JP2018164531A - 歩行車用トレイ - Google Patents

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雄市郎 内野
Yuichiro Uchino
雄市郎 内野
土井 健史
Takeshi Doi
健史 土井
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Abstract

【課題】歩行車の移動に伴って滑ったり落下したりすることがなく、かつ水平面上に安定して置くことができる歩行車用トレイおよびそれを備えた歩行車を提供する。【解決手段】歩行車用トレイ34は、トレイ本体52から下方に延びるストッパ59を備える。ストッパ59は、歩行車用トレイが歩行車1の収容体32の上に載置されたときに、収容体32の側壁32B〜32Eの上端よりも下方に位置する下端部を有している。ストッパ59は、平面視においてトレイ本体52の輪郭よりも内側に配置されている。ストッパ59は、水平面上に載置されたときにトレイ本体52の平板部51が水平となるようにトレイ本体52を支持するように構成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、歩行車用トレイに関する。
従来から、例えば特許文献1に記載されているように、高齢者などの歩行を補助する歩行車が知られている。特許文献1に記載された歩行車は、車輪を支持するフレームと、フレームの上端部に設けられたU字状のハンドルと、ハンドルの両端に設けられたグリップと、ハンドルの後方に配置された肘置きと、を備えている。利用者は、肘置きに肘を置きながら歩行することができ、また、グリップを握りながら歩行することができる。歩行車を利用することにより、高齢者等は楽に歩行することができるようになる。
また、歩行と共に小物を運ぶことができるように、収容体を備えた歩行車が知られている。収容体は、例えば、底壁と、底壁から上方に延びる前後左右の側壁とを有しており、上方から小物を出し入れできるように形成されている。
また、飲料が入ったカップなどを運ぶことができるように、収容体の上にトレイを置くことがある。すなわち、収容体の前後左右の側壁の上端にトレイを置き、そのトレイの上にカップなどを置くことがある。ところで、歩行車は利用者の歩行に伴って移動するものであるため、トレイが収容体上から滑ってしまったり、落下したりするおそれがある。その場合、カップから飲料がこぼれてしまうおそれがある。そこで、トレイに下方に延びるストッパを設け、ストッパを収容体の側壁に当てることにより、トレイの滑りや落下を防止することが提案されている。
特開2016−68784号公報
例えば、利用者がトレイの上にカップを置いたまま歩行車を利用してテーブルの近傍まで歩行し、テーブルの椅子に着席する場合がある。その場合、利用者が椅子に座りながらカップの飲料を飲むことができるよう、利用者本人または利用者の介護者は、トレイ上のカップをテーブルの上に移すことになる。ところで、トレイには複数の物品を置くことができる。例えば、カップの他に、皿なども置くことができる。トレイ上に複数の物品を置いている場合、個々の物品をトレイからテーブルに移すよりも、トレイごとテーブルに移す方が便利である。すなわち、トレイに複数の物品を載せたまま、トレイを歩行車の収容体上からテーブル上に置く方が便利である。しかし、従来の歩行車用トレイでは、前述の滑りおよび落下防止のためのストッパが邪魔になり、トレイをテーブル上に安定して置くことができなかった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、歩行車の移動に伴って滑ったり落下したりすることがなく、かつ水平面上に安定して置くことができる歩行車用トレイを提供することである。
