JP2024025358A - 金融機関システム及びコンピュータプログラム - Google Patents

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Abstract

Figure 2024025358000001
【課題】決済事業者がPSPに代わり現金以外の決済手段による売上金を事業者に支払う金融機関システム及びコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】金融機関システム1は、通信ネットワーク6を通じて、第二の決済事業者が管理する決済事業者システム2と、決済事業者の現金以外の決済手段の事業者への提供の仲介等を行う決済代行業者が管理する決済代行業者システム3と、事業者が管理するPOSシステムやECサイト等、の事業者システム4と、現金以外の決済手段による事業者の売上の確定電文を、事業者システム4を通じて決済代行業者システム3から取得する決済センターが管理する決済センターシステム5と、相互に通信可能に接続されて構築されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、金融機関システム及びコンピュータプログラムに関する。
小売業者等の事業者の店舗やECサイトにおける現金以外の決済手段としてアクワイアラである決済事業者が提供するクレジットカード決済や電子マネー決済が利用されている。従来これら現金以外の決済手段による売上金が決済事業者から事業者に支払われる仕組みに加え、PSP(Payment Service Provider)と呼ばれる決済代行業者から事業者に支払われる仕組みが存在する。後者の場合、売上金の支払いまで時間を要するため、PSPにおいて上述の現金以外の決済手段による決済後、例えば翌日に売上金を事業者に支払うサービスが提供されている。なお、特許文献1には、現金以外の決済手段に係る事業者の口座への入金処理を、当該事業者の営業形態に沿って行うことが可能な入金処理装置、等が提案されている。
特許第6616916号公報
上述したPSPがクレジットカード決済や電子マネー決済等の現金以外の決済手段による売上金を翌日に事業者に支払う仕組みの場合、同一の決済事業者が提供するクレジットカード決済や電子マネー決済等の現金以外の決済手段のサービスであっても、各PSPが売上金を事業者に支払うための独自のコンピュータシステムを構築する必要があり、PSPにとって開発コストが負担となっていた。
この発明は、決済事業者がPSPに代わり現金以外の決済手段による売上金を事業者に支払う金融機関システムを提供することを目的とする。
[1]
現金以外の決済手段で計上された事業者の売上金を第一の決済事業者である金融機関が前記事業者に支払う金融機関システムであって、
事業者に関する情報と、決済手段に関する情報と、前記決済手段による決済額に関する情報と、を有する決済情報を、通信ネットワークを通じて決済代行業者が管理するシステムから取引ごとに取得する決済情報取得部と、
取得した前記決済情報と、予め定められている決済代行業者の手数料と、に基づいて、前記第一の決済事業者が提供する前記決済手段により前記事業者が支払いを受ける第一の精算額と、前記第一の決済事業者とは異なる第二の決済事業者が提供する前記決済手段により前記事業者が支払いを受ける第二の精算額と、前記第一の決済事業者が前記事業者へ支払う金額である全体精算額と、を第一の精算サイクルごとに算出する精算額算出部と、
算出された前記全体精算額が正の値の場合、算出した日後の所定のタイミングでの前記事業者の金融機関口座への前記全体精算額に係る金額の振込を送金処理システムに指示する振込指示処理部と、
を備えることを特徴とする金融機関システム。
[2]
[1]に記載した金融機関システムとしてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラム。
この発明によれば、決済事業者がPSPに代わり現金以外の決済手段による売上金を事業者に支払う金融機関システムを提供することができる。
本実施形態の金融機関システムを含むシステム全体の構成の一例を表す図である。 本実施形態の金融機関システムが備えるサーバの構成の一例であって、ソフトウェア構成を表す図である。 本実施形態の金融機関システムによる情報処理に使用される決済情報テーブル及び契約情報テーブルの一例を表す図である。 本実施形態の金融機関システムによる情報処理に使用される料率情報テーブル及び手数料情報テーブルの一例を表す図である。 本実施形態の金融機関システムによる情報処理に使用される精算情報テーブル、未精算情報テーブル及び差分精算情報テーブルの一例を表す図である。 本実施形態の金融機関システムによる取引ごとの精算額の算出処理の一例を表すフロー図である。 本実施形態の金融機関システムによる全体精算額の算出処理の一例を表すフロー図である。 全体精算額の金額に応じた(a)振込額の内訳の一例及び(b)未精算額の内訳の一例を表す図である。 本実施形態の金融機関システムによる定期支払額の算出処理の一例を表すフロー図である。 PSPと決済事業者間の差分精算額の内訳の一例を表す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態の一例を説明する。本実施形態の金融機関システム1は、一又は複数のコンピュータで構成され、クレジットカード決済や、電子マネー決済である交通系もしくは流通系ICカード等に代表される非接触型決済、モバイル端末を使用したコード決済、等の現金以外の決済手段で計上された事業者の売上金を金融機関が決済代行業者に代わり事業者に支払う際に使用されるものである。
