JP2018148753A - 電力設備計画方法、電力設備製造方法、電力設備計画装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】電力設備の仕様及び配置の演算をより効率的に行えるようにする。【解決手段】電力設備に関する設計パラメータを引数に持つ関数を評価関数とし、前記電力設備が接続された電力網における電圧を変数として物理法則を示す方程式に含まれる制約条件を有する最適化問題を取得し、前記電圧の値を仮設定し、前記最適化問題を解く過程で前記設計パラメータに仮設定された値に応じて前記電圧の値を更新する電圧値算出処理を行い、更新された電圧の値に基づいて前記設計パラメータの仮設定値を更新する設計パラメータ値算出処理を行い、前記電圧値算出処理、及び、前記設計パラメータ値算出処理を繰り返して前記最適化問題の解としての前記設計パラメータの値を求める。【選択図】図1

Description

本発明は、電力設備計画方法、電力設備製造方法、電力設備計画装置およびプログラムに関する。
電力網にて負荷へ電力を供給するシステムに関連して、特許文献1には、鉄道システムのエネルギー消費を最適化するための方法が記載されている。特許文献1に記載の方法では、電力網によって供給される電力の合計を最小化する最適化を行い、最適化で得られた制御パラメータに基づいて、鉄道システムのエネルギー消費を制御する。特に、特許文献1に記載の方法では、制約の不連続性による不良設定問題を複数の良設定問題として近似する。
特開2014−177269号公報
電力網にて負荷へ電力を供給するシステムで重要な事項として、電力設備の仕様及び配置が挙げられる。これに対し、特許文献1には、電力設備の仕様及び配置の決定方法については記載されていない。電力設備の仕様及び配置を演算にて決定しようとした場合、演算の規模が大きくなる可能性があり、より効率的に演算を行えることが好ましい。
本発明は、電力設備の仕様及び配置の演算をより効率的に行うことができる電力設備計画方法、電力設備製造方法、電力設備計画装置およびプログラムを提供する。
本発明の第1の態様によれば、電力設備計画方法では、電力設備に関する設計パラメータを引数に持つ関数を評価関数とし、前記電力設備が接続された電力網における電圧を変数として物理法則を示す方程式に含まれる制約条件を有する最適化問題を取得し、前記電圧の値を仮設定し、前記最適化問題を解く過程で前記設計パラメータに仮設定された値に応じて前記電圧の値を更新する電圧値算出処理を行い、更新された電圧の値に基づいて前記設計パラメータの仮設定値を更新する設計パラメータ値算出処理を行い、前記電圧値算出処理、及び、前記設計パラメータ値算出処理を繰り返して前記最適化問題の解としての前記設計パラメータの値を求める。
前記電圧値算出処理では、前記物理法則を示す式の前記電圧による微分に基づいて、前記物理法則を満たす電圧の値の下での前記評価関数の勾配を求めるようにしてもよい。
前記電力網は、電力で列車を運行する交通システムの電力網であってもよい。
列車の配置の複数パターンの各々について前記電力網における電圧を変数として物理法則を示す方程式に含まれる制約条件を有する前記最適化問題を取得するようにしてもよい。
前記電力設備と前記列車との距離に対して前記電力設備と前記列車との間のコンダクタンスが不連続となる場合を連続関数で近似するようにしてもよい。
前記電力網に接続されている複数の前記電力設備の各々について、当該電力設備が故障した場合の前記電力網における電圧分布の下での前記物理法則を前記電力網における電圧を変数として示す方程式に含まれる条件を有する前記最適化問題を取得するようにしてもよい。
本発明の第2の態様によれば、電力設備製造方法は上記したいずれかの電力設備計画方法を含む。
本発明の第3の態様によれば、電力設備計画装置は、電力設備に関する設計パラメータを引数に持つ関数を評価関数とし、前記電力設備が接続された電力網における電圧を変数として物理法則を示す方程式に含まれる制約条件を有する最適化問題を取得する最適化問題取得部と、前記電圧の値を仮設定し、前記最適化問題を解く過程で前記設計パラメータに仮設定された値に応じて前記電圧の値を更新する電圧値算出処理を行う電圧値算出部と、更新された電圧の値に基づいて前記設計パラメータの仮設定値を更新する設計パラメータ値算出処理を行う設計パラメータ値算出部と、前記電圧値算出処理、及び、前記設計パラメータ値算出処理を、前記電圧値算出部、及び、前記設計パラメータ値算出部に繰り返し行わせて、前記最適化問題の解としての前記設計パラメータの値を求める繰り返し制御部と、を備える。
前記設計パラメータ値算出部は、前記物理法則を示す式の前記電圧による微分に基づいて、前記物理法則を満たす電圧の値の下での前記評価関数の勾配を求めるようにしてもよい。
前記電力網は、電力で列車を運行する交通システムの電力網であってもよい。
前記最適化問題取得部は、列車の配置の複数パターンの各々について前記電力網における電圧を変数として物理法則を示す方程式に含まれる制約条件を有する前記最適化問題を取得するようにしてもよい。
前記電力設備と前記列車との距離に対して前記電力設備と前記列車との間のコンダクタンスが不連続となる場合を連続関数で近似するスムージング処理部を備えるようにしてもよい。
前記最適化問題取得部は、前記電力網に接続されている複数の前記電力設備の各々について、当該電力設備が故障した場合の前記電力網における電圧分布の下での前記物理法則を前記電力網における電圧を変数として示す方程式を制約条件に含む前記最適化問題を取得するようにしてもよい。
本発明の第4の態様によれば、プログラムは、コンピュータに、電力設備に関する設計パラメータを引数に持つ関数を評価関数とし、前記電力設備が接続された電力網における電圧を変数として物理法則を示す方程式に含まれる制約条件を有する最適化問題を取得させ、前記電圧の値を仮設定し、前記最適化問題を解く過程で前記設計パラメータに仮設定された値に応じて前記電圧の値を更新する電圧値算出処理を行わせ、更新された電圧の値に基づいて前記設計パラメータの仮設定値を更新する設計パラメータ値算出処理を行わせ、前記電圧値算出処理、及び、前記設計パラメータ値算出処理を繰り返させて前記最適化問題の解としての前記設計パラメータの値を求めさせるためのプログラムである。
上記した電力設備計画方法、電力設備製造方法、電力設備計画装置およびプログラムによれば、電力設備の仕様及び配置の演算をより効率的に行うことができる。
