JP2018152414A - 半導体記憶装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】信頼性が高い半導体記憶装置を提供する。【解決手段】半導体記憶装置は、半導体部材と、電極と、第1絶縁膜と、第2絶縁膜と、第3絶縁膜と、第4絶縁膜と、を備える。前記第1絶縁膜は、前記半導体部材と前記電極との間に設けられ、絶縁材料からなる母材中に第1金属が含有されている。前記第2絶縁膜は、前記半導体部材と前記第1絶縁膜との間に設けられている。前記第3絶縁膜は、前記第1絶縁膜と前記電極との間に設けられている。前記第4絶縁膜は、前記第1絶縁膜と前記第2絶縁膜との間、及び、前記第1絶縁膜と前記第3絶縁膜との間のうち、少なくとも一方に設けられている。前記第4絶縁膜のバンドギャップは、前記第1絶縁膜のバンドギャップよりも大きい。【選択図】図3
Description
実施形態は、半導体記憶装置に関する。
従来より、半導体記憶装置においては、回路を微細化することにより大容量化を図ってきた。しかしながら、微細化技術は限界を迎えつつあるため、より一層の大容量化を図るために、三次元型の半導体記憶装置が提案されている。三次元型の半導体記憶装置においては、基板上に電極膜と絶縁膜を交互に積層させた積層体を設け、この積層体に上下方向に延びるシリコンピラーを貫通させ、シリコンピラーと電極膜との間に電荷蓄積部材を配置することにより、シリコンピラーと電極膜との交差部分毎にメモリセルトランジスタを形成する。このような積層型の半導体記憶装置においては、信頼性の確保が課題となる。
実施形態の目的は、信頼性が高い半導体記憶装置を提供することである。
実施形態に係る半導体記憶装置は、半導体部材と、電極と、第1絶縁膜と、第2絶縁膜と、第3絶縁膜と、第4絶縁膜と、を備える。前記第1絶縁膜は、前記半導体部材と前記電極との間に設けられ、絶縁材料からなる母材中に第1金属が含有されている。前記第2絶縁膜は、前記半導体部材と前記第1絶縁膜との間に設けられている。前記第3絶縁膜は、前記第1絶縁膜と前記電極との間に設けられている。前記第4絶縁膜は、前記第1絶縁膜と前記第2絶縁膜との間、及び、前記第1絶縁膜と前記第3絶縁膜との間のうち、少なくとも一方に設けられている。前記第4絶縁膜のバンドギャップは、前記第1絶縁膜のバンドギャップよりも大きい。
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態について説明する。
図1及び図2は、本実施形態に係る半導体記憶装置を示す断面図であり、相互に直交する断面を示す。
図3(a)は図2の領域Aを示す拡大図であり、(b)はそのバンドギャップ図である。
以下、第1の実施形態について説明する。
図1及び図2は、本実施形態に係る半導体記憶装置を示す断面図であり、相互に直交する断面を示す。
図3(a)は図2の領域Aを示す拡大図であり、(b)はそのバンドギャップ図である。
なお、各図は模式的なものであり、適宜誇張及び省略して描かれている。例えば、後述するメモリ膜30は、シリコンピラー20に対して厚く描かれている。また、図3(a)においては、拡散防止膜23中のチタン原子を白丸(〇)によって模式的に表している。後述する図4及び図5においても同様である。更に、図3(a)及び(b)には、直感的な理解を助けるために、各部材の代表的な組成を併記してあるが、各部材の組成はこれには限定されない。後述する他の図においても同様である。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る半導体記憶装置1においては、シリコン基板(図示せず)が設けられている。シリコン基板上には、層間絶縁膜11及び電極膜12が図示のZ方向に沿って交互に積層されている。層間絶縁膜11は、例えば、シリコン酸化物(SiO)により形成されている。電極膜12においては、例えば、タングステン(W)からなる本体部(図示せず)が設けられており、この本体部の表面上に、窒化チタン(TiN)、窒化タングステン(WN)、窒化タンタル(TaN)などの窒化金属からなるバリアメタル層(図示せず)が設けられている。複数の層間絶縁膜11及び複数の電極膜12により、積層体15が形成されている。
積層体15内には、図示のZ方向に延び、積層体15を貫くシリコンピラー20が設けられている。シリコンピラー20はポリシリコンからなり、その形状は下端部が閉塞した円筒形である。例えば、シリコンピラー20の下端はシリコン基板に接続され、上端は積層体15の上面に露出している。
