JP2018158063A - グリル調理機器及びそれを搭載した加熱調理機器 - Google Patents

グリル調理機器及びそれを搭載した加熱調理機器 Download PDF

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Hideo Tomita
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誠 澁谷
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Abstract

【課題】排気口閉塞や送風機故障による排気不良を検知できるグリル調理機器を搭載した加熱調理機器を提供する。
【解決手段】調理容器32に接続され調理食材31を加熱する際に発生する調理容器32内の排気を処理する排気処理手段35と、排気に対して排気処理手段35を経由して移送する排気移送手段36と、排気処理手段35あるいは排気移送手段36の少なくとも一方に配され排気温度を検知する温度検知部37と、加熱手段33,34による調理食材31の加熱を開始して第一所定期間経過後、温度検知部37の出力と第一の所定値とを比較する制御部51とを備えたものである。これにより、排気移送手段36が初期に故障した場合、温度上昇した排気は排気処理手段35や排気移送手段36を通過しないので、温度検知部37の出力が第一の所定値未満の時には排気移送手段36を故障と判断することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、一般家庭の台所や業務用の厨房等で使用されるグリル調理機器及びそれを搭載した加熱調理機器の排気に関するものである。
従来の、加熱調理機器は、魚などの調理食材を加熱するときに、焼成時に発生する水蒸気、油煙、臭気成分などの排気は、加熱調理機器の後方に開口した排気口から排出され、キッチンの加熱調理機器上方に設置されている換気扇により屋外へ吸い出されている。
また、調理中に発生する油煙などを、酸化触媒を用いて処理する特許文献1のような加熱調理機器が開示されている。図12は、特許文献1に記載された従来の加熱調理機器の側面断面図である。この加熱調理機器1には、本体2の上部に誘導加熱調理機器3、その下部にグリル調理機器4(ロースターとも呼ぶ)を備え、グリル調理機器4は上下に加熱ヒータ5を配置した調理容器6を一体に構成している。そして、調理容器6内での調理食材7の加熱により発生する排気(油煙、臭気成分、水蒸気等)を処理して排出するために、調理容器6の後方に、第一酸化触媒(パラジュウム)8、第二酸化触媒(マンガン)9を配置したL字状の排気ダクト10を備え、排気ダクト10下部に配置されているノズル11内に軸流ファン12を内包し、本体2後部の排気口13に連通している。特に、第一酸化触媒8と第二酸化触媒9の上流には夫々温度検出部14、15が配置されている。また、排気ダクト10の底部には、第一貯水部16を設け、ノズル11には、軸流ファン12の周囲に第二貯水部17を設け、第一貯水部16、第二貯水部17には夫々外部へ放水する排水口(図示せず)を開口している。一般的に、この種の加熱調理機器1は、キッチンキャビネット18内に設置されるが、そのとき、トッププレート19から四方へ本体2より張り出して延設された、フランジ状20により、キッチンキャビネット18上に載置保持されている。
上記構成において動作を説明すると、加熱ヒータ5の加熱を開始すると共に、駆動した軸流ファン11が本体2の駆動空気(破線の矢印)を吸い込み、ノズル12から排気ダクト10に吹き込み、エジェクター効果(エゼクタ効果ともいう)により、調理容器6内の排気(実線の矢印)を、第一酸化触媒8と第二酸化触媒9で浄化処理して排気口13より上方に向けて排出する。なお、温度検出部14の出力により、加熱ヒータ5の出力を調整して浄化性能や排気の清浄度を高める方向へ制御し、加熱調理が適切に行われる制御を含め調理ソフトにより調整される。さらに、温度検出部15は第二酸化触媒7に流入する排気温度を検知しており、その出力より触媒温度を算出して適切な浄化能力が維持されるとともに触媒温度が使用上限温度を超えないよう、加熱ヒータ5の制御をおこなう。
特許第5543644号公報
しかしながら、従来の加熱調理機器1では、軸流ファン11の故障や排気口13の略閉塞等により、排気ダクト10に吹き込まれる駆動空気が少量或いは無い場合、エジェクター効果は発生せず、第一酸化触媒8と第二酸化触媒9の圧力損失により排気が調理容器6内部にこもり、調理容器6の隙間から本体2内外に排気が漏れるという課題があった。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、排気不良による調理容器からの排気漏れに対応できるグリル調理機器及びそれを搭載した加熱調理機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明のグリル調理機器は、
