JP2018172902A - 車両ドア用開閉調節装置 - Google Patents

車両ドア用開閉調節装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018172902A
JP2018172902A JP2017070949A JP2017070949A JP2018172902A JP 2018172902 A JP2018172902 A JP 2018172902A JP 2017070949 A JP2017070949 A JP 2017070949A JP 2017070949 A JP2017070949 A JP 2017070949A JP 2018172902 A JP2018172902 A JP 2018172902A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
vehicle door
opening
stop
door
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017070949A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6794007B2 (ja
Inventor
剛 重本
Takeshi SHIGEMOTO
剛 重本
豪郎 門田
Takeo Kadota
豪郎 門田
祐介 浅田
Yusuke Asada
祐介 浅田
吉一 小宮
Yoshiichi Komiya
吉一 小宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
THK Co Ltd
Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
THK Co Ltd
Toyota Auto Body Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by THK Co Ltd, Toyota Auto Body Co Ltd filed Critical THK Co Ltd
Priority to JP2017070949A priority Critical patent/JP6794007B2/ja
Publication of JP2018172902A publication Critical patent/JP2018172902A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6794007B2 publication Critical patent/JP6794007B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】車両ドアを任意の中間位置で停止させた後に再び動かすまでの操作をユーザが簡単に行うことができる車両ドア用開閉調節装置を提供する。【解決手段】車両ドア用開閉調節装置10は、停止操作及び停止解除操作が可能な操作部材11と、車両ドアとしてのバックドア6を開閉可能に保持するとともに、全閉位置P1と全開位置P2との間の任意の中間位置P3で保持したバックドア6を操作部材11の停止操作に伴って開方向についてのみロックし、操作部材11の停止解除操作に伴ってそのロックを解除する調節部30と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、車両ドアの開閉を調節する技術に関する。
下記の特許文献1には、車両のバックドアにおいてダンパとして使用されるガススプリングが開示されている。このガススプリングは、シリンダ内に充填されているガスの反力を利用してピストンロッドがシリンダに対して摺動することによって、シリンダからのピストンロッドの突出長さを変更できる。これにより、バックドアは、このガススプリングによって開閉可能に保持される。
また、このガススプリングは、ユーザが手動で回転させることができる操作部材(キャップ)を備えており、この操作部材の回転によってシリンダに対してピストンロッドがロックされるように構成されている。本構成の場合、操作部材を一方向に回転させる停止操作によってシリンダに対するピストンロッドの摺動がロックされる一方で、この操作部材を逆方向に回転させる停止解除操作によって上記のロックが解除される。
このガススプリングによれば、ユーザが操作部材を手動で操作することによって、バックドアを全閉位置と全開位置との間の任意の中間位置で停止させることができる。このため、狭い駐車場などのようにバックドアよりも後方の空間の大きさが制限されているような場合であっても、ユーザはバックドアをこの中間位置で停止させて荷物の出し入れなどを行うことができる。
特許第3863640公報
しかしながら、上記のガススプリングを使用した場合、以下のような問題がある。
即ち、ユーザは、操作部材を一方向に回転させてバックドアを任意の中間位置で停止させた後、このバックドアを開閉するためにこの操作部材を再び操作して逆方向に回転させる必要がある。この場合、ユーザは、バックドアを中間位置で停止させてから再び動かすまでに、操作部材を少なくとも2回操作する必要があり操作が面倒である。また、このような問題は、バックドアのみならず、他の車両ドアにおいても同様に生じ得る。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、車両ドアを任意の中間位置で停止させた後に再び動かすまでの操作をユーザが簡単に行うことができる、車両ドア用開閉調節装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、
