JP2018156320A - 電子マネー管理システム、管理装置及び電子マネー管理方法 - Google Patents

電子マネー管理システム、管理装置及び電子マネー管理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018156320A
JP2018156320A JP2017051868A JP2017051868A JP2018156320A JP 2018156320 A JP2018156320 A JP 2018156320A JP 2017051868 A JP2017051868 A JP 2017051868A JP 2017051868 A JP2017051868 A JP 2017051868A JP 2018156320 A JP2018156320 A JP 2018156320A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic money
usage fee
charging machine
business operator
charging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017051868A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6799485B2 (ja
Inventor
史生 沖浦
Fumio Okiura
史生 沖浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Glory Ltd
Original Assignee
Glory Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Glory Ltd filed Critical Glory Ltd
Priority to JP2017051868A priority Critical patent/JP6799485B2/ja
Publication of JP2018156320A publication Critical patent/JP2018156320A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6799485B2 publication Critical patent/JP6799485B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Abstract

【課題】特定の電子マネー事業者が設置した電子マネーチャージ機を用いて他の電子マネー事業者の電子マネーをチャージする運用に適合可能とすること。【解決手段】電子マネー事業者Aにより設置され、電子マネー事業者Aにより提供される電子マネーaをチャージする電子マネーチャージ機10Aと、電子マネーチャージ機10Aと通信可能に設けられた情報処理センタ20とを有する電子マネー管理システムであって、情報処理センタ20は、電子マネーチャージ機10Aを用いて、電子マネー事業者Aと異なる電子マネー事業者Bにより提供される電子マネーbをチャージした場合における利用料を算出し、算出された利用料を出力する。【選択図】図1

