JP2018154157A - 乗員保護装置及び方法 - Google Patents

乗員保護装置及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018154157A
JP2018154157A JP2017050476A JP2017050476A JP2018154157A JP 2018154157 A JP2018154157 A JP 2018154157A JP 2017050476 A JP2017050476 A JP 2017050476A JP 2017050476 A JP2017050476 A JP 2017050476A JP 2018154157 A JP2018154157 A JP 2018154157A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
collision
vehicle
detection sensor
collision detection
threshold value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017050476A
Other languages
English (en)
Inventor
和人 菅
Kazuto Suga
和人 菅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP2017050476A priority Critical patent/JP2018154157A/ja
Publication of JP2018154157A publication Critical patent/JP2018154157A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Air Bags (AREA)

Abstract

【課題】自車両の側方への他車両の衝突から乗員を保護しながら自車両の側方に配置される衝突検知センサの個数を減少させてコストを低減することができる乗員保護装置及び方法を提供する。【解決手段】衝突位置予測部21は、自車両への他車両の衝突位置を予測する。閾値設定部23は、衝突検知センサ13cの位置と衝突位置予測部21が予測した衝突位置との間の距離が所定距離未満であるときに衝突検知センサ13cの閾値を第1の閾値に設定し、衝突検知センサ13cの位置と衝突位置予測部21が予測した衝突位置との間の距離が所定距離以上であるときに衝突検知センサ13cの閾値を第1の閾値より小さい第2の閾値に設定する。衝突判定部24は、他車両が自車両の側方に衝突したか否かを、衝突検知センサ13cの出力信号レベルと閾値設定部23が設定した閾値との比較結果に基づいて判定する。【選択図】図2

Description

本発明は、自車両の側方への他車両の衝突から乗員を保護する乗員保護装置及び方法に関する。
自車両への他車両の衝突から乗員を保護する乗員保護装置を搭載した車両は、自車両への他車両の衝突時に展開される複数のエアバッグ(乗員保護デバイス)と、衝突による衝撃を検知する複数の衝突検知センサ(サテライトセンサ)と、衝突検知センサからの出力信号のレベルに基づいてエアバッグを展開させるエアバッグECUと、を備える(例えば、特許文献1,2)。
特開2009−90816号公報 特開2015−147520号公報
乗員保護装置を2列のシートを有する自車両に搭載する場合、自車両の側方に沿って配置される衝突検知センサの個数は6個(右側面と左側面にそれぞれ3個)となる。また、乗員保護装置を3列以上のシートを有する自車両に搭載する場合、自車両の側方に沿って配置される衝突検知センサの個数は8個以上(右側面と左側面にそれぞれ4個以上)となる。したがって、乗員保護装置を3列以上のシートを有する自車両に搭載する場合、自車両の側方に沿って配置される衝突検知センサの個数は、乗員保護装置を2列のシートを有する車両に搭載する場合に比べて多くなる。
コスト低減のために自車両の側方に沿って配置される衝突検知センサの個数を減少させる場合、衝突検知センサが配置されていない自車両の側方の領域の衝突を、衝突検知センサが配置されていない自車両の側方の領域に最も近い衝突検知センサによって検知する必要がある。例えば、3列以上のシートを有する自車両の側方に沿って配置される衝突検知センサの個数を、2列のシートを有する自車両の側方に沿って配置される衝突検知センサの個数と同一個数(すなわち、6個)にした場合、衝突検知センサが配置されていない自車両の側方の後部(3列目以上の列のシートに対応する自車両の側方)の領域の衝突を、2列目のシートに配置された衝突検知センサによって検知する必要がある。この場合、2列目のシートに配置された衝突検知センサの位置が自車両の側方の後部の領域から離間しているので、他車両が自車両の側方の後部に衝突したときの衝撃が衝突検知センサに伝わりにくになり、衝突検知センサの出力信号レベルが低下することがある。
また、乗員保護装置は、衝突検知センサの出力信号レベルが閾値より上であるときに他車両が自車両に衝突したと判定し、閾値は、誤作動が生じないようにするために高めの値に設定されている。したがって、他車両が自車両の側方の後部に衝突したとしても、衝突検知センサから出力した信号のレベルが閾値を超えないために自車両の側方の後部のエアバッグが展開されなくなり、自車両の側方の後部への他車両の衝突から乗員を保護できないことがある。
本発明の目的は、自車両の側方への他車両の衝突から乗員を保護しながら自車両の側面に配置される衝突検知センサの個数を減少させてコストを低減することができる乗員保護装置及び方法を提供することである。
