JP2018152385A - 低温封止部材及びその製造方法 - Google Patents

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拓朗 池田
Takuro Ikeda
拓朗 池田
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Abstract

【課題】比較的低温の熱処理で気密性に優れた封止を実現でき,機械的強度に優れ,取り扱い易く,低コストで製造できる低温封止部材を提供し,それらを電子部品のパッケージ封止に用いる。【解決手段】低融点封止材10(封止材付リッド)が,低融点組成物60〜100体積%と低熱膨張フィラー0〜40体積%とを含む。低融点組成物は,AgIを5〜70モル%,AgO1/2を17〜63モル%並びにVO5/2,MoO3,WO3,MnO2,ZnO,BO3/2,GeO2,PbO,PO5/2,BiO3/2及びTeO2から選ばれる1種又は2種以上の合計を7〜39モル%含み,ΣAgQ1/q〔Q:価数qのアニオン〕が61〜93モル%,ΣMOm/2〔M:価数mのカチオン〕が30〜95モル%である。平板102の表面の少なくとも一部が純度99質量%以上のNiメッキ層104からなり,これに低融点封止材層106が形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は,低温封止用の部材に関し,より具体的には電気・電子部品の素子をパッケージに気密封止する際の低温封止用リッド,リング等の部材,及びそれらの製造方法,並びにそれらの部材を用いた電気・電子部品に関する。
電気・電子機器業界において,凹み部を設けたパッケージ内に素子を収納し,パッケージの開放部を覆うように封止材付きのリッド(蓋部材)を載せ,加熱して封止する方法が用いられている。また,パッケージ,リッドの間にガラスフリットリングを挿入し,加熱封止する方法が試みられている。
例えば,封止材付きリッドの製造方法として,封止材粉末をリング状に加圧成形・仮焼成し,得られたリング状成形体をリッドに載せ,焼成して封止材とリッドとを一体化させるものが知られている(特許文献1)。しかしながら,そのような方法では,封止材に気泡・気孔が残り,封止の際にガス発生の原因となり易いという問題がある。更に,封止材にガラス等の無機酸化物系材料を用いた場合は特に,リング状成形体の強度が弱いことから,封止材付きリッドの製造それ自体が難しいという問題もある。
封止材付きリッドの他の製造方法として,ガラスペーストをリッドの上に塗布し,焼成して封止材とリッドとを一体化させるものも知られている(特許文献2)。しかしながら,そのような方法では,ペースト中のバインダーが封止材に残留し易く,封止の際にガス発生の原因となり易いという問題がある。更には,封止温度を低温にしようとして,より低融点の封止材を用いる程,バインダーが残留し易くなるという問題がある。
封止材リング(フリットリング)の製造には,封止材粉末にビークル(樹脂バインダー,溶剤等を含む)を添加して顆粒とし,これをリング状にプレス成形し,仮焼成する,という方法が知られている(特許文献3)。しかしながら,そのような方法では,封止材に気泡や気孔が残り易く。また,封止材にガラス等の無機酸化物系材料を用いた場合は特に,リングの強度が弱く取り扱いが難しいという問題がある。
他方,酸化銀及び/又はハロゲン化銀を含んでなる,350℃以下で使用できる封止材料が知られている(特許文献4,5,6)。
特開平10−27860号公報 特開平10−247775号公報 特開2006−169018号公報 特開平5−147974号公報 特開2000−183560号公報 特開2001−328837号公報
