JP2018148799A - 植物栽培装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 殺菌槽を設けることなく栽培槽で効率的に殺菌を実現することで、設備を小型化し、植物を病気から守り安定して生産可能な植物栽培装置及び方法を提供する。【解決手段】 複数対に分割された電極105に対して、根101aの有無を検出するための電圧を印加し、電極間の電流を計測することにより、根が存在しない電極間のみ殺菌用の電圧を印加する。【選択図】図1

Description

本発明は、水耕栽培における培養液に高電界を与えて殺菌し浄化を行う植物栽培装置及び方法に関するものである。
水耕栽培による植物育成は、昨今の食糧問題解決のため、重要な技術となっている。水耕栽培による植物育成は、工場等の管理された空間で制御可能であるが、普及のためには、設備償却費など運転ランニングコストの低減によって、植物を育成するコストを低減することが必須となる。さらに、水耕栽培では、管理された空間ではあるが、培養液を循環させて使用するケースが多く、有害な菌又はアオコなどの発生を抑制するために、殺菌装置を導入することが多い。
水耕栽培における殺菌装置として、培養液中に電極を設置し高電界パルスを印加して殺菌する装置が知られている(特許文献1参照)。図6は、従来の植物栽培装置の構成を示す図である。図6において、植物3を水耕栽培する栽培槽1と、栽培槽1内の培養液2を受け入れ且つ栽培槽1に戻し入れ可能に構成した殺菌槽6と、配管4とを有している。殺菌槽6は、高圧パルス電源装置5と対向配置された一対の電極7とを接続して一対の電極7に電圧を印加し、一対の電極7間の培養液2に対して電界を与えて殺菌する。
特開昭63−56227号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている装置では、植物3を栽培する栽培槽1とは別に殺菌槽6を設けて殺菌するため、設備の大型化及び設備コスト増となり、植物育成コストの上昇に繋がる。また、栽培槽1とは別に殺菌槽6を設けることで、殺菌槽6から栽培槽1との間の配管4、及び、栽培槽1自体に有害な菌が発生、もしくは混入した場合、殺菌することができないため、植物が病気になり、経済的な損失が大きくなることが課題である。
また、栽培槽1の中に電極7を設置して殺菌しようとした場合、高電界を印加して殺菌しているため、植物3の根に対して誤って高電界を印加すると、根に損傷を与えてしまい、植物の成長を阻害してしまうことが課題である。
従って、本発明の目的は、前記問題を解決することにあって、栽培槽での殺菌を可能とすることにより、設備を小型化し、植物を病気から守り、安定して生産することが可能な植物栽培装置及び方法を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明の1つの態様にかかる植物栽培装置によれば、
植物を水耕栽培する栽培槽と、
前記栽培槽内に複数に分割されて対向配置された電極と、
前記対向配置された電極間に電圧を印加する電源と、
前記対向配置された電極間の電流値を計測する電流計測装置とを備え、
前記電源から前記電圧を印加された前記電極間で前記電流計測装置により計測された電流値により、前記植物の根の有無を判定し、前記植物の前記根が存在しないと判定されかつ対向配置された電極間に、前記電源から殺菌用の電圧を印加する電圧印加制御部をさらに備える。
前記目的を達成するために、本発明の別の態様にかかる植物栽培方法によれば、
栽培槽内で植物を水耕栽培する植物栽培方法において、
前記栽培槽内で複数に分割され対向配置された電極に電源から根有無検出用の電圧を印加し、
前記電圧を印加された電極間の電流値により、植物の根の有無を電圧印加制御部で判定し、
前記電圧印加制御部において、前記植物の前記根が存在すると前記電圧印加制御部で判定された電極の端部と前記植物の前記根が存在しないと前記電圧印加制御部で判定されて殺菌用の電圧を印加する電極の端部との距離が、前記対向配置された電極間距離の2.5倍以上離れた、前記植物の前記根が存在しない対向配置された電極を選択して殺菌用の電圧を印加する。
