JP2018161914A - 乗物用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】 乗物に対してスライド可能な乗物用シートにおいて、乗物用シートの下端側を覆うカバーのスリットを1本とすることが可能な乗物用シートを提供する。【解決手段】 支持ブラケット13のうち板状の支持部13Aより上方側には、アンカーピン16が設けられた取付部13B及びリフタリンク15を介してクッションフレームに連結される連結部13Cが設けられている。これにより、乗物用シート1の下端側にカバーが設けられた場合、当該カバーに必要なスリットを1本とすることが可能となる。【選択図】 図6

Description

本願は、乗物に対してスライド可能に当該乗物に搭載される乗物用シートに関する。
特許文献1に記載の乗物用シートでは、アンカーピン及びリフタリンクがブラケットを介して可動レールに固定されている。アンカーピンは、シートベルトが連結される部材である。リフタリンクは、クッションフレームを支持するための板状のリンク部材である。可動レールは、固定レールと共にシート用スライド装置を構成する。
特開2017−30497号公報
特許文献1に記載の乗物用シートでは、アンカーピンが取り付けられた取付部、及びリフタリンクが連結された連結部それぞれがシート幅方向にずれた位置に設けられている。
このため、スライド装置、つまり乗物用シートの下端側を覆うカバーが設けられた場合、当該カバーには少なくとも2本のスリット状の切れ目が設けられる。すなわち、第1のスリットは、取付部が移動するための切り目である。第2のスリットは、連結部が移動するための切れ目である。
本願は、乗物に対してスライド可能な乗物用シートにおいて、乗物用シートの下端側を覆うカバーのスリットを1本とすることが可能な乗物用シートの一例を開示する。
乗物用シートは、クッションフレーム(9)を下方側から支持するためのブラケット(13)であって、板状の支持部(13A)を有するブラケット(13)と、ブラケット(13)のうち支持部(13A)より上方側に設けられた取付部(13B)であって、シートベルトが連結されるベルトアンカー(16)が設けられた取付部(13B)と、ブラケット(13)のうち支持部(13A)より上方側に設けられ、クッションフレーム(9)が直接的又は間接的に連結された連結部(13C)とを備える。
これにより、仮に、本願に係る乗物用シートの下端側にカバーが設けられた場合、当該カバーに必要なスリットは、支持部(13A)が移動するための切れ目があれば十分である。つまり、本願では、乗物用シートの下端側を覆うカバーのスリットを1本とすることが可能な乗物用シートを得ることが可能となる。
なお、カバーは、乗物用シートの下端側を覆うための「専用カバー」、及び「乗物に既設されているカーペット等の敷物を利用したカバー」等のその他カバーであってもよい。
連結部(13C)は、リフタリンク等を介して間接的にクッションフレーム(9)が連結された構成、又はリフタリンク等を介すことなく直接的にクッションフレーム(9)が連結された構成のうちいずれの構成であってもよい。
なお、以下の構成でもよい。
すなわち、可動レール(11B)の上面に設けられ、クッションフレーム(9)を下方側から支持するための支持部(13A)であって、板状に構成された支持部(13A)と、支持部(13A)より上方側に設けられた取付部(13B)であって、シートベルトが連結されるベルトアンカー(16)が設けられた取付部(13B)と、支持部(13A)より上方側に設けられ、クッションフレーム(9)が直接的又は間接的に連結された連結部(13C)とを備える構成としてもよい。
これにより、上記の同様に、乗物用シートの下端側を覆うカバーのスリットを1本とすることが可能な乗物用シートを得ることが可能となる。
取付部(13B)と支持部(13A)とは金属板製の一体成形品であることが望ましい。これにより、大きな荷重が入力される可能性が高い取付部(13B)の強度を確実に確保することが可能となる。
連結部(13C)は、支持部(13A)及び取付部(13B)のうち少なくとも一方に溶接固定されていることが望ましい。これにより、連結部(13C)を確実に支持部(13A)に固定できる。
連結部(13C)は、ベルトアンカー(16)に対してシート前方側にずれた位置、及びベルトアンカー(16)に対してシート後方側にずれた位置にて溶接固定されていることが望ましい。これにより、ベルトアンカー(16)を避けた位置にて連結部(13C)を固定できる。
取付部(13B)は、支持部(13A)に対してシート幅方向一端側にずれており、連結部(13C)は、支持部(13A)に対してシート幅方向他端側にずれていることが望ましい。これにより、連結部(13C)を支持部(13A)に近接させることができるので、連結部(13C)の剛性を高めることができる。