上記の背景において,本発明の一目的は,比較的低温での熱処理により気密性に優れた封止を実現でき,機械的強度に優れ,取り扱い易く,且つ低コストで製造することの可能な低温封止部材を提供することである。本発明の更なる一目的は,電気・電子部品の素子をパッケージングするためのそのような低温封止部材を提供することである。本発明の尚も更なる一目的は,それらの封止材で封止又は接合された電気・電子部品を提供することである。
本発明者は,無機低融点封止材を加熱し液状化させた状態で封止用の基材(リッド,リングその他)の表面に塗布する,という方法に着想し,そのような液状での塗布を可能にするための低融点組成物及び,該低融点組成物と相性の良い基材表面材質との組み合わせを検討した。それにより本発明者は,低融点組成物としてAg,I,Oを主たる構成成分とする組成物を用い,Niよりなる表面と組み合わせることによって,200〜300℃で,加圧なしに速やかに低融点組成物がリッド上へ濡れ広がること,及びこのようにして作製した低温封止部材により気密性を確保できることを発見し,更なる検討を加えて本発明の完成に至った。即ち,本発明は以下を提供する。
1.低融点封止材と基材とからなる低温封止部材であって,
該低融点封止材が,低融点組成物60〜100体積%と低熱膨張フィラー0〜40体積%とを含んでなり,
該低融点組成物は,AgIを5〜70モル%,AgO1/2を17〜63モル%,並びにVO5/2,MoO,WO,MnO,ZnO,BO3/2,GeO,PbO,PO5/2,BiO3/2,及びTeOからなる群より選ばれる1種又は2種以上の合計を7〜39モル%含んでなり,ΣAgQ1/q〔式中,Qは価数qのアニオンを表し,記号Σは化学種の量の総計を表す。〕が61〜93モル%,及びΣMOm/2〔式中,Mは価数mのカチオンを表す。〕が30〜95モル%であり,
該基材の表面の少なくとも一部がNiからなるものであり,
該Niからなる表面に該低融点封止材の層が形成されており,且つ
該Niの純度が99質量%以上であることを特徴とする,
低温封止部材。
2.該低熱膨張フィラーが,β−ユークリプタイト,β−スポジュメン,石英ガラス,コージェライト,チタン酸アルミニウム,タングステン酸ジルコニウム,リン酸タングステン酸ジルコニウム,Fe−Ni合金,及びFe−Co合金からなる群より選ばれる1種又は2種以上である,上記1の低温封止部材。
3.該低融点封止材が,低融点組成物60〜80体積%と低熱膨張フィラー20〜40体積%とを含んでなるものである,上記1又は2の低温封止部材。
4.該低融点組成物が,MoOを3〜28モル%含んでなるものである,上記1〜3の何れかの低温封止部材。
5.AgF,AgCl及びAgBrの合計含有量が1モル%以下である,上記1〜4の何れかの低温封止部材。
6.該基材が平板状の表面を有しており,該低融点封止材の層が,該基材の片面に枠状に形成されたものである,上記1〜5の何れかの低温封止部材。
7.該基材が枠状であり,該低融点封止材の層が該基材の少なくとも表裏両面に枠状に形成されたものである,請求項1〜5の何れかの低温封止部材。
8.素子が積載された支持部材と,該素子を囲んで該支持部材を覆いこれを封止している上記6の低温封止部材とを含んでなる,電気・電子部品。
9.素子が積載された支持部材と,該支持部材を覆う蓋部材と,該素子を囲んで該支持部材と該蓋部材とをそれらの間で封止している上記7の低温封止部材とを含んでなる,電気・電子部品。
10.該素子が,水晶振動子,半導体素子,SAW素子及び有機EL素子からなる群より選ばれるものである,上記8又は9の電気・電子部品。
11.低温封止部材の製造方法であって,次の各ステップ:
(1)AgIを5〜70モル%,AgO1/2を17〜63モル%,並びにVO5/2,MoO,WO,MnO,ZnO,BO3/2,GeO,PbO,PO5/2,BiO3/2,及びTeOからなる群より選ばれる1種又は2種以上の合計を7〜39モル%含んでなり,ΣAgQ1/q〔式中,Qは価数qのアニオンを表し,記号Σは化学種の量の総計を表す。〕が61〜93モル%,及びΣMOm/2〔式中,Mは価数mのカチオンを表す。〕が30〜95モル%である低融点組成物を準備するステップと,
