JP2018155491A - 溶接管の形状寸法測定装置 - Google Patents

溶接管の形状寸法測定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018155491A
JP2018155491A JP2017049872A JP2017049872A JP2018155491A JP 2018155491 A JP2018155491 A JP 2018155491A JP 2017049872 A JP2017049872 A JP 2017049872A JP 2017049872 A JP2017049872 A JP 2017049872A JP 2018155491 A JP2018155491 A JP 2018155491A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
measured
welded
weld bead
measurement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017049872A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6589913B2 (ja
Inventor
松藤 泰大
Yasuhiro Matsufuji
泰大 松藤
鉄也 徳原
Tetsuya Tokuhara
鉄也 徳原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
JFE Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JFE Steel Corp filed Critical JFE Steel Corp
Priority to JP2017049872A priority Critical patent/JP6589913B2/ja
Publication of JP2018155491A publication Critical patent/JP2018155491A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6589913B2 publication Critical patent/JP6589913B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Abstract

【課題】溶接ビード研削部を含む管端部の円周方向における溶接部の位置を正確に特定することで、当該溶接部の位置を基準とした管端部の形状寸法を測定することができる溶接管の形状寸法測定装置を提供する。【解決手段】形状寸法測定装置1において、演算部14は、第2変位計11a,11bから得られる溶接ビード非研削部23a,23bを含む被測定溶接管Sの外周面及び内周面の少なくとも一方の位置データと、回転角度検出器6から得られる測定アーム7の回転角度データとに基づいて、被測定溶接管Sの円周方向における溶接ビード非研削部23a,23bの位置を特定する。また、演算部14は、特定された被測定溶接管Sの溶接ビード非研削部23a,23bの位置データと、演算された被測定溶接管Sの管端部22における所定位置を基準とした管端部22の形状寸法とに基づいて、溶接部21の位置を基準とした管端部22の形状寸法を演算する。【選択図】図2

Description

本発明は、UOE管の管端部の形状寸法を測定する溶接管の形状寸法測定装置に関し、特に溶接ビードが研削された溶接ビード研削部を含む溶接管の管端部の形状寸法を測定する装置に関する。
溶接管の一つであるUOE管は、厚鋼管をプレス加工で曲げ、曲げられた厚鋼管の側端面を突き合わせて溶接することにより製造される。このUOE管の管端部は、他のUOE管の管端部と溶接により接合されるため、UOE管の管端部の形状寸法精度が公差内にあるか否かは、UOE管の品質管理上、極めて重要な項目である。UOE管の管端部の形状寸法測定項目としては、内径、外径、真円度、管厚などがある。
UOE管の形状寸法測定項目のうち、真円度については、一般的に厚鋼管の側端面を突き合わせて溶接した溶接部の位置を基準として、円周方向に複数箇所、角度が指定された位置における内径及び外径の測定が必要となる。つまり、真円度は、管端部の円周方向における内径及び外径の最大値、最小値の差によって算出され、それら内径及び外径が最大、最小となる溶接部の位置からの角度についても求められる。また、管厚についても、溶接部の位置を基準として、円周方向に複数箇所、角度が指定された位置における内径及び外径の測定が必要となる。つまり、管厚は、溶接部の位置からの所定角度における外径と内径の差によって算出される。このため、UOE管の管端部の形状寸法の測定においては、管端部の円周方向における溶接部の位置を正確に検出する必要がある。
従来、上記のようなUOE管の管端部の形状寸法の測定は人手で行われることが多かったが、時間と手間がかかる上、再現性に乏しいため、その自動化が進められている。このような管体の内径、外径、真円度、管厚などの形状を自動で測定する装置として、従来、例えば、特許文献1に示す管体の形状測定装置が知られている。
特許文献1に示す管体の形状測定装置は、被測定管体の略中心軸線を中心として360度回転可能なアームと、アームの先端に取り付けられた変位計と、アームの回転軸の回転角度を検出する回転角度検出器とを有し、アームの回転の微小単位ごとに、変位計によってアームの回転中心と被測定管体の外周上の測定点との間の距離を測定し、この測定値に基づいて被測定管体の管端部の寸法を演算するようにしている。
また、管体の内径、外径、真円度、管厚などの形状を自動で測定する装置として、従来、例えば、特許文献2に示す管体の形状測定装置も知られている。
特許文献2に示す管体の形状測定装置は、管体の中心軸回りに回転する回転アームと、回転アームを回転せしめる回転駆動手段と、回転アームの端部側に半径方向に移動可能に設けられた架台と、管体の端部外面及び内面にそれぞれ当接して回転アームの回転に伴って自転する一対の押圧ローラと、これら押圧ローラを管体の外面及び内面に押圧させる架台に対して固定された一対の押圧用エアシリンダとを備え、架台の半径方向の移動量及び各押圧用エアシリンダによる押圧位置に基づいて、管体の形状測定を行なうようにしている。
特開平6−294643号公報 特開平6−185937号公報
しかしながら、これら特許文献1及び2に示す管体の形状測定装置は、UOE管などの溶接管の管端部の形状寸法の測定には適していない。
即ち、UOE管における溶接部は、溶接される際、UOE管の外周面あるいは内周面にUOE管の長さ方向にビードと称する盛り上がりを生じるが、管端部の溶接ビードは、ラインパイプなどのようにUOE管を溶接接続して使用する際の溶接作業や溶接後の検査作業においては悪影響を与えるため、通常、管端部の外面及び内面の溶接ビードはともに管端面より200mm程度以内の範囲を出荷前に研削される。このため、管端部の外面及び内面における溶接ビードは母材部との段差がなく滑らかであるため、特許文献1及び2に示す管体の形状測定装置で測定された管端部における円周方向の内外面形状データからは、円周方向のどの位置に溶接部が位置しているのかを正確に特定することができない。このため、特許文献1及び2に示す管体の形状測定装置にあっては、管端部の円周方向における溶接部の位置を基準とした、管端部における真円度や管厚を測定することができない。
