JP2018160125A - 車両管理システム、撮影システム、車両管理プログラムおよび撮影プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】車両の駐車状態を判定する技術の提供。【解決手段】駐車場の駐車スペースを示す地物と前記駐車場に駐車した車両とを含む画像を取得する画像取得部と、前記画像に基づいて、前記車両が前記地物で示される前記駐車スペースの範囲内に駐車されているか否かを判定する駐車状態判定部と、を備える車両管理システムを構成する。【選択図】図1
Description
本発明は、車両管理システム、撮影システム、車両管理プログラムおよび撮影プログラムに関する。
従来、カーシェアリングシステムやレンタカーシステムにおいて、車体の傷や車内の忘れ物の有無を自動的に検出する手法が知られている(例えば特許文献1)。
しかし従来の技術では、利用後の共用車両が指定駐車スペース内に駐車されているか否かを判定することができない。そのため、例えば前の利用者が共用車両を指定駐車スペースとは異なる位置に駐車した場合、次の利用者が目的の共用車両を見付けづらいという問題があった。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、車両の駐車状態を管理する技術の提供を目的とする。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、車両の駐車状態を管理する技術の提供を目的とする。
上記の目的を達成するため、車両管理システムは、駐車場の駐車スペースを示す地物と駐車場に駐車した車両とを含む画像を取得する画像取得部と、画像に基づいて、車両が地物で示される駐車スペースの範囲内に駐車されているか否かを判定する駐車状態判定部と、を備える。
さらに、上記の目的を達成するため、車両管理プログラムは、コンピュータを、駐車場の駐車スペースを示す地物と駐車場に駐車した車両とを含む画像を取得する画像取得部、画像に基づいて、車両が地物で示される駐車スペースの範囲内に駐車されているか否かを判定する駐車状態判定部、として機能させる。
すなわち、車両管理システム、プログラムでは、駐車スペースを示す地物と車両とを含むように撮影された画像を解析して、地物が示す駐車スペースの範囲に対する車両の位置や姿勢を特定することが可能である。したがって車両の駐車状態を車両管理システムにおいて管理することが可能である。
また、上記の目的を達成するため、撮影システムは、駐車場の駐車スペースを示す地物と駐車場に駐車した車両とを含む画像を撮影する撮影部と、画像を車両管理システムに送信する送信部と、車両管理システムによって車両が地物で示される駐車スペースの範囲内に駐車されていると判定されなかった場合、車両管理システムからの通知に基づいて車両が駐車スペースの範囲外であることを案内する案内部とを備える。
さらに、上記の目的を達成するため、撮影プログラムは、コンピュータを、駐車場の駐車スペースを示す地物と駐車場に駐車した車両とを含む画像を撮影する撮影部、画像を車両管理システムに送信する送信部、車両管理システムによって車両が地物で示される駐車スペースの範囲内に駐車されていると判定されなかった場合、車両管理システムからの通知に基づいて車両が駐車スペースの範囲外であることを案内する案内部、として機能させる。
すなわち、撮影システム、プログラムは、駐車スペースを示す地物と車両とを含むように撮影された画像を車両管理システムに送信し、地物が示す駐車スペースの範囲内に車両が駐車されていない場合に車両管理システムからの通知に基づいてその旨を撮影システムの利用者に案内することができる。したがって、撮影システム、プログラムによれば、車両の駐車状態を管理し、車両が駐車スペースの範囲内に駐車されていない場合には利用者にその旨を認識させることができる。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)車両管理システムと撮影システムの構成:
(2)撮影処理と駐車状態判定処理:
(3)他の実施形態:
(1)車両管理システムと撮影システムの構成:
(2)撮影処理と駐車状態判定処理:
(3)他の実施形態:
(1)車両管理システムと撮影システムの構成:
図1は、本発明にかかる車両管理システム10と撮影システム50の構成を示すブロック図である。本実施形態において撮影システム50は、カーシェアリングサービスの利用者が携帯する、通信機能および撮影機能を有する情報処理端末(例:スマートフォン)である。また、本実施形態において車両管理システム10は、カーシェアリングサービスの提供者(カーシェアリング会社)が稼働させているサーバである。
図1は、本発明にかかる車両管理システム10と撮影システム50の構成を示すブロック図である。本実施形態において撮影システム50は、カーシェアリングサービスの利用者が携帯する、通信機能および撮影機能を有する情報処理端末(例:スマートフォン)である。また、本実施形態において車両管理システム10は、カーシェアリングサービスの提供者(カーシェアリング会社)が稼働させているサーバである。