(2)該低融点組成物60〜100体積%と低熱膨張フィラー0〜40体積%とからなる低融点封止材を準備するステップと,
(3)表面の少なくとも一部がNi純度99質量%以上のNiからなるものである基材を準備するステップと,
(4)該低融点封止材を加熱し液状化させるステップと,
(5)該基材の該Niからなる表面に,該液状化した低融点封止材を枠状に塗布するステップと,
(6)該低融点封止材が塗布された該基材を冷却するステップと,
を含む,製造方法。
12.該低熱膨張フィラーがβ−ユークリプタイト,β−スポジュメン,石英ガラス,コージェライト,チタン酸アルミニウム,タングステン酸ジルコニウム,リン酸タングステン酸ジルコニウム,Fe−Ni合金,及びFe−Co合金からなる群より選ばれる1種又は2種以上である,上記11の製造方法。
13.該低融点封止材が,該低融点組成物60〜80体積%と該低熱膨張フィラー20〜40体積%とを含んでなるものである,請求項11又は12の製造方法。
14.該低融点組成物がMoOを3〜28モル%含有するものである,請求項11〜13の何れかの製造方法。
15.該基材が平板状の表面を有しており,該低融点封止材の塗布が,該基材の片面になされるものである,上記11〜14の何れかの製造方法。
16.該基材が枠状であり,該低融点封止材の塗布が,該基材の少なくとも表裏両面になされるものである,上記11〜14の何れかの製造方法。
本発明の低温封止部材は,大気中で400℃を超えない比較的低い温度領域において気密性に優れた封止を実現できる。また本発明の封止部材は,機械的強度に優れているため取り扱い易く,また低コストでの製造に適する。
図1は,本発明の低温封止部材10(低融点封止材付きリッド)を用いた,水晶振動子パッケージの構造の一例を分解した状態で示す断面図である。 図2は,低温封止部材20(低融点封止材付きリッド)を用いた水晶振動子パッケージの構造の一例を分解した状態で示す断面図である。 図3は,低温封止部材32(低融点封止材付きリング)を用いた発光素子パッケージの構造の一例を分解した状態で示す断面図である。
本明細書において,低温封止部材は,加熱により液状化する低融点封止材の層と,該層が表面に形成されている基材とからなる。
該基材は,低融点封止材を液状化させる程度に加熱しても軟化変形しない材質,即ち該低融点封止材の融点より高い軟化点の材質のものであればよく,形状は特に限定されず,例えば,全体として板状や枠状(リング状又は四角形等の多角形若しくはそれらの角を丸めた形状等)であることができる。適した材質の例としては,Fe,Ni,Cu等各種合金やアルミナ,ジルコニア,シリカ系ガラス,SiC等が挙げられるが,これらに限定されない。本発明における基材は,少なくとも,低融点封止材の層が形成される部位の表面がNiからなっていることが必要である。該部位の表面がNiからなることにより,Ag,I,Oを含有する低融点組成物を表面に付着させ易くすることができるからである。この目的のためには,基材の全体がNiからなっていてもよく,また,他の金属或いは酸化物等の表面に,メッキ,スパッタ,蒸着等によりNiの層が形成されているものであってもよい。
本明細書において,低融点封止材の層が形成される基材のNi表面におけるNiの純度は,好ましくは純度99質量%以上,より好ましくは99.7質量%以上である。
本明細書において,「低融点」の語は,融点が400℃を超えないことを意味し,より好ましくは,融点が350℃を超えないことを意味する。
本発明の低温封止部材は,その表面に塗布される低融点組成物の融点に適した用途に使用できる。本発明の低融点組成物は,例えば,250〜350℃の融点を有する場合,Au−Sn合金封止材の低コストの代替材料として用いることができる。また,融点が250℃を超えない場合は,Au−Sn合金はんだが既に用いられている電気・電子部品に更に封止を施す目的でも好都合に使用できる。
本発明において,低融点封止材は低融点組成物のみ又は低融点組成物とフィラーとの混合物からなる。
