JP2018150184A - 光ファイバの製造方法 - Google Patents

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幸寛 土田
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Abstract

【課題】低損失なアンチレゾナント型光ファイバを長尺で容易に実現可能となる光ファイバの製造方法を提供する。【解決手段】外側クラッド管と、外側クラッド管の内壁に接して周方向に沿って配列され、外側クラッド管の長手方向に平行に延伸する複数の内側クラッド管とを備えた光ファイバの製造方法であって、外側クラッド管を形成するための母材管の長手方向の両端側に第1及び第2の位置決め治具をそれぞれ配置し、その第1及び第2の位置決め治具を用いて複数の内側クラッド管を形成するための複数本のキャピラリを母材管の内側に位置決めする工程(S1〜S4)と、位置決め後に、母材管を複数本のキャピラリと共に線引きする工程(S5)とを含む。【選択図】図4

Description

本発明は、光ファイバの製造方法に関する。
近年、外側クラッド管と、外側クラッド管の内壁に接して周方向に沿って配列され、外側クラッド管の長手方向に平行に延伸する複数本の内側クラッド管とを備え、複数の内側クラッド管で囲まれた中央の領域に空気コアを定義する光ファイバ(以下、「アンチレゾナント(AR)型光ファイバ」という。 )が提案されている(非特許文献1参照)。AR型光ファイバは、空気コアとして定義された屈折率1.0の空気領域に光が局在して伝搬する。このため、AR型光ファイバは低非線形であり、高い光パワー耐性を有するとともに、更には低遅延であり、究極の高速光路媒体として期待されている。
ウォルター・ベラーリ(Walter Belardi)、"可視光及び近赤外線スペクトル領域の中空アンチレゾナント型ファイバの設計及び特性(Design and properties of hollow antiresonant fibers for the visible and near infrared spectral range)"、[online]、[平成29年2月20日検索]、インターネット〈URL:https://arxiv.org/ftp/arxiv/papers/1501/1501.00586.pdf〉
非特許文献1に記載のAR型光ファイバの製造方法では、外側クラッド管の一部を形成するための第1の母材管の内側に、複数の内側クラッド管を形成するための複数本のキャピラリを積層(スタック)して線引きする。これにより、線引きされた第1の母材管及び複数本のキャピラリからなるケーンを作製する。このケーンを外側クラッド管の一部を形成するための第2の母材管の内側に積層(スタック)して、第1及び第2の母材管が一体化するように線引きすることで光ファイバが製造される。即ち、複数本のキャピラリの位置決め精度に問題があるため、2回以上の線引き工程が必要となる。したがって、光ファイバの製造が容易ではなく、長尺化が困難である。また、ファイバ構造の制御が困難であり損失が大きい。
本発明は、低損失なAR型光ファイバを長尺で容易に実現可能となる光ファイバの製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、外側クラッド管と、外側クラッド管の内壁に接して周方向に沿って配列され、外側クラッド管の長手方向に平行に延伸する複数の内側クラッド管とを備えた光ファイバの製造方法であって、外側クラッド管を形成するための母材管の長手方向の両端側に第1及び第2の位置決め治具をそれぞれ配置し、その第1及び第2の位置決め治具を用いて複数の内側クラッド管を形成するための複数本のキャピラリを母材管の内側に位置決めする工程と、位置決め後に、母材管を複数本のキャピラリと共に線引きする工程とを含むことを特徴とする光ファイバの製造方法であることを要旨とする。
本発明の一態様における光ファイバの製造方法において、複数本のキャピラリを位置決めする工程は、母材管の長手方向の一端に第1の位置決め治具を接続し、母材管の内側に複数本のキャピラリを挿入するとともに第1の位置決め治具により複数本のキャピラリの一端を固定し、母材管の長手方向の他端に第2の位置決め治具を接続するとともに、第2の位置決め治具により複数本のキャピラリの他端を固定することを特徴とする。
本発明の一態様における光ファイバの製造方法において、第1及び第2の位置決め治具の少なくとも一方が、複数の空孔が設けられた棒状部材からなり、棒状部材と母材管を接続して、棒状部材の複数の空孔に複数本のキャピラリをそれぞれ挿入することにより、複数本のキャピラリを固定することを特徴とする。
本発明の一態様における光ファイバの製造方法において、第1及び第2の位置決め治具の少なくとも一方が、管状部材と、管状部材の内側に配置され、管状部材の周方向に沿って設けられた複数の歯を有するギア状部材とを備え、管状部材と母材管を接続して、母材管とギア状部材の複数の歯の間で複数本のキャピラリをそれぞれ挟むことにより、複数本のキャピラリを固定することを特徴とする。
本発明の一態様における光ファイバの製造方法において、第1及び第2の位置決め治具の少なくとも一方が、管状部材と、管状部材の内側に配置された円筒又は円柱状の中心部材と、管状部材と中心部材との間に配置された複数のダミー棒とを備え、管状部材と母材管を接続して、管状部材、中心部材及び複数のダミー棒との間で複数本のキャピラリを挟むことにより、複数本のキャピラリを固定することを特徴とする。
更に、本発明の一態様における光ファイバの製造方法において、第1及び第2の位置決め治具の母材管側とは反対側の両端側に第3及び第4の位置決め治具をそれぞれ配置して、第3及び第4の位置決め治具を用いて、母材管の内側に位置決めされた複数本のキャピラリの内側に複数本のキャピラリよりも細径の他の複数本のキャピラリを位置決めする工程を更に含むことを特徴とする。
本発明によれば、低損失なAR型光ファイバを長尺で容易に実現可能となる光ファイバの製造方法を提供することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る光ファイバの製造方法の対象となる光ファイバの一例を示す軸方向に垂直な方向の断面図である。 図2は、図1に示した光ファイバの断面に対応する光強度分布を示す概略図である。 図3は、本発明の実施形態に係る光ファイバの製造方法の概要を説明するための概略図である。 図4は、本発明の実施形態に係る光ファイバの製造方法の一例を説明するためのフローチャートである。 図5(a)は、本発明の実施形態に係る位置決め治具の一例を示す軸方向に垂直な方向の断面図であり、図5(b)は、図5(a)に示した位置決め治具のA−A方向から見た断面図である。 図6(a)は、本発明の実施形態に係る光ファイバの製造方法の一例を説明するための斜視図であり、図6(b)は、本発明の実施形態に係る光ファイバの製造方法の一例を説明するための図6(a)に引き続く斜視図である。 図7(a)は、本発明の実施形態に係る光ファイバの製造方法の一例を説明するための図6(b)に引き続く斜視図であり、図7(b)は、本発明の実施形態に係る光ファイバの製造方法の一例を説明するための図7(a)に引き続く斜視図である。 図8(a)は、本発明の実施形態に係る光ファイバの製造方法の一例を説明するための図7(b)に引き続く斜視図であり、図8(b)は、本発明の実施形態に係る光ファイバの製造方法の一例を説明するための図8(a)に引き続く斜視図である。 図9(a)は、本発明の実施形態に係る光ファイバの製造方法の一例を説明するための図8(b)に引き続く斜視図であり、図9(b)は、本発明の実施形態に係る光ファイバの製造方法の一例を説明するための図9(a)に引き続く斜視図である。 図10(a)は、本発明の実施形態の第1の変形例に係る位置決め治具の一例を示す斜視図であり、図10(b)は、図10(a)に示した位置決め治具のギア状部材の軸方向に垂直な方向の断面図である。 図11は、本発明の実施形態の第1の変形例に係る位置決め治具を用いて母材管にキャピラリを挿入したときの位置決め治具の軸方向に垂直な方向の断面図である。 図12(a)は、本発明の実施形態の第2の変形例に係る位置決め治具の一例を示す斜視図であり、図12(b)は、本発明の実施形態の第1の変形例に係る位置決め治具の軸方向に垂直な方向の断面図である。 図13は、本発明の実施形態の第2の変形例に係る位置決め治具を用いて母材管にキャピラリを挿入したときの位置決め治具の軸方向に垂直な方向の断面図である。 図14は、本発明の実施形態の第3の変形例に係る光ファイバの一例を示す軸方向に垂直な方向の断面図である。 