JP2018151249A - 携帯機器用部品の固定構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】第2部材(被取付部材)の位置決め精度を確保し、かつ、第2部材を容易に取り付けることができる携帯機器用部品の固定構造を提供する。【解決手段】固定構造20は、地板2に設けられた固定部21と、表示板5に形成された規制部25とを備える。固定部21は、第1ピン22および第2ピン23を有する。第2ピン23は傾斜面23aを有する。傾斜面23aは、表示板5が地板2に近接するにつれて、規制部25への押圧力を発生させる面である。第1ピン22および第2ピン23に規制部25が挟み込まれた状態で係止される。【選択図】図3

Description

本発明は、携帯機器用部品の固定構造に関するものである。
時計用表示板の固定構造として、時計用表示板の外周部に切欠が形成され、補助リング(以下、地板という)に一対の円柱突起が取り付けられ、一対の円柱突起に切欠が係合されることにより時計用表示板が地板に取り付けられるものが知られている。
具体的には、切欠を一対の円柱突起に合わせた状態で時計用表示板を地板に押し付ける。切欠の壁部で一対の円柱突起が互いに近づく方へ弾性変形し、一対の円柱突起に切欠が押し込まれる。これにより、切欠が一対の円柱突起に係合されて時計用表示板が地板に取り付けられる(例えば、特許文献1参照)。
一対の円柱突起に切欠が押し込まれることにより、時計用表示板を精度よく位置決めすることが可能である。
特開2001−194470号公報
ところで、円柱突起の突出寸法は、時計全体の厚さ寸法を考慮して小さく抑えることが好ましい。しかし、円柱突起の突出寸法が小さく抑えられるために、円柱突起の弾性変形量が小さくなる。このため、時計用表示板(すなわち、第2部材)を地板(すなわち、第1部材)に取り付ける際の作業性について改良の余地が残されている。
一方、円柱突起の突出寸法を大きくして、弾性変形量を確保することが考えられる。しかし、円柱突起の突出寸法を大きくすると、時計全体の厚みが増し、時計の外観が損なわれることが考えられる。
本発明は、このような事情に考慮してなされたもので、その目的は、第2部材(すなわち、被取付部材)の位置決め精度を確保し、かつ、第2部材を容易に取り付けることができる携帯機器用部品の固定構造を提供することである。
上記の課題を解決するために本発明の一態様に係る携帯機器用部品の固定構造は、第1部材に設けられ、第1挟持部および第2挟持部を有し、前記第1挟持部又は前記第2挟持部のいずれかに傾斜面が形成された固定部と、第2部材に設けられ、前記第1挟持部および前記第2挟持部に挟み込まれた状態で、前記第1部材に近接するにつれて前記傾斜面から押圧力を受けて前記固定部に係止可能な規制部と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、固定部に第1挟持部および第2挟持部を有し、第2挟持部に傾斜面を形成した。傾斜面に規制部を押し付けることにより、傾斜面から規制部へ向けて押圧力を発生させることができる。よって、規制部を第1挟持部に押圧できる。これにより、規制部を第1挟持部および第2挟持部で強固に挟持した状態に固定できる。
ここで、第1挟持部に規制部を押圧することにより、規制部を第1挟持部で精度よく位置決めでき、第2部材の位置決め精度を確保できる。
また、傾斜面に規制部を押し付けるだけで、規制部を第1挟持部および第2挟持部で強固に挟持した状態に固定できる。これにより、第2部材を第1部材に容易に取り付けることができる。
上記態様において、第1挟持部は、円柱に形成された第1ピン、第2挟持部は、円錐台に形成されて前記傾斜面を有する第2ピンであってもよい。
この構成によれば、第1挟持部および第2挟持部、すなわち固定部を簡単な構成で形成できる。
上記態様において、前記第2ピンは、前記第1部材から前記第2部材側に向けて徐々に縮径されていてもよい。
この構成によれば、第2部材を第1部材に向けて近接させることにより、第2ピンの傾斜面に規制部を押し付けることができる。これにより、傾斜面から規制部へ向けて押圧力を発生させて、規制部を第1ピンに押圧できる。したがって、規制部を第1ピンおよび第2ピンで強固に挟持した状態に容易に固定できる。
上記態様において、前記第2ピンは、前記第1部材から前記第2部材に向けて徐々に拡径されていてもよい。
