JP2018152781A - サージ抑制回路 - Google Patents

サージ抑制回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2018152781A
JP2018152781A JP2017048854A JP2017048854A JP2018152781A JP 2018152781 A JP2018152781 A JP 2018152781A JP 2017048854 A JP2017048854 A JP 2017048854A JP 2017048854 A JP2017048854 A JP 2017048854A JP 2018152781 A JP2018152781 A JP 2018152781A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gate
surge
voltage
switch element
suppression circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017048854A
Other languages
English (en)
Inventor
佑輔 中小原
Yusuke Nakakohara
佑輔 中小原
健 中原
Takeshi Nakahara
健 中原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP2017048854A priority Critical patent/JP2018152781A/ja
Publication of JP2018152781A publication Critical patent/JP2018152781A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)
  • Power Conversion In General (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

【課題】複雑な制御系を要することなくサージ電圧を抑制する。
【解決手段】サージ抑制回路10は、第1インダクタL1、第1ダイオードD1、及び、第1抵抗R1を直列に含む第1素子列11と;第2インダクタL2、第1ダイオードD1とは逆向きの第2ダイオードD2、及び、第2抵抗R2を直列に含み、第1素子列11に対して並列接続された第2素子列12と;第1素子列11と第2素子列12の双方に対して共通に直列接続されたキャパシタC1と;を有する。このようなサージ抑制回路10をスイッチ素子1のゲート・ソース間に接続することにより、スイッチ素子1のオン/オフ時に生じるサージ電圧を抑制することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、サージ抑制回路に関する。
従来より、スイッチング電源やモータドライバなどのスイッチングデバイスでは、そのスイッチ素子(MOSFET[metal oxide semiconductor field effect transistor]など)をオン/オフするための手段として、ゲート駆動装置が用いられている。
なお、上記に関連する従来技術の一例としては、特許文献1〜特許文献3を挙げることができる。
特開2013−141409号公報 特開平5−14069号公報 特開平5−226939号公報
しかしながら、従来のゲート駆動装置では、スイッチ素子のゲート配線インダクタに起因して、スイッチ素子の高速駆動時に意図しないサージ電圧が生じ、スイッチ素子を破壊するなどの課題があった。
なお、特許文献1では、スイッチ素子に流れる電流の大きさに応じてゲート電圧の時間変化率を制御することにより、サージ電圧を抑制する技術が提案されている。しかしながら、このようなサージ対策では、複雑な制御系が必要になるという課題があった。
また、特許文献2及び3では、スイッチ素子のゲート・ソース間にLC直列回路またはLRC直列回路を挿入することが提案されている。しかしながら、これらの従来技術は、あくまで、インピーダンス整合を目的として提案されているものであり、副次的にサージ抑制効果を奏するものではあっても、その最適化については更なる検討の余地があった。
本明細書中に開示されている発明は、本願の発明者らにより見出された上記の課題に鑑み、複雑な制御系を要することなくサージ電圧を抑制することのできるサージ抑制回路を提供することを目的とする。
本明細書中に開示されているサージ抑制回路は、第1インダクタ、第1ダイオード、及び、第1抵抗を直列に含む第1素子列と;第2インダクタ、前記第1ダイオードとは逆向きの第2ダイオード、及び、第2抵抗を直列に含み、前記第1素子列に対して並列接続された第2素子列と;前記第1素子列と前記第2素子列の双方に対して共通に直列接続されたキャパシタを有し、スイッチ素子のゲートに接続される構成(第1の構成)である。
なお、上記第1の構成から成るサージ抑制回路において、前記第1素子列は、オン時サージ電圧を抑制するように素子定数が調整されており、前記第2素子列は、オフ時サージ電圧を抑制するように素子定数が調整されている構成(第2の構成)にするとよい。
また、上記第2の構成から成るサージ抑制回路において、前記第2素子列は、オフ時リンギング電圧の抑制を優先するように素子定数が調整されている構成(第3の構成)にするとよい。
また、上記第1〜第3いずれかの構成から成るサージ抑制回路は、前記第1インダクタ及び前記第2インダクタとして、ボンディングワイヤのインダクタンス成分を用いる構成(第4の構成)にするとよい。