調理食材を収容可能な調理容器と、
前記調理容器内に配され調理食材を加熱する加熱手段と、
前記調理容器に接続され調理食材を加熱する際に発生する前記調理容器内の排気を処理する排気処理手段と、
前記排気処理手段に接続され前記調理容器内の排気に対して前記排気処理手段を経由して移送する排気移送手段と、
前記排気処理手段あるいは前記排気移送手段の少なくとも一方に配され排気温度を検知する温度検知部と、
前記加熱手段による調理食材の加熱を開始して第一所定期間経過後、前記温度検知部の出力と第一の所定値とを比較する制御部とを備えたものである。
これにより、加熱手段が調理食材への加熱を開始すると共に、排気移送手段が調理容器内の排気を、排気処理手段を経由して移送する。しかし、排気移送手段が初期に故障した場合、加熱手段に加熱された温度上昇した排気は排気処理手段や排気移送手段を通過しない、すなわち排気が温度検知部の近傍を流れず、温度検知部の出力が第一の所定値越えないので、制御部が排気移送手段を故障と判断することができる。
また、本発明の加熱調理機器は、前述のグリル調理機器を有した加熱調理機器である。これにより、排気移送手段の故障が検知できる温度検知部を配置した調理容器を設けたので、調理容器からの排気漏れの無い加熱調理機器を提供できる。
本発明のグリル調理機器及びそれを搭載した加熱調理機器は、排気不良を検知するので調理容器からの排気漏れが防止できる。
本発明の実施の形態1における加熱調理機器を示した斜視図 同加熱調理機器の筐体後端部の部材をはずした状態の後方斜視図 同加熱調理機器の要部側面断面図 同加熱調理機器の要部を示す斜視図 同加熱調理機器の要部を示す斜視図 同加熱調理機器の要部側面断面図 同加熱調理機器の排気パネルを上へ外した要部の斜視図 同加熱調理機器の通常の時間経過による各部の温度変化を示す特性図 同加熱調理機器の初期故障における時間経過による各部の温度変化を示す特性図 同加熱調理機器の途中故障における時間経過による各部の温度変化を示す特性図 同加熱調理機器の通常でかつ触媒部で発火した場合の時間経過による各部の温度変化を示す特性図 従来の加熱調理機器の要部側面断面図
第1の発明は、
調理食材を収容可能な調理容器と、
前記調理容器内に配され調理食材を加熱する加熱手段と、
前記調理容器に接続され調理食材を加熱する際に発生する前記調理容器内の排気を処理する排気処理手段と、
前記排気処理手段に接続され前記調理容器内の排気に対して前記排気処理手段を経由して移送する排気移送手段と、
前記排気処理手段あるいは前記排気移送手段の少なくとも一方に配され排気温度を検知する温度検知部と、
前記加熱手段による調理食材の加熱を開始して第一所定期間経過後、前記温度検知部の出力と第一の所定値とを比較する制御部とを備えたグリル調理機器とするものである。
これにより、調理容器に調理食材が収容されると、加熱手段が調理食材への加熱を開始すると共に、排気移送手段が調理容器内の排気を、排気処理手段を経由して移送する。次に、加熱手段に加熱された温度上昇した調理容器内の排気は排気処理手段や排気移送手段を通過し、排気が温度検知部の近傍を流れる。加熱手段による調理食材の加熱を開始して第一所定期間経過後、温度検知部の出力が第一の所定値以上になった場合、制御部が排気移送手段は正常に動作していると判断することが出来できる。しかし、排気移送手段が初期に故障した場合、温度上昇した排気は排気処理手段や排気移送手段を通過しない、すなわち、排気が温度検知部の近傍を流れない。第一所定期間経過後、温度検知部の出力が第一の所定値を越えなかった場合、制御部が排気移送手段を故障と判断することができる。従って、本発明のグリル調理機器は、排気不良を検知するので調理容器からの排気漏れが防止できる。
第2の発明は、特に第1の発明の制御部は、前記温度検知部の出力が前記第一の所定値を越えた以降で第二所定期間の間、前記温度検知部の出力が増加から減少へ遷移してから前記温度検知部の出力と第二の所定値とを比較するものである。
これにより、加熱手段が調理食材への加熱を開始すると共に、排気移送手段が調理容器内の排気を、排気処理手段を経由して移送する。次に、加熱手段に加熱された温度上昇した調理容器内の排気は排気処理手段や排気移送手段を通過し、排気が温度検知部の近傍を流れる。加熱手段による調理食材の加熱を開始して第一所定期間経過後、温度検知部の出力が第一の所定値以上になった場合、制御部が排気移送手段は正常に動作していると判断することが出来できる。
その後、第二所定期間の間に排気移送手段が故障した場合、温度上昇した排気は排気処理手段や排気移送手段を通過しない、すなわち、排気が温度検知部の近傍を流れなくなる。その際、温度検知部の出力が増加から減少へ遷移して(転じて)、制御部は温度検知部の出力が第二の所定値未満の時には排気処理手段を故障と判断することが出来できる。
