JP2018181310A - 端末装置のアプリケーションプログラム、端末装置の制御方法、端末装置、および生放送配信サーバのプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】自らの傍らにアシスタントを用意できない場合でも、生放送番組の配信の進行を滞らせずに、アンケート等のコンテンツを配信できる端末装置のアプリケーションプログラム、端末装置の制御方法、端末装置、及び生放送配信サーバのプログラムを提供する。【解決手段】生放送番組の配信機能を有する生放送配信サーバとの通信機能を有する端末装置のアプリケーションプログラムであって、アプリケーションプログラムは、生放送配信者からの指示に基づき、視聴者の一部または全部にコンテンツの作成権限を付与する権限付与機能と、作成権限を付与された視聴者によるコンテンツ作成を可能とする視聴者コンテンツ作成機能と、生放送配信者またはコンテンツ作成を行った視聴者の指示に基づき、視聴者により作成されたコンテンツを、生放送中の番組に組み込むコンテンツ配信機能を有する。【選択図】図7
Description
本発明は、端末装置のアプリケーションプログラム、端末装置の制御方法、端末装置、および生放送配信サーバのプログラムに関する。
従来から、ゲームを行いながら、ゲームを行っているプレイヤー自身の姿をカメラで撮影し、プレイヤー自身の姿と共にゲームの実況をライブ配信するゲームシステムが提供されている。このようなゲームシステムの中には、例えば特許文献1のように、ライブ配信を行っているプレイヤーが、視聴者からアンケートの回答を受け付ける機能を有しているものがある。
特許文献1のゲームシステムにおいては、ゲーム装置とは別にスマートフォン等の携帯端末装置においてアンケートの質問と回答の選択肢とを入力し、携帯端末装置からゲーム装置にアンケートの質問と回答の選択肢が送信されるようになっている。また、ゲーム装置において受信されたアンケートの質問と回答の選択肢は、ネットワークを介してサーバに送信され、サーバから視聴者のゲーム装置等に配信される。
また、ゲーム装置以外にも、生放送番組をインターネット経由で配信するサービスにおいて、アンケート機能を有するサービスが提供されている。
しかしながら、ゲームのプレイヤーや、生放送番組を配信しているユーザが、ゲーム中または生放送番組の配信中に、一人でアンケート等のコンテンツの配信を行うには、本来のコンテンツの配信とは別に、アンケート等のコンテンツの配信機能を利用する必要がある。その結果、ゲームの実況中継や生放送番組の進行が滞ることがあった。
別途アシスタントを用意すれば、ゲームのプレイヤーや生放送番組の配信を行っているユーザ自身がアンケートを取らなくてもよくなるが、現実には、単独でゲームを行うプレイヤーや、単独で生放送番組の配信を行っているユーザが多い。したがって、このような場合にアシスタントを用意することは難しい。また、アシスタントを用意することが可能な場合でも、常にアシスタントが必要な訳ではないため、突発的にアシスタントが必要になった際には対応ができないという問題もある。
そこで、本発明は、自らの傍らにアシスタントを用意できない場合であっても、生放送番組の配信の進行を滞らせることなく、アンケート等のコンテンツを配信することのできる端末装置のアプリケーションプログラム、端末装置の制御方法、端末装置、および生放送配信サーバのプログラムを提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る端末装置のアプリケーションプログラムの一態様は、生放送番組の配信機能を有する生放送配信サーバとの通信機能を有する端末装置のアプリケーションプログラムであって、前記アプリケーションプログラムは、前記端末装置のコンピュータを、生放送配信者からの指示に基づき、視聴者の一部または全部にコンテンツの作成権限を付与する権限付与部と、作成権限を付与された視聴者によるコンテンツ作成を可能とする視聴者コンテンツ作成部と、生放送配信者またはコンテンツ作成を行った視聴者の指示に基づき、視聴者により作成されたコンテンツを、生放送中の番組に組み込むコンテンツ配信部として機能させることを特徴とする。
本明細書において、「生放送番組」は、配信者がカメラで撮影した映像をリアルタイムで配信する番組だけでなく、繰り返し再生可能に記録された動画を再生しながら配信する番組も含む概念である。本明細書において、「コンテンツ」とは、生放送番組中に配信されるアンケート、生放送番組の表示画面中における所定の領域で配信される他の生放送番組等を含む概念である。本明細書において、「権限」とは、本来は、配信者のみが作成可能な内容の一部または全部を視聴者により作成可能とすることを包含する概念である。
前記態様によれば、端末装置のコンピュータは、前記アプリケーションプログラムを実行することにより、次のように機能する。権限付与部は、生放送配信者からの指示に基づき、視聴者の一部または全部にコンテンツの作成権限を付与する。視聴者コンテンツ作成部は、作成権限を付与された視聴者によるコンテンツ作成を可能とする。コンテンツ配信部は、生放送配信者またはコンテンツ作成を行った視聴者の指示に基づき、視聴者により作成されたコンテンツを、生放送中の番組に組み込む。したがって、生放送配信者は、視聴者の一部または全部にコンテンツの作成を依頼し、作成されたコンテンツを配信することができるので、生放送配信者が自らの傍らにアシスタントを用意できない場合であっても、生放送番組の配信の進行を滞らせることなく、アンケート等のコンテンツを配信することができる。
本発明の他の態様は、前記権限付与部は、作成されるコンテンツの種類と、前記作成権限の範囲とを決定することを特徴とする。この態様によれば、コンテンツの作成権限を配信者以外の者に付与しても、配信者が希望する内容のコンテンツが作成されることが期待される。
本発明の他の態様は、前記コンテンツの種類には、アンケート、または前記生放送番組と共に配信される生放送番組が含まれることを特徴とする。この態様によれば、配信者が自らの傍らにアシスタントを用意できない場合であっても、煩雑な作業を回避して、生放送番組を共同で配信することができる。
本発明の他の態様は、前記アプリケーションプログラムは、前記端末装置のコンピュータを、前記視聴者により作成されたコンテンツの確認が可能なコンテンツ確認部としてさらに機能させることを特徴とする。この態様によれば、コンテンツ確認部は、視聴者により作成されたコンテンツの確認を可能とする。したがって、コンテンツの作成を視聴者に依頼しても、生放送配信者が希望する内容のコンテンツが作成されることが期待される。
本発明の他の態様は、前記アプリケーションプログラムは、前記端末装置のコンピュータを、前記視聴者により作成されたコンテンツの配信の許否を決定する配信許否決定部としてさらに機能させることを特徴とする。この態様によれば、配信許否決定部は、視聴者により作成されたコンテンツの配信の許否を決定する。したがって、コンテンツの作成を視聴者に依頼しても、生放送配信者が希望する内容のコンテンツが配信されることが期待される。
本発明の他の態様は、前記権限付与部は、無作為に抽出された前記他のユーザ、または特定条件下にある前記他のユーザに前記作成権限を付与することを特徴とする。この態様によれば、配信者が自らの傍らにアシスタントを用意できない場合であっても、他のユーザにコンテンツの作成を依頼できるので、生放送番組の配信の進行を滞らせることなく、アンケート等のコンテンツを配信することができる。
本発明の他の態様は、前記作成権限の範囲は、前記コンテンツ作成の時間的制限、および前記コンテンツ作成の表示上の制限の少なくともいずれかを含むことを特徴とする。この態様によれば、コンテンツ作成の権限を配信者以外の者に付与しても、配信者が希望する内容のコンテンツが作成されることが期待される。
前記課題を解決するため、本発明に係る端末装置の制御方法の一態様は、生放送番組の配信機能を有する生放送配信サーバとの通信機能を有する端末装置の制御方法であって、生放送配信者からの指示に基づき、視聴者の一部または全部にコンテンツの作成権限を付与し、作成権限を付与された視聴者によるコンテンツ作成を可能とし、生放送配信者またはコンテンツ作成を行った視聴者の指示に基づき、視聴者により作成されたコンテンツを、生放送中の番組に組み込むことを特徴とする。
前記態様によれば、生放送配信者からの指示に基づき、視聴者の一部または全部にコンテンツの作成権限が付与される。作成権限を付与された視聴者は、コンテンツ作成が可能となる。視聴者により作成されたコンテンツは、生放送配信者またはコンテンツ作成を行った視聴者の指示に基づき、生放送中の番組に組み込まれる。したがって、生放送配信者は、視聴者の一部または全部にコンテンツの作成を依頼し、作成されたコンテンツを配信することができるので、生放送配信者が自らの傍らにアシスタントを用意できない場合であっても、生放送番組の配信の進行を滞らせることなく、アンケート等のコンテンツを配信することができる。
前記課題を解決するため、本発明に係る端末装置の一態様は、生放送番組の配信機能を有する生放送配信サーバとの通信機能を有する端末装置であって、生放送配信者からの指示に基づき、視聴者の一部または全部にコンテンツの作成権限を付与する権限付与部と、作成権限を付与された視聴者によるコンテンツ作成を可能とする視聴者コンテンツ作成部と、生放送配信者またはコンテンツ作成を行った視聴者の指示に基づき、視聴者により作成されたコンテンツを、生放送中の番組に組み込むコンテンツ配信部とを備える、ことを特徴とする。