撮影システム50は、CPU,RAM,ROM等を備える制御部60、記録媒体70、通信部80、GPS受信部81、イメージセンサ82、ユーザI/F部83を備えている。撮影システム50は、記録媒体70やROMに記憶されたプログラムを制御部60で実行することができる。本実施形態においては、このプログラムとして撮影プログラム61を実行可能である。撮影プログラム61は、カーシェアリング会社が提供したカーシェアリングサービスの利用者向けアプリケーションが撮影システム50にインストールされたことによって、撮影システム50において実行可能となる。通信部80は、通信回線を介して車両管理システム10と通信を行う回路を備えている。制御部60は、撮影プログラム61の処理によって車両管理システム10と通信を行うことが可能である。
記録媒体70には、利用情報70aが記録されている。利用情報70aは、カーシェアリングサービスを利用する利用者に対応付けられる当該サービスに関する情報である。利用情報70aは、例えば上記のアプリケーションを利用して利用者がカーシェアリングサービスの利用申し込みを行ったことによって、車両管理システム10から取得される。本実施形態においては図2Aに示すように、利用情報70aには、利用者が利用する車両のナンバー(車両の識別情報)、当該車両を駐車する駐車場名、当該駐車場における駐車スペースの番号、駐車スペースの位置情報等が含まれる。
GPS受信部81は、GPS衛星からの電波を受信し、図示しないインタフェースを介して撮影システム50の位置を算出するための信号を出力する。イメージセンサ82は、制御部60の制御にしたがって二次元の画像を撮影するセンサである。制御部60は、イメージセンサ82によって撮影された画像に対して公知のテンプレートマッチング処理を行い、車両のナンバープレートや駐車スペースのマーク等を特定する。
ユーザI/F部83は、タッチパネル式のディスプレイからなる入力部を兼ねた表示部を備えている。制御部60は、ユーザI/F部83を制御して、任意の画像をディスプレイに表示させることができる。ユーザI/F部83は、タッチパネルに対する接触を検知すると接触位置の座標等を制御部60に通知する。制御部60は当該座標等に基づいてタッチパネルに対する操作内容を特定し操作内容に応じた処理を実行する。また制御部60は、イメージセンサ82によって連続的に撮影された画像(ライブビュー撮影画像)をユーザI/F部83のディスプレイに連続的に表示させることによって、ライブビュー表示を実施することができる。
撮影プログラム61は、駐車スペースを示す地物と車両とが含まれた画像を撮影して車両管理システム10に送信し、車両管理システム10からの駐車状態に関する通知に基づいて利用者へ案内を行うために、現在地取得部61aと撮影部61bと送信部61cと案内部61dとを備えている。現在地取得部61aは、撮影システム50の現在地を取得する機能を制御部60に実現させるプログラムモジュールである。現在地取得部61aの処理により制御部60は、GPS受信部81の出力信号に基づいて撮影システム50の現在地を取得する。制御部60は、撮影システム50の現在地が、利用情報70aに含まれる駐車スペースの位置情報から既定距離未満である(第一条件)か否かを判定する。
撮影部61bは、駐車場における駐車スペースを示す地物と駐車場に駐車した車両とを含む画像を撮影する機能を制御部60に実現させるプログラムモジュールである。撮影部61bの処理により制御部60は、ライブビュー撮影画像をユーザI/F部83のディスプレイに表示することでライブビュー表示を実現する。
また制御部60はライブビュー撮影画像に対してテンプレートマッチング処理を行い、車両のナンバープレートや駐車スペースのマークの有無を判定する。ライブビュー撮影画像に車両のナンバープレートと駐車スペースのマークが含まれていると判定された場合、制御部60は、ナンバープレートに記載されている車両のナンバーと、マークに含まれている駐車スペースを示す番号を特定する。そして、画像に含まれている車両のナンバーが利用情報70aに含まれている車両のナンバーと一致すること(第二条件)と、画像に含まれる駐車スペースを示す番号が利用情報70aに含まれている駐車スペースの番号と一致すること(第三条件)の両方を満たすか否かを判定する。
また、撮影部61bの処理により制御部60は、ライブビュー撮影画像に含まれるナンバープレートの画像の形状に基づいて、ライブビュー撮影画像がナンバープレートの正面から撮影された画像である(第四条件)か否かを判定する。判定内容の詳細は後述する。撮影部61bの処理により制御部60は、第一〜第四条件の全てを満たす場合に、ライブビュー表示中のユーザI/F部83のディスプレイに、撮影ボタンを表示する。
送信部61cは、撮影部61bの制御によってイメージセンサ82が撮影した画像を車両管理システム10に送信する機能を制御部60に実現させるプログラムモジュールである。送信部61cの処理により制御部60は、上記の撮影ボタンに対するタップ操作を検知すると、本撮影を行い、本撮影により取得した画像を車両管理システム10に通信部80を介して送信する。
案内部61dは、車両の駐車状態に関する案内を利用者に対して行う機能を制御部60に実現させるプログラムモジュールである。案内部61dの処理により制御部60は、上記の第一〜第四条件のいずれかを満たさない場合には、満たさなかった条件の内容を利用者に案内して駐車のやり直しを促す。また、案内部61dの処理により制御部60は、車両管理システム10から取得した駐車状態の判定結果に関する通知に基づいて駐車状態に関する案内を行う。具体的には制御部60は、車両が駐車スペースの範囲外に駐車されていることを示す通知に応じて、その旨を利用者に案内し駐車のやり直しを促す。また制御部60は、車両が駐車スペースの範囲内に駐車されていることを示す通知に応じて、車両が正しく駐車されている旨を利用者に案内する。なお本実施形態において制御部60は、ユーザI/F部83のディスプレイにメッセージを表示することによって上記の案内を行う。