一実施形態として、都市銀行や、インターネット上で銀行業務を行ういわゆるネット銀行、等の決済事業者である金融機関が小売業者等の事業者に提供する上記クレジットカード決済や電子マネー決済等の現金以外の決済手段により計上された事業者の売上金を、当該金融機関が決済代行業者に代わり事業者に支払う金融機関システムである。
このような金融機関システム1は、小売業者等の事業者に対して上記クレジットカード決済や電子マネー決済等の現金以外の決済手段を提供する決済事業者である複数の金融機関のうち、第一の決済事業者である金融機関が一又は複数のコンピュータを用いて提供、管理するシステムである。
一実施形態として、複数の事業者それぞれがPOSシステムやECサイト等、通信ネットワーク上に構築している事業者システムと、上記第一の決済事業者とは異なる第二の決済事業者である複数の金融機関それぞれが通信ネットワーク上に構築している決済事業者システムとそれぞれ通信可能に接続し、第一の決済事業者及び第二の決済事業者が提供する上記現金以外の決済手段により計上された事業者の売上金を、第一の決済事業者が決済代行業者に代わり事業者に支払う形態で金融機関システム1を構築することができる。
図1に示す形態では、金融機関システム1は、通信ネットワーク6を通じて、第二の決済事業者が管理する決済事業者システム2と、決済事業者の上記現金以外の決済手段の事業者への提供の仲介等を行う決済代行業者(以下、「PSP」ということがある。)が管理する決済代行業者システム(以下、「PSPシステム」という。)3と、事業者が管理するPOSシステムやECサイト等、の事業者システム4と、上記現金以外の決済手段による事業者の売上の確定電文を、事業者システム4を通じてPSPシステム3から取得する決済センターが管理する決済センターシステム5と、相互に通信可能に接続されて構築されている。
また、金融機関システム1とPSPシステム3内の機能と決済センターシステム5内の機能を、通信ネットワーク6を介することなく同一システムに配するものとして構成されたシステムとすることもできる。
本実施形態には、この実施形態で説明する金融機関システム1としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムを含む。
[金融機関システム]
金融機関システム1は、小売業者等の事業者に対してクレジットカード決済や電子マネー決済等の現金以外の決済手段を提供する第一の決済事業者である金融機関が一又は複数のコンピュータ(パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット、等の端末)やサーバで構築するシステムである。金融機関システム1が備えるサーバは、図示していないがハードウェア構成として各種コンピュータプログラムの実行及び演算処理を行うCPUと、RAM、ROMといった各種データを記憶するメモリと、内蔵ストレージ等の補助記憶装置と、通信ネットワーク6を介してPSPシステム3、事業者システム4及び決済センターシステム5と各種情報を送受信する通信モジュールと、を備えている。なお、サーバは一もしくは複数の機器から構成してもよく、又はクラウド上で実現されるサーバであってもよい。
金融機関システム1は、ソフトウェア構成として図2に示すように、決済情報取得部7、契約情報照合部8、手数料算出部9、精算額算出部10、定期支払額算出部11、振込指示処理部12、口座振替指示処理部13、精算状況通知部14及び記憶部15を備えている。
決済情報取得部7は、事業者の店舗やECサイトにおける顧客との取引において、第一の決済事業者及び第二の決済事業者が提供するクレジットカードや電子マネー等の現金以外の決済手段が使用された場合、事業者に関する情報と、使用された決済手段に関する情報と、使用された決済手段による決済額に関する情報と、を有する決済情報を取引ごとにPSPシステム3及び決済センターシステム5を通じて事業者システム4から取得する処理を行う。
本実施形態では、第一の決済事業者が提供する上記決済手段が使用された場合、事業者に関する情報と、決済手段に関する情報と、決済額に関する情報と、を有する決済情報が確定電文として取引ごとに事業者システム4からPSPシステム3、決済センターシステム5の順に送信され、決済情報取得部7はこの確定電文を決済センターシステム5から取得する。また、第二の決済事業者が提供する上記決済手段が使用された場合、事業者に関する情報と、決済手段に関する情報と、決済額に関する情報と、を有する決済情報が確定電文として取引ごとに事業者システム4からPSPシステム3、決済センターシステム5の順に送信され、決済情報取得部7はこの確定電文の写しを取得する。
契約情報照合部8は、決済情報取得部7が取得した決済情報を構成する事業者に関する情報に係る事業者が第一の決済事業者と契約関係のある事業者であるかを後述する契約情報17と照合する処理を行う。
手数料算出部9は決済情報取得部7が取得した決済情報を構成する決済額に関する情報に係る決済額と、後述する料率情報18を構成する卸料率及び小売料率に基づいて、卸手数料、小売手数料及び決済代行業者が受け取るPSP受取手数料を取引ごとに算出する処理を行う。本実施形態では、卸手数料は第一の決済事業者が定める手数料であり、小売手数料は決済代行業者が定める手数料であり、PSP受取手数料は小売手数料から卸手数料を差引いた額としている。