本発明による乗員保護装置は、自車両の側方への他車両の衝突から乗員を保護する乗員保護装置であって、自車両の他車両の衝突位置を予測する衝突位置予測部と、自車両の側方の衝突を検知する第1の衝突検知センサの位置と衝突位置予測部が予測した衝突位置との間の距離が所定距離未満であるときに第1の衝突検知センサの閾値を第1の閾値に設定し、第1の衝突検知センサの位置と衝突位置予測部が予測した衝突位置との間の距離が所定距離以上であるときに第1の衝突検知センサの閾値を第1の閾値より小さい第2の閾値に設定する閾値設定部と、他車両が自車両の側方に衝突したか否かを、第1の衝突検知センサの出力信号レベルと閾値設定部が設定した第1の衝突検知センサの閾値との比較結果に基づいて判定する衝突判定部と、を備える。
好適には、所定の距離は、第1の衝突検知センサから当該衝突検知センサが配置されていない自車両の側方の領域までの距離である。
好適には、衝突判定部は、前記第1の衝突検知センサの位置と衝突位置予測部が予測した衝突位置との間の距離が所定距離以上であるときに、他車両が自車両の側方に衝突したか否かを、自車両の後方の衝突を検知する第2の衝突検知センサの出力信号レベルと第2の衝突検知センサの閾値との比較結果と自車両の前方に配置されている加速度センサの出力信号レベルと加速度センサの閾値との比較結果の少なくとも一方及び第1の衝突検知センサの出力信号レベルと前記第2の閾値との比較結果に基づいて判定する。
自車両の側方への他車両の衝突から乗員を保護する乗員保護方法であって、乗員保護装置が、自車両への他車両の衝突位置を予測するステップと、乗員保護装置が、自車両の側方の衝突を検知する第1の衝突検知センサの位置と予測した衝突位置との間の距離が所定距離未満であるときに第1の衝突検知センサの閾値を第1の閾値に設定し、第1の衝突検知センサの位置と予測した衝突位置との間の距離が所定距離以上であるときに第1の衝突検知センサの閾値を第1の閾値より小さい第2の閾値に設定するステップと、乗員保護装置が、他車両が自車両の側方に衝突したか否かを、第1の衝突検知センサの出力信号レベルと設定した前記第1の衝突検知センサの閾値との比較結果に基づいて判定するステップと、を備える。
本発明によれば、自車両の側方への他車両の衝突から乗員を保護しながら自車両の側面に配置される衝突検知センサの個数を減少させてコストを低減することができる。
本発明による乗員保護装置を含む車両の構成図である。 本発明による乗員保護装置を含む制御システムの構成図である。 図2に示す乗員保護装置の乗員保護手順の一例を示すフローチャートである。 センサの閾値及び出力信号レベルの時間変化を説明するための図である。
本発明による乗員保護装置及び方法を、図面を参照にしながら説明する。
図1は、本発明による乗員保護装置を含む自車両の構成図である。図1に示す車両1は、4列のシートを有する車両であり、乗員保護装置11と、右後方レーダ12aと、左後方レーダ12bと、衝突検知センサ13a,13b,13c,13a’,13b’,13c’,14と、運転席用エアバッグ15aと、助手席用エアバッグ15bと、サイドエアバッグ16a,16bと、カーテンエアバッグ17a,17b,18a,18b,19a,19bと、を備える。車両1は、自車両の一例である。
乗員保護装置11は、車両1の右側方又は左側方への他車両の衝突から乗員を保護するものであり、後述する統合制御ECU11a及びエアバッグECU11bを有する。車両1の右側方は、自車両の側方の一例であり、車両1の左側方は、自車両の側方の他の例である。
右後方レーダ12aは、例えば、FM−CW方式のレーダによって構成され、車両1の右後方を監視するために右サイドミラー側後方に配置され、車両1の右後方の他車両を検出するためにカム機構により左右に走査される。左後方レーダ12bは、例えば、FM−CW方式のレーダによって構成され、車両1の左後方を監視するために左サイドミラー側後方に配置され、車両1の左後方の他車両を検出するためにカム機構により左右に走査される。
衝突検知センサ13a,13b,13cは、車両1の右側方の衝突を検知するために用いられる。衝突検知センサ13aは、エアバッグECU11bに直接的に接続され、車両1の1列目の右シートに対応する車両1の右側方の位置に配置されている。衝突検知センサ13bは、衝突検知センサ13aを介してエアバッグECU11bに接続され、車両1の1列目の右シートと2列目の右シートとの間に対応する車両1の右側方の位置に配置されている。衝突検知センサ13cは、衝突検知センサ13a,13bを介してエアバッグECU11bに接続され、車両1の2列目の右シートに対応する車両1の右側方の位置に配置されている。したがって、衝突検知センサ13a,13b,13cは、エアバッグECU11bにデイジーチェーン接続されている。
図1において、車両1の右側方の領域Aは、衝突検知センサ13a,13b,13cが配置されている車両1の右側方の領域であり、車両1の右側方の領域Bは、衝突検知センサ13a,13b,13cが配置されていない車両1の右側方の領域である。また、衝突検知センサ13cは、第1の衝突検知センサの一例であり、衝突検知センサが配置されている領域Aに存在する複数の衝突検知センサのうちの衝突検知センサが配置されていない領域Bに最も近い衝突検知センサである。
衝突検知センサ13a’,13b’,13c’は、車両1の左側方の衝突を検知するために用いられる。衝突検知センサ13a’は、エアバッグECU11bに直接的に接続され、車両1の1列目の左シートに対応する車両1の左側方の位置に配置されている。衝突検知センサ13b’は、衝突検知センサ13a’を介してエアバッグECU11bに接続され、車両1の1列目の左シートと2列目の左シートとの間に対応する車両1の左側方の位置に配置されている。衝突検知センサ13c’は、衝突検知センサ13a’,13b’を介してエアバッグECU11bに接続され、車両1の2列目の左シートに対応する車両1の右側方の位置に配置されている。したがって、衝突検知センサ13a’,13b’,13c’は、エアバッグECU11bにデイジーチェーン接続されている。
