JP2018162848A - ギアードモータおよび開閉装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】トルクリミッタ機構が組み込まれる歯車伝達機構の強度を低下させずにリミットトルクを大きくすること。
【解決手段】ギアードモータ3において、モータ本体80の回転を出力車5に伝達する歯車伝達機構40は、ウォーム85と噛み合う第1ギア部41の第1歯車91と第2歯車92の間に組み込まれたトルクリミッタ機構部90を備える。トルクリミッタ機構部90は、第2歯車92と一体に回転するラチェット94と、第1歯車91と一体に回転する筒部93の内周面に形成された係合部96とが係合してトルクを伝達する。第1部材411において、係合部96が形成される位置は、第1歯車91とZ方向(すなわち、第1ギア部41の軸線方向)に重なりを持たない位置となっている。また、係合部96が形成される筒部93の外径は、第1歯車91の歯先円C2と同一径である。
【選択図】図6
【解決手段】ギアードモータ3において、モータ本体80の回転を出力車5に伝達する歯車伝達機構40は、ウォーム85と噛み合う第1ギア部41の第1歯車91と第2歯車92の間に組み込まれたトルクリミッタ機構部90を備える。トルクリミッタ機構部90は、第2歯車92と一体に回転するラチェット94と、第1歯車91と一体に回転する筒部93の内周面に形成された係合部96とが係合してトルクを伝達する。第1部材411において、係合部96が形成される位置は、第1歯車91とZ方向(すなわち、第1ギア部41の軸線方向)に重なりを持たない位置となっている。また、係合部96が形成される筒部93の外径は、第1歯車91の歯先円C2と同一径である。
【選択図】図6
Description
本発明は、モータ本体の回転を伝達する歯車伝達機構を備えたギアードモータおよびギアードモータを備えた開閉装置に関する。
洋式トイレの便座や便蓋を開閉する開閉装置においては、ステッピングモータ等のモータ本体の回転を、歯車伝達機構を介して出力車に伝達するギアードモータが用いられる。特許文献1には、この種のギアードモータが開示される。特許文献1のギアードモータには、便座等が急に開閉された場合にモータや歯車伝達機構に過大な負荷がかかって破損することを防止するため、トルクリミッタが組み込まれている。
特許文献1に記載のギアードモータでは、同軸に配置される大径歯車と小径歯車の間にトルクリミッタが組み込まれている。トルクリミッタは、大径歯車に形成された凹部の内側に小径歯車と一体に回転するラチェットを収容し、凹部の内周面に形成された係合歯とラチェットのアームとを係合させる構成となっている。しかしながら、このように、大径歯車の内周側にラチェットおよび係合歯を設ける場合、ラチェットの外径を大径歯車の歯底円よりも小さくしなければならない。そのため、ラチェットを大型化することができず、リミットトルクを大きくすることができない。また、ラチェットの外径を大きくするために大径歯車に形成する凹部の内径を大きくすると、凹部に設けられた係合歯の外周側で大径歯車の肉厚が薄くなり、強度が低下するため、破断のおそれがある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、トルクリミッタ機構が組み込まれる歯車伝達機構の強度を低下させずにリミットトルクを大きくすることにある。
上記課題を解決するために、本発明のギアードモータは、モータ本体と、出力車と、前記モータ本体から出力された回転を前記出力車に伝達する歯車伝達機構と、を有し、前記歯車伝達機構は、同軸に配置される第1歯車および第2歯車と、前記第1歯車と前記第2歯車の間に設けられたトルクリミッタ機構部と、を備え、前記トルクリミッタ機構部は、前記第2歯車と一体に回転するラチェットと、前記第1歯車と一体に回転する係合部とを備え、前記係合部の内周側に前記ラチェットが配置され、前記係合部は、前記第1歯車と軸線方向に重なりを持たないことを特徴とする。
本発明によれば、第2歯車と一体に回転するラチェットの外周側に、第1歯車と一体に回転する係合部を配置してトルクリミッタ機構部を構成する場合に、第1歯車と軸線方向に重なりを持たない位置に係合部を設けている。このようにすると、係合部の径方向の位置が第1歯車の形状によって制限を受けることがないので、ラチェットを大型化して係合部を外周側に配置した場合に、係合部を設けた部位の肉厚が薄くなることを回避できる。従って、係合部を設けた部位の強度を低下させることなく、ラチェットを大型化してリミットトルクを大きくすることができる。
