JP2018160145A - 3次元計測装置、3次元計測プログラム、および3次元計測システム - Google Patents

3次元計測装置、3次元計測プログラム、および3次元計測システム Download PDF

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Abstract

【課題】距離画像の作成時に1部材のマーカが用いられた場合であってもその距離画像からマーカの3次元的な位置を得る。【解決手段】撮影画角内の各位置における撮影距離を表した距離値が該各位置の画素に付与された距離画像を作成する撮影装置からその距離画像を取得する画像取得部と、上記距離画像中で、距離値が、予め決められた特定値となっている特定画素を探索する探索部と、上記特定画素を間に挟んだ両側に位置する画素を参照してその特定画素における撮影距離を算出する距離算出部と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、3次元計測装置、3次元計測プログラム、および3次元計測システムに関する。
従来、肘や膝などの部位にマーカを付けた対象者(対象物)を複数の撮像装置で撮影することによって、マーカが付いた部位の空間位置を3次元的に測定する3次元計測システムが知られている。このような3次元計測システムは大がかりでコストも計測の手間も掛かる。
また、ゲーム機などに利用される3次元計測システムとして、ToF(Time of Flight)と称される計測方式を用いる3次元計測システムが知られている。このToF方式の装置は、光(赤外線)照射器と撮像器が組み合わされた簡素な構造を有し、撮影画角内の各点について、その点に存在する被写体との距離が容易に得られるが、対象者の肘などといった部位を画像解析で特定するため位置精度が低い。
これらの従来例に対し、特許文献1には、対象者(対象物)に特別な構造のマーカを付けるとともにToF方式の計測を行う技術が開示されている。
特開2015−206651号公報
しかし、特別な構造のマーカを要する3次元計測システムでは、特別な構造のマーカを用意する手間とコストが掛かる。
本発明は、撮影画角内の各位置における撮影距離を表した距離値が該各位置の画素に付与された距離画像の作成時に1部材のマーカが用いられた場合であってもその距離画像からマーカの位置を得ることができる3次元計測装置、3次元計測プログラム、および3次元計測システムを提供することを目的とする。
請求項1に係る3次元計測装置は、
撮影画角内の各位置における撮影距離を表した距離値が該各位置の画素に付与された距離画像を作成する撮影装置からその距離画像を取得する画像取得部と、
上記距離画像中で、距離値が、予め決められた特定値となっている特定画素を探索する探索部と、
上記特定画素を間に挟んだ両側に位置する画素を参照してその特定画素における撮影距離を算出する距離算出部と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2に係る3次元計測装置は、請求項1の3次元計測装置において、
上記距離画像中の被写体のうち、予め決められた対象被写体の写っている対象領域を決定する領域決定部を備え、
上記探索部が、上記対象領域内で上記特定画素を探索するものであることを特徴とする。
請求項3に係る3次元計測装置は、請求項2の3次元計測装置において、
上記距離算出部が、上記特定画素を間に挟んだ両側に位置する画素を参照し、その参照した画素のうち上記対象領域内に位置している画素における距離値を用いてその特定画素における撮影距離を算出するものであることを特徴とする。
請求項4に係る3次元計測装置は、請求項2または3の3次元計測装置において、
上記領域決定部が、予め決められた距離範囲に含まれる距離値を有した画素の領域を上記対象領域として決定するものであることを特徴とする。
請求項5に係る3次元計測装置は、請求項2または3の3次元計測装置において、
上記領域決定部が、上記対象被写体が撮影された他の撮影画像と上記距離画像とに基づき上記対象領域を決定するものであることを特徴とする。
請求項6に係る3次元計測装置は、請求項2または3の3次元計測装置において、
