JP2018158534A - 液体吐出ヘッド及び液体吐出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】駆動周波数の低下を抑えながら、記録可能な階調数を増加させることができる液体吐出ヘッド及び液体吐出装置を提供する。【解決手段】ヘッドは、回数制御部201及び吐出量制御部202を含む。回数制御部は、入力される画像データに基づいて、1画素に対して液滴を吐出する回数を制御する。吐出量制御部は、画像データに基づいて、液滴の吐出量を制御する。【選択図】図6
Description
本発明の実施形態は、液体吐出ヘッド及び液体吐出装置に関する。
ノズルからインクなどの液体を液滴として吐出させることで、画像などを記録するインクジェット記録装置が知られている。従来のインクジェット記録装置には、複数の階調を表現するために、同一画素に対して複数回液滴を吐出することができるようにしたものがある。このようなインクジェット記録装置は、例えば、濃くしたい画素に対する液滴の吐出回数を多く、薄くしたい画素に対する液滴の吐出回数を少なくすることで、濃淡の階調を表現することができる。このような方式は、吐出回数が0〜3回である4階調から、吐出回数が0〜7回である8階調までのものが多い。しかしながら、インクジェット記録装置に入力される印刷元の画像データなどは、各色8bitのものが多い。これは、256階調に相当する。すなわち、従来のインクジェット記録装置で記録された各画素あたりの階調数は、印刷元のデータの各画素あたりの階調数より小さい場合が多い。このため、インクジェット記録装置が同一画素に対して記録可能な階調数を増加させたいという需要がある。このために、同一画素に液滴を吐出する最大回数を増やす、例えば最大回数を7回よりも増やすことにより階調数を8よりも多くする、といったことが考えられる。しかしながら、上記のように最大回数を増やした場合、1画素に対する吐出回数が増える分、1画素あたりの吐出を行うためにかかる時間が増大する(駆動周波数が低下する)という問題がある。
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、駆動周波数の低下を抑えながら、記録可能な階調数を従来よりも増加させることができる液体吐出ヘッド及び液体吐出装置を提供することである。
実施形態の液体吐出ヘッドは、回数制御部及び吐出量制御部を含む。回数制御部は、入力される画像データに基づいて、1画素に対して液滴を吐出する回数を制御する。吐出量制御部は、前記画像データに基づいて、前記液滴の吐出量を制御する。
以下、いくつかの実施形態に係るインクジェット記録装置について図面を用いて説明する。なお、実施形態の説明に用いる各図面は、説明のため、各部の縮尺を適宜変更して示している場合がある。また、実施形態の説明に用いる各図面は、説明のため、構成を省略して示している場合がある。
〔第1実施形態〕
以下、第1実施形態に係るインクジェット記録装置について説明する。
図1は、第1実施形態に係るインクジェット記録装置1の構成の一例を示す側面模式図である。インクジェット記録装置1は、一例として、複数の液体吐出部2と、液体吐出部2を移動可能に支持するヘッド支持機構3と、記録媒体Sを移動可能に支持する媒体支持機構4と、を備える。記録媒体Sは、例えば、紙又は樹脂などを素材とするシートである。インクジェット記録装置1は、液体吐出装置の一例である。
〔第1実施形態〕
以下、第1実施形態に係るインクジェット記録装置について説明する。
図1は、第1実施形態に係るインクジェット記録装置1の構成の一例を示す側面模式図である。インクジェット記録装置1は、一例として、複数の液体吐出部2と、液体吐出部2を移動可能に支持するヘッド支持機構3と、記録媒体Sを移動可能に支持する媒体支持機構4と、を備える。記録媒体Sは、例えば、紙又は樹脂などを素材とするシートである。インクジェット記録装置1は、液体吐出装置の一例である。
図1に示すように、複数の液体吐出部2が、所定の方向に並列して配置された状態でヘッド支持機構3に支持される。ヘッド支持機構3は、ローラー3aに掛けられた無端ベルト3bに取り付けられている。インクジェット記録装置1は、ローラー3aを回転させることで、ヘッド支持機構3を、記録媒体Sの搬送方向に対して直行する主走査方向Aに移動可能である。液体吐出部2は、インクジェットヘッド10及び循環装置20を一体に備える。液体吐出部2は、液体として例えばインクIをインクジェットヘッド10から吐出させる吐出動作を行う。インクジェット記録装置1は、一例として、ヘッド支持機構3を主走査方向Aに往復移動させながらインク吐出動作を行うことで、対向して配置される記録媒体Sに所望の画像を形成する。液体吐出部2は、液体吐出装置の一例である。
複数の液体吐出部2は、CMYKの4色のインク、すなわちシアンインク、マゼンタインク、イエローインク及びブラックインクを、それぞれ吐出する。
図2は、インクジェットヘッド10の構成の一例を示す斜視図である。図3は、インクジェットヘッド10の構成の一例を示す分解斜視図である。因みにこの実施形態では、循環タイプのインクジェットヘッド10を例示する。
図2に示すように、インクジェットヘッド10は、いわゆるサイドシュータ型のインクジェットヘッドである。インクジェットヘッド10は、インクジェットプリンターに搭載され、チューブのような部品を介してインクタンクに接続されている。このようなインクジェットヘッド10は、ヘッド本体11と、ユニット部12と、一対の回路基板13とを備えている。インクジェットヘッド10は、液体吐出ヘッドの一例である。
図2に示すように、インクジェットヘッド10は、いわゆるサイドシュータ型のインクジェットヘッドである。インクジェットヘッド10は、インクジェットプリンターに搭載され、チューブのような部品を介してインクタンクに接続されている。このようなインクジェットヘッド10は、ヘッド本体11と、ユニット部12と、一対の回路基板13とを備えている。インクジェットヘッド10は、液体吐出ヘッドの一例である。
ヘッド本体11は、インクを吐出するための装置である。ヘッド本体11は、ユニット部12に取り付けられている。ユニット部12は、ヘッド本体11と前記インクタンクとの間の経路の一部を形成するマニホールドや、前記インクジェットプリンターの内部に取り付けるための部材を含んでいる。一対の回路基板13は、ヘッド本体11にそれぞれ取り付けられている。
ヘッド本体11は、ベースプレート15と、ノズルプレート16と、枠部材17と、一対の駆動素子18とを備えている。ヘッド本体11の内部には、インクが供給されるインク室が形成されている。
ベースプレート15は、例えばアルミナのようなセラミクスによって矩形の板状に形成されている。ベースプレート15は、平坦な実装面21を有している。実装面21に、複数の供給孔22と、複数の排出孔23とが開口している。
供給孔22は、ベースプレート15の中央部において、ベースプレート15の長手方向に並んで設けられている。供給孔22は、ユニット部12の前記マニホールドのインク供給部に連通している。供給孔22は、インク供給部を介して循環装置20内のインクタンクに接続されている。前記インクタンクのインクは、インク供給部及び供給孔22を通じてインク室に供給される。
排出孔23は、供給孔22を挟むように二列に並んで設けられている。排出孔23は、ユニット部12の前記マニホールドのインク排出部に連通している。排出孔23は、インク排出部を介して循環装置20内のインクタンクに接続されている。インク室のインクは、インク排出部及び排出孔23を通じて前記インクタンクに回収される。このように、インクは前記インクタンクとインク室との間で循環する。
