JP2018149493A - 曲がり判定装置 - Google Patents

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伊織 俵谷
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泰朋 岡部
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Abstract

【課題】芯金の曲がりの有無を判定して当該芯金を選別する曲がり判定装置を提供する。
【解決手段】曲がり判定装置50は、所定の長さを有する芯金10の曲がりを判定する。この曲がり判定装置50は、芯金10の長さ方向と直交する方向に、曲がりを判定する位置に向けて芯金10を供給する供給装置100と、供給装置100によって供給された芯金10に対して、予め設定された閾値以上の曲がりを有しているか否かを判定する装置と、曲がりの有無の判定結果に応じて、供給された芯金10を選別する選別装置400とを含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、曲がり判定装置に関し、特に、芯金の曲がりの有無を判定するための技術に関する。
プリンタ等のOA機器には、転写ローラのような種々のゴムローラ部品が使われている。こうしたゴムローラ部品は、チューブ状のゴム部材にローラ芯を挿入することによって製造される。ゴム部材は、押出機によって押出されたゴムチューブを一定寸法にカットし、その後、当該ゴムチューブを加硫缶にて加硫することにより製造される。加硫工程において、ゴムチューブが他の部材等と接触するのを避けるために、カットされたゴムチューブには芯金(仮芯)が通されて、この芯金の両端がトレーによって支持される。加硫が終了すると、芯金はゴムチューブから抜取られて回収され、再利用される。
ゴムチューブに挿入された芯金には、加硫中の両端支持の状態が繰返されることにより、一定方向の曲がり(たわみ)が発生する。芯金挿入機にて芯金をゴムチューブに挿入する際に、挿入不良等が生じた場合も芯金に曲がりが発生する。曲がりが発生した芯金を再利用すると、芯金挿入機による芯金の挿入時に挿入不良トラブルが発生しやすくなる。これにより、製造ラインの停止頻度が増加するという不都合があった。
曲がりを測定する技術については、従来、鋼管の外面曲がりを測定する方法が知られている。後掲の特許文献1には、複数のローラによって鋼管をその周方向に回転させつつ長手方向に搬送し、搬送途中の鋼管の外面曲がりを、レーザセンサを用いて測定する方法が開示されている。
特開2013−104719号公報
鋼管と芯金とはその大きさ及び重量等が全く異なるため、特許文献1に開示の方法を芯金に適用することは容易ではない。そのため、芯金については、曲がりの発生した芯金を目視で確認して、再利用可能な芯金を人手で選別する作業が行なわれていた。
曲がりが発生しているか否かの判定を目視で行なう場合、その判定精度は人間の感覚に左右されるため、検査する人によって検査結果にバラツキが生じる。これにより、曲がりの発生した芯金が再利用不可と判定されずに見逃されるおそれがある。また、人手による選別作業は、労力と時間とを要する。さらに、目視による選別により見逃された芯金が再利用されると、設備トラブルを引き起こすこともある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、本発明の1つの目的は、芯金の曲がりの有無を判定して当該芯金を選別する曲がり判定装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の一の局面に係る曲がり判定装置は、所定の長さを有する芯金の曲がりを判定する装置である。この曲がり判定装置は、芯金の長さ方向と直交する方向に、曲がりを判定する位置に向けて芯金を供給するための供給手段と、供給手段によって供給された芯金に対して、予め設定された閾値以上の曲がりを有しているか否かを判定するための判定手段と、判定手段の判定結果に応じて、供給された芯金を選別するための選別手段とを含む。
