JP2018160606A - トランス - Google Patents

トランス Download PDF

Info

Publication number
JP2018160606A
JP2018160606A JP2017057844A JP2017057844A JP2018160606A JP 2018160606 A JP2018160606 A JP 2018160606A JP 2017057844 A JP2017057844 A JP 2017057844A JP 2017057844 A JP2017057844 A JP 2017057844A JP 2018160606 A JP2018160606 A JP 2018160606A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printed wiring
flexible printed
wiring board
average thickness
coil unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017057844A
Other languages
English (en)
Inventor
正彦 高地
Masahiko Kochi
正彦 高地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Printed Circuits Inc
Original Assignee
Sumitomo Electric Printed Circuits Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Printed Circuits Inc filed Critical Sumitomo Electric Printed Circuits Inc
Priority to JP2017057844A priority Critical patent/JP2018160606A/ja
Publication of JP2018160606A publication Critical patent/JP2018160606A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、小型でありながら比較的効率よく電力の授受を行うことができるトランスを提供することを課題とする。【解決手段】本発明の一態様に係るトランスは、絶縁性を有する基材シート、及びこの基材シートの少なくとも一方の面側に積層され、平面コイルを含む導電パターンを有し、平面視で上記平面コイルの内側に貫通孔を有する一対のフレキシブルプリント配線板と、上記フレキシブルプリント配線板の貫通孔の中に配設される板状の一対の内部磁性体とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、トランスに関する。
近年、近距離無線通信(NFC:Near Field Communication)技術を利用したRFID(Radio Frequency IDentification)システムや非接触ICカード等の普及に伴い、コイルをアンテナとして使用する装置が広く利用されている。このような装置として、一次側コイル(給電用アンテナ)と二次側コイル(受電用アンテナ)とが独立して配置されるトランスが非接触で電力を授受するワイヤレス給電装置として用いられている。
このようなワイヤレス給電装置は、一次側コイルと対向する位置に二次側コイルを配置し、給電用アンテナに電流を流すことで生じる磁束により受電用アンテナに電流を発生させるものである。このようなアンテナは、例えば携帯機器の充電装置等として普及しつつある。
このような携帯機器向けのアンテナには、小型で効率的な電力伝送が実現できることが求められる。しかしながら、エナメル線を用いたコイルでアンテナを形成した場合、単位面積当たりのインダクタンスを向上させるにはコイルの厚さを大きくせざるを得ないため、アンテナの小型化に限度がある。また、コイルの巻き数を単純に増やすと、コイルの一端と他端との電位差が大きくなり、不均一な磁界が発生し電力授受の効率低下を招く。
そこで、フレキシブルプリント配線盤に渦巻き状の導電パターンを設け、ワイヤレス給電層値用の一次側コイル又は二次側コイルとしていることが提案されている(特開2016−25163号公報参照)。
特開2016−25163号公報
上記公報に開示されるフレキシブルプリント配線盤から形成されるコイルは、コイルを湾曲させることによって磁束が3次元状に交わるため、一次側コイルと二次側コイルとの結合係数を向上することができる。しかしながら、上記公報に開示されるコイルは、湾曲のために設置スペースが大きくなりやすいという不都合がある。近年の携帯機器等の一層の小型化により、省スペースで効率よく電力を授受できるトランスが求められている。
本発明は、上述のような事情に基づいてなされたものであり、小型でありながら比較的効率よく電力の授受を行うことができるトランスを提供すること課題とする。
