JP2018165624A - 内部品質評価システム及びトレイユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】横断面形状が最大胴径部の側から果梗部の側へ行くに従って縮径される果梗側縮径部を有する青果物の内部品質を正確に評価する。【解決手段】本発明に係る内部品質判定システムにおいては、トレイユニットが、スリットを有する受け座部を含むトレイと、前記スリットの搬送幅方向両側にそれぞれ配設された第1及び第2弾性部材とを備える。前記第1及び第2弾性部材は、搬送方向に関し前記果梗側縮径部に対応した位置に第1及び第2肉厚部を有する。前記第1及び第2肉厚部におけるスリット側に位置する搬送幅方向内方エッジは、搬送方向に関し前記最大胴径部の側から搬送方向一方側の前記果梗部の側へ行くに従って前記スリットに近接するように配置された近接エッジを有する。【選択図】図8

Description

本発明は、アボカド等の青果物の内部品質を評価する内部品質評価システム、及び、前記内部品質評価システムに用いられるトレイユニットに関する。
測定対象となる青果物に光を照射して透過光を受光し、透過光に基づき青果物の内部品質を判定する内部品質評価システムは、公知である。
前記内部品質評価システムは、青果物が載置される受け座部に上下に貫通するスリットが設けられているトレイと、前記トレイを搬送方向に搬送する搬送機構と、前記搬送機構における搬送経路途中において前記搬送機構の下方から前記スリットを介して青果物に測定光を投光する投光部と、前記投光部から投光され且つ青果物を透過した透過光を受光する受光部と、前記受光部にて受光した透過光に基づき青果物の内部品質を評価する評価部とを備えている。
ところで、前記投光部から投光された測定光が前記スリットと青果物との間から漏れ出てしまうと、前記受光部が、青果物を透過した透過光以外の光を受光してしまうことになり、前記評価部での品質評価精度が悪化する。
このような測定光の漏れ出しを防止し得るトレイとして、スリットの周囲に弾性ひれ状片が設けられたトレイが提案されている(下記特許文献1参照)。
前記特許文献1に記載のトレイは、上方に開く平面視円形の凹状とされ且つ径方向中央にスリット(開口)が設けられたすり鉢状受け座部と、前記スリットを基準にして周方向に配列されるように前記受け座部に固着された複数の前記弾性ひれ状片とを有している。
前記複数の弾性ひれ状片の各々は、前記スリットを基準にして径方向に延びており、径方向外端部が前記受け座部の斜面に固着された固定端とされ且つ径方向内端部が自由端とされている。
前記特許文献1に記載のトレイによれば、青果物を前記受け座部に載置させた際に、前記弾性ひれ状片が青果物の外周面に密着し、これにより、前記投光部からの測定光が青果物とスリットとの間から漏れ出ることを防止乃至は低減できるが、前記トレイによる前記効果は、測定対象がトマト、リンゴ、メロン、梨等の略球塊状の青果物である場合に限定される。
即ち、前記特許文献1に記載のトレイを用いて、果頂部から最大胴径部を通って果梗部へ至る仮想中心軸に直交する横断面形状が最大胴径部の側から果梗部の側へ行くに従って縮径されている果梗側縮径部を有する、アボカド等の青果物の内部品質を測定する場合には、測定光の漏れ出しを防止することはできない。
特許第3660778号公報
本発明は、斯かる従来技術に鑑みなされたものであり、横断面形状が最大胴径部の側から果梗部の側へ行くに従って縮径される果梗側縮径部を有する青果物の内部品質を精度良く評価できる内部品質評価システムの提供を目的とする。
また、本発明は、前記内部品質評価システムに用いられるトレイユニットの提供を目的とする。
本発明は、前記目的を達成するために、横断面形状が最大胴径部の側から果梗部の側へ行くに従って縮径する果梗側縮径部を有する青果物の内部品質を評価する内部品質評価システムであって、搬送機構と、搬送機構によって搬送されるトレイであって、搬送幅方向中央に搬送方向に沿ったスリットが設けられた受け座部を有し、果頂部及び果梗部を結ぶ仮想中心軸が搬送方向に沿った状態で前記受け座部に載置された青果物が前記スリットを跨ぐように構成されているトレイと、前記青果物及び前記受け座部の間に介挿されるように前記受け座部の載置面のうち前記スリットより搬送幅方向一方側及び他方側にそれぞれ配設された第1及び第2弾性部材と、上下一方側から前記第1及び第2弾性部材を介して前記受け座部に載置された青果物に測定光を投光する投光部と、前記投光部から投光され且つ青果物を透過した透過光を受光する受光部と、前記受光部にて受光された透過光に基づき青果物の内部品質を評価する評価部とを備え、前記第1及び第2弾性部材は、それぞれ、搬送方向に関し前記果梗側縮径部に対応した位置に第1及び第2肉厚部を有しており、前記第1及び第2肉厚部におけるスリット側に位置する搬送幅方向内方エッジは、搬送方向に関し前記最大胴径部の側から搬送方向一方側の前記果梗部の側へ行くに従って前記スリットに近接するように配置された近接エッジを有している内部品質評価システムを提供する。