本発明の実施形態に係る電力設備計画装置の機能構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態に係る電力設備計画装置が対象とする交通システムの構成例を示す概略構成図である。 電力設備と列車との間の抵抗値及びコンダクタンス値の例を示すグラフである。 同実施形態におけるスムージングによる抵抗値の変換例を示すグラフである。 同実施形態におけるスムージングによるコンダクタンス値の変換例を示すグラフである。 同実施形態におけるスムージングによるコンダクタンス値の勾配の変換例を示すグラフである。 同実施形態に係る電力設備計画装置が電力設備の設計パラメータの値を決定する処理の手順の例を示すフローチャートである。 同実施形態における電圧値算出部が電圧分布を導出する処理の手順の例を示すフローチャートである。 同実施形態における最適化問題取得部が電力設備を増やす場合に電力設備計画装置が電力設備の設計パラメータの値を決定する処理の手順の例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を説明するが、以下の実施形態は請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の実施形態に係る電力設備計画装置の機能構成を示す概略ブロック図である。図1に示すように、電力設備計画装置100は、入出力部110と、記憶部180と、制御部190とを備える。制御部190は、最適化問題取得部191と、電圧値算出部192と、設計パラメータ算出部193と、繰り返し制御部194と、スムージング処理部195とを備える。
電力設備計画装置100は、電力網に接続された負荷に対して電力を供給するために電力網に接続される電力設備に関する設計パラメータの値を決定する。電力設備計画装置100は、コンピュータを用いて構成される。
以下では、電力設備計画装置100が、例えばAGT(Automated Guideway Transit、自動案内軌条式旅客輸送システム)など、電力で列車を運行する交通システムにおける電力設備の設計パラメータの値を決定する場合を例に説明する。AGTでは、電動式の列車が、専用軌道に設けられたガイドレールに従って自動走行する。
図2は、電力設備計画装置100が対象とする交通システムの構成例を示す概略構成図である。図2の例で、交通システム900は、複数の電力設備910と、複数の列車920と、電力網930とを備える。但し、交通システム900が備える電力設備910の数は1つ以上であればよい。また、交通システム900が備える列車920の数は1つ以上であればよい。
交通システム900では、電力設備910が電力網930を介して列車920に電力を供給する。列車920の各々は、電力設備910から供給される電力を用いて走行する。
電力設備910は、電力を供給可能な設備であればよい。例えば、電力設備910は、発電設備であってもよいし、他の電力網から電力を受ける変電設備であってもよいし、これらの組み合わせであってもよい。
但し、電力設備計画装置100が対象とする電力設備は、交通システムにおける電力設備に限らない。電力設備計画装置100は、電力網に接続されて電力を供給するいろいろな電力設備の設計パラメータの決定に適用可能である。
また、電力設備計画装置100が値を決定する設計パラメータは、電力設備が電力網に供給する電力、電圧及び電流の少なくともいずれかに影響するいろいろなパラメータとすることができる。例えば、各電力設備の位置、及び、各電力設備の定格容量が設計パラメータとなっていてもよい。ここでいう定格容量は、電力設備が出力可能な電力の最大値である。
交通システムにおける電力設備の設計では、運用上想定されるあらゆる運転において、列車に供給される電圧(例えば、パンタグラフと接触する位置でのトロリ線(給電線)における電圧)が規定範囲内に収まるように、電力設備の容量及び位置を決定する必要がある。例えば、ある地点A付近で複数の列車が同時に力行するような状況が想定される場合、電力設備が地点Aから遠くに設置されていると、電圧降下により列車に供給される電圧が低下する。電圧の低下によって要求仕様を満たさない場合は、電力設備の容量を上げる、或いは、地上設備を地点Aに近づけるなど、設計に修正を加える必要がある。
そこで、電力設備計画装置100が、各電力設備の位置、及び、各電力設備の定格容量を設計パラメータとして、各列車への供給電圧等の制約条件を満たす設計パラメータ値を求めるようにしてもよい。こにより、電力設備計画装置100では、各列車への供給電圧の要求を満たしたうえで、例えば設備コストの低減を図ることができる。
なお、上記の場合の対応策として、地点A付近に別の地上設備を設けるという対応策も可能である。そこで、後述するように電力設備計画装置100が、電力設備の個数を変更できるようにしてもよい。
電力設備計画装置100は、最適化問題を解く際に、制約条件に含まれる電圧の値を求めることで、変数の数を削減する。電力設備計画装置100が変数の値を削減する前の最適化問題は、例えば式(1)〜式(4)のように定式化される。
式(1)は、変数の数を削減する前の最適化問題における評価関数を示す。
Figure 2018148753
式1は、設計パラメータベクトルp、及び、電圧ベクトルv(0)〜v(T)に関する制約条件の下で評価関数J(p)の値を最小化することを示している。
設計パラメータ数Nparamは、この最適化問題における設計パラメータの個数を示す正整数である。設計パラメータ数Nparamは、定数であってもよい。あるいは、後述するように電力設備の数が変更される場合、設計パラメータ数Nparamは変数であってもよい。
設計パラメータベクトルpは、Nparam個の設計パラメータを要素に持つベクトルである。設計パラメータの各々は実数値をとる。
ノード数Nnode(0)、・・・、Nnode(T)は、それぞれ時刻ステップ0、・・・、Tにおけるノードの数を示す。ノード数Nnode(0)、・・・、Nnode(T)の各々は、正整数である。
電圧ベクトルv(0)、・・・、v(T)は、それぞれ時刻ステップ0、・・・、Tにおけるノードの電圧を要素に持つベクトルである。ノードの電圧の各々は実数値をとる。
ここでいうノードは、例えば電力網930のトロリ線と列車920のパンタグラフの接触部分、及び、電力設備910が電力網930に接続する接続点など、負荷又は電力設備と電力網との接続箇所である。
交通システム900における電力設備910の設計では、運用上想定されるあらゆる運転において、列車920に供給される電圧が規定範囲内に収まるように、電力設備910の容量及び位置を決定する必要がある。かかる制約条件を設定するために、電力設備計画装置100は、列車920のいろいろな配置パターンにおける各列車920への供給電圧(ノードの電圧)を示す変数を含む制約条件を用いる。
