JP2018173806A - 退避経路提示装置、退避経路提示システム、制御方法及びプログラム - Google Patents

退避経路提示装置、退避経路提示システム、制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】艦艇において、災害が発生した場合に、乗員を適切に誘導することができる退避経路提示装置を提供する。【解決手段】艦艇が備える退避経路提示装置20であって、複数の区画に設けられたセンサの取得するデータを収集するデータ収集部202と、前記データ収集部が収集したデータに基づいて、火災区画を特定する区画特定部203と、前記区画特定部が特定した前記火災区画に基づいて、各区画から脱出口までの退避経路を導出する退避経路導出部204と、前記退避経路導出部が導出した前記退避経路を通知する通知部205と、前記複数の区画に設けられた提示部のうち前記退避経路上の提示部に、退避経路である旨を提示させる提示制御部206と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、退避経路提示装置、退避経路提示システム、制御方法及びプログラムに関する。
火災などの災害が発生した場合に、人を安全な場所に避難させることは重要である。そのため、ホテル、百貨店、映画館などでは、避難口マークやフロア図などが備えられている。
特許文献1には、関連する技術として、屋内で火災が発生した場合に、通過不能エリア(煙発生エリア、酸欠エリア及び火災エリア)を除いた安全エリアで最短の避難経路を設定し、避難経路の設定ができない場合に、煙発生エリア、酸欠エリア、火災エリアの危険の少ない順に通過不能エリアから除外し、除外したエリアと安全エリアとで最短の避難経路を設定し、設定した避難経路を屋内の作業者に指示する技術が記載されている。
特開昭64−042799号公報
ところで、艦艇においても、火災などの災害が発生した場合に、人を安全な場所に退避させることは重要である。しかしながら、一般的に、艦艇は、被害状況に応じて各位置からの退避経路を退避中の通路の位置で乗員に知らせる機能を備えていない。
そのため、艦艇において、火災などの災害が発生した場合に、乗員を適切に誘導することのできる技術が求められていた。
本発明は、上記の課題を解決することのできる退避経路提示装置、退避経路提示システム、制御方法及びプログラムを提供することを目的としている。
本発明の第1の態様によれば、退避経路提示装置は、艦艇が備える退避経路提示装置であって、複数の区画に設けられたセンサの取得するデータを収集するデータ収集部と、前記データ収集部が収集したデータに基づいて、火災区画を特定する区画特定部と、前記区画特定部が特定した前記火災区画に基づいて、各区画から脱出口までの退避経路を導出する退避経路導出部と、前記退避経路導出部が導出した前記退避経路を通知する通知部と、前記複数の区画に設けられた提示部のうち前記退避経路上の提示部に、退避経路である旨を提示させる提示制御部と、を備える。
本発明の第2の態様によれば、第1の態様における退避経路提示装置において、前記区画特定部は、前記データ収集部が収集したデータに基づいて、前記火災区画に加えてさらに当該火災区画の周辺の区画である周辺区画を特定し、前記退避経路導出部は、前記区画特定部が特定した前記火災区画及び前記周辺区画に基づいて、各区画から脱出口までの退避経路を導出してもよい。
本発明の第3の態様によれば、第1の態様または第2の態様における退避経路提示装置において、前記提示制御部は、前記退避経路上の提示部と、当該提示部以外の提示部とで異なる色を提示させてもよい。
本発明の第4の態様によれば、退避経路提示システムは、複数の区画に設けられたセンサと、第1の態様から第3の態様の何れか一の退避経路提示装置と、を備える。
本発明の第5の態様によれば、退避経路提示装置による制御方法は、艦艇の備える退避経路提示装置による制御方法であって、複数の区画に設けられたセンサの取得するデータを収集することと、収集したデータに基づいて、火災区画を特定することと、特定した前記火災区画に基づいて、各区画から脱出口までの退避経路を導出することと、導出した前記退避経路を通知することと、前記複数の区画に設けられた提示部のうち前記退避経路上の提示部に、退避経路である旨を提示させることと、を含む。