また、上記第1〜第4いずれかの構成から成るサージ抑制回路において、前記第1インダクタ及び前記第2インダクタ、前記第1ダイオード及び前記第2ダイオード、前記第1抵抗及び前記第2抵抗、並びに、前記キャパシタのうち、少なくとも一つは、ディスクリート部品である構成(第5の構成)にするとよい。
また、上記第1〜第5いずれかの構成から成るサージ抑制回路において、前記第1インダクタ及び前記第2インダクタ、前記第1ダイオード及び前記第2ダイオード、前記第1抵抗及び前記第2抵抗、並びに、前記キャパシタのうち、少なくとも一つは、前記スイッチ素子と同一の半導体基板に集積化されている構成(第6の構成)にするとよい。
また、本明細書中に開示されているゲート駆動装置は、上記第1〜第6いずれかの構成から成るサージ抑制回路と、スイッチ素子のゲートを駆動するゲートドライバと、を有する構成(第7の構成)とされている。
なお、上記第7の構成から成るゲート駆動装置は、前記スイッチ素子のゲートと前記ゲートドライバとの間に接続されたゲート抵抗を有する構成(第8の構成)にするとよい。
また、本明細書中に開示されているスイッチングデバイスは、スイッチ素子と上記第7または第8の構成から成るゲート駆動装置を有する構成(第10の構成)とされている。
また、本明細書中に開示されているスイッチモジュールは、スイッチ素子と上記第1〜第6いずれかの構成から成るサージ抑制回路を有する構成(第7の構成)とされている。
本明細書中に開示されている発明によれば、複雑な制御系を要することなくサージ電圧を抑制することのできるサージ抑制回路を提供することが可能となる。
スイッチングデバイスの第1実施形態を示す回路図 スイッチングデバイスの第1比較例を示す回路図 スイッチングデバイスの第2比較例を示す回路図 第1条件における各構成毎のゲート電圧挙動を示す波形図 各構成毎のサージ電圧を示す対比テーブル 第2条件における各構成毎の消費電力挙動とゲート電圧挙動を示す波形図 各構成毎のサージ電圧とトランジスタ損失を示す対比テーブル スイッチングデバイスの第2実施形態を示す回路図 スイッチングデバイスの第3実施形態を示す回路図 サージ抑制回路の第1実装例を示す模式図 サージ抑制回路の第2実装例を示す模式図 スイッチング電源への適用例を示す図
<第1実施形態>
図1は、スイッチングデバイスの第1実施形態を示す回路図である。本実施形態のスイッチングデバイスXは、スイッチ素子1(本図の例ではNMOSFET[N-channel type MOSFET])と、ゲート駆動装置2と、を有する。
スイッチ素子1のドレインは、電源端(例えば電源電圧Vccの印加端)に接続されている。なお、スイッチ素子1のドレインと電源端との間に設けられたドレイン配線には、ドレイン配線抵抗Rxが付随している。スイッチ素子1のソース及びバックゲートは、基準電位端(例えば接地端)に接続されている。スイッチ素子1のゲートは、ゲート駆動装置2の出力端(=ゲート電圧V1の出力端)に接続されている。なお、スイッチ素子1のゲートとソースとの間には、ゲート・ソース間寄生容量Cgsが付随している。
このように接続されたスイッチ素子1は、ゲート電圧V1がオンスレッショルド電圧Vthよりも高いときにオンし、ゲート電圧V1がオンスレッショルド電圧Vthよりも低いときにオフする。
なお、スイッチ素子1としては、MOSFETだけでなく、IGBT[insulated gate bipolar transistor]などの電圧駆動型素子を好適に用いることができる。また、スイッチ素子1の高速駆動を必要とする場合には、スイッチ素子1として、GANデバイスやSiCデバイスを用いることが望ましい。
ゲート駆動装置2は、スイッチ素子1のオン/オフ駆動を行う手段であり、サージ抑制回路10とゲートドライバ20を含む。
ゲートドライバ20は、スイッチ素子1のゲート・ソース間に接続されており、2値のパルス電圧V0(例えば0V−18V)を生成することにより、スイッチ素子1のゲート電圧V1を駆動する。なお、スイッチ素子1のゲートとゲートドライバ20との間に設けられたゲート配線には、ゲート配線インダクタLxが付随している。
サージ抑制回路10は、スイッチ素子1のゲート配線インダクタLxに起因して、スイッチ素子1の高速駆動時に生じるサージ電圧(=ゲート電圧V1のサージ成分)を抑制する手段であり、第1素子列11と、第2素子列12と、キャパシタC1と、を含む。
第1素子列11は、インダクタL1、ダイオードD1、及び、抵抗R1を直列に含む。一方、第2素子列12は、インダクタL2、ダイオードD1と逆向きのダイオードD2、及び、抵抗R2を直列に含み、第1素子列11に対して並列接続されている。キャパシタC1は、第1素子列11と第2素子列12の双方に対して共通に直列接続されている。
上記の接続関係についてより具体的に述べる。インダクタL1及びL2それぞれの第1端は、いずれもスイッチ素子1のゲートに接続されている。インダクタL1の第2端は、ダイオードD1のアノードに接続されている。ダイオードD1のカソードは、抵抗R1の第1端に接続されている。インダクタL2の第2端は、ダイオードD2のカソードに接続されている。ダイオードD2のアノードは、抵抗R2の第1端に接続されている。抵抗R1及びR2それぞれの第2端は、いずれもキャパシタC1の第1端に接続されている。キャパシタC1の第2端は、スイッチ素子1のソース(=基準電位端)に接続されている。