ノズルプレート16は、例えば表面に撥液性機能を付与したポリイミド製の矩形状のフィルムによって形成されている。ノズルプレート16は、ベースプレート15の実装面21に対向している。ノズルプレート16に、複数のノズル25が設けられている。複数のノズル25は、ノズルプレート16の長手方向に沿って二列に並んでいる。
枠部材17は、例えばニッケル合金によって矩形の枠状に形成されている。枠部材17は、ベースプレート15の実装面21とノズルプレート16との間に介在している。枠部材17は、実装面21とノズルプレート16とにそれぞれ接着されている。すなわち、ノズルプレート16は、枠部材17を介してベースプレート15に取り付けられている。インク室は、ベースプレート15と、ノズルプレート16と、枠部材17とに囲まれて形成されている。
駆動素子18は、例えばチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)によって形成された板状の二つの圧電体によって形成されている。前記二つの圧電体は、分極方向がその厚さ方向に互いに逆向きになるように貼り合わされている。
一対の駆動素子18は、ベースプレート15の実装面21に接着されている。一対の駆動素子18は、二列に並ぶノズル25に対応して、インク室の中に平行に配置されている。駆動素子18は、断面台形状に形成されている。駆動素子18の頂部は、ノズルプレート16に接着されている。
駆動素子18に、複数の溝27が設けられている。溝27は、駆動素子18の長手方向と交差する方向にそれぞれ延びており、駆動素子18の長手方向に並んでいる。複数の溝27は、ノズルプレート16の複数のノズル25に対向している。本実施形態の駆動素子18は、溝27にインクを吐出する駆動流路となる複数の圧力室を配置している。
複数の溝27に、それぞれ電極28が設けられている。電極28は、例えばニッケル薄膜をフォトレジストエッチング加工することによって形成されている。電極28は、溝27の内面を覆っている。
ベースプレート15の実装面21から駆動素子18に亘って、複数の配線パターン35が設けられている。これらの配線パターン35は、例えばニッケル薄膜をフォトレジストエッチング加工することによって形成されている。
配線パターン35は、実装面21の一つの側端部21aおよび他方の側端部21bからそれぞれ延びている。なお、側端部21a,21bは、実装面21の縁のみならずその周辺の領域を含む。このため、配線パターン35は、実装面21の縁よりも内側に設けられても良い。
以下、一つの側端部21aから延びる配線パターン35について代表して説明する。なお、他方の側端部21bの配線パターン35の基本的な構成は、一つの側端部21aの配線パターン35と同じである。
配線パターン35は、第1の部分35aと、第2の部分35bとを有している。配線パターン35の第1の部分35aは、実装面21の側端部21aから駆動素子18に向かって直線状に延びている部分である。第1の部分35aは、互いに平行に延びている。配線パターン35の第2の部分35bは、第1の部分35aの端部と、電極28とに跨る部分である。第2の部分35bは、電極28にそれぞれ電気的に接続されている。
一つの駆動素子18において、複数の電極28のうち幾つかの電極28は、第1の電極群31を構成する。複数の電極28のうち他の幾つかの電極28は、第2の電極群32を構成する。
第1の電極群31と第2の電極群32とは、駆動素子18の長手方向の中央部を境に分かれている。第2の電極群32は、第1の電極群31と隣り合っている。第1および第2の電極群31,32は、例えば159個の電極28をそれぞれ含んでいる。
図2に示すように、一対の回路基板13は、基板本体44と、一対のフィルムキャリアパッケージ(FCP)45とをそれぞれ有している。なお、FCPは、テープキャリアパッケージ(TCP)とも称される。
基板本体44は、矩形状に形成された剛性を有するプリント配線板である。基板本体44に、種々の電子部品やコネクタが実装される。また、基板本体44に、一対のFCP45がそれぞれ取り付けられている。
一対のFCP45は、複数の配線が形成されるとともに柔軟性を有する樹脂製のフィルム46と、前記複数の配線に接続されたヘッド駆動回路47とをそれぞれ有している。フィルム46は、テープオートメーテッドボンディング(TAB)である。ヘッド駆動回路47は、電極28に電圧を印加するためのIC(integrated circuit)である。ヘッド駆動回路47は、樹脂によってフィルム46に固定されている。
一方のFCP45の端部は、異方性導電性フィルム(ACF)によって、配線パターン35の第1の部分35aに、熱圧着接続されている。これにより、FCP45の前記複数の配線は、配線パターン35に電気的に接続される。
FCP45が配線パターン35に接続されることで、ヘッド駆動回路47が、FCP45の前記配線を介して電極28に電気的に接続される。ヘッド駆動回路47は、フィルム46の前記配線を介して電極28に電圧を印加する。
ヘッド駆動回路47が電極28に電圧を印加すると、駆動素子18がシェアモード変形することにより、当該電極28が設けられた圧力室の容積が増減させられる。これにより、圧力室の中のインクの圧力が変化し、当該インクがノズル25から吐出される。このように、圧力室を隔てる駆動素子18は、圧力室の内部に圧力振動を与えるためのアクチュエーターとなる。
図1に示す循環装置20は、金属製などの連結部品によりインクジェットヘッド10の上部に一体に連結されている。循環装置20は、前記インクタンク及びインクジェットヘッド10を通り液体が循環可能に構成された所定の循環路を備える。循環装置20は、液体を循環させるためのポンプを備える。当該液体は、ポンプの働きにより循環装置20からインク供給部を通じてインクジェットヘッド10内に供給され、所定の流路を通った後、インク排出部を通じてインクジェットヘッド10内から循環装置20へと送られる。
また、循環装置20は、循環路の外部に設けられる補給タンクとしてのカートリッジから循環路に液体を補給する。
また、循環装置20は、循環路の外部に設けられる補給タンクとしてのカートリッジから循環路に液体を補給する。
インクジェット記録装置1の要部回路構成について説明する。図4は、実施形態に係るインクジェット記録装置1の要部回路構成の一例を示すブロック図である。
インクジェット記録装置1は、プロセッサー101、ROM(read-only memory)102、RAM(random-access memory)103、通信インターフェース104、表示部105、操作部106、ヘッドインターフェース107、バス108及びインクジェットヘッド10を含む。
インクジェット記録装置1は、プロセッサー101、ROM(read-only memory)102、RAM(random-access memory)103、通信インターフェース104、表示部105、操作部106、ヘッドインターフェース107、バス108及びインクジェットヘッド10を含む。
プロセッサー101は、インクジェット記録装置1の動作に必要な処理及び制御を行うコンピューターの中枢部分に相当する。プロセッサー101は、ROM102に記憶されたオペレーティングシステム又はアプリケーションソフトウェアなどのプログラムに基づいて、インクジェット記録装置1の各種の機能を実現するべく各部を制御する。プロセッサー101は、例えば、CPU(central processing unit)、MPU(micro processing unit)若しくはGPU(graphics processing unit)、又はこれらの組み合わせである。