本発明の第6の態様によれば、プログラムは、艦艇の備えるコンピュータに、複数の区画に設けられたセンサの取得するデータを収集することと、収集したデータに基づいて、火災区画を特定することと、特定した前記火災区画に基づいて、各区画から脱出口までの退避経路を導出することと、導出した前記退避経路を通知することと、前記複数の区画に設けられた提示部のうち前記退避経路上の提示部に、退避経路である旨を提示させることと、を実行させる。
本発明の実施形態による退避経路提示装置によれば、艦艇において、火災などの災害が発生した場合に、乗員を適切に誘導することができる。
本発明の第1の実施形態による退避経路提示システムの構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態による退避経路提示システムを説明するための図である。 本発明の第1の実施形態による退避経路提示装置の構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態による退避経路提示装置の処理フローを示す図である。 本発明の第2の実施形態による退避経路提示システムの構成を示す図である。 本発明の第3の実施形態による退避経路提示システムの構成を示す図である。 本発明の第3の実施形態による退避経路提示システムを説明するための図である。 少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
<第1の実施形態>
以下、図面を参照しながら実施形態について詳しく説明する。
本発明の第1の実施形態による退避経路提示システム1の構成について説明する。
本発明の第1の実施形態による退避経路提示システム1は、艦艇に設けられ、艦艇において火災などの災害が発生した場合に、乗員をより安全に退避させるシステムである。退避経路提示システム1は、図1に示すように、複合センサ10(センサ、提示部)と、退避経路提示装置20と、を備える。
複合センサ10は、図2に示すように、艦艇内で予め区分けされた複数の区画(図2において、A1〜A8、B1〜B8、C1〜C8で示される各区画)の1区画ごとに設けられる。複合センサとは、煙を感知する機能、温度を感知する機能、浸水を感知する機能などに加え、発光する機能、スピーカの機能などを1つの容器に入れて統合したものである。複合センサ10は、煙、温度、浸水などを検知する。複合センサ10は発光する。複合センサ10は音を出力する。複合センサ10が発光し、音を出力する機能が提示部としての機能である。なお、浸水センサは、艦艇において浸水などがないかを検知するためのものであり、本発明の各実施形態において、複合センサ10は浸水センサの機能を備えていなくてもよい。
退避経路提示装置20は、艦艇において火災などの災害が発生した場合に、乗員に退避経路を通知するとともに、退避中の経路が安全な退避経路であることを提示する装置である。退避経路提示装置20は、図3に示すように、記憶部201と、データ収集部202と、区画特定部203と、退避経路導出部204と、通知部205と、提示制御部206と、を備える。
記憶部201は、艦艇における複数の区画の識別情報と、各区画に設けられている複合センサ10の識別情報とを対応付けた区画センサ情報を記憶する。また、記憶部201は、艦艇における複数の区画の識別情報と、各区画どうしの配置や位置に関する情報とを対応付けた区画配置情報を記憶する。
データ収集部202は、艦艇における複数の区画に設けられた各複合センサ10の取得するデータを収集する。複合センサ10は発光する。複合センサは音を出力する。なお、複合センサ10の取得するデータとは、煙の検知の有無、温度、浸水の検知の有無を示すデータである。
区画特定部203は、データ収集部202が収集したデータに基づいて、火災区画を特定する。火災区画とは、火災が発生していると判定された区画である。
例えば、区画特定部203は、データ収集部202から各複合センサ10の取得した煙の検知結果、温度の検知結果を受ける。区画特定部203は、各複合センサ10の取得した検知結果について、煙の検知結果が煙を検知したか否か、また、温度の検知結果が所定のしきい値を超える温度であるか否かを判定する。区画特定部203は、煙の検知結果が煙を検知したことを示し、または、温度の検知結果が所定のしきい値を超える温度であると判定した場合に、それらの検知結果を取得した複合センサ10の識別情報と一致する識別情報を記憶部201の記憶する区画センサ情報において特定する。区画特定部203は、区画センサ情報において特定した複合センサ10の識別情報に対応付けられている区画を火災区画と特定する。