好ましくは、前記第1及び第2肉厚部のうち前記近接エッジを形成する部分は、搬送方向一方側へ行くに従って徐々に肉厚が厚くなるように構成される。
より好ましくは、前記近接エッジは、搬送方向一方側端部が前記スリットに到達するように構成され、前記第1及び第2肉厚部の前記搬送幅方向内方エッジは、前記近接エッジに加えて、前記近接エッジの搬送方向一方側端部から前記スリットに沿って搬送方向一方側へ延びる平行エッジを有するものとされる。
前記第1及び第2肉厚部のうち前記平行エッジを形成する部分は、前記近接エッジの搬送方向一方側端部における厚みと同一厚みを有するものとされる。
好ましくは、前記第1及び第2弾性部材は、前記スリットを基準にして対称形状を有するものとされる。
好ましくは、前記スリットは、前記受け座部の搬送方向中央から搬送方向他方側に変位された位置に幅広部を有するように構成される。
また、本発明は、前記目的を達成する為に、搬送機構と、上下一方側から他方側へ向けて測定光を投光する投光部と、前記搬送機構を挟んで前記投光部とは反対側に配置された受光部と、前記受光部にて受光された光に基づき測定対象となる青果物の内部品質を評価する評価部とを備えた内部品質評価システムに用いられ、横断面形状が最大胴径部の側から果梗部の側へ行くに従って縮径する果梗側縮径部を有する前記青果物を載置した状態で前記搬送機構によって搬送されるトレイユニットであって、搬送幅方向中央に搬送方向に沿ったスリットが設けられた受け座部を有し、果頂部及び果梗部を結ぶ仮想中心軸が搬送方向に沿った状態で前記受け座部に載置された青果物が前記スリットを跨ぐように構成されているトレイと、前記青果物及び前記受け座部の間に介挿されるように前記受け座部の載置面のうち前記スリットより搬送幅方向一方側及び他方側にそれぞれ配設された第1及び第2弾性部材とを備え、前記第1及び第2弾性部材は、それぞれ、搬送方向に関し前記果梗側縮径部に対応した位置に第1及び第2肉厚部を有しており、前記第1及び第2肉厚部におけるスリット側に位置する搬送幅方向内方エッジは、搬送方向に関し前記最大胴径部の側から搬送方向一方側の前記果梗部の側へ行くに従って前記スリットに近接するように配置された近接エッジを有しているトレイユニットを提供する。
好ましくは、前記第1及び第2肉厚部のうち前記近接エッジを形成する部分は、搬送方向一方側へ行くに従って徐々に肉厚が厚くなるように構成される。
本発明に係る内部品質評価システムによれば、トレイにおける受け座部のうちスリットより搬送幅方向一方側及び他方側にそれぞれ第1及び第2弾性部材が配設されており、前記第1及び第2弾性部材が、それぞれ、搬送方向に関し青果物の果梗側縮径部に対応した位置に第1及び第2肉厚部を有しており、前記第1及び第2肉厚部におけるスリット側に位置する搬送幅方向内方エッジが、搬送方向に関し前記最大胴径部の側から搬送方向一方側の前記果梗部の側へ行くに従って前記スリットに近接するように配置された近接エッジを有するように構成されているので、投光部からの測定光が青果物を透過せずに青果物とスリットとの間から漏れ出ることを有効に防止乃至は低減でき、これにより、内部品質評価の精度を向上させることができる。
図1は、本発明の一実施の形態に係る内部品質評価システムの模式平面図である。 図2は、前記内部品質評価システムの模式側面図である。 図3は、図2におけるIII-III線に沿った前記内部品質評価システムの模式断面図である。 図4は、図2におけるIV-IV線に沿った前記内部品質評価システムの模式断面図である。 図5は、前記内部品質評価システムにおけるトレイユニットの平面図である。 図6は、測定対象青果物が載置された状態の前記トレイユニットの平面図である。 図7は、図6におけるVII-VII線に沿った断面図である。 図8は、前記トレイユニットの分解斜視図である。 図9は、前記トレイユニットの変形例の平面図である。 図10は、前記内部品質判定システムにおける制御装置の制御フローである。
以下、本発明に係る内部品質評価システムの好ましい一実施の形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1及び図2に、それぞれ、本実施の形態に係る内部品質評価システム1の模式平面図及び模式側面図を示す。
また、図3及び図4に、それぞれ、図2におけるIII-III線及びIV-IV線に沿った前記内部品質評価システム1の模式断面図を示す。
図1〜図4に示すように、本実施の形態に係る内部品質評価システム1は、測定対象の青果物300が載置される受け座部130を有するトレイ101を含むトレイユニット100と、前記トレイユニット100をトレイ搬送方向Xに搬送する搬送機構10と、前記搬送機構10によって搬送されている青果物300に対して測定光を投光する投光部30と、前記投光部30によって照射された測定光のうち青果物300を透過した透過光を受光する受光部50と、青果物300の内部品質を評価する評価部91とを備えている。