本発明に係る歩行車用トレイは、底壁と前記底壁から上方に延びる側壁とを有する収容体を備えた歩行車の前記収容体上に載置される歩行車用トレイである。前記歩行車用トレイは、平板部を有するトレイ本体と、前記トレイ本体から下方に延び、前記歩行車用トレイが前記収容体上に載置されたときに前記側壁の上端よりも下方に位置する下端部を有するストッパと、を備える。前記ストッパは、平面視において前記トレイ本体の輪郭よりも内側に配置されている。前記ストッパは、水平面上に載置されたときに前記トレイ本体の平板部が水平となるように前記トレイ本体を支持するように構成されている。
上記歩行車用トレイによれば、ストッパは平面視においてトレイ本体の輪郭よりも内側に配置されている。平面視において、トレイ本体の一部はストッパよりも外側にまで延びており、トレイ本体の平面視面積は比較的大きい。軽量化が望まれる歩行車では、収容体は小さい傾向にあるが、上記歩行車用トレイによれば、トレイ本体の面積を大きく確保することができる。また、ストッパは平面視においてトレイ本体の輪郭よりも内側に配置されているので、トレイ本体の外縁部を掴む際にストッパが邪魔になりにくい。そのため、トレイ本体の外縁部を掴みやすい。トレイ本体の外縁部を掴むことにより、トレイ本体を収容体から容易に取り出すことができ、また、収容体に容易に取り付けることができる。
また、上記歩行車用トレイによれば、歩行車の収容体の上に置かれたときに、歩行車の移動に伴って滑り落ちそうになった場合には、ストッパが収容体の側壁に係合することにより、滑りや落下が防止される。よって、歩行車の収容体の上に置かれたときに、カップ等の物品を安定して支持することができる。一方、収容体上からテーブルなどの水平面上に置き換えられるときには、ストッパが脚となってトレイ本体を安定して支持することができる。したがって、上記歩行車用トレイによれば、歩行車の移動に伴って滑ったり落下したりすることがなく、かつ、水平面上に安定して置くことができる。
本発明の好ましい一態様によれば、前記トレイ本体は、前記平板部から下方に凹んだ収容部を有している。前記ストッパの上下方向の寸法は、前記収容部の上下方向の寸法以上である。
上記態様によれば、収容部にカップや皿などの物品の底部などを挿入することにより、トレイ本体に物品を安定して支持することができる。例えば、収容部によりドリンクホルダを形成することができ、ペットボトルやカップなどを安定して支持することができる。ここで、ストッパの上下方向の寸法が収容部の上下方向の寸法よりも大きい場合、収容部はストッパがトレイ本体を支持することの妨げとはならない。よって、歩行車の移動時に物品をより安定して支持できるとともに、歩行車用トレイを水平面上に安定して置くことができる。ストッパの上下方向の寸法が収容部の上下方向の寸法と等しい場合、歩行車用トレイを水平面上に置いたときに、ストッパおよび収容部の両方によりトレイ本体を水平面上に支持することができる。よって、歩行車の移動時に物品をより安定して支持できるとともに、歩行車用トレイを水平面上に安定して置くことができる。
本発明の好ましい一態様によれば、前記ストッパは、平面視において湾曲または屈曲した形状に形成されている。
上記態様によれば、ストッパは、収容体の側壁に対して、異なる複数の方向に当接することができる。例えば、ストッパが平面視において前後および左右に延びるL型に形成されている場合、ストッパは収容体の側壁に対して、左右方向と前後方向とに当接することができる。そのため、歩行車の移動時に物品をより安定して支持することができる。また、ストッパが水平面上に置かれたときに、トレイ本体をより安定して支持することができる。
本発明の好ましい一態様によれば、前記ストッパは、平面視において、前記トレイ本体の前後方向の中間位置よりも前方かつ左右方向の中間位置よりも左方に配置された左前ストッパ片と、前記トレイ本体の前後方向の中間位置よりも前方かつ左右方向の中間位置よりも右方に配置された右前ストッパ片と、前記トレイ本体の前後方向の中間位置よりも後方かつ左右方向の中間位置よりも左方に配置された左後ストッパ片と、前記トレイ本体の前後方向の中間位置よりも後方かつ左右方向の中間位置よりも右方に配置された右後ストッパ片と、を有している。