すなわち、シート幅方向における連結部(13C)及び取付部(13B)の位置は、乗物の種類によらず、乗物に対して不動である。このため、仮に、取付部(13B)が支持部(13A)に対してシート幅方向にずれていない構成であると、連結部(13C)と支持部(13A)とのシート幅方向の「ずれ寸法」が必然的に大きくなる。
上記「ずれ寸法」が大きくなると、連結部(13C)に大きな曲げモーメント及び捻りモーメントが発生し易くなるので、連結部(13C)の剛性が低下するおそれがある。
しかし、取付部(13B)が支持部(13A)に対してシート幅方向一端側にずれ、かつ、連結部(13C)が支持部(13A)に対してシート幅方向他端側にずれた構成であると、取付部(13B)が支持部(13A)に対してシート幅方向にずれていない構成に比べて、上記「ずれ寸法」が小さくなる。したがって、連結部(13C)の剛性を高めることができ得る。
そして、クッションフレーム(9)に揺動可能に連結されたリフタリンク(15A)は、連結部(13C)のうちシート幅方向他端側に揺動可能に連結されていることが望ましい。
因みに、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的構成等との対応関係を示す一例であり、本発明は上記括弧内の符号に示された具体的構成等に限定されるものではない。
本発明の実施形態に係る乗物用シート1の一部を示す図である。 本発明の実施形態に係る支持ブラケット13の側面図である。 本発明の実施形態に係る支持ブラケット13のシート後端側の側面図である。 本発明の実施形態に係る支持ブラケット13のシート後端側の水平断面を示す図である。 本発明の実施形態に係る支持ブラケット13のシート後端側の分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る支持ブラケット13のシート後端側の鉛直を示す図である。 本発明の実施形態に係る乗物用シート1にカバー20が装着された状態を示す図である。
以下に説明する「発明の実施形態」は、本願発明の技術的範囲に属する実施形態の一例を示すものである。つまり、特許請求の範囲に記載された発明特定事項等は、下記の実施形態に示された具体的構成や構造等に限定されるものではない。
以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。なお、各図に付された方向を示す矢印等は、各図相互の関係を理解し易くするために記載したものである。本発明は、各図に付された方向に限定されるものではない。
少なくとも符号を付して説明した部材又は部位は、「1つの」等の断りをした場合を除き、少なくとも1つ設けられている。つまり、「1つの」等の断りがない場合には、当該部材は2以上設けられていてもよい。なお、本明細書に係る「着席者」とは、乗物の乗員や乗物用シートを利用する者をいう。したがって、着席者には、現実に着席していない者も含まれる。
(第1実施形態)
1.乗物用シートの概要
本実施形態は、車両に搭載される乗物用シートに本発明を適用したものである。乗物用シート1は、図1に示すように、シートクッション3及びシートバック5等を少なくとも備える。
シートクッション3は着席者の臀部を支持するための部位である。シートバック5は着席者の背部を支持するための部位である。クッションフレーム9は、シートクッション3の骨格を構成する。
クッションフレーム9は、一対のサイドフレーム9A、9B及び一対の連結部材9C、9D等を少なくとも有する。各サイドフレーム9A、9Bは、シート幅方向両側それぞれに配設されてシート前後方向に延びる部材である。一対の連結部材9C、9Dは、シート幅方向に延びて一対のサイドフレーム9A、9Bを連結する部材である。
クッションフレーム9の下方側には、一対のスライド装置11、12が配設されている。各スライド装置11、12は、クッションフレーム9、つまり乗物用シート1をスライド可能に支持する装置である。
スライド装置11はシート幅方向一端側(本実施形態では、シート左端側)に配設されている。スライド装置12はシート幅方向他端側(本実施形態では、シート右端側)に配設されている。
一対のスライド装置11、12それぞれは、固定レール11A、12A及び可動レール11B、12B等を有する。各固定レール11A、12Aは乗物側に固定される。各可動レール11B、12Bは、対応する各固定レール11A、12Aに対してスライド可能である。
クッションフレーム9は、一対の支持ブラケット13、14を介して対応する各可動レール11B、12Bに間接的に支持されている。具体的には、クッションフレーム9は、複数のリフタリンク15A〜15Cを介して間接的に各支持ブラケット13、14に連結されている。
リフタリンク15A、15Bの上端側は、クッションフレーム9のサイドフレーム9Aに揺動可能に連結されている。リフタリンク15A、15Bの下端側は、支持ブラケット13に揺動可能に連結されている。
リフタリンク15C、15Dの上端側は、クッションフレーム9のサイドフレーム9Bに揺動可能に連結されている。リフタリンク15C、15Dの下端側は、支持ブラケット14に揺動可能に連結されている。