本発明において、前記係合部を、前記第1歯車と同軸に形成される筒部の内周面に設けることができる。このようにすると、第1歯車の形状に影響を及ぼすことなく、筒部の外径を大きくして係合部を設けた部位の肉厚を確保することができる。従って、係合部を設けた部位の強度を低下させることなく、ラチェットを大型化してリミットトルクを大きくすることができる。
本発明において、前記筒部は、前記第1歯車と一体に形成されていることが望ましい。筒部と第1歯車とを一体化することにより、確実にトルクを伝達することができる。また、組み付け作業の手間を少なくすることができる。
本発明において、前記筒部の外径は、前記第1歯車の歯底円より大きいことが望ましい。このようにすると、係合部が第1歯車の歯部と軸線方向に重なりを持つ場合と比較して、係合部が形成される部位の肉厚を大きくすることができる。従って、係合部を設けた部位の強度を低下させずに、ラチェットを大型化することができる。
本発明において、前記筒部の外径を、前記第1歯車の歯先円と同一径にすることができる。このようにすると、第1歯車の外径の範囲内で、最も筒部の外径を大きくすることができる。従って、ラチェットを大型化することができる。
本発明において、前記第1歯車は、前記モータ本体から出力された回転に基づいて回転するウォームと噛み合うウォームホイールである構成を採用することができる。このようにすると、モータから出力車までの伝達経路において、伝達するトルクが小さい箇所にトルクリミッタ機構部を組み込むことができる。従って、リミットトルクを増大させた場合の負荷保持効果を高めることができる。
次に、本発明のギアードモータは開閉装置に用いることができ、この場合、前記出力車には開閉部材が連結される。
本発明によれば、第2歯車と一体に回転するラチェットの外周側に、第1歯車と一体に回転する係合部を配置してトルクリミッタ機構部を構成する場合に、第1歯車と軸線方向に重なりを持たない位置に係合部を設けている。従って、係合部の径方向の位置が第1歯車の形状によって制限を受けることがないので、ラチェットを大型化して係合部を外周側に配置した場合に、係合部を設けた部位の肉厚が薄くなることを回避できる。よって、第1歯車の強度を低下させることなく、ラチェットを大型化してリミットトルクを大きくすることができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の説明において、互いに交差する3つの方向を各々、X方向、Y方向およびZ方向として説明する。本形態において、X方向、Y方向およびZ方向は互いに直交する方向であり、Z方向は、出力車5の回転中心軸線(軸線L5)が延在している方向である。Y方向は、モータ本体80(図3参照)のモータ軸81が延在している方向である。また、X方向の一方側にX1を付し、X方向の他方側にX2を付し、Y方向の一方側にY1を付し、Y方向の他方側にY2を付し、Z方向の一方側にZ1を付し、Z方向の他方側にZ2を付して説明する。また、以下に参照する図面において、各歯車に形成されている歯の図示を省略してある。
(全体構成およびケースの構成)
図1は、本発明を適用したギアードモータ3を備える開閉装置1の斜視図である。図2は、図1に示すギアードモータ3から第3ケース部材30を外した状態の分解斜視図である。図3は、図1に示すギアードモータ3から第2ケース部材20、第3ケース部材30および出力車5等を外した状態の分解斜視図である。
図1は、本発明を適用したギアードモータ3を備える開閉装置1の斜視図である。図2は、図1に示すギアードモータ3から第3ケース部材30を外した状態の分解斜視図である。図3は、図1に示すギアードモータ3から第2ケース部材20、第3ケース部材30および出力車5等を外した状態の分解斜視図である。
図1に示す開閉装置1は、ギアードモータ3を有しており、ギアードモータ3においてケース4から突出する出力車5の連結軸51に開閉部材2が連結されている。従って、出力車5が軸線L5(回転中心軸線)周りに回転した際、開閉部材2は、軸線L5周りに開方向および閉方向に回転する。開閉部材2は、例えば、洋式トイレの便座や便蓋等であり、この場合、ギアードモータ3は、出力車5の軸線L5が水平となるように配置される。
図1、図2および図3に示すように、ギアードモータ3は、略直方体形状のケース4を有しており、ケース4は、Z方向の一方側Z1から他方側Z2に向けて順に重ねて配置された第1ケース部材10、第2ケース部材20、および第3ケース部材30を有している。第1ケース部材10、第2ケース部材20、および第3ケース部材30はいずれも、樹脂製である。第1ケース部材10は、四角形の第1端板部11と、第1端板部11の縁からZ方向の他方側に屈曲した4つの第1側板部12とを有しており、図4等を参照して後述する歯車伝達機構40等が内側に収容される。
