JP2018150833A - 内燃機関の排気浄化制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】NOxの浄化率の低下を抑制しつつミキサへの堆積物の発生を抑制することができる排気浄化制御装置を提供する。【解決手段】CPU42は、ミキサ28の温度が第1閾値以上であって且つ第2閾値以下である所定温度領域においてはミキサ28に堆積物が生じやすいことに鑑み、ミキサ28の温度が所定温度領域から外れるように尿素水の添加量を制御する。すなわち、CPU42は、排気中のNOxの全てと反応できる反応等量の尿素水を要求添加量として算出し、要求添加量の尿素水を添加した場合のミキサ28の温度を予測する。そしてCPU42は、予測される温度が所定温度領域に入って且つSCR30のアンモニア吸着量が少ないことを条件に、添加量を要求添加量に対して増量する。【選択図】図1
Description
本発明は、排気通路に、上流側から順に、排気中に還元剤を添加する添加弁、前記添加弁により添加された還元剤を拡散させるミキサ、および選択還元型触媒が設けられた内燃機関に適用される内燃機関の排気浄化制御装置に関する。
たとえば特許文献1には、尿素水の添加量を、ミキサに堆積物が生じない範囲で設定する制御装置が記載されている。詳しくは、選択還元型触媒に流入する排気中のNOxと過不足なく反応する尿素水の添加量に、選択還元型触媒中の還元剤の吸着量を目標値に制御するための添加量を加算した値を添加量の要求値とし、これに対して、ミキサに堆積物が発生しない上限値によって上限ガード処理を施したものを、最終的な添加量としている。
上記制御装置の場合、上限ガード処理によって、要求値が減量補正されることにより、NOxの浄化率が低下するおそれがある。
上記課題を解決すべく、内燃機関の排気浄化制御装置は、排気通路に、上流側から順に、排気中に還元剤を添加する添加弁、前記添加弁により添加された還元剤を拡散させるミキサ、および選択還元型触媒が設けられた内燃機関に適用され、前記添加弁による前記還元剤の添加量の要求量である要求添加量を算出する要求添加量算出処理と、前記要求添加量の前記還元剤を添加した場合の前記ミキサの温度が所定温度領域に入ると予測して且つ前記選択還元型触媒への前記還元剤の吸着量が閾値未満であることを条件に、前記還元剤の添加量を前記要求添加量に対して増量する増量処理と、を実行する。
還元剤の添加量が多い場合には少ない場合と比較して還元剤がミキサから奪う熱量が多くなることに起因して、ミキサの温度が低下する傾向がある。そこで上記構成では、要求添加量の還元剤を添加した場合に予測されるミキサの温度が所定温度領域に入って且つ吸着量が閾値未満であることを条件に、添加量を要求添加量よりも増量する。これにより、還元剤の添加によって生じるミキサの温度を所定温度領域よりも低温に制御することができる。このため、所定温度領域を、ミキサに堆積物が顕著に生じる温度領域に設定することにより、ミキサへの堆積物が生じることが抑制される温度にミキサの温度を制御することができる。しかもこの制御は添加量を増量することによって実現されるものであるため、NOxと反応する還元剤が不足する事態が生じることが抑制され、ひいてはNOxの浄化率の低下を抑制しつつミキサに堆積物が生じることを抑制することができる。
さらに、吸着量が閾値未満であることを条件に、添加量を増量するため、還元剤が選択還元型触媒において吸着されずに漏れ出ることを抑制することもできる。
さらに、吸着量が閾値未満であることを条件に、添加量を増量するため、還元剤が選択還元型触媒において吸着されずに漏れ出ることを抑制することもできる。
