JP2018166721A - X線ct装置、画像処理装置、および、画像処理方法 - Google Patents

X線ct装置、画像処理装置、および、画像処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】撮影時の画像に近いノイズ量のレイアウト用画像を所望のレイアウトで割り付けたレイアウトを生成する。【解決手段】撮影制御部は、設定された撮影用スライス厚で被検体の断層画像を複数撮影する。レイアウト画像作成部は、複数の断層画像から得たボリュームデータをレイアウト用スライス厚で分割することにより複数のレイアウト用画像を生成し、得られた複数のレイアウト用画像を配列したレイアウトを生成する。レイアウト画像作成部は、レイアウト用画像に含まれるノイズ量が、撮影制御部が撮影する断層画像のノイズ量と同等になるように、レイアウト用画像を構成する画像に画像処理を施す。【選択図】図4

Description

本発明はX線CT装置に関し、特に、被検体の複数スライスの画像を2次元に配列して、1枚のフィルムに印刷したり、一画面に表示したりすることのできるX線CT装置に関する。
X線CT装置において撮影した画像は、その出力方法として、ディスプレイに画像として表示する方法の他、医用フィルムに印刷する方法も用いられる。近年ではPACS(画像保存通信システム:Picture Archiving and Communication Systems)の普及が進み、医用フィルムによる画像の保管は稀になってきているが、それでも中国や東南アジアの一部地域では、撮影した画像をフィルムに印刷し、患者に提供することが推奨されている病院もある。患者は、フィルムに印刷された画像をもって他の病院に行って、医師に読影してもらったり、印刷された画像を検査を受けた証拠として自宅で保管したりする。X線CT装置は、通常複数のスライスについて画像を撮影するため、画像数が多い(例えば50スライス)。これら複数の画像をフィルムに印刷する場合、病院はフィルム代の削減のために、できるだけ少ない枚数のフィルムに複数の画像を印刷するため、例えば50スライスの画像を縮小し、7×8の2次元に配列(レイアウト)して1枚のフィルムに印刷することが行われている。操作者は、画像の印刷に際して、複数画像の2次元配列のレイアウトを決定しなければならず、X線CT装置には、印刷時の操作者のレイアウト決定の負担を低減することも求められている。
このような要求に対して、特許文献1に記載の発明は、フィルムのスペースに無駄を発生させないように、撮影によって得られた画像を一旦ボリュームデータ化し、フィルムレイアウトのコマ数に対応するスライス数でボリュームデータから画像を生成し、生成した画像をフィルムにレイアウトして印刷している。
特開2007−105141号公報
X線CT装置で複数スライスについて画像を撮影する場合、画像のノイズ量と構造物の境界の鮮明度は、スライス厚に依存することが知られている。具体的には、スライス厚が厚くなるとノイズは減少するが、被検体の構成物の境界の鮮明度は増大し、スライス厚が薄くなるとノイズは増加するが境界の鮮明度は減少する。一方、画像を読影して診断を行う医師にとって、ノイズ量は少なければ少ない方がよいとは限らず、常に一定のノイズ量の画像が表示されることの方が正確な診断には重要であるとも言われている。どの程度のノイズ量や鮮明度を好むかは、医師ごとに異なり、通常医師ごとに、被検体の撮影部位ごとの所望のスライス厚が決まっており、そのスライス厚に設定して撮影が行われる。すなわち、所望のスライス厚に設定した撮影により得られた画像が、その医師にとって最適なノイズ量および鮮明度の画像である。
しかしながら、特許文献1に記載した発明は、撮影によって得られたデータからボリュームデータを生成し、1枚のフィルムに印刷したい画像数(コマ数)に合わせて、ボリュームデータにスライスを設定しなおして画像を生成するため、印刷したいコマ数に依存して画像のスライス厚が変化し、ノイズ量も変化する。このため、ユーザの意図した質(ノイズ量および境界の鮮明度)の画像を印刷することができず、フィルムに印刷された画像で診断しようとした際に読影に支障がでる可能性がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、撮影時の画像に近いノイズ量のレイアウト用画像を所望のレイアウトで割り付けたレイアウトを生成することによる。