図15(a)は、本発明の実施形態の第3の変形例に係る第1の位置決め治具の一例を示す軸方向に垂直な方向の断面図であり、図15(b)は、本発明の実施形態の第3の変形例に係る第3の位置決め治具の一例を示す軸方向に垂直な方向の断面図である。 図16(a)は、本発明の実施形態の第3の変形例に係る光ファイバの製造方法の一例を説明するための斜視図であり、図16(b)は、本発明の実施形態の第3の変形例に係る光ファイバの製造方法の一例を説明するための図16(a)に引き続く斜視図である。 図17(a)は、本発明の実施形態の第3の変形例に係る光ファイバの製造方法の一例を説明するための図16(b)に引き続く斜視図であり、図17(b)は、本発明の実施形態の第3の変形例に係る光ファイバの製造方法の一例を説明するための図17(a)に引き続く斜視図である。 図18(a)は、本発明の実施形態の第3の変形例に係る光ファイバの製造方法の一例を説明するための図17(b)に引き続く斜視図であり、図18(b)は、本発明の実施形態の第3の変形例に係る光ファイバの製造方法の一例を説明するための図18(a)に引き続く斜視図である。 図19は、本発明の実施形態の第3の変形例に係る光ファイバ母材の一例を示す軸方向に垂直な方向の断面図である。 図20(a)は、本発明の実施形態の第4の変形例に係る第1の位置決め治具の一例を示す正面図であり、図20(b)は、本発明の実施形態の第4の変形例に係る第3の位置決め治具の一例を示す正面図である。 図21(a)は、本発明の実施形態の第5の変形例に係る第1の位置決め治具の一例を示す軸方向に垂直な方向の断面図であり、図21(b)は、本発明の実施形態の第5の変形例に係る第2の位置決め治具の一例を示す軸方向に垂直な方向の断面図である。 図22(a)は、本発明の実施形態の第6の変形例に係る第1の位置決め治具の一例を示す軸方向に垂直な方向の断面図であり、図22(b)は、本発明の実施形態の第6の変形例に係る光ファイバの製造方法の一例を説明するための斜視図である。 図23(a)は、本発明の実施形態の第7の変形例に係る光ファイバの製造方法の一例を説明するための斜視図であり、図23(b)は、本発明の実施形態の第7の変形例に係る光ファイバの製造方法の一例を説明するための図23(a)に引き続く斜視図である。 図24は、本発明のその他の実施形態に係る光ファイバの一例を示す軸方向に垂直な方向の断面図である。 図25は、本発明のその他の実施形態に係る第1の位置決め治具の一例を示す断面図である。 図26(a)〜図26(c)は、比較例に係る光ファイバの製造方法を順次説明するための概略図である。
以下において、本発明の実施形態及び第1〜第7の変形例を図面を参照して説明する。以下の説明で参照する図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
更に、以下に示す実施形態及び第1〜第7の変形例は、本発明の技術的思想を具体化するための光ファイバの製造方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質や、それらの形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
<光ファイバの構成>
本発明の実施形態に係る光ファイバの製造方法を説明する前に、この光ファイバの製造方法の対象となる光ファイバについて説明する。本発明の実施形態に係る光ファイバは、図1に示すように、外側クラッド管1と、外側クラッド管1の内壁に接して周方向に沿って配列され、外側クラッド管1の中心軸C1(外側クラッド管1の長手方向)と平行に延伸する複数本の内側クラッド管2a〜2gとを備え、複数の内側クラッド管2a〜2gで囲まれた中央の領域に空気コア(ホローコア)3を定義するAR型光ファイバである。空気コア3は、外側クラッド管1の中心軸C1に垂直な断面において複数の内側クラッド管2a〜2gで囲まれた中心軸C1を含む空気領域である。空気コア3は、外側クラッド管1の中心軸C1と平行に延伸する。
複数の内側クラッド管2a〜2gは、外側クラッド管1の周方向(光ファイバの周方向)に沿って略等間隔で互いに離間して配置されている。外側クラッド管1及び内側クラッド管2a〜2gの材料としては、例えば石英ガラス又は不純物(ドーパント)が添加された石英ガラス等の誘電体が使用可能である。なお、複数の内側クラッド管2a〜2gの配置位置や間隔は特に限定されない。また、図1では7本の内側クラッド管2a〜2gが配置された場合を例示するが、内側クラッド管2a〜2gの本数は限定されない。
図2は、図1に示した光ファイバの断面における光強度分布をグレースケール表示で示す。図2の右側には光強度のレベルをグレースケール表示で分類した強度バーが示されている。図2に示すように、空気コア3の中心において光強度が最も高く、複数の内側クラッド管2a〜2gに囲まれた空気コア3として定義された屈折率1.0の空気領域に光が局在して伝搬することが分かる。このように、本発明の実施形態に係る光ファイバであるAR型光ファイバによれば、低非線形であり、高い光パワー耐性を有しており、更には低遅延であるため、究極の高速光路媒体として期待されている。しかしながら、AR型光ファイバには高度な長手方向の均一性が要求され、製法が確立されておらず、理想的な構造の場合と比較して伝搬損失が高いのが現状である。
ここで、図26(a)〜図26(c)を参照しながら、比較例に係るAR型光ファイバの製造方法を説明する。図26(a)に示すように、第1の母材管101の内側に複数本のキャピラリ102を積層(スタック)して線引きする。これにより、図26(b)に示すように、線引きされた第1の母材管101及び複数本のキャピラリ102からなるケーン103を作製する。このケーン103を第2の母材管104の内側に積層(スタック)して、第1の母材管101及び第2の母材管104が一体化するように線引きすることにより、図26(c)に示すように光ファイバ105が製造される。即ち、複数本のキャピラリ102の位置決め精度の問題から、2回の線引き工程が必要となる。
これに対して、本発明の実施形態に係る光ファイバの製造方法では、図3に示すように、図1に示した外側クラッド管1を形成するための母材管11の内側に、図1に示した複数本の内側クラッド管2a〜2gを形成するための複数本のキャピラリ12a〜12gを挿入する。この際、後述するような位置決め治具を用いて母材管11の内側に複数本のキャピラリ12a〜12gを精度良く位置決めしたうえで、複数本のキャピラリ12a〜12g及び母材管11を線引きすることにより、図1に示した光ファイバが製造される。即ち、母材管11の内側に複数本のキャピラリ12a〜12gの位置決めを精度良く行うことで、1回の線引き工程で光ファイバを製造可能とするものである。
<光ファイバの製造方法>
次に、図4のフローチャートを参照しながら、本発明の実施形態に係る光ファイバの製造方法の一例を説明する。
図4のステップS1において、第1及び第2の位置決め治具を準備する準備工程を実施する。第1の位置決め治具20aは、図5(a)及び図5(b)に示すように、複数の空孔22a〜22gが長手方向(軸方向)に平行に設けられた石英ガラス等からなる円筒状の棒状部材21で構成される。棒状部材21の外径D21は、棒状部材21を図3に示した母材管11の端部に接続可能なように、母材管11の外径D11と同程度に設定されている。また、複数の空孔22a〜22gの外接円(破線で図示)の直径D22は、母材管11の内径D12と同程度に設定されている。
複数の空孔22a〜22gは、図1に示した複数の内側クラッド管2a〜2gの位置に対応する位置関係で、棒状部材21の周方向に沿って略等間隔で互いに離間して設けられている。複数の空孔22a〜22gの直径D23は、複数の空孔22a〜22gに図3 に示した複数本のキャピラリ12a〜12gを挿入可能なように、複数本のキャピラリ12a〜12gの外径D13と同程度に設定されている。棒状部材21の中央にはガスフロー用の貫通孔23が棒状部材21の軸方向に平行に設けられている。貫通孔23の直径D24は適宜設定可能である。なお、貫通孔23は必ずしも設けられていなくてもよく、棒状部材21は円柱状であってもよい。
第2の位置決め治具20bの構成は、図5(a)及び図5(b)に示した第1の位置決め治具20aの構成と同様であり、図8(a)に示すように複数の空孔25a〜25g及び貫通孔26が設けられた棒状部材24からなる。
第1の位置決め治具20a及び第2の位置決め治具20bの作製方法としては、例えば、1本の石英棒にドリル等により機械的に穿孔することにより、複数の空孔22a〜22g及び複数の空孔25a〜25gに対応する共通の空孔と、貫通孔23,26に対応する共通の貫通孔が形成できるが、機械的な穿孔に限定されるものではない。その後、石英棒を分割することにより第1の位置決め治具20a及び第2の位置決め治具20bが作製される。なお、1つの石英棒を分割して第1の位置決め治具20a及び第2の位置決め治具20bを作製する代わりに、2本の石英棒から個別に第1の位置決め治具20a及び第2の位置決め治具20bに作製することも可能である。
