JP2018151952A - リーダ装置、無線タグ、情報提示システム - Google Patents

リーダ装置、無線タグ、情報提示システム Download PDF

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Abstract

【課題】作業を効率化するための情報を収集および提示する。【解決手段】リーダライタ(1)は、無線タグ(2)から所定の時間間隔で角度情報を取得する情報取得部(11)と、角度情報を、角度の測定時刻と対応付けて記憶する記憶部(40)と、角度情報と測定時刻とを対応付けてPC(3)に表示させる表示制御部(15)と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、治具に取り付けられた無線タグから情報を収集するリーダ装置等に関する。
セルラインの製造工程等、多品種少量生産を行う生産ラインでは、作業者が手作業で製品の組み立てや半田付けが行われている。従来から、この手作業の能率を向上させるための技術が開発されている。例えば、特許文献1には、半田付け不良箇所の修正作業を自動化することにより、作業負担の軽減および作業能率の向上を実現する技術が開示されている。
特開平6−190545号公報(1994年7月12日公開)
ところで、このような手作業での製造を行う場合、作業者によって作業の仕方が異なるため、同じ作業工程であっても、所用時間にばらつきが出ることがある。例えば、半田付けを手作業で行う場合、半田付け治具の使いこなし方によって、同じ工程であっても作業者毎に所要時間が異なることが多い。
このような時間のばらつきを抑え効率的な生産を実現するには、作業者の教育が必要である。しかしながら、誰がどのような作業の仕方をしているか、および、どのような作業の仕方が効率的または非効率的かを特定し、作業者に適宜指導するためには、製造ラインにラインリーダ等の教育者が常駐する必要があった。
本発明の一態様は、特定の作業における作業を効率化するための情報を収集および提示できるリーダ装置等を実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るリーダ装置は、特定の作業に用いる治具の作業台に対する角度を測定する無線タグから、所定の時間間隔で前記角度を示す情報を取得する情報取得部と、前記角度を示す情報を、前記角度の測定時刻と対応付けて記憶する記憶部と、前記角度を示す情報と前記測定時刻とを対応付けて表示装置に表示させる表示制御部と、を備える。
前記の構成によれば、リーダ装置は治具の角度の経時的な推移を記録する。そして、リーダ装置は記録した情報を、表示装置を用いてユーザに提示する。これにより、リーダ装置は特定の作業における治具の角度と所要時間との関係性をユーザに提示することができる。
したがって、リーダ装置は、特定の作業、例えば製造ラインにおける1作業工程等における作業を効率化するための情報を収集し、ユーザに提示することができる。
前記リーダ装置は、前記特定の作業を行う作業者の識別情報を取得する作業者情報取得部を備え、前記記憶部は、前記作業者の識別情報と、前記角度を示す情報と、前記角度の測定時刻とを対応付けて記録してもよい。
前記の構成によれば、リーダ装置は作業者毎の治具の角度の経時的な推移を記録する。ここで、治具の角度の経時的な変化は、作業者の手つきまたは手順等の作業の仕方に対応している。したがって、リーダ装置は作業者毎の作業の仕方と所要時間との関係性をユーザに提示することができる。
前記リーダ装置は、前記記憶部に記憶された前記角度を示す情報と前記角度の測定時刻とから、前記特定の作業の1工程の期間を特定する工程特定部と、前記測定時刻と前記工程特定部が特定した各工程の期間とから、各工程における作業の所要時間を算出する所要時間算出部と、を備え、前記表示制御部は、前記作業の工程毎の前記所要時間を対応付けて前記表示装置に表示させてもよい。
前記の構成によれば、リーダ装置は作業の1工程の期間を特定し、各工程の所要時間を算出し表示装置に表示させる。したがって、ユーザは工程毎の所要時間を認識することができるため、工程毎の作業効率を知ることができる。