上記目的を達成するために、本発明に係るX線CT装置は、撮影制御部とレイアウト画像作成部とを備える。撮影制御部は、設定された撮影用スライス厚で被検体の断層画像を複数撮影する。レイアウト画像作成部は、複数の断層画像から得たボリュームデータをレイアウト用スライス厚で分割することにより複数のレイアウト用画像を生成し、得られた複数のレイアウト用画像を配列したレイアウトを生成する。レイアウト画像作成部は、レイアウト用画像に含まれるノイズ量が、撮影制御部が撮影する断層画像のノイズ量と同等になるように、レイアウト用画像を構成する画像に画像処理を施す。
本発明によれば、撮影時の画像に近いノイズ量のレイアウト用画像を所望のレイアウトで割り付けたレイアウトを生成することができる。
第1の実施形態のX線CT装置のブロック図。 図1の画像処理装置のハードウエア構成を示すブロック図。 (a)〜(c)第1の実施形態の撮像制御部120の処理を説明する説明図、(d)〜(f)レイアウト画像作成部121の処理を説明する説明図。 第1の実施形態の撮像制御部120およびレイアウト画像作成部121の処理を示すフローチャート。 第1の実施形態の検査部位と検査プロトコルとレイアウトとコマ数との関係を示すデータベースの示す説明図。 第1の実施形態のGUI画像の例を示す図。 第1の実施形態のスキャノグラム画像にレイアウト用画像の位置を表示した画像の図。 第1の実施形態のノイズ増減処理に用いる再構成フィルタを説明する図。 第1の実施形態のノイズ低減処理に用いる逐次近似法の処理レベルを説明する図。
以下、添付図面にしたがって本発明に係るX線CT装置の一実施形態について説明する。
本実施形態のX線CT装置は、図1に示したように、撮影制御部120とレイアウト画像作成部121とを備える。撮影制御部120は、設定された撮影用スライス厚で被検体の断層画像を複数撮影する。レイアウト画像作成部121は、複数の断層画像から得たボリュームデータをレイアウト用スライス厚で分割することにより複数のレイアウト用画像を生成し、得られた複数のレイアウト用画像を配列したレイアウトを生成する。レイアウト画像作成部121は、レイアウト用画像に含まれるノイズ量が、撮影制御部が撮影する断層画像のノイズ量と同等になるように、レイアウト用画像を構成する画像に画像処理を施す。これにより、撮影時の画像に近いノイズ量のレイアウト用画像を所望のレイアウトで割り付けたレイアウトを生成することができる。なお、ここでいう同等とは両者のノイズ量の差異がある閾値以下であることである。
<<第1の実施形態>>
図1は、第1の実施形態のX線CT装置の構成図である。このX線CT装置は、X線管102およびX線検出器104を内蔵するガントリ101と、ガントリ101の開口に配置されたテーブル103と、X線の照射を制御するX線制御器105と、ガントリ101を制御するガントリ制御器106と、テーブル103を制御するテーブル制御器107と、X線検出器104に入射したX線の強度を電気信号に変換するDAS(Data Acquisition System)108と、DAS108で変換した電気信号を受け取って、データの補正および画像再構成を行う再構成演算器111と、再構成演算器111によって作成された画像を格納したり、接続されている表示装置(不図示)に画像を表示させたり、イメージャー110にデータ転送して印刷させたりする画像処理装置109とを備えている。ガントリ101は、X線管102およびX線検出器104を搭載して回転させる回転板112をさらに有している。
テーブル101は、被検体113を搭載して、ガントリ101の開口に配置する。X線管102は、X線をX線検出器104に向かって照射する。X線検出器104は、被検体113を透過したX線の強度に従った電気信号を発生する。回転板112は、X線管102とX線検出器104を、被検体113の周りで回転させる。