図4のステップS2〜S4において、第1の位置決め治具20a及び第2の位置決め治具20bを用いて母材管11の内側に複数本のキャピラリ12a〜12gを位置決めする位置決め工程を実施する。まず、ステップS2において、例えば図6(a)に示すように、図1に示した外側クラッド管1に対応する部分を形成するための管状の石英ガラス等からなる母材管11を準備する。母材管11の長さL2は適宜設定可能である。母材管11と第1の位置決め治具20aの軸心が一致するように位置合わせして、母材管11の端部と第1の位置決め治具20aの端部の複数の空孔22a〜22gよりも外側の領域とを接続する。図6(b)に示すように、母材管11の端部と第1の位置決め治具20aの端部との接続部分を、バーナーから噴射された火炎等で加熱することにより融着させて一体化させる。
図4のステップS3において、図7(a)に示すように、図1に示した複数本の内側クラッド管2a〜2gを形成するための複数本のキャピラリ12a〜12gを準備する。複数本のキャピラリ12a〜12gは、石英ガラス等からなる細管である。複数本のキャピラリ12a〜12gの長さL3は、少なくとも母材管11の長さL2よりも長く設定されている。複数本のキャピラリ12a〜12gと、第1の位置決め治具20aの複数の空孔22a〜22gを位置合わせして、母材管11の内側に複数本のキャピラリ12a〜12gを挿入する。図7(b)に示すように、複数本のキャピラリ12a〜12gを更に押し込んで、複数本のキャピラリ12a〜12gの一端を第1の位置決め治具20aの複数の空孔22a〜22gに挿入する。複数本のキャピラリ12a〜12gの他端は、母材管11の開口している側の端部から突出するように複数本のキャピラリ12a〜12gの位置が調整される。
なお、第1の位置決め治具20aの端部の複数の空孔22a〜22gの数と、複数本のキャピラリ12a〜12gの本数は必ずしも一致しなくてもよい。例えば、第1の位置決め治具20aの端部の複数の空孔22a,22c,22e,22gに選択的に複数本のキャピラリ12a,12c,12e,12gを挿入する構成であってよい。
なお、図7(a)では、母材管11の開口している端部側から複数本のキャピラリ12a〜12gを挿入する場合を例示するが、第1の位置決め治具20aの母材管11と接続した側とは反対側から複数本のキャピラリ12a〜12gを挿入してもよい。また、図7(b)では、複数本のキャピラリ12a〜12gの端部が第1の位置決め治具20aの複数の空孔22a〜22gの途中まで挿入されている場合を例示するが、複数本のキャピラリ12a〜12gの端部が複数の空孔22a〜22gを貫通してもよく、更には第1の位置決め治具20aの母材管11と接続した側とは反対側から突出していてもよい。
図4のステップS4において、図8(a)に示すように、母材管11と第2の位置決め治具20bの軸方向が一致し、且つ複数本のキャピラリ12a〜12gと第2の位置決め治具20bの複数の空孔25a〜25gの位置が一致するように位置合わせし、母材管11の端部と、第2の位置決め治具20bの端部の複数の空孔25a〜25gよりも外側の領域とを接続する。母材管11から突出していた複数本のキャピラリ12a〜12gの端部は、第2の位置決め治具20bの複数の空孔22a〜22gに挿入される。
例えば、複数本のキャピラリ12a〜12gの端部の第1の位置決め治具20aに挿入されている長さと、複数本のキャピラリ12a〜12gの端部の第2の位置決め治具20bに挿入されている長さとは互いに同程度でもよく、異なっていてもよい。なお、複数本のキャピラリ12a〜12gの端部が第2の位置決め治具20bの複数の空孔22a〜22gを貫通してもよく、更には第2の位置決め治具20bの母材管11と接続した側とは反対側から突出していてもよい。
図8(b)に示すように、母材管11と第2の位置決め治具20bの接続部分を、バーナーから噴射された火炎等で加熱することにより融着させて一体化させる。この加熱により、複数本のキャピラリ12a〜12gの一部が母材管11の内壁及び第2の位置決め治具20bの複数の空孔22a〜22gの内壁に融着して固定されてもよい。これにより、複数本のキャピラリ12a〜12gが母材管11から脱落することを防止することができる。
また、複数本のキャピラリ12a〜12gを位置決めした後に、第1の位置決め治具20a及び第2の位置決め治具20bのうちのファイバ線引き時に下端となる側を、線引き用に縮径して先細らせてもよい。これにより、線引き時に母材管11を起こした場合に、複数本のキャピラリ12a〜12gが母材管11から脱落することを防止することができる。複数本のキャピラリ12a〜12gを母材管11に固定するための方法は特に限定されず、接着や融着により固定すればよい。
更に、図9(a)に示すように、線引き時の把持用及びガスフロー用のダミー管13を準備する。ダミー管13は管状の石英ガラス等からなる。例えば、ダミー管13の外径は第2の位置決め治具20bの外径と同程度に設定されている。また、ダミー管13の内径は第2の位置決め治具20bの複数の空孔25a〜25gの外接円の直径と同程度に設定されている。第2の位置決め治具20bにダミー管13を軸心が一致するように位置合わせして、第2の位置決め治具20bの端部の複数の空孔25a〜25gよりも外側の領域とダミー管13とを接続する。図9(b)に示すように、第2の位置決め治具20bとダミー管13の接続部分を、バーナーから噴射された火炎等で加熱することにより融着させて一体化させる。なお、ダミー管13は必ずしも第2の位置決め治具20bに接続しなくてもよい。
図4のステップS5において、複数本のキャピラリ12a〜12gが内側に位置決めされた母材管11を含む母材を加熱延伸する線引き工程を行う。線引き工程では、図9(b)に示したダミー管13を上側に固定して、複数本のキャピラリ12a〜12gが挿入された母材管11を鉛直方向に吊るし、下側に位置する第1の位置決め治具20a側から線引き炉(加熱炉)に投入し、加熱溶融しながら所望の外径を維持するように線引きする。線引き時にはダミー管13側からアルゴン(Ar)等の不活性ガスを導入することにより、母材管11の空隙及び複数本のキャピラリ12a〜12gの空隙を維持する。この結果、図1に示した光ファイバが完成する。なお、下側に位置する第1の位置決め治具20aは複数本のキャピラリ12a〜12gが挿入された母材管11よりも前に線引きされるが、上側に位置する第2の位置決め治具20bは線引きせずに、切断して再利用することが可能である。
本発明の実施形態に係る光ファイバの製造方法によれば、第1の位置決め治具20a及び第2の位置決め治具20bを用いて母材管11の内側に複数本のキャピラリ12a〜12gの内径の形状や位置関係を精度良く維持して線引きすることできる。このため、比較例に係る光ファイバの製造方法のような2回以上の線引きが不要となり、AR型光ファイバを長尺で容易に実現可能となる。更に、母材管11の内側に複数本のキャピラリ12a〜12gを精度良く位置決めすることできるため、構造制御性が向上し、低損失化を図ることができる。
なお、図4に示したフローチャートでは、ステップS2で母材管11に第1の位置決め治具20aを接続し、ステップS3で母材管11の内側に複数本のキャピラリ12a〜12gを挿入し、ステップS4で母材管11に第2の位置決め治具20bを接続する場合を例示したが、これに限定されない。
例えば、まず、母材管11の両端から複数本のキャピラリ12a〜12gの両端が突出するように母材管11の内側に複数本のキャピラリ12a〜12gを挿入する。次に、第1の位置決め治具20a及び第2の位置決め治具20bを母材管11の両端に接続し、第1の位置決め治具20aの複数の空孔22a〜22g及び第2の位置決め治具20bの複数の空孔25a〜25gに複数本のキャピラリ12a〜12gの両端を挿入する。その後、母材管11と第1の位置決め治具20aの接続部分と、母材管11と第2の位置決め治具20bの接続部分とを加熱することにより融着させて一体化させる。このような手順で母材管11の内側に複数本のキャピラリ12a〜12gを位置決めしてもよい。
或いは、まず、第1の位置決め治具20a及び第2の位置決め治具20bを母材管11の両端に接続し、母材管11と第1の位置決め治具20aの接続部分と、母材管11と第2の位置決め治具20bの接続部分とを加熱することにより融着させて一体化させる。次に、第1の位置決め治具20aの複数の空孔22a〜22g又は第2の位置決め治具20bの複数の空孔25a〜25gから、複数本のキャピラリ12a〜12gを挿入する。このような手順で母材管11の内側に複数本のキャピラリ12a〜12gを位置決めしてもよい。