従って、本発明のグリル調理機器は、排気不良を検知するので調理容器からの排気漏れが防止できる。
第3の発明は、特に第2の発明において、
使用者に報知する報知部を備え、
前記加熱手段による調理食材の加熱を開始して第一所定期間経過後、前記温度検知部の出力が前記第一の所定値未満のとき、または、
前記温度検知部の出力が前記第一の所定値を越えた以降で第二所定期間の間、前記温度検知部の出力が第二の所定値未満のとき、
前記制御部は、前記報知部によって報知するよう制御するもので、報知部によって、排気処理手段が故障していることを報知することができる。
第4の発明は、特に第1の発明の制御部は、前記加熱手段と前記排気移送手段とを動作
させたときの前記温度検知部の出力変化に応じて調理食材の熱容量を推定するもので、前記温度検知部の出力変化に応じて調理食材の熱容量を推定することにより、推定後の前記加熱手段と前記排気移送手段との動作時間を最適に調整することができる。
第5の発明は、特に第1〜第4のいずれか1つの発明の温度検知部は、前記排気処理手段内で、前記排気処理手段に内包された触媒部より排気の下流側で、前記触媒部に臨まない前記触媒部から離間した位置に配置したものであり、前記加熱手段による調理食材を加熱時に調理食材の油分が前記触媒部に飛散して触媒部が発火することがあるが、発火の影響を受けることなく温度検知部で排気の代表的な温度(略平均)を検知することができる。
第6の発明は、特に第1〜第5のいずれか1つの発明の温度検知部は、エジェクターを構成する前記排気移送手段の駆動空気と前記排気が混合する上流に配置したもので、温度検知部は駆動空気の影響を受けず、排気の温度を検知できる。言い換えると、排気が駆動空気と混合すると、排気は駆動空気の影響を強く受け、温度検知部は排気処理手段を通過せる排気の温度変化に対する感度が低下するので、制御部は排気処理手段の故障判断や、調理食材の熱容量推定が適正にできない。
第7の発明は、特に第1〜第6の発明のグリル調理機器を有したものである。
これにより、排気移送手段の故障が検知できる温度検知部を配置した調理容器を設けたので、調理容器からの排気漏れの無い加熱調理機器を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における加熱調理機器を示した斜視図。図2は、同加熱調理機器の、排気移送手段と、ダクトの位置関係を示す本体後端部材をはずした後方斜視図。図3は、同加熱調理機器の要部側面断面図。図4は、同加熱調理機器の、調理容器と、排気処理手段と、排気移送手段とダクトの位置関係を示す斜視図。図5は、同加熱調理機器の排気移送手段を示す一部を断面にした要部斜視図。図6は、同加熱調理機器のダクト、排気口、天面部材の位置関係を示す要部側面断面図。図7は、同加熱調理機器の排気パネルを外した要部斜視図。図8は、同加熱調理機器における通常の時間経過による各部の温度変化を示す特性図。図9は、同加熱調理機器における初期故障における時間経過による各部の温度変化を示す特性図。図10は、同加熱調理機器の途中故障における時間経過による各部の温度変化を示す特性図。図11は、同加熱調理機器の通常で、かつ触媒部で発火した場合の時間経過による各部の温度変化を示す特性図である。
図1から図4に示すように、加熱調理機器21は、有底箱状の本体22(筐体)を有し、本体22の上部に誘導加熱調理機器23、下部にグリル調理機器24を内包している。
本体22は、上端を前後左右にフランジ状に張り出して、その四方向の張り出し部25により、キッチンキャビネット26に収納保持され、天面に配され加熱調理するための被加熱物である鍋を載置可能とし、キッチンキャビネット26との前左右の間隙を覆う耐熱ガラス製の天面部材27を備えている。また、本体22は、天面部材27の後方に、キッチンキャビネット26との後の間隙を覆うために延設され、張り出し部25との間隙に排気を導く調理用排気経路28を形成し、かつ誤って異物が入らないように複数の排気口29(例えば、幅20mm、高さ5mmのスリットなど)を、複数配設するバックフレーム30を備えている。したがって、バックフレーム30は、天面部材27の後方でキッチンキャビネット26に載置されている。
グリル調理機器24は、調理食材31を収容可能な調理容器32と、調理容器32内の上下に配され調理食材31を加熱する上加熱手段33、下加熱手段34と、調理容器32に接続され調理食材31を加熱する際に発生する調理容器32内の排気を処理する排気処理手段35と、排気処理手段35に接続され、調理容器32内の排気を、排気処理手段35を経由して移送する排気移送手段36と、排気処理手段35に内包した排気温度を検知する温度検知部37と、排気移送手段36と調理用排気経路28とを連通するダクト38から構成している。