精算額算出部10は、決済情報取得部7が取得した決済情報と、手数料算出部9が算出した小売手数料に基づいて、第一の決済事業者が提供する上記決済手段により事業者が支払いを受ける第一の精算額と、第二の決済事業者が提供する上記決済手段により事業者が支払いを受ける第二の精算額と、を算出する処理を行う。また、精算額算出部10は第一の精算額及び第二の精算額に基づいて、第一の決済事業者が事業者へ支払う全体精算額を第一の精算サイクルごとに算出する処理を行う。本実施形態では、精算額算出部10は、第一の精算額及び第二の精算額を取引ごとに算出し、全体精算額を予め定められている毎日所定の算出時に事業者ごとに算出することとしている。
定期支払額算出部11は、精算額算出部10が算出した第一の精算額及び第二の精算額と、第一の決済事業者が決済代行業者に支払う手数料と、に基づいて、当該第一の決済事業者から当該決済代行業者へ支払われる定期支払額又は当該決済代行業者から当該第一の決済事業者へ支払われる定期支払額を第二の精算サイクルごと及び決済代行業者ごとに算出する処理を行う。定期支払額の算出処理は、PSP受取手数料と、決済代行業者から第一の決済事業者へ支払われる第二の精算額を相殺するものであり、本実施形態では、提起支払額算出部11は、定期支払額を予め定められている毎月所定の算出日に算出することとしている。
振込指示処理部12は、精算額算出部10が算出した全体精算額が正の値の場合、算出日後の所定のタイミングで事業者の金融機関口座への当該全体精算額に係る金額の振込を図示していない送金処理システムに指示する処理を行う。本実施形態では、振込指示処理部12は、全体精算額の算出後直ちに振込実行を指示する振込指図電文を送金処理システムに送信することとしている。
また、振込指示処理部12は、定期支払額算出部11が算出した第一の決済事業者から決済代行業者へ支払われる定期支払額に係る金額を、算出日後の所定のタイミングで当該決済代行業者の金融機関口座へ振り込むよう上記送金処理システムに指示する処理を行う。本実施形態では、振込指示処理部12は、定期支払額の算出日の月又は翌月以後の所定の日に振込実行を指示する振込指図電文を上記送金処理システムに送信することとしている。
口座振替指示処理部13は、定期支払額算出部11が算出した決済代行業者から第一の決済事業者へ支払われる定期支払額に係る金額を、算出日後の所定のタイミングで当該決済代行業者の金融機関口座から当該第一の決済事業者の金融機関口座へ口座振替するよう上記送金処理システムに指示する処理を行う。本実施形態では、口座振替指示処理部13は、定期支払額の算出日の月又は翌月以後の所定の日に口座振替実行を指示する振込指図電文を上記送金処理システムに送信することとしている。
精算状況通知部14は、精算額算出部10が全体精算額を算出した時点で、事業者システム4に対して事業者に支払われる全体精算額に関する情報を送信する処理を行う。
また、精算状況通知部14は、定期支払額算出部11が決済代行業者から第一の決済事業者へ支払われる定期支払額を算出した時点で、第一の決済事業者が使用する端末に対して当該定期支払額に関する情報を送信する処理を行う。
また、精算状況通知部14は、定期支払額算出部11が第一の決済事業者から決済代行業者へ支払われる定期支払額を算出した時点で、PSPシステム3に対して当該定期支払額に関する情報を送信する処理を行う。
記憶部15は以下のテーブルに各種情報を記録する処理を行う。
・決済情報テーブル
図3に示すように、「取引ID」に紐づく「取引日」、「取引時刻」、「加盟店(事業者)ID」、事業者と契約関係にある「決済代行業者のコード(PSPコード)」、事業者と契約関係にある「決済事業者の種別」、「決済手段名」、「決済額」、全体精算額の「計算日」等の決済情報16が決済情報テーブルに記録される。なお、「決済事業者の種別」において、「In-House」は第一の決済事業者を表し、「Out-Source」は第二の決済事業者を表す。また、上記事業者に関する情報を「事業者ID」、「PSPコード」等で構成することができ、上記決済手段に関する情報を、「決済事業者の種別」、「PSPコード」、「決済手段名」等で構成することができ、上記決済額に関する情報を「PSPコード」、「取引日」、「取引時刻」、「取引ID」、「決済事業者の種別」、「決済手段名」、「決済額」、等で構成することができる。
・契約情報テーブル
図3に示すように、「事業者ID」に紐づく「PSPコード」、「適用日」、事業者の金融機関情報(「銀行コード」、「支店コード」、「口座種類」、「口座番号」)等の契約情報17が契約情報テーブルに記録される。なお、決済代行業者の金融機関情報も記録しておいてよい。
・料率情報テーブル
図4に示すように、「事業者ID」に紐づく「PSPコード」、「決済事業者の種別」、「決済手段名」、第一の決済事業者が定める卸手数料の「卸料率」、決済代行業者が定める小売手数料の「小売料率」等の料率情報18が料率情報テーブルに記録される。
・手数料情報テーブル
図4に示すように、「取引ID」に紐づく「PSPコード」、「事業者ID」、「第一の精算額」、「第二の精算額」、「卸手数料」、「小売手数料」、「PSP受取手数料」、「差分精算日」等の手数料情報19が手数料情報テーブルに記録される。
・精算情報テーブル