本発明の前記態様にかかる植物栽培装置及び方法によれば、栽培槽で殺菌が可能となるため、殺菌槽が不要となり、設備の小型化及び設備コストを低減することが可能である。さらに、栽培槽で殺菌を行うため、植物を病気から守り、安定して生産することができる。
本発明の実施の形態における植物栽培装置の構成図 本発明の実施の形態における植物栽培装置の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態における植物栽培装置の電極を均一に分割した場合の電極構成図 本発明の実施の形態における植物栽培装置の電極を不均一に分割した場合の電極構成図 本発明の実施の形態における植物栽培装置で根の状態を電流計測したときの電流波形の事例を示す図 従来の植物栽培装置の構成を示す図
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態にかかる植物栽培装置の構成図で、以下に、植物栽培装置の構成を説明する。
植物栽培装置は、少なくとも、栽培槽103と、一対の電極105と、電源104と、電流計測装置108と、電圧印加制御部109とを備えている。
栽培槽103は、植物101が配置されて、植物101を水耕栽培する。
電極105は、栽培槽103内に複数に分割されて対向配置されている。例えば、対向配置された一対の電極105で1つの組を構成し、複数組の電極105を並列配置し、少なくとも1組の電極105間で植物101を挟むように配置している。
電源104は、各電極105間に電圧を独立してそれぞれ印加可能としている。
電流計測装置108は、各電極105間の電流値をそれぞれ計測可能としている。
電圧印加制御部109は、電源104から電圧を印加された電極105間で電流計測装置108により計測された電流値により、植物101の根101aの有無を判定し、植物101の根101aが存在しないと判定されかつ対向配置された電極105に、電源104から殺菌用の電圧を印加可能としている。
図1において、植物101の根101aは、培養液102が入っている栽培槽103に存在しており、電源104により、培養液102内に対向配置された一対の電極105に殺菌に必要な電圧を印加して、対向する一対の電極105間に殺菌に必要な電界を印加することができる。具体的な例としては、長方形板状の電極105は、複数組、互いに対向して例えば直方体箱状の栽培槽103に起立して配置しており、板面方向(例えば短辺沿い)には絶縁体106により分割されて配置され、各組の電極105とは互いに絶縁されている。図1では、電極105と絶縁体106とが交互に配置された一対の板状部材が、植物101の根101aを間に挟むように配置されている。
このとき、電極105は、その電極105と対向する電極105との間で形成される例えば直方体形状の電界印加エリア110に対して有効に電界を印加するために、電極105の電極横幅(短辺の長さ)L1と電極高さL2との短い方、即ち、電極105の短辺の長さL1に対し、対向する電極105との電極間距離L3を5倍以下として配置されている。電極105の短辺の長さL1に比べて、電極間距離L3が極めて小さい場合は、電極105間の電界が一様とみなせる。しかしながら、電極105の短辺の長さL1に比べて、電極間距離L3が大きくなりすぎると、電界は一様ではなくなる。一般に、静電場は、ポアソン方程式を用いることにより、電界強度の分布を求めることが可能であり、一様な電界を印加できる好ましい条件として、電極105の短辺の長さL1に対し対向する電極105との電極間距離L3を5倍以下として配置する。
ここで、根有無検出用の電圧としては、20V、60V、150Vなどが例示でき、電圧値が高いほど、根の検出精度が高まるため、この中では150Vが好ましい。また、根有無検出用の電圧を印加するときのバルス幅としては、水の電気分解を発生させない1μ秒程度が好ましい。
また、殺菌に必要な電界としては、10kV/cm以上とすることが例示できる。
