JP2018172902A - 車両ドア用開閉調節装置 - Google Patents
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Description
即ち、ユーザは、操作部材を一方向に回転させてバックドアを任意の中間位置で停止させた後、このバックドアを開閉するためにこの操作部材を再び操作して逆方向に回転させる必要がある。この場合、ユーザは、バックドアを中間位置で停止させてから再び動かすまでに、操作部材を少なくとも2回操作する必要があり操作が面倒である。また、このような問題は、バックドアのみならず、他の車両ドアにおいても同様に生じ得る。
停止操作及び停止解除操作が可能な操作部材と、
車両ドアを開閉可能に保持するとともに、全閉位置と全開位置との間の任意の中間位置で保持した上記車両ドアを上記操作部材の上記停止操作に伴って開閉方向のいずれか一方向についてのみロックし、上記操作部材の上記停止解除操作に伴ってそのロックを解除する調節部と、
を備える、車両ドア用開閉調節装置、にある。
そして、ユーザは、車両ドアがロックされた後で、この車両ドアを開閉方向のうち動作が規制されていない方向に手指で付勢することによって、操作部材を操作することなく車両ドアを全閉位置或いは全開位置まで簡単に動かすことができる。
上記可動部材は、上記操作部材の上記停止操作に連動して上記軸方向のうち上記傾斜面によって上記転動部材を径方向内方へ付勢する第1方向にスライドする一方で、上記操作部材の上記停止解除操作に連動して上記第1方向とは逆の第2方向にスライドし、上記可動部材が上記第1方向にスライドした場合には、上記シャフトの上記第1方向のスライドについては上記転動部材が上記シャフトへの押し付けを弱める方向に転動することによってこのスライドを許容するとともに、上記シャフトの上記第2方向のスライドについては上記転動部材が上記シャフトへの押し付けを強める方向に転動することによってこのスライドを規制するように構成されているのが好ましい。
この場合、可動部材の傾斜面を利用してこの可動部材の軸方向のスライド動作をシャフトに対する転動部材の径方向の動作に変換することができ、調節部の構造を簡素化するのに有効である。
上記可動部材は、上記操作部材の停止操作に連動して回動した上記カム部材との上記係合カム面が上記第2カム面から上記第1カム面に切換わることによって、上記ばね部材の弾性付勢力にしたがって上記第1方向にスライドする一方で、上記操作部材の停止解除操作に連動して回動した上記カム部材との上記係合カム面が上記第1カム面から上記第2カム面に切換わることによって、上記ばね部材の弾性付勢力に抗して上記第2方向にスライドするように構成されているのが好ましい。
図1に示されるように、車体1の後部2に車両ドアとしてのバックドア(以下、単に「ドア」という。)6が開閉可能に取付けられている。このドア6は、回動軸7を介して全閉位置P1と全開位置P2との間で回動可能な跳上げ式の車両ドアであり、その回動動作によって最後列シート3の後方のラゲッジルーム4を開閉することができる。ラゲッジルーム4は、その後方がドア6によって区画され、その両側が左右のピラートリム5,5によって区画されている。
態を実施することもできる。
6 バックドア(車両ドア)
8 車体側部材
10 車両ドア用開閉調節装置(開閉調節装置)
11 操作部材(レバー部材)
30 調節部
30a 第1アタッチメント
30b 第2アタッチメント
31 アウターパイプ
32 シャフト
34 カム部材
34a 回動中心
35 係合カム面
35a 第1カム面
35b 第2カム面
36 貫通穴
41 可動部材
41a 傾斜面
43 転動部材
44 ばね部材
P1 全閉位置
P2 全開位置
P3 任意の中間位置
X 軸方向
X1 第1方向
X2 第2方向
Y 径方向
Claims (8)
- 停止操作及び停止解除操作が可能な操作部材と、
車両ドアを開閉可能に保持するとともに、全閉位置と全開位置との間の任意の中間位置で保持した上記車両ドアを上記操作部材の上記停止操作に伴って開閉方向のいずれか一方向についてのみロックし、上記操作部材の上記停止解除操作に伴ってそのロックを解除する調節部と、
を備える、車両ドア用開閉調節装置。 - 上記調節部は、
車体と上記車両ドアのうちの一方に取付けられるシャフトと、