好ましくは、曲がり判定装置は、供給された芯金の両端を長さ方向の軸回りに回転自在に支持するための支持手段をさらに含み、判定手段は、支持手段によって支持された芯金の所定箇所における重力方向への変位量を光学的に測定するための変位測定手段と、変位測定手段によって測定された変位量と閾値とを比較することによって、芯金の曲がりの有無を判定するための曲がり判定手段とを含み、選別手段は、曲がり判定手段によって判定された曲がりの有無に応じて、支持手段に支持された芯金を選別する。
より好ましくは、変位測定手段は、支持手段によって支持された芯金の複数の箇所に対して、重力方向への各変位量をそれぞれ光学的に測定する複数のレーザセンサを含む。
さらに好ましくは、供給手段は、長さ方向が揃った複数本の芯金の中から一本ずつ芯金を取りだして、曲がりを判定する位置に向けて供給するための芯金供給手段を含む。
さらに好ましくは、芯金供給手段は、複数本の芯金の中の一本の芯金を収容する収容部と、芯金の太さに応じて、収容部の大きさを調整するための調整手段と、収容部に収容された一本の芯金を、曲がりを判定する位置に向けて供給するための手段とを含む。
さらに好ましくは、曲がり判定装置は、曲がりのある芯金を回収するための第1の回収箱と、曲がりのない芯金を回収するための第2の回収箱とをさらに含み、選別手段は、判定手段の判定結果が肯定であることに応答して、判定済みの芯金を第1の回収箱に収容し、判定手段の判定結果が否定であることに応答して、判定済みの芯金を第2の回収箱に収容する。
以上のように、本発明によれば、芯金の曲がりの有無を判定して当該芯金を選別する曲がり判定装置を得ることができる。
本発明の実施の形態に係る曲がり判定装置の構成を示す概略図である。 押上シリンダ及び調整ガイドを上側から見た平面図である。 図1の曲がり判定装置を構成する搬送ドラム及びレーザセンサを示す斜視図である。 搬送ドラムの一部を拡大して示す平面図である。 レーザセンサの構成を示す図である。 図1に示す曲がり判定装置の構成を示すブロック図である。 調整ガイドによる収容部の大きさを調整する動作を説明するための図である。 曲がりの有無の判定方法を説明するための図である。
以下、本発明を具体化した実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の説明及び図面においては、同一の部品又は構成要素には同一の参照符号及び名称を付してある。それらの機能も同様である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
(実施の形態)
[全体構成]
図1を参照して、本実施の形態に係る曲がり判定装置50は、所定の長さを持つ芯金10に対して曲がりの有無を判定し、その判定結果に応じて再利用可能な芯金10を選別する。この曲がり判定装置50は、芯金10を供給するための供給装置100、供給された芯金10を搬送するための搬送装置200、搬送途中の芯金10が、所定の曲がり判定位置に来たときに芯金10の曲がりの有無を検出する曲がり検出装置300、及び、曲がりの有無に応じて芯金10を選別するための選別装置400を含む。曲がり判定装置50はさらに、曲がりのある芯金を回収するための不良品回収箱60と、曲がりのない芯金を回収するための良品回収箱70とを含む。なお、図1には、芯金10の移動経路が白抜矢印で示されている。
供給装置100は、検査対象の芯金10が複数本まとめて投入される芯金投入部110、芯金投入部110に投入された複数本の芯金10の中から一本ずつ芯金10を取りだして、上方に押上げる押上シリンダ120、押上シリンダ120によって押上げられた芯金10を転がして搬送装置200側に導くスロープ部材130、及び、押上シリンダ120による押上げ時に芯金10をガイドするガイド部材140を含む。芯金投入部110には、複数本の芯金10がその長さ方向を揃えて投入される。投入される芯金10は、OA機器向けのゴムローラ部品の製造に用いられる仮芯である。投入される芯金10の長さは例えば約40cmであり、太さは例えばφ2mm〜φ4mmである。スロープ部材130は、芯金10を搬送装置200側に導くための傾斜部132と、傾斜部132が固定される傾斜固定部134とを含む。
押上シリンダ120は、芯金投入部110とは反対側に傾斜した傾斜面を含む爪部122を持つ。爪部122は押上シリンダ120の上部に設けられている。この爪部122によって、押上シリンダ120の上端部に一本の芯金10が収容される収容部124が形成されている。押上シリンダ120は上下動し、下端の位置に来る度に、芯金投入部110の芯金10が一本ずつ収容部124に収容される。