時刻ステップは、列車920の配置パターンを識別するためのインデックスとして用いられる整数である。すなわち、時刻ステップは、列車920の配置パターンを識別する識別番号として機能する。式(1)では時刻ステップの最小値が0、最大値がTとなっている。
また、全ての列車920が常に運行中とは限らず、時刻ステップに応じて運行中の列車920の数は変化し得る(従って、ノード数が変化し得る)ことから、時刻ステップ毎にノード数Nnode(0)、・・・、Nnode(T)が定められている。
評価関数J(p)は、設計パラメータベクトルpを引数として設備コストを算出するための関数である。但し、電力設備計画装置100が処理する最適化問題における評価関数は、設備コストの関数に限らない。例えば、電力設備の工事期間を評価する場合、電力設備計画装置100が、設計パラメータベクトルpを引数として電力設備の工事期間を算出するための関数を評価関数とする最適化問題を処理するようにしてもよい。
式(2)〜式(4)は、最適化問題における制約条件を示す。
式(2)は、物理法則に由来する制約条件を示す。
Figure 2018148753
関数f(v(i)、p)は、0からTまで(Tは時刻ステップの最大値)の任意の時刻ステップiについて、電圧ベクトルv(i)及び設計パラメータベクトルpを引数として、Nnode(i)個の実数値を算出するための関数である。
以下では、最適化問題の制約条件を形成する物理法則にキルヒホッフの第一法則が含まれている場合を例に説明する。式(2)は、全ての時刻ステップiについて、各ノードにおける電流収支が0であるとの方程式にてキルヒホッフの第一法則を示している。
但し、電力設備計画装置100が対象とする制約条件は、キルヒホッフの第一法則が含まれているものに限らない。電力設備計画装置100は、電力網930における電圧を変数として物理法則を示す方程式に含まれる制約条件を有するいろいろな最適問題を対象とすることができる。ここでいう電圧を変数として物理法則を示す方程式とは、物理法則によって規定される電圧に関する条件を示す方程式である。式(2)は、電圧を変数として物理法則を示す方程式の例に該当する。
式(3)は、各ノードにおける電圧の制約条件を示す。
Figure 2018148753
電圧下限値vは、電圧の下限値として予め設定されている定数である。電圧上限値vは、電圧の上限値として予め設定されている定数である。
jは、1≦j≦Nnode(i)の整数(iは時刻ステップ)であり、ノードを識別するためのインデックスとして用いられる。電圧v[j](i)は、時刻ステップiにおけるノードjの電圧を示す。
式(3)は、0からTまで(Tは時刻ステップの最大値)の任意の時刻ステップi、かつ、任意のノードjについて、電圧v[j](i)が電圧下限値v以上かつ電圧上限値v以下との制約条件を示している。
なお、電圧の上下限値がノードによって異なっていてもよい。例えば、各列車920の電圧の下限値が各電力設備910の電圧の下限値よりも小さく設定され、各列車920の電圧の上限値が各電力設備910の電圧の上限値よりも大きく設定されていてもよい。
式(4)は、設計パラメータの制約条件を示す。
Figure 2018148753
kは、1≦k≦Nparamの整数であり、設計パラメータを識別するためのインデックスとして用いられる。設計パラメータp[k]は、k番目の設計パラメータを示す。設計パラメータ下限値p[k]は、設計パラメータp[k]の下限値として予め設定されている定数である。設計パラメータ上限値p[k]は、設計パラメータp[k]の上限値として予め設定されている定数である。
式(4)は、各設計パラメータの値が所定の上下限値の範囲内との制約条件を示している。
式(1)〜式(4)に示される最適化問題は、そのままでは規模が大きく計算に時間を要する、あるいは、計算が困難な可能性がある。
例えば、ノードの数がNnode=100、設計パラメータの数がNparam=100、時刻ステップの数がT=100の場合、説明変数の数は、Nparam+Nnode×T=100+100×100=10100となる。ここでいう説明変数は、制約条件に用いられる変数である。また、式(2)における等式制約の数は、Nparam×Nnode=100×100=10000となる。
また、式(2)では、強い非線形性を有する電力設備の特性を満足する必要がある。この点で、等式制約条件付き最適化問題の一般的な解法(例えば未定乗数法など)では、安定して解を得ることが困難である。
さらには、このような大規模な最適化問題を解くためには、勾配情報を用いて効率良く解を探索することが求められる。
そこで電力設備計画装置100は、評価関数値を算出して評価を行う前の別階層で制約条件を解くことによって、評価関数値の算出で取り扱う変数の数を削減する。
この点について説明するために、式(2)を電圧について解くことを想定する。式(5)は、式(2)を電圧について解いた場合の、電圧と設計パラメータとの関係を示す式である。
Figure 2018148753
ノード数Nnodeは、各時刻ステップにおけるノード数の合計である。従って、時刻ステップの最大値をTとして、Nnode=Nnode(0)+・・・+Nnode(T)と表される。
電圧ベクトルvは、全ての時刻ステップ、かつ、全てのノードにおける電圧を要素とするベクトルである。従って、時刻ステップの最大値をTとして、電圧ベクトルvは、電圧ベクトルv(0)、・・・、v(T)の各要素を要素に持つベクトルである。
関数φ(p)は、設計パラメータベクトルpを引数として、全ての時刻ステップ、かつ、全てのノードにおける電圧を算出するためのベクトルである。
この関数φ(p)を用いると、式(1)〜式(4)で示される最適化問題は、式(6)〜式(7)及び式(4)のように再定義される。
式(6)は、再定義された最適化問題における評価関数を示す。
Figure 2018148753
式(6)の評価関数J(p)は式(1)の場合と同様である。一方、式(1)では、設計パラメータベクトルp、及び、電圧ベクトルv(0)〜v(T)に関する制約条件の下での最適化問題を示しているのに対し、式(6)は、設計パラメータベクトルpに関する制約条件の下での最適化問題を示している。式(5)を用いて電圧を設計パラメータに置き換えることができるので、(Nparam+Nnode(0)+・・・+Nnode(T))次元の解空間(Tは時刻ステップの最大値)が、Nparam次元の解空間へと縮退している。いわば、再定義された最適化問題では、(Nparam+Nnode(0)+・・・+Nnode(T))次元空間のうちのNparam次元超平面のみを対象として評価関数値が最小となる解を探索する。
