JP2018171231A - 医療用針および医療用針の組立体 - Google Patents

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Abstract

【課題】穿刺針が血管に導入されたか否かをより正確に判断できる医療用針および医療用針の組立体を提供することである。【解決手段】医療用針は、内腔を備える針管部と、針管部の先端部に位置し、針管部の軸心を斜めに交差する傾斜面を備える穿刺部と、針管部の内腔に配置され、光源から出射される光を導くとともに、光の反射光を収集して検出装置へ導く導光部材130と、を備え、穿刺部は、傾斜面において針管部の軸心を通過する中心面を挟んで形成された一対の傾斜刃面と、傾斜面の基端側から針管部に向かって突出し、中心面を挟んで形成された露出孔125と、を有し、導光部材は、導光部材の先端部に導光部材の軸心を斜めに交差する導光部材傾斜面171と、導光部材傾斜面と対向し、導光部材の軸心AX2を通る平面に対して勾配が少ない導光部材平面172と、を有し、導光部材平面は、針管部の軸方向及び周方向において露出孔と重なる位置に配置される。【選択図】図3

Description

本発明は、医療用針および医療用針の組立体に関する。
ガイドワイヤなどの医療器具を血管に導入する際、あるいは輸液剤などの薬液を血管に導入する際に使用される医療器具として、穿刺針(医療用針)がある。穿刺針は、内腔を備える針管部と、針管部の先端部に位置し、傾斜面を備える穿刺部と、を有する。
医師等の術者は、医療器具や薬液の血管への導入に先立ち、穿刺針を生体組織に穿刺し、穿刺針の先端側を血管に導入する。術者は、先端側が血管に導入された穿刺針の内腔を介して、医療器具等を血管に導入する。
術者は、穿刺針の先端側を血管に導入する際、フラッシュバック(いわゆる逆血)が起きたか否かを目視で確認して、穿刺針の先端側が血管に導入されたか否かを判断する。フラッシュバックは、血管内を流れる血液が穿刺針の内腔等に流入(逆流)する現象である。
近年、例えば、末梢動脈疾患のカテーテル治療において、下肢動脈等の末梢血管側から医療器具を血管内に導入し、下肢動脈等よりも心臓側に位置する血管の狭窄部等を治療する手技が行われる。下肢動脈等の末梢血管側の血圧は、狭窄部が医療器具等の導入部位よりも心臓側に位置する場合、下肢動脈等よりも心臓側に位置する狭窄部における狭窄が進行することに応じて低下する。そのため、狭窄部における狭窄の進行具合によっては、末梢血管側の血圧が低いために、術者は、上述したフラッシュバックを目視で確認することが難しく、穿刺針の先端側が血管に導入されたか否かを判断することが難しい場合がある。
例えば、上記課題を解決するために、光ファイバーを内部に備えた穿刺針が知られている(例えば、特許文献1)。当該穿刺針では、光ファイバーの先端部は、穿刺針の先端側に配置されている。光ファイバーは、当該光ファイバーの基端部に入射した光を当該光ファイバーの先端部に導き、穿刺針の先端側から光を出射させる。そして、穿刺針の先端側から出射された光は、穿刺針の先端側に位置する生体組織に照射される。この際、生体組織に照射された光の一部は、反射光として、光ファイバーの先端部から基端部に導かれる。そのため、術者は、光ファイバーの基端部に導かれた反射光の色などを観察することによって、穿刺針の先端側が血管に導入されたか否かを判断できる。
特公平6−6157号公報
しかしながら、上記穿刺針では、光ファイバーの基端側から入射した光は、光ファイバーの先端部から、光ファイバーの軸心に沿う方向(穿刺針の基端側から先端側に向かう方向)に出射される。そのため、術者が上記穿刺針を血管に導入する際、光ファイバーの先端部から出射された光は、光ファイバーの先端部よりも先端側の生体組織を照射する。その結果、術者は、光ファイバーの先端部よりも深い位置(皮膚からの刺入距離が大きい位置)にある生体組織からの反射光を観察することになる。従って、術者は、生体組織に上記穿刺針を導入する際、光ファイバーの基端部に導かれた反射光により、穿刺針の先端の位置を正確に把握することができない。
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、穿刺針が血管に導入されたか否かをより正確に判断できる医療用針および医療用針の組立体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の医療用針は、内腔を備える針管部と、前記針管部の先端部に位置し、前記針管部の軸心を斜めに交差する傾斜面を備える穿刺部と、前記針管部の前記内腔に配置され、光源から出射される光を導くとともに、光の反射光を収集して検出装置へ導く導光部材と、を備え、前記穿刺部は、前記傾斜面において前記針管部の軸心を通過する中心面を挟んで形成された一対の傾斜刃面と、前記傾斜面の基端側から前記針管部に向かって突出し、前記中心面を挟んで形成された露出孔と、を有し、前記導光部材は、前記導光部材の先端部に前記導光部材の軸心を斜めに交差する導光部材傾斜面と、前記導光部材傾斜面と対向し、前記導光部材の軸心を通る平面に対して勾配が少ない導光部材平面と、を有し、前記導光部材平面は、前記針管部の軸方向及び周方向において前記露出孔と重なる位置に配置される。
