JP2018153144A - ペット用吸収性シート - Google Patents

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Abstract

【課題】吸収体の吸収性コアを構成する材料が漏れ出し難いペット用吸収性シートを提供すること。【解決手段】液透過性の表面シート2、液難透過性の裏面シート3、及び両シート2,3の間に配された矩形状の吸収体4を具備するペット用吸収性シートである。吸収体4は、液保持性の吸収性コア41と、吸収性コア41の表面シート2側の上面を覆う上側被覆シート42と、吸収性コア41の裏面シート3側の下面を覆う下側被覆シート43とを有している。吸収体4は、吸収体4を平面視した際の二対の端縁の内の、一方の一対の端縁4e,4eの少なくとも一方の端縁4eに沿って吸収性コア41の固着部44を有している。【選択図】図1

Description

本発明は、犬や猫等のペットの排泄液の処理に用いられるペット用吸収性シートに関する。
従来、犬や猫等のペットを住居内で飼育する場合、ペットの排泄物の処理には、ペット用吸収性シートが使用されている。ペット用吸収性シートとしては、表面シート、裏面シート、及びこれら両シートの間に介在する吸収体を具備するものが知られている。このようなペット用吸収性シートは、住居内の所定の場所に置かれたペット用トイレに載置して用いられ、ペットがその上で排尿をすると、吸収体によって、排泄物を吸収するようになっている。
一般的なペット用吸収性シートは、吸水性繊維や吸水性樹脂等を含有する吸収性コアを被覆シートで包んだ吸収体を、表面シートと裏面シートとの間に介在させた状態で、該表面シートと該裏面シートとを接着剤等で貼り付けることで形成されている(例えば、特許文献1〜3参照)。
特開2005−198598号公報 特開2008−43243号公報 特開2014−14302号公報
しかしながら、特許文献1〜3に記載のペット用吸収性シートは、吸収体の一対の端縁が被覆シートで覆われずに開口しているため、該端縁から吸収性コアを構成する材料が漏れ出し易い。また、例えば吸水性樹脂が吸収体の端縁から漏れ出した状態でペット用吸収性シートを使用すると、漏れ出した吸水性樹脂が尿を吸収した場合、吸水性樹脂の膨潤により表面シートと裏面シートとの接合部分が破損して尿漏れのおそれがある。
更に、吸収性コアを被覆シートで被覆した吸収体の端縁が開口していると、ペット用吸収性シートを製造する際に、該吸収体の開口した端縁において被覆シートが製造工程における気流等で捲れてずれてしまったり、開口した端縁から吸収性コアの材料が漏れ出して製造装置を汚染してしまったりして、ペット用吸収性シートを効率的に製造することができない。
したがって本発明の課題は、吸収性コアを構成する材料が吸収体の端縁から漏れ出し難いペット用吸収性シートを提供することにある。また吸収性コアを構成する材料が吸収体の端縁から漏れ出し難い吸収体及び該吸収体を有するペット用吸収性シートの製造方法を提供することにある。
本発明は、液透過性の表面シート、液難透過性の裏面シート、及び両シートの間に配された矩形状の吸収体を具備するペット用吸収性シートであって、前記吸収体は、液保持性の吸収性コアと、該吸収性コアの前記表面シート側の上面を覆う上側被覆シートと、該吸収性コアの前記裏面シート側の下面を覆う下側被覆シートとを有し、前記吸収体は、該吸収体を平面視した際の二対の端縁の内の、一方の一対の端縁の少なくとも一方の端縁に沿って前記吸収性コアの固着部を有しているペット用吸収性シートを提供するものである。
また本発明は、吸収性コア、該吸収性コアの上面を覆う上側被覆シート、及び該吸収性コアの下面を覆う下側被覆シートを有する吸収体の連続体を、搬送方向に間隔を空けて且つ該搬送方向と直交する方向にカットして、前記吸収体を形成するカット工程を有する吸収体の製造方法であって、前記カット工程は、カッター刃を有するカッターロールと、該カッターロールと対向配置され且つ該カッターロールの該カッター刃を外周面で受けるアンビルロールとを用いて行い、前記カッター刃は、刃先角が90度以上120度以下であり、該カッター刃の先端部と前記アンビルロールの外周面との接点における接線と、該カッター刃の該先端部の上流側の刃先面とのなす角が15度以上45度以下である吸収体の製造方法を提供するものである
また本発明は、前記製造方法で製造された前記吸収体を、該吸収体より搬送方向前後においてそれぞれ長い、液透過性の表面シート及び液難透過性の裏面シートの両シートの間に配し、前記両シートを吸収体の周縁から延出した延出部で接合し、次いで前記延出部にて前記両シートを搬送方向と直交する方向にカットする、ペット用吸収性シートの製造方法を提供するものである。