図2および図3に示すように、第2ケース部材20は、第1ケース部材10の第1端板部11(図3参照)と対向する第2端板部21と、第2端板部21の縁から第1ケース部材10に向けて屈曲した第2側板部22とを有している。第2ケース部材20において、第2端板部21は、X方向の一方側X1かつY方向の一方側Y1に位置するケース4の角部4aに相当する部分が、第1ケース部材10に向けて凹んだ四角形の凹部28になっており、凹部28の底板部280の縁と第2端板部21の縁とは第2側板部23によって繋がっている。第2側板部23において第2端板部21と接続するZ方向の他方側Z2の端部は、第2端板部21の縁から張り出して段部230を構成している。
このように構成した第2ケース部材20をZ方向の他方側Z2から第1ケース部材10に被せると、第2ケース部材20は、底板部280の縁および第2側板部22、23が第1ケース部材10の第1側板部12と当接する。この状態で、第1ケース部材10と第2ケース部材20とはねじ(図示せず)等によって固定される。
第2ケース部材20において、底板部280には、X方向の途中位置にY方向に延在する段部283が形成されており、底板部280において、段部283よりX方向の一方側X1に位置する第1底板部281は、段部283よりX方向の他方側X2に位置する第2底板部282より第1ケース部材10の側(Z方向の一方側)に位置する。かかる形状に対応して、第1ケース部材10の第1側板部12には段部120が形成されている。
底板部280において、段部283のY方向の他方側Y2の端部が位置する部分には第1底板部281と第2底板部282とに跨るように開口部24が形成されており、第2側板部23において開口部24と繋がる部分には切り欠き241、242が形成されている。また、底板部280には、段部283に沿うようにY方向に延在する板状の仕切り壁285が形成されており、第1底板部281と第2底板部282とは、仕切り壁285によって仕切られている。仕切り壁285は、開口部24の縁に到達する位置までY方向の他方側Y2に向けて延在している。第2側板部23のZ方向の他方側Z2の端部からは開口部24の一部にZ方向の他方側Z2から被さるようにY方向の一方側Y1に突出した略三角形状の支持板部25が形成されており、支持板部25は仕切り壁285と繋がっている。
第3ケース部材30は、第2ケース部材20の凹部28をZ方向の他方側Z2から覆う第3端板部31と、第3端板部31の縁から第2ケース部材20の底板部280の外縁に当接するように屈曲した第3側板部32とを備えており、第3側板部32の先端部には底板部280の段部283に対応する段部321が形成されている。第3ケース部材30は、第3端板部31の縁が第2ケース部材20の第2側板部23に形成された段部230に当接する状態で第2ケース部材20に重なり、第2ケース部材20と第3ケース部材30とはねじ(図示せず)等によって固定される。この状態で、第3ケース部材30の第3端板部31は、第2ケース部材20の支持板部25および仕切り壁285と重なる。
(出力車5等の支持構造)
出力車5は、ケース4において、X方向の一方側X1かつY方向の一方側Y1に位置する角部4aに配置されており、出力車5の歯部52は、第2ケース部材20の第1底板部281と第3ケース部材30の第3端板部31とに挟まれた空間内に位置する。
出力車5は、ケース4において、X方向の一方側X1かつY方向の一方側Y1に位置する角部4aに配置されており、出力車5の歯部52は、第2ケース部材20の第1底板部281と第3ケース部材30の第3端板部31とに挟まれた空間内に位置する。
第2ケース部材20の第1底板部281には、Z方向の他方側Z2に突出する円柱状の軸受部分27が形成されている一方、出力車5において歯部52が形成されている大径部には、Z方向の一方側Z1に向けて開口する円形の穴520(図3参照)が形成されている。従って、軸受部分27は、出力車5の穴520に嵌って出力車5を回転可能に支持する。また、第3ケース部材30の第3端板部31には、第2ケース部材20の軸受部分27とZ方向の他方側Z2で重なる円形の穴315が形成されており、穴315からは、出力車5の連結軸51がZ方向の他方側Z2に向けて突出している。
