JP2018161933A - 車両のリヤサスペンション装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】部材の配置自由度を高めつつ車両旋回時の走行安定性を向上させる。【解決手段】リヤサスペンション装置1は、車体の下方に配置されて車幅方向における両側部に左右一対のアーム4を支持するクロスメンバ8と、車幅方向に延設され、左右一対のアーム4間を連結するとともに中間部がクロスメンバ8に取り付けられるスタビライザ7と、を備える。クロスメンバ8は、左右両側に一対で設けられた前側マウント部8f及び後側マウント部8rのそれぞれにおいて車体ブッシュ10,20を介して車体に弾性支持される。前側マウント部8f及び後側マウント部8rの少なくともいずれか一方に設けられる二つの車体ブッシュ10,20は、鉛直方向に対して左右に傾斜した方向に変位可能とされるとともに左右対称に設けられ、車両旋回時のスタビライザ7の反力によってクロスメンバ8を旋回内向きに変位させる機能を有する傾斜特性ブッシュである。【選択図】図5
Description
本発明は、車両のリヤサスペンション装置に関する。
従来、車両のリヤサスペンション装置として、車両前後方向に延設されたトレーリングアームと左右方向(車幅方向)に延設されたリンク(アーム)と車体のローリングを抑制するためのスタビライザとを備えたものが知られている。例えば特許文献1には、一対のトレーリングアームと車体(クロスメンバ)とを一対のアームで連結するとともに、一対のトレーリングアーム間をスタビライザで連結したリヤサスペンション装置が開示されている。
一般的に、トレーリングアームと他のアームとの連結部や、トレーリングアームと車体との連結部等には、特許文献1のようにブッシュが介装される。これにより、各連結部において相対的に僅かに変位可能となるとともに緩衝効果が期待される。特許文献1では、複数の取付点(連結部)の前後位置,左右位置及び高さ位置を所定の関係となるように設定することで、走行安定性の向上を図っている。
ところで、車体の挙動は車両の走行状態で異なるため、それぞれの走行状態に適した車輪の向きとなるように車輪をコントロールすることができれば、車両の走行安定性を向上させることが可能となる。例えば、車両の旋回時に旋回外側の後輪をトーイン方向へ変位させることで旋回時の走行安定性が向上することが知られている。しかしながら、上記の特許文献1のように、サスペンション装置を構成する部材の位置関係が細かく設定されているため、各部材の配置の自由度が低く、走行状態によって車輪の向きを適切にコントロールさせるのは難しいという課題がある。
本件の車両のリヤサスペンション装置は、このような課題に鑑み案出されたもので、サスペンション装置を構成する部材の配置自由度を高めつつ車両旋回時の走行安定性を向上させることを目的の一つとする。なお、これらの目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本件の他の目的である。
(1)ここで開示する車両のリヤサスペンション装置は、車体の下方に配置され、車両の左右方向における両側部に左右一対のアームを支持するクロスメンバと、前記車両の左右方向に延設され、前記左右一対のアーム間を連結するとともに、中間部が前記クロスメンバに取り付けられるスタビライザと、を備える。前記クロスメンバは、左右両側に一対で設けられた前側マウント部及び後側マウント部のそれぞれにおいて車体ブッシュを介して前記車体に弾性支持される。また、前記前側マウント部及び前記後側マウント部の少なくともいずれか一方に設けられる二つの前記車体ブッシュは、鉛直方向に対して左右に傾斜した方向に変位可能とされるとともに左右対称に設けられ、車両旋回時の前記スタビライザの反力によって前記クロスメンバを旋回内向きに変位させる機能を有する傾斜特性ブッシュである。
(2)前記後側マウント部における前記車体ブッシュが前記傾斜特性ブッシュである場合には、前記傾斜特性ブッシュが鉛直方向に対して上方外側に傾斜した方向に変位可能とされていることが好ましい。
(3)前記前側マウント部における前記車体ブッシュが前記傾斜特性ブッシュである場合には、前記傾斜特性ブッシュが鉛直方向に対して上方内側に傾斜した方向に変位可能とされていることが好ましい。
(3)前記前側マウント部における前記車体ブッシュが前記傾斜特性ブッシュである場合には、前記傾斜特性ブッシュが鉛直方向に対して上方内側に傾斜した方向に変位可能とされていることが好ましい。
(4)前記前側マウント部及び前記後側マウント部のいずれか一方の前記車体ブッシュが前記傾斜特性ブッシュであり、前記前側マウント部及び前記後側マウント部のいずれか他方の前記車体ブッシュが前後方向に変位しやすい特性を持つことが好ましい。