この構成によれば、第2ピンを第2部材側から第1部材に取り付けることにより、第2ピンの傾斜面を規制部に押し付けることができる。すなわち、傾斜面から規制部へ向けて押圧力を発生させることができ、規制部を第1ピンに押圧できる。これにより、規制部を第1ピンおよび第2ピンで強固に挟持した状態に固定できる。
また、第2ピンが第1部材から第2部材へ向けて徐々に拡径されることにより、規制部が固定部から抜け出すことを第2ピンで一層良好に抑制できる。
上記態様において、前記第2ピンは、前記第1部材に回転自在に取り付けられ、前記第1部材側の基端部の中心軸と、前記第1部材の反対側の先端部の中心軸とが偏心していてもよい。
この構成によれば、第2ピンを第1部材に回転自在に取り付け、基端部の中心軸線と先端部の中心軸線とを偏心させた。よって、第2ピンの周方向の傾斜角を変えることができる。すなわち、第2ピンを回転させることにより、規制部に合わせて第2ピンの傾斜面を選択できる。これにより、規制部(すなわち、表示板)を固定する際に傾斜面による締め代の微調整が可能となる。
上記態様において、前記第2ピンは、前記第1部材に着脱自在に取り付けられていてもよい。
この構成によれば、第2ピンを第1部材に着脱自在に取り付けることにより、第2ピンを規制部に合わせて交換できる。すなわち、形状の異なる第2ピンを多数用意しておき、規制部に合わせて、適切な形状の第2ピンを選択できる。これにより、規制部(すなわち、表示板)を固定する際に傾斜面による締め代の微調整が可能となる。
上記態様において、前記規制部は、前記傾斜面に対向し、前記傾斜面に沿って傾斜状に形成された傾斜辺を有してもよい。
この構成によれば、傾斜面に対向する規制部の面を傾斜面に沿って傾斜状に形成した。よって、規制部の面が傾斜面に接触する接触面積を大きくできる。これにより、規制部の面を傾斜面に一層良好に保持でき、規制部を固定部に一層強固に取り付けることができる。
上記態様において、前記第1部材は、前記固定部が設けられた時計の地板であり、前記第2部材は、前記規制部が設けられた時計の表示板であってもよい。
この構成によれば、時計の表示板を地板に位置決め精度を確保した状態で強固に取り付けることができる。さらに、表示板を地板に容易に取り付けることができる。
この発明の一態様によれば、第2部材(被取付部材)の位置決め精度を確保し、かつ、第2部材を容易に取り付けることができる。
本発明の第1実施形態に係る時計を示す分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る固定構造を示す平面図である。 本発明の第1実施形態に係る固定構造を直線状に展開した状態を示す側面図である。 本発明の第2実施形態に係る固定構造を示す平面図である。 本発明の第2実施形態に係る固定構造を示す側面図である。 本発明の第3実施形態に係る固定構造を示す平面図である。 本発明の第3実施形態に係る固定構造を示す側面図である。 本発明の第3実施形態の変形例に係る第2ピンを示す断面図である。 本発明の第4実施形態に係る固定構造を示す平面図である。 本発明の第4実施形態に係る第2ピンを示す側面図である。 本発明の第4実施形態に係る第2ピンを示す断面図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施形態においては、携帯機器用部品として時計10の表示板5に本発明を適用する例について説明するが、これに限定するものではない。その他の例として、時計のソーラパネル、携帯端末の表示板などを携帯機器用部品とすることも可能である。
また、携帯機器用部品の固定構造を「固定構造」と略記して説明する。
[第1実施形態]
図1は第1実施形態に係る時計10を示す分解斜視図である。
図1に示すように、時計10は、ムーブメント1と、表示板5とを備えている。ムーブメント1は、地板2と、太陽電池3と、枠体4と、指針軸(図示略)とを備える。表示板5は第2部材であり、地板2は第1部材である。
Cは、時計10の中心軸線である。中心軸線Cに沿う方向のうち一方向を第1軸線方向C1といい、第1軸線方向C1と反対の方向を第2軸線方向C2という。中心軸線Cは、ムーブメント1(地板2、太陽電池3、枠体4および指針軸)、および表示板5の中心を通る。中心軸線C周りの方向を周方向Rという。周方向Rのうち一方向を第1周方向R1といい、周方向Rのうち第1周方向R1と反対の方向を第2周方向R2という。
表示板5は、ムーブメント1の第1軸線方向C1側に位置する。
時計10は、指針軸に取り付けられる指針(時針、分針、および秒針)(図示略)を有する。時計10は、図示しないが、風防、裏蓋、ベゼル、ケース、およびベルトを備えた構成とすることができる。