前記リーダ装置は、前記工程特定部が特定した1工程における前記治具の角度を算出する工程角度算出部を備え、前記表示制御部は、前記作業の工程毎の前記治具の角度を対応付けて前記表示装置に表示させてもよい。
前記の構成によれば、リーダ装置は各工程における治具の角度と、所要時間との関係性をユーザに提示できる。ここで、工程毎の治具の角度は、該工程における作業者の手つきまたは手順等の作業の仕方に対応している。したがって、リーダ装置は各工程における作業の仕方と所要時間との関係性をユーザに提示することができる。そして、ユーザは各工程において、ある作業の仕方に対する作業効率を知ることができる。
前記リーダ装置は、前記特定の作業を行う作業者の識別情報を取得する作業者情報取得部を備え、前記記憶部は、前記作業者の識別情報と、前記角度を示す情報と、前記角度の測定時刻とを対応付けて記録し、前記表示制御部は、前記作業者毎に、各工程における前記所要時間と、各工程における前記治具の角度と、を対応付けて前記表示装置に表示させてもよい。
前記の構成によれば、リーダ装置は各工程における作業者、治具の角度、および所要時間の関係性をユーザに提示できる。各工程における治具の角度は、作業者の作業の仕方によって異なる。したがって、ユーザは前記関係性から、作業者毎の作業の仕方および作業効率を知ることができる。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る無線タグは、特定の作業に用いる治具に取り付けられた無線タグであって、前記治具の作業台に対する角度を所定の時間間隔で測定する角度測定部と、前記角度測定部が測定した角度を、該角度と該角度の測定時刻とを対応付けて記憶するリーダ装置に送信する送信部と、を備える。
前記の構成によれば、無線タグは特定の作業における治具の角度を継続的に測定してリーダ装置に送信する。つまり、無線タグは、前記特定の作業を効率化するための情報をリーダ装置に送信することができる。
前記無線タグは、前記特定の作業を施す対象の製品の、前記治具への取付けおよび取り外しを検出する取付検出部を備え、前記角度測定部は、前記取付検出部が前記製品の取付けを検出した場合に前記角度の測定を開始し、前記製品の取り外しを検出した場合に前記角度の測定を終了してもよい。
前記の構成によれば、無線タグは治具に対し製品が取り付けられてから取り外されるまでの間、角度を測定する。したがって、無線タグは作業していないときの不要な測定を行わず、作業が行われている間のみ測定を行うことができる。
前記無線タグは、前記角度測定部の前記角度の測定時刻を取得する時刻取得部と、前記角度と、前記角度の測定時刻とを対応付けて記録するタグ記憶部と、を備え、前記送信部は前記角度と前記測定時刻とを前記リーダ装置に送信してもよい。
前記の構成によれば、無線タグは特定の作業における治具の角度と所要時間との関係性を記録する。つまり、無線タグは、前記特定の作業を効率化するための情報を収集することができる。
前記無線タグは、前記特定の作業を行う作業者の識別情報を前記リーダ装置から受信する受信部を備え、前記タグ記憶部は、前記作業者の識別情報と、前記角度を示す情報と、前記角度の測定時刻とを対応付けて記録してもよい。
前記の構成によれば、無線タグは、作業者毎の、特定の作業における治具の角度と所要時間との関係性を記録する。つまり、無線タグは、前記特定の作業を効率化するための情報を収集することができる。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る無線タグは、前記リーダ装置と、前記無線タグと、前記表示装置と、を備える。前記の構成によれば、前記リーダ装置および前記無線タグと同様の効果を奏する。
本発明の一態様によれば、特定の作業における作業を効率化するための情報を収集および提示できる。