上記態様によれば、ストッパは、少なくともトレイ本体の左前、右前、左後、右後の4箇所にて、歩行車の収容体の側壁に係合することができる。また、ストッパは、水平面上に置かれたときに、少なくともトレイ本体の左前、右前、左後、右後の4箇所にて、トレイ本体を支持することができる。よって、歩行車の移動時に物品をより安定して支持できるとともに、歩行車用トレイを水平面上に安定して置くことができる。
本発明の好ましい一態様によれば、前記ストッパは、前記平板部から下方に凹んだ収容部を有している。
上記態様によれば、ストッパが収容部を兼用している。よって、前述の効果を得ながら、歩行車用トレイの形状を簡単化することができる。
本発明の好ましい一態様によれば、前記トレイ本体の少なくとも一部は透明である。
歩行車の利用者は、足下を確認しながら歩行することが多い。上記態様によれば、歩行車の利用者は、トレイ本体の少なくとも一部を通じて足下を確認することができる。よって、前述の効果を得ながら、歩行車の利便性を高めることができる。
本発明の好ましい一態様によれば、前記トレイ本体および前記ストッパは透明である。
上記態様によれば、歩行車の利用者は、トレイ本体およびストッパを通じて足下を確認することができる。よって、前述の効果を得ながら、歩行車の利便性を更に高めることができる。
本発明によれば、歩行車の移動に伴って滑ったり落下したりすることがなく、かつ水平面上に安定して置くことができる歩行車用トレイを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る歩行車用トレイを備えた歩行車の斜視図である。 上記歩行車の右半部の断面図である。 歩行車用トレイの斜視図である。 歩行車用トレイの平面図である。 歩行車用トレイの正面図である。 歩行車用トレイの背面図である。 歩行車用トレイの右側面図である。 歩行車用トレイの左側面図である。 歩行車用トレイの裏面図である。 他の実施形態に係る歩行車用トレイの平面図である。 他の実施形態に係る透明な歩行車用トレイの斜視図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る歩行車用トレイ(以下、単にトレイという)34を備えた歩行車1の斜視図である。図2は歩行車1の右半部の断面図である。以下の説明では、前、後、左、右、上、下とは、歩行車1を利用して歩行する利用者(図示せず)から見た前、後、左、右、上、下をそれぞれ意味するものとする。図中の符号F、Rr、L、R、U、Dがそれぞれ前、後、左、右、上、下を表すものとする。ただし、これらの方向は説明の便宜上の方向に過ぎず、トレイ34の設置態様を何ら限定するものではない。
始めに、歩行車1の構成を説明する。図1に示すように、歩行車1は、左右の前輪2および左右の後輪4と、これら前輪2および後輪4を支持するベースフレーム6と、ベースフレーム6に取り付けられた左右の縦フレーム8と、縦フレーム8に支持されたハンドル10と、左右のグリップ12(図2参照)とを備えている。また、歩行車1は、後輪4を制動するブレーキ5と、ブレーキ5に連結されたブレーキワイヤ7と、ブレーキワイヤ7に接続されたブレーキバー14と、ブレーキワイヤ7に接続された左右のブレーキレバー16と、を備えている。図2に示すように、ベースフレーム6は、左右の後フレーム18と左右の前フレーム20とを有している。前フレーム20と後フレーム18とは、ブラケット22を介して連結されている。左右のブラケット22には、横バー27が架け渡されている。後フレーム18にはブラケット29Aが接続されている。左右のブラケット29Aには、横バー29が架け渡されている。これら横バー27および29には、収容体32が支持されている。収容体32は後フレーム18よりも前方に配置されている。