以上の構成によって撮影システム50は、車両の駐車状態を管理し、利用後の共用車両が駐車スペースの範囲内に駐車されていない場合には利用者にその旨を認識させることができる。
以上の構成によって撮影システム50は、車両の駐車状態を管理し、利用後の共用車両が駐車スペースの範囲内に駐車されていない場合には利用者にその旨を認識させることができる。
車両管理システム10は、CPU,RAM,ROM等を備える制御部20、記録媒体30、通信部40を備えており、記録媒体30やROMに記憶されたプログラムを制御部20で実行することができる。本実施形態においては、このプログラムとして車両管理プログラム21を実行可能である。通信部40は、撮影システム50と通信を行う回路を備えており、制御部20は、車両管理プログラム21の処理によって撮影システム50と通信を行うことが可能である。
記録媒体30には、予め車両情報30aと駐車スペース情報30bが記録されている。車両情報30aは、カーシェアリングサービスにおける共有車両に関する情報である。具体的には図2Bに示すように、共有車両ごとに、ナンバー、車種、全幅、全長、プレート位置、プレートサイズ、駐車場名(車両に対応付けられた駐車スペースを内包する駐車場の名称)、駐車スペースの番号(当該駐車場における駐車スペースの番号)が、車両情報30aに含まれている。プレート位置は、車両の幅方向における中央を基準にしたナンバープレート幅方向の中央との距離を示している。プレート位置において値が0の場合は、車両の幅方向の中央にプレートの幅方向の中央が位置するように固定されていることを意味する。プレート位置において+の値は、車両の幅方向における中央より車両に向かって右側の位置にプレートが固定されていることを意味し、−の値は左側に固定されていることを意味する。プレートサイズには、例えば小型、中型、大型のいずれかが記録される。小型、中型、大型のそれぞれについて、幅や高さ等の具体的なプレートサイズが予め定義されている。
駐車スペース情報30bは、カーシェアリングサービスにおける共有車両の駐車スペースに関する情報である。具体的には図2Cに示すように、駐車スペースごとに、駐車場名(当該駐車スペースが含まれる駐車場の名称)、駐車スペースの番号(当該駐車場における番号)、駐車枠の幅、駐車枠の長さ、指定駐車スペースの位置(緯度・経度)などが駐車スペース情報30bに含まれている。カーシェアリングサービスの利用申し込み時に利用者の撮影システム50の記録媒体70に記録される利用情報70aは、車両情報30aおよび駐車スペース情報30bから取得された情報である。
車両管理プログラム21は、撮影システム50から送信された画像に基づいて駐車状態を判定するために、画像取得部21aと駐車状態判定部21bと案内制御部21cとを備えている。画像取得部21aは、駐車場の駐車スペースを示す地物と駐車場に駐車した車両とを含む画像を撮影システム50から取得する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。本実施形態においては、撮影システム50から取得した画像には、駐車スペースを示すマークの画像と、車両に固定された当該車両の識別情報としてのナンバープレートの画像とが含まれている。
駐車状態判定部21bは、撮影システム50から取得した画像に基づいて、画像に含まれる車両が地物で示される駐車スペースの範囲内に駐車されているか否かを判定する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。制御部20は駐車状態判定部21bの処理により、画像に対してテンプレートマッチング処理を行い、車両のナンバープレートや駐車スペースを示す地物としてのマークを特定する。制御部20は、ナンバープレートのナンバーに基づいて車両を識別する。また制御部20は、駐車スペースを示すマークに基づいて駐車スペースの番号を識別する。制御部20は、車両情報30aを参照し、ナンバープレートのナンバーによって識別された車両の全幅や、プレート位置、プレートサイズ、当該車両に対応付けられた駐車スペースを含む駐車場名および駐車スペースの番号を取得する。
そして制御部20は、車両が駐車しているスペースが、車両のナンバー(識別情報)に対応付けられた駐車スペースであるか否かを画像に含まれるマークに基づいて判定する。本実施形態においては、駐車スペースを示す地物としてのマークは駐車場の地面に描画されている。マークには駐車スペースの番号が含まれている。制御部20は、画像に含まれるマークの番号が、画像に含まれるナンバープレートのナンバーに車両情報30aにおいて対応付けられた駐車スペースの番号と一致する場合に、車両が駐車しているスペースが、当該車両に対応付けられた駐車スペースであると判定する。
車両が駐車しているスペースが、当該車両に対応付けられた駐車スペースである場合、制御部20は駐車スペース情報30bを参照し、当該駐車スペースの枠幅を取得する。本実施形態においては、駐車スペースの幅方向における当該マークの描画位置や描画角度は予め決められている。したがって制御部20は、当該マークに対するナンバープレートの位置と、車両におけるプレート位置およびプレートサイズと、車両の全幅と、駐車スペースの枠幅に基づいて、車両が駐車スペースの範囲内(すなわち駐車スペースの幅を規定する枠線の内側)に駐車されているか否かを判定する。駐車状態判定処理の詳細については後述する。