なお、第1素子列11及び第2素子列12それぞれの素子配列順序については、図示の例(L−D−R)に限らず、任意の組み合わせ(L−R−D、D−L−R、D−R−L、R−L−D、または、R−D−L)が可能である。また、キャパシタC1の挿入位置についても、第1素子列11及び第2素子列12それぞれの低電位側(=スイッチ素子1のソース側)から、第1素子列11及び第2素子列12それぞれの高電位側(=スイッチ素子1のゲート側)に変更することが可能である。
また、第1素子列11を複数並列に設けておき、それらを択一的または合成的に用いることも可能である。同様に、第2素子列12を複数並列に設けておき、それらを択一的または合成的に用いることも可能である。
また、本図では、図示の便宜上、サージ抑制回路10に含まれる各素子(L、D、R、C)をそれぞれ単一の素子として描写したが、各素子をそれぞれ複数の単位要素の集合体(=複数の単位要素を直列または並列に接続したもの)として理解することもできる。
上記構成から成るサージ抑制回路10において、ゲート電圧V1がローレベルからハイレベルに立ち上がるときには、ダイオードD1が順バイアス状態となり、ダイオードD2が逆バイアス状態となる。従って、スイッチ素子1のゲートから第1素子列11を介してキャパシタC1に電流を引き込むことができるので、スイッチ素子1のオン時サージ電圧(=スイッチ素子1のオン時に生じるゲート電圧V1の正側サージ成分)を抑制することが可能となる。
一方、ゲート電圧V1がハイレベルからローレベルに立ち下がるときには、ダイオードD1が逆バイアス状態となり、ダイオードD2が順バイアス状態となる。従って、キャパシタC1から第2素子列12を介してスイッチ素子1のゲートに電流を流し込むことができるので、スイッチ素子1のオフ時サージ電圧(=スイッチ素子1のオフ時に生じるゲート電圧V1の負側サージ成分)を抑制することが可能となる。
このように、第1素子列11と第2素子列12のそれぞれに、互いに逆向きのダイオードD1及びD2を挿入することにより、第1素子列11と第2素子列12を、それぞれ、スイッチ素子1のオン時とオフ時で使い分けることができる。従って、第1素子列11では、オン時サージ電圧を抑制するように、インダクタL1と抵抗R1それぞれの素子定数(インダクタンス値と抵抗値)を調整すればよく、第2素子列12では、オフ時サージ電圧を抑制するように、インダクタL2と抵抗R2それぞれの素子定数を調整すればよい。このように、サージ抑制回路10であれば、オン時サージ電圧の抑制挙動とオフ時サージ電圧の抑制挙動をそれぞれ独立に最適化することが可能となる。
なお、キャパシタC1は、第1素子列11及び第2素子列12から独立して設けられ、双方に対して共通に直列接続されている。従って、スイッチ素子1のオン/オフ駆動時に第1素子列11及び第2素子列の一方が電流遮断状態となっても、他方が電流導通状態となるので、キャパシタC1の充放電に支障を来たすことはない。キャパシタC1の容量値については、オン時とオフ時双方のサージ抑制挙動を鑑みて調整すればよい。
また、ゲート電圧V1の立上り/立下り直後には、ゲート電圧V1の高周波成分が大きく、インダクタL1及びL2それぞれのインピーダンスが高くなる。従って、サージ抑制回路10に電流が流れにくくなるので、ゲート電圧V1の立上り/立下りが不必要に鈍ることはない。一方、ゲート電圧V1の立上り/立下りが進むにつれて、ゲート電圧V1の高周波成分が小さくなるので、インダクタL1及びL2それぞれのインピーダンスが低下していく。従って、サージ抑制回路10に電流が流れやすくなり、サージ抑制機能が効き始める。このように、第1素子列11と第2素子列12のそれぞれに、インダクタL1及びL2を挿入することにより、スイッチ素子1の高速駆動を妨げることなく、スイッチ素子1のサージ電圧を抑制することが可能となる。
また、第1素子列11に抵抗R1を挿入することにより、インダクタL1とキャパシタC1とのLC共振を抑制することができる。同様に、第2素子列12に抵抗R2を挿入することにより、インダクタL2とキャパシタC1とのLC共振を抑制することができる。
次に、サージ抑制回路10の作用効果を説明するに先立ち、第1実施形態(図1)と対比するための比較例を挙げておく。図2及び図3は、それぞれ、スイッチングデバイスXの第1比較例及び第2比較例を示す回路図である。
図2で示したように、第1比較例のスイッチングデバイスXでは、スイッチ素子1のゲート・ソース間にLRC直列回路(インダクタL0、抵抗R0、及び、キャパシタC0)が挿入されている。すなわち、第1比較例のスイッチングデバイスXは、従来のサージ対策が施された構成(特許文献2及び3を参照)であると言える。なお、本図では、ゲート電圧の符号が「V2」とされている。
一方、第2比較例のスイッチングデバイスXでは、スイッチ素子1のゲート・ソース間に何も接続されていない。すなわち、第2比較例のスイッチングデバイスXは、サージ対策が施されていない構成であると言える。なお、本図では、ゲート電圧の符号が「V3」とされている。
以下では、第1実施形態(図1)と、第1比較例(図2)及び第2比較例(図3)とを適宜対比しながら、サージ抑制回路10の作用効果について説明する。
<サージ抑制効果>
図4は、第1条件における各構成毎のゲート電圧挙動(実線:第1実施形態(図1)でのゲート電圧V1、破線:第1比較例(図2)でのゲート電圧V2、及び、一点鎖線:第2比較例(図3)でのゲート電圧V3)を示す波形図である。