シリコンピラー20内には、シリコン酸化物からなるコア部材19が設けられている。シリコンピラー20と電極膜12との間には、シリコンピラー20から電極膜12に向かって、トンネル絶縁膜21、電荷蓄積膜22、拡散防止膜23及びブロック絶縁膜24がこの順に設けられている。ブロック絶縁膜24は、シリコン酸化物などにより形成されており、単層膜でもよく、複数の層を積層させた多層膜でもよい。ブロック絶縁膜24を多層膜とする場合は、例えば、シリコン酸化層と高誘電率層を積層させてもよい。トンネル絶縁膜21、電荷蓄積膜22、拡散防止膜23及びブロック絶縁膜24の各膜厚は適宜選択可能である。例えば、トンネル絶縁膜21の膜厚とブロック絶縁膜24の膜厚は同じであってもよく、必要に応じて異ならせてもよい。トンネル絶縁膜21、電荷蓄積膜22、拡散防止膜23及びブロック絶縁膜24により、メモリ膜30が形成されている。メモリ膜30は、シリコンピラー20と電極膜12との間に配置されている。
図3(a)及び(b)に示すように、トンネル絶縁膜21は、通常は絶縁性であるが、半導体記憶装置1の駆動電圧の範囲内にある所定の電圧が印加されるとトンネル電流を流す膜であり、例えば、シリコン酸化物などによって形成されている。
電荷蓄積膜22は電荷を蓄積する能力がある膜である。電荷蓄積膜22においては、絶縁材料からなる母材22a中に金属22bが含有されており、例えば、シリコン窒化物(SiN)からなる母材中にチタン(Ti)が含有されている。電荷蓄積膜22における金属22bの含有量は、例えば、面密度平均にして、1×1013〜1×1014/cm2である。電荷蓄積膜22の膜厚は、例えば、2〜3nm(ナノメートル)である。
なお、電荷蓄積膜22中に含まれる金属22bは、チタンには限定されず、例えば、チタン(Ti)、モリブデン(Mo)、ハフニウム(Hf)、ジルコニウム(Zr)、アルミニウム(Al)、ストロンチウム(Sr)、タンタル(Ta)、ニオブ(Nb)、バナジウム(V)、タングステン(W)、クロム(Cr)、レニウム(Re)、マンガン(Mn)、スカンジウム(Sc)、ルテニウム(Ru)、ニッケル(Ni)、ロジウム(Rh)、オスミウム(Os)、イリジウム(Ir)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、ランタン(La)、セリウム(Ce)、プラセオジム(Pr)、ネオジム(Nd)、サマリウム(Sm)、ユウロピウム(Eu)、ガドリニウム(Gd)、テルビウム(Tb)、ジスプロシウム(Dy)、ホルミウム(Ho)、エルビウム(Er)、ツリウム(Tm)、イッテルビウム(Yb)、ルテチウム(Lu)、イットリウム(Y)、ゲルマニウム(Ge)、錫(Sn)、アンチモン(Sb)、ビスマス(Bi)、セレン(Se)、テルル(Te)、亜鉛(Zn)、マグネシウム(Mg)、カルシウム(Ca)、及び、バリウム(Ba)からなる群より選択された1種以上の金属であってもよい。
拡散防止膜23は、電荷蓄積膜22中に含まれる金属22b、例えばチタンが、ブロック絶縁膜24中に拡散することを抑制する膜である。拡散防止膜23は絶縁性であり、そのバンドギャップは電荷蓄積膜22のバンドギャップよりも大きい。また、拡散防止膜23の比誘電率は電荷蓄積膜22の比誘電率よりも高い。拡散防止膜23は、例えば、電荷蓄積膜22に含まれる金属22b(例えば、チタン)とは異なる金属の酸化物、窒化物、又は、酸窒化物を含み、例えば、ホウ素、リン、ハフニウム、ジルコニウム、アルミニウム、ニオブ、バナジウム、スカンジウム、ランタン、セリウム、プラセオジム、ネオジム、サマリウム、ユウロピウム、ガドリニウム、テルビウム、ジスプロシウム、ホルミウム、エルビウム、ツリウム、イッテルビウム、ルテチウム、イットリウム、マグネシウムからなる群より選択された1種以上の第2金属の酸化物、窒化物、又は、酸窒化物であり、好適な例としては、アルミニウム酸化物(AlO)又はハフニウム酸化物(HfO)からなる。拡散防止膜23の膜厚は、例えば1nm以上であり、例えば2nmである。
ブロック絶縁膜24は、半導体記憶装置1の駆動電圧の範囲内で電圧が印加されても実質的に電流を流さない膜である。ブロック絶縁膜24のバンドギャップは、拡散防止膜23のバンドギャップよりも大きい。なお、ブロック絶縁膜24が多層膜である場合は、ブロック絶縁膜24を構成する複数の層のうち、バンドギャップが最大である層のバンドギャップが、拡散防止膜23のバンドギャップよりも大きい。