本発明において低融点組成物をその成分とそれらの量的関係によって規定するにあたり,便宜上,当該組成物をその製造原料由来のカチオンとアニオンとが結合してなる,式MQm/q〔式中,Mは価数mのカチオン,Qは価数qのアニオンを表す。〕で示される種々の化合物の集合体であると見做し,且つ酸化物イオン(O2−)以外のアニオンは全てAgイオンと結合しているものと見做す。なお,それらの化合物が満たす前記の量的条件の下では,〔Agイオンのモル数〕>〔酸化物以外の各アニオンのモル数×価数の合計〕という関係が成り立つ。
本発明の低融点組成物の融点が400℃を超えないためには,その組成は,好ましくは次のものである(なお,記号Σは化学種の量の総計を表す。):AgIが5〜70モル%,AgO1/2が17〜63モル%,並びにVO5/2,MoO,WO,MnO,ZnO,BO3/2,GeO,PbO,PO5/2,BiO3/2,及びTeOからなる群より選ばれる1種又は2種以上の合計が7〜39モル%,ΣAgQ1/qが61〜93モル%,及びΣMOm/2が30〜95モル%。組成は,より好ましくは次のものである:AgIが8〜67モル%,AgO1/2が20〜60モル%,並びにVO5/2,MoO,WO,MnO,ZnO,BO3/2,GeO,PbO,PO5/2,BiO3/2,及びTeOからなる群より選ばれる1種又は2種以上の合計が10〜36モル%,ΣAgQ1/qが64〜90モル%,ΣMOm/2が33〜92モル%。
本発明の低融点組成物の融点が300℃を超えないようにする場合には,MoOの含有量は,好ましくは3〜28モル%である。
基材のNiの層が腐食されるのを防ぐため,本発明の低融点組成物は,AgF,AgCl及びAgBrの合計含有量が,好ましくは1モル%以下,より好ましくは0.1モル%以下である。
本発明の低融点組成物は,目的の組成を与えることになるように調合した各種原料試薬粉末の混合物を加熱し,溶融し冷却することで得られる,固溶体や複ハロゲン化物,ガラス相が形成されている形態の材料とすることができる。また,低融点組成物は,酸,塩基,又は塩を含んだ水溶液を反応させ沈殿させることによっても製造することができる。
また,本発明の低融点封止材は,低融点組成物のみからなるものであってもよいが,封止特性の向上のために,低融点組成物の他に低熱膨張フィラーを含んだ形態のものとすることができる。低熱膨張フィラーの例としては,β−ユークリプタイト(LiAlSiO),β−スポジュメン(LiAlSi),石英ガラス,コージェライト(MgAlSi18),チタン酸アルミニウム(AlTiO),タングステン酸ジルコニウム(ZrW),リン酸タングステン酸ジルコニウム(Zr(WO)(PO),Fe−Ni合金,Fe−Co合金等が挙げられる。低熱膨張フィラーの熱膨張係数は20×10−7/K以下であることが好ましく,10×10−7/K以下であることがより好ましい。急速冷却,急速加熱等の過酷な環境下においても特に優れた封止特性を得るためには,低融点封止材中の低熱膨張フィラーの含有率は,20体積%以上であることが好ましい。低融点封止材を加熱し低融点組成物を融解させたときも,これらのフィラーは固体粒子のままに止まるが,低融点封止材は全体として液状化させることができる。
Fe−Ni合金としては,インバー(Ni:36質量%),スーパーインバー(Ni:32質量%,Co:5質量%)に代表されるFeを50〜70質量%,Niを30〜50質量%,Coを0〜20質量%含有するものが好ましい。Fe−Co合金としては,ステンレスインバー(Co:52質量%,Cr:11質量%)に代表されるFeを30〜70質量%,Coを30〜70質量%,Crを0〜15質量%含有するものが好ましい。