上記領域決定部が、上記対象被写体の輪郭を解析することによって上記対象領域を決定するものであることを特徴とする。
請求項7に係る3次元計測装置は、請求項1の3次元計測装置において、
上記距離算出部が、上記特定画素の周囲に位置する3つ以上の周囲画素を参照してその特定画素における撮影距離を算出するものであることを特徴とする。
請求項8に係る3次元計測装置は、請求項7の3次元計測装置において、
上記距離算出部が、上記周囲画素を参照し、その周囲画素のうちの複数画素における距離値を用いて上記特定画素における撮影距離を算出するものであることを特徴とする。
請求項9に係る3次元計測装置は、請求項1の3次元計測装置において、
上記探索部が、撮影距離の測定に失敗したことを表す失敗値を距離値として有する画素を上記特定画素として探索するものであることを特徴とする。
請求項10に係る3次元計測プログラムは、
情報処理装置に組み込まれ、その情報処理装置を、
撮影画角内の各位置における撮影距離を表した距離値がその各位置の画素に付与された距離画像を作成する撮影装置からその距離画像を取得する画像取得部と、
上記距離画像中で、撮影距離の値が、予め決められた特定値となっている特定画素を探索する特定画素探索部と、
上記特定画素の両側に位置する画素が有する撮影距離の値を参照してその特定画素における撮影距離を算出する距離算出部と、
を備えた3次元計測装置として動作させることを特徴とする。
請求項11に係る3次元計測システムは、
撮影画角内の各位置における撮影距離を表した距離値がその各位置の画素に付与された距離画像を作成する撮影装置と、
上記撮影装置から上記距離画像を取得する画像取得部と、
上記距離画像中で、撮影距離の値が、予め決められた特定値となっている特定画素を探索する特定画素探索部と、
上記特定画素の両側に位置する画素が有する撮影距離の値を参照してその特定画素における撮影距離を算出する距離算出部と、
を備えたことを特徴とする。
請求項1に係る3次元計測装置、請求項10に係る3次元計測プログラム、および請求項11に係る3次元計測システムによれば、距離画像の作成時に1部材のマーカが用いられた場合であってもその距離画像からマーカの位置を得ることができる。
請求項2に係る3次元計測装置によれば、特定の被写体に付されたマーカ以外で特定値を示している画素を排除することができる。
請求項3に係る3次元計測装置によれば、対象領域外の画素の距離値も用いる場合に較べて特定画素における撮影距離の算出精度が高い。
請求項4に係る3次元計測装置によれば、上記距離範囲を用いない場合に較べて容易に対象領域を決定することができる。
請求項5に係る3次元計測装置によれば、他の撮影画像を用いない場合に較べて容易に対象領域を決定することができる。
請求項6に係る3次元計測装置によれば、輪郭の解析以外の解析を用いる場合に較べて容易に対象領域を決定することができる。
請求項7に係る3次元計測装置によれば、周囲画素を参照しない場合に較べて特定画素の撮影距離を高精度に算出することができる。
請求項8に係る3次元計測装置によれば、周囲画素のうちの1画素だけを用いる場合に較べて特定画素の撮影距離を高精度に算出することができる。
請求項9に係る3次元計測装置によれば、失敗値以外の値を有する特定画素を探索する場合に較べてマーカの位置の特定が容易である。
本発明の3次元計測システムの一実施形態を表す概略構成図である。 3次元計測システムにおける機能的な構造を表した機能ブロック図である。 3次元計測システムにおける3次元計測の手順を示すフローチャートである。 3次元計測に際して得られる各種データのイメージを示す図である。 撮影距離の算出方法を示す図である。 マーカの形状の例を示す図である。 本発明の3次元計測システムの別実施形態を表す概略構成図である。 別実施形態における3次元計測システムの機能的な構造を表した機能ブロック図である。
本発明の実施形態について、以下図面を参照して説明する。
図1は、本発明の3次元計測システムの一実施形態を表す概略構成図である。