Description

この発明は、特定の電子マネー事業者が設置した電子マネーチャージ機を用いて他の電子マネー事業者の電子マネーをチャージする運用に適合することが可能な電子マネー管理システム、管理装置及び電子マネー管理方法に関する。
従来、スーパーマーケット等の店舗には、電子マネーをチャージする電子マネーチャージ機が設置されることが多い。利用者は、電子マネーチャージ機に対して電子マネー対応のICカード及び貨幣を投入すると、情報処理センタを介して電子マネーのチャージ処理が行われ、ICカードに記憶される電子マネーに対して入金された貨幣分の電子マネーがチャージされることになる。
かかる電子マネーのチャージは、貨幣のみならずクレジットカード等で行うことができ、例えば特許文献1には、店舗用端末5からのチャージ要求を共同センタ4が受け付けたならば、利用者の口座から電子マネーチャージ用口座に資金を移動し、店舗用端末5で資金分の電子マネーをICカードに格納する技術が開示されている。また、電子マネーの利用ごとに、利用者又は店舗から利用料を徴収することもできる。
特開平11−272763号公報
しかしながら、上記特許文献1のものは、特定の電子マネー事業者Aが設置した電子マネーチャージ機を前提とし、該特定の電子マネー事業者Aが発行したICカードを利用する状況を想定したものであり、この電子マネーチャージ機を用いて他の電子マネー事業者Bが発行したICカードに電子マネーをチャージするような運用を想定しておらず、このような運用に対応することができないという問題がある。
本発明は、上述した従来技術の課題を解決するためのものであって、特定の電子マネー事業者が設置した電子マネーチャージ機を用いて他の電子マネー事業者の電子マネーをチャージする運用に適合することが可能な電子マネー管理システム、管理装置及び電子マネー管理方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、第1の電子マネー事業者により設置され、前記第1の電子マネー事業者により提供される第1の電子マネーをチャージする電子マネーチャージ機と、前記電子マネーチャージ機と通信可能に設けられた管理装置とを有する電子マネー管理システムであって、前記管理装置は、前記電子マネーチャージ機を用いて、前記第1の電子マネー事業者と異なる第2の電子マネー事業者により提供される第2の電子マネーをチャージした場合における利用料を算出する利用料算出部と、前記利用料算出部により算出された利用料を出力する出力部とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記管理装置は、前記電子マネーチャージ機を用いて前記第2の電子マネーをチャージした所定の期間における履歴情報を記憶する記憶部をさらに備え、前記利用料算出部は、前記記憶部に記憶された利用履歴に基づいて、前記電子マネーチャージ機を用いて前記第2の電子マネーをチャージした場合における利用料を算出することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記管理装置は、前記利用料算出部により算出された前記第1の電子マネー事業者により設置された電子マネーチャージ機を用いて前記第2の電子マネーをチャージした場合における利用料と、前記第2の電子マネー事業者により設置された電子マネーチャージ機を用いて前記第1の電子マネーをチャージした場合における利用料との差分を算出する差分算出部をさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記管理装置は、前記第1の電子マネー事業者により設置された電子マネーチャージ機が、取扱不能な電子マネーのチャージ要求を受け付けた場合に、利用者に対して取扱可能な電子マネーのチャージを勧めるよう前記電子マネーチャージ機に通知する通知部をさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記管理装置は、所定の期間、前記第1の電子マネー事業者により設置された電子マネーチャージ機により取扱可能な複数の電子マネーのうちの特定の電子マネーのチャージを利用者に対して促すよう前記電子マネーチャージ機に通知する通知部をさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記管理装置は、前記第1の電子マネー事業者により設置された電子マネーチャージ機により取扱可能な複数の電子マネーの取扱順序を記憶する取扱順序記憶部と、前記取扱順序記憶部に記憶された取扱順序に基づいて、利用者に対して取扱可能な電子マネーのチャージを勧めるよう前記電子マネーチャージ機に通知する通知部とをさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記利用料算出部は、前記通知部により利用者に対してチャージを勧めた電子マネーのチャージがなされた場合に、そのチャージ件数及び/又はチャージ金額に応じて利用料を算出することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記電子マネーチャージ機に対して貨幣を投入して前記第2の電子マネーをチャージした場合に、該貨幣の回収に要した回収負担料を算出することを特徴とする。
また、本発明は、第1の電子マネー事業者により設置され、前記第1の電子マネー事業者により提供される第1の電子マネーをチャージする電子マネーチャージ機と通信可能に配設された管理装置であって、前記電子マネーチャージ機を用いて、前記第1の電子マネー事業者と異なる第2の電子マネー事業者により提供される第2の電子マネーをチャージした場合における利用料を算出する利用料算出部と、前記利用料算出部により算出された利用料を出力する出力部とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、第1の電子マネー事業者により設置され、前記第1の電子マネー事業者により提供される第1の電子マネーをチャージする電子マネーチャージ機と、前記電子マネーチャージ機と通信可能に設けられた管理装置とを有する電子マネー管理システムにおける電子マネー管理方法であって、前記管理装置が、前記電子マネーチャージ機を用いて、前記第1の電子マネー事業者と異なる第2の電子マネー事業者により提供される第2の電子マネーをチャージした場合における利用料を算出する利用料算出工程と、前記利用料算出工程により算出された利用料を出力する出力工程とを含んだことを特徴とする。
本発明によれば、特定の電子マネー事業者が設置した電子マネーチャージ機を用いて他の電子マネー事業者の電子マネーをチャージする運用に適合することが可能となる。
図1は、本実施例に係る電子マネー管理システムの概念を説明するための説明図である。 図2は、電子マネーチャージ機の外観構成を示す図である。 図3は、図2に示した電子マネーチャージ機の内部構成を示す機能ブロック図である。 図4は、図1に示した情報処理センタの構成を示す機能ブロック図である。 図5は、図4に示した端末データの一例を示す図である。 図6は、図4に示した処理履歴データの一例を示す図である。 図7は、図4に示した集計データの一例を示す図である。 図8は、情報処理センタの利用料算出部が行う集計処理手順を示すフローチャートである。 図9は、複数の情報処理センタを有する電子マネー管理システムの構成についての説明図である。 図10は、ギフトカードによる電子マネーのチャージについての説明図である。 図11は、ギフトカードの販売に係る利用料の管理についての説明図である。
以下に、添付図面を参照して、本発明に係る電子マネー管理システム、管理装置及び電子マネー管理方法の好適な実施例を詳細に説明する。
<電子マネー管理システムの概念>
まず、本実施例に係る電子マネー管理システムの概念について説明する。図1は、本実施例に係る電子マネー管理システムの概念を説明するための説明図である。ここでは、電子マネー事業者Aにより提供される電子マネーチャージ機10Aが店舗Xに配設され、電子マネー事業者Bにより提供される電子マネーチャージ機10Bが店舗Yに配設された状況を示している。
図1に示す電子マネーチャージ機10Aは、本来、電子マネー事業者Aの電子マネーaをチャージするために設けられた装置であるが、電子マネー事業者Bの電子マネーbを含む複数の電子マネーのチャージを行うことができる。同様に、電子マネーチャージ機10Bは、本来、電子マネー事業者Bの電子マネーbをチャージするために設けられた装置であるが、電子マネー事業者Aの電子マネーaを含む複数の電子マネーのチャージを行うことができる。なお、ここでは説明の便宜上、電子マネーチャージ機10A及び10B(以下、「電子マネーチャージ機10」と総称する)の構成は同一であるものとする。また、ここでは説明の便宜上、2台の電子マネーチャージ機10A及び10bを設ける場合を示しているが、3台以上の電子マネーチャージ機を設けることもできる。
情報処理センタのサーバ装置(以下、単に「情報処理センタ」と言う)20は、電子マネーチャージ機10A及び10Bと通信が可能であり、電子マネーチャージ機10A又は10Bからの電子マネーチャージ要求(入金要求、残高確認要求等)を受信可能である。また、情報処理センタ20は、電子マネー事業者Aが管理する電子マネーaについての残高情報等を管理する電子マネー管理装置30A及び電子マネー事業者Bが管理する電子マネーbについての残高情報等を管理する電子マネー管理装置30Bと通信可能に構成されている。