上記課題を解決するためになされた本発明の一態様に係るトランスは、絶縁性を有する基材シート、及びこの基材シートの少なくとも一方の面側に積層され、平面コイルを含む導電パターンを有し、平面視で上記平面コイルの内側に貫通孔を有する一対のフレキシブルプリント配線板と、上記フレキシブルプリント配線板の貫通孔の中に配設される板状の一対の内部磁性体とを備える。
本発明の一態様に係るトランスは、小型でありながら比較的効率よく電力の授受を行うことができる。
図1は、本発明の一実施形態のトランスを示す模式的断面図である。 図2は、本発明の図1とは異なる実施形態のトランスを示す模式的断面図である。
[本発明の実施形態の説明]
本発明の一態様に係るトランスは、絶縁性を有する基材シート、及びこの基材シートの少なくとも一方の面側に積層され、平面コイルを含む導電パターンを有し、平面視で上記平面コイルの内側に貫通孔を有する一対のフレキシブルプリント配線板と、上記フレキシブルプリント配線板の貫通孔の中に配設される板状の一対の内部磁性体とを備える。
当該トランスは、一対のフレキシブルプリント配線板の貫通孔の中に配設される板状の内部磁性体を備える構成を有するため、一対の平面コイル間の磁気結合が比較的大きい。また、当該トランスは、内部磁性体が板状であり、比較的容易に成形できるので、設計変更が比較的容易である。
上記内部磁性体の平均厚さが、上記フレキシブルプリント配線板の平均厚さよりも大きいとよい。このように、上記内部磁性体の平均厚さが、上記フレキシブルプリント配線板の平均厚さよりも大きいことによって、一対のフレキシブルプリント配線板を圧着する際に平面コイル間の接触を防止することができる。
上記内部磁性体の平均厚さと上記フレキシブルプリント配線板の平均厚さとの差が、上記フレキシブルプリント配線板の平均厚さ以上であるとよい。このように、上記内部磁性体の平均厚さと上記フレキシブルプリント配線板の平均厚さとの差が、上記フレキシブルプリント配線板の平均厚さ以上であることによって、平面コイル間の距離を確保することができるので、平面コイル間の容量結合を抑制できる。
上記一対のフレキシブルプリント配線板の厚さ方向両側に一対の板状の外部磁性体をさらに備えるとよい。このように、上記一対のフレキシブルプリント配線板の厚さ方向両側に一対の板状の外部磁性体をさらに備えることによって、一対のフレキシブルプリント配線板の平面コイル間の磁気結合をさらに大きくすることができる。
上記フレキシブルプリント配線板が、上記基材シートの導電パターンと反対の面側に積層される磁性体層をさらに有するとよい。このように、上記フレキシブルプリント配線板が、上記基材シートの導電パターンと反対の面側に積層される磁性体層をさらに有することによって、平面コイル間の磁気結合がより大きいトランスをさらに容易に製造することができる。
[本発明の実施形態の詳細]
以下、本発明に係るトランスの各実施形態について図面を参照しつつ詳説する。
[第一実施形態]
図1のトランスは、使用状態において対向して配置される一対のコイルユニット(一次側コイルユニット1p及び二次側コイルユニット1s)を備える。
〔一次側コイルユニット〕
上記一次側コイルユニット1pは、貫通孔2pを有するフレキシブルプリント配線板3pと、このフレキシブルプリント配線板3pの貫通孔2pの中に配設される板状の内部磁性体4pとを備える。
さらに、一次側コイルユニット1pは、フレキシブルプリント配線板3pの二次側コイルユニット1sと反対側に配置される板状の外部磁性体5pと、フレキシブルプリント配線板3pと外部磁性体5pとを接着する外部接着剤層6pとを備える。
<フレキシブルプリント配線板>
フレキシブルプリント配線板3pは、絶縁性を有する基材シート7p、及びこの基材シート7pの一方の面側に積層され、平面コイル8pを含む導電パターンを有する。また、このフレキシブルプリント配線板3pは、導電パターンを覆うカバーレイ9pをさらに有する。
(基材シート)
基材シート7pは、平面コイル8pを支持する。また、基材シート7pは、内部磁性体4p及び外部磁性体5pと平面コイル8pとの接触を防止する機能を果たし得る。
基材シート7pとしては、シート状に形成された合成樹脂フィルムを使用することができる。この合成樹脂フィルムの主成分としては、例えばポリイミド、ポリエチレンテレフタレート、液晶ポリマー、フッ素樹脂等が好適に用いられる。また、基材シート7pは、これら主成分以外の他の樹脂、各種添加剤等を含有してもよい。なお、主成分とは最も質量含有率が大きい成分を意味し、好ましくは90%以上含有する成分を意味する。
基材シート7pの平均厚さの下限としては、2.5μmが好ましく、5μmがより好ましい。一方、基材シート7pの平均厚さの上限としては、50μmが好ましく、40μmがより好ましい。基材シート7pの平均厚さが上記下限に満たない場合、基材シート7pの絶縁強度及び機械的強度が不十分となるおそれがある。また、基材シート7pの平均厚さが上記上限を超える場合、一次側コイルユニット1p及び二次側コイルユニット1s間の磁気的結合が低下し、相互インダクタンスが小さくなるおそれや、当該トランスの厚さが不必要に大きくなるおそれがある。
(貫通孔)