また、上記目的を達成するための本発明の医療用針の組立体は、上記医療用針と、上記医療用針の外表面に配置され、一部が生体管腔に留置されるカテーテル部材と、を有し、前記カテーテル部材の先端は、前記カテーテル部材が前記医療用針の外表面に配置された状態で、前記露出孔よりも基端側に配置される。
本発明に係る医療用針および医療用針の組立体では、当該医療用針の穿刺部が露出孔を有し、導光部材の先端部が針管部の軸方向及び周方向において当該露出孔と重なる位置に配置される。これにより、導光部材は、光源から出射された光を、露出孔を介して導光部材の先端部から、導光部材の軸心(穿刺針の基端側から先端側に向かう方向)に交差する方向に出射できる。そのため、導光部材は、光源から出射された光を、生体組織に対してより平行に照射するとともに(例えば、血管の走行方向に対してより平行に照射するとともに)、その反射光を検出装置に導くことができる。その結果、本発明に係る医療用針および医療用針の組立体によれば、導光部材の先端部の深さ(皮膚からの刺入距離)により近い深さにある生体組織からの反射光を検出できる。従って、本発明に係る医療用針および医療用針の組立体によれば、穿刺針の先端側の正確な位置を把握し、穿刺針の先端側が血管に導入されたか否かをより正確に判断できる。
本発明の実施形態に係る留置針を示す図である。 図2(A)は、本発明の実施形態に係る留置針の先端部付近を示す平面図であり、図2(B)は、図1の2B−2B線に沿う断面図である。 図3(A)は、図2(A)の3A−3A線に沿う拡大断面図であり、図3(B)は、図3(A)の3B−3B線に沿う拡大断面図である。 本発明の実施形態に係る留置針に接続される検出装置を示す概略図である。 図5(A)は、本発明の実施形態に係る留置針を生体組織に導入する様子を示す図であり、図5(B)は、生体組織の光の吸収率と深さとの関係を示す概略図であり、図5(C)は、図5(A)において破線部5Cで囲んだ部分の拡大図である。 変形例に係る穿刺針を示す図である。 図7(A)は、変形例に係る穿刺針の先端部付近を示す平面図であり、図7(B)は、図6の7B−7B線に沿う断面図である。
以下、各図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
図1〜4は、実施形態に係る留置針1(医療用針の組立体に相当)の各部の構成を示す図である。図1〜4を参照して、留置針1の各部の構成について説明する。
なお、本明細書では、留置針において生体組織に導入する側(穿刺部が配置された側)を先端側と称し、先端側と反対側に位置する手元での操作がなされる側(穿刺針ハブおよびカテーテルハブが配置された側)を基端側と称し、針管部が延伸する方向を軸方向と称する。また、実施形態の説明において、先端部とは、先端(最先端)およびその周辺を含む一定の範囲を意味し、基端部とは、基端(最基端)およびその周辺を含む一定の範囲を意味する。
図1、図2(A)および図2(B)を参照して、留置針1(医療用針の組立体に相当)は、概説すれば、導光部材130を内部に有する穿刺針10(医療用針に相当)と、カテーテル20(カテーテル部材に相当)と、を有する。穿刺針10は、導光部材130を介して、検出装置190に接続されている。留置針1は、穿刺針10の外表面10Sにカテーテル20が配置された、いわゆるプラスチック針として構成している。
穿刺針10は、針管部110と、針管部110の先端部110aに位置する穿刺部120と、針管部110の内部に配置される導光部材130と、針管部110の基端部に配置された穿刺針ハブ140と、を有する。
針管部110は、内腔110Lを備える中空状の材料で構成される。針管部110の内腔110Lには、導光部材130が配置される。
穿刺部120は、針管部110の先端側に位置し、針管部110の軸心AX1を斜めに交差する傾斜面120Sを備える。
針管部110および穿刺部120を構成する材料は、特に限定されないが、例えば、ステンレス鋼、アルミニウム合金、銅合金等を使用できる。
導光部材130は、光源191(図4参照)から出射される光F1を導くとともに、光F1の反射光F2を収集して検出装置190へ導く。