図5に示すように、「事業者ID」に紐づく「PSPコード」、「第一の精算額」、「第二の精算額」、「全体精算額」、「全体振込額」、「自社振込額」、「他社振込額」、事業者への「支払日」、「差分精算日」等の精算情報20が精算情報テーブルに記録される。
全体精算額は、PSPコード及び事業者IDごとに算出された第一の精算額と第二の精算額の和を表し、その額が正の値の場合は全体振込額として記録され、負の値の場合は、全体振込額はゼロとして記録されるとともに、未精算情報テーブルに当該負の値の全体精算額が未精算額として記録される。なお、全体精算額が負の値となる場合としては、返品等の取引が例示される。
「自社振込額」は、第一の決済事業者が提供する上記決済手段が使用されたことにより、第一の決済事業者が事業者に支払う金額であり、「他社振込額」は、第二の決済事業者が提供する上記決済手段が使用されたことにより、第一の決済事業者が第二の決済事業者に代わり事業者に支払う金額である。
・未精算情報テーブル
図5に示すように、「事業者ID」に紐づく「PSPコード」、全体精算額の算出処理に使用される第一の決済事業者の「自社未精算額」と第二の決済事業者の「他社未精算額」等の未精算情報21が未精算情報テーブルに記録される。
・差分精算情報テーブル
図5に示すように、「事業者ID」に紐づく「PSPコード」、集計された「第二の精算額」、決済代行業者から第一の決済事業者へ支払われる「第一の差分精算額」、第一の決済事業者から決済代行業者へ支払われる「第二の差分精算額」、第一の精算額がゼロの場合に決済代行業者が受け取る手数料である「PSP受取手数料(他社)」、第二の精算額がゼロ以外の場合に決済代行業者が受け取る手数料である「PSP受取手数料(自社)」等の差分精算情報22が差分精算情報テーブルに記録される。なお、上記PSP受取手数料(他社)は、第二の決済事業者が決済代行業者に卸した決済手段に係るPSPが受け取る手数料であり、上記PSP受取手数料(自社)は、第一の決済事業者が決済代行業者に卸した決済手段に係るPSPが受け取る手数料である。
[決済事業者システム]
決済事業者システム2は、小売業者等の事業者に対してクレジットカード決済や電子マネー決済等の現金以外の決済手段を提供する第一の決済事業者とは異なる第二の決済事業者である複数の金融機関それぞれが一又は複数のコンピュータ(パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット、等の端末)やサーバで構築するシステムである。決済事業者システム2が備えるサーバは、図示していないがハードウェア構成として各種コンピュータプログラムの実行及び演算処理を行うCPUと、RAM、ROMといった各種データを記憶するメモリと、内蔵ストレージ等の補助記憶装置と、通信ネットワーク6を介してPSPシステム3、事業者システム4及び決済センターシステム5と各種情報を送受信する通信モジュールと、を備えている。なお、サーバは一もしくは複数の機器から構成してもよく、又はクラウド上で実現されるサーバであってもよい。
[PSPシステム]
PSPシステム3は、決済事業者の上記現金以外の決済手段の事業者への提供の仲介等を行う複数の決済代行業者それぞれが一又は複数のコンピュータ(パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット、等の端末)やサーバで構築するシステムである。PSPシステム3が備えるサーバは、図示していないがハードウェア構成として各種コンピュータプログラムの実行及び演算処理を行うCPUと、RAM、ROMといった各種データを記憶するメモリと、内蔵ストレージ等の補助記憶装置と、通信ネットワーク6を介して金融機関システム1、決済事業者システム2、事業者システム4及び決済センターシステム5と各種情報を送受信する通信モジュールと、を備えている。なお、サーバは一もしくは複数の機器から構成してもよく、又はクラウド上で実現されるサーバであってもよい。
[事業者システム]
事業者システム4は、クレジットカード決済や電子マネー等の現金以外の決済手段を第一の決済事業者及び第二の決済事業者から提供を受けて導入する小売業者等である複数の事業者それぞれが一又は複数のコンピュータ(パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット、等の端末)やサーバで構築するPOSシステムや、ECサイトを提供可能なWebシステムである。事業者システム4が備えるサーバは、図示していないがハードウェア構成として各種コンピュータプログラムの実行及び演算処理を行うCPUと、RAM、ROMといった各種データを記憶するメモリと、内蔵ストレージ等の補助記憶装置と、通信ネットワーク6を介して金融機関システム1、決済事業者システム2、PSPシステム3及び決済センターシステム5と各種情報を送受信する通信モジュールと、を備えている。なお、サーバは一もしくは複数の機器から構成してもよく、又はクラウド上で実現されるサーバであってもよい。
[決済センターシステム]
決済センターシステム5は、上記現金以外の決済手段による事業者の売上の確定電文を、事業者システム4を通じてPSPシステム3から取得する決済センターが一又は複数のコンピュータ(パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット、等の端末)やサーバで構築するシステムである。決済センターシステム5が備えるサーバは、ハードウェア構成として各種コンピュータプログラムの実行及び演算処理を行うCPU、RAMと、ROMといった各種データを記憶するメモリと、内蔵ストレージ等の補助記憶装置と、通信ネットワーク6を介して金融機関システム1、決済事業者システム2、PSPシステム3及び事業者システム4と各種情報を送受信する通信モジュールと、を備えている。なお、サーバは一もしくは複数の機器から構成してもよく、又はクラウド上で実現されるサーバであってもよい。