図1において、車両1の左側方の領域Cは、衝突検知センサ13a’,13b’,13c’が配置されている車両1の左側方の領域であり、車両1の左側方の領域Dは、衝突検知センサ13a’,13b’,13c’が配置されていない車両1の左側方の領域である。また、衝突検知センサ13c’は、第1の衝突検知センサの他の例である。
衝突検知センサ14は、エアバッグECU11bに直接的に接続され、車両1の後方(この場合、車両1の4列目のシートの前)に配置されている。衝突検知センサ14は、第2の衝突検知センサの一例である。
衝突検知センサ13a,13b,13c,13a’,13b’,13c’,14は、エアバッグECU11bからのデータ送信要求指令信号に応じて、車両1への衝撃に応じた値の出力信号を、通信バスを介してエアバッグECU11bに送信する。
運転席用エアバッグ15aは、車両1の運転席の乗員を保護するための保護デバイスであり、車両1の運転席前部に設置されている。助手席用エアバッグ15bは、車両1の助手席の乗員を保護するための保護デバイスであり、車両1の助手席前部に設置されている。サイドエアバッグ16aは、車両1の運転席の乗員を保護するための保護デバイスであり、運転席の右側に設置されている。サイドエアバッグ16bは、車両1の助手席の乗員を保護するための保護デバイスであり、助手席の左側に設置されている。カーテンエアバッグ17aは、車両1の2列目のシートの右側の席の乗員を保護するための保護デバイスであり、2列目のシートの右側に設置されている。カーテンエアバッグ17bは、車両1の2列目のシートの左側の席の乗員を保護するための保護デバイスであり、2列目のシートの左側に設置されている。カーテンエアバッグ18aは、車両1の3列目のシートの右側の席の乗員を保護するための保護デバイスであり、3列目のシートの右側に設置されている。カーテンエアバッグ18bは、車両1の3列目のシートの左側の席の乗員を保護するための保護デバイスであり、3列目のシートの左側に設置されている。カーテンエアバッグ19aは、車両1の4列目のシートの右側にいる乗員を保護するための保護デバイスであり、4列目のシートの席の右側に設置されている。カーテンエアバッグ19bは、車両1の4列目のシートの席の左側にいる乗員を保護するための保護デバイスであり、4列目のシートの左側に設置されている。
運転席用エアバッグ15a、助手席用エアバッグ15b、サイドエアバッグ16a,16b及びカーテンエアバッグ17a,17b,18a,18b,19a,19bはそれぞれ、点火剤及びガス発生剤が封入されたインフレータと、ガス発生剤から発生した窒素ガスを封入するバッグと、を有する。
図2は、本発明による乗員保護装置を含む制御システムの構成図である。統合制御ECU11a及びエアバッグECU11bは、車両1の前方に配置され、CAN(controller Area Network)等の車載LANを介して互いに接続される。統合制御ECU11a及びエアバッグECU11bは、マイクロコンピュータと、入出力ポート、インタフェース回路等の周辺回路と、を備える。マイクロコンピュータは、各種制御プログラムを実行するCPUと、衝突検知センサ13a,13b,13c,13a’,13b’,13c’,14のそれぞれの出力信号レベルについてのデータのような制御用データを一時的に格納するRAMと、乗員保護プログラムのような制御プログラム、閾値のような判定用データ等を格納したROMと、を備える。
統合制御ECU11aは、右後方レーダ12aの出力信号、左後方レーダ12bの出力信号、車速を検出する車速センサ(図示せず)の出力信号、車両1の振れ角を検出するヨーレートセンサ(図示せず)の出力信号等に基づいて車両1の制御に必要なデータを導出し、導出したデータを、エアバッグECU11b、ブレーキを制御するブレーキECU(図示せず)、エンジンを制御するエンジンECU(図示せず)等に出力する。
本実施の形態では、統合制御ECU11aは、CPUによって実行されるプログラムによってソフトウェア的に構成される又はプロセッサの専用回路によりハードウェア的に構成される衝突位置予測部21を有する。衝突位置予測部21は、右後方レーダ12aの出力信号及び左後方レーダ12bの出力信号に基づいて、右後方レーダ12a又は左後方レーダ12bの走査範囲に他車両が存在するか否かを検知する。右後方レーダ12a又は左後方レーダ12bの走査範囲に他車両が存在する場合、衝突位置予測部21は、右後方レーダ12aの出力信号及び左後方レーダ12bの出力信号に基づいて、車両1と車両1の右側方又は左側方に存在する他車両との相対距離、相対速度及び相対方向を検出する。そして、衝突位置予測部21は、検出した相対距離、相対速度及び相対方向に基づいて、車両1への他車両の接近状態を判断し、車両1の右側方又は左側方に存在する他車両が車両1の右側方又は左側方に衝突するか否かを予測する。衝突位置予測部21は、他車両が車両1の右側方又は左側方に衝突することを予測すると、車両1の側方への他車両の衝突位置を予測し、予測した衝突位置の情報をエアバッグECU11bに提供する。