調理容器32は調理食材31を入れる開閉自在のドア39を本体22前方に配置し、底部には耐熱ガラスの床40を設けている。床40には、フッ素(使用上限温度約250℃)を塗布したアルミ製或いは鉄製の調理皿41が置かれ、調理食材31を置く。上加熱手段33は調理容器32の上部に設けた調理食材31を加熱する一本の中央に配置した近赤管ヒータ(照明兼用)と二本の左右に配置した遠赤管ヒータ及び反射板とから構成されている。下加熱手段34は床40の下方に配置し、調理皿41を加熱する二本の遠赤管ヒータと反射板とから構成されている。
排気処理手段35は調理容器32の天面で、上加熱手段33(例えば近赤管ヒータ)に沿って、かつ臨むように開口した調理容器出口42を覆うように触媒容器43を前方から後方へ設け、調理容器出口42を横断するように触媒部44(白金やパラジウムなどの酸化触媒を厚さ2〜3mmの発泡金属に担持:日揮ユニバーサル社製)を配置し、かつサーミスターまたは熱電対で形成された温度検知部37を触媒部44に臨まない離れた所に配置している。
排気移送手段36はシロッコファンで形成された送風機45と、送風機45の吐出口に接続され、駆動用空気を絞り流速を高めるためのノズル46(絞り比約1/10)と、ノズル46から駆動用空気が噴出されるチェンバー47と、チェンバー47に接続している誘引管48及びディフューザー49からエジェクターを構成している。なお、送風機45とノズル46とチェンバー47およびディフューザー49は直線状に、かつ約5°空気の流れに沿って下るように配置されている。また、誘引管48は触媒容器43の出口50に接続している。
制御部51は、上加熱手段33、下加熱手段34、送風機45を制御する。特に、制御部51は、温度検知部37の出力に応じて送風機45の正常・故障を判断し、故障と判断したら、排気移送手段36が故障していることをブザー、異状表示などによって使用者に報知する報知部52を駆動する。
図5〜図7に示すように、ダクト38は有底筒状で構成され排気を導く排気路53を有し、かつ筒状側面に排気移送手段36を構成するディフューザー49を接続して液溜り部54を形成している。この液溜り部54は、調理容器32の後方立面に接触或いは近接配置している。他方、ダクト38を構成する排気路53は、液溜り部54から調理用排気経路28への排気方向に沿って拡大させ、かつ排気路53の排気方向に沿って複数の開口部である多数の開口部55を開口した板状(いわゆるパンチング板)の油付着部56を有している。詳細には、図5に示すように、排気路53の下部における長さがL1であるのに対して、排気路53の上部における長さが長さL1より長いL2に設定されている。グリル調理機器24の排気路53は、バックフレーム30の調理用排気経路28に接続されている。
調理用排気経路28は左右2枚の隔離壁57で、通路断面をスリット状(例えば、幅120mm、高さ8mm)に形成し、ダクト38と排気口29とを略気密性を有して連通す
る。なお、バックフレーム30は加熱調理機器21の使い勝手、デザイン性からキッチンキャビネット26表面からの突出を抑える必要があり、調理用排気経路28の上面は天面部材27表面の位置とほぼ同じになる。すなわち、調理用排気経路28の通路面積Vcは、高さ制限によりほぼ決まり、調理用排気経路28の通路面積Vcが調理用排気経路28の圧力損失のボトルネックになる。そこで、本体22の後端部と天面部材27で構成される通路面積Vdと排気口29の全開口面積Veは調理用排気経路28の通路面積Vcと同等(Vd≒Vc≒Ve)まで、小さくしても調理用排気経路28の圧力損失への影響が少ない。特に、本体22の後端部と天面部材27で構成される通路面積Vdはダクト38に臨んでいる天面部材27の下辺を面取り58して面積を確保し、天面部材27を後方へ拡げている。他方、バックフレーム30の後方に斜面59(例えば傾斜角30°)を形成し、斜面59にはダクト38の出口と調理用排気経路28が臨むように開口60を開口し、かつ開口60を取外し自在の排気パネル61で覆う。排気パネル61には、排気口29を多数開口し、全開口面積Veを確保している。なお、排気パネル61の斜面59に配置した排気口29は加熱調理機器21の使用者からは見えにくいので、天面部材27とバックフレーム30のデザイン性(フラット、スタイリッシュ)が向上する。また、排気口29を本体22の後方に開口したので、天面部材27は後方に、20〜30mm広げることができ、この分大きな鍋が置くことができる。
以上のように構成された加熱調理機器21の動作について説明する。