図1に示す3次元計測システム1は、例えば人物のような計測対象の被写体H(以下このような被写体のことを「対象被写体」と称する。)について3次元的な位置計測を行うシステムである。対象被写体Hの部位のうち、関節部分などのように特に位置の特定が望まれる部位については、後で詳述するマーカMが付されているものとする。このような3次元計測システム1は、例えば工場などの作業現場における作業者の位置や動きをモニタして安全管理などを行うために利用される。
3次元計測システム1は、照射装置11と撮像装置12とを有する光学装置部10と、光学装置部10の制御や、光学装置部10によって得られたデータの解析などを行う制御計算部20とを備えている。
照射装置11は、対象被写体Hが存在する空間全体に対して光(ここでは一例として赤外線)を照射する。そして、撮像装置12は、対象被写体Hやその他の被写体から反射されて戻ってきた光を、照射装置11からやや離れた位置で受光して撮影画角内について撮像する。撮像装置12は、この撮像に際し、撮影画角内の各点について、例えばいわゆるToF(Time of Flight)方式で撮像装置から被写体への距離を示す撮影距離を得て、各画素に撮影距離の値である距離値が付与された距離画像を作成する。距離画像の作成方法としては、ToF方式以外にも視差方式やドットパターン投影方式などが採用されてもよいが、本実施形態ではToF方式が用いられるものとして説明を続ける。
制御計算部20は、一例としてパーソナルコンピュータとプログラムによって実現されている。この制御計算部20は、ToF方式における照射装置11と撮像装置12との連携を制御すると共に、本発明の3次元計測装置の一実施形態として機能して、距離画像から、対象被写体Hに付されたマーカMの3次元的な位置を算出する。
図2は、3次元計測システムにおける機能的な構造を表した機能ブロック図である。
上述したように、3次元計測システム1は、対象被写体HやマーカMに対して照射装置11からの光を照射する。
そして、対象被写体HやマーカMが存在する撮影画角について撮像装置12によって撮像が行われ、上述した距離画像が作成される。この距離画像の作成に当たり、上述した制御計算部20が有する機能としての制御装置21によってToF方式の制御が実行される。
また、撮像装置12によって作成された距離画像は、制御計算部20が有する機能としての画像処理装置22に取得され、撮影画角内に存在する対象被写体Hの領域が求められる。画像処理装置22が、本発明にいう画像取得部と領域決定部とを合わせたものの一例に相当する。
さらに、制御計算部20が有する機能としての距離計算装置23では、対象被写体Hの領域内に存在するマーカMが探索され、各マーカMにおける撮像距離が算出される。距離計算装置23が、本発明にいう探索部と距離算出部とを合わせたものの一例に相当する。
以下、3次元計測システム1における3次元計測の手順について説明する。
図3は、3次元計測システム1における3次元計測の手順を示すフローチャートである。図4は、3次元計測に際して得られる各種データのイメージを示す図である。
図3に示すフローチャートのステップS103〜ステップS107は、本発明の3次元計測プログラムの一例を表している。パーソナルコンピュータなどの情報処理装置が、この図3のステップS103〜ステップS107に示された動作を実行することにより、その情報処理装置は、本発明の3次元計測装置の一実施形態として動作することになる。
3次元計測システム1で3次元計測が開始されると、まず、ステップS101で、対象被写体HにN個のマーカMが装着される。そして、ステップS102では、制御装置21による制御の下で、照射装置11による照射と撮像装置12による撮像が行われて距離画像が作成される。
図4には、距離画像30の一例が示されている。距離画像30は、一般に、対象被写体Hの画像部分31の他に、他の被写体の画像部分32,33を有している。