式(7)及び式(4)は、再定義された最適化問題における制約条件を示す。
式(7)は、式(3)に示される電圧の制約条件を設計パラメータの制約条件に置き換えた式である。
Figure 2018148753
関数φ(p)[j](i)は、設計パラメータと引数として電圧v[j](i)を算出するための関数である。関数φ(p)[j](i)は、式(5)に示される関数φ(p)の一部として得られる。
式(1)〜式(4)に示される変数の数を削減する前の最適化問題の場合と同様、式(7)〜式(8)及び式(4)に示される再定義された最適化問題(変数の数を削減した後の最適化問題)でも、設計パラメータの制約条件は、式(4)のように示される。
但し、一般的には関数φ(p)を陽に得ることはできない。そこで、電力設備計画装置100は、電圧の値を数値的解法で算出する。具体的には、電力設備計画装置100は、最適化問題を解く過程で設計パラメータ値を仮設定した状態で、各電圧値を仮設定する。そして、電力設備計画装置100は、仮設定した設計パラメータ値に基づいて電圧値を評価し更新する。電力設備計画装置100は、電圧値の更新及び評価を繰り返して、制約条件を満たす電圧値を求める。
電力設備計画装置100が各電圧値を算出することで、最適化問題の変数の数を削減することができる。
例えば、ノードの数がNnode=100、設計パラメータの数がNparam=100、時刻ステップの数がT=100の場合、説明変数の数は、Nparam=100となる。また、電力設備計画装置100が求めた変数値は、式(5)に示される等式制約を既に満足している。従って、ここでの等式制約の数は0である。
上述した変数の数を削減する前と比較すると、説明変数の数は10100から100に減少し、等式制約の数は10000から0に減少している。このように、電力設備計画装置100が各変数の値を求めることで、最適化問題の規模を大幅に低減させることができる。
なお、電力設備計画装置100が各変数値を求める際、式(2)の非線形性が強くシンプルなNewton法では解が得られない場合、Powell's Hybrid Methodなど、よりロバストな求根アルゴリズムを採用することが可能である。
式(6)〜式(7)及び式(4)に示される最適化問題を解く場合を想定すると、評価関数J(p)の勾配、及び、評価関数φ(p)の勾配が必要になる。
評価関数J(p)の勾配は、式(8)のように、評価関数J(p)の設計パラメータベクトルpによる微分(偏微分)として示される。
Figure 2018148753
評価関数φ(p)の勾配は、式(9)のように、評価関数φ(p)の設計パラメータベクトルpによる微分(偏微分)として示される。
Figure 2018148753
これらのうち、式(8)に示される評価関数J(p)の設計パラメータpによる微分は、直接的に導出することができる。一方、式(9)に示される評価関数φ(p)の設計パラメータpによる微分は、直接的に導出することはできないが、式(10)により算出することができる。
Figure 2018148753
関数f(v,p)は、電圧ベクトルv及び設計パラメータベクトルpを引数として、(Nnode(0)+・・・+Nnode(T))個の実数値(Tは時刻ステップの最大値)を算出するための関数である。関数f(v,p)は、時刻ステップ0からTまでの関数f(v(i)、p)を組み合わせることで得られる。f(v,p)=0は、式(2)に示される物理法則に由来する制約条件を全ての時刻ステップについて集約した制約条件を示す。
上記の式(2)は陽に書き下せるので、設計パラメータに電力設備の位置が含まれない場合は、∂f(p)/∂v、∂f(p)/∂pのいずれも比較的容易に導出できる。従って、∂f(p)/∂vが正則であれば∂φ(p)/∂pを求めることができ、勾配ベースの最適化手法を適用することができる。
一方、設計パラメータに電力設備の位置が含まれている場合、そのままでは、最適化手法を適用できない。電力設備と列車とが接近した場合、抵抗が0となり、抵抗の逆数であるコンダクタンスが∞となるために、電圧分布の計算も、その勾配の計算もできなくなるからである。
図3は、電力設備と列車との間の抵抗値及びコンダクタンス値の例を示すグラフである。
以下では、電力設備910と電力網930との接続箇所を示すノードを電力設備ノードと称する。また、列車920と電力網930との接続箇所を示すノードを列車ノードと称する。図3のグラフの横軸は、電力設備ノードと列車ノードとの距離を示す。縦軸は、電力設備ノードと列車ノードとの間の抵抗値ないしコンダクタンス値を示す。
線L11は、電力設備ノードと列車ノードとの距離と、これらのノード間の抵抗値との関係の例を示す。線L12は、電力設備ノードと列車ノードとの距離と、これらのノード間のコンダクタンス値との関係の例を示す。列車920と電力設備910とが接近して距離が0に近づくと、抵抗値が0に近づく。そうすると、抵抗値の逆数であるコンダクタンス値は∞に発散する。
図4は、スムージングによる抵抗値の変換例を示すグラフである。図4では、図3に示す抵抗値に対するスムージングの例を示す。
図4のグラフの横軸は、電力設備ノードと列車ノードとの距離を示す。縦軸は、電力設備ノードと列車ノードとの間の抵抗値を示す。
線L21は、図3の線L11と同様であり、電力設備ノードと列車ノードとの間のスムージング前の抵抗値を示す。線L22は、線L21に示される抵抗値に対して電力設備計画装置100がスムージングを行った場合の抵抗値の例を示す。電力設備計画装置100は、線L21に示される抵抗値のうち、抵抗値が所定値よりも小さい領域A21の部分を二次曲線に置き換えている。これによって、線L22では、抵抗値が0にならず、かつ、滑らか(微分が連続)になっている。
但し、電力設備計画装置100が行うスムージングは二次曲線による近似に限らない。電力設備計画装置100が行うスムージングは、抵抗値が0にならず、かつ、滑らかになるものであればよい。
図5は、スムージングによるコンダクタンス値の変換例を示すグラフである。図5では、図4に示すスムージングによるコンダクタンス値の変化を示している。
図5のグラフの横軸は、電力設備ノードと列車ノードとの距離を示す。縦軸は、電力設備ノードと列車ノードとの間のコンダクタンス値を示す。