第2ケース部材20の第2底板部282と第3ケース部材30の第3端板部31とに挟まれた空間内には、センサ歯車61が配置されている。センサ歯車61においてZ方向の一方側Z1に突出する軸部611は、第2底板部282に形成された軸穴286に回転可能に支持され、センサ歯車61のZ方向の他方側Z2に突出する軸部612は、第3ケース部材30の第3端板部31に形成された軸穴(図示せず)に回転可能に支持されている。センサ歯車61の軸部612には、センサ基板62に実装された回転検出器63が接続されている。本形態において、回転検出器63はポテンショメータである。センサ基板62は、第2ケース部材20の第2側板部23に固定されている。
(歯車伝達機構)
図4は、図1に示すギアードモータ3の歯車伝達機構40等の平面図である。図5は、図4に示す歯車伝達機構40等の分解斜視図である。図4および図5に示すように、第1ケース部材10と第2ケース部材20との間(第2ケース部材20の内側)には、駆動源としてのモータ本体80と、モータ本体80の回転を出力車5に伝達する歯車伝達機構40とが配置されている。本形態において、モータ本体80はステッピングモータである。モータ本体80は、第1ケース部材10のX方向の他方側X2でY方向の他方側Y2にモ
ータ軸81を向けた状態で固定板16によってモータ胴部810の端部が固定されている。モータ軸81には、外周面に螺旋溝が形成されたウォーム85と、回転検出用の円環状のマグネット83とが固定されており、ウォーム85の先端部は、軸受部材17によって回転可能に支持されている。マグネット83の側方には、基板71に実装された磁気センサ72が配置されており、磁気センサ72とマグネット83とは対向している。本形態において、磁気センサ72はホール素子であり、磁気センサ72が実装された基板71は、モータ軸81を回転中心にして90°の角度範囲を隔てた2個所に配置されている。
図4は、図1に示すギアードモータ3の歯車伝達機構40等の平面図である。図5は、図4に示す歯車伝達機構40等の分解斜視図である。図4および図5に示すように、第1ケース部材10と第2ケース部材20との間(第2ケース部材20の内側)には、駆動源としてのモータ本体80と、モータ本体80の回転を出力車5に伝達する歯車伝達機構40とが配置されている。本形態において、モータ本体80はステッピングモータである。モータ本体80は、第1ケース部材10のX方向の他方側X2でY方向の他方側Y2にモ
ータ軸81を向けた状態で固定板16によってモータ胴部810の端部が固定されている。モータ軸81には、外周面に螺旋溝が形成されたウォーム85と、回転検出用の円環状のマグネット83とが固定されており、ウォーム85の先端部は、軸受部材17によって回転可能に支持されている。マグネット83の側方には、基板71に実装された磁気センサ72が配置されており、磁気センサ72とマグネット83とは対向している。本形態において、磁気センサ72はホール素子であり、磁気センサ72が実装された基板71は、モータ軸81を回転中心にして90°の角度範囲を隔てた2個所に配置されている。
歯車伝達機構40は、ウォーム85と、ウォーム85と噛み合う第1ギア部41と、第1ギア部41と噛み合う第2ギア部42と、第2ギア部42と噛み合う第3ギア部43と、第3ギア部43と噛み合う第4ギア部44とを備えており、第4ギア部44は、出力車5と噛み合う最終段の歯車である。
第1ギア部41は、ウォーム85と噛み合うウォームホイールである第1歯車91を備える第1部材411と、第1歯車91と同軸に配置された第2歯車92を備える第2部材412と、第1部材411と第2部材412との間に構成されるトルクリミッタ機構部90を備える。
第1部材411は、第2部材412に対してZ方向の他方側Z2に設けられている。図5に示すように、第1部材411は、外周面に歯部が形成されたウォームホイールである第1歯車91と、第1歯車91に対してZ方向の一方側Z1に設けられて第2部材412の他方側Z2の端部の外周側を囲む筒部93とを備えている。筒部93は第1歯車91と同軸に形成され、第1歯車91と一体に形成されている。
第2部材412は、第1歯車91および筒部93より小径の第2歯車92と、第2歯車92のZ方向の他方側Z2に突出して筒部93の内周側に配置される連結軸95(図4参照)を備える。連結軸95には、トルクリミッタ機構部90を構成するラチェット94が相対回転不能に連結される。従って、第2部材412はラチェット94と一体に回転する。トルクリミッタ機構部90の詳細は後述する。