このような距離画像30がステップS103で画像処理装置22に取得され、画像処理装置22は、距離画像30から、対象被写体Hの画像部分31に相当する画像領域35を抽出する(図4参照)。このステップS103が、本発明にいう画像取得部および領域決定部の一例としての動作に相当する。画像領域35の具体的な抽出方法としては、例えば、距離画像30の各画素のうち、特定の距離範囲に属する距離値を有している画素の領域を、対象被写体Hの画像領域35として抽出する抽出方法が用いられる。あるいは、画像処理装置22は、例えば、各画素の距離値を輝度値のように用いた場合に輝度値が周辺の画素から比較的大きく変化する箇所を抽出するエッジ検出処理によって対象被写体Hの輪郭を求め、その輪郭で囲まれた領域を対象被写体Hの画像領域35として抽出してもよい。このように輪郭が求められて対象被写体Hの画像領域が決定される場合には、単純に距離のみで境域が決定されるような場合に較べて対象被写体Hの画像領域が精度よく特定される。
このように対象被写体Hの画像領域35が抽出されると、次にステップS104のループ処理に進み、以下説明するステップS105〜ステップS107の手順が、N個のマーカMについて繰り返し実行される。
まず、ステップS105では、上述した距離計算装置23が、抽出された画像領域35内でマーカMの箇所36を探索する。対象被写体Hに付されたマーカMとしては、例えば再帰性反射材で形成されたマーカMが用いられている。このようなマーカMは、上述した照射装置11から照射された光の多くを照射装置11側へと戻してしまって撮像装置12側にはあまり反射しないという特性を有している。このため、撮像装置12ではマーカMの箇所からの反射光を受光することが難しく、距離測定値としてエラー値が付与されることになる。距離計算装置23は、このようなエラー値が付与された画素の箇所を、マーカMに対応した箇所36として探索する。このステップS105が、本発明にいう探索部の一例としての動作に相当する。マーカMの箇所36の探索により、撮影の画角内におけるマーカMの位置が特定される。
上述した探索方法がステップS105で用いられるため、対象被写体Hに付されるマーカMとしては、上述した再帰性反射材で形成されたマーカMの他に、例えば、照射装置11からの照射光に対して特に反射率の低い物質で形成されたマーカMなどであってもよい。
次に、距離計算装置23では、このような探索で見つかったマーカMの箇所36について、ステップS106で、撮影距離算出のための距離値が取得され、ステップS107で、撮影距離が算出される。このステップS107が、本発明にいう距離算出部の一例としての動作に相当する。
図5は、撮影距離の算出方法を示す図である。
距離計算装置23の探索で見つかるマーカMの箇所36は、例えば図5に示すような点状の箇所36であり、拡大図には、例えば3掛け3の合計9画素からなる箇所36が例示されている。このような箇所36が、マーカMと対応しており、この箇所36に含まれている各画素の距離値はエラー値となっている。
距離計算装置23では、例えば、このような箇所36の中心に位置した画素37(以下中心画素37と称する。)がマーカMの代表位置として選択され、撮影距離が算出される。なお、マーカMに対応した箇所36に含まれる全画素について撮影距離が算出されてもよいが、ここでは説明の便宜上、中心画素37が撮影距離の算出箇所であるものとして説明を続ける。
距離計算装置23は、撮影距離を算出するための元データとして、例えば、中心画素37を上下左右に等距離で取り囲んだ周囲画素38の距離値を取得する。図5では、4つの周囲画素38に「1」、「2」、「3」、「4」の数値が示されているが、これは周囲画素38を区別する数値であって、周囲画素38に与えられた距離値ではない。
距離計算装置23では、このような周囲画素38のうち、対象被写体Hの画像領域35内に位置した周囲画素38の距離値が、中心画素37の撮影距離を算出するための元データとして、図3のステップS106で取得される。但し、例えば、図4に示された4つの周囲画素38のうち、数値「1」が付された周囲画素38が対象被写体Hの画像領域35外に位置しているとすると、このような画素の距離値はマーカMの真の撮影距離とは大きく異なる距離値を有している可能性が高いので元データからは除外される。そして、図3のステップS107では、距離計算装置23により、残りの3つの周囲画素38における距離値が用いられて中心画素37の撮影距離が算出される。このように、対象被写体Hの画像領域35を外れた画素の距離値が除外されることで、撮影距離の算出精度が向上する。マーカMの箇所36を代表する中心画素37における撮影距離が算出されたことにより、撮影画角内におけるマーカMの箇所36の位置決定と併せて、マーカMの3次元的な位置が計測されたこととなる。
