JP2018173240A - クリーンルーム設備 - Google Patents
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Abstract
【課題】除染ガスが複数のファンフィルタユニットの間で滞留し、クリーンルーム設備の外部に排出されにくい。【解決手段】本発明のクリーンルーム設備は、ファン及びフィルタをそれぞれ有する複数のファンフィルタユニットが所定方向に配列された筐体と、筐体の内部にガスを供給するガス供給部と、ガス供給部から供給されたガスを筐体の外部に排出するガス排出部と、筐体を形成する柱部材の内部に配置され、ファンフィルタユニットより下流側空間のガスをファンフィルタユニットより上流側空間に循環させる複数の循環流路と、ファンとは別に、筐体の内部においてガス排出部側に向かうガス流れを形成するガス流れ形成部とを有する。【選択図】図1
Description
本発明は、例えば細胞培養関連分野、半導体分野で使用されるクリーンルーム設備に関する。
従来、半導体分野においては、ウエハに種々の処理工程が施されることにより半導体デバイスの製造が行われる。半導体デバイス製造工程では、ウエハの受け渡しを行う一般にEFEM(Equipment Front End Module)と称される搬送室が使用される。搬送室の内部には、複数のファンフィルタユニットが配置され、搬送室の内部においてガスが循環するように構成される。
この種の技術は、細胞培養関連分野でも使用され、例えばクリーンルーム設備の内部に設けられた搬送ロボットを用いて、シャーレ等の培養容器を隣接する処理装置としての培養装置との間で受け渡しを行うように構成されている。細胞培養関連分野では、クリーンルーム設備の内部を除染ガスにより除染処理等を行う必要があるが、除染ガスが複数のファンフィルタユニットの間で滞留し、クリーンルーム設備の外部に排出されにくい問題がある。
そこで、本発明の目的は、外部から供給されたガスを排出されやすくするクリーンルーム設備を提供することである。
第1の発明にかかるクリーンルーム設備は、ファン及びフィルタをそれぞれ有する複数のファンフィルタユニットが所定方向に配列された筐体と、上記筐体の内部にガスを供給するガス供給部と、上記ガス供給部から供給されたガスを上記筐体の外部に排出するガス排出部と、上記筐体を形成する柱部材の内部に配置され、上記ファンフィルタユニットより下流側空間のガスを上記ファンフィルタユニットより上流側空間に循環させる複数の循環流路と、上記ファンとは別に、上記筐体の内部において上記ガス排出部側に向かうガス流れを形成するガス流れ形成部とを有することを特徴とする。
このクリーンルーム設備では、筐体を形成する柱部材の内部に配置された複数の循環流路により、ファンフィルタユニットより下流側空間のガスをファンフィルタユニットより上流側空間に循環させることが可能であって、ファンフィルタユニットのフィルタにより筐体の内部の清浄度を向上させることができる。また、ガス流れ形成部により、ガス排出部側に向かって筐体の内部のガスが送られることにより、筐体の内部のガスがガス排出部から排出されやすくなる。したがって、例えば筐体の内部を除染ガスにより除染処理等を行った場合に、除染ガスが筐体の内部で滞留するのを防止できる。
第2の発明にかかるクリーンルーム設備は、第1の発明において、上記ガス流れ形成部は、上記ファンフィルタユニットより上流側空間に配置されることを特徴とする。
このクリーンルーム設備では、ガス流れ形成部がファンフィルタユニットより上流側空間に配置されることにより、ガス流れ形成部がファンフィルタユニットより下流側空間に配置された場合のように、パーティクルを巻き上げる問題がない。
第3の発明にかかるクリーンルーム設備は、第2の発明において、上記ガス流れ形成部は、上記ファンフィルタユニットより上流側空間において、上記循環流路の出口近傍に配置されることを特徴とする。
このクリーンルーム設備では、循環流路から循環してきたガスをガス排出部側に強制的に流し、筐体の内部においてガス供給部付近で循環し滞ってしまうのを防ぐことができる。
第4の発明にかかるクリーンルーム設備は、第1−第3の発明のいずれかにおいて、上記ガス供給部及び上記ガス排出部は、上記ファンフィルタユニットより下流側空間に配置されることを特徴とする。
このクリーンルーム設備では、外部からのガスが、ファンフィルタユニットより上流側空間より広いファンフィルタユニットより下流側空間に供給されることにより、結露するのを防止するのを防止できる。
第5の発明にかかるクリーンルーム設備は、第1−第4の発明のいずれかにおいて、上記循環流路は、上記所定方向について、隣接した2つのファンフィルタユニットの2つのファン間にそれぞれ配置されることを特徴とする。
