JP2018164197A - 音楽再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】音質等に応じて、使用する構成要素を変更可能とすること。
【解決手段】携帯電話機1は、増幅回路4、又は、コーデック8にバランス出力ジャック6、及び、アンバランス出力ジャック7を接続するスイッチ9と、増幅回路5、又は、グラウンドにバランス出力ジャック6を接続するスイッチ10と、SoC2と、を備える。SoC2は、コーデック8からオーディオデータを出力する場合、スイッチ9により、コーデック8にバランス出力ジャック6、及び、アンバランス出力ジャック7を接続する。また、SoC2は、スイッチ10により、グラウンドにバランス出力ジャック6を接続する。
【選択図】図1

Description

本発明は、バランス出力とアンバランス出力とを有する音楽再生装置に関する。
アンバランス出力には、直径3.5mmの3極端子が用いられており、「ホット」、「コールド」の2種類で音声信号を伝送する。一方、バランス出力には、例えば、直径2.5mmの4極端子が用いられており、「ポジティブ」、「ネガティブ」、の2種類で音声信号を伝送する(例えば、特許文献1参照。)。「ネガティブ」は、「ポジティブ」の逆相である。「ネガティブ」の位相を反転し、「ポジティブ」の信号とミックス(混合)することで、音声信号の振幅は、倍になる。また、出力電流をグラウンドに流さないため、グラウンド電位が安定し、音質を改善できる。図6は、バランス(BTL)出力を説明するための図である。上述のように、シングルエンド出力の倍の振幅が得られるが、正相出力の増幅器(POS)の他、逆相出力の増幅器(NEG)が必要となる。
出願人は、特願2015−171945号を出願している。図7は、特願2015−171945号におけるデジタルオーディオプレーヤーの回路構成を示す図である。図7に示すように、デジタルオーディオプレーヤーは、DAC(D/Aコンバーター)107、108、増幅回路109、110、DC/DCコンバーター113、リニアレギュレーター114、115、バランス出力ジャック116、アンバランス出力ジャック117を備える。
DC/DCコンバーター113は、バッテリーから供給される電圧を昇圧し、昇圧した電圧をリニアレギュレーター114、115に供給する。リニアレギュレーター114は、DAC107と増幅回路109とに電源電圧を供給する。リニアレギュレーター115は、DAC108と増幅回路110とに電源電圧を供給する。
ポジティブ側(非反転信号用)のDAC107には、I2S形式のLR2チャンネルのデジタルオーディオデータが入力される。DAC107は、LR2チャンネルのデジタルオーディオデータを、LR2チャンネルのアナログオーディオデータにD/A変換する。ポジティブ側の増幅回路109は、DAC107がD/A変換したLR2チャンネルのアナログオーディオデータを増幅する。増幅回路109は、2つの増幅器118、119を含む。増幅器118は、Lチャンネルのアナログオーディオデータを増幅する。増幅器119は、Rチャンネルのアナログオーディオデータを増幅する。増幅回路109が増幅したアナログオーディオデーは、バランス出力ジャック116、アンバランス出力ジャック117に出力される。
ネガティブ側(反転信号用)のDAC108には、I2S形式のLR2チャンネルのデジタルオーディオデータが入力される。DAC108は、LR2チャンネルのデジタルオーディオデータを、LR2チャンネルのアナログオーディオデータにD/A変換する。ネガティブ側の増幅回路110には、DAC108がD/A変換したLR2チャンネルのアナログオーディオデータを反転したLR2チャンネルの反転アナログオーディオデータが入力される。増幅回路110は、LR2チャンネルの反転アナログオーディオデータを増幅する。増幅回路110は、2つの増幅器120、121を含む。増幅器120は、Lチャンネルの反転アナログオーディオデータを増幅する。増幅器121は、Rチャンネルの反転アナログオーディオデータを増幅する。増幅回路110が増幅した反転アナログオーディオデータは、バランス出力ジャック116に出力される。