一方、自動で管端部の形状寸法を測定する前に、UOE管における溶接部の位置が所定の位置にくるようにターニングローラなどで回転、停止させる方法が考えられるが、溶接部の停止位置のばらつきを、測定に影響を与えないレベルまで抑えることは極めて困難である。
従って、本発明はこの従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、溶接ビードが研削され、溶接部と母材部の境界が不明瞭な溶接ビード研削部を含む管端部の円周方向における溶接部の位置を正確に特定することで、当該溶接部の位置を基準とした管端部の形状寸法を測定することができる溶接管の形状寸法測定装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る溶接管の形状寸法測定装置は、被測定溶接管の管軸方向に移動可能な測定台車と、回転機構昇降機構により前記測定台車に対し昇降自在に取り付けられ、前記被測定溶接管の中心軸線とほぼ同一の軸心を中心に360度回転可能な回転軸及び回転板を有する回転機構と、該回転機構の回転板に取り付けられ、前記回転板とともに回転する測定アームと、径方向移動機構により前記測定アームに対し前記被測定溶接管の径方向に移動自在に取り付けられるとともに、前記被測定溶接管の溶接ビードが研削された溶接ビード研削部を含む管端部の外周面及び内周面の位置を検出する一対の第1変位計を備えた測定ヘッドと、前記回転機構の回転軸の回転角度を検出することで前記測定アームの回転角度を検出する回転角度検出器と、前記被測定溶接管の管端部の形状寸法を演算する演算部とを備えた溶接管の形状寸法測定装置であって、前記測定ヘッドに、前記一対の第1変位計から前記被測定溶接管の管軸方向中央側に所定距離離れた位置に配置された、溶接ビードが研削されていない溶接ビード非研削部を含む被測定溶接管の外周面及び内周面の少なくとも一方の位置を検出する第2変位計を設け、前記演算部は、前記回転角度検出器から得られる前記被測定溶接管の管端部における所定位置を基準とした前記測定アームの回転角度データと、前記一対の第1変位計から得られる前記被測定溶接管の溶接ビード研削部を含む管端部の外周面及び内周面の位置データとに基づいて、前記被測定溶接管の管端部における所定位置を基準とした前記管端部の形状寸法を演算するとともに、前記第2変位計から得られる溶接ビード非研削部を含む被測定溶接管の外周面及び内周面の少なくとも一方の位置データと、前記回転角度検出器から得られる前記被測定溶接管の所定位置を基準とした測定アームの回転角度データとに基づいて、前記被測定溶接管の円周方向における溶接ビード非研削部の位置を特定するとともに、特定された前記被測定溶接管の円周方向における溶接ビード非研削部の位置データと、演算された前記被測定溶接管の管端部における所定位置を基準とした前記管端部の形状寸法とに基づいて、前記被測定溶接管の管端部における溶接部の位置を基準とした前記管端部の形状寸法を演算することを要旨とする。
また、本発明の別の態様に係る溶接管の形状寸法測定装置は、被測定溶接管の管軸方向に移動可能な測定台車と、回転機構昇降機構により前記測定台車に対し昇降自在に取り付けられ、前記被測定溶接管の中心軸線とほぼ同一の軸心を中心に360度回転可能な回転軸を有する回転機構と、該回転機構の回転軸に取り付けられて前記回転軸とともに回転し、前記被測定溶接管の溶接ビードが研削された溶接ビード研削部を含む管端部の内周面の位置を検出する第1変位計を備えた測定ヘッドと、前記回転機構の回転軸の回転角度を検出することで前記測定ヘッドの回転角度を検出する回転角度検出器と、前記被測定溶接管の管端部の形状寸法を演算する演算部とを備えた溶接管の形状寸法測定装置であって、前記測定ヘッドに、前記第1変位計から前記被測定溶接管の管軸方向中央側に所定距離離れた位置に配置され、溶接ビードが研削されていない溶接ビード非研削部を含む被測定溶接管の内周面の位置を検出する第2変位計を設け、前記演算部は、前記回転角度検出器から得られる前記被測定溶接管の管端部における所定位置を基準とした前記測定ヘッドの回転角度データと、前記第1変位計から得られる前記被測定溶接管の溶接ビード研削部を含む管端部の内周面の位置データとに基づいて、前記被測定溶接管の管端部における所定位置を基準とした前記管端部の形状寸法を演算するとともに、前記第2変位計から得られる溶接ビード非研削部を含む被測定溶接管の内周面の位置データと、前記回転角度検出器から得られる前記被測定溶接管の所定位置を基準とした測定ヘッドの回転角度データとに基づいて、前記被測定溶接管の円周方向における溶接ビード非研削部の位置を特定するとともに、特定された前記被測定溶接管の円周方向における溶接ビード非研削部の位置データと、演算された前記被測定溶接管の管端部における所定位置を基準とした前記管端部の形状寸法とに基づいて、前記被測定溶接管の管端部における溶接部の位置を基準とした前記管端部の形状寸法を演算することを要旨とする。
本発明に係る溶接管の形状寸法測定装置によれば、被測定溶接管の円周方向における溶接ビード非研削部の位置を特定することで、溶接ビードが研削され、溶接部と母材部の境界が不明瞭な溶接ビード研削部を含む管端部の円周方向における溶接部の位置を正確に特定でき、これにより、当該溶接部の位置を基準とした管端部の形状寸法を測定することができる溶接管の形状寸法測定装置を提供できる。
本発明の第1実施形態に係る溶接管の形状寸法測定装置の概略構成図である。 測定対象となる溶接管の一種のUOE管を示し、(a)はUOE管の管端部における外周面側の溶接ビード研削部及び溶接ビード非研削部を示す部分斜視図、(b)はUOE管の管端部における内周面側の溶接ビード研削部及び溶接ビード非研削部を示す部分斜視図である。 第2変位計から得られる溶接ビード非研削部を含むUOE管の外周面の位置データと回転角度検出器から得られる所定位置を基準とした測定アームの回転角度データとから演算される微小単位回転角度毎の外面半径よりUOE管の円周方向における溶接ビード非研削部の位置を特定する方法を説明するためのグラフである。 本発明の第2実施形態に係る溶接管の形状寸法測定装置の概略構成図である。
次に、本発明の溶接管の形状寸法測定装置の実施形態について図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1には、本発明の第1実施形態に係る溶接管の形状寸法測定装置の概略が示され、図2(a)、(b)には、測定対象となる溶接管の一種のUOE管が示されている。
先ず、測定対象となる溶接管の一種のUOE管Sについて説明すると、UOE管Sは、厚鋼管をプレス加工で曲げ、曲げられた厚鋼管の側端面を突き合わせて溶接することにより製造される。図2(a)、(b)に示すように、UOE管Sの管端部22の溶接部21は、外面(図2(a)参照)及び内面(図2(b)参照)とも、管端面24から200mm程度の範囲を製造過程において研削されている。そして、UOE管Sの管端部22を、周方向に見たとき、外面側の溶接ビード研削部22a及び内面側の溶接ビード研削部22bと母材部との境界段差はなく、滑らかである。一方、溶接ビード研削部22a、22bよりも管軸方向中央側に位置する外面側の溶接ビード非研削部23a及び内面側の溶接ビード非研削部23bは、母材部との境界段差があり、母材部と明瞭に区別できる。