図2及び図3に示すように、前記投光部30は、前記搬送機構10の搬送途中に設けられた測定領域10Bにおいて前記搬送機構100の上下一方側から青果物300へ向けて測定光を投光するように配置されている。
本実施の形態においては、図2〜図4に示すように、前記投光部30は前記搬送機構10の下方に配置されており、上方へ向けて測定光を投光している。
前記投光部30から投光された測定光は、前記トレイ101の受け座部130に設けられたスリット135を介して青果物300に照射される。前記トレイユニット100の詳細構成については後述する。
前記投光部30は、例えば、近赤外領域の波長の光を照射可能なハロゲンランプ、キセノンランプ、LEDランプ等が利用される。
前記受光部50は、前記測定領域10Bにおいて、前記搬送機構10を挟んで前記投光部30とは上下反対側において青果物300を向くように配置されている。
前述の通り、本実施の形態においては、前記投光部30は前記搬送機構10の下方に配置されている。従って、前記受光部50は、前記搬送機構10の上方に配置されている。
本実施の形態においては、図1、図3及び図4に示すように、前記受光部50は、前記搬送機構10より上方で且つトレイ搬送幅方向Y中央より搬送幅方向一方側及び他方側にそれぞれ配置された左右一対の第1及び第2受光部50(1)、50(2)を有している。
このように、前記受光部50として前記第1及び第2受光部50(1)を備えることにより、青果物300が大きな種310を有する場合であっても、種による「死角」を可及的に防止することができる。
図1〜図4に示すように、本実施の形態に係る内部品質評価システム1は、前記受光部50(本実施の形態においては前記第1及び第2受光部50(1)、50(2))に光学的に接続され、前記受光部50にて受光された青果物300からの透過光を分光してスペクトル信号等の分光情報を生成する分光装置70を備えている。
この場合、前記第1及び第2受光部50(1)、50(2)は、例えば、後端が前記分光装置70に光学的に接続された光ファイバーの先端とされ得る。
前記第1及び第2受光部50(1)、50(2)は、青果物300の透過光を同一条件で受光し得るように、青果物300からの離間距離が同一とされる。
本実施の形態においては、図1〜図4に示すように、前記分光装置70は、前記第1及び第2受光部50(1)、50(2)にて受光された光を混合状態で入力する共通分光器71を有しているが、これに代えて、前記分光装置70が、前記第1受光部50(1)に光学的に接続され、前記第1受光部50(1)にて受光された透過光を分光して第1分光情報を生成する第1分光器と、前記第2受光部50(2)に光学的に接続され、前記第2受光部50(2)にて受光された透過光を分光して第2分光情報を生成する第2分光器とを有するように変形することも可能である。
斯かる変形例によれば、前記第1分光情報に基づき青果物300の搬送幅方向一方側の内部品質を判定し、且つ、前記第2分光情報に基づき青果物300の搬送幅方向他方側の内部品質を判定することができる。
また、本実施の形態においては、前述の通り、後端が前記分光装置70に光学的に接続された光ファイバーの先端を前記受光部50(前記第1及び第2受光部50(1)、50(2))として作用させているが、本発明はかかる形態に限定されるものでは無く、ハイパースペクトルカメラ又はマルチスペクトルカメラを前記受光部50として作用させることも可能である。この場合、前記分光装置70は省略される。
前記搬送機構10は、複数個の前記トレイユニット100を直列状態でトレイ搬送方向Xに搬送するように構成されている。
本実施の形態においては、図1及び図2に示すように、前記搬送機構10は、駆動スプロケット等の駆動回転体11と、従動スプロケット等の従動回転体12と、前記駆動回転体11及び前記従動回転体の搬送幅方向一方側に巻き回されたチェーン等の第1無端体15(1)と、前記駆動回転体11及び前記従動回転体の搬送幅方向他方側に巻き回されたチェーン等の第2無端体15(2)とを有している。
前記トレイユニット100は、前記受け座部130を有し、前記搬送機構10によって搬送されるトレイ101と、前記トレイ101の受け座部130に配設された第1及び第2弾性部材150(1)、150(2)とを備えている。
前記トレイ101は、トレイ搬送方向Xの前後に搬送幅方向Yに沿って配設される前側連結ロッド120及び後側連結ロッド122の両端部が前記第1及び第2無端体15(1)、15(2)に連結されることで、前記搬送機構10によって無端状に搬送される。
図1及び図2に示すように、前記搬送機構10は、前記受け座130の載置面が上方を向く姿勢で前記トレイユニット100を搬送し、前記載置面への青果物300の載置が可能とされた載置領域10Aと、前記載置面が上方を向く姿勢で前記トレイユニット100を搬送し、前記載置領域10Aより搬送方向下流側に設けられた測定領域10Bと、前記載置面が上方を向く姿勢で前記トレイユニット100を搬送し、前記測定領域10Bより搬送方向下流側に設けられた仕分け領域10Cと、前記仕分け領域10Cを通過した前記トレイユニット100を前記載置領域10Aへ戻すリターン領域10Dとを含む無端状の搬送経路を有している。