エアバッグECU11bは、車両1の衝突時の衝撃に応じた衝突検知センサ13a,13b,13c,13a’,13b’,13c’,14の出力信号レベルの各々と、対応する衝突検知閾値とを比較する。そして、エアバッグECU11bは、比較結果に基づいて、展開すべきエアバッグがあるか否かを決定する。エアバッグECU11bは、展開すべきエアバッグがあることを決定した場合には、決定したエアバッグ(例えば、カーテンエアバッグ17a)の点火剤をエアバッグECU11bの点火回路(図示せず)によって点火させることによって、当該エアバッグを展開させる。
本実施の形態では、エアバッグECU11bは、加速度センサ22と、CPUによって実行されるプログラムによってソフトウェア的に構成される又はプロセッサの専用回路によりハードウェア的に構成される閾値設定部23、衝突判定部24及びエアバッグ展開部25と、を備える。
エアバッグECU11bに配置されている加速度センサ22、すなわち、車両1の前方に配置されている加速度センサ22は、車両1の前後左右方向の加速度を検出する。また、加速度センサ22は、車両1の前方の衝突を検知する衝突検知センサとしても機能する。
閾値設定部23は、衝突検知センサ13cの位置と衝突位置予測部21が予測した車両1の右側方の衝突位置との間の距離が衝突検知センサ13cの位置と車両1の右側方の領域Aの右端x1(領域Aと領域Bとの境目)との間の距離未満であるときに、衝突検知センサ13cの閾値を閾値αを設定する。本実施の形態では、閾値設定部23は、衝突位置予測部21が予測した車両1の右側方の衝突位置が車両1の右側方の領域Aにあると予測したときに、衝突検知センサ13cの閾値を閾値αに設定する。
また、閾値設定部23は、衝突検知センサ13cの位置と衝突位置予測部21が予測した車両1の右側方の衝突位置との間の距離が衝突検知センサ13cの位置と車両1の右側方の領域Aの右端x1との間の距離以上であるときに、衝突検知センサ13cの閾値を閾値αから閾値αより小さい閾値βに設定する。例えば、閾値βを、閾値αから所定の量だけ減算した値、閾値αに0.6〜0.8の値を乗算した値に設定する。本実施の形態では、閾値設定部23は、衝突位置予測部21が予測した車両1の右側方の衝突位置が車両1の右側方の領域Bにあると予測したときに、衝突検知センサ13cの閾値を閾値βに設定する。
また、閾値設定部23は、衝突検知センサ13c’の位置と衝突位置予測部21が予測した車両1の左側方の衝突位置との間の距離が衝突検知センサ13c’の位置と車両1の左側方の領域Cの右端x2(領域Cと領域Dとの境目)との間の距離未満であるときに、衝突検知センサ13c’の閾値を閾値αに設定する。本実施の形態では、閾値設定部23は、衝突位置予測部21が予測した車両1の左側方の衝突位置が車両1の左側方の領域Cにあると予測したときに、衝突検知センサ13c’の閾値を閾値αに設定する。
さらに、閾値設定部23は、衝突検知センサ13c’の位置と衝突位置予測部21が予測した車両1の左側方の衝突位置との間の距離が衝突検知センサ13c’の位置と車両1の左側方の領域Cの右端x2との間の距離以上であるときに、衝突検知センサ13c’の閾値を閾値βに設定する。本実施の形態では、閾値設定部23は、衝突位置予測部21が予測した車両1の左側方の衝突位置が車両1の右側方の領域Dにあると予測したときに、衝突検知センサ13c’の閾値を閾値βに設定する。
衝突検知センサ13cの位置と衝突位置予測部21が予測した車両1の右側方の衝突位置との間の距離は、第1の衝突検知センサの位置と衝突位置予測部が予測した衝突位置との間の距離の一例である。衝突検知センサ13c’の位置と衝突位置予測部21が予測した車両1の左側方の衝突位置との間の距離は、第1の衝突検知センサの位置と衝突位置予測部が予測した衝突位置との間の距離の他の例である。
衝突検知センサ13cの位置と車両1の右側方の領域Aの右端との間の距離は、所定距離の一例である。衝突検知センサ13c’の位置と車両1の左側方の領域Cの右端との間の距離は、所定距離の他の例である。
閾値αは、2列目のシートの位置に対応する車両1の右側方又は左側方の位置に他車両が衝突したか否かを判定するために設定された閾値である。閾値βは、車両1の右側方の領域B又は左側方の領域Cに他車両が衝突したか否かを判定するために設定された閾値である。
本実施の形態では、1列目のシートの位置に対応する車両1の右側方又は左側方の位置に他車が衝突したか否かを判定するための衝突検知センサ13a,13a’,13b,13b’の閾値をそれぞれ閾値αに設定し、車両1の後方に他車両が衝突したか否かを判定するための衝突検知センサ14の閾値を閾値γに設定し、加速度センサ22の閾値を閾値δに設定している。
衝突判定部24は、衝突検知センサ13a,13b,13c,13a’,13b’,13c’,14のそれぞれの出力信号レベルについてのデータを収集し、他車両が車両1の右側方又は左側方に衝突したか否かを、衝突検知センサ13a,13a’,13b,13b’,13c,13c’,14の出力信号レベルの各々と対応する閾値との比較結果に基づいて判定する。
衝突判定部24は、衝突検知センサ13a,13bの出力信号レベルの少なくとも一方が閾値α以上であるときに、車両1の運転席の位置に対応する車両1の右側方の位置に他車両が衝突したと判定する。
また、衝突判定部24は、衝突検知センサ13a’,13b’の出力信号レベルの少なくとも一方が閾値α以上であるときに、車両1の助手席の位置に対応する車両1の左側方の位置に他車両が衝突したと判定する。
また、衝突判定部24は、衝突検知センサ13cの出力信号レベルが閾値α以上であるときに、2列目のシートの位置に対応する車両1の右側方の位置に他車両が衝突したと判定する。なお、衝突位置予測部21が予測した車両1の右側方の衝突位置が車両1の右側方の領域Aにあると予測したことを判定条件に加えてもよい。
また、衝突判定部24は、衝突位置予測部21が予測した車両1の右側方の衝突位置が車両1の右側方の領域Bにあると予測し、衝突検知センサ13cの出力信号レベルが閾値β以上であるときに、車両1の右側方の領域Bに他車両が衝突したと判定する。
