JP2018166969A - 座席支持機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】脚台の上面側に設けられ座席のガタ付きを防ぐ部材を、その上に座席の台枠が重なる状態でも着脱可能とし、該部材を交換する等のメンテナンスの作業を容易に行うことができる座席支持機構を提供する。【解決手段】脚台11の上面側に着脱可能に設けられ、座席が各位置に拘束された時、座席の台枠30の下面側に係合する受け部材110,120を有し、受け部材110A,120Aは、台枠30が上から重なる脚台11の上面側の領域に配置され、前記台枠30の外縁が接近した時、該外縁の側方から届くドライバーにより着脱可能である。【選択図】図1

Description

本発明は、座席の台枠が床面側の脚台上にて少なくとも回転を含め変位可能に支持され、前記台枠の変位に伴い向きが変換された座席を各位置に拘束可能な座席支持機構に関する。
従来より、鉄道車両等に装備される座席として、進行方向に合わせて座席の向きを前後に180度回転させて方向転換できるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このような座席では、座席が回転不能にロックされた各位置で、床面側の脚台の上面に設けた部材が、座席の台枠の底面に係合することにより、座席のガタ付きが防止されていた。かかるガタ付きを防ぐ部材は、合成樹脂製であり摩耗するため、定期的に交換するメンテナンスが必要であった。
実開平5−58452号公報
前述した従来の座席では、座席の回転過程において、脚台の上面にあるガタ付きを防ぐ部材の上方に台枠が重ならない状態があれば、該部材を容易に着脱することができる。
しかしながら、ガタ付きを防ぐ部材を、脚台の上面で常に台枠が重なる領域に設ける必要がある場合、その着脱が非常に面倒となる。すなわち、座席を回転させても、台枠に隠れた前記部材を視認することもできず、前記部材を着脱するためには、工具が届くように台枠ごと座席を取り外さなければならなかった。
本発明は、以上のような従来の技術の有する問題点に着目してなされたものであり、脚台の上面側に設けられ座席のガタ付きを防ぐ部材を、その上に座席の台枠が重なる状態でも着脱可能とし、該部材を交換する等のメンテナンスの作業を容易に行うことができる座席支持機構を提供することを目的としている。
前述した目的を達成するための本発明の要旨とするところは、以下の各項の発明に存する。
[1]座席の台枠(30)が床面側の脚台(11)上にて少なくとも回転を含め変位可能に支持され、前記台枠(30)の変位に伴い向きが変換された座席を各位置に拘束可能な座席支持機構(10)において、
前記脚台(11)の上面側に着脱可能に設けられ、前記座席が各位置に拘束された時、前記台枠(30)の下面側に係合する受け部材(110,120)を有し、
前記受け部材(110,120)は、前記台枠(30)が上から重なる状態で着脱可能に構成されたことを特徴とする座席支持機構(10)。
[2]前記受け部材(110A,120A)は、前記台枠(30)が上から重なる前記脚台(11)の上面側の領域に配置され、前記台枠(30)の外縁が接近した時、該外縁の側方から届く工具により着脱可能であることを特徴とする前記[1]に記載の座席支持機構(10)。
[3]前記受け部材(110B,120B)は、前記台枠(30)が上から重なる状態で前記脚台(11)の上面側の領域に配置され、前記台枠(30)に設けられた孔(31)に平面視で重なる時、該孔(31)を通した工具により着脱可能であることを特徴とする前記[1]または[2]に記載の座席支持機構(10)。
[4]前記受け部材(110,120)は、前記脚台(11)の上面側にネジ止めする取付部(112,122)と、該取付部(112,122)に対して別途ネジ止めされて前記台枠(30)の下面側に係合する当接部(113,123)とを備えることを特徴とする前記[1],[2]または[3]に記載の座席支持機構(10)。
[5]前記受け部材(110,120)は、前記脚台(11)の上面側に固設され、前記取付部(112,122)を所定方向からネジ止めするための基部(111,121)をさらに備えることを特徴とする前記[4]に記載の座席支持機構(10)。
[6]前記基部(111,121)は、前記脚台(11)の上面側で前記受け部材(110,120)を配置する位置の高さが複数の受け部材(110,120)ごとに異なる場合に、同一の高さ位置に揃えるスペーサーを兼ねることを特徴とする前記[5]に記載の座席支持機構(10)。
[7]前記台枠(30)の下面側に設けられ、前記受け部材(110,120)に対して上下に重なり係合する被係合部材(160)を有することを特徴とする前記[1],[2],[3],[4],[5]または[6]に記載の座席支持機構(10)。
次に、前述した解決手段に基づく作用を説明する。
前記[1]に記載の座席支持機構(10)によれば、脚台(11)に対する台枠(30)の変位に伴って座席の向きが変換される。座席の向きは、例えば、進行方向の前後に180度方向転換したクロス位置だけに限らず、座席の回転にスライドを連動させて、座席の背面が進行方向と平行な客室内の壁に沿うロング位置等も含まれる。