停止操作及び停止解除操作が可能な操作部材と、
車両ドアを開閉可能に保持するとともに、全閉位置と全開位置との間の任意の中間位置で保持した上記車両ドアを上記操作部材の上記停止操作に伴って開閉方向のいずれか一方向についてのみロックし、上記操作部材の上記停止解除操作に伴ってそのロックを解除する調節部と、
を備える、車両ドア用開閉調節装置、にある。
上記の開閉調節装置によれば、任意の中間位置で保持された車両ドアは、操作部材が停止操作されることによって、開閉方向のいずれか一方向についてのみロックされた停止状態に調節される。このとき、その車両ドアの開動作及び閉動作のいずれか一方の動作のみが規制される。また、操作部材の停止解除操作に伴ってそのロックが解除される。このとき、その車両ドアの開動作及び閉動作のいずれも規制されない。
そして、ユーザは、車両ドアがロックされた後で、この車両ドアを開閉方向のうち動作が規制されていない方向に手指で付勢することによって、操作部材を操作することなく車両ドアを全閉位置或いは全開位置まで簡単に動かすことができる。
以上のごとく、上記の態様によれば、車両ドアを任意の中間位置で停止させた後に再び動かすまでの操作をユーザが簡単に行うことができ利便性が向上する。
本実施形態の車両ドア用開閉調節装置によってバックドアが中間位置でロックされた様子を車体側方から視た側面図。 図1中の車両ドア用開閉調節装置の側面図であって、操作部材が第1位置にあるときの状態を示す図。 図2の車両ドア用開閉調節装置の平面図。 図3のIV-IV線矢視断面図。 図3のV-V線矢視断面図。 図5のVI-VI線矢視断面図。 図2の側面図において、操作部材が第2位置にあるときの状態を示す図。 図4の断面図において、操作部材が第2位置にあるときの状態を示す図。 図1の側面図において、バックドアが全閉位置にあるときの様子を示す図。 図1の側面図において、バックドアが全開位置にあるときの様子を示す図。 バックドアの閉動作時に操作部材が車体側部材に干渉して第1位置から第2位置へと回動するときの様子を示す図。
上述の態様の好ましい実施形態について以下に説明する。
上記の開閉調節装置において、上記調節部は、車体と上記車両ドアのうちの一方に取付けられるシャフトと、上記シャフトをガスの反力を利用してこのシャフトの軸方向にスライド可能に保持し、上記車体と上記車両ドアのうちの他方に取付けられるアウターパイプと、上記シャフトと上記アウターパイプとの間に上記軸方向にスライド可能に設けられ、上記シャフトの軸方向と交差する方向に延在する傾斜面を有し、上記操作部材の操作に連動して動く可動部材と、上記可動部材の上記傾斜面と上記シャフトとの間に転動自在に介装された転動部材と、を備え、
上記可動部材は、上記操作部材の上記停止操作に連動して上記軸方向のうち上記傾斜面によって上記転動部材を径方向内方へ付勢する第1方向にスライドする一方で、上記操作部材の上記停止解除操作に連動して上記第1方向とは逆の第2方向にスライドし、上記可動部材が上記第1方向にスライドした場合には、上記シャフトの上記第1方向のスライドについては上記転動部材が上記シャフトへの押し付けを弱める方向に転動することによってこのスライドを許容するとともに、上記シャフトの上記第2方向のスライドについては上記転動部材が上記シャフトへの押し付けを強める方向に転動することによってこのスライドを規制するように構成されているのが好ましい。
この開閉調節装置によれば、操作部材が停止操作されて可動部材が第1方向にスライドした場合には、アウターパイプに対するシャフトの第1方向のスライドが許容され、且つ第2方向のスライドが規制される。このため、シャフトの第1方向のスライドによって生じ得る車両ドアの動作、即ち中間位置で保持されている車両ドアの開動作及び閉動作のうちの一方の動作は規制されずに、シャフトの第2方向のスライドによって生じ得る車両ドアの動作、即ち中間位置で保持されている車両ドアの開動作及び閉動作のうちの他方の動作のみが規制される。
この場合、可動部材の傾斜面を利用してこの可動部材の軸方向のスライド動作をシャフトに対する転動部材の径方向の動作に変換することができ、調節部の構造を簡素化するのに有効である。
上記の開閉調節装置において、上記調節部は、上記可動部材を上記第1方向に弾性付勢するバネ部材を備えるのが好ましい。
この開閉調節装置によれば、ばね部材の弾性付勢力を利用して操作部材の停止操作方向への動作をアシストすることができる。
上記の開閉調節装置において、上記調節部は、上記アウターパイプに上記操作部材の操作に連動して回動可能に取付けられ、上記可動部材に係合可能な係合カム面を有するカム部材を備え、上記係合カム面には、第1カム面と、上記第1カム面よりも上記カム部材の回動中心から離れた位置に設けられた第2カム面と、が含まれており、
上記可動部材は、上記操作部材の停止操作に連動して回動した上記カム部材との上記係合カム面が上記第2カム面から上記第1カム面に切換わることによって、上記ばね部材の弾性付勢力にしたがって上記第1方向にスライドする一方で、上記操作部材の停止解除操作に連動して回動した上記カム部材との上記係合カム面が上記第1カム面から上記第2カム面に切換わることによって、上記ばね部材の弾性付勢力に抗して上記第2方向にスライドするように構成されているのが好ましい。
この開閉調節装置によれば、操作部材の操作に連動して回動するカム部材を利用して、可動部材を第1方向或いは第2方向にスライドさせることができる。
上記の開閉調節装置において、上記カム部材は、上記シャフトが上記軸方向にスライド可能に挿通される貫通穴を有するのが好ましい。