導光部材130は、針管部110の内腔110Lに配置されている。導光部材130は、針管部110の軸心AX1に沿って、基端側から先端側に向かって延びている。針管部110の軸心AX1と導光部材130の軸心AX2(図3(A)参照)とは略平行である。導光部材130の基端側は、穿刺針ハブ140から導出されている。導光部材130の基端側は、検出装置190に接続されている(図4参照)。
穿刺針ハブ140は、針管部110の基端側に接続されている。
穿刺針ハブ140を構成する材料は特に限定されないが、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネート、ポリブタジエン、ポリアミド、ポリエステル等を使用できる。
カテーテル20は、穿刺針10の外表面10Sに配置される。
カテーテル20の先端20aは、カテーテル20が穿刺針10の外表面10Sに配置された状態で、後述する露出孔125よりも基端側に配置される。これにより、露出孔125を介して導光部材130の先端側から照射された光F1及びその光の反射光F2は、カテーテル20によって遮られることがない。そのため、導光部材130は、露出孔125を介して、導光部材130の先端側から光F1をより効率的に照射できる。また、導光部材130は、露出孔125を介して、反射光F2をより効率的に収集できる。
なお、カテーテル20の先端20aは、カテーテル20が穿刺針10の外表面10Sに配置された状態で、露出孔125の基端に近接する。これにより、術者は、導光部材130により穿刺針10の先端の位置(露出孔125付近の位置)を確認したのち、その周辺の生体内にカテーテル20の先端20aを配置することができる。このため、術者は、生体内の適切な位置にカテーテル20の先端20aを配置することができる。
カテーテル20は、本体部21と、本体部21の基端側に配置されたカテーテルハブ25と、を有する。本体部21は、内腔21Lを備える中空状の材料で構成される。カテーテルハブ25は、本体部21の基端側に接続されるとともに、本体部21の内腔21Lに連通する内腔(図示省略)を備える。なお、カテーテル20は、本体部21と、カテーテルハブ25とが一体的に構成されていてもよい。
留置針1は、カテーテル20が穿刺針10の外表面10Sに配置された状態において、生体組織Tに導入される(図5(A)および図5(C)参照)。留置針1において、穿刺針10とカテーテル20とは、カテーテル20が穿刺針10の外表面10Sに配置された状態において、相対的な位置関係が拘束される。穿刺針10とカテーテル20との間の相対的な位置関係は、カテーテル20の本体部21の内腔21Lに針管部110が挿通された状態において、カテーテルハブ25の内腔に穿刺針ハブ140が嵌合することによって拘束される。本体部21の内腔21Lには、当該内腔21Lから穿刺針10が抜去された状態において、ガイドワイヤ等の医療器具や輸液剤などの薬液が導入される。
本体部21およびカテーテルハブ25を構成する材料は特に限定されないが、例えば、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)、ポリウレタン、ポリエーテルナイロン樹脂等の各種樹脂材料を使用できる。
検出装置190は、導光部材130によって導かれた反射光F2を検出し、穿刺針10の先端側が血管T3に導入されたか否かを判断する。
次に、穿刺針10および導光部材130について詳説する。
図2(A)、図3(A)および図3(B)を参照して、穿刺部120は、傾斜面120Sにおいて針管部110の軸心AX1を通過する中心面を挟んで形成された一対の傾斜刃面121、122と、傾斜面120Sの基端側から針管部110に向かって突出し、中心面を挟んで形成された露出孔125と、を有する。一対の傾斜刃面121、122は、針管部110の軸心AX1を通過する中心面に対して対称に形成されている。
露出孔125を形成する縁部126は、曲面である。露出孔125を形成する縁部126は、中心面を挟んで対向する露出孔第1側面126Aと、中心面に対して直交する面と対向する露出孔第2側面126Bと、を有する。
露出孔第1側面126Aは、図3(C)に示すように、後述するプリズム平面172の幅方向に対して略直交する方向に延びている。これにより、プリズム平面172が露出孔第1側面126Aに覆われないため、露出孔第1側面126Aは、反射光F2(図5(C)参照)が露出孔第1側面126Aによって遮られることを軽減できる。そのため、導光部材130は、反射光F2をより効率的に収集できる。また、露出孔第2側面126Bは、穿刺針10の挿入抵抗を軽減するため、針管部110の基端側から先端側に向かって傾斜する。
導光部材130は、光ファイバー150(光ファイバー部に相当)と、光ファイバー150の先端側に配置されたレンズ160(レンズ部に相当)と、レンズ160の先端側に配置されたプリズム170(プリズム部に相当)と、を有する。
