JP2018166989A - 電子内視鏡システム及び処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子内視鏡システム及び処理装置を提供する。
【解決手段】被写体を撮像して得られる撮像信号を出力する電子スコープと、電子スコープから入力される撮像信号を処理する処理装置とを備える電子内視鏡システムにおいて、処理装置は、操作信号が入力される操作信号入力部と、撮像信号の入力中に操作信号入力部に操作信号が入力される都度、撮像信号に基づく動画ファイルにタイムスタンプを付与するタイムスタンプ付与部と、タイムスタンプが付与された動画ファイルを記憶部に記憶させる記憶制御部とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、電子内視鏡システム及び処理装置に関する。
人の食道や腸などの管腔内を観察するための内視鏡システムが知られている。この種の内視鏡システムは、電子スコープにより撮像された被写体の画像を処理する内視鏡プロセッサを備えている。内視鏡プロセッサは、操作者にとって見やすい観察画像をモニタ装置に表示させるために、画素信号に対して色変換処理やノイズ低減処理などの画像処理を施す。
また、内視鏡プロセッサは、観察画像をモニタ装置に表示させるだけでなく、電子スコープから入力された画像信号に基づき動画ファイルを生成し、生成した動画ファイルをスマートメディアなどの記録媒体に記録させることを行う(例えば、特許文献1を参照)。
特開2005−7073号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、録画ファイルに記録された情報のうち、有意性を有する部分が限られる場合であっても、順次再生しながら確認する必要があり、操作者の時間を浪費するという問題点を有している。
本発明の目的は、動画ファイルに記録された情報のうち、有意性を有する部分を素早く検索し、再生することができる電子内視鏡システム及び処理装置を提供することにある。
本発明の一態様に係る電子内視鏡システムは、被写体を撮像して得られる撮像信号を出力する電子スコープと、該電子スコープから入力される撮像信号を処理する処理装置とを備える電子内視鏡システムにおいて、前記処理装置は、操作信号が入力される操作信号入力部と、前記撮像信号の入力中に前記操作信号入力部に操作信号が入力される都度、前記撮像信号に基づく動画ファイルにタイムスタンプを付与するタイムスタンプ付与部と、タイムスタンプが付与された前記動画ファイルを記憶部に記憶させる記憶制御部とを備える。
本発明の一態様に係る処理装置は、被写体を撮像する電子スコープから入力される撮像信号を処理する処理装置において、操作信号が入力される操作信号入力部と、前記撮像信号の入力中に前記操作信号入力部に操作信号が入力される都度、前記撮像信号に基づく動画ファイルにタイムスタンプを付与するタイムスタンプ付与部と、タイムスタンプが付与された前記動画ファイルを記憶部に記憶させる記憶制御部とを備える。
上記によれば、動画ファイルに記録された情報のうち、有意性を有する部分を素早く検索し、再生することができる。
実施の形態1に係る電子内視鏡システムの概略構成を説明する模式図である。 電子内視鏡システムの制御系の構成を説明するブロック図である。 動画ファイル再生時のプロセッサ装置の動作を説明する説明図である。 録画時にプロセッサ装置が実行する処理の手順を説明するフローチャートである。 再生時にプロセッサ装置が実行する処理の手順を説明するフローチャートである。 実施の形態2に係るプロセッサ装置の動作を説明する説明図である。 実施の形態2に係るプロセッサ装置が再生時に実行する処理の手順を説明するフローチャートである。 実施の形態3に係るプロセッサ装置の動作を説明する説明図である。 実施の形態3に係るプロセッサ装置が再生時に実行する処理の手順を説明するフローチャートである。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
(実施の形態1)
図1は実施の形態1に係る電子内視鏡システムの概略構成を説明する模式図である。実施の形態1に係る電子内視鏡システムは、被写体を撮影するための電子スコープ100、電子スコープ100からの信号を処理して映像データ及び音データを生成するプロセッサ装置200、及びプロセッサ装置200にて生成された映像データ及び音データを再生するモニタ装置300を備える。
電子スコープ100は、挿入部110及び操作部120を備える。挿入部110は、可撓性を有するシース(外皮)によって外装された可撓管111を備えており、可撓管111の先端には、硬質性を有する樹脂製筐体によって外装された先端部112が連結されている。可撓管111と先端部112との連結箇所にある湾曲部113は、操作部120からの操作により上下左右に湾曲するように構成されている。この湾曲機構は、一般的な電子スコープに組み込まれている周知の機構であり、操作部120の操作(具体的には、湾曲操作ノブ121,122の回転操作)に連動した操作ワイヤの牽引によって湾曲部113が湾曲するように構成されている。先端部112の方向が上記操作による湾曲動作に応じて変わることにより、電子スコープ100による撮影領域が移動する。
操作部120は、湾曲部113を湾曲させるための湾曲操作ノブ121,122の他、先端部112からガスや液体を噴出させるための送気/送水ボタン123、観察画像を静止画記録するためのレリーズボタン124、モニタ装置300に表示された観察画像の拡大/縮小を指示するズームボタン125、通常光と治療光との切り替えを行う切替ボタン126などが設けられている。