線L31は、図3の線L12と同様であり、電力設備ノードと列車ノードとの間のスムージング前のコンダクタンス値を示す。線L32は、線L31に示されるコンダクタンス値に対して電力設備計画装置100がスムージングを行った場合のコンダクタンス値の例を示す。図4の線L22に示されるスムージング後の抵抗値は0にならないことから、線L32に示されるスムージング後のコンダクタンス値は∞に発散していない。
図6は、スムージングによるコンダクタンス値の勾配の変換例を示すグラフである。図6では、図4及び図5に示すスムージングによるコンダクタンス値の勾配の変化を示している。ここでいうコンダクタンスの勾配は、コンダクタンスの微分である。
図6のグラフの横軸は、電力設備ノードと列車ノードとの距離を示す。縦軸は、電力設備ノードと列車ノードとの間のコンダクタンス値の勾配を示す。
線L41は、図5の線L31に示されるスムージング前のコンダクタンス値の勾配を示す。線L41に示されるように、電力設備ノードと列車ノードとの距離が0になる箇所で、スムージング前のコンダクタンス値の微分は不連続になる。
線L42は、図5の線L32に示されるスムージング後のコンダクタンス値の勾配を示す。図3の線L22に示されるように、スムージング後の抵抗値が0にならずかつ滑らかになっていることで、線L42に示されるように、コンダクタンス値の勾配は連続になっている。
このように、電力設備計画装置100は、スムージングによってコンダクタンスを連続関数にし、各電圧値を算出することができる。各電圧値を算出することで、電力設備計画装置100は、上述したように最適化問題の解を求めることができる。
入出力部110は、データの入出力を行う。例えば、入出力部110はキーボード及びマウス等の入力デバイスを備え、データの入力操作を受ける。また、入出力部110は、液晶パネル又はLED(Light Emitting Diode、発光ダイオード)パネルなどの表示画面を備え、データを表示する。入出力部110が、上記の入力デバイスに加え、あるいは代えて、通信回路を用いて他の機器からデータを受信するようにしてもよい。また、入出力部110が、上記の表示画面に加え、あるいは代えて、通信回路を用いて他の機器にデータを送信するようにしてもよい。
記憶部180は、各種データを記憶する。記憶部180は、電力設備計画装置100が備える記憶デバイスを用いて構成される。
制御部190は、電力設備計画装置100の各部を制御して各種処理を実行する。制御部190は、電力設備計画装置100が備えるCPU(Central Processing Unit、中央処理装置)が記憶部180からプログラムを読み出して実行することで構成される。
最適化問題取得部191は、式(1)〜(4)に示される変数の数の削減前の最適化問題を取得する。従って、最適化問題取得部191は、電力設備に関する設計パラメータを引数に持つ関数を評価関数とし、電力設備が接続された電力網におけるキルヒホッフの第一法則を電圧を変数として示す方程式を含む制約条件を有する最適化問題を取得する。特に、最適化問題取得部191は、キルヒホッフの第一法則を電圧を変数として示す方程式を、列車920の配置の複数パターンの各々について含む制約条件を有する最適化問題を取得する。列車920の配置のパターンは、上述した時刻ステップ毎に示される。
例えば、記憶部180が、最適化問題のテンプレートとなる物理モデルを記憶しておき、入出力部110が、この物理モデルの各パラメータの値を取得する。最適化問題取得部191は、物理モデルのパラメータに、入出力部110が取得した値を入力することで最適化問題を取得する。
但し、最適化問題取得部191が最適化問題を取得する方法はこれに限らない。例えば、最適化問題取得部191が入出力部110を介して他の機器から最適化問題を取得するようにしてもよい。
電圧値算出部192は、式(5)〜式(10)を参照して説明したように、最適化問題取得部191が取得した最適化問題の解を求める前段階の処理として、最適化問題に含まれる電圧の値を求める。具体的には、電圧値算出部192は、最適化問題含まれる電圧の値を仮設定する。そして、電圧値算出部192は、最適化問題を解く過程で設計パラメータに仮設定された値に応じて電圧の値を更新する。電圧値算出部192は、電圧の値の更新を繰り返すことで、制約条件を満たす電圧値を取得する。
電圧値算出部192が電圧値を設定して更新する処理を電圧値算出処理と称する。
設計パラメータ算出部193は、電圧値算出部192が取得した電圧の値に基づいて設計パラメータの値を取得する。設計パラメータ算出部193は、最適化問題を解く過程で設計パラメータの値を仮設定しており、電圧値算出部192が取得した電圧の値に基づいて電圧の値を更新する。設計パラメータ算出部193が設計パラメータの値を更新する処理を設計パラメータ値算出処理と称する。
特に、設計パラメータ算出部193は、キルヒホッフの第一法則を示す式の電圧による微分に基づいて、キルヒホッフの第一法則を満たす電圧の値の下での評価関数の勾配を求める。
具体的には、電圧値算出部192が、電圧値を更新する過程で∂f(v,p)/∂vを導出する。∂f(v,p)/∂vは、いわば、変数の数を削減する前の空間にてキルヒホッフの第一法則を示す式の、電圧による偏微分である。
そして、設計パラメータ算出部193は、式(10)に示されるように、∂f(v,p)/∂vに基づいて∂φ(p)/∂pを導出する。∂φ(p)/∂(p)は、いわば、変数の数を削減した後の超平面にてキルヒホッフの第一法則を示す式の、設計パラメータによる微分である。
変数の数を削減した後の超平面における勾配を直接導出ことはできないため、設計パラメータ算出部193は、変数の数を削減する前の空間における勾配に基づいて、変数の数を削減した後の超平面における勾配を導出する。
繰り返し制御部194は、最適化問題の評価関数値が所定値以上になるまで電圧値算出処理、及び、設計パラメータ値算出処理を電圧値算出部192、及び、設計パラメータ算出部193に繰り返し行わせる。これにより、繰り返し制御部194は、最適化問題の解としての設計パラメータの値を求める。
スムージング処理部195は、図3〜図6を参照して説明したスムージング処理を行う。すなわち、スムージング処理部195は、電力設備910と列車920との距離に対して電力設備910と列車920との間のコンダクタンスが不連続となる場合を連続関数で近似する。
次に、図7及び図8を参照して電力設備計画装置100の動作について説明する。
図7は、電力設備計画装置100が電力設備910の設計パラメータの値を決定する処理の手順の例を示すフローチャートである。
(ステップS101)