支持ブラケット13のシート後端側にはベルトアンカー16が設けられている。ベルトアンカー16は、シートベルト(図示せず。)が連結され、当該シートベルトに作用する張力を受ける部材である。
シートベルトは、タングプレート(図示せず。)が連結されたタング側ベルト、及びバックル(図示せず。)が連結されたバックル側ベルト等を有している。そして、ベルトアンカー16にはバックル側ベルトが連結される。
2.ベルトアンカー側支持ブラケットの詳細
支持ブラケット13は、可動レール11Bの延び方向に沿って延びている。図2に示すように、支持ブラケット13の延び方向一端側(本実施形態では、シート前方側)には、リフタリンク15Bが揺動可能に連結されている。
支持ブラケット13の延び方向他端側(本実施形態では、シート後方側)には、リフタリンク15A及びベルトアンカー16が設けられている。支持ブラケット13の下端側には、図3に示すように、板状の支持部13Aが設けられている。支持部13Aは、クッションフレーム9を下方側から支持するための板部である。支持部13Aの厚み方向はシート幅方向と略一致する。
支持ブラケット13のうち支持部13Aより上方側には、取付部13B及び連結部13Cが設けられている。取付部13Bはベルトアンカー16が固定された部位である。連結部13Cは、リフタリンク15Aの下端側が連結ピン15E(図6参照)を介して連結された部位である。
取付部13Bと支持部13Aとは、図5に示すように、金属板製の一体成形品である。つまり、取付部13B及び支持部13Aは、支持ブラケット13がプレス成形される際に、当該支持ブラケット13と共に一体成形されている。
連結部13Cは、支持部13Aと別部材である連結ブラケット13Dの一部に設けられている。連結部13C、つまり連結ブラケット13Dは、支持部13A及び取付部13Bのうち少なくとも一方に溶接固定されている。
「連結ブラケット13Dが支持部13A及び取付部13Bのうち少なくとも一方に溶接固定されている」とは、支持ブラケット13のうち、支持部13A及び取付部13Bと共に一体成形された部分に連結ブラケット13Dが溶接されていることをいう。
換言すれば、支持ブラケット13は2つの部分を有して構成されている。第1の部分は「一体成形された部分(以下、支持ブラケット本体13Eという。)」である。第2の部分は、「連結ブラケット13D等の別部品として製造された後、溶接等により支持ブラケット本体13Eに一体化された部分」である。
連結部13C、つまり連結ブラケット13Dのシート前端側は、図4に示すように、ベルトアンカー16に対してシート前方側にずれた位置にて支持ブラケット本体に溶接固定されている。連結ブラケット13Dのシート後端側は、ベルトアンカー16に対してシート後方側にずれた位置にて支持ブラケット本体に溶接固定されている。
取付部13Bは、支持部13Aに対してシート幅方向一端側(本実施形態では、シート左端側)にずれている。つまり、本実施形態に係る取付部13Bは、支持ブラケット本体13Eの一部が支持部13Aに対してシート幅方向一端側に塑性変位した部位である(図6参照)。
連結部13Cは、支持部13Aに対してシート幅方向他端側(本実施形態では、シート右端側)にずれている。このため、連結ブラケット13Dのうち連結部13Cのシート前端側部分13G及び後端側部分13Hが支持部13A側に近接するように折り曲げられている(図4参照)。
連結部13Cに連結されたリフタリンク15Aは、シート幅方向において、当該連結部13Cのうち支持部13Aと反対側に連結されている。つまり、リフタリンク15Aは、連結部13Cのうちシート幅方向他端側(本実施形態では、シート右端側)の面に連結されている(図5参照)。
図6に示す補強部13Fは、支持部13Aを補強する部材である。補強部13Fは、支持ブラケット本体13Eに溶接されている。なお、シート幅方向他端側に設けられた支持ブラケット14は、連結部13C、つまり連結ブラケット13Dが設けられていない点を除き、概ね、支持ブラケット13と同様な構成である。
すなわち、図1に示すように、支持ブラケット14は、板状の支持部14Aの上方側にリフタリンク15Cが連結される連結部(図示せず。)を有する。当該連結部と支持部14Aとは金属板に一体成形されている。
3.本実施形態に係る乗物用シートの特徴
支持ブラケット13、14のうち板状の支持部13A、14Aより上方側には、連結部13Cが設けられている。なお、支持ブラケット13の場合は、支持部13Aより上方側に取付部13Bも設けられている。
これにより、図7に示すように、乗物用シート1の下端側にカバー20が設けられた場合、当該カバー20に必要なスリットは、支持部13A、14Aが移動するための切れ目があれば十分である。つまり、乗物用シート1の下端側を覆うカバー20のスリット20Aを1本とすることが可能となる。