座席は何れかの向きに変換されて各位置に拘束された時に、脚台(11)の上面側に設けられた受け部材(110,120)が、台枠(30)の下面側に係合することにより、座席のガタ付きを防止することができる。ここで受け部材(110,120)は、台枠(30)が上から重なる状態でも着脱可能に構成されているため、受け部材(110,120)を交換する等のメンテナンスを行う際に台枠(30)を取り外す必要はなく、容易に作業を行うことができる。
前記[2]に記載の座席支持機構(10)によれば、受け部材(110A,120A)は、台枠(30)が上から重なる状態で脚台(11)の上面側の領域に配置されているが、台枠(30)の変位に伴い台枠(30)の外縁が接近した時、該外縁の側方から届く工具により着脱可能である。よって、受け部材(110A,120A)のメンテナンスの作業を容易に行うことができる。
前記[3]に記載の座席支持機構(10)によれば、受け部材(110B,120B)は、台枠(30)が上から重なる状態で脚台(11)の上面側の領域に配置され、台枠(30)に設けられた孔(31)に平面視で重なる時、該孔(31)を通した工具により着脱可能である。よって、受け部材(110B,120B)のメンテナンスの作業を容易に行うことができる。
前記[4]に記載の座席支持機構(10)によれば、受け部材(110,120)は、脚台(11)の上面側にネジ止めする取付部(112,122)と、該取付部(112,122)に対して別途ネジ止めされて台枠(30)の下面側に係合する当接部(113,123)とを備える。このように、受け部材(110,120)を2つの部位に分けることで、摩耗しやすい当接部(113,123)のみを交換して、取付部(112,122)は再利用することができる。当接部(113,123)は、ある程度は弾性変形が可能な樹脂材が適しており、取付部(112,122)は、強度を保つために金属材により形成すると良い。
前記[5]に記載の座席支持機構(10)によれば、受け部材(110,120)は、脚台(11)の上面側に固設され、前記取付部(112,122)を所定方向からネジ止めするための基部(111,121)をさらに備える。これにより、脚台(11)の上面側が構造的に比較的弱い場合でも、ネジ止めする座を確保しつつ強度を高めることができる。
前記[6]に記載の座席支持機構(10)によれば、前記基部(111,121)は、脚台(11)の上面側で受け部材(110,120)を配置する位置の高さが複数の受け部材(110,120)ごとに異なる場合に、同一の高さ位置に揃えるスペーサーを兼ねる。このような基部(111,121)によって、受け部材(110,120)の取り付け位置の高さを調整することができる。
前記[7]に記載の座席支持機構(10)によれば、台枠(30)の下面側に設けられ、受け部材(110,120)に対して上下に重なり係合する被係合部材(160)を有する。これにより、台枠(30)の下面側の強度を高めることができる。
本発明に係る座席支持機構によれば、脚台の上面側に設けられた受け部材が台枠の下面側に係合することにより、座席のガタ付きを防止することができ、しかも、受け部材を交換する等のメンテナンスを行う際に台枠を取り外す必要はなく、容易に作業を行うことができる。
本発明の第1実施の形態に係る座席支持機構において壁と平行なロング位置の状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施の形態に係る座席支持機構のロング位置の状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施の形態に係る座席支持機構の一クロス位置の状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施の形態に係る座席支持機構の逆クロス位置の状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施の形態に係る座席支持機構のロング位置の状態を示す平面図である。 本発明の第1実施の形態に係る座席支持機構のクロス位置の状態を示す平面図である。 本発明の第1実施の形態に係る座席支持機構の脚台を示す平面図である。 本発明の第1実施の形態に係る座席支持機構の台枠を示す平面図である。 本発明の第1実施の形態に係る座席支持機構のクロス位置の状態を示す正面図と、その一部拡大図である。 本発明の第1実施の形態に係る座席支持機構により座席をロング位置から一クロス位置に変換する動作を示す説明図である。 本発明の第2実施の形態に係る座席支持機構のロング位置の状態を示す平面図である。 本発明の第2実施の形態に係る座席支持機構のクロス位置の状態を示す平面図である。 本発明の第2実施の形態に係る座席支持機構の脚台を示す平面図である。 本発明の第2実施の形態に係る座席支持機構の台枠を示す平面図である。 本発明の第2実施の形態に係る座席支持機構のクロス位置の状態を示す正面図と、その一部拡大図である。 本発明の第2実施の形態に係る座席支持機構のクロス位置にある台枠の一部を拡大して示す平面図である。 本発明の各種実施の形態に係る座席支持機構の受け部材の変形例を拡大して示す正面図である。