(第1の変形例)
本発明の実施形態の第1の変形例に係る光ファイバの製造方法として、本発明の実施形態に係る第1の位置決め治具20a及び第2の位置決め治具20bとは異なる第1及び第2の位置決め治具を用いる場合を説明する。
本発明の実施形態の第1の変形例に係る光ファイバの製造方法で用いる第1の位置決め治具30は、図10(a)及び図10(b)に示すように、管状部材31と、管状部材31の内側に配置され、管状部材31の周方向に沿って、複数本のキャピラリに対応する凹部を設けた複数の歯33a〜33hを有するギア状部材(歯車状部材)32とを備える。管状部材31及びギア状部材32のそれぞれの材料としては、石英ガラス等が使用可能である。管状部材31を母材管11に接続可能なように、管状部材31の外径D31は、母材管11の外径D11と同程度に設定されている。また、管状部材31の内径D32は、母材管11の内径D12と同程度に設定されている。
ギア状部材32は、管状部材31の長手方向に平行に延伸する。ギア状部材32の長さは管状部材31の長さと同程度であってもよく、管状部材31の長さよりも長く又は短くてもよい。ギア状部材32の直径(歯先円直径)D33、複数の歯33a〜33hの形状や間隔、歯数等は、光ファイバの種類に応じて適宜設定可能である。複数の歯33a〜33hの先端は、管状部材31の内壁に接していてもよい。ギア状部材32の中央にはガスフロー用の貫通孔34が設けられている場合を例示するが、貫通孔34は必ずしも設けられていなくてもよい。ギア状部材32は、管状部材31に固定されずに移動可能であってもよく、接着又は融着等により管状部材31内に固定されていてもよい。本発明の実施形態の第1の変形例に係る光ファイバの製造方法で用いる第2の位置決め治具の構成も、図10(a)及び図10(b)に示した第1の位置決め治具30と同様の構成を有する。
本発明の実施形態の第1の変形例に係る光ファイバの製造方法の一例では、図4のステップS1において、図10(a)及び図10(b)に示した第1の位置決め治具30及びこれと同様の第2の位置決め治具を準備する。
図4のステップS2において、母材管11の端部と第1の位置決め治具30の管状部材31の端部とを接続する。母材管11と第1の位置決め治具30の管状部材31の接続部分を、バーナーから噴射された火炎等で加熱することにより融着させて一体化させる。その後、第1の位置決め治具30の管状部材31の内側にギア状部材32を挿入する。
図4のステップS3において、母材管11に複数本のキャピラリ12a〜12hを挿入する。この際、図11に示すように、第1の位置決め治具30の管状部材31とギア状部材32の複数の歯33a〜33hの間の凹部に複数本のキャピラリ12a〜12hを挿入し、複数の歯33a〜33hで複数本のキャピラリ12a〜12hの一端をそれぞれ挟むことにより、複数本のキャピラリ12a〜12hを固定する。母材管11の開口されている側の端部からは、複数本のキャピラリ12a〜12hの他端が突出するように複数本のキャピラリ12a〜12hの位置が調整されている。
なお、ギア状部材32の複数の歯33a〜33hの歯数と複数本のキャピラリ12a〜12hの本数は必ずしも一致していなくてもよい。例えば、ギア状部材32の複数の歯33a,33bの間、歯33c,33dの間、歯33e,33fの間、33g,33hの凹部に選択的に複数本のキャピラリ12a,12c,12e,12gが挿入されていてもよい。
図4のステップS4において、母材管11の端部と第2の位置決め治具の管状部材の端部とを接続する。第2の位置決め治具の管状部材とギア状部材の間で複数本のキャピラリ12a〜12hの端部をそれぞれ挟むことにより、複数本のキャピラリ12a〜12hを固定する。母材管11と第2の位置決め治具の管状部材の接続部分を、バーナーから噴射された火炎等で加熱することにより融着させて一体化させる。例えばこの加熱により、複数本のキャピラリ12a〜12hの一部が母材管11の内壁及び第2の位置決め治具の管状部材の内壁に融着して固定されてもよい。複数本のキャピラリ12a〜12hは、融着や接着、第1の位置決め治具30の縮径等により、母材管11に固定することができる。図4のステップS5は同様であるので、重複した説明を省略する。
なお、図4に示したフローチャートでは、ステップS2で母材管11に第1の位置決め治具30を接続し、ステップS3で母材管11の内側に複数本のキャピラリ12a〜12hを挿入し、ステップS4で母材管11に第2の位置決め治具を接続する場合を例示したが、これに限定されない。
例えば、まず、母材管11の両端から複数本のキャピラリ12a〜12hの両端が突出するように母材管11の内側に複数本のキャピラリ12a〜12hを挿入する。次に、第1の位置決め治具30及び第2の位置決め治具を母材管11の両端に接続し、第1の位置決め治具30の管状部材31とギア状部材32の複数の歯33a〜33hの間の凹部に複数本のキャピラリ12a〜12hの一端を挟むとともに、第2の位置決め治具の管状部材とギア状部材の間の凹部に複数本のキャピラリ12a〜12hの他端を挟む。その後、母材管11と第1の位置決め治具30の接続部分と、母材管11と第2の位置決め治具の接続部分とを加熱することにより融着させて一体化させる。このような手順で母材管11の内側に複数本のキャピラリ12a〜12hを位置決めしてもよい。
或いは、まず、第1の位置決め治具30及び第2の位置決め治具を母材管11の両端に接続し、母材管11と第1の位置決め治具30の接続部分と、母材管11と第2の位置決め治具の接続部分とを加熱することにより融着させて一体化させる。次に、第1の位置決め治具30又は第2の位置決め治具の開口している端部から、複数本のキャピラリ12a〜12hを挿入して、第1の位置決め治具30の管状部材31とギア状部材32の複数の歯33a〜33hの間の凹部に複数本のキャピラリ12a〜12hの一端を挟むとともに、第2の位置決め治具の管状部材とギア状部材の間の凹部に複数本のキャピラリ12a〜12hの他端を挟む。このような手順で母材管11の内側に複数本のキャピラリ12a〜12hを位置決めしてもよい。
本発明の実施形態の第1の変形例に係る光ファイバの製造方法によれば、図10(a)及び図10(b)に示した第1の位置決め治具30及びこれと同様の第2の位置決め治具を用いる場合でも、本発明の実施形態と同様に母材管11の内側に複数本のキャピラリ12a〜12hの内径の形状や位置関係を精度良く維持して線引きすることができ、1回の線引きで、長尺で低損失なAR型光ファイバを容易に製造可能となる。
(第2の変形例)
本発明の実施形態の第2の変形例に係る光ファイバの製造方法として、本発明の実施形態に係る第1の位置決め治具20a及び第2の位置決め治具20bとは異なる第1及び第2の位置決め治具を用いる場合を説明する。
本発明の実施形態の第2の変形例に係る光ファイバの製造方法で用いる第1の位置決め治具40は、図12(a)及び図12(b)に示すように、石英ガラス等からなる管状部材41と、管状部材41の内側に配置された石英ガラス等からなる中心部材(中心スペーサ)42と、管状部材41と中心部材42との間に中心部材42を囲むように配置された石英ガラス等からなる複数のダミー棒(周辺スペーサ)43a〜43gとを備える。
管状部材41を母材管11に接続可能なように、管状部材41の外径D41は、母材管11の外径D11と同程度に設定されている。また、管状部材41の内径D42は、母材管11の内径D12と同程度に設定されている。中心部材42はガスフロー用の貫通孔42aを有する円筒状である場合を例示するが、貫通孔42aがない円柱状であってもよい。複数のダミー棒43a〜43gは円柱状である場合を例示するが、円筒状であってもよい。
中心部材42の直径D43は複数のダミー棒43a〜43gの直径D44よりも大きい。中心部材42の直径D43及び複数のダミー棒43a〜43gの直径D44は、光ファイバの種類等に応じて適宜設定可能である。複数のダミー棒43a〜43gの本数は適宜選択可能であり、複数のダミー棒43a〜43gのうちの一部のダミー棒が互いに接して連続していてもよい。中心部材42及び複数のダミー棒43a〜43gは管状部材41に固定されておらず、移動可能であってもよい。或いは、中心部材42及び複数のダミー棒43a〜43gは融着や接着等により管状部材41に固定されていてもよい。
本発明の実施形態の第2の変形例に係る光ファイバの製造方法で用いる第2の位置決め治具の構成も、図12(a)及び図12(b)に示した第1の位置決め治具40と同様の構成を有する。