また、衝突判定部24は、衝突検知センサ13c’の出力信号レベルが閾値α以上であるときに、2列目のシートの位置に対応する車両1の左側方の位置に他車両が衝突したと判定する。なお、衝突位置予測部21が予測した車両1の左側方の衝突位置が車両1の左側方の領域Cにあると予測したことを判定条件に加えてもよい。
また、衝突判定部24は、衝突位置予測部21が予測した車両1の左側方の衝突位置が車両1の左側方の領域Dにあると予測し、衝突検知センサ13c’の出力信号レベルが閾値β以上であるときに、車両1の左側方の領域Dに他車両が衝突したと判定する。
さらに、衝突判定部24は、衝突検知センサ14の出力信号レベルが閾値γ以上であるときに、車両1の後方に他車両が衝突したと判定する。
衝突判定部24は、衝突検知センサ14の出力信号レベルと閾値γとの比較結果と加速度センサ22の出力信号レベルと閾値δとの比較結果の少なくとも一方及び衝突検知センサ13cの出力信号のレベルと閾値βとの比較結果に基づいて、車両の右側方に他車両が衝突したか否かを判定してもよい。例えば、衝突判定部24は、予測した車両1の右側方の衝突位置が車両1の右側方の領域Bにあると予測された後に閾値γ以上の衝突検知センサ14の出力信号レベルと閾値δ以上の加速度センサ22の出力信号レベルの少なくとも一方及び閾値β以上の衝突検知センサ13cの出力信号レベルが検知されたときに車両1の右側方の領域Bに他車両が衝突したと判定してもよい。
また、衝突判定部24は、衝突検知センサ14の出力信号レベルと閾値γとの比較結果と加速度センサ22の出力信号レベルと閾値δとの比較結果の少なくとも一方及び衝突検知センサ13c’の出力信号のレベルと閾値βとの比較結果に基づいて、車両の左側方に他車両が衝突したか否かを判定してもよい。例えば、衝突判定部24は、予測した車両1の左側方の衝突位置が車両1の左側方の領域Dにあると予測された後に閾値γ以上の衝突検知センサ14の出力信号レベルと閾値δ以上の加速度センサ22の出力信号レベルの少なくとも一方及び閾値β以上の衝突検知センサ13c’の出力レベルが検知されたときに車両1の左側方の領域Dに他車両が衝突したと判定してもよい。
衝突検知センサ13c又は衝突検知センサ13c’の出力信号のレベルと閾値βとの比較結果の他に衝突検知センサ14の出力信号レベルと閾値γとの比較結果と加速度センサ22の出力信号レベルと閾値δとの比較結果の少なくとも一方を用いた衝突判定を行うことによって、エアバッグ展開の際の誤作動を防止することができる。
エアバッグ展開部25は、衝突判定部24の判定結果に基づいたエアバッグ展開を行う。本実施の形態では、エアバッグ展開部25は、衝突判定部24が車両1の運転席の位置に対応する車両1の右側方の位置に他車両が衝突したと判定したときに運転席用エアバッグ15a及びサイドエアバッグ16aを展開させる。
また、エアバッグ展開部25は、衝突判定部24が車両1の助手席の位置に対応する車両1の左側方の位置に他車両が衝突したと判定したときに助手席用エアバッグ15b及びサイドエアバッグ16bを展開させる。
また、エアバッグ展開部25は、衝突判定部24が2列目のシートの位置に対応する車両1の右側方の位置に他車両が衝突したと判定したときにカーテンエアバッグ17aを展開させる。
また、エアバッグ展開部25は、衝突判定部24が車両1の右側方の領域Bに他車両が衝突したと判定したときにカーテンエアバッグ18a,19aを展開させる。
また、エアバッグ展開部25は、衝突判定部24が2列目のシートの位置に対応する車両1の左側方の位置に他車両が衝突したと判定したときにカーテンエアバッグ17bを展開させる。
また、エアバッグ展開部25は、衝突判定部24が車両1の左側方の領域Dに他車両が衝突したと判定したときにカーテンエアバッグ18b,19bを展開させる。
さらに、エアバッグ展開部25は、衝突判定部24が車両1の後方に他車両が衝突したと判定したときにカーテンエアバッグ18b,19bを展開させる。
図3は、図2に示す乗員保護装置の乗員保護手順の一例を示すフローチャートである。このフローは、予測した他車両の衝突位置が車両1の右側方の領域Aと領域Bの何れかであるかに応じて衝突検知センサ13cの閾値として閾値αと閾値βのいずれか一方を選択する処理を行うものである。このフローは、ROMに予め記憶されている乗員保護プログラムに基づいて、主に乗員保護装置11の各要素によって実行される。予測した他車両の衝突位置が車両1の左側方の領域Cと領域Dの何れかであるかに応じて衝突検知センサ13c’の閾値として閾値αと閾値βのいずれか一方を選択する処理を、同様なフローを用いて行うことができる。このフローは、車両1の走行中に所定時間ごと(例えば、0.1秒ごと)に実行される。
先ず、衝突位置予測部21は、車両1の右側方に他車両が衝突することが予測されるか否かを判断する(ステップS1)。車両1の右側方に他車両が衝突することが予測されない場合(ステップS1のNo)、乗員保護装置11は、処理を終了する。それに対し、車両1の右側方に他車両が衝突することが予測される場合(ステップS1のYes)、衝突位置予測部21は、他車両が車両1の右側方の領域Bに衝突することが予測されるか否かを判断する(ステップS2)。
他車両が車両1の右側方の領域Bに衝突しないことが予測されない場合、すなわち、他車両が車両1の右側方の領域Aに衝突することが予測される場合(ステップS2のNo)、閾値設定部23は、衝突検知センサ13cの閾値として閾値αを選択する(ステップS3)。その後、衝突判定部24は、収集した衝突検知センサ13cの出力信号レベルについてのデータから最新のデータを取得する(ステップS4)。