ケースは、ムーブメント1および表示板5を収納する。風防は、ケースの開口にベゼルによって取り付けられている。風防は、太陽光などの光を透過する材質、例えばガラス、プラスチックで形成されている。
ムーブメント1は、例えば、回路ブロック(例えば発振回路、制御回路等)、電池(二次電池)、モータ等を備えている。電池は、太陽電池3によって供給された電気エネルギーによって充電される。モータは、指針軸を駆動する。
地板2は、板状の地板本体部2Aと、一対の固定部21(一方の固定部21は図示略)とを有する。地板本体部2Aは、例えば、中心軸線Cと平行な方向から見て、概略、円形の環状に形成されている。
一対の固定部21は、地板本体部2Aに周方向Rへ等間隔をおいて配置されている。
なお、固定部21の数は2に限らないで、1であってもよいし、2以上の任意の数(複数)であってもよい。固定部21は、第1ピン22と、第2ピン23とを備えている。第1ピン22および第2ピン23は、規制部25を挟持する第1挟持部および第2挟持部である。固定部21については図2、図3で詳しく説明する。
太陽電池3は、太陽、照明などからの光を電気エネルギーに変換する発電部として動作する。太陽電池3は、板状に形成された板部材である。太陽電池3は、地板2の第1軸線方向C1側に重なる位置に配置される。
枠体4は、枠体本体部4Aと、複数の枠体固定部(図示略)とを有する。枠体本体部4Aは、例えば、中心軸線Cと平行な方向から見て、概略、円形の環状に形成されている。枠体本体部4Aは、枠体固定部が地板2に係止することにより地板2に係止される。枠体本体部4Aは、太陽電池3の一部のうち、第1軸線方向C1側の面に当接される。
また、枠体本体部4Aは、表示板5の外周を囲む形状に形成されている。
表示板5は、例えば文字板である。表示板5は、枠体4内であって太陽電池3の第1軸線方向C1側に重なる位置に配置される。表示板5は、太陽電池3に当接してもよいし、太陽電池3から離間していてもよい。
表示板5は、表示本体部5Aと、一対の規制部25とを有する。表示板5は、太陽電池3において充電に必要な光を透過するように構成されている。例えば、表示板5は、光を透過する材質で形成されている。表示板5は、充電に必要な光が透過できればよく、光を透過しない材質を用いた場合でも、例えば微小な貫通孔が複数形成され、この貫通孔を通して光が透過できればよい。
表示本体部5Aは、中心軸線Cと平行な方向から見て、概略、円形状に形成されている。表示本体部5Aの中央には、指針軸が挿通する挿通孔6が形成されている。表示本体部5Aの第1主面5aは、例えば、中心軸線C周りの全周にわたって形成されて時刻を表示する表示領域を有する。この表示領域には、時刻を表示する複数の目盛り(指標)が形成されている。複数の目盛りは、例えば、中心軸線Cの周囲における所定の位置に形成され、指針により時刻を表示する。
一対の規制部25は、表示本体部5Aの第1主面5aに周方向Rへ等間隔をおいて配置されている。なお、規制部25の数は2に限らないで、1であってもよいし、2以上の任意の数(複数)であってもよい。規制部25については図2、図3で詳しく説明する。
一対の固定部21および一対の規制部25で固定構造20が形成される。ここで、一対の固定部21は同一形状であり、以下、一対の固定部21のうち一方の固定部21について説明して、他方の固定部21の説明を省略する。また、一対の規制部25は同一形状であり、以下、一対の規制部25のうち一方の規制部25について説明して、他方の規制部25の説明を省略する。
図2は第1実施形態に係る固定構造20を示す平面図である。図3は第1実施形態に係る固定構造20を示す側面図である。なお、図3においては、固定構造20の構成の理解を容易にするために、固定構造20を直線状に展開した状態で示す。
図2、図3に示すように、固定構造20は、固定部21と、規制部25とで構成されている。固定部21の第1ピン22および第2ピン23は周方向Rに所定間隔L1をおいて配置されている。
第1ピン22は、周方向Rのうち第2周方向R2側に配置されている。第1ピン22は、円柱形に形成され、軸線31が地板2から第1軸線方向C1へ向けて直交するように突出されている。すなわち、第1ピン22は、外周面22aが地板2から第1軸線方向C1へ向けて直交するように延びるストレートピンである。