本発明の実施形態の第1の変形例に係る光ファイバの製造方法の一例では、図4のステップS1において、図12(a)及び図12(b)に示した第1の位置決め治具40及びこれと同様の第2の位置決め治具を準備する。
図4のステップS2において、母材管11の端部と第1の位置決め治具40の管状部材41の端部とを接続する。母材管11と第1の位置決め治具40の管状部材41の接続部分を、バーナーから噴射された火炎等で加熱することにより融着させて一体化させる。図4のステップS3において、複数本のキャピラリ12a〜12gを母材管11に挿入する。このとき、図13に示すように、第1の位置決め治具40の管状部材41、中心部材42及び複数のダミー棒43a〜43gで複数本のキャピラリ12a〜12gの端部をそれぞれ挟むことにより、複数本のキャピラリ12a〜12gの一端を固定する。なお、図13では複数のダミー棒43a〜43gが複数本のキャピラリ12a〜12gと交互に配置されている場合を例示するが、交互でなくてもよい。例えば、複数のダミー棒の本数が複数本のキャピラリ12a〜12gの本数よりも多く、複数のダミー棒が2本ずつ連続し、2本のダミー棒の間に複数本のキャピラリ12a〜12gがそれぞれ配置されていてもよい。
図4のステップS4において、母材管11の開口している側の端部と第2の位置決め治具の管状部材の端部とを接続し、第2の位置決め治具の管状部材、中心部材及び複数のダミー棒で複数本のキャピラリ12a〜12gの他端をそれぞれ挟むことにより、複数本のキャピラリ12a〜12gの他端を固定する。母材管11と第2の位置決め治具の管状部材の接続部分を、バーナーから噴射された火炎等で加熱することにより融着させて一体化させる。例えば、このときの加熱により、複数本のキャピラリ12a〜12gの一部が母材管11の内壁及び第2の位置決め治具の管状部材の内壁に融着し固定されてもよい。複数本のキャピラリ12a〜12gは、融着や接着、第1の位置決め治具40の縮径等により、母材管11に固定することができる。図4のステップS5は同様であるので、重複した説明を省略する。
なお、図4に示したフローチャートでは、ステップS2で母材管11に第1の位置決め治具40を接続し、ステップS3で母材管11の内側に複数本のキャピラリ12a〜12gを挿入し、ステップS4で母材管11に第2の位置決め治具を接続する場合を例示したが、これに限定されない。
例えば、まず、母材管11の両端から複数本のキャピラリ12a〜12gの両端が突出するように母材管11の内側に複数本のキャピラリ12a〜12gを挿入する。次に、第1の位置決め治具40及び第2の位置決め治具を母材管11の両端に接続し、第1の位置決め治具40の管状部材41、中心部材42及び複数のダミー棒43a〜43gで複数本のキャピラリ12a〜12gの一端を挟むとともに、第2の位置決め治具の管状部材、中心部材及び複数のダミー棒で複数本のキャピラリ12a〜12gの他端を挟む。その後、母材管11と第1の位置決め治具40の接続部分と、母材管11と第2の位置決め治具の接続部分とを加熱することにより融着させて一体化させる。このような手順で母材管11の内側に複数本のキャピラリ12a〜12gを位置決めしてもよい。
或いは、まず、第1の位置決め治具40及び第2の位置決め治具を母材管11の両端に接続し、母材管11と第1の位置決め治具40の接続部分と、母材管11と第2の位置決め治具の接続部分とを加熱することにより融着させて一体化させる。次に、第1の位置決め治具40又は第2の位置決め治具の開口している端部から、複数本のキャピラリ12a〜12gを挿入して、第1の位置決め治具40の管状部材41、中心部材42及び複数のダミー棒43a〜43gで複数本のキャピラリ12a〜12gの一端を挟むとともに、第2の位置決め治具の管状部材、中心部材及び複数のダミー棒で複数本のキャピラリ12a〜12gの他端を挟む。このような手順で母材管11の内側に複数本のキャピラリ12a〜12gを位置決めしてもよい。
本発明の実施形態の第2の変形例に係る光ファイバの製造方法によれば、図12(a)及び図12(b)に示した第1の位置決め治具40及びこれと同様の第2の位置決め治具を用いる場合でも、本発明の実施形態と同様に母材管11の内側に複数本のキャピラリ12a〜12gの内径の形状や位置関係を精度良く維持して線引きすることができる。したがって、1回の線引きで、長尺で低損失なAR型光ファイバを容易に製造可能となる。
(第3の変形例)
本発明の実施形態の第3の変形例に係る光ファイバの製造方法として、入れ子構造のAR型光ファイバの製造方法の一例を説明する。本発明の実施形態の第3の変形例に係る光ファイバの製造方法の対象となる入れ子構造のAR型光ファイバは、図14に示すように、管状の石英ガラス等からなる外側クラッド管1と、外側クラッド管1の内側に配置された複数の管状の内側クラッド管2a〜2jと、複数の内側クラッド管2a〜2jの内側にそれぞれ配置された複数の管状の補助クラッド部4a〜4jを更に備える。複数の内側クラッド管2a〜2jで囲まれた空気領域が空気コア3として定義される。
本発明の実施形態の第3の変形例に係る光ファイバによれば、複数の内側クラッド管2a〜2j及び複数の補助クラッド部4a〜4jの入れ子構造とすることで、更に低損失化を図ることができる。
本発明の実施形態の第3の変形例に係る光ファイバの製造方法の一例では、4個(第1〜第4)の位置決め治具を用いる。第1の位置決め治具50aは、図15(a)に示すように、複数の空孔52a〜52jが設けられた石英ガラス等からなる棒状部材51で構成される。棒状部材51の中央にはガスフロー用の貫通孔53が設けられている。複数の空孔52a〜52jは、図14に示した複数の内側クラッド管2a〜2jに対応する位置に設けられている。第1の位置決め治具50aの外径D51は、第1の位置決め治具50aを母材管11に接続可能なように、母材管11の外径D11と同程度に設定されている。第1の位置決め治具50aの複数の空孔52a〜52jの外接円の直径D52は、母材管11の内径D12と同程度に設定されている。
第2の位置決め治具は、図15(a)に示した第1の位置決め治具50aと対をなしており、図15(a)に示した第1の位置決め治具50aと同様の構成を有する。
第3の位置決め治具50bは、図15(b)に示すように、複数の空孔55a〜55jが設けられた石英ガラス等からなる棒状部材54で構成される。棒状部材54の中央にはガスフロー用の貫通孔56が設けられている。複数の空孔55a〜55jは、図14に示した複数の補助クラッド部4a〜4jに対応する位置に設けられている。第3の位置決め治具50bの外径D54は、第3の位置決め治具50bを第1の位置決め治具50aに接続可能なように、第1の位置決め治具50aの外径D51と同程度に設定されている。第3の位置決め治具50bの複数の空孔55a〜55jの外接円の直径D55は、複 数の空孔52a〜52jの外接円の直径D52と同程度に設定されている。
第3の位置決め治具50bの複数の空孔55a〜55jの直径D56は、第1の位置決め治具50aの複数の空孔52a〜52jの直径D53よりも小さく設定されている。第3の位置決め治具50bの棒状部材54の貫通孔56の直径は、第1の位置決め治具50aの棒状部材51の貫通孔53の直径と同程度に設定されている。
第4の位置決め治具は、図15(b)に示した第3の位置決め治具50bと対をなしており、図15(b)に示した第3の位置決め治具50bと同様の構成を有する。
本発明の実施形態の第3の変形例に係る光ファイバの製造方法の一例では、図4のステップS1において、図15(a)に示した第1の位置決め治具50a及びこれと同様の第2の位置決め治具と、図15(b)に示した第3の位置決め治具50b及びこれと同様の第4の位置決め治具を準備する。例えば、1つの石英棒にドリルにより穿孔して複数の空孔を形成し、2つに切断することにより、第1の位置決め治具50a及び第2の位置決め治具が作製される。同様に、1つの石英棒にドリルにより穿孔して複数の空孔を形成し、2つに切断することにより、第3の位置決め治具50b及び第4の位置決め治具が作製される。
図4のステップS2において、図16(a)に示すように、母材管11と第1の位置決め治具50aを軸心が一致するように位置合わせし接続する。更に、第1の位置決め治具50aと第3の位置決め治具50bの軸心が一致し、且つ第1の位置決め治具50aの複数の空孔52a〜52jの位置と第3の位置決め治具50bの複数の空孔55a〜55jの位置が重なるように第3の位置決め治具50bと第1の位置決め治具50aを位置合わせして接続する。第1の位置決め治具50aの長さL4と第3の位置決め治具50bの長さL5は互いに同一でもよく、異なっていてもよい。図16(b)に示すように、母材管11と第1の位置決め治具50aの接続部分と、第1の位置決め治具50aと第3の位置決め治具50bの接続部分を、バーナーから噴射された火炎等で加熱することにより融着させて一体化させる。
