JP2018149251A - 顔用保湿保温マスク - Google Patents
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Abstract
【課題】人の顔面がうける外的刺激を緩和し、その乾燥と冷えを解消し、個人差のある顔面の肌の状態をよりよく好みの状態に近づける。【解決手段】主に不織布2,3,4から成る顔用マスクで顔面全体を被うことで外的刺激を緩和し、同時に人が自ら発する呼気を主とした蒸気と熱をその中に留めるので、顔面の乾燥・冷えは解消できる。顔面の肌の状態やその理想は十人十色だが、好む効果の選択や加減を使用者自らがそのマスクの形態を手で容易に整形することで可能にすれば、より使用者の満足のいく肌状態に近づけられる。効果の加減や吸気の質など、多岐にわたり自由な調節機能を有した顔用マスクを発明すれば課題は解決できると考える。【選択図】図2
Description
本発明は、人の顔面への外的刺激を緩和し、その保湿・保温を目的とした顔用マスクである。
人の顔面の保湿・保温の加減は使用者自らの好みの状態があると考えられるため、その加減を使用者自らが本発明を利用してできるようにする。
顔面へのエアコンの過度な送風などの外的刺激を物理的に緩和できるようにする。
就寝時を主とした安静時に人の顔面はほぼ布などで被われることなくそのまま長時間外気にさらされており無防備である。
気候の変化、過度なエアコンの使用、加齢など顔面の乾燥や冷えは過度になる場合もある。
人は熱源が身の回りになく手が冷たいとき、両手の内に呼気を集めて暖をとる。
人の呼気は蒸気をたっぷり含み熱を持ち、電気など加湿・発熱にエネルギー資源を使うことなく容易に出し続けられる。
では、呼気で手を温める仕草を顔面を手で被うようにして顔面の前でやってみる。
手で被った顔面には呼気からの蒸気や熱が手の内に留まり、顔面が保湿・保温されるのが感じられる。
しかし、就寝中など安静時に顔面を保湿・保温するために顔面を手で被ったままの姿勢を維持し続け辛い。
では、手ではなくマスクのような不織布で顔全体を被ってみる。
すると、顔面の保湿・保温効果は充分であり、それを顔面から外すまで持続できる。
実用新案登録第3203174号
以上に述べた上記背景技術を遂行すれば、顔面の保湿・保温はできると考えるが、一般的な口を被うマスクで誰もが経験のあるように呼気から出る蒸気が不織布に水滴となってたまり肌につくのは不快である。
また、個人差はあるであろうが、就寝中は吸気に呼気が循環することで暑さを感じたり、無意識のうちにマスクを取ってしまったりなど安眠・安静を続けながら上記背景技術遂行を維持できない場合もある。
つまり、吸気はできるだけ外気に近いものを取り入れ、呼気は背景上の保湿・保温効果を期待するために不織布内に留めたいなど、呼気・吸気の扱い方には好みがあると考える。
また、上記背景技術を遂行したいと考えるが、口元だけは保湿・保温が不要だとか額は外気にさらしたいなど、部位によってはその効果を排除したいとする使用者もいると考える。
以上、述べた課題を集約すると、先の背景技術で効果を期待するがその加減や対象の除外を使用者自らができるようにならないかということである。
また、それを複数品の提供からの選択購入ではなく、単品での提供で解決できないかを考える。
先の背景技術で効果を発揮し、さらに使用者の好みに応じた効果の選択ができる顔面用のマスクを考案し、課題を解決する手段とする。
その考案するマスクとは、人の顔面全体を充分被うことのできるギャザーやプリーツの入った不織布の外回りのすべてに一重以上の折り返しや貼り付けのある縫いしろを配し、その縫いしろに添うように人の指の力で簡単に形状が何度でも変化させられ安定的に整形を維持できる柔軟性のある部材をぐるりと一周固定し、さらに前記縫いしろ部分には、両耳にひっかけるひも状の輪のついた顔用保湿・保温マスクである。
これを口用マスクをつけるようにひも状の輪を耳にかけ、顔面を被うように装着する。
この発明を以下では顔用マスクと表記する。
顔用マスクを装着することで、外的刺激が緩和され、使用者自らが発する呼気を主とする蒸気と熱が顔用マスク内に留まり、顔面付近を保湿・保温することができると同時に形状を安定的に整形できる外回り全てに配した柔軟性のある部材を使用者が指で好みの形に変形させることにより、使用者が望む顔面の保湿・保温効果の加減を自ら改善・排除するなどして自由に作り上げることができ、また、吸気の状態を好みに合わせることができるなど千差万別に効果の選択ができる。
本発明の実施の形態を図1、その使用例としての図2から図5に基づいて説明する。
図1についての詳細は次の通りである。
1は、顔面全体を充分被うことのできる以下に説明する加工のあるA4用紙程の面積の左右に耳にひっかける輪のついた不織布である。
ただし、その不織布の形は楕円でも丸でもよく、A4用紙のように長方形でなくてはならないわけではなくあくまでも面積を表す。
では、1の不織布の加工について説明をする。
1は、横方向にプリーツ状に折り返しが続いている状態を表している。
図1は1のプリーツを横方向に折り返しているが、プリーツは入っていなければならないが、その方向は効果に大きく影響しないと考えるため、こだわりはなくその限りではない。
1は外回りにまんべんなくギャザーが入り、それが偏らないよう不織布を素材とした3と一体となり成形される。
2は1の外回り全体を取り囲んでおり、人の指の力で簡単に形状が何度でも変化させられそれが安定的に整形を維持できる柔軟性のある部材を指す。
2と、一体となった1と3は一体となっており、1と3が一体となった形状に添うように2があること。
2の幅は1cmを超えることの無いもので、厚さは3mmを超えないものとし、3で表すように1の不織布を取り囲む同様の一重以上のバイアス状の別布で覆われて取り付けられていてもよいし、一重以上に折り返した1にかぶせられていてもよいし、同様の不織布を1cm以上の幅にひも状にしたもので被い貼り付けてあってもよいが、1に固定されているものとする。
2は、緩いカーブはもとより人の肌にあたっても肌が傷つかない程度に鋭角に曲げることができ、それに添う1はその角度に耐えうる厚さと伸縮性を持つこと。
1には両サイドに両耳にひっかけることのできる4と5で示すひも状の輪が左右対称についており、それは伸縮性のある耳への負担の少ないやわらかいものとする。
