JP2018157308A - 受信装置および処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】回路規模の増加を抑制しつつ、再生クロック信号の位相をシフトできるようにする。
【解決手段】受信装置(100)は、クロック情報を含むシリアルデータを受信する受信装置であって、シリアルデータと再生クロック信号の位相を比較する位相比較器と、第1の値を記憶する第1の記憶素子と、第2の値を記憶する第2の記憶素子と、位相比較器、第1の記憶素子および第2の記憶素子のいずれかの出力を選択するセレクタと、セレクタが位相比較器の出力を選択している期間では、位相比較器の出力に応じた位相の再生クロック信号を生成し、セレクタが第1の記憶素子の出力を選択している期間では、再生クロック信号の位相を維持し、セレクタが第2の記憶素子の出力を選択している期間では、再生クロック信号の位相をシフトさせるクロック生成部とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、受信装置およびその処理方法に関する。
プロセッサは、画像信号を処理するため、撮像センサ、液晶パネルおよび外部メモリなどのモジュールに対して通信を行う。その際、プロセッサは、信号の高速化を図るため、小振幅差動信号を用い、エンベデットクロック伝送方式を用いたシリアルデータ伝送を行う。受信装置は、シリアルデータのエッジ情報からクロックデータリカバリ(CDR)によりクロック信号を生成する。シリアルデータの伝送速度が上昇するにつれ、伝送路による損失が無視できなくなる。その損失を低減するため、送信装置は、エンファシスやデエンファシスを行い、受信装置は、イコライザを有する。エンファシス、デエンファシスおよびイコライザは、伝送路での損失特性を考慮し、それを補償するように、周波数特性を調整する必要がある。
また、送信装置および受信装置は、それらを実現するため、アナログ回路で構築されることが多い。一般に、アナログ回路は、プロセスばらつきや動作電圧および温度の影響を受けやすく、周波数特性の調整には、それらの影響も考量した調整が必要となる。上述したように、送信装置および受信装置は、プロセスばらつきや動作電圧および温度の影響を考慮して特性を調整しなければならない。しかし、送信装置および受信装置の調整値は、個体毎に異なる。そのため、送信装置および受信装置の個体毎に特性を評価する評価手段が必要である。特許文献1には、シリアルデータのアイ(EYE)パターンの開口率を評価する方法が記載されている。
特開2015−39154号公報
特許文献1に記載されている方法は、アイパターンの開口率を評価するために、専用の回路を設ける必要があり、回路規模(LSIチップ面積)が増加してしまう。
そこで、本発明は、回路規模の増加を抑制しつつ、再生クロック信号の位相をシフトできるようにすることを目的とする。
本発明に係る受信装置は、クロック情報を含むシリアルデータを受信する受信装置であって、前記シリアルデータと再生クロック信号の位相を比較する位相比較器と、第1の値を記憶する第1の記憶素子と、第2の値を記憶する第2の記憶素子と、前記位相比較器、前記第1の記憶素子および前記第2の記憶素子のいずれかの出力を選択するセレクタと、前記セレクタが前記位相比較器の出力を選択している期間では、前記位相比較器の出力に応じた位相の前記再生クロック信号を生成し、前記セレクタが前記第1の記憶素子の出力を選択している期間では、前記再生クロック信号の位相を維持し、前記セレクタが前記第2の記憶素子の出力を選択している期間では、前記再生クロック信号の位相をシフトさせるクロック生成部とを有する。
本発明によれば、回路規模の増加を抑制しつつ、再生クロック信号の位相をシフトさせることができる。
通信システムの構成例を説明するためのブロック図である。 フラクショナルPLL回路の構成例を説明するためのブロック図である。 クロック信号の位相を説明するための図である。 判定回路の出力を説明するための図である。 判定回路の出力を説明するための図である。 変調器の構成例を説明するためのブロック図である。 復調器の構成例を説明するためのブロック図である。 トレーニングパターンの送信を説明するための図である。 アイパターンの開口率の検査処理を説明するためのフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
[実施形態1]
図1は、実施形態1における通信システムの構成例を説明するためのブロック図である。
実施形態1における通信システムは、送信装置150と、受信装置100と、基準クロック発生器160とを有する。送信装置150は、クロック情報を含むシリアルデータを受信装置100に送信する。受信装置100は、クロック情報を含むシリアルデータを送信装置150から受信する。受信装置100は、クロックデータリカバリ(CDR)機能を有し、送信装置150から受信したシリアルデータからクロック信号を生成する。基準クロック発生器160は、例えば水晶発振器であり、送信装置150および受信装置100に基準クロック信号を供給する。