前記態様によれば、権限付与部は、生放送配信者からの指示に基づき、視聴者の一部または全部にコンテンツの作成権限を付与する。視聴者コンテンツ作成部は、作成権限を付与された視聴者によるコンテンツ作成を可能とする。コンテンツ配信部は、生放送配信者またはコンテンツ作成を行った視聴者の指示に基づき、視聴者により作成されたコンテンツを、生放送中の番組に組み込む。したがって、生放送配信者は、視聴者の一部または全部にコンテンツの作成を依頼し、作成されたコンテンツを配信することができるので、生放送配信者が自らの傍らにアシスタントを用意できない場合であっても、生放送番組の配信の進行を滞らせることなく、アンケート等のコンテンツを配信することができる。
前記課題を解決するため、本発明の生放送配信サーバのプログラムの一態様は、生放送番組を配信可能な生放送配信サーバのプログラムであって、前記プログラムは、前記生放送配信サーバのコンピュータを、生放送配信者からの指示に基づき、視聴者の一部または全部にコンテンツの作成権限を付与する権限付与部と、作成権限を付与された視聴者によるコンテンツ作成を可能とする視聴者コンテンツ作成部と、生放送配信者またはコンテンツ作成を行った視聴者の指示に基づき、視聴者により作成されたコンテンツを、生放送中の番組に組み込むコンテンツ配信部として機能させる、ことを特徴とする。
前記態様によれば、生放送配信サーバのプログラムを生放送配信サーバのコンピュータに実行させることにより、権限付与部は、生放送配信者からの指示に基づき、視聴者の一部または全部にコンテンツの作成権限を付与する。視聴者コンテンツ作成部は、作成権限を付与された視聴者によるコンテンツ作成を可能とする。コンテンツ配信部は、生放送配信者またはコンテンツ作成を行った視聴者の指示に基づき、視聴者により作成されたコンテンツを、生放送中の番組に組み込む。したがって、生放送配信者は、視聴者の一部または全部にコンテンツの作成を依頼し、作成されたコンテンツを配信することができるので、生放送配信者が自らの傍らにアシスタントを用意できない場合であっても、生放送番組の配信の進行を滞らせることなく、アンケート等のコンテンツを配信することができる。
本発明によれば、自らの傍らにアシスタントを用意できない場合であっても、生放送番組の配信の進行を滞らせることなく、アンケート等のコンテンツを配信することができる。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明に係る第1実施形態の生放送配信システムを概略的に示す図である。図2は、第1実施形態における生放送配信サーバの構成を概略的に示すブロック図である。図3は、第1実施形態における端末装置の構成を概略的に示すブロック図である。
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明に係る第1実施形態の生放送配信システムを概略的に示す図である。図2は、第1実施形態における生放送配信サーバの構成を概略的に示すブロック図である。図3は、第1実施形態における端末装置の構成を概略的に示すブロック図である。
(生放送配信システム)
図1に示すように、本発明の第1実施形態における生放送配信システムは、生放送配信サーバ1と、インターネット等のネットワーク2と、ネットワーク2を介して生放送配信サーバ1に接続される端末装置3とを備える。端末装置3は、生放送番組を配信する配信者の端末装置3と、生放送番組を視聴する視聴者の端末装置3とが含まれる。
図1に示すように、本発明の第1実施形態における生放送配信システムは、生放送配信サーバ1と、インターネット等のネットワーク2と、ネットワーク2を介して生放送配信サーバ1に接続される端末装置3とを備える。端末装置3は、生放送番組を配信する配信者の端末装置3と、生放送番組を視聴する視聴者の端末装置3とが含まれる。
生放送配信サーバ1は、視聴者となるユーザの端末装置3に生放送番組の動画データを提供するためのウェブページ(以下、番組選択用ウェブページと称する。)を提供する。また生放送配信サーバ1は、各動画データのメタデータを記憶する。本実施形態において動画データのメタデータは、当該動画データの分類を示す文字列(動画タグ)である。番組選択用ウェブページには、生放送番組を視聴するためのURL(Uniform Resource Locater)、および当該動画データのメタデータが含まれる。
生放送配信サーバ1は、複数の生放送番組を配信する。生放送配信サーバ1は、端末装置3からの配信要求に応じて、生放送番組の動画データを要求元の端末装置3へ配信する。この配信は、例えば、ストリーミング配信によって行われる。
さらに、本実施形態の生放送配信システムでは、視聴者は、いずれかの生放送番組を視聴しながら、コメントを投稿することが可能になっている。コメントの投稿および配信は、コメント配信サーバにより行われるが、図1における図示は省略する。コメント配信サーバは、生放送番組に対するコメントの投稿を、ネットワーク2を介して端末装置3から受け付ける。コメントのデータ形式としては、テキスト形式が挙げられる。コメント配信サーバは、投稿を受け付けたコメントのテキストデータを、当該コメントが投稿された生放送番組と関連付けて記憶する。なお、「コメント」は、テキストデータだけでなく、スタンプ、リンク情報、音声データ等も包含する概念である。コメント配信サーバは、端末装置3から問い合わせがあり、生放送番組と関連付けられたコメントが記憶されている場合には、端末装置3にコメントを配信する。その結果、視聴者が端末装置3において所望の生放送番組のタイトルを選択して生放送番組の視聴を行うと、端末装置3において表示される生放送番組の画面上に、コメントが表示される。
図2に示すように、生放送配信サーバ1は、記憶部10と、サーバ制御部11と、通信部12とを備える。記憶部10は、例えばHDD(Hard Disk Drive)等から構成される。記憶部10には、本発明の生放送配信サーバ1のプログラムが記憶される。通信部12は、ネットワーク2を用いたデータの通信を行うインターフェースであり、サーバ制御部11により制御される。本実施形態では、一例として、ネットワーク2にインターネットを用いており、通信部12は、インターネットによりデータの通信を行うインターフェースである。生放送配信サーバ1は、ネットワーク2を介して、端末装置3と通信可能となっている。
サーバ制御部11は、CPU等から構成され、記憶部10に記憶されたプログラムを実行することにより、生放送番組の配信に関する制御を行う。サーバ制御部11は、生放送番組を配信する配信者の端末装置3から、配信者のユーザIDと、生放送番組の配信要求とを受信する。
視聴者が、端末装置3において番組選択用ウェブページを表示させ、所望の生放送番組をクリックして選択すると、当該視聴者の端末装置3から生放送配信サーバ1に対して、生放送番組の視聴要求が送信される。サーバ制御部11は、端末装置3から視聴要求を受信し、当該端末装置3に番組IDの送信と、生放送番組の配信とを行う。また、サーバ制御部11は、視聴要求に基づいて視聴者数の計測と記録を行う。
図3に示すように、端末装置3は、表示部30、入力部31、端末制御部32、再生部33、記憶部34、および通信部35を備える。端末装置3は、ネットワーク2を介して各種サーバ等と通信可能な機能を有する端末装置である。端末装置3には、例えば、携帯電話、スマートフォン、情報端末装置等のモバイル端末、PC、ゲーム機、およびテレビジョン装置等を適用することができる。表示部30は、携帯電話、スマートフォン、情報端末装置等のモバイル端末、PC、ゲーム機、およびテレビジョン装置等における液晶ディスプレイ等から構成される。表示部30の例としては、VR(Virtual Reality)やMR(Mixed Reality)、AR(Augmented Reality)等のHMD(Head Mounted Display)であってもよい。また、スマートグラスを表示部30として用いてもよい。さらに、プロジェクターを表示部30として用いてもよい。
入力部31は、配信者または視聴者となるユーザからの操作指示の入力、およびコメント等の入力を行う。入力部31は、例えば、表示部30と一体のタッチパネル、およびキーボード等から構成される。また、入力部31は、音声を入力するためのマイクを含む。また、本実施形態では、入力部31は、カメラも含む
端末装置3においては、図示を省略するアプリケーションプログラム配信サーバから、本発明のアプリケーションプログラムが予めダウンロードされており、かつ、インストールされている。端末制御部32は、CPU等から構成され、アプリケーションプログラムを実行することにより、権限付与部と、視聴者コンテンツ作成部と、コンテンツ配信部として機能する。端末制御部32は、表示部30、入力部31、再生部33、記憶部34、および通信部35を制御する。端末制御部32は、生放送配信サーバ1から配信される生放送番組の動画データ、またはコメントを受信し、表示部30に表示させる。また、端末制御部32は、生放送配信サーバ1から配信される生放送番組の動画データを受信し、再生部33に再生させる。さらに、端末制御部32は、コメント配信サーバから配信されるコメントのテキストデータ等を受信し、表示部30に表示させる。