第2ピン23は、周方向Rのうち第1周方向R1側に配置されている。第2ピン23は、円錐台形に形成され、軸線32が地板2から第1軸線方向C1へ向けて直交するように突出されている。第2ピン23は、地板2から第1軸線方向C1へ向けて徐々に縮径される傾斜面23aを有するテーパピンである。傾斜面23aは、第2ピン23の外周面を形成する。傾斜面23aは、地板2から第1軸線方向C1へ向けて徐々に軸線32に近づくように傾斜面に形成されている。
なお、本実施形態においては、第2ピン23に傾斜面23aが形成されているが、これに限定されず、第1ピン22に傾斜面を設けるようにしてもよい。
第1ピン22および第2ピン23間に規制部25が配置されている。
規制部25は、表示本体部5Aの第1主面5aから径方向外側に向けて張り出されている。規制部25は、第1辺25aと、第2辺25bと、外周縁25cとを有する。
第1辺25aは、第1ピン22側に配置され、表示本体部5Aの第1主面5aから径方向外側に向けて直線状に形成されている。第1辺25aは、第1軸線方向C1側の面25dから第2軸線方向C2側の面25eまで第1ピン22の軸線31に沿って直線状に形成されている。
第2辺25bは、第2ピン23側に配置され、表示本体部5Aの第1主面5aから径方向外側に向けて直線状に形成されている。第2辺25bは、第1辺25aと同様に、第1軸線方向C1側の面25dから第2軸線方向C2側の面25eまで第2ピンの軸線32に沿って直線状に形成されている。
外周縁25cは、第1辺25aの先端から第2辺25bの先端まで円弧状に形成されている。
つぎに、固定構造20で表示板5を地板2に取り付ける例について説明する。
まず、規制部25を第1ピン22と第2ピン23との間に配置する。規制部25の第2辺25bは、第2ピン23の傾斜面23aのうち、第1ピン22側の面23bに接触する。また、規制部25の第1辺25aは、第1ピン22の外周面22aのうち、第2ピン23側の面22bに接触する。
この状態において、規制部25の第2辺25b側を地板2に近接させる(近づける)ように荷重F1で押し付ける。規制部25の第2辺25bが第2ピン23の傾斜面23aに押し付けられ、傾斜面23aから規制部25へ向けて押圧力F2を発生させることができる。すなわち、規制部25は、傾斜面23aから押圧力F2を受ける。
よって、規制部25を第2ピン23の傾斜面23aと第1ピン22の外周面22aに押圧できる。これにより、規制部25を第1ピン22と第2ピン23とで強固に挟み込んだ状態に固定(係止)できる。
ここで、第1ピン22の外周面22aに規制部25の第1辺25aを押圧することにより、規制部25を第1ピン22で精度よく位置決めでき、表示板5の位置決め精度を確保できる。
また、第2ピン23の傾斜面23aに規制部25の第2辺25bを押し付けるだけで、規制部25を第1ピン22と第2ピン23とで強固に挟持した状態に固定できる。これにより、固定部21に規制部25を取り付けることができ、表示板5を地板2に容易に取り付けることができる。
また、第1挟持部を円柱状の簡単な形状の第1ピン22で形成できる。さらに、第2挟持部を円錐台状の簡単な形状の第2ピン23で形成できる。これにより、固定部21を簡単な構成で形成できる。
つぎに、第2実施形態〜第5実施形態の固定構造40,50,60を図4〜図11に基づいて説明する。なお、第2実施形態〜第5実施形態の固定構造40,50,60において、第1実施形態の固定構造20と同一、類似の部材については同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
[第2実施形態]
図4は第2実施形態に係る固定構造40を示す平面図である。図5は第2実施形態に係る固定構造40を示す側面図である。
図4、図5に示すように、固定構造40は、第1実施形態の規制部25を規制部42に代えたもので、その他の構成は第1実施形態の固定構造20と同様である。
規制部42は、第1実施形態の規制部25の第2辺25bを第2辺42aに代えたもので、その他の構成は第1実施形態の規制部25と同様である。
規制部42の第2辺42aは、第2ピン23の傾斜面23aに対向する傾斜辺である。規制部42の第2辺42aは、第2ピン23の傾斜面23aに沿って傾斜状に形成されている。よって、第2辺42aの全面が、傾斜面23aに接触する。すなわち、第2辺42aが傾斜面23aに接触する接触面積を大きく確保できる。これにより、規制部42の第2辺42aを第2ピン23の傾斜面23aに一層良好に保持でき、規制部42を固定部21に一層強固に取り付けることができる。
[第3実施形態]