このクリーンルーム設備では、循環流路が隣接した2つのファンフィルタユニットの2つのファンの外側にそれぞれ配置される場合と比べ、筐体を小型化できる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1の発明では、筐体を形成する柱部材の内部に配置された複数の循環流路により、ファンフィルタユニットより下流側空間のガスをファンフィルタユニットより上流側空間に循環させることが可能であって、ファンフィルタユニットのフィルタにより筐体の内部の清浄度を向上させることができる。また、ガス流れ形成部により、ガス排出部側に向かって筐体の内部のガスが送られることにより、筐体の内部のガスがガス排出部から排出されやすくなる。したがって、例えば筐体の内部を除染ガスにより除染処理等を行った場合に、除染ガスが筐体の内部で滞留するのを防止できる。
第2の発明では、ガス流れ形成部がファンフィルタユニットより上流側空間に配置されることにより、ガス流れ形成部がファンフィルタユニットより下流側空間に配置された場合のように、パーティクルを巻き上げる問題がない。
第3の発明では、循環流路から循環してきたガスをガス排出部側に強制的に流し、筐体の内部においてガス供給部付近で循環し滞ってしまうのを防ぐことができる。
第4の発明では、外部からのガスが、ファンフィルタユニットより上流側空間より広いファンフィルタユニットより下流側空間に供給されることにより、結露するのを防止できる。
第5の発明では、循環流路が隣接した2つのファンフィルタユニットの2つのファンの外側にそれぞれ配置される場合と比べ、筐体を小型化できる。
以下、図面を参照しつつ本発明に係るクリーンルーム設備について説明する。
図1に示すように、本実施形態のクリーンルーム設備1は、細胞培養関連分野で使用され、筐体2を有している。筐体2は、例えば内部に設けられた搬送ロボットを用いて、シャーレ等の培養容器を隣接する処理装置としての培養装置との間で受け渡しを行うように構成されている。このような細胞培養関連分野におけるクリーンルーム設備1においては、筐体2の内部のガスがフィルタ5を通過するように循環させることで清浄な雰囲気を保つと共に、除染処理等により内部を清浄に維持される。本実施形態のクリーンルーム設備1では、除染処理等を行わない場合、クリーンエアを循環させることにより筐体2の内部を清浄な雰囲気を保つ。
筐体2は、略直方体形状であって、筐体2の内部には、図1−図3に示すように、筐体2の長手方向(所定方向)に沿って、4つのファンフィルタユニット3が配列される。ファンフィルタユニット3は、それぞれ、ファン4及びフィルタ5を有している。ファン4は、フィルタ5の上方に配置され、フィルタ5に向かって風を吹き出すように構成される。したがって、ファンフィルタユニット3は、筐体2の内部において、下方に向かう風の流れを形成する。
筐体2の内部において、ファンフィルタユニット3より上方の空間は、ファンフィルタユニット3より上流側空間C1であって、ファンフィルタユニット3より下方の空間は、ファンフィルタユニット3より下流側空間C2である。したがって、ファンフィルタユニット3は、それぞれ、ファンフィルタユニット3より上流側空間C1のガスを、フィルタ5を通過させた後、ファンフィルタユニット3より下流側空間C2に流す。
ファンフィルタユニット3には、HEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルタや、ULPA(Ultra Low Penetration Air)フィルタなどの高性能なフィルタ5が組み込まれており、通過するガスの内部に含まれる微小なパーティクルの捕集を行うことができる。
筐体2は、図1及び図2に示すように、6つの壁部2a(正面側壁部、背面側壁部、左側壁部、右側壁部、上側壁部、下側壁部)と、10個の柱部材2bとを有している。10個の柱部材2bは、4つの壁部2a(正面側壁部、背面側壁部、左側壁部及び右側壁部)の内周側に配置される。
柱部材2bは、図3に示すように、それぞれ、筒状に構成され、鉛直方向に延びている。柱部材2bの下端は、ファンフィルタユニット3より下流側空間C2と連通し、柱部材2bの上端は、ファンフィルタユニット3より上流側空間C1と連通している。したがって、筐体2を形成する柱部材2bの内部には、ファンフィルタユニット3より下流側空間C2のガスをファンフィルタユニット3より上流側空間C1に循環させる循環流路Dが形成される。