以下、図6から図10を参照して本実施形態の金融機関システム1の処理フローの一例を説明する。
[第一の精算額及び第二の精算額の算出処理フロー]
(S101)
事業者の店舗やECサイトにおける顧客との取引において、第一の決済事業者が提供するクレジットカードや電子マネー等による現金以外の決済手段が使用された場合、事業者に関する情報と、決済手段に関する情報と、決済額に関する情報と、を有する決済情報が確定電文として取引ごとに事業者システム4からPSPシステム3、決済センターシステム5の順に送信され、決済情報取得部7はこの確定電文を決済センターシステム5から取得する。記憶部15は当該確定電文の中から必要な情報を図3に示す決済情報16として決済情報テーブルに記録する。
また、事業者の店舗やECサイトにおける顧客との取引において、第二の決済事業者が提供するクレジットカードや電子マネー等による現金以外の決済手段が使用された場合、事業者に関する情報と、決済手段に関する情報と、決済額に関する情報と、を有する決済情報が確定電文として取引ごとに事業者システム4からPSPシステム3、決済センターシステム5の順に送信され、決済情報取得部7はこの確定電文の写しを決済センターシステム5から取得する。記憶部14は当該確定電文の写しの中から必要な情報を図3に示す決済情報15として決済情報テーブルに記録する。
(S102)
契約情報照合部8は、決済情報取得部7が取得した決済情報を構成する事業者に関する情報に係る事業者が第一の決済事業者と契約関係のある事業者であるかを契約情報17と照合する処理を行う。
契約情報17との照合の結果、事業者に関する情報に係る事業者が第一の決済事業者と契約関係にない場合(S102-N)、記憶部15は、決済情報テーブルの「計算日」の項目に日付を記録して処理を終了する。
(S103)
契約情報17との照合の結果、事業者に関する情報に係る事業者が第一の決済事業者と契約関係にある場合(S102-Y)、手数料算出部9は決済情報取得部7が取得した決済情報を構成する決済額に関する情報に係る決済額と、料率情報18を構成する卸料率及び小売料率と、に基づいて、卸手数料及び小売手数料を算出する処理を行う。
例えば、図3において第一の決済事業者が提供するクレジットカードや電子マネー等の現金以外の決済手段「Bosa」を、PSPコード「NMV」が付与されている決済代行業者を通じて導入し、事業者ID「USN200100001」が付与されている事業者の店舗又はECサイト、等で取引が行われ、1,000円の決済額(A)が計上された場合、手数料算出部9は、料率情報テーブルを参照し、当該第一の決済事業者、決済手段、PSPコード及び事業者IDに対応する卸料率(B):0.50%及び小売料率(C):0.99%を使用して、
小売手数料(D)=決済額(A)×小売料率(C)=10円
及び
卸手数料(E)=決済額(A)×卸料率(B)=5円を算出する。
さらに、手数料算出部9は、小売手数料(D)のうち、PSP受取手数料(F)=小売手数料(D)-卸料率(B)=5円を算出する。
記憶部15は、図4に示す手数料情報テーブルの各項目に情報を記録するとともに、図3に示す決済情報テーブルの「計算日」の項目に日付を記録する。
また、例えば、図3において第二の決済事業者が提供するクレジットカードや電子マネー等の現金以外の決済手段「NCB」を、PSPコード「YJL」が付与されている決済代行業者を通じて導入し、事業者ID「OPH200205644」が付与されている事業者の店舗又はECサイト、等で取引が行われ、353,154円の決済額(A)が計上された場合、手数料算出部9は、料率情報テーブルを参照し、当該第二の決済事業者、決済手段、PSPコード及び事業者IDに対応する卸料率(B):0.90%及び小売料率(C):0.99%を使用して、
小売手数料(D)=決済額(A)×小売料率(C)=3,496円
及び
卸手数料(E)=決済額(A)×卸料率(B)=3,178円
を算出する。
さらに、手数料算出部9は、小売手数料(D)のうち、PSP受取手数料(F)=小売手数料(D)-卸料率(B)=318円を算出する。
記憶部15は、図4に示す手数料情報テーブルの各項目に情報を記録するとともに、図3に示す決済情報テーブルの「計算日」の項目に日付を記録する。
(S104)
精算額算出部10は、決済情報取得部7が取得した決済情報と、手数料算出部9が算出した小売手数料に基づいて、第一の決済事業者が提供する決済手段により事業者が支払いを受ける第一の精算額と、第二の決済事業者が提供する決済手段により事業者が支払いを受ける第二の精算額と、を算出する処理を行う。
例えば、図3において第一の決済事業者が提供するクレジットカードや電子マネー等の現金以外の決済手段「Bosa」を、PSPコード「NMV」が付与されている決済代行業者を通じて導入し、事業者ID「USN200100001」が付与されている事業者の店舗又はECサイト、等で取引が行われ、1,000円の決済額(A)が計上された場合、精算額算出部10は、当該決済額(A)及び手数料算出部9が算出した小売手数料(D):10円を使用して、