図6は第3実施形態に係る固定構造50を示す平面図である。図7は第3実施形態に係る固定構造50を示す側面図である。
図6、図7に示すように、固定構造50は、第1実施形態の第2ピン23を第2ピン52に代えたもので、その他の構成は第1実施形態の固定構造20と同様である。
第2ピン52は、地板2から表示板5(第1軸線方向C1)へ向けて徐々に拡径するように形成されている。すなわち、第2ピン52の傾斜面52aは、地板2から第1軸線方向C1へ向けて軸線53から徐々に離れるように形成されている。傾斜面52aは、第2ピン52の外周面を形成する。
第2ピン52は、表示板5側から地板2に矢印F3の如く取り付けられる。第2ピン52を地板2に取り付ける手段としては、一例として地板2への圧入が挙げられる。具体的には、第2ピン52は、基端部から地板2へ向けて突出する挿入ピン部54を有する。挿入ピン部54は、地板2の取付孔に矢印F3の如く圧入されて取り付けられる。これにより、第2ピン52の傾斜面52aを規制部25の第2辺25bに押し付けることができる。すなわち、傾斜面52aから規制部25へ向けて押圧力F4を発生させることができ、規制部25を第1ピン22(図3参照)に押圧できる。これにより、規制部25を第1ピン22および第2ピン52で強固に挟持した状態に固定できる。
また、傾斜面52aは、地板2から第1軸線方向C1へ向けて軸線53から徐々に離れるように傾斜されている。よって、規制部25が第1軸線方向C1へ抜け出すことを第2ピン52で一層良好に抑制できる。
(変形例)
図8は第3実施形態の変形例に係る第2ピン55を示す断面図である。
第3実施形態の固定構造50では、第2ピン52を地板2に圧入で取り付ける例について説明したが、これに限定するものではない。その他の例として、第2ピン55を地板2に着脱自在に取り付けることも可能である。例えば、第2ピン55は、縮径部55aの端部にねじ部56が同軸上に形成されている。
第2ピン55のねじ部56を地板2のねじ孔57に配置する。第2ピン55を矢印A方向に回すことにより、ねじ部56がねじ孔57にねじ結合する。第2ピン55が地板2に着脱自在に取り付けられる。
よって、第2ピン55を規制部25に合わせて交換できる。すなわち、形状の異なる第2ピン55を多数用意しておき、規制部25に合わせて、適切な形状の第2ピン55を選択できる。これにより、規制部25(すなわち、表示板5)を固定する際に、第2ピン55による締め代の微調整が可能となる。
[第4実施形態]
図9は第4実施形態に係る固定構造60を示す平面図である。図10は第4実施形態に係る第2ピン62を示す側面図である。図11は第4実施形態に係る第2ピン62を示す断面図である。
図9〜図11に示すように、固定構造60は、第1実施形態の第2ピン23を第2ピン62に代えたもので、その他の構成は第1実施形態の固定構造20と同様である。
固定構造60は、地板2に取り付けられた支持ピン64と、支持ピン64に回転自在に取り付けられる第2ピン62とを備えている。支持ピン64は地板2に取り付けられ、ピン部64aが地板2から第2ピン62側に突出される。突出されたピン部64aに第2ピン62の基端部62aが回転自在に取り付けられ、基端部62aが地板2に接触している。
第2ピン62は、円形に形成された基端部62aと、円形に形成された先端部62bとを有する。基端部62aの中心軸線66は、先端部62bの中心軸線67に対して偏心している。基端部62aは、中心軸線66が支持ピン64のピン部64aに回転自在に支持されている。
基端部62aの中心軸線66と先端部62bの中心軸線67とを偏心させることにより、第2ピン62の周方向の傾斜角θ1を変えることができる。すなわち、第2ピン62をピン部64aを中心にして矢印方向に回転させることにより、規制部25に合わせて第2ピン62の傾斜面62cの傾斜角θ1を選択できる。これにより、規制部25(すなわち、表示板5)を固定する際に傾斜面62cによる締め代の微調整が可能となる。
なお、本発明の技術範囲は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記実施形態では、第1挟持部を第1ピン22、第2挟持部を第2ピン23とした例について説明したが、これに限定するものではない。その他の例として、第1挟持部、第2挟持部を壁部などで形成することも可能である。
また、前記実施形態では、地板2に固定部21を設け、表示板5に規制部25を形成した例について説明したが、これに限らない。その他の例として、地板2に規制部を形成し、表示板5に固定部を設けることも可能である。