まず、図1を参照して、送信装置150の構成要素の例を説明する。図1に示すように、送信装置150は、送信ドライバ151、PLL(phase locked loop)回路152、シリアライザ153、変調器154およびデータ発生器155を有する。送信装置150はさらに、CPU(central processing unit)156を有する。CPU156は、送信装置150の構成要素および送信装置150の動作を制御する制御部として動作する。CPU156は、送信装置150の各構成要素および送信装置150の動作を制御するためのプログラムを記憶したメモリと、そのプログラムの実行が可能なプロセッサとを有する。
PLL回路152は、基準クロック発生器160から供給された基準クロック信号の周波数の整数倍の送信クロック信号を生成する。データ発生器155は、送信データを生成する。送信データは、例えば8ビットパラレルデータである。変調器154は、図6に示すように、スクランブラ600および8B10B変調器601を有する。変調器154は、データ発生器155の出力データを変調することで、データのトグル率を保証することができる。スクランブラ600は、データ発生器155の出力データにクロック情報を含ませる変調を行う。8B10B変調器601は、スクランブラ600が出力する8ビットパラレルデータを10ビットパラレルデータに変換する。シリアライザ153は、PLL回路152の送信クロック信号を用いて、変調器154が出力するパラレルデータをシリアルデータに変換する。送信ドライバ151は、シリアライザ153が出力するシリアルデータを高速の小振幅差動信号として出力する。また、送信ドライバ151は、高周波数成分を増幅するエンファシスを行うか、低周波数成分を減衰させるデエンファシスを行う。例えば、送信装置150は、CPU156を有する。CPU156は、送信ドライバ151のエンファシスまたはデエンファシスの周波数特性を制御することができる。送信装置150は、クロック情報を含むシリアルデータを受信装置100に送信する。
次に、図1を参照して、受信装置100の構成要素の例を説明する。図1に示すように、受信装置100は、受信アンプ101、フラクショナルPLL(phase locked loop)回路102、位相比較器(PD)103、ループフィルタ104、タイマ105、デシリアライザ120および復調器121を有する。受信装置100はさらに、判定回路122、CPU(central processing unit)130およびPLL(phase locked loop)回路140を有する。CPU130は、受信装置100の構成要素および受信装置100の動作を制御する制御部として動作する。CPU130は、受信装置100の各構成要素および受信装置100の動作を制御するためのプログラムを記憶したメモリと、そのプログラムの実行が可能なプロセッサとを有する。
受信アンプ101は、送信ドライバ151が送信した小信号差動信号のシリアルデータを受信し、デジタルシリアルデータの2値信号を出力する。受信アンプ101は、伝送路の損失特性により変化した信号の波形を復元するイコライザおよび差動終端抵抗を有する。PLL回路140は、PLL回路152と同様に、基準クロック発生器160から供給された基準クロック信号の周波数の整数倍の受信クロック信号を生成し、その受信クロック信号をフラクショナルPLL回路102に出力する。PLL回路152が出力する送信クロック信号とPLL回路140が出力する受信クロック信号は、相互に周波数が同じである。フラクショナルPLL回路102は、クロック生成部であり、受信クロック信号の周波数の小数倍の再生クロック信号を生成することができる。位相比較器103は、受信アンプ101が出力するシリアルデータと、フラクショナルPLL回路102が生成する再生クロック信号との位相を比較する。位相比較器103は、例えば、Bang−Bang−Phase−Detectorである。ループフィルタ104は、位相比較器103が出力する位相検出信号を入力する。フラクショナルPLL回路102は、ループフィルタ104の出力信号により、再生クロック信号の位相を制御する。CPU130は、受信装置100の各構成要素との間で制御信号の入出力を行う。
ループフィルタ104は、フィルタ110、第1の記憶素子111、第2の記憶素子112、セレクタ113およびΔΣ変調器114を有する。フィルタ110は、位相比較器103の後段に設けられ、位相比較器103が出力する位相検出信号の量子化ノイズ(高周波成分)を除去し、必要に応じて位相比較器103の位相検出信号(低域成分)にゲインを与える。また、フィルタ110は、フラクショナルPLL回路102、位相比較器103、ループフィルタ104で構成されるCDRの一巡ループの安定性を保つための位相保証を行う。フィルタ110は、周波数制御情報を出力する。位相比較器103は、受信アンプ101が出力するシリアルデータの位相に対して、フラクショナルPLL回路102が出力する再生クロック信号の位相が進んでいる場合、位相が進んでいることを示す位相検出信号を出力する。その場合、フィルタ110の出力値は正の値である。また、位相比較器103は、受信アンプ101が出力するシリアルデータの位相に対して、フラクショナルPLL回路102が出力する再生クロック信号の位相が遅れている場合、位相が遅れていることを示す位相検出信号を出力する。その場合、フィルタ110の出力値は負の値である。また、位相比較器103は、受信アンプ101が出力するシリアルデータの位相に対して、フラクショナルPLL回路102が出力する再生クロック信号の位相が進みでも遅れでもない場合、位相が進みでも遅れでもないことを示す位相検出信号を出力する。その場合、CDRが同期しており、フィルタ110の出力値は0である。