プリズム170は、導光部材130の軸心AX2を斜めに交差するプリズム傾斜面171(導光部材傾斜面に相当)と、プリズム傾斜面171と対向し、導光部材130の軸心AX2を通る平面に対して勾配が少ないプリズム平面172(導光部材平面に相当)と、を有する。プリズム平面172は、針管部110の軸方向および周方向において露出孔125と重なる位置に配置される。
光ファイバー150の先端側の端面は、略平面である。レンズ160は略円筒形状であり、レンズ160の両端面は略平面である。プリズム170の基端側の端面は、略平面である。光ファイバー150の先端側の端面とレンズ160の基端側の端面とは密着している。レンズ160の先端側の端面とプリズム170の基端側の端面とは密着している。
光ファイバー150の外径Dは、特に限定されないが、例えば、0.4〜0.8mmである。また、光ファイバー150の外径Dとレンズ160の外径とは、略同一である。なお、レンズ160の種類は、特に限定されないが、例えば、GRINレンズを使用できる。プリズム170の種類は、特に限定されないが、例えば、直角プリズムを使用できる。
図4および図5(C)を参照して、光ファイバー150は、光ファイバー150の基端部150bから入射した光F1を導いて先端部150aから出射する。光ファイバー150の先端部150aから出射された光F1は、レンズ160の基端側に入射する。レンズ160は、レンズ160の基端側から入射した光F1を集光して先端側から出射する。レンズ160の先端側から出射された光F1は、プリズム170の基端側に入射する。プリズム傾斜面171は、プリズム170の基端側から入射した光F1をプリズム平面172側に反射する。プリズム平面172側に反射された光F1は、プリズム平面172から露出孔125を介して穿刺針10の外部に出射される。穿刺針10の先端側が生体組織Tに導入された状態において穿刺針10の外部に出射された光F1は、穿刺針10の先端側に位置する生体組織Tに照射される。
プリズム平面172には、露出孔125を介して穿刺針10の外部から反射光F2が入射する。プリズム傾斜面171は、プリズム平面172から入射した反射光F2をプリズム170の基端側に反射する。プリズム170の基端側に反射された反射光F2は、レンズ160の先端側に入射する。レンズ160は、レンズ160の先端側から入射した反射光F2を収集してレンズ160の基端側から出射する。レンズ160の基端側から出射された反射光F2は、光ファイバー150の先端部150aに入射する。光ファイバー150の先端部150aに入射した反射光F2は、基端部150bから出射され、検出装置190に入射する。
導光部材130の軸心AX2とプリズム傾斜面171との間の角度θは、生体組織Tに対する穿刺針10の導入角度αの1/2であることが好ましい。これにより、生体組織Tに対する穿刺針10の導入角度がαのときに、導光部材130の軸心AX2に沿って、基端側から先端側に向かって導光部材130の内部を進んできた光F1は、プリズム傾斜面171によって、生体組織Tの深さ方向Zに対して直交する方向(生体組織Tに平行な方向)に反射される。
例えば、導入角度αが30度から60度のとき、導光部材130の軸心AX2とプリズム傾斜面171との間の角度θは、15度から30度である。
プリズム傾斜面171には、反射コートが施されている。反射コートの種類は特に限定されず、金属膜等の公知の反射コートを使用できる。
プリズム平面172には、反射防止コートが施されている。プリズム平面172に反射防止コートが施されていることによって、生体組織Tからの反射光F2が、プリズム平面172と生体組織Tとの間で乱反射することを防止できる。これにより、プリズム平面172に入射する反射光F2の強度が低下することを防止できる。反射防止コートの種類は特に限定されず、フッ化マグネシウム等の公知の反射防止コートを使用できる。
次に、検出装置190について詳説する。
図4を参照して、検出装置190は、光源191と、ビームスプリッタ192と、検出用レンズ193と、光受信部194と、検出装置190全体の動作を制御する制御部195と、報知部196と、を有する。
光源191は、光F1を出射して、出射した光F1を導光部材130に入射させる。光源191は、ビームスプリッタ192に向けて光F1を出射する。光源191は、ビームスプリッタ192および検出用レンズ193を介して、光ファイバー150の基端部150bに光F1を入射させる。
ビームスプリッタ192は、光源191から出射された光F1の一部を光ファイバー150の基端部150bに向けて反射させる。また、ビームスプリッタ192は、光ファイバー150の基端部150bから出射された反射光F2の一部を、光受信部194側に透過させる。