第一の精算額(G1)=決済額(A)-小売手数料(D)=990円
を算出する。
記憶部15は、図4に示す手数料情報テーブルの「第一の精算額」の項目に上記の金額を記録するとともに、「第二の精算額」及び「差分精算日」の項目にゼロを記録する。
また、例えば、図3において第二の決済事業者が提供するクレジットカードや電子マネー等の現金以外の決済手段「NCB」を、PSPコード「YJL」が付与されている決済代行業者を通じて導入し、事業者ID「OPH200205644」が付与されている事業者の店舗又はECサイト、等で取引が行われ、353,154円の決済額(A)が計上された場合、精算額算出部10は、当該決済額(A)及び手数料算出部9が算出した小売手数料(D):3,496円を使用して、
第二の精算額(G2)=決済額(A)-小売手数料(D)=349,627円
を算出する。
記憶部15は、図4に示す手数料情報テーブルの「第二の精算額」の項目に上記の金額を記録するとともに、「第一の精算額」及び「差分精算日」の項目にゼロを記録する。
以上、上記S101からS104の処理は取引ごとに行われる。
[事業者への支払い処理フロー]
(S201)
精算額算出部10は、第一の精算額及び第二の精算額に基づいて、第一の決済事業者が事業者へ支払う全体精算額を、第一の精算サイクルごとに算出する処理を行う。
本実施形態の処理フローでは、予め定められている毎日所定のタイミングで、精算額算出部10は手数料情報テーブルを参照し、PSPコード及び事業者IDごとに第一の精算額(G1)の和及び第二の精算額(G2)の和を計算する。 次に、精算額算出部10は、図5に示す未精算情報テーブルを参照し、PSPコード及び事業者IDごとの上記自社未精算額(H1)及び他社未精算額(H2)を取得して、第一の精算額(G1)の和に自社未精算額(H1)を加え、第二の精算額(G2)の和に他社未精算額(H2)を加え、これらを合計し、全体精算額(G3)を算出する。
記憶部15は、図5に示す精算情報テーブルの「全体精算額」の項目に上記の金額を記録するとともに、「支払日」の項目にゼロを記録する。
(S202)
算出された全体精算額が正の値の場合、記憶部15は、図5に示す精算情報テーブルの「全体振込額」の項目に上記の金額を記録するとともに、図8(a)に示すように、以下のパターン別に当該全体精算額の内訳を精算情報テーブルに記録する。
第一の精算額及び第二の精算額がともに正の値の場合、図8(a)に示すように、精算情報テーブルの「自社振込額」の項目に当該第一の精算額が記録され、「他社振込額」の項目に当該第二の精算額が記録される。
第一の精算額がゼロ以下の値で、第二の精算額が正の値の場合、図8(a)に示すように、精算情報テーブルの「自社振込額」の項目にゼロが記録され、「他社振込額」の項目に当該全体精算額が記録される。
第一の精算額が正の値で、第二の精算額がゼロ以下の値の場合、図8(a)に示すように、精算情報テーブルの「自社振込額」の項目に当該全体精算額が記録され、「他社振込額」の項目にゼロが記録される。
(S203)
振込指示処理部12は、精算額算出部10が算出した全体精算額が正の値の場合、事業者の金融機関口座への当該全体精算額に係る金額の振込実行を指示する振込指図電文を送金処理システムに送信する処理を行う。記憶部15は、精算情報テーブルの「支払日」の項目に、振込指図電文を送信した日付を記録する。また、「差分精算日」の項目にゼロを記録する。
(S204)
精算状況通知部14は、精算額算出部10が全体精算額を算出した時点で、事業者システム4に対して事業者に支払われる全体精算額に関する情報を送信する処理を行う。
(S205)
算出された全体精算額が負の値の場合(S202-N)、記憶部15は、図5に示す精算情報テーブルの「全体振込額」の項目にゼロを記録するとともに、図8(b)に示すように、以下のパターン別に当該全体精算額の内訳を未精算額として未精算情報テーブルに記録する。
第一の精算額及び第二の精算額がともに負の値の場合、未精算情報テーブルの「自社未精算額」の項目に当該第一の精算額が記録され、「他社未精算額」の項目に当該第二の精算額が記録される。
第一の精算額が負の値で、第二の精算額がゼロ以上の場合、未精算情報テーブルの「自社未精算額」の項目に当該全体精算額が記録され、「他社未精算額」の項目にゼロが記録される。
第一の精算額がゼロ以上で、第二の精算額が負の値の場合、未精算情報テーブルの「自社未精算額」の項目にゼロが記録され、「他社未精算額」の項目に当該全体精算額が記録される。
[定期支払額の算出処理フロー]
(S301)
定期支払額算出部11は、精算額算出部10が算出した第一の精算額及び第二の精算額と、第一の決済事業者から決済代行業者に支払う手数料と、に基づいて、当該第一の決済事業者から当該決済代行業者へ支払われる定期支払額又は当該決済代行業者から当該第一の決済事業者へ支払われる定期支払額を第二の精算サイクルごとに及び決済代行業者ごとに算出する処理を行う。
本実施形態の処理フローでは、予め定められている毎月所定のタイミングで、定期支払額算出部11は精算情報テーブルを参照し、事業者に振込処理が行われた日付が「支払日」に記録され、「差分精算日」にゼロが記録されている精算情報19を決済代行業者ごとに抽出し、図10に示すように以下のパターン別に差分精算額を算出する。