本発明の実施形態1に係るリーダライタの要部構成を示すブロック図である。 上記リーダライタを含む情報提示システムの構成を示す図である。 上記情報提示システムに含まれる無線タグの回路構成を示す図である。 上記無線タグのメモリマップの一例を示す図である。 上記無線タグにおける、治具の角度の測定方法の一例を示す図である。 上記リーダライタおよび無線タグの処理の流れを示すフローチャートである。 上記リーダライタが収集した情報を上記情報提示システムに含まれるPCにて表示する場合の、表示の一例を示す図である。 上記リーダライタが収集した情報を上記情報提示システムに含まれるPCにて表示する場合の、表示の他の一例を示す図である。
以下、本開示の第1の実施形態について、図1〜6を用いて詳細に説明する。図2は、本実施形態に係る情報提示システム100の構成を示す図である。
≪システム概要≫
情報提示システム100は例えば、製品を治具を用いて固定しつつ特定の作業を行う場合に、該特定の作業の仕方および該作業に係る所要時間を収集し、ユーザに提示するためのシステムである。なお、ここでいうユーザは上記特定の作業の作業者とは限らず、例えば生産ラインのリーダ等の作業の監視者であってもよい。情報提示システム100は、リーダライタ(リーダ装置)1と、無線タグ2と、パーソナルコンピュータ(PC、表示装置)3と、治具4とを含む。
治具4は、製品を固定するための治具であって、作業台(および作業者)に対する角度を変更可能な治具である。図2の例では、製品はプリント基板(以下、単に基板と称する)であって、治具4は半田付け治具である。治具4には無線タグ2が取り付けられている。
無線タグ2は、各種センサによって治具4への基板の取付けおよび取り外しを検出するとともに、作業台と治具4との角度を測定するものである。無線タグ2は、検出結果および測定結果を、リーダライタ1に送信する。
リーダライタ1は、所定の交信可能範囲に存在する無線タグ2に対し、データの書き込みおよび読み出しを行うものである。リーダライタ1は、例えばRFID(Radio Frequency IDentification)技術を用いて無線タグ2とデータの送受信を行う。リーダライタ1は無線タグ2から読み出したデータを自装置に記憶する。なお、リーダライタ1は図示のように、外付けの電源と接続されていてもよいし、内蔵電源で稼働するものであってもよい。
PC3は、ユーザの入力操作を受けつける入力インタフェースであるとともに、該入力操作の結果を表示する出力インタフェースである。PC3には表示装置が内蔵または外付けされており、ユーザはPC3で所定の入力操作を行うことで、リーダライタ1に記憶されたデータ、すなわち無線タグ2が収集したデータを閲覧することができる。
≪リーダライタの構成≫
次に、リーダライタ1の構成について説明する。図1は、リーダライタ1の要部構成を示すブロック図である。なお、リーダライタ1と他の装置との通信を分かりやすくするため、図1には無線タグ2とPC3とも併せて記載している。
リーダライタ1は、送受信部20と、読取部30と、制御部10と、記憶部40と、上位インタフェース(I/F)50と、を含む。
送受信部20は、リーダライタ1と無線タグ2との通信を行う。具体的には、送受信部20は、リーダライタ1のアンテナと、送信回路と、受信回路と、RF処理回路とを含む。送受信部20は、無線タグ2から受信した情報を情報取得部11に送信する。一方、送受信部20は、制御部10から受信した情報や指示(無線タグ2に対するデータ要求等)を発信する。送受信部20の送信可能範囲に無線タグ2を配置することで、上記情報や指示を無線タグ2のアンテナで受信することができる。
読取部30は、作業者の識別情報(作業者情報)を読み取るためのリーダである。読取部30は、例えば作業者のICカードに記憶されている作業者情報を読み取るカードリーダ等であってもよい。読取部30は作業者情報を読み取ると、制御部10の作業者情報取得部12(後述)に該情報を送信する。
記憶部40は、リーダライタ1において必要な情報を記憶するものである。記憶部40は測定データ41を含む。測定データ41は、治具の角度を示す情報(角度情報)と、該角度の測定時刻を対応付けたデータである。なお、測定データ41は、角度情報と該角度の測定時刻と、作業者情報とを対応付けた情報であることがより望ましい。さらに言えば、測定データ41は、上記情報にさらに治具4を識別する情報(治具情報)を対応付けた情報であることが望ましい。