バランス出力の場合、SoC(System on a Chip)は、リニアレギュレーター114からの電源電圧をDAC107と増幅回路109とに供給する。また、SoCは、リニアレギュレーター115からの電源電圧をDAC108と増幅回路109とに供給する。アンバランス出力の場合、SoCは、リニアレギュレーター114からの電源電圧をDAC107と増幅回路109とに供給する。一方、SoCは、リニアレギュレーター115をシャットダウンする。このため、リニアレギュレーター115と、DAC108と、増幅回路110とは、シャットダウンする。
図8は、図7に示す回路を用いた携帯電話機の構成を示すブロック図である。携帯電話機201は、SoC202、D/Aコンバーター(以下、「DAC」という。)203、増幅回路204、205、バランス出力ジャック206、アンバランス出力ジャック207、コーデック208、スピーカー209、マイク210を備える。なお、携帯電話機201は、いわゆるスマートフォンである。従来の携帯電話機は、コーデックのみでヘッドホンへの出力を行うが、図8に示す携帯電話機201には、高音質・高出力のDAC203、増幅回路204、205が付加されている。
SoC202は、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、メモリ等を有し、携帯電話機1を構成する各部を制御する。
DAC203には、SoC202から、I2S形式のLR(左右)2チャンネルのデジタルオーディオデータが入力される。DAC203は、LR2チャンネルのデジタルオーディオデータを、LR2チャンネルのアナログオーディオデータにD/A変換する。ポジティブ側(非反転信号用)の増幅回路204には、DAC203がD/A変換したLR2チャンネルのアナログオーディオデータが入力される。増幅回路204は、LR2チャンネルのアナログオーディオデータを増幅する。増幅回路204が増幅したLR2チャンネルのアナログオーディオデータは、バランス出力ジャック206、及び、アンバランス出力ジャック207に出力される。
ネガティブ側(反転信号用)の増幅回路205には、DAC203がD/A変換したLR2チャンネルのアナログオーディオデータを反転したLR2チャンネルの反転アナログオーディオデータが入力される。増幅回路205は、LR2チャンネルの反転アナログオーディオデータを増幅する。増幅回路205が増幅したLR2チャンネルの反転アナログオーディオデータは、バランス出力ジャック206に出力される。バランス出力ジャック6には、バランス用のヘッドホンのプラグが接続される。アンバランス出力ジャック207には、アンバランス用のヘッドホンのプラグが接続される。ヘッドホンは、入力されるアナログオーディオデータに基づいて、音声を出力する。
コーデック208は、オーディオデータをエンコード、又は、デコードする。コーデック208は、スリムバスにより、SoC202と通信を行う。コーデック208は、アンバランス出力ジャック207にヘッドホンプラグが接続されたことを検出するため、アンバランス出力ジャック207に接続されている。また、コーデック208は、アンバランス出力ジャック207のマイク出力に接続されている。SoC202は、バランス出力ジャック206にヘッドホンプラグが接続されたことを検出するため、バランス出力ジャック206に接続されている。
図9は、ヘッドホンの4極ジャックを示す図である。ヘッドホンのプラグが挿入されると、チップの電極に機械的に押されたSW_B接点が、SW_A接点と短絡する。この4極ジャックにおいては、チップとSW_Bとは、電気的に絶縁されている。3.5mmの4極ジャックの場合、チップ=L、リング1=R、リング2=グラウンド、スリーブ=マイクであり、CTIAと呼ばれる一般的な配列である。なお、リング2=マイク、スリーブ=グラウンドとなる、OMTPと呼ばれるタイプも存在する。
2.5mmの4極ジャックの例としては、チップ=−R(逆相)、リング1=+R(正相)、リング2=+L(正相)、スリーブ=−R(逆相)として使用される。バランス出力とアンバランス出力とで、増幅回路を共用するため、図7に示すように、バランス出力(2.5mm)の+Lとアンバランス出力(3.5mm)のLとは、電気的に接続されている。同様に、バランス出力(2.5mm)の+Rとアンバランス出力(3.5mm)のRとは、電気的に接続されている。