再生部33は、アンプ、およびスピーカ等から構成され、端末制御部32の制御に基づいて、生放送番組の動画データの再生を行う。記憶部34は、前記アプリケーションプログラム、生放送配信サーバ1から配信されるデータ、およびコメント配信サーバから配信されるデータを記憶する。
通信部35は、ネットワーク2を用いたデータの通信を行うインターフェースであり、端末制御部32により制御される。本実施形態では、一例として、ネットワーク2にインターネットを用いており、通信部35は、インターネットによりデータの通信を行うインターフェースである。
(生放送番組配信用インターフェース)
次に、本実施形態の生放送配信システムにおける生放送番組配信用インターフェースについて説明する。図4は、端末装置3におけるインターフェース選択処理ルーチンを示すフローチャートである。図5は、生放送番組配信用インターフェース100の一例を示す図である。生放送番組を配信する場合には、ユーザは、例えば端末装置3においてアプリケーションプログラムを起動し、またはブラウザを起動して、図示を省略する番組選択用ウェブページを表示部30に表示させる。番組選択用ウェブページを表示させると、端末制御部32は、図4に示すインターフェース選択処理ルーチンを所定の時間間隔で実行する。番組選択用ウェブページには、生放送番組の配信を準備するための配信準備ボタンが表示されている。端末装置3の端末制御部32は、図4に示すように、配信準備ボタンがクリックされたかどうかを判断する(図4:S30)。配信準備ボタンがクリックされた場合には(図4:S30;YES)、端末制御部32は、表示部30に生放送番組配信用インターフェース100を表示させる(図4:S31)。図4に示す他の処理については後述する。
次に、本実施形態の生放送配信システムにおける生放送番組配信用インターフェースについて説明する。図4は、端末装置3におけるインターフェース選択処理ルーチンを示すフローチャートである。図5は、生放送番組配信用インターフェース100の一例を示す図である。生放送番組を配信する場合には、ユーザは、例えば端末装置3においてアプリケーションプログラムを起動し、またはブラウザを起動して、図示を省略する番組選択用ウェブページを表示部30に表示させる。番組選択用ウェブページを表示させると、端末制御部32は、図4に示すインターフェース選択処理ルーチンを所定の時間間隔で実行する。番組選択用ウェブページには、生放送番組の配信を準備するための配信準備ボタンが表示されている。端末装置3の端末制御部32は、図4に示すように、配信準備ボタンがクリックされたかどうかを判断する(図4:S30)。配信準備ボタンがクリックされた場合には(図4:S30;YES)、端末制御部32は、表示部30に生放送番組配信用インターフェース100を表示させる(図4:S31)。図4に示す他の処理については後述する。
図5に示すように、生放送番組配信用インターフェース100は、運営コメント表示部110と、番組表示部120と、第1操作部130と、テスト操作部140と、第2操作部150と、参加状況表示部160と、コメント等表示欄170とを備えている。運営コメント表示部110には、生放送配信システムの運営者のコメントが、配信者の端末装置3または生放送配信サーバ1により投稿される。番組表示部120には、生放送番組が表示される。番組表示部120には、コメントが投稿された場合には、コメントも表示される。
第1操作部130は、経過時間表示部131と、配信者コメント入力欄132と、配信者コメント投稿ボタン133と、スピーカアイコン134と、コメント表示アイコン135と、NG共有機能アイコン136と、画面モード変更アイコン137と、更新アイコン138と、設定アイコン139とを備えている。
経過時間表示部131には、生放送番組の経過時間が表示される。本実施形態においては、一例として、生放送番組の配信開始からの経過時間を生放送配信サーバ1において計測し、経過時間のデータを端末装置3に送信している。端末装置3は、生放送配信サーバ1から受信した経過時間のデータを、経過時間表示部131に表示する。
配信者コメント入力欄132は、配信者が自分のコメントをテキスト等で入力するための矩形の欄である。配信者コメント投稿ボタン133は、配信者コメント入力欄132に入力したテキスト等を投稿するためのボタンである。
スピーカアイコン134は、音声の出力のオン・オフを切り替えるためのアイコンである。図5に示す状態は音声の出力がオンであることを示している。図5に示す状態でスピーカアイコン134をクリックすると、スピーカアイコンの上に例えば×印が表示され、音声の出力はオフに切り替えられる。
コメント表示アイコン135は、コメントの表示のオン・オフを切り替えるためのアイコンである。図5に示す状態はコメントの表示がオンであることを示している。図5に示す状態でコメント表示アイコン135をクリックすると、コメント表示アイコン135に例えば×印が表示され、番組表示部120におけるコメントの表示はオフに切り替えられる。
NG共有機能アイコン136は、不快なコメントを非表示にするフィルタリングレベルを設定するアイコンである。フィルタリングレベルは強・中・弱から選択することができる。画面モード変更アイコン137は、画面モードを切り替えるためのボタンである。画面モードとしては、運営コメント表示部110、番組表示部120、参加状況表示部160およびコメント等表示欄170が表示される第1モード、運営コメント表示部110と番組表示部120とが表示される第2モード、および運営コメント表示部110と番組表示部120とが全画面表示される第3モードがある。図5に示す状態は、画面モードとして第1モードが選択されている。
更新アイコン138は、生放送番組の映像や音声が止まった時に、正常の動作に戻すためのアイコンである。更新アイコン138をクリックすることにより、リロードが行われる。設定アイコン139は、参加状況表示部160およびコメント等表示欄170の表示のオン・オフの切り替え、および匿名コメントの表示のオン・オフの切り替え等の設定を行うためのアイコンである。なお、匿名コメントとは、暗号化されたユーザIDによって書き込まれたコメントをいう。
テスト操作部140は、残り時間表示部141と、テスト開始ボタン144と、本番開始ボタン145と、番組終了ボタン146と、再配信ボタン147とを備えている。残り時間表示部141には、テスト放送が開始されるとテスト放送の残り時間が表示され、本番放送が開始されると本番放送の残り時間が表示される。また、残り時間表示部141には、時間設定ボタン142と、延長ボタン143とが表示される。時間設定ボタン142は、テスト放送については5分単位で放送時間を設定し、本番放送について30分単位の延長時間を設定するためのボタンである。延長ボタン143は、テスト放送については5分単位で放送時間を延長し、本番放送については時間設定ボタン142で設定した時間分の延長を行うためのボタンである。
テスト開始ボタン144は、テスト放送を開始するためのボタンである。テスト開始ボタン144をクリックすることにより、テスト放送が開始される。本番開始ボタン145は、本番放送を開始するためのボタンである。本番開始ボタン145をクリックすることにより、本番放送が開始される。番組終了ボタン146は、放送を途中で終了させるためのボタンである。番組終了ボタン146をクリックすることにより、放送が終了となる。再配信ボタン147は、放送中に映像や音声が止まった時に、正常の動作に戻すためのアイコンである。再配信ボタン147をクリックすることにより、リロードが行われる。
第2操作部150は、かんたん配信タブ151と、外部ツール配信タブ152と、動画/コメントタブ153と、アンケートタブ154と、視聴者おまかせタブ155とを備えている。かんたん配信タブ151は、かんたん配信を行う際の設定を行うためのタブである。かんたん配信とは、外部ツールを使用せずに、かんたん配信タブ151をクリックすることにより表示される設定画面において設定を行って生放送番組を配信することをいう。かんたん配信タブ151の設定画面においては、映像重視にするか音質重視にするかの設定、解像度の設定、および音量の設定等を行うことができる。
外部ツール配信タブ152は、かんたん配信よりも高画質および高音質で配信可能な外部ツールを使用した配信を行う際の設定を行うためのタブである。外部ツール配信タブ152の設定画面においては、外部ツールにログインするための情報の入力と、ログイン実行のためのボタン等が表示される。
動画/コメントタブ153は、カメラおよびマイクを使用せずに、予め記録された動画を用いて生放送番組の配信を行う際の設定を行うためのタブである。動画/コメントタブ153をクリックすることにより表示される設定画面には、動画を指定するための情報の入力欄、および動画に表示されるコメントの表示・非表示を設定するボタン等が表示される。
アンケートタブ154は、配信者がアンケートの作成を行うためのタブである。アンケートタブ154をクリックすることにより表示される設定画面には、質問および選択肢の入力欄、出題ボタン、および結果表示ボタン等が表示される。