収容部124に収容された芯金10は、押上シリンダ120によって上方に押し上げられる。上方に押上げられた芯金10は、押上シリンダ120の爪部122がスロープ部材130の傾斜部132の高さ位置を超えると、爪部122の傾斜面によって傾斜部132側に付勢される。傾斜部132側に付勢された芯金10は、傾斜部132を転がって搬送装置200側に移動する。このように、供給装置100は、長さ方向が揃った複数本の芯金10の中から一本ずつ芯金10を取りだして、芯金10の長さ方向と直交する方向に、搬送装置200及び曲がり検出装置300に向けて当該芯金10を供給するよう構成されている。
図2を参照して、供給装置100はさらに、芯金投入部110に投入された芯金10の太さに応じて、上記収容部124の大きさを調整するための調整ガイド150を含む。調整ガイド150は複数のガイド部152を含む。これらのガイド部152は、収容部124内の芯金10と当接して収容部124の大きさを規定するとともに、押上シリンダ120による押上げ時に当該芯金10をガイドする。調整ガイド150(ガイド部152)はさらに、図示しないモータによって水平方向(矢印X方向)に駆動される。一方、上記したガイド部材140には、調整ガイド150のガイド部152が挿通される挿通部142が設けられている。ガイド部152は、この挿通部142を介して押上シリンダ120側に突出する。さらに、押上シリンダ120の爪部122は、複数の爪部122a、122b、122c及び122dに分離されており、複数のガイド部152は、調整ガイド150が押上シリンダ120側(矢印X1方向)に駆動された場合でも押上シリンダ120の爪部122と干渉しない位置に配置されている。調整ガイド150は、駆動によってガイド部152の位置を変えることにより、上記収容部124の大きさ(幅R)を調整する。なお、調整ガイド150が押上シリンダ120側(矢印X1方向)に駆動されると、押上シリンダ120による芯金10の押上げ時に、ガイド部材140に代えて、ガイド部152が当該芯金10をガイドする。
図1を参照して、搬送装置200は、矢印A方向に回転する搬送ドラム210を含む。図3を参照して、搬送ドラム210は、互いに対向する一対の円板220と、一対の円板220を繋ぐ軸部230とを含む。一対の円板220は、軸部230によって、芯金10の長さより短い距離だけ互いに離間している。一対の円板220の外周には、それぞれ、芯金10を支持するための切欠部222が所定の間隔で複数設けられている。これらの切欠部222は、一方の円板220と他方の円板220とで対応するように配置されている。供給された芯金10は、この切欠部222によって2点で支持されて搬送される。本実施の形態では、一対の円板220には、それぞれ、8つの切欠部222が45°間隔で設けられている。また、芯金10はその両端部が切欠部222によって支持される。
図4を参照して、各切欠部222はその開口幅Wが、支持する芯金10の直径(太さ)よりも大きくなるように形成されている。より具体的には、開口幅Wは、支持する芯金10のうち最も太い芯金10aの直径(例えばφ4mm)よりも大きくなるように形成されている。このような切欠部222によって、芯金10がその軸回りに回転自在に支持される。搬送ドラム210によって2点支持された芯金10に曲がりがある場合、その曲がり方向は重力方向(下方向:Z1方向)となる。
再び図3を参照して、曲がり検出装置300は、搬送途中の芯金10に対して曲がりの有無を検出するために、搬送ドラム210の近傍に設置されている。本実施の形態では、最上部に搬送された芯金10が検査対象となるよう、搬送ドラム210の上部近傍に曲がり検出装置300が設置されている。この曲がり検出装置300は、検査対象の芯金10の変位を測定する3つのレーザセンサ310a、310b及び310cを含む。これらのレーザセンサ310a、310b及び310cは、同じ構成であり、総称する場合はレーザセンサ310と呼ぶ。
3つのレーザセンサ310a、310b及び310cは、芯金10の長さ方向に所定の間隔で配列されている。3つのレーザセンサ310a、310b及び310cのうちのレーザセンサ310bは、芯金10の長さ方向の中央箇所における変位を測定する。レーザセンサ310aは、芯金10の一方の端部側の所定箇所(中央箇所から一方の端部側に所定の距離を隔てた箇所)における変位を測定し、レーザセンサ310cは、芯金10の他方の端部側の所定箇所(中央箇所から他方の端部側に所定の距離を隔てた箇所)における変位を測定する。
