JP2018152189A - 電極製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電極材料の転写幅からの漏れ出しを防止して一定幅で電極材料を電極集電体上に転写することができる電極製造装置を提供すること。【解決手段】電極シート100を形成する電極製造装置1は、電極材料130の電極集電体110への転写幅W2と同幅の第1ロール10と、第1ロール10に対向配置され、第1ロール10と同幅の第2ロール20と、第2ロール20に対向配置され、電極集電体110の幅よりも大きい幅の第3ロール30と、第1ロール10の端面と第2ロール20の端面とに接して、少なくとも第1ロール10と第2ロール20との間隔が最も狭くなる箇所を両側から覆う一対の第1壁部材50と、第2ロール20の端面と、第3ロール30によって搬送される電極集電体110とに接して、少なくとも第2ロール20と第3ロール30との間隔が最も狭くなる箇所を両側から覆う一対の第2壁部材60とを有する。【選択図】 図1

Description

本発明は、供給された電極材料をシート状に成膜した後、それを電極集電体上に転写して電極シートを形成する電極製造装置に関するものである。
電極製造装置に関して、供給された電極材料を塗膜の状態として電極集電体上に転写して電極シートを形成するものが知られている。この種の電極製造装置では、第1、第2及び第3の3つのロールを有し、それら3つのロールを用いてロールの回転方向に電極材料を伸ばすことにより薄いシート状に成形後、電極集電体上に転写している。すなわち、第1、第2ロール間で電極材料を膜状電極合材に成形して第2ロールへ転写し、第2、第3ロール間で第2ロールから電極集電体上に膜状電極合材を転写して電極シートを形成している。そして、第1、第2ロール間に、ロールの外周に一致した形状をなす隔壁を設けて、その隔壁により膜状電極合材の幅(転写幅)を規制するようになっている(特許文献1参照)。
特開2016−207340号公報
ここで、電極材料がロール間を通過する際に、電極材料はロールの回転方向だけでなくロールの軸方向にも伸びてしまう(広がってしまう)ため、図4(b)に示すように、所望の転写幅W2から電極材料が漏れ出して(はみ出して)しまい、膜状電極合材223の両端部が直線とならずに波打つような形状で電極集電体221に転写されてしまう。そして、転写幅から漏れ出た膜状電極合材(電極材料)は電極集電体との接着が弱くなるため、電池セル内で電極集電体から脱落してセパレータを破損するおそれがある。また、転写幅から漏れ出た電極材料分の目付量(面積当たりの質量)が減少するおそれがあり、容量不足等の電池性能の低下を招いてしまうおそれもある。
そのため、上記の電極製造装置では、図12に示すように、第1ロール211と第2ロール212とのロール間の距離が狭くなる位置の形状に合わせた隔壁215を設置している。しかしながら、ロール間の距離が最も狭くなる箇所(両ロールの対面位置)では、その距離が70〜100μmであるため、この部分に合う(入り込む形状の)隔壁を設けることは非常に困難であり、転写幅からの電極材料の漏れ出しを防止することができないおそれがある。また、上記の電極製造装置では、第2ロール212と第3ロール213との間には隔壁が設けられていないため、膜状電極合材223を電極集電体221上に転写する際にも電極材料(膜状電極合材)が押圧されるので、電極材料がロールの軸方向へ広がって転写幅から漏れ出してしまうおそれがある。
そこで、本発明は上記した問題点を解決するためになされたものであり、電極材料の転写幅からの漏れ出しを防止して一定幅で電極材料を電極集電体上に転写することができる電極製造装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明の一態様は、電極材料を電極集電体上に転写して電極シートを形成する電極製造装置において、前記電極材料の前記電極集電体への転写幅と同幅の第1ロールと、前記第1ロールに対向配置された前記第1ロールと同幅の第2ロールと、前記第2ロールに対向配置された前記電極集電体の幅よりも大きい幅の第3ロールと、前記第1ロールの端面と前記第2ロールの端面とに接して、少なくとも前記第1ロールと前記第2ロールとの間隔が最も狭くなる箇所を両側から覆う一対の第1壁部材と、前記第2ロールの端面と、前記第3ロールによって搬送される前記電極集電体とに接して、少なくとも前記第2ロールと前記第3ロールとの間隔が最も狭くなる箇所を両側から覆う一対の第2壁部材とを有することを特徴とする。
