JP2018027852A - エスカレーターの転倒事故防止用手摺ベルト及び転倒事故防止用エスカレーター - Google Patents

エスカレーターの転倒事故防止用手摺ベルト及び転倒事故防止用エスカレーター Download PDF

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桂一 木下
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Abstract

【課題】 従来のエスカレーター用手摺ベルトは、転倒事故等を防止するための施策が施されていなかった。【解決手段】 この問題を解決するため、本発明は手摺ベルト5を備えたエスカレーター1において、その移動方向を表示し、エスカレーター1に乗り移る際のタイミングを図る目印となる方向表示マーク6Aを有する印刷シート6を前記手摺ベルト5の表面に備え、前記方向表示マーク6Aは、前記手摺ベルト5と色を異にすると共に、その表面平坦部5Aの幅W2とほぼ同じ幅で印刷シート6の全長方向に適宜の間隔で設ける等の構成とした。【選択図】図4

Description

本発明は、移動する踏段が傾斜路あるいは水平路を形成して乗客輸送を行うエスカレーターの手摺ベルトの構成に関する。
従来においてエスカレーターの手摺ベルト表面に印刷シートを貼付けて広告表示を行う構成は、例えば特許文献1に開示されているように、既に提案されている。
この特許文献1記載のエスカレーターの手摺ベルトは、手摺ベルトの表面長手方向に広告のみを表示した印刷シートを貼付けるようにしたものである。
特開2003−212468号公報
上記特許文献1に記載のものは、それの出願時の特許請求範囲の請求項1に「移動手摺の表面長手方向に広告物の印刷シールを貼付けた」とあるように広告媒体の提供を主眼としたものであって、この印刷シールによって乗客に対して転倒防止等の安全作用をもたらすという思想はなかった。
一方、最近のエスカレーター利用においては、利用層の高齢化もあって、エスカレーターの乗り場で動く踏段に乗り移る際の体重移動のタイミングを失して転倒する事故が相次いでいる。これは、乗り移らんとして凝視する踏段の色が黒っぽく、踏段の動き(速度)が認識できないことに起因している。また、エスカレーターの動き方向が認識できず、逆乗り込みをしてしまう事象もある。さらに、上記特許文献1に記載の広告印刷のものは、単に文字や図柄を付したもので、手摺ベルトが動いていると文字や図柄があたかも一本の帯のように見えて方向表示の機能を発揮し得ないという問題があった。
本発明の目的は、手摺ベルトの表面にこの手摺ベルの移動方向を見易く表示し、もって転倒事故等を防止する構成としたエスカレーターの手摺ベルトを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1は、往路から復路にかけて反転して移動し、乗客を輸送する踏段と、この踏段と同期して往路から復路にかけて反転して移動する手摺ベルトとを備えたエスカレーターにおいて、移動方向を表示し、前記エスカレーターに乗り移る際のタイミングを図る目印となる方向表示マークを有する印刷シートを前記手摺ベルトの表面に備え、前記方向表示マークは、前記手摺ベルトと色を異にすると共に、前記手摺ベルトの表面平坦部の幅とほぼ同じ幅であり、前記印刷シートは、前記方向表示マークを、該印刷シートの全長に複数個有するものである。
上記目的を達成するために、本発明の請求項2は、往路から復路にかけて反転して移動し、乗客を輸送する踏段と、この踏段と同期して往路から復路にかけて反転して移動する手摺ベルトとを備えたエスカレーターにおいて、移動方向を表示し、前記エスカレーターに乗り移る際のタイミングを図る目印となる方向表示マークを有する印刷シートを前記手摺ベルトの表面に備え、前記方向表示マークは、前記手摺ベルトと色を異にすると共に、前記手摺ベルトの表面平坦部の幅とほぼ同じ幅であり、前記印刷シートは、前記方向表示マークを、該印刷シートの全長に複数個有し、かつ前記方向表示マークと前記方向表示マークの間隔内に、前記方向表示マークより幅狭で注意文字や広告を表示した表示部を設けたものである。
上記目的を達成するために、本発明の請求項3は、上記請求項1及び2に記載のエスカレーターの転倒事故防止用手摺ベルトを備えた転倒事故防止用エスカレーターとしたものである。
上記請求項1の構成によれば、手摺ベルトの移動方向を表示する方向表示マークが存在することにより、エスカレーターに乗り込まんとする利用者(乗客)がエスカレーターの移動速度と方向が視覚的に認知できて、結果として踏段への乗り込みタイミング取りが容易となり、かつ逆乗り込み防止に役立つことになる。
上記請求項2の構成によれば、請求項1と同様に手摺ベルトの移動方向を表示する方向表示マークが存在することにより、エスカレーターに乗り込まんとする利用者(乗客)がエスカレーターの移動速度と方向が視覚的に認知できて、結果として踏段への乗り込みタイミング取りが容易となり、かつ逆乗り込み防止に役立つことになる。また、方向表示マークの間隔内に、その方向表示マークよりも幅狭な注意文字や広告を表示した表示部を設けたことにより方向表示マークの効果を減殺せず、注意喚起や広告効果を訴求することができる。