本発明のペット用吸収性シートによれば、吸収性コアを構成する材料が吸収体の端縁から漏れ出し難い。また、本発明の吸収体及びペット用吸収性シートの製造方法によれば、吸収性コアを構成する材料が吸収体の端縁から漏れ出し難い吸収体及びペット用吸収性シートを効率的に製造することができる。
図1は、本発明の好ましい一実施形態であるペット用トイレシートを表面シート側からみた一部破断平面図である。 図2は、図1のII−II線断面図である。 図3は、図1のIII−III線断面図である。 図4は、本発明の好ましい一実施形態であるペット用トイレシートの製造方法に用いられる製造装置を示す模式図である。 図5は、図4に示す製造装置の吸収体カット装置を示す模式図である。 図6は、図5に示す吸収体カット装置のカッター刃とアンビルロールとの接点の拡大図である。
以下本発明のペット用吸収性シートを、その好ましい一実施形態であるペット用トイレシート1(以下、「トイレシート1」ともいう)に基づき図面を参照しながら説明する。
トイレシート1は、図1〜図3に示すように、液透過性の表面シート2、液難透過性の裏面シート3、及び両シート2,3の間に配された矩形状の吸収体4を具備している。本実施形態では、表面シート2はトイレシート1の上面を形成しており、裏面シート3はトイレシート1の下面を形成している。なお、本明細書において、「上面」とは、トイレシート1の表裏面のうち、使用時にペット側を向く面であり、「下面」とは、上面の反対側の面である。
ペット用吸収性シートの形状及び寸法は特に制限されるものではないが、本実施形態のトイレシート1は、図1に示すように、平面視してX方向に長い長方形状に形成されている。トイレシート1のX方向の長さは、例えば30cm以上96cm以下とすることができ、Y方向の長さは、例えば20cm以上66cm以下とすることができる。また、トイレシート1は、Z方向に薄いシート状をなしており、表面シート2と吸収体4と裏面シート3の積層している部分のZ方向の長さは、例えば1mm以上12mm以下とすることができる。なお、本明細書において、「X方向」は、トイレシート1の長手方向と同じ方向であり、「Y方向」は、トイレシート1の幅方向と同じ方向である。「Z方向」は、トイレシート1の厚み方向と同じ方向である。
トイレシート1では、表面シート2及び裏面シート3は、図1〜図3に示すように、それぞれ、吸収体4の周縁から外方に延出しており、トイレシート1の輪郭と一致する輪郭を有している。表面シート2及び裏面シート3は、吸収体4の周縁からの延出部において接着剤、熱融着等の公知の接合手段によって接合されており、トイレシート1では、ホットメルト接着剤HMにより接合されている。表面シート2及び裏面シート3の吸収体4の周縁からの延出部が前記ホットメルト接着剤HMにより接合されることによって、トイレシート1では、吸収体4を包囲する周縁接合部5が形成されている。また表面シート2及び裏面シート3は、周縁接合部5以外の部分、即ち吸収体4と重なる部分においては、接着剤によって吸収体4と接合されていることが好ましい。トイレシート1では、表面シート2は、吸収体4と重なる部分に線状またはスパイラル状に塗布されたホットメルト接着剤HMによって吸収体4と接合されており、裏面シート3は、吸収体4と重なる部分に幅方向Yに間隔を空けて且つ長手方向Xに沿って配されたホットメルト接着剤HMにより吸収体4と接合されている。
トイレシート1では、表面シート2及び裏面シート3としては、それぞれ、この種の吸収性シート等の吸収性物品において、液透過性の表面シート及び液難透過性の裏面シートとして用いられるものを特に制限なく用いることができる。表面シート2としては、例えば、親水化処理が施された各種不織布や開孔フィルム等を用いることができる。裏面シート3としては、例えば、樹脂製フィルム、撥水不織布等の不織布、これらと他のシートとのラミネート体等用いることができる。
トイレシート1では、吸収体4は、図1に示すように、平面視において長方形形状を有しており、その長手方向をトイレシート1の長手方向Xに一致させて、表面シート2及び裏面シート3との間に配されている(図2及び図3参照)。吸収体4の長手方向Xの長さは、例えば28cm以上90cm以下とすることができ、幅方向Yの長さは、例えば18cm以上66cm以下とすることができ、上側被覆シート42と吸収性コア41と下側被覆シート43の積層している部分の厚み方向Zの長さは、0.9mm以上11mm以下とすることができる。吸収体4は、平面視した際に二対の端縁を備えており、一方の一対の端縁及び他方の一対の端縁を有している。トイレシート1では、吸収体4は長方形形状に形成されているので、吸収体4の長手方向Xの両端で幅方向Yに延びる一対の端縁4e,4eが一方の一対の端縁を構成し、長手方向Xに沿う一対の側縁4s,4sが他方の一対の端縁を構成している。