上位I/Fは、リーダライタを制御するソフトウェア(上位ソフトウェア)をインストールしたPC等のPC3と、リーダライタ1との通信を行うものである。
制御部10は、リーダライタ1を統括的に制御するものである。制御部10は、情報取得部11と、作業者情報取得部12と、計時部13と、分析部(工程特定部、所要時間算出部、工程角度算出部)14と、表示制御部15とを含む。制御部10は、情報取得部11、作業者情報取得部12、および計時部13でそれぞれ得た情報を対応付けて、送受信部20を介し無線タグ2のメモリに書き込む。また、制御部10は、情報取得部11、作業者情報取得部12、および計時部13でそれぞれ得た情報を無線タグ2のメモリに書き込む際、該情報を自装置の記憶部40の測定データ41に書き込んでもよい。
情報取得部11は、無線タグ2から、所定の時間間隔で角度情報を取得する。なお、「治具の角度」とは、治具の作業台に対する角度を示す。作業者情報取得部12は、読取部30が読み取った作業者情報を取得する。
計時部13は、情報取得部11が角度情報を取得した場合、角度情報を取得した時刻を計時する。詳しくは後述するが、無線タグ2は治具の角度を測定すると、角度情報を略遅滞なくリーダライタ1に送信する。したがって、角度情報を取得した時刻は、該角度の測定時刻と略同一といえる。
計時部13はまた、制御部10が無線タグ2に対しデータを要求するタイミングを計測する。例えば計時部13は、角度情報の受信間隔を計測する。計時部13の計測時間が所定の時間を超えた場合、制御部10は送受信部20を介し、無線タグ2に角度情報の送信を要求する。
分析部14は、PC3から受信したユーザの指示に応じて、記憶部40に記憶された測定データ41を分析する。例えば分析部14は、作業の1工程の期間を特定する。具体的には、分析部14は、測定データに含まれる角度情報と測定時刻とを参照し、角度が所定時間以上変化しない期間を、1工程として特定する。分析部14はまた、測定データ41に含まれる測定時間と、特定した1工程の期間とから、各工程における作業の所要時間を算出する。さらに、分析部14は、上記1工程の角度を、該工程における治具4の角度として算出する。
分析部14の工程、所用時間、治具4の角度の特定は、作業者情報が示す作業者毎に行われる。分析部14はこれらの特定結果を記憶部40に記憶させてもよい。また、分析部14はユーザの指示が無くとも、リアルタイムで蓄積されていく測定データ41を随時分析することで、工程、所用時間、治具4の角度の特定をリアルタイムで行ってもよい。
表示制御部15は、PC3から受信したユーザの指示に応じて、記憶部40に記憶された測定データ41、または該データを分析部14が分析した結果を、PC3の表示装置に表示できる形式にしてPC3に送信する。
≪無線タグの構成≫
次に、無線タグ2の構成について説明する。図3の(a)および(b)は、無線タグ2の回路構成を示す図である。無線タグ2は、図示のように整合回路61と、無線IC(タグ記憶部、時刻取得部、送信部、受信部)62と、エンコーダまたはポテンショメータ63(角度測定部、以降単にエンコーダ63と記載する)と、取付センサ(取付検出部)64とを含む。
整合回路61は、回路間のインピーダンスを合わせるための回路である。エンコーダ63は、治具4の角度を所定の時間間隔で取得し、無線IC62に送る。
無線IC62は、無線タグ2のメモリでありメモリマップの形式で、各種データを記憶する。また、無線IC62は、アンテナを介しリーダライタ1とデータの送受信を行う。
図4は、無線IC62に記憶されるメモリマップの一例を示す図である。メモリマップは図示の通り、アドレスに、該アドレスに対する項目名および値を関連付けたデータである。メモリマップには図示のアドレス0040以降に記載のように、少なくとも角度情報(角度1、2、3)と、該角度の測定時刻(時刻1、2、3)とが対応付けて記憶される。