この基材シート7pには、上記貫通孔2pが形成されるが、平面コイル8pと内部磁性体4pとの接触を防止するために、貫通孔2pと平面コイル8pとは平面視で間隔を空けて形成される。この貫通孔2pと平面コイル8pとの間隔の下限としては、0.1mmが好ましく、0.2mmがより好ましい。一方。貫通孔2pと平面コイル8pとの間隔の上限としては、5mmが好ましく、2mmがより好ましい。貫通孔2pと平面コイル8pとの間隔が上記下限に満たない場合、平面コイル8pと内部磁性体4pとの接触を防止できないおそれがある。逆に、貫通孔2pと平面コイル8pとの間隔が上記上限を超える場合、当該トランスが不必要に大きくなるおそれがある。
<平面コイル>
平面コイル8pは、フレキシブルプリント配線板3pの導電パターンの少なくとも一部分として形成される。つまり、平面コイル8pは、基材シート7pに積層される導体層をパターニングすることによって形成することができる。
これら平面コイル8pの材質としては、導電性を有するものであればよいが、例えば銅、金、銀、軟鋼、ステンレス鋼、アルミニウム、ニッケル等の金属が好ましく、中でも比較的安価で電気抵抗が小さい銅が特に好ましい。また、平面コイル8pの表面は、金、銀、錫等でめっきを行ってもよい。
平面コイル8pの平面形状としては、例えば円形渦巻き状、方形渦巻き状等とすることができる。つまり、平面コイル8pは、帯状又は線状の導体が渦巻き状に延在するよう形成される。
平面コイル8pの大きさ、巻き数等は、当該トランスに求められる特性に基づいて適宜選択される。
平面コイル8pの平均厚さの下限としては、0.1μmが好ましく、1μmがより好ましい。一方、平面コイル8pの平均厚さの上限としては、100μmが好ましく、80μmがより好ましい。平面コイル8pの平均厚さが上記下限に満たない場合、内部抵抗が大きくなり損失が過大となるおそれがあると共に、強度が不足して平面コイル8pが断裂しやすくなるおそれがある。また、平面コイル8pの平均厚さが上記上限を超える場合、当該トランスが不必要に厚くなるおそれがある。
平面コイル8pの帯状又は線状の部分の平均幅の下限としては、0.01mmが好ましく、0.1mmがより好ましい。一方、各帯状又は線状の部分の平均幅の上限としては、1.5mmが好ましく、1.25mmがより好ましい。平面コイル8pの各帯状又は線状の部分の平均幅が上記下限に満たない場合、平面コイル8pの機械的強度が不足し、破断するおそれがある。また、平面コイル8pの各帯状又は線状の部分の平均幅が上記上限を超える場合、平面コイル8p、ひいては当該トランスが不必要に大きくなるおそれがある。なお、平面コイル8pの各帯状又は線状の部分の幅は、すべて等しいことが好ましい。
平面コイル8pの帯状又は線状の部分の間隔(絶縁距離)としては、例えば0.02mm以上4.5mm以下とすることができる。
<内部磁性体>
内部磁性体4pは、各フレキシブルプリント配線板3pの基材シート7pの貫通孔2pの中にそれぞれ嵌め込まれる。また、内部磁性体4pのフレキシブルプリント配線板3pに対する厚さ方向の位置としては、内部磁性体4pの外側の面とフレキシブルプリント配線板3pの外側の面とが略面一となるような位置とされる。
この内部磁性体4pとしては、例えばNi−Zn−Cuフェライト、Mn−Zn/Ni−Znフェライト及びFe−Si−Al系金属粉末等の磁性体粉末を圧縮成型して得られる圧粉磁性体、磁性体粉末を合成樹脂中に分散した磁性体含有樹脂材料等が使用でき、中でも、成形性に優れる磁性体含有樹脂材料が好適に用いられる。より具体的には、内部磁性体4pは、シート状の磁性体含有樹脂材料を所望の形状に切り抜くことによって形成することができる。このようなシート状の磁性体含有樹脂材料としては、例えばノイズ抑制シート等の名称で市販されているものが利用可能である。つまり、磁性体含有樹脂材料を使用することによって、多様な形状の内部磁性体4pを比較的容易かつ安価に得ることができ、製造数が小さい場合でも製造コストの上昇を抑制することができる。
内部磁性体4pの平均厚さとしては、上記フレキシブルプリント配線板3pの平均厚さよりも大きいことが好ましい。これにより、一次側コイルユニット1pの平面コイル8pと二次側コイルユニット1sの平面コイル8sと間隔が小さくなりすぎることを防止し、平面コイル8pと平面コイル8sとの間の容量結合が大きくなることを防止して給電効率の低下を抑制することができる。
より具体的には、内部磁性体4pの平均厚さとフレキシブルプリント配線板3pの平均厚さとの差の下限としては、フレキシブルプリント配線板3pの平均厚さの1倍が好ましく、1.2倍がより好ましい。一方、内部磁性体4pの平均厚さとフレキシブルプリント配線板3pの平均厚さとの差の上限としては、フレキシブルプリント配線板3pの平均厚さの3倍が好ましく、2倍がより好ましい。内部磁性体4pの平均厚さとフレキシブルプリント配線板3pの平均厚さとの差が上記下限に満たない場合、平面コイル8p間の容量結合を十分に低減できないおそれがある。逆に、内部磁性体4pの平均厚さとフレキシブルプリント配線板3pの平均厚さとの差が上記上限を超える場合、平面コイル8p及び平面コイル8s間の磁気結合が小さくなるおそれがある。
