JP2018166709A - たくし上げシェード - Google Patents

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【課題】シェード生地がシェードの昇降状態に関わらず窓枠に当接し、遮蔽性に優れた、たくし上げシェードを提供することを課題とする。【解決手段】昇降装置と、吊り下げ部から吊り下げられるシェードと、昇降コードと、を含み、前記シェードの裏面には、垂直方向に間隔をおいて備えられる複数の昇降コード案内環を有し、当該昇降コード案内環に前記昇降コードが挿通されているたくし上げシェードであって、前記シェードをその後方に引く支持部材を有していること特徴とする、たくし上げシェードである。【選択図】図1

Description

本発明は、遮蔽性が改良されたたくし上げシェードに関する。
窓や開口部のための覆いの一種として、吊り下げられた生地を上下することで開閉を行うたくし上げシェードが周知である。たくし上げシェードは、窓枠の内部、窓枠手前のいずれにも設置されうるが、窓枠の手前に設置する場合、外気や直射日光などを遮蔽するために、シェードと窓枠に隙間ができないようにすることが好ましい。
シェードと窓枠との間の隙間を無くしたロールスクリーンとして、例えば特許文献1には、ロールスクリーンの左右にガイドレールを備え、ガイドレールによってスクリーンの左右端が保持されるものが開示されている。特許文献1のロールスクリーンの保持構造は遮蔽性にきわめて優れる一方で、窓枠の内部側面にガイドレール及びガイドレールのベースを設置しなければならない等、構造が複雑であり、また外観上もローマンシェードの軽やかさとは相容れないものであった。
特許文献2は、ローマンシェードにおいて、シェードで完全に窓枠を覆い、室内から見ても見栄えのよいシェード昇降装置を提供することを目的とする発明を開示している。特許文献2には、窓枠に取り付けられ、窓枠よりも若干横幅の大きな意匠部材と、窓枠内部の上面に取り付けられる昇降機構と、昇降機構よりも室内側に配置され、上部は窓枠に取り付けられた意匠部材で覆われる遮蔽部材(シェード)とを備えるローマンシェードが開示されている。昇降機構の昇降紐は、その下端がシェードの下部に取り付けられている。特許文献2の発明は、窓枠面に吊り下げられたシェードが、窓枠内に配置された昇降機構から垂下する昇降紐によって窓枠内の方向に引っ張られることによって、シェードを窓枠に密着させることを意図している。
また、シェードと窓枠とが近接したローマンシェードとして、特許文献3には、遮蔽材(シェード)と、遮蔽材の下部に下端が取り付けられた昇降紐と、昇降紐の操作を行なう操作紐と、昇降機構とを備えたローマンシェードにおいて、昇降機構をシェードよりも手前、かつ、シェードの幅外に設け、操作紐をシェードより手前に配置することを開示している。また特許文献3は、操作紐をシェードより手前に配置する一方で、昇降紐はシェードの室外側に配置することを開示しており、この構成によれば、昇降紐に室外方向の力を作用させ、シェードを窓枠に密着させることができるとの記載がある。
特許文献2,3のローマンシェードはいずれも、シェードに取り付けられる昇降紐をシェードよりも窓側に配置し、昇降紐によってシェードを窓側に引っ張ることによって、シェードを窓枠に密着させるものである。しかしながら、昇降紐によってシェードを引っ張るため、昇降紐に掛かる負荷が大きく、昇降紐を傷める可能性があった。また、この構造は昇降紐に張力が掛かっていない状態では効果が得られないところ、近年増加している自動降下機構のローマンシェードでは、シェードを下ろした時に昇降紐に張力が掛からないため、この構造によって十分な効果を得ることができない。
特開2015−169028号公報 特開2005−21674号公報 特開2010−232号公報
上記のとおり、シェードと窓枠の隙間を少なくするための構造が提案されている。しかしながら、ローマンシェードの軽やかさを保ちつつ、簡単な構造で、シェードの昇降状態に関わらず常にシェードと窓枠を当接させることができる構造は、未だ提案されていなかった。この状況に鑑み、本発明は、シェード生地がシェードの昇降状態に関わらず窓枠に当接し、遮蔽性に優れた、たくし上げシェードを提供することを課題とする。
発明者は前記課題を解決するために検討を重ね、昇降紐を利用せずにシェードを窓側に引く力を与えることによって、昇降紐の状態によらず常にシェードを窓枠に当接させることが可能であると考えた。そして、シェードよりも窓側に上端が係止され、下端はシェード生地の裏面に係止された支持部材を設けることによって、シェードを下ろした状態でも常にシェードが窓側に引かれ、シェードと窓枠を当接させることが可能であること、また簡易な構成で実現が可能であり、かつ、たくし上げシェードの軽やかさを失うことなく窓枠にシェードを当接させることが可能であること見出し、本発明を完成した。