利用者が、電子マネーチャージ機10Aに対して電子マネーaを記憶するICカード及び貨幣を投入して所定のチャージ操作を行うと、この電子マネーチャージ機10Aから情報処理センタ20に対してチャージ要求が送信される。情報処理センタ20は、電子マネーチャージ機10Aから電子マネーaのチャージ要求を受信したならば、電子マネー管理装置30Aにチャージ要求を送信する。そして、電子マネー管理装置30Aから許可応答を受信したならば、チャージ履歴を記憶するとともに、許可応答を電子マネーチャージ機10Aに送信する。また、情報処理センタ20は、電子マネーチャージ機10Aから電子マネーbのチャージ要求を受信したならば、電子マネー管理装置30Bにチャージ要求を送信する。そして、電子マネー管理装置30Bから許可応答を受信したならば、チャージ履歴を記憶するとともに、許可応答を電子マネーチャージ機10Aに送信する。
ここで、電子マネーチャージ機10Aは、電子マネー事業者Aが設置して管理コスト等を負担しているにも関わらず、何らの条件もなく電子マネー事業者Bの電子マネーbを利用可能とすることは妥当ではない。電子マネー事業者Bが設置して管理コスト等を負担する電子マネーチャージ機10Bについても同様である。このため、電子マネーチャージ機10において設置者以外の電子マネーを利用可能にする際に、設置者に対してその利用に応じた利用料を支払うことが望まれる。
そこで、本実施例では、電子マネーチャージ機10において、どの種類の電子マネーがチャージされたかを示す実績データを情報処理センタ20に蓄積するとともに、一定期間における設置者以外の電子マネーのチャージ実績を抽出して集計し(S1)、集計したチャージ実績に応じて電子マネー事業者から設置者に対して支払うべき利用料を算出するよう構成している。
具体的には、電子マネーチャージ機10Aにおける電子マネーbのチャージ実績から、電子マネー事業者Bから電子マネー事業者Aに対して支払う利用料を算出する(S2)。また、電子マネーチャージ機10Bにおける電子マネーaのチャージ実績から、電子マネー事業者Aから電子マネー事業者Bに対して支払う利用料を算出する(S3)。そして、利用料について電子マネー事業者Aと電子マネー事業者Bとの間で相殺の合意がなされている場合は、両利用料の差分を算出する(S4)。
このようにすることで、電子マネー事業者Aが設置した電子マネーチャージ機10Aにて電子マネー事業者Bの電子マネーbのチャージを行う場合の不公平感を無くし、公平な運営コストを分担することができる。特に、情報処理センタ20を電子マネー事業者以外の第三者が管理する場合には、電子マネー事業者が増えるほど複雑になる利用料の算定を簡素化できるとともに、情報の透明性・公平性を保つことが可能になる。
<電子マネーチャージ機10の構成>
次に、電子マネーチャージ機10の外観構成について説明する。図2は、電子マネーチャージ機10(電子マネーチャージ機10A及び10B)の外観構成を示す図である。図2に示すように、電子マネーチャージ機10は、表示操作部11、音声出力部12、カードリーダライタ13、レシートプリンタ14及び紙幣挿入口兼返却口15aを有する。
表示操作部11は、画面の表示と画面上に表示されたボタン等の操作によって入力操作を受け付けるタッチパネルディスプレイ等の入出力部である。音声出力部12は、音声による操作のガイドや注意メッセージなどを出力する出力部である。
カードリーダライタ13は、非接触式ICカードに記憶されている内容の読み取り、非接触式ICカードにデータへの書き込みを行うリーダライタである。このカードリーダライタ13は、非接触式ICカードを装置内に挿入する形式のものではなく、該カードリーダライタ13の上に非接触式ICカードを置くか近づけることによってデータの読み書きが行える。本実施例では、説明の便宜上電子マネーの記憶媒体を非接触式ICカードとして説明しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、接触式のICカードであってもよく、非接触式ICチップを内蔵した携帯電話機等のカード形態以外のものであってもよい。
レシートプリンタ14は、チャージ実施時のレシートや後述する未済レシートなどを発行する印字部である。紙幣挿入口兼返却口15aは、非接触式ICカードへのチャージ実施時にチャージする現金を挿入する口である。また、一旦、紙幣挿入口兼返却口15aから現金を挿入して計数された後に、現金の返却を指示する操作がされた場合には、計数された現金は紙幣挿入口兼返却口15aに排出される。
次に、図2に示した電子マネーチャージ機10の内部構成について説明する。図3は、図2に示した電子マネーチャージ機10の内部構成を示す機能ブロック図である。図3に示すように、この電子マネーチャージ機10は、表示操作部11、音声出力部12、カードリーダライタ13、レシートプリンタ14、紙幣処理部15、記憶部16及び制御部17を有する。ここでは、すでに説明した表示操作部11、音声出力部12、カードリーダライタ13及びレシートプリンタ14についての説明を省略する。
紙幣処理部15は、紙幣挿入口兼返却口15a、一時保留部15b及び収納部15cを含み、紙幣挿入口兼返却口15aから挿入された紙幣の真偽判定、紙幣の種別判定を行うとともに、種別ごとの紙幣の枚数を計数する。紙幣挿入口兼返却口15aに挿入された紙幣は、一時保留部15bにおいて一時保留され、その後に収納部15cに搬送され収納される。なお、紙幣が偽券である場合や返却操作を受け付けた場合には、一時保留部15bに一時保留された紙幣が紙幣挿入口兼返却口15aに返却される。
記憶部16は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等からなる記憶デバイスであり、この記憶部16には、カード残高データ16a、カード取引履歴データ16b及び紙幣入金データ16cを記憶する。カード残高データ16aは、カードリーダライタ13により非接触式ICカードから読み取られた電子マネーの残高データである。カード取引履歴データ16bは、カードリーダライタ13により非接触式ICカードから読み取られた直近の取引履歴データである。紙幣入金データ16cは、紙幣挿入口兼返却口15aから挿入された紙幣の合計金額を示すデータである。
制御部17は、電子マネーチャージ機10の全体を制御する制御部であり、画面制御部17a、カード制御部17b、紙幣入金制御部17c、プリンタ出力部17d、チャージ制御部17e、電子マネー選択処理部17f、取扱状態管理部17g及び促進報知設定部17hを有する。実際には、これらの機能部に対応するプログラムを図示しないROMや不揮発性メモリに記憶しておき、これらのプログラムをCPU(Central Processing Unit)にロードして実行することにより、それぞれに対応するプロセスを実行させることになる。
画面制御部17aは、待機時のメニュー画面を表示し、利用者によって処理内容が選択されたならば、対応する機能処理部を起動して表示操作部11への画面表示や表示操作部11からの入力操作を受け付ける処理部である。
カード制御部17bは、カードリーダライタ13で読み取った非接触式ICカードの情報をカード残高データ16a及びカード取引履歴データ16bに書き込む。なお、カード制御部17bは、すでにカード残高データ16a及びカード取引履歴データ16bが書き込まれている状態でカードリーダライタ13により非接触式ICカードの情報が読み取られたならば、非接触式ICカードから読み取られたカード番号がカード残高データ16aに書き込まれているカード番号と一致するか否かを判定する。また、カード制御部17bは、チャージ制御部17eの指示によって、カードリーダライタ13から読み取られた非接触式ICカードの残高データ及びカード取引履歴データの更新処理を行う。
紙幣入金制御部17cは、紙幣処理部15から受け付けた紙幣の計数結果を紙幣入金データ16cに書き込む処理を行う制御部である。この紙幣入金制御部17cは、チャージ制御部17eからの収納指示に応じて、一時保留部15bに一時保留された紙幣を収納部15cに収納する。また、紙幣入金制御部17cは、チャージ制御部17eからの返却指示に応じて、一時保留部15bに一時保留された紙幣を紙幣挿入口兼返却口15aに返却する。
プリンタ出力部17dは、チャージ処理が正常に完了した場合に、チャージ制御部17eからの指示に応じて、レシートプリンタ14に対して印字出力を指示する処理部である。チャージ制御部17eは、電子マネーチャージ機10の待機画面において「現金チャージ」が選択されてからチャージ処理が完了するまでの制御を行う処理部である。
電子マネー選択処理部17fは、電子マネーチャージ機10の「現金チャージ」を行う場合に、種別選択された電子マネーのチャージプログラムを起動する制御を行う処理部である。取扱状態管理部17gは、情報処理センタ20との通信によって、各電子マネーが使用可能(取扱可能)な状態かどうかを管理する管理部である。