以下、排気浄化制御装置にかかる一実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1に示す内燃機関10において、吸気通路12から吸入された空気は、各気筒の燃焼室14に吸入される。燃焼室14には、燃焼室14に燃料(たとえば軽油)を噴射する燃料噴射弁16が設けられている。燃焼室14において燃料と空気との混合気が燃焼に供されると、燃焼に供された混合気は、排気として、排気通路18に排出される。排気通路には、酸化触媒20やディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF22)が設けられている。そして、排気通路18のうちDPF22よりも下流には、尿素タンク24内の尿素水を排気中に添加すべく尿素水を噴射する添加弁26が設けられている。排気通路18のうち添加弁26の下流には、添加弁26から噴射された尿素水を拡散させる板状部材であるミキサ28が設けられている。そして、ミキサ28の下流には、選択還元型触媒(SCR30)が設けられている。
制御装置40は、内燃機関10を制御対象とし、内燃機関10の制御量(トルク、排気成分)を制御するために、燃料噴射弁16や添加弁26等のアクチュエータを操作する。この際、制御装置40は、エアフローメータ50によって検出される吸入空気量Gaや、NOxセンサ52によって検出されるSCR30上流の排気中のNOx濃度、排気温センサ54によって検出される添加弁26の上流の排気温Tex、尿素水温センサ56によって検出される尿素水温Tsを参照する。制御装置40は、CPU42、ROM44およびRAM46を備えており、ROM44に記憶されたプログラムをCPU42が実行することにより上記制御量の制御を実行する。
制御装置40は、上記制御量としての内燃機関10の外部に排出される排気成分を制御すべく、添加弁26を操作する。ここで、本実施形態では、ミキサ28の表面温度が図2に示す第1閾値Tm1と第2閾値Tm2との間に入らないように添加弁26を操作する。
図2に、ミキサ28の表面温度と、ミキサ28への堆積量との関係を示す。詳しくは、三角のプロットは、添加量が「80g/h」の場合の関係を示し、四角のプロットは、「40g/h」の場合の関係を示し、ひし形のプロットは、「20g/h」の場合の関係を示す。
図2に示すように、ミキサ28に堆積物が生じるか否かは、ミキサ28の温度に大きく依存する。すなわち、添加弁26による排気中への尿素水の添加量にかかわらず、堆積物が顕著に生じるミキサ28の温度領域が存在する。本実施形態では、この温度領域の下限値を第1閾値Tm1とし上限値を第2閾値Tm2とする。ちなみに、添加弁26から噴射された尿素水は、時間の経過とともに、ビウレット、トリウレット、シアヌル酸、アンメリド、アンメリン、メラミンへと変質し得る。ここで、シアヌル酸以降は、不溶性であるため、堆積物になりやすい。しかし、温度が低い場合には、シアヌル酸以降にまで変質しにくい。これが、第1閾値Tm1よりも低い温度領域において堆積量が多くなりにくい理由である。一方、温度が高い場合には、熱分解しやすいため、堆積物が生じにくい。これが、第2閾値Tm2よりも高い温度領域において堆積物が多くなりにくい理由である。
一方、図3に、排気温と堆積量との関係を示す。なお、三角のプロットは、添加量が「80g/h」の場合の関係を示し、四角のプロットは、「40g/h」の場合の関係を示し、ひし形のプロットは、「20g/h」の場合の関係を示す。
図3に示すように、堆積物が顕著に生じる排気温の温度領域は添加量に依存する。このため、たとえば過渡運転状態等において、どのように添加条件を設定すれば堆積物の発生を抑制することができるのかを特定することが困難となる。本実施形態は、ミキサ28の温度に着目することによって、堆積物の発生を抑制するうえで必要な制御を明確化した。すなわち、ミキサ28の温度が第1閾値Tm1と第2閾値Tm2とによって特定される温度領域から外れるように添加量を設定することによって堆積物の発生の抑制を図る。
図4に、上記添加量の設定の処理手順を示す。図4に示す処理は、ROM44に記憶されたプログラムをCPU42が所定周期で繰り返し実行することにより実現される。