この電極製造装置では、第1、第2ロールの幅(軸方向長さ)が転写幅と同幅であるため、両ロールの端面に接する第1壁部材を配置することが可能となっている。そして、第1壁部材は、電極材料を伸ばす力が最も強く、第1ロールと第2ロールとの間隔が最も狭くなる箇所(第1ロールと第2ロールとが対向する部分)を両側から覆っている。そのため、第1、第2ロール間で電極材料が膜状電極合材に成膜される際、電極材料がロールの軸方向に伸びてしまって(広がってしまって)も、第1壁部材によって堰き止められる。これにより、転写幅から電極材料が漏れ出すことを防止することができる。従って、第1ロールと第2ロールにより、両端部が直線化された一定の転写幅で電極材料を膜状電極合材に成膜することができる。
また、第2ロールと第3ロールとの間に第2壁部材が配置されているため、成膜された膜状電極合材を電極集電体上に転写する際に、膜状電極合材(電極材料)がロールの軸方向に伸びてしまって(広がってしまって)も、第2壁部材によって堰き止められる。これにより、転写幅から膜状電極合材(電極材料)が漏れ出すことを防止することができる。従って、第2ロールと第3ロールにより、両端部が直線化された一定の転写幅で膜状電極合材を電極集電体上に転写することができる。
本発明に係る電極製造装置によれば、上記した通り、電極材料の転写幅からの漏れ出しを防止して一定幅で電極材料を電極集電体上に転写することができる。
実施形態に係る電極製造装置の概略構成を示す斜視図である。 図1に示す電極製造装置の上面図である。 図1に示す電極製造装置の側面図である。 電極シートを示す平面図であり、(a)が本発明、(b)が従来例である。 第1壁部材の変形例を適用した電極製造装置の上面図である。 図5に示す電極製造装置の側面図である。 第1壁部材の変形例を示す斜視図である。 第2壁部材の変形例を第2ロール側から見た図である。 図8に示す第2壁部材の変形例の側面図である。 別の第2壁部材の変形例を示す上面図である。 図10に示す第2壁部材の変形例の側面図である。 従来の電極製造装置を示す斜視図である。
以下、本発明の電極製造装置を具体化した実施の形態について、図面に基づき詳細に説明する。そこで、本実施形態に係る電極製造装置を模式的に示した斜視図を図1に示し、その上面図を図2に示し、側面図を図3に示す。本実施形態に係る電極製造装置1は、図1〜図3に示すように、第1ロール10と、第2ロール20と、第3ロール30とを有している。
第1ロール10及び第2ロール20は、両ロール間に供給される電極材料130を、シート状に成膜するプレスロールであり、電極集電体110への電極材料130(膜状電極合材120)の転写幅W2と同幅のロールである。つまり、図2に示すように、第1ロール10のロール幅Rw1が転写幅W2と等しく(Rw1=W2)、第2ロール20のロール幅Rw2が転写幅W2と等しい(Rw2=W2)。
第1ロール10と第2ロール20は、図3に示すように、それぞれの回転軸が水平方向に並んで配置されている。このような第1ロール10及び第2ロール20は、軸間距離が一定の間隔となるように保持され、第1ロール10の外周面と第2ロール20の外周面との間には、所定の隙間(成膜する膜厚相当)が設けられている。なお、所定の隙間(最も狭くなる部分)は、70〜100μm程度である。そして、第1ロール10と第2ロール20は、図3に示す矢印方向へ回転、つまり逆方向に回転する。
第3ロール30は、第1ロール10及び第2ロール20によって成形された膜状電極合材120を、電極集電体110に転写する転写ロールであり、電極集電体110の幅W1よりも大きいロール幅Rw3を有するロールである。この第3ロール30の外周面には、電極集電体110が巻き掛けられており、電極集電体110を第2ロール20まで搬送するようになっている。
本実施形態において、この第3ロール30は、第1ロール10と第2ロール20に対して水平方向に並んで配置されているが、第3ロール30は、第1ロール10や第2ロール20と干渉しない位置で、且つ、膜状電極合材120を電極集電体110に転写できる位置関係であればどこに配置されていてもよい。