ROM102は、プロセッサー101を中枢とするコンピューターの主記憶部分に相当する、専らデータの読み出しに用いられる不揮発性メモリである。ROM102は、オペレーティングシステム又はアプリケーションソフトウェアなどのプログラムを記憶する。また、ROM102は、プロセッサー101が各種の処理を行う上で使用するデータ又は各種の設定値などを記憶する。
RAM103は、プロセッサー101を中枢とするコンピューターの主記憶部分に相当する揮発性のメモリである。RAM103は、プロセッサー101が各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶しておく、いわゆるワークエリアなどとして利用される。また、RAM103は、未印刷の印刷ジョブの一覧であるジョブ一覧を記憶する。印刷ジョブには、印刷対象となる画像などのデータが含まれる。
ROM102に記憶されるプログラムは、後述する制御処理に関して記述した制御プログラムを含む。一例として、インクジェット記録装置1は、制御プログラムがROM102に記憶された状態でインクジェット記録装置1の管理者などへと譲渡される。しかしながら、インクジェット記録装置1は、後述する制御処理に関して記述した制御プログラムがROM102に記憶されない状態で当該管理者などに譲渡されても良い。また、インクジェット記録装置1は、別の制御プログラムがROM102に記憶された状態で当該管理者などに譲渡されても良い。そして、後述する制御処理に関して記述した制御プログラムが別途に当該管理者などへと譲渡され、当該管理者又はサービスマンなどによる操作の下にROM102へと書き込まれても良い。このときの制御プログラムの譲渡は、例えば、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク又は半導体メモリなどのようなリムーバブルな記録媒体に記録して、あるいはネットワークを介したダウンロードにより実現できる。
通信インターフェース104は、インクジェット記録装置1がネットワークなどを介して通信するためのインターフェースである。
表示部105は、インクジェット記録装置1の操作者に各種情報を通知するための画面を表示する。表示部105は、例えば、液晶ディスプレイ又は有機EL(electro-luminescence)ディスプレイなどのディスプレイである。
操作部106は、インクジェット記録装置1の操作者による操作を受け付ける。操作部106は、例えば、キーボード、キーパッド又はタッチパッドなどである。また、操作部106としては、表示部105の表示パネルに重ねて配置されたタッチパッドを用いることもできる。すなわち、タッチパネルが備える表示パネルを表示部105として、タッチパネルが備えるタッチパッドを操作部106として用いることができる。
ヘッドインターフェース107は、プロセッサー101がインクジェットヘッド10と通信するために設けられる。ヘッドインターフェース107は、プロセッサー101の制御のもと、階調データなどをインクジェットヘッド10へ送信する。
バス108は、アドレスバス及びデータバスなどを含み、インクジェット記録装置1の各部で授受される信号を伝送する。
インクジェットヘッド10は、ヘッドドライバー200を備える。
ヘッドドライバー200は、インクジェットヘッドを動作させるための駆動回路である。ヘッドドライバーは、例えばラインドライバーである。ヘッドドライバー200は、入力される階調データに基づき、複数の駆動素子18のそれぞれに駆動電圧を印加する。ヘッドドライバー200は、階調制御部201及び体積微調制御部202を備える。
階調制御部201は、入力される階調データに基づいて、同一画素に対して液滴を吐出する回数を制御する。
体積微調制御部202は、入力される階調データに基づいて、吐出する液滴の量(体積)を制御する。
ヘッドドライバー200は、インクジェットヘッドを動作させるための駆動回路である。ヘッドドライバーは、例えばラインドライバーである。ヘッドドライバー200は、入力される階調データに基づき、複数の駆動素子18のそれぞれに駆動電圧を印加する。ヘッドドライバー200は、階調制御部201及び体積微調制御部202を備える。
階調制御部201は、入力される階調データに基づいて、同一画素に対して液滴を吐出する回数を制御する。
体積微調制御部202は、入力される階調データに基づいて、吐出する液滴の量(体積)を制御する。
以下、第1実施形態に係るインクジェット記録装置1の動作を図5に基づいて説明する。なお、以下の動作説明における処理の内容は一例であって、同様な結果を得ることが可能な様々な処理を適宜に利用できる。図5は、インクジェット記録装置1のプロセッサー101による制御処理のフローチャートである。プロセッサー101は、ROM102に記憶された制御プログラムに基づいてこの制御処理を実行する。
なお、以下の動作説明では、0〜3回の吐出回数で4階調よりも多い階調数を表現する例について説明する。
なお、以下の動作説明では、0〜3回の吐出回数で4階調よりも多い階調数を表現する例について説明する。
図5のAct1においてプロセッサー101は、ジョブ一覧に印刷ジョブが登録されているか否かを確認する。プロセッサー101は、ジョブ一覧に印刷ジョブが登録されていないならば、Act1においてNoと判定してAct1の処理を繰り返す。かくしてプロセッサー101は、ジョブ一覧に印刷ジョブが登録されるまでAct1を繰り返す。プロセッサー101は、ジョブ一覧に印刷ジョブが登録されているならば、Act1においてYesと判定してAct2へと進む。
なお、例えば次のようにしてジョブ一覧に印刷ジョブが登録される。すなわち、プロセッサー101は、印刷ジョブが通信インターフェース104によって受信されるのを待ち受けている。そして、プロセッサー101は、印刷ジョブが受信されたならば、ジョブ一覧に当該印刷ジョブを登録する。また、プロセッサー101は、印刷を行うよう指示する操作が操作部106に対して行われるのを待ち受けている。そして、プロセッサー101は、当該操作が行われたことを確認したならば、当該操作に基づく印刷の内容を、印刷ジョブとしてジョブ一覧に登録する。以上の、ジョブ一覧に印刷ジョブを登録するための処理を、プロセッサー101は、図5に示す処理とは別スレッドで実行するなどして、図5に示す処理と並行又は並列して処理する。
なお、例えば次のようにしてジョブ一覧に印刷ジョブが登録される。すなわち、プロセッサー101は、印刷ジョブが通信インターフェース104によって受信されるのを待ち受けている。そして、プロセッサー101は、印刷ジョブが受信されたならば、ジョブ一覧に当該印刷ジョブを登録する。また、プロセッサー101は、印刷を行うよう指示する操作が操作部106に対して行われるのを待ち受けている。そして、プロセッサー101は、当該操作が行われたことを確認したならば、当該操作に基づく印刷の内容を、印刷ジョブとしてジョブ一覧に登録する。以上の、ジョブ一覧に印刷ジョブを登録するための処理を、プロセッサー101は、図5に示す処理とは別スレッドで実行するなどして、図5に示す処理と並行又は並列して処理する。
Act2においてプロセッサー101は、ジョブ一覧の中から、次に印刷を行う印刷ジョブを選択する。プロセッサー101は、通常、ジョブ一覧の中で最初に登録された印刷ジョブを、次に印刷を行う印刷ジョブとして選択する。プロセッサー101は、Act2の処理の後、Act3へと進む。