内部磁性体4pの比透磁率の下限としては、1000が好ましく、10,000がより好ましい。一方、内部磁性体4pの比透磁率の上限としては、特に限定されないが、技術的及び経済的に1,000,000程度と考えられる。内部磁性体4pの比透磁率が上記下限に満たない場合、平面コイル8p及び平面コイル8s間の磁気結合を十分に大きくできないおそれがある。
<カバーレイ>
カバーレイ9pは、フレキシブルプリント配線板3p及び内部磁性体4pを覆う。このカバーレイ9pは、平面コイル8pを保護するものである。
このカバーレイ9pは、単層構造であってもよいが、図示するように、カバーフィルム10pとカバーフィルム接着剤層11pとを有する構成とすることができる。
(カバーフィルム)
カバーフィルム10pは、可撓性及び絶縁性を有することが好ましい。カバーフィルム10pの主成分としては、例えばポリイミド、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル、熱可塑性ポリイミド、ポリエチレンテレフタレート、フッ素樹脂、液晶ポリマー等が挙げられる。特に、耐熱性の観点からポリイミドが好ましい。なお、このカバーフィルム10pは、主成分以外の他の樹脂、耐候剤、帯電防止剤等を含有してもよい。
カバーフィルム10pの平均厚さの下限としては、特に限定されないが、3μmが好ましく、10μmがより好ましい。また、カバーフィルム10pの平均厚さの上限としては、特に限定されないが、500μmが好ましく、150μmがより好ましい。カバーフィルム10pの平均厚さが上記下限に満たない場合、特に製造過程で破断し易くなるおそれがある。逆に、カバーフィルム10pの平均厚さが上記上限を超える場合、一次側コイルユニット1pの平面コイル8pと、二次側コイルユニット1sの平面コイルの8sとの間の距離が不必要に大きくなって磁気結合が小さくなることで、当該トランスの効率が小さくなるおそれがある。
(カバーフィルム接着剤層)
カバーフィルム接着剤層11pを構成する接着剤としては、特に限定されるものではないが、柔軟性や耐熱性に優れたものが好ましい。かかる接着剤としては、例えばエポキシ樹脂、ポリイミド、ポリエステル、フェノール樹脂、ポリウレタン、アクリル樹脂、メラミン樹脂、ポリアミドイミド等の各種の樹脂系接着剤が挙げられる。
カバーフィルム接着剤層11pの平均厚さの下限としては、5μmが好ましく、10μmがより好ましい。一方、カバーフィルム接着剤層11pの平均厚さの上限としては、50μmが好ましく、40μmがより好ましい。カバーフィルム接着剤層11pの平均厚さが上記下限に満たない場合、カバーレイ9pの平面コイル8pに対する接着強度が不十分となるおそれがある。また、カバーフィルム接着剤層11pの平均厚さが上記上限を超える場合、当該トランスが不必要に厚くなるおそれがある。
<外部磁性体>
外部磁性体5pは、一次側コイルユニット1pの平面コイル8pの二次側コイルユニット1sと反対側に形成される磁束を案内し、平面コイル8pと二次側コイルユニット1sの平面コイル8sとの磁気結合を大きくすることで、当該トランスの効率を増大させる。
この外部磁性体5pの材質としては、内部磁性体4pと同様とすることができる。
また、外部磁性体5pの平均厚さの下限としては、10μmが好ましく、20μmがより好ましい。一方、外部磁性体5pの平均厚さの上限としては、500μmが好ましく、300μmがより好ましい。外部磁性体5pの平均厚さが上記下限に満たない場合、平面コイル8pが形成した磁束を十分に遮断できず、通信性能が低下するおそれがある。また、外部磁性体5pの平均厚さが上記上限を超える場合、当該トランスが不必要に厚くなるおそれがある。
<第2接着剤層>
外部接着剤層6pを構成する接着剤としては、カバーフィルム接着剤層11pと同様のものを用いることができる。
また、外部接着剤層6pの平均厚さの下限としては、5μmが好ましく、10μmがより好ましい。一方、外部接着剤層6pの平均厚さの上限としては、50μmが好ましく、40μmがより好ましい。外部接着剤層6pの平均厚さが上記下限に満たない場合、フレキシブルプリント配線板3p及び内部磁性体4pと外部磁性体5pとの接着強度が不十分となるおそれがある。逆に、外部接着剤層6pの平均厚さが上記上限を超える場合、当該トランスの厚さが不必要に大きくなるおそれがある。
〔二次側コイルユニット〕
上記二次側コイルユニット1sは、貫通孔2sを有するフレキシブルプリント配線板3sと、このフレキシブルプリント配線板3sの貫通孔2sの中に配設される板状の内部磁性体4sとを備える。また、二次側コイルユニット1sは、フレキシブルプリント配線板3sの一次側コイルユニット1pと反対側に配置される板状の外部磁性体5sと、フレキシブルプリント配線板3sと外部磁性体5sとを接着する外部接着剤層6sとをさらに備える。
<フレキシブルプリント配線板>
フレキシブルプリント配線板3sは、絶縁性を有する基材シート7s、及びこの基材シート7sの一方の面側に積層され、平面コイル8sを含む導電パターンを有する。また、フレキシブルプリント配線板3sは、導電パターンを覆うカバーレイ9sをさらに有する。このカバーレイ9sは、カバーフィルム10sとカバーフィルム接着剤層11sとを有する構成とすることができる。