ビームスプリッタ192は、いわゆるハーフミラーである。すなわち、光源191から出射され、ビームスプリッタ192によって光ファイバー150の基端部150b側に反射される光の光量は、光源191から出射された光F1の光量の約半分である。また、光ファイバー150の基端部150bから出射され、ビームスプリッタ192を介して光受信部194に到達する光の光量は、光ファイバー150の基端部150bから出射された反射光F2の光量の約半分である。
検出用レンズ193は、光源191から出射され、ビームスプリッタ192によって反射された光F1を光ファイバー150の基端部150bに向けて集光する。また、検出用レンズ193は、光ファイバー150の基端部150bから出射された反射光F2をビームスプリッタ192に向けて集光する。
光受信部194は、光ファイバー150の基端部150bから出射され、ビームスプリッタ192を透過した反射光F2の強度を検出する。光受信部194は、検出した反射光F2の強度の情報を制御部195に送信する。光受信部194は、公知の光センサーを使用して構成し得る。
制御部195は、光源191から出射された光F1の強度と、光受信部194が検出した反射光F2の強度と、に基づいて、穿刺針10の先端側が血管T3に導入されたか否かを判断する。なお、制御部195は、光源191から出射された光F1の強度と、光受信部194が検出した反射光F2の強度と、に基づいて、穿刺針10の先端側が血管T3に導入されたか否かを判断せず、穿刺針10の先端側の正確な位置のみを表示又は検出してもよい。この場合、術者は、制御部195が表示又は検出した数値等に基づき、穿刺針10の先端側が血管T3に導入されたか否かを判断する。
生体組織Tに照射された光の吸収率ABは、その種類(皮膚T1、脂肪T2、血管T3および筋肉T4など)に応じて異なる。
生体組織Tに照射された光の吸収率ABは、例えば、光の波長が500〜600nmのとき、皮膚T1の吸収率AB1、血管T3の吸収率AB3、筋肉T4の吸収率AB4、そして脂肪T2の吸収率AB2の順に小さくなる。図5(B)は、光の波長が500〜600nmのときの光の吸収率ABと、深さH(皮膚T1からの距離)と、の関係を模式的に示した図である。
制御部195は、光源191から出射された光F1の強度と、光受信部194が検出した反射光F2の強度と、に基づいて、光ファイバー150を介して光F1が照射された生体組織Tの光の吸収率ABを算出する。制御部195は、下記のような計算式1により、光の吸収率ABを算出する。
(計算式1)
吸収率=1−(光受信部194が検出した反射光F2の強度)/(光源191から出射された光F1の強度)
制御部195は、算出した生体組織Tの光の吸収率ABに基づいて、穿刺針10の先端側が血管T3に導入されたか否かを判断する。
具体的には、制御部195は、算出した生体組織Tの光の吸収率ABが、第1吸収率から、第1吸収率よりも高い第2吸収率に変化したときに、穿刺針10の先端側が血管T3に導入されたと判断する。制御部195は、算出した生体組織Tの光の吸収率ABが、第2吸収率から第1吸収率に変化したときに、穿刺針10の先端側が血管T3を通過したと判断する。第1吸収率は、脂肪T2の吸収率AB2であり、第2吸収率は、血管T3の吸収率AB3である。
光源191は、波長範囲が500〜600nmを含む光を出射することが好ましい。波長範囲が500〜600nmの光を使用した場合、生体組織Tの各成分(皮膚T1、脂肪T2、血管T3および筋肉T4など)の光の吸収率の差が大きいため、制御部195は、血管T3の特定をさらに確実に行うことができる。なお、波長範囲は、生体組織Tの各成分(皮膚T1、脂肪T2、血管T3および筋肉T4など)の光の吸収率の差により、制御部195が血管T3の特定できる波長範囲であれば、特に限定されない。また、光源191の種類は、例えば、レーザー光源等を使用できる。
光ファイバー150は、内部に入射した光のうち、波長範囲が500〜600nmの光を内部で全反射させるものが好ましい。なお、光ファイバー150の種類は、光ファイバー150の内部に入射した光のうち、上述の制御部195が血管T3の特定できる波長範囲の光を反射し得る限り、特に限定されない。例えば、光ファイバー150は、ガラス製ファイバー、プラスチック製ファイバー等を使用できる。
制御部195は、公知のCPU、RAM、ROMを使用して構成できる。
報知部196は、生体組織Tにおける穿刺針10の先端側の位置を術者に報知する。例えば、報知部196は、生体組織Tにおける穿刺針10の位置を、音声や光信号等を使用して術者に報知する。音声は、公知のスピーカーを使用して術者に向けて発することができる。また、光信号は、公知のディスプレイ等を使用して術者に向けて発することができる。