また、メモリマップには、図示のように基板のセットおよびリセット時刻、ならびに作業者情報、治具番号(治具4の識別情報)、生産ラインの識別番号等が記憶されていてもよい。
取付センサ64は、治具4に対する、作業を施す対象の製品の取付け(セット)および取外し(リセット)を検出するセンサである。取付センサは近接センサ等のセンサであってもよいし、製品を取付けることで物理的に押下されるスイッチ等であってもよい。取付センサ64は製品の取付け(ON情報)および取外し(OFF情報)を無線IC62に送る。
なお、無線タグ2は図3の(b)に示すように、CPU65を備えていてもよい。CPU65は、エンコーダ63および取付けセンサ64からの情報を受信し、無線IC62への書き込みを行ってもよい。また、無線タグ2は図示しない電源や、整流回路を備えていてもよい。
なお、エンコーダ63も物理スイッチであってもよい。図5は、無線タグ2における、治具4の角度の測定方法の一例を示す図である。図5の例では、エンコーダ63の代わりに、作業台上にスイッチS1およびS2が配置されている。スイッチS1およびS2の黒塗りの箇所に治具4が重なった場合、スイッチがONとなる。このように、作業台においてスイッチS1およびS2を角度をずらして配置することで、同図の表に記載のように、治具4の作業台に対する角度をスイッチのON/OFFで特定することができる。
なお、スイッチS1およびS2の配置位置および角度は固定であってもよいし、変更可能であってもよい。例えば、スイッチS1とS2との間の間隔t1は変更可能であってもよい。また、スイッチの個数も特に限定されない。
≪処理の流れ≫
次に、作業者による作業の開始から終了までの間の、リーダライタ1と無線タグ2との処理の流れについて説明する。図6は、リーダライタ1および無線タグ2の処理の流れを示すフローチャートである。
作業者は、治具4を使い作業を始める前に作業者情報を入力する。例えば、作業者はリーダライタ1の読取部30に対し作業者情報を記憶したICカードをかざすことで、読取部30に作業者情報を読み取らせる。リーダライタ1の作業者情報取得部12は作業者情報を取得すると(S10)、該作業者情報を無線タグ2に送信する(S12)。無線タグ2の無線IC62は作業者情報を受信し、メモリマップに書き込む(S14)。リーダライタ1の制御部10はS12の後、無線タグ2からON/OFF情報を読み出す(S16)。無線IC62は該読出し要求に応えて、取付センサ64からON/OFF情報を取得し、リーダライタ1に送信する(S18)。リーダライタ1の制御部10はON/OFF情報から、治具4に基板がセットされたか否かを判定する(S20)。具体的には、OFF情報を取得した場合、治具4に基板がセットされていないと判定し(S20でNO)、ON情報を取得した場合は治具4に基板がセットされていると判定する(S20でYES)。以降、無線タグ2はリーダライタ1に、特定のタイミングまたは時間間隔で、ON/OFF情報を送信する。
治具4に基板がセットされている場合(S20でYES)、リーダライタ1の計時部13は現在時刻、すなわち基板がセットされた時刻(セット時刻)を計時し、無線タグ2に送信する(S22)。無線タグ2の無線IC62はセット時刻を受信すると、これをメモリマップに書き込む(S24)。
以後、リーダライタ1の計時部13は、無線タグ2に対し角度情報を要求するタイミングを計測する。情報取得部11は計時部13が計測している時間が所定の時間(例えば、5分)を超えるまでは待機し(S26でNO)、超えた場合(S26でYES)、無線タグ2から角度情報を読み出す(S28)。無線IC62は該読出し要求に応えて、エンコーダ63から角度情報を取得し、リーダライタ1に送信する(S30)。計時部13は角度情報を読み出した時刻(角度の測定時刻と略同一の時刻)を測定し(S32)、制御部10は、該時刻と角度情報とを対応付けて無線タグ2に送信する(S34)。なおこのとき、上記時刻と角度情報とは、作業者情報が示す作業者毎に区別されて送信される(S34)。無線タグ2は作業者ごとに、時刻と角度情報とを対応付けて無線IC62のメモリに記録する(S36)。