また、操作部120には、ユニバーサルコード131を介してコネクタ部132が連結されている。電子スコープ100は、コネクタ部132を介して電気的かつ光学的にプロセッサ装置200に接続される。
プロセッサ装置200は、電子スコープ100からの信号を処理する信号処理装置と、自然光が届かない体腔内を電子スコープ100を介して照射する光源装置とを一体に備えた装置である。別の実施形態では、信号処理装置と光源装置とを別体で構成してもよい。
プロセッサ装置200には、電子スコープ100のコネクタ部132に対応したコネクタ部210(図2を参照)が設けられている。コネクタ部210は、電子スコープ100のコネクタ部132に対応した連結構造を有しており、電子スコープ100を電気的かつ光学的に接続する。
モニタ装置300は、プロセッサ装置200に接続され、プロセッサ装置200から出力される映像データ及び音データを再生するための装置である。モニタ装置300は、液晶ディスプレイ装置などの汎用の表示装置である。別の実施形態では、モニタ装置300は、プロセッサ装置200と一体の装置であってもよい。
図2は電子内視鏡システムの制御系の構成を説明するブロック図である。電子スコープ100は、対物光学系151、固体撮像素子152、照明レンズ161、ライトガイド162などを備える。
対物光学系151及び固体撮像素子152は、電子スコープ100の先端部112に設けられた観察窓(不図示)の内側に配置されている。対物光学系151は、対物レンズを含むレンズ群及びプリズムから構成されている。CCD152は、対物光学系151によって撮像面に結像された被写体の像を光電変換する。
固体撮像素子152は、例えばCCD(Charge-Coupled Device)である。固体撮像素子152には、CPU153(CPU : Central Processing Unit)、タイミングジェネレータ(TG)154、及びアナログ信号処理回路(AFE)155などが接続されている。CPU153は、プロセッサ装置200から入力される制御信号に基づき、TG154を駆動する。TG154は、固体撮像素子152にクロック信号を与える。固体撮像素子152は、TG154から入力されるクロック信号に応じて、RGB各色の信号電荷を蓄積して所定のフレームレートで撮像動作を行い、撮像信号を出力する。
固体撮像素子152から出力される撮像信号はアナログ信号であり、AFE155によってノイズ処理やゲイン補正処理が施される。AFE155は、例えば、相関二重サンプリング(CDS)回路、自動ゲイン調節(AGC)回路、A/D変換器を備える。CDSは、固体撮像素子152が出力する撮像信号に対して相関二重サンプリング処理を施し、固体撮像素子152を駆動することによって生じるノイズを除去する。AGCは、CDSによってノイズが除去された撮像信号を増幅する。A/D変換器は、AGCによって増幅された撮像信号を、所定ビット数を有するデジタル形式の撮像信号に変換する。
なお、別の実施形態では、電子スコープ100は、固体撮像素子152から出力されるアナログ形式の撮像信号をプロセッサ装置200へ出力し、プロセッサ装置200の内部にてデジタル形式の撮像信号に変換してもよい。また、固体撮像素子152は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)であってもよい。
また、電子スコープ100は、照明レンズ161及びライトガイド162を備える。照明レンズ161は、電子スコープ100の先端部112に設けられた照明窓の内側に配置されている。ライトガイド162は、例えば複数の石英製光ファイバによって構成されており、挿入部110、操作部120、ユニバーサルコード131、及びコネクタ部132の内部に配されている。プロセッサ装置200から出力された照明光は、ライトガイド162によって導光され、照明レンズ161によって拡散された後、照明窓を介して被写体に照射される。
プロセッサ装置200は、制御部201、記憶部202、操作部203、光源制御部211、画像処理部221、静止画生成部222、動画生成部223、音声処理部233、出力制御部241などを備える。
制御部201は、例えば、CPU、ROM(Read Only memory)、RAM(Random Access Memory)などを備えており、ROMに予め格納された制御プログラムをRAMに展開してCPUが実行することにより、装置全体を本発明に係る処理装置として機能させる。
なお、制御部201は、上記の構成に限定されるものではなく、シングルコアCPU、マルチコアCPU、マイコン、揮発性又は不揮発性のメモリ等を含む1又は複数の処理回路であればよい。また、制御部201は、現在時刻の情報を出力するクロック、計測開始指示を与えてから計測終了指示を与えるまでの経過時間を計測するタイマ、数をカウントするカウンタ等の機能を備えていてもよい。
記憶部202は、例えば、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)などの不揮発性メモリ、若しくはハードディスクを備えた記録装置により構成されており、プロセッサ装置200内で生成されたデータ、及び外部から入力されたデータ等を記憶する。別の実施形態では、記憶部202は、USBメモリ(USB : Universal Serial Bus)、SDカード(SD : Secure Digital)等の可搬型の記録媒体であり、プロセッサ装置200に対して着脱可能であってもよい。