更に,性能付加の観点からは,熱伝導性の付与のためには,高い熱伝導性を有するフィラー(例えば,窒化アルミニウム,炭化ケイ素等)を含んだ形態のものとすることができる。これらのフィラーは,本発明の封止部材が用いられる封止対象物の使用態様・使用環境に応じて求められる性能や封止部材の製造条件に合わせ,本発明の低融点封止材の構成要素の一部をなすものとして配合すればよい。加熱し液状化させたときの封止材の流動性を保ち,リッドやリングへの塗布を低温・短時間で行うための封止材中のフィラーの含有率の上限は,フィラーの粒度分布にも依るが概ね40体積%である。フィラーのD50(50%径。レーザー回折・散乱式粒度分布計を用いて測定した体積基準の粒度分布において小粒子径側から数えて累積50%となる粒子径)は1μm〜20μmであることが好ましい。
フィラーは酸化物の焼結体を粉砕・分級する方法や溶融金属をアトマイズする方法によって作製することができる。
本発明の低温封止部材は,例えば,平板状の表面を有する基材の片面に,低融点封止材の層を枠状に形成したもの(封止材付きリッド)とすることができる。封止材付きリッドはパッケージや配線板を封止するために用いることができる。ここに,「平板状の表面を有する基材」の語は,リングのような枠状でないことを意味し,表裏面ともに全体として平らな基材を含む他,片面のみが全体として平らであるものも含む。即ち,例えば,片面が平らであり反対側の面に,例えば外周に沿って,表面がある幅で突出して枠状の形態をなしているものも含む。
本明細書において,上記「枠状」の語は,ある範囲を取り囲む外周部位からなりその内側が抜けている形状を意味し,形状に限定はなく,円形(即ち,リング状),楕円形,長方形その他の多角形,又はそれらの角を丸めた形状のものを包含する。
本発明の低温封止部材はリング等の枠状の基材の表裏両面に低融点封止材の相を形成したもの(封止材付きリング等)とすることができ,そのような部材は他の2つの部材を接合するためにそれらの間に用いることができる。
本発明の低温封止部材の製造は,低融点封止材を加熱し液状化させ,基材のNiの層の上に液状化した低融点封止材を塗布し,低融点封止材が塗布された基材を冷却することにより行うことができる。
本明細書において,「塗布」の語は,対象物(基材)の表面に他の液状物を付着させることを意味し,そのための手段は問わない。具体的には,「塗布」には,例えば,液状化した低融点封止材に基材を浸漬する方法,はんだごて等のような加熱される端部を備えた器具を接触させて低融点封止材を液状化させ基材に付着させる方法,液状化させた低融点封止材をディスペンサーから基材上に吐出して付着させる方法,凸部を有する平板(凸版)の表面に液状化させた低融点封止材を付けた後に凸部上の封止材を基材へ転写する方法によるものが包含される。
本発明の低温封止部材は,これを用いて封止対象物を封止した後,低融点封止材を構成する低融点組成物に結晶化を起こさせることで,低融点封止材の熱膨張係数を低下させ,機械的強度を向上させ,また耐熱衝撃性を向上させることができる。結晶化を起こさせるには,低融点封止材をガラス転移点以上且つ液相線温度以下に一定時間保持すればよい。素早く確実に結晶化させるには50℃〜100℃の範囲で1分〜1時間程度保持して結晶核を生成させた後,100〜150℃の範囲で1分〜1時間程度保持して結晶成長をさせるとよい。
本発明の低温封止部材を用いて封止する際,作業雰囲気は酸素を含んでいてもいなくてもよい。封止に際しては,封止対象物に圧力をかけて接着性を更に高めることもでき,また,低融点封止材に超音波等の振動を与えて融解を促進させることもできる。
本発明の低温封止部材を電気・電子部品の素子のパッケージングに用いる場合,その対象となる素子に特に限定はない。対象とし得る素子の主な例としては,水晶振動子,半導体素子,SAW素子,有機EL素子が挙げられるが,これらに限られない。また,本発明の低温封止部材は,電気・電子部品の素子のパッケージングに限らず,水素・ヘリウムのような低分子量・低原子量のガスの透過さえも阻止する必要のある種々の部品や,真空状態を保つことが必要な種々部品の封止に使用できる。
本発明により封止された電気・電子部品の構造の例を,分解した状態で図1〜図3に概念的に示す。