この開閉調節装置によれば、カム部材にシャフトのための貫通穴を設けることによってシャフトの軸線上にカム部材を配置することができるため、調節部の構造を簡素化し且つ調節部を小型化できる。
上記の開閉調節装置において、上記調節部は、上記アウターパイプを上記車体に取付けるための第1アタッチメントと、上記シャフトを上記車両ドアに取付けるための第2アタッチメントと、を備えるのが好ましい。
この開閉調節装置によれば、2つのアタッチメントを使用することによって、調節部を車体及び車両ドアに容易に取付ける助けになる。
上記の開閉調節装置において、上記調節部は、上記車両ドアを開方向についてのみロック可能に構成されており、上記操作部材は、上記車両ドアが上記中間位置から閉動作するときに車体側部材に干渉することによって、上記停止解除操作がなされるように構成されているのが好ましい。
この開閉調節装置によれば、車両ドアの閉動作を利用して操作部材を車体側部材に干渉させてこの操作部材の停止解除操作を行うことができる。また、この場合、ユーザの操作によらずに操作部材が自動で停止解除操作されるため、車両ドアが任意の中間位置から全閉位置まで回動した後でこの車両ドアを開けられなくなる不具合を防止できる。
上記の開閉調節装置において、上記操作部材は、上記停止操作及び上記停止解除操作を回動によって行うことができる回動式のレバー部材として構成されているのが好ましい。
この開閉調節装置によれば、回動式のレバー部材を使用することによって調節部を軽い力で作動させることができる。
以下、車両後部のバックドアと車体との間に取付けられる、車両ドア用開閉調節装置の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
この実施形態を説明するための図面において、特にことわらない限り、車両前方を矢印FRで示し、車両上方を矢印UPで示すものとする。また、車両ドア用開閉調節装置を構成するシャフトの軸方向を矢印Xで示し、このシャフトの径方向を矢印Yで示し、このシャフトの周方向を矢印Zで示している。軸方向Xについて、その一方向を第1方向X1とし、その逆方向を第2方向X2とする。
(実施形態)
図1に示されるように、車体1の後部2に車両ドアとしてのバックドア(以下、単に「ドア」という。)6が開閉可能に取付けられている。このドア6は、回動軸7を介して全閉位置P1と全開位置P2との間で回動可能な跳上げ式の車両ドアであり、その回動動作によって最後列シート3の後方のラゲッジルーム4を開閉することができる。ラゲッジルーム4は、その後方がドア6によって区画され、その両側が左右のピラートリム5,5によって区画されている。
本実施形態の車両ドア用開閉調節装置(以下、単に「開閉調節装置」ともいう。)10は、ドア6の左右両端部のうちの一方を車体1の後部2に連結するように構成されている。この開閉調節装置10は、操作部材11と、調節部30と、を備えている。一方で、ドア6の左右両端部のうちの他方は、調節部30の一部を構成するダンパ部20と同様の機構によって車体1の後部2に連結されている。
操作部材11は、ユーザが手指で操作可能な部材であり、停止操作及び停止解除操作を回動によって行うことができる回動式のレバー部材として構成されている。図1では、操作部材11がその停止操作によって第1位置に設定されたときの様子が示されている。
本実施形態では、この操作部材11の設定をキャンセルするためのレバーキャンセル機構が採用されている。このレバーキャンセル機構によれば、ドア6が全閉位置P1と全開位置P2との間の任意の中間位置(半開位置)P3から閉動作するときに、操作部材11が車体側部材8に干渉することによって、回動軸11aを中心に第1位置から第2位置へと回動して停止解除操作がなされる。
調節部30は、ドア6を全閉位置P1と全開位置P2との間の中間位置P3で開閉可能に保持する第1の機能と、中間位置P3で保持したドア6を操作部材11の停止操作に伴って開方向についてのみロックし、操作部材11の停止解除操作に伴ってそのロックを解除する第2の機能と、を兼ね備えている。
図2及び図3に示されるように、調節部30は、上記の第1の機能を達成するために、既知のダンパによって構成されたダンパ部20を備えている。従って、このダンパ部20を、またこのダンパ部20を備えた調節部30を、「ダンパ」或いは「ショックアブソーバー」ということもできる。
ダンパ部20は、軸方向Xに延在するピストンロッド21と、このピストンロッド21を収容する円筒形状のシリンダ22と、を有する。
ピストンロッド21は、シリンダ22の筒内に収容された一方のロッド端部にピストンバルブ23を備えている。シリンダ22は、その筒内空間がピストンバルブ23によって、第1室24と第2室25とに仕切られている。
シリンダ22の筒内空間にはガス(典型的には窒素ガス)が加圧状態で充填されており、シリンダ22は、ピストンバルブ23に作用するガスの反力を利用してピストンロッド21を軸方向Xにスライド可能に保持するように構成されている。また、シリンダ22の筒内空間に充填された減衰媒体としてのオイルが、ピストンバルブ23を通じて第1室24と第2室25との間で移動可能になっている。
シリンダ22において、ピストンロッド21が挿出方向である第1方向X1に動いて伸びるとき、第1室24のオイルがピストンバルブ23を通じて第2室25へと移動することによって減衰力が生じる。一方で、ピストンロッド21が挿入方向である第2方向X2に動いて縮むとき、第2室25のオイルがピストンバルブ23を通じて第1室24へと移動することによって減衰力が生じる。このとき、ピストンロッド21に作用する減衰力は伸び側、縮み側ともにピストンバルブ23によって制御される。