この第3ロール30は、第2ロール20との軸間距離が一定の間隔となるように保持され、第2ロール20の外周面と第3ロール30の外周面との間には、所定の隙間(製造する電極シート100の厚さ相当)が設けられている。この第3ロール30は、図3に示す矢印方向へ回転、つまり第2ロール20と逆方向(第1ロール10と同方向)に回転する。
そして、電極製造装置1は、第1ロール10と第2ロール20との対向位置付近に、第1壁部材50を有する。第1壁部材50は、第1ロール10の端面10aと第2ロール20の端面20aとに接して、少なくとも第1ロール10と第2ロール20との間隔が最も狭くなる両ロールの対面位置を両側(両端面)から覆う一対の部材である。つまり、第1壁部材50は、第1ロール10及び第2ロール20によって電極材料130がシート状に圧縮成形される部分を両ロール10,20の両端面10a,20aから覆っている。
本実施形態において、第1壁部材50は、その下端部が、第1ロール10及び第2ロール20の両端面10a,20aに軸方向へ突出形成された小径部10b,20bの外周面に沿った円弧形状をなしており、小径部10b,20bの外周面に接触している。また、第1壁部材50は、第2ロール20の外周面付近まで上方へ延設されている。そして、この一対の第1壁部材50により第1ロール10及び第2ロール20の上方に区画された空間内に電極材料130が供給され、その供給された電極材料130が第1ロール10と第2ロール20の間へ供給されるようになっている。
電極材料130は、膜状電極合材120を形成するための粉末の材料を含むものである。本実施形態の電極材料130は、電極活物質と結着材と溶媒とを混合して造粒した湿潤造粒体である。この湿潤造粒体は、溶媒が電極活物質の粒子と結着材に保持(吸収)された状態で、これらが集合(結合)した物質(粒状体)である。
また、電極製造装置1は、第2ロール20と第3ロール30との対向位置付近に、第2壁部材60を有する。第2壁部材60は、第2ロール20の端面と、第3ロール30によって搬送される電極集電体110とに接して、少なくとも第2ロール20と第3ロール30との間隔が最も狭くなる両ロールの対向位置を両側から覆う一対の部材である。つまり、第2壁部材60は、第2ロール20及び第3ロール30によって、シート状に成膜された膜状電極合材120が電極集電体110に転写される部分を両側(第2ロール20の両端面20a)から覆っている。
本実施形態において、第2壁部材60は、樹脂等の変形可能な材質で形成されており、図2に示すように、第3ロール30の外周面に向かって先細りとなるテーパ部61を備え、そのテーパ部61の先端が電極集電体110に対して線接触するようになっている。そして、第2壁部材60のテーパ部61の先端は、他の部分に比べて変形しやすくなっている。これにより、テーパ部61の先端と電極集電体110との密着性が高められる。
また、第2壁部材60は、テーパ部61の先端で電極集電体110に対して線接触するため、電極集電体110との間に生じる摩擦が小さくなる。その結果、薄くて破れやすい電極集電体110に対して第2壁部材60を接触させながら、第3ロール30によって電極集電体110を高速で搬送することができる。特に、第2壁部材60を、PTFE等の滑りやすい材質で形成することにより、電極集電体110との摩擦をより低減することができる。それにより、第2壁部材60を電極集電体110に密着させながら電極集電体110を安定して高速で搬送することができる。
次に、上記の電極製造装置1の動作(電極シート100の製造)について説明する。まず、第1ロール10及び第2ロール20上にて第1壁部材50により区画された空間内に、電極材料130が供給される。そうすると、電極材料130は第1ロール10と第2ロール20との間に供給される。第1ロール10と第2ロール20との間に供給された電極材料130は、第1ロール10及び第2ロール20の回転によって、第1ロール10と第2ロール20との隙間を通過しつつ、その隙間の通過時に第1ロール10及び第2ロール20によって加圧(圧縮)されて引き伸ばされる。この加圧により、電極材料130中の各粒子同士が、電極材料130中の結着材等の作用によって結着される。これにより、第1ロール10と第2ロール20との隙間を通過した電極材料130は、シート状に成膜されて膜状電極合材120となる。