前記評価部91は、前記受光部50にて受光された透過光に基づき青果物300の内部品質を評価する。
前述の通り、本実施の形態に係る内部品質評価システム1は前記分光装置70を有しており、従って、前記評価部91は前記分光装置70からの分光情報に基づき青果物300の内部品質を判定する。
図1〜図3に示すように、本実施の形態に係る内部品質評価システム1は制御装置90を備えており、前記制御装置90が前記評価部91として作用する。
詳しくは、前記制御装置90には、予め、糖度等の特定内部品質に関する閾値データが記憶されている。
そして、前記制御装置90は、前記分光装置70から受信する、一のトレイユニット100に載置された青果物300の分光情報と前記閾値データとの対比に基づき、当該青果物300の内部品質の評価を行う。
ここで、前記トレイユニット100の詳細構成について説明する。
図5に前記トレイユニット100の平面図を示す。
また、図6に青果物300が載置された状態の前記トレイユニット100の平面図を、図7に図6におけるVII-VII線に沿った断面図を示す。
さらに、図8に前記トレイユニット100の分解斜視図を示す。
図1及び図3〜図8に示すように、前記トレイユニット100は、前記受け座部130を有し、前記搬送機構10によって搬送される前記トレイ101に加えて、前記受け座部130の載置面に配設される第1及び第2弾性部材150(1)、150(2)を備えている。
前記トレイ101は、前記搬送機構10に支持され、搬送される基部110と、前記基部110に連結され、青果物300が載置される載置面を含む受け座部130とを有している。
本実施の形態においては、図3〜図8に示すように、前記基部110は、前記搬送機構10の搬送幅方向Yに離間された第1及び第2側壁111、112と、前記第1及び第2側壁111、112の搬送方向前側同士を連結する前側連結部113と、前記第1及び第2側壁111、112の搬送方向後側同士を連結する後側連結部114とを有している。
前記基部110の搬送方向前側及び後側には、それぞれ、前記搬送機構10の搬送幅方向に沿った前記前側及び後側連結ロッド120、122が支持されている。
図3〜図8に示すように、前記受け座部130には、搬送幅方向に関し略中央においてトレイ搬送方向Xに沿った前記スリット135が設けられており、前記スリット135は、前記受け座部130に載置される青果物300によって少なくとも一部が閉塞される。
詳しくは、図6及び図7に示すように、測定対象となる青果物300は、果頂部301、最大胴径部305及び果梗部302を有しており、前記受け座部130は、果頂部301から最大胴径部305を通って果梗部302へ至る青果物300の仮想中心軸300Lが搬送方向Xに沿った状態で前記青果物300が載置された際に当該青果物300が前記スリット135を跨ぐように、前記青果物300を支持する。
本実施の形態においては、図3〜図6及び図8に示すように、前記受け座部130は、搬送幅方向一方側外方及び他方側外方においてそれぞれ搬送方向Xに沿った枢支軸132(1)、132(2)回り回動可能に前記基部110に支持された一対の第1及び第2受け部材131(1)、131(2)を有しており、前記第1及び第2受け部材131(1)、131(2)は、互いの対向エッジの間に前記スリット135が画されるように構成されている。
前記第1及び第2受け部材131(1)、131(2)は、前記スリット135を画しつつ、前記仮想中心軸300Lが搬送方向Xに沿った状態で青果物300が前記スリット135を跨ぐように当該青果物300を載置する載置姿勢と、前記載置姿勢から対応する前記枢支軸132(1)、132(2)回り下方に回動されて青果物300を下方へ落下させる排出姿勢とを取り得るようになっている。
本実施の形態においては、種子310を内包する最大胴径部305が仮想中心軸方向に関し中央300Mより果頂部301又は果梗部302の側に変位されている、アボカド等の青果物300の内部品質を精度良く評価可能とする為に、下記構成が採用されている。
即ち、図5〜図8等に示すように、本実施の形態においては、前記スリット135は、前記受け座部130のトレイ搬送方向中央部100Mからトレイ搬送方向Xに所定距離だけ変位された位置100Dに、基準スリット幅よりもスリット幅が大とされた幅広部140を有している。
前記幅広部140は、青果物300を前記受け座部130に載置させた際に当該青果物300の最大胴径部305の直下、又は、近傍に位置するように、配置される。
本実施の形態での青果物300においては、図7に示すように、最大胴径部305は、仮想中心軸方向略中央30Mより果頂部301の側に変位されている。