循環流路Dの下部にファン4aが配置され、ファン4aを駆動させることで、ファンフィルタユニット3より下流側空間C2のガスを循環流路Dに取込み、循環流路D内で上向き気流を作り出すことができる。本実施形態において、ファン4aは、ファンフィルタユニット3のフィルタ5に対し、ガスを供給するものであることから、ファンフィルタユニット3に含まれると考えられる。
循環流路Dは、図1及び図2に示すように、筐体2の長手方向について、隣接した2つのファンフィルタユニット3の2つのファン4間に配置される。循環流路Dは、隣接した2つのファンフィルタユニット3近傍において、筐体2の長辺側の両端(正面側壁部の内周側及び背面側壁部の内周側)に配置される。
したがって、筐体2の長辺側のそれぞれに、5つの循環流路Dが配置され、筐体2の長手方向について、隣接した2つのファンフィルタユニット3間に配置された2つの循環流路Dはそれぞれ対向する。このように、ファンフィルタユニット3近傍には、4つの循環流路Dが形成される。したがって、ファンフィルタユニット3は、それぞれ、隣接した4つの柱部材2bの内側に配置される。
筐体2の右側壁部2aaには、筐体2の内部にガスを供給するガス供給部6が形成される。また、筐体2の左側壁部2abには、ガス供給部6から供給されたガスを、筐体2の外部に排出するガス排出部7が形成される。本実施形態では、ガス供給部6及びガス排出部7は、ファンフィルタユニット3より下流側空間C2に配置される。
したがって、除染処理等が行われる場合、除染処理等を行うための除染ガスをガス供給部6から筐体2の内部(ファンフィルタユニット3より下流側空間C2)に供給し、筐体2の内部の除染処理等を行うと共に、筐体2の内部に供給した除染ガス(除染処理等により汚れた除染ガスを含む)をガス排出部7から筐体2の外部に排出し、筐体2の内部の清浄度を向上させることができる。本実施形態では、筐体2の外部には、除染処理等を行うための除染ガスを供給するガス供給装置が配置され、ガス供給装置からガス供給部6に除染ガスが供給され、ガス排出部7から排出された除染処理等により汚れた除染ガスは、ガス供給装置の内部において触媒により取り除かれる。
本実施形態では、除染処理等を行うための除染ガスとして、過酸化水素が使用される。除染処理等を行うための除染ガスは、過酸化水素に限られず、エチレンオキサイド、ホルムアルデヒド、過酢酸、二酸化塩素などを使用してよい。本実施形態において、除染処理とは、筐体2の内部空間の微生物を指定されたレベルまで減少させることである。
筐体2の内部において、ファンフィルタユニット3より上流側空間C1には、送風装置8が配置される。送風装置8は、筐体2の内部において、筐体2の長手方向に沿って、左側壁部2abに向かうガス流れを形成する。したがって、筐体2の左側壁部には、ガス排出部7が形成されることから、送風装置8は、筐体2の内部においてガス排出部7側に向かうガス流れを形成するガス流れ形成部として構成される。
送風装置8は、ファンフィルタユニット3より上流側空間C1において、循環流路Dの出口近傍に配置される。本実施形態では、筐体2の長手方向について、隣接した2つのファンフィルタユニット3間において、対向した2つの循環流路Dのうち正面側(正面壁部側)の循環流路Dの出口近傍に配置される。
本実施形態では、4つのファンフィルタユニット3が筐体2の長手方向に配列されているが、ファンフィルタユニット3の近傍に、複数の循環流路Dが形成され、ファンフィルタユニット3より下流側空間C2のガスが、ファンフィルタユニット3より上流側空間C1に循環するように構成される。
<本実施形態のクリーンルーム設備の特徴>
本実施形態のクリーンルーム設備では、筐体2を形成する柱部材2bの内部に配置された複数の循環流路Dにより、ファンフィルタユニット3より下流側空間C2のガスをファンフィルタユニット3より上流側空間C1に循環させることが可能であって、ファンフィルタユニット3のフィルタ5により筐体2の内部の清浄度を向上させることができる。また、送風装置8により、ガス排出部7側に向かって筐体2の内部のガスが送られることにより、筐体2の内部のガスがガス排出部7から排出されやすくなる。したがって、例えば筐体2の内部を除染ガスにより除染処理等を行った場合に、除染ガスが筐体2の内部で滞留するのを防止できる。
本実施形態のクリーンルーム設備では、筐体2を形成する柱部材2bの内部に配置された複数の循環流路Dにより、ファンフィルタユニット3より下流側空間C2のガスをファンフィルタユニット3より上流側空間C1に循環させることが可能であって、ファンフィルタユニット3のフィルタ5により筐体2の内部の清浄度を向上させることができる。また、送風装置8により、ガス排出部7側に向かって筐体2の内部のガスが送られることにより、筐体2の内部のガスがガス排出部7から排出されやすくなる。したがって、例えば筐体2の内部を除染ガスにより除染処理等を行った場合に、除染ガスが筐体2の内部で滞留するのを防止できる。