Act3においてプロセッサー101は、Act2で選択した印刷ジョブに含まれる、印刷対象となるデータに対して色変換を行う。すなわち、プロセッサー101は、印刷対象となるRGBカラーモードのビットマップ画像データをCMYカラーモードの画像データに変換する。なお、印刷対象となるデータが画像以外のデータを含む場合、プロセッサー101は、当該データを画像データに変換してから上記の色変換を行う。また、当該印刷対象となるデータが、RGB以外のカラーモードの画像データを含む場合、プロセッサー101は、当該画像データをRGBカラーモードに変換してから上記の色変換を行う。また、当該印刷対象となるデータが、ベクター画像を含む場合、プロセッサー101は、当該ベクター画像データをビットマップ画像データに変換してから上記の色変換を行う。なお、本動作説明においては、印刷対象となるRGBカラーモードのビットマップ画像データは、一例として各色8bitとする。しかしながら、インクジェット記録装置1が扱う当該画像データは、8bitに限定されない。プロセッサー101は、Act3の処理の後、Act4へと進む。
Act4においてプロセッサー101は、Act3で色変換を行ったCMYカラーモードの画像データに対して下色除去を行う。すなわち、プロセッサー101は、例えば、当該CMYカラーモードの画像データのグレー成分を分離して黒成分に置き換えることで、CMYKカラーモードの画像データに変換する。プロセッサー101は、Act4の処理の後、Act5へと進む。
Act5においてプロセッサー101は、Act4で下色除去を行ったCMYKカラーモードの画像データについて階調補正を行う。すなわち、プロセッサー101は、例えば、当該画像データに対してコントラスト、ガンマ値又は色調などの調整などを行う。プロセッサー101は、Act5の処理の後、Act6へと進む。
Act6においてプロセッサー101は、Act5で階調補正を行ったCMYKカラーモードの画像データについて、階調が各色3bitより大きい場合、3bitまで落とすために疑似中間処理を行う。プロセッサー101は、例えば、ディザ法又は誤差拡散法などを用いて画像データを3bitにする。これにより、8bitなどの3bitを超える階調を持つ画像データは、3bitの画像となる。この画像データは、各色の階調データであり、3bitの数値が連なったビット列である。プロセッサー101は、Act6の処理の後、Act7へと進む。
Act7においてプロセッサー101は、図6に示すように、ビットセパレーターとして機能して、3bitの階調データを画素ごとに上位2bitと下位1bitとに分離する。図6は、ビットセパレーター110、階調制御部201及び体積微調制御部202の入出力を説明するためのブロック図である。例えば、3bitの数値である0b110は、ビットセパレーター110によって、上位2bitである0b11と、下位1bitである0b0とに分離される。なお、接頭辞の0bは、本明細書中において、0bに続く数値が2進数であることを示す。当該上位ビットが連なったビット列は、第1のデータの一例である。また、当該下位ビットが連なったビット列は、第2のデータの一例である。したがって、ビットセパレーター110は、階調データを、回数制御手段に入力する第1のデータと吐出量制御手段に入力する第2のデータとに分離する分離部として動作する。
プロセッサー101は、Act7で上位ビットと下位ビットに分離させた階調データを色別にインクジェットヘッド10に送信するようにヘッドインターフェース107に対して指示する。この指示を受けてヘッドインターフェース107は、シアン(C)の階調データを、シアンインクを用いるインクジェットヘッド10に送信する。ヘッドインターフェース107は、マゼンタ(M)の階調データを、マゼンタインクを用いるインクジェットヘッド10に送信する。ヘッドインターフェース107は、イエロー(Y)の階調データを、イエローインクを用いるインクジェットヘッド10に送信する。ヘッドインターフェース107は、ブラック(K)の階調データを、ブラックインクを用いるインクジェットヘッド10に送信する。送信された当該各階調データは、それぞれのインクジェットヘッド10のヘッドドライバー200によって受信される。このとき、階調データ上位ビットは階調制御部201に、階調データ下位ビットは体積微調制御部202に入力される。プロセッサー101は、Act8の処理の後、Act9へと進む。
Act9においてプロセッサー101は、Act2で選択した印刷ジョブをジョブ一覧から消去する。プロセッサー101は、Act9の処理の後、Act1へと戻る。
次に、階調データを受信したインクジェットヘッド10の動作について説明する。なお、以下の説明では特定の1色、すなわち特定のインクジェットヘッド10のみに着目して説明を行う。実際には各色についてそれぞれのインクジェットヘッド10で同様の動作が行われる。
階調データの上位2bitが入力された階調制御部201は、図6に示すように、当該2bitが0b11であるならば3回、0b10であるならば2回、0b01であるならば1回、0b00であるならば0回、同一画素に対して液滴の吐出を行うよう制御する。
階調データの下位1bitが入力された体積微調制御部202は、図6に示すように、当該1bitが0b1であるならば吐出する液滴の量の調整(以下「体積微調」という。)を行わず、0b0であるならば体積微調を行うよう制御する。なお、体積微調制御部202は、体積微調として、同一画素に吐出する液滴のうちのいずれか1回の吐出量を通常の約半分(約0.5倍)にする。以下、同一画素に吐出する液滴のうちのいずれか1回の吐出量を約n倍にすることを、「nの体積微調」と称するものとする。なお、通常の1回の吐出量を1Dropと称するものとする。したがって、nの体積微調を行う場合、同一画素に吐出する液滴のうちのいずれか1回の吐出量はnDropsである。また、0.5の体積微調を行う場合、同一画素に吐出する液滴のうちのいずれか1回の吐出量は0.5Dropsである。
階調データの上位2bitが入力された階調制御部201は、図6に示すように、当該2bitが0b11であるならば3回、0b10であるならば2回、0b01であるならば1回、0b00であるならば0回、同一画素に対して液滴の吐出を行うよう制御する。
階調データの下位1bitが入力された体積微調制御部202は、図6に示すように、当該1bitが0b1であるならば吐出する液滴の量の調整(以下「体積微調」という。)を行わず、0b0であるならば体積微調を行うよう制御する。なお、体積微調制御部202は、体積微調として、同一画素に吐出する液滴のうちのいずれか1回の吐出量を通常の約半分(約0.5倍)にする。以下、同一画素に吐出する液滴のうちのいずれか1回の吐出量を約n倍にすることを、「nの体積微調」と称するものとする。なお、通常の1回の吐出量を1Dropと称するものとする。したがって、nの体積微調を行う場合、同一画素に吐出する液滴のうちのいずれか1回の吐出量はnDropsである。また、0.5の体積微調を行う場合、同一画素に吐出する液滴のうちのいずれか1回の吐出量は0.5Dropsである。
ヘッドドライバー200は、体積微調について、例えば以下の(A)の場合と(B)の場合の2種類の制御が可能である。
(A)
(A)の場合では、吐出量が変更されると、次に吐出量が変更されるまで、変更後の吐出量で液滴が吐出される。ヘッドドライバー200は、通常、0.5の体積微調を行うとき、同一画素に対して吐出する液滴のうちのいずれか1回の液滴について、吐出量を0.5Dropsに変更してから吐出を行う。しかしながら、ヘッドドライバー200は、最後に吐出を行ったときの吐出量が0.5Dropsである場合にはあらためて吐出量の変更を行う必要はない。したがって、この場合、ヘッドドライバー200は、吐出量の変更を行わずに液滴の吐出を行っても良い。そして、ヘッドドライバー200は、0.5Dropsの吐出量で吐出を行った次に吐出する液滴の吐出量が1Dropである場合、吐出量を1Dropに変更してから吐出を行う。
(B)