次に、コーデック208の機能について説明する。コーデック208は、ジャックに設けられたスイッチを利用し、プラグの挿抜状態を検出する。また、コーデック208は、プラグ挿入の検出をトリガーとして、プラグタイプ検出、インピーダンス計測を行う。コーデック208は、プラグタイプ検出を行う場合、特開2010−278691号公報に記載されているように、マイクバイアス電圧の印加で電極間インピーダンスを調べ、3極ジャック、4極ジャックのいずれであるかの判別を行う。コーデック208は、CTIA、OMTPのいずれであるかの検出も可能である。コーデック208は、マイクバイアス電圧を与えて、ヘッドホン出力にそれが現れるかどうかで判別をすることができる。コーデック208は、インピーダンス計測を行う場合、負荷に電流を流し、電圧を測定することで、負荷のインピーダンスを取得する。
特開2013−005291号公報
従来の携帯電話機において、コーデックは、携帯電話機用に設計されたものであるため、オーディオ専用のDACよりも性能が劣る。また、コーデックは、アナログ出力電圧も小さい。また、コーデックには、ヘッドホン用のバランス出力がない。このため、図8に示すように、携帯電話機に、DACと増幅回路とが付加されるが、そうすると、コーデックが持つ様々な機能(プラグタイプ検出、インピーダンス計測)を利用できなくなる。また、携帯電話機において、高音質再生を行う必要がない場合、付加されたDACと増幅回路とを使用するよりは、コーデックを使用して出力した方が、消費電力面で有利である。なお、コーデック、DAC、及び、増幅回路を備えた携帯電話機において、コーデック、DAC−増幅回路の2系統をアナログスイッチで切り替えるという技術は既に存在している。しかしながら、バランス出力のジャックを備えた携帯電話機については、解決策がなかった。
本発明の目的は、音質等に応じて、使用する構成要素を変更可能とすることである。
第1の発明の音楽再生装置は、バランス出力とアンバランス出力とを有する音楽再生装置であって、音声信号を増幅する第1増幅回路と、前記音声信号を反転した反転音声信号を増幅する第2増幅回路と、前記第1増幅回路が増幅した前記音声信号、及び、前記第2増幅回路が増幅した前記反転音声信号が出力されるバランス出力ジャックと、前記第1増幅回路が増幅した前記音声信号が出力されるアンバランス出力ジャックと、コーデックと、前記第1増幅回路、又は、前記コーデックに前記バランス出力ジャック、及び、前記アンバランス出力ジャックを接続する第1スイッチと、前記第2増幅回路、又は、グラウンドに前記バランス出力ジャックを接続する第2スイッチと、前記コーデックから前記音声信号を出力する場合、前記第1スイッチにより、前記コーデックに前記バランス出力ジャック、及び、前記アンバランス出力ジャックを接続し、前記第2スイッチにより、前記グラウンドに前記バランス出力ジャックを接続する制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明では、制御部は、コーデックから音声信号を出力する場合、第1スイッチにより、コーデックにバランス出力ジャック、及び、アンバランス出力ジャックを接続する。また、制御部は、第2スイッチにより、グラウンドにバランス出力ジャックを接続する。従って、高音質の音楽再生が不要な場合、コーデックを使用して、音楽再生を行うことができる。このように、本発明によれば、音質等に応じて、使用する構成要素を変更することができる。
また、高音質の音楽再生が不要な場合、コーデックを使用することで、消費電力を削減することができる。
第2の発明の音楽再生装置は、第1の発明の音楽再生装置において、前記制御部は、前記コーデックから前記音声信号を出力する場合、前記第1増幅回路、及び、前記第2増幅回路をオフの状態とすることを特徴とする。
本発明では、制御部は、コーデックから音声信号を出力する場合、第1増幅回路、及び、第2増幅回路をオフの状態とする。これにより、消費電力を削減することができる。
第3の発明の音楽再生装置は、第1又は第2の発明の音楽再生装置において、前記制御部は、前記第1増幅回路、及び、前記第2増幅回路から前記音声信号を出力する場合、前記第1スイッチにより、前記第1増幅回路に前記バランス出力ジャック、及び、前記アンバランス出力ジャックを接続し、前記第2スイッチにより、前記第2増幅回路に前記バランス出力ジャックを接続することを特徴とする。