案内制御部21cは、駐車状態の判定結果を示す通知を撮影システム50に送信する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。具体的には案内制御部21cの処理により制御部20は、駐車スペースの範囲内に車両が駐車されていると判定されない場合、車両の利用者に車両が駐車スペースの範囲外であることを案内するための通知を撮影システム50に送信する。また、案内制御部21cの処理により制御部20は、駐車スペースの範囲内に車両が駐車されていると判定される場合、車両の利用者に車両が駐車スペースの範囲内であることを案内するための通知を撮影システム50に送信する。
以上の構成によって車両管理システム10は、撮影システム50から取得した画像を用いて利用後の共用車両の駐車状態を管理することができる。
以上の構成によって車両管理システム10は、撮影システム50から取得した画像を用いて利用後の共用車両の駐車状態を管理することができる。
(2)撮影処理と駐車状態判定処理:
次に、撮影システム50において実施される撮影処理(図3)と、車両管理システム10において実施される駐車状態判定処理(図6)について説明する。撮影処理は、利用者が共用車両を駐車スペースに駐車した後、撮影システム50においてカーシェアリングサービスの利用者向けアプリケーションを駐車状態撮影モードに切り換えたことによって開始される。撮影処理を実行することによって撮影システム50において撮影された画像は車両管理システム10に送信される。駐車状態判定処理は、撮影システム50から画像を受信すると開始され、駐車状態を判定し、判定結果を撮影システム50に通知する。車両管理システム10は、駐車状態の判定結果がOKである(車両が指定駐車スペースの範囲内に駐車されている)場合に、利用者がカーシェアリングサービスにおける共用車両の利用を正しい状態で終了したと見なす。
次に、撮影システム50において実施される撮影処理(図3)と、車両管理システム10において実施される駐車状態判定処理(図6)について説明する。撮影処理は、利用者が共用車両を駐車スペースに駐車した後、撮影システム50においてカーシェアリングサービスの利用者向けアプリケーションを駐車状態撮影モードに切り換えたことによって開始される。撮影処理を実行することによって撮影システム50において撮影された画像は車両管理システム10に送信される。駐車状態判定処理は、撮影システム50から画像を受信すると開始され、駐車状態を判定し、判定結果を撮影システム50に通知する。車両管理システム10は、駐車状態の判定結果がOKである(車両が指定駐車スペースの範囲内に駐車されている)場合に、利用者がカーシェアリングサービスにおける共用車両の利用を正しい状態で終了したと見なす。
まず撮影処理について図3を参照しながら詳細に説明する。撮影処理が開始されると、撮影部61bの処理により制御部60は、ライブビュー撮影およびライブビュー表示を行う(ステップS100)。すなわち制御部60はイメージセンサ82にライブビュー撮影を実施させ、ライブビュー撮影画像をユーザI/F部83に表示させる。
続いて制御部60は撮影システム50が指定駐車スペースの既定距離未満である(第一条件)か否かを判定する(ステップS105)。すなわち、制御部60は現在地取得部61aの処理により、GPS受信部81の出力信号から撮影システム50の現在地を取得する。また、制御部60は、利用情報70a(図2A)を参照し、指定駐車スペースの位置を取得する。そして制御部60は、撮影システム50の現在地と指定駐車スペースの位置との距離を算出し、当該距離が既定距離(例えば500m)未満であるか否かを判定する。
ステップS105において撮影システム50は指定駐車スペースの既定距離未満であると判定されない場合、制御部60は案内部61dの処理により、撮影システム50が指定駐車スペースの既定距離未満に位置していない(指定駐車スペースから既定距離以上の位置に位置している)ため指定駐車スペースへの駐車および再撮影を促す旨の警告をユーザI/F部83に表示する(ステップS110)。
ステップS110を実行後、制御部60はステップS100の処理に戻る。したがって、撮影システム50が指定駐車スペースから既定距離以上離れている場合は、車両管理システム10に対して撮影画像は送信されず、駐車のやり直しと再撮影を促す構成である。そのため、本来駐車すべき駐車スペースとは異なる駐車スペースに利用者が共用車両を駐車してカーシェアリングサービスの利用を終了することを防止できる。
ステップS105において撮影システム50は指定駐車スペースの既定距離未満であると判定された場合、制御部60は撮影部61bの処理によりライブビュー撮影画像を解析する(ステップS115)。すなわち制御部60は、テンプレートマッチングにより、ライブビュー撮影画像に駐車スペースを示すマークと車両に取り付けられたナンバープレートが含まれているか否かを判定する。図4Aに示すように、本実施形態においては、駐車スペースを示すマークmは、円m0内に駐車スペースの番号を示す数字m1と駐車スペースの方向を示す線m2を含む図形である。1つの駐車スペースに対して1つのマークmが当該駐車スペースの近傍の地面(駐車場の地面)に描画されている。また、図4Bに示すように、駐車スペースの幅方向における境界を示す枠線f1、f2の延長線と線m2の延長線とが直交するようにマークmは地面に描画される。