X線管102および回転板112の動作は、X線制御器105とガントリ制御器106とによって制御される。X線制御器105は、X線管102に電力信号およびX線発生タイミング信号を供給し、ガントリ制御器106は、ガントリ101上の構成要素(X線管102およびX線検出器104)の回転速度および位置を制御する。テーブル103は、テーブル制御器107によって制御され、テーブル103の移動速度および位置を制御する。
X線検出器104に入射したX線は、電気信号に変換され、DAS108によってデジタル信号に変換され、デジタルデータとして画像処理装置109に送られる。再構成演算器111は、画像処理装置109からデジタルデータを取得し、データの補正および画像再構成を実行する。画像再構成によって作成された画像データは、画像処理装置109に入力され、保存される。画像データは、画像処理装置109に接続された画像表示装置26(図2参照)やフィルムイメージャ110などに転送される。フィルムイメージャ110は、医療用フィルムに画像を印刷する。
画像処理装置109は、撮影制御部120とレイアウト画像作成部121とを備えている。撮影制御部120は、X線制御器105、ガントリ制御器106、テーブル制御器107およびDAS108の動作を制御し、ユーザが設定した撮影条件での撮影を実行させる。一方、レイアウト画像作成部121は、図3(f)のようにユーザが望む数の画像(以下、レイアウト用画像と呼ぶ)130を、ユーザが望む2次元配列でレイアウト(割り付け)したもの(以下、レイアウト300と呼ぶ)を生成する。
図2は、画像処理装置109のハードウエア構成図である。画像処理装置109は主として、CPU(Central Processor Unit)21と、メインメモリ22と、画像データを格納するデータ記録装置23と、被検体113の画像データを一時記憶する表示メモリ25と、ネットワークアダプタ24と、これら各構成要素を接続するデータバス30とを備えている。表示メモリ25には、画像表示装置26が接続されている。また、CPU21には、外部入力装置27と、画像表示装置26上のソフトスイッチを操作するためのマウスやタッチパネル等のポインティングデバイス、キーボードなどの外部入力装置が接続されている。ネットワークアダプタ24には、ローカルエリアネットワークや、電話回線、インターネット等のネットワーク28が接続されている。データ記録装置23は、磁気ディスク等の記憶装置や、取り出し可能な外部メディアに対してデータの書き込みや読み出しを行う装置でもよい。画像処理装置109は、ネットワークアダプタ24およびネットワーク28を介して外部の画像データベース29と接続され、それらとの間で画像データを送受信する。
CPU21は、メインメモリ22に予め格納されたプログラムを読み込んで実行することにより、撮影制御部120とレイアウト画像作成部121の機能をソフトウエアにより実現する。なお、撮影制御部120とレイアウト画像作成部121の一部または全部の機能を、ASIC(application specific integrated circuit)やFPGA(field-programmable gate array)等のハードウエアにより実現することも可能である。
図4は、レイアウト画像作成部121および撮影制御部120の動作の一例を示すフローチャートである。図4を用いて、レイアウト画像作成部121および撮影制御部120の動作を説明する。なお、ここでは複数のレイアウト用画像130を所望の2次元配列で割り付けたレイアウト300を印刷する媒体として医用フィルムを例に挙げて説明するが、印刷する媒体として紙を用いることも可能であるし、印刷せずにレイアウト用画像130を割り付けたレイアウト300を画像上に表示してもよい。