以降、S18から特定のタイミングまたは時間間隔で取得しているON/OFF情報が、ON情報、つまり基板がセット状態であることを示す間(S38でNO)、リーダライタ1および無線タグ2はS26〜S36の処理を繰り返す。一方、ON/OFF情報が、OFF情報、つまり基板がリセットされたことを示すと(S38でYES)、リーダライタ1の計時部13は現在時刻、すなわち基板がリセットされた時刻(リセット時刻)を計時し、無線タグ2に送信する(S40)。無線タグ2の無線IC62はリセット時刻を受信すると、これをメモリマップに書き込む(S42)。さらに、無線IC62はメモリマップのデータ(望ましくは、全てのデータ)をリーダライタ1に送信する(S44)。リーダライタ1の制御部10は、無線タグ2から受信したメモリマップのデータを、記憶部40の測定データ41に記憶する。以上の処理によれば、リーダライタ1は治具4の角度の経時的な推移を収集し記録することができる。
なお、無線タグ2の無線IC62またはCPU65は、時刻を計時可能であってもよい。無線タグ2が時刻を計時可能である場合、リーダライタ1および無線タグ2は、S16〜S42の処理を行わなくてもよい。この場合、無線タグ2は、ON/OFF情報から基板のセットを確認すると、自機でセット時刻を計時しメモリマップに記録する。さらに、所定時間が経過する毎に、エンコーダ63に角度を測定させ、該角度の測定時刻を計時し、角度情報と測定時刻とを対応づけてメモリマップに記憶する。なお、作業者情報を取得している場合、上記角度情報および測定時刻は、作業者毎に記憶される。
ON/OFF情報から基板のリセットを確認すると、無線タグ2は、リセット時刻を計時し、メモリマップに記憶する。そして、最後に無線タグ2はメモリマップのデータをリーダライタ1に送信する。
≪PCでの表示例≫
最後に、リーダライタ1の収集した測定データ41の分析および表示例について、図7〜8を用いて説明する。
ユーザによりPC3に対し所定の入力操作が行われると、PC3はリーダライタ1の測定データ41にアクセスする。なお、該入力操作およびアクセスのために、PC3に専用のソフトウェアがインストールされていてもよい。リーダライタ1の表示制御部15は、上位I/F50を介し上記アクセスを受けると、PC3に、測定データ41または分析部14が分析した後の測定データ41を含む、PC3が表示するための表示データを送信する。また、リーダライタ1の表示制御部15は図示のように、PC3に基板のセットおよびリセットを識別可能に表示させてもよい。
図7は、リーダライタ1が収集した測定データ41の分析結果をPC3にて表示する場合の、表示の一例を示す図である。横軸は時間、縦軸は治具4の角度を示している。上述のように、分析部14は、治具4の角度および角度の測定時刻から、各作業者の作業工程、該工程での治具4の角度、および工程毎の所要時間を特定する。特定された工程、治具4の角度、および所要時間は例えば図示のように(工程1〜4)対応付けられ表示される。
なお、メモリマップおよび測定データ41のデータに、作業者情報および治具4の識別情報が含まれている場合、図7に示すように、作業者ごとに、治具の種類(治具Aと治具B)の切り替えタイミングを提示してもよい。これにより、治具4の違いによる作業効率の変化を作業者毎に確認することができる。
図8は、リーダライタ1が収集した測定データ41の分析結果をPC3にて表示する場合の、表示の他の一例を示す図である。図8の(a)は、各工程における各作業者の所要時間を示している。図8の(b)は、各工程における各作業者の治具角度を示している、図8の(a)および(b)を提示することで、ユーザはこれらのグラフを比較確認することで、各工程における治具4の最適な角度を特定することができる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
リーダライタ1の制御ブロックは、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、リーダライタ1は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 リーダライタ(リーダ装置)