円m0内に線m2を含む画像がライブビュー撮影画像に含まれている場合、制御部60は円m0内に含まれる数字m1を特定し、マークmが付されている駐車スペースの番号を取得する。また、ナンバープレートの画像がライブビュー撮影画像に含まれる場合、制御部60はナンバープレートに含まれる数字や文字を特定し、当該ナンバープレートが取り付けられている車両のナンバーを取得する。
制御部60は、ステップS115の画像解析処理結果に基づいて、ライブビュー撮影画像に含まれた駐車スペースを示すマークは車両に対応する指定駐車スペースを示しているか否かを判定する(ステップS120)。すなわち、ナンバープレートの画像から特定した車両のナンバーが利用情報70aに含まれるナンバーと一致し(第二条件)、なおかつ、駐車スペースを示すマークの画像から特定した駐車スペースの番号が利用情報70aに含まれる駐車スペース番号と一致する(第三条件)か否かを判定する。
ステップS120において指定駐車スペースを示していると判定されない場合、制御部60は案内部61dの処理により、駐車スペースが異なる旨の警告をユーザI/F部83に表示する(ステップS110)。すなわち、第二条件と第三条件の少なくともいずれか一方を満たさない場合、ステップS120においてN判定となる。なお、ライブビュー撮影画像にナンバープレートの画像が含まれない場合や、駐車スペースを示すマークの画像が含まれない場合も、ステップS120においてN判定となる。
なお駐車スペースを示すマーク自体にカーシェアリング会社のロゴを含んでいても良いし、駐車スペースの番号を含むマークとは別にカーシェアリング会社のロゴが描画されていてもよい。これらの場合に、制御部60は当該ロゴを画像から識別し、利用中のカーシェアリング会社のロゴと特徴が一致しない場合は、ステップS120においてN判定とする構成であってもよい。
ステップS120において指定駐車スペースを示していると判定された場合、制御部60は、ステップS115の画像解析処理結果に基づいて、ライブビュー撮影画像がナンバープレートの正面から撮影されている(第四条件)か否かを判定する(ステップS125)。
図5A、図5B、図5Cは、駐車スペースに駐車された車両と撮影システム50との位置関係を示す図である。図5D、図5E、図5Fは、撮影システム50によって撮影された画像における駐車スペースを示すマークmと、ナンバープレートPとを模式的に示す図である。図5D、図5E、図5Fは、順に図5A、図5B、図5Cにおいて撮影された画像である。例えば図5Aおよび図5Cに示すようにナンバープレートPの正面から撮影されている場合、図5Dおよび図5Fに示すようにナンバープレートPの画像が長方形(またはナンバープレートPの幅方向(長辺方向)において対称な台形)となる。図5Bに示すようにナンバープレートPの正面から撮影されていない場合は、図5Eに示すように、ナンバープレートPの画像は平行四辺形(またはナンバープレートPの幅方向(長辺方向)において非対称な台形)となる。このように、撮影画像におけるナンバープレートPの形状に基づいてナンバープレートの正面から撮影されているか否かを判定することが可能である。
ステップS125においてナンバープレートの正面から撮影されていると判定されない場合、制御部60は案内部61dの処理により、ナンバープレートの正面から撮影されていない旨の警告をユーザI/F部83に表示し(ステップS110)、ステップS100に戻る。すなわち、利用者がナンバープレートの正面から撮影しようとしていない場合は、後述する撮影ボタンがユーザI/F部83に表示されず、画像は車両管理システム10に送信されない。
なお、ステップS125では、ナンバープレートの正面から撮影された画像であることに加え、当該ナンバープレートが車両のフロント側のナンバープレートであるか否かをフロント側のナンバープレートとリア側のナンバープレートとの特徴の差異を利用して判定してもよい。具体的には例えば、ナンバープレートを固定するボルトのボルトキャップをカーシェアリング会社が予めフロント側のナンバープレートにのみ取り付けておくと、制御部60は画像内のナンバープレートにボルトキャップが含まれる場合に当該ナンバープレートがフロント側であると判定することができる。そして、フロント側のナンバープレートの正面から撮影されていると判定されない場合にステップS110においてその旨を警告表示する構成であってもよい。このようにすることで、利用者が駐車スペースに対して前進で車両を駐車した場合には、次の利用者が駐車スペースから車両を発進させやすいように後進で車両を駐車し直すように利用者に促すことができる。
ステップS125においてナンバープレートの正面から撮影されていると判定される場合、すなわち、第一〜第四条件を全て満たす場合、制御部60は撮影部61bの処理により、撮影ボタンをユーザI/F部83に表示する(ステップS130)。撮影ボタンは、後述する本撮影の実行を指示するためのボタンである。撮影ボタンが表示されない状態では、利用者は本撮影の実行は指示できず、車両管理システム10に画像を送信することもできない。制御部60は撮影ボタンが操作されたか否かを判定し(ステップS135)、操作されたと判定されない場合、ステップS100に戻る。