図4のステップS3において、図17(a)に示すように、図14に示した複数の内側クラッド管2a〜2jを形成するための複数本のキャピラリ(第1のキャピラリ)12a〜12jを準備する。複数本の第1のキャピラリ12a〜12jの長さL3は、少なくとも母材管11の長さL2よりも長く設定されている。そして、複数本の第1のキャピラリ12a〜12jと、第1の位置決め治具50aの複数の空孔52a〜52jを位置合わせして、母材管11の内側に複数本の第1のキャピラリ12a〜12jを挿入する。更に、図17(b)に示すように、複数本の第1のキャピラリ12a〜12jの一端を第1の位置決め治具50aの複数の空孔52a〜52jに挿入する。複数本の第1のキャピラリ12a〜12jの他端は、母材管11の開口している端部から突出するように複数本の第1のキャピラリ12a〜12jの位置が調整されている。
図18(a)に示すように、図14に示した複数の補助クラッド部4a〜4jを形成するための複数本のキャピラリ(第2のキャピラリ)14a〜14jを準備する。複数本の第2のキャピラリ14a〜14jは複数本の第1のキャピラリ12a〜12jよりも細径であり、複数本の第2のキャピラリ14a〜14jの外径は複数本の第1のキャピラリ12a〜12jの内径よりも小さく設定されている。複数本の第2のキャピラリ14a〜14jの長さL6は、複数本の第1のキャピラリ12a〜12jの長さL3よりも長く、且つ、母材管11の長さL2と第1の位置決め治具50aの長さL4の2倍との合計よりも長く設定されている。
複数本の第2のキャピラリ14a〜14jと、第3の位置決め治具50bの複数の空孔55a〜55jを位置合わせして、複数本の第1のキャピラリ12a〜12j内に複数本の第2のキャピラリ14a〜14jを挿入し、入れ子構造とする。更に、図18(b)に示すように、複数本の第2のキャピラリ14a〜14jの一端を押し込んで、複数本の第2のキャピラリ14a〜14jを貫通し、第3の位置決め治具50bの複数の空孔55a〜55jに挿入する。複数本の第2のキャピラリ14a〜14jの他端が、複数本の第2のキャピラリ14a〜14jの露出している端部から突出するように、複数本の第2のキャピラリ14a〜14jの位置が調整されている。
なお、複数本の第1のキャピラリ12a〜12j及び複数本の第2のキャピラリ14a〜14jを個別に母材管11の内側に挿入する代わりに、複数本の第1のキャピラリ12a〜12jの内側に複数本の第2のキャピラリ14a〜14jを挿入してから、複数本の第1のキャピラリ12a〜12j及び複数本の第2のキャピラリ14a〜14jを一括して母材管11の内側に挿入してもよい。このとき、複数本の第1のキャピラリ12a〜12jは第1の位置決め治具50aの複数の空孔52a〜52jにまで挿入され、複数本の第2のキャピラリ14a〜14jは第3の位置決め治具50bの複数の空孔55a〜55jにまで挿入される。
図4のステップS4において、母材管11の開口している側の端部に、母材管11と軸心が一致するように第2の位置決め治具の一端を位置合わせして接続するとともに、第2の位置決め治具の複数の空孔に複数本の第1のキャピラリ12a〜12jを挿入する。引き続き、第2の位置決め治具の他端に、第2の位置決め治具と軸心が一致するように第4の位置決め治具を位置合わせして接続するとともに、第4の位置決め治具の複数の空孔に複数本の第2のキャピラリ14a〜14jを挿入する。母材管11と第2の位置決め治具の接続部分と、第2の位置決め治具と第4の位置決め治具の接続部分を、バーナーから噴射された火炎等で加熱することにより融着させて一体化させる。
この結果、図19に示すように、第1の位置決め治具50a及び第2の位置決め治具により、母材管11の内側に複数本の第1のキャピラリ12a〜12jが位置決めされる。また、第3の位置決め治具50b及び第4の位置決め治具により、複数本の第1のキャピラリ12a〜12jのそれぞれの内側に複数本の第2のキャピラリ14a〜14jが位置決めされる。複数本の第1のキャピラリ12a〜12j及び複数本の第2のキャピラリ14a〜14jは、融着又は接着等で母材管11に固定して、母材管11からの脱落を防止してもよい。図4のステップS5は同様であるので、重複した説明を省略する。
本発明の実施形態の第3の変形例に係る光ファイバの製造方法によれば、図15(b)に示した第1の位置決め治具50a及びこれと同様の第2の位置決め治具、図15(a)に示した第3の位置決め治具50b及びこれと同様の第3の位置決め治具を用いることにより、複数本の第1のキャピラリ12a〜12j及び複数本の第2のキャピラリ14a〜14jの内径の形状や位置関係を精度良く維持して線引きすることができる。したがって、図14に示した入れ子構造のAR型光ファイバを容易に、長尺且つ低損失で製造可能となる。
(第4の変形例)
本発明の実施形態の第4の変形例に係る光ファイバの製造方法として、図14に示した入れ子構造のAR型光ファイバの製造方法の他の一例を説明する。本発明の実施形態の第4の変形例に係る光ファイバの製造方法においても、第1〜第4の位置決め治具を用いる。第1の位置決め治具60aは、図20(a)に示すように、管状部材61と、管状部材61の内側に配置された複数の歯63a〜63hを有するギア状部材62を備える。なお、図14に示した入れ子構造のAR型光ファイバを製造するためには複数の歯63a〜63hが更に2個必要であるが、ここでは模式的に複数の歯63a〜63hの構造で説明する。
ギア状部材62にはガスフロー用の貫通孔62aが設けられている。第1の位置決め治具60aの管状部材61の外径D61は、母材管11の外径D11と同程度に設定されている。第1の位置決め治具60aの管状部材61の内径D62は、母材管11の内径D12と同程度に設定されている。
第2の位置決め治具は、図20(a)に示した第1の位置決め治具60aと対をなしており、図20(a)に示した第1の位置決め治具60aと同様の構成を有する。
第3の位置決め治具60bは、図20(b)に示すように、管状部材64と、管状部材64の内側に配置された複数の歯66a〜66hを有するギア状部材65を備える。なお、図14に示した入れ子構造のAR型光ファイバを製造するためには複数の歯66a〜66hが更に2個必要であるが、ここでは模式的に複数の歯66a〜66hの構造で説明する。
ギア状部材65にはガスフロー用の貫通孔65aが設けられている。第3の位置決め治具60bの管状部材64の外径D64は、第1の位置決め治具60aの管状部材61の外径D61と同程度に設定されている。第3の位置決め治具60bの管状部材64の内径D65は、第1の位置決め治具60aの管状部材61の内径D62と同程度に設定されている。第3の位置決め治具60bのギア状部材65の直径D66は、第1の位置決め治具60aのギア状部材62の直径D63よりも大きい。
第4の位置決め治具は、図20(b)に示した第3の位置決め治具60bと対をなしており、図20(b)に示した第3の位置決め治具60bと同様の構成を有する。
本発明の実施形態の第4の変形例に係る光ファイバの製造方法の一例では、図4のステップS1において、図20(a)に示した第1の位置決め治具60a及びこれと同様の第2の位置決め治具と、図20(b)に示した第3の位置決め治具60b及びこれと同様の第4の位置決め治具を準備する。
図4のステップS2において、母材管11、第1の位置決め治具60aの管状部材61及び第3の位置決め治具60bの管状部材64を軸心が一致するように位置合わせして接続する。母材管11と第1の位置決め治具60aの接続部分と、第1の位置決め治具60aと第3の位置決め治具60bの接続部分を、バーナーから噴射された火炎等で加熱することにより融着させて一体化させる。
図4のステップS3において、母材管11の内側に複数本の第1のキャピラリ12a〜12hを挿入するとともに、複数本の第1のキャピラリ12a〜12hの端部を第1の位置決め治具60aの管状部材61とギア状部材62の複数の歯63a〜63hの間に挟んで固定する。更に、複数本の第1のキャピラリ12a〜12hの内側に複数本の第2のキャピラリ14a〜14hを挿入するとともに、複数本の第2のキャピラリ14a〜14hの端部を第3の位置決め治具60bの管状部材64とギア状部材65の複数の歯66a〜66hの間に挟んで固定する。
なお、複数本の第1のキャピラリ12a〜12hを挿入後、複数本の第2のキャピラリ14a〜14hを挿入する代わりに、複数本の第1のキャピラリ12a〜12hの内側に複数本の第2のキャピラリ14a〜14hを挿入してから、複数本の第1のキャピラリ12a〜12j及び複数本の第2のキャピラリ14a〜14hを一括して母材管11の内側に挿入してもよい。