操作部203は、プロセッサ装置200の筐体に設けられた各種スイッチやボタンなどを含む操作パネル、プロセッサ装置200に接続されたマウス及びキーボードなどの入力デバイスである。操作部203は、操作者の操作に応じた操作信号を制御部201へ出力する。制御部201は、操作部203から出力された操作信号、及び電子スコープ100が備える操作部120から出力された操作信号に応じて、プロセッサ装置200の各部を動作させる。
光源制御部211は、制御部201からの制御により、光源212及びモータ213の駆動を制御するため制御回路である。光源212は、キセノンランプ、ハロゲンランプ、メタルハイドランプ等の高輝度ランプであり、可視光領域から赤外光領域に広がるスペクトルを有する光を出射する。光源212から出射された光は、集光レンズ214によって集光されると共に、絞り215を介して適性な光量に調節される。
絞り215には、アームやギヤなどの伝達機構(不図示)を介してモータ213が接続されている。モータ213は、例えばDCモータであり、光源制御部211の制御下で駆動することにより、アームやギヤなどの伝達機構を介して絞り215の開度を調節する。
画像処理部221は、DSP(Digital Signal Processor)やDIP(Digital Image Processor)などの処理回路である。画像処理部221は、電子スコープ100から入力される撮像信号に対して、色分離、色補間、ゲイン補正、ホワイトバランス調整、ガンマ補正等の各種信号処理を施し、画像データを生成する。また、画像処理部221は、生成した画像データに対して、変倍、色強調処理、エッジ強調処理等の画像処理を施す。画像処理部221は、画像処理を行った後に得られる画像データを、制御部201から指示されるタイミングにて、静止画生成部222又は動画生成部223へ出力する。
なお、本実施の形態では、画像処理部221において信号処理及び画像処理の双方を実行する構成としたが、信号処理及び画像処理を個別の処理回路で実行してもよい。例えば、プロセッサ装置200は、上述した信号処理を実行する信号処理回路(DSP)と、上述した画像処理を実行する画像処理回路(DIP)とを備えるものであってもよい。また、画像処理部221は、生成した画像データの各画素の平均輝度等を算出し、光源212の自動制御に必要な制御データを生成してもよい。画像処理部221で生成された光源212の制御データは制御部201へ出力される。
静止画生成部222は、静止画用のエンコーダ等の処理回路を備える。静止画生成部222は、制御部201からの指示に応じて、画像処理部221から出力された画像データに基づき、静止画データを生成する。静止画生成部222が生成する静止画データは、例えば、JPEG(Joint Photographic Experts Group)データ、TIFF(Tagged Image File Format)データ等の画像データである。静止画生成部222が静止画データを生成するタイミングは、電子スコープ100の操作者によってレリーズボタン124が押下操作された直後のタイミングである。電子スコープ100のレリーズボタン124が押下操作された場合、その旨を示す操作信号が制御部201に入力される。制御部201は、レリーズボタン124が押下操作されたことを示す操作信号が入力された場合、静止画データの生成を指示する制御信号を静止画生成部222へ付与する。静止画生成部222は、制御部201からの指示に応じて静止画データを生成し、生成した静止画データを静止画ファイルとして記憶部202に記憶させる。
本実施の形態では、制御部201は、レリーズボタン124が押下操作されたことを示す操作信号が入力された場合、静止画生成部222への指示を行うと共に、操作信号が入力された時点を示すタイムスタンプを発行する。制御部201は、発行したタイムスタンプを後述する動画ファイルに関連付けて記憶部202に記憶させることにより、動画ファイルにタイムスタンプを付与する。また、制御部201は、タイムスタンプを記憶部202に記憶させる代わりに、発行したタイムスタンプを動画生成部223へ出力し、動画生成部223にて生成される動画ファイルに埋め込むことにより、動画ファイルにタイムスタンプを付与する構成であってもよい。
動画生成部223は、フレームメモリ、ビデオエンコーダ等の処理回路を備える。動画生成部223は、制御部201からの指示に応じて、画像処理部221からの画像データと、音声処理部233からの音声データとに基づき、所定の動画圧縮方式で圧縮した動画データを生成する。動画圧縮方式としては、MPEG−2、MPEG−4(MPEG : Moving Picture Experts Group)等を用いることができる。動画生成部223は、生成した動画データに対して、音声処理部233から入力される音声データを付加した動画データを生成し、生成した動画データを動画ファイルとして記憶部202に記憶させる。
音声処理部233は、オーディオエンコーダ等の処理回路を備える。音声処理部233には、増幅器231及びA/D変換器232を介して、マイク230が接続されている。マイク230は、プロセッサ装置200の外部に接続されており、例えば電子スコープ100の操作者が発する音声を電気信号(音声信号)に変換する。マイク230からの音声信号は、増幅器231によって増幅され、A/D変換器232によってアナログ信号からデジタル信号に変換された後、音声処理部233に入力される。音声処理部233は、増幅器231及びA/D変換器232を通じて入力されたマイク230からの音声信号に基づき、所定のオーディオ形式の音声データを生成し、生成した音声データを動画生成部223へ出力する。音声処理部233が生成する音声データのオーディオ形式として、MPEG−2、MPEG−4等を用いることができる。なお、上記音声信号には、音声以外の音の信号が含まれていてもよい。