上記のダンパ部20によれば、ピストンロッド21に作用するガスの反力によって、ドア6は全閉位置P1と全開位置P2との間の任意の中間位置P3で開閉可能に保持され、ユーザがドア6を把持して開閉するときの開閉動作がアシストされる(図1参照)。
調節部30は、上記の第2の機能を達成するために、ダンパ部20のシリンダ22を兼用することによって構成された円筒形状のアウターパイプ31と、ダンパ部20のピストンロッド21を兼用することによって構成された円柱形状のシャフト32と、カム部材34と、クランプ機構40と、を備えている。
この第2の機能によれば、操作レバー11がユーザの手指によって手動操作されて第1位置(図2中の第1位置Q1を参照)に設定されたときに、ドア6の開動作のみが規制される(閉動作は許容される)。また、操作レバー11がユーザの手指によって手動操作されて第2位置(図7中の第2位置Q2を参照)に設定されたときに、ドア6の開動作及び閉動作の両方が許容される。
また、調節部30は、アウターパイプ31のための第1アタッチメント30aと、シャフト32のための第2アタッチメント30bと、を備えている。アウターパイプ31は、第1アタッチメント30aによって車体1に取付けられるように構成されている。シャフト32は、第2アタッチメント30bによってドア6に取付けられるように構成されている。
なお、アタッチメント30a,30bは、ドア6が開閉方向の動作によってダンパ部20に対する調節部30の位置や姿勢などが変わっても、アウターパイプ31やシャフト32の動きに追従した状態でこの調節部30を保持できるような構造を有するのが好ましい。
図4に示されるように、カム部材34は、アウターパイプ31に固定された円筒形状のカバー30cに収容されている。また、このカム部材34は、操作部材11に固定されており、この操作部材11の操作に連動して回動可能となるように、カバー30cに取付けられている。このとき、操作部材11の回動軸11aがカム部材34の回動中心34を兼務している。このため、カム部材34は、操作部材11が回動軸11aを中心に回動する操作がなされることによって、回動中心34aまわりに回動することができる。
また、このカム部材34は、その外周にクランプ機構40を構成する後述の可動部材41に係合可能な係合カム面35を有する。この係合カム面35には、第1カム面35aと、この第1カム面35aよりもカム部材34の回動中心34aから離れた位置に設けられた第2カム面35bと、が含まれている。このため、可動部材41は、カム部材34を介して操作部材11に連結されており、この操作部材11の操作に連動して動くようになっている。
更に、このカム部材34は、シャフト32が軸方向Xにスライド可能に挿通される貫通穴36を有する。この貫通穴36は、カム部材34が操作部材11の操作に連動して回動するときに、このカム部材34の内壁面がシャフト32の外表面に接触しないように、或いはこのカム部材34がシャフト32の軸方向Xのスライドを規制しないように構成されている。本構成によれば、シャフト32のスライド動作がカム部材34によって邪魔されにくい。
図5に示されるように、クランプ機構40は、いずれもカバー30cに収容された、可動部材41と、転動部材43と、ばね部材44と、を備えている。
可動部材41は、アウターパイプ31とシャフト32との間にスライド可能に設けられており、軸方向Xと交差する方向に延在する傾斜面41aを有する。この傾斜面41aは、シャフト32の外表面との間の径方向距離が軸方向Xに沿って徐々に変化するように傾斜している。図5では、この径方向距離が第1方向X1に向かうにつれて漸減するように可動部材41の傾斜面41aが構成されている。この可動部材41は、シャフト32の外周を取り囲むリング形状であり、「アウタリング」も称呼される。
転動部材43は、リテーナー42を介してアウターパイプ31に取付けられており、このリテーナー42によって支持された状態で、可動部材41の傾斜面41aとシャフト32との間に転動自在に介装されている。本実施形態では、4つの転動部材43がシャフト32の周方向に等間隔で並んで配置されている。
ばね部材44は、その一端部がリテーナー42に取付けられ、その他端部が可動部材41の内周面に取付けられた係合部材45に取付けられている。このばね部材44は、可動部材41を第1方向Xに弾性付勢する機能を有する。この場合、ばね部材44の弾性付勢力は、可動部材41がカム34の係合カム面35を押圧するように第1方向X1に作用している。このため、操作部材11は、ばね部材44の弾性付勢力によって第2位置Q2から第1位置Q1へと回動する動作がアシストされて、第1位置Q1で保持され易い。
図6に示されるように、上記の転動部材43は、「グォードローラ」と称呼される略円柱形状の部材として構成されている。この転動部材43は、中心軸線を通る平面で切断したときの断面形状が、シャフト32の外表面に沿った凹面部43aと、この凹面部43aの周方向Zの両側に形成された端面部43b,43bと、を備えている。この転動部材43は、凹面部43aがシャフト32に転動自在に接触し、且つ端面部43b,43bが可動部材41の傾斜面41aに転動自在に接触するように構成されている。このような構成によれば、転動部材43が、シャフト32の外表面との間の摩擦力や、可動部材41の傾斜面41aとの間の摩擦力によって転動し易くなる。
なお、この転動部材43はグォードローラに限定されるものではなく、これに代えて、円柱形状或いは円筒形状のローラや、球体などを用いることもできる。また、この転動部材43の数は、4つに限定されるものではなく、必要に応じて適宜に変更することができる。