収容体32は、底壁32Aと、それぞれ底壁32Aから上方に延びる前壁32B、後壁32C、左壁32D、右壁32E(図1参照)とを備えている。なお、各壁32A〜32Eは、孔が形成された部材により構成されていてもよく、孔が形成されていない部材により構成されていてもよい。本実施形態では、各壁32A〜32Eは格子状部材により構成されており、各壁32A〜32Eには孔が形成されている。壁32A〜32Eは一体的に形成されていてもよく、それらの一部が別体であってもよい。前壁32B、後壁32C、左壁32D、および右壁32Eは、底壁32Aから上方に延びる側壁の例である。しかし、側壁の形状は特に限定されない。例えば、側壁は筒状に形成されていてもよい。収容体32の輪郭は、例えば、平面視において円状または楕円状に形成されていてもよい。収容体32は、例えば、かご、容器などであってもよい。
トレイ34は、収容体32の上に載置可能に構成されている。図3はトレイ34の斜視図である。図4、図5、図6、図7、図8、図9は、それぞれトレイ34の平面図、正面図、背面図、右側面図、左側面図、裏面図である。図3に示すように、トレイ34は、トレイ本体52と、トレイ本体52から下方に延びるストッパ59とを有している。
トレイ本体52は、平板部51と、平板部51の周囲に設けられた縁部57とを有している。図5に示すように、縁部57は平板部51から斜め上向きに傾斜している。また、トレイ本体52は、平板部51から下方に凹んだ第1収容部61および第2収容部62を有している。
本実施形態では、第1収容部61および第2収容部62は、平面視が円形の窪みである(図4参照)。第1収容部61および第2収容部62は、いわゆるドリンクホルダを構成している。ただし、第1収容部61および第2収容部62の形状は特に限定されない。第1収容部61および第2収容部62の平面視形状は円形に限らず、四角形等の他の形状であってもよい。第1収容部61および第2収容部62の平面視の寸法は同一であってもよく、異なっていてもよい。また、本実施形態ではトレイ本体52は2つの収容部61,62を備えているが、収容部の数は2つに限定されない。収容部の数は1つであってもよく、3つ以上であってもよい。また、収容部は必ずしも必要ではない。
図5に示すように、第1収容部61の上下方向の寸法61hは、第2収容部62の上下方向の寸法62hよりも大きい。第1収容部61の方が第2収容部62よりも深い窪みとなっている。ただし、寸法61hは寸法62hと等しくてもよく、寸法62hよりも小さくてもよい。
図4に示すように、ストッパ59は、左前ストッパ片53、右前ストッパ片54、左後ストッパ片55、および右後ストッパ片56を有している。左前ストッパ片53は、平面視において、トレイ本体52の前後方向の中間位置よりも前方かつ左右方向の中間位置よりも左方に配置されている。右前ストッパ片54は、トレイ本体52の前後方向の中間位置よりも前方かつ左右方向の中間位置よりも右方に配置されている。左後ストッパ片55は、トレイ本体52の前後方向の中間位置よりも後方かつ左右方向の中間位置よりも左方に配置されている。右後ストッパ片56は、トレイ本体52の前後方向の中間位置よりも後方かつ左右方向の中間位置よりも右方に配置されている。ストッパ59は、平面視においてトレイ本体52の輪郭よりも内側に配置されている。各ストッパ片53〜56は、平面視においてトレイ本体52の輪郭よりも内側に配置されている。ストッパ59は、平面視において湾曲または屈曲した形状に形成されている。ここでは、各ストッパ片53〜56は、平面視L形に形成されており、平面視において湾曲または屈曲した形状に形成されている。各ストッパ片53〜56は、前後方向に延びる側面と左右方向に延びる側面とを有している。
図5に示すように、ストッパ59の上下方向の寸法59h(なお、ストッパ片53〜56の上下方向の寸法は等しい。)は、第1収容部61の上下方向の寸法61hよりも大きく、第2収容部62の上下方向の寸法62hよりも大きい。図5および図6に示すように、ストッパ片53〜56は、ストッパ片53〜56が水平面上に載置されたときにトレイ本体52の平板部51が水平となるようにトレイ本体52を支持するように構成されている。