(5)前記前側マウント部又は前記後側マウント部の前記車体ブッシュが前記傾斜特性ブッシュであることが好ましい。この場合、前記スタビライザは、前記中間部が、前記傾斜特性ブッシュが設けられた前記前側マウント部又は前記後側マウント部のそれぞれの前方又は後方においてスタビライザブッシュを介して前記クロスメンバに取り付けられていることが好ましい。
(5)前記前側マウント部又は前記後側マウント部の前記車体ブッシュが前記傾斜特性ブッシュであることが好ましい。この場合、前記スタビライザは、前記中間部が、前記傾斜特性ブッシュが設けられた前記前側マウント部又は前記後側マウント部のそれぞれの前方又は後方においてスタビライザブッシュを介して前記クロスメンバに取り付けられていることが好ましい。
(6)前記特性傾斜ブッシュは、ボルトが挿通可能なボルト孔を有するとともに前記車体に前記ボルトで固定される内筒と、前記内筒の径方向外側に設けられて前記クロスメンバと固定される外筒と、前記内筒及び前記外筒の間に介装された弾性部材とを含み、前記内筒の中心軸の方向が、鉛直方向に対して左右方向に傾斜した状態で設けられていることが好ましい。
(7)前記傾斜特性ブッシュの前記内筒は、前記ボルト孔が前記車体側の固定面に対して直交する方向に延設されていることが好ましい。
(7)前記傾斜特性ブッシュの前記内筒は、前記ボルト孔が前記車体側の固定面に対して直交する方向に延設されていることが好ましい。
開示のリヤサスペンション装置によれば、リヤサスペンション装置を構成する部材の配置によらずに、車両の旋回時における車体のロールを利用して旋回外側の後輪をよりトーイン方向へ変位させることができるため、配置自由度を高めつつ車両旋回時の走行安定性をより向上させることができる。
図面を参照して、実施形態としての車両のリヤサスペンション装置について説明する。以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、以下の実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。以下の説明では、車両の進行方向を前方(車両前方)、逆側を後方(車両後方)とし、前方を基準に左右を定める。また、重力の方向を下方とし、その逆を上方として説明する。
[1.構成]
図1は、車両の後部に搭載されるリヤサスペンション装置1(以下、サスペンション1という)及びその周辺構造を示す上面図であり、図2は図1のA方向矢視図である。本実施形態では、複数のアーム2〜5とショックアブソーバ6とスタビライザ7とを備えたマルチリンク式のサスペンション1を例示する。
図1は、車両の後部に搭載されるリヤサスペンション装置1(以下、サスペンション1という)及びその周辺構造を示す上面図であり、図2は図1のA方向矢視図である。本実施形態では、複数のアーム2〜5とショックアブソーバ6とスタビライザ7とを備えたマルチリンク式のサスペンション1を例示する。
図1及び図2に示すように、本実施形態のサスペンション1には、複数のアーム2〜5として、いずれも左右一対のトレーリングアーム2,アッパーアーム3,ロアアーム4及びトーコントロールアーム5が設けられる。なお、サスペンション1は、上面視において、車両の前後方向に伸びる垂直面に対して左右対称に設けられる。そのため、図1では左右いずれか一方の要素にのみ符号を付している。
トレーリングアーム2は、車両の前後方向に延設され、その前端部2fがアームブッシュ2Aを介してサイドメンバ9(車体)に支持されるとともに、その後端部2rにおいて破線で示す後輪26を支持する。なお、サイドメンバ9は、車両の左右方向(車幅方向)に間隔をあけて前後方向に延設された車体の骨格部材である。二つのサイドメンバ9の下方には、車両の左右方向に延設されたサスペンションクロスメンバ8(クロスメンバ,以下「サスクロス8」という)が配置され、二つのサイドメンバ9にサスクロス8の左右両側が連結される。
アッパーアーム3,ロアアーム4及びトーコントロールアーム5は、いずれも車両の左右方向に延設されたアーム部材である。これらのアーム3〜5は、各々の外端部3a,4a,5aがブッシュ3C,4C,5Cを介してトレーリングアーム2に取り付けられ、各々の内端部3b,4b,5bがブッシュ3D,4D,5Dを介してサスクロス8の左右方向の両側部に取り付けられる。本実施形態では、アッパーアーム3の前後方向位置が車軸とほぼ一致するように設定され、ロアアーム4が車軸よりも後方に配置され、トーコントロールアーム5が車軸よりも前方に配置される。なお、図1中の一点鎖線Axは車軸の中心線である。