トンネル絶縁膜21、電荷蓄積膜22、拡散防止膜23及びブロック絶縁膜24は、シリコンピラー20の側面上の略全体に配置されており、その形状は円筒形である。
半導体記憶装置1においては、電極膜12とシリコンピラー20との交差部分毎に、メモリセルトランジスタが形成される。シリコンピラー20と電極膜12との間に、シリコンピラー20が負極となり電極膜12が正極となるような書込電圧が印加されると、シリコンピラー20に含まれる電子が、トンネル絶縁膜21中をトンネル電流として流れ、電荷蓄積膜22中に蓄積される。これにより、メモリセルトランジスタの閾値が上昇する。メモリセルトランジスタの閾値を制御することにより、このメモリセルトランジスタにデータが書き込まれる。
また、電極膜12に所定の電位を印加し、シリコンピラー20内を流れる電流の大きさを評価することにより、メモリセルトランジスタに書き込まれたデータが読み出される。
更に、シリコンピラー20と電極膜12との間に、シリコンピラー20が正極となり電極膜12が負極となるような消去電圧が印加されると、シリコンピラー20から電荷蓄積膜22中に正孔が注入されて、電荷蓄積膜22に蓄積されていた電子が消滅する。これにより、メモリセルトランジスタからデータが消去される。
次に、本実施形態の効果について説明する。
本実施形態においては、電荷蓄積膜22にはチタン等の金属22bが含まれており、これらの金属が深いトラップ準位を形成するため、データの書込時に電子を効率よく捕獲し、その後、安定的に保持することができる。
本実施形態においては、電荷蓄積膜22にはチタン等の金属22bが含まれており、これらの金属が深いトラップ準位を形成するため、データの書込時に電子を効率よく捕獲し、その後、安定的に保持することができる。
また、電荷蓄積膜22とブロック絶縁膜24との間に拡散防止膜23が設けられているため、電荷蓄積膜22中に含まれる金属22bがブロック絶縁膜24中に拡散することを抑制できる。特に、加熱を必要とする工程が含まれる場合、金属22bがブロック絶縁膜24中に拡散することを加速する場合があるが、拡散防止膜23を設けることにより金属22bの拡散を抑制して、ブロック絶縁膜24の絶縁性劣化を低減することができる。この結果、ブロック絶縁膜24のリーク電流を抑制できる。このため、本実施形態に係る半導体記憶装置1は、データの保持特性が高く、信頼性が高い。
また、本実施形態においては、拡散防止膜23の膜厚が1nm以上であるため、電荷蓄積膜22中の金属22bがブロック絶縁膜24内に拡散することを効果的に抑制できる。
更に、拡散防止膜23のバンドギャップが電荷蓄積膜22のバンドギャップよりも大きいため、書込時にシリコンピラー20からトンネル絶縁膜21を介して注入された電子が、拡散防止膜23中に蓄積されることを抑制できる。また、拡散防止膜23の比誘電率は電荷蓄積膜22の比誘電率よりも高いため、拡散防止膜23の存在がメモリセルトランジスタの動作に及ぼす影響を抑制できる。この結果、本実施形態によれば、メモリセルトランジスタを高い精度で動作させることができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。
図4は、本実施形態に係る半導体記憶装置を示す断面図である。
図4は、図2の領域Aに相当する領域を示す。
次に、第2の実施形態について説明する。
図4は、本実施形態に係る半導体記憶装置を示す断面図である。
図4は、図2の領域Aに相当する領域を示す。
図4に示すように、本実施形態に係る半導体記憶装置2においては、拡散防止膜23が電荷蓄積膜22とブロック絶縁膜24との間ではなく、電荷蓄積膜22とトンネル絶縁膜21との間に配置されている。
本実施形態においては、拡散防止膜23が電荷蓄積膜22とトンネル絶縁膜21との間に設けられているため、電荷蓄積膜22中に含まれる金属22b、例えばチタンが、トンネル絶縁膜21内に拡散することを抑制できる。この結果、トンネル絶縁膜21の絶縁性が劣化することを抑制できる。
本実施形態における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
本実施形態における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。