本発明では、制御部は、第1増幅回路、及び、第2増幅回路から前記音声信号を出力する場合、第1スイッチにより、第1増幅回路にバランス出力ジャック、及び、アンバランス出力ジャックを接続する。また、制御部は、第2スイッチにより、第2増幅回路にバランス出力ジャックを接続する。従って、高音質の音楽再生が必要な場合、増幅回路を使用して、音楽再生を行うことができる。
第4の発明の音楽再生装置は、第3の発明の音楽再生装置において、前記制御部は、前記バランス出力ジャックへのプラグの挿入を検出した場合、前記第1増幅回路、及び、前記第2増幅回路から前記音声信号を出力することを特徴とする。
第5の発明の音楽再生装置は、第1〜第4のいずれかの発明の音楽再生装置において、前記制御部は、前記第1増幅回路、及び、前記第2増幅回路から前記音声信号を出力しているときに、前記アンバランス出力ジャックへのプラグの挿入を検出した場合、前記音声信号をソフトミュートし、ソフトミュートが完了した後、前記第1スイッチにより、前記コーデックに前記バランス出力ジャック、及び、前記アンバランス出力ジャックを接続し、前記第2スイッチにより、前記グラウンドに前記バランス出力ジャックを接続することを特徴とする。
バランス出力中に、アンバランス出力ジャックへのプラグの挿入時、コーデック経由への切り替えを行うと、バランス出力の信号の連続性が失われることによるノイズが発生する。このため、本発明では、制御部は、第1増幅回路、及び、第2増幅回路から音声信号を出力しているときに、アンバランス出力ジャックへのプラグの挿入を検出した場合、音声信号をソフトミュートし、ソフトミュートが完了した後、第1スイッチにより、コーデックにバランス出力ジャック、及び、アンバランス出力ジャックを接続し、第2スイッチにより、グラウンドにバランス出力ジャックを接続する。これにより、ノイズの発生が防止される。
第6の発明の音楽再生装置は、第5の発明の音楽再生装置において、前記制御部は、前記第1スイッチにより、前記コーデックに前記バランス出力ジャック、及び、前記アンバランス出力ジャックを接続し、前記第2スイッチにより、前記グラウンドに前記バランス出力ジャックを接続した後、前記コーデックに、プラグタイプ検出を実行させることを特徴とする。
増幅回路側から、コーデック側への、出力経路が切り替わる前に、プラグタイプの検出が実行されると、判別の誤動作が発生する。このため、本発明では、制御部は、第1スイッチにより、コーデックにバランス出力ジャック、及び、アンバランス出力ジャックを接続し、第2スイッチにより、グラウンドにバランス出力ジャックを接続した後、コーデックに、プラグタイプ検出を実行させる。これにより、プラグタイプ検出の誤判別が防止される。
本発明によれば、音質等に応じて、使用する構成要素を変更することができる。
本発明の実施形態に係る携帯電話機の構成を示すブロック図である。 コーデックからオーディオデータを出力する場合を示す図である。 増幅回路からオーディオデータを出力する場合を示す図である。 プラグの挿抜状態に対する、スイッチの状態を示す図である。 バランス出力中に、アンバランス用のヘッドホンのプラグの挿入を検出した場合の処理を説明するための図である。 バランス(BTL)出力を説明するための図である。 特願2015−171945号におけるデジタルオーディオプレーヤーの回路構成を示す図である。 図7に示す回路を用いた携帯電話機の構成を示すブロック図である。 ヘッドホンの4極ジャックを示す図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る携帯電話機の構成を示すブロック図である。携帯電話機1(音楽再生装置)は、SoC2、D/Aコンバーター(以下、「DAC」という。)3、増幅回路4、5、バランス出力ジャック6、アンバランス出力ジャック7、コーデック8、スイッチ9、10を備える。本実施形態では、携帯電話機1の音声出力について説明し、通話機能、通信機能等についての説明を省略する。このため、図1においては、通話機能、通信機能等に関する構成を省略している。なお、本実施形態に係る携帯電話機1は、いわゆるスマートフォンである。