データ記憶部23には、ユーザが予め登録しておいた、複数の検査プロトコルおよび複数の検査部位の少なくとも一方(図5の例では両方)と、レイアウト用画像の数(コマ数)と、レイアウト(横に並べる画像数×縦に並べる画像数)300との関係を示すデータベースが、例えば、図5に示すように、テーブル等の形式により格納されている。一例としては、図5のデータベースには、検査部位が胸部で検査プロトコルが「単純5mm」という名称のものである場合、48スライスのレイアウト用画像130を横6×縦8で配列し、検査部位が胸部で検査プロトコルが「検診用(肺野・縦隔)5mm」と呼ばれるものである場合、56スライスのレイアウト用画像130を、横7×縦8で配列すること等がユーザによって予め登録されている。また、メインメモリ22には、GUI画像が予め格納されている。GUI画像は、ユーザによる検査プロトコルおよび複数の検査部位の少なくとも一方の選択を受け付ける領域61,62と、それに対応する2次元配列がどのようなレイアウトであるかを表示する領域63とを含む。
まず、撮影制御部120は、外部入力装置27を介して、被検体の撮影範囲(画像作成範囲)のサイズ、撮影時のスライス厚、X線管102の管電圧や管電流等の撮影条件の入力を受け付ける(ステップ40)。
つぎに、レイアウト画像作成部121は、レイアウト300を決定する条件の入力を受け付ける。すなわち、レイアウト画像作成部121は、図6のGUI用画像をメインメモリ22から読み出して、画像表示装置26に表示させ、GUI用画像上で検査部位61および検査プロトコル62の選択をユーザから受け付ける。レイアウト画像作成部121は、検査部位61および検査プロトコル62の選択を受け付けたならば、データ記憶装置23内のデータベースを参照し、選択された検査部位61および検査プロトコル62に対応するレイアウト用画像130の数(コマ数)とそのレイアウト(横×縦)300とを読み出して、GUI用画像の領域63にコマ数とレイアウト300を示す画像を表示する。具体的には、ユーザによって選択された検査部位または検査方法を検索キーとして、データベースから該当するレコードを検索し、検査部位または検査方法に対応付けられているレイアウト300およびコマ数を取得する。これにより、レイアウト画像作成部121は、ユーザが設定したコマ数を取得することができる(ステップ41)。
つぎに、レイアウト画像作成部121は、被検体113をテーブル103に搭載して、ガントリ101の開口に配置するように促す表示を画像表示装置26に表示させる(
ステップ42)。ユーザは、この表示を見て被検体113の撮影部位をガントリ101の開口内に配置する。
つぎに、レイアウト画像作成部121は、レイアウト300に配置するレイアウト用画像130のコマ数から、レイアウト用画像130のスライス厚を算出する。具体的には、ステップ40において設定された撮影範囲(=画像作成範囲)を、ステップ41で取得したコマ数で除したものをレイアウト用画像130のスライス厚とする。例えば、図6に示すように、画像作成範囲が300mm、レイアウト300が2次元配列4×5の20コマの場合、レイアウト画像130のスライス厚は300mm/20コマ=15mmである。
つぎに、撮影制御部120は、被検体113に対して、回転板112を回転させることなく、被検体113の上方からX線を照射し、被検体113を透過したX線をX線検出器104で検出することにより、スキャノグラム画像を撮影した後、ステップ40で受け付けたスライス厚および撮影範囲等の撮影条件により複数のCT画像(断層画像)を図3(a)のように撮影する(ステップ44)。以下、ステップ44の撮影により得られたCT画像を診断用画像140と称する。
図7のように、ステップ44で撮影したスキャノグラム画像に、ステップ43で求めたレイアウト用画像130の位置を、撮影範囲(画像作成範囲)と共に表示してもよい。
ステップ43で求めたレイアウト用画像130のスライス厚は、診断用画像140のスライス厚とは異なるため、両者の画質(ノイズ量および境界の鮮明度)が異なる。本実施形態では、レイアウト用画像130の画質を診断用画像140の画質に合わせるため、ステップ45において、レイアウト画像作成部121は診断用画像140のノイズ量を求める。具体的には、レイアウト画像作成部121は、各スライスの診断用画像140を読み込み、診断用画像140ごとに画素値の標準偏差(SD)を画像ノイズ量として求める。求めた診断用画像140ごとの画像ノイズ量のいずれかまたは平均を、診断用画像140のノイズ量SDとする。