まず、調理食材31を置いた調理皿41は、ドア39を開けて床40に置かれ、その後ドア39が閉じられる。次に、制御部51は、上加熱手段33、下加熱手段34、送風機45を適宜通電する。第一手順として、上加熱手段33からの輻射が直接、また反射板に反射して調理食材31の上面を焼く。第二手順として、下加熱手段34からの輻射が直接、また反射板に反射して床40を透過して、調理皿41の下面を加熱する。続いて、温度上昇した調理皿41は、調理食材31の下面を熱伝導により焼く。他方、調理食材31から発生した水蒸気、油煙、臭気成分を含む排気は、排気移送手段36により排気処理手段35を介して、かつダクト38、バックフレーム30を通り排気口29から噴出する。
具体的には、制御部51は予熱シーケンスと焼きシーケンスを順次実施する。例えば、調理食材31が塩さんま31Aの場合、予熱シーケンスとして制御部51は送風機45を80%(デューティ)で駆動を、上加熱手段33は100%で、下加熱手段34は75%で加熱を開始し、塩さんま31Aの上下表面を焼く。同時に、制御部51は温度検知部37の出力(温度)変化や所定出力(温度)到達時間(予熱期間)などから塩さんま31Aの尾数(熱容量)を推定する。例えば、図8に示すように、所定温度250℃到達に予熱期間10分要すれば、塩さんま31Aは2尾、14分要すれば、塩さんま31Aは5尾と推定する。
予熱後、焼きシーケンスとして制御部51は送風機45を100%(デューティ)に変更して駆動し、また上加熱手段33は100%で加熱を継続する。ただし、制御部51が塩さんまを2尾判断した場合、下加熱手段34は10%に加熱を弱め、或いは塩さんまを5尾判断した場合、下加熱手段34は100%に加熱を強める。塩さんまの尾数が少ない場合、調理皿41の塩さんまが載っていない領域が上加熱手段33の輻射により受熱するので、制御部51は下加熱手段34の加熱量を下げて、調理皿41を使用上限温度以下に抑えている。
その後、制御部51は、焼きシーケンスが例えば焼き期間6分間経過すると、上加熱手段33と下加熱手段34への通電を停止して調理を終了する。また制御部51は、グリル調理機器24を冷却するため、送風機45への通電を継続し、その後停止(例えば20分後)する。
次に、加熱調理について説明する。加熱調理中、調理容器32内は250℃程度に温度上昇し、その際に対流による加熱も加わり塩さんま31Aも温度上昇して、塩さんま31Aから水蒸気、油、臭気成分などが発生する。さらに、水蒸気や油などが上方の上加熱手段33と調理皿41により加熱され、かつ先の対流にも加熱されて、過熱蒸気、油煙を含む排気(黒矢印)が生成する。この排気のおよその量を見積もると、20〜30L/minであった。
次に、排気処理手段35について説明する。触媒部44は、上加熱手段33(例えば近赤管ヒータ)に添ってごく近くに配置されているため、排気は触媒部44の入口では300℃を越えるので、触媒部44は活性化し排気に含まれる臭気成分や油煙を水と二酸化炭素に分解する。
次に、排気移送手段36の動作について説明する。送風機45から噴出した駆動空気(例えば、約200Pa、200L/minの外気)は、ノズル46により流路が絞られる(例えば絞り比約1/10)ため、流速が高まりノズル46先端からチェンバー47内部へ噴出するので、チェンバー47内部では、負圧が発生する(エジェクター効果)。この時、誘引管48も約−20Paの負圧になり、排気が調理容器32から排気処理手段35、誘引管48を介してチェンバー47に誘引される。続いて、排気はチェンバー47、ディフューザー49で駆動空気と混合して、温度を下げダクト38に流入する。特に、排気は送風機45を通過しないため、送風機45は排気による汚れがなく、さらに、高い耐熱性も必要としないため、排気移送手段36は高い信頼性を実現することができる。
次に、ダクト38とバックフレーム30を通過する排気について説明する。ダクト38に流入した排気は、屈曲した排気路53の内壁や油付着部56に衝突し、また沿って流れる。その際、排気処理手段35で処理できなかった僅かな油煙が排気路53の内壁や油付着部56に付着する。特に、多数の開口部55を通過する排気は乱れ、油付着部56の表面近傍を接触しながら流れるので、油が油付着部56に付着し易くなる。これらの結果、排気がさらに浄化される。また、排気路53が徐々に広がるので、排気は調理用排気経路28へ均一に排出する。続いて、調理用排気経路28に流入した排気が、斜面59の内面に衝突して排気口29から斜め上方に均一に噴出する。すなわち、排気が調理用排気経路28を均一に流れるので、圧力損失が抑えられる。
また、隔離壁57は、誘導加熱調理機器23の誘導加熱コイル(図示せず)の冷却風が調理用排気経路28に進入するのを防止するので、排気をスムーズに排気口29から噴出できる。言い換えると、冷却風による調理用排気経路28の圧力損失増加を防止できる。また、調理用排気経路28の通路面積Vcは高さ制限により広くできないが、排気路53は寸法制約がないので、排気路53の通路面積は十分に広くできる。なお、排気パネル61を外せば、調理用排気経路28とダクト38の出口を掃除や、誤って入った異物を取除くことができる。