上記請求項3の構成によれば、上記請求項1及び2により達成される転倒事故防止用エスカレーターを提供することができる。
このように、本発明によれば転倒事故防止用手摺ベルトを備えたより安全な転倒事故防止用エスカレーターを提供することができる。
本発明の請求項1、2,3の一実施形態を示す全体側面図。 本発明の請求項1を説明する図1のX−X線に沿う部分断面図。 本発明の請求項1を説明する図2のY−Y線に沿う部分断面図。 本発明の請求項1を説明する印刷シートの単体斜視図。 本発明の請求項2を説明する図2相当の部分断面図。 本発明の請求項2を説明する図4相当の単体斜視図。
以下、本発明の請求項1及び3によるエスカレーターの手摺ベルトの一実施の形態を図1〜図4に、請求項2及び3によるエスカレーターの手摺ベルトの一実施の形態を図5、図6に示すエスカレーターに基づいて説明する。
本発明のエスカレーター1は、上階床2Aと下階床2Bに装架される主フレーム3と、無端状に連結されて往路から復路にかけて反転して移動する多数の踏段4、この踏段4と同期して往路から復路にかけて反転して移動するものでその断面形状が平坦部5Aとこれに連なる両縁の半円部5Bとで馬蹄形状をなす幅W1の手摺ベルト5と、この手摺ベルト5の長手方向に沿い、その平坦部5A(幅W2)から半円部5Bにかけて接着固定(図示省略)される長尺の印刷シート6が設けられている。
前記手摺ベルト5は、駆動歯車7の動力をチェーン8を介して駆動ローラ9等に伝達された動力によって摩擦駆動されるもので複路を案内ローラ10、往路を欄干11に案内され反転部11A、11Bで折り返し反転して移動する構成となっている。
そして本発明の請求項1の印刷シート6は手摺ベルト5の全長に貼付けられると共に、その表面層には移動方向を表示する方向表示マーク6Aが、目立ち易いように平坦部5Aの幅W2いっぱいに印刷によって設けられる。また、この方向表示マーク6Aは手摺ベルト5の全長方向に適宜の間隔で複数個設けられるものであるが、望ましくは手摺ベルト5の反転部の半円周範囲である高さH(図1、図2)内に少なくても1個存在する間隔P(図4)をおいて複数個配置されており、いま乗り込まんとする利用者(乗客)がエスカレーター1を見ると常に正面となる符号Hの範囲内に少なくても1個存在する方向表示マーク6Aにより移動速度の速度感と動き方向を確実に視覚に訴えるという作用を発揮するものである。加えて、方向表示マーク6Aは、印刷シート6の地色とは色が異なり(例えば黄色や白色)、そのマークも図示に例示した円形に限らず大きめの矢印や菱形などでも不都合はない。
さらに本発明の請求項2は図1の全体構成は請求項1と同様であり、かつ請求項2の印刷シート66も、請求項1の印刷シート6と同様の機能を有するものであるが、印刷シート66(印刷シート6と同機能の部分には同一符号を付す)は、方向表示マーク6Aと方向表示マーク6Aの間隔である符号Pの範囲に、その方向表示マーク6A(幅W2)の幅よりも幅狭な幅W3で注意文字(例えば「手摺をつかむこと」など)や広告を表示した表示部6Bが設けられている。そして印刷シート66は印刷シート6と同様に手摺ベルト5の全長に貼付けられると共に、その表面層には移動方向を表示する方向表示マーク6Aが、目立ち易いように平坦部5Aの幅W2いっぱいに印刷によって設けられる。また、この方向表示マーク6Aは手摺ベルト5の全長方向に適宜の間隔で複数個設けられるものであるが、望ましくは手摺ベルト5の反転部の半円周範囲である高さH(図5)内に少なくても1個存在する間隔P(図6)をおいて複数個配置されており、いま乗り込まんとする利用者(乗客)がエスカレーター1を見ると常に正面となる符号Hの範囲内に少なくても1個存在する方向表示マーク6Aにより移動速度の速度感と動き方向、それに表示部6Bの内容を確実に視覚に訴えるという作用を発揮するものである。加えて、方向表示マーク6Aは、印刷シート66の地色とは色が異なり(例えば黄色や白色)、そのマークも図示に例示した円形に限らず大きめの矢印や菱形などでも不都合はない。
請求項3は請求項1及び2の構成となるエスカレーターの転倒防止用手摺ベルトを実際のエスカレーターに適用して転倒事故防止用エスカレーターとしたものである。
ここで、印刷シート6、66の詳細は、手摺ベルト5への接着層、印刷が施されるシート層に加え、表面のラミネート層などで構成される。
以上説明したように、本発明の請求項1〜3によれば手摺ベルト5の移動方向を見易く表示し、もってエスカレーターでの転倒事故や逆乗り等を防止することができる。
なお、上記の実施形態は、一般のエスカレーター構造を例に説明したが、隣接踏段同士に段差を有しない動く歩道と通称されるエスカレーターにもそのまま適用することができる。
1 エスカレーター
4 踏段
5 手摺ベルト
5A 平坦部
6、66 印刷シート
6A 方向表示マーク
6B 表示部