この場合、前記青果物300を仮想中心軸300Lが搬送方向Xに沿い且つ果梗部302が搬送方向前方側に位置するように前記受け座部130に載置させると、最大胴径部305は、トレイ搬送方向中央部100Mより搬送方向後方側に位置することになる。
従って、前記幅広部140は、それに応じてトレイ搬送方向中央部100Mより搬送方向後方側に配置されている。
斯かる構成によれば、前記投光部30から最大胴径部305に入射される測定光の光量を前記幅広部140の存在によって十分に確保することができ、これにより、最大胴径部305近傍の内部品質を精度良く評価することができる。
本実施の形態においては、前記第1及び第2受け部材131(1)、131(2)の対向エッジのうち、トレイ搬送方向中央部100Mからトレイ搬送方向後方側に変位された位置に切り欠き133が設けられており、前記切り欠き133によって前記幅広部140が形成されている。
図3、図6及び図7に示すように、本実施の形態においては、前記受け座部130は、トレイ搬送方向中央部100M及びトレイ幅方向中央部が最深部とされた、上方に開く凹状とされている。
斯かる構成を備えることにより、前記受け座部130に載置された状態での青果物300の姿勢安定化を図ることができる。
前記第1及び第2弾性部材150(1)、150(2)は、それぞれ、前記スリット135より搬送幅方向一方側及び他方側において前記受け座部130の載置面上に配設されており、青果物300は前記第1及び第2弾性部材150(1)、150(2)を介して前記受け座部130に載置されるようになっている。
本実施の形態においては、前記第1弾性部材150(1)は、搬送幅方向内方側のエッジ151(1)が前記スリット135の搬送幅方向一方側のエッジ135(1)に沿っている。
即ち、図5、図6及び図8に示すように、前記第1弾性部材150(1)は、前記スリット135の搬送幅方向一方側のエッジ135(1)に沿った第1内方エッジ151(1)、前記第1内方エッジ151(1)から搬送幅方向一方側へ所定距離だけ離間された位置で搬送方向Xに沿った第1外方エッジ152(1)、前記第1内方エッジ151(1)及び前記第1外方エッジ152(1)の搬送方向前端部同士を連結する第1前方エッジ153(1)、並びに、前記第1内方エッジ151(1)及び前記第1外方エッジ152(1)の搬送方向後端部同士を連結する第1後方エッジ154(1)によって画される形状を有する均一厚さのシート状とされている。
同様に、前記第2弾性部材150(2)は、搬送幅方向内方側のエッジ151(2)が前記スリット135の搬送幅方向他方側のエッジ135(2)に沿っている。
即ち、前記第2弾性部材150(2)は、前記スリット135の搬送幅方向他方側のエッジ135(2)に沿った第2内方エッジ151(2)、前記第2内方エッジ151(2)から搬送幅方向他方側へ所定距離だけ離間された位置で搬送方向Xに沿った第2外方エッジ152(2)、前記第2内方エッジ151(2)及び前記第2外方エッジ152(2)の搬送方向前端部同士を連結する第2前方エッジ152(3)、並びに、前記第2内方エッジ151(2)及び前記第2外方エッジ152(2)の搬送方向後端部同士を連結する第2後方エッジ154(2)によって画される形状を有する均一厚さのシート状とされている。
本実施の形態においては、前記第1及び第2弾性部材150(1)、150(2)は、前記スリット135における前記幅広部140に対応した部分を除き、平面視矩形状とされている。
本実施の形態においては、測定対象となる青果物300が、アボカドで代表されるような、仮想中心軸300Lに直交する横断面形状が最大胴径部305の側から果梗部302の側へ行くに従って縮径される果梗側縮径部303を有する場合であっても、果梗側縮径部303及び前記スリット135の間からの測定光の漏れ出しを有効に防止乃至は低減する為に、下記構成を備えている。
図5、図6及び図8に示すように、前記第1弾性部材150(1)は、搬送方向Xに関し前記果梗側縮径部303に対応した位置に第1肉厚部160(1)を有している。
即ち、前記第1弾性部材150(1)は、前記第1内方エッジ151(1)、前記第1外方エッジ152(1)、前記第1前方エッジ153(1)及び前記第1後方エッジ154(1)によって画される均一厚さの第1シート部155(1)と、搬送方向Xに関し前記果梗側縮径部303に対応するように前記第1シート部155(1)の上面に配設された前記第1肉厚部160(1)とを有している。
前記第1肉厚部160(1)は前記第1シート部155(1)に一体形成されることも可能であるし、前記第1シート部155(1)とは別体形成されて前記第1シート部155(1)に貼着等によって固着されることも可能である。
同様に、前記第2弾性部材150(2)は、搬送方向Xに関し前記果梗側縮径部303に対応した位置に第2肉厚部160(2)を有している。