なお、カバー20は、乗物用シート1の下端側、つまりスライド装置11、12を覆うための「専用カバー20」、及び「乗物に既設されているカーペット等の敷物を利用したカバー」等のその他カバーであってもよい。つまり、カバー20は、乗物用シート1の構成部品である場合、及び乗物側の構成部品である場合のいずれでもよい。
取付部13Bと支持部13Aとは金属板製の一体成形品である。これにより、取付部13Bの強度を確実に確保することが可能となる。つまり、取付部13Bには、シートベルトを介して大きな荷重が入力される可能性が高い。したがって、取付部13Bの強度を確保する必要性が高い。
連結部13Cは、支持部13A及び取付部13Bのうち少なくとも一方に溶接固定されている。これにより、連結部13Cを確実に支持部13Aに固定できる。
連結部13Cは、少なくともの2つ位置で溶接固定されている。これにより、ベルトアンカー16を避けた位置にて連結部13Cを固定できる。なお、第1の位置所は、ベルトアンカー16に対してシート前方側にずれた位である。第2の位置は、及びベルトアンカー16に対してシート後方側にずれた位置である。
取付部13Bは、支持部13Aに対してシート幅方向一端側にずれている。連結部13Cは、支持部13Aに対してシート幅方向他端側にずれている。これにより、連結部13Cを支持部13Aに近接させることができるので、連結部13Cの剛性を高めることができる。
すなわち、シート幅方向における連結部13C及び取付部13Bの位置は、乗物の種類によらず、乗物に対して不動である。このため、仮に、取付部13Bが支持部13Aに対してシート幅方向にずれていない構成であると、連結部13Cと支持部13Aとのシート幅方向の「ずれ寸法ΔW1(図4参照)」が必然的に大きくなる。
換言すれば、取付部13Bが支持部13Aに対してシート幅方向にずれていない構成であると、取付部13Bの位置が支持部13Aに一致する。このため、ずれ寸法ΔW1は、図4に示すΔW1とΔW2の和となる。
つまり、連結部13Cと支持部13Aとのシート幅方向の「ずれ寸法ΔW1」が必然的に大きくなる。「ずれ寸法ΔW1」が大きくなると、連結部13Cに大きな曲げモーメント及び捻りモーメントが発生し易くなるので、連結部13Cの剛性が低下するおそれがある。
これに対して、本実施形態では、取付部13Bが支持部13Aに対してシート幅方向一端側にずれ、かつ、連結部13Cが支持部13Aに対してシート幅方向他端側にずれた構成である。
したがって、取付部13Bが支持部13Aに対してシート幅方向にずれていない構成に比べて、「ずれ寸法ΔW1」が小さくなる。つまり、本実施形態に係る「ずれ寸法ΔW1」には、ΔW2が含まれないので、連結部13Cの剛性を高めることができる。
連結部13Cに連結されたリフタリンク15Aは、シート幅方向において、当該連結部13Cのうち支持部13Aと反対側に連結されている。これにより、リフタリンク15Aの必要揺動角を容易に確保することが可能となる。
すなわち仮に、リフタリンク15Aが連結部13Cに対して支持部13Aと同一側に連結された構成であると、リフタリンク15Aが揺動する際に、リフタリンク15Aと連結ブラケット13Dとが干渉するおそれがある。
しかし、リフタリンク15Aが連結部13Cに対して支持部13Aと反対側に連結された構成であると、リフタリンク15Aが揺動する際に、リフタリンク15Aと連結ブラケット13Dとが干渉するおそれが小さい(図5参照)。したがって、リフタリンク15Aの必要揺動角を容易に確保することが可能となる。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、連結部13Cは、リフタリンク15Aを介して間接的にクッションフレーム9が連結された構成であった。上述の実施形態では、しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、リフタリンク15A等を介すことなく直接的にクッションフレーム9が連結された構成であってもよい。
上述の実施形態に係る乗物用シートでは、スライド装置11の可動レール11B、12Bに支持ブラケット13、14に支持部13A、14Aが設けられていた。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。
すなわち、例えば、可動レール11B、12Bに支持部13A、14Aが一体的に設けられた構成、つまり可動レール11B、12Bと支持ブラケット13、14と一体部品である構成であってもよい。当該構成の場合、可動レール11B、12Bの上面に支持部13A、14Aが設けられた構成となる。
上述の実施形態に係る乗物用シート1は、当該乗物用シート1がスライド装置11を有する構成であった。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、乗物用シート1がスライド装置11を有しておらず、スライド装置11が乗物側の構成部品であってもよい。