最適化問題取得部191が、最適化問題を取得し、設計パラメータ算出部193が、最適化問題における電力設備の設計パラメータの値を初期設定する。具体的には、最適化問題取得部191が設定する最適化問題には、電力設備の設計パラメータが変数として含まれており、設計パラメータ算出部193は、これらの変数の値を初期設定する。
設計パラメータ算出部193が設計パラメータの値を初期設定する方法は、特定の方法に限定されない。例えば、記憶部180が設計パラメータの初期値を予め記憶しておくようにしてもよい。そして、設計パラメータ算出部193が、設計パラメータの初期値を記憶部180から読み出して最適化問題における設計パラメータの変数に設定するようにしてもよい。あるいは、設計パラメータ算出部193が、設計パラメータの初期値をランダムに設定するようにしてもよい。あるいは、入出力部110が設計パラメータの初期値を入力するユーザ操作を受け、設計パラメータ算出部193が、ユーザ操作にて示された初期値を最適化問題における設計パラメータの変数に設定するようにしてもよい。
(ステップS111)
制御部190は、設計パラメータ算出部193が設定した設計パラメータの値を評価関数に入力して評価関数値を導出する。評価関数がコスト評価関数である場合、ステップS111における制御部190は、コスト評価値演算部の例に該当する。
(ステップS112)
制御部190は、評価関数を設計パラメータで偏微分して評価関数の勾配を導出する。評価関数がコスト評価関数である場合、ステップS112における制御部190は、コスト勾配値演算部の例に該当する。
(ステップS121)
繰り返し制御部194は、ループL101を開始する。ループL101は、全ての時刻ステップについて処理を行うためのループである。
(ステップS122)
電圧値算出部192は、設計パラメータ算出部193が設定した設計パラメータの値に基づいて、各ノードにおける電圧値を導出する。各ノードにおける電圧を電圧分布とも称する。
ステップS122における電圧値算出部192は、電圧分布演算部の例に該当し、与えられた設計パラメータ、列車920による負荷の状態、並びに、電力網930において、電流収支が0となるときの、電力設備910及び列車920(負荷)が接続される各ノードの電圧を演算する。
図2に示す列車920が走行するように、時間とともに負荷の位置または負荷の電力の少なくとも一方が変化する場合、電圧値算出部192は、対象となる時刻全てについて電圧を演算する。
図8は、電圧値算出部192が電圧分布を導出する処理の手順の例を示すフローチャートである。電圧値算出部192は、図7のステップS122で図8の処理を行う。
(ステップS201)
電圧値算出部192は、全てのノードの電圧値の初期設定を行う。
電圧値算出部192が電圧値を初期設定する方法は、特定の方法に限定されない。例えば、記憶部180が電圧の初期値を予め記憶しておくようにしてもよい。そして、電圧値算出部192が、電圧の初期値を記憶部180から読み出して電圧の変数に設定するようにしてもよい。あるいは、電圧値算出部192が、電圧の初期値をランダムに設定するようにしてもよい。あるいは、入出力部110が電圧の初期値を入力するユーザ操作を受け、電圧値算出部192が、ユーザ操作にて示された初期値を電圧の変数に設定するようにしてもよい。
(ステップS202)
電圧値算出部192は、電圧の変数に設定されている電圧値に基づいて、各ノードにおける電流収支を計算する。キルヒホッフの第一法則によれば電流収支は0になるが、仮設定されている電圧値では必ずしも電流収支は0にはならない。図8の処理で、電圧値算出部192は、仮設定されている設計パラメータの下で電流収支が0になる電圧値を探索する。
(ステップS203)
電圧値算出部192は、各ノードの電圧値を勾配ベースで探索するために、制約条件を示す式fの電圧に関する勾配を示すヤコビアンを導出する。
(ステップS204)
ステップS203でのヤコビアンの導出に際し、電圧値算出部192は∂f/∂vを算出する。
(ステップS205)
電圧値算出部192は、設定されている電圧値について収束判定を行う。具体的には、電圧値算出部192は、設定されている電圧値の下で、各ノードの電流収支が所定範囲内か否かを判定する。ここでの所定範囲は、電流収支を0と見做せる範囲として予め定められている電流値の範囲である。
収束したと判定した場合(ステップS205:YES)、図8の処理を終了し、図7のステップS123へ戻る。
一方、ステップS205で収束していないと判定した場合(ステップS205:NO)、ステップS211へ進む。
(ステップS211)
電圧値算出部192は、ステップS204で求めたヤコビアンを用いて電圧値を更新する。ここでの電圧値の更新には、例えばニュートン(Newton)法など公知の求根アルゴリズムを用いることができる。
ステップS211の後、ステップS202へ戻る。
(ステップS123)
制御部190は、電圧値算出部192が求めた電圧値の制約違反式の値を導出する。ここでの制約違反式の値は、電圧値算出部192が求めた電圧値が、式(3)に示される電圧上下限値の制約条件に違反している度合いを示す値である。但し、制約違反式の値は、式(3)に示される制約条件を満たしている電圧値についても算出される。この場合、制約違反式の値は、電圧値の上下限値からの乖離度を示す。いわば、この場合の制約違反式は、電圧値が制約条件を満たす余裕度を示す。
ステップS123における制御部190は、制約違反量演算部の例に該当し、ステップS122で演算された電圧に基づいて電力網930のノードのそれぞれについて、設計上の制約条件に対する違反量を演算する。
図2に示す列車920が走行するように、時間とともに負荷の位置または負荷の電力の少なくとも一方が変化する場合、制御部190は、対象となる各時刻についてステップS123の演算を行う。
(ステップS124)
制御部190は、制約違反式の勾配値を導出する。
ステップS124における制御部190は制約条件勾配演算部の例に該当し、設計パラメータ値に対する制約違反量の勾配値を算出する。この制約条件違反量勾配値は、設計パラメータに対する電流収支の勾配値と、電力網930におけるノード電圧に対する電流収支の勾配とに基づいて算出される。
図2に示す列車920が走行するように、時間とともに負荷の位置または負荷の電力の少なくとも一方が変化する場合、制御部190は、対象となる各時刻について演算を行う。
ステップS124の処理には、ステップS125の処理、及び、ステップS126の処理が含まれる。
(ステップS125)
制御部190は、∂f/∂pを導出する。
(ステップS126)
制御部190は、ステップS125で得られた∂f/∂pと、図8のステップS204で得られた∂f/∂vとに基づいて、∂v/∂pを導出する。