次に、図1に示すUOE管Sの形状寸法測定装置1は、UOE管Sの管端部22の形状寸法、具体的には、UOE管Sの管端部22の内周真円度、外周真円度及び管厚を測定するものである。ここで、「内周真円度」とは、管端部22の内径の最大値及び最小値と、溶接部21の位置を基準としてその溶接部21の位置からの最大値及び最小値となる管端部内周部分の角度とを意味する。また、「外周真円度」とは、管端部22の外径の最大値及び最小値と、溶接部21の位置を基準としてその溶接部21の位置からの最大値及び最小値となる管端部外周部分の角度とを意味する。また、「管厚」とは、溶接部21の位置を基準としてその溶接部21の位置から所定角度のところの外面半径と内面半径との差の値を意味する。
そして、形状寸法測定装置1は、測定台車2と、回転機構昇降機構4と、回転機構5と、測定アーム7と、径方向移動機構8と、測定ヘッド9と、回転角度検出器6と、制御部13と、演算部14とを備えている。
ここで、測定台車2は、被測定溶接管一つであるUOE管Sの中心軸線C1が延びる方向(管軸方向)と平行な走行レール3に沿って移動可能に配置されている。
また、回転機構昇降機構4は、回転機構5を測定台車2に対して昇降させるものであり、測定台車2から起立する起立部4aと、起立部4aに図示しない上下一対の軸受によって回転可能に支持されたボールねじ軸4bと、ボールねじ軸4bの回転により上下移動する一対のナット部材4cと、ボールねじ軸4bを回転駆動するモータ4dとを備えている。
更に、回転機構5は、回転機構昇降機構4により測定台車2に対し昇降自在に取り付けられるものであり、回転機構昇降機構4のナット部材4cに取り付けられた基台部5aと、基台部5aに固定された駆動モータ5bと、駆動モータ5bによって回転する回転軸5cと、回転軸5cの先端に固定された回転板5dとを備えている。回転軸5cの中心軸線C2がUOE管Sの中心軸線C1とほぼ一致する位置となるように、回転機構5は回転機構昇降機構4により昇降され、回転軸5cの中心軸線C2がUOE管Sの中心軸線C1とほぼ一致しているときには回転軸5cはUOE管Sの中心軸線C1とほぼ同一の軸心を中心に360度回転するようになっている。回転軸5cが回転すると、回転軸5cの先端に固定された回転板5dも回転する。
また、測定アーム7は、UOE管Sの径方向に長く延びる部材であり、回転機構5の回転板5dに取り付けられ、回転板5dとともに回転する。測定アーム7の回転中心は回転軸5cの中心軸線C2である。従って、回転軸5cの中心軸線C2がUOE管Sの中心軸線C1とほぼ一致しているときには、測定アーム7はUOE管Sの中心軸線C1とほぼ同一の軸心を中心に360度回転する。
また、径方向移動機構8は、測定ヘッド9をUOE管Sの径方向に移動させるものであり、測定アーム7に図示しない一対の軸受によって回転可能に支持されたボールねじ8aと、ボールねじ軸8aの回転により径方向に移動する一対のナット部材8bと、ボールねじ軸8aを回転駆動するモータ8cとを備えている。
また、測定ヘッド9は、径方向移動機構8のナット部材8bに固定されて測定アーム7に対しUOE管Sの径方向に移動自在に取り付けられる。
この測定ヘッド9には、UOE管Sの径方向外側に位置する外周用変位計取付バー12aと、外周用変位計取付バー12aに対し径方向内側に位置する内周用変位計取付バー12bとが取り付けられている。そして、外周用変位計取付バー12aには、UOE管Sの溶接ビードが研削された溶接ビード研削部22a(図2(a)参照)を含む管端部22の外周面の位置を検出する外周用の第1変位計10aが設置されている。また、内周用変位計取付バー12bの外周用の第1変位計10aと対向する位置には、UOE管Sの溶接ビードが研削された溶接ビード研削部22b(図2(b)参照)を含む管端部22の内周面の位置を検出する内周用の第1変位計10bが設置されている。外周用及び内周用の第1変位計10a、10bのそれぞれは、レーザ式変位計や、先端にUOE管Sの内外面にエアシリンダなどにより押し付け、接触させたときに回転可能なタッチローラを配置した接触式の変位計が使用される。
また、測定ヘッド9の外周用変位計取付バー12aには、外周側の第1変位計10aからUOE管Sの管軸方向中央側に所定距離L離れた位置に配置された外周側の第2変位計11aが設置されている。外周側の第2変位計11aは、溶接ビードが研削されていない溶接ビード非研削部23a(図2(a)参照)を含むUOE管Sの外周面の位置を検出するものである。また、内周用変位計取付バー12bの外周用の第2変位計11aと対向する位置には、溶接ビードが研削されていない溶接ビード非研削部23b(図2(b)参照)を含むUOE管Sの内周面の位置を検出する内周側の第2変位計11bが設置されている。外周用及び内周用の第2変位計11a、11bのそれぞれも、レーザ式変位計や、先端にUOE管Sの内外面にエアシリンダなどにより押し付け、接触させたときに回転可能なタッチローラを配置した接触式の変位計が使用される。
なお、一対の第1変位計10a、10bと一対の第2変位計11a、11bとの間の所定距離Lは、250mm〜350mmとなるように設定される。
また、回転角度検出器6は、回転機構5の基台部5aに取り付けられ、回転機構5の回転軸5cの回転角度を検出することで測定アーム7の回転角度を検出する。
また、制御部13は、回転機構5の駆動モータ5b、回転機構昇降機構4のモータ4d、及び径方向移動機構8のモータ8cに電気的に接続され、それぞれの駆動を制御する。
更に、演算部14は、一対の第1変位計10a、10b、一対の第2変位計11a、11b、及び回転角度検出器6に電気的に接続され、回転角度検出器6から得られるUOE管Sの管端部22における所定位置を基準とした測定アーム7の回転角度データと、一対の第1変位計10a、10bから得られるUOE管Sの溶接ビード研削部22a,22bを含む管端部22の外周面及び内周面の位置データとに基づいて、UOE管Sの管端部22における所定位置を基準とした管端部22の形状寸法を演算する。ここで、所定位置を基準とした管端部22の形状寸法とは、所定位置を基準とした管端部22の内周真円度、外周真円度及び管厚であり、「内周真円度」とは、管端部22の内径の最大値及び最小値と、所定位置を基準としてその所定位置からの最大値及び最小値となる管端部内周部分の角度とを意味する。また、「外周真円度」とは、管端部22の外径の最大値及び最小値と、所定位置を基準としてその所定位置からの最大値及び最小値となる管端部外周部分の角度とを意味する。また、「管厚」とは、所定位置を基準としてその所定位置から所定角度のところの外面半径と内面半径との差の値を意味する。
また、演算部14は、一対の第2変位計11a、11bから得られる溶接ビード非研削部23a、23bを含むUOE管Sの外周面及び内周面の双方の位置データと、回転角度検出器6から得られるUOE管Sの所定位置を基準とした測定アーム7の回転角度データとに基づいて、UOE管Sの円周方向における溶接ビード非研削部23a、23bの位置を特定する。
更に、演算部14は、特定されたUOE管Sの円周方向における溶接ビード非研削部23a、23bの位置データと、前述の演算されたUOE管Sの管端部22における所定位置を基準とした管端部22の形状寸法とに基づいて、UOE管Sの管端部22における溶接部21の位置を基準とした管端部22の形状寸法を演算する。ここで、溶接部21の位置を基準とした管端部22の形状寸法とは、最終的に求める管端部22の内周真円度、外周真円度及び管厚である。