図5に示すように、左前ストッパ片53と右前ストッパ片54との間には、平板部51から下方に延びる前枠片63が設けられている。前枠片63は、左前ストッパ片53および右前ストッパ片54に接続されている。図6に示すように、左後ストッパ片55と右後ストッパ片56との間には、平板部51から下方に延びる後枠片64が設けられている。後枠片64は、左後ストッパ片55および右後ストッパ片56に接続されている。図7に示すように、右前ストッパ片54と右後ストッパ片56との間には、平板部51から下方に延びる右枠片65が設けられている。右枠片65は、右前ストッパ片54および右後ストッパ片56に接続されている。図8に示すように、左前ストッパ片53と左後ストッパ片55との間には、平板部51から下方に延びる左枠片66が設けられている。左枠片66は、左前ストッパ片53および左後ストッパ片55に接続されている。前枠片63、後枠片64、右枠片65、および左枠片66の上下方向の寸法は、ストッパ59の上下方向の寸法59hよりも小さい。
図2に示すように、トレイ34が収容体32の上に載置されたときに、ストッパ59の下端部59bは収容体32の側壁32B〜32Eの上端32tよりも下方に位置する。また、トレイ34が収容体32の上に載置されたときに、図4に示すように、ストッパ59は収容体32の内側に位置する。詳しくは、左前ストッパ片53は、収容体32の前壁32Bの後方かつ左壁32Dの右方に位置する。右前ストッパ片54は、収容体32の前壁32Bの後方かつ右壁32Eの左方に位置する。左後ストッパ片55は、収容体32の後壁32Cの前方かつ左壁32Dの右方に位置する。右後ストッパ片56は、収容体32の後壁32Cの前方かつ右壁32Eの左方に位置する。これにより、歩行車1の移動中にトレイ34が収容体32上にて滑りそうになった場合には、ストッパ59が収容体32の側壁32B〜32Eに係合する。その結果、トレイ34は収容体32上に保持され、トレイ34の滑りおよび落下が防止される。なお、トレイ34が収容体32上に載置された状態において、ストッパ59は側壁32B〜32Eと接触していてもよく、接触していなくてもよい。ストッパ59と側壁32B〜32Eとの間に隙間があったとしても、トレイ34が収容体32上において若干滑ることにより、ストッパ59は側壁32B〜32Eのいずれかと係合する。そのため、トレイ34のそれ以上の滑りは防止され、トレイ34が収容体34から落下することはない。
以上のように、本実施形態に係るトレイ34によれば、ストッパ59は平面視においてトレイ本体52の輪郭よりも内側に配置されている。平面視において、トレイ本体52の一部はストッパ59よりも外側にまで延びており、トレイ本体52の平面視面積は比較的大きい。軽量化が望まれる歩行車1では、収容体32は小さい傾向にあるが、本実施形態に係るトレイ34によれば、トレイ本体52の面積を大きく確保することができる。また、ストッパ59は平面視においてトレイ本体52の輪郭よりも内側に配置されているので、トレイ本体52の外縁部を掴む際にストッパ59が邪魔になりにくい。そのため、トレイ本体52の外縁部を掴みやすい。トレイ本体52の外縁部を掴むことにより、トレイ本体52を収容体32から容易に取り出すことができ、また、収容体32に容易に取り付けることができる。
また、トレイ34によれば、歩行車1の収容体32の上に置かれたときに、歩行車1の移動に伴って滑り落ちそうになった場合には、ストッパ59が収容体32の側壁32B〜32Eに係合することにより、滑りや落下が防止される。よって、トレイ34は、歩行車1の収容体32の上に置かれたときに、カップ等の物品を安定して支持することができる。一方、トレイ34が収容体32上からテーブルなどの水平面上に置き換えられるときには、ストッパ59が脚となってトレイ本体52を安定して支持することができる。したがって、本実施形態に係るトレイ34によれば、歩行車1の移動に伴って滑ったり落下したりすることがなく、かつ、水平面上に安定して置くことができる。