アーム3〜5の両端部に設けられるブッシュ3C〜5C,3D〜5Dはいずれも、円筒状の内筒と、内筒の径方向外側において内筒と同軸上に設けられた円筒状の外筒と、内筒及び外筒の間に介装された弾性部材(例えばゴムや樹脂等)とを有する。内筒及び外筒は、弾性部材よりも剛性の高い材料(例えば金属)で形成される。例えば、ブッシュ3Cの場合、内筒及び外筒の一方がアッパーアーム3に固定されるとともに他方がトレーリングアーム2に固定される。これにより、アッパーアーム3の外端部3aがトレーリングアーム2に対して弾性的に取り付けられる。
ショックアブソーバ6は車体の上下変位を吸収する緩衝部材であり、図示しないブッシュを介してロアアーム4に固定される。スタビライザ7は車体のローリングを抑制する部材であり、左右方向に延設される。スタビライザ7は、左右一対のアーム2〜5のうちのいずれか一組を連結する。本実施形態では、左右一対のロアアーム4間を連結したスタビライザ7を例示する。すなわち、スタビライザ7の各端部7e(図2参照)は図示しないブラケットを介してロアアーム4に接続される。
図1に示すように、本実施形態のスタビライザ7は、サスクロス8の後方において左右方向に延びるとともに左右両端のそれぞれから前方に向かって湾曲形成されたトーション部7aと、トーション部7aの各端部とロアアーム4とを連結する左右一対のスタビリンク7bとを有する。なお、スタビリンク7bは、その両端部にボールジョイントを有し、ロアアーム4から上方に向かって延設される。また、スタビライザ7の中間部(左右の端部7e間)は、サスクロス8に対してスタビライザブッシュ7Cによって弾性的に取り付けられる。
本実施形態のサスクロス8は、前後方向に延設された左右一対の縦部材8Aと、前後方向に互いに離隔した位置で左右の縦部材8Aを連結する二つの横部材8Bとによって略井桁状をなす。本実施形態の縦部材8Aは、上面視で車両外側に開放したコ字状に形成される。サスクロス8は、左右両側に一対で設けられた前側マウント部8f及び後側マウント部8rのそれぞれがサイドメンバ9に対して弾性的に取り付けられることで、サイドメンバ9に弾性支持される。なお、本実施形態のサスクロス8では、縦部材8Aの車幅方向外側の前端部及び後端部に前側マウント部8f及び後側マウント部8rが設けられている。
サスクロス8の左右それぞれの前側マウント部8f及び後側マウント部8rには、車体ブッシュ10,20が固定されており、前側マウント部8f及び後側マウント部8rは、車体ブッシュ10,20を介してサイドメンバ9に弾性支持される。本サスペンション1では、サスクロス8の前側マウント部8fに設けられる二つの車体ブッシュ10及び後側マウント部8rに設けられる二つの車体ブッシュ20のいずれか一方又は両方が、鉛直方向に対して左右に傾斜した方向に変位可能な特性を有する傾斜特性ブッシュとされている。
傾斜特性ブッシュは、サスクロス8の左右で変位可能な方向が対称となるように設けられ、車両旋回時のスタビライザ7の反力によってサスクロス8を旋回内向きに変位させる機能を持つよう鉛直方向に対する傾斜の向きが設定されている。本実施形態では、後側マウント部8rにおける二つの車体ブッシュ20(以下「後ブッシュ20」という)が傾斜特性ブッシュとして設けられる場合を例示する。
左右一対の前側マウント部8fに設けられる二つの車体ブッシュ10(以下「前ブッシュ10」という)は、図3(a)及び(b)に示すように、円筒状の内筒11と、内筒11の径方向外側で内筒11と中心軸が同軸とされた円筒状の外筒12と、これらの間に介装された弾性部材13とを有して構成される。
前ブッシュ10は、内筒11の中心軸方向Yが鉛直方向と略一致した状態(姿勢)で配置されている。また、本実施形態の前ブッシュ10は、図3(b)に示すように、内筒11の前後に弾性部材13よりも剛性の低い部位(以下「低剛性部位14」という)を有し、左右方向よりも前後方向に変位しやすい特性を持つ。低剛性部位14は、例えば、弾性部材13を軸方向に貫通した空洞部(すぐり)として設けられる。これにより、前ブッシュ10は、内筒11又は外筒12に対し前後方向の力が作用した場合に低剛性部位14が変形することで前後方向へ変位し易くなっている。つまり、前ブッシュ10は、前後方向に動きやすい構成となっている。
本実施形態の前ブッシュ10は、外筒12がサスクロス8の前側マウント部8fに結合(固定)され、内筒11がボルト孔15に挿通したボルト(図示略)によってサイドメンバ9に締結(固定)される。これにより、サスクロス8の前側マウント部8fが前ブッシュ10を介してサイドメンバ9に支持される。