抽出した精算情報19において、第一の精算額が負の値、第二の精算額が正の値で、全体精算額が正の値の場合、定期支払額算出部11は当該第一の精算額の絶対値を、当該精算情報19に係る決済代行業者(例えば決済代行業者a)から第一の決済事業者へ支払われる第一の差分精算額(I1)として算出する。
抽出した精算情報19において、第一の精算額が負の値、第二の精算額が正の値で、全体精算額がゼロ以下の値の場合、定期支払額算出部11は当該第二の精算額を、当該精算情報19に係る決済代行業者(例えば決済代行業者b)から第一の決済事業者へ支払われる第一の差分精算額(I1)として算出する。
抽出した精算情報19において、第一の精算額が正の値、第二の精算額が負の値で、全体精算額が正の値の場合、定期支払額算出部11は当該第二の精算額の絶対値を、第一の決済事業者から当該精算情報19に係る決済代行業者(例えば決済代行業者c)へ支払われる第二の差分精算額(I2)として算出する。
抽出した精算情報19において、第一の精算額が正の値、第二の精算額が負の値で、全体精算額がゼロ以下の値の場合、定期支払額算出部11は当該第一の精算額を、第一の決済事業者から当該精算情報19に係る決済代行業者(例えば決済代行業者d)へ支払われる第二の差分精算額(I2)として算出する。
次に、定期支払額算出部11は、手数料情報テーブルを参照し、「差分精算日」にゼロが記録されている手数料情報18を抽出し、第二の精算額(G2)を集計するとともに、PSP受取手数料(F)を集計し、PSP受取手数料(他社)(F1)とPSP受取手数料(自社)(F2)とに仕分けする。PSP受取手数料(他社)は、第二の精算額がゼロ以外の場合、すなわち、第一の精算額がゼロの場合における、第二の精算額に係るPSP受取手数料を表し、PSP受取手数料(自社)は、第一の精算額がゼロ以外の場合、すなわち、第一の精算額がゼロ以外の場合における、第一の精算額に係るPSP受取手数料を表す。
定期支払額算出部11は、第一の差分精算額(I1)、第二の差分精算額(I2)、集計された第二の精算額(G2)及びPSP受取手数料(自社)(F2)を使用して、
定期支払額(J)=第一の差分精算額(I1)-第二の差分精算額(I2)+集計された第二の精算額(G2)-集計されたPSP受取手数料(自社)(F2)
を算出する。
図5の差分精算情報テーブルに記録されている差分精算情報22の例では、定期支払額算出部11は、
定期支払額(J)=第一の差分精算額(I1)-第二の差分精算額(I2)+集計された第二の精算額(G2)-集計されたPSP受取手数料(自社)(F2)=182,480円
を算出する。
(S302)
記憶部14は、定期支払額算出部11が第一の差分精算額及び第二の差分精算額を算出した後、精算情報テーブルの「差分精算日」の項目に日付を記録するとともに、差分精算情報テーブルの「第一の差分精算額」及び「第二の差分精算額」の項目にそれぞれ数値を記録する。*
また、記憶部14は、定期支払額算出部11が定期支払額を算出した後、手数料情報テーブルの「差分精算日」の項目に日付を記録するとともに、差分精算情報テーブルの「第二の精算額」、「PSP受取手数料(他社)」及び「PSP受取手数料(自社)」の項目にそれぞれ数値を記録する。
(S303)
算出された定期支払額が正の値の場合、口座振替指示処理部13は、決済代行業者の金融機関口座から第一の決済事業者の金融機関口座への当該定期支払額に係る金額の口座振替実行を指示する口座振替指図電文を送金処理システムに送信する処理を行う。
(S304)
算出された定期支払額が負の値の場合、振込指示処理部12は、決済代行業者への当該定期支払額に係る金額の振込実行を指示する振込指図電文を送金処理システムに送信する処理を行う。全体差分精算額に係る金額を決済代行業者の金融機関口座に振り込む処理を行う。
なお、算出された定期支払額がゼロの場合、処理を終了する。(S305)
精算状況通知部13は、PSPシステム3又は第一の決済事業者の担当者端末に対して定期支払額に関する情報を送信する処理を行う。
以上、本実施形態の金融機関システム1によれば、第一の決済事業者が決済代行業者を経由することなく事業者に対して第一の決済事業者が提供するクレジットカード決済や電子マネー決済等の現金以外の決済手段による売上金を直接かつ早期に支払うことができるので、決済代行業者が事業者にクレジットカード決済や電子マネー決済等の現金以外の決済手段による売上金を早期に支払うシステムを構築する必要がなく、当該システムの開発コストを削減することができる。
また、本実施形態の金融機関システム1によれば、第一の決済事業者とは異なる第二の決済事業者が提供するクレジットカード決済や電子マネー決済等の現金以外の決済手段による売上金を第一の決済事業者が第二の決済代行業者あるいは決済代行業者に代わって事業者に早期に支払うことができる。
1 金融機関システム
2 決済事業者システム
3 決済代行業者(PSP)システム
4 事業者システム
5 決済センターシステム
6 通信ネットワーク

Claims (8)

  1. 現金以外の決済手段で計上された事業者の売上金を第一の決済事業者である金融機関が前記事業者に支払う金融機関システムであって、
    事業者に関する情報と、決済手段に関する情報と、前記決済手段による決済額に関する情報と、を有する決済情報を、通信ネットワークを通じて決済代行業者が管理するシステムから取引ごとに取得する決済情報取得部と、