ステップS135において撮影ボタンが操作されたと判定される場合、制御部60は撮影部61bの処理により本撮影を行い(ステップS140)、本撮影した画像を送信部61cの処理により車両管理システム10に送信する(ステップS145)。本撮影では、ライブビュー撮影とは異なり、制御部60は撮影ボタンの操作に応じてイメージセンサ82によって撮影された画像を既定のフォーマットの画像ファイルとして生成する。そして制御部60は生成した画像ファイルを車両管理システム10に送信する。車両管理システム10は、撮影システム50から送信された画像を受信すると、後述する駐車状態判定処理を行い、当該画像に基づいて車両が駐車スペースの範囲内に駐車されているか否かを判定する。
制御部60は、車両管理システム10から駐車状態の判定結果を示す通知を受信したか否か判定し(ステップS150)、受信したと判定されない場合はステップS150に戻る。ステップS150において通知を受信したと判定される場合、制御部60は車両管理システム10からの通知内容が、車両は駐車スペースの範囲外に駐車されていることであったか否かを判定する(ステップS155)。
ステップS155において車両は駐車スペースの範囲外に駐車されていると判定される場合、制御部60は案内部61dの処理により、駐車スペースの範囲外であることを利用者に案内する(ステップS160)。すなわち制御部60はユーザI/F部83に、駐車スペースの範囲外に車両が駐車されているため駐車のやり直しを促す旨のメッセージを表示する。
ステップS155において車両は駐車スペースの範囲外に駐車されていると判定されない場合、制御部60は案内部61dの処理により、駐車完了を利用者に案内する。すなわち制御部60は、ユーザI/F部83に駐車完了を示すメッセージを表示する。このように本実施形態では、撮影システム50側において第一条件〜第四条件を満たすか否かを判定し、全てを満たした場合にのみ画像を車両管理システム10に送信し、詳細な駐車状態判定を車両管理システム10に実施させる構成であるため、車両管理システム10に負荷が集中することを防止できる。
次に、図6を参照しながら、車両管理システム10の制御部20によって実行される駐車状態判定処理について詳細に説明する。図6に示す処理は、画像取得部21aの処理によって撮影システム50から画像を取得したことに応じて実行される。駐車状態判定処理が開始されると、制御部20は駐車状態判定部21bの処理により、受信した画像からナンバーを取得する(ステップS200)。すなわち制御部20は、テンプレートマッチングによって画像に含まれるナンバープレートを特定し、ナンバープレートに含まれる車両のナンバーを特定する。
続いて制御部20は駐車状態判定部21bの処理により、画像から、駐車スペースに対する車両の駐車角度を取得し(ステップS205)、駐車角度が既定角度(例えば15°)以下であるか否かを判定する(ステップS210)。具体的には制御部20は、画像において、マークmの線m2とナンバープレートPの下辺P1とがなす角(駐車角度)を算出する。例えば図5Aに示すように駐車スペースの幅を規定する枠線f1、f2に対して車両の前後方向が平行な状態で車両が駐車されている場合、図5Dに示すように駐車角度は0となる。一方、図5Cに示すように枠線f1,f2に対して車両の前後方向が平行でない状態で駐車されている場合、駐車角度αは0より大きくなる。
ステップS210において、駐車角度が既定角度以下であると判定されない場合、制御部20は案内制御部21cの処理により、車両は駐車スペースの範囲外に駐車されている旨の通知を撮影システム50に送信する(ステップS215)。
ステップS215において、駐車角度が既定角度以下であると判定される場合、制御部20は駐車状態判定部21bの処理により、駐車スペースを示すマークとナンバープレートの位置から駐車位置のずれを算出する(ステップS220)。図7を参照しながら具体例を説明する。ステップS220では制御部20は、駐車スペースの幅方向の中央と車両の幅方向の中央との距離L3(=|L1−L2|)を算出する。ここで距離L1は、駐車スペースの幅方向における中央(線C)とナンバープレートPの幅方向における中央との距離である。ナンバープレートPの幅w1は、車両情報30aにおいて、ステップS200で取得したナンバーに対応する車両のプレートサイズに基づいて特定可能である。制御部20は、ナンバープレートPの幅w1と、画像内におけるナンバープレートPの幅方向の長さとの比を算出する。制御部20は、当該比と、距離L1に対応する画像内における長さと、から距離L1を算出する。
距離L2は、車両の幅方向の中央と、車両に固定された状態のナンバープレートの幅方向の中央との距離である。距離L2は、車両情報30aにおける、ステップS200で取得したナンバーに対応する車両のプレート位置から取得できる。
続いて制御部20は、車両は駐車スペースの範囲内に駐車されているか否かを判定する(ステップS225)。図7を参照しながら具体的に説明する。ステップS225では制御部20は、L3+L4≦L5の場合に車両は駐車スペースの範囲内に駐車されていると判定し、L3+L4>L5の場合に車両は駐車スペースの範囲内に駐車されていないと判定する。ここで距離L4は、車両の全幅の1/2である。車両の全幅は、車両情報30aにおける、ステップS200で取得したナンバーに対応する車両の全幅から取得できる。距離L5は、駐車スペースの幅の1/2である。駐車スペースの幅は、駐車スペース情報30bにおける、車両に対応付けられた駐車スペースの駐車スペース枠幅から取得できる。