すなわち本発明は次の構成を有する。
[1]昇降装置と、吊り下げ部から吊り下げられるシェードと、昇降コードと、を含み、前記シェードの裏面には、垂直方向に間隔をおいて備えられる複数の昇降コード案内環を有し、当該昇降コード案内環に前記昇降コードが挿通されているたくし上げシェードであって、
前記シェードをその後方に引く支持部材を有していること特徴とする、たくし上げシェード。
[2]前記支持部材の一端が前記シェードの裏面に係止されていることを特徴とする、[1]に記載のたくし上げシェード。
[3]前記支持部材の他端が、前記シェードの一端が係止される位置よりも後方かつ上方に係止されていることを特徴とする、[2]に記載のたくし上げシェード。
[4]前記支持部材の一端は、前記シェードの裏面に備えられる係止部材を介して前記シェードに係止されていることを特徴とする、[1]〜[3]のいずれか1項に記載のたくし上げシェード。
[5]前記支持部材が、前記シェードの左端近傍及び右端近傍にそれぞれ取り付けられている、[1]〜[4]のいずれか1項に記載のたくし上げシェード。
[6]前記支持部材の他端は、前記昇降装置、昇降装置の取付けブラケット又は窓枠に係止されていることを特徴とする、[1]〜[5]のいずれか1項に記載のたくし上げシェード。
[7]さらに、前記シェードの裏面上部に支持部材案内環を有し、前記支持部材の一端が、前記支持部材案内環を経由して、前記シェード下部に係止されていることを特徴とする、[1]〜[6]のいずれか1項に記載のたくし上げシェード。
[8]前記昇降コードは、シェードの裏面の左右端近傍を含む2箇所以上に垂下されるよう備えられており、前記昇降コードのうち、シェード裏面の左端近傍及び右端近傍にそれぞれ備えられた少なくとも2本の昇降コードは、その下端が前記シェードに固定されておらず、前記昇降コードの案内環を通過しない寸法の錘が、一番下の案内環よりも下に取り付けられていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載のたくし上げシェード。
本発明の実施例のたくし上げシェードの側面構造を示す模式図である。 図1の実施例の裏面構造を示す模式図である。 本発明の実施例のたくし上げシェードの裏面構造を示す模式図である。 本発明の実施例のたくし上げシェードの裏面構造を示す模式図である。 本発明の実施例のたくし上げシェードの裏面構造を示す模式図である。 図5の実施例のたくし上げシェードの側面構造を示す模式図である。 本発明の実施例のたくし上げシェードの側面構造を示す模式図である。 図7の実施例のたくし上げシェードの裏面構造を示す模式図である。 従来のたくし上げシェードの側面構造を示す模式図である。
以下、図面を参照しながら本発明のたくし上げシェードを説明する。但し、複数の図面に記載された同じ構成には同じ符号を付し、説明を省略することがある。なお、本明細書において、「前方」「前面」「手前」とは、たくし上げシェードの表面側、すなわち室内側を意味し、「後方」「後面」とは、たくし上げシェードの裏面側、すなわち窓側を意味している。また、本明細書において、「窓枠」とは、壁面と窓の開口部との間に木製或いは樹脂製の枠が備えられている場合のみではなく、上枠やたて枠が設けられておらず壁面がそのまま開口部に接続している場合も含む、窓の開口部の周縁を示す意味で用いられる。
図1は、本発明の実施例のたくし上げシェードの側面構造を示す模式図であり、主要な構成のみを示している。たくし上げシェードは、大略的に、昇降装置1と、シェード2と、昇降コード5と、支持部材8とを含む。昇降装置1は公知の構造であり、窓枠10の幅(内寸)と略同一の幅を有し、窓枠内部の上面に、昇降装置1の前面が窓枠10の前面と略面一になるように取り付けられる。昇降装置1は、必要に応じてブラケットを介して窓枠内部の上面に取り付けられていてもよい。ブラケットを使用する場合、ブラケットの一部がシェードの前方及び/又は後方に張り出していてもよい。昇降装置1は、昇降装置の外枠であるヘッドレールを有し、ヘッドレールは、巻取りドラム4、プーリーを内蔵し、操作コードが懸吊されている操作部、クラッチ、その他の公知の部材を内蔵する。