促進報知設定部は、複数種類の電子マネーのうち、利用を促進する電子マネーの種別を設定する設定部である。この促進報知設定部に設定された電子マネーの種別は、画面制御部17aにより表示操作部11に表示制御される。ここで、利用を促進する電子マネーの種別には、利用者が選択した電子マネーの種別が取扱不能である場合に取扱可能な電子マネーの種別が含まれる。また、一定の期間、利用が促進される電子マネーの種別を含むことができ、予め記憶された優先順位に基づいて利用が促進される電子マネーの種別を含むことができる。これらの設定は、管理者又は情報処理センタ20からの指示で設定される。また、特定の種別の電子マネーの利用を促進する表示を行った場合には、情報処理センタ20へ通知を行う。
<情報処理センタ20の構成>
次に、図1に示した情報処理センタ20の構成について説明する。図4は、図1に示した情報処理センタ20の構成を示す機能ブロック図である。図4に示すように、情報処理センタ20は、表示部21と、操作部22と、通信部23と、制御部24と、記憶部25とを有する。
表示部21は、タッチパネルカラー液晶ディスプレイ等からなる表示デバイスであり、操作部22は、マウスやキーボード等からなる入力デバイスである。通信部23は、所定の通信回線を経由して電子マネーチャージ機10又は電子マネー管理装置30A、30Bと通信するためのインタフェース部である。
制御部24は、情報処理センタ20の全体制御を行う制御部であり、通信制御部24a、利用料算出部24b及び取扱状態管理部24cを有する。実際には、これらの機能部に対応するプログラムを図示しないROMや不揮発性メモリに記憶しておき、これらのプログラムをCPU(Central Processing Unit)にロードして実行することにより、通信制御部24a、利用料算出部24b及び取扱状態管理部24cにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
通信制御部24aは、電子マネーチャージ機10からチャージ要求又は残高照会要求を受信した場合に、電子マネーを管理する電子マネー管理装置30A又は30B(以下、「電子マネー管理装置30」と総称する)に対してチャージ要求又は残高照会要求を送信する処理部である。なお、チャージ要求又は残高照会要求を送信した場合には、後述する処理履歴データ25bに処理履歴が記憶される。また、電子マネー管理装置30から応答を受信した場合に、この応答を電子マネーチャージ機10に送信する。この場合も、後述する処理履歴データ25bに処理履歴が記憶される。
利用料算出部24bは、処理履歴データ25bに基づいて、電子マネーの利用実績を集計処理して利用料を算出するとともに、帳票を出力する処理を行う処理部である。この利用料算出部24bの集計処理については後述する。
取扱状態管理部24cは、電子マネー管理装置30との通信状態等を確認し、通信状態がオフライン又は電子マネー管理装置30に障害が発生し、電子マネーが取引不能の場合には、当該種別の電子マネーの取引が不可であると設定し、この状態を電子マネーチャージ機10に通知する処理部である。
記憶部25は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等からなる記憶デバイスであり、端末データ25a、処理履歴データ25b、集計データ25c及び促進実績データ25dを記憶する。端末データ25aには、電子マネーチャージ機10の端末番号、設置者などの電子マネーチャージ機10に関するデータが含まれる。
処理履歴データ25bには、電子マネーチャージ機10に関する処理履歴が含まれる。集計データ25cは、利用料算出部24bによって作成され、端末データ25a及び処理履歴データ25bに基づいて、電子マネーの使用実績及び利用料などを集計したデータである。
促進実績データ25dは、電子マネーチャージ機10において、特定の電子マネーの種別の利用を促進する利用促進表示が行われたことを含むデータであり、処理履歴データ25bと照合することにより、利用促進表示に応じて当該種別の電子マネーが利用された実績を抽出することが可能となる。
<端末データ25a、処理履歴データ25b及び集計データ25cの一例>
次に、図4に示した端末データ25a、処理履歴データ25b及び集計データ25cの一例について説明する。図5は、図4に示した端末データ25aの一例を示す図である。ここでは、端末番号「10A」の装置は、設置者が「A」であり、取扱可能な電子マネーの種別を示す「取扱種別」が「電子マネーa」及び「電子マネーb」であり、「装置種別」が「電子マネーチャージ機」である状況を示している。また、設置者と異なる電子マネー事業者の電子マネーが利用された場合に設置者に支払うべき利用料を相殺する相殺設定が「ON」とされ、電子マネーの加算額に対する利用料率が「7%」であり、利用料を支払う支払期日を示す「利用料支払日」が「毎月末」であり、利用料の集計を行う集計時期が「毎月末」である状況が示されている。
図6は、図4に示した処理履歴データ25bの一例を示す図である。処理履歴データ25bには、情報処理センタ20への通信内容が含まれている。同図は、「2017年3月1日 12時 1分」に、端末番号「10A」の電子マネーチャージ機から「電子マネーb」に「3000円」のチャージ要求を受け付け、このチャージ要求を電子マネー管理装置30Aに送信済である状況が示されている。同様に、「2017年3月1日 12時 2分」に、端末番号「30A」の電子マネー管理装置からチャージ許可応答があり、このチャージ許可応答を電子マネーチャージ機10Aに送信済みである状況が示されている。また、「2017年3月1日 13時 0分」に、端末番号「10A」の電子マネーチャージ機から電子マネーaの残高確認要求を受信し、この残高確認要求を電子マネー管理装置30Aに送信済みである状況が示されている。
図7は、図4に示した集計データ25cの一例を示す図である。集計データ25cは、操作部22からの指示がなされた場合に、端末データ25aと処理履歴データ25bに基づいて生成される。具体的には、電子マネーチャージ機の設置者(電子マネー事業者)が「A」であり、「A」とは異なる電子マネー事業者Bにより提供される電子マネーbが利用された場合に、そのチャージ実績と利用料率に基づいて、電子マネー事業者「B」から電子マネー事業者「A」に支払われるべき利用料が算出される。
一方、電子マネー事業者「B」により設置された電子マネーチャージ機において、電子マネー事業者「B」以外の電子マネー事業者「A」により提供される電子マネーaが利用された場合に、そのチャージ実績と利用料率に基づいて電子マネー事業者「A」から電子マネー事業者「B」に支払われるべき利用料が算出される。
図7では、端末番号「10A」の電子マネーチャージ機における電子マネーaのチャージ実績が「100,000円」であり、電子マネーbのチャージ実績が「30,000円」である状況が示されている。ここで、端末番号「10A」の設置者は電子マネー事業者「A」であるため、電子マネーbのチャージ実績に応じて電子マネー事業者「B」から電子マネー事業者「A」に利用料が支払われる。本例では、利用料率が「7%」であるため、「2,100円(=30,000×7%)」が電子マネー事業者「B」から電子マネー事業者「A」に支払われる利用料となる。同様に、他の端末についても利用料が算定される。
このようにして算出された利用料が合計され、「合計」欄には、電子マネー事業者「A」から電子マネー事業者「B」に支払うべき利用料が「14,500円」となり、電子マネー事業者「B」から電子マネー事業者「A」に支払うべき利用料が「13,200円」となる。
また、電子マネー事業者「A」から電子マネー事業者「B」に支払うべき利用料と、電子マネー事業者「B」から電子マネー事業者「A」に支払うべき利用料が相殺されるよう設定されている場合には、相殺後の利用料が示される。図では、相殺後に、電子マネー事業者「A」から電子マネー事業者「B」に支払われる利用料が「1,300円」となる。このように、利用料の相殺設定がされている場合には、利用料の差分が算定されることになる。
また、図7に示すように、電子マネーaの回収金額の合計「1,054,000円」、電子マネーbの回収金額の合計「2,106,000円」も集計される。電子マネーチャージ機10に集積された紙幣を警送会社が回収し、この紙幣金額の合計を電子マネー事業者の口座に振り込む運用がされている場合には、電子マネー事業者から警送会社に対して回収利用料が支払われることになる。例えば、回収金額の「5%」を回収手数料とする場合には、電子マネー事業者Aが支払うべき回収利用料が「52,700円」となり、電子マネー事業者Bが支払うべき回収利用料が「105,300円」となる。
図7に示した集計データ25cは、表示部21に表示することができるほか、図示しない印刷部による帳票印字又は電子データ出力することもできる。このようにすることで、電子マネーの電子マネー事業者相互間で支払うべき利用料及び警送会社に支払うべき回収手数料を効率的に確認することができる。また、特定の種別の電子マネーの利用促進表示がなされたことに応じて当該種別の電子マネーの利用がなされた場合に、電子マネー事業者から電子マネーチャージ機10の設置者である電子マネー事業者に利用料を支払うよう設定することができ、この場合には促進実績データ25d及び処理履歴データ25bに基づいて利用料が算出される。また、電子マネーのチャージ実績に対する利用料と促進実績に対する利用料を合計して出力することもできる。
<情報処理センタ20の処理手順>