図1は水晶振動子パッケージを示しており,凹型基板である支持部材124(配線は省略。以下同じ。)上に水晶振動子122が積載されている。10は低温封止部材としての低融点封止材付きリッド(蓋部材)であり,表面にNiメッキ層104を有する平板102と,これを基材として,その縁に沿って枠状に形成された低融点封止材層106とからなる。低融点封止材層106は,支持部材124の縁に重ね合わされ,加熱により両者が一体に封止される。
図2は水晶振動子パッケージを示しており,平面基板である支持部材224上に水晶振動子222が積載されている。20は低温封止部材としての低融点封止材付きリッドであり,表面に枠状のNiメッキ層204を有する凹型加工板202と,これを基材として,そのNiメッキ層上に形成された低融点封止材層206とからなる。低融点封止材層206は,支持部材224の縁に重ね合わされ,加熱により両者が一体に封止される。
図3は発光素子パッケージを示しており,凹型基板である支持部材344上に発光素子342が積載されている。302はリッドとしての平面ガラス基板である。32は,低温封止部材としての封止材付きリングであり,リング状の金属基板322と,その表面に形成されているNiメッキ層324と,リングの表裏両面(但し,表と裏の区別はない。)においてNiメッキ層上に形成された低融点封止材層326とからなる。封止材付きリング32を挟んで凹型基板344と平面ガラス基板302とが重ね合わされ,加熱によりこれらが一体に封止される。
以下,実施例を参照して本発明の特徴をより具体的に説明するが,本発明がそれらの実施例に限定されることは意図しない。
〔低融点組成物の作製〕
表1に示された配合割合で原料を調合し,磁製ルツボを用い大気中,400〜500℃で原料混合物を溶融させた。融液を室温にてグラファイト板上へ流し出して冷却させることにより,バルクとして組成物1〜5を得た。
〔組成物の付着性の評価〕
板状の基材試験片として,10mm角,厚み0.2mmのコバール(Kovar)と,これに電解Niメッキ(Ni:99.7質量%以上)を施したもの及び無電解Ni−Pメッキ(P:約8質量%)を施したものとを,それぞれ用意した。各試験片の一つの縁から5mmまでの部分を,280℃に加熱した組成物1の融液に浸漬し,5秒後に取り出した。金属試験片の浸漬部(片面50mm)のうち全部または一部に組成物1が付着していた。浸漬部の面積に対する組成物1が付着していた面積の比率を表2に示す。電解Niメッキを施したコバール試験片は,組成物付着面積比率が高く,低温封止部材の作製に適した基材であること,他方コバールそのままの試験片(無メッキ)及び無電解Ni−Pメッキを施したコバール試験片は,組成物付着面積比率が低く,低温封止部材の作製に適さないことが示された。
〔封止材付きリッドの作製〕
表面に電解Niメッキが施されたリング状の凸部(外径8mm,線幅2mm)を有するコバール板(凸版)を用意した。また,リッド(基材)として,円形のコバール板(外径15mm,厚み0.2mm)と,これに電解Niメッキ(Ni:99.7質量%以上)又は無電解Ni−Pメッキ(P:約8質量%)を施したものとを,それぞれ用意した。表3〜6に従い,上記組成物1〜5又は組成物とフィラーとの混合物を乳鉢で粉砕して低融点封止材粉末とした。得られた粉末を磁製ルツボに入れ,表3〜6に示した塗布温度まで大気中で加熱して液状にし,これに上記凸版を漬け,凸版に付着した液状の低融点封止材を各リッドに転写し,冷却して低融点封止材付きリッドを得た。
〔封止材付きリングの作製〕
コバールリング(基材)(外径7.8mm,内径6mm,厚み0.05mm)と,これに電解Niメッキ(Ni:99.7質量%以上)又は無電解Ni−Pメッキ(P:約8質量%)を施したものとを,それぞれ用意した。表7〜8に従い,低融点組成物(組成物1)又はこれとフィラーとの混合物を乳鉢で粉砕して低融点封止材粉末とした。得られた粉末を磁製ルツボに入れ,表7〜8に示した塗布温度まで大気中で加熱して液状にし,これに各リングの半分(半円)を浸漬し,取り出してリングを中心軸周りに180°回転させ,残り半分(半円)も液状の低融点封止材に浸漬した後,取り出し,冷却して封止材付きリングを得た。