図4のステップS4において、母材管11の開口されている側の端部に、第2の位置決め治具の一端を位置合わせして接続するとともに、第2の位置決め治具の複数の空孔に複数本の第1のキャピラリ12a〜12hの端部を挿入する。更に、第2の位置決め治具の他端に、第4の位置決め治具の一端を位置合わせして接続するとともに、第4の位置決め治具の複数の空孔に複数本の第2のキャピラリ14a〜14hの端部を挿入する。
この結果、第1の位置決め治具60a及びこれと同様の第2の位置決め治具により、母材管11の内側に複数本の第1のキャピラリ12a〜12hが位置決めされる。更に、第3の位置決め治具60b及びこれと同様の第4の位置決め治具により、複数本の第1のキャピラリ12a〜12hのそれぞれの内側に複数本の第2のキャピラリ14a〜14hが位置決めされる。図4のステップS5は同様であるので、重複した説明を省略する。
本発明の実施形態の第4の変形例に係る光ファイバの製造方法によれば、図20(a)に示した第1の位置決め治具60a及びこれと同様の第2の位置決め治具と、図20(b)に示した第3の位置決め治具60b及びこれと同様の第4の位置決め治具を用いることにより、図14に示した入れ子構造のAR型光ファイバを容易に、長尺且つ低損失で製造可能となる。
(第5の変形例)
本発明の実施形態の第5の変形例に係る光ファイバの製造方法として、図14に示した入れ子構造のAR型光ファイバの製造方法の他の一例を説明する。本発明の実施形態の第5の変形例に係る光ファイバの製造方法においても第1〜第4の位置決め治具を用いる。
第1の位置決め治具70aは、図21(a)に示すように、管状部材71と、管状部材71の内側に配置された中心部材72と、管状部材71の内側に、中心部材72を囲むように配置された複数のダミー棒73a〜73gを備える。図21(a)では中心部材72が円筒状の場合を例示するが、円柱状であってもよい。また、複数のダミー棒73a〜73gが円柱状の場合を例示するが、円筒状であってもよい。なお、図14に示した入れ子構造のAR型光ファイバを製造するためには複数のダミー棒73a〜73gが更に2本必要であるが、ここでは模式的に複数のダミー棒73a〜73gの構造で説明する。第1の位置決め治具70aの管状部材71の外径D71は、母材管11の外径D11と同程度に設定されている。第1の位置決め治具70aの管状部材71の内径D72は、母材管11の内径D12と同程度に設定されている。
第2の位置決め治具は、図21(a)に示した第1の位置決め治具70aと対をなしており、図21(a)に示した第1の位置決め治具70aと同様の構成を有する。
第3の位置決め治具70bは、図21(b)に示すように、管状部材74と、管状部材74の内側に配置された中心部材75と、管状部材74の内側に、中心部材75を囲むように配置された複数のダミー棒76a〜76gを備える。図21(b)では中心部材75が円筒状の場合を例示するが、円柱状であってもよい。また、複数のダミー棒76a〜76gが円柱状の場合を例示するが、円筒状であってもよい。第3の位置決め治具70bの複数のダミー棒76a〜76gの本数は、第1の位置決め治具70aの複数のダミー棒73a〜73gの本数と同じもよく、互いに異なっていてもよい。なお、図14に示した入れ子構造のAR型光ファイバを製造するためには複数のダミー棒76a〜76gが更に2本必要であるが、ここでは模式的に複数のダミー棒73a〜73gの構造で説明する。
第3の位置決め治具70bの管状部材74の外径D75と、第1の位置決め治具70aの管状部材71の外径D71は同程度に設定されている。第3の位置決め治具70bの管状部材74の内径D76は、第1の位置決め治具70aの管状部材71の内径D72と同程度に設定されている。第3の位置決め治具70bの中心部材75の直径D77は、第1の位置決め治具70aの中心部材72の直径D73よりも大きい。第3の位置決め治具70bの複数のダミー棒73a〜73gの直径D78は、第1の位置決め治具70aの複数のダミー棒73a〜73gの直径D74と同程度であってもよく、異なっていてもよい。
第4の位置決め治具は、図21(b)に示した第3の位置決め治具70bと対をなしており、図21(b)に示した第3の位置決め治具70bと同様の構成を有する。
本発明の実施形態の第5の変形例に係る光ファイバの製造方法の一例では、図4のステップS1において、図21(a)に示した第1の位置決め治具70a及びこれと同様の第2の位置決め治具と、図21(b)に示した第3の位置決め治具70b及びこれと同様の第4の位置決め治具を準備する。
図4のステップS2において、母材管11、第1の位置決め治具70aの管状部材71及び第3の位置決め治具70bの管状部材74を軸心が一致するように位置合わせして接続する。母材管11と第1の位置決め治具70aの接続部分と、第1の位置決め治具70aと第3の位置決め治具70bの接続部分を、バーナーから噴射された火炎等で加熱することにより融着させて一体化させる。
図4のステップS3において、母材管11の内側に複数本の第1のキャピラリ12a〜12gを挿入するとともに、複数本の第1のキャピラリ12a〜12gの端部を第1の位置決め治具70aの管状部材71、中心部材72、複数のダミー棒73a〜73gで挟んで固定する。更に、複数本の第1のキャピラリ12a〜12gの内側に複数本の第2のキャピラリ14a〜14gを挿入するとともに、複数本の第2のキャピラリ14a〜14gの端部を第3の位置決め治具70bの管状部材74、中心部材75、複数のダミー棒76a〜76gで挟んで固定する。
なお、複数本の第1のキャピラリ12a〜12gを挿入後、複数本の第2のキャピラリ14a〜14gを挿入する代わりに、複数本の第1のキャピラリ12a〜12gの内側に複数本の第2のキャピラリ14a〜14gを挿入してから、複数本の第1のキャピラリ12a〜12g及び複数本の第2のキャピラリ14a〜14gを一括して母材管11の内側に挿入してもよい。
図4のステップS4において、母材管11の開口されている側の端部に、第2の位置決め治具の一端を位置合わせして接続するとともに、複数本の第1のキャピラリ12a〜12gの端部を第2の位置決め治具の管状部材、中心部材及び数のダミー棒で挟んで固定する。更に、第2の位置決め治具の他端に、第4の位置決め治具の一端を位置合わせして接続するとともに、複数本の第2のキャピラリ14a〜14gの端部を第4の位置決め治具の管状部材、中心部材及び数のダミー棒で挟んで固定する。
この結果、第1の位置決め治具70a及びこれと同様の第2の位置決め治具により、母材管11の内側に複数本の第1のキャピラリ12a〜12gが位置決めされる。更に、第3の位置決め治具70b及びこれと同様の第4の位置決め治具により、複数本の第1のキャピラリ12a〜12jのそれぞれの内側に複数本の第2のキャピラリ14a〜14gが位置決めされる。図4のステップS5は同様であるので、重複した説明を省略する。
本発明の実施形態の第5の変形例に係る光ファイバの製造方法によれば、図21(a)に示した第1の位置決め治具70a及びこれと同様の第2の位置決め治具と、図21(b)に示した第3の位置決め治具70b及びこれと同様の第4の位置決め治具を用いることにより、図14に示した入れ子構造のAR型光ファイバを容易に、長尺且つ低損失で製造可能となる。
(第6の変形例)
本発明の実施形態の第6の変形例に係る光ファイバの製造方法は、図22(a)に示すように、第1の位置決め治具20aの棒状部材21が切り欠き部21xを有する点が、本発明の実施形態に係る光ファイバの製造方法と異なる。第1の位置決め治具20aの棒状部材21は、長手方向に垂直な方向にD字型の断面形状を有する。切り欠き部21xは、第1の位置決め治具20aの棒状部材21の長手方向に沿って設けられている。第2の位置決め治具20bも同様に、図22(b)に示すように、切り欠き部21yが設けられている。
図22(b)に示すように、第1の位置決め治具20a及び第2の位置決め治具20bを母材管11に接続しようとする際に、第1の位置決め治具20aの切り欠き部21x及び第2の位置決め治具20bの切り欠き部21yを周方向で一致するように位置合わせすることができる。このため、例えば第1の位置決め治具20a及び第2の位置決め治具20bを位置合わせして母材管11に接続し、バーナーから噴射された火炎等で加熱することにより、第1の位置決め治具20a及び第2の位置決め治具20bを母材管11に一体化させた後に、複数本の第1のキャピラリ12a〜12gを挿入することが容易となる。
本発明の実施形態の第6の変形例に係る光ファイバの製造方法によれば、第1の位置決め治具20a及び第2の位置決め治具20bのそれぞれに切り欠き部21x,21yを設けることにより、複数本の第1のキャピラリ12a〜12gの位置を利用しなくても、第1の位置決め治具20a及び第2の位置決め治具20b同士で容易に位置合わせが可能となる。