また、本実施形態に係るトレイ34は、平板部51から下方に凹んだ第1収容部61および第2収容部62を有している。第1収容部61および第2収容部62にペットボトルやカップなどの物品の底部などを挿入することにより、トレイ本体52において物品を安定して支持することができる。ここで、ストッパ59の上下方向の寸法59hは第1収容部61の上下方向の寸法61hおよび第2収容部62の上下方向の寸法62hよりも大きいので、第1収容部61および第2収容部62は、ストッパ59がトレイ本体52を支持することの妨げとはならない。よって、トレイ34を水平面上に安定して置くことができる。
ストッパ59の形状は特に限定されないが、本実施形態では平面視において湾曲または屈曲した形状に形成されている。そのため、ストッパ59は収容体32の側壁32B〜32Eに対して、異なる複数の方向に当接することができる。本実施形態では、ストッパ59は、収容体32の側壁32B〜32Eに対して、左右方向と前後方向とに当接することができる。そのため、トレイ34は、歩行車1の移動時に物品をより安定して支持することができる。また、ストッパ59が水平面上に置かれたときに、トレイ本体52をより安定して支持することができる。
本実施形態に係るトレイ34では、ストッパ59は左前ストッパ片53、右前ストッパ片54、左後ストッパ片55、および右後ストッパ片56を有している。ストッパ59は、トレイ本体52の左前、右前、左後、右後の4箇所にて、歩行車1の収容体32の側壁32B〜32Eに係合することができる。また、ストッパ59は、水平面上に置かれたときに、トレイ本体52の左前、右前、左後、右後の4箇所にて、トレイ本体52を支持することができる。よって、トレイ34は、歩行車1の移動時に物品をより安定して支持できるとともに、水平面上に安定して置くことができる。
以上、本発明に係る歩行車用トレイおよび歩行車の実施の一形態について説明したが、本発明が前記実施形態に限定されないことは勿論であり、本発明は他にも種々の形態にて実施することができる。次に、他の実施形態の例について簡単に説明する。
前記実施形態では、図5に示すように、ストッパ59の上下方向の寸法59hは、第1収容部61の上下方向の寸法61hよりも大きい。しかし、ストッパ59の上下方向の寸法59hは、第1収容部61の上下方向の寸法61hと等しくてもよい。この場合、トレイ本体52は、ストッパ59および第1収容部61の両方によって水平面上に支持される。第1収容部61は、物品を収容するだけでなく、トレイ34の脚としても機能する。よって、トレイ34を水平面上により安定して置くことができる。
また、第1収容部61または第2収容部62をストッパ59として利用することが可能である。言い換えると、ストッパ59は、平板部51から下方に凹んだ収容部を有していてもよい。例えば図10に示すように、右後ストッパ片56を削除する代わりに第1収容部61を平板部51の右後部分に設け、左前ストッパ片53を削除する代わりに第2収容部62を平板部51の左前部分に設けてもよい。なお、第1収容部61および第2収容部62の上下方向の寸法61h、62hは、右前ストッパ片54および左後ストッパ片55の上下方向の寸法59hと等しくしてもよい。これにより、第1収容部61、第2収容部62を、それぞれ右後ストッパ片56、左前ストッパ片53として利用することができる。このような形態によれば、右後ストッパ片56および左前ストッパ片53が不要となり、トレイ34の形状を簡単化することができる。
ところで、歩行車1(図1参照)では、利用者はハンドル10またはグリップ12を握りながら歩行するが、その際、段差などに躓かないように、足下を確認しながら歩行することが多い。すなわち、利用者は、トレイ34の上方から、トレイ34の下方の様子を視認しながら歩行することが多い。そこで、トレイ本体52の少なくとも一部を透明にしてもよい。例えば、トレイ本体52の少なくとも一部を透明な材料(例えば、透明なプラスチック等)で形成してもよい。このことにより、利用者は、トレイ本体52の少なくとも一部を通じて足下を確認することができる。よって、歩行車1の利便性を高めることができる。