〔封止されたサンプルの作製〕
1.封止材付きリッドを用いて封止したサンプルの作製
標準の金属製半導体パッケージの規格によるTO−5型で,上部に開口のある金属キャップ(本体はコバール製であり,表面にNiメッキを施したもの)の上部に上記の封止材付きリッドの何れかを載せ,その状態でそれらを表3〜6に示した温度に設定した炉に投入した。炉を同温度で10分間保持後,炉の加熱を止め,金属キャップを炉内で放冷した。金属キャップとリッドは固着していた。
2.封止材付きリングを用いて封止したサンプルの作製
標準の金属製半導体パッケージの規格によるTO−5型で,上部に開口のある金属キャップ(本体はコバール製であり,表面にNiメッキを施したもの)を,開口部を下にして置き,開口部を囲うようにしてキャップ内に上記の封止材付きリングの何れかを入れ,次いで7.5mmφの石英ガラス板を入れて,リングを覆うように載せた。その状態でそれらを表7〜8に示した温度設定した炉に投入した。炉を前記温度で10分間保持後,炉の加熱を止め,金属キャップを炉内で放冷した。金属キャップと石英ガラスは固着していた。
〔Heリーク試験〕
<Heリーク評価方法>
Heリーク試験には,JIS Z 2331:2006に規定された真空吹付け法を用いた。リークディテクタにはHELIOT700((株)ULVAC製)を用いた。5×10−11Pa・m/秒の感度にてHeのリークが確認できなかったものを合格,それ以外を不合格とした。各リッド,リングについて5サンプルで試験を行い,合格率を算出した。
<結果>
表3〜8に示したように,電解Niメッキが施されたリッド又はリングを用いて封止ししてなるサンプル(実施例)は合格率が著しく高く,全サンプルが合格した。即ち,本発明の低温封止部材を使用することにより優れた密封状態が作り出された。これに対し,コバール表面のままの又は無電解Ni−Pメッキを施したリッド又はリングを用いて封止ししてなるサンプル(比較例)では,合格率が各段に低く,満足な密閉状態が保証できないことが判明した。
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本発明の低温封止部材は,水晶振動子,発光素子その他の電気・電子部品に用いる封止部材として用いることができ,有用である。
10 封止材付きリッド(低温封止部材)
20 封止材付きリッド(低温封止部材)
32 封止材付きリング(低温封止部材)
102 平板
104 Niメッキ層
106 低融点封止材層
122 水晶振動子
124 凹型基板(支持部材)
202 凹型加工板
204 Niメッキ層
206 低融点封止材層
222 水晶振動子
224 平面基板(支持部材)
302 平面ガラス基板(リッド)
322 金属リング
324 Niメッキ層
326 低融点封止材層
342 発光素子
344 凹型基板(支持部材)

Claims (16)

  1. 低融点封止材と基材とからなる低温封止部材であって,
    該低融点封止材が,低融点組成物60〜100体積%と低熱膨張フィラー0〜40体積%とを含んでなり,
    該低融点組成物は,AgIを5〜70モル%,AgO1/2を17〜63モル%,並びにVO5/2,MoO,WO,MnO,ZnO,BO3/2,GeO,PbO,PO5/2,BiO3/2,及びTeOからなる群より選ばれる1種又は2種以上の合計を7〜39モル%含んでなり,ΣAgQ1/q〔式中,Qは価数qのアニオンを表し,記号Σは化学種の量の総計を表す。〕が61〜93モル%,及びΣMOm/2〔式中,Mは価数mのカチオンを表す。〕が30〜95モル%であり,
    該基材の表面の少なくとも一部がNiからなるものであり,
    該Niからなる表面に該低融点封止材の層が形成されており,且つ