視聴者おまかせタブ155は、アンケートの作成を視聴者に依頼する際の設定を行うためのタブである。図5は、視聴者おまかせタブ155をクリックした状態を示している。図5に示すように、視聴者おまかせタブ155をクリックすることにより表示される設定画面には、アンケートテーマ入力欄156と、選択肢数入力欄157と、作成時間入力欄158と、作成依頼通知ボタン159が表示される。
アンケートテーマ入力欄156は、視聴者に作成を依頼するアンケートのテーマを入力する欄である。配信者は、視聴者にアンケートの作成を依頼する際には、アンケートのテーマを設定し、アンケートテーマ入力欄156に入力する。
選択肢数入力欄157は、視聴者に作成を依頼するアンケートの選択肢数を入力する欄である。配信者は、視聴者に作成を依頼するアンケートの選択肢の数を設定し、選択肢数入力欄157に入力する。
作成時間入力欄158は、視聴者に依頼するアンケートの作成時間を入力する欄である。配信者は、アンケート作成の制限時間を設定し、作成時間入力欄158に入力する。作成依頼通知ボタン159は、視聴者へのアンケート作成依頼を実行する際に使用するボタンである。作成依頼通知ボタン159をクリックすることにより、端末装置3から生放送配信サーバ1にアンケート作成依頼が送信される。
参加状況表示部160は、席次表示部161と、視聴者数表示部162と、コメント数表示部163とを備えている。席次表示部161には、コンテンツの視聴者数に制限または階層が設けられている場合に、ユーザが視聴した順番、またはどの階層にいるのかが表示される。番組表示部120に表示される生放送番組を配信している配信者のユーザIDが表示される。視聴者数表示部162は、番組表示部120に表示される生放送番組の視聴者数が表示される。本実施形態においては、一例として、生放送番組の視聴者数を生放送配信サーバ1において計測し、生放送配信サーバ1から送信される視聴者数のデータを端末装置3において受信し、配信者ID表示部161に表示するように構成されている。
コメント数表示部163には、番組表示部120に表示される生放送番組に対するコメント数が表示される。本実施形態においては、一例として、生放送番組に対するコメント数を生放送配信サーバ1において計測し、生放送配信サーバ1から送信されるコメント数のデータを端末装置3において受信し、コメント数表示部163に表示するように構成されている。
コメント等表示欄170は、コメントタブ171と、配信者NGタブ172と、設定タブ173とを備えている。コメントタブ171は、コメント等表示欄170に表示される内容をコメントに切り替えるためのタブである。配信者NGタブ172は、コメント等表示欄170に表示される内容を、配信者NG設定用の内容に切り替えるためのタブである。配信者NG設定用の内容とは、特定のコメントの表示をオフにしたり、特定のユーザのコメントを受け付けないようにしたり等の設定の内容を含む。
コメント表示欄174は、投稿されたコメントを表示する部分である。番組表示部120には、コメントがリアルタイムで表示されるが、コメント表示欄174には、過去に投稿されたコメントも表示される。
(生放送番組視聴用インターフェース)
次に、本実施形態の生放送配信システムにおける生放送番組視聴用インターフェースについて説明する。図6は、生放送番組視聴用インターフェース200の一例を示す図である。生放送番組を配信する場合には、ユーザは、例えば端末装置3においてアプリケーションプログラムを起動し、またはブラウザを起動して、図示を省略する番組選択用ウェブページを表示部30に表示させる。端末制御部32は、図4に示すインターフェース選択処理ルーチンを所定の時間間隔で実行する。番組選択用ウェブページには、複数の生放送番組のサムネイル画像等が表示されている。端末装置3の端末制御部32は、図4に示すように、配信準備ボタンがクリックされたかどうかを判別する(図4:S30)。配信準備ボタンがクリックされていない場合には(図4:S30;NO)、端末制御部32は、生放送番組のサムネイル画像等が選択されたかどうかを判別する(図4:S32)。端末制御部32は、生放送番組のサムネイル画像等が選択されていないと判別した場合には(図4:S32;NO)、インターフェース選択処理ルーチンを抜ける。しかし、端末制御部32は、生放送番組のサムネイル画像等が選択されたと判別した場合には(図4:S32;YES)、表示部30に生放送番組視聴用インターフェース200を表示させる。
次に、本実施形態の生放送配信システムにおける生放送番組視聴用インターフェースについて説明する。図6は、生放送番組視聴用インターフェース200の一例を示す図である。生放送番組を配信する場合には、ユーザは、例えば端末装置3においてアプリケーションプログラムを起動し、またはブラウザを起動して、図示を省略する番組選択用ウェブページを表示部30に表示させる。端末制御部32は、図4に示すインターフェース選択処理ルーチンを所定の時間間隔で実行する。番組選択用ウェブページには、複数の生放送番組のサムネイル画像等が表示されている。端末装置3の端末制御部32は、図4に示すように、配信準備ボタンがクリックされたかどうかを判別する(図4:S30)。配信準備ボタンがクリックされていない場合には(図4:S30;NO)、端末制御部32は、生放送番組のサムネイル画像等が選択されたかどうかを判別する(図4:S32)。端末制御部32は、生放送番組のサムネイル画像等が選択されていないと判別した場合には(図4:S32;NO)、インターフェース選択処理ルーチンを抜ける。しかし、端末制御部32は、生放送番組のサムネイル画像等が選択されたと判別した場合には(図4:S32;YES)、表示部30に生放送番組視聴用インターフェース200を表示させる。
図6に示すように、生放送番組視聴用インターフェース200は、運営コメント表示部210と、番組表示部220と、操作部230と、コメント入力欄表示部240と、参加状況表示部160と、コメント等表示欄170とを備えている。運営コメント表示部210は、生放送番組配信用インターフェース100の運営コメント表示部110に対応しており、生放送配信システムの運営者のコメントが、配信者の端末装置3または生放送配信サーバ1により投稿される。番組表示部220は、生放送番組配信用インターフェース100の番組表示部120に対応しており、生放送番組が表示される。番組表示部120には、コメントが投稿された場合には、コメントも表示される。
操作部230は、経過時間表示部231と、スピーカアイコン232と、音量インジケータ233と、コメント表示アイコン234と、NG共有機能アイコン235と、画面モード変更アイコン236と、設定アイコン237と、更新アイコン238とを備えている。経過時間表示部231は、生放送番組配信用インターフェース100の経過時間表示部131に対応しており、生放送番組の経過時間が表示される。
スピーカアイコン232は、生放送番組配信用インターフェース100のスピーカアイコン134と同様に、音声の出力のオン・オフを切り替えるためのアイコンである。図6に示す状態は音声の出力がオンであることを示している。図6に示す状態でスピーカアイコン51をクリックすると、スピーカアイコンの上に例えば×印が表示され、音声の出力はオフに切り替えられる。音量インジケータ233は、音量を調整するためのインジケータであり、音量インジケータ52を図6における右側(図6におけるX方向)に移動させるほど音量が大きくなる。
コメント表示アイコン234は、生放送番組配信用インターフェース100のコメント表示アイコン135と同様に、コメントの表示のオン・オフを切り替えるためのアイコンである。図6に示す状態はコメントの表示がオンであることを示している。図6に示す状態でコメント表示アイコン234をクリックすると、コメント表示アイコン234に例えば×印が表示され、コメント等表示欄260の表示はオフに切り替えられる。
NG共有機能アイコン235は、生放送番組配信用インターフェース100のNG共有機能アイコン136と同様に、不快なコメントを非表示にするフィルタリングレベルを設定するアイコンである。フィルタリングレベルは強・中・弱から選択することができる。画面モード変更アイコン236は、生放送番組配信用インターフェース100の画面モード変更アイコン137と同様に、画面モードを切り替えるためのボタンである。画面モードとしては、生放送番組配信用インターフェース100と同様に、第1モード、第2モード、および第3モードがある。図6に示す状態は、画面モードとして第1モードが選択されている。
設定アイコン237は、生放送番組配信用インターフェース100の設定アイコン139と同様に、参加状況表示部250およびコメント等表示欄260の表示のオン・オフの切り替え、および匿名コメントの表示のオン・オフの切り替え等の設定を行うためのアイコンである。更新アイコン238は、生放送番組配信用インターフェース100の更新アイコン138と同様に、生放送番組の映像や音声が止まった時に、正常の動作に戻すためのアイコンである。更新アイコン238をクリックすることにより、リロードが行われる。
参加状況表示部250は、生放送番組配信用インターフェース100の参加状況表示部160に対応しており、配信者ID表示部251と、視聴者数表示部252と、コメント数表示部253とを備えている。配信者ID表示部251には、番組表示部220に表示される生放送番組を配信している配信者のユーザIDが表示される。視聴者数表示部252は、番組表示部220に表示される生放送番組の視聴者数が表示される。コメント数表示部253には、番組表示部220に表示される生放送番組に対するコメント数が表示される。