図11に示すように、トレイ本体52およびストッパ59が透明(無色透明または有色透明)であってもよい。トレイ34の全体を透明にしてもよい。例えば、トレイ34は、透明なプラスチックにより一体成形されていてもよい。これにより、利用者は、トレイ34の下方の様子をより確認しやすくなる。
前記実施形態では、図4に示すように平面視において、ストッパ59は収容体32の内側に配置されている。しかし、ストッパ59は収容体32の側壁と係合可能であればよく、平面視において収容体32の外側に配置されていてもよい。また、ストッパ59は、平面視において収容体32の内側に配置された部分と外側に配置された部分とを備えていてもよい。
前記実施形態では、平板部51には貫通孔は形成されていないが、平板部51に貫通孔が形成されていてもよい。平板部51に突起が形成されていてもよい。このように、平板部51の形状は特に限定される訳ではない。
前記実施形態では、ストッパ59は4つのストッパ片53〜56を備えているが、ストッパ片の数は4つに限定されない。
前記実施形態では、前枠片63、後枠片64、左枠片66、右枠片65は、それぞれ収容体32の前壁32B、後壁32C、左壁32D、右壁32Eと係合する。そのため、これら前枠片63、後枠片64、左枠片66、および右枠片65によっても、トレイ34の滑りおよび落下が防止される。ただし、前枠片63、後枠片64、左枠片66、および右枠片65は必ずしも必要ではなく、省略してもよい。
1…歩行車、32…収容体、32A…収容体の底壁、32B…収容体の前壁(側壁)、32C…収容体の後壁(側壁)、32D…収容体の左壁(側壁)、32E…収容体の右壁(側壁)、34…歩行車用トレイ、51…平板部、52…トレイ本体、53…左前ストッパ片、54…右前ストッパ片、55…左後ストッパ片、56…右後ストッパ片、59…ストッパ、61…第1収容部、62…第2収容部

Claims (5)

  1. 底壁と前記底壁から上方に延びる側壁とを有する収容体を備えた歩行車の前記収容体上に載置される歩行車用トレイであって、
    平板部を有するトレイ本体と、
    前記トレイ本体から下方に延び、前記歩行車用トレイが前記収容体上に載置されたときに前記側壁の上端よりも下方に位置する下端部を有するストッパと、を備え、
    前記ストッパは、平面視において前記トレイ本体の輪郭よりも内側に配置され、
    前記ストッパは、水平面上に載置されたときに前記トレイ本体の前記平板部が水平となるように前記トレイ本体を支持するように構成されている、歩行車用トレイ。
  2. 前記トレイ本体は、前記平板部から下方に凹んだ収容部を有し、
    前記ストッパの上下方向の寸法は、前記収容部の上下方向の寸法以上である、請求項1に記載の歩行車用トレイ。
  3. 前記ストッパは、平面視において湾曲または屈曲した形状に形成されている、請求項1または2に記載の歩行車用トレイ。
  4. 前記ストッパは、平面視において、前記トレイ本体の前後方向の中間位置よりも前方かつ左右方向の中間位置よりも左方に配置された左前ストッパ片と、前記トレイ本体の前後方向の中間位置よりも前方かつ左右方向の中間位置よりも右方に配置された右前ストッパ片と、前記トレイ本体の前後方向の中間位置よりも後方かつ左右方向の中間位置よりも左方に配置された左後ストッパ片と、前記トレイ本体の前後方向の中間位置よりも後方かつ左右方向の中間位置よりも右方に配置された右後ストッパ片と、を有している、請求項1〜3のいずれか一つに記載の歩行車用トレイ。
  5. 前記ストッパは、前記平板部から下方に凹んだ収容部を有している、請求項1に記載の歩行車用トレイ。
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