以下、図面に基づき本発明を代表する各種実施の形態を説明する。
図1〜図10は、本発明の第1実施の形態を示している。
本実施の形態に係る座席支持機構10は、座席を回転ないしスライドさせて向きを変換するための機構である。ここで座席の用途は、特に限定されるものではないが、以下、鉄道車両の客室内に装備する2人掛けの腰掛に適用した場合を例に説明する。
図1に示すように、座席支持機構10は、脚台11と、移動台20と、座席の台枠30とを備えている。図1中のAは、車両客室内において、車両の進行方向と平行な壁である。座席支持機構10により座席の向きは、座席背面側が壁Aに平行となるロング位置と、座席背面側が壁Aと直交するクロス位置とに変換される。ここでクロス位置には、座席のロング位置の角度を0°とすると、ロング位置から一方向へ90°回転させた一クロス位置90°と、さらに一方向へ180°回転させた逆クロス位置270°とがある。
図2は、座席のロング位置を示し、図3は、座席の一クロス位置を示し、図4は、座席の逆クロス位置を示している。以下、一クロス位置と逆クロス位置とを総称する場合は、単にクロス位置と表記する。なお、図示省略した座席は、2人掛け用として、2つの座部と背凭れを両側方向に並設してなる。かかる座席は、一般に車両客室内の床面上に通路を挟んで左右に2列ずつ、そして進行方向に所定間隔おきに複数列が並ぶように設置される。
図1に示すように、座席支持機構10は、脚台11の上面側に着脱可能に設けられ、座席が各位置に拘束された時、台枠30の下面側に係合する受け部材110,120等を有している。受け部材110,120等は、台枠30が上から重なる状態でも着脱可能に構成されている。先ず、座席支持機構10の基本的な構成について概説した後、本発明の根幹をなす受け部材110,120等について順に説明する。
脚台11は、車両客室内にて壁A(図1参照)の傍らの床面上に固設されている。脚台11は、壁Aと略直交する方向に長い架台状にフレーム材を組み合わせて構成されている。脚台11の上側を覆う上面部12は略水平であり、上面部12の長手方向に延びる両側の長辺(両側縁)は壁Aと略直交し、上面部12の前後の短辺(前端縁と後端縁)は前記壁Aと略平行に配されている。
脚台11の上面部12には、後述する移動台20の進退に伴って移動する回転軸41が、その移動軌跡に沿って通過可能な回避部12aが設けられている。回避部12aは、上面部12の前端縁から略中央に向かって内側へ凹む湾状の切り欠きとして設けられている。回避部12aは、回転軸41が上面部12と干渉することを避けるための部位である。なお、上面部12上には、台枠30の回転方向を規制するためのストッパー14等の関連部品も取り付けられている。
脚台11の上面部12の直ぐ下側には、スライド機構を介して移動台20が壁Aと直交する方向へ進退可能に取り付けられている。スライド機構は、脚台11の両側部13,13の内側に設けられた一対のガイドレール13a,13aを備えている。一対のガイドレール13a,13aは、脚台11の上面部12の両長辺に沿って互いに平行に対向しており、各ガイドレール13aの内側に、次述する移動台20の両側部21,21がそのまま摺動可能に嵌合している。
移動台20は、脚台11の上面部12の下側に配置され、長方形の枠組状にフレーム材を組み合わせて構成されている。移動台20の両側部21は、前述のガイドレール13aの内側に摺動可能に嵌合している。よって、移動台20は、壁Aに対して略直交する方向に前進ないし後退するようにスライド可能となっている。
移動台20の略中央には、座席の回転中心となる回転機構40の軸受部22が設けられている。軸受部22に取り付けた回転機構40の回転軸41により、移動台20上に台枠30は回転可能に支持される。ここで回転軸41は、脚台11の上面部12の下側より上方へ延びるが、前記回避部12aを通ることで上面部12とは干渉しない。回転軸41の上端には、次述する台枠30が一体に取り付けられており、座席と台枠30は回転軸41と一緒に回転する。
台枠30は、脚台11の上面部12の上側に配置され、長方形の金属板により構成されている。台枠30は、図示省略した座席を取り付けて支持するものであり、座席の座部底面に合致する両側方向に長い長方形となっている。なお、回転機構40は、回転軸41を電動または手動で回転駆動させて、座席と台枠30を回転させるものであるが、その構成は一般的であるので詳細な説明は省略する。
また、座席支持機構10は、座席の向きをロング位置ないしクロス位置に変換する時、座席が壁Aと干渉しないように座席の回転と進退を連動させる連動機構50を備えている。連動機構50は、座席を台枠30と共に回転させた時、該台枠30の回転を直線運動に変換し前記回転軸41を介して移動台20に伝達し、移動台20を台枠30と共に、壁Aに対して近接ないし離隔するように直交する方向へ進退させる。