(ステップS127)
繰り返し制御部194は、ループL101の終端処理を行う。具体的には、繰り返し制御部194は、全ての時刻ステップについてループL101の処理を行ったか否かを判定する。未だループL101の処理を行っていない時刻ステップがあると判定した場合、ステップS121へ戻り、未だループL101の処理を行っていない時刻ステップについて引き続きループL101の処理を行う。一方、全ての時刻ステップについてループL101の処理を行ったと判定した場合、ループL101を終了し、ステップS131へ遷移する。
(ステップS131)
制御部190は、終了条件が成立しているか否かを判定する。具体的には、制御部190は、全てのノードの電圧値が式(3)の制約条件を満たしており、かつ、設計パラメータ値が、終了条件として定められている条件を満たしているか否かを判定する。終了条件が成立していると判定した場合(ステップS131:YES)、制御部190は、図7の処理を終了する。
ステップS131における制御部190は収束判定部の例に該当し、後述するステップS141で設計パラメータ算出部193が再設定する設計パラメータ値と、再設定前の設計パラメータ値との比較に基づいて収束判定を行う。
図2に示す列車920が走行するように、時間とともに負荷の位置または負荷の電力の少なくとも一方が変化する場合、設計パラメータ算出部193は、対象となる各時刻における電圧分布に基づいて制約条件を満たすか否か判定する。
一方、ステップS131で終了条件が成立していないと判定した場合(ステップS131:NO)、ステップS141へ進む。
(ステップS141)
設計パラメータ算出部193は、ステップS126で得られた∂v/∂pに基づいて設計パラメータ値を更新する。
評価関数がコスト評価関数である場合のステップS141における設計パラメータ算出部193は、設計パラメータ値設定部の例に該当し、コスト評価値、コストの勾配値、制約違反量、及び、制約違反量勾配値に基づいて、設計パラメータ値を再設定する。
図2に示す列車920が走行するように、時間とともに負荷の位置または負荷の電力の少なくとも一方が変化する場合、設計パラメータ算出部193は、対象となる各時刻について演算を行う。
ステップS141の後、ステップS111へ戻る。
以上のように、最適化問題取得部191は、電力設備910に関する設計パラメータを引数に持つ関数を評価関数とし、電力設備910が接続された電力網930における電圧を変数として物理法則を示す方程式に含まれる制約条件を有する最適化問題を取得する。電圧値算出部192は、電圧の値を仮設定し、最適化問題を解く過程で設計パラメータに仮設定された値に応じて電圧の値を更新する電圧値算出処理を行う。設計パラメータ算出部193は、更新された電圧の値に基づいて設計パラメータの仮設定値を更新する設計パラメータ値算出処理を行う。繰り返し制御部194は、電圧値算出処理、及び、設計パラメータ値算出処理を、電圧値算出部192、及び、設計パラメータ算出部193に繰り返し行わせて、最適化問題の解としての設計パラメータの値を求める。
これにより、電力設備計画装置100では、電力設備の仕様及び配置の演算をより効率的に行うことができる。特に、最適化問題における変数の数を減らすことができ、最適化問題をより速くに解くことができる。
また、設計パラメータ算出部193は、物理法則を示す式の電圧による微分に基づいて、物理法則を満たす電圧の値の下での評価関数の勾配を求める。
これにより、電力設備計画装置100では、最適化問題を勾配ベースの解法で解くことができる。
電力網930は、電力で列車を運行する交通システムの電力網であってもよい。
また、最適化問題取得部191は、列車の配置の複数パターンの各々について電力網930における電圧を変数として物理法則を示す方程式に含まれる制約条件を有する最適化問題を取得する。
これにより、電力設備計画装置100では、列車の配置のいろいろなパターンに対応して制約条件を満足する適切な解を得ることができる。
スムージング処理部195は、電力設備910と列車920との距離に対して電力設備と列車との間のコンダクタンスが不連続となる場合を連続関数で近似する。
これにより、電力設備計画装置100では、電力設備910の位置が設計パラメータに含まれる場合でも、勾配ベースの求根アルゴリズムを用いて解を求めることができる。
なお、設定されている電力設備数で制約条件を満足する解を得られない場合、最適化問題取得部191が、電力設備を増やした最適化問題を設定するようにしてもよい。
図9は、最適化問題取得部191が電力設備を増やす場合に電力設備計画装置100が電力設備910の設計パラメータの値を決定する処理の手順の例を示すフローチャートである。
(ステップS301)
最適化問題取得部191は、例えば駅の位置など電力設備910の設置候補位置に、十分に容量の大きい電力設備910を1つ配置した最適化問題を設定する。その際、式(2)によって電圧分布を求め、電圧降下および電圧上昇が最も少なくなる位置を電力設備の設置位置として選択するようにしてもよい。
(ステップS302)
電力設備計画装置100は、ステップS301で設定した最適化問題を解く。最適化問題を解く処理手順は上述した手順と同様である。但し、全ての制約条件を満たす解が必ず得られるとは限らない。
(ステップS303)制御部190は、ステップS302の演算結果として全ての制約条件を満たす解が得られたか否かを判定する。全ての制約条件を満たす解が得られたと判定された場合(ステップS303:YES)、図9の処理を終了する。一方、満たされない制約条件があると判定した場合、ステップS304へ進む。
(ステップS304)
最適化問題取得部191は、電力設備910の数を1つ増加させ、各電力設備910の位置を決定する。
ステップS304の後、ステップS302へ遷移する。
以上のように、電力設備計画装置100が電力設備の数を1つずつ増やしながら探索を行うことで、設備の数を、要求を満たす最小数とすることができる。
交通システムでは、いずれか一つの電力設備に故障が発生した場合でも運行を継続できるよう要求される場合がある。どの電力設備が故障しても最適化問題の制約条件を満足して運行を継続でき、かつ、最小コストとなる設備構成を導出するために、最適化問題取得部191が拡張された最適化問題を設定するようにしてもよい。
まず、i番目(iは正整数)の電力設備が故障した時の電圧分布は式(11)のように表される。
Figure 2018148753
このφ(p)を用いて、それぞれの電力設備が故障した時の電圧分布の制約条件は式(12)のように表される。