また、電極切替装置107は、複数のスイッチ107aで構成されている。この電極切替装置107のそれぞれのスイッチ107aにより、分割された電極105と複数の電源104との間の電路の開閉がそれぞれ可能である。電極切替装置107の操作により、対向する1対の電極105と電源104とが接続されている1対のスイッチ107aのみ電路を閉じ、他の電極切替装置107のスイッチ107aの電路をすべて開放することで、1対の電極105の間で形成される電界印加エリア110にのみ根有無検出用の電圧を印加して電界を印加することができる。この電極切替装置107を切替えることにより、電界印加エリア110の切替えが可能となる。また、電流計測装置108により、一対の電極105間の電界印加エリア110を流れる電流値の計測が可能である。電流計測装置108による電流値の計測結果により、電界印加エリア110に植物101の根101aがあるかどうかを電圧印加制御部109で判別して、根101aが無いと電圧印加制御部109で判別した場合に、電圧印加制御部109により、電源104により当該一対の電極105に対して殺菌用の電圧印加を行う制御が可能である。これらの制御は、前記したように、電源104と電流計測装置108とに接続されている電圧印加制御部109により行う。また、殺菌に必要な電界を一対の電極105に対して印加した場合、厳密には、一対の電極105間で形成される電界印加エリア110外にも高電界が形成される。この高電界が植物101の根101aに印加された場合、植物101の成長が阻害されてしまう。この問題を解決するために、植物101の根101aの位置から電界の影響を受けない電極105を選択して、選択した電極105に殺菌用の電界を印加する。前記のポアソン方程式によって電界強度分布が計算可能であり、好ましい条件としては、少なくとも電極間距離L3の2.5倍以上離すことで、電界の影響を受けなくすることが可能である。すなわち、植物101の根101aが存在する電極105の端部と植物101の根101aが存在しない殺菌用の電圧を印加する電極105の端部との距離を、対向配置された電極105間距離L3の2.5倍以上離れた状態が成立するような、植物101の根101aが存在しない電極105を、殺菌用の電圧を印加するための電極として選択する。この電極105の選択は、電圧印加制御部109により行う。なお、電極切替装置107の開閉制御も、電圧印加制御部109により行っている。
次に、図1の植物栽培装置の動作について、図2のフローチャートに則って説明する。図2では、電極105間に植物101の根101aの有無を検出し、根101aが存在しない電極105に対して電圧を印加する動作の説明を行う。
まず、ステップS101では、電圧印加制御部109を用いて電極切替装置107を制御し、複数に分割され対向配置された電極105と電源104とを接続する。
次に、ステップS102では、電源104を制御し、根有無検出用の電圧を対向配置された1組の電極105に印加する。
次に、ステップS103では、電流計測装置108により、ステップS102で根有無検出用の電圧が印加された前記1組の電極105間の電流を計測する。
次に、ステップS104では、電流計測装置108で計測された電流値により、電圧印加制御部109にて、根有無検出用の電圧を印加している前記1組の電極105間での植物101の根101aの存在状況を判定する。判定の仕方は、図5を基に後述する。植物101の根101aが存在しないと判定された電極105については、植物101の根101aの位置から電界の影響を受けない前記1組の電極105であるか否かを選択する。具体的には、植物101の根101aが存在する電極105の端部と植物101の根101aが存在しない殺菌用の電圧を印加する電極105の端部との距離を、対向配置された電極105間距離L3の2.5倍以上離れた状態が成立するような、植物101の根101aが存在しない電極105を、殺菌用の電圧を印加するための電極として選択する。これは、予め、電極間の配置構成状態及びステップS101〜S104までの処理対象となる電極105の組の位置がわかっておれば、電圧印加制御部109で選択が可能である。
次に、ステップS105では、電圧印加制御部109により、選択された電極105に対して電源104により殺菌用の電界を印加する。培養液の温度が上昇しない範囲で一定期間、もしくは菌又はアオコ量をモニタリングし、一定量になるまで、ステップS101に戻り、別の組の電極105に対して、同様な処理を行うことが好ましい。