この二次側コイルユニット1sの構成は、一次側コイルユニット1pの構成と同様とすることができる。ただし、二次側コイルユニット1sの形状や材質等の詳細については、一次側コイルユニット1pと異なっていてもよい。このため、当該トランスにおいて、一次側コイルユニット1pの各構成要素の番号には一次側を示す「p」を付し、二次側コイルユニット1sの対応する構成要素には同じ番号の後に二次側を示す「s」を付すことによって一次側と二次側とを区別している。
<利点>
当該トランスは、一対のフレキシブルプリント配線板(3p,3s)の貫通孔(2p,2s)の中に板状の内部磁性体(4p,4s)が配設されているため、小型でありながら一対の平面コイル間の磁気結合が比較的大きく、比較的効率よく電力の授受を行うことができる。また、当該トランスの一対の内部磁性体(4p,4s)が板状であることで比較的容易に任意の形状に成形できるため、当該トランスは、設計変更が比較的容易であり、少数であっても比較的容易かつ安価に製造することができる。
[第二実施形態]
図2のトランスは、使用状態において対向して配置される一対のコイルユニット(一次側コイルユニット21p及び二次側コイルユニット21s)を備える。
〔一次側コイルユニット〕
上記一次側コイルユニット21pは、貫通孔22pを有するフレキシブルプリント配線板23pと、このフレキシブルプリント配線板23pの貫通孔22pの中に配設される板状の内部磁性体24pとを備える。
さらに、一次側コイルユニット21pは、フレキシブルプリント配線板23p及び内部磁性体24pの二次側コイルユニット21s側の面を覆う内側カバーレイ25pと、フレキシブルプリント配線板23p及び内部磁性体24pの二次側コイルユニット21sと反対側の面を覆う外側カバーレイ26pとを備える。
一方、二次側コイルユニット21sは、貫通孔22sを有するフレキシブルプリント配線板23sと、このフレキシブルプリント配線板23sの貫通孔22sの中に配設される板状の内部磁性体24sとを備える。また、二次側コイルユニット21sは、フレキシブルプリント配線板23s及び内部磁性体24sの一次側コイルユニット21p側の面を覆う内側カバーレイ25sと、フレキシブルプリント配線板23s及び内部磁性体24sの1次側コイルユニット21pと反対側の面を覆う外側カバーレイ26sとを備える。
<フレキシブルプリント配線板>
一次側コイルユニット21pのフレキシブルプリント配線板23pは、絶縁性を有する基材シート27p、この基材シート27pの一方の面側に積層され、平面コイル28pを含む導電パターン、及び基材シート27pの上記導電パターンと反対の面側に積層される磁性体層29pを有する。このため、一次側コイルユニット21pの貫通孔22pは、基材シート27p及び磁性体層29pを貫通するよう形成されている
同様に、二次側コイルユニット21sのフレキシブルプリント配線板23sは、絶縁性を有する基材シート27s、この基材シート27sの一方の面側に積層され、平面コイル28sを含む導電パターン、及び基材シート27sの上記導電パターンと反対の面側に積層される磁性体層29sを有する。二次側コイルユニット21sの貫通孔22sは、基材シート27s及び磁性体層29sを貫通するよう形成されている。
図2のトランスにおける一次側コイルユニット21pの基材シート27p及び平面コイル28p並びに二次側コイルユニット21sの基材シート27s及び平面コイル28sは、図1のトランスにおける一次側コイルユニット1pの基材シート7p及び平面コイル8pひいては二次側コイルユニット1sの基材シート7s及び平面コイル8sと同様とすることができる。
(磁性体層)
一次側コイルユニット21pの磁性体層29pは、基材シート27pに積層されるシート状の磁性体であり、フレキシブルプリント配線板23pの一部を構成する。この磁性体層29pは、平面コイル28pが二次側コイルユニット21sと反対側に形成する磁束を案内して二次側コイルユニット21s側に折返しやすくする。これによって、一次側コイルユニット21pの平面コイル28pと二次側コイルユニット21sの平面コイル28sとの磁気結合が大きくなるため、当該トランスの効率が増大する。
同様に、二次側コイルユニット21sの磁性体層29sは、基材シート27sに積層されるシート状の磁性体であり、フレキシブルプリント配線板23sの一部を構成する。この磁性体層29sは、平面コイル28pによって形成される磁束を捕捉して、平面コイル28sを貫通する磁束数を増大する。これによって、一次側コイルユニット21pの平面コイル28pと二次側コイルユニット21sの平面コイル28sとの磁気結合が大きくなるため、当該トランスの効率が増大する。
一次側コイルユニット21pの磁性体層29p及び二次側コイルユニット21sの磁性体層29sとしては、樹脂マトリックス中に磁性体粉末を分散した磁性体含有樹脂材料が好適に用いられる。一次側コイルユニット21pの磁性体層29p及び二次側コイルユニット21sの磁性体層29sは、一次側コイルユニット21pの基材シート27p又は二次側コイルユニット21sの基材シート27sに対して、例えば磁性体粉末を含有した樹脂の塗工、磁性体粉末を含有するシート状の樹脂材料の熱圧着、接着剤による接着等の方法により積層することができる。