その後、衝突判定部24は、衝突検知センサ13cの出力信号レベルが閾値α以上であるか否か判断する(ステップS5)。衝突検知センサ13cの出力信号レベルが閾値α以上である場合(ステップS5のYes)、エアバッグ展開部25は、2列目のシートの位置に対応する車両1の右側方の位置のエアバッグすなわちカーテンエアバッグ17aを展開させる(ステップS6)。その後、乗員保護装置11は、処理を終了する。一方、衝突検知センサ13cの出力信号レベルが閾値α未満である場合(ステップS5のNo)、乗員保護装置11は、処理を終了する。
他車両が車両1の右側方の領域Bに衝突することが予測される場合(ステップS2のYes)、閾値設定部23は、衝突検知センサ13cの閾値として閾値βを選択する(ステップS7)。この場合、衝突検知センサ13a,13b,13a’,13b’,13c’の閾値は閾値αのままであり、衝突検知センサ14の閾値は閾値γのままであり、加速度センサ22の閾値は閾値δのままである。
その後、衝突判定部24は、収集した衝突検知センサ13cの出力信号レベルについてのデータから最新のデータを取得する(ステップS8)。その後、衝突判定部24は、衝突検知センサ13cの出力信号レベルが閾値β以上であるか否か判断する(ステップS9)。衝突検知センサ13cの出力信号レベルが閾値β以上である場合(ステップS9のYes)、エアバッグ展開部25は、領域Bに対応するエアバッグすなわちカーテンエアバッグ18a,19aを展開させる(ステップS10)。その後、乗員保護装置11は、処理を終了する。一方、衝突検知センサ13cの出力信号レベルが閾値β未満である場合(ステップS9のNo)、乗員保護装置11は、処理を終了する。
ステップS9において、衝突検知センサ14の出力信号レベルが閾値γ以上であるか否かの判断と加速度センサ22の出力信号レベルが閾値δ以上であるか否かの判断の少なくとも一方を更に行ってもよい。この場合、閾値γ以上の衝突検知センサ14の出力信号レベルと閾値δ以上の加速度センサ22の出力信号レベルの少なくとも一方及び閾値β以上の衝突検知センサ13c’の出力レベルが検知されたときに、エアバッグ展開部25は、ステップS10において、領域Bに対応するエアバッグすなわちカーテンエアバッグ18a,19aを展開させる。
図4は、センサの閾値及び出力信号レベルの時間変化を説明するための図である。衝突検知センサ13cの出力信号レベルが曲線aで示すように変化し、衝突検知センサ13cの閾値として設定された閾値α以上になる場合、衝突判定部24は、2列目のシートの位置に対応する車両1の右側方の位置に他車両が衝突したと判定することができる。
一方、車両1の側方の領域Bにある衝突位置が衝突検知センサ13cから離間しているために衝突検知センサ13cの出力信号レベルが曲線bで示すように小さくなって閾値α未満になることがある。この場合、閾値設定部23が衝突検知センサ13cの閾値として閾値βを設定することによって、衝突判定部24は、衝突検知センサ13cの出力信号レベルが閾値β以上になったときに車両1の側方の領域Bに他車両が衝突したと判定することができる。
本実施の形態によれば、衝突検知センサ13cの位置と予測した衝突位置との距離に応じて衝突検知センサ13cの閾値を設定することによって、衝突検知センサ13cは、衝突検知センサが配置されていない車両1の右側方の領域Bの衝突を検知することができる。
例えば、予測した衝突位置が車両1の右側方の領域Aにあるときに衝突検知センサ13cの閾値を閾値αに設定し、予測した衝突位置が車両1の右側方の領域Bにあるときに衝突検知センサ13cの閾値を閾値βに設定することによって、衝突検知センサ13cは、衝突検知センサが配置されていない車両1の右側方の領域Bの衝突を検知することができる。同様に、衝突検知センサ13c’は、衝突検知センサが配置されていない車両1の左側方の領域Dの衝突を検知することができる。
したがって、車両1の右側方又は左側方への他車両の衝突から乗員を十分に保護しながら車両1の側方に配置される衝突検知センサの個数を減少させることができる。例えば、4列のシートを有する車両の場合には、車両の側方に配置される衝突検知センサの個数を10個から6個に減少させてコストを低減することができる。
本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、幾多の変更及び変形が可能である。例えば、衝突位置予測部21は、車両1の右後方を監視するために右サイドミラー側後方に配置されたカメラによって撮影された右後方画像及び車両1の左後方を監視するために左サイドミラー側後方に配置されたカメラによって撮影された左後方画像に基づいて他車両が車両1の右側方又は左側方に衝突することを予測することができる。この場合、衝突位置予測部21は、車両1の右後方及び左後方の道路状況を監視するために、右後方画像及び左後方画像に含まれる車両及び道路(白線等)を認識する。
衝突位置予測部21は、右後方画像及び左後方画像に含まれる他車両及び道路を認識するために、例えば、認識対象物(他車両又は道路)の画像とその他の画像(背景等)の画像との輝度差を利用してこれらの間の境界認識すなわちエッジ検出を行う。エッジ検出を行うに際し、検出精度を高めるために、前処理としての空間フィルタリングを用いたノイズ除去等の画像処理手法を用いてもよい。
また、衝突位置予測部21は、車両1の右側方又は左側方の他車両の接近状態を監視するために、車両1の右側方又は左側方の他車両が車両1に近接する度合いを判定する。衝突位置予測部21は、車両1の後方の車両が車両1に近接する度合いを判定するために、車両1の走行中に得られた右後方画像又は左後方画像の各点が全体として収束するような無限点遠又は消失点FOE(Focus of Expansion)を求めるとともに、右後方画像又は左後方画像中の他車両の画像として認識された画像の中から他車両の縁部、中央部、面積、色彩等の特徴点を抽出し、その特徴点の時間的な移動を移動ベクトル(オプティカルフロー)として求める。