第1の記憶素子111および第2の記憶素子112は、例えば、RAM(random access memory)またはD型フリップフロップである。CPU130は、第1の記憶素子111および第2の記憶素子112に対して値を書き込む。ΔΣ変調器114は、セレクタ113とフラクショナルPLL回路102との間に設けられ、フィルタ110が出力する周波数制御情報にΔΣ変調を施し、1ビットの値を出力である。ΔΣ変調器114によりノイズシェ−ピングされた高域の量子化ノイズは、フラクショナルPLL回路102が持つローパスフィルタ特性により除去される。ΔΣ変調器114の入力値が正の値の場合、ΔΣ変調器114の出力値は平均的にハイレベルが多く出力される。ΔΣ変調器114の入力値が負の値の場合、ΔΣ変調器114の出力値は平均的にローレベルが多く出力される。ΔΣ変調器114の入力値が0の場合、ΔΣ変調器114の出力値は平均的にハイレベルとローレベルが同数出力される。タイマ105は、CPU130の制御により、所定のタイミングの選択信号をセレクタ113に出力する。セレクタ113は、その選択信号に応じて、フィルタ110、第1の記憶素子111および第2の記憶素子112のいずれの出力端子を選択し、その選択した出力端子をΔΣ変調器114の入力端子に接続する。セレクタ113が、図1のように、フィルタ110の出力端子を選択した場合、位相比較器103、ループフィルタ104、フラクショナルPLL回路102による一巡のCDR制御ループが形成される。フラクショナルPLL回路102が出力する再生クロック信号の位相は、受信アンプ101が出力するシリアルデータの位相に対して所定の位相差に収束する。
デシリアライザ120は、フラクショナルPLL回路102が出力する再生クロック信号を用いて、受信アンプ101が出力するシリアルデータをサンプリングし、シリアルデータを10ビットパラレルデータに変換する。復調器121は、デシリアライザ120と判定回路122との間に設けられ、図7に示すように、10B8B復調器700およびデスクランブラ702を有する。復調器121は、変調器204で変調されたデータを復調することができる。10B8B復調器700は、デシリアライザ120が出力する10ビットパラレルデータを8ビットパラレルデータに変換する。デスクランブラ702は、10B8B復調器700が出力する8ビットパラレルデータに対して、スクランブラ600の変調に対応する復調を行う。判定回路122は、復調器121が出力するパラレルデータを期待値と比較し、その比較結果をCPU130に出力する。
図2は、フラクショナルPLL回路102の構成要素の例を説明するためのブロック図である。
フラクショナルPLL回路102は、M分周器201、N分周器202、位相周波数比較器(PFD)203、アナログフィルタ204および電圧制御発振器(VCO)205を有する。M分周器201は、PLL回路140が出力する受信クロック信号をM分周したクロック信号を出力する。Mは、小数であり、例えばM=8.5である。M分周器201が例えば8.5分周器である場合、M分周器201は、8分周器と9分周器を有し、受信クロック信号に同期して8分周器と9分周器を1周期毎に交互に切り替えることにより、平均的に8.5分周のクロック信号を出力する。M分周器201は、平均的に8.5分周を実現すれればよく、M分周器201の動作は1周期毎に交互に切り替えることに限定されない。
N分周器202は、電圧制御発振器205が出力するクロック信号をN分周したクロック信号を出力する。Nは小数である。N分周器202は、M分周器201と同様に、例えば8分周器と9分周器を有する。N分周器202は、ループフィルタ104内のΔΣ変調器114が出力する1ビット信号に応じて動作する。N分周器202は、ΔΣ変調器114が出力する1ビット信号がローレベルである場合には、電圧制御発振器205が出力するクロック信号を8分周したクロック信号を出力する。また、N分周器202は、ΔΣ変調器114が出力する1ビット信号がハイレベルである場合には、電圧制御発振器205が出力するクロック信号を9分周したクロック信号を出力する。
ただし、上記の分周比および分周の極性は、上記の説明に限定されない。CDRの一巡ループがネガティブフィードバックになるのであれば、別の分周比または分周の極性を使用してもよい。例えば、N分周器202は、ΔΣ変調器114が出力する1ビット信号がローレベルの場合には8分周し、ΔΣ変調器114が出力する1ビット信号がハイレベルの場合には9分周してもよい。また、分周比は、8.5分周を例に説明したが、4.5分周等の他の分周比でもよい。
位相周波数比較器203は、M分周器201およびN分周器202が出力するクロック信号の位相周波数を比較し、その比較結果を示す比較結果信号をアナログフィルタ204に出力する。アナログフィルタ204は、例えばラグリードフィルタ等であり、その比較結果信号をフィルタリングする。電圧制御発振器205は、アナログフィルタ204の出力信号に応じた周波数のクロック信号を出力する。