次に、情報処理センタ20の利用料算出部24bが行う集計処理手順について説明する。図8は、情報処理センタ20の利用料算出部24bが行う集計処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、利用料算出部24bは操作部22からの収益指示待ちの状態であり(ステップS101;No)、集計指示を受け付けたならば(ステップS101;Yes)、操作部22からの電子マネー事業者の指定待ちの状態となる(ステップS102;No)。かかる指定は、集計対象となる電子マネー事業者を特定するために行われる。
そして、電子マネー事業者の指定を受けつけたならば(ステップS102;Yes)、指定された電子マネー事業者に関する利用料を算出する(ステップS103)。具体的には、指定された電子マネー事業者が設置者となっている電子マネーチャージ機と、この電子マネー事業者が設置者となっていない電子マネーチャージ機であり、かつ、指定された電子マネー事業者が提供する電子マネーのチャージが可能な電子マネーチャージ機とを、端末データ25aに基づいて特定する。
その後、処理履歴データ25bを参照して、電子マネーチャージ機におけるチャージ実績を電子マネーの種別ごと、端末番号ごとに集計する。例えば、指定された電子マネー事業者「A」が設置者である電子マネーチャージ機「10A」については、他の電子マネー事業者「B」の電子マネーbのチャージ実績に応じて、電子マネー事業者「B」から電子マネー事業者「A」に支払われるべき利用料が算出される。また、指定された電子マネー事業者「A」が設置者ではない電子マネーチャージ機「10B」については、電子マネー事業者「A」の電子マネーaのチャージ実績に応じて、電子マネー事業者「A」が電子マネー事業者「B」に支払うべき利用料が算出される。
このようにして利用料が算出されたならば、相殺設定がされているか否かを判定する(ステップS104)。そして、相殺設定がされており(ステップS104;Yes)、相殺可能である場合には(ステップS105;Yes)、相殺後の利用料を算出し(ステップS106)、図7に示す各項目の帳票出力を行った後に(ステップS107)、上記一連の処理を終了する。なお、警送会社に支払うべき回収手数料を出力することもできる。
そして、出力された帳票に基づいて、電子マネー事業者から他の電子マネー事業者に利用料が支払われるとともに、電子マネー事業者から警送会社に回収手数料が支払われる。これらの一連の処理により、複数の電子マネーを一つの電子マネーチャージ機10で運用するにあたり、適切に利用料を算出し、複数の電子マネー事業者間で公平な運用が可能になる。
上述してきたように、本実施例では、電子マネー事業者Aにより設置され、電子マネー事業者Aにより提供される電子マネーaをチャージする電子マネーチャージ機10Aと、電子マネーチャージ機10Aと通信可能に設けられた情報処理センタ20とを有する電子マネー管理システムであって、情報処理センタ20は、電子マネーチャージ機10Aを用いて、電子マネー事業者Aと異なる電子マネー事業者Bにより提供される電子マネーbをチャージした場合における利用料を算出し、算出された利用料を出力するよう構成したので、特定の電子マネー事業者が設置した電子マネーチャージ機を用いて他の電子マネー事業者の電子マネーをチャージする運用に適正に適合させることが可能となる。
また、本実施例では、電子マネーチャージ機10Aを用いて電子マネーbをチャージした所定の期間における処理履歴データ25bを記憶部25に記憶し、利用料算出部24bは、処理履歴データ25bのチャージ履歴に基づいて、電子マネーチャージ機10Aを用いて電子マネーbをチャージした場合における利用料を算出するよう構成したので、電子マネーチャージ機10Aで複数の電子マネーを取り扱う場合の各電子マネー事業者の利用料を効率良く求めることが可能となる。
また、本実施例では、情報処理センタ20は、相殺設定がされている場合に、利用料算出部24bにより算出された電子マネー事業者Aにより設置された電子マネーチャージ機10Aを用いて電子マネーbをチャージした場合における利用料と、電子マネー事業者Bにより設置された電子マネーチャージ機10Bを用いて電子マネーaをチャージした場合における利用料との差分を算出するよう構成したので、電子マネー事業者間での利用料の支払いが容易になる。
また、本実施例では、情報処理センタ20は、電子マネー事業者Aにより設置された電子マネーチャージ機10Aが、取扱不能な電子マネーのチャージ要求を受け付けた場合に、利用者に対して取扱可能な電子マネーのチャージを勧めるよう電子マネーチャージ機10Aに通知するよう構成したので、利用者の利便性を高めることができる。
また、本実施例では、情報処理センタ20は、イベント等の所定の期間、電子マネー事業者Aにより設置された電子マネーチャージ機10Aにより取扱可能な複数の電子マネーのうち、イベント対象となる特定の電子マネーのチャージを利用者に対して促すよう電子マネーチャージ機10Aに通知するよう構成したので、イベント等の実効性を高めることができる。
また、本実施例では、情報処理センタ20は、電子マネー事業者Aにより設置された電子マネーチャージ機10Aにより取扱可能な複数の電子マネーの取扱順序を記憶しておき、記憶された取扱順序に基づいて、利用者に対して取扱可能な電子マネーのチャージを勧めるよう電子マネーチャージ機10Aに通知するよう構成したので、取扱順序に基づいて電子マネーを推奨することができる。
また、本実施例では、利用料算出部24bは、利用者に対してチャージを勧めた電子マネーのチャージがなされた場合に、そのチャージ件数及び/又はチャージ金額に応じて利用料を算出するよう構成したので、推奨効果を高めることができる。
また、本実施例では、電子マネーチャージ機10Aに対して貨幣を投入して電子マネーbをチャージした場合に、該貨幣の回収に要した回収負担料を算出するよう構成したので、警送会社等に支払うべき回収手数料を効率良く算定することができる。
<変形例>
次に、本発明の変形例について説明する。これまでの説明は、情報処理センタ20が電子マネーチャージ機10A、電子マネーチャージ機10B、電子マネー管理装置30A及び電子マネー管理装置30Bと通信可能な構成を例示していた。すなわち、情報処理センタ20は、電子マネー事業者Aに係る装置とも電子マネー事業者Bに係る装置とも通信可能であった。
ここで、電子マネー事業者Aに係る情報処理センタ20Aと電子マネー事業者Bに係る情報処理センタ20Bとが既に設けられている場合には、情報処理センタ20Aと情報処理センタ20Bとの間で通信を行って、特定の電子マネー事業者が設置した電子マネーチャージ機を用いて他の電子マネー事業者の電子マネーをチャージする運用を実現することが求められる。
図9は、複数の情報処理センタを有する電子マネー管理システムの構成についての説明図である。図9に示した構成では、電子マネー事業者Aにより提供される電子マネーチャージ機10Aが店舗Xに配設され、電子マネー事業者Bにより提供される電子マネーチャージ機10Bが店舗Yに配設された状況を示している。
電子マネーチャージ機10Aは、本来、電子マネー事業者Aの電子マネーaをチャージするために設けられた装置であるが、電子マネー事業者Bの電子マネーbを含む複数の電子マネーのチャージを行うことができる。同様に、電子マネーチャージ機10Bは、本来、電子マネー事業者Bの電子マネーbをチャージするために設けられた装置であるが、電子マネー事業者Aの電子マネーaを含む複数の電子マネーのチャージを行うことができる。
情報処理センタ20Aは、電子マネーチャージ機10Aと通信が可能であり、電子マネーチャージ機10Aからの電子マネーチャージ要求を受信可能である。また、情報処理センタ20Aは、電子マネー事業者Aが管理する電子マネーaについての残高情報等を管理する電子マネー管理装置30Aと通信可能に構成されている。
同様に、情報処理センタ20Bは、電子マネーチャージ機10Bと通信が可能であり、電子マネーチャージ機10Bからの電子マネーチャージ要求を受信可能である。また、情報処理センタ20Bは、電子マネー事業者Bが管理する電子マネーbについての残高情報等を管理する電子マネー管理装置30Bと通信可能に構成されている。
さらに、情報処理センタ20Aと情報処理センタ20Bとは通信可能に構成され、電子マネーチャージ機10Aと電子マネーチャージ機10Bは、それぞれ電子マネーaと電子マネーbのチャージが可能である。
具体的には、利用者が、電子マネーチャージ機10Aに対して電子マネーaを記憶するICカード及び貨幣を投入して所定のチャージ操作を行うと、この電子マネーチャージ機10Aから情報処理センタ20Aに対してチャージ要求が送信される。情報処理センタ20Aは、電子マネーチャージ機10Aから電子マネーaのチャージ要求を受信したならば、電子マネー管理装置30Aにチャージ要求を送信する。そして、電子マネー管理装置30Aから許可応答を受信したならば、チャージ履歴を記憶するとともに、許可応答を電子マネーチャージ機10Aに送信する。