(B)の場合では、吐出量の変更は、次の吐出1回限りにおいて適用される。ヘッドドライバー200は、0.5の体積微調を行うとき、同一画素に対して吐出する液滴のうちのいずれか1回の液滴について、吐出量を0.5Dropsに変更してから吐出を行う。そして、ヘッドドライバー200は、0.5Dropsの吐出量で吐出を行った次に吐出する液滴の吐出量が1Dropである場合、吐出量の変更を行わずに液滴を吐出する。
(A)
(A)の場合では、吐出量が変更されると、次に吐出量が変更されるまで、変更後の吐出量で液滴が吐出される。ヘッドドライバー200は、通常、0.5の体積微調を行うとき、同一画素に対して吐出する液滴のうちのいずれか1回の液滴について、吐出量を0.5Dropsに変更してから吐出を行う。しかしながら、ヘッドドライバー200は、最後に吐出を行ったときの吐出量が0.5Dropsである場合にはあらためて吐出量の変更を行う必要はない。したがって、この場合、ヘッドドライバー200は、吐出量の変更を行わずに液滴の吐出を行っても良い。そして、ヘッドドライバー200は、0.5Dropsの吐出量で吐出を行った次に吐出する液滴の吐出量が1Dropである場合、吐出量を1Dropに変更してから吐出を行う。
(B)
(B)の場合では、吐出量の変更は、次の吐出1回限りにおいて適用される。ヘッドドライバー200は、0.5の体積微調を行うとき、同一画素に対して吐出する液滴のうちのいずれか1回の液滴について、吐出量を0.5Dropsに変更してから吐出を行う。そして、ヘッドドライバー200は、0.5Dropsの吐出量で吐出を行った次に吐出する液滴の吐出量が1Dropである場合、吐出量の変更を行わずに液滴を吐出する。
なお、ヘッドドライバー200は、体積微調を行わない場合について、何もしないのではなく、1の体積微調を行うような制御を行っても良い。
体積微調の対象とする吐出は、例えば、同一画素に対する吐出の最初、すなわち吐出回数に拘わらず1回目とする。あるいは、体積微調の対象とする吐出は、例えば、同一画素に対する吐出の最後、すなわち、吐出回数3回であれば3回目、2回であれば2回目、1回であれば1回目とする。あるいは、体積微調の対象とする吐出は、その他の決まりによって決定されても良い。
以上より、階調データの数値ごとの1画素に対する総吐出量(Drop数)は以下の表1に示すようになる。
以上より、階調データの数値ごとの1画素に対する総吐出量(Drop数)は以下の表1に示すようになる。
すなわち、分離前の階調データが0b111の場合、上位2ビット0b11と下位1ビット0b1とに分けられる。したがって、吐出回数は3回で、体積微調は行われない。これによりDrop数は3となる。
そして、分離前の階調データが0b110の場合、上位2ビット0b11と下位1ビット0b0とに分けられる。したがって、吐出回数は3回で、0.5の体積微調が行われる。これによりDrop数は2.5となる。
分離前の階調データが0b101の場合、上位2ビット0b10と下位1ビット0b1とに分けられる。したがって、吐出回数は2回で、体積微調は行われない。これによりDrop数は2となる。
分離前の階調データが0b100の場合、上位2ビット0b10と下位1ビット0b0とに分けられる。したがって、吐出回数は2回で、0.5の体積微調が行われる。これによりDrop数は1.5となる。
分離前の階調データが0b011の場合、上位2ビット0b01と下位1ビット0b1とに分けられる。したがって、吐出回数は1回で、体積微調は行われない。これによりDrop数は1となる。
分離前の階調データが0b010の場合、上位2ビット0b01と下位1ビット0b0とに分けられる。したがって、吐出回数は1回で、0.5の体積微調が行われる。これによりDrop数は0.5となる。
分離前の階調データが0b001の場合、上位2ビット0b00と下位1ビット0b1とに分けられる。したがって、吐出回数は0回である。これによりDrop数は0となる。
分離前の階調データが0b000の場合、上位2ビット0b00と下位1ビット0b0とに分けられる。したがって、吐出回数は0回である。なお、吐出回数が0回であるので体積微調は行えない。これにより、Drop数は0となる。
また、階調データの数値ごとの総吐出量を視覚的に示すと図7のようになる。
そして、分離前の階調データが0b110の場合、上位2ビット0b11と下位1ビット0b0とに分けられる。したがって、吐出回数は3回で、0.5の体積微調が行われる。これによりDrop数は2.5となる。
分離前の階調データが0b101の場合、上位2ビット0b10と下位1ビット0b1とに分けられる。したがって、吐出回数は2回で、体積微調は行われない。これによりDrop数は2となる。
分離前の階調データが0b100の場合、上位2ビット0b10と下位1ビット0b0とに分けられる。したがって、吐出回数は2回で、0.5の体積微調が行われる。これによりDrop数は1.5となる。
分離前の階調データが0b011の場合、上位2ビット0b01と下位1ビット0b1とに分けられる。したがって、吐出回数は1回で、体積微調は行われない。これによりDrop数は1となる。
分離前の階調データが0b010の場合、上位2ビット0b01と下位1ビット0b0とに分けられる。したがって、吐出回数は1回で、0.5の体積微調が行われる。これによりDrop数は0.5となる。
分離前の階調データが0b001の場合、上位2ビット0b00と下位1ビット0b1とに分けられる。したがって、吐出回数は0回である。これによりDrop数は0となる。
分離前の階調データが0b000の場合、上位2ビット0b00と下位1ビット0b0とに分けられる。したがって、吐出回数は0回である。なお、吐出回数が0回であるので体積微調は行えない。これにより、Drop数は0となる。
また、階調データの数値ごとの総吐出量を視覚的に示すと図7のようになる。
以上に説明したような制御が、複数のノズル25のそれぞれに対して行われる。さらに、階調データに基づいて同様の制御を繰り返すことで、記録媒体Sに画像が形成される。
以上より、階調制御部201は、所望の階調を示す階調データに基づいて、1画素に対して液滴を吐出する回数を制御する回数制御部として動作する。そして、体積微調制御部202は、階調データに基づいて、1画素に対して吐出する液滴のそれぞれの量を制御する吐出量制御部として動作する。あるいは、ヘッドドライバー200は、回数制御部及び吐出量制御部として動作する。
以上より、階調制御部201は、所望の階調を示す階調データに基づいて、1画素に対して液滴を吐出する回数を制御する回数制御部として動作する。そして、体積微調制御部202は、階調データに基づいて、1画素に対して吐出する液滴のそれぞれの量を制御する吐出量制御部として動作する。あるいは、ヘッドドライバー200は、回数制御部及び吐出量制御部として動作する。
第1実施形態のインクジェット記録装置1によれば、3bitの階調データの下位1bitが0b0の場合、0.5の体積微調を行う。これにより、インクジェット記録装置1は、最大3回の吐出回数で、0Drops、0.5Drops、1Drop、1.5Drops、2Drops、2.5Drops及び3Dropsの7段階の階調を表現することができる。最大吐出回数が3回の場合、従来は、0Drops、1Drop、2Drops及び3Dropsの4階調(=2bit)しか表現しかできなかった。これに対し、第1実施形態のインクジェット記録装置1は、以上のように従来よりも多い7階調(≒3bit)を表現することができる。
また、第1実施形態のインクジェット記録装置1によれば、吐出回数を変えずに階調数を従来よりも増やすことができるので、吐出回数を変えて階調を増やす場合よりも駆動周波数の低下を抑えることができる。