図5に示すように、第2ギア部42は、第1ギア部41の第2歯車92と噛み合う大径歯車421と、大径歯車421より小径の小径歯車422とを備えた複合歯車であり、小径歯車422は、大径歯車421に対してZ方向の他方側Z2に設けられている。第3ギア部43は、第2ギア部42の小径歯車422と噛み合う大径歯車431と、大径歯車431より小径の小径歯車432とを備えた複合歯車であり、小径歯車432は、大径歯車431に対してZ方向の一方側Z1に設けられている。第4ギア部44は、第3ギア部43の小径歯車432と噛み合う大径歯車441と、大径歯車441より小径の小径歯車442とを備えた複合歯車であり、小径歯車442は、大径歯車441に対してZ方向の他方側Z2に設けられている。第4ギア部44の小径歯車442は、出力車5の歯部52およびセンサ歯車61の歯部610と噛み合っており、大径歯車441は、出力車5の歯部52およびセンサ歯車61の歯部610よりZ方向の一方側に位置する。
図4に示すように、出力車5は、歯車伝達機構40に用いた第1ギア部41、第2ギア部42、第3ギア部43および第4ギア部44よりケース4の側板部(第1ケース部材10の第1端板部11および第3ケース部材30の第3側板部32)との間隔が狭い。このため、出力車5の歯部52についてはそれ以上、大径化して最終段の第4ギア部44から出力車5への減速比を大きくすることが困難である。
歯車伝達機構40において、第1ギア部41、第2ギア部42、第3ギア部43、および第4ギア部44は各々、支軸410、420、430、440によって回転可能に支持
されている。ここで、第1ギア部41、第2ギア部42、および第3ギア部43を支持する支軸410、420、430は、両端が第1ケース部材10の第1端板部11と第2ケース部材20の第2端板部21とに保持されている。
されている。ここで、第1ギア部41、第2ギア部42、および第3ギア部43を支持する支軸410、420、430は、両端が第1ケース部材10の第1端板部11と第2ケース部材20の第2端板部21とに保持されている。
これに対して、第4ギア部44を支持する支軸440は、一方端(Z方向の一方側Z1の端部)が第1ケース部材10の第1端板部11の軸穴(図示せず)に保持され、他方端440b(Z方向の他方側Z2の端部)が第2ケース部材20の支持板部25と第3ケース部材30の第3端板部31との重なり部分に保持されている。本形態において、支持板部25には支軸440が嵌る軸穴258が貫通穴として形成されている。また、第3ケース部材30の第3端板部31には、軸穴258と重なる軸穴(図示せず)が形成されており、支軸440の他方端440bは、支持板部25に形成された軸穴258と、第3ケース部材30の第3端板部31に形成された軸穴とに嵌ることにより保持されている。
このため、第1ケース部材10、第2ケース部材20および第3ケース部材30は、支軸440によって精度よく位置決めされる。従って、歯車伝達機構40の複数の歯車は、第4ギア部44を支持する支軸440を基準にして適正に位置決めされるので、歯車同士が適正に噛み合う。また、支軸440の他方端が保持されている部分では、第2ケース部材20の支持板部25、および第3ケース部材30の第3端板部31を補強することができる。特に本形態では、第2ケース部材20に切り欠き241を形成したため、支持板部25を十分に支持する構造になっていないが、その場合でも、支持板部25は、第3ケース部材30の第3端板部31に補強された状態にある。それ故、支軸440に大きな力が加わった場合でも、かかる力に支持板部25が耐えることができる。
第4ギア部44では、大径歯車441の半径が小径歯車442の半径と出力車5の歯部52の半径との和より大である。このため、Z方向からみたとき、出力車5に対する軸受部分27は、第4ギア部44の大径歯車441と重なることになる。このような場合でも、本形態では、第4ギア部44が第1ケース部材10と第2ケース部材20との間に配置されている一方、出力車5は、第2ケース部材20と第3ケース部材30との間に配置されている。また、第4ギア部44を第2ケース部材20の開口部24の内側に配置すると、第4ギア部44の大径歯車441は、第1ケース部材10の第1端板部11と第2ケース部材20の底板部280との間に位置する。また、第4ギア部44の小径歯車442の一部は、切り欠き242を介して第1底板部281と第3ケース部材30の第3端板部31とに挟まれた空間に位置する。従って、第4ギア部44の小径歯車442と出力車5の歯部52と噛み合せることができる。