Figure 2018148753
ここで、Mは電力設備の数である。
式(5)の制約条件を、式(12)の制約条件に置き換える。これにより、制約条件を満たし、かつ、コストが最小化された設備構成を1回の最適化計算で導出することができる。
以上のように、最適化問題取得部191は、電力網930に接続されている複数の電力設備910の各々について、当該電力設備910が故障した場合の電力網930における物理法則を電力網930における電圧を変数として示す方程式に含まれる制約条件を有する最適化問題を取得する。
これにより、電力設備計画装置100は、いずれか一つの電力設備に故障が発生した場合でも運行を継続可能な設備構成を1回の最適化計算で導出することができる。
なお、制御部190の全部または一部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することで各部の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、本発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
100 電力設備計画装置
110 入出力部
180 記憶部
190 制御部
191 最適化問題取得部
192 電圧値算出部
193 設計パラメータ算出部
194 繰り返し制御部
195 スムージング処理部

Claims (14)

  1. 電力設備に関する設計パラメータを引数に持つ関数を評価関数とし、前記電力設備が接続された電力網における電圧を変数として物理法則を示す方程式に含まれる制約条件を有する最適化問題を取得し、
    前記電圧の値を仮設定し、前記最適化問題を解く過程で前記設計パラメータに仮設定された値に応じて前記電圧の値を更新する電圧値算出処理を行い、
    更新された電圧の値に基づいて前記設計パラメータの仮設定値を更新する設計パラメータ値算出処理を行い、
    前記電圧値算出処理、及び、前記設計パラメータ値算出処理を繰り返して前記最適化問題の解としての前記設計パラメータの値を求める、
    電力設備計画方法。
  2. 前記電圧値算出処理では、前記物理法則を示す式の前記電圧による微分に基づいて、前記物理法則を満たす電圧の値の下での前記評価関数の勾配を求める、
    請求項1に記載の電力設備計画方法。
  3. 前記電力網は、電力で列車を運行する交通システムの電力網である、
    請求項1又は請求項2に記載の電力設備計画方法。
  4. 列車の配置の複数パターンの各々について前記電力網における電圧を変数として物理法則を示す方程式に含まれる制約条件を有する前記最適化問題を取得する、
    請求項3に記載の電力設備計画方法。
  5. 前記電力設備と前記列車との距離に対して前記電力設備と前記列車との間のコンダクタンスが不連続となる場合を連続関数で近似する、
    請求項3又は請求項4に記載の電力設備計画方法。
  6. 前記電力網に接続されている複数の前記電力設備の各々について、当該電力設備が故障した場合の前記電力網における電圧分布の下での前記物理法則を前記電力網における電圧を変数として示す方程式に含まれる条件を有する前記最適化問題を取得する、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の電力設備計画方法。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の電力設備計画方法を含む、電力設備製造方法。
  8. 電力設備に関する設計パラメータを引数に持つ関数を評価関数とし、前記電力設備が接続された電力網における電圧を変数として物理法則を示す方程式に含まれる制約条件を有する最適化問題を取得する最適化問題取得部と、
    前記電圧の値を仮設定し、前記最適化問題を解く過程で前記設計パラメータに仮設定された値に応じて前記電圧の値を更新する電圧値算出処理を行う電圧値算出部と、
    更新された電圧の値に基づいて前記設計パラメータの仮設定値を更新する設計パラメータ値算出処理を行う設計パラメータ値算出部と、
    前記電圧値算出処理、及び、前記設計パラメータ値算出処理を、前記電圧値算出部、及び、前記設計パラメータ値算出部に繰り返し行わせて、前記最適化問題の解としての前記設計パラメータの値を求める繰り返し制御部と、
    を備える電力設備計画装置。
  9. 前記設計パラメータ値算出部は、前記物理法則を示す式の前記電圧による微分に基づいて、前記物理法則を満たす電圧の値の下での前記評価関数の勾配を求める、
    請求項8に記載の電力設備計画装置。
  10. 前記電力網は、電力で列車を運行する交通システムの電力網である、
    請求項8又は請求項9に記載の電力設備計画装置。
  11. 前記最適化問題取得部は、列車の配置の複数パターンの各々について前記電力網における電圧を変数として物理法則を示す方程式に含まれる制約条件を有する前記最適化問題を取得する、
    請求項10に記載の電力設備計画装置。
  12. 前記電力設備と前記列車との距離に対して前記電力設備と前記列車との間のコンダクタンスが不連続となる場合を連続関数で近似するスムージング処理部を備える、
    請求項10又は請求項11に記載の電力設備計画装置。
  13. 前記最適化問題取得部は、前記電力網に接続されている複数の前記電力設備の各々について、当該電力設備が故障した場合の前記電力網における電圧分布の下での前記物理法則を前記電力網における電圧を変数として示す方程式を制約条件に含む前記最適化問題を取得する、
    請求項8から12のいずれか一項に記載の電力設備計画装置。
  14. コンピュータに、
    電力設備に関する設計パラメータを引数に持つ関数を評価関数とし、前記電力設備が接続された電力網における電圧を変数として物理法則を示す方程式に含まれる制約条件を有する最適化問題を取得させ、
    前記電圧の値を仮設定し、前記最適化問題を解く過程で前記設計パラメータに仮設定された値に応じて前記電圧の値を更新する電圧値算出処理を行わせ、
    更新された電圧の値に基づいて前記設計パラメータの仮設定値を更新する設計パラメータ値算出処理を行わせ、
    前記電圧値算出処理、及び、前記設計パラメータ値算出処理を繰り返させて前記最適化問題の解としての前記設計パラメータの値を求めさせる
    ためのプログラム。
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