トイレシート1では、吸収体4は、図2及び図3に示すように、液保持性の吸収性コア41と、該吸収性コア41の表面シート2側の厚み方向Zの上面を覆う上側被覆シート42と、吸収性コア41の裏面シート3側の厚み方向Zの下面を覆う下側被覆シート43とを有している。
吸収性コア41は、図1に示すように、平面視において吸収体4の輪郭と一致する長方形形状の輪郭を有しており、その長手方向が吸収体4の長手方向Xと一致している。トイレシート1では、吸収性コア41の長手方向Xの両端で幅方向Yに延びる一対の端縁41e,41eが吸収体4の一対の端縁4e,4eと一致しており、吸収性コア41の長手方向Xに沿う一対の側縁41s,41sが吸収体4の一対の側縁4s,4sと一致している。
吸収性コア41は、吸収体4における主たる吸液部位であり、尿等の体液を吸収して保持する機能を有する。吸収性コア41は、尿等の排泄物を吸収保持し得る材料を含んで構成されており、トイレシート1では、吸水性繊維及び吸水性樹脂を含有している。吸水性繊維としては、例えば、木材パルプ等のパルプ繊維や親水化処理された合成繊維等の吸水性繊維を用いることができる。吸水性樹脂は、水との接触によって膨潤して水を吸収し得る材料からなり、自重の20質量倍以上の水、特に尿を吸収して保持できるものであることが好ましい。吸水性樹脂としては、例えば、各種のヒドロゲル材料、例えばアクリル酸若しくはアクリル酸アルカリ金属塩の重合体又は共重合体の架橋物、ポリアクリル酸及びその塩並びにポリアクリル酸塩グラフト重合体の架橋物、デンプン又はカルボキシメチル化セルロースの架橋物、デンプン-アクリル酸塩グラフト共重合体の加水分解生成物の架橋物、ビニルアルコール-アクリル酸塩共重合体の架橋物、無水マレイン酸グラフトポリビニルアルコールの架橋物、架橋イソブチレン−無水マレイン酸共重合体、酢酸ビニル−アクリル酸エステル共重合体のケン化物等を用いることができる。これらの吸水性樹脂は1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。吸水性樹脂は、一般に粒子状のものが用いられるが、繊維状のものでもよい。粒子状の吸水性樹脂を用いる場合、その形状は球状、塊状、俵状又は不定形のいずれでもよい。
吸収性コア41は、図2及び図3に示すように、厚み方向Zの上面が上側被覆シート42によって被覆されている。好適に、トイレシート1では、上側被覆シート42は、吸収性コア41の上面の長手方向X及び幅方向Yの全域、即ち、平面視における吸収性コア41の上面の全域を覆っている(図1参照)。また、吸収性コア41は、厚み方向Zの下面が下側被覆シート43によって被覆されている。好適に、トイレシート1では、下側被覆シート43は、吸収性コア41の下面の長手方向X及び幅方向Yの全域、即ち、平面視における吸収性コア41の下面の全域を覆っている(図1参照)。また下側被覆シート43は、図2に示すように、吸収性コア41の長手方向Xに沿う一対の側縁41s,41sを幅方向Yの外方に超えて延出した長さを有しており、その延出した外方部分43aが吸収性コア41の上面側に折り返されて上側被覆シート42の長手方向Xに沿う両側部と重なっている。このように吸収体4は、上側被覆シート42及び下側被覆シート43によって、吸収性コア41の上面、下面及び長手方向Xに沿う一対の側縁41s,41sが被覆されることによって形成されている。
トイレシート1では、吸収性コア41を被覆する上側被覆シート42及び下側被覆シート43はいずれも液透過性シートからなる。液透過性シートとしては、例えばティッシュペーパー等の紙や各種不織布、開孔フィルム等を用いることができる。上側被覆シート42及び下側被覆シート43は同種の液透過性シートから構成されていてもよく、あるいは異種の液透過性シートから構成されていてもよい。なお、後述する固着部44を形成する観点から、上側被覆シート42は、坪量が10g/m2〜25g/m2のパルプ製の紙を用いることが好ましい。同様に、後述する固着部44を形成する観点から、下側被覆シート43は、坪量が10g/m2〜25g/m2のパルプ製の紙を用いることが好ましい。なお、固着部44の固着強度を向上させる観点から、上側被覆シート42と下側被覆シート43とは、構成繊維が同種の繊維であることが好ましい。
本発明のペット用吸収性シートでは、吸収体は、該吸収体を平面視した際の二対の端縁の内の、一方の一対の端縁のうち少なくとも一方の端縁に、吸収性コアの固着部を有している。トイレシート1では、吸収体4は、図1に示すように、吸収体4の長手方向Xの両端で幅方向Yに延びる一対の端縁4e,4eに上側被覆シート42及び下側被覆シート43が固着された固着部44を有している。固着部44は、図1に示すように、吸収体4の一対の端縁4e,4eそれぞれに沿って形成されている。好適に、トイレシート1では、固着部44は、吸収体4の一対の端縁4e,4eそれぞれの幅方向Yの全域に亘って、幅方向Yに連続した直線状に形成されている。