一次側コイルユニット21pの磁性体層29p及び二次側コイルユニット21sの磁性体層29sの平均厚さの下限としては、10μmが好ましく、20μmがより好ましい。一方、一次側コイルユニット21pの磁性体層29p及び二次側コイルユニット21sの磁性体層29sの平均厚さの上限としては、3000μmが好ましく、2000μmがより好ましい。磁性体層29pの平均厚さが上記下限に満たない場合、一対の平面コイル28p間の磁気結合を十分に促進できないおそれがある。逆に、磁性体層29pの平均厚さが上記上限を超える場合、当該トランスの厚さが不必要に大きくなるおそれがある。
一次側コイルユニット21pの磁性体層29p及び二次側コイルユニット21sの磁性体層29sの比透磁率の下限としては、1000が好ましく、10,000がより好ましい。一方、一次側コイルユニット21pの磁性体層29p及び二次側コイルユニット21sの磁性体層29sの比透磁率の上限としては、特に限定されないが、技術的及び経済的に1,000,000程度と考えられる。磁性体層29pの比透磁率が上記下限に満たない場合、一対の平面コイル28pの磁気結合を十分に大きくできないおそれがある。
<カバーレイ>
一次側コイルユニット21pにおいて、内側カバーレイ25p及び外側カバーレイ26pは、フレキシブルプリント配線板23p及び内部磁性体24pの両面を覆って一体に保持する。同様に、二次側コイルユニット21sにおいて、内側カバーレイ25s及び外側カバーレイ26sは、フレキシブルプリント配線板23s及び内部磁性体24sの両面を覆って一体に保持する。また、一次側コイルユニット21pの内側カバーレイ25p及び二次側コイルユニット21sの内側カバーレイ25sは、一次側コイルユニット21pの平面コイル28pと二次側コイルユニット21sの平面コイル28sとが接触することを防止する。
一次側コイルユニット21pの内側カバーレイ25p及び外側カバーレイ26pは、単層構造であってもよいが、カバーフィルム30pとカバーフィルム接着剤層31pとを有する構成とすることができる。同様に、二次側コイルユニット21sの内側カバーレイ25s及び外側カバーレイ26sは、単層構造であってもよいが、カバーフィルム30sとカバーフィルム接着剤層31sとを有する構成とすることができる。なお、一次側コイルユニット21pの内側カバーレイ25pの構成と外側カバーレイ26pの構成とは異なっていてもよく、二次側コイルユニット21sの内側カバーレイ25sの構成と外側カバーレイ26sの構成とは異なっていてもよい。
図2のトランスにおける一次側コイルユニット21pのカバーフィルム30p及びカバーフィルム接着剤層31p並びに二次側コイルユニット21sのカバーフィルム30s及びカバーフィルム接着剤層31sの構成は、図1のトランスにおける一次側コイルユニット1pのカバーフィルム10p及びカバーフィルム接着剤層11p並びに二次側コイルユニット1sのカバーフィルム10s及びカバーフィルム接着剤層11sの構成と同様とすることができる。
<利点>
当該トランスは、一対のフレキシブルプリント配線板(23p,23s)の貫通孔(22p,22s)の中に板状の内部磁性体(24p,24s)が配設されているため、小型でありながら一対の平面コイル(27p,27s)間の磁気結合が比較的大きく、比較的効率よく電力の授受を行うことができる。また、当該トランスの内部磁性体(24p,24s)が板状で比較的容易に任意の形状に成形できるため、当該トランスは、設計変更が比較的容易である。さらに、当該トランスは、一次側コイルユニット21p及び二次側コイルユニット21sが、それぞれ内側カバーレイ(25p,25s)及び外側カバーレイ(26p,26s)でフレキシブルプリント配線板(23p,23s)及び内部磁性体(24p,24s)を挟み込んで形成されるので、製造が比較的容易であると共に、一対の平面コイル(27p,27s)間の短絡が生じない。
[その他の実施形態]
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
当該トランスにおいて、一方又は両方のコイルユニットのフレキシブルプリント配線板を平面コイルが外側になるよう配置してもよい。
当該トランスにおいて、外部磁性体やカバーレイは省略してもよい。
当該トランスは、多様な電子機器に利用することができ、特に非接触給電用トランスとして好適に利用することができる。
1p,21p 一次側コイルユニット
1s,21s 二次側コイルユニット
2p,2s,22p,22s 貫通孔
3p,3s,23p,23s フレキシブルプリント配線板
4p,4s,24p,24s 内部磁性体
5p,5s 外部磁性体
6p,6s 外部接着剤層
7p,7s,27p,27s 基材シート
8p,8s,28p,28s 平面コイル
9p,9s カバーレイ
10p,10s,30p,30s カバーフィルム
11p,11s,31p,31s カバーフィルム接着剤層
25p,25s 内側カバーレイ
26p,26s 外側カバーレイ
29p,29s 磁性体層