ここで、上記構成の調節部30の動作について説明する。この調節部30は、操作部材11の停止操作によって、ドア6の開方向の動作のみが停止された停止状態(「クランプ状態」或いは「ロック状態」ともいう。)に調節される一方で、操作部材11の停止解除操作によって、その停止が解除された停止解除状態(「クランプ解除状態」或いは「アンロック状態」ともいう。)に調節される。
図2に示されるように、操作部材11が回動軸11aを中心に反時計回りに回動して第1位置Q1に設定される停止操作がなされたとき、この停止操作に連動してカム部材34が回動中心34aについて反時計回り方向に回動する。これにより、図5に示されるように、カム部材34の可動部材41との係合カム面35が第2カム面35bから第1カム面35aに切換わり、このカム部材34の動きが可動部材41に伝達される。
このとき、可動部材41は、ばね部材44の弾性付勢力にしたがって第1方向X1にスライドし、その傾斜面41aによって転動部材43を径方向内方へ付勢するため、転動部材43がシャフト32の外表面へ押し付けられる。これにより、調節部30が停止状態に調節される。
調節部30の停止状態において、アウターパイプ31に対するシャフト32の第1方向X1のスライドについては、転動部材43がシャフト32の外表面への押し付けを弱める方向に転動する。即ち、転動部材43は、シャフト32の外表面と可動部材41が傾斜面41aとのそれぞれに作用する摩擦力によって、時計回り方向に転動する。これにより、シャフト32の第1方向X1のスライド、換言すれば、シャフト32がアウターパイプ31に突入して軸方向Xについて縮む動作が許容される。従って、このスライドによって生じ得るドア6の閉動作は規制されない。
また、調節部30の停止状態において、アウターパイプ31に対するシャフト32の第1方向X1とは逆の第2方向X2のスライドについては、転動部材43がシャフト32の外表面への押し付けを強める方向に転動する。即ち、転動部材43は、シャフト32の外表面と可動部材41が傾斜面41aとのそれぞれに作用する摩擦力によって、反時計回り方向に転動する。これにより、シャフト32の第2方向X2のスライド、換言すれば、シャフト32がアウターパイプ31から突出して軸方向Xについて伸びる動作が規制される。この停止状態は、シャフト32が転動部材43によってクランプされた状態であり、このスライドによって生じ得るドア6の開動作のみが規制される。
なお、調節部30の停止状態において、シャフト32は、第2方向X2の過剰な負荷を受けた場合には、転動部材43に対して第2方向X2に摺動可能に構成されるのが好ましい。これにより、調節部30を過剰な負荷に対して保護する効果が得られる。
図7に示されるように、操作部材11が回動軸11aを中心に時計回りに回動して第2位置Q2に設定される停止解除操作がなされたとき、この停止解除操作に連動してカム部材34が回動中心34aについて時計回り方向に回動する。これにより、図8に示されるように、カム部材34の可動部材41との係合カム面35が第1カム面35aから第2カム面35bに切換わり、このカム部材34の動きが可動部材41に伝達される。
このとき、可動部材41は、ばね部材44の弾性付勢力に抗して第2方向X2にスライドし、その傾斜面41aによる転動部材43の径方向内方への付勢が弱まるため、転動部材43によるシャフト32の外表面へ押し付けが弱まる。これにより、調節部30が停止解除状態に調節される。
調節部30の停止解除状態において、転動部材43とシャフト32の外表面との間の摩擦力が大幅に下がり、アウターパイプ31に対するシャフト32の第1方向X1及び第2方向X2の双方向のスライドが規制されない。これにより、シャフト32がアウターパイプ31に突入して軸方向Xについて縮む動作が許容され、且つシャフト32がアウターパイプ31から突出して軸方向Xについて伸びる動作が許容される。この停止解除状態は、転動部材43によるシャフト32のクランプが解除されたフリーな状態であり、ドア6の開動作及び閉動作の両方が許容される。
次に、上記構成の開閉調節装置10が取付けられたドア6の開閉動作について説明する。
図9に示されるように、ドア6が全閉位置P1にあるとき、開閉調節装置10の操作部材11は第2位置Q2に設定されており、開閉調節装置10によってドア6の開動作は規制されない。このため、ユーザは、ドア6をその開動作によって回動軸7を中心にして図10に示される全開位置P2まで回動させることができる。ドア6が全閉位置P1から全開位置P2まで回動する過程では、調節部30のシャフト32がアウターパイプ31から突出するように伸びる。
一方で、狭い駐車場などのようにドア6よりも後方の空間の大きさが制限されているような場合、ユーザは、ドア6を全閉位置P1と全開位置P2との間の任意の中間位置P3まで開けた状態で、開閉調節装置10の操作部材11を手動操作によって第1位置Q1に設定する(図1及び図2を参照)。これにより、ドア6は、開閉調節装置10によって開閉可能に保持され且つ開動作のみが規制されるため、ドア6が中間位置P3で停止する。このとき、調節部30のシャフト32がアウターパイプ31から突出するように伸びる動作(図5においてシャフト32が第2方向X2にスライドする動作)が規制される。
その後、ドア6がその閉動作によって回動軸7を中心にして全閉位置P1まで回動するとき、図11に示されるように、操作部材11は、車体側部材8の当接面8aに干渉し、この当接面8aから受ける押圧荷重によって第1位置Q1から第2位置Q2へと回動する。これにより、開閉調節装置10によるドア6の開動作の規制が解除され、その後のドア6の開動作が可能になる。
なお、操作部材11と車体側部材8との干渉時の音や衝撃を緩和できるように、車体側部材8の当接面8aにゴム材料などからなる緩衝材を配した構成や、車体側部材8自体が緩衝材によって形成された構成を採用するのが好ましい。また、これらの構成に代えて或いは加えて、操作部材11の外表面に緩衝材を配した構成を採用することもできる。