固着部44の長手方向Xの長さ(4L)は、2mm以下が好ましく、1mm以下がより好ましく、0.5mm以下がもっとも好ましく、0mmより大きいことが好ましく、好適的に、固着部44の長手方向Xの長さは、0mmより大きく2mm以下が好ましく、0mmより大きく1mm以下がより好ましく、0mmより大きく0.5mm以下がもっとも好ましい。
本発明のペット用吸収性シートでは、固着部44は、吸収性コア41の端縁が固着されて形成されているところ、トイレシート1では、図3に示すように、上側被覆シート42と吸収性コア41、及び下側被覆シート43と吸収性コア41がそれぞれ固着されて形成されている。トイレシート1では、固着部44は、吸収体4の長手方向Xの両端で幅方向Yに延びる一対の端縁4e,4eにおいて、上側被覆シート42の構成繊維、吸収性コア41の吸水性繊維及び下側被覆シート43の構成繊維が固着されて形成されている。
本明細書において、「吸収性コア41の端縁が固着されている」とは、吸収性コア41のみが固着部44を有している形態の他、吸収性コア41が上側被覆シート42及び下側被覆シート43の少なくとも一方と固着している形態や、吸収性コア41の端縁で上側被覆シート42と下側被覆シート43とが固着している形態を含む。これらの形態の中で、吸収性コア41が吸水性繊維及び吸水性樹脂を含む場合、若しくは吸収性コア41が熱溶融繊維を含む場合において、吸収性コア41の吸水性繊維及び吸水性樹脂又は熱溶融繊維が、上側被覆シート42の構成繊維、及び/又は下側被覆シート43の構成繊維と固着されて形成されているものが好ましい。
固着部44は、融着、溶着、圧着、接着及び繊維同士の絡み合いの少なくとも1つにより形成されていることが好ましい。トイレシート1において固着部44では、樹脂が溶融固化した状態、繊維同士が絡み合った状態、繊維や樹脂が押し潰された状態、が単独又は混在した状態となっている。固着強度向上の観点から、接着剤による接着及び圧着等のように複数の固着手段により固着して形成することが好ましい。
トイレシート1は、図1に示すように、平面視した際に矩形状の吸収体4の長手方向Xの両端で幅方向Yに沿う一対の端縁4e,4eの少なくとも一方の端縁4eに沿って吸収性コア41を固着した固着部44を有しているので、吸収性コア41の材料が漏れ出し難く、トイレシート1の見栄えが良くなっている。特にトイレシート1は、一対の端縁4e,4eそれぞれに固着部44を有しているので、一対の端縁4e,4eから吸収性コア41の材料が漏れ出し難く、トイレシート1の見栄えが良くなっている。また、トイレシート1では、固着部44が吸収体4の一対の端縁4e,4eそれぞれの幅方向Yに沿って形成されており、しかも幅方向Yの全域に亘って連続して形成されているので、一対の端縁4e,4eから吸収性コア41の材料が一層漏れ難くなっている。
またトイレシート1は、図2に示すように、平面視した際に矩形状の吸収体4の長手方向Xに沿う一対の側縁4s,4sにて、下側被覆シート43の外方部分43aが上面側に折り返されて上側被覆シート42と重なっており、吸収性コア41の長手方向Xに沿う一対の側縁41s,41sが下側被覆シート43により覆われているので、吸収体4の長手方向Xに沿う一対の側縁4s,4sからも吸収性コア41の材料が漏れ出し難い。即ち、トイレシート1では、平面視した際に矩形状の吸収体4の長手方向Xの両端で幅方向Yに沿う一対の端縁4e,4e、及び長手方向Xに沿う一対の側縁4s,4sのいずれからも吸収性コア41の材料が漏れ出し難くなっている。
次に、本発明の吸収体及びペット用吸収性シートの製造方法を、一実施形態である吸収体4を含有するトイレシート1の製造方法を例にとり図4〜図6を参照して説明する。トイレシート1の製造方法は、図4に示す製造装置100を用いて製造することができる。図4には、製造装置100の全体構成が模式的に示されており、図5には、図4に示す製造装置100の吸収体カット装置130が模式的に示されている。図6には、図5に示す吸収体カット装置130の部分拡大図が示されている。なお、以下の説明では、吸収体の連続体4aを搬送する搬送方向(トイレシート1(吸収体4)の長手方向に対応する方向)をX方向、X方向と直交する方向(トイレシート1(吸収体4)の幅方向に対応する方向)をY方向、搬送される吸収体の連続体4aの厚み方向(トイレシート1(吸収体4)の厚み方向に対応する方向)をZ方向として説明する。