上記シャフトをガスの反力を利用してこのシャフトの軸方向にスライド可能に保持し、上記車体と上記車両ドアのうちの他方に取付けられるアウターパイプと、
上記シャフトと上記アウターパイプとの間に上記軸方向にスライド可能に設けられ、上記シャフトの軸方向と交差する方向に延在する傾斜面を有し、上記操作部材の操作に連動して動く可動部材と、
上記可動部材の上記傾斜面と上記シャフトとの間に転動自在に介装された転動部材と、
を備え、
上記可動部材は、上記操作部材の上記停止操作に連動して上記軸方向のうち上記傾斜面によって上記転動部材を径方向内方へ付勢する第1方向にスライドする一方で、上記操作部材の上記停止解除操作に連動して上記第1方向とは逆の第2方向にスライドし、上記可動部材が上記第1方向にスライドした場合には、上記シャフトの上記第1方向のスライドについては上記転動部材が上記シャフトへの押し付けを弱める方向に転動することによってこのスライドを許容するとともに、上記シャフトの上記第2方向のスライドについては上記転動部材が上記シャフトへの押し付けを強める方向に転動することによってこのスライドを規制するように構成されている、請求項1に記載の車両ドア用開閉調節装置。 - 上記調節部は、上記可動部材を上記第1方向に弾性付勢するばね部材を備える、請求項2に記載の車両ドア用開閉調節装置。
- 上記調節部は、上記アウターパイプに上記操作部材の操作に連動して回動可能に取付けられ、上記可動部材に係合可能な係合カム面を有するカム部材を備え、上記係合カム面には、第1カム面と、上記第1カム面よりも上記カム部材の回動中心から離れた位置に設けられた第2カム面と、が含まれており、
上記可動部材は、上記操作部材の上記停止操作に連動して回動した上記カム部材との上記係合カム面が上記第2カム面から上記第1カム面に切換わることによって、上記ばね部材の弾性付勢力にしたがって上記第1方向にスライドする一方で、上記操作部材の上記停止解除操作に連動して回動した上記カム部材との上記係合カム面が上記第1カム面から上記第2カム面に切換わることによって、上記ばね部材の弾性付勢力に抗して上記第2方向にスライドするように構成されている、請求項2または3に記載の車両ドア用開閉調節装置。 - 上記カム部材は、上記シャフトが上記軸方向にスライド可能に挿通される貫通穴を有する、請求項4に記載の車両ドア用開閉調節装置。
- 上記調節部は、上記アウターパイプを上記車体に取付けるための第1アタッチメントと、上記シャフトを上記車両ドアに取付けるための第2アタッチメントと、を備える、請求項2〜5のいずれか一項に記載の車両ドア用開閉調節装置。
- 上記調節部は、上記車両ドアを開方向についてのみロック可能に構成されており、
上記操作部材は、上記車両ドアが上記中間位置から閉動作するときに車体側部材に干渉することによって、上記停止解除操作がなされるように構成されている、請求項1〜6のいずれか一項に記載の車両ドア用開閉調節装置。 - 上記操作部材は、上記停止操作及び上記停止解除操作を回動によって行うことができる回動式のレバー部材として構成されている、請求項1〜7のいずれか一項に記載の車両ドア用開閉調節装置。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020186623A (ja) * | 2019-05-17 | 2020-11-19 | アイシン精機株式会社 | 車両用開閉体停止装置 |
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2017
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JP2020186623A (ja) * | 2019-05-17 | 2020-11-19 | アイシン精機株式会社 | 車両用開閉体停止装置 |
JP7207156B2 (ja) | 2019-05-17 | 2023-01-18 | 株式会社アイシン | 車両用開閉体停止装置 |
DE112021002490T5 (de) | 2020-04-23 | 2023-03-16 | Aisin Corporation | Fahrzeugtürstoppgerät |
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