次に、図1に示すUOE管Sの形状寸法測定装置1を用いてUOE管Sの管端部22の形状寸法を測定する方法について説明する。
先ず、UOE管Sがチェーンコンベア(図示せず)によって搬入され、所定の位置で停止する。
次いで、形状寸法測定装置1の制御部13は、UOE管Sの公称外径寸法値に基づいた高さ情報より、回転機構昇降機構4のモータ4dを制御して回転軸5cの中心軸線C2がUOE管Sの中心軸線C1の近傍に位置するように回転軸5cの高さ調整を行う。このとき、制御部13は、駆動モータ5bを制御して測定アーム7がUOE管Sの円周方向において頂点と一致するように位置制御する。
そして、形状寸法測定装置1の制御部13は、UOE管Sの公称外径寸法値及び公称管厚値より、径方向移動機構8のモータ8cを制御して、一対の第1変位計10a、10b間及び一対の第2変位計11a、11b間の中心線C3がUOE管Sの頂点位置における管厚中心値と同程度の高さとなるように、測定ヘッド9の径方向位置を調整する。このとき、一対の第1変位計10a、10b及び一対の第2変位計11a、11bは、UOE管Sの円周方向の頂点に対応した位置に位置する。
続いて、測定台車2を走行レール3上をUOE管Sに向かって移動させて、一対の第1変位計10a、10bがUOE管Sの管端面24から30mm以内の位置に停止させる。このとき、一対の第2変位計11a、11bは、一対の第1変位計10a、10bからUOE管Sの管軸方向中央側へ所定距離L(250mm〜350mm程度)のところで停止する。
次いで、この状態で、制御部13は、回転機構5の駆動モータ5bを制御して、測定アーム7及び測定ヘッド9が回転軸5cの中心軸線C2を中心に360度回転させる。この際に、演算部19は、回転角度検出器6から得られるUOE管Sの管端部22における所定位置(UOE管Sの円周方向における頂点の位置)を基準とした測定アーム7の回転角度データと、一対の第1変位計10a、10bから得られるUOE管Sの溶接ビード研削部22a,22bを含む管端部22の外周面及び内周面の位置データとに基づいて、UOE管Sの管端部22における所定位置(UOE管Sの円周方向における頂点の位置)を基準とした管端部22の形状寸法を演算する。
具体的に述べると、演算部14は、回転角度検出器6から得られるUOE管Sの管端部22における所定位置(UOE管Sの円周方向における頂点の位置)を基準(起点)とした測定アーム7の微小単位回転角度毎に、一対の第1変位計10a、10bから得られるUOE管Sの溶接ビード研削部22a,22bを含む管端部22の外周面及び内周面の位置データと予め記憶された測定アーム7の回転中心(回転軸5cの中心軸線C2、UOE管Sの中心軸線C1とほぼ同一の軸心)の位置データとから管端部22の外面半径と内面半径とを演算する。そして、演算部14は、その演算されたUOE管Sの管端部22における所定位置(UOE管Sの円周方向における頂点の位置)を基準(起点)とした測定アーム7の微小単位回転角度毎の内面半径から管端部22の内径の最大値及び最小値と、所定位置(UOE管Sの円周方向における頂点の位置)からの最大値及び最小値となる管端部内周部分の角度とを求めて「内周真円度」とする。また、演算部14は、その演算された管端部22のUOE管Sの管端部22における所定位置(UOE管Sの円周方向における頂点の位置)を基準(起点)とした測定アーム7の微小単位回転角度毎の外面半径から管端部22の外径の最大値及び最小値と、所定位置(UOE管Sの円周方向における頂点の位置)からの最大値及び最小値となる管端部外周部分の角度とを求めて「外周真円度」とする。更に、演算部14は、その演算された管端部22のUOE管Sの管端部22における所定位置(UOE管Sの円周方向における頂点の位置)を基準(起点)とした測定アーム7の微小単位回転角度毎の外面半径及び内面半径から、所定位置(UOE管Sの円周方向における頂点の位置)からの所定角度の外面半径と内面半径との差を求めて「管厚」とする。
そして、この測定アーム7及び測定ヘッド9が回転軸5cの中心軸線C2を中心に360度回転した際に、演算部14は、一対の第2変位計11a、11bから得られる溶接ビード非研削部23a、23bを含むUOE管Sの外周面及び内周面の双方の位置データと、回転角度検出器6から得られるUOE管Sの所定位置(UOE管Sの円周方向における頂点の位置)を基準とした測定アーム7の回転角度データとに基づいて、UOE管Sの円周方向における溶接ビード非研削部23a、23bの位置を特定する。
具体的に述べると、演算部14は、回転角度検出器6から得られるUOE管Sの所定位置(UOE管Sの円周方向における頂点の位置)を基準(起点)とした測定アーム7の微小単位回転角度毎に、一対の第2変位計11a、11bから得られる溶接ビード非研削部23a、23bを含むUOE管Sの外周面及び内周面の双方の位置データと予め記憶された測定アーム7の回転中心(回転軸5cの中心軸線C2、UOE管Sの中心軸線C1とほぼ同一の軸心)の位置データとからUOE管Sの外面半径と内面半径とを演算し、同一の回転角度位置におけるUOE管Sの外面半径と内面半径との差の値である管厚値を全周について演算する。そして、演算部14は、この全周の管厚値において母材部に比べて厚みが大きい部位を溶接ビード非研削部23a、23bとみなし、その溶接ビード非研削部23a、23bの所定位置(UOE管Sの円周方向における頂点の位置)からの回転角度を、UOE管Sの円周方向における溶接ビード非研削部23a、23bの位置として特定する。
更に、演算部14は、特定されたUOE管Sの円周方向における溶接ビード非研削部23a、23bの位置データと、前述の演算されたUOE管Sの管端部22における所定位置(UOE管Sの円周方向における頂点の位置)を基準とした管端部22の形状寸法とに基づいて、UOE管Sの管端部22における溶接部21の位置を基準とした管端部22の形状寸法を演算する。
具体的に述べると、演算部14は、特定されたUOE管Sの円周方向における溶接ビード非研削部23a、23bの位置を、UOE管Sの管端部22における溶接部21の位置とみなす。そして、演算部14は、このUOE管Sの管端部22における溶接部21の位置データを、前述の演算されたUOE管Sの管端部22における所定位置(UOE管Sの円周方向における頂点の位置)を基準とした管端部22の形状寸法にあてはめ、UOE管Sの管端部22における溶接部21の位置を基準(起点)とした測定アーム7の微小単位回転角度毎の内面半径から管端部22の内径の最大値及び最小値と、その溶接部21の位置からの最大値及び最小値となる管端部内周部分の角度とを求めて「内周真円度」とする。また、演算部14は、UOE管Sの管端部22における溶接部21の位置を基準(起点)とした測定アーム7の微小単位回転角度毎の外面半径から管端部22の外径の最大値及び最小値と、溶接部21の位置からの最大値及び最小値となる管端部外周部分の角度とを求めて「外周真円度」とする。更に、演算部14は、UOE管Sの管端部22における溶接部21の位置を基準(起点)とした測定アーム7の微小単位回転角度毎の外面半径及び内面半径から、溶接部21の位置からの所定角度の外面半径と内面半径との差を求めて「管厚」とする。
このように、本実施形態に係る溶接管の形状寸法測定装置1によれば、UOE管S(非測定溶接管)の円周方向における溶接ビード非研削部23a、23bの位置を特定することで、溶接ビードが研削され、溶接部と母材部の境界が不明瞭な溶接ビード研削部22a,22bを含む管端部22の円周方向における溶接部21の位置を正確に特定でき、これにより、当該溶接部21の位置を基準とした管端部22の形状寸法を測定することができる。