図2,図3に示すように、連動機構50は、脚台11の上面部12に設けられたガイドレール51と、台枠30の下側に設けられたローラー52とを備えている。また、ローラー52は、補助ローラー53を備えている。ガイドレール51は、脚台11の上面部12上において、軸受部22の傍らを通り両側方向へ屈曲しつつ延びる長尺状に形成され、上面部12の水平な基準面より上方へ所定高さに突出している。
ローラー52は、台枠30の下側において、座席の回転軸41から偏心した位置で下方へ突出するよう回転可能に軸支されている。ローラー52の傍らには、補助ローラー53が自転可能かつローラー52の回りを公転可能に軸支されている。補助ローラー53は、ローラー52に対して近接ないし離隔可能に支持され、バネ部材を介してローラー52に近接する方向へ常時付勢されている。
ローラー52と補助ローラー53は、座席がロング位置ないしクロス位置に変換される時、ガイドレール51を両側から挟持している。かかる状態でローラー52と補助ローラー53は、座席の回転に伴いガイドレール51の一端から他端にかけて移動し、台枠30の回転が直線運動に変換され、回転軸41を介して移動台20に伝達される。これにより、座席を図2のロング位置から図3の一クロス位置、逆に、一クロス位置からロング位置に変換することができるように構成されている。
また、座席支持機構10は、台枠30(座席)をロング位置とクロス位置の各位置で回転不能に拘束する回転ロック機構60を備えている。回転ロック機構60は、台枠30を脚台11に対して回転不能に拘束するため、必然的に移動台20も脚台11に対して進退不能に拘束するものとなる。図2〜図4に示すように、回転ロック機構60は、脚台11側から台枠30に亘り上下に出没可能なロックピン61と、台枠30に設けられて前記ロックピン61が係脱する係止孔62a,62b,62cとを備えている。
各係止孔62a,62b,62cは、矩形状の台枠30のうち、座席背面側に沿う一長辺側と、座席両側に沿う両短辺側に、それぞれ合計3つ設けられている。ロックピン61は、ユニット60aに組み込まれており、該ユニット60aは、脚台11の上面部12の下側に取り付けられている。上面部12には、ロックピン61が挿通する孔が形成されており、ロックピン61は、脚台11の上面部12より上方へ出没可能となっている。ロックピン61は、座席がロング位置ないしクロス位置に変換された時、当該位置で上下に合致する台枠30側の係止孔62a,62b,62cに挿入されて係合する。
図2に示すロング位置の時、ロックピン61は、台枠30の一長辺側にある係止孔62aに挿入されて係合する。また、図3に示す一クロス位置の時、ロックピン61は、台枠30の一短辺側にある係止孔62bに挿入されて係合する。さらに、図4に示す逆クロス位置の時、ロックピン61は、台枠30の他短辺側にある係止孔62cに挿入されて係合する。なお、ロックピン61が上面部12より下方へ突出する位置では、上面部12の下側で進退する移動台20の一部が干渉しないように構成されている。
また、座席支持機構10には、台枠30(座席)をロング位置とクロス位置のそれぞれの位置で進退不能に拘束するための進退ロック機構を付加しても良い。かかる進退ロック機構は、前記回転ロック機構60とは別に、移動台20を脚台11に対して進退不能に拘束するものである。かかる進退ロック機構を備える場合は、前記回転ロック機構60による拘束を解除した状態においても、座席の進退のみを不能に拘束することが可能となる。
図5はロング位置、図6はクロス位置において、それぞれ脚台11と台枠30の重なり合いを示す平面図であり、脚台11は実線で示し、その上方の台枠30は二点破線で示している。また、図7は脚台11の平面図、図8は台枠30の平面図を示している。図5〜図8に示すように、脚台11の上面側(移動台20も含む)には、台枠30が各位置に拘束された時、台枠30の下面側に係合して座席のガタ付きを防止する受け部材110,120が設けられている。
詳しく言えば、受け部材110には複数種類があり、本実施の形態では受け部材110Aとし、後述する第2実施の形態の受け部材110Bと区別する。同様に、受け部材120にも複数種類があり、本実施の形態では受け部材120Aとし、後述する第2実施の形態の受け部材120Bと区別する。なお、受け部材110A,110Bを総称する場合は、受け部材110と表記し、受け部材120A,120Bを総称する場合は、受け部材120と表記する。後述する他の受け部材130,140,150も併せて総称する場合は、受け部材110,120等と表記する。
脚台11の上面部12の前半側(図中で下半側)における両側端には、回避部12aを間にして互いに対向し、それぞれ前後方向に延びる一対の受け部材110A,110Aが設けられている。また、移動台20の上面側にも、各受け部材110Aの間に位置して両側方向に延び、回避部12aより上方に露出する受け部材120Aが設けられている。これらの受け部材110A,120Aは、台枠30が常に上から重なる状態で脚台11の上面側の領域において、台枠30の変位に伴い台枠30の外縁が接近した時、該外縁の側方から届くドライバー(工具)により着脱可能な位置に配置されている。