また、情報処理センタ20Aは、電子マネーチャージ機10Aから電子マネーbのチャージ要求を受信したならば、情報処理センタ20Bにチャージ要求を送信する。情報処理センタ20Bは、情報処理センタ20Aから電子マネーbのチャージ要求を受信したならば、電子マネー管理装置30Bにチャージ要求を送信する。情報処理センタ20Bは、電子マネー管理装置30Bから許可応答を受信したならば、チャージ履歴を記憶するとともに、許可応答を情報処理センタ20Bに送信する。情報処理センタ20Aは、情報処理センタ20Bから許可応答を受信したならば、チャージ履歴を記憶するとともに、許可応答を電子マネーチャージ機10Aに送信する。
このように、情報処理センタ20Aと情報処理センタ20Bとの通信を利用することで、電子マネーチャージ機10Aは、電子マネーaと電子マネーbのチャージが可能である。同様に、電子マネーチャージ機10Bは、電子マネーaと電子マネーbのチャージが可能となる。
また、情報処理センタ20A及び情報処理センタ20Bは、電子マネーチャージ機10において、どの種類の電子マネーがチャージされたかを示す実績データを蓄積し、一定期間における設置者以外の電子マネーのチャージ実績を抽出して集計し、集計したチャージ実績に応じて電子マネー事業者から設置者に対して支払うべき利用料を算出する。
具体的には、情報処理センタ20Aは、電子マネーチャージ機10Aにおける電子マネーbのチャージ実績から、電子マネー事業者Bから電子マネー事業者Aに対して支払う利用料を算出する。すなわち、情報処理センタ20Bにチャージ要求を送信して行ったチャージ実績に基づいて、電子マネー事業者Bから電子マネー事業者Aに対して支払う利用料を算出することになる。
同様に、情報処理センタ20Bは、電子マネーチャージ機10Bにおける電子マネーaのチャージ実績から、電子マネー事業者Aから電子マネー事業者Bに対して支払う利用料を算出する。すなわち、情報処理センタ20Aにチャージ要求を送信して行ったチャージ実績に基づいて、電子マネー事業者Aから電子マネー事業者Bに対して支払う利用料を算出することになる。
情報処理センタ20Aが算出した利用料と、情報処理センタ20Bが算出した利用料とは、個別に支払いを実行することができる。また、利用料について電子マネー事業者Aと電子マネー事業者Bとの間で相殺の合意がなされている場合は、両利用料の差分を算出して差分の支払いを行ってもよい。
このようにすることで、複数の情報処理センタを有する構成であっても、特定の電子マネー事業者が設置した電子マネーチャージ機を用いて他の電子マネー事業者の電子マネーをチャージする運用を実現し、また、運営コストの公平な分担を実現できる。
次に、ギフトカードによる電子マネーのチャージについて説明する。これまでの説明では、複数の電子マネーを取り扱う電子マネーチャージ機10について、設置者と電子マネー事業者との間の利用料を管理する例を示したが、これに限らず、電子マネーをチャージするギフトカードを販売する販売装置にも本発明は適用可能である。
図10は、ギフトカードによる電子マネーのチャージについての説明図である。図10では、店舗Xにギフトカードの販売装置40が設置され、販売装置40は、情報処理センタ20及び通信中継事業者50を介してギフトカード発行会社60のサーバと通信可能である。また、ギフトカード発行会社60のサーバは、利用者が所有する端末装置とインターネット回線などを介して通信可能である。
ギフトカードの販売装置40は、利用者が現金の投入などのギフトカード購入操作を行うと(S1)、情報処理センタ20及び通信中継事業者50を介してギフトカード発行会社60に暗証番号発行要求を送信する(S2)。ギフトカード発行会社60は、暗証番号発行要求を受信して、暗証番号の発行を行う(S3)。
販売装置40は、ギフトカード発行会社60から発行された暗証番号をレシートに印字して出力する(S4)。利用者は、自身が所有する端末装置からギフトカード発行会社60のサーバにアクセスし、レシートに印字された暗証番号の入力を行う(S5)。ギフトカード発行会社60は、暗証番号の入力を受けて、電子マネーのチャージを実行する(S6)。また、販売装置40に購入代金として投入された現金は、警送会社70の担当者により回収される(S7)。
図11は、ギフトカードの販売に係る利用料の管理についての説明図である。図11に示したように、利用者により支払われた購入代金は、ギフトカード発行会社60の販売収益となる。この販売収益の一部は、ギフトカード発行会社60の利用料として徴収され、徴収後の販売収益は通信中継事業者に支払われる。通信中継事業者50は、ギフトカード発行会社60から支払われた販売収益から利用料を徴収し、徴収後の販売収益は情報処理センタ20に支払われる。
情報処理センタ20は、通信中継事業者50から支払われた販売収益から利用料を徴収する。そして、徴収後の販売収益は、警送会社70の手数料、店舗Xの利用料、販売装置の保有者の利用料として分配される。
このように、情報処理センタ20は、販売収益を適宜分配することが可能である。さらに、ギフトカード発行会社60が複数存在する場合に、情報処理センタ20には、複数のギフトカード発行会社60から販売収益が入ることになる。このとき、情報処理センタ20は、各ギフトカード発行会社60による販売装置40の利用実績に基づいて、警送会社70、店舗X、販売装置保有者への分配を調整することができる。
なお、上記実施例では、電子マネーのチャージ実績に応じて利用料を算出する例を一例として示したが、利用料の算出方法はこれには限定されない。例えば、この他の算出方法として、チャージ件数(電子マネーがチャージされた回数)や、使用期間(例えば毎月定額の利用料)などであってもよいし、これらを部分的に併用する形態であってもよい。具体的には、チャージ金額に対して利用料を設定するが、一定の金額以下のチャージ実績に対する利用料率と、一定の金額より上のチャージ実績に対する利用料率が異なるように設定することもできる。また、チャージ件数に基づいて利用料率を設定するが、一定の金額以下のチャージ実績に対する利用料率と、一定の金額より上のチャージ実績に対する利用料率が異なるように設定することもできる。さらに、一定の金額あるいは件数までは定額の利用料を適用し、一定の金額あるいは件数以上の実績に対しては、該金額あるいは件数に応じた利用料となるようにもできる。逆に、一定の金額あるいは件数までは該金額あるいは件数に応じた利用料とし、一定以上の場合には定額の利用料とすることもできる。また、電子マネーの種別に応じて定額の利用料の金額が異なるようにすることもできる。そして、これらの設定に応じて利用料算出部24bが利用料を算出するようにすればよい。また、集計する期間が設定で指定されている場合には、その期間ごとに利用料の集計が可能となっていればよい。具体的には、集計期間が毎月末となっている場合には、月始めから月末までの期間ごとに帳票が出力できるようになっていることが好ましい。
また、上記実施例では、残高がセンタ側で管理される形式の電子マネーを例に説明したが、これに限らず、カードに残高を保持する形式の電子マネーや、センタ側とカード側の双方に残高を保持する形式の電子マネーであっても適用することが可能である。また、利用料を電子マネーチャージ機10側で算出して保持することも可能である。
また、上記実施例では、端末(電子マネーチャージ機10)と管理装置(電子マネー管理装置)との間に情報処理センタ20を介在させて、端末での処理の履歴を管理する例を示しているが、これに限らず、情報処理センタ20を管理装置の上位装置として構成し、管理装置から定期的に処理実績を取得することで同様の運用を行うことも可能である。
また、上記の実施例では、電子マネーのチャージを例に説明を行ったが、デビットカードのキャッシュアウト(店舗レジなどにおける購入商品のデビットチャージと、口座からの現金の引き出しを同時に行う処理)に本発明を適用してもよい。デビットカードのキャッシュアウトに適用する場合には、キャッシュアウトサービスを行った店舗の管理者とデビットカードの事業者との間のサービス提供利用料を管理することになる。
また、上記実施例で図示した各構成は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の構成をされていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
以上のように、本発明に係る電子マネー管理システム、管理装置及び電子マネー管理方法は、特定の電子マネー事業者が設置した電子マネーチャージ機を用いて他の電子マネー事業者の電子マネーをチャージする運用に適合可能とする場合に適している。
10、10A、10B 電子マネーチャージ機
11 表示操作部
12 音声出力部
13 カードリーダライタ
14 レシートプリンタ
15 紙幣処理部
15a 紙幣挿入口兼返却口
15b 一時保留部
15c 収納部
16、25 記憶部
16a カード残高データ
16b カード取引履歴データ
16c 紙幣入金データ
17、24 制御部
17a 画面制御部
17b カード制御部
17c 紙幣入金制御部
17d プリンタ出力部
17e チャージ制御部
17f 電子マネー選択処理部
17g 取扱状態管理部
17h 促進報知処理部
20、20A、20B 情報処理センタ
21 表示部
22 操作部
23 通信部
24 制御部
24a 通信制御部
24b 利用料算出部
24c 取扱状態管理部
25a 端末データ
25b 処理履歴データ
25c 集計データ
25d 促進実績データ
30、30A、30B 電子マネー管理装置
40 販売装置
50 通信中継事業者
60 ギフトカード発行会社
70 警送会社