初期の排気不良検知について説明する。図8に示す通常の場合、最初に制御部51が上加熱手段33、下加熱手段34、送風機45に通電すると共に、排気移送手段36が調理容器32内の排気を、排気処理手段35を経由して移送する。次に、上加熱手段33、下加熱手段34に加熱された温度上昇した排気は排気処理手段35と排気移送手段36を通過し、排気が温度検知部37の近傍を流れる。制御部51は、上加熱手段33、下加熱手段34による調理食材の加熱を開始して第一所定期間(例えば90秒)経過後、温度検知部37の出力(例えば105℃)と第一の所定値(例えば80℃)とを比較する。制御部51は、温度検知部37の出力(例えば105℃)と第一の所定値(例えば80℃)とを比較した結果、温度検知部37の出力(例えば105℃)が第一の所定値(例えば80℃
)以上になった場合、排気移送手段36は正常に動作していると判断することが出来できる。しかし、図9に示すように排気移送手段36が初期に故障した場合、温度上昇した排気は排気処理手段35や排気移送手段36を通過しない、すなわち、排気が温度検知部37の近傍を流れない。第一所定期間経過後、温度検知部37の出力(例えば20℃)が第一の所定値(例えば80℃)を越えなかった場合、制御部51が排気移送手段36を故障と判断することができる。そして、制御部51は直ちに報知部52によって排気不良を報知すると共に上加熱手段33、下加熱手段34を停止し、その後適宜送風機45も停止する。
加熱調理中の排気不良検知について説明する。図10に示すように、制御部51は、第一所定期間経過後、温度検知部37の出力が第一の所定値を越えた以降で加熱調理終了までの第二所定期間の間に排気移送手段36が故障した場合、温度上昇した排気は排気処理手段35と排気移送手段36を通過しない、すなわち、排気が温度検知部37の近傍を流れなくなる。その際、温度検知部37の出力が増加から減少へ遷移して(転じて)、制御部51が、温度検知部37の出力が第二の所定値(例えば40℃低下)を上回る減少を第三所定期間(例えば1分間)継続の有無を確認する。温度検知部37の出力が第二の所定値を上回る減少を第三所定期間継続しなければ、制御部51が排気移送手段36は正常に動作していると判断することが出来できる。しかし、温度検知部37の出力が第二の所定値を上回る減少を第三所定期間継続していれば、制御部51が排気移送手段36を故障と判断する。そして、制御部51は直ちに報知部52によって排気不良を報知すると共に上加熱手段33、下加熱手段34を停止し、その後適宜送風機45も停止する。具体的には、調理食材31から突然大量の油煙が発生し、排気温度が一時的に上昇し、次に油煙がおさまり排気温度が急激に低下した場合、温度検知部37の出力が第二の所定値を上回る減少を検知する。その際、第三所定期間を設けることにより、誤った排気不良検知を排除できる。さらに、ノイズなどで、温度検知部37の出力が一時的に不安定になる場合も、制御部51が誤った排気不良検知をすることを防止できる。
また、排気移送手段36を故障以外に何らかの原因(例えば、布巾、キッチンペーパ、食材)で、排気口29、ダクト38、触媒部44等が閉塞した場合でも、排気は排気処理手段35や排気移送手段36を通過しないので、初期、加熱調理中の排気不良が検知できる。すなわち調理容器32からの排気漏れが防止できる。
次に、温度検知部37について説明する。温度検知部37は、排気処理手段35内で、排気処理手段35に内包された触媒部44より排気の下流側で、触媒部44に臨まない、かつ触媒部44から離間した排気処理手段35の出口側に配置している。そして、塩さんま31Aから突然大量の油分が発生し、触媒部44に飛散して発火することがある。図11の丸の点線で囲ったAに示すように、発火した触媒部44の下流は、発熱反応により急激に温度上昇(例えば、450℃から490℃)する。次に、油分が燃焼してなくなると、急激に温度低下(例えば、490℃から450℃)する。他の大部分の触媒部44を通過した排気と混合するので、発火による温度上昇と低下の影響が抑えられ、温度検知部37の出力が徐々に変化する。すなわち、温度検知部37は排気の代表的な温度(略平均)を検知することができるので、制御部51は排気処理手段35の故障判断や、調理食材の熱容量推定が適正にできる。
また、温度検知部37は、エジェクターを構成する排気移送手段の駆動空気と排気が混合する上流に配置する。例えば、温度検知部37は、誘引管41に設けても問題はなく、温度検知部37は駆動空気の影響を受けず、排気の温度を検知できるので、制御部51は排気処理手段35の故障判断や、調理食材の熱容量推定が適正にできる。言い換えると、排気が駆動空気と混合すると、排気は駆動空気の影響を強く受け、温度検知部37は感度が低下するという不具合が生じる。