コメント等表示欄260は、生放送番組配信用インターフェース100のコメント等表示欄170に対応しており、コメントタブ261と、NGタブ262とを備えている。コメントタブ261は、コメント等表示欄260に表示される内容をコメントに切り替えるためのタブである。NGタブ262は、コメント等表示欄260に表示される内容を、NG設定用の内容に切り替えるためのタブである。NG設定用の内容とは、特定のコメントの表示をオフにしたり、特定のユーザのコメントを受け付けないようにしたり等の設定の内容を含む。
コメント表示欄263は、投稿されたコメントを表示する部分である。番組表示部220には、コメントがリアルタイムで表示されるが、コメント表示欄263には、過去に投稿されたコメントも表示される。
(視聴者おまかせ処理)
次に、図面を参照しつつ、本実施形態における端末装置3および生放送配信サーバ1の動作について説明する。図7は、本実施形態の生放送配信システムにおける端末装置3と生放送配信サーバ1の視聴者おまかせ処理の動作を示すシーケンス図である。図8は、端末装置3における視聴者おまかせ処理の動作を示すフローチャートである。生放送番組を配信する場合には、配信者は、端末装置3においてアプリケーションプログラムを起動し、表示部30に生放送番組配信用インターフェース100を表示させる。
次に、図面を参照しつつ、本実施形態における端末装置3および生放送配信サーバ1の動作について説明する。図7は、本実施形態の生放送配信システムにおける端末装置3と生放送配信サーバ1の視聴者おまかせ処理の動作を示すシーケンス図である。図8は、端末装置3における視聴者おまかせ処理の動作を示すフローチャートである。生放送番組を配信する場合には、配信者は、端末装置3においてアプリケーションプログラムを起動し、表示部30に生放送番組配信用インターフェース100を表示させる。
配信者は、生放送番組配信用インターフェース100において、カメラとマイクへのアクセスを許可し、所定の設定を行った上で、生放送番組配信用インターフェース100に表示されている本番開始ボタン145をクリックする。本番開始ボタン145をクリックすることにより、生放送番組の配信処理が開始される。端末装置3は、本番開始ボタン145がクリックされると、アプリケーションプログラムにより、カメラおよびマイクから入力される配信データを、生放送配信サーバ1に送信する。生放送配信サーバ1は、受信した配信データを、配信者および視聴者の端末装置3にストリーミング配信する。
本実施形態においては、配信者は、以上のように生放送番組の配信中に、視聴者おまかせ処理により、視聴者に対してアンケートの作成依頼を行うことができる。以下、本実施形態における視聴者おまかせ処理について詳細に説明する。
配信者は、図5に示す生放送番組配信用インターフェース100において、視聴者おまかせタブ155をクリックし、所定の設定を行って、視聴者おまかせ処理を開始する(図7:S1)。視聴者おまかせ処理の詳細を図8に示す。図8に示す視聴者おまかせ処理は、所定の時間間隔で実行される。権限付与部として端末制御部32は、アンケートのテーマの設定ボタン156bがクリックされたか否かを判断する(図8:S40)。権限付与部として端末制御部32は、設定ボタン156bがクリックされたと判断すると(図8:S40;YES)、アンケートのテーマの入力欄156aに入力されたテーマを端末装置3の記憶部34に記憶させる(図8:S41)。なお、入力欄156aが空欄のままで設定ボタン156bがクリックされた場合には、記憶部34にはnullを格納してもよいし、入力欄156aが空欄のままでは、設定ボタン156bをクリックできないように構成してもよい。アンケートのテーマがnullの場合には、テーマが自由であるとして取り扱ってもよい。
次に、端末制御部32は、作成依頼通知ボタン159がクリックされたか否かを判断する(図8:S46)。端末制御部32は、作成依頼通知ボタン159がクリックされていないと判断した場合には(図8:S46;NO)、視聴者おまかせ処理のルーチンを抜ける。端末制御部32は、アンケートのテーマの設定ボタン156bがクリックされていないと判断した場合には(図8:S40;NO)、選択肢の数の設定ボタン157bがクリックされたか否かを判断する(図8:S42)。権限付与部として端末制御部32は、設定ボタン157bがクリックされたと判断すると(図8:S42;YES)、選択肢の数の入力欄157aに入力された選択肢の数を端末装置3の記憶部34に記憶させる(図8:S43)。なお、入力欄157aが空欄のままで設定ボタン157bがクリックされた場合には、記憶部34にはnullを格納してもよいし、入力欄157aが空欄のままでは、設定ボタン157bをクリックできないように構成してもよい。選択肢の数がnullの場合には、選択肢の数が自由であるとして取り扱ってもよい。
次に、端末制御部32は、作成依頼通知ボタン159がクリックされたか否かを判断する(図8:S46)。端末制御部32は、作成依頼通知ボタン159がクリックされていないと判断した場合には(図8:S46;NO)、視聴者おまかせ処理のルーチンを抜ける。端末制御部32は、テーマの設定ボタン156bがクリックされず(図8:S40;NO)、選択肢の数の設定ボタン157bがクリックされていないと判断した場合には(図8:S42;NO)、作業時間の設定ボタン158bがクリックされたか否かを判断する(図8:S44)。権限付与部として端末制御部32は、設定ボタン158bがクリックされたと判断すると(図8:S44;YES)、作業時間の数の入力欄158aに入力された作業時間を端末装置3の記憶部34に記憶させる(図8:S45)。なお、入力欄158aが空欄のままで設定ボタン158bがクリックされた場合には、記憶部34にはnullを格納してもよいし、入力欄158aが空欄のままでは、設定ボタン158bをクリックできないように構成してもよい。作業時間がnullの場合には、予め定められた値を作業時間として取り扱ってもよい。
次に、端末制御部32は、作成依頼通知ボタン159がクリックされたか否かを判断する(図8:S46)。端末制御部32は、作成依頼通知ボタン159がクリックされたと判断すると(図8:S46;YES)、アンケートのテーマ、選択肢の数、および作業時間の全ての項目について記憶部34に記憶されたか否かを判断する(図8:S47)。端末制御部32は、全ての項目について記憶部34に記憶されていないと判断した場合には(図8:S47;NO)、視聴者おまかせ処理のルーチンを抜ける。しかし、端末制御部32は、全ての項目について記憶部34に記憶されていると判断した場合には(図8:S47;YES)、記憶部34に記憶された内容で依頼内容を決定し(図8:S48)、視聴者おまかせ設定処理のルーチンを抜ける。
図7の説明に戻り、権限付与部として機能する端末制御部32は、アンケートの作成者の選択処理を行う(図13:S60)。例えば、生放送番組配信用インターフェース100のコメント等表示欄170に表示されているコメントをクリックすることにより、コメントを投稿した視聴者をアンケートの作成者として選択する。また、生放送番組配信用インターフェース100に新たに検索窓を設け、検索窓にユーザ名等を入力して検索し、アンケートの作成者として選択してもよい。
権限付与部として端末制御部32は、生放送配信サーバ1に対して、選択されたアンケートの作成者のユーザIDと、アンケートの作成依頼配信リクエストと、依頼内容の送信を行う(図7:S2)。生放送配信サーバ1は、端末装置3から配信リクエストと依頼内容とを受信すると、視聴者に対してアンケートの作成依頼の配信処理を行う(図7:S3)。生放送配信サーバ1は、受信したアンケートの作成者のユーザIDを有する視聴者に対して、アンケートの作成依頼を告知する(図7:S4)。生放送配信サーバ1からの告知を受信した端末装置3の端末制御部32は、視聴者コンテンツ作成部として機能し、生放送番組視聴用インターフェース200における運営コメント表示部210に図9に示すアンケート作成画面300を表示させる。
図9にアンケート作成画面300の一例を示す。アンケート作成画面300は、生放送番組視聴用インターフェース200における番組表示部220にポップアップ等の形式で表示される。図9に示すように、アンケート作成画面300は、アンケートリセットボタン310と、配信ボタン320と、質問事項記入欄330と、選択肢記入欄340とを備えている。視聴者は、依頼内容に含まれるアンケートのテーマ、および選択肢の数に基づいて、質問事項記入欄330にアンケートの質問事項を入力し、選択肢記入欄340にアンケートの選択肢を入力する。視聴者コンテンツ作成部として機能する端末制御部32は、視聴者によって入力された内容をアンケートの内容として記憶部34に記憶させ、アンケートの作成処理を行う(図7:S6)。
視聴者は、質問事項記入欄330および選択肢記入欄340への入力を終えると、配信ボタン320をクリックする。コンテンツ配信部として機能する端末制御部32は、配信ボタン320がクリックされと判断すると、質問事項記入欄330および選択肢記入欄340に入力された内容を読み取って、アンケートの作成処理を終了する。