1・2・3・4・5は、一般的に使用されている不織布のマスクのように人の肌に適した周知のもので充分である。
以上のように1の不織布は2・3・4・5と固定され加工・成形されており、加工・成形後の面積がA4用紙程のものを使用する。
図2についての詳細は次の通りである。
使用者自らが自分の額のラインに合わせ2を整形し、鼻に1が触れないようにプリーツを指でなぞらえてふくらましている様子を表している。
あわせて本発明の2の下部を耳のラインから頬に添って下げ、口元付近は2と3が触れないように前方に曲げ出している様子を表している。
また、顎付近は比較的本発明と顔面との間に空間を有しているので、吸気は外気に近い状態で取り込むことができ、呼気もその部分から排出されながら顔面付近に留めている状態を表している。
以上の使用者自らの整形で本発明の効果を顎を別とする顔全体に期待できる様子を表す。
図3についての詳細は次の通りである。
使用者自らが自分の額のラインに合わせて2を整形しかつその真ん中を山状に前方に曲げだし、鼻に1が触れないようにまた耳から頬にかけて1と2と3が共に触れないように前方に本発明全体がせり出すよう曲げ出しかつ本発明の2の下部は額部分のそれと平行になるよう整形された様子を表している。
ここで額に山状に前方に2を曲げだした効果についてだが、その部分から温まった蒸気を含む空気は顔面付近に留まらず抜けていき、本発明の保湿・保温効果をほぼ無いようにするものである。
また、呼気による本発明の効果は薄いと考えられるが、顔面からの熱や肌呼吸からの蒸気も少なからずあるので、それを額や目元付近に留まらせることはあると考える。
また、吸気の状態を外気同様にしていると考える。
以上、使用者自らの整形で図3は本発明の効果として顔全体に呼気を主とした保湿・保温効果を極力薄くして、吸気に呼気を循環させず、顔面にエアコンの風などが直接当たらぬよう整形された外的刺激を緩和させることを主な効果とした使い方を表している。
図4についての詳細は次の通りである。
使用者自らが額のラインに合わせて2を整形し鼻につかないよう、また、耳から頬にかけてそのラインに添うよう1・2を整形し、かつ、口元付近の2は筒状に曲げ拡げられている状態を表している。
以上使用者自らの整形で図4は本発明の効果として、吸気に呼気を循環させにくくし、かつ、呼気を主とした顔面全体の保湿・保温が充分にでき、外的刺激も緩和されている状態を表している。
図5についての詳細は次の通りである。
使用者自らが額のラインに合わせて2を整形し鼻につかないよう、また、耳から頬そして顎のラインに添うように1・2を整形し、かつ、そのようにした結果1・2・3の余った部材部分を顎下付近でフェイスラインぎりぎりでねじり曲げ閉じた状態を表している。
フェイスラインに添った整形で、1・2・3は顔に触れてはいるが全てが密着し続けることは部材の性質上無いので、この形状であっても吸気は呼気と常に循環するが、吸気の量や質に問題は無いと考える。
以上使用者自らの整形で図5は本発明の効果として、呼気を主とした顔面全体の保湿・保温を最大限に期待でき、外的刺激も使用例としては最大限の緩和が期待できる状態を表している。
本発明は、使用者が自ら好みに合わせて整形し、時には使用中の整形のし直しも含めあらゆる形状に変化することで効果の改善・緩和・排除ができる。
すでに図2から図5でその実施形態を例として挙げたが、それはごく一部であり、個々の使用例は千差万別であると考える。
本発明は、一般的に使用されている口用マスクと部材は同様ではあるものの、医療用のものではなく、位置づけとしては美容用のものと言えよう。
素材・部材は周知のものを使用することが可能で、新たな素材開発は不要であり実施は易い。
本発明は、就寝時を主とした安静時に使用することを前提としているが、人が座った状態で使用することもできると考える。
本発明の効果は以上と考えるが、使用目的は効果のほかに多岐にわたると推量でき、使用者がそれを遂行するのは自由である。
Claims (1)
- 人の顔面全体を充分被うことのできるギャザーやプリーツの入った不織布の外回りのすべてに縫いしろ部分があり、その縫いしろ部分に添うように人の指の力で簡単に形状が何度でも変化させられ安定的に整形を維持できる柔軟性のある部材を一周配して固定し、さらに前記縫いしろ部分には、両耳にひっかけるひも状の輪を固定した顔用マスク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017066202A JP2018149251A (ja) | 2017-03-10 | 2017-03-10 | 顔用保湿保温マスク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017066202A JP2018149251A (ja) | 2017-03-10 | 2017-03-10 | 顔用保湿保温マスク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2018149251A true JP2018149251A (ja) | 2018-09-27 |
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ID=63681200
Family Applications (1)
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JP2017066202A Pending JP2018149251A (ja) | 2017-03-10 | 2017-03-10 | 顔用保湿保温マスク |
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JP (1) | JP2018149251A (ja) |
Citations (9)
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2017
- 2017-03-10 JP JP2017066202A patent/JP2018149251A/ja active Pending
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