衝突位置予測部21は、求めたオプティカルフローがFOEから発散する方向に向かっているか否か(収束する方向に向かっているか否か)に応じて、車両1と車両1の右側方又は左側方に存在する他車両との相対距離、相対速度及び相対方向を検出する。そして、衝突位置予測部21は、検出した相対距離、相対速度及び相対方向に基づいて車両1への他車両の接近状態を判断し、車両1の右側方又は左側方に存在する他車両が車両1の右側方又は左側方に衝突するか否かを予測する。
閾値設定部23は、衝突検知センサ13c、13c’の位置と衝突位置予測部21が予測した衝突位置との間の距離に応じて衝突検知センサ13c、13c’の閾値を設定してもよい。また、衝突検知センサ13c、13c’の閾値として三つ以上の閾値を設定してもよい。例えば、予測した衝突位置が車両1の右側方の領域Aであるときに衝突検知センサ13cの閾値として閾値αを設定し、予測した衝突位置が車両1の右側方の領域Bの左半分であるときに衝突検知センサ13cの閾値として閾値βを設定し、予測した衝突位置が車両1の右側方の領域Bの右半分であるときに衝突検知センサ13cの閾値として閾値β’(β>β’)を設定してもよい。この場合、予測した衝突位置が車両1の右側方の領域Aであるとともに衝突検知センサ13cの出力信号レベルが閾値α以上であるときにカーテンエアバッグ17aを展開させる。また、予測した衝突位置が車両1の右側方の領域Bの左半分であるとともに衝突検知センサ13cの出力信号レベルが閾値β以上であるときにカーテンエアバッグ18aを展開させる。さらに、予測した衝突位置が車両1の右側方の領域Bの右半分であるとともに衝突検知センサ13cの出力信号レベルが閾値β’以上であるときにカーテンエアバッグ19aを展開させる。
また、閾値βを、衝突検知センサ13cの位置と予測した衝突位置との間の距離に比例した値だけ閾値αから減少した値に設定してもよい。すなわち、衝突検知センサ13cの閾値を、衝突検知センサ13cの位置と予測した衝突位置との間の距離に比例して減少するように変化させてもよい。
衝突検知センサが配置されている車両1の側方の領域と衝突検知センサが配置されていない自車両の側方の領域の少なくとも一方を複数設けてもよい。例えば、衝突検知センサ13cを、4列目のシートの位置に対応する車両1の右側方の位置に配置し、衝突検知センサ13a,13bが配置されている車両1の右側方の領域と衝突検知センサ13cが配置されている車両1の右側方の領域との間に、衝突検知センサが配置されていない領域を設けてもよい。この場合、予測した衝突位置が領域Bであれば、衝突検知センサ13b及び衝突検知センサ13cのうちの予測した衝突位置に近い側の衝突検知センサを第1の衝突検知センサとすることができる。あるいは、衝突検知センサ13b及び衝突検知センサ13c両方を第1の衝突検知センサとしてもよい。
本発明を、4列以外の列数のシートを有する車両に適用してもよい。例えば、本発明を2列のシートを有する車両に適用し、衝突検知センサを1列目のシートの位置に対応する車両の右側方及び左側方の位置にそれぞれ配置してもよい。この場合、衝突位置が1列目のシートの位置に対応する車両の右側方又は左側方の位置にあると予測されると、衝突検知センサの閾値を閾値αに設定し、衝突位置が2列目のシートの位置に対応する車両の右側方又は左側方の位置であると予測されると、衝突検知センサの閾値を閾値βに設定してもよい。
また、エアバッグ展開部25は、予測した衝突位置に対応する席の乗員の有無を判定し、予測した衝突位置に対応する席の乗員がいないときにはエアバッグの展開を行わないようにしてもよい。さらに、統合制御ECU11aは、車両1の右側方又は左側方への他車両の衝突位置を予測したときに予測した衝突位置に対応する席の乗員のシートベルトを事前に巻き取り、衝突時の衝撃に備えるようにしてもよい。
1 車両
11 乗員保護装置
11a 統合制御ECU
11b エアバッグECU
12a 右後方レーダ
12b 左後方レーダ
13a,13b,13c,13a’,13b’,13c’,14 衝突検知センサ
15a 運転席用エアバッグ
15b 助手席用エアバッグ
16a,16b サイドエアバッグ
17a,17b,18a,18b,19a,19b カーテンエアバッグ
21 衝突位置予測部
22 加速度センサ
23 閾値設定部
24 衝突判定部
25 エアバッグ展開部

Claims (4)

  1. 自車両の側方への他車両の衝突から乗員を保護する乗員保護装置であって、
    自車両の他車両への衝突位置を予測する衝突位置予測部と、
    自車両の側方の衝突を検知する第1の衝突検知センサの位置と前記衝突位置予測部が予測した衝突位置との間の距離が所定距離未満であるときに前記第1の衝突検知センサの閾値を第1の閾値に設定し、前記第1の衝突検知センサの位置と前記衝突位置予測部が予測した衝突位置との間の距離が前記所定距離以上であるときに前記第1の衝突検知センサの閾値を前記第1の閾値より小さい第2の閾値に設定する閾値設定部と、
    他車両が自車両の側方に衝突したか否かを、前記第1の衝突検知センサの出力信号レベルと前記閾値設定部が設定した前記第1の衝突検知センサの閾値との比較結果に基づいて判定する衝突判定部と、
    を備える乗員保護装置。
  2. 前記所定の距離は、前記第1の衝突検知センサから当該衝突検知センサが配置されていない自車両の側方の領域までの距離である請求項1に記載の乗員保護装置。