図5を参照して、レーザセンサ310は、デジタル式のセンサであって、レーザビームを走査しながら芯金10に向けて出射する光出射部312と、光出射部312と対向配置されて当該光出射部312から出射されたレーザビームを受光する受光部314とを含む。レーザビームの走査方向は、上下方向(Z方向)である。光出射部312から出射されたレーザビームの一部は芯金10によって遮蔽されるため、受光部314で受光されなかった位置を検出することによって、芯金10の所定の箇所で上下方向の変位が測定される。本実施の形態では、3つのレーザセンサ310a、310b及び310cによって、芯金10の3箇所で上下方向の変位が測定される。
芯金10に曲がりが発生している場合、上述のように、曲がり方向は下方向(重力方向)となる。曲がりのない状態の位置を基準位置に設定することにより、各測定位置(測定箇所)での基準位置からのズレを芯金10の曲がりとして検出できる。検出された曲がり(ズレ量)は、後述する制御装置によって、予め設定された閾値と比較され、ズレ量が閾値以上の場合に曲がりが発生していると判定される。
再び図1を参照して、選別装置400は曲がり検出装置300に対して搬送方向下流側に配置され、搬送ドラム210によって搬送された芯金10を、曲がりの有無の判定結果に基づいて、曲がりのある不良品と、曲がりのない良品とに選別する。この選別装置400は、搬送ドラム210の回転によって切欠部222で支持できなくなった芯金10を受止めて、当該芯金10を前方向(B方向)へと送る送り部材410と、送り部材410によって送られた芯金10を、曲がりの有無に応じて、不良品回収箱60又は良品回収箱70に振分ける振分部材420とを含む。振分部材420は、図示しない駆動源によってX方向に駆動される。
[電気的構成]
図6を参照して、曲がり判定装置50は、供給装置100、搬送装置200、曲がり検出装置300、及び選別装置400に加えて、これらを制御する制御装置500をさらに含む。制御装置500は、例えばCPU(Central Processing Unit)及びメモリ等を含む。制御装置500には、曲がりが発生しているか否かを判定するための判定基準となる閾値が予め設定(登録)されている。制御装置500は、曲がり検出装置300で検出された変位(ズレ量)と予め設定された閾値とを比較することによって、芯金の曲がりの有無を判定する。
太さがφ2mm以上の芯金10の場合、閾値として例えば1.6mmが設定される。太さがφ2mm以上の芯金10の場合、1.6mm以上の曲がりがあると芯金挿入機による芯金10の挿入時に挿入不良トラブルが発生しやすくなるためである。閾値の値は変更可能であり、所望の条件を閾値として設定できる。
搬送装置200は、搬送ドラム210を所定の角度ずつ回転させるステッピングモータ240をさらに含む。本実施の形態では、搬送ドラム210は、制御装置500の制御のもとで、ステッピングモータ240によって例えば45°ずつ回転される。供給装置100は、制御装置500の制御のもとで、搬送ドラム210の回転に合わせて、芯金10を一本ずつ供給する。曲がり検出装置300は、制御装置500の制御のもとで、搬送ドラム210が停止したタイミングで検査対象の芯金10の変位(ズレ量)を測定する。選別装置400は、制御装置500の制御のもとで、搬送ドラム210の回転に合わせた所定のタイミングで、振分部材420を駆動させて、再利用可能な芯金10を選別する。
[動作]
本実施の形態に係る曲がり判定装置50は以下のように動作する。
図1を参照して、検査対象の芯金10が芯金投入部110に複数本まとめて投入されている。供給装置100は、押上シリンダ120によって、芯金投入部110に投入された複数本の芯金10の中から一本ずつ芯金10を取りだして、上方に押上げる。押上シリンダ120の爪部122がスロープ部材130の傾斜部132の高さ位置を超えると、爪部122の傾斜面によって芯金10が傾斜部132側に付勢される。付勢された芯金10は、傾斜部132を転がって搬送装置200(搬送ドラム210)側に移動する。押上シリンダ120は、その後下方に移動する。押上シリンダ120は、こうした動作を繰返すことにより、芯金投入部110に投入された芯金10を所定のタイミングで一本ずつ曲がり検出装置300に向けて供給する。