このとき、電圧印加制御部109において、ステップS102の根有無検出用の電圧波形を印加してから、ステップS105で殺菌用の電圧波形を印加するまでの処理時間は、培養液102の流速に応じて決定する。これは、培養液102の流速が速いにも関わらず、処理時間が長すぎる場合は、ステップS102時点の根101aの存在状況とステップS105時点の根101aの存在状況とが異なり、植物101の根101aに、殺菌用の電界を誤って印加してしまう問題がある。
処理時間を求める一例として、断面積200立方センチメートルの栽培槽103に毎分8リットルで給水した場合の流速は、1ミリ秒あたり6.7マイクロ秒となるため、ステップS102からステップS105までを1ミリ秒で処理すれば、水流による根101aの移動の影響は無視可能となる。
また、ステップS102での電圧波形は、直流定電圧であっても良いし、パルス波形であっても良い。さらにステップS105での電圧波形も、直流定電圧であっても良いし、パルス波形であっても良い。また、ステップS102もしくはステップS105での電圧印加は、培養液102の電気分解を起こさない波形であると、培養液102の組成を変えることがないので、好ましい。具体的には、水の電気分解の理論限界電圧である1.23Vが実質かからない電圧、又は短パルス波形であれば、水の電気分解は発生しない。
なお、前記フローでは、1組ずつ電極105の電流値計測を行い、殺菌をするか否か判定して、殺菌動作を行っているが、本発明は、このような例に限られるものではない。例えば、後述するようにステップS102の根有無検出用の電圧波形を印加してから、ステップS105で殺菌用の電圧波形を印加するまでの処理時間が許す限り、複数組の電極105の電流値計測を行い、各組毎に殺菌をするか否か判定して、各組毎に殺菌動作を行う例も含まれる。
次に、図1の植物栽培装置において、電極105を均一に分割した場合の電極構成図を図3に示す。
植物101の根101aが事前にあることが想定できない場合又は分割された各電極105における根101aの存在確率が不明な場合は、電極105を均一に分割すると良い。
次に、図1の植物栽培装置において、電極105を不均一に分割した場合の電極構成図を図4に示す。
植物101の根101aが事前にあることが想定できる場合又は分割された各電極105における根101aの存在確率に偏りが想定される場合は、電極105を不均一に分割すると良い。例えば、最初の電界印加時に植物101の根101aが存在する確率が高いと想定される場所では、第一の電極105aのように、根101aが存在するエリアの大きさになるように分割する。また、植物101の成長過程により、根101aの存在確率が高くなると想定されるエリアは、第二の電極105bのように、小さく分割する。反対に、植物101が成長したとしても、根101aの存在確率が低いと想定されるエリアは、第三の電極105cのように、第三の電極105cの端部と、根101aの存在確率が高い電極105aの端部又は電極105bの端部との距離を、電極間距離L3の2.5倍以上の長さ(L4)を離すように分割する。即ち、根101aの存在確率が大きいエリアと小さいエリアとで、電極105を不均一に分割すると、植物栽培装置を効率良く動作させることができる。
次に、図5に本発明の実施の形態における植物栽培装置で、同じ電圧波形111を2組の電極105にそれぞれ印加したとき、電界印加エリア110に根101aが存在しない組の電極105の電流波形112aと、根101aが存在する組の電極105の電流波形112bとの事例を示す。図5の(a)では、根101aが存在しない状態の電流波形112aである。図5の(b)では、根101aが存在する状態の電流波形112bである。根101aが存在しない状態の電流波形112aと根101aが存在する状態の電流波形112bとを比較すると、根101aが存在する電流波形112bの方が、根101aが存在しない電流波形112aよりも電流値が低下し、根101aの有無を検出できていることがわかる。これを基に、電圧印加制御部109で植物101の根101aの有無を判定する。