図3(A)〜図3(G)は、受信アンプ101が出力するシリアルデータのアイパターン(データ遷移パターン)の開口率を検査するために、シリアルデータに対する再生クロック信号の位相を変化させる仕組みを説明するための図である。
図3(A)は、図1のセレクタ113の選択先を示すタイミングチャートである。セレクタ113の選択先が110と記載されている期間T301は、セレクタ113がフィルタ110の出力端子を選択している期間である。この期間T301では、位相比較器103、ループフィルタ104およびフラクショナルPLL回路102による一巡の制御ループが、送信装置150が出力したシリアルデータに対して、CDR追従して、再生クロック信号を生成している。
図3(B)は、ΔΣ変調器114の入力レベルを示すタイミングチャートである。セレクタ113がフィルタ110の出力端子を選択している期間T301では、CDRの制御ループは安定状態にあり、ΔΣ変調器114の平均的な入力レベルはレベルLV3−Aである。この時、フラクショナルPLL回路102が出力する再生クロック信号の位相は、受信アンプ101が出力するシリアルデータの位相に対して進みでも遅れでもなく、フィルタ110の出力値は0となる。そのため、図3(B)のように、レベルLV3−Aは、ノイズによるレベル変動があるものの、平均的に0となる。また、この時、ΔΣ変調器114の出力信号は、前述のように、平均的にハイレベルとローレベルが同数となる。つまり、N分周器202は、N=M=8.5となるように制御されている。
図3(C)〜図3(G)は、受信アンプ101が出力するシリアルデータに対する、フラクショナルPLL回路102が出力する再生クロック信号の位相差を説明するための図である。期間T301では、図3(C)に示すように、シリアルデータに対する再生クロック信号の位相差は、位相差311になる。位相差311は、180度である。図3(E)に示すように、再生クロック信号は、図3(D)のシリアルデータの中央(180度)の位置している。シリアルデータに対する再生クロック信号の位相差は、180度である。期間T301では、フラクショナルPLL回路102は、フィルタ110の出力に応じた位相の再生クロック信号を生成する。
図3(A)の期間T302は、セレクタ113が第1の記憶素子111の出力端子を選択している期間である。CPU130は、予め、第1の記憶素子111に対して、レベルLV3−Aの値(例えば0)を書き込んである。期間T301では、図3(B)に示すように、ΔΣ変調器114の入力レベルは、平均的にレベルLV3−Aである。期間T302では、図3(B)に示すように、ΔΣ変調器114の入力レベルは、第1の記憶素子111に記憶されているレベルLV3−Aの値である。そのため、期間T302では、図3(C)に示すように、シリアルデータに対する再生クロック信号の位相差は、期間T301における位相311が維持され続ける。期間T302では、フラクショナルPLL回路102は、再生クロック信号の位相を維持する。その理由を説明する。PLL回路152とPLL回路140が同一の基準クロック発生器160の基準クロック信号を参照しているため、PLL回路152とPLL回路140が出力するクロック信号の周波数は同一となる。このことにより、位相差311が維持され続ける。
図3(A)に示すように、期間T303は、セレクタ113が第2の記憶素子112の出力端子を選択している期間である。CPU130は、予め、第2の記憶素子112に対して、レベルLV3−Bの値を書き込んである。レベルLV3−Bは、レベルLV3−Aより大きい。期間ΔTは、期間T303と同じ期間である。期間T303(=ΔT)では、図3(B)に示すように、ΔΣ変調器114の入力レベルは、レベルLV3−Bである。その場合、ΔΣ変調器114の出力値は、ハイレベルの回数がローレベルの回数より多くなる。その結果、N分周器202は、8分周器より9分周器を多く選択する。よって、N分周器202の平均的なNの値は、Mより大きくなる。フラクショナルPLL回路102内の制御ループは、分周比Nが大きくなったことを補償するように動作するため、VCO205が出力する再生クロック信号の周波数は、期間T302より期間T303の方が高い。この周波数差はΔfである。周波数差Δfは、レベルLV3−AおよびLV3−Bの差に対応する。期間T303(=ΔT)では、VCO205が出力する再生クロック信号の周波数はΔf増加する。そのため、図3(C)に示すように、シリアルデータに対する再生クロック信号の位相差は、位相差311に対して位相差Δφ増加し、位相差312になる。位相差Δφは、式(1)で表される。
Δφ=Δf×ΔT ・・・(1)
期間T303の終了時には、シリアルデータに対する再生クロック信号の位相差は、位相差312である。図3(F)の位相差312の時の再生クロック信号は、図3(E)の位相差311の時の再生クロック信号に対して、位相が相対的に位相差Δφずれる。期間T303では、フラクショナルPLL回路102は、再生フロック信号の位相をΔφだけシフトさせる。再生クロック信号の位相のシフト量は、Δφであり、周波数差Δfおよび期間ΔTに応じた量である。CPU130は、第2の記憶素子112に書き込むレベルLV3−Bの値および期間ΔTを調整することにより、シフト量Δφを制御することができる。