図4に示す一連の処理において、CPU42は、まず、排気への尿素水の添加要求があるか否かを判定する(S10)。ここでCPU42は、SCR30によるNOx還元処理の要求があることを条件に、添加要求があると判定する。そしてCPU42は、添加要求があると判定する場合(S10:YES)、ミキサ28の温度Tmを取得する(S12)。ミキサ28の温度Tmは、CPU42が、図2に示す処理とは別の処理によって算出するものである。具体的には、CPU42は、ミキサ28の温度Tmを、排気温Texと尿素水温Tsとの間の値に算出する。詳しくは、CPU42は、添加をしていない時間が長くなるほど、温度Tmを排気温Texに近づく値に算出する。また、CPU42は、添加と添加との間の間隔が同一である場合、添加量が多い場合に少ない場合よりも温度Tmを尿素水温Tsに近づける。
次にCPU42は、尿素水の添加量の要求量である要求添加量Daを算出する(S14)。すなわち、CPU42は、吸入空気量Gaから排気量を把握し、排気量とNOx濃度とに基づき、排気中のNOx量を算出し、このNOx量のNOxと過不足なく反応できる量の尿素水量を反応等量として算出し、これを要求添加量Daとする。
次にCPU42は、添加弁26から要求添加量Daの尿素水を添加した場合のミキサ28の温度Tmeを予測する(S16)。具体的には、CPU42は、温度Tmeを、排気温Texと尿素水温Tsとの間の値に予測する。詳しくは、CPU42は、要求添加量Daが同一である場合、排気温Texが高い場合に低い場合よりも温度Tmeを高い値に予測する。また、CPU42は、排気温Texが同一である場合、要求添加量Daが多い場合に少ない場合よりも温度Tmeを低い値に予測する。
次にCPU42は、ミキサ28の現在の温度Tmが第1閾値Tm1よりも低いか否かを判定する(S18)。CPU42は、温度Tmが第1閾値Tm1よりも低いと判定する場合(S18:YES)、添加弁26による尿素水の添加量を要求添加量Daとする通常添加処理を実行する(S20)。
一方、CPU42は、第1閾値Tm1以上であると判定する場合(S18:NO)、温度Tmが第2閾値Tm2以下であるか否かを判定する(S22)。CPU42は、第2閾値Tm2以下であると判定する場合(S22:YES)、予測した温度Tmeが第1閾値Tm1よりも低いか否かを判定する(S24)。そして、CPU42は、第1閾値Tm1よりも低いと判定する場合(S24:YES)、S20の処理に移行する。これは、添加弁26による尿素水の添加量を要求添加量Daとする通常添加処理によって、ミキサ28の温度が第1閾値Tm1よりも低い温度となると予測されることから、通常添加処理によって堆積物が顕著に生じることがないと予測されるためである。
これに対し、CPU42は、第1閾値Tm1以上であると判定する場合(S24:NO)、SCR30におけるアンモニアの吸着量が閾値TH以上であるか否かを判定する(S26)。この処理は、要求添加量Daの尿素水を添加しなくても、SCR30に吸着されているアンモニアによって、排気中のNOxを十分に還元できるか否かを判定するためのものである。ここで、吸着量は、図2に示す処理とは別の処理によってCPU42に算出されるものである。CPU42は、添加量のうち上記反応等量を超過する量を算出することによって、吸着量を算出する。
CPU42は、吸着量が閾値TH以上であると判定する場合(S26:YES)、尿素水の添加を停止する(S28)。すなわち、ミキサ28の温度が第1閾値Tm1以上であって第2閾値Tm2以下の領域に入る状態における尿素水の添加を回避する。これに対し、CPU42は、吸着量が閾値TH未満であると判定する場合(S26:NO)、ミキサ28の温度Tmが第1閾値Tm1よりも低くなるように添加量を要求添加量Daに対して増量する増量処理を実行する(S30)。これは、吸着量が少ないため、添加を停止する場合には排気中のNOxを十分に還元できないおそれがあることと、反応等量を超過した尿素水を添加してもSCR30において過剰なアンモニアが吸着されることとに鑑みた処理である。
