 ネットワーク
5 端末装置
11 コンテンツ配信制御部
52 端末制御部
Claims (10)
- 端末装置に対してコンテンツの配信サービスを提供するコンテンツ配信サーバと、前記コンテンツに対して投稿されたコメントを配信するコメント配信サーバと、前記コンテンツに対して仮想的に処理を実行する仮想処理サーバと、を備えるコンテンツ配信システムにおける前記仮想処理サーバであって、
前記コンテンツに対してアクセスし、仮想的に処理を実行する実行制御部と、
前記アクセスを実行するための所定の第1条件を判断する第1条件判断部と、を備え、
前記実行制御部は、前記所定の第1条件が満たされたと判断された場合に、前記コンテンツに対するアクセスを実行する、
ことを特徴とする仮想処理サーバ。 - 前記実行制御部は、前記コンテンツ配信サーバに対して所定のコマンドを送信することにより、前記コンテンツに対するアクセスを実行する、
ことを特徴とする請求項1に記載の仮想処理サーバ。 - 前記コンテンツに対するコメントの仮想的な投稿処理、および前記コンテンツにおける所定のイベントを仮想的に開始する処理の少なくともいずれか一つを実行するための所定の第2条件を判断する第2条件判断部をさらに備え、
前記実行制御部は、前記所定の第2条件が満たされたと判断された場合に、前記コンテンツに対するコメントの仮想的な投稿処理、および前記コンテンツにおける所定のイベントを仮想的に開始する処理の少なくともいずれか一つを実行する、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の仮想処理サーバ。 - 前記実行制御部は、
前記コメント配信サーバに対して所定のコマンドを送信することにより、前記コンテンツに対するコメントの仮想的な投稿処理を実行し、
前記コンテンツ配信サーバに対して所定のコマンドを送信することにより、前記コンテンツにおける所定のイベントを仮想的に開始させる、
ことを特徴とする請求項3に記載の仮想処理サーバ。 - 前記所定の第1条件および前記所定の第2条件は、前記コンテンツの配信者または前記コンテンツにアクセスしたユーザの前記コンテンツに対する関与度が所定値以下であることを少なくとも含む、
ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一に記載の仮想処理サーバ。 - 前記関与度は、前記コンテンツにおける画像および音声の少なくともいずれかの変化度、前記コンテンツに対する視聴者数、前記コンテンツに対する前記コメントの投稿数、および所定の基準時からの経過時間のいずれか一つを少なくとも含む、
ことを特徴とする請求項5に記載の仮想処理サーバ。 - 端末装置に対してコンテンツの配信サービスを提供するコンテンツ配信サーバと、前記コンテンツに対して投稿されたコメントを配信するコメント配信サーバと、前記コンテンツに対して仮想的に処理を実行する仮想処理サーバとを備えるコンテンツ配信システムにおける前記仮想処理サーバの制御方法であって、
前記コンテンツに対するアクセスを実行するための所定の第1条件を判断し、
前記所定の第1条件が満たされたと判断された場合に、前記コンテンツに対するアクセスを実行する、
ことを特徴とする仮想処理サーバの制御方法。 - コンテンツを提供し、または前記コンテンツを視聴するための端末装置と、
前記端末装置に対してコンテンツの配信サービスを提供するコンテンツ配信サーバと、
前記コンテンツに対して投稿されたコメントを配信するコメント配信サーバと、
前記コンテンツに対して仮想的に処理を実行する仮想処理サーバと、を備え、
前記仮想処理サーバは、
前記コンテンツに対してアクセスし、仮想的に処理を実行する実行制御部と、
前記アクセスを実行するための所定の第1条件を判断する第1条件判断部と、を備え、
前記実行制御部は、前記所定の第1条件が満たされたと判断された場合に、前記コンテンツに対するアクセスを実行し、
前記端末装置は、
前記コンテンツを表示するコンテンツ表示部と、
前記コンテンツに対するアクセス状況を表示するアクセス状況表示部と、
前記コンテンツに対して投稿されたコメントを表示する情報表示部と、を備え、
前記アクセス状況表示部は、前記仮想処理サーバによりアクセスが実行されたことを、前記コンテンツの視聴者によりアクセスが実行されたことに対して識別可能に表示し、
前記情報表示部は、前記仮想処理サーバによる前記コメントの投稿を、他の投稿から識別可能に表示する、
ことを特徴とするコンテンツ配信システム。 - コンテンツの配信サービスを提供するコンテンツ配信サーバ、前記コンテンツに対して投稿されたコメントを配信するコメント配信サーバ、および前記コンテンツに対して仮想的に処理を実行する仮想処理サーバとの通信機能を備えた端末装置のアプリケーションプログラムであって、前記端末装置のコンピュータを、
前記コンテンツを表示するコンテンツ表示部と、
前記コンテンツに対するアクセス状況を表示するアクセス状況表示部と、
前記コンテンツに対して投稿されたコメントを表示する情報表示部として機能させ、
前記アクセス状況表示部は、前記仮想処理サーバによるアクセスが実行されたことを、前記コンテンツの視聴者によりアクセスが実行されたことに対して識別可能に表示する、ことを特徴とする端末装置のアプリケーションプログラム。 - 前記情報表示部は、前記仮想処理サーバによる前記コンテンツに対するコメントの投稿を、他の投稿から識別可能に表示する、