退避経路導出部204は、区画特定部203が特定した火災区画に基づいて、各区画から脱出口までの退避経路を導出する。具体的には、例えば、退避経路導出部204は、区画配置情報が示す各区画における所定の位置をスタートとし、脱出口をゴールとし、火災区画を通行禁止として、ダイクストラ法などの所定のアルゴリズムを用いて、スタートからゴールまでの退避経路を導出する。
通知部205は、退避経路導出部204が導出した退避経路を通知する。例えば、通知部205は、乗員に退避経路を通知する役割の人物(例えば、指揮官など)に退避経路導出部204が導出した退避経路を通知する。通知を受けた人物は、乗員に避難経路を電話などで通知する。乗員は、このように退避経路を知ることができる。
提示制御部206は、複数の区画に設けられた複合センサ10のうち通知部205が通知した退避経路上の複合センサ10に、退避経路である旨を提示させる。
例えば、提示制御部206は、退避経路上の複合センサ10を青色に発光させ、出火している火災区画の複合センサ10を赤色に発光させる。また、提示制御部206は、複数の退避経路がある場合には、各避難経路上の複合センサ10を異なる色で発光させてもよい。また、提示制御部206は、出火している火災区画の周辺の周辺区画の複合センサ10を黄色に発光させてもよい。また、例えば、提示制御部206は、音や音声によって避難方向を提示する。
次に、本発明の第1の実施形態による退避経路提示システム1の処理について説明する。
ここでは、図4に示す本発明の第1の実施形態による退避経路提示装置20の処理フローについて説明する。
なお、艦艇において火災が発生したものとして、退避経路提示装置20の処理について説明する。
データ収集部202は、常に、艦艇における複数の区画に設けられた各複合センサ10の取得するデータを収集している(ステップS1)。データ収集部202は、収集したデータを区画特定部203に出力する。
区画特定部203は、データ収集部202が収集したデータをデータ収集部202から取得する。区画特定部203は、取得したデータに基づいて、火災区画を特定する(ステップS2)。
具体的には、区画特定部203は、各複合センサ10の取得した検知結果について、煙の検知結果が煙を検知したか否か、また、温度の検知結果が所定のしきい値を超える温度であるか否かを判定する。
通常時は、区画特定部203は、煙の検知結果が煙を検知しないことを示し、温度の検知結果が所定のしきい値を超えない温度であると判定する。そのため、通常時は、区画特定部203は、火災区画がないことを特定する。そして、区画特定部203は、データ収集部202から取得した新たなデータに基づいて、ステップS2の処理を再度行う。
艦艇において火災が発生すると、区画特定部203は、区画特定部203は、煙の検知結果が煙を検知したことを示し、または、温度の検知結果が所定のしきい値を超える温度であると判定した場合に、それらの検知結果を取得した複合センサ10の識別情報と一致する識別情報を記憶部201の記憶する区画センサ情報において特定する。区画特定部203は、区画センサ情報において特定した複合センサ10の識別情報に対応付けられている区画を火災区画と特定する。
区画特定部203は、特定した火災区画を示す情報を退避経路導出部204に出力する。
退避経路導出部204は、区画特定部203から火災区画を示す情報を取得する。退避経路導出部204は、取得した情報が示す火災区画に基づいて、各区画から脱出口までの退避経路を導出する(ステップS3)。
具体的には、例えば、退避経路導出部204は、区画における所定の位置をスタートとし、脱出口をゴールとし、火災区画を通行禁止として、ダイクストラ法などの所定のアルゴリズムを用いて、スタートからゴールまでの退避経路を導出する。
退避経路導出部204は、導出した退避経路を通知部205に出力する。
通知部205は、退避経路導出部204から退避経路を取得する。通知部205は、取得した退避経路を通知する(ステップS4)。例えば、通知部205は、乗員に退避経路を通知する役割の人物(例えば、指揮官など)に退避経路導出部204が導出した退避経路を通知する。通知を受けた人物は、乗員に避難経路を電話などで通知する。乗員は、このように退避経路を知ることができる。
提示制御部206は、複数の区画に設けられた提示部のうち通知部205が通知した退避経路上の提示部に、退避経路である旨を提示させる(ステップS5)。
例えば、提示制御部206は、退避経路上の複合センサ10を青色に発光させ、出火している区画の複合センサ10を赤色に発光させる。また、提示制御部206は、複数の退避経路がある場合には、各避難経路上の複合センサ10を異なる色で発光させてもよい。また、提示制御部206は、出火している区画の周囲の区画の複合センサ10を黄色に発光させてもよい。また、例えば、提示制御部206は、音や音声によって避難方向を提示する。