なお、各構成毎の第1条件としては、第1実施形態(Lx=50nH、Rx=10Ω、L1=40nH、L2=10nH、R1=5Ω、R2=4.5Ω、C1=5nF)とし、第1比較例(Lx=50nH、Rx=10Ω、L0=40nH、R0=5Ω、C0=5nF)とし、第2比較例(Lx=50nH、Rx=10Ω)とする。
また、本図の例では、時刻t11〜t12をパルス電圧V0のハイレベル期間とし、時刻t12〜t13をパルス電圧V0のローレベル期間とする。
時刻t11において、パルス電圧V0がローレベル(=0V)からハイレベル(=18V)に立ち上げられると、ゲート電圧V1〜V3それぞれにオン時サージ電圧が生じる。なお、上記の第1条件では、第1実施形態(V1)、第1比較例(V2)、及び、第2比較例(V3)それぞれのオン時サージ電圧が28.7V、28.5V、及び、36.8Vとなる(図5を参照)。
また、時刻t12において、パルス電圧V0がハイレベル(=18V)からローレベル(=0V)に立ち下げられると、ゲート電圧V1〜V3それぞれにオフ時サージ電圧が生じる。なお、上記の第1条件では、第1実施形態(V1)、第1比較例(V2)、及び、第2比較例(V3)それぞれのオフ時サージ電圧が−14.5V、−17.6V、及び、−69.0Vとなる(図5を参照)。
ところで、上記の第1条件では、第1実施形態でオン時サージ電圧の抑制に寄与する第1素子列11及びキャパシタC1の素子定数(L1、R1、C1)と、第1比較例におけるLRC直列回路の素子定数(L0、R0、C0)が互いに同値(40nH、5Ω、5nF)とされている。
従って、オン時サージ電圧の抑制効果については、第1実施形態と第1比較例との間で特段の差違は見受けられない(第1実施形態:36.8V→28.7V、第1比較例:36.8V→28.5V)。
ただし、第1比較例におけるLRC直列回路は、オン時サージ電圧の抑制手段として機能するだけでなく、オフ時サージ電圧の抑制手段としても機能する。従って、オン時サージ電圧の抑制挙動を最適化するように、LRC直列回路の素子定数(L0、R0、C0)を調整した場合には、オフ時サージ電圧の抑制挙動を最適化することができなくなる。
これに対して、第1実施形態のサージ抑制回路10であれば、第1素子列11の素子定数(L1、R1)を調整してオン時サージ電圧の抑制挙動を最適化する一方、これとは独立に、第2素子列12の素子定数(L2、R2)を調整してオフ時サージ電圧の抑制挙動を最適化することができる。
従って、オフ時サージ電圧の抑制効果については、第1実施形態の方が第1比較例よりも優れた結果を得ることができる(第1実施形態:−69.0V→−14.5V、第1比較例:−69.0V→−17.6V)。
なお、第2比較例では、スイッチ素子1のオン/オフ駆動に伴うリンギング(=ゲート配線インダクタLxとゲート・ソース間寄生容量CgsとのLC共振現象)が収まらず、ゲート電圧V3が発振状態に陥っているが、第1実施形態や第1比較例では、このような不具合を回避することができる。特に、第1実施形態のサージ抑制回路10であれば、第1比較例と比べて、スイッチ素子1のオフ時リンギング電圧(=スイッチ素子1のオフ時に生じるゲート電圧のリンギング成分)をより適切に抑制することが可能となる(図4の時刻t12付近における実線と破線を比較参照)。
図6は、第2条件における各構成毎のスイッチ素子1の消費電力挙動(実線:第1実施形態(図1)での消費電力W1、破線:第1比較例(図2)での消費電力W2、及び、一点鎖線:第2比較例(図2)での消費電力W3)、並びに、ゲート電圧挙動(実線:第1実施形態(図1)でのゲート電圧V1、破線:第1比較例(図2)でのゲート電圧V2、及び、一点鎖線:第2比較例(図3)でのゲート電圧V3)を示す波形図である。
なお、各構成毎の第2条件としては、第1実施形態(Lx=50nH、Rx=10Ω、L1=5nH、L2=10nH、R1=2Ω、R2=4.5Ω、C1=5nF)とし、第1比較例(Lx=50nH、Rx=10Ω、L0=5nH、R0=2Ω、C0=5nF)とし、第2比較例(Lx=50nH、Rx=10Ω)とする。
また、本図の例では、時刻t21〜t22をパルス電圧V0のハイレベル期間とし、時刻t22〜t23をパルス電圧V0のローレベル期間とする。
また、スイッチ素子1の消費電力W1〜W3は、それぞれ、スイッチ素子1のドレイン電流Idとドレイン・ソース間電圧Vdsとの積(=Id×Vds)に、ゲート電流Igとゲート電圧V1〜V3との積(=Ig×V1、Ig×V2、Ig×V3)を足し合わせて算出することができる。
時刻t21において、パルス電圧V0がローレベル(=0V)からハイレベル(=18V)に立ち上げられると、ゲート電圧V1〜V3それぞれにオン時サージ電圧が生じる。なお、上記の第2条件では、第1実施形態(V1)、第1比較例(V2)、及び、第2比較例(V3)それぞれのオン時サージ電圧が30.9V、31.0V、及び、36.8Vとなる(図7を参照)。
また、時刻t22において、パルス電圧V0がハイレベル(=18V)からローレベル(=0V)に立ち下げられると、ゲート電圧V1〜V3それぞれにオフ時サージ電圧が生じる。なお、上記の第2条件では、第1実施形態(V1)、第1比較例(V2)、及び、第2比較例(V3)それぞれのオフ時サージ電圧が−14.3V、−13.1V、及び、−69.0Vとなる(図7を参照)。
ところで、上記の第2条件においても、第1実施形態でオン時サージ電圧の抑制に寄与する第1素子列11及びキャパシタC1の素子定数(L1、R1、C1)と、第1比較例におけるLRC直列回路の素子定数(L0、R0、C0)が互いに同値(5nH、2Ω、5nF)とされている。