ことを特徴とする請求項9に記載の端末装置のアプリケーションプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017186453A JP2018173931A (ja) | 2017-09-27 | 2017-09-27 | 仮想処理サーバ、仮想処理サーバの制御方法、コンテンツ配信システム、および端末装置のアプリケーションプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017186453A JP2018173931A (ja) | 2017-09-27 | 2017-09-27 | 仮想処理サーバ、仮想処理サーバの制御方法、コンテンツ配信システム、および端末装置のアプリケーションプログラム |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017071611A Division JP6219548B1 (ja) | 2017-03-31 | 2017-03-31 | 仮想処理サーバ、仮想処理サーバの制御方法、コンテンツ配信システム、および端末装置のアプリケーションプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018173931A true JP2018173931A (ja) | 2018-11-08 |
Family
ID=64107374
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017186453A Pending JP2018173931A (ja) | 2017-09-27 | 2017-09-27 | 仮想処理サーバ、仮想処理サーバの制御方法、コンテンツ配信システム、および端末装置のアプリケーションプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018173931A (ja) |
-
2017
- 2017-09-27 JP JP2017186453A patent/JP2018173931A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6219548B1 (ja) | 仮想処理サーバ、仮想処理サーバの制御方法、コンテンツ配信システム、および端末装置のアプリケーションプログラム | |
US11794102B2 (en) | Cloud-based game streaming | |
JP6403828B1 (ja) | 端末装置のアプリケーションプログラム、端末装置の制御方法、端末装置、および生放送配信サーバのプログラム | |
JP5076395B2 (ja) | コンテンツ配信システム、配信制御方法、配信プログラムおよび記録媒体 | |
US7739584B2 (en) | Electronic messaging synchronized to media presentation | |
US8095646B2 (en) | Content ancillary to sensory work playback | |
US9832441B2 (en) | Supplemental content on a mobile device | |
US11216166B2 (en) | Customizing immersive media content with embedded discoverable elements | |
WO2015049810A1 (ja) | 多視点動画配置システム | |
US20090063983A1 (en) | System and method for representing content, user presence and interaction within virtual world advertising environments | |
JP2014131737A (ja) | タグコンテンツおよびソーシャルネットワークコンテンツに基くクラウドで実行されたミニゲームをランク付けするシステムおよび方法 | |
US20220210514A1 (en) | System and process for collaborative digital content generation, publication, distribution, and discovery | |
CN115175751A (zh) | 基于预测的游戏活动和观众特性驱动虚拟影响者 | |
JP5890924B1 (ja) | 広告用動画の配信を管理するシステム、方法、及びプログラム | |
JP2018181310A (ja) | 端末装置のアプリケーションプログラム、端末装置の制御方法、端末装置、および生放送配信サーバのプログラム | |
JP5090557B2 (ja) | 配信システム、端末装置のプログラム、配信方法、及び、コマンド設定方法 | |
JP5103092B2 (ja) | コンテンツ管理サーバ、コンテンツ提示装置、コンテンツ管理プログラム、及びコンテンツ提示プログラム | |
JP2009060458A (ja) | 動画配信システム、端末装置のプログラム、配信動画再生方法、及び、コマンド設定方法 | |
JP2018173931A (ja) | 仮想処理サーバ、仮想処理サーバの制御方法、コンテンツ配信システム、および端末装置のアプリケーションプログラム | |
TWI647639B (zh) | Servo device, terminal device and method for providing advertisement | |
JP2016152049A (ja) | 広告用動画の配信を管理するシステム、方法、及びプログラム | |
JPWO2020149366A1 (ja) | 情報処理装置 | |
KR20100000680A (ko) | 게임 시스템 및 그 시스템을 이용한 콘텐츠 제공 방법 | |
US20240146979A1 (en) | System, method and computer-readable medium for live streaming recommendation | |
JP2017097886A (ja) | プログラム、記録媒体、ゲーム制御方法、情報処理装置及び制御方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20181116 |