トイレシート1の製造方法は、図4に示すように、吸収体の製造方法として、吸収性コア41、吸収性コア41の上面を覆う上側被覆シート42、及び吸収性コア41の下面を覆う下側被覆シート43を有する吸収体の連続体4aを、搬送方向Xに間隔を空けて且つ搬送方向Xと直交する幅方向Yにカットして、吸収体4を形成するカット工程を有している。本実施形態では、トイレシート1の製造方法は、上述のカット工程以外に、カット工程の前工程として、吸収体の連続体4aを形成する連続体形成工程と、吸収体の連続体4aをプレスする吸収体プレス工程とを有し、カット工程の後工程として、トイレシートの前駆体1aをプレスする前駆体プレス工程と、トイレシートの前駆体1aをカットしてトイレシート1を形成するトイレシート形成工程とを有している。以下、本実施態様のトイレシート1の製造方法について詳述する。
先ず、カット工程の前工程として、図4に示すように、吸収体の連続体4aを形成する(連続体形成工程)。連続体形成工程は、製造装置100の第1繊維散布部111、吸水性樹脂散布部112、第2繊維散布部113、及び連続体形成部(図示せず)を用いて行う。第1繊維散布部111は、吸収性コア41を形成する吸水性繊維であるパルプ繊維を散布する第1繊維散布装置からなる。吸水性樹脂散布部112は、第1繊維散布部111の搬送方向Xの下流側に配されており、吸収性コア41を形成する吸水性樹脂散布装置からなる。第2繊維散布部113は、吸水性樹脂散布部112の搬送方向Xの下流側に配されており、吸収性コア41を形成するパルプ繊維を堆積させる第2繊維散布装置からなる。連続体形成部(図示せず)は、第2繊維散布部113の搬送方向Xの下流側に配されている。
連続体形成工程では、図4に示すように、最初に、下側被覆シート43の原反ロールから搬送ベルトによって搬送方向Xに搬送される帯状の下側被覆シート43のZ方向の上面に、第1繊維散布部111を用いて、帯状の下側被覆シート43の幅方向Yの中央領域にパルプ繊維を連続的に散布して、第1のパルプ繊維の層を搬送方向Xに沿って形成する。
その後、図4に示すように、吸水性樹脂散布部112を用いて、帯状の下側被覆シート43に形成された第1のパルプ繊維の層に、吸水性樹脂を連続的に散布して、吸水性樹脂の層を搬送方向Xに沿って形成する。
その後、図4に示すように、第2繊維散布部113を用いて、帯状の下側被覆シート43に形成された吸水性樹脂の層にパルプ繊維を連続的に散布して、第2のパルプ繊維の層を搬送方向Xに沿って形成する。これにより、帯状の下側被覆シート43の表面に3層構造(第1のパルプ繊維の層、吸水性樹脂の層及び第2のパルプ繊維の層)の吸収性コア41の材料が形成される。
その後、連続体形成部(図示せず)を用いて、帯状の下側被覆シート43の長手方向Xに沿う両側部を除いた中央領域(3層の吸収性コア41の材料が形成された領域)上に、帯状の上側被覆シート42を重ね合せる。そして、帯状の下側被覆シート43の長手方向Xに沿う両側部をZ方向の上側に折り返して上側被覆シート42の搬送方向Xに沿う両側部と重ね合せる。このように連続体形成工程では、吸収性コア41の上面が上側被覆シート42で覆われると共に、下面及び搬送方向Xに沿う一対の側縁41s,41sが下側被覆シート43に覆われた状態の吸収体の連続体4aを形成する。
次いで、連続体形成工程の後、図4に示すように、吸収体の連続体4aをプレスする(吸収体プレス工程)。吸収体プレス工程は、製造装置100の吸収体プレス部114を用いて行う。吸収体プレス部114は、連続体形成部の搬送方向Xの下流側に配されており、下側被覆シート43が上側に折り返された吸収体の連続体4aをプレスする互いに対向配置された一対のプレスロール114a,114bを有している。吸収体プレス工程では、吸収体プレス部114の一対のプレスロール114a,114bを用いて、吸収体の連続体4aを厚み方向Zにプレスする。
次いで、吸収体プレス工程の後、図4に示すように、吸収体の連続体4aをカットする(カット工程)。カット工程は、製造装置100の吸収体カット部115を用いて行う。吸収体カット部115は、吸収体プレス部114の搬送方向Xの下流側に配されており、図5に示すように、吸収体の連続体4aを搬送方向Xに間隔を空けて且つ搬送方向Xと直交する幅方向Yにカットする吸収体カット装置130からなる。吸収体カット装置130は、カッター刃132を有するカッターロール131と、カッターロール131と対向配置され且つカッターロール131のカッター刃132を外周面で受けるアンビルロール133とを備えている。
カッターロール131は、図5に示すように、例えば、アルミニウム合金又は鉄鋼等の金属性のローラであり、搬送方向Xに対して正方向(図5に示す矢印R1方向)に回転するようになっている。また、製造装置100では、カッターロール131の周方向の長さ(1周の長さ)は、吸収体4の長手方向Xの長さに対応する長さに形成されている。アンビルロール133は、図5に示すように、例えば、アルミニウム合金又は鉄鋼等の金属性の略円柱形状のローラである。アンビルロール133は、カッターロール131と同期して、搬送方向Xに対して正方向(図5に示す矢印R2方向)に回転するようになっている。