したがって、温度検知部37が油分による触媒部44での発火する場所から離れ、かつ排気がノズル46から噴出される駆動空気と希釈される前に配置されていればよい。
他方、キッチンキャビネット26、天面部材27、バックフレーム30等に、水、汁などの液体を誤ってこぼした際に、この液体が排気口29から張り出し部25の上面を流れ、ダクト38に流れ込む。続いて、液体が排気路53の傾斜内面に沿って滴下し、途中で滞りなく、液溜り部54に溜められる。
そして、ディフューザー49から流入した排気は、外気に希釈された分相対湿度が低く、かつ外気より温度が高いので、ダクト38内壁に衝突して乱れながら液溜り部54近傍を通過する際に、排気が液溜り部54に溜められた液体を蒸発させ、排気に取り込み、調理用排気経路28へ排出し、解消する。なお、排気移送手段36をダクト38の筒状側面に、上から下に向かって5°の角度で接続している。すなわち液溜り部54の底面が排気移送手段36との接続位置より低い位置にあるので、液溜り部54に溜められた液体が排気処理手段35や排気移送手段36を汚すことはない。また、液溜り部54は、調理容器32から輻射、対流、伝熱により加熱されて高温(例えば90℃程度)になる。その分、液溜り部54が液体の蒸発を促進させるので、液体は短時間で解消できる。
以上のように、本実施の形態では、
調理食材31を収容可能な調理容器32と、
調理容器32内に配され調理食材31を加熱する上加熱手段33、下加熱手段34と、
調理容器32に接続され調理食材31を加熱する際に発生する調理容器32内の排気を処理する排気処理手段35と、
排気処理手段35に接続され調理容器32内の排気に対して排気処理手段35を経由して移送する排気移送手段36と、
排気処理手段35あるいは排気移送手段36の少なくとも一方に配され排気温度を検知する温度検知部37と、
加熱手段による調理食材31の加熱を開始して第一所定期間経過後、温度検知部37の出力と第一の所定値とを比較する制御部51とを備えたグリル調理機器24とするものである。
これにより、調理容器32に調理食材31が収容されると、上加熱手段33、下加熱手段34が調理食材31への加熱を開始すると共に、排気移送手段36が調理容器32内の排気を、排気処理手段35を経由して移送する。次に、加熱手段に加熱された温度上昇した調理容器32内の排気は排気処理手段35や排気移送手段36を通過し、排気が温度検知部37の近傍を流れる。加熱手段による調理食材31の加熱を開始して第一所定期間経過後、温度検知部37の出力が第一の所定値以上になった場合、制御部51が排気移送手段36は正常に動作していると判断することが出来できる。しかし、排気移送手段36が初期に故障した場合、温度上昇した排気は排気処理手段35や排気移送手段36を通過しない、すなわち、排気が温度検知部37の近傍を流れない。第一所定期間経過後、温度検知部37の出力が第一の所定値を越えなかった場合、制御部51が排気移送手段36を故障と判断することができる。従って、本実施の形態のグリル調理機器24は、排気不良を検知するので調理容器32からの排気漏れが防止できる。
また、本実施の形態では、制御部51は、温度検知部37の出力が第一の所定値を越えた以降で第二所定期間の間、温度検知部37の出力が増加から減少へ遷移してから温度検知部37の出力と第二の所定値とを比較するものである。
これにより、加熱手段が調理食材31への加熱を開始すると共に、排気移送手段36が
調理容器32内の排気を、排気処理手段35を経由して移送する。次に、加熱手段に加熱された温度上昇した調理容器32内の排気は排気処理手段35や排気移送手段36を通過し、排気が温度検知部37の近傍を流れる。加熱手段による調理食材31の加熱を開始して第一所定期間経過後、温度検知部37の出力が第一の所定値以上になった場合、制御部51が排気移送手段36は正常に動作していると判断することが出来できる。
その後、第二所定期間の間に排気移送手段36が故障した場合、温度上昇した排気は排気処理手段35や排気移送手段36を通過しない、すなわち、排気が温度検知部37の近傍を流れなくなる。その際、温度検知部37の出力が増加から減少へ遷移して(転じて)、制御部51は温度検知部37の出力が第二の所定値未満の時には排気処理手段35を故障と判断することが出来できる。
従って、本実施の形態のグリル調理機器24は、排気不良を検知するので調理容器32からの排気漏れが防止できる。
また、本実施の形態では、使用者に報知する報知部52を備え、
上加熱手段33、下加熱手段34による調理食材31の加熱を開始して第一所定期間経過後、温度検知部37の出力が第一の所定値未満のとき、または、
温度検知部37の出力が第一の所定値を越えた以降で第二所定期間の間、温度検知部37の出力が第二の所定値未満のとき、