従って、オン時サージ電圧の抑制効果については、第1実施形態と第1比較例との間で特段の差違は見受けられない(第1実施形態:36.8V→30.9V、第1比較例:36.8V→31.0V)。
ただし、先にも述べたように、第1比較例において、オン時サージ電圧の抑制挙動を最適化するように、LRC直列回路の素子定数(L0、R0、C0)を調整した場合には、オフ時サージ電圧の抑制挙動(及びオフ時リンギング電圧の抑制挙動)を最適化することができなくなる。
その結果、上記の第2条件では、スイッチ素子1のオフ時リンギング電圧(特に正側)を十分に抑えられず、ゲート電圧V2がスイッチ素子1のオンスレッショルド電圧Vthよりも高くなってしまうので、スイッチ素子1の誤オンによる短絡電流が流れて、スイッチ素子1の消費電力W2(=トランジスタ損失に相当)が不必要に増大している(太枠領域Aを参照)。
これに対して、第1実施形態のサージ抑制回路10であれば、第1素子列11の素子定数(L1、R1)を調整してオン時サージ電圧の抑制挙動を最適化する一方、これとは独立に、第2素子列12の素子定数(L2、R2)を調整してオフ時サージ電圧の抑制挙動(及びオフ時リンギング電圧の抑制挙動)を最適化することができる。
特に、上記の第2条件では、オフ時リンギング電圧の抑制を優先するように、第2素子列の素子定数(L2、R2)が調整されている。このような調整を行うことにより、オフ時サージ電圧の抑制効果は若干犠牲になるものの、オフ時リンギング電圧の抑制効果を優先的に高めることができるので、スイッチ素子1の誤オンをより確実に防止して、トランジスタ損失を改善することが可能となる。
図7を参照しながら具体的に述べると、オフ時サージ電圧の抑制効果については、第1実施形態の方が第1比較例よりも若干劣る結果(第1実施形態:−69.0V→−14.3V、第1比較例:−69.0V→−13.1V)となるが、トランジスタ損失の改善効果については、第1実施形態の方が第1比較例よりも優れた結果となる(第1実施形態:103.1W→23.8W、第1比較例:103.1W→41.9W)。
<第2実施形態>
図8は、スイッチングデバイスの第2実施形態を示す回路図である。本実施形態のスイッチングデバイスXは、第1実施形態(図1)をベースとしつつ、スイッチ素子1のゲートとゲートドライバ20との間に接続されたゲート抵抗Rgを有している。このような構成とすることにより、ゲート電圧V1の立上り/立下りを鈍らせることができるので、そのサージ電圧やリンギング電圧をより容易に抑制することが可能となる。
<第3実施形態>
図9は、スイッチングデバイスの第3実施形態を示す回路図である。本実施形態のスイッチングデバイスXは、第2実施形態(図8)をベースとしつつ、スイッチ素子1とサージ抑制回路10がスイッチモジュール100に集約されている。このような構成とすることにより、スイッチ素子1のゲートとサージ抑制回路10との間に設けられるゲート配線を短縮することができるので、これに付随するインダクタ成分の影響(延いては当該インダクタ成分に起因して生じるサージ電圧の影響)を減らすことが可能となる。
<サージ抑制回路の実装手法>
図10は、サージ抑制回路10の第1実装例を示す模式図である。本図の第1実装例では、サージ抑制回路10を形成するダイオードD1及びD2と、抵抗R1及びR2と、キャパシタC1がそれぞれディスクリート部品とされており、スイッチ素子1が集積化された半導体基板200上に各種ディスクリート部品が実装されている。
スイッチ素子1は、縦型構造のDMOSFET[double-diffused MOSFET]であり、半導体基板200に集積化されている。従って、半導体基板200の表面(=各種ディスクリート部品の実装面)には、スイッチ素子1のソースパッド1Sとゲートパッド1Gが形成されており、半導体基板200の裏面には、その全面に亘ってスイッチ素子1のドレインパッド1Dがベタ形成されている。
なお、ゲートパッド1GとダイオードD1のアノードとの間、ダイオードD1のカソードと抵抗R1の第1端との間、抵抗R1の第2端とキャパシタC1の第1端との間、ゲートパッド1GとダイオードD2のカソードとの間、ダイオードD2のアノードと抵抗R2の第1端との間、抵抗R2の第2端とキャパシタC1の第1端との間、並びに、キャパシタC1の第2端とソースパッド1Sとの間は、それぞれ、ボンディングワイヤBW1〜BW7により電気的に接続されている。
これらのボンディングワイヤBW1〜BW7は、それぞれ、インダクタンス成分を持っている。そこで、サージ抑制回路10を形成するインダクタL1及びL2として、ボンディングワイヤBW1〜BW7のインダクタンス成分を積極的に活用することにより、ディスクリート部品の個数を減らすことができる。なお、本図の例では、ボンディングワイヤBW1〜BW3それぞれのインダクタンス成分がインダクタL1に相当し、ボンディングワイヤBW4〜BW6それぞれのインダクタンス成分がインダクタL2に相当する。
ただし、インダクタL1及びL2は、それぞれディスクリート部品として、半導体基板200上に実装してもよい。
また、上記の各種ディスクリート部品は、半導体基板200の表面に実装するのではなく、別途のプリント配線基板に実装することも可能である。
図11は、サージ抑制回路10の第2実装例を示す模式図である。なお、本図の上段には、半導体基板200の平面図(上面図)が描写されており、本図の中段及び下段には、それぞれ半導体基板200のα1−α2断面図及びβ1−β2断面図が描写されている。
本図の第2実装例では、サージ抑制回路10を形成するダイオードD1及びD2と、抵抗R1及びR2と、キャパシタC1が半導体基板200に集積化されている。