上述の実施形態によれば、以下のような作用効果が得られる。
上記の開閉調節装置10によれば、任意の中間位置P3で保持されたドア6は、操作部材11が停止操作されることによって、開方向についてのみロックされた停止状態に調節される。このとき、そのドア6の開動作のみが規制される。また、操作部材11の停止解除操作に伴ってそのロックが解除される。このとき、そのドア6の開動作及び閉動作のいずれも規制されない。
そして、ユーザは、ドア6がロックされた後で、このドア6を閉方向に手指で付勢することによって、操作部材11を操作することなくドア6を全閉位置まで簡単に動かすことができる。従って、ドア6を任意の中間位置P3で停止させた後に再び動かすまでの操作をユーザが簡単に行うことができ利便性が向上する。
上記の開閉調節装置10によれば、操作部材11が停止操作されて可動部材41が第1方向X1にスライドした場合には、アウターパイプ31に対するシャフト32の第1方向X1のスライドが許容され、且つ第2方向X2のスライドが規制される。このため、シャフト32の第1方向X1のスライドによって生じ得るドア6の動作、即ち中間位置P3で保持されているドア6の閉動作は規制されず、シャフト32の第2方向X2のスライドによって生じ得るドア6の動作、即ち中間位置P3で保持されているドア6の開動作のみが規制される。
この場合、可動部材41の傾斜面41aを利用してこの可動部材41の軸方向Xのスライド動作をシャフト32に対する転動部材43の径方向Yの動作に変換することができ、調節部30の構造を簡素化するのに有効である。
上記の開閉調節装置10によれば、ばね部材44の弾性付勢力を利用して操作部材11の停止操作方向への動作をアシストすることができる。
上記の開閉調節装置10によれば、操作部材11の操作に連動して回動するカム部材34を利用して、可動部材41を第1方向X1或いは第2方向X2にスライドさせることができる。
上記の開閉調節装置10によれば、カム部材34にシャフト32のための貫通穴36を設けることによってシャフト32の軸線上にカム部材34を配置することができるため、調節部30の構造を簡素化し且つ調節部30を小型化できる。
上記の開閉調節装置10によれば、2つのアタッチメント30a,30bを使用することによって、調節部30を車体1及びドア6に容易に取付ける助けになる。
上記の開閉調節装置10によれば、ドア6の閉動作を利用して操作部材11を車体側部材8に干渉させてこの操作部材11の停止解除操作を行うことができる。また、この場合、ユーザの操作によらずに操作部材11が自動で停止解除操作されるため、ドア6が任意の中間位置P3から全閉位置P1まで回動した後でこのドア6を開けられなくなる不具合を防止できる。
上記の開閉調節装置10によれば、操作部材11として回動式のレバー部材を使用することによって調節部30を軽い力で作動させることができる。
本発明は、上記の本実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の応用や変形が考えられる。例えば、本実施形態を応用した次の各形
態を実施することもできる。
上記の実施形態では、任意の中間位置P3で保持されたドア6は、操作部材11の停止操作に伴ってその開動作のみが規制される場合について例示したが、これに代えて、操作部材11の停止操作に伴ってドア6の閉動作のみが規制される構造を採用することもできる。
上記の実施形態では、調節部30に可動部材41を第1方向Xに弾性付勢するばね部材44を設ける場合について例示したが、このばね部材44の弾性付勢力を要しない場合には、このばね部材44を省略することもできる。
上記の実施形態では、操作部材11を回動式のレバー部材によって構成する場合について例示したが、本構成に代えて、操作部材11をスライド式のレバー部材、回転式の部材、プッシュ式のボタン、タッチ式のスイッチなどによって構成してもよい。
上記の実施形態では、アウターパイプ31が車体1に取付けられ、シャフト32がドア6に取付けられる調節部30について例示したが、この調節部30を逆向きに配置してアウターパイプ31がドア6に取付けられ、シャフト32が車体1に取付けられるようにしてもよい。この場合、ドア6の閉動作を利用して操作部材11の停止解除操作を行うレバーキャンセル機構を有効にするために、この操作部材11が第1位置で斜め下方に延出するように構成するのが好ましい。
上記の実施形態では、ドア6の左右両端部の一方が開閉調節装置10を介して車体1に連結される場合について例示したが、ドア6の左右両端部のそれぞれが開閉調節装置10を介して車体1に連結されるように構成してもよい。
上記の実施形態では、バックドア用の開閉調節装置10について例示したが、車両用の他のドア、例えばバックドアに開閉可能に取付けられるガラスハッチ、車体の天井パネルに開閉可能に取付けられるチルトアップサンルーフ、車体の前部に開閉可能に取付けられるボンネット等のドアに、開閉調節装置10を適用することもできる。
1 車体
6 バックドア(車両ドア)
8 車体側部材
10 車両ドア用開閉調節装置(開閉調節装置)
11 操作部材(レバー部材)
30 調節部
30a 第1アタッチメント
30b 第2アタッチメント
31 アウターパイプ
32 シャフト
34 カム部材
34a 回動中心
35 係合カム面
35a 第1カム面
35b 第2カム面
36 貫通穴
41 可動部材
41a 傾斜面
43 転動部材
44 ばね部材
P1 全閉位置
P2 全開位置
P3 任意の中間位置
X 軸方向
X1 第1方向
X2 第2方向
Y 径方向