昇降装置1のヘッドレールの前面には、面ファスナーによってシェード2の上端が固定されており、シェード2が昇降装置1から吊り下げられている。すなわち、図1の例では昇降装置1のヘッドレールが吊り下げ部であり、シェード2は窓枠の前面に沿うように吊り下げられることとなる。シェード2の幅は、昇降装置1の幅よりも10〜120mm程度広くされ、シェード2によって窓枠の左右枠が覆われる。シェード2の下端は筒状に形成され、シェード2と略同一の幅を有するウェイトバー3が挿入されている。なお、図示された例では、シェード2の上端が昇降装置1のヘッドレール前面に固定されて吊り下げられているが、昇降装置の配置やシェードの吊り下げ態様はこれに制限されず、シェードを吊り下げるための吊り下げ部と昇降装置とが分離された形態であってもよい。例えば、窓枠外の上部や窓枠上面に吊り下げ部を配置し、吊り下げ部からシェードを吊り下げる態様であってもよい。吊り下げ部にシェードを係止する手段は特に制限されず、面ファスナー、ファスナー、フック等を用いることができる。
シェード2の裏面には、垂直方向に所定の間隔をおいて備えられる複数の昇降コード案内環6が取り付けられており、昇降コード5が案内環6に挿通されている。昇降コード案内環6は、垂直方向に100〜300mm程度の間隔をおいて取り付けられる。昇降コード案内環6の具体的な形状は特に制限されず、円環状、D型環状、e字型状、θ字型状、その他任意の公知の形状の案内環を選択して用いることができる。特に、支持部材8の一端が昇降コード案内環6に係止される場合には、昇降コードと支持部材とが干渉しないように、複数の環状部を有する案内環を用いることが好ましい。垂直方向に複数設けられる案内環6に沿うように、シェード2の裏面に補強テープが取り付けらえていてもよく、予め案内環6を備えるリングテープが取り付けられていることも好ましい。
昇降コード5は、太さ2mm前後のコードであり、シェード2の幅方向に所定の間隔をおいて複数本の昇降コードが備えられることが好ましい。昇降コード5は、例えば、左右端近傍と、それ以外に200〜400mm程度の間隔をおいて備えられる。なお、左右端近傍とは、シェードの生地の左右端部から5〜100mm程度内側の領域を意味している。昇降コード5の下端は、コードリング7に巻き付け、或いは結び付けられて、シェード2に係止されている。
支持部材8は、その上端が昇降装置1の後方端部に係合され、支持部材8の下端は一番上の案内環6に係合されている。つまり、シェード2は支持部材8によって後方、かつ上方に引っ張られた状態となっている。従来のように、支持部材8が存在しない場合(図9参照)には、シェード2は自重及びウェイトバーの荷重によって鉛直下向きに垂下しているか、昇降コード5によってわずかに後方に引っ張られる程度であったが、本発明では支持部材8を新たに設けて、シェード2を後方に引っ張ることによって、シェード2を窓枠に確実に当接させるものである。
支持部材8の具体的な構成は、本発明の効果が得られる限り特に制限されないが、例えば、紐状体でも棒状体でもよい。紐状体である場合、1本の紐の両端がそれぞれ昇降装置とシェードとに係合される形態でもよく、輪状であってもよい。棒状体である場合はターンバックル機構のねじ式や筒状のスライド構造等を有し、シェードと窓枠との密着性を調節する観点より長さが可変であることが好ましい。また紐状である場合も、コードストッパーや結び目を有し、長さが調節できることが好ましい。本発明の支持部材8は、通常使用においては特に長さを調整する必要はないが、洗濯その他の要因によってシェードに伸縮が生じることがあり、そのような場合には、シェードを下ろした際に皺や偏りが生じないように、長さを調整することが好ましい。また、支持部材8は、伸縮性の無い素材であってもよいが、例えばゴム、エラストマー繊維等の伸縮性を有する素材からなることも好ましい。シェード2を最上部までたくし上げると、案内環6が昇降装置1の直下まで引き上げられるため、支持部材8は弛んだ状態となるが、支持部材8が伸縮性を有すると、シェードが最上部までたくし上げられた状態でも支持部材8が垂れ下がらず、美観を損なうことがない。また、支持部材8の末端を鈎状、クリップ状等に形成して、案内環6ないし昇降装置1に着脱自在に取り付けることも好ましい。
図1の例では、支持部材8の下端は、係止部材である案内環6を介してシェード2に係止されているが、この取り付け構造は特に制限されない。例えば、係止部材を用いず、支持部材8を直接シェード2の裏面に取り付けてもよい。取り付けには接着、縫着、縫合や面ファスナー等を用いることができる。また、シェード2の生地に浮き組織を設け、当該組織に支持部材を取り付けることもできる。係止部材を介して支持部材8をシェード2に係止する場合には、案内環6を利用するほか、シェード2に取り付けたリングテープのループを介して係止してもよく、リングテープのループに取り付けた係止部材(クリップ、リング等)を介して係止することもできる。図1に示された案内環6のように、環状部が2つある係止部材を用いることで、昇降コードと支持部材との干渉を防止し、よりスムーズで損傷の可能性が少なくなるという利点がある。シェード2への係止部材の取り付け方法は特に制限されず、接着、縫着、クリップ、溶着等の公知の任意の方法を用いることができる。