図9に示すように、受け部材110Aは、脚台11の上面側にネジ止めする取付部112と、該取付部112に対して別途ネジ止めされて台枠30の下面側に直接係合する当接部113とを備えている。さらに、受け部材110Aは、脚台11の上面側に直接固設され、取付部112を所定方向からネジ止めするための基部111を備えている。基部111は、細長く延びた角柱形状であり、例えば金属によって形成されている。
取付部112は、前記基部111に上から被さる横向きL字形断面であり、その垂直に配される側壁片が基部111の一側面に対して水平面上の一側方(所定方向)からネジ止めされる。取付部112も、前記基部111と同様に例えば金属によって形成されている。本実施の形態では、取付部112の側壁片の両端における2箇所でネジ止めされているが、ネジの数や位置は適宜定め得る設計事項である。
当接部113は、所定の厚さで細幅状に延びるダンパーであり、前記取付部112の水平に配された上壁片に対して垂直方向からネジ止めされる。当接部113は、台枠30側に直接係合する部位であり、ある程度弾性を備える合成樹脂によって形成されている。本実施の形態では、当接部113の両端と中央の3箇所でネジ止めされているが、ネジの数や位置は適宜定め得る設計事項である。なお、当接部113のネジ穴の周囲には、ネジの頭部が埋まり当接部113のみが台枠30側と接触するように凹部が設けられている。
このような受け部材110Aのうち、取付部112(および当接部113)は、ネジを外すことで基部111から着脱可能であり、また、当接部113も、ネジを外すことで取付部112から着脱可能となっている。ここで受け部材110Aは、図1に示すように、ネジ止めする取付部112の側壁片が、脚台11の上面にて側方(外側)を向く状態で、台枠30の外縁が接近した時、該外縁の側方からドライバーが届く位置に配されている。なお、基部111も、脚台11の上面側に対して着脱可能に取り付けても良く、また、基部111を省いて、取付部112を脚台11の上面側に対して直接着脱可能に取り付けるように構成しても良い。
図1および図9に示すように、受け部材120Aも、前記受け部材110Aと同様に、移動台20の上面側に直接固設される基部121と、該基部121に所定方向からネジ止めする取付部122と、該取付部122に別途ネジ止めされる当接部123とを備えている。受け部材120Aをネジ止めする移動台20の上面は、前記受け部材110Aをネジ止めする脚台11の上面より一段低くなっている。ここで基部121は、受け部材120Aの取付部122と当接部123の高さ位置を、前記受け部材110Aと同一の高さ位置に揃えるスペーサーを兼ねており、基部121の高さは前記基部111よりも高く設定されている。
また、図7に示すように、脚台11の上面部12の後半側における両端には、それぞれ前後方向に延びて互いに対向する一対の受け部材130,130が設けられている。さらに、各受け部材130,130の間には、両側方向に延びて直線上に並ぶ2組の受け部材140,150が設けられている。両側の受け部材130は、前後方向に短く延びており、受け部材140は、前記受け部材130と同様に短いが、受け部材150は、受け部材140の3倍程度の長さを有している。
これら上面部12の後半側にある受け部材130,140,150は、何れも台枠30が回転ないしスライドする過程で台枠30が上方に重ならない状態があるため、当該状態で上方から脚台11の上面側にネジ止めすることができ、またネジを外すことも可能である。よって、受け部材130,140,150は、前記受け部材110A,120Aとは異なり、図示省略したが単に細長く延びた角柱形状の取付部と、その上端面に取り付ける当接部とを、一緒に脚台11の上面側に直接ネジ止めしたり、あるいは基部を介してネジ止めしても良い。
図8に示すように、前記台枠30の下面側には、前記各受け部材110,120等に対して上下に重なり係合する被係合部材160が設けられている。被係合部材160は、座席の回転軸41を囲む略正方形上に沿って配置され、また、台枠30の両側端縁に沿って配置されている。被係合部材160は、例えば図9に示すように、所定の厚さで細幅状に延びる樹脂製のダンパーからなり、下端面の角隅は削られて前記受け部材110,120等に円滑に係合するためのテーパーが設けられている。
詳しく言えば被係合部材160は、座席がロング位置にある時(図5参照)、前記受け部材110Aに係合し、かつ座席がクロス位置にある時(図6参照)、前記受け部材120Aに係合する被係合部材161,162と、座席がクロス位置にある時、前記受け部材140,150に係合する被係合部材163,164と、座席がロング位置にある時、前記受け部材120Aに係合し、かつ座席がクロス位置にある時、前記受け部材110Aに係合する被係合部材165と、座席がロング位置にある時、前記受け部材140,150に係合し、かつ座席がクロス位置にある時、前記受け部材110Aに係合する被係合部材166,167,168とからなる。