Claims (10)

  1. 第1の電子マネー事業者により設置され、前記第1の電子マネー事業者により提供される第1の電子マネーをチャージする電子マネーチャージ機と、前記電子マネーチャージ機と通信可能に設けられた管理装置とを有する電子マネー管理システムであって、
    前記管理装置は、
    前記電子マネーチャージ機を用いて、前記第1の電子マネー事業者と異なる第2の電子マネー事業者により提供される第2の電子マネーをチャージした場合における利用料を算出する利用料算出部と、
    前記利用料算出部により算出された利用料を出力する出力部と
    を備えたことを特徴とする電子マネー管理システム。
  2. 前記管理装置は、
    前記電子マネーチャージ機を用いて前記第2の電子マネーをチャージした所定の期間における履歴情報を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記利用料算出部は、
    前記記憶部に記憶された利用履歴に基づいて、前記電子マネーチャージ機を用いて前記第2の電子マネーをチャージした場合における利用料を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子マネー管理システム。
  3. 前記管理装置は、
    前記利用料算出部により算出された前記第1の電子マネー事業者により設置された電子マネーチャージ機を用いて前記第2の電子マネーをチャージした場合における利用料と、前記第2の電子マネー事業者により設置された電子マネーチャージ機を用いて前記第1の電子マネーをチャージした場合における利用料との差分を算出する差分算出部をさらに備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子マネー管理システム。
  4. 前記管理装置は、
    前記第1の電子マネー事業者により設置された電子マネーチャージ機が、取扱不能な電子マネーのチャージ要求を受け付けた場合に、利用者に対して取扱可能な電子マネーのチャージを勧めるよう前記電子マネーチャージ機に通知する通知部をさらに備えたことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の電子マネー管理システム。
  5. 前記管理装置は、
    所定の期間、前記第1の電子マネー事業者により設置された電子マネーチャージ機により取扱可能な複数の電子マネーのうちの特定の電子マネーのチャージを利用者に対して促すよう前記電子マネーチャージ機に通知する通知部をさらに備えたことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の電子マネー管理システム。
  6. 前記管理装置は、
    前記第1の電子マネー事業者により設置された電子マネーチャージ機により取扱可能な複数の電子マネーの取扱順序を記憶する取扱順序記憶部と、
    前記取扱順序記憶部に記憶された取扱順序に基づいて、利用者に対して取扱可能な電子マネーのチャージを勧めるよう前記電子マネーチャージ機に通知する通知部と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の電子マネー管理システム。
  7. 前記利用料算出部は、
    前記通知部により利用者に対してチャージを勧めた電子マネーのチャージがなされた場合に、そのチャージ件数及び/又はチャージ金額に応じて利用料を算出することを特徴とする請求項6に記載の電子マネー管理システム。
  8. 前記電子マネーチャージ機に対して貨幣を投入して前記第2の電子マネーをチャージした場合に、該貨幣の回収に要した回収負担料を算出することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一つに記載の電子マネー管理システム。
  9. 第1の電子マネー事業者により設置され、前記第1の電子マネー事業者により提供される第1の電子マネーをチャージする電子マネーチャージ機と通信可能に配設された管理装置であって、
    前記電子マネーチャージ機を用いて、前記第1の電子マネー事業者と異なる第2の電子マネー事業者により提供される第2の電子マネーをチャージした場合における利用料を算出する利用料算出部と、
    前記利用料算出部により算出された利用料を出力する出力部と
    を備えたことを特徴とする管理装置。
  10. 第1の電子マネー事業者により設置され、前記第1の電子マネー事業者により提供される第1の電子マネーをチャージする電子マネーチャージ機と、前記電子マネーチャージ機と通信可能に設けられた管理装置とを有する電子マネー管理システムにおける電子マネー管理方法であって、
    前記管理装置が、前記電子マネーチャージ機を用いて、前記第1の電子マネー事業者と異なる第2の電子マネー事業者により提供される第2の電子マネーをチャージした場合における利用料を算出する利用料算出工程と、
    前記利用料算出工程により算出された利用料を出力する出力工程と
    を含んだことを特徴とする電子マネー管理方法。
JP2017051868A 2017-03-16 2017-03-16 電子マネー管理システム、管理装置及び電子マネー管理方法 Active JP6799485B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017051868A JP6799485B2 (ja) 2017-03-16 2017-03-16 電子マネー管理システム、管理装置及び電子マネー管理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017051868A JP6799485B2 (ja) 2017-03-16 2017-03-16 電子マネー管理システム、管理装置及び電子マネー管理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018156320A true JP2018156320A (ja) 2018-10-04
JP6799485B2 JP6799485B2 (ja) 2020-12-16