図1の例では、支持部材8の上端は、昇降装置の後方端部に係止されているが、支持部材8の上端の取り付け場所は、シェード2を後方に引く力を発現させるため、昇降コードの巻取りドラム4よりも後方であれば制限されない。但し、支持部材の下端の取り付け位置よりも、後方かつ上方であることが好ましい。例えば、昇降装置1がブラケットを介して窓枠に取り付けられる場合、ブラケットに支持部材の上端を係止することも好ましい。さらに、窓枠の上面に支持部材を係止してもよい。係止の方法は特に制限されず、前述した各方法でもよいし、また、昇降装置やブラケットのビス孔等を利用して結び付けることもできる。さらに、昇降装置1やそのブラケットと支持部材8との間に、さらに係止部材を介して取り付けられていてもよい。
図2は、図1のたくし上げシェードの裏面を示す模式図である。昇降装置1の幅は窓枠(図示省略)の内寸と略同一であり、シェード2の幅は、窓枠の左右を覆うことができるように昇降装置1の幅よりも広くなっている。すなわち、シェード2の左右に張り出した部分が左右の窓枠に当接することになる。図2では、昇降コード5は等間隔に3本配置されており、昇降コード5のうち左右端近傍に位置するものは、シェードの左端及び右端から5〜80mm程度の位置にそれぞれ配置されている。支持部材8は、左右端近傍にそれぞれ設けられている。支持部材8の数は1箇所のみでもよいが、窓枠の左右にシェードを当接させる観点からは、シェードの左右端近傍(シェードの端部から30〜100mm内側の位置)にそれぞれ設けることが好ましい。
図3は、支持部材の位置及び係止構造が異なる実施例を示す。図3の例では、支持部材18は、その上端が昇降装置1に係止され、下端はシェード2に直接係止されている。
図4は、支持部材の位置及び係止構造が異なる実施例を示す。図4の例では、細長い棒状の係止部材29が、シェード2の裏面に水平方向に取り付けられており、支持部材28は、係止部材29を介してシェード2に係止されている。支持部材をシェードに係止する際に係止部材を介し、かつ、係止部材が線状ないし面状にシェードと当接していることによって、シェードを後方に引く力を分散することができ、シェードの表面に皺やひきつれが生じることが抑制されるため好ましい。係止部材29の材質は、本発明の効果を生じる限り特に制限されないが、例えば樹脂製の細い棒や薄手の硬質樹脂シートであってもよく、繊維製や樹脂製のテープ等であってもよい。
図5は、支持部材の位置及び係止構造が異なる実施例を示す。図5の例では、シェード2の裏面に支持部材案内環9が設けられている。支持部材案内環9は、シェード2の左右側にそれぞれ、垂直方向に複数設けられており、紐状の支持部材38が支持部材案内環9に挿通されている。支持部材38は複数の案内環9を経由してシェード2の下部でシェード2に係止されている。支持部材案内環9としては、昇降コード案内環6と同種のものを用いてもよく、環状部が1つのものでも2つ以上ある形態の案内環であってもよい。
図6は、図5の実施例の側面構造を示す模式図であり、昇降コードは省き、シェード及び支持部材とその取り付け構造のみを示している。シェード2に、取り付け部材を介して支持部材案内環9が取付けられ、支持部材案内環9に、紐状の支持部材38が挿通されている。支持部材の上端は昇降装置1の後端に固定されている。図5、図6に示された形態の実施態様によれば、シェードを昇降している途中では支持部材に張力が掛からないためシェードを後方に引く力が働かず、シェードと窓枠が擦れることが防止される。一方、シェードを最下部まで下ろすと、図6に示されるように支持部材に張力が掛かり、シェードが後方に引かれて窓枠に当接することができる。
図7は、本発明のさらなる実施例のたくし上げシェードの側面構造を示す模式図であり、主要な構成のみを示している。昇降装置1、シェード2、窓枠10への取り付けは図1の例と同様であり説明を省略する。一方、図7の実施例では、昇降コード5の下端がシェード2に係止されず、昇降コード5の下端には錘11が取り付けられている。錘11は、案内環6の環よりも大きく、案内環6を通過することができない寸法である。また錘11は、一番下の案内環6よりも下、昇降コード5の下端に取り付けられている。錘11の形状や材質はシェードにおいて用いられる公知の錘を選択して使用することができ、特に制限されない。