Claims (8)

  1. 停止操作及び停止解除操作が可能な操作部材と、
    車両ドアを開閉可能に保持するとともに、全閉位置と全開位置との間の任意の中間位置で保持した上記車両ドアを上記操作部材の上記停止操作に伴って開閉方向のいずれか一方向についてのみロックし、上記操作部材の上記停止解除操作に伴ってそのロックを解除する調節部と、
    を備える、車両ドア用開閉調節装置。
  2. 上記調節部は、
    車体と上記車両ドアのうちの一方に取付けられるシャフトと、
    上記シャフトをガスの反力を利用してこのシャフトの軸方向にスライド可能に保持し、上記車体と上記車両ドアのうちの他方に取付けられるアウターパイプと、
    上記シャフトと上記アウターパイプとの間に上記軸方向にスライド可能に設けられ、上記シャフトの軸方向と交差する方向に延在する傾斜面を有し、上記操作部材の操作に連動して動く可動部材と、
    上記可動部材の上記傾斜面と上記シャフトとの間に転動自在に介装された転動部材と、
    を備え、
    上記可動部材は、上記操作部材の上記停止操作に連動して上記軸方向のうち上記傾斜面によって上記転動部材を径方向内方へ付勢する第1方向にスライドする一方で、上記操作部材の上記停止解除操作に連動して上記第1方向とは逆の第2方向にスライドし、上記可動部材が上記第1方向にスライドした場合には、上記シャフトの上記第1方向のスライドについては上記転動部材が上記シャフトへの押し付けを弱める方向に転動することによってこのスライドを許容するとともに、上記シャフトの上記第2方向のスライドについては上記転動部材が上記シャフトへの押し付けを強める方向に転動することによってこのスライドを規制するように構成されている、請求項1に記載の車両ドア用開閉調節装置。
  3. 上記調節部は、上記可動部材を上記第1方向に弾性付勢するばね部材を備える、請求項2に記載の車両ドア用開閉調節装置。
  4. 上記調節部は、上記アウターパイプに上記操作部材の操作に連動して回動可能に取付けられ、上記可動部材に係合可能な係合カム面を有するカム部材を備え、上記係合カム面には、第1カム面と、上記第1カム面よりも上記カム部材の回動中心から離れた位置に設けられた第2カム面と、が含まれており、
    上記可動部材は、上記操作部材の上記停止操作に連動して回動した上記カム部材との上記係合カム面が上記第2カム面から上記第1カム面に切換わることによって、上記ばね部材の弾性付勢力にしたがって上記第1方向にスライドする一方で、上記操作部材の上記停止解除操作に連動して回動した上記カム部材との上記係合カム面が上記第1カム面から上記第2カム面に切換わることによって、上記ばね部材の弾性付勢力に抗して上記第2方向にスライドするように構成されている、請求項2または3に記載の車両ドア用開閉調節装置。
  5. 上記カム部材は、上記シャフトが上記軸方向にスライド可能に挿通される貫通穴を有する、請求項4に記載の車両ドア用開閉調節装置。
  6. 上記調節部は、上記アウターパイプを上記車体に取付けるための第1アタッチメントと、上記シャフトを上記車両ドアに取付けるための第2アタッチメントと、を備える、請求項2〜5のいずれか一項に記載の車両ドア用開閉調節装置。
  7. 上記調節部は、上記車両ドアを開方向についてのみロック可能に構成されており、
    上記操作部材は、上記車両ドアが上記中間位置から閉動作するときに車体側部材に干渉することによって、上記停止解除操作がなされるように構成されている、請求項1〜6のいずれか一項に記載の車両ドア用開閉調節装置。
  8. 上記操作部材は、上記停止操作及び上記停止解除操作を回動によって行うことができる回動式のレバー部材として構成されている、請求項1〜7のいずれか一項に記載の車両ドア用開閉調節装置。
JP2017070949A 2017-03-31 2017-03-31 車両ドア用開閉調節装置 Active JP6794007B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017070949A JP6794007B2 (ja) 2017-03-31 2017-03-31 車両ドア用開閉調節装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017070949A JP6794007B2 (ja) 2017-03-31 2017-03-31 車両ドア用開閉調節装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018172902A true JP2018172902A (ja) 2018-11-08
JP6794007B2 JP6794007B2 (ja) 2020-12-02