次に、第2変位計11a、11bは、溶接ビードが研削されていない溶接ビード非研削部23a、23bを含むUOE管Sの外周面及び内周面の双方を測定するように一対設けられているが、溶接ビードの高さが著しく低くなければ、溶接ビード非研削部23a、23bを含むUOE管Sの外周面及び内周面の少なくとも一方の位置を検出する第2変位計を一つ設けてもよい。以下に、溶接ビード非研削部23aを含むUOE管Sの外周面の位置のみを検出する第2変位計11aのみを設けた場合の溶接ビード非研削部23aの位置を特定する方法について、図3(a),(b)を参照して説明する。
図3(a)はUOE管Sの頂点上に第2変位計11aが位置するときの回転角度を0度として360度回転させたときの回転角度検出器6から得られる測定アーム7の回転角度と、第2変位計11aが各回転角度位置にあったときの第2変位計11aから得られる溶接ビード非研削部23aを含むUOE管Sの外周面の位置と測定アーム7の回転中心(回転軸5cの中心軸線C2)との間の距離を演算することで得られるUOE管Sの外面半径との関係を示すグラフであり、合計2000点のデータをグラフ化したものであり、図3(b)はUOE管Sの頂点上に第2変位計11aが位置するときの回転角度を0度として360度回転させたときの回転角度検出器6から得られる測定アーム7の回転角度と、前述の各回転角度における外面半径から51個移動平均を減算した値との関係を示すグラフである。
ここで、図3(a)を参照すると、外面半径が小さいところで299.6mm(回転角度が130度近傍)、大きいところで307.9mm(回転角度が290度近傍)と、サインカーブ状の大きなうねりを生じている。この理由は、測定アーム7の回転中心となる回転軸5cの中心軸線C2がUOE管Sの中心軸線C1に対してずれているためである。
図3(a)において、回転角度が45度近傍に位置した矢印で示した突起状のものが溶接部に相当するが、このままでは前述のサインカーブ状のうねりのため、溶接部の位置(回転角度)が特定できない。
このため、図3(b)に示すように、図3(a)からサインカーブ状のうねりを除去する処理を行う。具体的に述べると、図3(b)において、横軸には図3(a)と同様にUOE管Sの頂点上に第2変位計11aが位置するときの回転角度を0度として360度回転させたときの回転角度検出器6から得られる測定アーム7の回転角度を示す。また、図3(b)における縦軸には、全2000点のデータについて、着目した回転角度データにおける外面半径から、着目した回転角度データの前後の25個ずつと着目した回転角度データを含む51個のデータの外面半径の平均値を減算し、これをプロットした各回転角度における外面半径から51個移動平均を減算した値が示されている。
図3(b)を参照すると、縦軸がピーク値となる45度の角度を挟んで左右の負側のピーク値となる回転角度41度及び49度が、溶接ビードの余盛端部の角度として、容易に演算から求めることができる。この両者の中間である45度(=(41度+49度)/2)が溶接ビード非研削部23aの位置である。
演算部14は、以上の演算を行って溶接ビード非研削部23aの位置を特定する。
なお、以上は溶接ビード非研削部23aを含むUOE管Sの外周面の位置のみを検出する第2変位計11aのみを設けた場合の溶接ビード非研削部23aの位置を特定する方法であるが、溶接ビード非研削部23bを含むUOE管Sの内周面の位置のみを検出する第2変位計11bのみを設けた場合であっても、同様な手法で、溶接ビード非研削部23bの位置を特定することができる。
そして、演算部14は、特定されたUOE管Sの円周方向における溶接ビード非研削部23aあるいは23bの位置データと、前述の演算されたUOE管Sの管端部22における所定位置(UOE管Sの円周方向における頂点の位置)を基準とした管端部22の形状寸法とに基づいて、UOE管Sの管端部22における溶接部21の位置を基準とした管端部22の形状寸法を演算する。
なお、第2変位計11a,11bが、一対設けられて、溶接ビード非研削部23a、23bを含むUOE管Sの外周面及び内周面の双方の位置を検出し、演算部14が、これら一対の第2変位計11a,11bから得られる溶接ビード非研削部23a、23bを含むUOE管Sの外周面及び内周面の双方の位置データを用いてUOE管Sの円周方向における溶接ビード非研削部23a,23bの位置を特定する方が望ましい。一対の第2変位計11a,11bから得られる溶接ビード非研削部23a、23bを含むUOE管Sの外周面及び内周面の双方の位置データを用いて管厚を演算することで、サインカーブ状のうねりの影響を受けることなく、精度よく溶接ビード非研削部23a,23bの位置を特定することができるからである。
なお、第1変位計6a、6bと第2変位計11a、11bにおけるUOE管Sの管軸方向の測定位置は、それらの設置間隔(所定距離)Lが250mm〜400mmと近傍であるため、UOE管Sの曲りや溶接部21の捩れによる溶接部21のずれは微量であるため、溶接ビード非研削部23a、23bの位置を特定することで、溶接ビード研削部22a,22bを含む管端部22の円周方向における溶接部21の位置を高精度に特定することができる。
また、第2変位計11a、11bを無しとして第1変位計10a、10bのみで、測定台車2をUOE管Sの管軸方向の測定位置をずらすことで、溶接ビード研削部22a,22bを含む管端部22の内外周の形状と溶接ビード非研削部23a、23bを含むUOE管Sの内外周の形状とを2回測定すれば、変位計の数が少なくて済む分、安価になる。しかし、その分、測定時間を要するとともに測定誤差も大きくなるので、双方の変位計を配置する必要がある。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る溶接管の形状寸法測定装置について図4を参照して説明する。
図4に示す溶接管の形状寸法測定装置100は、図1に示す形状寸法測定装置1と異なり、UOE管Sの管端部22の形状寸法として、UOE管Sの管端部22の内周真円度のみを測定するものである
この形状寸法測定装置100は、測定台車102と、回転機構昇降機構104と、回転機構105と、測定ヘッド107と、回転角度検出器106と、制御部110と、演算部111とを備えている。
ここで、測定台車2は、被測定溶接管一つであるUOE管Sの中心軸線C1が延びる方向(管軸方向)と平行な走行レール3に沿って移動可能に配置されている。
また、回転機構昇降機構104は、回転機構105を測定台車102に対して昇降させるものであり、測定台車102から起立する起立部104aと、起立部104aに図示しない上下一対の軸受によって回転可能に支持されたボールねじ軸104bと、ボールねじ軸104bの回転により上下移動する一対のナット部材104cと、ボールねじ軸104bを回転駆動するモータ104dとを備えている。
更に、回転機構105は、回転機構昇降機構104により測定台車102に対し昇降自在に取り付けられるものであり、回転機構昇降機構104のナット部材104cに取り付けられた基台部105aと、基台部105aに固定された駆動モータ105bと、駆動モータ105bによって回転する回転軸105cとを備えている。回転軸105cの中心軸線C4がUOE管Sの中心軸線C1とほぼ一致する位置となるように、回転機構105は回転機構昇降機構104により昇降され、回転軸105cの中心軸線C4がUOE管Sの中心軸線C1とほぼ一致しているときには回転軸105cはUOE管Sの中心軸線C1とほぼ同一の軸心を中心に360度回転するようになっている。