被係合部材160のうち、座席の回転軸41を囲む略正方形上の両側に配された被係合部材161,162同士は、座席の回転軸41を間にして互いに180°対称に位置し、台枠30の両端にある被係合部材163,164同士は、座席の回転軸41を間にして互いに180°対称に位置している。なお、各被係合部材160は、それぞれ前記台枠30の下面側に直接ネジ止めしたり、あるいは基部等を介して高さ調整可能にネジ止めしても良い。なお、被係合部材161〜168を総称する場合は、被係合部材160と表記する。
次に、本実施の形態に係る座席支持機構10の作用を説明する。
図1に示すように、座席支持機構10では、脚台11の上面部12を間にして、下側に移動台20が配置され、上側に回転軸41を介して移動台20に支持された台枠30が配置される。このような構造であれば、移動台20と台枠30の間に介在する上面部12が、そのままでは移動台20の進退時に回転軸41の動きを妨げることになるが、回転軸41は、上面部12にある回避部12aを通るため、上面部12と干渉することはない。よって、脚台11の上面部12の下側における移動台20の進退を実現することができる。
図10に示すように、座席を台枠30と共に回転させると、該台枠30の回転は直線運動に変換され、回転軸41を介して移動台20に伝達される。よって、移動台20は回転する台枠30と共に、壁A(図1参照)と直交する方向へ進退する。このような座席の回転と進退の連動により、座席が壁Aに近接していても壁Aと干渉しないように、座席背面側が壁Aに平行となるロング位置(図10(a))と、座席背面側が壁Aと直交するクロス位置(図10(c))とに、座席の向きを一連の動作で容易に変換することができる。
例えば、図10において、台枠30(座席)をロング位置(図10(a))からクロス位置(図10(c))に変換するには、回転ロック機構60のロックを解除した後、図10(b)に示すように、台枠30(座席)を一方向(図10中で反時計回り)へ回転させると、台枠30は連動機構50により直線運動に変換されながら回転する。すなわち、台枠30の回転時に壁A(図1参照)と干渉しないように、台枠30は回転しながら通路側へ大きく前進した後、壁A側へ引き込まれるように小さく後退しながら90°回転する。図10(c)に示すように、台枠30(座席)がクロス位置に到達すると、回転ロック機構60によって当該位置に台枠30は回転不能にロックされる。
本座席支持機構10によれば、台枠30は、大元の固定側となる脚台11の上面部12の上側に配置され、該上面部12との間に移動台20を介在させることなく回転する。そのため、台枠30を脚台11側から容易に係止して拘束することが可能となる。台枠30を脚台11側から係止して拘束する場合、台枠30が回転不能になるだけでなく、併せて脚台11に対する台枠30の進退も不能となる。従って、台枠30を回転不能かつ進退不能に同時に拘束可能な回転ロック機構60を実現することができる。
座席が何れかの向きに変換されて、回転ロック機構60により各位置に拘束された時には、脚台11の上面側にある受け部材110A,120A等が、台枠30の下面側にある被係合部材160に弾性的に係合することにより、座席のガタ付きを防止することができる。ここで受け部材110A,120A等と被係合部材160は、座席の回転軸41を中心として間隔をあけた広い範囲に配置されている。
このような受け部材110A,120A等と被係合部材160によれば、脚台11と台枠30とが互いに広い範囲で当接し合うことになり、台枠30は一方向に偏ることなく全体的に安定した状態で支持される。また、台枠30の変位過程の何れの状態においても、受け部材110A,120A等と被係合部材160とは、それぞれ途中箇所で交差するように係合するため、変位の途中におけるガタ付きも防止することができる。
受け部材110A,120A等において、被係合部材160と直接係合する当接部113,123等は、ある程度は弾性変形し得るように合成樹脂で成形されており摩耗するため、定期的に交換する等のメンテナンスが必要である。ここで例えば、従来の座席のように、前後のクロス位置だけに回転する場合、平面視で脚台と台枠とをほぼ同じ大きさに形成し、脚台の両端側に受け部材を配置すれば、座席の回転途中において受け部材の上方に台枠が重ならない状態で、容易に受け部材にアクセスして工具で着脱することができる。
一方、本座席支持機構10のように、座席の向きがクロス位置に加えてロング位置も含まれる場合、ロング位置においても、脚台11が着座者の足元の邪魔にならないように、脚台11は平面視でなるべく広がらない面積に設計している。従って、ロング位置におけるガタ付きを防止するための受け部材110A,120A等は、台枠30が上から重なる領域に含まれる割合が多くなる。特に、受け部材110A,120Aは、台枠30が常に上から重なる領域に配置させることになり、その着脱作業の容易化が重要な課題となる。
そこで、本座席支持機構10では、受け部材110A,120Aを、台枠30が上から重なる状態でも着脱可能に構成している。すなわち、受け部材110A,120Aは、台枠30が常に上から重なる状態で脚台11の上面側の領域において、台枠30の変位に伴い台枠30の外縁が接近した時、該外縁の側方から届くドライバー(工具)により着脱可能な位置に配置されている。