出力制御部241は、制御部201からの制御に応じて、記憶部202から静止画ファイル又は動画ファイルを読み出し、静止画ファイル又は動画ファイルから得られる画像データをNTSC(National Television System Committee)やPAL(Phase Alternating Line)などの所定の規格に準拠した映像信号に変換する。出力制御部241は、変換した映像信号をモニタ装置300へ順次出力することにより、モニタ装置300の表示画面に被写体の映像を表示させる。
また、出力制御部241は、動画ファイルから得られる音声データを所定の規格に準拠した音声信号に変換し、変換後の音声信号を図に示していないスピーカへ順次出力することにより、映像と共に記録した音声を出力させる構成としてもよい。
以下、記憶部202に記憶された動画ファイルを再生する際のプロセッサ装置200の動作について説明する。図3は動画ファイル再生時のプロセッサ装置200の動作を説明する説明図である。上述したように、プロセッサ装置200の記憶部202には、電子スコープ100から得られる動画データを基に生成された動画ファイルが記憶される。この動画ファイルには、例えば電子スコープ100のレリーズボタン124が押下操作されたタイミングを示すタイムスタンプが付与されている。
プロセッサ装置200の出力制御部241は、制御部201からの制御に応じて、記憶部202に記憶された動画ファイルから映像信号を生成し、生成した映像信号をモニタ装置300へ出力することにより、モニタ装置300の表示画面に映像を表示させる。このとき、再生箇所を移動させるために予め定められた操作を操作部203にて受付けた場合、制御部201は、再生箇所の移動を指示する制御信号を出力制御部241へ出力する。
出力制御部241は、制御部201からの制御信号に基づき、再生箇所を移動させる制御を行う。具体的には、出力制御部241は、動画ファイルに付与されたタイムスタンプのうち、現在の再生位置よりも時刻が遅く、かつ当該再生位置に最も近いタイムスタンプを記憶部202から検索する。検索されたタイムスタンプが示す時刻をT0とした場合、出力制御部241は、再生開始位置を時刻T0−W/2、再生停止位置を時刻T2+W/2に指定し、時刻T0−W/2から時刻T0+W/2までの映像をモニタ装置300の表示画面に表示させる。ここで、Wは予め設定された再生時間幅であり、記憶部202に記憶されているものとする。
なお、再生時間幅Wは、装置内で予め設定された値であってもよく、操作部203等を用いて操作者により設定された値であってもよい。また、出力制御部241は、時刻T0−W/2から時刻T0+W/2の間の映像をモニタ装置300の表示画面に表示させる構成としたが、時刻T0−Aから時刻T0+B(ただし、A+B=W)の映像をモニタ装置300の表示画面に表示させる構成としてもよい。
以下、実施の形態1に係る電子内視鏡システムの動作について説明する。
図4は録画時にプロセッサ装置200が実行する処理の手順を説明するフローチャートである。制御部201は、録画開始指示を受付けたか否かを判断する(ステップS101)。録画開始指示を与えるために定められた操作を操作部203にて受付け、操作部203から録画開始指示を示す操作信号が入力された場合、制御部201は、録画開始指示を受付けたと判断する。録画開始指示を受付けていない場合(S101:NO)、制御部201は、録画開始指示を受付けるまで待機する。
録画開始指示を受付けたと判断した場合(S101:YES)、制御部201は、録画開始処理を実行する(ステップS102)。このとき、制御部201は、光源212及びモータ213を駆動するための制御信号を光源制御部211へ出力し、光源212から照明光を出射させる。光源212から出射された照明光は、電子スコープ100内のライトガイド162によって導かれ、先端部112に設けた照明レンズ161を通じて被写体に照射される。また、制御部201は、電子スコープ100内の固体撮像素子152を駆動するための制御信号をCPU153へ出力し、固体撮像素子152に被写体の撮像を開始させる。固体撮像素子152から出力される撮像信号は、AFE155を介して、プロセッサ装置200内の画像処理部221に入力され、上述した信号処理及び画像処理が画像処理部221にて実行された後、動画生成部223にて動画データに変換される。
次いで、制御部201は、レリーズボタン124が押下操作されたか否かを判断する(ステップS103)。レリーズボタン124が押下操作されたことを示す信号が電子スコープ100から入力された場合、制御部201は、レリーズボタン124が押下操作されたと判断することができる。レリーズボタン124が押下操作されていない場合(S103:NO)、制御部201は、後述するステップS105の処理を実行する。
レリーズボタン124が押下操作されたと判断した場合(S103:YES)、制御部201は、内蔵のクロックを参照し、現在時刻を示すタイムスタンプを発行する(ステップS104)。
次いで、制御部201は、録画終了指示を受付けたか否かを判断する(ステップS105)。録画終了指示を与えるために定められた操作を操作部203にて受付け、操作部203から録画終了指示を示す操作信号が入力された場合、制御部201は、録画終了指示を受付けたと判断する。録画終了指示を受付けていない場合(S105:NO)、制御部201は、処理をステップS103へ戻し、録画を継続する。