即ち、前記第2弾性部材150(2)は、前記第2内方エッジ151(2)、前記第2外方エッジ152(2)、前記第2前方エッジ153(2)及び前記第2後方エッジ154(2)によって画される均一厚さの第2シート部155(2)と、搬送方向Xに関し前記果梗側縮径部303に対応するように前記第2シート部155(2)の上面に配設された前記第2肉厚部160(2)とを有している。
前記第2肉厚部160(2)は前記第2シート部155(2)に一体形成されることも可能であるし、前記第2シート部155(2)とは別体形成されて前記第2シート部155(2)に貼着等によって固着されることも可能である。
図5、図6及び図8に示すように、前記第1肉厚部160(1)におけるスリット側に位置する搬送幅方向内方エッジ161(1)は搬送方向Xに関し前記最大胴径部305の側から搬送方向一方側の前記果梗部302の側へ行くに従って前記スリット135に近接する近接エッジ162(1)を有している。
同様に、前記第2肉厚部160(2)におけるスリット側に位置する搬送幅方向内方エッジ161(2)は搬送方向Xに関し前記最大胴径部305の側から搬送方向一方側の前記果梗部302の側へ行くに従って前記スリット135に近接する近接エッジ162(2)を有している。
斯かる構成を備えることにより、最大胴径部305より縮径されている果梗側縮径部303と前記スリット135との間から測定光が漏れ出ることを有効に防止乃至は低減することができる。
即ち、青果物300の前記受け座部130に対する載置姿勢は、最大胴径部305の前記受け座部135(本実施の形態においては前記第1及び第2弾性部材150(19、150(2))への着座状態によって決定される。
測定対象青果物300が、最大胴径部305の側から果梗部302の側へ行くに従って縮径される果梗側縮径部303を有する場合、最大胴径部305とスリット135の間には隙間は生じない又は生じにくいものの、果梗側縮径部303とスリット135との間には隙間が生じ易くなる。
前記第1及び第2肉厚部160(1)、160(2)は、果梗側縮径部303とスリット135との間の隙間を有効に埋めることができ、この隙間から測定光が漏れ出ることを有効に防止乃至は低減することができる。
なお、前述の通り、アボカドにおいては、最大胴径部305は、仮想中心軸方向中央よりも果頂部301の側に変位されている。
従って、果梗部302を搬送方向一方側(例えば搬送方向前方側)に向け且つ果頂部301を搬送方向他方側(例えば搬送方向後方側)に向けた状態で青果物300を前記受け座部130に載置させる場合には、最大胴径部305に対応して設けられる前記幅広部140は、前記受け座部130の搬送方向中央部100Mを基準にして搬送方向他方側(搬送方向後方側)に配置され、前記第1及び第2肉厚部160(1)、160(2)は前記幅広部140よりも搬送方向一方側(搬送方向前方側)に配置される。
図7及び図8に示すように、本実施の形態においては、前記第1及び第2肉厚部160(1)、160(2)のうち前記近接エッジ162(1)、162(2)を形成する部分は、搬送方向一方側(本実施の形態においては搬送方向前方側)へ行くに従って徐々に肉厚が厚くなるように構成されている。
斯かる構成を備えることにより、測定対象青果物300に形状に関する個体差があったとしても、果梗側縮径部303と前記スリット135との間からの測定光の漏れ出しをより有効に防止乃至は低減することができる。
図5、図6及び図8に示すように、前記近接エッジ162(1)、162(2)は、搬送方向一方側端部が前記スリット135に到達している。
その上で、前記第1肉厚部160(1)は、前記搬送幅方向内方エッジ161(1)が、前記近接エッジ162(1)に加えて、前記近接エッジ162(1)の搬送方向一方側端部から前記スリット135に沿って搬送方向一方側へ延びる平行エッジ163(1)を有するように、構成されている。
前記第1肉厚部160(1)のうち前記平行エッジ163(1)を形成する部分は、前記近接エッジ162(1)の搬送方向一方側端部における厚みと同一厚みを有している。
同様に、前記第2肉厚部160(2)は、前記搬送幅方向内方エッジ161(2)が、前記近接エッジ162(2)に加えて、前記近接エッジ162(2)の搬送方向一方側端部から前記スリット135に沿って搬送方向一方側へ延びる平行エッジ163(2)を有するように、構成されている。
前記第2肉厚部160(2)のうち前記平行エッジ163(2)を形成する部分は、前記近接エッジ162(2)の搬送方向一方側端部における厚みと同一厚みを有している。
斯かる構成を備えることによって、測定対象青果物300に形状に関する個体差をより吸収することができ、果梗側縮径部303及びスリット135間に隙間が生じることを有効に防止乃至は低減できる。
図5等に示すように、本実施の形態においては、前記第1及び第2弾性部材150(1)、150(2)は、前記スリット135を基準にして対称形状を有しており、これにより、前記第1及び第2弾性部材150(1)、150(2)の製造コスト低廉化を図っている。