SoC2(制御部)は、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、メモリ等を有し、携帯電話機1を構成する各部を制御する。
DAC3には、SoC2から、I2S形式のLR(左右)2チャンネルのデジタルオーディオデータ(デジタル音声信号)が入力される。DAC3は、LR2チャンネルのデジタルオーディオデータを、LR2チャンネルのアナログオーディオデータ(アナログ音声信号)にD/A変換する。ポジティブ側(非反転信号用)の増幅回路4(第1増幅回路)には、DAC3がD/A変換したLR2チャンネルのアナログオーディオデータが入力される。増幅回路4は、LR2チャンネルのアナログオーディオデータを増幅する。増幅回路4が増幅したLR2チャンネルのアナログオーディオデータは、バランス出力ジャック6、及び、アンバランス出力ジャック7に出力される。
ネガティブ側(反転信号用)の増幅回路5(第2増幅回路)には、DAC3がD/A変換したLR2チャンネルのアナログオーディオデータを反転したLR2チャンネルの反転アナログオーディオデータが入力される。増幅回路5は、LR2チャンネルの反転アナログオーディオデータを増幅する。増幅回路5が増幅したLR2チャンネルの反転アナログオーディオデータは、バランス出力ジャック6に出力される。バランス出力ジャック6には、バランス用のヘッドホンのプラグが接続される。アンバランス出力ジャック7には、アンバランス用のヘッドホンのプラグが接続される。ヘッドホンは、入力されるアナログオーディオデータに基づいて、音声を出力する。
コーデック8は、オーディオデータをエンコード、又は、デコードする。スリムバス、又は、TDMにより、SoC2からコーデック8にオーディオデータが入力される。コーデック8は、I2CによりSoC2に制御される。
スイッチ9(第1スイッチ)は、増幅回路4、又は、コーデック8にバランス出力ジャック6、及び、アンバランス出力ジャック7を接続する。スイッチ10(第2スイッチ)は、増幅回路5、又は、グラウンドにバランス出力ジャック7を接続する。
SoC2は、DAC3、増幅回路4、5のオン、オフ、スイッチ9、10の制御を行う。SoC2は、コーデック8からオーディオデータを出力する場合、図2に示すように、スイッチ9により、コーデック8にバランス出力ジャック6、及び、アンバランス出力ジャック7を接続する。また、SoC2は、スイッチ10により、グラウンドにバランス出力ジャック7を接続する。また、SoC2は、DAC3、増幅回路4、5をオフする。ここで、コーデック8の出力にバランスの負荷と、アンバランスの負荷と、が並列に接続されるため、どちらからでも音声を出力することができる。
SoC2は、DAC3、増幅回路4、5からオーディオデータを出力する場合、図3に示すように、スイッチ9により、増幅回路4にバランス出力ジャック6、及び、アンバランス出力ジャック7を接続する。また、SoC2は、スイッチ10により、増幅回路5にバランス出力ジャック6、及び、アンバランス出力ジャック7を接続する。また、SoC2は、DAC3、増幅回路4、5をオンする。
SoC2は、GPIOポートにより、バランス出力ジャック6、アンバランス出力ジャック7へのプラグの挿抜を検出する。SoC2は、高音質の音楽再生を行う場合、原則、DAC3、増幅回路4、5からオーディオデータを出力する。SoC2は、通常の音楽再生を行う場合、コーデック8からオーディオデータを出力する。
図4は、プラグの挿抜状態に対する、スイッチの状態を示す図である。図4に示すように、SoC2は、バランス、アンバランス用のヘッドホンのプラグの挿入を未検出の場合、スイッチ9、10を、コーデック8側に制御する。SoC2は、バランス用のヘッドホンのプラグの挿入を検出した後、プラグタイプを検出するまで、スイッチ9、10をコーデック8側に制御する。SoC2は、バランス、アンバランス用双方のヘッドホンのプラグの挿入を検出した場合、音楽(通常、高音質)再生時、スイッチ9、10をコーデック8側に制御する。SoC2は、バランス、アンバランス用双方のヘッドホンのプラグの挿入した場合、音楽(通常、高音質)未再生時、スイッチ9、10をコーデック8側に制御する。SoC2は、バランス、又は、アンバランス用のヘッドホンのプラグの挿入を検出した場合、音楽(通常)再生時、スイッチ9、10をコーデック8側に制御する。SoC2は、バランス、又は、アンバランス用のヘッドホンのプラグの挿入を検出した場合、音楽(高音質)再生時、スイッチ9、10を増幅回路4、5側に制御する。