本実施形態のクリーンルーム設備1では、送風装置8がファンフィルタユニット3より上流側空間C1に配置されることにより、送風装置8がファンフィルタユニット3より下流側空間C2に配置された場合のように、パーティクルを巻き上げる問題がない。
本実施形態のクリーンルーム設備では、送風装置8が、ファンフィルタユニット3より上流側空間C1において、循環流路Dの出口近傍に配置されることにより、循環流路Dから循環してきたガスをガス排出部7側に強制的に流し、筐体2の内部においてガス供給部付近で循環し滞ってしまうのを防ぐことができる。
本実施形態のクリーンルーム設備では、ガス供給部6及びガス排出部7が、ファンフィルタユニット3より下流側空間C2に配置され、外部からのガスが、ファンフィルタユニット3より上流側空間C1より広いファンフィルタユニット3より下流側空間C2に供給されることにより、結露するのを防止できる。
本実施形態のクリーンルーム設備では、循環流路Dが、筐体2の長手方向について、隣接した2つのファンフィルタユニット3の2つのファン4間にそれぞれ配置されることにより、循環流路Dが隣接した2つのファンフィルタユニット2の2つのファン4の外側にそれぞれ配置される場合と比べ、筐体2を小型化できる。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
上述の本実施形態では、ガス供給部6及びガス排出部7が、ファンフィルタユニット3より下流側空間C2に配置されているが、図4に示すように、ガス供給部6及びガス排出部7は、ファンフィルタユニット3より上流側空間C1に配置されてよい。
上述の本実施形態では、筐体2の内部においてガス排出部7側に向かうガス流れを形成するガス流れ形成部としての送風装置8が、ファンフィルタユニット3より上流側空間C1に配置されているが、図5に示すように、送風装置8は、ファンフィルタユニット3より下流側空間C2に配置されてよい。このとき、ファンフィルタユニット3より下流側空間C2において、パーティクルの巻き上げ防止を考慮し、送風装置8は、除染処理等を行う場合だけ駆動した方がよい。
上述の本実施形態では、送風装置8が、筐体2の長手方向について、隣接した2つのファンフィルタユニット3間において、対向した2つの循環流路Dのうち正面側の循環流路Dの出口近傍に配置されているが、図6(a)に示すように、送風装置8は、筐体2の長手方向について、隣接した2つのファンフィルタユニット3間において、対向した2つの循環流路Dから離れた部分に配置されてよい。
上述の本実施形態では、送風装置8が形成するガス流れの方向が筐体2の長手方向と平行であるが、図6(b)に示すように、送風装置8が形成するガス流れの方向は筐体2の長手方向に対し傾斜してもよい。図6(b)では、送風装置8は、筐体2の正面側または背面側にずれて配置され、送風装置8が形成するガス流れの方向が、ファンフィルタユニット3のファン4に向かう場合が図示されている。
上述の本実施形態では、循環流路Dが、筐体2の長手方向について、隣接した2つのファンフィルタユニット3の2つのファン4間に配置されているが、図6(c)に示すように、循環流路Dは、ファンフィルタユニット3のファン4の外側(正面側及び背面側)に配置されてよい。したがって、循環流路Dの配置は、上述の本実施形態に限られない。
上述の本実施形態では、筐体2が10個の循環流路Dを有しているが、筐体2は、複数の循環流路Dを有するものであってよい。
上述の本実施形態では、4つのファンフィルタユニット3が筐体2の内部に配列されているが、複数のファンフィルタユニット3が筐体2の内部に配列されたものであってよい。
上述の本実施形態では、筐体2の内部においてガス排出部7側に向かうガス流れを形成するガス流れ形成部として、4つの送風装置8が配置されているが、筐体2の内部に、少なくとも1つの送風装置8が配置されたものであってよい。
上述の本実施形態では、筐体2の内部においてガス排出部7側に向かうガス流れを形成するガス流れ形成部として、送風装置8が配置されているが、図7−図10に示すように、ガス流れ形成部は、循環流路Dの出口において、ガス排出部7側に向かってガスを吐出するダクト管108であってよい。
図7及び図8では、ファンフィルタユニット3より上流側空間C1において、循環流路Dの出口がガス排出部7側に向かってガスを吐出するダクト管108で構成されている。図7及び図8において、正面側壁部の内周側に配置された5つの循環流路Dのうち、左側壁部の内周側の1つの循環流路Dを除いた4つの循環流路Dの出口は、ガス排出部7側に向かってガスを吐出するダクト管108で構成される。4つの循環流路Dの出口のダクト管108が形成するガス流れの方向は、筐体2の長手方向に平行である。