なお、本実施の形態においては、図5等に示すように、前記近接エッジ162(1)、162(2)は直線形状とされているが、当然ながら、図9に示すように、前記近接エッジ162(1)、162(2)を湾曲形状とすることも可能である。
ここで、前記内部品質評価システム1の動作説明を行う。
図10に、前記制御装置90による制御フローを示す。
前記搬送機構10の載置領域10Aにおいて、作業者は測定対象物となるアボカド等の青果物300を前記トレイユニット100に載置する。
図10に示すように、前記制御装置90は、前記内部品質評価システム1が作動状態になると、前記発光部30を発光させる(ステップS1)。このように、前記内部品質評価システム1の作動状態に応じて前記発光部30を発光させることにより、前記発光部30によって発光される測定光の安定化を図ることができる。
図1及び図2に示すように、本実施の形態に係る前記内部品質評価システム1は、前記搬送機構10によって搬送される一のトレイユニット100が測定領域10Bに到達したことを検出する測定領域センサ190を備えている。
図10に示すように、前記制御装置90は、前記測定領域センサ190からの信号に基づき一のトレイユニット100が測定領域10Bに到達したことを検知すると(ステップS2)、前記第1及び第2受光部50(1)、50(2)によって受光された透過光の分光情報を前記分光装置70から入力する(ステップS3)。
前記制御装置90は、前記分光情報に基づき当該一のトレイ100に載置されている青果物300の品質評価を行う(ステップS4)。
詳しくは、前記制御装置90には、予め、糖度等の特定内部品質に関する閾値データが記憶されており、前記制御装置90は、前記分光装置70から受信する、一のトレイ100ユニットに載置された青果物300の分光情報と前記閾値データとの対比に基づき、当該青果物300の内部品質の評価を行う。
例えば、前記制御装置90は、前記分光装置70からの分光情報が所定の閾値以下であると、当該青果物300の内部に障害があると判断する。
なお、前記分光装置70が前記第1及び第2分光器を有する構成においては、前記制御装置90は、前記第1分光器からの分光情報が所定の閾値以下であると、搬送幅方向一方側に障害があると判断し、前記第2分光器からの分光情報が所定の閾値以下であると、搬送幅方向他方側に障害があると判断する。
前記測定領域センサ190が一のトレイユニット100の識別情報を検出可能とされている場合には、前記制御装置90は、前記一のトレイユニット100に載置されている青果物300の内部品質評価結果を、当該一のトレイユニット100の識別情報に関連付けて記憶する。
好ましくは、測定領域10Bに到達した一のトレイユニット100、前記投光部30、前記第1受光部50(1)及び前記第2受光部50(2)を含む測定空間20を暗室状態とすることができる。
斯かる構成によれば、外乱光の影響を可及的に防止乃至は低減することができる。
図1及び図2に示すように、本実施の形態に係る前記内部品質評価システム1は、さらに、前記搬送機構10によって搬送される一のトレイユニット100が仕分け領域10Cに到達したことを検出する仕分け領域センサ192を備えている。
前記仕分け領域センサ192が一のトレイユニット100の識別情報を検出可能とされている場合には、前記制御装置90は、前記仕分け領域センサ10Cの検出信号に基づき当該一のトレイユニット100が仕分け領域10Cに到達したことを検知すると(ステップS5)、当該一のトレイユニット100の識別情報に関連付けて記憶されている内部品質評価を読み出す。
これに代えて、前記仕分け領域センサ192がトレイユニット100の仕分け領域10Cへの到達は検出するものの、当該トレイユニット100の識別情報を検出できない場合には、前記制御装置90は、一のトレイユニット100の測定領域10Bの通過時点からの経過時間及び前記搬送部10の搬送速度に基づき、前記仕分け領域10Cに到達した一のトレイユニット100を識別する。
図1及び図2に示すように、本実施の形態に係る前記内部品質評価システム1は、さらに、前記制御装置90による青果物300の評価結果を視認可能に表示させるモニタ等の表示手段95を備えている。
この場合、前記制御装置90は、仕分け領域10Cに到達した一のトレイユニット100に載置されている青果物300の内部品質評価結果を、前記表示手段95に表示する(ステップS6)。
斯かる構成によれば、作業者は、前記表示手段95に表示された評価結果に基づき、前記一のトレイユニット100上の青果物300を仕分け処理することができる。
これに代えて、前記内部品質評価システム1に、仕分け領域10Cにおいて青果物300を前記搬送機構10から対応する仕分け位置へ払い出す払い出し機構(図示せず)を備えることも可能である。
この変形例においては、前記制御装置90は、内部品質の評価結果に基づき、前記払い出し機構を作動させて、青果物を対応する仕分け先へ排出させる。
1 内部品質評価システム
10 搬送機構