ステップS225において駐車スペースの範囲内に駐車されていると判定されない場合、制御部20はステップS215に進む。ステップS225において駐車スペースの範囲内に駐車されていると判定される場合、制御部20は案内制御部21cの処理により、車両は駐車スペースの範囲内に駐車されている旨の通知を撮影システム50に送信する(ステップS230)。
このように、本実施形態によると、利用者が共用車両の利用を終えて共用車両を指定駐車スペースに返却する際に、利用者に撮影システム50で駐車後の車両の画像を撮影させ、当該画像に基づいて車両の駐車状態を判定することができる。そして判定結果を利用者に案内し、指定駐車スペースの範囲内に駐車されていない場合は駐車のやり直しを促すことができる。このため、カーシェアリングサービスにおいて、指定駐車スペース以外に駐車されたまま共用車両が返却されることや、駐車スペースからはみ出す等正しく駐車されない状態で共用車両が返却されることを防止することができる。
(3)他の実施形態:
以上の実施形態は本発明を実施するための一例であり、駐車スペースを示す地物と駐車車両とを含む画像に基づいて、車両が当該地物で示される駐車スペースの範囲内に駐車されているか否かを判定する限りにおいて、他にも種々の実施形態を採用可能である。例えば、車両管理システム10を構成する画像取得部21a、駐車状態判定部21b、案内制御部21cの少なくとも一部が複数の装置に分かれて存在していても良い。撮影システム50は複数の装置によって構成されていてもよい。また、上述の実施形態の一部の構成が省略されてもよいし、処理の順序が変動または省略されてもよい。
以上の実施形態は本発明を実施するための一例であり、駐車スペースを示す地物と駐車車両とを含む画像に基づいて、車両が当該地物で示される駐車スペースの範囲内に駐車されているか否かを判定する限りにおいて、他にも種々の実施形態を採用可能である。例えば、車両管理システム10を構成する画像取得部21a、駐車状態判定部21b、案内制御部21cの少なくとも一部が複数の装置に分かれて存在していても良い。撮影システム50は複数の装置によって構成されていてもよい。また、上述の実施形態の一部の構成が省略されてもよいし、処理の順序が変動または省略されてもよい。
また、上記実施形態では、車両のナンバーに基づいて、車両が当該車両に対応付けられた駐車スペースに駐車されているか否かの判定を撮影システム50側でも実施していたが、もちろん撮影システム50側では当該判定を省略し、車両管理システム10側でのみ実施する構成であってもよい。すなわち駐車状態を判定するための処理は、上記実施形態のように撮影システム50と車両管理システム10との間で分担する構成に限定されない。担当する処理内容が上記実施形態とは異なっていても良いし、全ての処理を車両管理システム10側で行っても良いし、全ての処理を利用者が画像を撮影する端末側で行っても良い。駐車状態を判定するための全ての処理を利用者が画像を撮影する端末側で行う場合、当該端末が車両管理システムに相当する。
駐車スペースを示す地物は、上記実施形態で示した地面に描画されたマークに限定されず、様々な態様を想定してよい。例えば、駐車スペースの範囲を区切るために地面に描画された枠線であってもよい。また、地面に描画された図形以外にも、例えば、地面に設置されたポールや、天井や側方の壁に固定された看板等であってもよい。
また、駐車スペースを示す地物には、駐車スペースを示す番号は含まれなくてもよい。したがって例えば、駐車スペースを示す地物には、カーシェアリング会社やカーシェアリングサービスのロゴのみが記されている構成であってもよい。駐車場内においてカーシェアリング会社が確保している駐車スペースが1台分である場合、駐車スペースの番号まで特定する必要はないため、当該ロゴが画像に含まれるか否かを判定する構成であればよい。
画像取得部は、駐車場の駐車スペースを示す地物と駐車場に駐車した車両とを含む画像を取得することができればよく、種々の構成を採用可能である。例えば、画像に含まれた「車両に固定された車両の識別情報」は、ナンバープレートに限定されず、車両に貼付されたカーシェアリング会社のステッカー等であってもよい。当該ステッカーにカーシェアリング会社のロゴや車両のID等が記載されている構成であってもよい。
駐車状態判定部は、画像取得部が取得した画像に基づいて、車両が地物で示される駐車スペースの範囲内に駐車されているか否かを判定することができればよい。上記実施形態で示した判定方法は一例であり、他にも種々の構成を採用可能である。例えば上記実施形態では、駐車スペースの境界を示す枠線の画像と車両の画像との関係を判定材料に用いていなかったが、もちろん画像に基づいて車両が枠線をまたいでいると判定される場合に駐車スペースの範囲内に駐車されていないと判定する構成であってもよい。
送信部は、駐車場の駐車スペースを示す地物と駐車場に駐車した車両とを含む画像を車両管理システムに送信することができればよく種々の構成を採用可能である。例えば、第一〜第四条件のいずれか、あるいは全てを満たさない場合であっても、撮影した画像を車両管理システムに送信する構成であってもよい。そして、車両管理システム側が第一〜第四条件を判定する構成であってもよい。