さらに、前記実施形態では、第1ピン22の外周面22aのうち第2ピン23側の面22bと、第2ピン23の傾斜面23aのうち第1ピン22側の面23bとの間に配置した規制部25を、両側の面22b,23bで挟持する例について説明したが、これに限らない。その他の例として、第1ピン22の外周面22aのうち第2ピン23と反対側の面22c(図2、図3参照)と、第2ピン23の傾斜面23aのうち第1ピン22と反対側の面23c(図2、図3参照)とで規制部を挟持することも可能である。
すなわち、表示板5の表示本体部5Aの第1主面5aに沿って規制部が面22cから面23cまで延びる。この規制部を両側の面22c,23cで挟持することも可能である。
また、前記実施形態では、第1部材を地板2、第2部材を表示板5とした例について説明したが、これに限らない。その他の例として、第1部材を携帯端末などのケース、第2部材を携帯端末などの表示板とすることも可能である。
2………地板(第1部材)
5………表示板(第2部材)
20,40,50,60……固定構造(携帯機器用部品の固定構造)
21……固定部
22……第1ピン(第1挟持部)
23,52,55,62……第2ピン(第2挟持部)
23a,52a,62c…傾斜面(外周面)
25,42……規制部
42a…第2辺(傾斜面に対向する傾斜辺)
54……挿入ピン部
56……ねじ部
62a…第2ピンの基端部
62b…第2ピンの先端部
64……支持ピン
64a…ピン部
66……基端部の中心軸線
67……先端部の中心軸線
上記の課題を解決するために本発明の一態様に係る携帯機器用部品の固定構造は、第1部材に設けられ、第1挟持部および第2挟持部を有し、前記第1挟持部又は前記第2挟持部のいずれかに傾斜面が形成された固定部と、第2部材に設けられ、前記第1挟持部および前記第2挟持部に挟み込まれた状態で、前記第1部材に近接するにつれて前記傾斜面から押圧力を受けて前記固定部に係止可能な規制部と、を備え、第1挟持部は、円柱に形成された第1ピン、第2挟持部は、円錐台に形成されて前記傾斜面を有する第2ピンであることを特徴とする。
の構成によれば、第1挟持部および第2挟持部、すなわち固定部を簡単な構成で形成できる。

Claims (8)

  1. 第1部材に設けられ、第1挟持部および第2挟持部を有し、前記第1挟持部又は前記第2挟持部のいずれかに傾斜面が形成された固定部と、
    第2部材に設けられ、前記第1挟持部および前記第2挟持部に挟み込まれた状態で、前記第1部材に近接するにつれて前記傾斜面から押圧力を受けて前記固定部に係止可能な規制部と、
    を備えたことを特徴とする携帯機器用部品の固定構造。
  2. 第1挟持部は、円柱に形成された第1ピン、
    第2挟持部は、円錐台に形成されて前記傾斜面を有する第2ピンであることを特徴とする請求項1に記載の携帯機器用部品の固定構造。
  3. 前記第2ピンは、前記第1部材から前記第2部材側に向けて徐々に縮径されていることを特徴とする請求項2に記載の携帯機器用部品の固定構造。
  4. 前記第2ピンは、前記第1部材から前記第2部材に向けて徐々に拡径されていることを特徴とする請求項2に記載の携帯機器用部品の固定構造。
  5. 前記第2ピンは、
    前記第1部材に回転自在に取り付けられ、
    前記第1部材側の基端部の中心軸線と、前記第1部材の反対側の先端部の中心軸線とが偏心していることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の携帯機器用部品の固定構造。
  6. 前記第2ピンは、前記第1部材に着脱自在に取り付けられることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の携帯機器用部品の固定構造。
  7. 前記規制部は、
    前記傾斜面に対向し、前記傾斜面に沿って傾斜状に形成された傾斜辺を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の携帯機器用部品の固定構造。
  8. 前記第1部材は、前記固定部が設けられた時計の地板であり、
    前記第2部材は、前記規制部が設けられた時計の表示板であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の携帯機器用部品の固定構造。
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