    該Niの純度が99質量%以上であることを特徴とする,
    低温封止部材。
  2. 該低熱膨張フィラーが,β−ユークリプタイト,β−スポジュメン,石英ガラス,コージェライト,チタン酸アルミニウム,タングステン酸ジルコニウム,リン酸タングステン酸ジルコニウム,Fe−Ni合金,及びFe−Co合金からなる群より選ばれる1種又は2種以上である,請求項1の低温封止部材。
  3. 該低融点封止材が,低融点組成物60〜80体積%と低熱膨張フィラー20〜40体積%とを含んでなるものである,請求項1又は2の低温封止部材。
  4. 該低融点組成物が,MoOを3〜28モル%含んでなるものである,請求項1〜3の何れかの低温封止部材。
  5. AgF,AgCl及びAgBrの合計含有量が1モル%以下である,請求項1〜4の何れかの低温封止部材。
  6. 該基材が平板状の表面を有しており,該低融点封止材の層が,該基材の片面に枠状に形成されたものである,請求項1〜5の何れかの低温封止部材。
  7. 該基材が枠状であり,該低融点封止材の層が該基材の少なくとも表裏両面に枠状に形成されたものである,請求項1〜5の何れかの低温封止部材。
  8. 素子が積載された支持部材と,該素子を囲んで該支持部材を覆いこれを封止している請求項6の低温封止部材とを含んでなる,電気・電子部品。
  9. 素子が積載された支持部材と,該支持部材を覆う蓋部材と,該素子を囲んで該支持部材と該蓋部材とをそれらの間で封止している請求項7の低温封止部材とを含んでなる,電気・電子部品。
  10. 該素子が,水晶振動子,半導体素子,SAW素子及び有機EL素子からなる群より選ばれるものである,請求項8又は9の電気・電子部品。
  11. 低温封止部材の製造方法であって,次の各ステップ:
    (1)AgIを5〜70モル%,AgO1/2を17〜63モル%,並びにVO5/2,MoO,WO,MnO,ZnO,BO3/2,GeO,PbO,PO5/2,BiO3/2,及びTeOからなる群より選ばれる1種又は2種以上の合計を7〜39モル%含んでなり,ΣAgQ1/q〔式中,Qは価数qのアニオンを表し,記号Σは化学種の量の総計を表す。〕が61〜93モル%,及びΣMOm/2〔式中,Mは価数mのカチオンを表す。〕が30〜95モル%である低融点組成物を準備するステップと,
    (2)該低融点組成物60〜100体積%と低熱膨張フィラー0〜40体積%とからなる低融点封止材を準備するステップと,
    (3)表面の少なくとも一部がNi純度99質量%以上のNiからなるものである基材を準備するステップと,
    (4)該低融点封止材を加熱し液状化させるステップと,
    (5)該基材の該Niからなる表面に,該液状化した低融点封止材を枠状に塗布するステップと,
    (6)該低融点封止材が塗布された該基材を冷却するステップと,
    を含む,製造方法。
  12. 該低熱膨張フィラーがβ−ユークリプタイト,β−スポジュメン,石英ガラス,コージェライト,チタン酸アルミニウム,タングステン酸ジルコニウム,リン酸タングステン酸ジルコニウム,Fe−Ni合金,及びFe−Co合金からなる群より選ばれる1種又は2種以上である,請求項11の製造方法。
  13. 該低融点封止材が,該低融点組成物60〜80体積%と該低熱膨張フィラー20〜40体積%とを含んでなるものである,請求項11又は12の製造方法。
  14. 該低融点組成物がMoOを3〜28モル%含有するものである,請求項11〜13の何れかの製造方法。
  15. 該基材が平板状の表面を有しており,該低融点封止材の塗布が,該基材の片面になされるものである,請求項11〜14の何れかの製造方法。
  16. 該基材が枠状であり,該低融点封止材の塗布が,該基材の少なくとも表裏両面になされるものである,請求項11〜14の何れかの製造方法。
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