半導体基板200には、p型半導体領域201とn型半導体領域202が隣接して形成されるとともに、n型半導体領域203とp型半導体領域204が隣接して形成されている。なお、p型半導体領域201とn型半導体領域203は、互いに近接して配置されているが、相互間は電気的に絶縁されている。同様に、n型半導体領域202とp型半導体領域204は、互いに近接して配置されているが、相互間は電気的に絶縁されている。
なお、p型半導体領域201とn型半導体領域202により形成されるpn接合部は、ダイオードD2に相当する。すなわち、p型半導体領域201は、ダイオードD2のアノードに相当し、n型半導体領域202は、ダイオードD2のカソードに相当する。
また、p型半導体領域204とn型半導体領域203により形成されるpn接合部は、ダイオードD1に相当する。すなわち、p型半導体領域204は、ダイオードD1のアノードに相当し、n型半導体領域203は、ダイオードD1のカソードに相当する。
p型半導体領域201とn型半導体領域203それぞれの上部には、両者に跨るように高誘電体層205が形成されている。また、高誘電体層205の上部には、パッド206が形成されている。パッド206は、不図示のボンディングワイヤや配線層を介して、スイッチ素子1のソースパッド1S(またはゲートパッド1G)に接続されている。なお、上記の高誘電体層205は、キャパシタC1として機能する。
n型半導体領域202の上部には、ポリシリコン層207が形成されている。また、ポリシリコン層207の上部には、パッド208が形成されている。パッド208は、不図示のボンディングワイヤ(または配線層)を介して、スイッチ素子1のゲートパッド1G(またはソースパッド1S)に接続されている。なお、上記のポリシリコン層207は、抵抗R2として機能する。また、パッド208に接続されるボンディングワイヤ等(不図示)は、インダクタL2として機能する。
p型半導体領域204の上部には、ポリシリコン層209が形成されている。また、ポリシリコン層209の上部には、パッド210が形成されている。パッド210は、不図示のボンディングワイヤ(または配線層)を介して、スイッチ素子1のゲートパッド1G(またはソースパッド1S)に接続されている。なお、上記のポリシリコン層209は、抵抗R1として機能する。また、パッド210に接続されるボンディングワイヤ等(不図示)は、インダクタL1として機能する。
また、本図の例では、n型半導体領域202の表面に、その周囲よりも不純物濃度の高い高濃度n型半導体領域211が形成されている。この高濃度n型半導体領域211は、n型半導体領域202とポリシリコン層207とのコンタクト抵抗を引き下げるためのコンタクト領域として機能する。一方、p型半導体領域204には、そのコンタクト領域として機能する高濃度p型半導体領域が何ら形成されていない。従って、抵抗R1の抵抗値は、抵抗R2の抵抗値と比べて、p型半導体領域204とポリシリコン層209とのコンタクト抵抗の分だけ高くなる。このように、抵抗R1及びR2それぞれの抵抗値については、コンタクト領域の有無によって差違を付けることができる。
なお、半導体基板200の裏面には、先にも述べたように、その全面に亘ってドレインパッド211がベタ形成されている。ただし、ダイオードD1及びD2を形成する各種半導体領域201〜204とドレインパッド211との間には、絶縁層212が形成さている。従って、サージ抑制回路100を形成する各種の素子を半導体基板200に集積化しても、スイッチ素子1の動作に特段の支障を生じることはない。
また、上記の第1実装例(図10)及び第2実装例(図11)では、サージ抑制回路100をディスクリート部品で形成する場合と半導体基板に集積化する場合に分けて、それぞれの説明を行ったが、双方の実装手法を組み合わせてもよい。すなわち、インダクタL1及びL2、ダイオードD1及びD2、抵抗R1及びR2、並びに、キャパシタC1のうち、少なくとも一つをディスクリート部品として実装し、その余を半導体基板200に集積化しても構わない。
<スイッチング電源への適用>
図12は、スイッチング電源への適用例を示す図である。本構成例のスイッチング電源X1(=スイッチングデバイスXの一例)は、スイッチ素子1H及び1L(本図ではいずれもNMOSFET)と、ゲート駆動装置2と、インダクタLoと、キャパシタCoと、を有し、入力電圧Vinから所望の出力電圧Voを生成する降圧型のDC/DCコンバータである。
スイッチ素子1Hのドレインは、入力電圧Vinの入力端に接続されている。スイッチ素子1Hのソース及びバックゲートとスイッチ素子1Lのドレインは、インダクタLoの第1端に接続されている。スイッチ素子1Lのソース及びバックゲートは、接地端に接続されている。インダクタLoの第2端とキャパシタCoの第1端は、出力電圧Voutの出力端に接続されている。キャパシタCoの第2端は、接地端に接続されている。
スイッチ素子1Hは、ゲート電圧V1Hがオンスレッショルド電圧Vthよりも高いときにオンし、ゲート電圧V1Hがオンスレッショルド電圧Vthよりも低いときにオフする。また、スイッチ素子1Lは、ゲート電圧V1Lがオンスレッショルド電圧Vthよりも高いときにオンし、ゲート電圧V1Lがオンスレッショルド電圧Vthよりも低いときにオフする。
本構成例のスイッチング電源X1では、スイッチ素子1H及び1Lを相補的にオン/オフすることで矩形波状のスイッチ電圧Vswを生成し、これを整流及び平滑することにより出力電圧Voutを生成する。ここで、「相補的」という文言は、スイッチ素子1H及び1Lのオン/オフ状態が完全に逆転している場合だけでなく、貫通電流防止のために、スイッチ素子1H及び1Lの同時オフ期間(いわゆるデッドタイム)が設けられている場合も意図したものである。