以上、本発明の第1の実施形態による退避経路提示システム1について説明した。
本発明の第1の実施形態による退避経路提示システム1は、艦艇が備えるシステムである。本発明の第1の実施形態による退避経路提示システム1が備える退避経路提示装置20において、データ収集部202は、艦艇における複数の区画に設けられた各複合センサ10の取得するデータを収集する。区画特定部203は、データ収集部202が収集したデータに基づいて、火災区画を特定する。退避経路導出部204は、区画特定部203が特定した火災区画に基づいて、各区画から脱出口までの退避経路を導出する。通知部205は、退避経路導出部204が導出した退避経路を通知する。提示制御部206は、複数の区画に設けられた複合センサ10(センサ、提示部)のうち退避経路上の複合センサ10に、退避経路である旨を提示させる。
このようにすれば、本発明の第1の実施形態による退避経路提示装置20は、艦艇において、災害が発生した場合に、乗員をより安全に退避させることができる。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態による退避経路提示システム1の構成について説明する。
本発明の第2の実施形態による退避経路提示システム1は、図5に示すように、複合センサ10(センサ、提示部)と、退避経路提示装置20と、ウェアラブル端末30と、を備える。
ウェアラブル端末30は、無線通信のAP(アクセスポイント)を介して、退避経路提示装置20と通信を行う。ウェアラブル端末30は、通知部205から通知された退避経路を表示する。また、ウェアラブル端末30は、複合センサ10が有する検知機能のうちの1つ以上を備え、検知したデータを退避経路提示装置20に送信する。この場合、退避経路提示装置20は、ウェアラブル端末30から受信したデータを用いて各区画における災害状況を特定し、退避経路を導出する。このようにすれば、退避経路提示装置20は、より安全な退避経路を導出することができ、乗員をより安全に退避させることができる。また、ウェアラブル端末30は、乗員の操作によって乗員が判断した災害情報を(例えば、通話操作を行った場合の音声情報、文字入力操作を行った場合の文字情報、専用アプリケーションによる災害発生を示す信号など)を退避経路提示装置20に送信する。退避経路提示装置20は、災害情報を受信する。そして、退避経路提示装置20は、専用アプリケーションによる災害発生を示す信号を受信した場合には、APが設けられた箇所で災害が発生したと判定することができる。また、退避経路提示装置20が通話操作を行った場合の音声情報や文字入力操作を行った場合の文字情報を受信した場合には、退避経路提示装置20が音声解析や文字解析を行って、内容を判断し、APが設けられた箇所で災害が発生したと判定することができる。また、退避経路提示装置20が通話操作を行った場合の音声情報や文字入力操作を行った場合の文字情報を受信した場合には、その情報を乗員に退避経路を通知する役割の人物が認識し、退避経路提示装置20に災害が発生したことを示すデータとして入力することで、APが設けられた箇所で災害が発生したと判定することができる。退避経路提示装置20ウェアラブル端末30は、例えば、メガネ型ウェアラブル端末である。
通知部205は、さらに、退避経路導出部204が導出した退避経路を通知する。例えば、各区画に近距離通信を行う通信装置が設けられ、ウェアラブル端末30は、その通信装置と通信を行う。ウェアラブル端末30が通信を行った通信装置は、予め設置されており設置位置がわかっている。そこで、ウェアラブル端末30が通信を行っている通信装置をウェアラブル端末30の位置とする。通知部205は、そのウェアラブル端末30の位置を取得する。通知部205は、取得したウェアラブル端末30の位置における退避経路の地図や矢印などをウェアラブル端末30に表示させる。
本発明の第2の実施形態による退避経路提示システム1の処理は、本発明の第1の実施形態による退避経路提示システム1の処理に、上述のウェアラブル端末30が加わったものである。
以上、本発明の第2の実施形態による退避経路提示システム1について説明した。