押上シリンダ120の収容部124の大きさは、供給する芯金10の太さに応じて、調整ガイド150によって調整される。制御装置500は、ユーザによる芯金10の太さに関する指示入力を受付けて、受付けた指示入力に応じて調整ガイド150を駆動させる。図7(A)を参照して、芯金投入部110に投入された芯金10が例えばφ2mmの太さの芯金10bの場合、調整ガイド150のガイド部152が押上シリンダ120側(矢印X1方向)に駆動される。これにより、収容部124の大きさが、φ2mmの太さの芯金10bに応じた大きさ(幅R1:例えば約2mm)に調整される。この場合、収容部124に収容された芯金10bは、爪部122の傾斜面と調整ガイド150(ガイド部152)とに当接する。
一方、芯金投入部110に投入された芯金10が例えばφ4mmの太さの芯金10aの場合、図7(B)に示すように、調整ガイド150は押上シリンダ120とは反対側(矢印X2方向)に駆動される。これにより、収容部124の大きさが、φ4mmの太さの芯金10aに応じた大きさ(幅R2:例えば約4mm)に調整される。
搬送ドラム210は、傾斜部132を転がってきた芯金10の両端を切欠部222によって支持する。搬送ドラム210は、矢印A方向に回転することによって、2点支持の状態で芯金10を搬送する。レーザセンサ310は、芯金10が搬送されたタイミングで、芯金10に向けてレーザビームを出射し、上下方向の変位(ズレ量)を測定する。制御装置500は、3つのレーザセンサ310a、310b及び310cによって測定された各ズレ量を、予め設定された閾値とそれぞれ比較する。
図8を参照して、曲がりの有無の判定方法について説明する。図8には、曲がりのない状態の位置である基準位置が一点鎖線Hで示されている。
図8(A)を参照して、芯金10に曲がりが発生していない場合、レーザセンサ310によって測定された変位量(基準位置からのズレ量)はいずれも閾値より小さくなる。したがって、3つのレーザセンサ310a、310b及び310cによって測定された各ズレ量がいずれも閾値より小さい場合、制御装置500は、芯金10に曲がりが発生していないと判定する。
図8(B)及び図8(C)を参照して、3つのレーザセンサ310a、310b及び310cによって測定された各ズレ量のうち1つ以上のズレ量が閾値以上の場合、制御装置500は、芯金10に曲がりが発生していると判定する。例えば、図8(B)に示すように、芯金10の中央部に曲がりが発生している場合、レーザセンサ310bによって測定された中央箇所のズレ量h1が大きくなる。また、図8(C)に示すように、芯金10の端部側に曲がりが発生している場合、レーザセンサ310a又はレーザセンサ310cによって測定された端部側の箇所のズレ量h2が大きくなる。ズレ量h1又はズレ量h2が閾値以上の場合、芯金10に曲がりが発生していると判定される。なお、図8(C)はレーザセンサ310a側の箇所において、芯金10に曲がりが発生している例を示している。
このように、制御装置500は、3つのレーザセンサ310a、310b及び310cによって測定されたズレ量をそれぞれ閾値と比較し、閾値以上のズレ量が存在する場合に芯金10に曲がりが発生していると判定する。
曲がりの有無を判定された芯金10は搬送ドラム210によって下流側に搬送される。搬送ドラム210によって搬送された芯金10は選別装置400によって選別される。選別装置400は、送り部材410によって芯金10を前方向へと送る。搬送された芯金10が、曲がりが発生していると判定されている場合、振分部材420は制御装置500によって矢印X1方向に駆動される。一方、搬送された芯金10が、曲がりが発生していないと判定されている場合、振分部材420は制御装置500によって矢印X2方向に駆動される。
振分部材420が矢印X1方向に駆動されると、送り部材410によって送られた芯金10は送り部材410の前方端で落下し、その下に設置された不良品回収箱60に収まる。一方、振分部材420が矢印X2方向に駆動されると、送り部材410によって送られた芯金10は送り部材410の前方端で振分部材420に受止められて、さらに前方向(B方向)へと送られる。振分部材420によってさらに前方向へと送られた芯金10はその前方端で落下し、その下に設置された良品回収箱70に収まる。このように、芯金投入部110に投入された複数本の芯金10は、一本ずつ曲がりの有無が判定されて、その判定結果に応じて、不良品回収箱60又は良品回収箱70に回収される。