なお、本図では、降圧型のスイッチング電源X1を例に挙げたが、その出力形式は何らこれに限定されるものではなく、昇圧型、昇降圧型、または、反転型としても構わない。
また、本図では、同期整流方式のスイッチング電源X1を例に挙げたが、その整流方式は何らこれに限定されるものではなく、ダイオード整流方式を採用しても構わない。その場合には、スイッチ素子1Lをダイオードに置き換えた上で、サージ抑制回路10Lとゲートドライバ20Lを省略すればよい。
ゲート駆動装置2は、サージ抑制回路10H及び10Lと、ゲートドライバ20H及び20Lと、コントローラ30と、を含む。
サージ抑制回路10Hは、スイッチ素子1Hのゲート・ソース間に接続されており、スイッチ素子1Hの高速駆動時に生じるサージ電圧(=ゲート電圧V1Hのサージ成分)を抑制する。一方、サージ抑制回路10Lは、スイッチ素子1Lのゲート・ソース間に接続されており、スイッチ素子1Lの高速駆動時に生じるサージ電圧(=ゲート電圧V1Lのサージ成分)を抑制する。なお、サージ抑制回路10H及び10Lそれぞれの構成及び動作は、先述のサージ抑制回路10と同様であるので、重複した説明を割愛する。
ゲートドライバ20Hは、コントローラ30から入力される制御信号SHに応じて、スイッチ素子1Hのゲート電圧V1Hを駆動する。一方、ゲートドライバ20Lは、コントローラ30から入力される制御信号SLに応じて、スイッチ素子1Lのゲート電圧V1Lを駆動する。
コントローラ30は、出力電圧Vout(またはその分圧電圧)の帰還入力を受け付けて制御信号SH及びSLを生成する。なお、コントローラ30における出力帰還制御方式については、一切不問であり、任意の方式(電圧モード制御方式、電流モード制御方式、ボトム検出型オン時間制御方式、ピーク検出型オフ時間制御方式、または、ヒステリシス制御方式など)を採用することが可能である。
このように、これまでに説明してきたサージ抑制回路は、種々のスイッチングデバイスに適用することが可能である。
<その他の変形例>
なお、本明細書中に開示されている種々の技術的特徴は、上記実施形態のほか、その技術的創作の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。すなわち、上記実施形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきであり、本発明の技術的範囲は、上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。
本明細書中に開示されているサージ抑制回路は、スイッチング電源やモータドライバなどのスイッチ素子をオン/オフさせるゲート駆動装置全般に適用することができるので、民生機器や産業機械などの様々な分野で広く利用することが可能である。
1、1H、1L スイッチ素子(NMOSFET)
1S ソースパッド
1D ドレインパッド
1G ゲートパッド
2 ゲート駆動装置
10、10H、10L サージ抑制回路
11 第1素子列
12 第2素子列
20、20H、20L ゲートドライバ
30 コントローラ
100 スイッチモジュール
200 半導体基板
201、204 p型半導体領域
202、203 n型半導体領域
205 高誘電体層
206、208、210 パッド
207、209 ポリシリコン層
211 高濃度n型半導体領域(コンタクト領域)
211 ドレインパッド
212 絶縁層
D1、D2 ダイオード
L0、L1、L2、Lo インダクタ
R0、R1、R2 抵抗
C0、C1、Co キャパシタ
Lx ゲート配線インダクタ
Rx ドレイン配線抵抗
Rg ゲート抵抗
Cgs ゲート・ソース間寄生容量
BW1〜BW7 ボンディングワイヤ
X スイッチングデバイス
X1 スイッチング電源

Claims (10)

  1. 第1インダクタ、第1ダイオード、及び、第1抵抗を直列に含む第1素子列と;
    第2インダクタ、前記第1ダイオードとは逆向きの第2ダイオード、及び、第2抵抗を直列に含み、前記第1素子列に対して並列接続された第2素子列と;
    前記第1素子列と前記第2素子列の双方に対して共通に直列接続されたキャパシタと;
    を有し、
    スイッチ素子のゲートに接続されることを特徴とするサージ抑制回路。
  2. 前記第1素子列は、オン時サージ電圧を抑制するように素子定数が調整されており、
    前記第2素子列は、オフ時サージ電圧を抑制するように素子定数が調整されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のサージ抑制回路。
  3. 前記第2素子列は、オフ時リンギング電圧の抑制を優先するように素子定数が調整されていることを特徴とする請求項2に記載のサージ抑制回路。
  4. 前記第1インダクタ及び前記第2インダクタとして、ボンディングワイヤのインダクタンス成分を用いることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のサージ抑制回路。
  5. 前記第1インダクタ及び前記第2インダクタ、前記第1ダイオード及び前記第2ダイオード、前記第1抵抗及び前記第2抵抗、並びに、前記キャパシタのうち、少なくとも一つは、ディスクリート部品であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のサージ抑制回路。