一方、左右一対の後側マウント部8rに設けられる二つの後ブッシュ20は、前ブッシュ10とは異なり、前述したように、鉛直方向に対して左右へ傾斜した方向に変位可能とされた傾斜特性ブッシュとされている。
図4(a)及び(b)は、左右それぞれの後ブッシュ20(傾斜特性ブッシュ)の軸方向断面図である。図4(a)及び(b)に示すように、後ブッシュ20も、内筒21及び外筒22と、これらの間に介装された弾性部材23とを有して構成される。後ブッシュ20は、その内筒21の中心軸Zが鉛直方向に対して上方外側に傾いた状態(上部が下部よりも車幅方向外側に位置するように傾いた状態)で配置され、外筒22が内筒21の中心軸Zの方向、すなわち鉛直方向に対して上方外側に傾いた方向へ変位可能とされている。
本実施形態の後ブッシュ20も、前ブッシュ10と同様に、外筒22がサスクロス8の後側マウント部8rに結合(固定)され、内筒21がボルト孔25に挿通されたボルトでサイドメンバ9に締結(固定)される。これにより、サスクロス8の後側マウント部8rが後ブッシュ20を介してサイドメンバ9に支持される。なお、本実施形態の後ブッシュ20(傾斜特性ブッシュ)では、内筒21の中心軸Zと外筒22の中心軸とが同軸上となっているが、必ずしも同軸上である必要はなく、例えば、外筒22の中心軸が鉛直方向に一致した状態であってもよい。
本実施形態では、左右の後ブッシュ20が互いに左右対称に配置される。すなわち、左右の後ブッシュ20の鉛直方向に対する各傾斜角の絶対値は互いに等しく設定され、後ブッシュ20の内筒21の中心軸Zの方向が前後方向から見て「逆ハの字」となる。また、後ブッシュ20には、内筒21が固定されるサイドメンバ9の固定面に対して直交する方向(ここでは鉛直方向)に延設されたボルト孔25が設けられる。つまり、後ブッシュ20の内筒21の中心軸Zとボルト孔25の中心軸とは一致しない。なお、図4(c)に示すように、後ブッシュ20′の内筒21′の中心軸Zとボルト孔25′の中心軸とを一致させてもよい。
図1に示すように、スタビライザ7は、その中間部が左右の後ブッシュ20(後側マウント部8r)のそれぞれの後方においてスタビライザブッシュ7Cを介してサスクロス8に取り付けられる。つまり、スタビライザブッシュ7Cは、サスクロス8の左右両側に間隔をあけた状態で設けられ、スタビライザ7の中間部の一部であるトーション部7aの左右両側をサスクロス8に弾性支持している。
本実施形態のスタビライザブッシュ7Cは、上面視で、後ブッシュ20(後側マウント部8r)の真後ろに配置される。つまり、スタビライザ7のサスクロス8に取り付けられる位置が左右方向で後ブッシュ20(傾斜特性ブッシュ)により近い位置となっている。また、本実施形態のスタビライザブッシュ7Cは、サスクロス8の後端面から後方へ突設されており、スタビライザ7のトーション部7aを弾性支持する。
本実施形態のように、前側マウント部8f及び後側マウント部8rのいずれか一方の車体ブッシュ10,20を傾斜特性ブッシュとする場合、スタビライザ7のサスクロス8に対する左右方向での取付位置(すなわちスタビライザブッシュ7Cの位置)は、傾斜特性ブッシュにより近い位置に配置されることが好ましい。また、車体ブッシュ10又は20を傾斜特性ブッシュとする場合、スタビライザ7の反力がサスクロス8に入力される位置(すなわちスタビライザブッシュ7Cの位置)は、傾斜特性ブッシュが設けられた前側マウント部8f及び後側マウント部8rの一方に対して、前後方向において前側マウント部8f及び後側マウント部8rの他方と反対側へより離れた位置とされることが好ましい。例えば車体ブッシュ20が傾斜特性ブッシュの場合、後側マウント部8rに対して、前後方向において前側マウント部8fと反対側(すなわち後方)へより離れた位置に設けられることが好ましい。
[2.作用,効果]
図5(a)及び(b)は右旋回時における作用を説明するための模式的な上面図及び後面図である。図5(a)及び(b)では、サスペンション1に含まれる複数のアーム2〜5を簡略した図で示す。なお、図5(b)には後ブッシュ20の構成がわかりやすいように、後側マウント部8rを一部透視して示す。
図5(a)及び(b)は右旋回時における作用を説明するための模式的な上面図及び後面図である。図5(a)及び(b)では、サスペンション1に含まれる複数のアーム2〜5を簡略した図で示す。なお、図5(b)には後ブッシュ20の構成がわかりやすいように、後側マウント部8rを一部透視して示す。