つぎに、ステップ46に進み、レイアウト画像作成部121は、ステップ43で求めたスライス厚のレイアウト用画像130のノイズ量を推定する。ここでは、レイアウト用画像130のノイズ量を、診断用画像140のノイズ量と、診断用画像140の画像スライス厚と、レイアウト用画像130のスライス厚に基づいて求める。具体的には、以下の式(1)により算出する。
Figure 2018166721
ここで、SDはレイアウト用画像の画像ノイズ量、SDは診断用画像140の画像ノイズ量、Tはレイアウト用画像130のスライス厚、Tは診断用画像140のスライス厚である。診断用画像140のノイズ量SDは、ステップ45で求めた値を用いる。レイアウト300に配置するレイアウト用画像130のスライス厚Tは、ステップ43で求めた値を用いる。診断用画像140のスライス厚は、ステップ40でユーザが撮影条件として設定した値を用いる。
つぎに、ステップ47に進み、レイアウト画像作成部121は、レイアウト用画像130のノイズ量が、ステップ45で求めた診断用画像140のノイズ量と同等にするための、レイアウト用画像130の画像処理方法を決定する。処理方法は、ステップ46で推定したレイアウト用画像130のノイズ量から、ステップ45で求めた診断用画像140ノイズ量を減じた値で判別する。この減算値が正の値、すなわちレイアウト300に配置するレイアウト用画像130のノイズ量の方が診断用画像140ノイズ量より大きい場合は、レイアウト300に配置するレイアウト用画像130の画質を診断用画像140の画質に近づけるために、ノイズを低減する処理をレイアウト用画像130に施す。一方、減算値が負の値、すなわちレイアウト300に配置するレイアウト用画像130のノイズ量の方が診断用画像140ノイズ量より小さい場合は、ノイズを付加する(増大する)処理をレイアウト用画像130に施す。
レイアウト画像作成部121は、画像ノイズ量を増減させる処理として、公知の方法を用いる。例えば、画像ノイズを増減させる処理の1つとして、再構成フィルタを用いることができる。再構成フィルタは、画像の周波数成分を変える働きをするものであり、高周波成分をカットする再構成フィルタをレイアウト用画像130に適用することにより、画像中の画素値の変化を滑らかにして、画像ノイズを低減することができる。反対に、低周波成分をカットする再構成フィルタをレイアウト用画像130に適用することにより、画像中の画素値の変化を強調し、画像ノイズを増加させることができる。この再構成フィルタを、検査部位ごとに、複数種類のノイズ増減度合に応じてそれぞれ用意してデータ記憶装置23等に予め格納しておき、レイアウト画像作成部121が、レイアウト用画像130のノイズ量と診断用画像140のノイズ量との差分に応じて選択するように構成する。
具体的には、例えば図8に示すように、ある再構成フィルタを基準(標準)として画像ノイズの比率が異なる複数の再構成フィルタを用意して、データ記憶装置23等に格納しておく。レイアウト画像作成部121は、レイアウト用画像130のノイズ量と診断用画像140のノイズ量との比を求め、その比率にあう再構成フィルタを決定する。例えば、レイアウト用画像130のノイズ量が35.3、診断用画像140のノイズ量が50.0だった場合、減算値は35.3−50.0=−14.7となり、選択する処理は、レイアウト用画像130のノイズ量を増やす処理となる。レイアウト用画像130のノイズ量と診断用画像140のノイズ量との比は、50/35.3=1.4となるため、再構成フィルタに関連付けられているノイズ比率を参照し、最も比率の近い再構成フィルタ、ここでは「シャープ2」を選択する。「シャープ2」の再構成フィルタは、ノイズ量を標準の1.4倍にするため、このフィルタをレイアウト用画像130に施せば診断用画像140と同等のノイズ量にすることができる。