    取得した前記決済情報と、予め定められている決済代行業者の手数料と、に基づいて、前記第一の決済事業者が提供する前記決済手段により前記事業者が支払いを受ける第一の精算額と、前記第一の決済事業者とは異なる第二の決済事業者が提供する前記決済手段により前記事業者が支払いを受ける第二の精算額と、前記第一の決済事業者が前記事業者へ支払う金額である全体精算額と、を第一の精算サイクルごとに算出する精算額算出部と、
    算出された前記全体精算額が正の値の場合、算出した日後の所定のタイミングでの前記事業者の金融機関口座への前記全体精算額に係る金額の振込を送金処理システムに指示する振込指示処理部と、
    を備えることを特徴とする金融機関システム。
  2. 前記第一の精算額、前記第二の精算額及び前記決済代行業者の手数料に基づいて、前記決済代行業者から前記第一の決済事業者へ支払われる定期支払額を第二の精算サイクルごとに算出する定期支払額算出部と、
    算出された前記定期支払額が正の値の場合、算出した日後の所定のタイミングでの前記決済代行業者の金融機関口座から前記第一の決済事業者の金融機関口座への前記定期支払額に係る金額の口座振替を前記送金処理システムに指示する口座振替指示処理部と、をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1記載の金融機関システム。
  3. 前記第一の精算額、前記第二の精算額及び前記決済代行業者の手数料に基づいて、前記第一の決済事業者から前記決済代行業者へ支払われる定期支払額を第二の精算サイクルごとに算出する定期支払額算出部と、
    算出された前記定期支払額が負の値の場合、前記振込指示処理部は、算出した日後の所定のタイミングでの前記決済代行業者の金融機関口座への前記定期支払額精算額に係る金額の振込を前記送金処理システムに指示する
    ことを特徴とする請求項1記載の金融機関システム。
  4. 前記第一の精算額、前記第二の精算額及び前記決済代行業者の手数料に基づいて、前記決済代行業者から前記第一の決済事業者へ、又は前記第一の決済事業者から前記決済代行業者へ支払われる定期支払額を第二の精算サイクルごとに算出する定期支払額算出部と、
    算出された前記定期支払額が正の値の場合、算出した日後の所定のタイミングでの前記決済代行業者の金融機関口座から前記第一の決済事業者の金融機関口座への前記定期支払額に係る金額の口座振替を前記送金処理システムに指示する口座振替指示処理部と、をさらに備え、
    算出された前記定期支払額が負の値の場合、前記振込指示処理部は、算出した日後の所定のタイミングでの前記決済代行業者の金融機関口座への前記定期支払額精算額に係る金額の振込を前記送金処理システムに指示する
    ことを特徴とする請求項1記載の金融機関システム。
  5. 前記定期支払額算出部は、
    前記第一の精算額が負の値及び前記第二の精算額が正の値の場合、前記決済代行業者から前記第一の決済事業者へ支払われる第一の差分精算額と、
    前記第一の精算額が正の値及び前記第二の精算額が負の値の場合、前記第一の決済事業者から前記決済代行業者へ支払われる第二の差分精算額と、
    前記第二の精算額の集計額と、
    前記決済代行業者へ支払う手数料のうち、前記第一の精算額がゼロ以外の場合における手数料の集計額と、を算出し、
    前記第一の差分精算額、前記第二の差分精算額、前記第二の精算額の集計額及び前記手数料の集計額に基づいて、前記決済代行業者から前記第一の決済事業者へ支払われる定期支払額を算出する
    ことを特徴とする請求項2記載の金融機関システム。
  6. 前記定期支払額算出部は、
    前記第一の精算額が負の値及び前記第二の精算額が正の値の場合、前記決済代行業者から前記第一の決済事業者へ支払われる第一の差分精算額と、
    前記第一の精算額が正の値及び前記第二の精算額が負の値の場合、前記第一の決済事業者から前記決済代行業者へ支払われる第二の差分精算額と、
    前記第二の精算額の集計額と、
    前記決済代行業者へ支払う手数料のうち、前記第一の精算額がゼロ以外の場合における手数料の集計額と、を算出し、
    前記第一の差分精算額、前記第二の差分精算額、前記第二の精算額の集計額及び前記手数料の集計額に基づいて、前記第一の決済事業者から前記決済代行業者へ支払われる定期支払額を算出する
    ことを特徴とする請求項3記載の金融機関システム。
  7. 前記定期支払額算出部は、
    前記第一の精算額が負の値及び前記第二の精算額が正の値の場合、前記決済代行業者から前記第一の決済事業者へ支払われる第一の差分精算額と、
    前記第一の精算額が正の値及び前記第二の精算額が負の値の場合、前記第一の決済事業者から前記決済代行業者へ支払われる第二の差分精算額と、
    前記第二の精算額の集計額と、
    前記決済代行業者へ支払う手数料のうち、前記第一の精算額がゼロ以外の場合における手数料の集計額と、を算出し、
    前記第一の差分精算額、前記第二の差分精算額、前記第二の精算額の集計額及び前記手数料の集計額に基づいて、前記決済代行業者から前記第一の決済事業者へ、又は前記第一の決済事業者から前記決済代行業者へ支払われる定期支払額を算出する
    ことを特徴とする請求項4記載の金融機関システム。
  8. 請求項1から請求項7の何れか一項に記載した金融機関システムとしてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラム。
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