SoC2は、DAC3、増幅回路4、5経由でのバランス出力中に、アンバランス用のヘッドホンのプラグの挿入を検出した場合、スイッチ9、10をコーデック8側に制御し、コーデック8経由でのアンバランス出力を行う。図5(a)に示すように、アンバランス用のヘッドホンのプラグの挿入時に、コーデック8経由への切り替えを行うと、バランス出力の信号の連続性が失われることによるノイズが発生する。これを避けるため、図5(b)に示すように、DAC3等でソフトミュート(徐々に減衰させる)を行う必要がある。ここで、ソフトミュートが完了するまで、時間がかかる。
SoC2は、ソフトミュートが完了するまで、コーデック8側に出力経路を切り替えない。すなわち、SoC2は、増幅回路4、5からオーディオデータを出力しているときに、アンバランス出力ジャック7へのプラグの挿入を検出した場合、オーディオデータをソフトミュートする。そして、SoC2は、ソフトミュートが完了した後、スイッチ9により、コーデック8にバランス出力ジャック6、及び、アンバランス出力ジャック7を接続する。また、SoC2は、スイッチ10により、グラウンドにバランス出力ジャック6を接続する。
また、出力経路が切り替わる前に、プラグタイプの検出が実行されると、CTIA/OMTP判別が誤動作する。このため、SoC2は、出力経路の切り替え後に、コーデック8にプラグ挿入検出イベントをGPIO、又は、I2C2を使って発行する。すなわち、SoC2は、スイッチ9により、コーデック8にバランス出力ジャック6、及び、アンバランス出力ジャック7を接続し、スイッチ10により、グラウンドにバランス出力ジャック6を接続した後、コーデック8に、プラグタイプ検出を実行させる。
以上説明したように、本実施形態では、SoC2は、コーデック8からオーディオデータを出力する場合、スイッチ9により、コーデック8にバランス出力ジャック6、及び、アンバランス出力ジャック7を接続する。また、SoC2は、スイッチ10により、グラウンドにバランス出力ジャック6を接続する。従って、高音質の音楽再生が不要な場合、コーデック8を使用して、音楽再生を行うことができる。このように、本実施形態によれば、音質等に応じて、使用する構成要素を変更することができる。
また、高音質の音楽再生が不要な場合、コーデック8を使用することで、消費電力を削減することができる。
また、本実施形態では、SoC2は、コーデック8からオーディオデータを出力する場合、増幅回路4、5をオフの状態とする。これにより、消費電力を削減することができる。
また、本実施形態では、SoC2は、DAC3、及び、増幅回路4、5からオーディオデータを出力する場合、スイッチ9により、増幅回路4にバランス出力ジャック6、及び、アンバランス出力ジャック7を接続する。また、SoC2は、スイッチ10により、増幅回路5にバランス出力ジャック6を接続する。従って、高音質の音楽再生が必要な場合、増幅回路4、5を使用して、音楽再生を行うことができる。
バランス出力中に、アンバランス出力ジャック7へのプラグの挿入時、コーデック8経由への切り替えを行うと、バランス出力の信号の連続性が失われることによるノイズが発生する。このため、本実施形態では、SoC2は、増幅回路4、5からオーディオデータを出力しているときに、アンバランス出力ジャック7へのプラグの挿入を検出した場合、オーディオデータをソフトミュートし、ソフトミュートが完了した後、スイッチ9により、コーデック8にバランス出力ジャック6、及び、アンバランス出力ジャック7を接続し、スイッチ10により、グラウンドにバランス出力ジャック6を接続する。これにより、ノイズの発生が防止される。