なお第一条件、すなわち、車両に対応付けられた駐車スペースの位置と現在地との距離が既定距離未満であることを満たすか否かを車両管理システム側で判定する構成の場合、送信部は、現在地取得部が取得した撮影システムの現在地を第一条件の判定材料として、画像とともに車両管理システムに送信する。
案内部は、車両管理システムによって車両が地物で示される駐車スペースの範囲内に駐車されていると判定されなかった場合、車両管理システムからの通知に基づいて車両が駐車スペースの範囲外であることを案内することができればよく、種々の構成を採用可能である。例えば、ユーザI/F部83がスピーカを備えている場合、メッセージを示す音声をスピーカから出力させることで案内を行う構成であってもよい。
さらに、本発明のように、駐車スペースを示す地物と駐車車両とを含む画像に基づいて、車両が当該地物で示される駐車スペースの範囲内に駐車されているか否かを判定する手法は、プログラムや方法としても適用可能である。また、以上のようなシステム、プログラム、方法は、単独の装置として実現される場合もあれば、車両に備えられる各部と共有の部品を利用して実現される場合もあり、各種の態様を含むものである。また、一部がソフトウェアであり一部がハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。さらに、システムを制御するプログラムの記録媒体としても発明は成立する。むろん、そのプログラムの記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし光磁気記録媒体であってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。
10…車両管理システム、20…制御部、21…車両管理プログラム、21a…画像取得部、21b…駐車状態判定部、21c…案内制御部、30…記録媒体、30a…車両情報、30b…駐車スペース情報、40…通信部、50…撮影システム、60…制御部、61…撮影プログラム、61a…現在地取得部、61b…撮影部、61c…送信部、61d…案内部、70…記録媒体、70a…利用情報、80…通信部、81…GPS受信部、82…イメージセンサ、83…ユーザI/F部、i…画像、m…マーク、P…ナンバープレート
Claims (9)
- 駐車場の駐車スペースを示す地物と前記駐車場に駐車した車両とを含む画像を取得する画像取得部と、
前記画像に基づいて、前記車両が前記地物で示される前記駐車スペースの範囲内に駐車されているか否かを判定する駐車状態判定部と、
を備える車両管理システム。 - 前記駐車スペースの範囲内に前記車両が駐車されていると判定されない場合、前記車両の利用者に前記車両が前記駐車スペースの範囲外であることを案内する案内制御部を備える、
請求項1に記載の車両管理システム。 - 前記画像には前記車両に固定された前記車両の識別情報が含まれ、
前記駐車状態判定部は、
前記車両の識別情報に基づいて前記車両を識別し、
識別された前記車両に対応付けられた前記駐車スペースであるか否かを前記画像に含まれる前記地物に基づいて判定する、
請求項1または請求項2に記載の車両管理システム。 - 駐車場の駐車スペースを示す地物と前記駐車場に駐車した車両とを含む画像を撮影する撮影部と、
前記画像を車両管理システムに送信する送信部と、
前記車両管理システムによって前記車両が前記地物で示される前記駐車スペースの範囲内に駐車されていると判定されなかった場合、前記車両管理システムからの通知に基づいて前記車両が前記駐車スペースの範囲外であることを案内する案内部と、
を備える撮影システム。 - 現在地を取得する現在地取得部を備え、
前記送信部は、前記車両に対応付けられた前記駐車スペースの位置と前記現在地との距離が既定距離以上である場合、前記画像を前記車両管理システムに送信しない、
請求項4に記載の撮影システム。 - 前記送信部は、前記画像に含まれる前記地物が前記車両に対応付けられた前記駐車スペースであることを示していない場合、前記画像を前記車両管理システムに送信しない、
請求項4または請求項5に記載の撮影システム。 - 前記送信部は、前記画像が前記車両の正面から撮影されていない場合、前記画像を前記車両管理システムに送信しない、
請求項4〜請求項6のいずれかに記載の撮影システム。 - コンピュータを、
駐車場の駐車スペースを示す地物と前記駐車場に駐車した車両とを含む画像を取得する画像取得部、
前記画像に基づいて、前記車両が前記地物で示される前記駐車スペースの範囲内に駐車されているか否かを判定する駐車状態判定部、
として機能させる車両管理プログラム。 - コンピュータを、
駐車場の駐車スペースを示す地物と前記駐車場に駐車した車両とを含む画像を撮影する撮影部、
前記画像を車両管理システムに送信する送信部、
前記車両管理システムによって前記車両が前記地物で示される前記駐車スペースの範囲内に駐車されていると判定されなかった場合、前記車両管理システムからの通知に基づいて前記車両が前記駐車スペースの範囲外であることを案内する案内部、
として機能させる撮影プログラム。
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- 2017-03-23 JP JP2017057341A patent/JP2018160125A/ja active Pending
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