  6. 前記第1インダクタ及び前記第2インダクタ、前記第1ダイオード及び前記第2ダイオード、前記第1抵抗及び前記第2抵抗、並びに、前記キャパシタのうち、少なくとも一つは、前記スイッチ素子と同一の半導体基板に集積化されていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のサージ抑制回路。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載のサージ抑制回路と、
    スイッチ素子のゲートを駆動するゲートドライバと、
    を有することを特徴とするゲート駆動装置。
  8. 前記スイッチ素子のゲートと前記ゲートドライバとの間に接続されたゲート抵抗をさらに有することを特徴とする請求項7に記載のゲート駆動装置。
  9. スイッチ素子と、
    請求項7または請求項8に記載のゲート駆動装置と、
    を有することを特徴とするスイッチングデバイス。
  10. スイッチ素子と、
    請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載のサージ抑制回路と、
    を有することを特徴とするスイッチモジュール。
JP2017048854A 2017-03-14 2017-03-14 サージ抑制回路 Pending JP2018152781A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017048854A JP2018152781A (ja) 2017-03-14 2017-03-14 サージ抑制回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017048854A JP2018152781A (ja) 2017-03-14 2017-03-14 サージ抑制回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018152781A true JP2018152781A (ja) 2018-09-27

Family

ID=63679666

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017048854A Pending JP2018152781A (ja) 2017-03-14 2017-03-14 サージ抑制回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018152781A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10063224B2 (en) Driver circuit and semiconductor module having same
JP2013516155A (ja) ゲート・プルダウンを備えたmosfet
US8766711B2 (en) Switching circuit with controlled driver circuit
EP3082244A1 (en) Rectification device, alternator, and power conversion device
US9444445B2 (en) Power switch driving circuits and power converters thereof
JP5556726B2 (ja) スイッチング回路
JP2011152011A (ja) 半導体装置及びそれを用いた電源装置
CN109314509B (zh) 驱动装置
KR20120129751A (ko) 반도체 장치
US11394288B2 (en) Negative voltage generation circuit and power conversion device using same
KR20160114498A (ko) 반도체 집적 회로 장치 및 전원 시스템
KR20060059996A (ko) 제어 회로 및 공진 드라이버 회로 동작 방법
US8513930B2 (en) Active power switch topology for switching regulators
JP5407618B2 (ja) ゲート駆動回路及び電力変換回路
US8033721B2 (en) Temperature sensor circuit
JP4253318B2 (ja) スイッチング手段駆動回路、スイッチング手段の駆動方法、電源装置、及びスイッチング回路
JP5832845B2 (ja) 半導体モジュール及び電力変換モジュール
JP4830829B2 (ja) 絶縁ゲートトランジスタの駆動回路
US20070063737A1 (en) Integrated interface circuitry for integrated vrm power field effect transistors
JP5699958B2 (ja) ゲート駆動回路
US7005834B2 (en) Synchronous rectifier circuit and power supply
JP2018152781A (ja) サージ抑制回路
US6809387B2 (en) Power switching device
US20160226487A1 (en) Semiconductor device
JP2016154182A (ja) 半導体装置