上述の実施形態では、取付部13Bと支持部13Aとは金属板製の一体成形品であった。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、取付部13Bが支持部13Aと別部材で製造された後、溶接等により支持部13Aに一体化された構成であってもよい。
上述の実施形態では、連結部13Cは、支持部13Aと別部材である連結ブラケット13Dの一部に設けられていた。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、連結部13Cと支持部13Aとは金属板製の一体成形品であってもよい。
上述の実施形態に係る連結部13Cは、ベルトアンカー16に対してシート前方側にずれた位置、及びベルトアンカー16に対してシート後方側にずれた位置にて溶接固定されていた。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。
上述の実施形態では、取付部13Bが支持部13Aに対してシート幅方向一端側にずれ、連結部13Cが支持部13Aに対してシート幅方向他端側にずれていた。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。
すなわち、例えば、取付部13Bのみが支持部13Aに対してシート幅方向にずれた構成、又は連結部13Cのみが支持部13Aに対してシート幅方向にずれた構成であってもよい。
上述の実施形態では、連結部13Cに連結されたリフタリンク15Aは、シート幅方向において、当該連結部13Cのうち支持部13Aと反対側に連結されていた。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、リフタリンク15Aが、シート幅方向において、連結部13Cのうち支持部13Aと同一側に連結された構成であってもよい。
上述の実施形態では、普通乗用車に本発明に係る乗物用シートを適用した。しかし、本発明の適用はこれに限定されるものではなく、その他の自動車用シート、又は鉄道車両、船舶及び航空機等の乗物に用いられるシートにも適用できる。
さらに、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。したがって、上述した複数の実施形態のうち少なくとも2つの実施形態を組み合わせてもよい。
1… 乗物用シート 3… シートクッション 5… シートバック
9… クッションフレーム 11… スライド装置 11A… 固定レール
11B… 可動レール 13… 支持ブラケット 13A… 支持部
13B… 取付部 13C… 連結部 13D… 連結ブラケット
13E… 支持ブラケット本体 15A〜15C… リフタリンク
16… ベルトアンカー 20… カバー 20A… スリット

Claims (7)

  1. 乗物に対してスライド可能に当該乗物に搭載される乗物用シートにおいて、
    クッションフレームを下方側から支持するためのブラケットであって、板状の支持部を有するブラケットと、
    前記ブラケットのうち前記支持部より上方側に設けられた取付部であって、シートベルトが連結されるベルトアンカーが設けられた取付部と、
    前記ブラケットのうち前記支持部より上方側に設けられ、前記クッションフレームが直接的又は間接的に連結された連結部と
    を備える乗物用シート。
  2. 乗物に搭載される乗物用シートにおいて、
    クッションフレームの下方側に配設され、当該クッションフレームをスライド可能に支持するスライド装置であって、固定レール及び当該固定レールに対してスライド可能な可動レールを有するスライド装置と、
    前記可動レールの上面に設けられ、前記クッションフレームを下方側から支持するための支持部であって、板状に構成された支持部と、
    前記支持部より上方側に設けられた取付部であって、シートベルトが連結されるベルトアンカーが設けられた取付部と、
    前記支持部より上方側に設けられ、前記クッションフレームが直接的又は間接的に連結された連結部と
    を備える乗物用シート。
  3. 前記取付部と前記支持部とは金属板製の一体成形品である請求項1又は2に記載の乗物用シート。
  4. 前記連結部は、前記支持部及び前記取付部のうち少なくとも一方に溶接固定されている請求項3に記載の乗物用シート。
  5. 前記連結部は、前記ベルトアンカーに対してシート前方側にずれた位置、及び前記ベルトアンカーに対してシート後方側にずれた位置にて溶接固定されている請求項4に記載の乗物用シート。
  6. 前記取付部は、前記支持部に対してシート幅方向一端側にずれており、
    前記連結部は、前記支持部に対してシート幅方向他端側にずれている請求項5に記載の乗物用シート。
  7. 前記クッションフレームに揺動可能に連結されたリフタリンクを備え、
    前記リフタリンクは、前記連結部のうちシート幅方向他端側に揺動可能に連結されている請求項4ないし6のいずれか1項に記載の乗物用シート。
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