つぎに、ステップ48に進み、レイアウト画像作成部121は、レイアウト用画像130を生成し、ステップ47で決定した画像処理方法で処理することによりノイズ量を調整する。具体的には、レイアウト画像作成部121は、ステップ44で撮影した複数スライスの診断用画像140(図3(a),(b))からボリュームデータ400(図3(c))を生成し、これをステップ43で算出したレイアウト300に配置するレイアウト用画像130のスライス厚で分割することにより、レイアウト300に配置するレイアウト用画像130を生成する(図3(d),(e))。レイアウト画像作成部121は、レイアウト用画像130に対してそれぞれ、ステップ47で決定した画像処理を適用してノイズ量を調整する。レイアウト画像作成部121は、作成したレイアウト用画像130を、ステップ41で設定されたレイアウト300に従って配置することにより、ユーザが所望する数のレイアウト用画像130が、ユーザが所望する2次元配列で割り付けられたレイアウト300を生成することができる(図3(f))。レイアウト画像作成部121は、レイアウト用画像130を割り付けたレイアウト300を、画像表示装置26に表示させるとともに、イメージャー110に転送し、フィルムに印刷する。また、必要に応じて、データ記録装置23や画像データベース29に格納する。
このように、本実施形態によれば、レイアウト300を構成するレイアウト用画像130のノイズ量が、ユーザが意図した撮影条件で撮影した診断用画像140と同等のノイズ量に調整されているため、ユーザや医師は、レイアウト300のレイアウト用画像130を診断用画像140と同様に読影することができる。
上述のステップ48において、レイアウト用画像130のノイズ量を増減する処理方法としては、再構成フィルタ以外の処理方法を用いることも可能である。例えば、ノイズを低減させる処理方法として、逐次近似法を利用したものを用いることができる。このノイズ低減処理は、処理の強度を調整することでノイズ低減率を複数段階に設定することができる。例えば図9に示すようにノイズ低減の度合いに応じて数段階のレベルを用意しておき、再構成フィルタと同様に、レイアウト画像作成部121は、レイアウト用画像130のノイズ量と診断用画像140のノイズ量との比を求め(ここではノイズ低減なので、比率の計算は上述した例の値を用いると35.3/50=0.70となる)、求めた比率に近いノイズ低減度合いのノイズ低減処理を選択する構成とする。図9の例では、レイアウト用画像130のノイズ量と、診断用画像140のノイズ量との比にもっとも近いノイズ低減処理の度合いは、「レベル4」となるので、この「レベル4」のノイズ低減処理をレイアウト用画像130に適用する。
<<第2の実施形態>>
第2の実施形態のX線CT装置について説明する。
第1の実施形態では、診断用画像140のノイズ量を図4のステップ45において実測することにより取得する構成であったが、第2の実施形態では、スキャノグラム画像に基づいて、診断用画像140のノイズ量を演算により推測する。具体的には、図4のステップ45において、レイアウト画像作成部121は、ステップ44で撮影したスキャノグラム画像について、体軸方向の各位置でスキャノグラム画像のプロファイルをとり、広く知られた手法(例えば、特許第5254252号に記されている方法)によりプロファイルを三次元水モデルに変換する。そして、ステップ40において設定されているX線管電流とスライス厚、ならびに、再構成フィルタをこの水モデルに適用して、画像を生成し、生成した画像の標準偏差(SD)をノイズ量として算出する。ステップ46においては、レイアウト画像作成部121は、上記ステップ45において推測で求めた診断用画像140のノイズ量を用いてレイアウト画像の処理方法を決定する。他の処理は、第1の実施形態と同様に行う。
このように、スキャノグラム画像に基づいて推測により診断用画像140のノイズ量を求めることにより、診断用画像の撮影を行う前に、ステップ47のレイアウト用画像130の処理方法を決定することができる。よって、ステップ44の診断用画像140の撮影は、ステップ48よりも前であれば、どのタイミングで行ってもよく、撮影タイミングの自由度が高まる。
なお、第1及び第2の実施形態において、ステップ43で算出したレイアウト用画像130のスライス厚を、撮影時のスライス厚として設定してもよい。
21…CPU、22…メモリ、23…データ記憶装置、24…ネットワークアダプタ、25…表示メモリ、26…画像表示装置、27…外部入力装置、28…ネットワーク、29…画像データベース、30…バス、101…ガントリ、102…X線管、103…テーブル、104…X線検出器、105…X線制御器、106…ガントリ制御器、107…テーブル制御器、108…DAS(Data Acquisition System)、109…画像処理装置、110…イメージャー、111…再構成演算器、120…撮影制御部、121…レイアウト画像作成部、130…レイアウト用画像、140…診断用画像、300…レイアウト、400…ボリュームデータ