Claims (3)

  1. 往路から復路にかけて反転して移動し、乗客を輸送する踏段と、この踏段と同期して往路から復路にかけて反転して移動する手摺ベルトとを備えたエスカレーターにおいて、移動方向を表示し、前記エスカレーターに乗り移る際のタイミングを図る目印となる方向表示マークを有する印刷シートを前記手摺ベルトの表面に備え、前記方向表示マークは、前記手摺ベルトと色を異にすると共に、前記手摺ベルトの表面平坦部の幅とほぼ同じ幅であり、前記印刷シートは、前記方向表示マークを、該印刷シートの全長に複数個有することを特徴とするエスカレーターの転倒事故防止用手摺ベルト。
  2. 往路から復路にかけて反転して移動し、乗客を輸送する踏段と、この踏段と同期して往路から復路にかけて反転して移動する手摺ベルトとを備えたエスカレーターにおいて、移動方向を表示し、前記エスカレーターに乗り移る際のタイミングを図る目印となる方向表示マークを有する印刷シートを前記手摺ベルトの表面に備え、前記方向表示マークは、前記手摺ベルトと色を異にすると共に、前記手摺ベルトの表面平坦部の幅とほぼ同じ幅であり、前記印刷シートは、前記方向表示マークを、該印刷シートの全長に複数個有し、かつ前記方向表示マークと前記方向表示マークの間隔内に、前記方向表示マークより幅狭で注意文字や広告を表示した表示部を設けたことを特徴とするエスカレーターの転倒事故防止用手摺ベルト。
  3. 請求項1及び2に記載のエスカレーターの転倒事故防止用手摺ベルトを備えることを特徴とする転倒事故防止用エスカレーター。
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