3つの周囲画素38における距離値が用いられた撮影距離の具体的な算出方法としては、例えば3つの周囲画素38における距離値の平均値が中心画素37の撮影距離として算出される。このように周囲画素38のうち複数の周囲画素38における距離値が用いられることにより、マーカMの真の撮影距離に近い撮影距離が算出されることになる。
撮影距離の別の具体的な算出方法としては、例えば、3つの周囲画素38のうち、中心画素37を挟んだ両側に位置する、数値「2」と数値「4」が付された2つの周囲画素38における距離値の平均値が中心画素37の撮影距離として算出されてもよい。中心画素37を挟んだ両側の画素における距離値が用いられることにより、少ない画素の距離値からでも精度よく撮影距離が算出される。
このようなステップS105〜ステップS107の手順がマーカMの数だけ繰り返されるか、あるいは、N個に達する前に、新たなマーカMが見つからなくなると、ステップS104のループ処理が終了し、3次元計測の手順も終了する。
次に、マーカMの形状について説明する。
図6は、マーカの形状の例を示す図である。
対象被写体に付けられるマーカは、距離画像の形成時にエラー値などの特定値を生じるような素材が用いられたものであればよいため、単純な1部材の構造によって実現される。従って、マーカ形状の自由度が高く、丸い形状のマーカM1や四角い形状のマーカM2や三角形状のマーカM3や星形のマーカM4や5角形状のマーカM5など、種々の形状のマーカが考えられる。更には、環状のマーカM6なども考えられる。このような環状のマーカM6は、手首や肘などに巻いて用いられることで、マーカが腕などに隠れてしまう事が回避される。
次に、上記実施形態とは異なる別実施形態について説明する。
図7は、本発明の3次元計測システムの別実施形態を表す概略構成図である。
図7に示す3次元計測システム100は、光学装置部110と制御計算部120とを備えている。
光学装置部110は、照射装置111と第1撮像装置112と第2撮像装置113とを備えている。照射装置111および第1撮像装置112は、図1に示す照射装置11および撮像装置12と同様の装置であり、例えばToF方式で距離画像を作成する。
第2撮像装置113は、例えば照射装置111の照射光の波長とは異なる波長の光(例えば可視光)で対象被写体Hを撮影し、例えばカラー画像などといった撮影画像を作成するものである。このように作成された撮影画像は、制御計算部120によって取得される。
図8は、別実施形態における3次元計測システム100の機能的な構造を表した機能ブロック図である。
別実施形態における3次元計測システム100も、対象被写体HやマーカMに対して照射装置111からの光を照射する。そして、照射光と波長が同じ光による撮像が第1撮像装置112によって行われて距離画像が作成されるとともに、第2撮像装置113では、照射光とは異なる波長の光による撮像が行われて例えばカラー画像の撮影画像が作成される。
別実施形態における制御計算部120は、図2に示す制御計算部20と同様に、機能として、制御装置21と画像処理装置122と距離計算装置23とを有している。
第1撮像装置112によって作成された距離画像は、別実施形態の場合には、制御計算部120が有する機能としての距離計算装置23に取得される。この別実施形態では、この距離計算装置23が、本発明にいう画像取得部の一例に相当する。
一方、第2撮像装置113によって作成された撮影画像は、制御計算部120が有する機能としての画像処理装置122に取得され、撮影画角内に存在する対象被写体Hの画像領域が撮影画像の画像解析によって求められる。この別実施形態では、画像処理装置122が、本発明にいう領域決定部の一例に相当する。
画像処理装置122で対象被写体Hの画像領域を決定する決定方法としては、例えばエッジ解析によって領域の輪郭を求める決定方法や、服や肌や髪の色解析による領域の決定方法など、任意の周知技術が採用されるものとする。距離画像とは異なる撮影画像の画像解析が用いられることで対象被写体Hの領域が精度よく求められる。