カッターロール131のカッター刃132は、吸収体の連続体4aの幅方向Yの長さよりも長くなるように形成されており、アンビルロール133の外周面に接触可能となるようにカッターロール131の外周面に配されている。
カッター刃132は、図6に示すように、固着部44を形成する観点から、先端部132aの刃先角θが90度以上であることが好ましく、95度以上であることがより好ましく、100度以上であることが最も好ましく、120度以下であることが好ましく、115度以下であることがより好ましく、110度以下であることが最も好ましい。具体的に、90度以上120度以下であることが好ましく、95度以上115度以下であることがより好ましく、100度以上110度以下であることが最も好ましい。
また、カッター刃132は、図6に示すように、固着部44を形成する観点から、カッター刃132の先端部132aとアンビルロール133の外周面との接点における接線134と、カッター刃132の先端部132aの上流側の刃先面132fとのなす角θ1は、45度以下であることが好ましく、40度以下であることがより好ましく、35度以下であることが最も好ましく、15度以上であることが好ましく、20度以上であることがより好ましく、25度以上であることが最も好ましく、具体的に、15度以上45度以下が好ましく、20度以上40度以下がより好ましく、25度以上35度以下が最も好ましい。
トイレシート1の製造装置100では、接線134と上流側の刃先面132fとのなす角θ1は、接線134と下流側の刃先面132rとのなす角θ2以下となっている。接線134と上流側の刃先面132fとのなす角θ1を接線134と下流側の刃先面132rとのなす角θ2以下にすることで、吸収体4の長手方向Xの両端で幅方向Yに延びて形成される固着部44を効率的に製造することができる。
カット工程では、吸収体の連続体4aをカットすると同時に固着部44を吸収体4に形成する。好適に、カット工程では、厚み方向Zにプレスされた吸収体の連続体4aを、吸収体カット装置130のカッターロール131のカッター刃132とアンビルロール133との間に搬送して、搬送方向Xに間隔を空けて且つ搬送方向Xと直交する幅方向Yにカットすると同時に固着部44を形成して、吸収体4を形成する。
トイレシート1の製造方法では、吸収体4を該吸収体4より搬送方向X前後においてそれぞれ長い、液透過性の表面シート2及び液難透過性の裏面シート3の両シート2,3の間に配し、両シート2,3を吸収体4の周縁から延出した延出部で接合し、次いで延出部にて両シート2,3を搬送方向Xと直交する幅方向Yにカットする。好適に、カット工程の後、図4に示すように、原反ロールから搬送される帯状の裏面シート3のZ方向の上面に吸収体4を間欠的に配置し、その上に帯状の表面シート2を接合して形成されたトイレシートの前駆体1aをプレスする(前駆体プレス工程)。前駆体プレス工程は、製造装置100の前駆体プレス部116を用いて行う。前駆体プレス部116は、吸収体カット装置130の搬送方向Xの下流側に配されており、互いに対向配置された一対の前駆体プレスロール116a,116bを有している。前駆体プレス工程では、前駆体プレス部116の一対の前駆体プレスロール116a,116bを用いて、トイレシートの前駆体1aを厚み方向Zにプレスする。
次いで、前駆体プレス工程の後、図4に示すように、トイレシートの前駆体1aをカットしてトイレシート1を形成する(トイレシート形成工程)。トイレシート形成工程は、製造装置100のシートカット部117を用いて行う。シートカット部117は、前駆体プレス部116の搬送方向Xの下流側に配されており、周面に複数のカッター刃117bを有するカッターロール117aと、カッターロール117aに対向配置されたアンビルロール117cとを備えている。複数のカッター刃117bは、カッターロール117aの外周面に、回転方向に沿って配されている。複数のカッター刃117bどうしの間隔は、トイレシート1の長手方向Xの長さに対応した長さになっている。トイレシート形成工程では、厚み方向Zにプレスされたトイレシートの前駆体1aを、シートカット部117のカッターロール117aとアンビルロール117cとの間に搬送して、搬送方向Xに間隔を空けて且つ搬送方向Xと直交する幅方向Yにカットして、トイレシート1を形成する。好適に、トイレシート形成工程では、トイレシートの前駆体1aの各吸収体4の周縁から延出する延出部において、搬送方向Xに並ぶ吸収体4どうしの間の領域にて搬送方向Xを2等分する位置で、搬送方向Xと直交する幅方向Yにカットして、トイレシート1を製造する。このようにカットして製造されたトイレシート1は、吸収体4の周縁から延出する部分が接着剤により接合された周縁接合部5となっている。