図5は、本実施形態に係る半導体記憶装置を示す断面図である。
図5は、図2の領域Aに相当する領域を示す。
次に、第3の実施形態について説明する。
図5は、本実施形態に係る半導体記憶装置を示す断面図である。
図5は、図2の領域Aに相当する領域を示す。
図5に示すように、本実施形態に係る半導体記憶装置3においては、拡散防止膜23が2枚設けられており、電荷蓄積膜22とブロック絶縁膜24との間、及び、電荷蓄積膜22とトンネル絶縁膜21との間に配置されている。
本実施形態によれば、拡散防止膜23が電荷蓄積膜22とブロック絶縁膜24との間、及び、電荷蓄積膜22とトンネル絶縁膜21との間に設けられているため、電荷蓄積膜22中に含まれる金属22bのブロック絶縁膜24中への拡散とトンネル絶縁膜21中への拡散を共に抑制できる。この結果、ブロック絶縁膜24の絶縁性が劣化することを抑制できると共に、トンネル絶縁膜21の絶縁性が劣化することも抑制できる。
本実施形態における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第1及び第2の実施形態と同様である。
本実施形態における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第1及び第2の実施形態と同様である。
(試験例)
次に、上述の各実施形態の効果を検証する試験例について説明する。
図6(a)は本試験例において用いた試験材を示す断面図であり、(b)及び(c)は横軸に結合エネルギーをとり縦軸に検出信号の強度をとって、XPS(X-ray Photoelectron Spectroscopy:X線光電子分光)によるチタンの検出結果を示すグラフ図であり、(b)はシリコン酸化膜中のチタン量を示し、(c)はアルミニウム酸化膜中のチタン量を示す。
次に、上述の各実施形態の効果を検証する試験例について説明する。
図6(a)は本試験例において用いた試験材を示す断面図であり、(b)及び(c)は横軸に結合エネルギーをとり縦軸に検出信号の強度をとって、XPS(X-ray Photoelectron Spectroscopy:X線光電子分光)によるチタンの検出結果を示すグラフ図であり、(b)はシリコン酸化膜中のチタン量を示し、(c)はアルミニウム酸化膜中のチタン量を示す。
図6(a)に示すように、本試験例においては、2つの試験材50を作製した。
先ず、2つの試験材50に共通する作製手順について説明する。単結晶のシリコンからなるシリコン基板51を用意し、このシリコン基板51上に、チタン含有シリコン窒化膜52を成膜した。チタン含有シリコン窒化膜52の厚さは100nmとし、シリコン窒化物(Si3N4)からなる母材中にチタン(Ti)を2at%(面密度で2×1016atoms/cm2程度)添加した。なお、本試験例はチタンの拡散量を評価することを目的としているため、母材中のチタン量は、上述の各実施形態において適切な量よりも多くした。次に、チタン含有シリコン窒化膜52上に、後述する評価膜53を、PVD(Physical Vapor Deposition:物理気相成長法)により2nmの厚さに堆積させた。その後、窒素雰囲気中で、温度が1000℃、時間が10秒間のRTA(Rapid Thermal Anneal:瞬間熱アニール)を施した。
先ず、2つの試験材50に共通する作製手順について説明する。単結晶のシリコンからなるシリコン基板51を用意し、このシリコン基板51上に、チタン含有シリコン窒化膜52を成膜した。チタン含有シリコン窒化膜52の厚さは100nmとし、シリコン窒化物(Si3N4)からなる母材中にチタン(Ti)を2at%(面密度で2×1016atoms/cm2程度)添加した。なお、本試験例はチタンの拡散量を評価することを目的としているため、母材中のチタン量は、上述の各実施形態において適切な量よりも多くした。次に、チタン含有シリコン窒化膜52上に、後述する評価膜53を、PVD(Physical Vapor Deposition:物理気相成長法)により2nmの厚さに堆積させた。その後、窒素雰囲気中で、温度が1000℃、時間が10秒間のRTA(Rapid Thermal Anneal:瞬間熱アニール)を施した。
次に、2つの試験材50の相違点について説明する。一方の試験材50については、評価膜53として、シリコン酸化物(SiO2)を堆積させた。他方の試験材50においては、評価膜53として、アルミニウム酸化物(Al2O3)を堆積させた。