退避経路提示システム1は、複合センサ10(センサ、提示部)と、退避経路提示装置20と、ウェアラブル端末30と、を備える。ウェアラブル端末30は、通知部205から通知された退避経路を表示する。ウェアラブル端末30は、例えば、メガネ型ウェアラブル端末である。退避経路提示装置20の通知部205は、さらに、退避経路導出部204が導出した退避経路を通知する。例えば、各区画に近距離通信を行う通信装置が設けられ、ウェアラブル端末30は、その通信装置と通信を行う。ウェアラブル端末30が通信を行った通信装置は、予め設置されており設置位置がわかっている。そこで、ウェアラブル端末30が通信を行っている通信装置をウェアラブル端末30の位置とする。通知部205は、そのウェアラブル端末30の位置を取得する。通知部205は、取得したウェアラブル端末30の位置における退避経路の地図や矢印などをウェアラブル端末30に表示させる。
このようにすれば、本発明の第2の実施形態による退避経路提示装置20は、退避経路を乗員により正確で確実に報知することができ、艦艇において、災害が発生した場合に、本発明の第1の実施形態による退避経路提示装置20に比べて乗員をより適切に誘導することができる。
<第3の実施形態>
本発明の第3の実施形態による退避経路提示システム1の構成について説明する。
本発明の第3の実施形態による退避経路提示システム1は、退避経路提示システム1は、図6に示すように、複合センサ10(センサ、提示部)と、退避経路提示装置20と、表示部40と、を備える。
表示部40は、通知部205から通知された退避経路を表示する。表示部40は、図7に示すように、各区画に設けられる。
通知部205は、退避経路導出部204が導出した退避経路を通知する。例えば、通知部205は、退避経路として地図や矢印などを表示部40に表示させる。
本発明の第3の実施形態による退避経路提示システム1の処理は、通知部205による退避経路の通知の違いはあるが、本発明の第1の実施形態による退避経路提示システム1の処理と同様に考えることができる。
以上、本発明の第3の実施形態による退避経路提示システム1について説明した。
退避経路提示システム1は、複合センサ10(センサ、提示部)と、退避経路提示装置20と、表示部40と、を備える。表示部40は、通知部205から通知された退避経路を表示する。表示部40は、各区画に設けられる。通知部205は、退避経路導出部204が導出した退避経路を通知する。本発明の第3の実施形態による退避経路提示システム1の処理は、通知部205による退避経路の通知の違いはあるが、本発明の第1の実施形態による退避経路提示システム1の処理と同様に考えることができる。
このようにすれば、本発明の第3の実施形態による退避経路提示装置20は、退避経路を乗員により正確で確実に報知することができ、艦艇において、災害が発生した場合に、本発明の第1の実施形態による退避経路提示装置20に比べて乗員をより適切に誘導することができる。
なお、本発明の別の実施形態において、複合センサ10は、提示部の機能を備えていなくてもよく、センサ機能を有する複合センサ10に加えて提示部が各区画に設けられていてもよい。
なお、本発明の実施形態における処理は、適切な処理が行われる範囲において、処理の順番が入れ替わってもよい。
本発明の実施形態における記憶部201、その他の記憶装置のそれぞれは、適切な情報の送受信が行われる範囲においてどこに備えられていてもよい。また、記憶部、その他の記憶装置のそれぞれは、適切な情報の送受信が行われる範囲において複数存在しデータを分散して記憶していてもよい。
本発明の実施形態について説明したが、上述の退避経路提示システム1、退避経路提示装置20、ウェアラブル端末30、その他の制御装置は内部に、コンピュータシステムを有していてもよい。そして、上述した処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。コンピュータの具体例を以下に示す。
図8は、少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
コンピュータ5は、図8に示すように、CPU6、メインメモリ7、ストレージ8、インターフェース9を備える。
例えば、上述の退避経路提示システム1、退避経路提示装置20、ウェアラブル端末30、その他の制御装置のそれぞれは、コンピュータ5に実装される。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式でストレージ8に記憶されている。CPU6は、プログラムをストレージ8から読み出してメインメモリ7に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、CPU6は、プログラムに従って、上述した各記憶部に対応する記憶領域をメインメモリ7に確保する。