以上のように、製造装置100を用いた本実施態様のトイレシート1の製造方法では、図5に示すカッターロール131及びアンビルロール133を有する吸収体カット装置130を用いて吸収体4を製造している。その為、カッター刃132を用いたカット工程を行うことで、吸収体4の長手方向X(搬送方向X)の端縁4eで幅方向Yに延びる固着部44を有する吸収体4を形成することができ、吸収性コア41の材料が端縁4eから漏れ出して製造装置100を汚染したりすることを防止することができる。したがって、製造装置100を用いたトイレシート1の製造方法では、効率的にトイレシート1を製造することができる。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は本実施形態に限定されない。例えば、トイレシート1では、図1に示す一方向に長い長方形形状の吸収体であるが、吸収体は正方形形状であってもよい。また、吸収性コア41の固着部44は吸収体4の端縁4eに沿って連続するものに限られず、部分的に設けられていてもよい。
また、トイレシート1では、図2に示すように、下側被覆シート43の外方部分43aをZ方向の上面側に折り返して吸収性コア41の長手方向Xに沿う一対の側縁41s,41sを被覆したが、逆に、下側被覆シート43の幅方向Yの長さを短くすると共に上側被覆シート42の幅方向Yの長さを長くし、上側被覆シート42の外方部分をZ方向の下面側に折り返して吸収性コア41の長手方向Xに沿う一対の側縁41s,41sを被覆してもよい。また、吸収性コア41の長手方向Xに沿う一対の側縁41s,41sを幅方向Yの外方に超えて延出した長さを有する上側被覆シート及び下側被覆シートを用い、それぞれの外方部分を公知の接合手段により接合して吸収性コア41の長手方向Xに沿う一対の側縁41s,41sを被覆してもよい。更に、1枚のシートから形成された上側被覆シート42又は下側被覆シート43の何れか一方で吸収性コア41を包むようにして上面及び下面を被覆してもよい。
また本発明のペット用吸収性シートは、体液や水分、油分などの液体を吸収するトイレシート、オムツやタオルとして用いることができる。
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本発明は斯かる実施例によって何ら限定されるものではない。
〔吸収体の作製の準備〕
吸収体の作製に際し、上側被覆シート42としては、坪量16g/m2のパルプ製の紙を準備し、下側被覆シート43としては、坪量16g/m2のパルプ製の紙を準備した。吸収性コア41を構成する吸水性繊維としてはパルプを準備し、吸水性樹脂としてはアクリル酸系ポリマーを準備した。実施例1の吸収体を平面視したときに、吸収体の長手方向Xの長さ4Lは40cmであり、幅方向Yの長さは30cmであり、厚み方向Zの長さは0.2cmであった。
〔実施例1〕
図5に示す吸収体カット装置130を用いて、図1〜図3に示す吸収体4と同様の基本構成を有する実施例1の吸収体を作製した。吸収体の作製は、室温が20℃、湿度が50℃の条件下で行った。
カッターロール131のカッター刃132においては、先端部132aの刃先角θが110度であった。カッター刃132の先端部132aとアンビルロール133の外周面との接点における接線134と、カッター刃132の先端部132aの上流側の刃先面132fとのなす角θ1は25度であった。また、接線134とカッター刃132の先端部132aの下流側の刃先面132rとのなす角θ2は45度であった。
〔実施例2〕
カッター刃132の先端部132aの刃先角θを100度にし、接線134とカッター刃132の先端部132aの上流側の刃先面132fとのなす角θ1を35度にする以外は実施例1と同様にして、実施例2の吸収体を作製した。
〔実施例3〕
カッター刃132の先端部132aの刃先角θを90度にし、接線134とカッター刃132の上流側の刃先面132fとのなす角θ1を45度にする以外は実施例1と同様にして、実施例3の吸収体を作製した。
〔比較例1〕
カッター刃132の先端部132aの刃先角θを70度にし、接線134とカッター刃132の上流側の刃先面132fとのなす角θ1を65度にし、接線134とカッター刃132の先端部132aの下流側の刃先面132rとのなす角θ2を45度にする以外は実施例1と同様にして、比較例1の吸収体を作製した。
〔評価〕
実施例1〜3及び比較例1の吸収体について、該吸収体の長手方向Xの両端で幅方向Yに延びる一対の端縁4e,4eの状態を目視により確認した。それらの結果を表1に示す。
Figure 2018153144