  3. 前記衝突判定部は、前記第1の衝突検知センサの位置と前記衝突位置予測部が予測した衝突位置との間の距離が前記所定距離以上であるときに、他車両が自車両の側方に衝突したか否かを、自車両の後方の衝突を検知する第2の衝突検知センサの出力信号レベルと前記第2の衝突検知センサの閾値との比較結果と自車両の前方に配置されている加速度センサの出力信号レベルと前記加速度センサの閾値との比較結果の少なくとも一方及び前記第1の衝突検知センサの出力信号レベルと前記第2の閾値との比較結果に基づいて判定する請求項1又は2に記載の乗員保護装置。
  4. 自車両の側方への他車両の衝突から乗員を保護する乗員保護方法であって、
    乗員保護装置が、自車両への他車両の衝突位置を予測するステップと、
    前記乗員保護装置が、自車両の側方の衝突を検知する第1の衝突検知センサの位置と予測した衝突位置との間の距離が所定距離未満であるときに前記第1の衝突検知センサの閾値を第1の閾値に設定し、前記第1の衝突検知センサの位置と予測した衝突位置との間の距離が前記所定距離以上であるときに前記第1の衝突検知センサの閾値を前記第1の閾値より小さい第2の閾値に設定するステップと、
    前記乗員保護装置が、他車両が自車両の側方に衝突したか否かを、前記第1の衝突検知センサの出力信号レベルと設定した前記第1の衝突検知センサの閾値との比較結果に基づいて判定するステップと、
    を備える乗員保護方法。
JP2017050476A 2017-03-15 2017-03-15 乗員保護装置及び方法 Pending JP2018154157A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017050476A JP2018154157A (ja) 2017-03-15 2017-03-15 乗員保護装置及び方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017050476A JP2018154157A (ja) 2017-03-15 2017-03-15 乗員保護装置及び方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018154157A true JP2018154157A (ja) 2018-10-04

Family

ID=63715565

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017050476A Pending JP2018154157A (ja) 2017-03-15 2017-03-15 乗員保護装置及び方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018154157A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112009413A (zh) * 2019-05-31 2020-12-01 本田技研工业株式会社 车辆用保护装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112009413A (zh) * 2019-05-31 2020-12-01 本田技研工业株式会社 车辆用保护装置
CN112009413B (zh) * 2019-05-31 2023-01-10 本田技研工业株式会社 车辆用保护装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6753324B2 (ja) 車両用乗員保護装置及び車両用乗員保護方法
KR101338062B1 (ko) 차량의 프리크래쉬 작동장치 및 작동방법
JP6107839B2 (ja) 車両用乗員保護装置
US10023149B2 (en) Vehicle occupant protection device
JP4131403B2 (ja) 衝突判定装置
US9421930B2 (en) Apparatus and method for protecting vehicle passenger
JP3632619B2 (ja) 乗員保護装置の起動装置
US10688949B2 (en) Occupant protection device
JP2016002898A (ja) 車両用衝突制御装置
US11479196B2 (en) Device and method for controlling airbag
JP6412366B2 (ja) 乗員保護装置
JP2017200791A (ja) 乗員保護装置及び乗員保護方法
JP2018154157A (ja) 乗員保護装置及び方法
JP7017453B2 (ja) 車両の前面衝突検出装置
JP2007290489A (ja) 車両用衝突判定装置
JP7084179B2 (ja) 車両の側面衝突検出装置
KR102368598B1 (ko) 자동차 에어백 제어 시스템 및 방법
JP2018149987A (ja) 乗員保護システム
KR20210003343A (ko) 차량의 안전 장비 제어 장치 및 방법
KR102227219B1 (ko) 에어백 전개를 위한 스몰 오버랩 충돌 판단 방법
KR102339172B1 (ko) 차량용 에어백 구동장치 및 그 제어방법
JP7056692B2 (ja) 車両用乗員保護装置及び車両用乗員保護方法
KR101596995B1 (ko) 차량의 충격완화 방법
JP2020040637A (ja) 車両用の歩行者保護装置
KR20220087835A (ko) 에어백 전개 장치 및 방법