以上で説明した装置により、複数に分割されて対向配置された電極105に電源104から根有無検出用の電圧を印加し、根有無検出用の電圧を印加された電極105間の電流値により、植物101の根101aの有無を電圧印加制御部109で判定し、植物101の根101aが存在しないと判定した電極105に、電源104から殺菌用の電圧を電圧印加制御部109で印加することができる。この結果、根101aが存在しないエリアにのみ電界を印加することが可能であり、栽培槽103で殺菌が可能となる。そのため、殺菌槽が不要となり、設備の小型化及び設備コストを低減することが可能である。また、電極105を分割し切替えて電圧を印加できるため、1対の電極105に流れる電流を少なくすることができる。このことにより、電源104の小型化が可能であり、さらなる設備コストの低減が可能である。
なお、前記様々な実施形態又は変形例のうちの任意の実施形態又は変形例を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。また、実施形態同士の組み合わせ又は実施例同士の組み合わせ又は実施形態と実施例との組み合わせが可能であると共に、異なる実施形態又は実施例の中の特徴同士の組み合わせも可能である。
本発明の前記態様にかかる植物栽培装置及び方法によれば、栽培槽で殺菌が可能となるため、殺菌槽が不要となり設備の小型化及び設備コストを低減することが可能である。さらに、前記植物栽培装置及び方法によれば、栽培槽で殺菌を行うため効果的に殺菌処理ができ、植物を病気から守り安定して生産することができる。また、前記植物栽培装置及び方法によれば、電極を分割し切替えて電圧を印加できるため、1対の電極に流れる電流を少なくすることができる。このことにより、電源の小型化が可能であり、さらなる設備コストの低減が可能である。また、前記植物栽培装置及び方法によれば、電流も少なく出来るので安全対策も容易となり、水耕栽培での電圧印加による殺菌技術の導入が加速される。
101 植物
101a 植物の根
102 培養液
103 栽培槽
104 電源
105 電極
105a 第一の電極
105b 第二の電極
105c 第三の電極
106 絶縁体
107 電極切替装置
107a スイッチ
108 電流計測装置
109 電圧印加制御部
110 電界印加エリア
L1 電極横幅
L2 電極高さ
L3 電極間距離
L4 電極間距離の2.5倍以上の長さ
111 電圧波形
112a,112b 電流波形

Claims (4)

  1. 植物を水耕栽培する栽培槽と、
    前記栽培槽内に複数に分割されて対向配置された電極と、
    前記対向配置された電極間に電圧を印加する電源と、
    前記対向配置された電極間の電流値を計測する電流計測装置とを備え、
    前記電源から前記電圧を印加された前記電極間で前記電流計測装置により計測された電流値により、前記植物の根の有無を判定し、前記植物の前記根が存在しないと判定されかつ対向配置された電極間に、前記電源から殺菌用の電圧を印加する電圧印加制御部をさらに備える、植物栽培装置。
  2. 前記複数に分割されかつ対向配置された電極は、それぞれ長方形板状であり、各長方形板状の電極の短辺の5倍以下の距離を隔てて対向配置されている、請求項1に記載の植物栽培装置。
  3. 前記植物の前記根が存在する電極の端部と前記植物の前記根が存在しない殺菌用の電圧を印加する電極の端部との距離を、前記対向配置された電極間距離の2.5倍以上離す、請求項1に記載の植物栽培装置。
  4. 栽培槽内で植物を水耕栽培する植物栽培方法において、
    前記栽培槽内で複数に分割され対向配置された電極に電源から根有無検出用の電圧を印加し、
    前記電圧を印加された電極間の電流値により、植物の根の有無を電圧印加制御部で判定し、
    前記電圧印加制御部において、前記植物の前記根が存在すると前記電圧印加制御部で判定された電極の端部と前記植物の前記根が存在しないと前記電圧印加制御部で判定されて殺菌用の電圧を印加する電極の端部との距離が、前記対向配置された電極間距離の2.5倍以上離れた、前記植物の前記根が存在しない対向配置された電極を選択して殺菌用の電圧を印加する、植物栽培方法。
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