ここで、電極材料130は、第1ロール10と第2ロール20との隙間の通過時に、第1ロール10及び第2ロール20によって加圧(圧縮)されて引き伸ばされる。このとき、電極材料130は、ロールの回転方向だけでなくロールの軸方向にも伸びて広がってしまう。しかしながら、電極製造装置1では、第1壁部材50によって電極材料130のロールの軸方向への伸び広がりが防止(規制)される。そして、第1ロール10の幅Rw1及び第2ロール20の幅Rw2は、電極材料130の転写幅W2と同じに設定されている。そのため、第1ロール10と第2ロール20とにより、狙いの転写幅(つまり第1(第2)ロールの幅)で両端部が波打つことなく真っ直ぐに(直線状に)膜状電極合材120を形成することができる。
そして、第1ロール10及び第2ロール20によってシート状に成膜された膜状電極合材120は、第2ロール20の外周面上に順次付着していく。第2ロール20の外周面上に付着した膜状電極合材120は、第2ロール20の回転により、第3ロール30との対面位置へと搬送される。
その後、第2ロール20に付着した膜状電極合材120は、第3ロール30によって第2ロール20へ搬送されてきた電極集電体110とともに、第2ロール20と第3ロール30との隙間を通過する。その際に、電極集電体110及び膜状電極合材120は、その厚み方向に第2ロール20及び第3ロール30によって加圧され、膜状電極合材120が、第2ロール20の外周面上から電極集電体110上に転写される。かくして、電極シート100が製造される。
ここで、膜状電極合材120は、第2ロール20と第3ロール30との隙間を通過する際に、第2ロール20及び第3ロール30によって加圧(圧縮)されて引き伸ばされる。このとき、膜状電極合材120は、ロールの回転方向だけでなくロールの軸方向にも伸びて広がってしまう。しかしながら、電極製造装置1では、第2ロール20と第3ロール30との隙間部分を両側から覆うようにして一対の第2壁部材60が設けられている。そして、この第2壁部材60は、第3ロール30によって電極集電体110を高速で搬送しても、電極集電体110を損傷することなく電極集電体110に対して密着している。そのため、第2壁部材60によって、膜状電極合材120のロールの軸方向への伸び広がりが防止(規制)される。その結果、図4(a)に示すように、狙いの転写幅W2で両端部が波打つことなく真っ直ぐに(直線状に)膜状電極合材120が電極集電体110上に転写された電極シート100を得ることができる。なお、図4(b)は、膜状電極合材の両端部が波打った形状となった電極シートの従来品を示す。
このようにして、 電極製造装置1では、狙いの転写幅W2からの電極材料130(膜状電極合材120)の漏れ出しがなくなる。そのため、電極材料130(膜状電極合材120)が電極集電体110にしっかりと接着される。従って、電池セル内で電極材料130が電極集電体110から脱落することを防止することができる。また、規定量(規定厚さ)の電極材料130が電極集電体110に転写されるため目付量が減少しないので、容量不足等の電池性能の低下が生じることもない。
続いて、第1壁部材の変形例について説明する。上記した第1壁部材50は固定壁であったが、第1壁部材を第1ロール10とともに回転する回転壁として構成することもできる。例えば、図5〜図7に示すように、第1ロール10の両端面10aに、ロール径よりも大きく、第2ロール20の端面20aの一部を覆う円盤状の回転壁55を設けることができる。このように第1壁部材として回転壁55を設置することにより、壁面近傍で電極材料130の流動性が向上する。そのため、壁面近傍の電極材料130が第1ロール10と第2ロール20との隙間に入り込みやすくなり、狙いの転写幅から外側への電極材料130の漏れ出しを効果的に抑制することができる。
次に、第2壁部材の変形例について説明する。上記した第2壁部材60は変形可能で滑りやすい材質を使用してテーパ部61を形成することにより、電極集電体110との摩擦を低減しているが、潤滑剤を供給して電極集電体110との摩擦を低減することもできる。例えば、図8及び図9に示すように、テーパ部61を備えない第2壁部材65を設けた場合、第2壁部材65よりも第3ロール上流側(図9では下方)に、潤滑剤を含むスポンジ等の潤滑剤供給部材66を、第2壁部材65へ潤滑剤を供給できるように配置して、第2壁部材65と電極集電体110との間に潤滑剤を供給することができる。このような構成によっても、第2壁部材65と電極集電体110との摩擦を低減することができ、電極集電体110を損傷させることなく高速で搬送することができる。