表1に示す結果から、実施例1〜2の吸収体は、長手方向Xの両端で幅方向Yに延びる一対の端縁4e,4eそれぞれに、幅方向Yの全域に亘って連続した固着部44が形成されていた。固着部44は、上側被覆シート42の構成繊維、吸収性コア41の吸水性繊維及び吸水性樹脂、下側被覆シート43の構成繊維が固着されて形成されていた。一方、比較例1の吸収体は、一対の端縁4e,4eに固着部が形成されていなかった。その為、実施例1〜2の吸収体を用いてペット用吸収性シートを作製すると、吸収性コア41を構成する材料が吸収体4の端縁4eから漏れ出し難く、見栄えがよくなるとともに、良好な吸液性能であることが期待できる。そして、実施例3の吸収体に関しても、長手方向Xの両端それぞれで幅方向Yに延びる一対の端縁4e,4eに固着部44が幅方向Yに部分的に形成されていたので、比較例1の吸収体に比して、実施例3の吸収体を用いてペット用吸収性シートを作製すると、吸収性コア41を構成する材料が吸収体4の端縁4eから漏れ出し難く、見栄えがよくなるとともに、良好な吸液性能であることが期待できる。
1 ペット用トイレシート(ペット用吸収性シート)
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
4e 吸収体の端縁
4s 吸収体の側縁
41 吸収性コア
41e 吸収性コアの端縁
41s 吸収性コアの側縁
42 上側被覆シート
43 下側被覆シート
43a 外方部分
44 固着部
100 製造装置
130 吸収体カット装置
131 カッターロール
132 カッター刃
132f 上流側の刃先面
132r 下流側の刃先面
133 アンビルロール
134 接線
θ 刃先角
θ1 接線と上流側の刃先面とのなす角
θ2 接線と下流側の刃先面とのなす角

Claims (9)

  1. 液透過性の表面シート、液難透過性の裏面シート、及び両シートの間に配された矩形状の吸収体を具備するペット用吸収性シートであって、
    前記吸収体は、液保持性の吸収性コアと、該吸収性コアの前記表面シート側の上面を覆う上側被覆シートと、該吸収性コアの前記裏面シート側の下面を覆う下側被覆シートとを有し、
    前記吸収体は、該吸収体を平面視した際の二対の端縁の内の、一方の一対の端縁の少なくとも一方の端縁に沿って前記吸収性コアの固着部を有しているペット用吸収性シート。
  2. 前記吸収体は、前記二対の端縁の内の他方の一対の端縁にて、前記下側被覆シートの内の外方部分を上面側に折り返して前記上側被覆シートと重ねることで、該他方の一対の端縁が覆われている請求項1に記載のペット用吸収性シート。
  3. 前記吸収性コアは、吸水性繊維及び吸水性樹脂を含有しており、
    前記固着部は、前記上側被覆シート、前記下側被覆シート、及び前記吸水性繊維が固着されて形成されている、請求項1又は2に記載のペット用吸収性シート。
  4. 前記固着部は、融着、溶着、圧着及び接着の少なくとも1つにより形成されている請求項1〜3の何れか1項に記載のペット用吸収性シート。
  5. 吸収性コア、該吸収性コアの上面を覆う上側被覆シート、及び該吸収性コアの下面を覆う下側被覆シートを有する吸収体の連続体を、搬送方向に間隔を空けて且つ該搬送方向と直交する方向にカットして、前記吸収体を形成するカット工程を有する吸収体の製造方法であって、
    前記カット工程は、カッター刃を有するカッターロールと、該カッターロールと対向配置され且つ該カッターロールの該カッター刃を外周面で受けるアンビルロールとを用いて行い、
    前記カッター刃は、刃先角が90度以上120度以下であり、該カッター刃の先端部と前記アンビルロールの外周面との接点における接線と、該カッター刃の該先端部の上流側の刃先面とのなす角が15度以上45度以下である吸収体の製造方法。
  6. 前記カット工程では、前記吸収体の連続体をカットすると同時に固着部を吸収体に形成する請求項5に記載の吸収体の製造方法。
  7. 前記接線と前記カッター刃の前記先端部の上流側の刃先面とのなす角が、該接線と該カッター刃の該先端部の下流側の刃先面とのなす角以下となっている、請求項5又は6に記載の吸収体の製造方法。
  8. 前記接線と前記カッター刃の前記先端部の下流側の刃先面とのなす角が45度である、請求項5〜7の何れか1項に記載の吸収体の製造方法。
  9. 請求項5〜8の何れか1項に記載の製造方法で製造された前記吸収体を、該吸収体より搬送方向前後においてそれぞれ長い、液透過性の表面シート及び液難透過性の裏面シートの両シートの間に配し、
    前記両シートを吸収体の周縁から延出した延出部で接合し、
    次いで前記延出部にて前記両シートを搬送方向と直交する方向にカットする、ペット用吸収性シートの製造方法。
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