Family

ID=63718217

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017051868A Active JP6799485B2 (ja) 2017-03-16 2017-03-16 電子マネー管理システム、管理装置及び電子マネー管理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6799485B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020126544A (ja) * 2019-02-06 2020-08-20 株式会社メルカリ 情報処理方法、情報処理装置、及びプログラム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002032827A (ja) * 2000-07-18 2002-01-31 Omron Corp 情報記憶媒体処理装置
JP2002334285A (ja) * 2001-05-10 2002-11-22 Hitachi Ltd 複数電子マネー決済代行システム
JP2003108892A (ja) * 2001-09-28 2003-04-11 Takanori Shimada カード決済処理システム及び方法
JP2009048308A (ja) * 2007-08-15 2009-03-05 Ntt Data Corp 電子マネーチャージシステム、口座情報読取端末、金融機関サーバ接続装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002032827A (ja) * 2000-07-18 2002-01-31 Omron Corp 情報記憶媒体処理装置
JP2002334285A (ja) * 2001-05-10 2002-11-22 Hitachi Ltd 複数電子マネー決済代行システム
JP2003108892A (ja) * 2001-09-28 2003-04-11 Takanori Shimada カード決済処理システム及び方法
JP2009048308A (ja) * 2007-08-15 2009-03-05 Ntt Data Corp 電子マネーチャージシステム、口座情報読取端末、金融機関サーバ接続装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020126544A (ja) * 2019-02-06 2020-08-20 株式会社メルカリ 情報処理方法、情報処理装置、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6799485B2 (ja) 2020-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6412040B2 (ja) 決済処理装置、方法、及びコンピュータプログラム
JP6838206B2 (ja) チケットシステム及びチケット管理装置
EP1571608A2 (en) Customer loyalty card and devices associated therewith
JP5785343B1 (ja) 未確定の将来売上債権の買い取りを行う店舗を支援する無担保のファンディングシステム及びそれに用いる売上確定機能付きキャッシュレジスタ並びに券売機
WO2017169551A1 (ja) 給与決済連携システムおよび給与決済連携方法
KR100880737B1 (ko) 선불 카드, 충전 단말기, 충전 시스템 및 그들의 충전 제어방법
JP2020144596A (ja) キャッシュレス割り勘方法、プログラム、およびコンピュータ
EP1632888A1 (en) Electronic money management system, electronic money management method, and computer program
JP6799485B2 (ja) 電子マネー管理システム、管理装置及び電子マネー管理方法
JP6508828B2 (ja) 決済処理装置、決済システム、決済処理方法、及びプログラム
RU2686618C1 (ru) Способ обеспечения доступа пользователя к услугам локального оператора услуг, оконечное устройство пользователя и сервер системы для реализации способа
RU82898U1 (ru) Терминальная платежная система
WO2016148293A1 (ja) 決済処理装置、方法、及びコンピュータプログラム
JP2005276061A (ja) 個人立替経費精算プログラム、システム、および方法
US20210158337A1 (en) Payment processing method and payment processing device
JP2006155264A (ja) 自動販売方法および自動販売機システム
JP2017054370A (ja) 電子買物券発行システム及び電子買物券発行方法
JPH11134560A (ja) クレジット管理システムを用いたポイントシステム
KR101138966B1 (ko) 금융 수수료의 처리 방법을 개선한 금융 거래 시스템 및 그 동작방법
KR20240008053A (ko) 자동 선택 카드 결제 시스템
JP2024025358A (ja) 金融機関システム及びコンピュータプログラム
KR200265252Y1 (ko) 결제 선택용 신용카드 조회기
JP2004030241A (ja) Icカードデータ管理センタによる課金システム
JP2023138756A (ja) 情報処理装置、端末装置、情報処理方法およびプログラム
JP2020160835A (ja) クレジットカードの決済システム、決済方法、icカード、カード会社のサーバ、クラウドサーバ、及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191107

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200826

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200908

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201015

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201104

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201120

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6799485

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150