また、左側壁部の内周側の1つの循環流路Dの出口は、ファンフィルタユニット3より上流側空間C1において、ガス排出部7と反対側に向かってガスを吐出するダクト管108で構成されているが、ガス排出部7がファンフィルタユニット3より下流側空間C2に形成され、ダクト管108から吐出されたガスは、ファンフィルタユニット3のファン4をファンフィルタユニット3より下流側空間C2に向かって通過し、その後、ガス排出部7から排出されることから、左側壁部の内周側の循環流路Dの出口は、ガス排出部7側に向かってガスを吐出するダクト管108で構成されると考えられる。
図9及び図10では、ファンフィルタユニット3より上流側空間C1において、5つの循環流路Dの出口がファン4近傍においてガスを吐出するダクト管108で構成されている。したがって、ダクト管108は、筐体2の壁部近傍からファン4近傍まで延びている。図9及び図10において、図7及び図8と同様に、ガス排出部7がファンフィルタユニット3より下流側空間C2に形成され、ダクト管108から吐出されたガスは、ファンフィルタユニット3のファン4をファンフィルタユニット3より下流側空間C2に向かって通過し、その後、ガス排出部7から排出されることから、5つの循環流路Dの出口は、ガス排出部7側に向かってガスを吐出するダクト管108で構成されると考えられる。
上述の本実施形態では、ガス排出部7から排出された除染処理等により汚れた除染ガスが、ガス供給装置の内部において触媒により取り除かれる場合を説明したが、筐体2の外部において、ガス排出部7からガス供給部6に向かうガス経路にガス供給装置を配置し、ガス経路に対し、ガス供給装置と別に、分解装置を配置し、ガス排出部7から排出された除染処理等により汚れた除染ガスが分解装置により取り除かれてよい。上述の本実施形態では、細胞培養関連分野で使用されるクリーンルーム設備において除染処理等で汚れた除染ガスがクリーンルーム設備の外部に排出される場合を説明したが、半導体デバイス製造工程で使用される搬送室の内部に窒素ガス等のガスが供給される場合であってよい。したがって、本発明において、筐体の内部に供給されるガスは、空気や不燃性ガスなど、どのようなガスであってよい。
1 クリーンルーム設備
2 筐体
2a 壁部
2b 柱部材
3 ファンフィルタユニット
4、4a ファン
5 フィルタ
6 ガス供給部
7 ガス排出部
8 送風装置
D 循環流路
2 筐体
2a 壁部
2b 柱部材
3 ファンフィルタユニット
4、4a ファン
5 フィルタ
6 ガス供給部
7 ガス排出部
8 送風装置
D 循環流路
Claims (5)
- ファン及びフィルタをそれぞれ有する複数のファンフィルタユニットが所定方向に配列された筐体と、
上記筐体の内部にガスを供給するガス供給部と、
上記ガス供給部から供給されたガスを上記筐体の外部に排出するガス排出部と、
上記筐体を形成する柱部材の内部に配置され、上記ファンフィルタユニットより下流側空間のガスを上記ファンフィルタユニットより上流側空間に循環させる複数の循環流路と、
上記ファンとは別に、上記筐体の内部において上記ガス排出部側に向かうガス流れを形成するガス流れ形成部とを有することを特徴とするクリーンルーム設備。 - 上記ガス流れ形成部は、上記ファンフィルタユニットより上流側空間に配置されることを特徴とする請求項1に記載のクリーンルーム設備。
- 上記ガス流れ形成部は、上記ファンフィルタユニットより上流側空間において、上記循環流路の出口近傍に配置されることを特徴とする請求項2に記載のクリーンルーム設備。
- 上記ガス供給部及び上記ガス排出部は、上記ファンフィルタユニットより下流側空間に配置されることを特徴とする請求項1−3のいずれかに記載のクリーンルーム設備。
- 上記循環流路は、上記所定方向について、隣接した2つのファンフィルタユニットの2つのファン間にそれぞれ配置されることを特徴とする請求項1−4のいずれかに記載のクリーンルーム設備。
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JP2017072152A JP2018173240A (ja) | 2017-03-31 | 2017-03-31 | クリーンルーム設備 |
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- 2017-03-31 JP JP2017072152A patent/JP2018173240A/ja active Pending
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