図3(A)に示すように、期間T304では、セレクタ113は、第1の記憶素子111の出力端子を選択する。この場合、図3(B)に示すように、ΔΣ変調器114の入力レベルは、レベルLV3−A(=0)となる。そのため、図3(C)に示すように、シリアルデータに対する再生クロック信号の位相差は、その直前の位相差312を維持する。
以後、同様に、図3(A)に示すように、期間T305では、セレクタ113は、第2の記憶素子112の出力端子を選択する。シリアルデータに対する再生クロック信号の位相差は、位相差312に対して、位相差Δφ=Δf×ΔT増加し、位相差313になる。図3(G)は、位相差313の時の再生クロック信号を示す。図3(G)の再生クロック信号は、図3(F)の再生クロック信号に対して、位相差Δφ増加する。
その後、図3(A)に示すように、期間T306では、セレクタ113は、第1の記憶素子111の出力端子を選択する。図3(C)に示すように、シリアルデータに対する再生クロック信号の位相差は、その直前の位相差313を維持する。
以上のように、セレクタ113は、第1の記憶素子111の出力端子の選択と第2の記憶素子112の出力端子の選択とを交互に繰り返す。フラクショナルPLL回路102は、セレクタ113が第2の記憶素子112の出力端子を選択する複数の期間T303およびT305に対応する複数の位相の再生クロック信号を出力する。
CPU130は、第1の記憶素子111にレベルLV3−Aの値を書き込み、第2の記憶素子112にレベルLV3−Bの値を書き込むことにより、周波数差Δfを制御することができる。シリアルデータに対する再生クロック信号の位相差は、位相差Δφずつ増加する。位相差Δφは、周波数差Δfと期間ΔTの積である。そのため、受信装置100は、シンプルな構成で、周波数差Δfと期間ΔTにより、非常に細かい分解能の位相差Δφの調整を行うことができる。
なお、受信装置100は、周波数差Δfおよび期間ΔTのいずれかまたは両方を用いて、位相差Δφを調整してもよい。CPU130は、期間T303およびT305の各々の期間ΔTと、第1の記憶素子111と第2の記憶素子112に書き込む値を動的に変えることができる。これにより、CPU130は、位相差311から位相差312に移る時に増加する位相差Δφと、位相差312から位相差313へ移る時に増加する位相差Δφを動的に変えることができる。この場合、セレクタ113が選択可能な記憶素子の数を増加してもよいし、期間T303およびT305の際に選択される記憶素子を各々変えてもよい。
このように、CPU130は、シリアルデータと再生クロック信号の位相差を任意に調整することができる。次に、シリアルデータのアイパターンの開口率を検査する方法を説明する。送信装置150のデータ発生器155は、送信データを生成する。その送信データのパターンは、アイパターンの開口率を検査する際には、ある取り決めの上に設定される。受信装置100における判定回路122は、予め、その設定に応じた期待値を用いる。
図4(A)は、受信アンプ101が出力するシリアルデータのアイパターンを示す図である。1ユニットインターバル(1UI)は、1ビット期間である。図4(B)は、フラクショナルPLL回路102が出力する再生クロック信号の位相の位置を示す図である。図4(C)は、判定回路122の出力を示す図である。受信アンプ101が出力するシリアルデータは、図4(A)に示すようなアイパターンであるとする。図4(B)の矢印の位置は、再生クロック信号の立ち上がりエッジの位置を示す。
受信装置100は、図3(A)〜図3(C)に示した制御により、図4(A)のシリアルデータに対して、図4(B)の再生クロック信号の立ち上がりエッジの位相を位相401〜407に順次変更する。判定回路122は、再生クロック信号の立ち上がりエッジの位相401〜407の各状態で、復調器121の出力値と期待値とを比較し、その比較の結果を出力する。
図4(B)の再生クロック信号の位相401,402,406,407は、図4(A)のシリアルデータの遷移期間に位置する。そのため、デシリアライザ120は、正しくデータをサンプリングすることができず、サンプリングエラーが発生する。その結果、復調器121は、正しくデータを復調することができない。復調器121が復調したデータは、データ発生器155が生成したデータと異なるものになってしまう。その結果、図4(C)に示すように、判定回路122は、復調器121の出力データと期待値とが一致しないと判定し、NGを示す判定結果をCPU130に出力する。
図4(B)の再生クロック信号の位相403,404,405は、図4(A)のシリアルデータの遷移期間に位置せず、図4(A)のシリアルデータの安定期間に位置する。そのため、デシリアライザ120は、正しくデータをサンプリングすることができる。その結果、復調器121は、正しくデータを復調することができる。復調器121が復調したデータは、データ発生器155が生成したデータと同じものになる。その結果、図4(C)に示すように、判定回路122は、復調器121の出力データと期待値とが一致すると判定し、OKを示す判定結果をCPU130に出力する。