2 無線タグ
3 PC
4 治具
10 制御部
11 情報取得部
12 作業者情報取得部
13 計時部
14 分析部(工程特定部、所要時間算出部、工程角度算出部)
15 表示制御部
20 送受信部
30 読取部
40 記憶部
41 測定データ
50 上位I/F
61 整合回路
62 無線IC(タグ記憶部)
63 エンコーダまたはポテンショメータ(角度測定部)
64 取付センサ(取付検出部)
65 CPU

Claims (10)

  1. 特定の作業に用いる治具の作業台に対する角度を測定する無線タグから、所定の時間間隔で前記角度を示す情報を取得する情報取得部と、
    前記角度を示す情報を、前記角度の測定時刻と対応付けて記憶する記憶部と、
    前記角度を示す情報と前記測定時刻とを対応付けて表示装置に表示させる表示制御部と、を備えることを特徴とする、リーダ装置。
  2. 前記特定の作業を行う作業者の識別情報を取得する作業者情報取得部を備え、
    前記記憶部は、前記作業者の識別情報と、前記角度を示す情報と、前記角度の測定時刻とを対応付けて記録することを特徴とする、請求項1に記載のリーダ装置。
  3. 前記記憶部に記憶された前記角度を示す情報と前記角度の測定時刻とから、前記特定の作業の1工程の期間を特定する工程特定部と、
    前記測定時刻と前記工程特定部が特定した各工程の期間とから、各工程における作業の所要時間を算出する所要時間算出部と、を備え、
    前記表示制御部は、前記作業の工程毎の前記所要時間を対応付けて前記表示装置に表示させることを特徴とする、請求項1または2に記載のリーダ装置。
  4. 前記工程特定部が特定した1工程における前記治具の角度を算出する工程角度算出部を備え、
    前記表示制御部は、前記作業の工程毎の前記治具の角度を対応付けて前記表示装置に表示させることを特徴とする、請求項3に記載のリーダ装置。
  5. 前記特定の作業を行う作業者の識別情報を取得する作業者情報取得部を備え、
    前記記憶部は、前記作業者の識別情報と、前記角度を示す情報と、前記角度の測定時刻とを対応付けて記録し、
    前記表示制御部は、前記作業者毎に、各工程における前記所要時間と、各工程における前記治具の角度と、を対応付けて前記表示装置に表示させることを特徴とする、請求項4に記載のリーダ装置。
  6. 特定の作業に用いる治具に取り付けられた無線タグであって、
    前記治具の作業台に対する角度を所定の時間間隔で測定する角度測定部と、
    前記角度測定部が測定した角度を、該角度と該角度の測定時刻とを対応付けて記憶するリーダ装置に送信する送信部と、を備えることを特徴とする無線タグ。
  7. 前記特定の作業を施す対象の製品の、前記治具への取付けおよび取り外しを検出する取付検出部を備え、
    前記角度測定部は、前記取付検出部が前記製品の取付けを検出した場合に前記角度の測定を開始し、前記製品の取り外しを検出した場合に前記角度の測定を終了することを特徴とする、請求項6に記載の無線タグ。
  8. 前記角度測定部の前記角度の測定時刻を取得する時刻取得部と、
    前記角度と、前記角度の測定時刻とを対応付けて記録するタグ記憶部と、を備え、
    前記送信部は前記角度と前記測定時刻とを前記リーダ装置に送信することを特徴とする、請求項6または7に記載の無線タグ。
  9. 前記特定の作業を行う作業者の識別情報を前記リーダ装置から受信する受信部を備え、
    前記タグ記憶部は、前記作業者の識別情報と、前記角度を示す情報と、前記角度の測定時刻とを対応付けて記録することを特徴とする、請求項8に記載のリーダ装置。
  10. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のリーダ装置と、
    請求項6〜9のいずれか1項に記載の無線タグと、
    上記表示装置と、を備えることを特徴とする、情報提示システム。
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