録画終了指示を受付けたと判断した場合(S105:YES)、制御部201は、動画生成部223に動画ファイルの生成を指示する。動画生成部223は、制御部201からの指示に基づき、動画ファイルを生成する(ステップS106)。このとき、音声処理部233から出力される音声データが動画生成部223に入力されている場合、動画生成部223は、音声データを付加した動画データに基づき、動画ファイルを生成してもよい。動画生成部223によって生成された動画ファイルは記憶部202に記憶される。
次いで、制御部201は、ステップS104で発行した1又は複数のタイムスタンプを、動画ファイルに関連付けて記憶部202に記憶させることにより、動画ファイルにタイムスタンプを付与する(ステップS107)。また、制御部201は、動画ファイルにタイムスタンプを埋め込む構成としてもよい。
図5は再生時にプロセッサ装置200が実行する処理の手順を説明するフローチャートである。制御部201は、再生開始の指示を受付けたか否かを判断する(ステップS121)。再生開始指示を与えるために定められた操作を操作部203にて受付け、操作部203から再生開始指示を示す操作信号が入力された場合、制御部201は、再生開始の指示を受付けたと判断する。再生開始の指示を受付けていない場合(S121:NO)、制御部201は、再生開始の指示を受付けるまで待機する。
再生開始の指示を受付けた場合(S121:YES)、制御部201は、再生開始を指示する制御信号を出力制御部241へ出力することにより、出力制御部241に動画ファイルの再生を開始させる(ステップS122)。このとき、出力制御部241は、記憶部202から動画ファイルを読み出し、読み出した動画ファイルから得られるフレーム単位の画像データを映像信号に変換して、モニタ装置300へ順次出力することにより、モニタ装置300の表示画面に映像を表示させる。
次いで、制御部201は、再生箇所の移動指示を受付けたか否かを判断する(ステップS123)。再生箇所の移動指示を与えるために定められた操作を操作部203にて受付け、操作部203から再生箇所の移動指示を示す操作信号が入力された場合、制御部201は、再生箇所の移動指示を受付けたと判断する。再生箇所の移動指示を受付けていないと判断した場合(S123:NO)、制御部201は、後述するステップS126の処理を実行する。
再生箇所の移動指示を受付けたと判断した場合(S123:YES)、制御部201は、再生箇所の移動を指示する制御信号を出力制御部241へ出力する。再生箇所の移動を指示する制御部201からの制御信号が入力された場合、出力制御部241は、現在の再生箇所より時刻が遅く、当該再生箇所に最も近いタイムスタンプを記憶部202から検索する(ステップS124)。
ステップS124で検索されたタイムスタンプが示す時刻をT0とした場合、出力制御部241は、再生開始位置を時刻T0−W/2、再生停止位置を時刻T0+W/2に指定し、再生箇所を時刻T0−W/2まで移動させる(ステップS125)。ここで、T0はステップS124で検索されたタイムスタンプが示す時刻であり、Wは再生時間幅として設定されている時間幅である。出力制御部241は、再生箇所を時刻T0−W/2まで移動させた後、時刻T0−W/2から時刻T0+W/2までの映像信号をモニタ装置300へ出力し、モニタ装置300の表示画面に映像を表示させる。なお、時刻T0+W/2の映像信号を出力した後、出力制御部241は、映像信号の出力を一時的に停止してもよい。また、時刻T0+W/2の映像信号を出力した後、出力制御部241は、時刻T0+W/2以降の映像信号を順次出力し、映像の表示を継続させてもよい。
次いで、制御部201は、再生終了の指示を受付けたか否かを判断する(ステップS126)。再生終了指示を与えるために定められた操作を操作部203にて受付け、操作部203から再生終了指示を示す操作信号が入力された場合、制御部201は、再生終了の指示を受付けたと判断する。再生終了の指示を受付けていない場合(S126:NO)、制御部201は、処理をステップS123へ戻す。
再生終了の指示を受付けた場合(S126:YES)、出力制御部241は、映像信号の出力を停止し、動画ファイルの再生を終了する(ステップS127)。
以上のように、実施の形態1に係るプロセッサ装置200は、操作者の操作により静止画の記録を行ったタイミングでタイムスタンプを発行し、動画ファイルに付与するので、そのタイムスタンプを参照することにより、有意な情報を持つ時間帯の動画を容易に検索することができる。また、その時間帯を含む所定の時間幅で動画を再生することにより、時間の浪費を削減することができる。
なお、本実施の形態では、再生箇所の移動指示を受付けた場合に、次のタイムスタンプが付与された時刻を検索し、当該時刻を含む再生時間幅Wで映像を表示させる構成としたが、再生箇所の移動指示を受付けることなく、タイムスタンプが付与された箇所を再生時間幅Wで順次再生させる構成としてもよい。
(実施の形態2)
実施の形態2では、レリーズボタン124が連続的に押下操作された場合の動作について説明する。
図6は実施の形態2に係るプロセッサ装置200の動作を説明する説明図である。上述したように、プロセッサ装置200の記憶部202には、電子スコープ100から得られる動画データを基に生成された動画ファイルが記憶される。動画ファイルには、電子スコープ100のレリーズボタン124が押下操作されたタイミングを示すタイムスタンプが付与されている。図6に示した例は、レリーズボタン124が連続的に3回押下操作され、その都度、タイムスタンプが付与された状態を示している。