これに対し、CPU42は、ミキサ28の温度Tmが第2閾値Tm2よりも高いと判定する場合(S22:NO)、予測した温度Tmeが第2閾値Tm2以下であるか否かを判定する(S32)。そしてCPU42は、温度Tmeが第2閾値Tm2よりも高いと判定する場合(S32:NO)、通常添加処理に移行する(S20)。これは、ミキサ28の温度Tmが第2閾値Tm2よりも高い状態で要求添加量Daの尿素水を添加することができることから、堆積物が生じにくいことに鑑みたものである。
一方、CPU42は、温度Tmeが第2閾値Tm2以下であると判定する場合(S32:YES)、予測した温度Tmeが第1閾値Tm1よりも低いか否かを判定する(S34)。そしてCPU42は、第1閾値Tm1よりも低いと判定する場合(S34:YES)、通常添加処理に移行する(S20)。これは、要求添加量Daの尿素水を添加することによってミキサ28の温度Tmを第1閾値Tm1よりも低くすることができることから、堆積物が生じにくいことに鑑みたものである。
これに対しCPU42は、予測した温度Tmeが第1閾値Tm1以上であると判定する場合(S34:NO)、SCR30におけるアンモニアの吸着量が閾値TH以上であるか否かを判定する(S36)。そしてCPU42は、吸着量が閾値TH以上であると判定する場合(S36:YES)、添加量を要求添加量Daに対して減量し、ミキサ28の温度が第2閾値Tm2を超える範囲で尿素水を添加する(S38)。また、CPU42は、吸着量が閾値TH未満であると判定する場合(S36:NO)、ミキサ28の温度Tmが第1閾値Tm1よりも低くなるように、尿素水の添加量を要求添加量Daに対して増量する増量処理を実行する(S40)。
なお、CPU42は、S20,S28,S30,S38,S40の処理が完了する場合や、S10において否定判定する場合には、図4に示す一連の処理を一旦終了する。
ここで本実施形態の作用を説明する。
ここで本実施形態の作用を説明する。
CPU42は、ミキサ28の現在の温度Tmが第1閾値Tm1と第2閾値Tm2とによって定まる所定温度領域に入って且つ、要求添加量Daを添加した場合に予測される温度Tmeも所定温度領域に入る場合、吸着量が閾値TH未満であることを条件に、添加量を増量させる。これにより、増量しない場合と比較してミキサ28に衝突する尿素水の量が増え、ひいては尿素水がミキサ28から奪う熱量が増えることから、増量しない場合よりもミキサ28の温度が低下する。そしてこれにより、ミキサ28の温度Tmを、所定温度領域から外すことができる。
また吸着量が閾値TH以上である場合には、添加処理を停止することにより、増量しつつ添加をすることによってSCR30に吸着しきれない量のアンモニアが流入しSCR30の下流にアンモニアがスリップすることを抑制することができる。
以上説明した本実施形態によれば、さらに以下に記載する効果が得られる。
以上説明した本実施形態によれば、さらに以下に記載する効果が得られる。
(1)CPU42は、ミキサ28の温度Tmが第2閾値Tm2を超える場合であって要求添加量Daの添加をした場合に予測される温度Tmeが第1閾値Tm1と第2閾値Tm2との間に入る場合、吸着量が閾値TH未満であることを条件に、ミキサ28の温度Tmが添加によって第1閾値Tm1未満となるように、添加量を増量した。これにより、ミキサ28の温度Tmを堆積物が生じにくい温度としつつ尿素水を添加することができる。しかも、吸着量が少ないため、添加量の増量によって、SCR30に吸着しきれない量のアンモニアが流入し、SCR30の下流にアンモニアがスリップすることを抑制することができる。
(2)CPU42は、ミキサ28の温度Tmが第2閾値Tm2を超える場合であって要求添加量Daの添加をした場合に予測される温度Tmeが第1閾値Tm1と第2閾値Tm2との間に入る場合、吸着量が閾値TH以上であることを条件に、ミキサ28の温度Tmが添加によっても第2閾値Tm2を超えた状態を維持できるように、添加量を減量した。これにより、増量しつつ添加をする場合のようにSCR30に吸着しきれない量のアンモニアが流入しSCR30の下流にアンモニアがスリップすることを抑制することができる。しかも、吸着量が閾値TH以上であるため、排気中のNOxの全てと反応することができる量のアンモニアを確保することも可能となる。