[本実施の形態の効果]
以上の説明から明らかなように、本実施の形態に係る曲がり判定装置50を利用することにより、以下に述べる効果を奏する。
曲がり判定装置50は、供給装置100によって芯金10を供給し、供給された芯金10に対して、予め設定された閾値以上の曲がりを有しているか否かを判定する。その判定結果に応じて、選別装置400が、供給された芯金10を選別する。曲がり判定装置50は自動で芯金10の曲がりの有無を判定するため、目視で検査する場合に比べて、検査結果のバラツキを低減できる。さらに、曲がりの有無に応じて、不良品と良品とを自動で選別できるので、人手による選別作業に比べて、選別時間の短縮化と労力の省力化を図ることができる。
曲がり判定装置50は、搬送装置200(搬送ドラム210)をさらに含むことによって、芯金10の供給、曲がりの判定、及び選別の各工程を分けることができる。各工程を同時スタートとすることにより、サイクルタイムを短縮できる。これにより、検査に要する時間をより短縮できる。
供給装置100は、長さ方向が揃った複数本の芯金10の中から一本ずつ芯金10を取りだして、芯金10の長さ方向と直交する方向に供給するため、搬送ドラム210の切欠部222で芯金10を容易に2点で支持できる。さらに、搬送ドラム210の切欠部222で芯金10を2点で支持することにより、芯金10の曲がりが常に重力方向を向くようにすることができる。これにより、レーザセンサ310を用いて、容易に上下方向のズレ量(変位)を測定できるので、芯金10の曲がり(不良度合い)を容易に数値で管理できる。芯金10の不良度合いを数値で管理することにより、曲がりの有無の判定が容易になる。加えて、3つのレーザセンサ310a、310b及び310cを用いて、芯金10の3箇所で上下方向の変位を測定することにより、種々の曲がりに対して、曲がりの有無を判定できる。
さらに、搬送ドラム210をステッピングモータ240で回転させることにより、滑らかに搬送ドラム210を回転させることができるので、搬送ドラム210による搬送時に芯金10が揺れるのを抑制できる。これにより、レーザセンサ310によるズレ量の測定精度をより向上できる。
さらに、供給装置100に調整ガイド150を設けることによって、芯金10の太さに関わらず、芯金10を一本ずつ供給できる。芯金10の太さに合わせて押上シリンダ120の爪部122の段替が不要となるので、作業効率が向上する。
(変形例)
上記実施の形態では、OA機器向けのゴムローラ部品の製造に用いる芯金を検査対象とする例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。本発明は、OA機器向け以外のゴムローラ部品の製造に用いる芯金に対しても適用できる。
上記実施の形態では、芯金の搬送に搬送ドラムを用いる例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。芯金の搬送に搬送ドラム以外の搬送装置を用いてもよい。例えば、コンベアのような芯金を直線状に搬送する搬送装置によって芯金を搬送するようにしてもよい。さらに、搬送装置を用いない構成とすることもできる。
上記実施の形態では、レーザセンサによって測定されたズレ量をもとに曲がりの有無を判定する例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。曲がりの有無の判定に、レーザセンサ以外の非接触センサを用いてもよい。例えば、レーザセンサに代えてカメラセンサを設置し、撮像した芯金の画像を画像処理することによって芯金の曲がりの有無を判定するようにしてもよい。さらに、芯金の曲がりの有無の判定に接触式のセンサを用いてもよい。
上記実施の形態では、3つのレーザセンサを設置して3箇所で芯金の変位を測定する例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。設置するレーザセンサの数は、1つ又は2つでもよいし、4つ以上の複数個でもよい。