図5に示すように座席がロング位置にある時は、受け部材120Aに対して台枠30の一側縁が近接しており、この一側縁の外側の側方よりドライバーを隙間に挿入して、基部111にネジ止めされた取付部112を当接部113ごと容易に取り外すことができる。図6に示すように座席がクロス位置にある時は、両側一対の受け部材110A,110Aに対して台枠30の両側縁がそれぞれ近接しており、各側縁の外側の側方よりドライバーを隙間に挿入して、各々の基部111にネジ止めされた取付部112を当接部113ごと容易に取り外すことができる。
このように、受け部材110A,120Aを交換する等のメンテナンスを行う際は、座席を台枠30ごと取り外す必要はなく、台枠30はそのまま残した状態で、必要に応じて座席の座部クッションだけを外すだけで済むため、メンテナンスの作業を容易に行うことができる。また、当接部113,123は、取付部112,122に対してネジ止めされているため、摩耗した当接部113,123だけを新たに交換して、取付部112,122は再利用することができる。
また、受け部材110A,120Aは、脚台11の上面側に固設され、取付部112,122を水平面上の一側方(所定方向)からネジ止めするための基部111,121を備えている。これにより、脚台11の上面側が構造的に比較的弱い場合でも、基部111,121によりネジ止めする座を確保しつつ強度を高めることができる。
受け部材120Aを固定する移動台20の上面は、受け部材110Aを固定する脚台11の上面より一段低くなっている。よって、受け部材120Aの基部121を嵩上げするスペーサーとすれば、受け部材120Aの取付部122と当接部123の高さ位置を、受け部材110Aと同一の高さ位置に揃えることができる。このように、基部111,121によって、受け部材110A,120Aの取り付け位置の高さを調整することもできる。
一方、台枠30の下面側には、受け部材110A,120A等に対して上下に重なり係合する被係合部材160が別途設けられている。これにより、台枠30の下面側の強度を高めることができる。なお、被係合部材160は、台枠30において必ずしも別体として後付けする必要はなく、例えば、台枠30の一部をプレス加工して出っ張る被係合部として一体成形しても良い。
また、脚台11の上面にて受け部材110A,120A以外の他の受け部材130,140,150は、台枠30の変位の過程で上方に台枠30が重ならない状態があるため、そのタイミングで上方よりドライバーを用いて、受け部材130,140,150を取り外す等のメンテナンスの作業を行うことができる。かかる場合には、座席を台枠30ごと取り外す必要はないが、座席の座部クッションは外して作業を行うことになる。
図11〜図16は、本発明の第2実施の形態を示している。
本実施の形態では、受け部材110B,120Bの構成が、前記第1実施の形態の受け部材110A,120Aの構成と異なり、また、受け部材110B,120Bを台枠30が上から重なる状態で着脱可能とする構成も異なっている。なお、第1実施の形態と同種の部位には、同一符号を付して重複した説明を省略する。
本実施の形態では、受け部材110B,120Bは、台枠30が上から重なる状態で脚台11の上面側の領域に配置され、台枠30に設けられた孔31に平面視で重なる時、該孔31を通したドライバーにより着脱可能となっている。図11〜図13に示すように、受け部材110B,120Bの台枠30上における配置位置は、前記受け部材110A,120Aと同じであるが、受け部材110B,120B自体の構成は、台枠30の上面に対して上方よりネジ止めされるように構成されている。
図15に示すように、受け部材110Bは、脚台11の上面側に直接固設された基部111と、該基部111に対して上方からネジ止めする取付部112と、該取付部112に対して別途ネジ止めされて台枠30の下面側に直接係合する当接部113とを備えている。これら受け部材110Bの構成要素の符号は、便宜上、前記受け部材110Aのものと同一の符号を付しているが、一部構成が異なるものも含まれている。
すなわち、基部111は、細長く延びた平板形状であり、例えば金属によって形成されている。取付部112は、前記基部111に上から重なるL字形断面であり、その水平に配される一段低い部位が基部111の一側縁側に垂直方向からネジ止めされる。取付部112も、前記基部111と同様に例えば金属によって形成されている。当接部113は、前記受け部材110Aのものと同一のダンパーであり、前記取付部112の水平に配される一段高い部位に垂直方向からネジ止めされる。各部品間でネジ止めされるネジ数や位置は適宜定め得る設計事項である。なお、受け部材120Bも、受け部材110Bと同様に構成されている。