昇降コードの下端に錘を取り付けることによって、昇降コードが鉛直方向に垂下するため、昇降コードの下端がシェードに係止されている場合よりも、シェードを後方に引く力が強くなり、シェードと窓枠がより当接しやすくなるため、好ましい。また、シェードを最下部まで下ろした際にも昇降コードに錘の荷重が加わり、昇降コードにテンションが掛かるため、シェードの下端が安定し、シェードが窓枠から離れにくくなる。シェードをたくし上げる際には、昇降コードの巻き上げに従ってまず錘が上昇する。次いで、錘が一番下の案内環の位置まで上昇すると、錘は一番下の案内環を通過できないため、錘と一番下の案内環が一体となって、シェードを持ち上げながらさらに引き上げられる。
図8は、図7のたくし上げシェードの裏面を示す模式図である。図8に示されるたくし上げシェードは、昇降コード5が5本備えられているが、左右両端の昇降コード5にのみ錘11が取り付けられ、中央の昇降コードの下端はコードリング7を介してシェード2に係止されている。このような構成によれば、シェードの左右端部ではシェードを後方に引く力が強く働き、シェードと窓枠が確実に当接するとともに、シェードの中央部分では、シェードをたくし上げる際に、シェードの下端から確実にたくし上げを行うことが可能となるため好ましい。
本発明のたくし上げシェードは、支持部材以外の構造については、公知の構成を適宜選択して用いることができ、例えば昇降機構はコード式でもドラム式でもよく、その他の機構でもよい。シェードについても特に制限されず、ボイル地であってもドレープカーテン生地や遮光カーテン生地のシェードであってもよい。また、昇降コードや操作コード、支持部材等の各構成には、所定以上の荷重が掛かった場合に、係合部分が解放、分離する等の安全機構が備えられていることも好ましい。
1 昇降機構
2 シェード
3 ウェイトバー
4 昇降コード巻き上げドラム
5 昇降コード
6 昇降コード案内環
7 コードリング
8、18、28、38 支持部材
9 支持部材案内環
10 窓枠
11 錘
29 係止部材

Claims (8)

  1. 昇降装置と、吊り下げ部から吊り下げられるシェードと、昇降コードと、を含み、前記シェードの裏面には、垂直方向に間隔をおいて備えられる複数の昇降コード案内環を有し、当該昇降コード案内環に前記昇降コードが挿通されているたくし上げシェードであって、
    前記シェードをその後方に引く支持部材を有していること特徴とする、たくし上げシェード。
  2. 前記支持部材の一端が前記シェードの裏面に係止されていることを特徴とする、請求項1に記載のたくし上げシェード。
  3. 前記支持部材の他端が、前記シェードの一端が係止される位置よりも後方かつ上方に係止されていることを特徴とする、請求項2に記載のたくし上げシェード。
  4. 前記支持部材の一端は、前記シェードの裏面に備えられる係止部材を介して前記シェードに係止されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のたくし上げシェード。
  5. 前記支持部材が、前記シェードの左端近傍及び右端近傍にそれぞれ取り付けられている、請求項1〜4のいずれか1項に記載のたくし上げシェード。
  6. 前記支持部材の他端は、前記昇降装置、昇降装置の取付けブラケット又は窓枠に係止されていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載のたくし上げシェード。
  7. さらに、前記シェードの裏面上部に支持部材案内環を有し、前記支持部材の一端が、前記支持部材案内環を経由して、前記シェード下部に係止されていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載のたくし上げシェード。
  8. 前記昇降コードは、シェードの裏面の左右端近傍を含む2箇所以上に垂下されるよう備えられており、前記昇降コードのうち、シェード裏面の左端近傍及び右端近傍にそれぞれ備えられた少なくとも2本の昇降コードは、その下端が前記シェードに固定されておらず、前記昇降コードの案内環を通過しない寸法の錘が、一番下の案内環よりも下に取り付けられていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載のたくし上げシェード。
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