以上のように、判定回路122は、シリアルデータの1周期(1UI)内の複数の位相401〜407の再生クロック信号でサンプリングされたシリアルデータがそれぞれ正しく受信されたデータであるか否かを判定する。その結果、CPU130は、図4(B)の再生クロック信号の位相403〜405の区間では、デシリアライザ120が正しくデータをサンプリングすることができ、位相403〜405の区間はシリアルデータのアイパターンが開口していると判定する。
図9は、受信装置100の処理方法の例を説明するためのフローチャートである。以下、図9を参照して、受信装置100がシリアルデータのアイパターンの開口率を検査する検査処理を説明する。
ステップS901では、受信装置100は、シリアルデータのアイパターンの開口率の検査を開始する。例えば、図3(A)に示すように、期間T301では、セレクタ113は、フィルタ110を選択する。受信装置100は、上記の期間T301の動作を行う。
ステップS902では、セレクタ113は、第1の記憶素子111を選択する。受信装置100は、図3(A)の期間T302の処理を行う。図3(B)に示すように、ΔΣ変調器114の入力レベルは、レベルLV3−Aになる。
ステップS903では、CPU130は、判定回路122の出力を読み出す。期間T302では、図3(E)に示すように、再生クロック信号の位相は、シリアルデータの中央(180deg)に位置する。その結果、判定回路122は、OKを出力する。
ステップS904では、CPU130は、判定回路122の出力がNGであるか否かを判定する。CPU130は、判定回路122の出力がNGであると判定した場合にはステップS913に進み(S904でYES)、判定回路122の出力がOKであると判定した場合にはステップS905に進む(S904でNO)。
ステップS913では、CPU130は、CD制御ループが期間T301で正しく再生クロック信号を生成できていないことが想定されるため、ステップS901に戻り、再度、期間T301のCDR制御ループの動作をやり直す等のシステムエラー処理を行う。
ステップS905では、CPU130は、シリアルデータと再生クロック信号の位相差が合計で360度以上増加したか否かを判定する。図3(E)〜図3(G)に示すように、受信装置100は、再生クロック信号の位相のシフトを一回行うことにより、シリアルデータと再生クロック信号の位相差がΔφ増加する。そのため、受信装置100は、再生クロック信号の位相のシフトをN回以上行うことで、シリアルデータのアイパターンの開口率を検査することができる。Nは、式(2)で表される。
N=360度/Δφ ・・・(2)
CPU130は、位相差が合計で360度以上増加したと判定した場合にはステップS910に進み(S905でYES)、位相差が合計で360度以上増加していないと判定した場合にはステップS906に進む(S905でNO)。
ステップS906では、セレクタ113は、第2の記憶素子112を選択する。図3(B)に示すように、ΔΣ変調器114の入力レベルは、レベルLV3−Bになる。
ステップS907では、セレクタ113は、期間ΔT、第2の記憶素子112の選択状態を維持する。受信装置100は、図3(A)の期間T303またはT305の処理を行う。図3(C)に示すように、シリアルデータと再生クロック信号の位相差は、Δφ増加する。
ステップS908では、セレクタ113は、第1の記憶素子111を選択する。図3(B)に示すように、ΔΣ変調器114の入力レベルは、レベルLV3−Aになる。
ステップS909では、CPU130は、判定回路122の出力を読み出す。次に、CPU130は、ステップS909からステップS905に戻り、ステップS905の条件を満たすまで、ステップS906〜S909を繰り返す。
ステップS910では、CPU130は、シリアルデータと再生クロック信号との位相差毎に、判定回路122の出力がOKであった回数と判定回路122の出力がNGであった回数とを計数する。例えば、CPU130は、ステップS903とステップS909で読み出した判定回路122の出力から、判定回路122の出力がOKであった回数と判定回路122の出力がNGであった回数とを計数する。
ステップS911では、CPU130は、判定回路122の出力がOKであった回数と判定回路122の出力がNGであった回数の割合に基づき、シリアルデータのアイパターンの開口率を評価する。例えば、判定回路122の出力がOKであった回数がP回、判定回路122の出力がNGであった回数がQ回である場合、CPU130は、シリアルデータのアイパターンの開口率として、P/(P+Q)を演算する。例えば、CPU130は、制御部であり、判定回路122の判定の結果を基に、シリアルデータの1周期内の複数の位相の再生クロック信号でサンプリングされたシリアルデータが正しく受信されたデータである率として、P/(P+Q)を演算する。また、CPU130は、位相差毎のOKおよびNGを計数しているため、ステップS902の位相を中心として、前後に等しくアイパターンが開口しているのか、または前後どちらかに偏っているのかを判定することができる。その後、ステップS912では、受信装置100は、シリアルデータのアイパターンの開口率の検査を終了する。