また、測定ヘッド107は、回転機構105の回転軸105cの先端に取り付けられて回転軸105cとともに回転する。従って、回転軸105cの中心軸線C4がUOE管Sの中心軸線C1とほぼ一致しているときには、測定ヘッド107は、UOE管Sの中心軸線C1とほぼ同一の軸心を中心に360度回転する。
そして、測定ヘッド107には、UOE管Sの溶接ビードが研削された溶接ビード研削部22b(図2(b)参照)を含む管端部22の内周面の位置を検出する第1変位計108と、第1変位計108からUOE管Sの管軸方向中央側に所定距離L離れた位置に配置された第2変位計109とが設置されている。第2変位計109は、溶接ビードが研削されていない溶接ビード非研削部23b(図2(b)参照)を含むUOE管Sの内周面の位置を検出するものである。第1変位計108及び第2変位計109のそれぞれは、レーザ式変位計や、先端にUOE管Sの内面にエアシリンダなどにより押し付け、接触させたときに回転可能なタッチローラを配置した接触式の変位計が使用される。
なお、第1変位計108と第2変位計109との間の所定距離Lは、250mm〜350mmとなるように設定される。
また、回転角度検出器106は、回転機構105の基台部105aに取り付けられ、回転機構105の回転軸1055cの回転角度を検出することで測定ヘッド107の回転角度を検出する。
また、制御部110は、回転機構105の駆動モータ105b及び回転機構昇降機構104のモータ104dに電気的に接続され、それぞれの駆動を制御する。
更に、演算部111は、第1変位計108、第2変位計109及び回転角度検出器106に接続され、回転角度検出器106から得られるUOE管Sの管端部22における所定位置を基準とした測定ヘッド107の回転角度データと、第1変位計108から得られるUOE管Sの溶接ビード研削部22bを含む管端部22の内周面の位置データとに基づいて、UOE管Sの管端部22における所定位置を基準とした管端部22の形状寸法を演算する。ここで、所定位置を基準とした管端部22の形状寸法とは、所定位置を基準とした管端部22の内周真円度であり、「内周真円度」とは、管端部22の内径の最大値及び最小値と、所定位置を基準としてその所定位置からの最大値及び最小値となる管端部内周部分の角度とを意味する。
また、演算部111は、第2変位計109から得られる溶接ビード非研削部23bを含むUOE管Sの内周面の位置データと、回転角度検出器106から得られるUOE管Sの所定位置を基準とした測定ヘッド107の回転角度データとに基づいて、UOE管Sの円周方向における溶接ビード非研削部23bの位置を特定する。
更に、演算部111は、特定されたUOE管Sの円周方向における溶接ビード非研削部23bの位置データと、前述の演算されたUOE管Sの管端部22における所定位置を基準とした管端部22の形状寸法とに基づいて、UOE管Sの管端部22における溶接部21の位置を基準とした管端部22の形状寸法を演算する。ここで、溶接部21の位置を基準とした管端部22の形状寸法とは、最終的に求める管端部22の内周真円度である。
次に、図4に示すUOE管Sの形状寸法測定装置100を用いてUOE管Sの管端部22の形状寸法を測定する方法について説明する。
先ず、UOE管Sがチェーンコンベア(図示せず)によって搬入され、所定の位置で停止する。
次いで、形状寸法測定装置100の制御部110は、UOE管Sの公称内径寸法値に基づいた高さ情報より、回転機構昇降機構104のモータ104dを制御して回転軸105cの中心軸線C4がUOE管Sの中心軸線C1の近傍に位置するように回転軸105cの高さ調整を行う。
続いて、測定台車102を走行レール103上をUOE管Sに向かって移動させて、第1変位計108がUOE管Sの管端面24から30mm以内の位置に停止させる。このとき、第2変位計109は、第1変位計108からUOE管Sの管軸方向中央側へ所定距離L(250mm〜350mm程度)のところで停止する。
次いで、この状態で、制御部110は、回転機構105の駆動モータ105bを制御して、測定ヘッド107を回転軸105cの中心軸線C4を中心に360度回転させる。この際に、演算部111は、回転角度検出器106から得られるUOE管Sの管端部22における所定位置(UOE管Sの内周面の円周方向における頂点の位置)を基準とした測定ヘッド107の回転角度データと、第1変位計108から得られるUOE管Sの溶接ビード研削部22bを含む管端部22の内周面の位置データとに基づいて、UOE管Sの管端部22における所定位置(UOE管Sの内周面の円周方向における頂点の位置)を基準とした管端部22の形状寸法を演算する。
具体的に述べると、演算部111は、回転角度検出器106から得られるUOE管Sの管端部22における所定位置(UOE管Sの内周面の円周方向における頂点の位置)を基準(起点)とした測定ヘッド107の微小単位回転角度毎に、第1変位計108から得られるUOE管Sの溶接ビード研削部22bを含む管端部22の内周面の位置データと予め記憶された測定ヘッド107の回転中心(回転軸105cの中心軸線C4、UOE管Sの中心軸線C1とほぼ同一の軸心)の位置データとから管端部22の内面半径を演算する。そして、演算部14は、その演算されたUOE管Sの管端部22における所定位置(UOE管Sの円周面の円周方向における頂点の位置)を基準(起点)とした測定ヘッド107の微小単位回転角度毎の内面半径から管端部22の内径の最大値及び最小値と、所定位置(UOE管Sの円周面の円周方向における頂点の位置)からの最大値及び最小値となる管端部内周部分の角度とを求めて「内周真円度」とする。
そして、この測定ヘッド107が回転軸105cの中心軸線C4を中心に360度回転した際に、演算部111は、第2変位計109から得られる溶接ビード非研削部23bを含むUOE管Sの内周面の位置データと、回転角度検出器106から得られるUOE管Sの所定位置(UOE管Sの内周面の円周方向における頂点の位置)を基準とした測定ヘッド107の回転角度データとに基づいて、UOE管Sの円周方向における溶接ビード非研削部23bの位置を特定する。
具体的に述べると、演算部111は、回転角度検出器106から得られるUOE管Sの所定位置を基準(起点)とした測定ヘッド107の微小単位回転角度毎に、第2変位計109から得られる溶接ビード非研削部23bを含むUOE管Sの内周面の位置データと予め記憶された測定ヘッド107の回転中心(回転軸105cの中心軸線C4、UOE管Sの中心軸線C1とほぼ同一の軸心)の位置データとからUOE管Sの内面半径を演算する。そして、演算部111は、図3(a)、(b)に示した手法と同様の手法でUOE管Sの円周方向における溶接ビード非研削部23bの位置を特定する。
更に、演算部111は、特定されたUOE管Sの円周方向における溶接ビード非研削部23bの位置データと、前述の演算されたUOE管Sの管端部22における所定位置(UOE管Sの内周面の円周方向における頂点の位置)を基準とした管端部22の形状寸法とに基づいて、UOE管Sの管端部22における溶接部21の位置を基準とした管端部22の形状寸法を演算する。ここで、溶接部21の位置を基準とした管端部22の形状寸法とは、最終的に求める管端部22の内周真円度である。