また、第4ギア部44の小径歯車442の一部は、切り欠き241を介して第2底板部282と第3ケース部材30の第3端板部31とに挟まれた空間に位置するので、第4ギア部44の小径歯車442とセンサ歯車61の歯部610とを噛み合せることができる。この場合でも、最終段の第4ギア部44と噛み合うセンサ歯車61と出力車5との間に仕切り壁285が設けられているので、出力車5の歯部52にグリス等の潤滑材を塗布した場合でも、潤滑材がセンサ歯車61に付着しにくい。また、最終段の第4ギア部44を支持する第2ケース部材20の支持板部25が仕切り壁285と繋がっているため、支持板部25を仕切り壁285によって補強することができる。
(動作)
このように構成したギアードモータ3および開閉装置1において、モータ本体80に給電してモータ軸81を回転させると、かかる回転は、歯車伝達機構40によって減速されて出力車5に伝達される、従って、開閉部材2は、開方向および閉方向に回転する。その際、回転検出器63は、第4ギア部44の回転を検出し、出力車5の回転位置を検出する。
このように構成したギアードモータ3および開閉装置1において、モータ本体80に給電してモータ軸81を回転させると、かかる回転は、歯車伝達機構40によって減速されて出力車5に伝達される、従って、開閉部材2は、開方向および閉方向に回転する。その際、回転検出器63は、第4ギア部44の回転を検出し、出力車5の回転位置を検出する。
(トルクリミッタ機構部)
図6、図7はトルクリミッタ機構部90の断面図であり、図6は図4のA−A位置で第1ギア部41を切断した断面図、図7は図5のB−B位置で第1ギア部41を切断した断面図である。トルクリミッタ機構部90は、第1部材411の筒部93の内周側に構成されている。すなわち、トルクリミッタ機構部90は、筒部93の内周側に配置されるラチェット94と、筒部93の内周面に形成される係合部96とを備える。係合部96は、筒部93の内周面に形成された係合溝であり、周方向に一定ピッチで全周に形成されている。
図6、図7はトルクリミッタ機構部90の断面図であり、図6は図4のA−A位置で第1ギア部41を切断した断面図、図7は図5のB−B位置で第1ギア部41を切断した断面図である。トルクリミッタ機構部90は、第1部材411の筒部93の内周側に構成されている。すなわち、トルクリミッタ機構部90は、筒部93の内周側に配置されるラチェット94と、筒部93の内周面に形成される係合部96とを備える。係合部96は、筒部93の内周面に形成された係合溝であり、周方向に一定ピッチで全周に形成されている。
図4、図7に示すように、第2部材412の連結軸95は断面がIカット形状である。ラチェット94の径方向の中心には、連結軸95に対応する形状の貫通孔97が形成されている。ラチェット94は、貫通孔97に連結軸95が嵌合しているため、第2部材412と一体に回転する。ラチェット94の外周縁には、複数のアーム98が形成されている。各アーム98は周方向に延在し、周方向の一端はラチェット94の中央部分と繋がっており、周方向の他端には爪部99が形成されている。ラチェット94を筒部93の内周側に組み付けたとき、各アーム98の爪部99が係合部96と係合する。なお、第2部材412とラチェット94を相対回転不能に連結するための構造は、上記の構造に限定されるものではない。例えば、ラチェット94と連結軸95とを一体に形成することもできる。この場合、第2部材412を連結軸95と別体とし、第2部材412に連結軸95を相対回転不能に連結するための穴あるいは凹部を設ければよい。
トルクリミッタ機構部90は、通常時には、ラチェット94の爪部99が筒部93に形成された係合部96と係合しているため、第1部材411と第2部材412とは一体に回転する。第1部材411と第2部材412との間に過大な負荷(トルク)が加わった際には、ラチェット94に設けられたアーム98が内周側に弾性変形して爪部99と係合部96との係合が外れる。従って、第1部材411は、第2部材412に対して空回りする。
図6に示すように、第1部材411において、第1歯車91は、筒部93の内周面に形成された係合部96よりもZ方向の他方側Z2に位置する。つまり、第1部材411は、トルクリミッタ機構部90の係合部96と、第1歯車91とが、Z方向(すなわち、第1歯車91および第2歯車92の軸線方向)に重なりを持たない形状となっている。
図8は第1部材411を筒部93の側から見た平面図である。図6、図8に示すように、筒部93の外径は、第1歯車91の歯先円C2と同一径である。筒部93において、ラチェット94のアーム98と係合する係合部96を設けた部位の肉厚を確保し、且つ、係合部96を外周側に配置してラチェット94を大型化するためには、筒部93の外径を大きくする必要がある。本形態では、係合部96と第1歯車91とがZ方向に重なりを持たないため、係合部96が形成される筒部93の外径を、第1歯車91の歯底円C1よりも大きくすることができる。本形態では、第1歯車91の外径を超えない範囲で最も筒部93の外径を大きくするため、筒部93の外径と第1歯車91の歯先円C2とが同一径となる形態を採用している。