プロセッサ装置200の出力制御部241は、制御部201からの制御に応じて、記憶部202に記憶された動画ファイルから映像信号を生成し、生成した映像信号をモニタ装置300へ出力することにより、モニタ装置300の表示画面に映像を表示させる。このとき、再生箇所を移動させるために予め定められた操作を操作部203にて受付けた場合、制御部201は、再生箇所の移動を指示する制御信号を出力制御部241へ出力する。
出力制御部241は、制御部201からの制御信号に基づき、再生箇所を移動させる制御を行う。具体的には、出力制御部241は、動画ファイルに付与されたタイムスタンプのうち、現在の再生位置よりも時刻が遅く、かつ当該再生位置に最も近いタイムスタンプを記憶部202から検索する。図6に示す例では、例えば時刻T1を示すタイムスタンプが検索される。この場合、出力制御部241は、動画ファイルの再生開始位置として時刻T1−W/2を指定するが、時刻T1−W/2から時刻T1+W/2までの間に他のタイムスタンプ(時刻T2を示すタイムスタンプ)が存在するので、再生停止位置を時刻T1+W/2から時刻T2+W/2に変更する。同様に、時刻T2+W/2が経過するまでの間に、他のタイムスタンプ(時刻T3を示すタイムスタンプ)が更に存在するので、出力制御部241は、再生停止位置を時刻T2+W/2から時刻T3+W/2に更に変更する。したがって、図6の例では、時刻T1−W/2から時刻T3+W/2が再生時間幅として指定される。
図7は実施の形態2に係るプロセッサ装置200が再生時に実行する処理の手順を説明するフローチャートである。制御部201は、再生開始の指示を受付けたか否かを判断する(ステップS201)。再生開始指示を与えるために定められた操作を操作部203にて受付け、操作部203から再生開始指示を示す操作信号が入力された場合、制御部201は、再生開始の指示を受付けたと判断する。再生開始の指示を受付けていない場合(S201:NO)、制御部201は、再生開始の指示を受付けるまで待機する。
再生開始の指示を受付けた場合(S201:YES)、制御部201は、再生開始を指示する制御信号を出力制御部241へ出力することにより、出力制御部241に動画ファイルの再生を開始させる(ステップS202)。このとき、出力制御部241は、記憶部202から動画ファイルを読み出し、読み出した動画ファイルから得られるフレーム単位の画像データを映像信号に変換して、モニタ装置300へ順次出力することにより、モニタ装置300の表示画面に映像を表示させる。
次いで、制御部201は、再生箇所の移動指示を受付けたか否かを判断する(ステップS203)。再生箇所の移動指示を与えるために定められた操作を操作部203にて受付け、操作部203から再生箇所の移動指示を示す操作信号が入力された場合、制御部201は、再生箇所の移動指示を受付けたと判断する。再生箇所の移動指示を受付けていないと判断した場合(S203:NO)、制御部201は、後述するステップS208の処理を実行する。
再生箇所の移動指示を受付けたと判断した場合(S203:YES)、制御部201は、再生箇所の移動を指示する制御信号を出力制御部241へ出力する。再生箇所の移動を指示する制御部201からの制御信号が入力された場合、出力制御部241は、現在の再生箇所より時刻が遅く、当該再生箇所に最も近いタイムスタンプを記憶部202から検索する(ステップS204)。
次いで、制御部201は、連続するタイムスタンプが存在するか否かを判断する(ステップS205)。ここでは、ステップS204で検索されたタイムスタンプが示す時刻(例えば時刻T1)を中心とする再生時間幅Wの範囲内に他のタイムスタンプが示す時刻が含まれるか否かを判断する。連続するタイムスタンプが存在しないと判断した場合、制御部201は、後述するステップS207以降の処理を実行する。
連続するタイムスタンプが存在すると判断した場合(S205:YES)、制御部201は、再生停止位置を変更する(ステップS206)。例えば、ステップS204で検索されたタイムスタンプに連続するタイムスタンプが示す時刻をT2とした場合、制御部201は、再生停止位置をT2+W/2に変更する。
次いで、出力制御部241は、再生開始位置を時刻T1−W/2、再生停止位置をステップS206で指定した時刻(例えばT2+W/2)に指定し、再生箇所を時刻T1−W/2まで移動させる(ステップS207)。出力制御部241は、再生箇所を時刻T1−W/2まで移動させた後、時刻T1−W/2から時刻T2+W/2までの映像信号をモニタ装置300へ出力し、モニタ装置300の表示画面に映像を表示させる。なお、時刻T2+W/2の映像信号を出力した後、出力制御部241は、映像信号の出力を一時的に停止してもよい。また、時刻T2+W/2の映像信号を出力した後、出力制御部241は、時刻T2+W/2以降の映像信号を順次出力し、映像の表示を継続させてもよい。
次いで、制御部201は、再生終了の指示を受付けたか否かを判断する(ステップS208)。再生終了指示を与えるために定められた操作を操作部203にて受付け、操作部203から再生終了指示を示す操作信号が入力された場合、制御部201は、再生終了の指示を受付けたと判断する。再生終了の指示を受付けていない場合(S208:NO)、制御部201は、処理をステップS203へ戻す。
再生終了の指示を受付けた場合(S208:YES)、出力制御部241は、映像信号の出力を停止し、動画ファイルの再生を終了する(ステップS209)。