Claims (5)

  1. 絶縁性を有する基材シート、及びこの基材シートの少なくとも一方の面側に積層され、平面コイルを含む導電パターンを有し、平面視で上記平面コイルの内側に貫通孔を有する一対のフレキシブルプリント配線板と、
    上記フレキシブルプリント配線板の貫通孔の中に配設される板状の一対の内部磁性体と
    を備えるトランス。
  2. 上記内部磁性体の平均厚さが、上記フレキシブルプリント配線板の平均厚さよりも大きい請求項1に記載のトランス。
  3. 上記内部磁性体の平均厚さと上記フレキシブルプリント配線板の平均厚さとの差が、上記フレキシブルプリント配線板の平均厚さ以上である請求項2に記載のトランス。
  4. 上記一対のフレキシブルプリント配線板の厚さ方向両側に一対の板状の外部磁性体をさらに備える請求項1、請求項2又は請求項3に記載のトランス。
  5. 上記フレキシブルプリント配線板が、上記基材シートの導電パターンと反対の面側に積層される磁性体層をさらに有する請求項1、請求項2又は請求項3に記載のトランス。
JP2017057844A 2017-03-23 2017-03-23 トランス Pending JP2018160606A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017057844A JP2018160606A (ja) 2017-03-23 2017-03-23 トランス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017057844A JP2018160606A (ja) 2017-03-23 2017-03-23 トランス