車両が旋回するとスタビライザ7がねじれるため、元に戻ろうとする力(反力)がサスクロス8及びロアアーム4に加わる。例えば旋回方向が右の場合は、図5(b)中に矢印Rで示すように、車体が左にロールする。このため、サスクロス8は図5(b)中に模様付き矢印で示すように、スタビライザ7の反力によって旋回内側(この場合は右側)の縦部材8Aが下方へと押され、旋回外側(この場合は左側)の縦部材8Aが上方へと持ち上げられる。これにより、旋回内側(右側)の後ブッシュ20の外筒22には下向きの力が作用し、旋回外側(左側)の後ブッシュ20の外筒22には上向きの力が作用する。
後側マウント部8rの各々の後ブッシュ20は、内筒21の中心軸Zが上方外側に傾いた状態で左右対称に配置された傾斜特性ブッシュであることから、旋回内側(右側)の後ブッシュ20の外筒22は内筒21の外周面(中心軸Zの方向)に沿って左斜め下方へ変位し、旋回外側(左側)の後ブッシュ20の外筒22は内筒21の外周面(中心軸Zの方向)に沿って左斜め上方へ変位する。これにより、図5(a)中に模様付き矢印で示すように、上面視で、サスクロス8の旋回内側(右側)の後端部にある後側マウント部8rは車幅方向内側(左側)へ変位し、サスクロス8の旋回外側(左側)の後端部にある後側マウント部8rは車幅方向外側(左側)へ変位する。
つまり、サスクロス8の後部全体が旋回外側(左側)に変位し、サスクロス8が旋回内向きになる。このとき、旋回外側では、トレーリングアーム2がサスクロス8に取り付けられたアーム3〜5によって車幅方向外側(左側)へ押され、トレーリングアーム2の前端部2fを支点に後端部2r側が車幅方向外側へ変位する。これにより、旋回外側のトレーリングアーム2の向き(後端に対する前端の位置)が旋回内側(右側)とされ、トレーリングアーム2に支持される後輪26の向きがトーイン方向へ変位する。
一方、旋回内側では、トレーリングアーム2がサスクロス8に取り付けられたアーム3〜5によって車幅方向内側(左側)へ引き込まれ、トレーリングアーム2の前端部2fを支点に後端部2r側が車幅方向内側へ変位する。これにより、旋回内側のトレーリングアーム2の向きが旋回内側(右側)とされ、トレーリングアーム2に支持される後輪26の向きがトーアウト方向へ変位する。
なお、左右の後ブッシュ20によって後側マウント部8r(すなわちサスクロス8の後部)が旋回外側(左側)に変位させられると、前側マウント部8fの各々の前ブッシュ10には、前後方向への力が作用する。具体的には、旋回内側の前ブッシュ10の外筒12には後方への力が作用し、旋回外側の前ブッシュ10の外筒12には前方への力が作用する。
本実施形態の前ブッシュ10は、前後方向に変位しやすい特性を持っているため、旋回内側(右側)の前ブッシュ10の外筒12(すなわち旋回内側の前側マウント部8f)が後方へと容易に変位し、旋回外側(右側)の前ブッシュ10の外筒12(すなわち旋回外側の前側マウント部8f)が前方へと容易に変位する。そして、前ブッシュ10(すなわち前側マウント部8f)が前後方向に変位し易くなる分、サスクロス8が旋回内側へ向く変位量が大きくなり、左右の後輪26の向きがより旋回内側となる。すなわち、旋回外側の後輪26がよりトーイン方向へ向けられるとともに、旋回内側の後輪26がよりトーアウト方向へ向けられる。
(1)このように、上述したサスペンション1では、サスクロス8が前側マウント部8f及び後側マウント部8rにおいて車体ブッシュ10,20を介してサイドメンバ9に弾性支持されるとともに、後側マウント部8rの車体ブッシュ20が傾斜特性ブッシュとして設けられているため、車両旋回時のスタビライザ7の反力によってサスクロス8が旋回内向きに変位させられる。
すなわち、車両旋回時に車体がロールしたときに、サスクロス8をサイドメンバ9に対して旋回内向きに変位させることで、旋回外側の後輪26の向きをトーイン方向へ変位させ、旋回内側の後輪26の向きをトーアウト方向へ変位させることができる。このため、リヤサスペンション装置を構成する部材の配置によらずに、車体のロール方向への動きを利用して後輪26の方向を旋回内側へ向けることができるため、車両旋回時における走行安定性をより向上させることができる。したがって、配置自由度を高めつつ車両の走行安定性をより向上させることができる。
(2)上述したサスペンション1では、後ブッシュ20が傾斜特性ブッシュとして設けられているため、サスクロス8の後部全体を旋回外側に変位させることができ、サスクロス8を旋回内向きに変位させやすい。このため、旋回外側の後輪26の向きをよりトーイン方向へ変位させることができ、車両旋回時における走行安定性をさらに向上させることができる。
(3)さらに、上述した前ブッシュ10は、左右方向よりも前後方向に変位しやすい特性を持つため、サスクロス8の後部全体を旋回外側により変位させることができ、旋回外側の後輪26のトーイン方向への変位をより促すことができる。これにより、車両旋回時における走行安定性をさらに向上させることができる。