10B 測定領域
30 投光部
50(1) 第1受光部
50(2) 第2受光部
91 評価部
100 トレイユニット
101 トレイ
130 受け座部
135 スリット
140 幅広部
150(1) 第1弾性部材
150(2) 第2弾性部材
160(1) 第1肉厚部
160(2) 第2肉厚部
161(1)、161(2) 搬送幅方向内方エッジ
162(1)、162(2) 近接エッジ
163(1)、163(2) 平行エッジ
300 青果物
301 果頂部
302 果梗部
303 果梗側縮径部
305 最大胴径部
X 搬送方向
Y 搬送幅方向

Claims (7)

  1. 横断面形状が最大胴径部の側から果梗部の側へ行くに従って縮径する果梗側縮径部を有する青果物の内部品質を評価する内部品質評価システムであって、
    搬送機構と、搬送機構によって搬送されるトレイであって、搬送幅方向中央に搬送方向に沿ったスリットが設けられた受け座部を有し、果頂部及び果梗部を結ぶ仮想中心軸が搬送方向に沿った状態で前記受け座部に載置された青果物が前記スリットを跨ぐように構成されているトレイと、前記青果物及び前記受け座部の間に介挿されるように前記受け座部の載置面のうち前記スリットより搬送幅方向一方側及び他方側にそれぞれ配設された第1及び第2弾性部材と、上下一方側から前記第1及び第2弾性部材を介して前記受け座部に載置された青果物に測定光を投光する投光部と、前記投光部から投光され且つ青果物を透過した透過光を受光する受光部と、前記受光部にて受光された透過光に基づき青果物の内部品質を評価する評価部とを備え、
    前記第1及び第2弾性部材は、それぞれ、搬送方向に関し前記果梗側縮径部に対応した位置に第1及び第2肉厚部を有しており、
    前記第1及び第2肉厚部におけるスリット側に位置する搬送幅方向内方エッジは、搬送方向に関し前記最大胴径部の側から搬送方向一方側の前記果梗部の側へ行くに従って前記スリットに近接するように配置された近接エッジを有しているとされていることを特徴とする内部品質評価システム。
  2. 前記第1及び第2肉厚部のうち前記近接エッジを形成する部分は、搬送方向一方側へ行くに従って徐々に肉厚が厚くなることを特徴とする請求項1に記載の内部品質評価システム。
  3. 前記近接エッジは、搬送方向一方側端部が前記スリットに到達しており、
    前記第1及び第2肉厚部の前記搬送幅方向内方エッジは、前記近接エッジに加えて、前記近接エッジの搬送方向一方側端部から前記スリットに沿って搬送方向一方側へ延びる平行エッジを有し、
    前記第1及び第2肉厚部のうち前記平行エッジを形成する部分は、前記近接エッジの搬送方向一方側端部における厚みと同一厚みを有していることを特徴とする請求項2に記載の内部品質評価システム。
  4. 前記第1及び第2弾性部材は、前記スリットを基準にして対称形状を有していることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の内部品質評価システム。
  5. 前記スリットは、前記受け座部の搬送方向中央から搬送方向他方側に変位された位置に幅広部を有していることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の内部品質評価システム。
  6. 搬送機構と、上下一方側から他方側へ向けて測定光を投光する投光部と、前記搬送機構を挟んで前記投光部とは反対側に配置された受光部と、前記受光部にて受光された光に基づき測定対象となる青果物の内部品質を評価する評価部とを備えた内部品質評価システムに用いられ、横断面形状が最大胴径部の側から果梗部の側へ行くに従って縮径する果梗側縮径部を有する前記青果物を載置した状態で前記搬送機構によって搬送されるトレイユニットであって、
    搬送幅方向中央に搬送方向に沿ったスリットが設けられた受け座部を有し、果頂部及び果梗部を結ぶ仮想中心軸が搬送方向に沿った状態で前記受け座部に載置された青果物が前記スリットを跨ぐように構成されているトレイと、前記青果物及び前記受け座部の間に介挿されるように前記受け座部の載置面のうち前記スリットより搬送幅方向一方側及び他方側にそれぞれ配設された第1及び第2弾性部材とを備え、
    前記第1及び第2弾性部材は、それぞれ、搬送方向に関し前記果梗側縮径部に対応した位置に第1及び第2肉厚部を有しており、
    前記第1及び第2肉厚部におけるスリット側に位置する搬送幅方向内方エッジは、搬送方向に関し前記最大胴径部の側から搬送方向一方側の前記果梗部の側へ行くに従って前記スリットに近接するように配置された近接エッジを有していることを特徴とするトレイユニット。
  7. 前記第1及び第2肉厚部のうち前記近接エッジを形成する部分は、搬送方向一方側へ行くに従って徐々に肉厚が厚くなることを特徴とする請求項6に記載のトレイユニット。
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