<対応関係>
<対応関係>
上記実施形態における事項と、上記「課題を解決するための手段」の欄に記載した事項との対応関係は、次の通りである。要求添加量算出処理は、S14の処理に対応し、増量処理は、S30の処理に対応し、排気浄化制御装置は、制御装置40に対応する。
<その他の実施形態>
なお、上記実施形態の各事項の少なくとも1つを、以下のように変更してもよい。
<その他の実施形態>
なお、上記実施形態の各事項の少なくとも1つを、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、ミキサ28の温度Tmが第2閾値Tm2を超える場合であって予測される温度Tmeが第1閾値Tm1と第2閾値Tm2との間に入る場合、吸着量が閾値TH以上であるなら、予測される温度Tmeが第2閾値Tm2以上となるように添加量を減量したが、これに限らない。たとえば、添加処理を停止してもよい。
・図2のS28の処理に代えて、添加量を要求添加量Daに対して減量する処理としてもよい。この場合、ミキサ28に到達する尿素水量が減量されることから、堆積物の発生を抑制することができる。また、予測される温度Tmeが第2閾値Tm2を超える場合には、堆積物の発生を十分に抑制することができる。
・図2の処理において、S18の処理を削除してもよい。これにより、たとえば要求添加量Daの尿素水を添加した場合に予測される温度Tmeが第1閾値Tm1未満となる場合と、第2閾値Tm2を超える場合とに限って通常添加処理を実行することとなる。したがって、たとえば過渡運転時等において、現在のミキサ28の温度Tmは第1閾値Tm1よりも低いものの、新たに算出された要求添加量Daの尿素水の添加によってミキサ28の温度Tmが第1閾値Tm1を超える事態が生じる場合には、通常添加処理を回避することができる。
・上記実施形態では、温度Tmを推定値としたが、これに限らず、たとえばSCR30にサーミスタ等の温度センサを設けるなどして、SCR30の温度の検出値としてもよい。
・排気浄化制御装置としては、CPU42とROM44とを備えて、ソフトウェア処理を実行するものに限らない。たとえば、上記実施形態においてソフトウェア処理されたものの少なくとも一部を、ハードウェア処理する専用のハードウェア回路(たとえばASIC等)を備えてもよい。
10…内燃機関、12…吸気通路、14…燃焼室、16…燃料噴射弁、18…排気通路、20…酸化触媒、22…DPF、24…尿素タンク、26…添加弁、28…ミキサ、30…SCR、40…制御装置、42…CPU、44…ROM、46…RAM、50…エアフローメータ、52…NOxセンサ、54…排気温センサ、56…尿素水温センサ。
Claims (1)
- 排気通路に、上流側から順に、排気中に還元剤を添加する添加弁、前記添加弁により添加された還元剤を拡散させるミキサ、および選択還元型触媒が設けられた内燃機関に適用され、
前記添加弁による前記還元剤の添加量の要求量である要求添加量を算出する要求添加量算出処理と、
前記要求添加量の前記還元剤を添加した場合の前記ミキサの温度が所定温度領域に入ると予測して且つ前記選択還元型触媒への前記還元剤の吸着量が閾値未満であることを条件に、前記還元剤の添加量を前記要求添加量に対して増量する増量処理と、を実行する内燃機関の排気浄化制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017046095A JP2018150833A (ja) | 2017-03-10 | 2017-03-10 | 内燃機関の排気浄化制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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