(4)上述したスタビライザ7は、その中間部が後ブッシュ20(傾斜特性ブッシュ)の後方においてサスクロス8に取り付けられているため、スタビライザ7の反力がサスクロス8上の後ブッシュ20(後側マウント部8r)に伝達しやすい。これにより、サスクロス8が変位しやすくなるため、旋回外側の後輪26のトーイン方向への変位を促しやすくなり、車両旋回時における走行安定性をより向上させることができる。
(5)さらに、上述したスタビライザブッシュ7Cは、サスクロス8の後端面から後方へ突設されているため、スタビライザ7の反力がサスクロス8に入力される位置(すなわちスタビライザブッシュ7C)と後ブッシュ20(傾斜特性ブッシュ)との距離をより長くとることができる。すなわち、スタビライザブッシュ7Cが前後方向において後ブッシュ20に対して前ブッシュ10とは反対方向へ離れた位置に設けられている。これにより、より小さな反力で後ブッシュ20(傾斜特性ブッシュ)を変位させることができるため、サスクロス8がより変位しやすくなる。したがって、旋回外側の後輪26のトーイン方向への変位をより促しやすくなり、車両旋回時における走行安定性をより向上させることができる。
(6)上述した後ブッシュ20(傾斜特性ブッシュ)は、内筒21,外筒22及び弾性部材23を有し、内筒21の中心軸Zの方向が鉛直方向に対して左右方向に傾斜した状態で設けられるため、外筒22に上下方向の力が作用した場合に、外筒22を内筒21の外周面(中心軸Zの方向)に沿わせて変位させることができる。すなわち、上述した傾斜特性ブッシュであれば、反力が入力されたときに容易に変位することができるため、旋回外側の後輪26のトーイン方向への変位をより促しやすくなり、車両旋回時における走行安定性をより向上させることができる。
(7)また、上述したリヤサスペンション1では、後ブッシュ20(傾斜特性ブッシュ)の内筒21のボルト孔25が、車体側の固定面(本実施形態ではサイドメンバ9の下面)に対して直交する方向に延設されているため、艤装性及び締結信頼性を向上させることができる。
[3.その他]
上述した実施形態に関わらず、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。上述した実施形態の各構成は、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせてもよい。
上述した実施形態に関わらず、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。上述した実施形態の各構成は、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせてもよい。
上述した実施形態では、後ブッシュ20が傾斜特性ブッシュである場合を例示したが、これに代えて、前ブッシュ10を傾斜特性ブッシュとして設け、後ブッシュ20の軸方向を鉛直方向に配置してもよい。この場合、図6(a)及び(b)に示すように、左右の前ブッシュ10′は、内筒11の中心軸Yの方向が鉛直方向に対して上方内側に傾いた状態で配置され、外筒12が鉛直方向に対して上方内側へ変位可能な特性とされる。また、この場合には、スタビライザブッシュ7Cが前ブッシュ10′の近傍に配置されることが好ましい。また、スタビライザ7から反力が入力される位置は、前ブッシュ10′から前方側へ離れた位置とされることが好ましい。
このような構成の場合、上述した実施形態と同様に、例えば車両の右旋回時に車体が左にロールすると、サスクロス8は、スタビライザ7の反力により、旋回内側(この場合は右側)の縦部材8Aが下方へと押され、旋回外側(この場合は左側)の縦部材8Aが上方へと持ち上げられる。これにより、旋回内側(右側)の前ブッシュ10′の外筒12には下向きの力が作用し、旋回外側(左側)の前ブッシュ10′の外筒12には上向きの力が作用する。
前側マウント部8fの各々の前ブッシュ10′は、内筒11の中心軸Yが上方内側に傾いた状態で左右対称に配置された傾斜特性ブッシュであることから、旋回内側(右側)の前ブッシュ10′の外筒12は内筒11の外周面(中心軸Yの方向)に沿って右斜め下方へ変位し、旋回外側(左側)の前ブッシュ10′の外筒12は内筒11の外周面(中心軸Y方向)に沿って右斜め上方へ変位する。これにより、上面視では、サスクロス8の旋回内側(右側)の前端部にある前側マウント部8fは車幅方向外側(右側)へ変位し、サスクロス8の旋回外側(左側)の前端部にある前側マウント部8fは車幅方向内側(右側)へ変位する。つまり、サスクロス8の前部全体が右側に変位し、サスクロス8が旋回内向きになる。