具体的に述べると、演算部111は、特定されたUOE管Sの円周方向における溶接ビード非研削部23bの位置を、UOE管Sの管端部22における溶接部21の位置とみなす。そして、演算部111は、このUOE管Sの管端部22における溶接部21の位置データを、前述の演算されたUOE管Sの管端部22における所定位置を基準とした管端部22の形状寸法にあてはめ、UOE管Sの管端部22における溶接部21の位置を基準(起点)とした測定ヘッド107の微小単位回転角度毎の内面半径から管端部22の内径の最大値及び最小値と、その溶接部21の位置からの最大値及び最小値となる管端部内周部分の角度とを求めて「内周真円度」とする。
この第2実施形態に係る溶接管の形状寸法測定装置100によれば、UOE管S(非測定溶接管)の円周方向における溶接ビード非研削部23bの位置を特定することで、溶接ビードが研削され、溶接部と母材部の境界が不明瞭な溶接ビード研削部22bを含む管端部22の円周方向における溶接部21の位置を正確に特定でき、これにより、当該溶接部21の位置を基準とした管端部22の形状寸法を測定することができる。
また、第2実施形態に係る形状寸法測定装置100は、第1実施形態に係る形状寸法測定装置1に対し、UOE管Sの外周面の真円度や管厚が測定できない短所があるが、第1実施形態に係る形状寸法測定装置1における測定アーム7及び径方向移動機構8が不要で、変位計の数も4つから2つに減り、その分安価になるという長所がある。
また、第2実施形態に係る溶接管の形状寸法測定装置100において、第2変位計109を無しとして第1変位計108のみで、測定台車102をUOE管Sの管軸方向の測定位置をずらすことで、溶接ビード研削部22bを含む管端部22の内周の形状と溶接ビード非研削部23bを含むUOE管Sの内周の形状とを2回測定すれば、変位計の数が少なくて済む分、安価になる。しかし、その分、測定時間を要するとともに測定誤差も大きくなるので、双方の変位計を配置する必要がある。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されずに請求項に記載された発明に従い種々の変更、改良を行うことができる。
1 形状寸法測定装置
2 測定台車
3 走行レール
4 回転機構昇降機構
4a 起立部
4b ボールねじ軸
4c ナット部材
4d モータ
5 回転機構
5a 基台部
5b 駆動モータ
5c 回転軸
5d 回転板
6 回転角度検出器
7 測定アーム
8 径方向移動機構
8a ボールねじ軸
8b ナット部材
8c モータ
9 測定ヘッド
10a,10b 第1変位計
11a,11b 第2変位計
12a 外周用変位計取付バー
12b 内周用変位計取付バー
13 制御部
14 演算部
21 溶接部
22a,22b 溶接ビード研削部
23a,23b 溶接ビード非研削部
24 管端面
100 形状寸法測定装置
102 測定台車
103 走行レール
104 回転機構昇降機構
104a 起立部
104b ボールねじ軸
104c ナット部材
104d モータ
105 回転機構
105a 基台部
105b 駆動モータ
105c 回転軸
106 回転角度検出器
107 測定ヘッド
108 第1変位計
109 第2変位計
110 制御部
111 演算部
C1 UOE管の中心軸線
C2 回転軸の中心軸線
C3 一対の第1変位計間及び一対の第2変位計間の中心線
S UOE管(溶接管)

Claims (5)

  1. 被測定溶接管の管軸方向に移動可能な測定台車と、回転機構昇降機構により前記測定台車に対し昇降自在に取り付けられ、前記被測定溶接管の中心軸線とほぼ同一の軸心を中心に360度回転可能な回転軸及び回転板を有する回転機構と、該回転機構の回転板に取り付けられ、前記回転板とともに回転する測定アームと、径方向移動機構により前記測定アームに対し前記被測定溶接管の径方向に移動自在に取り付けられるとともに、前記被測定溶接管の溶接ビードが研削された溶接ビード研削部を含む管端部の外周面及び内周面の位置を検出する一対の第1変位計を備えた測定ヘッドと、前記回転機構の回転軸の回転角度を検出することで前記測定アームの回転角度を検出する回転角度検出器と、前記被測定溶接管の管端部の形状寸法を演算する演算部とを備えた溶接管の形状寸法測定装置であって、
    前記測定ヘッドに、前記一対の第1変位計から前記被測定溶接管の管軸方向中央側に所定距離離れた位置に配置された、溶接ビードが研削されていない溶接ビード非研削部を含む被測定溶接管の外周面及び内周面の少なくとも一方の位置を検出する第2変位計を設け、
    前記演算部は、前記回転角度検出器から得られる前記被測定溶接管の管端部における所定位置を基準とした前記測定アームの回転角度データと、前記一対の第1変位計から得られる前記被測定溶接管の溶接ビード研削部を含む管端部の外周面及び内周面の位置データとに基づいて、前記被測定溶接管の管端部における所定位置を基準とした前記管端部の形状寸法を演算するとともに、前記第2変位計から得られる溶接ビード非研削部を含む被測定溶接管の外周面及び内周面の少なくとも一方の位置データと、前記回転角度検出器から得られる前記被測定溶接管の所定位置を基準とした測定アームの回転角度データとに基づいて、前記被測定溶接管の円周方向における溶接ビード非研削部の位置を特定するとともに、特定された前記被測定溶接管の円周方向における溶接ビード非研削部の位置データと、演算された前記被測定溶接管の管端部における所定位置を基準とした前記管端部の形状寸法とに基づいて、前記被測定溶接管の管端部における溶接部の位置を基準とした前記管端部の形状寸法を演算することを特徴とする溶接管の形状寸法測定装置。
  2. 前記第2変位計は、一対設けられて、前記溶接ビード非研削部を含む被測定溶接管の外周面及び内周面の双方の位置を検出し、
    前記演算部は、これら一対の第2変位計から得られる溶接ビード非研削部を含む被測定溶接管の外周面及び内周面の双方の位置データと、前記回転角度検出器から得られる前記被測定溶接管の管端部における所定位置を基準とした測定アームの回転角度データとに基づいて、前記被測定溶接管の円周方向における溶接ビード非研削部の位置を特定することを特徴とする請求項1に記載の溶接管の形状寸法測定装置。
  3. 前記管端部の形状寸法は、前記管端部の内周真円度、外周真円度及び管厚であることを特徴とする請求項1又は2に記載の溶接管の形状寸法測定装置。
  4. 被測定溶接管の管軸方向に移動可能な測定台車と、回転機構昇降機構により前記測定台車に対し昇降自在に取り付けられ、前記被測定溶接管の中心軸線とほぼ同一の軸心を中心に360度回転可能な回転軸を有する回転機構と、該回転機構の回転軸に取り付けられて前記回転軸とともに回転し、前記被測定溶接管の溶接ビードが研削された溶接ビード研削部を含む管端部の内周面の位置を検出する第1変位計を備えた測定ヘッドと、前記回転機構の回転軸の回転角度を検出することで前記測定ヘッドの回転角度を検出する回転角度検出器と、前記被測定溶接管の管端部の形状寸法を演算する演算部とを備えた溶接管の形状寸法測定装置であって、
    前記測定ヘッドに、前記第1変位計から前記被測定溶接管の管軸方向中央側に所定距離離れた位置に配置され、溶接ビードが研削されていない溶接ビード非研削部を含む被測定溶接管の内周面の位置を検出する第2変位計を設け、