図7に示すように、コンテンツ配信部として機能する端末制御部32は、読み取った内容と共に、アンケートの配信依頼を生放送配信サーバ1に送信する(図7:S7)。アンケートの内容と配信依頼を受信した生放送配信サーバ1は、アンケートの配信処理を実行する(図7:S13)。生放送配信サーバ1は、受信したアンケートの内容を、視聴者および配信者の端末装置3に配信する(図7:S14,S15)。
アンケートを受信した視聴者の端末装置3の端末制御部32は、生放送番組視聴用インターフェース200にアンケートの内容を表示させると共に、視聴者からの回答を受け付ける(図7:S16)。また、アンケートを受信した配信者の端末装置3の端末制御部32は、生放送番組配信用インターフェース100にアンケートの内容を表示させる(図7:S17)。これにより、視聴者により作成されたコンテンツが、生放送中の番組に組み込まれることになる。図10は、アンケートの表示例を示す図である。図10に示すように、アンケートの質問事項は運営コメント表示部210に表示され、選択肢は回答領域500,501,502,503に表示される。なお、回答領域の数は、選択肢の数に応じて変更される。
視聴者は、回答領域500,501,502,503のいずれかをクリックすることにより、アンケートに回答することができる。端末制御部32は、回答領域500,501,502,503のいずれかがクリックされたと判断すると、クリックされた回答領域に対応する選択肢の内容をアンケートの回答として、生放送配信サーバ1に送信する(図7:S18)。
生放送配信サーバ1は、所定時間にわたってアンケートの回答の集計処理を行う(図7:S19)。所定時間としては、予め定められた時間を用いてもよい、配信者が設定するようにしてもよい。
一方、配信者の端末装置3における表示部30には、生放送番組配信用インターフェース100上に、図11に示すようなアンケート確認画面400が表示される。図11に示すアンケート確認画面400は、質問事項欄420と、選択肢欄430と、結果表示ボタン450と、結果消去ボタン460とを備えている。図11に示す例では、アンケートの質問事項として「好きな果物はなんですか?」という質問が表示され、選択肢として、「アップル」、「パイナップル」、「バナナ」、「柑橘系」が表示されている。この状態において、端末制御部32は、アンケート確認画面400の結果表示ボタン450がクリックされたことを判断すると、生放送配信サーバ1に対して、アンケートの結果表示リクエストを送信する(図7:S20)。
結果表示リクエストを受信した生放送配信サーバ1は、視聴者および配信者の端末装置3に対して、アンケートの集計結果を送信する(図7:S21,S22)。集計結果を受信した視聴者の端末装置3の端末制御部32は、アンケートの集計結果を生放送番組視聴用インターフェース200上に表示させる。また、集計結果を受信した配信者の端末装置3の端末制御部32は、アンケートの集計結果を生放送番組配信用インターフェース100上に表示させる。結果の表示方法としては、例えば、回答領域500,501,502,503内に、「○○%」のようにパーセントで表示する。
本実施形態においては、配信者が設定したアンケートの作成時間内にアンケートが作成されない場合には、アンケートの作成依頼をキャンセルする情報を配信者の端末装置3から生放送配信サーバ1に送信し、アンケートの作成依頼およびアンケートの配信に関する処理をキャンセルするようにしてもよい。また、配信者の端末装置3に表示される生放送番組配信用インターフェース100において、視聴者おまかせタブ155等に強制終了ボタンを表示させ、配信者が強制終了ボタンをクリックした際に、アンケートの作成依頼を強制終了する情報を配信者の端末装置3から生放送配信サーバ1に送信してもよい。この場合には、生放送配信サーバ1アンケートの作成依頼およびアンケートの配信に関する処理を強制終了させる。
以上のように、本実施形態によれば、配信者が選択した視聴者にアンケートの作成権限を付与してアンケートを作成させるので、配信者は、自らの傍らにアシスタントを用意できない場合であっても、生放送番組の配信の進行を滞らせることなく、アンケートを配信するができる。
なお、ステップS60に示すアンケート作成者の選択処理は、配信者が選択を行うのではなく、配信者の端末装置3の権限付与部として機能する端末制御部32が、視聴者リスト等の中から無作為に抽出して選択するようにしてもよい。視聴者リスト等は、生放送配信サーバ1の記憶部10に記憶されており、端末制御部32から生放送配信サーバ1に対する送信要求に基づいて、生放送配信サーバ1から端末装置3に対して送信するようにすればよい。
また、ステップS60に示すアンケート作成者の選択処理は、配信者が選択を行うのではなく、配信者の端末装置3の作成権限付与部として機能する端末制御部32が、特定条件下にある視聴者等のユーザを抽出して選択するようにしてもよい。特定条件下とは、例えば、コメントを投稿した視聴者のうち、300番目にコメントを投稿したユーザ等が挙げられる。また、特定条件を配信者が指定して、配信者の意向に沿った視聴者等のユーザを抽出して選択するようにしてもよい。
(第2実施形態)
本発明に係る第2実施形態について図面を参照しつつ説明する。図12は、本実施形態の生放送配信システムにおける端末装置と生放送配信サーバの動作を示すシーケンス図である。
本発明に係る第2実施形態について図面を参照しつつ説明する。図12は、本実施形態の生放送配信システムにおける端末装置と生放送配信サーバの動作を示すシーケンス図である。
第1実施形態においては、特定の視聴者を対象にしてアンケート作成の依頼を行ったが、本実施形態においては、配信者が視聴者の全員をアンケート作成者の対象とするところが第1実施形態と異なる。
図12は、第1実施形態の図7のシーケンス図に対応するシーケンス図である。図12において、図7との共通箇所には同一符号を付している。図12に示すように、本実施形態においては、視聴者おまかせ設定処理(図12:S1)の終了後に、生放送配信サーバ1に対して、アンケートの作成依頼の配信リクエストと共に、依頼内容を送信する(図12:S2)。生放送配信サーバ1は、端末装置3から配信リクエストと依頼内容とを受信すると、視聴者に対してアンケートの作成依頼の配信処理を行う(図12:S3)。生放送配信サーバ1は、生放送番組を視聴している視聴者を確認し、視聴者に対して、アンケートの作成依頼を告知する(図12:S4)。生放送配信サーバ1からの告知を受信した端末装置3は、生放送番組視聴用インターフェース200における運営コメント表示部210に告知表示を行うか、または番組表示部220にポップアップ等の形式で告知表示を行う。告知表示には、配信者からアンケート作成の依頼がある旨、並びにアンケートのテーマ、選択肢の数、および作業時間を含む依頼内容が含まれる。また、告知表示には、アンケート作成の依頼に応募することを示す応募ボタンまたはリンク表示が含まれる。
端末装置3は、前記告知表示を行った後に、応募処理を行う(図12:S5)。図13に端末装置3における応募処理ルーチンの詳細を示す。図13に示すように、端末制御部32は、告知表示に含まれる応募ボタンまたはリンク表示がクリックされたかどうかを判断する(図13:S50)。端末制御部32は、応募ボタンまたはリンク表示がクリックされていないと判断すると(図13:S50;NO)、応募処理を開始してから所定時間が経過したかどうかを判断する(図13:S52)。所定時間は、予め設定された時間を用いてもよいし、アンケートの作成を依頼する配信者が設定してもよい。端末制御部32は、所定時間が経過していないと判断すると(図13:S52;NO)、ステップS50の処理に戻る。端末制御部32は、応募ボタンまたはリンク表示がクリックされずに所定時間が経過したと判断すると(図13:S52;YES)、応募処理ルーチンを終了する。
一方、端末制御部32は、応募ボタンまたはリンク表示がクリックされたと判断すると(図13:S50;YES)、アンケート作成画面を表示部30に表示させて応募処理を終了する。
説明を図12に戻す。応募処理が終了すると、端末制御部32は、アンケートの作成処理を行う(図12:S6)。なお、応募ボタンまたはリンク表示がクリックされないまま応募処理が終了した場合には、ステップS6の作成処理はスキップされる。
視聴者コンテンツ作成部として機能する端末制御部32は、アンケート作成画面に入力された内容を読み取ることにより、アンケートの作成処理を行う。図14にアンケート作成画面300Aの一例を示す。アンケート作成画面300Aは、生放送番組視聴用インターフェース200における番組表示部220にポップアップ等の形式で表示される。図14に示すように、アンケート作成画面300Aは、アンケートリセットボタン310と、応募ボタン350と、質問事項記入欄330と、選択肢記入欄340とを備えている。視聴者は、依頼内容に含まれるアンケートのテーマ、および選択肢の数に基づいて、質問事項記入欄330にアンケートの質問事項を入力し、選択肢記入欄340にアンケートの選択肢を入力する。
視聴者は、質問事項記入欄330および選択肢記入欄340への入力を終えると、応募ボタン350をクリックする。視聴者コンテンツ作成部として機能する端末制御部32は、応募ボタン350がクリックされと判断すると、質問事項記入欄330および選択肢記入欄340に入力された内容を読み取って、アンケートの作成処理を終了する。
