JP2018165214A - 転倒事故防止形エスカレーター - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来、一般のエスカレーターは、転倒事故等を防止するための施策が十分ではなく、特に利用者保護の安全性に不足するものであった。【解決手段】 この問題を解決するため、一方の乗降口床板2Aから他方の乗降口床板2Bへ、あるいはその逆方向にかけて移動して利用者を輸送する踏段4と、この踏段と同期して移動する手摺ベルト5とを備えた転倒事故防止形エスカレーター1において、前記手摺ベルト5の表面に、その移動方向を表示して前記エスカレーター1に乗り移る際のタイミングを図る目印となる方向表示マーク6Aを複数個有する印刷シート6を貼り付けて設け、さらに前記乗降口床板2Aと2Bの両方、あるいはいずれか一方の表面には案内表示を行う表示シート2aを貼り付けて設けた構成としたのである。【選択図】図5

Description

本発明は、移動する踏段と手摺ベルトが傾斜路あるいは水平路を形成して乗客輸送を行う転倒事故防止形エスカレーターの構成に関する。
従来、エスカレーターでの転倒事故を防止するものとして、手摺ベルト表面に印刷シートを貼付けて方向表示マーク、注意文言及び広告表示を行う構成が、例えば特許文献1のように、既に提案され権利化されている。
この特許文献1記載の手摺ベルト用印刷シートは、世の中にかなり普及して人身事故、とりわけ転倒事故防止に顕著な効果を発揮している。
特開2006−347764号公報(登録第4989863号)
上記特許文献1に記載のものは、乗客の目の至近位置に存在する方向表示マークによりエスカレーターの移動方向や速度感が分かりやすくなって逆方向乗り込みや乗降タイミングの失敗が少なくなる効果があり、結果として転倒事故防止の実効果が高い評価を受けている。また、方向表示マークの間隔内に設けられた注意文言や広告表示部による安全、広告効果も評価されている。
一方、最近のエスカレーター利用においては、上記の安全、広告効果にプラスして、そのエスカレーターを利用する地理不案内者の転倒事故に関係する「エスカレーター付近でのモタモタ行動」解消のための「利用者が知りたい・適切な進路案内サービス」という一段上の安全施策が望まれている。加えて、この「モタモタ行動」解消による施設内の通行混雑低減も狙いどころとされている。
本発明の目的は、手摺ベルト表面に設けた方向表示マークと注意文言等表示部による安全、広告効果、それに乗降口床板表面に設けた案内用の表示シートによる案内サービスを行い、もって利用者の安全性向上に寄与する構成とした転倒事故防止形エスカレーターを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、一方の乗降口床板から他方の乗降口床板にかけて移動して乗客を輸送する踏段と、この踏段と同期して移動する手摺ベルトとを備えたエスカレーターにおいて、前記手摺ベルトの表面にはその移動方向を表示して前記エスカレーターに乗り移る際のタイミングを図る目印となる方向表示マークを複数個設けるとともに利用者向けの案内表示等を印刷した印刷シートを貼り付けて設け、さらに前記乗降口床板の表面には案内表示を行う表示シートを貼り付けて設けた転倒事故防止形エスカレーターとしたのである。
上記構成によれば、手摺ベルトの表面に設けられた印刷シートの方向表示マークによってエスカレーターの移動方向や速度感を視覚的に示すことで踏段への乗り込みタイミング取りの容易化、逆乗り込み防止を図る一方、前記乗降口床板の表面には案内表示等を行う表示シートを設けてエスカレーター付近での利用者のモタモタ行動の防止を図るなど、結果として手摺ベルトと乗降口床板の両表示によって安全な転倒防止形エスカレーターを提供するものである。
本発明の一実施形態を示す全体側面図。 本発明を説明する図1のX−X線に沿う部分断面図。 本発明を説明する図2のY−Y線に沿う部分断面図。 本発明を説明する印刷シートの単体斜視図。 本発明を説明する全体斜視図。 本発明を説明する図5のZ−Z線に沿う部分断面図。
以下、本発明の転倒事故防止形エスカレーターの一実施の形態を図1〜図6に基づいて説明する。
本発明の転倒事故防止形エスカレーター1は、建屋2の上階床につながる乗降口床板2Aとその下階床につながる乗降口床板2Bを備えて建屋2に装架される主フレーム3と、無端状に連結されて往路から復路にかけて反転して移動する多数の踏段4、この踏段4と同期して往路から復路にかけて反転して移動するものでその断面形状が平坦部5Aとこれに連なる両縁の半円部5Bとで馬蹄形状をなす幅W1の手摺ベルト5と、この手摺ベルト5の長手方向に沿い、その平坦部5A(幅W2)から半円部5Bにかけて接着固定(図示省略)される長尺の印刷シート6が設けられている。
また手摺ベルト5は、駆動歯車7の動力をチェーン8を介して駆動ローラ9等に伝達された動力によって摩擦駆動されるもので複路を案内ローラ10、往路を欄干11に案内され反転部11A、11Bで折り返し反転して移動する構成となっている。