制御部195は、穿刺針10の先端側が血管T3に導入されたと判断した際に、報知部196を制御して、穿刺針10の先端側が血管T3に導入されたことを術者に報知する。また、制御部195は、穿刺針10の先端側が血管T3を通過したと判断した際に、報知部196を制御して、穿刺針10の先端側が血管T3を通過したことを術者に報知する。
次に、本実施形態に係る留置針1の使用方法について説明する。
術者は、検出装置190を操作して光源191から光F1を出射させることで、出射された光F1を光ファイバー150の基端部150bに入射させる(図4参照)。
次に、図5(A)および(C)を参照して、術者は、留置針1の先端側を生体組織Tに導入する。留置針1が生体組織Tに導入される際、穿刺針10は、穿刺針10の外表面10Sにカテーテル20が配置されている。すなわち、術者は、生体組織Tに穿刺針10の外表面10Sにカテーテル20が配置された状態の留置針1を導入する。そして、術者は、生体組織Tに導入した留置針1の先端側を血管T3に向けて前進させる。
光ファイバー150の基端部150bに入射した光F1は、プリズム傾斜面171に反射され、露出孔125を介して生体組織Tに照射する。
このとき、上述したように、導光部材130の軸心AX2とプリズム傾斜面171との間の角度θは、生体組織Tに対する穿刺針10の導入角度αの1/2になるように構成する。これにより、プリズム傾斜面171に反射された光F1は、生体組織Tに対して平行(深さ方向Zに対して直交する方向)に照射される。
生体組織Tに照射された光F1の一部は、生体組織Tに反射され、露出孔125を介してプリズム170に入射する。露出孔125を介してプリズム170に入射した反射光F2は、プリズム傾斜面171に反射され、光ファイバー150の基端部150bから出射する。光ファイバー150の基端部150bから出射した反射光F2は、検出装置190に入射する。
検出装置190は、光源191から出射された光F1の強度と、光ファイバー150の基端部150bから出射された反射光F2の強度と、に基づいて、穿刺針10の先端側が血管T3に導入されたか否かを判断する。検出装置190は、穿刺針10の先端側が血管T3に導入されたと判断した際に、穿刺針10の先端側が血管T3に導入されたことを術者に報知する。
術者は、穿刺針10の先端側が血管T3に導入されたことを検出装置190が報知したときに、留置針1の前進を止める。そして、術者は、カテーテル20を血管T3に留置した状態で、カテーテル20の内腔21Lから穿刺針10を抜去する。術者は、穿刺針10が抜去されたカテーテル20の内腔21Lを介して、医療器具等を血管T3に導入する。
本実施形態に係る留置針1および穿刺針10は、内腔110Lを備える針管部110と、針管部110の先端部110aに位置し、針管部110の軸心AX1を斜めに交差する傾斜面120Sを備える穿刺部120と、光源191から出射される光F1を導くとともに、光の反射光F2を収集して検出装置190へ導く導光部材130と、を有する。穿刺部120は、傾斜面120Sの基端側から針管部110に向かって突出し、中心面を挟んで形成された露出孔125を有する。導光部材130は、導光部材130の先端部に導光部材130の軸心AX2を斜めに交差するプリズム傾斜面171(導光部材傾斜面)と、プリズム傾斜面171と対向し、導光部材130の軸心AX2を通る平面に対して勾配が少ないプリズム平面172(導光部材平面)と、を有する。そして、プリズム平面172は、露出孔125と重なる位置に配置される。これにより、導光部材130は、光源191から出射された光F1を、露出孔125を介して導光部材130の先端部から、導光部材130の軸心AX2(穿刺針10の基端側から先端側に向かう方向)に交差する方向に出射できる。そのため、導光部材130は、光源191から出射された光F1を、生体組織Tに対してより平行に照射するとともに、その反射光F2を検出装置190に導くことができる。その結果、本実施形態に係る留置針1および穿刺針10によれば、導光部材130の先端部の深さ(皮膚T1からの刺入距離)により近い深さにある生体組織Tからの反射光F2を検出できる。従って、本実施形態に係る留置針1および穿刺針10によれば、穿刺針10の先端側の正確な位置を把握し、穿刺針10の先端側が血管T3に導入されたか否かをより正確に判断できる。