距離計算装置23では、画像処理装置122で決定された対象被写体Hの画像領域と、第1撮像装置112から取得された距離画像とが用いられて、図3のステップS104(ステップS105〜ステップS107)における手順と同様の手順によって、各マーカの箇所における撮影距離が算出される。
1……3次元計測システム、H……対象被写体、M……マーカ、10……光学装置部、
11……照射装置、12……撮像装置、20……制御計算部、21……制御装置、
22……画像処理装置、23……距離計算装置、30……距離画像、35……対象被写体Hの画像領域、37……中心画素、38……周囲画素

Claims (11)

  1. 撮影画角内の各位置における撮影距離を表した距離値が該各位置の画素に付与された距離画像を作成する撮影装置から該距離画像を取得する画像取得部と、
    前記距離画像中で、距離値が、予め決められた特定値となっている特定画素を探索する探索部と、
    前記特定画素を間に挟んだ両側に位置する画素を参照して該特定画素における撮影距離を算出する距離算出部と、
    を備えたことを特徴とする3次元計測装置。
  2. 前記距離画像中の被写体のうち、予め決められた対象被写体の写っている対象領域を決定する領域決定部を備え、
    前記探索部が、前記対象領域内で前記特定画素を探索するものであることを特徴とする請求項1に記載の3次元計測装置。
  3. 前記距離算出部が、前記特定画素を間に挟んだ両側に位置する画素を参照し、その参照した画素のうち前記対象領域内に位置している画素における距離値を用いて該特定画素における撮影距離を算出するものであることを特徴とする請求項2に記載の3次元計測装置。
  4. 前記領域決定部が、予め決められた距離範囲に含まれる距離値を有した画素の領域を前記対象領域として決定するものであることを特徴とする請求項2または3に記載の3次元計測装置。
  5. 前記領域決定部が、前記対象被写体が撮影された他の撮影画像と前記距離画像とに基づいて前記対象領域を決定するものであることを特徴とする請求項2または3に記載の3次元計測装置。
  6. 前記領域決定部が、前記対象被写体の輪郭を解析することによって前記対象領域を決定するものであることを特徴とする請求項2または3に記載の3次元計測装置。
  7. 前記距離算出部が、前記特定画素の周囲に位置する3つ以上の周囲画素を参照して該特定画素における撮影距離を算出するものであることを特徴とする請求項1記載の3次元計測装置。
  8. 前記距離算出部が、前記周囲画素を参照し、該周囲画素のうちの複数画素における距離値を用いて前記特定画素における撮影距離を算出するものであることを特徴とする請求項7記載の3次元計測装置。
  9. 前記探索部が、撮影距離の測定に失敗したことを表す失敗値を距離値として有する画素を前記特定画素として探索するものであることを特徴とする請求項1記載の3次元計測装置。
  10. 情報処理装置に組み込まれ、該情報処理装置を、
    撮影画角内の各位置における撮影距離を表した距離値が該各位置の画素に付与された距離画像を作成する撮影装置から該距離画像を取得する画像取得部と、
    前記距離画像中で、撮影距離の値が、予め決められた特定値となっている特定画素を探索する特定画素探索部と、
    前記特定画素の両側に位置する画素が有する撮影距離の値を参照して該特定画素における撮影距離を算出する距離算出部と、
    を備えた3次元計測装置として動作させることを特徴とする3次元計測プログラム。
  11. 撮影画角内の各位置における撮影距離を表した距離値が該各位置の画素に付与された距離画像を作成する撮影装置と、
    前記撮影装置から前記距離画像を取得する画像取得部と、
    前記距離画像中で、撮影距離の値が、予め決められた特定値となっている特定画素を探索する特定画素探索部と、
    前記特定画素の両側に位置する画素が有する撮影距離の値を参照して該特定画素における撮影距離を算出する距離算出部と、
    を備えたことを特徴とする3次元計測システム。
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