図12に示すように、端末制御部32は、読み取った内容を生放送配信サーバ1に送信する(図12:S7)。端末制御部32は、この送信の際に、アンケートを作成した視聴者のユーザIDについても送信する。
生放送配信サーバ1は、依頼内容に含まれる作業時間が経過するまで、複数の端末装置3からのアンケートの募集処理を行う(図12:S8)。なお、作業時間が経過するまでアンケートの応募がなかった場合には、アンケートの配信に関する処理をキャンセルするようにしてもよい。生放送配信サーバ1は、募集処理において、送信されたユーザIDとアンケートの内容を記憶部10に記憶させる。生放送配信サーバ1は、作業時間が経過すると、アンケートの作成依頼を行った配信者の端末装置3に対して、アンケートの内容確認依頼を送信する(図12:S9)。内容確認依頼には、アンケートの質問事項を含む一覧リストが含まれる。
コンテンツ確認部として機能する端末装置3の端末制御部32は、生放送配信サーバ1から内容確認依頼と一覧リストを受信すると、生放送番組配信用インターフェース100に、ポップアップ等の形式により一覧リストを表示させ、確認処理を行う(図12:S10)。一覧リストには、例えば、アンケートの質問事項が一覧表示されている。一覧リストに表示された質問事項は、生放送配信サーバ1の記憶部10に記憶されたアンケートの内容とリンク付けられている。コンテンツ確認部として機能する端末制御部32は、配信者により質問事項がクリックされたと判断すると、リンク付けられアンケートの内容を生放送配信サーバ1から読み取り、生放送番組配信用インターフェース100に、ポップアップ等の形式により確認画面として表示させる。
図15は、アンケート確認画面400Aの一例を示す図である。アンケート確認画面400Aは、質問事項欄420と、選択肢欄430と、決定ボタン440と、結果表示ボタン450と、結果消去ボタン460とを備えている。配信者は、アンケート確認画面400により、アンケートの内容を確認することができる。図15に示す例では、アンケートの質問事項として「好きな果物はなんですか?」という質問が表示され、選択肢として、「アップル」、「パイナップル」、「バナナ」、「柑橘系」が表示されている。
配信許否決定部として機能する端末制御部32は、決定ボタン440がクリックされたと判断すると、配信するアンケートの決定処理を行う(図12:S11)。配信許否決定部として機能する端末制御部32は、決定ボタン440がクリックされたアンケートを特定する情報と、当該アンケートの配信リクエストを生放送配信サーバ1に送信する(図12:S12)。決定されたアンケートを特定する情報としては、各アンケートにアンケートIDを付しておいてもよいし、あるいは一覧リストにおける何番目のアンケートであるかを示す情報でもよい。
アンケートを特定する情報と当該アンケートの配信リクエストとを受信した生放送配信サーバ1は、アンケートの配信処理を実行する(図12:S13)。図12に示すこれ以降の処理は図7に示す処理と同様なので説明を省略する。
本実施形態においては、配信者が設定したアンケートの作成時間内にアンケートの確認処理を行うことができない場合には、アンケートの作成依頼をキャンセルする情報を配信者の端末装置3から生放送配信サーバ1に送信し、アンケートの作成依頼およびアンケートの配信に関する処理をキャンセルするようにしてもよい。また、配信者の端末装置3に表示される生放送番組配信用インターフェース100において、視聴者おまかせタブ155等に強制終了ボタンを表示させ、配信者が強制終了ボタンをクリックした際に、アンケートの作成依頼を強制終了する情報を配信者の端末装置3から生放送配信サーバ1に送信してもよい。この場合には、生放送配信サーバ1アンケートの作成依頼およびアンケートの配信に関する処理を強制終了させる。
以上のように、本実施形態においても、視聴者にアンケートの作成権限を付与してアンケートを作成させるので、配信者は、自らの傍らにアシスタントを用意できない場合であっても、生放送番組の配信の進行を滞らせることなく、アンケートを配信するができる。
また、本実施形態によれば、配信者によるアンケート作成者の選択作業を省くことができるので、配信者は、自らの傍らにアシスタントを用意できない場合であっても、生放送番組の配信の進行を滞らせることなく、より一層容易にアンケートを配信するができる。
(第3実施形態)
本発明に係る第3実施形態について図面を参照しつつ説明する。図16は、本実施形態の生放送配信システムにおける端末装置と生放送配信サーバの動作を示すシーケンス図である。
本発明に係る第3実施形態について図面を参照しつつ説明する。図16は、本実施形態の生放送配信システムにおける端末装置と生放送配信サーバの動作を示すシーケンス図である。
上述した各実施形態においては、生放送の配信者が原始的にアンケートの作成依頼権限を有している態様について説明した。しかし、本発明はこのような態様に限定される訳ではなく、配信者が、アンケートの作成依頼権限を他のユーザに付与するように構成することも可能である。図16は、第1実施形態の図7のシーケンス図に対応するシーケンス図である。図16において、図7との共通箇所には同一符号を付している。
アンケートの作成依頼権限を付与する対象者としては、例えば、コミュニティと呼ばれるグループのメンバーが挙げられる。生放送の配信を行うには、コミュニティにメンバー登録するか、あるいは新たなコミュニティを作成することを要求される場合がある。コミュニティに、複数のメンバーが登録されている場合、生放送の配信者は、コミュニティのメンバーにアンケートの作成依頼権限を付与することができる。この場合、コミュニティのメンバーは、生放送を視聴しているとは限らないので、何らかの方法で、配信者からコミュニティのメンバーにメッセージを送信する。
図16に示すように、アンケートの作成依頼権限付与部として機能する配信者の端末装置3の端末制御部32は、コミュニティのメンバーリストの中から選択されたメンバーに、アンケートの作成依頼権限を付与する(図16:S70)。この場合には、例えば、生放送番組配信用インターフェース100にコミュニティのメンバーリストを表示させ、配信者によりメンバーを選択可能にすればよい。
端末制御部32は、コミュニティのメンバーが選択されたと判断すると、当該メンバーに、作成依頼権限が付与されたことを告知する(図16:S71)。上述したように、この場合には、メンバーが生放送を視聴していない場合も考えられるので、メール、あるいはメッセンジャー等のアプリケーションを使用して告知するようにしてもよい。メンバーが生放送を視聴している場合には、メンバーの端末装置3の表示部30に表示されている生放送番組視聴用インターフェース200上に、例えばポップアップ等の形式で、告知を行うようにすればよい。
上述のような告知を、メンバーが承認すると、メンバーの端末装置3における端末制御部32は、第1実施形態と同様に視聴者おまかせ設定処理を行う(図16:S1)。メンバーが生放送を視聴していない場合には、第1実施形態で説明した視聴者おまかせタブ155に相当する画面を、メンバーの端末装置3の表示部30に表示させればよい。
本実施形態においては、上述した承認を行ったメンバーが、配信者に代わって、アンケートの作成依頼等を行うので、図16に示すステップS2からステップS24までの処理は第1実施形態と同様である。アンケートの配信(図16:S72)と表示(図16:S73)、およびアンケートの結果送信(図16:S74)と表示(図16:S75)は、配信者の端末装置3に対して行い、または配信者の端末装置3において行うようにしてもよい。
以上のように、本実施形態によれば、端末制御部32がアンケートの作成依頼権限をメンバーに付与するので、配信者によるアンケートに関する作業を省くことができ、配信者は、自らの傍らにアシスタントを用意できない場合であっても、生放送番組の配信の進行を滞らせることなく、より一層容易にアンケートを配信するができる。
なお、アンケートの作成依頼権限の付与は、コミュニティのメンバーに限らず、特定の視聴者に対して行うようにしてもよい。また、アンケートの作成依頼権限の付与処理以降の処理については、第2実施形態を適用することも可能である。
(第4実施形態)
本発明に係る第4実施形態について図面を参照しつつ説明する。図17は、本実施形態の生放送配信システムにおける端末装置と生放送配信サーバの動作を示すシーケンス図である。
本発明に係る第4実施形態について図面を参照しつつ説明する。図17は、本実施形態の生放送配信システムにおける端末装置と生放送配信サーバの動作を示すシーケンス図である。
上述した各実施形態においては、端末装置3の端末制御部32が、アンケートの作成依頼に関わる処理を実行する態様について説明した。しかし、本発明はこのような態様に限定される訳ではなく、生放送配信サーバ1のサーバ制御部11が、端末制御部32の代わりにアンケートの作成依頼に関わる処理を実行するようにしてもよい。
図17は、第1実施形態の図7のシーケンス図に対応するシーケンス図である。図17において、図7との共通箇所には同一符号を付している。
本実施形態では、配信者の端末装置3の表示部30に表示されている生放送番組配信用インターフェース100において行われた操作内容は、生放送配信サーバ1に送信される(図17:S80,S81)。この操作内容には、配信者により、コンテンツ作成者として選択された特定の視聴者のユーザIDも含まれる。前記操作内容を受信した生放送配信サーバ1のサーバ制御部11は、視聴者おまかせ設定処理等の処理を実行する。したがって、図4に示す処理および図8に示す処理は、権限付与部、視聴者コンテンツ作成部、およびコンテンツ配信部としての機能するサーバ制御部11により行われる。