(第7の変形例)
本発明の実施形態の第7の変形例に係る光ファイバの製造方法は、図23(a)に示すように、第1の位置決め治具20a及び第2の位置決め治具20bをダミー管15a,15bを介して母材管11に接続する点が、本発明の実施形態に係る光ファイバの製造方法と異なる。
ダミー管15a,15bの外径は母材管11の外径D11と同程度に設定され、ダミー管15a,15bの内径は母材管11の内径D12と同程度に設定されている。図23(a)に示すように、第1の位置決め治具20a、ダミー管15a、母材管11を位置合わせし加熱して一体化する。その後、図示を省略した複数本のキャピラリを挿入する。その後、図23(b)に示すように、母材管11、ダミー管15b及び第2の位置決め治具20bを位置合わせし、加熱して一体化する。
なお、第1の位置決め治具20a及び第2の位置決め治具20bのそれぞれと母材管11の間にダミー管15a,15bを1つずつ介在させる場合を例示するが、第1の位置決め治具20a及び第2の位置決め治具20bのそれぞれと母材管11の間にダミー管を2つ以上それぞれ介在させてもよい。
本発明の実施形態の第7の変形例に係る光ファイバの製造方法によれば、第1の位置決め治具20a及び第2の位置決め治具20bをダミー管15a,15bを介して母材管11に接続することにより、第1の位置決め治具20a及び第2の位置決め治具20bと母材管11との接続性を向上させることができる。
(その他の実施形態)
上記のように、本発明は実施形態及び第1〜第7の変形例によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面は本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、本発明の実施形態に係る光ファイバとして、図1に示すように、複数の内側クラッド管2a〜2gが光ファイバ(外側クラッド管1)の周方向に沿って互いに離間した構造を例示したが、これに限定されない。例えば図24に示すように、複数の内側クラッド管2a〜2hが互いに接した構造であってもよい。更に、図14には2重の入れ子構造の光ファイバを例示したが、3重以上の入れ子構造の光ファイバであってもよい。3重以上の入れ子構造は、第3及び第4の位置決め治具の両端に更に位置決め治具を接続していくことにより実現可能である。
また、本発明の実施形態においては、図5(a)及び図5(b)に示すように、第1の位置決め治具20aとして、複数の空孔22a〜22hが棒状部材21を貫通して設けられた場合を例示したが、これに限定されない。例えば図25に示すように、複数の空孔22a〜22hが棒状部材21の長さL1よりも短い所定の長さL7で設けられていてもよい。複数の空孔22a〜22gが棒状部材21を貫通していないため、複数のキャピラリ12a〜12hが母材管11から脱落することを防止できる。更に、複数のキャピラリ12a〜12hを所定の長さL7まで挿入することにより、複数のキャピラリ12a〜12hの長手方向の位置の調整が容易となる。第2の位置決め治具20bも、図25に示した構造としてもよく、第1の位置決め治具20a及び第2の位置決め治具20bの両方又は一方を図25に示した構造とすることができる。
また、本発明の実施形態においては、図8(a)〜図9(b)に示すように、第1の位置決め治具20a及び第2の位置決め治具20bが同じ種類である場合を例示したが、第1及び第2の位置決め治具としては異なる種類を使用してもよい。例えば、第1の位置決め治具として図5(a)及び図5(b)に示した構造、図10(a)及び図10(b)に示した構造、図12(a)及び図12(b)に示した構造のいずれかを採用し、第2の位置決め治具として図5(a)及び図5(b)に示した構造、図10(a)及び図10(b)に示した構造、図12(a)及び図12(b)に示した構造のうちいずれかの第1の位置決め治具以外の構造を採用してもよい。
また、図14に示した入れ子構造の光ファイバの製造時には、第3及び第4の位置決め治具は異なる種類であってもよい。即ち、第3の位置決め治具として図15(a)に示した構造、図20(a)に示した構造、図21(a)に示した構造のいずれかを採用し、第4の位置決め治具として図15(b)に示した構造、図20(b)に示した構造、図21(b)に示した構造のうちのいずれかの第3の位置決め治具と異なる構造を採用してもよい。
このように、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱しない範囲で、種々の光ファイバの製造方法に適用可能である。
1…外側クラッド管
2a〜2j…内側クラッド管
3…空気コア(ホローコア)
4a〜4j…補助クラッド部
11,101,104…母材管
12a〜12j,14a〜14j,102…キャピラリ
13,15a,15b…ダミー管
20a,20b,30,40,50a,50b,60a,60b,70a,70b…位置合わせ治具
21,24,51,54…棒状部材
22a〜22g,25a〜25g,52a〜52j,55a〜55j…空孔
21x,21y…切り欠き部
23,26,34,42a,53,56,62a,65a…貫通孔
31,41,61,64,71,74…管状部材
32,62,65…ギア状部材
33a〜33h,63a〜63h,66a〜66h…歯
42,72,75…中心部材
43a〜43g,73a〜73g,76a〜76g…ダミー棒
103…ケーン
105…光ファイバ

Claims (6)

  1. 外側クラッド管と、前記外側クラッド管の内壁に接して周方向に沿って配列され、前記外側クラッド管の長手方向に平行に延伸する複数の内側クラッド管とを備えた光ファイバの製造方法であって、
    前記外側クラッド管を形成するための母材管の長手方向の両端側に第1及び第2の位置決め治具をそれぞれ配置し、該第1及び第2の位置決め治具を用いて、前記複数の内側クラッド管を形成するための複数本のキャピラリを前記母材管の内側に位置決めする工程と、
    前記位置決め後に、前記母材管を前記複数本のキャピラリと共に線引きする工程
    とを含むことを特徴とする光ファイバの製造方法。
  2. 前記複数本のキャピラリを位置決めする工程は、
    前記母材管の長手方向の一端に第1の位置決め治具を接続し、
    前記母材管の内側に前記複数本のキャピラリを挿入するとともに前記第1の位置決め治具により前記複数本のキャピラリの一端を固定し、
    前記母材管の長手方向の他端に第2の位置決め治具を接続するとともに、前記第2の位置決め治具により前記複数本のキャピラリの他端を固定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ファイバの製造方法。
  3. 前記第1及び第2の位置決め治具の少なくとも一方が、複数の空孔が設けられた棒状部材からなり、
    前記棒状部材と前記母材管を接続して、前記棒状部材の前記複数の空孔に前記複数本のキャピラリをそれぞれ挿入することにより、前記複数本のキャピラリを固定することを特徴とする請求項1又は2に記載の光ファイバの製造方法。
  4. 前記第1及び第2の位置決め治具の少なくとも一方が、
    管状部材と、
    前記管状部材の内側に配置され、前記管状部材の周方向に沿って設けられた複数の歯を有するギア状部材とを備え、
    前記管状部材と前記母材管を接続して、前記母材管と前記ギア状部材の前記複数の歯の間で前記複数本のキャピラリをそれぞれ挟むことにより、前記複数本のキャピラリを固定することを特徴とする請求項1又は2に記載の光ファイバの製造方法。
  5. 前記第1及び第2の位置決め治具の少なくとも一方が、
    管状部材と、
    前記管状部材の内側に配置された円筒又は円柱状の中心部材と、
    前記管状部材と前記中心部材との間に配置された複数のダミー棒とを備え、
    前記管状部材と前記母材管を接続して、前記管状部材、前記中心部材及び前記複数のダミー棒との間で前記複数本のキャピラリを挟むことにより、前記複数本のキャピラリを固定することを特徴とする請求項1又は2に記載の光ファイバの製造方法。
  6. 前記第1及び第2の位置決め治具の前記母材管側とは反対側の両端側に第3及び第4の位置決め治具をそれぞれ配置して、前記第3及び第4の位置決め治具を用いて、前記母材管の内側に位置決めされた前記複数本のキャピラリの内側に前記複数本のキャピラリよりも細径の他の複数本のキャピラリを位置決めする工程を更に含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の光ファイバの製造方法。
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