上記の説明の中で、判定回路122は、入力されたデータパターンとデータ発生器155が生成するデータパターンとが一致する場合に、OKの判定を行う例を示したが、実施形態1はこれに限定されない。判定回路122は、デシリアライザ120が正しくデータをサンプリングできたか否かを判定できればよい。例えば、図4(B)の再生クロック信号の位相差401,402,406,407では、10B8B復調器700は、10B8B復調の際に検出されるランニングディスパリティの演算結果がエラーとなる。判定回路122は、ランニングディスパリティがエラーの状態では、デシリアライザ120が正しくデータをサンプリングできない状態であるとして、NGを出力してもよい。この場合、判定回路122は、予め、データ発生器155が生成するデータパターンを期待値として持っていなくてよいため、回路規模を削減することができる。判定回路122は、再生クロック信号でサンプリングされたシリアルデータが正しく受信されたデータであるか否かを判定し、OKまたはNGを出力するものであればよい。
前述のように、送信ドライバ151は、エンファシスまたはデエンファシスの機能を有しており、その周波数特性を変えることで、シリアルデータのアイパターンの開口が変化する。図5(A)は、図4(A)に対して、送信ドライバ151がエンファシスまたはデエンファシスの特性を変えた時のシリアルデータのアイパターンを示す。図5(A)のアイパターンは、図4(A)のアイパターンに対して、アイパターンが広く開口している。図5(B)は、図5(A)のシリアルデータに対する再生クロック信号の位相(立ち上がりエッジ)501〜507を示す。図5(C)は、図5(B)の再生クロック信号の位相501〜501に対応する判定回路122の出力を示す。判定回路122は、再生クロック信号の位相501および507に対して不一致を示すNGを出力し、再生クロック信号の位相502〜506に対して一致を示すOKを出力する。CPU130は、再生クロック信号の位相502〜506の区間で、アイパターンが開口していると判断する。また、CPU130は、図4(A)より図5(A)の方が、アイパターンが広く開口していると判断する。CPU130は、アイパターンの開口率が大きくなるように、送信ドライバ151のエンファシスまたはデエンファシスの周波数特性を制御することができる。
実施形態1では、送信ドライバ151のエンファシスまたはデエンファシスによる調整方法を説明したが、CPU130は、同様の方法で、受信アンプ101が有するイコライザの周波数特性を制御することにより、アイパターンの開口率を大きくしてもよい。また、アイパターンの開口率を調整する対象は、エンファシス、デエンファシスまたはイコライザに限定されない。
受信アンプ101が内蔵する差動終端抵抗は、半導体プロセスで製造可能なパッシブ素子で実現される。製造上のばらつきにより、その差動終端抵抗の抵抗値は変動する。送信ドライバ151と受信アンプ101との間を接続する伝送路と差動終端抵抗のミスマッチが生じると、反射による信号波形歪みが発生し、シリアルデータのアイパターンの開口が狭くなる。例えば、受信アンプ101は、内蔵する差動終端抵抗をいくつかの抵抗値を切り替えることができる。その場合、CPU130は、アイパターンの開口率が最大になるように、受信アンプ101内の差動終端抵抗の抵抗値を切り替える制御を行うことができる。
図8(A)および図8(B)は、受信装置100がアイパターンの開口率を検査し、各種パラメータを最適化する際、送信装置150が、その目的のために、特別なデーターパターン(トレーニングパターン)を送付する手順を示す。
図8(A)に示すように、送信装置150は、トレーニングパターンを受信装置100に送信する。図8(B)に示すように、受信装置100は、そのトレーニングパターンの期間を利用して、前述した方法で、シリアルデータのアイパターンの開口率を検査する。そして、受信装置100は、アイパターンの開口率が最大になるように、エンファシス、デエンファシスまたはイコライザのパラメータを最適化する。受信装置100によるパラメータの最適化が完了した後、図8(A)に示すように、送信装置150は、受信装置100に対して、本来送信したい有効なデータを送信する。既に、アイパターンの開口率が最大になるようにパラメータが最適化されているため、受信装置100は、図8(B)に示す有効なデータ受信期間において、安定して有効なデータを受信することができる。
実施形態1によれば、回路規模の増加を抑制しつつ、再生クロック信号の位相をシフトさせ、シリアルデータのアイパターンの開口率を評価することができる。
なお、本発明の実施形態は上記実施形態1に限定されるものではない。発明の技術思想または主要な特徴から逸脱しない範囲であれば、上記実施形態1に様々な変更または修正を加えることができる。
100 受信装置、102 フラクショナルPLL回路、103 位相比較器、111 第1の記憶素子、112 第2の記憶素子、113 セレクタ

Claims (15)

  1. クロック情報を含むシリアルデータを受信する受信装置であって、
    前記シリアルデータと再生クロック信号の位相を比較する位相比較器と、
    第1の値を記憶する第1の記憶素子と、
    第2の値を記憶する第2の記憶素子と、
    前記位相比較器、前記第1の記憶素子および前記第2の記憶素子のいずれかの出力を選択するセレクタと、