上記実施の形態では、レーザセンサによる芯金の測定箇所を、いずれも、一対の円板の内側とする例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。例えば、芯金の両側の変位を一対の円板の外側の位置で測定するようにしてもよい。
さらに、曲がり判定装置に芯金検出用のセンサ(例えばファイバーセンサ)を設置する構成としてもよい。芯金検出用のセンサは、例えば、曲がり判定位置に搬送された芯金の検出、又は、押上シリンダの収容部に収容された芯金の検出を行なうよう設置できる。このように構成すれば、曲がり判定位置に芯金が搬送されたときのみ、レーザセンサでの測定を実行するようにできる。また、供給する芯金がなくなった場合に装置を停止させることもできる。
今回開示された実施の形態は単に例示であって、本発明が上記した実施の形態のみに限定されるわけではない。本発明の範囲は、発明の詳細な説明の記載を参酌した上で、特許請求の範囲の各請求項によって示され、そこに記載された文言と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含む。
10、10a、10b 芯金
50 曲がり判定装置
60 不良品回収箱
70 良品回収箱
100 供給装置
110 芯金投入部
120 押上シリンダ
122 爪部
124 収容部
130 スロープ部材
140 ガイド部材
150 調整ガイド
200 搬送装置
210 搬送ドラム
220 円板
222 切欠部
240 ステッピングモータ
300 曲がり検出装置
310、310a〜310c レーザセンサ
312 光出射部
314 受光部
400 選別装置
500 制御装置

Claims (6)

  1. 所定の長さを有する芯金の曲がりを判定する装置であって、
    前記芯金の長さ方向と直交する方向に、曲がりを判定する位置に向けて前記芯金を供給するための供給手段と、
    前記供給手段によって供給された前記芯金に対して、予め設定された閾値以上の曲がりを有しているか否かを判定するための判定手段と、
    前記判定手段の判定結果に応じて、供給された前記芯金を選別するための選別手段とを含む、曲がり判定装置。
  2. 前記曲がり判定装置は、供給された前記芯金の両端を長さ方向の軸回りに回転自在に支持するための支持手段をさらに含み、
    前記判定手段は、
    前記支持手段によって支持された前記芯金の所定箇所における重力方向への変位量を光学的に測定するための変位測定手段と、
    前記変位測定手段によって測定された前記変位量と前記閾値とを比較することによって、前記芯金の曲がりの有無を判定するための曲がり判定手段とを含み、
    前記選別手段は、前記曲がり判定手段によって判定された曲がりの有無に応じて、前記支持手段に支持された前記芯金を選別する、請求項1に記載の曲がり判定装置。
  3. 前記変位測定手段は、前記支持手段によって支持された前記芯金の複数の箇所に対して、重力方向への各変位量をそれぞれ光学的に測定する複数のレーザセンサを含む、請求項2に記載の曲がり判定装置。
  4. 前記供給手段は、長さ方向が揃った複数本の芯金の中から一本ずつ芯金を取りだして、前記曲がりを判定する位置に向けて供給するための芯金供給手段を含む、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の曲がり判定装置。
  5. 前記芯金供給手段は、
    前記複数本の芯金の中の一本の前記芯金を収容する収容部と、
    前記芯金の太さに応じて、前記収容部の大きさを調整するための調整手段と、
    前記収容部に収容された一本の前記芯金を、前記曲がりを判定する位置に向けて供給するための手段とを含む、請求項4に記載の曲がり判定装置。
  6. 前記曲がり判定装置は、曲がりのある芯金を回収するための第1の回収箱と、曲がりのない芯金を回収するための第2の回収箱とをさらに含み、
    前記選別手段は、前記判定手段の判定結果が肯定であることに応答して、判定済みの前記芯金を前記第1の回収箱に収容し、前記判定手段の判定結果が否定であることに応答して、判定済みの前記芯金を前記第2の回収箱に収容する、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の曲がり判定装置。
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