したがって、図6(a)及び(b)に示す変形例であっても、上述した実施形態と同様に、車両旋回時のスタビライザ7の反力によってサスクロス8を旋回内向きにさせることができ、車両旋回時における走行安定性を向上させることができる。なお、図6(a)及び(b)に示すように、前ブッシュ10′(傾斜特性ブッシュ)の内筒11のボルト孔15が、車体側の固定面(例えばサイドメンバ9の下面)に対して直交する方向に延設されていることが好ましい。
また、前側マウント部8fの前ブッシュ10及び後側マウント部8rの後ブッシュ20の両方が傾斜特性ブッシュであってもよい。この場合、後側マウント部8rの後ブッシュ20が図4に示すような傾斜特性ブッシュとされ、前側マウント部8fの前ブッシュ10′が図6に示すような傾斜特性ブッシュとされる。
このような構成の場合、例えば車両の右旋回時に車体が左にロールすると、サスクロス8は、旋回内側(この場合は右側)の縦部材8Aが下方へと押され、旋回外側(この場合は左側)の縦部材8Aがスタビライザ7の反力によって上方へと持ち上げられる。これにより、旋回内側(右側)の前ブッシュ10′の外筒12及び後ブッシュ20の外筒22のそれぞれには下向きの力が作用し、旋回外側(左側)の前ブッシュ10′の外筒12及び後ブッシュ20の外筒22のそれぞれには上向きの力が作用する。
そして、前ブッシュ10′の作用により、サスクロス8の旋回内側(右側)の前側マウント部8fは車幅方向外側(右側)へ変位し、サスクロス8の旋回外側(左側)の前側マウント部8fは車幅方向内側(右側)へ変位する。一方で、後ブッシュ20の作用により、サスクロス8の旋回内側(右側)の後側マウント部8rは車幅方向内側(左側)へ変位し、サスクロス8の旋回外側(左側)の後側マウント部8rは車幅方向外側(左側)へ変位する。
つまり、サスクロス8の前部が旋回内側(右側)に変位させられるとともにサスクロス8の後部が旋回外側(左側)へ変位させられることから、サスクロス8全体が旋回内向きに変位する。この構成の場合には、前側マウント部8fの前ブッシュ10又は後側マウント部8rの後ブッシュ20を傾斜特性ブッシュとする場合に比べて変位量をより大きくすることができるため、車両旋回時のスタビライザ7の反力によってサスクロス8をより旋回内向きにさせることができる。これにより、車両旋回時の走行安定性をより一層向上させることができる。
また、図3(a)及び(b)に示したように、上述した実施形態では、前ブッシュ10が低剛性部位14を有することで左右方向よりも前後方向に変位しやすい特性を持つ場合を例示したが、これに代えてあるいは加えて、内筒11及び外筒12の間に弾性部材13よりも剛性の高い部位(高剛性部位)を、内筒11を挟んで左右方向に配置することで、相対的に左右方向よりも前後方向に変位しやすい特性を持たせてもよい。なお、前ブッシュが一般的なもの、すなわち周方向のいずれの位置においても径方向に均等に変位するものであってもよい。
また、上述したサスペンション1の構成は一例である。例えば、スタビライザ7が左右のロアアーム4に代えて、トレーリングアーム2,アッパーアーム3,トーコントロールアーム5のいずれか一組を連結してもよい。また、スタビライザ7のサスクロス8に対する取り付け位置(スタビライザブッシュ7Cの位置)が上述した位置以外であってもよいし、スタビライザブッシュ7Cがサスクロス8の後端面から後方へ突設されたものでなくてもよい。
また、サスクロス8の構造も一例であって、上述した構造に限られない。例えば、サイドメンバ9に対する取り付け点が前側マウント部8f及び後側マウント部8rの間に設けられていてもよい。また、縦部材8A及び横部材8Bからなる井桁状でなくてもよい。
1 サスペンション(リヤサスペンション装置)
2 トレーリングアーム(アーム)
3 アッパーアーム(アーム)
4 ロアアーム(アーム)
5 トーコントロールアーム(アーム)
7 スタビライザ
7C スタビライザブッシュ
8 サスクロス(クロスメンバ)
8f 前側マウント部
8r 後側マウント部
9 サイドメンバ(車体)
10 前ブッシュ(車体ブッシュ)
10′ 前ブッシュ(車体ブッシュ,傾斜特性ブッシュ)
20 後ブッシュ(車体ブッシュ,傾斜特性ブッシュ)
Y 前ブッシュの内筒の中心軸
Z 後ブッシュの内筒の中心軸
2 トレーリングアーム(アーム)
3 アッパーアーム(アーム)
4 ロアアーム(アーム)
5 トーコントロールアーム(アーム)
7 スタビライザ
7C スタビライザブッシュ
8 サスクロス(クロスメンバ)
8f 前側マウント部
8r 後側マウント部
9 サイドメンバ(車体)
10 前ブッシュ(車体ブッシュ)
10′ 前ブッシュ(車体ブッシュ,傾斜特性ブッシュ)