増幅回路4、5側から、コーデック8側への、出力経路が切り替わる前に、プラグタイプの検出が実行されると、判別の誤動作が発生する。このため、本実施形態では、SoC2は、スイッチ9により、コーデック8にバランス出力ジャック6、及び、アンバランス出力ジャック7を接続し、スイッチ10により、グラウンドにバランス出力ジャック6を接続した後、コーデック8に、プラグタイプ検出を実行させる。これにより、プラグタイプ検出の誤判別が防止される。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明を適用可能な形態は、上述の実施形態には限られるものではなく、以下に例示するように、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることが可能である。
上述の実施形態においては、音楽再生装置として、携帯電話機(スマートフォン)を例示した。これに限らず、タブレットPC、デジタルオーディオプレーヤー(DAP)等であってもよい。
本発明は、バランス出力とアンバランス出力とを有する音楽再生装置に好適に採用され得る。
1 携帯電話機(音楽再生装置)
2 SoC(制御部)
3 DAC
4 増幅回路(第1増幅回路)
5 増幅回路(第2増幅回路)
6 バランス出力ジャック
7 アンバランス出力ジャック
8 コーデック
9 スイッチ(第1スイッチ)
10 スイッチ(第2スイッチ)

Claims (6)

  1. バランス出力とアンバランス出力とを有する音楽再生装置であって、
    音声信号を増幅する第1増幅回路と、
    前記音声信号を反転した反転音声信号を増幅する第2増幅回路と、
    前記第1増幅回路が増幅した前記音声信号、及び、前記第2増幅回路が増幅した前記反転音声信号が出力されるバランス出力ジャックと、
    前記第1増幅回路が増幅した前記音声信号が出力されるアンバランス出力ジャックと、
    コーデックと、
    前記第1増幅回路、又は、前記コーデックに前記バランス出力ジャック、及び、前記アンバランス出力ジャックを接続する第1スイッチと、
    前記第2増幅回路、又は、グラウンドに前記バランス出力ジャックを接続する第2スイッチと、
    前記コーデックから前記音声信号を出力する場合、
    前記第1スイッチにより、前記コーデックに前記バランス出力ジャック、及び、前記アンバランス出力ジャックを接続し、
    前記第2スイッチにより、前記グラウンドに前記バランス出力ジャックを接続する制御部と、
    を備えることを特徴とする音楽再生装置。
  2. 前記制御部は、前記コーデックから前記音声信号を出力する場合、前記第1増幅回路、及び、前記第2増幅回路をオフの状態とすることを特徴とする請求項1に記載の音楽再生装置。
  3. 前記制御部は、
    前記第1増幅回路、及び、前記第2増幅回路から前記音声信号を出力する場合、
    前記第1スイッチにより、前記第1増幅回路に前記バランス出力ジャック、及び、前記アンバランス出力ジャックを接続し、
    前記第2スイッチにより、前記第2増幅回路に前記バランス出力ジャックを接続することを特徴とする請求項1又は2に記載の音楽再生装置。
  4. 前記制御部は、前記バランス出力ジャックへのプラグの挿入を検出した場合、前記第1増幅回路、及び、前記第2増幅回路から前記音声信号を出力することを特徴とする請求項3に記載の音楽再生装置。
  5. 前記制御部は、前記第1増幅回路、及び、前記第2増幅回路から前記音声信号を出力しているときに、前記アンバランス出力ジャックへのプラグの挿入を検出した場合、前記音声信号をソフトミュートし、ソフトミュートが完了した後、前記第1スイッチにより、前記コーデックに前記バランス出力ジャック、及び、前記アンバランス出力ジャックを接続し、前記第2スイッチにより、前記グラウンドに前記バランス出力ジャックを接続することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の音楽再生装置。
  6. 前記制御部は、前記第1スイッチにより、前記コーデックに前記バランス出力ジャック、及び、前記アンバランス出力ジャックを接続し、前記第2スイッチにより、前記グラウンドに前記バランス出力ジャックを接続した後、前記コーデックに、プラグタイプ検出を実行させることを特徴とする請求項5に記載の音楽再生装置。
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