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018160606A true JP2018160606A (ja) 2018-10-11

Family

ID=63795167

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017057844A Pending JP2018160606A (ja) 2017-03-23 2017-03-23 トランス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018160606A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020150108A (ja) * 2019-03-13 2020-09-17 Tdk株式会社 トランス、電源装置および医療システム
DE102021112455A1 (de) 2021-05-12 2022-11-17 Technische Universität Dresden, Körperschaft des öffentlichen Rechts Spulenanordnungen und Verfahren zum Herstellen einer Spulenanordnung

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2163603A (en) * 1984-08-25 1986-02-26 Stc Plc Miniature transformer or choke
JPH0392015U (ja) * 1990-01-04 1991-09-19
JP2000269059A (ja) * 1999-03-16 2000-09-29 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 磁性部品およびその製造方法
JP2006296099A (ja) * 2005-04-12 2006-10-26 Dainippon Printing Co Ltd 非接触給電装置
US20100148911A1 (en) * 2007-05-10 2010-06-17 Avago Technologies Ecbu Ip (Singapore) Pte. Ltd. Miniature Transformers Adapted For Use In Galvanic Isolators And The like
JP2010239848A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Fujitsu Ltd 電力伝送装置
JP2011187559A (ja) * 2010-03-05 2011-09-22 Tsuchiya Co Ltd 非接触電力伝送フィルム

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2163603A (en) * 1984-08-25 1986-02-26 Stc Plc Miniature transformer or choke
JPH0392015U (ja) * 1990-01-04 1991-09-19
JP2000269059A (ja) * 1999-03-16 2000-09-29 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 磁性部品およびその製造方法
JP2006296099A (ja) * 2005-04-12 2006-10-26 Dainippon Printing Co Ltd 非接触給電装置
US20100148911A1 (en) * 2007-05-10 2010-06-17 Avago Technologies Ecbu Ip (Singapore) Pte. Ltd. Miniature Transformers Adapted For Use In Galvanic Isolators And The like
JP2010239848A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Fujitsu Ltd 電力伝送装置
JP2011187559A (ja) * 2010-03-05 2011-09-22 Tsuchiya Co Ltd 非接触電力伝送フィルム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020150108A (ja) * 2019-03-13 2020-09-17 Tdk株式会社 トランス、電源装置および医療システム
CN111696760A (zh) * 2019-03-13 2020-09-22 Tdk株式会社 变压器、电源装置及医疗系统
US11610723B2 (en) 2019-03-13 2023-03-21 Tdk Corporation Transformer, power supply, and medical system
JP7326782B2 (ja) 2019-03-13 2023-08-16 Tdk株式会社 トランスおよび電源装置
CN111696760B (zh) * 2019-03-13 2024-03-01 Tdk株式会社 变压器、电源装置及医疗系统
DE102021112455A1 (de) 2021-05-12 2022-11-17 Technische Universität Dresden, Körperschaft des öffentlichen Rechts Spulenanordnungen und Verfahren zum Herstellen einer Spulenanordnung

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6365933B2 (ja) フレキシブルプリント配線板、アンテナ及びワイヤレス給電装置
JP6286800B2 (ja) プリント配線板、アンテナ及びワイヤレス給電装置
KR102433115B1 (ko) 코일 조립체
US10477743B2 (en) Magnetic field shielding sheet and wireless power transmitting module including same
US20150222018A1 (en) Antenna device and electronic apparatus
US9472340B2 (en) Coil type unit for wireless power transmission, wireless power transmission device, electronic device and manufacturing method of coil type unit for wireless power transmission
CN108461893B (zh) 天线装置及包括该天线装置的便携式终端
CN108292804B (zh) 多功能复合模块及包括其的便携式设备
WO2017038797A1 (ja) フレキシブルプリント配線板及び非接触充電システム
CN106898474A (zh) 线圈组件
JP2011029678A (ja) アンテナ素子およびその製造方法
US10186875B2 (en) Coil type unit for wireless power transmission, wireless power transmission device, electronic device and manufacturing method of coil type unit for wireless power transmission
KR102605856B1 (ko) 안테나 장치 및 이를 구비하는 휴대 단말기
KR20180017687A (ko) 코일 조립체
KR20170076510A (ko) 무선충전용 일체형 차폐성 방열유닛 및 이를 포함하는 무선전력 충전모듈
TW201943178A (zh) 用於無線充電及近場通信之基板及包含其之攜帶型終端
WO2018100975A1 (ja) 複合コイルモジュールおよび磁性シート
JP2018160606A (ja) トランス
JPWO2019009269A1 (ja) フレキシブルプリント配線板
US20160261046A1 (en) Method of manufacturing coil antenna and method of manufacturing coil antenna package
JP6384747B2 (ja) 無線通信装置用フレキシブルプリント配線板
KR20180017629A (ko) 코일 조립체
KR20150082895A (ko) 연자성 기판
JP2016025502A (ja) ワイヤレス受電用アンテナ及びウエアラブルデバイス
WO2023032884A1 (ja) リング型デバイス

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20190924

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200515

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200526

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200721

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210108

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210216