また、第1実施形態のインクジェット記録装置1によれば、吐出回数を変えずに階調数を従来よりも増やすことができるので、吐出回数を変えて階調を増やす場合よりも駆動周波数の低下を抑えることができる。
また、第1実施形態のインクジェット記録装置1によれば、階調データを上位ビットと下位ビットとに分ける。そして、インクジェット記録装置1は、階調データ上位ビットを階調制御部201に、階調データ下位ビットを体積微調制御部202にそれぞれ入力する。このようにすることで、階調制御部201については、吐出回数の制御という、従来行われていたものと同様の制御を行うことになる。したがって、階調制御部201については、従来と同様の構成を流用することができる。
また、第1実施形態のインクジェット記録装置1によれば、階調データの上位ビットは2bitの階調を表す画像データである。そして、階調データの下位ビットは、上位ビットの階調を細分化して3bitの階調にするデータである。したがって、階調制御部201に入力するデータは、従来と同様の形式を用いることができる。
また、第1実施形態のインクジェット記録装置1によれば、階調データの上位ビットは2bitの階調を表す画像データである。そして、階調データの下位ビットは、上位ビットの階調を細分化して3bitの階調にするデータである。したがって、階調制御部201に入力するデータは、従来と同様の形式を用いることができる。
〔第2実施形態〕
以下、第2実施形態に係るインクジェット記録装置について説明する。
第2実施形態に係るインクジェット記録装置1は、第1実施形態に係るインクジェット記録装置1と同様の構成のため、構成についての説明は省略する。
また、第2実施形態に係るインクジェット記録装置1は、第1実施形態に係るインクジェット記録装置1と同様に図5に示す制御処理を行う。したがって、当該動作についての説明は省略する。
以下、第2実施形態に係るインクジェット記録装置について説明する。
第2実施形態に係るインクジェット記録装置1は、第1実施形態に係るインクジェット記録装置1と同様の構成のため、構成についての説明は省略する。
また、第2実施形態に係るインクジェット記録装置1は、第1実施形態に係るインクジェット記録装置1と同様に図5に示す制御処理を行う。したがって、当該動作についての説明は省略する。
第2実施形態に係るインクジェット記録装置1の階調データを受信したインクジェットヘッド10の動作について説明する。
第2実施形態では、ヘッドドライバー200は、階調データ上位ビットと階調データ下位ビットとの組み合わせが予め定められた条件を満たす場合、吐出回数及び吐出量を制御する。すなわち、ヘッドドライバー200は、一例として、上位2bitが0b01且つ下位1bitが0b0の場合、0.75の体積微調を行うよう制御する。そして、ヘッドドライバー200は、上位2bitが0b00且つ下位1bitが0b1の場合、吐出回数を1回となるよう、及び0.5の体積微調を行うよう制御する。
第2実施形態における、階調データの数値ごとの1画素に対する総吐出量(Drop数)は以下の表2に示すようになる。
第2実施形態では、ヘッドドライバー200は、階調データ上位ビットと階調データ下位ビットとの組み合わせが予め定められた条件を満たす場合、吐出回数及び吐出量を制御する。すなわち、ヘッドドライバー200は、一例として、上位2bitが0b01且つ下位1bitが0b0の場合、0.75の体積微調を行うよう制御する。そして、ヘッドドライバー200は、上位2bitが0b00且つ下位1bitが0b1の場合、吐出回数を1回となるよう、及び0.5の体積微調を行うよう制御する。
第2実施形態における、階調データの数値ごとの1画素に対する総吐出量(Drop数)は以下の表2に示すようになる。
すなわち、分離前の階調データが0b000及び0b011〜0b111の場合については、第1実施形態の表1と同様である。
そして、分離前の階調データが0b010の場合、上位2ビット0b01と下位1ビット0b0とに分けられる。この場合、吐出回数は1回で、0.75の体積微調を行う。これによりDrop数は0.75となる。
分離前の階調データが0b001の場合、上位2ビット0b00と下位1ビット0b1とに分けられる。この場合、吐出回数は1回で、0.5の体積微調を行う。これによりDrop数は0.5となる。
そして、分離前の階調データが0b010の場合、上位2ビット0b01と下位1ビット0b0とに分けられる。この場合、吐出回数は1回で、0.75の体積微調を行う。これによりDrop数は0.75となる。
分離前の階調データが0b001の場合、上位2ビット0b00と下位1ビット0b1とに分けられる。この場合、吐出回数は1回で、0.5の体積微調を行う。これによりDrop数は0.5となる。
第2実施形態のインクジェット記録装置1によれば、階調データが0b010及び0b001の場合、ヘッドドライバー200は、吐出回数と体積微調とを制御する。これにより、インクジェット記録装置1は、最大3回の吐出回数で、0Drops、0.5Drops、0.75Drops、1Drop、1.5Drops、2Drops、2.5Drops及び3Dropsの8段階の階調を表現することができる。
3bitの階調を全て表現するには、8段階の階調表現が可能である必要がある。第2実施形態では、インクジェット記録装置1は、上記のように1画素に対して8階調の表現が可能である。すなわち、第2実施形態のインクジェット記録装置1は、第1実施形態に比べてより多くの階調の表現が可能であり、また、3bit全ての表現が可能である。
3bitの階調を全て表現するには、8段階の階調表現が可能である必要がある。第2実施形態では、インクジェット記録装置1は、上記のように1画素に対して8階調の表現が可能である。すなわち、第2実施形態のインクジェット記録装置1は、第1実施形態に比べてより多くの階調の表現が可能であり、また、3bit全ての表現が可能である。
〔第3実施形態〕
以下、第3実施形態に係るインクジェット記録装置について説明する。
第3実施形態に係るインクジェット記録装置1は、第1実施形態に係るインクジェット記録装置1と同様の構成のため、構成についての説明は省略する。
また、第3実施形態に係るインクジェット記録装置1は、第1実施形態に係るインクジェット記録装置1と同様に図5に示す制御処理を行う。したがって、当該動作についての説明は省略する。
以下、第3実施形態に係るインクジェット記録装置について説明する。
第3実施形態に係るインクジェット記録装置1は、第1実施形態に係るインクジェット記録装置1と同様の構成のため、構成についての説明は省略する。
また、第3実施形態に係るインクジェット記録装置1は、第1実施形態に係るインクジェット記録装置1と同様に図5に示す制御処理を行う。したがって、当該動作についての説明は省略する。
第3実施形態に係るインクジェット記録装置1の階調データを受信したインクジェットヘッド10の動作について説明する。
第3実施形態では、ヘッドドライバー200は、階調データの上位ビットと階調データの下位ビットとの組み合わせに応じて吐出回数及び吐出量を制御する。
第3実施形態では、ヘッドドライバー200は、一例として、階調データの数値ごとの1画素に対する総吐出量(Drop数)が表3に示すような総吐出量となるように制御を行う。
第3実施形態では、ヘッドドライバー200は、階調データの上位ビットと階調データの下位ビットとの組み合わせに応じて吐出回数及び吐出量を制御する。
第3実施形態では、ヘッドドライバー200は、一例として、階調データの数値ごとの1画素に対する総吐出量(Drop数)が表3に示すような総吐出量となるように制御を行う。
すなわち、分離前の階調データが0b111の場合、上位2ビット0b11と下位1ビット0b1とに分けられる。この場合、吐出回数は3回で、体積微調は行わない。これによりDrop数は3となる。