台枠30には、前記各受け部材110B,120B等に対して上下に重なり係合する被係合部材160(図8参照)の他、図14および図12に示すように、座席がクロス位置にある時、受け部材110B,120Bの取り付けネジに合致する位置に、ドライバーを通す孔31が設けられている。詳しく言えば孔31は、受け部材120Bの取り付けネジに合致する一対の孔31a,31aと、一方の受け部材110Bの取り付けネジに合致する一対の孔31b,31bと、他方の受け部材110Bの取り付けネジに合致する一対の孔31c,31cとからなる。なお、孔31a〜31cを総称する場合は、単に孔31と表記する。
本実施の形態によれば、受け部材110B,120Bの取り付けネジに対して、台枠30の孔31が平面視で重なるクロス位置にある時、該孔31を通したドライバーにより、各々の基部111にネジ止めされた取付部112を当接部113ごと容易に取り外すことができる。このように、受け部材110B,120Bのメンテナンスの作業を行う際は、座席を台枠30ごと取り外す必要はなく、台枠30はそのまま残して座席の座部クッションだけを外すだけで足りるため、容易に行うことができる。
また、本実施の形態の場合には、脚台11(や移動台20)の上面側にて受け部材110B,120Bを配置する位置が、必ずしも台枠30の外縁が接近する位置に限定されることない。従って、受け部材110B,120Bは任意の位置に自由に配置することができ、これに合わせて台枠30上で合致する位置に孔31を適宜設ければ良い。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。例えば、脚台11、移動台20、台枠30の形状は図示したものに限定されることはない。また、座席は2人掛けの例を説明したが、3人掛けや1人掛けの座席であっても良い。
また、受け部材110,120に関しても、他の様々な形態に構成することができる。図17は、受け部材110(120)の各種の変形例を示している。図中において、各受け部材110の構成要素の符号111,112,113は、便宜上同一の符号を付しているが、一部構成が異なるものもある。図17(a)〜(d)に示す受け部材110C〜110Fは、基部111に対する取付部112のネジ止め方向を、前記第1実施の形態と同様に側方としたものである。
図17(e)に示す受け部材110Gは、基部111に対する取付部112のネジ止め方向を、前記第2実施の形態と同様に上方としたものである。また、図17(d)に示した受け部材110Fのように、基部111は細幅なブロック状のものに限られることなく、細幅の金属板を折り曲げたブラケット状のものにより構成しても良い。
本発明は、座席を回転させて向きを変換するための座席支持機構に関するものであり、例えば、鉄道車両、自動車、航空機、船舶等の各種乗物に搭載する座席に適用される。
10…座席支持機構
11…脚台
12…上面部
12a…回避部
20…移動台
30…台枠
40…回転機構
50…連動機構
51…ガイドレール
60…回転ロック機構
61…ロックピン
62a,62b,62c…係止孔
110…受け部材
111…基部
112…取付部
113…当接部
120…受け部材
130…受け部材
140…受け部材
150…受け部材
160…被係合部材

Claims (7)

  1. 座席の台枠が床面側の脚台上にて少なくとも回転を含め変位可能に支持され、前記台枠の変位に伴い向きが変換された座席を各位置に拘束可能な座席支持機構において、
    前記脚台の上面側に着脱可能に設けられ、前記座席が各位置に拘束された時、前記台枠の下面側に係合する受け部材を有し、
    前記受け部材は、前記台枠が上から重なる状態で着脱可能に構成されたことを特徴とする座席支持機構。
  2. 前記受け部材は、前記台枠が上から重なる状態で前記脚台の上面側の領域に配置され、前記台枠の外縁が接近した時、該外縁の側方から届く工具により着脱可能であることを特徴とする請求項1に記載の座席支持機構。
  3. 前記受け部材は、前記台枠が上から重なる状態で前記脚台の上面側の領域に配置され、前記台枠に設けられた孔に平面視で重なる時、該孔を通した工具により着脱可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の座席支持機構。
  4. 前記受け部材は、前記脚台の上面側にネジ止めする取付部と、該取付部に対して別途ネジ止めされて前記台枠の下面側に係合する当接部とを備えることを特徴とする請求項1,2または3に記載の座席支持機構。
  5. 前記受け部材は、前記脚台の上面側に固設され、前記取付部を所定方向からネジ止めするための基部をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の座席支持機構。
  6. 前記基部は、前記脚台の上面側で前記受け部材を配置する位置の高さが複数の受け部材ごとに異なる場合に、同一の高さ位置に揃えるスペーサーを兼ねることを特徴とする請求項5に記載の座席支持機構。
  7. 前記台枠の下面側に設けられ、前記受け部材に対して上下に重なり係合する被係合部材を有することを特徴とする請求項1,2,3,4,5または6に記載の座席支持機構。
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