また、本実施形態に係る留置針1および穿刺針10において、露出孔125は、穿刺部120の基端側から針管部110に向かって設けられている。露出孔125は、生体組織Tに穿刺部位を形成する穿刺部120と針管部110との境界部に配置され、穿刺部120と針管部110の段差(穿刺部120と針管部110との境界部に形成される外径が大きい縁部による摩擦抵抗)を軽減する。そのため、露出孔125が穿刺部120の基端側から針管部110に向かって設けられていることにより、本実施形態に係る留置針1および穿刺針10は、生体組織Tと穿刺部120との間の摩擦抵抗を増加させることなく、露出孔125を介して、生体組織Tからの反射光F2を収集できる。従って、本実施形態に係る穿刺針10および留置針1は、生体組織Tに対してより円滑に導入できる。
また、本実施形態に係る留置針1および穿刺針10によれば、導光部材130は、光ファイバー150と、光ファイバー150の先端側に配置されたレンズ160と、を有する。これにより、光ファイバー150の基端部150bに入射された光F1を集光して生体組織Tに照射できるとともに、生体組織Tからの反射光F2を集光して光ファイバー150の基端部150bから出射できる。そのため、導光部材130は、より強度の高い光F1を生体組織Tに対して照射できるとともに、生体組織Tからの反射光F2の強度をより高く維持しつつ、検出装置190へ導くことができる。そのため、検出装置190において、穿刺針10の先端側が血管T3に導入されたか否かの判断精度がより向上する。よって、本実施形態に係る穿刺針10および留置針1は、穿刺針10の先端側が血管T3に導入されたか否かをより確実に判断できる。
また、本実施形態に係る留置針1および穿刺針10によれば、露出孔125を形成する縁部126は曲面である。これにより、本実施形態に係る穿刺針10は、穿刺針10の先端側を生体組織Tに穿刺した際に、露出孔125を形成する縁部126が生体組織Tにひっかかることを防止できる。そのため、本実施形態に係る穿刺針10は、生体組織Tに対してさらに円滑に導入できる。
また、本実施形態に係る留置針1および穿刺針10によれば、露出孔第2側面126Bは、基端側から先端側に向かって傾斜する。これにより、生体組織Tに対して穿刺針10を導入する際に、露出孔第2側面126Bは、穿刺針10の挿入抵抗をより軽減する。そのため、本実施形態に係る穿刺針10は、生体組織Tに対してさらに円滑に導入できる。
また、本実施形態に係る留置針1および穿刺針10によれば、プリズム傾斜面171は、導光部材130の軸心AX2に対して15度から30度の間で傾斜する。これにより、生体組織Tと穿刺針10との間の導入角度αが30度から60度の範囲内で、生体組織Tに穿刺針10を導入した際に、導光部材130は、光源191から出射された光F1を、生体組織Tに対して平行に照射するとともに、光F1の反射光F2を検出装置190に導くことができる。その結果、本実施形態に係る留置針1および穿刺針10によれば、導光部材130の先端部と同じ深さ(皮膚T1からの刺入距離)にある生体組織Tからの反射光F2を検出できる。従って、本実施形態に係る留置針1および穿刺針10によれば、穿刺針10の先端側が血管T3に導入されたか否かをさらに正確に判断できる。
(変形例)
上述した実施形態では、穿刺針10の外表面10Sにカテーテル20が配置された、いわゆるプラスチック針を例に本発明を説明した。しかしながら、本発明は、穿刺針10の外表面10Sにカテーテル20が配置されていない、いわゆる金属針に対しても適用できる。以下、本変形例に係る穿刺針(医療用針に相当)について説明する。なお、上述した実施形態と同一の構成には同一の符号を付して、説明を省略する。
図6、図7(A)および(B)を参照して、本変形例に係る穿刺針において、針管部210は、ガイドワイヤが挿通可能な第1内腔210L1と、導光部材130が配置される第2内腔210L2と、を有する。第2内腔210L2は、露出孔125側に配置される。針管部210の構成は、第1内腔210L1および第2内腔210L2を有する点を除いて、上述した実施形態に係る穿刺針10の針管部110の構成と同じである。
針管部210は、針管211と、針管211の内部を充填し、第1内腔210L1および第2内腔210L2を形成する充填部材212と、を有する。導光部材130は、針管211に配置される。充填部材212を構成する材料は、特に限定されず、公知の樹脂材料を使用できる。なお、針管部210は、充填部材212を用いず、第1内腔210Lおよび第2内腔210L2を有する金属材料で構成してもよい。
本変形例に係る穿刺針によっても、上述した実施形態に係る穿刺針10と同様の作用・効果を奏する。
また、本変形例に係る穿刺針によれば、穿刺針を血管T3内に導入した状態で、第1内腔210L1を介して、医療器具等を血管T3に導入できる。そのため、本変形例に係る穿刺針10によれば、カテーテルを血管T3内に留置した状態で、カテーテルの内腔に配置された穿刺針を抜去する必要がないため、医療器具等を血管T3に導入する手技が容易になる。また、本変形例に係る穿刺針10によれば、穿刺針の外表面にカテーテル20を配置しなくてもよいため、医療経済性が向上する。