なお、筒部93の外径を、第1歯車91の歯先円C2よりも小さくしてもよい。筒部93の外径が歯先円C2よりも小さかったとしても、歯底円C1よりも大きければ、第1歯車91の内周側に係合部96を設ける場合と比較して、係合部96を外周側に配置することができる。従って、ラチェット94を大型化することができる。あるいは、第1ギア部41の外周側に空きスペースがあれば、筒部93の外径を第1歯車91の歯先円C2よりも大きくして、更にラチェット94を大型化することも可能である。
係合部96と第1歯車91とがZ方向に重なりを持つ場合、係合部96を第1歯車91の歯底円C1よりも内周側に設けなければならず、更に、強度を確保するために必要な肉厚の分だけ内周側に設けなければならない。しかしながら、本形態では係合部96と第1歯車91とがZ方向に重なりを持たないため、係合部96を第1歯車91の歯底円C1よりも外周側に設けることができる。なお、本形態では、係合部96を第1歯車91の歯底円C1よりも外周側に設けているが、内周側に設けてもよい。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態のギアードモータ3において、モータ本体80の回転を出力車5に伝達する歯車伝達機構40は、ウォーム85と噛み合う第1ギア部41の第1歯車91と第2歯車92の間に組み込まれたトルクリミッタ機構部90を備える。つまり、モータ本体80から出力車5までの伝達経路において、伝達するトルクが小さい箇所にトルクリミッタ機構部90を組み込んでいる。従って、リミットトルクを増大させた場合の負荷保持効果を高めることができる。
以上説明したように、本形態のギアードモータ3において、モータ本体80の回転を出力車5に伝達する歯車伝達機構40は、ウォーム85と噛み合う第1ギア部41の第1歯車91と第2歯車92の間に組み込まれたトルクリミッタ機構部90を備える。つまり、モータ本体80から出力車5までの伝達経路において、伝達するトルクが小さい箇所にトルクリミッタ機構部90を組み込んでいる。従って、リミットトルクを増大させた場合の負荷保持効果を高めることができる。
本形態のトルクリミッタ機構部90は、第2歯車92と一体に回転するラチェット94と、第1歯車91と一体に回転する筒部93の内周面に形成された係合部96とが係合してトルクを伝達する構成となっているが、第1歯車91を備える第1部材411において、係合部96が形成される部位は、第1歯車91とZ方向(すなわち、第1ギア部41の軸線方向)に重なりを持たない部位である。従って、係合部96の径方向の位置が第1歯車91の歯底円C1によって制限を受けることがないので、ラチェット94を大型化して係合部96を外周側に配置した場合に、第1歯車91の形状に影響を及ぼさずに、係合部96を設けた部位の外径を大きくして肉厚が薄くなることを回避できる。よって、係合部96を設けた部位の強度を維持しつつ、ラチェット94を大型化することができる。ラチェット94は、径が大きいほど強度およびトルク性能の面で有利である。従って、ラチェットを大型化することにより、強度を確保し、且つ、トルクリミッタ機構部90のリミットトルクを大きくすることができる。
具体的には、本形態の第1部材411は、第1歯車91とZ方向に重なりを持たない筒部93を備えており、係合部96は筒部93に形成されている。従って、第1歯車91の形状に影響を及ぼすことなく、筒部93の外径を大きくすることができる。これにより、係合部96を径方向外側にシフトさせても筒部93の肉厚を確保できるので、筒部93の強度を低下させることなく、ラチェット94を大型化してトルクリミッタ機構部90のリミットトルクを大きくすることができる。また、第1部材411は第1歯車91と筒部93とを一体に形成した部材であるため、確実にトルクを伝達でき、組み付け作業の手間も少ない。
本形態では、筒部93の外径を第1歯車91の歯底円C1より大きくしている。従って、第1歯車91の内周側に係合部96を形成する場合と比較して、より外周側に係合部96を設けることができる。よって、ラチェット94を大型化することができる。また、筒部93の外径が第1歯車91の歯先円C2と同一径であり、第1歯車91の外径の範囲内で、最も筒部93の外径を大きくした形態を採用しているため、筒部93が第1歯車91の外周側にはみ出して周囲の部材と干渉することを回避できる。