    前記セレクタが前記位相比較器の出力を選択している期間では、前記位相比較器の出力に応じた位相の前記再生クロック信号を生成し、前記セレクタが前記第1の記憶素子の出力を選択している期間では、前記再生クロック信号の位相を維持し、前記セレクタが前記第2の記憶素子の出力を選択している期間では、前記再生クロック信号の位相をシフトさせるクロック生成部と
    を有することを特徴とする受信装置。
  2. 前記クロック生成部は、フラクショナルPLL回路であることを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記再生クロック信号の位相のシフト量は、前記セレクタが前記第2の記憶素子の出力を選択する期間に応じた量であることを特徴とする請求項1または2に記載の受信装置。
  4. 前記再生クロック信号の位相のシフト量は、前記セレクタが前記第2の記憶素子の出力を選択する期間および前記第2の値に応じた量であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の受信装置。
  5. 前記再生クロック信号の位相のシフト量は、前記第2の値に応じた量であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の受信装置。
  6. 前記セレクタと前記クロック生成部との間に設けられるΔΣ変調器をさらに有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の受信装置。
  7. 前記位相比較器の後段に設けられるフィルタをさらに有し、
    前記セレクタは、前記フィルタ、前記第1の記憶素子および前記第2の記憶素子のいずれかの出力を選択し、
    前記クロック生成部は、前記セレクタが前記フィルタの出力を選択している期間では、前記フィルタの出力に応じた位相の前記再生クロック信号を生成することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の受信装置。
  8. 前記シリアルデータを受信する受信アンプをさらに有し、
    前記位相比較器は、前記受信アンプが出力するシリアルデータと前記再生クロック信号の位相を比較することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の受信装置。
  9. 前記再生クロック信号でサンプリングされた前記シリアルデータが正しく受信されたデータであるか否かを判定する判定回路をさらに有することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の受信装置。
  10. 前記判定回路は、前記再生クロック信号でサンプリングされた前記シリアルデータが期待値と一致する場合には、正しく受信されたデータであると判定することを特徴とする請求項9に記載の受信装置。
  11. 前記再生クロック信号で前記シリアルデータをサンプリングし、前記シリアルデータをパラレルデータに変換するデシリアライザをさらに有し、
    前記判定回路は、前記パラレルデータが正しく受信されたデータであるか否かを判定することを特徴とする請求項9または10に記載の受信装置。
  12. 前記デシリアライザと前記判定回路との間に設けられる復調器をさらに有することを特徴とする請求項11に記載の受信装置。
  13. 前記セレクタは、前記第1の記憶素子の出力の選択と前記第2の記憶素子の出力の選択とを交互に繰り返し、
    前記クロック生成部は、前記セレクタが前記第2の記憶素子の出力を選択する複数の期間に対応する複数の位相の前記再生クロック信号を出力し、
    前記判定回路は、前記複数の位相の再生クロック信号でサンプリングされた前記シリアルデータがそれぞれ正しく受信されたデータであるか否かを判定することを特徴とする請求項9から12のいずれか1項に記載の受信装置。
  14. 前記判定回路は、前記シリアルデータの1周期内の前記複数の位相の再生クロック信号でサンプリングされた前記シリアルデータがそれぞれ正しく受信されたデータであるか否かを判定することを特徴とする請求項13に記載の受信装置。
  15. クロック情報を含むシリアルデータと再生クロック信号の位相を比較する位相比較器と、
    第1の値を記憶する第1の記憶素子と、
    第2の値を記憶する第2の記憶素子とを有する受信装置の処理方法であって、
    セレクタにより、前記位相比較器、前記第1の記憶素子および前記第2の記憶素子のいずれかの出力を選択するステップと、
    クロック生成部により、前記セレクタが前記位相比較器の出力を選択している期間では、前記位相比較器の出力に応じた位相の前記再生クロック信号を生成するステップと、
    前記クロック生成部により、前記セレクタが前記第1の記憶素子の出力を選択している期間では、前記再生クロック信号の位相を維持するステップと、
    前記クロック生成部により、前記セレクタが前記第2の記憶素子の出力を選択している期間では、前記再生クロック信号の位相をシフトさせるステップと
    を有することを特徴とする処理方法。
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