次に、2つの試験材50に対してそれぞれXPS分析を行い、評価膜53中の窒素含有量を測定した。XPSの検出角度は45°とした。
その結果、図6(b)に示すように、評価膜53がシリコン酸化膜である場合は、チタンの含有量は0.15at%であった。一方、図6(c)に示すように、評価膜53がアルミニウム酸化膜である場合は、チタンの含有量は0.07at%であった。従って、アルミニウム酸化膜は、シリコン酸化膜と比較して、チタンが拡散しにくいことが検証された。
以上説明した実施形態によれば、信頼性が高い半導体記憶装置を実現することができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明及びその等価物の範囲に含まれる。
1、2、3:半導体記憶装置、11:層間絶縁膜、12:電極膜、15:積層体、19:コア部材、20:シリコンピラー、21:トンネル絶縁膜、22:電荷蓄積膜、22a:母材、22b:金属、23:拡散防止膜、24:ブロック絶縁膜、30:メモリ膜、50:試験材、51:シリコン基板、52:チタン含有シリコン窒化膜、53:評価膜、A:領域
Claims (5)
- 半導体部材と、
電極と、
前記半導体部材と前記電極との間に設けられ、絶縁材料からなる母材中に第1金属が含有された第1絶縁膜と、
前記半導体部材と前記第1絶縁膜との間に設けられた第2絶縁膜と、
前記第1絶縁膜と前記電極との間に設けられた第3絶縁膜と、
前記第1絶縁膜と前記第2絶縁膜との間、及び、前記第1絶縁膜と前記第3絶縁膜との間のうち、少なくとも一方に設けられ、バンドギャップが前記第1絶縁膜のバンドギャップよりも大きい第4絶縁膜と、
を備えた半導体記憶装置。 - 前記第4絶縁膜のバンドギャップは前記第3絶縁膜のバンドギャップよりも小さい請求項1記載の半導体記憶装置。
- 前記第4絶縁膜は、ホウ素、リン、ハフニウム、ジルコニウム、アルミニウム、ニオブ、バナジウム、スカンジウム、ランタン、セリウム、プラセオジム、ネオジム、サマリウム、ユウロピウム、ガドリニウム、テルビウム、ジスプロシウム、ホルミウム、エルビウム、ツリウム、イッテルビウム、ルテチウム、イットリウム、マグネシウムからなる群より選択された1種以上の第2金属の酸化物、窒化物、又は酸窒化物を含む請求項1または2に記載の半導体記憶装置。
- 前記絶縁材料はシリコン及び窒素を含む請求項1〜3のいずれか1つに記載の半導体記憶装置。
- 前記第1金属は、チタン、モリブデン、ハフニウム、ジルコニウム、アルミニウム、ストロンチウム、タンタル、ニオブ、バナジウム、タングステン、クロム、レニウム、マンガン、スカンジウム、ルテニウム、ニッケル、ロジウム、オスミウム、イリジウム、白金、パラジウム、ランタン、セリウム、プラセオジム、ネオジム、サマリウム、ユウロピウム、ガドリニウム、テルビウム、ジスプロシウム、ホルミウム、エルビウム、ツリウム、イッテルビウム、ルテチウム、イットリウム、ゲルマニウム、錫、アンチモン、ビスマス、セレン、テルル、亜鉛、マグネシウム、カルシウム、及び、バリウムからなる群より選択された1種以上の金属である請求項1〜4のいずれか1つに記載の半導体記憶装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017046307A JP2018152414A (ja) | 2017-03-10 | 2017-03-10 | 半導体記憶装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113497048A (zh) * | 2020-03-19 | 2021-10-12 | 铠侠股份有限公司 | 半导体存储装置 |
-
2017
- 2017-03-10 JP JP2017046307A patent/JP2018152414A/ja active Pending
Cited By (2)
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CN113497048A (zh) * | 2020-03-19 | 2021-10-12 | 铠侠股份有限公司 | 半导体存储装置 |
CN113497048B (zh) * | 2020-03-19 | 2023-08-08 | 铠侠股份有限公司 | 半导体存储装置 |
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