ストレージ8の例としては、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、半導体メモリ等が挙げられる。ストレージ8は、コンピュータ5のバスに直接接続された内部メディアであってもよいし、インターフェース9または通信回線を介してコンピュータ5に接続される外部メディアであってもよい。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ5に配信される場合、配信を受けたコンピュータ5が当該プログラムをメインメモリ7に展開し、上記処理を実行してもよい。少なくとも1つの実施形態において、ストレージ8は、一時的でない有形の記憶媒体である。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現してもよい。さらに、上記プログラムは、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるファイル、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例であり、発明の範囲を限定しない。これらの実施形態は、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の追加、省略、置き換え、変更を行ってよい。
1・・・退避経路提示システム
5・・・コンピュータ
6・・・CPU
7・・・メインメモリ
8・・・ストレージ
9・・・インターフェース
10・・・複合センサ
20・・・退避経路提示装置
30・・・ウェアラブル端末
40・・・表示部
201・・・記憶部
202・・・データ収集部
203・・・区画特定部
204・・・退避経路導出部
205・・・通知部
206・・・提示制御部

Claims (6)

  1. 艦艇が備える退避経路提示装置であって、
    複数の区画に設けられたセンサの取得するデータを収集するデータ収集部と、
    前記データ収集部が収集したデータに基づいて、火災区画を特定する区画特定部と、
    前記区画特定部が特定した前記火災区画に基づいて、各区画から脱出口までの退避経路を導出する退避経路導出部と、
    前記退避経路導出部が導出した前記退避経路を通知する通知部と、
    前記複数の区画に設けられた提示部のうち前記退避経路上の提示部に、退避経路である旨を提示させる提示制御部と、
    を備える退避経路提示装置。
  2. 前記区画特定部は、
    前記データ収集部が収集したデータに基づいて、前記火災区画に加えてさらに当該火災区画の周辺の区画である周辺区画を特定し、
    前記退避経路導出部は、前記区画特定部が特定した前記火災区画及び前記周辺区画に基づいて、各区画から脱出口までの退避経路を導出する、
    請求項1に記載の退避経路提示装置。
  3. 前記提示部は、
    前記退避経路上の提示部と、当該提示部以外の提示部とで異なる色を提示させる、
    請求項1または請求項2に記載の退避経路提示装置。
  4. 複数の区画に設けられたセンサと、
    請求項1から請求項3の何れか一項に記載の退避経路提示装置と、
    を備える退避経路提示システム。
  5. 艦艇の備える退避経路提示装置による制御方法であって、
    複数の区画に設けられたセンサの取得するデータを収集することと、
    収集したデータに基づいて、火災区画を特定することと、
    特定した前記火災区画に基づいて、各区画から脱出口までの退避経路を導出することと、
    導出した前記退避経路を通知することと、
    前記複数の区画に設けられた提示部のうち前記退避経路上の提示部に、退避経路である旨を提示させることと、
    を含む退避経路提示装置による制御方法。
  6. 艦艇の備えるコンピュータに、
    複数の区画に設けられたセンサの取得するデータを収集することと、
    収集したデータに基づいて、火災区画を特定することと、
    特定した前記火災区画に基づいて、各区画から脱出口までの退避経路を導出することと、
    導出した前記退避経路を通知することと、
    前記複数の区画に設けられた提示部のうち前記退避経路上の提示部に、退避経路である旨を提示させることと、
    を実行させるプログラム。
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