視聴者コンテンツ作成部として機能するサーバ制御部11は、ステップS7において、アンケートの内容を受信すると、配信されるアンケートを作成し、コンテンツ配信部としての機能するサーバ制御部11は、作成したアンケートを配信する(図17:S13)。
その処理の内容自体は第1実施形態と同様なので、詳細な説明については省略する。また、第2実施形態および第3実施形態においても、本実施形態と同様の構成として、処理の主体をサーバ制御部11とすることが可能である。
以上のように、本実施形態においても、視聴者等にアンケートの作成権限を付与してアンケートを作成させるので、配信者は、自らの傍らにアシスタントを用意できない場合であっても、生放送番組の配信の進行を滞らせることなく、アンケートを配信するができる。
また、本実施形態においても、配信者が設定したアンケートの作成時間内にアンケートが作成されない場合には、アンケートの作成依頼をキャンセルする情報を配信者の端末装置3から生放送配信サーバ1に送信し、アンケートの作成依頼およびアンケートの配信に関する処理をキャンセルするようにしてもよい。また、配信者の端末装置3に表示される生放送番組配信用インターフェース100において、視聴者おまかせタブ155等に強制終了ボタンを表示させ、配信者が強制終了ボタンをクリックした際に、アンケートの作成依頼を強制終了する情報を配信者の端末装置3から生放送配信サーバ1に送信してもよい。この場合には、生放送配信サーバ1アンケートの作成依頼およびアンケートの配信に関する処理を強制終了させる。
(変形例)
以上の実施形態は例示であり、この発明の範囲から離れることなく様々な変形が可能である。上述した実施形態においては、コンテンツの一例として、アンケートを採用した態様について説明したが、本発明はこのような態様に限定される訳ではない。例えば、生放送番組配信用インターフェース100の番組表示部120内に、番組表示部120よりも小さいサブ表示部を設け、サブ表示部で生放送配信されるサブ生放送番組をコンテンツとしてもよい。
以上の実施形態は例示であり、この発明の範囲から離れることなく様々な変形が可能である。上述した実施形態においては、コンテンツの一例として、アンケートを採用した態様について説明したが、本発明はこのような態様に限定される訳ではない。例えば、生放送番組配信用インターフェース100の番組表示部120内に、番組表示部120よりも小さいサブ表示部を設け、サブ表示部で生放送配信されるサブ生放送番組をコンテンツとしてもよい。
上述した実施形態においては、依頼内容決定部として機能する端末制御部32およびサーバ制御部11は、作成されるコンテンツの種類としてアンケートを、また、作成権限の範囲として、コンテンツ作成の作業時間、アンケートのテーマ、およびアンケートの選択肢の数を決定する態様について説明した。しかし、本発明は、このような態様に限定される訳ではない。例えば、依頼内容決定部として機能する端末制御部32およびサーバ制御部11は、作成権限の範囲として、時間的制限であるコンテンツ作成の作業時間だけでなく、コンテンツとして前記サブ生放送番組を採用した場合には、サブ生放送番組を表示する位置、即ち、表示上の制限を作成権限の範囲としてもよい。
以上の態様に係るプログラムおよびアプリケーションプログラムは、コンピュータが読取可能な記録媒体に格納された形態で提供されてコンピュータにインストールされ得る。記録媒体は、例えば非一過性(non-transitory)の記録媒体であり、CD-ROM等の光学式記録媒体が好例であるが、半導体記録媒体や磁気記録媒体等の公知の任意の形式の記録媒体を包含し得る。なお、通信網を介した配信の形態で前述のプログラムを提供してコンピュータにインストールすることも可能である。
以上、本発明の実施形態に係る端末装置のアプリケーションプログラム、端末装置の制御方法、端末装置、および生放送配信サーバについて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
1 生放送配信サーバ
2 ネットワーク
3 端末装置
11 サーバ制御部
32 端末制御部
2 ネットワーク
3 端末装置
11 サーバ制御部
32 端末制御部
Claims (10)
- 生放送番組の配信機能を有する生放送配信サーバとの通信機能を有する端末装置のアプリケーションプログラムであって、前記アプリケーションプログラムは、前記端末装置のコンピュータを、
生放送配信者からの指示に基づき、視聴者の一部または全部にコンテンツの作成権限を付与する権限付与部と、
作成権限を付与された視聴者によるコンテンツ作成を可能とする視聴者コンテンツ作成部と、
生放送配信者またはコンテンツ作成を行った視聴者の指示に基づき、視聴者により作成されたコンテンツを、生放送中の番組に組み込むコンテンツ配信部として、機能させる、
ことを特徴とする端末装置のアプリケーションプログラム。 - 前記権限付与部は、作成されるコンテンツの種類と、前記作成権限の範囲とを決定する、
ことを特徴とする請求項1に記載のアプリケーションプログラム。 - 前記コンテンツの種類には、アンケート、または前記生放送番組と共に配信される生放送番組が含まれる、
ことを特徴とする請求項2に記載のアプリケーションプログラム。 - 前記アプリケーションプログラムは、前記端末装置のコンピュータを、
前記視聴者により作成されたコンテンツの確認が可能なコンテンツ確認部としてさらに機能させる、
ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一に記載のアプリケーションプログラム。 - 前記アプリケーションプログラムは、前記端末装置のコンピュータを、
前記視聴者により作成されたコンテンツの配信の許否を決定する配信許否決定部としてさらに機能させる、
ことを特徴とする請求項4に記載のアプリケーションプログラム。 - 前記権限付与部は、無作為に抽出された前記他のユーザ、または特定条件下にある前記視聴者に前記作成権限を付与する、
ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一に記載のアプリケーションプログラム。 - 前記作成権限の範囲は、前記コンテンツの作成の時間的制限、および前記コンテンツの作成の表示上の制限の少なくともいずれかを含む、
ことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一に記載のアプリケーションプログラム。 - 生放送番組の配信機能を有する生放送配信サーバとの通信機能を有する端末装置の制御方法であって、
生放送配信者からの指示に基づき、視聴者の一部または全部にコンテンツの作成権限を付与し、
作成権限を付与された視聴者によるコンテンツ作成を可能とし、
生放送配信者またはコンテンツ作成を行った視聴者の指示に基づき、視聴者により作成されたコンテンツを、生放送中の番組に組み込む、
ことを特徴とする端末装置の制御方法。 - 生放送番組の配信機能を有する生放送配信サーバとの通信機能を有する端末装置であって、
生放送配信者からの指示に基づき、視聴者の一部または全部にコンテンツの作成権限を付与する権限付与部と、
作成権限を付与された視聴者によるコンテンツ作成を可能とする視聴者コンテンツ作成部と、
生放送配信者またはコンテンツ作成を行った視聴者の指示に基づき、視聴者により作成されたコンテンツを、生放送中の番組に組み込むコンテンツ配信部と、を備える、
ことを特徴とする端末装置。 - 生放送番組を配信可能な生放送配信サーバのプログラムであって、前記プログラムは、前記生放送配信サーバのコンピュータを、
生放送配信者からの指示に基づき、視聴者の一部または全部にコンテンツの作成権限を付与する権限付与部と、
作成権限を付与された視聴者によるコンテンツ作成を可能とする視聴者コンテンツ作成部と、
生放送配信者またはコンテンツ作成を行った視聴者の指示に基づき、視聴者により作成されたコンテンツを、生放送中の番組に組み込むコンテンツ配信部として、機能させる、
ことを特徴とする生放送配信サーバのプログラム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018044589A JP2018181310A (ja) | 2018-03-12 | 2018-03-12 | 端末装置のアプリケーションプログラム、端末装置の制御方法、端末装置、および生放送配信サーバのプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2018044589A Pending JP2018181310A (ja) | 2018-03-12 | 2018-03-12 | 端末装置のアプリケーションプログラム、端末装置の制御方法、端末装置、および生放送配信サーバのプログラム |
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2018
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