Claims (9)

  1. 設定された撮影用スライス厚で被検体の断層画像を複数撮影する撮影制御部と、
    前記複数の断層画像から得たボリュームデータをレイアウト用スライス厚で分割することにより複数のレイアウト用画像を生成し、得られた複数のレイアウト用画像を配列したレイアウトを生成するレイアウト画像作成部とを有し、
    前記レイアウト画像作成部は、前記レイアウト用画像に含まれるノイズ量が、前記撮影制御部が撮影する前記断層画像のノイズ量と同等になるように、前記レイアウト用画像に画像処理を施すことを特徴とするX線CT装置。
  2. 請求項1に記載のX線CT装置であって、前記レイアウト画像作成部は、前記レイアウト用画像に含まれるノイズ量が、前記撮影制御部が撮影する前記断層画像のノイズ量よりも多い場合は、前記レイアウト画像を構成する前記画像のノイズを低減する画像処理を施し、前記レイアウト用画像に含まれるノイズ量が、前記撮影制御部が撮影する前記断層画像のノイズ量よりも少ない場合は、前記レイアウト用画像のノイズを増加させる画像処理を施すことを特徴とするX線CT装置。
  3. 請求項1に記載のX線CT装置であって、前記レイアウト画像作成部は、前記撮影制御部が実際に撮影した前記断層画像からノイズ量を求めることを特徴とするX線CT装置。
  4. 請求項1に記載のX線CT装置であって、前記撮影制御部は、前記被検体のスキャノグラム画像を撮影し、
    前記レイアウト画像作成部は、前記撮影制御部が撮影した前記スキャノグラム画像から、前記被検体の断層画像のノイズ量を演算により推測することを特徴とするX線CT装置。
  5. 請求項1に記載のX線CT装置であって、前記レイアウト画像作成部は、前記レイアウト用画像の数をユーザから受け付け、前記レイアウト用画像の数と、前記断層画像の撮影範囲に基づいて、前記レイアウト用スライス厚を算出することを特徴とするX線CT装置。
  6. 請求項5に記載のX線CT装置であって、前記撮影制御部は、前記被検体のスキャノグラム画像を撮影し、
    前記レイアウト画像作成部は、前記スキャノグラム画像上に、前記レイアウト用スライス厚により前記レイアウト用画像を生成する位置をユーザに対して表示する画像を生成することを特徴とするX線CT装置。
  7. 請求項1に記載のX線CT装置であって、前記レイアウト画像作成部は、複数の検査プロトコルおよび複数の検査部位の少なくとも一方をユーザから受け付け、予め定めておいた複数の検査プロトコルおよび複数の検査部位の少なくとも一方と、前記レイアウト用画像の数と、前記レイアウトとの関係を参照することにより、受け付けた条件に対応する前記レイアウト用画像の数と前記レイアウトとを求めることを特徴とするX線CT装置。
  8. 設定された撮影用スライス厚で撮影された被検体の断層画像から得たボリュームデータをレイアウト用スライス厚で分割することにより複数のレイアウト用画像を生成し、得られた複数のレイアウト用画像を配列したレイアウトを生成するレイアウト画像作成部を有し、
    前記レイアウト画像作成部は、前記レイアウト用画像に含まれるノイズ量が、前記断層画像のノイズ量と同等になるように、前記レイアウト用画像に画像処理を施すことを特徴とする画像処理装置。
  9. 設定された撮影用スライス厚で撮影された被検体の断層画像からボリュームデータを得て、前記ボリュームデータをレイアウト用スライス厚で分割することにより複数のレイアウト用画像を生成し、
    前記レイアウト用画像に含まれるノイズ量が、前記断層画像のノイズ量と同等になるように、前記レイアウト用画像に画像処理を施し、
    前記画像処理後の複数のレイアウト用画像を所定の配列でレイアウトすることを特徴とする画像処理方法。
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