そして、分離前の階調データが0b110の場合、上位2ビット0b11と下位1ビット0b0とに分けられる。この場合、吐出回数は3回で、0.75の体積微調を行う。これによりDrop数は2.75となる。
分離前の階調データが0b101の場合、上位2ビット0b10と下位1ビット0b1とに分けられる。この場合、吐出回数は3回で、0.5の体積微調を1回行う。あるいは、吐出回数3回で、0.75の体積微調を2回行う。これによりDrop数は2.5となる。
分離前の階調データが0b100の場合、上位2ビット0b10と下位1ビット0b0とに分けられる。この場合、吐出回数は2回で、体積微調を行わない。これによりDrop数は2となる。
分離前の階調データが0b011の場合、上位2ビット0b01と下位1ビット0b1とに分けられる。この場合、吐出回数は2回で、0.5の体積微調を1回行う。あるいは、吐出回数2回で、0.75の体積微調を2回行う。これによりDrop数は1.5となる。
分離前の階調データが0b010の場合、上位2ビット0b01と下位1ビット0b0とに分けられる。この場合、吐出回数は1回で、体積微調を行わない。あるいは、吐出回数2回で、0.5の体積微調を2回行う。これによりDrop数は1となる。
分離前の階調データが0b001の場合、上位2ビット0b00と下位1ビット0b1とに分けられる。この場合、吐出回数は1回で、0.5の体積微調を1回行う。これによりDrop数は0.5となる。
分離前の階調データが0b000の場合、上位2ビット0b00と下位1ビット0b0とに分けられる。この場合、吐出回数は0回である。これによりDrop数は0となる。
そして、分離前の階調データが0b110の場合、上位2ビット0b11と下位1ビット0b0とに分けられる。この場合、吐出回数は3回で、0.75の体積微調を行う。これによりDrop数は2.75となる。
分離前の階調データが0b101の場合、上位2ビット0b10と下位1ビット0b1とに分けられる。この場合、吐出回数は3回で、0.5の体積微調を1回行う。あるいは、吐出回数3回で、0.75の体積微調を2回行う。これによりDrop数は2.5となる。
分離前の階調データが0b100の場合、上位2ビット0b10と下位1ビット0b0とに分けられる。この場合、吐出回数は2回で、体積微調を行わない。これによりDrop数は2となる。
分離前の階調データが0b011の場合、上位2ビット0b01と下位1ビット0b1とに分けられる。この場合、吐出回数は2回で、0.5の体積微調を1回行う。あるいは、吐出回数2回で、0.75の体積微調を2回行う。これによりDrop数は1.5となる。
分離前の階調データが0b010の場合、上位2ビット0b01と下位1ビット0b0とに分けられる。この場合、吐出回数は1回で、体積微調を行わない。あるいは、吐出回数2回で、0.5の体積微調を2回行う。これによりDrop数は1となる。
分離前の階調データが0b001の場合、上位2ビット0b00と下位1ビット0b1とに分けられる。この場合、吐出回数は1回で、0.5の体積微調を1回行う。これによりDrop数は0.5となる。
分離前の階調データが0b000の場合、上位2ビット0b00と下位1ビット0b0とに分けられる。この場合、吐出回数は0回である。これによりDrop数は0となる。
以上のように、第3実施形態のインクジェット記録装置1は、吐出回数、体積微調の回数、及びいくつの体積微調を行うかについて、階調データの数値ごとに自由に設定することができる。
さらに、吐出回数、体積微調の回数、及びいくつの体積微調を行うかについて、設定によっては、表4に示すように1階調差における総吐出量差がおおよそ均等になるようにすることもできる。
さらに、吐出回数、体積微調の回数、及びいくつの体積微調を行うかについて、設定によっては、表4に示すように1階調差における総吐出量差がおおよそ均等になるようにすることもできる。
すなわち、分離前の階調データが0b111の場合、吐出回数は3回で、体積微調は行わない。これによりDrop数は3となる。
そして、分離前の階調データが0b110の場合、例えば、吐出回数は3回で、0.57の体積微調を1回行う。あるいは例えば、吐出回数は3回で、0.857の体積微調を3回行う。これによりDrop数は2.57となる。
分離前の階調データが0b101の場合、例えば、吐出回数は3回で、0.14の体積微調を1回行う。あるいは例えば、吐出回数3回で、0.714の体積微調を3回行う。これによりDrop数は2.14となる。
分離前の階調データが0b100の場合、例えば、吐出回数は2回で、0.71の体積微調を1回行う。あるいは例えば、吐出回数3回で、0.57の体積微調を3回行う。これによりDrop数は1.71となる。
分離前の階調データが0b011の場合、例えば、吐出回数は2回で、0.29の体積微調を1回行う。あるいは例えば、吐出回数3回で、0.43の体積微調を3回行う。これによりDrop数は1.29となる。
分離前の階調データが0b010の場合、例えば、吐出回数は1回で、体積微調を行わない。あるいは例えば、吐出回数3回で、0.286の体積微調を3回行う。これによりDrop数は0.86となる。
分離前の階調データが0b001の場合、例えば、吐出回数は1回で、0.43の体積微調を1回行う。あるいは例えば、吐出回数3回で、0.143の体積微調を3回行う。これによりDrop数は0.43となる。
分離前の階調データが0b000の場合、吐出回数は0回である。これによりDrop数は0となる。
そして、分離前の階調データが0b110の場合、例えば、吐出回数は3回で、0.57の体積微調を1回行う。あるいは例えば、吐出回数は3回で、0.857の体積微調を3回行う。これによりDrop数は2.57となる。
分離前の階調データが0b101の場合、例えば、吐出回数は3回で、0.14の体積微調を1回行う。あるいは例えば、吐出回数3回で、0.714の体積微調を3回行う。これによりDrop数は2.14となる。
分離前の階調データが0b100の場合、例えば、吐出回数は2回で、0.71の体積微調を1回行う。あるいは例えば、吐出回数3回で、0.57の体積微調を3回行う。これによりDrop数は1.71となる。
分離前の階調データが0b011の場合、例えば、吐出回数は2回で、0.29の体積微調を1回行う。あるいは例えば、吐出回数3回で、0.43の体積微調を3回行う。これによりDrop数は1.29となる。
分離前の階調データが0b010の場合、例えば、吐出回数は1回で、体積微調を行わない。あるいは例えば、吐出回数3回で、0.286の体積微調を3回行う。これによりDrop数は0.86となる。
分離前の階調データが0b001の場合、例えば、吐出回数は1回で、0.43の体積微調を1回行う。あるいは例えば、吐出回数3回で、0.143の体積微調を3回行う。これによりDrop数は0.43となる。
分離前の階調データが0b000の場合、吐出回数は0回である。これによりDrop数は0となる。
第1実施形態〜第3実施形態は以下のような変形も可能である。
階調データは3bitに限らない。4bit以上の階調データを用いることで、インクジェット記録装置1は、8階調よりも多い階調を扱うことができる。また、上位ビットは2bitに限らない。例えば、上位ビットが3bitであれば最大吐出回数を7回、上位ビットが4bitであれば最大吐出回数を15回とすることができる。さらに、下位ビットは1bitに限らない。例えば、下位ビットを2bitとして、当該2bitが0b11の場合体積微調無し、0b10の場合0.75の体積微調、0b01の場合0.5の体積微調、0b00の場合0.25の体積微調を行う。このようにすることで、吐出回数を変えずにさらに階調数を増やすことができる。