以上、実施形態および変形例を通じて穿刺針および留置針を説明したが、本発明は実施形態および変形例において説明した構成のみに限定されることはなく、特許請求の範囲の記載に基づいて適宜変更することが可能である。
例えば、上述した実施形態および変形例において、導光部材は、光ファイバーと、レンズと、プリズムと、を有し、導光部材平面および導光部材傾斜面はプリズムにより形成された。しかしながら、導光部材平面および導光部材傾斜面は、光ファイバーの先端側の形状を加工することによって形成してもよい。当該形態においては、レンズおよびプリズムは不要である。
また、導光部材は、基端側から先端側に向かって光を導く入射光用導光部材と、先端側から基端側に向かって光を導く出射光用導光部材と、を有してもよい。当該形態においては、入射光用導光部材の基端側は、光源に直接的に接続し得る。また、出射光用導光部材の基端側は、光受信部に直接的に接続し得る。当該形態においては、ビームスプリッタは不要である。
1 留置針(医療用針の組立体)、
10 穿刺針(医療用針)、
10S 穿刺針の外表面、
20 カテーテル、
20a カテーテルの先端、
110、210 針管部、
110L 針管部の内腔、
210L1 針管部の第1内腔、
210L2 針管部の第2内腔、
110a 針管部の先端部、
120 穿刺部、
120S 穿刺部の傾斜面、
121、122 一対の傾斜刃面、
125 露出孔、
126 縁部、
126A 露出孔第1側面、
126B 露出孔第2側面、
130 導光部材、
150 光ファイバー(光ファイバー部)、
160 レンズ(レンズ部)、
170 プリズム(プリズム部)、
171 プリズム傾斜面(導光部材傾斜面)、
172 プリズム平面(導光部材平面)、
190 検出装置、
191 光源、
AX1 針管部の軸心、
AX2 導光部材の軸心。

Claims (7)

  1. 内腔を備える針管部と、
    前記針管部の先端部に位置し、前記針管部の軸心を斜めに交差する傾斜面を備える穿刺部と、
    前記針管部の前記内腔に配置され、光源から出射される光を導くとともに、光の反射光を収集して検出装置へ導く導光部材と、を備え、
    前記穿刺部は、前記傾斜面において前記針管部の軸心を通過する中心面を挟んで形成された一対の傾斜刃面と、前記傾斜面の基端側から前記針管部に向かって突出し、前記中心面を挟んで形成された露出孔と、を有し、
    前記導光部材は、前記導光部材の先端部に前記導光部材の軸心を斜めに交差する導光部材傾斜面と、前記導光部材傾斜面と対向し、前記導光部材の軸心を通る平面に対して勾配が少ない導光部材平面と、を有し、
    前記導光部材平面は、前記針管部の軸方向及び周方向において前記露出孔と重なる位置に配置される、医療用針。
  2. 前記導光部材は、光ファイバー部と、前記光ファイバー部の先端側に配置されたレンズ部と、前記レンズ部の先端側に配置されたプリズム部と、を有し、
    前記導光部材平面及び前記導光部材傾斜面は、前記プリズム部により形成される、請求項1に記載の医療用針。
  3. 前記露出孔を形成する縁部は、曲面である、請求項1または請求項2に記載の医療用針。
  4. 前記露出孔を形成する縁部は、前記中心面を挟んで対向する露出孔第1側面と、前記中心面に対して直交する面と対向する露出孔第2側面と、を有し、
    前記露出孔第2側面は、基端側から先端側に向かって傾斜する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の医療用針。
  5. 前記導光部材傾斜面は、前記導光部材の軸心に対して15度から30度の間で傾斜する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の医療用針。
  6. 前記針管部は、ガイドワイヤが挿通可能な第1内腔と、前記導光部材が配置される第2内腔と、を有し、
    前記第2内腔は、前記露出孔の側に配置される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の医療用針。
  7. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の医療用針と、
    前記医療用針の外表面に配置され、一部が生体管腔に留置されるカテーテル部材と、を有し、
    前記カテーテル部材の先端は、前記カテーテル部材が前記医療用針の外表面に配置された状態で、前記露出孔よりも基端側に配置される、医療用針の組立体。
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