    前記演算部は、前記回転角度検出器から得られる前記被測定溶接管の管端部における所定位置を基準とした前記測定ヘッドの回転角度データと、前記第1変位計から得られる前記被測定溶接管の溶接ビード研削部を含む管端部の内周面の位置データとに基づいて、前記被測定溶接管の管端部における所定位置を基準とした前記管端部の形状寸法を演算するとともに、前記第2変位計から得られる溶接ビード非研削部を含む被測定溶接管の内周面の位置データと、前記回転角度検出器から得られる前記被測定溶接管の所定位置を基準とした測定ヘッドの回転角度データとに基づいて、前記被測定溶接管の円周方向における溶接ビード非研削部の位置を特定するとともに、特定された前記被測定溶接管の円周方向における溶接ビード非研削部の位置データと、演算された前記被測定溶接管の管端部における所定位置を基準とした前記管端部の形状寸法とに基づいて、前記被測定溶接管の管端部における溶接部の位置を基準とした前記管端部の形状寸法を演算することを特徴とする溶接管の形状寸法測定装置。
  5. 前記管端部の形状寸法は、前記管端部の内周真円度であることを特徴とする請求項4に記載の溶接管の形状寸法測定装置。
JP2017049872A 2017-03-15 2017-03-15 溶接管の形状寸法測定装置 Active JP6589913B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017049872A JP6589913B2 (ja) 2017-03-15 2017-03-15 溶接管の形状寸法測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017049872A JP6589913B2 (ja) 2017-03-15 2017-03-15 溶接管の形状寸法測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018155491A true JP2018155491A (ja) 2018-10-04
JP6589913B2 JP6589913B2 (ja) 2019-10-16

Family

ID=63716352

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017049872A Active JP6589913B2 (ja) 2017-03-15 2017-03-15 溶接管の形状寸法測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6589913B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109759805A (zh) * 2019-03-29 2019-05-17 德阳天和机械制造有限责任公司 一种铁球摇臂加工及质量检测一体式工艺
CN111390555A (zh) * 2020-05-06 2020-07-10 台州椒江云瑞机械设备技术开发有限公司 一种用于钢结构件中钢管的焊接打磨设备
CN111468987A (zh) * 2020-03-10 2020-07-31 大族激光科技产业集团股份有限公司 一种调整管材焊缝面朝向的方法及机床
CN112066846A (zh) * 2020-08-25 2020-12-11 西安近代化学研究所 一种用于战斗部壳体参数获取装置及方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109759805A (zh) * 2019-03-29 2019-05-17 德阳天和机械制造有限责任公司 一种铁球摇臂加工及质量检测一体式工艺
CN111468987A (zh) * 2020-03-10 2020-07-31 大族激光科技产业集团股份有限公司 一种调整管材焊缝面朝向的方法及机床
CN111390555A (zh) * 2020-05-06 2020-07-10 台州椒江云瑞机械设备技术开发有限公司 一种用于钢结构件中钢管的焊接打磨设备
CN112066846A (zh) * 2020-08-25 2020-12-11 西安近代化学研究所 一种用于战斗部壳体参数获取装置及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6589913B2 (ja) 2019-10-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6589913B2 (ja) 溶接管の形状寸法測定装置
JP5431881B2 (ja) 管材の溶接ビード測定方法並びに溶接ビード切削方法及び溶接ビード切削装置
JP5036714B2 (ja) 研削盤のための独立測定装置
CN103376070B (zh) 用于管道的3d探测的装置和方法
JP6743851B2 (ja) 鋼管の管端直角度測定方法及び鋼管の製造方法
JP4363830B2 (ja) 管体の形状測定方法、同装置、管体の検査方法、同装置、管体の製造方法および同システム
JP6221753B2 (ja) マーキング装置及びマーキング方法
JP2012242160A (ja) 溶接鋼管の超音波探傷方法
KR101180866B1 (ko) 대구경 강관의 내주면을 버핑하기 위한 버핑 장치
EP2781878B1 (en) Tread thickness measurement method
JP5107590B2 (ja) 鉄道用車輪の寸法測定装置
JP6717287B2 (ja) 溶接管の溶接部の形状寸法測定装置
JP2010071778A (ja) 大径管の外径測定装置
JP2001264042A (ja) 鉄道用輪軸の主要寸法測定装置
CN108603755B (zh) 圆形构件的内周长测定方法
JP6146505B1 (ja) 円形部材の内周長測定装置
JP2010044016A (ja) スパイラル鋼管の製造方法および形状測定装置
JP3349923B2 (ja) 円筒形ワークの外形検査・矯正設備
JP2009291914A (ja) ビレット偏肉に追従できる内面研磨装置および方法
JP2006272365A (ja) Uoe鋼管の管端矯正設備および管端矯正方法
JP2012006059A (ja) Uo鋼管溶接部ビード位置検出装置及び検出方法
JP7092102B2 (ja) 管端形状測定装置、管端形状測定方法、及び鋼管の製造方法
JP2932166B2 (ja) 鋳鉄管の管寸法自動検査装置
KR20220026318A (ko) 배관 용접 비드 가공 장치 및 용접 비드 가공 방법
JP3387778B2 (ja) 円筒形ワークの外形検査用接触式センサ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181024

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190805

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190820

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190902

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6589913

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250