また、上記した第2壁部材60は固定壁であったが、第3ロール30の回転速度と同速度で循環移動する移動壁とすることもできる。例えば、図10及び図11に示すように、4つのベルトプーリ67a,67b,67c,67dに巻き掛けられて循環移動する無端状ベルト68を設けることができる。なお、無端状ベルト68としては、第2ロール20と第3ロール30との隙間寸法よりも厚い厚さのものを使用する必要がある。これにより、無端状ベルト68によって、膜状電極合材120のロールの軸方向への伸び広がりを防止(規制)することができる。
このように第2壁部材として、第3ロール30の回転速度と同速度で循環移動する無端状ベルト68を設けることにより、無端状ベルト68と電極集電体110との摺動をなくすとともに、転写される膜状電極合材120との速度差を小さくすることができる。そのため、電極集電体110を高速搬送しながら無端状ベルト68との密着性を高めることができるので、第2ロール20から膜状電極合材120を電極集電体110上へ転写する際に、狙いの転写幅から外側への電極材料130(膜状電極合材120)の漏れ出しを効果的に抑制することができる。
以上、詳細に説明したように本実施形態に係る電極製造装置1によれば、第1ロール10の幅Rw1と第2ロール20の幅Rw2が転写幅W2と同幅であるため、両ロールの端面10a,20aに接する一対の第1壁部材50を配置することができ、この第1壁部材50により、電極材料130を引き伸ばす力が最も強い、第1ロール10と第2ロール20との間隔が最も狭くなる箇所(対面位置)をロール両側から覆っている。これにより、第1ロール10と第2ロール20との間で電極材料130が膜状電極合材120に成膜される際、電極材料130がロールの軸方向に伸びてしまって(広がってしまって)も、第1壁部材50によって堰き止めることができる。従って、狙いの転写幅W2から電極材料130が漏れ出すことを防止することができるため、第1ロール10と第2ロール20により、両端部が直線化された一定の転写幅W2で電極材料130を膜状電極合材120に成膜することができる。
また、第2ロール20と第3ロール30との隙間に第2壁部材60が配置されているため、成膜された膜状電極合材120を電極集電体110上に転写する際に、膜状電極合材120(電極材料130)がロールの軸方向に伸びてしまって(広がってしまって)も、第2壁部材60によって堰き止められる。従って、転写幅W2から膜状電極合材120(電極材料130)が漏れ出すことがないため、第2ロール20と第3ロール30により、両端部が直線化された一定の転写幅W2で膜状電極合材120を電極集電体110上に転写することができる。
なお、上記した実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることはもちろんである。
1 電極製造装置
10 第1ロール
10a 端面
20 第2ロール
20a 端面
30 第3ロール
50 第1壁部材
60 第2壁部材
100 電極シート
110 電極集電体
120 膜状電極合材
130 電極材料
Rw1 ロール幅(第1ロール)
Rw2 ロール幅(第2ロール)
Rw3 ロール幅(第3ロール)
W1 電極集電体幅
W2 転写幅

Claims (1)

  1. 電極材料を電極集電体上に転写して電極シートを形成する電極製造装置において、
    前記電極材料の前記電極集電体への転写幅と同幅の第1ロールと、
    前記第1ロールに対向配置された前記第1ロールと同幅の第2ロールと、
    前記第2ロールに対向配置された前記電極集電体の幅よりも大きい幅の第3ロールと、
    前記第1ロールの端面と前記第2ロールの端面とに接して、少なくとも前記第1ロールと前記第2ロールとの間隔が最も狭くなる箇所を両側から覆う一対の第1壁部材と、
    前記第2ロールの端面と、前記第3ロールによって搬送される前記電極集電体とに接して、少なくとも前記第2ロールと前記第3ロールとの間隔が最も狭くなる箇所を両側から覆う一対の第2壁部材とを有する
    ことを特徴とする電極製造装置。
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