JP2018150857A - ロータ及びこのロータを備える回転機械 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ロータ10は、軸線Arを中心として軸線方向に長いロータ軸部11と、軸線Arに対する周方向Dcに並んでロータ軸部11に固定されている複数の翼13と、を備える。複数の翼13はそれぞれ、周方向Dcに隣り合う翼13と接する接触部を有する。翼の先端部の重い翼113aと、翼の先端部の軽い翼113bとが周方向Dcにおいて交互に並んでいる。
【選択図】図6
Description
すなわち、本発明の第一態様に係るロータは、軸線を中心として軸線方向に長いロータ軸部と、前記軸線に対する周方向に並んで前記ロータ軸部に固定されている複数の翼と、を備え、前記複数の翼はそれぞれ、前記周方向に隣り合う翼と接する接触部を有し、前記翼の先端部の重い翼と、前記翼の先端部の軽い翼とが前記周方向において交互に並んでいる。
本発明に係る回転機械の第一実施形態について、図1〜図6を参照して説明する。
なお、温度上昇に伴う熱膨張により、隣り合う動翼のプラットフォーム15が互いに接触していてもよい。
この動翼列112において、先端部の重い動翼113aと、先端部の軽い動翼113bとが、周方向Dcに沿って交互に配置されている。ここで、先端部とは、翼体の径方向の中心より径方向外側の部分である。
図7は、径方向Dr外側から見た場合の、運転中の先端部の重い動翼213bと先端部の軽い動翼213aとが交互に配置された動翼列212を示す。この動翼列212において、先端部の重い動翼213bと、先端部の軽い動翼213aとが周方向Dcに沿って交互に配置されている。先端部の重い動翼213b及び先端部の軽い動翼213aの径方向Dr外側先端部にはそれぞれ、外側シュラウド217a、217bが設けられている。先端部の軽い動翼213aの外側シュラウド217aにおける径方向Dr外側の外周面には、少なくとも1つの溝220が形成されている。外周面には、複数の溝220が形成されてもよく、溝220の形状は円形状又は矩形状であってもよい。
また、図7は、径方向Dr外側から見た場合の、運転中の先端部の重い動翼213aと先端部の軽い動翼213bとが交互に配置された動翼列212を示してもよい。
第二実施形態と第三実施形態との違いは、参照符号213aが示す構成要素が先端部の重い動翼か先端部の軽い動翼かだけである。
図8は、径方向Dr外側から見た場合の、運転中の先端部の重い動翼313aと先端部の軽い動翼313bとが交互に配置された動翼列312を示す。この動翼列312において、先端部の重い動翼313aと、先端部の軽い動翼313bとが周方向Dcに沿って交互に配置されている。先端部の重い動翼313a及び先端部の軽い動翼313bの先端部にはそれぞれ、外側シュラウド317a、317bが設けられている。
そのため、隣り合う先端部の重い動翼313a及び先端部の軽い動翼313bの振れ幅(振幅)が互いに異なり、先端部の重い動翼313a及び先端部の軽い動翼313bのうちの一方の動翼の他方の動翼に対する滑り量も各動翼313a、313bにおいて変わる。それによって、隣り合う動翼313a、313b同士の接触部(例えば、外側シュラウド、プラットフォーム、及び/又はスタブ)に起因する摩擦減衰が高まるので、回転同期振動(例えば、共振等)を抑制するとともに、回転非同期振動(例えば、ランダム振動、自励振動、強制振動等)も抑制することができる。
図9は、径方向Dr外側から見た場合の、運転中の先端部の軽い動翼413aと先端部の重い動翼413bとが交互に配置された動翼列412を示す。
11 ロータ軸
12 動翼列
13 動翼
14 翼体
15 プラットフォーム
16 翼根
17 外側シュラウド
18 スタブ
30 蒸気タービンケーシング(ケーシング)
31 蒸気入口
32 蒸気出口
38 静翼列
39 静翼
112 動翼列
113a、113b 動翼
114 翼体
115 プラットフォーム
116 翼根
117 外側シュラウド
118 スタブ
212 動翼列
213a、213b 動翼
217a、217b 外側シュラウド
220 溝
312 動翼列
313a、313b 動翼
317a、317b 外側シュラウド
320 溝
322 溝
412 動翼列
413a、413b 動翼
414 翼体
415 プラットフォーム
416 翼根
420 溝
Ar 軸線
Da 軸方向
Dc 周方向
Dr 径方向
ST 蒸気
Claims (9)
- 軸線を中心として軸線方向に長いロータ軸部と、
前記軸線に対する周方向に並んで前記ロータ軸部に固定されている複数の翼と、
を備え、
前記複数の翼はそれぞれ、前記周方向に隣り合う翼と接する接触部を有し、
前記翼の先端部の重い翼と、前記翼の先端部の軽い翼とが前記周方向において交互に並んでいる、ロータ。 - 前記重い翼及び前記軽い翼の先端部にはそれぞれ、シュラウドが形成されており、
前記重い翼における前記シュラウドの厚さは、前記軽い翼における前記シュラウドの厚さよりも大きくなっている、請求項1に記載のロータ。 - 前記軽い翼の先端部には、少なくとも1つの溝が形成されている、請求項1に記載のロータ。
- 前記少なくとも1つの溝には、前記翼の材料の密度より軽い密度を有する充填剤が充填されている、請求項3に記載のロータ。
- 前記重い翼の先端部には、少なくとも1つの溝が形成されており、
前記少なくとも1つの溝には、前記翼の材料の密度より重い密度を有する充填剤が充填されている、請求項1に記載のロータ。 - 前記重い翼の先端部及び前記軽い翼の先端部にはそれぞれ、少なくとも1つの溝が形成されており、
前記少なくとも1つの溝には、充填剤が充填されており、
前記重い翼の前記少なくとも1つの溝内に充填された充填剤は、前記軽い翼の前記少なくとも1つの溝内に充填された充填剤より重い密度を有する、請求項1に記載のロータ。 - 前記軽い翼の先端部及び前記重い翼の先端部にはそれぞれ、前記少なくとも1つの溝を有するシュラウドが形成されている、請求項3〜6のいずれか一項に記載のロータ。
- 前記シュラウドは、前記接触部を有する、請求項2又は7に記載のロータ。
- 請求項1〜8のいずれか一項に記載のロータと、
前記ロータの外周側を覆うケーシングと、
を備える、回転機械。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2017-03-10 JP JP2017046781A patent/JP6745235B2/ja active Active
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JP6745235B2 (ja) | 2020-08-26 |
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