Family

ID=64108387

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017070949A Active JP6794007B2 (ja) 2017-03-31 2017-03-31 車両ドア用開閉調節装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6794007B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020186623A (ja) * 2019-05-17 2020-11-19 アイシン精機株式会社 車両用開閉体停止装置
DE112021002490T5 (de) 2020-04-23 2023-03-16 Aisin Corporation Fahrzeugtürstoppgerät

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020186623A (ja) * 2019-05-17 2020-11-19 アイシン精機株式会社 車両用開閉体停止装置
JP7207156B2 (ja) 2019-05-17 2023-01-18 株式会社アイシン 車両用開閉体停止装置
DE112021002490T5 (de) 2020-04-23 2023-03-16 Aisin Corporation Fahrzeugtürstoppgerät

Also Published As

Publication number Publication date
JP6794007B2 (ja) 2020-12-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5572861B2 (ja) マルチリンクヒンジ
JP4382799B2 (ja) 緩衝調整素子
JP5181525B2 (ja) ダンパ及びこのダンパを具備した車両用シート
EP2290183A1 (en) Rotating mechanism
JP6794007B2 (ja) 車両ドア用開閉調節装置
US11578518B2 (en) Hold-open lock apparatus of sliding door
CN101172471B (zh) 汽车后扶手开关盖的开合结构
JP4881717B2 (ja) 自動車用ドアハンドル装置
US20220268062A1 (en) Door latch device
JP6764603B2 (ja) 車両ドア用開閉調節装置
JP7028138B2 (ja) 車両ドア用保持装置
JP2011117164A (ja) ドアチェック装置
JP5172725B2 (ja) 回動装置
JP2019203311A (ja) 車両ドア用開閉調節装置
JP2006290163A (ja) 車両用収納装置
CN104453484A (zh) 滑动门的遥控机构
US11499347B2 (en) G-sensor for automobile tray
JPH0518464Y2 (ja)
JP2021154764A (ja) 車両ドア停止装置
EP3224437A1 (en) A sliding door stopper mechanism
CN111188543A (zh) 汽车锁
JPS645173B2 (ja)
JP6255852B2 (ja) ドアチェック装置
JP2007245780A (ja) 車両用収納装置
JP4721009B2 (ja) ラッチ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190702

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200522

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200609

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200723

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201020

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201109

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6794007

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250