以上のように、実施の形態2では、複数のタイムスタンプが連続的に付与された場合、各タイムスタンプが示す時刻を含む再生時間幅Wを個別に再生させるのではなく、1つの連続した再生時間範囲(図6の例では、時刻T1−W/2から時刻T3+W/2までの範囲)として連続的に再生させることができる。
(実施の形態3)
実施の形態3では、録画ファイルに含まれる音声データに基づき、再生時間幅を調整する構成について説明する。
図8は実施の形態3に係るプロセッサ装置200の動作を説明する説明図である。プロセッサ装置200の記憶部202には、電子スコープ100から得られる動画データ及びマイク230から得られる音声データを基に生成された動画ファイルが記憶されているものとする。動画ファイルには、電子スコープ100のレリーズボタン124が押下操作されたタイミングを示すタイムスタンプが付与されている。
プロセッサ装置200の出力制御部241は、制御部201からの制御に応じて、記憶部202に記憶された動画ファイルから映像信号及び音声信号を生成し、生成した映像信号及び音声信号をモニタ装置300へ出力することにより、モニタ装置300の表示画面に映像を表示させると共に、図に示していないスピーカから音声を出力させる。このとき、再生箇所を移動させるために予め定められた操作を操作部203にて受付けた場合、制御部201は、再生箇所の移動を指示する制御信号を出力制御部241へ出力する。
出力制御部241は、制御部201からの制御信号に基づき、再生箇所を移動させる制御を行う。具体的には、出力制御部241は、動画ファイルに付与されたタイムスタンプのうち、現在の再生位置よりも時刻が遅く、かつ当該再生位置に最も近いタイムスタンプを記憶部202から検索する。図8に示す例では、例えば時刻T0を示すタイムスタンプが検索される。この場合、出力制御部241は、動画ファイルの再生開始位置として時刻T0−W/2を指定するが、再生停止位置の時刻T0+W/2を超えて再生されるべき音声データが含まれている場合、再生停止位置を時刻T0+W/2から時刻T0+W/2+αに変更する。ここで、αは音声データの終了時刻を含むように調整される時間幅であり、例えば音声データの終了時刻に所定時間を付加した時刻を再生停止位置として設定することができる。
図9は実施の形態3に係るプロセッサ装置200が再生時に実行する処理の手順を説明するフローチャートである。制御部201は、再生開始の指示を受付けたか否かを判断する(ステップS301)。再生開始指示を与えるために定められた操作を操作部203にて受付け、操作部203から再生開始指示を示す操作信号が入力された場合、制御部201は、再生開始の指示を受付けたと判断する。再生開始の指示を受付けていない場合(S301:NO)、制御部201は、再生開始の指示を受付けるまで待機する。
再生開始の指示を受付けた場合(S301:YES)、制御部201は、再生開始を指示する制御信号を出力制御部241へ出力することにより、出力制御部241に動画ファイルの再生を開始させる(ステップS302)。このとき、出力制御部241は、記憶部202から動画ファイルを読み出し、読み出した動画ファイルから得られるフレーム単位の画像データを映像信号に変換して、モニタ装置300へ順次出力することにより、モニタ装置300の表示画面に映像を表示させる。また、動画ファイルに音声データが含まれている場合、出力制御部241は、音声データに基づく音声信号を生成してモニタ装置300へ順次出力することにより、音声を再生させる。
次いで、制御部201は、再生箇所の移動指示を受付けたか否かを判断する(ステップS303)。再生箇所の移動指示を与えるために定められた操作を操作部203にて受付け、操作部203から再生箇所の移動指示を示す操作信号が入力された場合、制御部201は、再生箇所の移動指示を受付けたと判断する。再生箇所の移動指示を受付けていないと判断した場合(S303:NO)、制御部201は、後述するステップS311の処理を実行する。
再生箇所の移動指示を受付けたと判断した場合(S303:YES)、制御部201は、再生箇所の移動を指示する制御信号を出力制御部241へ出力する。再生箇所の移動を指示する制御部201からの制御信号が入力された場合、出力制御部241は、現在の再生箇所より時刻が遅く、当該再生箇所に最も近いタイムスタンプを記憶部202から検索する(ステップS304)。
ステップS304の検索処理において時刻T0を示すタイムスタンプが検索された場合、出力制御部241は、再生箇所を時刻T0−W/2まで移動させる(ステップS305)。出力制御部241は、再生箇所を時刻T0−W/2まで移動させた後、時刻T0−W/2以降の映像信号をモニタ装置300へ出力し、モニタ装置300の表示画面に映像を表示させる。また、時刻T0−W/2以降の動画ファイルに音声データが含まれている場合、出力制御部241は、音声データに基づく音声をモニタ装置300へ出力し、音声を再生させる。なお、時刻T0−W/2よりも前の時刻から音声データの再生が開始される場合、音声データの再生開始位置を含むように動画ファイルの再生開始位置を変更してもよい。
次いで、出力制御部241は、再生箇所がT0+W/2に到達したか否かを判断する(ステップS306)。再生箇所がT0+W/2に到達していないと判断した場合(S306:NO)、出力制御部241は、動画ファイルの再生を継続しつつ、再生箇所がT0+W/2に到達するまで待機する。