20 後ブッシュ(車体ブッシュ,傾斜特性ブッシュ)
Y 前ブッシュの内筒の中心軸
Z 後ブッシュの内筒の中心軸
Claims (7)
- 車体の下方に配置され、車両の左右方向における両側部に左右一対のアームを支持するクロスメンバと、
前記車両の左右方向に延設され、前記左右一対のアーム間を連結するとともに、中間部が前記クロスメンバに取り付けられるスタビライザと、を備え、
前記クロスメンバは、左右両側に一対で設けられた前側マウント部及び後側マウント部のそれぞれにおいて車体ブッシュを介して前記車体に弾性支持され、
前記前側マウント部及び前記後側マウント部の少なくともいずれか一方に設けられる二つの前記車体ブッシュは、鉛直方向に対して左右に傾斜した方向に変位可能とされるとともに左右対称に設けられ、車両旋回時の前記スタビライザの反力によって前記クロスメンバを旋回内向きに変位させる機能を有する傾斜特性ブッシュである
ことを特徴とする、車両のリヤサスペンション装置。 - 前記後側マウント部における前記車体ブッシュが前記傾斜特性ブッシュである場合には、前記傾斜特性ブッシュが鉛直方向に対して上方外側に傾斜した方向に変位可能とされている
ことを特徴とする、請求項1記載の車両のリヤサスペンション装置。 - 前記前側マウント部における前記車体ブッシュが前記傾斜特性ブッシュである場合には、前記傾斜特性ブッシュが鉛直方向に対して上方内側に傾斜した方向に変位可能とされている
ことを特徴とする、請求項1又は2記載の車両のリヤサスペンション装置。 - 前記前側マウント部及び前記後側マウント部のいずれか一方の前記車体ブッシュが前記傾斜特性ブッシュであり、前記前側マウント部及び前記後側マウント部のいずれか他方の前記車体ブッシュが前後方向に変位しやすい特性を持つ
ことを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載の車両のリヤサスペンション装置。 - 前記前側マウント部又は前記後側マウント部の前記車体ブッシュが前記傾斜特性ブッシュであり、
前記スタビライザは、前記中間部が、前記傾斜特性ブッシュが設けられた前記前側マウント部又は前記後側マウント部のそれぞれの前方又は後方においてスタビライザブッシュを介して前記クロスメンバに取り付けられている
ことを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載の車両のリヤサスペンション装置。 - 前記特性傾斜ブッシュは、ボルトが挿通可能なボルト孔を有するとともに前記車体に前記ボルトで固定される内筒と、前記内筒の径方向外側に設けられて前記クロスメンバと固定される外筒と、前記内筒及び前記外筒の間に介装された弾性部材とを含み、
前記内筒の中心軸の方向が、鉛直方向に対して左右方向に傾斜した状態で設けられている
ことを特徴とする、請求項1〜5の何れか1項に記載の車両のリヤサスペンション装置。 - 前記傾斜特性ブッシュの前記内筒は、前記ボルト孔が前記車体側の固定面に対して直交する方向に延設されている
ことを特徴とする、請求項6記載の車両のリヤサスペンション装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017059479A JP2018161933A (ja) | 2017-03-24 | 2017-03-24 | 車両のリヤサスペンション装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017059479A JP2018161933A (ja) | 2017-03-24 | 2017-03-24 | 車両のリヤサスペンション装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018161933A true JP2018161933A (ja) | 2018-10-18 |
Family
ID=63859626
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017059479A Pending JP2018161933A (ja) | 2017-03-24 | 2017-03-24 | 車両のリヤサスペンション装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018161933A (ja) |
-
2017
- 2017-03-24 JP JP2017059479A patent/JP2018161933A/ja active Pending
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