制御部51は、報知部52によって報知するよう制御するもので、報知部52によって、排気処理手段35が故障していることを報知することができる。
また、本実施の形態では、制御部51は、加熱手段と排気移送手段36とを動作させたときの温度検知部37の出力変化に応じて調理食材31の熱容量を推定するもので、温度検知部37の出力変化に応じて調理食材31の熱容量を推定することにより、推定後の加熱手段と排気移送手段36との動作時間を最適に調整することができる。
また、本実施の形態では、温度検知部37は、排気処理手段35内で、排気処理手段35に内包された触媒部44より排気の下流側で、触媒部44に臨まない触媒部44から離間した位置に配置したものであり、加熱手段による調理食材31を加熱時に調理食材31の油分が触媒部44に飛散して触媒部44が発火することがあるが、発火の影響を受けることなく温度検知部37で排気の代表的な温度(略平均)を検知することができる。
また、本実施の形態では、温度検知部37は、エジェクターを構成する排気移送手段36の駆動空気と排気が混合する上流に配置したもので、温度検知部37は駆動空気の影響を受けず、排気の温度を検知できる。言い換えると、排気が駆動空気と混合すると、排気は駆動空気の影響を強く受け、温度検知部37は排気処理手段35を通過せる排気の温度変化に対する感度が低下するので、制御部51は排気処理手段35の故障判断や、調理食材の熱容量推定が適正にできない。
また、本実施の形態では、前記グリル調理機器24を有した加熱調理機器21である。これにより、排気移送手段36の故障が検知できる温度検知部37を配置した調理容器32を設けたので、調理容器32からの排気漏れの無い加熱調理機器21を提供できる。
なお、本実施の形態において、上加熱手段33、下加熱手段34としてヒータを用いた例を用いて説明したが、これに限られることはなく、上下の加熱手段の双方もしくはどちらか一方を、誘導加熱やガスバーナを用いた構成においても同様の作用効果を得ることができる。
以上のように、本発明にかかるグリル調理機器及びそれを搭載した加熱調理機器は、排
気不良を検知するので調理容器からの排気漏れが防止できるので、民生用および業務用の用途にも適用できる。
21 加熱調理機器
24 グリル調理機器
31 調理食材
32 調理容器
33 加熱手段(上加熱手段)
34 加熱手段(下加熱手段)
35 排気処理手段
36 排気移送手段
37 温度検知部
44 触媒部
51 制御部
52 報知部

Claims (7)

  1. 調理食材を収容可能な調理容器と、
    前記調理容器内に配され調理食材を加熱する加熱手段と、
    前記調理容器に接続され調理食材を加熱する際に発生する前記調理容器内の排気を処理する排気処理手段と、
    前記排気処理手段に接続され前記調理容器内の排気に対して前記排気処理手段を経由して移送する排気移送手段と、
    前記排気処理手段あるいは前記排気移送手段の少なくとも一方に配され排気温度を検知する温度検知部と、
    前記加熱手段による調理食材の加熱を開始して第一所定期間経過後、前記温度検知部の出力と第一の所定値とを比較する制御部とを備えたグリル調理機器。
  2. 前記制御部は、前記温度検知部の出力が前記第一の所定値を越えた以降で第二所定期間の間、前記温度検知部の出力が増加から減少へ遷移してから前記温度検知部の出力と第二の所定値とを比較する請求項1に記載のグリル調理機器。
  3. 使用者に報知する報知部を備え、
    前記加熱手段による調理食材の加熱を開始して第一所定期間経過後、前記温度検知部の出力が前記第一の所定値未満のとき、または、
    前記温度検知部の出力が前記第一の所定値を越えた以降で第二所定期間の間、前記温度検知部の出力が第二の所定値未満のとき、
    前記制御部は、前記報知部によって報知するよう制御する請求項2に記載のグリル調理機器。
  4. 前記制御部は、前記加熱手段と前記排気移送手段とを動作させたときの前記温度検知部の出力変化に応じて調理食材の熱容量を推定する請求項1に記載のグリル調理機器。
  5. 前記温度検知部は、前記排気処理手段内で、前記排気処理手段に内包された触媒部より排気の下流側で、前記触媒部に臨まない前記触媒部から離間した位置に配置した請求項1〜4のいずれか1項に記載のグリル調理機器。
  6. 前記温度検知部は、エジェクターを構成する前記排気移送手段の駆動空気と前記排気が混合する上流に配置した請求項1〜5のいずれか1項に記載のグリル調理機器。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のグリル調理機器を有した加熱調理機器。
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