再生箇所がT0+W/2に到達したと判断した場合(S306:YES)、制御部241は、その時点で再生すべき音声データが存在するか否かを判断する(ステップS307)。音声データが存在しないと判断した場合(S307:NO)、制御部201は、後述するステップS311の処理を実行する。
音声データが存在すると判断した場合(S307:YES)、出力制御部241は、映像及び音声の再生を継続する(ステップS308)。すなわち、出力制御部241は、動画ファイルから得られるフレーム単位の画像データを映像信号に変換し、モニタ装置300へ順次出力することにより、映像の再生を継続すると共に、動画ファイルに含まれる音声データを音声信号に変換し、モニタ装置300へ順次出力することにより、音声の再生を継続する。
次いで、出力制御部241は、再生すべき音声データが終了したか否かを判断する(ステップS309)。例えば、閾値レベル以上の音声信号が一定期間(例えば5秒)途切れることなく続く場合、再生すべき音声データは終了していないと判断し、閾値レベル以上の音声信号が一定期間途切れた場合、再生すべき音声データは終了したと判断することができる。再生すべき音声データが終了していないと判断した場合(S309:NO)、出力制御部241は、処理をステップS308へ戻す。
また、再生すべき音声が終了したと判断した場合(S309:YES)、出力制御部241は、映像の再生を所定時間継続する(ステップS310)。すなわち、出力制御部241は、動画ファイルから得られるフレーム単位の画像データを映像信号に変換し、モニタ装置300へ順次出力する処理を継続することにより、映像の再生を所定時間継続する。
次いで、制御部201は、再生終了の指示を受付けたか否かを判断する(ステップS311)。再生終了指示を与えるために定められた操作を操作部203にて受付け、操作部203から再生終了指示を示す操作信号が入力された場合、制御部201は、再生終了の指示を受付けたと判断する。再生終了の指示を受付けていない場合(S311:NO)、制御部201は、処理をステップS303へ戻す。
再生終了の指示を受付けた場合(S311:YES)、出力制御部241は、映像信号の出力を停止し、動画ファイルの再生を終了する(ステップS312)。
以上のように、実施の形態3では、映像データの再生停止位置を超えて再生されるべき音声データが含まれている場合、再生時間幅を変更し、音声データの再生が完了するように制御するので、音声が途中で途切れることを回避することができる。
今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
100 電子スコープ
124 レリーズボタン
200 プロセッサ装置(処理装置)
201 制御部(タイムスタンプ付与部)
202 記憶部
203 操作部
210 コネクタ(操作信号入力部)
211 光源制御部
212 光源
221 画像処理部
222 静止画生成部(記憶制御部)
223 動画生成部(記憶制御部)
233 音声処理部(音声信号入力部)
241 出力制御部(再生制御部)

Claims (7)

  1. 被写体を撮像して得られる撮像信号を出力する電子スコープと、該電子スコープから入力される撮像信号を処理する処理装置とを備える電子内視鏡システムにおいて、
    前記処理装置は、
    操作信号が入力される操作信号入力部と、
    前記撮像信号の入力中に前記操作信号入力部に操作信号が入力される都度、前記撮像信号に基づく動画ファイルにタイムスタンプを付与するタイムスタンプ付与部と、
    タイムスタンプが付与された前記動画ファイルを記憶部に記憶させる記憶制御部と
    を備える電子内視鏡システム。
  2. 前記操作信号は、静止画の撮像を指示する操作信号である
    請求項1に記載の電子内視鏡システム。
  3. 前記動画ファイルに付与されたタイムスタンプが示す時刻を含む所定の時間幅で前記動画ファイルを再生させるべく、前記動画ファイルにおける再生開始位置及び再生停止位置を制御する再生制御部
    を備える請求項1又は請求項2に記載の電子内視鏡システム。
  4. 前記時間幅に複数のタイムスタンプが存在する場合、前記時間幅に含まれる最初のタイムスタンプが示す時刻よりも所定時間前から、最後のタイムスタンプが示す時刻より所定時間後までの時間幅で前記動画ファイルを再生させるべく、前記再生制御部は、前記動画ファイルにおける再生開始位置及び再生停止位置を制御する
    請求項3に記載の電子内視鏡システム。
  5. 音声信号が入力される音声信号入力部を備え、
    前記タイムスタンプ付与部は、前記撮像信号及び前記音声信号に基づく動画ファイルにタイムスタンプを付与する
    請求項3又は請求項4に記載の電子内視鏡システム。
  6. 前記時間幅を超えて再生されるべき音声信号が前記動画ファイルに含まれる場合、前記再生制御部は、前記音声信号の再生時間帯を含むように、前記動画ファイルにおける再生開始位置及び再生停止位置を制御する
    請求項5に記載の電子内視鏡システム。
  7. 被写体を撮像する電子スコープから入力される撮像信号を処理する処理装置において、
    操作信号が入力される操作信号入力部と、
    前記撮像信号の入力中に前記操作信号入力部に操作信号が入力される都度、前記撮像信号に基づく動画ファイルにタイムスタンプを付与するタイムスタンプ付与部と、
    タイムスタンプが付与された前記動画ファイルを記憶部に記憶させる記憶制御部と
    を備える処理装置。
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