(他の実施形態)
ラチェット94および係合部96の形状は図7等に図示した形態に限定されるものではなく、適宜変更可能である。また、筒部93は円筒形でなくてもよい。例えば、断面8角形や断面6角形などであってもよい。また、トルクリミッタ機構部90を組み込む位置は、第1ギア部41以外のギア部であってもよい。
ラチェット94および係合部96の形状は図7等に図示した形態に限定されるものではなく、適宜変更可能である。また、筒部93は円筒形でなくてもよい。例えば、断面8角形や断面6角形などであってもよい。また、トルクリミッタ機構部90を組み込む位置は、第1ギア部41以外のギア部であってもよい。
1…開閉装置、2…開閉部材、3…ギアードモータ、4…ケース、4a…角部、5…出力車、10…第1ケース部材、11…第1端板部、12…第1側板部、16…固定板、17…軸受部材、20…第2ケース部材、21…第2端板部、22、23…第2側板部、24…開口部、25…支持板部、27…軸受部分、28…凹部、30…第3ケース部材、31…第3端板部、32…第3側板部、40…歯車伝達機構、41…第1ギア部、42…第2ギア部、43…第3ギア部、44…第4ギア部、51…連結軸、52…歯部、61…センサ歯車、62…センサ基板、63…回転検出器、71…基板、72…磁気センサ、80…モータ本体、81…モータ軸、83…マグネット、85…ウォーム、90…トルクリミッタ機構部、91…第1歯車、92…第2歯車、93…筒部、94…ラチェット、95…連結軸、96…係合部、97…貫通孔、98…アーム、99…爪部、120…段部、230…段部、258…軸穴、280…底板部、281…第1底板部、282…第2底板部、283…段部、285…仕切り壁、286…軸穴、315…穴、321…段部、410…支軸、411…第1部材、412…第2部材、421…大径歯車、422…小径歯車、431…大径歯車、432…小径歯車、440…支軸、440b…他方端、441…大径歯車、442…小径歯車、520…穴、610…歯部、611…軸部、612…軸部、810…モータ胴部、C1…第1歯車の歯底円、C2…第1歯車の歯先円、L5…軸線
Claims (7)
- モータ本体と、出力車と、前記モータ本体から出力された回転を前記出力車に伝達する歯車伝達機構と、を有し、
前記歯車伝達機構は、同軸に配置される第1歯車および第2歯車と、前記第1歯車と前記第2歯車の間に設けられたトルクリミッタ機構部と、を備え、
前記トルクリミッタ機構部は、
前記第2歯車と一体に回転するラチェットと、前記第1歯車と一体に回転する係合部とを備え、前記係合部の内周側に前記ラチェットが配置され、
前記係合部は、前記第1歯車と軸線方向に重なりを持たないことを特徴とするギアードモータ。 - 前記係合部は、前記第1歯車と同軸に形成される筒部の内周面に設けられることを特徴とする請求項1に記載のギアードモータ。
- 前記筒部は、前記第1歯車と一体に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のギアードモータ。
- 前記筒部の外径は、前記第1歯車の歯底円より大きいことを特徴とする請求項2または3に記載のギアードモータ。
- 前記筒部の外径は、前記第1歯車の歯先円と同一径であることを特徴とする請求項2から4の何れか一項に記載のギアードモータ。
- 前記第1歯車は、前記モータ本体から出力された回転に基づいて回転するウォームと噛み合うウォームホイールであることを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載のギアードモータ。
- 請求項1から6の何れか一項に記載のギアードモータを備えた開閉装置であって、
前記出力車には開閉部材が連結されることを特徴とする開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017060728A JP2018162848A (ja) | 2017-03-27 | 2017-03-27 | ギアードモータおよび開閉装置 |
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-
2017
- 2017-03-27 JP JP2017060728A patent/JP2018162848A/ja active Pending
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