階調データは3bitに限らない。4bit以上の階調データを用いることで、インクジェット記録装置1は、8階調よりも多い階調を扱うことができる。また、上位ビットは2bitに限らない。例えば、上位ビットが3bitであれば最大吐出回数を7回、上位ビットが4bitであれば最大吐出回数を15回とすることができる。さらに、下位ビットは1bitに限らない。例えば、下位ビットを2bitとして、当該2bitが0b11の場合体積微調無し、0b10の場合0.75の体積微調、0b01の場合0.5の体積微調、0b00の場合0.25の体積微調を行う。このようにすることで、吐出回数を変えずにさらに階調数を増やすことができる。
第2実施形態において、ヘッドドライバー200は、階調データが0b010の場合は第1実施形態と同様にして、階調データが0b001の場合、吐出回数を1回として、0.25の体積微調を行うよう制御しても良い。この場合、インクジェット記録装置1は、最大3回の吐出回数で、0Drops、0.25Drops、0.5Drops、1Drop、1.5Drops、2Drops、2.5Drops及び3Dropsの8段階の階調を表現することができる。
第1実施形態〜第3実施形態の説明では、1未満の体積微調のみを示した。しかしながら、インクジェット記録装置1は、1より大きい体積微調が可能であっても良い。すなわち、インクジェット記録装置1は、体積微調として、同一画素に吐出する液滴のうちのいずれか1回の吐出量を通常よりも多くしても良い。このようにすることで、総吐出量の設定の自由度が増加する。
第1実施形態〜第3実施形態では、分離前の階調データが3bitである場合、最大吐出回数は3回である。すなわち、分離前の階調データをkbitとすると、最大吐出回数は(2k−1−1)回である。しかしながら、最大吐出回数は(2k−1−1)回より多くても良い。このようにすることで、総吐出量の設定の自由度が増加する。そして、この場合であっても、最大吐出回数が(2k−1)回よりも少なければ、吐出回数のみを変えて階調を増やす場合よりも駆動周波数の低下を抑えることができる。
最大吐出回数を1回増やすことで、例えば、0Drops〜3.5Dropsまで0.5Drops刻みで8段階の階調を表現することもできる。
最大吐出回数を1回増やすことで、例えば、0Drops〜3.5Dropsまで0.5Drops刻みで8段階の階調を表現することもできる。
インクジェット記録装置1は、階調データを上位ビットと下位ビットに分けずにインクジェットヘッドへ送信しても良い。そして、例えば、ヘッドドライバー200が階調データを上位ビットと下位ビットに分けた後、階調データ上位ビットを階調制御部201に、階調データ下位ビットを体積微調制御部202に入力する。
ヘッドドライバー200は、階調データを上位と下位とに分離しない状態で扱い、当該階調データに基づいて制御を行っても良い。
第1実施形態〜第3実施形態では、プロセッサー101がビットセパレーター110として機能した。しかしながら、ビットセパレーター110を回路などにより実現しても良い。
第1実施形態〜第3実施形態のインクジェット記録装置(液体吐出装置)1は、記録媒体Sに、インクによる二次元の画像を形成するインクジェットプリンターである。しかしながら、液体吐出装置は、これに限られるものではない。液体吐出装置は、例えば、3Dプリンター、産業用の製造機械又は医療用機械などであっても良い。液体吐出装置が3Dプリンターなどである場合には、液体吐出装置は、例えば、素材となる物質又は素材を固めるためのバインダーなどをインクジェットヘッドから吐出させることで、立体物を形成する。また、液体吐出装置が3Dプリンターなどである場合には、印刷ジョブには3次元画像データなどが含まれる。
第1実施形態〜第3実施形態では、階調データの上位ビットを階調制御部201に、階調データの下位ビットを体積微調制御部202に入力した。しかしながら、階調データのビットが前後反転している場合などにおいては、階調データの下位ビットを階調制御部201に、階調データの上位ビットを体積微調制御部202に入力しても良い。
実施形態のインクジェット記録装置1は、液体吐出部2を4つ備え、それぞれの液体吐出部2が使用するインクIの色はシアン、マゼンタ、イエロー又はブラックである。しかしながら、インクジェット記録装置が備える液体吐出部2の数は4つに限定せず、また、複数ではなく1つであっても良い。また、それぞれの液体吐出部2が使用するインクIの色及び特性などは限定しない。上記の実施形態では、インクジェット記録装置1は、Act3〜Act6の処理でRGBカラーモードの画像データをCMYKカラーモードの画像データに変換した。しかしながら、インクジェット記録装置が備える液体吐出部2が用いるインクの色がCMYKで無い場合には、インクジェット記録装置1は、RGBカラーモードの画像データを当該インクの色に応じた画像データに変換する。
また、液体吐出部2は、透明光沢インク、赤外線又は紫外線等を照射したときに発色するインク、又はその他の特殊インクなども吐出可能である。さらに、液体吐出部2は、インク以外の液体を吐出することができるものであっても良い。なお、液体吐出部2が吐出する液体は、懸濁液などの分散液であっても良い。液体吐出部2が吐出するインク以外の液体としては例えば、プリント配線基板の配線パターンを形成するための導電性粒子を含む液体、人工的に組織又は臓器などを形成するための細胞などを含む液体、接着剤などのバインダー、ワックス、又は液体状の樹脂などが挙げられる。
また、液体吐出部2は、透明光沢インク、赤外線又は紫外線等を照射したときに発色するインク、又はその他の特殊インクなども吐出可能である。さらに、液体吐出部2は、インク以外の液体を吐出することができるものであっても良い。なお、液体吐出部2が吐出する液体は、懸濁液などの分散液であっても良い。液体吐出部2が吐出するインク以外の液体としては例えば、プリント配線基板の配線パターンを形成するための導電性粒子を含む液体、人工的に組織又は臓器などを形成するための細胞などを含む液体、接着剤などのバインダー、ワックス、又は液体状の樹脂などが挙げられる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…インクジェット記録装置、2…液体吐出部、10…インクジェットヘッド、20…循環装置、101…プロセッサー、110…ビットセパレーター、200…ヘッドドライバー、201…階調制御部、202…体積微調制御部
Claims (5)
- 入力される画像データに基づいて、1画素に対して液滴を吐出する回数を制御する、回数制御部と、
前記画像データに基づいて、前記液滴の吐出量を制御する吐出量制御部と、を具備する液体吐出ヘッド。 - 前記画像データを、前記回数制御部に入力する第1のデータと前記吐出量制御部に入力する第2のデータとに分離する分離部をさらに備える、請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記第1のデータは、階調を表すビット列であり、
前記第2のデータは、前記階調をより細かい階調に分けるビット列である、請求項2に記載の液体吐出ヘッド。 - 前記回数制御部及び前記吐出量制御部による制御に基づいて液滴を吐出する吐出部をさらに備える、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
- 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッドを備える液体吐出装置。
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