そして印刷シート6は、手摺ベルト5の全長に貼付けられるとともに、一例としてその表面層には移動方向を表示する方向表示マーク6Aが、本発明の絶対的構成要件ではないが、目立ち易いように平坦部5Aの幅W2いっぱいに印刷によって設けられ、さらに方向表示マーク6Aは手摺ベルト5の全長方向に適宜の間隔Pをもって複数個設けられ、手摺ベルト5の反転部の半円周範囲である高さH(図1、図2)内に少なくても1個存在する間隔P(図4)をおいて複数個配置されている。そして、いま乗り込まんとする利用者(乗客)が転倒防止形エスカレーター1を見ると常に正面となる符号Hの範囲内に少なくても1個存在して、移動速度の速度感と動き方向を確実に視覚に訴えるという作用を発揮するものである。加えて、方向表示マーク6Aの詳細は、印刷シート6の地色とは色が異なり(例えば黄色や白色)、そのマークも図2、図4に例示した円形に限らず大きめの矢印や菱形などでも不都合はなく、その大きさも任意である。
さらに本発明の手摺ベルト5に貼り付けられる印刷シート6には、上記方向表示マーク6Aの間隔P内に、図2及び図4に想像線の枠で示し、そのイメージを図5に示すように注意文言等の表示部6Bが設けられていて、必要に応じて「手摺をつかむこと」、「降り口の左側が改札口」「降り口の右側が地下鉄銀座線」等の安全上の注意文言や案内表示、それに図示しない各種「広告」が印刷によって表示されている。この場合、印刷シート6は、詳細は図示せざるも手摺ベルト5への接着層、印刷が施されるシート層に加え、表面のラミネート層などで構成されるものである。
以上の手摺ベルト5に対する安全、広告施策に加えて本発明では、乗降口床板2Aと乗降口床板2Bの両方、あるいは必要に応じていずれか一方の乗降口床板(2Aか2B)の表面には、そのイメージを図5示すように化学合成材種に対して、一例として「手摺をつかむこと」、「降り口の左側が改札口」「降り口の右側が地下鉄銀座線」など安全上の注意文言や案内表示等が、それに図示しない各種「広告」が印刷によって表示された表示シート2aが貼り付けにより設けられている。
ここで、乗降口床板2Bを乗り口側と仮定して具体的構造について説明すれば、欄干基部から長さLaだけ延設され、その幅Waとで形成されるスペースの主フレーム3内部に各種機械が収納されており、この乗降口床板2Bは構造物としての蓋の役目をもって利用者の通行路を形成している。さらに、乗降口床板2Bは、表面に滑り止めの凹凸加工を施した一定の長さmなど複数枚に分割されて乗降口床板2Bを構成し、相互間に微少すき間gを有する床板2aaと、それの支持枠2bbが主フレーム3に対して着脱(開閉)自在な構造で設けられている。加えて、こうした構成の乗降口床板2Bの表面には、長さLb、幅Wb、厚さtの化学合成材種の表示シート2aが貼り付けにより設けられている。図5の例では一例として、表示シート2aに、「JR上野駅、メトロ上野駅」の文字を表示する一方、矢印表示の表示シート2bを組み合わせ表示することで「このエスカレーターは上野駅方面に行きますよ」の案内等を行って、地理不案内者の転倒事故に関係する「エスカレーター付近でのモタモタ行動」を解消し「利用者が知りたい・適切な進路案内サービス」と「施設内の通行混雑低減」に寄与する仕組みになっている。また、この構成は、降り口側の乗降口床板2Aにも適宜応用され、一例としては必要に応じて「手摺をつかむこと」、「降りた左側が改札口」「降りた右側が地下鉄銀座線」など、安全上の注意文言や案内表示等、それに図示しない各種「広告」が印刷によって表示されている。そして、表示シート2aと表示シート2bは、詳細は図示せざるも乗降口床板2Bへの接着層(例えばアクリル系接着剤)、表示内容が印刷される基材層(例えば金属粉を含む樹脂材)、摩擦係数が高く滑りにくい性質で全体の表面に貼り付けられる表面のラミネート層(例えばポリカーボネート樹脂材)などの積層体で構成されるものである。なお、それへの記載事項、色彩等は特に制限されるものではない。
以上説明したように、本発明によれば手摺ベルトの移動方向が見易く表示され、乗降口床板においても適切な案内表示が行われるので安全効果、案内効果、広告効果など多岐にわたって総合的な転倒事故防止形エスカレーターを提供することができる。
なお、上記の実施形態は、一般のエスカレーター構造を例に説明したが、隣接踏段同士に段差を有しない動く歩道と通称されるエスカレーターにもそのまま適用することができる。
1 転倒事故防止形エスカレーター
2A、2B 乗降口床板
2a 表示シート
4 踏段
5 手摺ベルト
5A 平坦部
6 印刷シート
6A 方向表示マーク
6B 表示部

Claims (1)

  1. 一方の乗降口床板から他方の乗降口床板にかけて移動し、乗客を輸送する踏段と、この踏段と同期して移動する手摺ベルトとを備えたエスカレーターにおいて、前記手摺ベルトの表面にはその移動方向を表示して前記エスカレーターに乗り移る際のタイミングを図る目印となる方向表示マークを複数個有する印刷シートを貼り付けて設け、さらに前記乗降口床板の表面には案内表示等を行う表示シートを貼り付けて設けたことを特徴とする転倒事故防止形エスカレーター。
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